JP2004121339A - カップホルダ並びにカップ - Google Patents

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Toshiyuki Takai
高井 俊之
Koji Sugiyama
杉山 幸司
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Abstract

【課題】あらゆる大きさのカップに利用できるとともに、カップへの取り付け及び取り外しを特段の熟練を要さず円滑に行うことができ、さらに、カップに液体を満たしても安定して保持でき、特には取付後のカップが脱落する危険がないカップホルダと、このカップホルダを備えたカップを提供する。
【解決手段】フランジ部を有するカップに取り付けるホルダであって、内側垂片と外側垂片とを連結部で連結して、前記連結部の下方に前記カップのフランジ部を収納する収納空間を形成したフランジ収納部と、このフランジ収納部の内側垂片と外側垂片の少なくとも一方に設けた挿通孔に挿通して前記カップのフランジ部を係止するための挿通ピンと、前記フランジ部の下方外壁に接触する外壁接触部と、把持部とを備えることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カップに取り付けるカップホルダとカップに関し、特に、カップに対して着脱自在にされてなるカップホルダの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、紙製やプラスチック製等のカップのように把手のないカップを持ちやすくするために、ホルダを取り付けることが知られている。
このホルダとして、図3(a)及び(b)に示すカップホルダが提案されている(特許文献1参照)。
図3(a)及び(b)に示すカップホルダは、周壁103が開口側が大径のテーパ状に形成され、上端は外側に巻かれてカーリング状にフランジ部104が形成されたカップ101に適用され、カップホルダ105は、全体として正面略D字状に形成されており、カップ101の内壁103Aに当接する当接部106と、この当接部106に連続して形成される把手部108と、この把手部108に連続して形成され、カップ101の外壁103Bに接触する接触部109と、この接触部109に連続し、かつ、カップ101の外側の方向に膨らんだ円弧状に形成されるとともに、フランジ部104下側の外壁103Bに当接してフランジ部104を係止する係止部113を先端に有する弾性部114と、この弾性部114と当接部106との間に形成される収納溝115と、この収納溝115に連続して形成され、かつ、フランジ部104を収納する収納部110とで構成され、係止部113は、フランジ部104の下面に当接する面113Aおよび外壁103Bに当接する面113Bの交差角が鋭角に形成されている。
【0003】
この図3(a)及び(b)に示すカップホルダ105によれば、カップ101のフランジ部104を係止部113で係止し、カップ101の周壁103をカップホルダ105の当接部106および係止部113を有する弾性部114で狭持し、かつ、カップ101の外壁103Bを接触部109で支えることによりホルダ105をカップ101に取り付ける。
しかし、上述の図3(a)及び(b)に示すカップホルダ105では、カップ101の大きさ(カップ101の直径や高さ等)に関係なくホルダ105を強固に取り付けることができ、液体を満たしても安定して保持できるものとはされているが、現実にはカップ101の外壁103Bを接触部109で支えて保持する確実性は充分ではなく、熱い飲料をカップ101に満たした状態でカップホルダ105からカップ101が脱落するという危険があった。また、カップ101に対するカップホルダ105の取付も常に円滑に行い得るわけではなく、その着脱を円滑に行うためにはある程度の熟練が必要とされるという問題点があった。
【0004】
【特許文献1】
特公平5−11976号(特許請求の範囲)
【0005】
【発明の解決すべき課題】
そこで、本発明は、あらゆる大きさのカップに利用できるとともに、カップへの取り付け及び取り外しを特段の熟練を要さず円滑に行うことができ、さらに、カップに液体を満たしても安定して保持でき、特には取付後のカップが脱落する危険がないカップホルダと、このカップホルダを備えたカップを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための本発明のカップホルダは、請求項1記載の通り、フランジ部を有するカップに取り付けるホルダであって、内側垂片と外側垂片とを連結部で連結して、前記連結部の下方に前記カップのフランジ部を収納する収納空間を形成したフランジ収納部と、このフランジ収納部の内側垂片と外側垂片の少なくとも一方に設けた挿通孔に挿通して前記カップのフランジ部を係止するための挿通ピンと、前記フランジ部の下方外壁に接触する外壁接触部と、把持部とを備えることを特徴とする。
また、請求項2記載のカップホルダは、請求項1記載のカップホルダにおいて、前記挿通ピンは、ヒンジ部を介して前記フランジ収納部に連結される揺動片に設けられることを特徴とする。
また、請求項3記載のカップホルダは、請求項2記載のカップホルダにおいて、前記外壁接触部と、前記把持部とは、それぞれ直接に前記フランジ収納部に連結されるか、何れか一方が前記フランジ収納部に連結され、他方がこの直接連結された一方に連結されるものであることを特徴とする。
また、項求項4記載のカップホルダは、請求項1乃至3の何れかに記載のカップホルダにおいて、前記挿通ピンの先端は、膨出された形状に形成され、前記内側垂片又は外側垂片に設けられた挿通孔に挿通されるとともに係合されることを特徴とする。
また、請求項5記載のカップホルダは、請求項4記載のカップホルダにおいて、前記挿通ピンは、支持部と、この支持部に連続する基端部と、前記基端部からテーパ部を介して連続して鋭角に形成された先端部とを備え、前記支持部は前記挿通孔よりも小径にされるとともに、前記基端部は、前記挿通孔の出口側開口の口径よりも大径にされてなることを特徴とする。
また、請求項6記載のカップホルダは、請求項5記載のカップホルダにおいて、前記挿通孔には、前記挿通ピンの挿通方向に向けて徐々に小径となるようにテーパ面が形成され、前記挿通孔の出口側開口の口径が前記挿通ピンの支持部外径よりも大径にされてなることを特徴とする。
また、請求項7記載のカップホルダは、請求項1乃至6の何れかに記載のカップホルダにおいて、前記挿通孔を備えない側の前記内側垂片又は外側垂片に、前記挿通孔に挿通した挿通ピンの先端部が当たる位置において凹部が形成され、該凹部には前記挿通ピンの先端部のテーパに倣うテーパ面が形成されてなることを特徴とする。
また、請求項8記載のカップホルダは、請求項1乃至7の何れかに記載のカップホルダにおいて、前記挿通孔を備えない側の前記内側垂片又は外側垂片には、前記フランジ部を係止する係止部が備えられていることを特徴とする。
また、請求項9記載のカップホルダは、請求項1乃至8の何れかに記載のカップホルダにおいて、硬質樹脂で形成されてなることを特徴とする。
また、本発明のカップは、請求項10記載の通り、前記請求項1乃至9の何れかに記載のカップホルダを取り付けられたことを特徴とする。
【0007】
かかる本発明のカップホルダによれば、カップホルダをカップに取り付けるには、カップホルダのフランジ収納部の収納空間にカップのフランジ部を収納した状態に位置合わせし、この状態で、挿通ピンをフランジ収納部の、内側垂片と外側垂片の少なくとも一方に設けた挿通孔に挿通させ、この挿通ピンによって、前記収納空間に収納されたカップのフランジ部を係止する。
特に、カップ内に水等の液体内容物を入れ、カップの重量が増えると、挿通ピンと挿通孔との接触が強まり、挿通ピンが挿通孔から抜けにくくなり、前記フランジ収納部の収容空間でのカップのフフランジ部の係合が確実となり、カップは落ちにくくなる。
また、前記挿通ピンを、ヒンジ部を介して前記フランジ収納部に連結される揺動片に設けた場合、挿通ピンを別個に用意するのに比して、挿通ピンの紛失の畏れもなく、また、製造も容易となる。
また、前記外壁接触部と、前記把持部とを、それぞれ直接に前記フランジ収納部に連結するか、何れか一方を前記フランジ収納部に連結し、他方をこの直接連結された一方に連結するようにすれば、カップホルダを一体に形成でき、製造も容易となり、製造費用を下げることができる。
また、前記挿通ピンの先端を、膨出された形状に形成し、前記内側垂片又は外側垂片に設けられた挿通孔に挿通するとともに係合するようにすれば、挿通ピンの挿通孔からの抜けをより確実に防止できる。
また、前記挿通ピンを、支持部と、この支持部に連続する基端部と、前記基端部からテーパ部を介して連続して鋭角に形成された先端部とで構成し、前記支持部を前記挿通孔よりも小径にするとともに、前記基端部を、前記挿通孔の出口側開口の口径よりも大径にすれば、挿通ピンの挿通孔への挿通が容易に行え、しかも、挿通ピンの挿通孔からの抜けを防止することができる。
また、前記挿通孔に、前記挿通ピンの挿通方向に向けて徐々に小径となるようなテーパ面を形成し、前記挿通孔の出口側開口の口径を前記挿通ピンの支持部外径よりも大径にすれば、更に、挿通ピンの挿通孔への挿通が容易に行え、しかも、挿通ピンの挿通孔からの抜けを確実に防止することができる。
また、前記挿通孔を備えない側の前記内側垂片又は外側垂片に、前記挿通孔に挿通した挿通ピンの先端部が当たる位置において凹部を形成し、該凹部には前記挿通ピンの先端部のテーパに倣うテーパ面を形成すれば、前記挿通ピンの先端と、前記凹部のテーパ面との密接により、挿通ピンによるコップ周壁の保持が確実となる。
また、前記挿通孔を備えない側の前記内側垂片又は外側垂片に、前記フランジ部を係止する係止部を備えた場合、この係止部によって、カップのフランジ部の係止が確実となる。
また、前記カップホルダを硬質樹脂で形成すると、挿通ピンの所定位置への挿通、そして、カップホルダの正しい取り付けが、パチッという接触音で確認できる。
また、前記カップホルダによれば、フランジ部を備えたカップであれば、カップの形状、大きさ等に関係なく、外れにくい把持部を備えたカップを簡単に得ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1(a)、(b)には、カーリング状に形成されたフランジ部を有するカップに本発明を適用した第一の実施の形態が示されている。
図1(a)に示したように、カップ1は、底2と周壁3とで構成される。この周壁3には開口側の大径のテーパ状に形成され、上端にはフランジ部4が形成されている。
【0009】
カップホルダ5は、カップ1のフランジ部4を収納する収容空間6dを備えたフランジ収納部6と、このフランジ収納部6に一端が連結されて、カップ1の外壁3Bに接触するようにした外壁接触部7と、前記フランジ収納部6に一端が連結され、他端が前記外壁接触部7の他端と連結された把持部8とからなり、これら外壁接触部7と把持部8とは正面略D字状に連続している。
【0010】
前記フランジ収納部6は、カップ1の内壁3A側に位置する内側垂片6aと、カップ1の外壁3B側に位置する外側垂片6bと、これらを連結する連結片6cとからなり、この連結片6cの下方に形成される収納空間6dに、カップ1のフランジ部4を収納できるようになっている。
また、前記フランジ収納部6には、ヒンジ部6eを介して、揺動片6fが連設され、この揺動片6fに挿通ピン10が設けられている。この挿通ピン10は、ヒンジ部6eによる揺動片6fの揺動によって前記外側垂片6bに設けられた挿通孔11に挿通自在とされ、この挿通ピン10の先端10Aはカップ1のフランジ部4の下側の外壁3Bに当接させて、前記内側垂片6aと、挿通ピン10によって、カップ1の周壁3をしっかりと狭持することにより、前記フランジ収納部6の収納空間6dに収納されるカップ1のフランジ部4との係合関係を確実に保てるようにしている。
また、前記挿通ピン10の先端部10Aには半球状の膨出部が形成され、この膨出部の外側曲面の上面側をフランジ部4の下面に当接させるようにしたため、この膨出部の外側曲面の上面側と、連結片6cの下面側とで、前記カップ1のフランジ部4をしっかりと狭持でき、前記収納空間6dと、ここに収納されるカップ1のフランジ部4との係合関係をより確実に保てるようにしている。
【0011】
また、前記内側垂片6aの、前記挿通孔11に挿通された挿通ピン10と略対向する位置に、前記カップ1の内壁3A側に突出させて係止部6Aが設けられ、この係止部6Aの内壁3Aへの当接によって、この内側垂片6aと、挿通ピン10によるカップ1の周壁3の狭持をより確実にしている。
前記のように各構成要素が一体に形成されたカップホルダ5は、ポリプロピレンのような弾性的性質を有する樹脂や、ポリスチレンのような硬質な性質を有する樹脂を原料として射出成形により簡単に製造できる。
【0012】
このような構成の本実施の形態において、カップホルダ5をカップ1に取り付けるには、先ず、カップホルダ5のフランジ収納部6に形成される収納空間6dにカップ1のフランジ部4が収まるようにカップホルダ5の位置合わせを行う。この時、収納空間6dには挿通ピン10が存在しないため、大きな空間として空けられており、簡単に位置合わせをすることができる。
この状態で、次に、ヒンジ部6eを介してフランジ収納部6に連結されている揺動片6fを揺動させて挿通ピン10をその先端10A側から外側垂片6bに設けられた挿通孔11に挿通し、挿通ピン10の先端10Aに設けられている膨出部を外壁3Bとフランジ部4の下面に当接させる迄押し込む。これにより、膨出部をフランジ部4の下面に当接させた状態で、挿通ピン10の先端10Aと、内側垂片6aによって周壁3を狭持した状態で、前記フランジ部4を収容空間6dにおいて係合した状態に保つことができる。その際、挿通ピン10の膨出部は、内側垂片6aの係止部6Aとの間でカップ1の周壁3を狭持することとなるので、カップホルダ5によるカップ1の保持はより確実なものとなっている。
【0013】
尚、本実施の形態では、前記挿通孔11の内径φ1と、挿通ピン10の外径φ2とを同径、若しくは、若干挿通ピン10の外径φ2を挿通孔11の内径φ1よりも大径となるようにされており、その結果、挿通ピン10を挿通孔11に挿通させた後、ヒンジ部6eの弾性、その他の、不意の要因で挿通ピン10が挿通孔11から離脱することはなく、挿通ピン10は、挿通孔11内に確実に保持される。
【0014】
一方、カップホルダ5をカップ1から取り外すには、前記揺動片6fを揺動させて挿通ピン10を挿通孔11から抜き取るだけで、挿通ピン10と内側垂片6aによる周壁3の狭持を解き、前記収容空間6dの挿通ピン10の存在を無くし、該収納空間10dを大空間の状態に戻し、カップホルダ5を上方に上げるだけで、簡単に取り外すことができる。
また、いわゆるディスポーザブルタイプとして特に反復使用しない場合には、挿通ピン10を挿通孔11から引き抜いて、カップホルダ5をカップ1から取り外す必要もないので、有効な弾性のある樹脂を特に材料として選択する必要はなく、その場合でも材料として用いられる樹脂一般が備える柔軟性が寄与して使用前のカップ1へのカップホルダ5の取り付けは容易に行うことができる。
【0015】
このような本実施の形態のカップホルダ5によれば、カップ1のフランジ部4は揺動片6fに設けられて前記挿通孔11を貫通して前記フランジ部4を係止する挿通ピン10で前記収納空間6dにおいて係合状態にされ、カップ1の周壁3をカップホルダ5の内側垂片6aと挿通ピン10で狭持し、かつ、カップ1の外壁3Bを外壁接触部7で支えることによりカップホルダをカップに取り付けているので、カップ1の大きさ(カップの直径や高さなど)に関係なくカップホルダ5を強固に取り付けることができ、液体を満たした状態でも安定して保持できる。
【0016】
カップホルダ5は、フランジ部4を有するカップ1であれば取る付けることができる。このため、カップ1には段差などの特別の形状は必要なく、また、フランジ部4には、本実施の形態のようなカーリング状に形成せれたものだけでなく、ストレート状に形成されたストレートフランジなどの様々な形状のフランジ部4でも対応できる。
従って、カップホルダ5は、フランジ部4を有するあらゆる種類のカップ1に取り付けることができる。
【0017】
また、この取り付けは、フランジ収納部6の収納空間6dにフランジ部4を収納するとともにヒンジ部6eを曲げ回して挿通ピン10を挿通孔11に貫通させて挿通ピン10の先端部10Aをフランジ部4の下側の外壁3Bに当接するだけでよいので、容易に取り付けることができる。
【0018】
カップ1内に水などの液体等を入れた際には、液体の重量により、外壁接触部7に周壁3が圧接するが、外壁接触部7の把持部8との接続部が支点となって、この支点に近い点に力が加わわることになるので、かなり大きな力が加わっても、カップ1に加わる重量は、フランジ部4の下側の外壁3Bに当接する挿通ピン10がより強く外壁3Bに当接するように作用するから、挿通ピン10による係止はより強化され、フランジ部4からカップホルダ5が外れることはない。その状態で、例えば、人差し指及び中指の指2本を把持部8内に挿入して、人差し指及び中指の指2本を把持部8に巻回するとともに親指を把持部8の背側に当てて保持することができ、その場合、かかる把持部8は外側垂片6bが存在する結果としてフランジ部4よりも下方に位置するため、カップ1内の水等の液体を摂取する動作は極めて自然に、快適に行うことができ、その摂取動作は容易である。
【0019】
一方、カップホルダ5を取り外すには、ヒンジ部6eを開くように揺動片6fを揺動させて挿通ピン10を挿通孔11から引き抜いて、カップホルダ5のフランジ収納部6の収容空間6dからカップ1のフランジ部4を取り外せばよい。
カップホルダ5は取り付け及び取り外しが容易であるので、繰り返し使用することができ、大きさも小さなものであるので、持ち運びに便利で、かつ、保管スペースも少なくできる。
【0020】
また、前記実施の形態では、内側垂片6a、連結片6c、外側垂片6b、外壁接触片7、把持部8、ヒンジ部6e、揺動片6f、挿通ピン10を一体に成形しているので、生産が容易で、製造コストを低くできる。
【0021】
図2(a)乃至(d)には、本発明の第二の実施の形態が示されている。ここにおいて、前記第一の実施の形態と同一若しくは相当構成部分には同一符号を付し、説明を省略もしくは簡略化する。
第二の実施の形態のカップホルダ5では、前記挿通ピン10が支持部10Bとこの支持部10Bに連続する基端部10Cと、この基端部10Cからテーパ部10Dを介して連続して鋭角に形成された先端部10Aとを備える。一方、前記挿通孔11は、外側垂片6bの内側方向に向けて徐々に小径となるように、その内側がテーパ面11Aとされている。以上において、図2(c)、(d)に示されるように、前記挿通孔11の出口側開口の口径φ3は前記挿通ピン10の支持部10Bの外径φ4より大径に設定され、また、前記挿通孔11の出口側開口の口径3φは前記挿通ピン10の基端部10Cの外径φ5よりも小径に設定されている。
【0022】
図2(b)に示されるように、前記内側垂片6aには前記挿通ピン10と略対向する位置に凹部6Bが形成されている。かかる凹部6Bが設けられる位置は、図にも示されるように挿通ピン10を挿通孔11に挿通してカップ1にカップホルダ5を取り付けた状態で、前記挿通ピン10の鋭角に形成された先端部10Aが凹部6B内に収納される位置とされ、凹部6Bは前記先端部10Aを収納してそのセンタリングが容易となるように、内側に先端部10Aのテーパ面に倣うテーパ面を形成してなる。
【0023】
この実施の形態のカップホルダ5では、挿通ピン10を挿通孔11に挿通してカップ1にカップホルダ5を取り付ける際には、挿通ピン10の先端部10Aからテーパ部10D、基端部10Cの順に支障なく挿通ピン10を挿通孔11に挿通することができる。更に、特にカップ1が紙製である場合には、図2(b)に示されるように、挿通ピン10の鋭角に形成された先端部10Aがカップ1のフランジ部4下方の周壁3を突き破る態様で凹部6B内に収納され、単にカップ1のフランジ部4下方の外壁3Bに当接する場合に比べ、より確実にカップ1の保持が行われる。
【0024】
一方、挿通ピン10の全体を挿通孔11に挿通して、カップ1にカップホルダ5を取り付け、更に、挿通ピン10の鋭角に形成された先端部10Aがカップ1のフランジ部4下方の周壁3を突き破る態様で挿通孔11内に収納された後は、挿通ピン10の基端部10Cが挿通孔11の出口側開口の周縁部に干渉し、カップホルダ5が不意に脱落することが防止される。特に、挿通孔11はその内側がテーパ面11Aとされる結果、そのテーパ面11Aによって形成される挿通孔11の内側面と挿通ピン10の支持部10Bの外側面の間隙が支持部10Bの揺れを許容する遊びとして機能し、基端部10Cが挿通孔11の出口側開口の周縁部に干渉する領域は、(挿通孔11の出口側開口の口径φ3−基端部10Cの外径φ5)/2より大なる(基端部10Cの外径φ5−支持部10Bの外径φ4)/2となり、この機能によってもカップホルダによるカップの保持はより確実となる。
【0025】
また、この場合にカップホルダ5を形成する機能を弾性にあるものとする場合には、使用前のカップ1へのカップホルダ5の取り付けはより容易に行うことができる。逆に、ポリスチレンのように硬質の樹脂を用いる場合には挿通ピン10の基端部10Cが挿通孔11の出口側開口を挿通したことを認識できる撥音、いわゆる「カッチと音」を得ることができ、便利で快適な使用感を生じさせることができる。
【0026】
尚、本発明は、前記各実施の形態の構成に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲の変形は本発明の含まれるものである。
例えば、前記実施の形態では、挿通孔10を外側垂片6bに設けるとともに、挿通ピンを連結片6cにヒンジ部6eを介して連結される揺動片6fに設けるようにしたが、挿通孔を外側垂片に設けるとともに、挿通ピンを内側垂片に設け、この挿通ピンを、カップの内壁側から周壁を突き破り、外側垂片に設けた挿通孔に挿通させることで、これら内側垂片と外側垂片とを連結する連結部の下方に形成される収納空間にカップのフランジ部を係合状態に保持するようにしてもよい。
また、把持部8の形状は、前記各実施の形態では、円弧状に膨らんだものであったが、これに限定されるものではなく、例えば、カップ1の外壁3Bに沿った直線状に形成されたものでよい。但し、前記各実施の形態の把持部8の形状であれば2本の指によって容易に把持部8を把持してカップ1の保持を行うことができる。
フランジ収容部6、外壁接触部7、把持部8、挿通ピン10、挿通孔11等の形状も前記各実施の形態に限定されるものではなく、他の形状でもよい。例えば、高さの高いカップ1に合わせた、カップ1の上下方向に長い形状に形成したり、趣味に応じた様々な形状などにしてもよい。また、外壁接触部7と、前記把持部8とは、それ直接にフランジ収容部6に連結されるか、何れか一方がフランジ収容部6に直接連結され、他方がこの直接連結された一方に連結されるものであってもよい。
また、カップホルダ5の肉厚は、材質、形状などに応じて設定すればよい。
【0027】
【発明の効果】
前述の発明によれば、カップホルダをあらゆる大きさのカップに容易に取る付け、取り外しができるとともに、カップに液体を満たしても安定して保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の一実施の形態のカップホルダを示す部分切り欠き断面図である。(b)同じく本発明の一実施の形態のカップホルダを示す部分切り欠き断面図である。
【図2】(a)本発明の第二の実施の形態のカップホルダを示す断面図である。(b)図2(a)のIIb部分の拡大断面図である。(c)第二の実施の形態のカップホルダの細部の構成を示す説明図である。(d)第二の実施の形態のカップホルダの細部の構成を示す他の説明図である。
【図3】(a)従来のカップホルダをカップに装着した状態を示す正面図である。(b)同じく従来のカップホルダを示す正面図である。
【符号の説明】
1 カップ
2 底
3 周壁
3A内壁
3B外壁
4 フランジ部
5 カップホルダ
6 フランジ収容部
6a内側垂片
6b外側垂片
6c連結片(連結部)
6d収容空間
6eヒンジ部
6f揺動片
6A係止部
6B凹部
7 外壁当接部
8 把持部
10 挿通ピン
10A先端部
10B支持部
10C基端部
11 挿通孔
11Aテーパ面
φ1 挿通孔の内径
φ2 挿通ピンの外径
φ3 挿通孔の出口側開口の口径
φ4 挿通ピンの支持部の外径
φ5 挿通ピンの基端部の外径

Claims (10)

  1. フランジ部を有するカップに取り付けるホルダであって、内側垂片と外側垂片とを連結部で連結して、前記連結部の下方に前記カップのフランジ部を収納する収納空間を形成したフランジ収納部と、このフランジ収納部の内側垂片と外側垂片の少なくとも一方に設けた挿通孔に挿通して前記カップのフランジ部を係止するための挿通ピンと、前記フランジ部の下方外壁に接触する外壁接触部と、把持部とを備えることを特徴とするカップホルダ。
  2. 前記挿通ピンは、ヒンジ部を介して前記フランジ収納部に連結される揺動片に設けられることを特徴とする請求項1記載のカップホルダ。
  3. 前記外壁接触部と、前記把持部とは、それぞれ直接に前記フランジ収納部に連結されるか、何れか一方が前記フランジ収納部に連結され、他方がこの直接連結された一方に連結されるものであることを特徴とする請求項2記載のカップホルダ。
  4. 前記挿通ピンの先端は、膨出された形状に形成され、前記内側垂片又は外側垂片に設けられた挿通孔に挿通されるとともに係合されることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のカップホルダ。
  5. 前記挿通ピンは、支持部と、この支持部に連続する基端部と、前記基端部からテーパ部を介して連続して鋭角に形成された先端部とを備え、前記支持部は前記挿通孔よりも小径にされるとともに、前記基端部は、前記挿通孔の出口側開口の口径よりも大径にされてなることを特徴とする請求項4記載のカップホルダ。
  6. 前記挿通孔には、前記挿通ピンの挿通方向に向けて徐々に小径となるようにテーパ面が形成され、前記挿通孔の出口側開口の口径が前記挿通ピンの支持部外径よりも大径にされてなることを特徴とする請求項5記載のカップホルダ。
  7. 前記挿通孔を備えない側の前記内側垂片又は外側垂片に、前記挿通孔に挿通した挿通ピンの先端部が当たる位置において凹部が形成され、該凹部には前記挿通ピンの先端部のテーパに倣うテーパ面が形成されてなることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のカップホルダ。
  8. 前記挿通孔を備えない側の前記内側垂片又は外側垂片には、前記フランジ部を係止する係止部が備えられていることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載のカップホルダ。
  9. 硬質樹脂で形成されてなることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載のカップホルダ。
  10. 前記請求項1乃至9の何れかに記載のカップホルダを取り付けられたことを特徴とするカップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012157379A (ja) * 2011-01-28 2012-08-23 Yoshino Kogyosho Co Ltd カップホルダー
WO2013163725A1 (en) * 2012-05-04 2013-11-07 Distribution Snap N'go Reusable handle for disposable cups

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