JP2004120213A - 通信端末装置及びそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【構成】ネットワークにネットワークプリントサーバを接続した際に、IPアドレスを仮に設定し、そのIPアドレスを探索先アドレスとして、自機のMACアドレスを付したARPパケットをネットワークにブロードキャストする。返信パケットが有り、その発信元のMACアドレスが自機でなければ、同じIPアドレスを用いている他の端末があるので、その旨を表示部等に出力する。
【効果】DHCPサーバ無しで、IPアドレスの重複設定を防止できる。
【選択図】 図4
【効果】DHCPサーバ無しで、IPアドレスの重複設定を防止できる。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の利用分野】
この発明は、ネットワークプリントサーバ等の通信端末装置とそのプログラムとに関し、特に通信端末装置のネットワークアドレスの設定に関する。
【0002】
【従来技術】
【0003】
【特許文献1】特開平5−28065号公報
【0004】
ネットワークに新たに通信端末装置を接続する場合、IPアドレス等のネットワークアドレスが必要になる。ネットワークアドレスの設定に関して、上記特許文献1は、通信端末装置からネットワークの管理サーバに向けてIPアドレスの付与を要求し、管理サーバから付与されたIPアドレスを使用することを提案している。しかしながらこの手法では、DHCP(ダイナミック・ホスト・コンフィギュレーション・プロトコル)サーバに相当するものが、管理サーバとして必要である。
【0005】
【発明の課題】
この発明の課題は、DHCPサーバ無しに、IPアドレスの重複設定を防止することにある(請求項1〜4)。
【0006】
【発明の構成】
この発明は、MACアドレスとネットワークアドレスとを備え、ネットワークに接続される通信端末装置において、自機のネットワークアドレスを探索先アドレスとして、ネットワーク内にARPパケットをブロードキャストするための手段と、前記ARPパケットに対する返信パケットから、自機のネットワークアドレスが他機の通信端末装置と重複していることを検出するための手段、とを設けたことを特徴とする、通信端末装置にある(請求項1)。
【0007】
ここにARPはアドレス・リゾリューション・プロトコルを意味し、ブロードキャストの範囲はLAN等のネットワーク内である。MACアドレスはメディア・アクセス・コントロール・アドレスを意味し、IPアドレスやプライベートアドレスなどのネットワークアドレスよりも下層のアドレスで、通信端末装置毎に固有のアドレスである。
【0008】
好ましくは、前記ARPパケットには、自機のネットワークアドレス以外に、自機のMACアドレスを記述し、かつ前記返信パケット中の返信元のMACアドレスを検出して、自機のMACアドレスと異なるときに、ネットワークアドレスの重複を検出するように構成する(請求項2)。
また好ましくは、通信端末装置がネットワークプリントサーバである(請求項3)。
【0009】
この発明はまた、MACアドレスとネットワークアドレスとを備え、ネットワークに接続される通信端末装置のためのプログラムにおいて、通信端末装置のネットワークアドレスを探索先アドレスとして、ネットワーク内にARPパケットをブロードキャストするための命令と、前記ARPパケットに対する返信パケットから、自機のネットワークアドレスが他機の通信端末装置と重複していることを検出するための命令、とを設けたものである(請求項4)。
【0010】
【発明の作用と効果】
この発明では、通信端末装置をネットワークに接続した際等に、自機のネットワークアドレスを探索先アドレスとするARPパケットを、ネットワーク内にブロードキャストする。自機と同じネットワークアドレスが他の通信端末装置により使用されていると、ARPパケットへの返信パケットを受信できるので、返信パケットの有無等を用いて、ネットワークアドレスの重複設定を検出できる。そしてネットワークアドレスが重複設定されている場合は、その旨を表示部やハードコピーなどに出力する、あるいはネットワークアドレスを変更して再トライするなどの処置を行うことができる、これらのためにDHCPサーバ無しで、簡単にIPアドレスを設定できる(請求項1〜4)。
【0011】
ここでARPパケットに自機のネットワークアドレス以外に自機のMACアドレスを付加して送出し、返信パケット中の送出元MACアドレスが自機以外かどうかをチェックすると、自機からの返信パケットに反応して重複設定と誤認することがなく、より確実にネットワークアドレスの重複を検出できる(請求項2)
。
【0012】
また通信端末装置の種類はパーソナルコンピュータなどでもよいが、ネットワークプリントサーバの場合、ネットワークへの接続時には外部からネットワークアドレスを送出することが難しく、また一般に操作部が小さくネットワークアドレスの入力に手間取るので、特に便利である(請求項3)。
【0013】
【実施例】
図1〜図4に、実施例を示す。図において、2はネットワークプリンタ/ネットワークファクシミリ/ネットワークスキャナ兼用のネットワークプリントサーバで、通信端末装置の例である。なお通信端末装置は、パーソナルコンピュータなどのクライアント6でも良く、以下ではネットワークプリントサーバ2を単にサーバ2と言うことがある。サーバ2はLAN4などのネットワークに接続され、8はメールサーバで、サーバ2はインターネットファクシミリにメールサーバ8を利用する。10はLAN4をインターネットなどと接続するためのルータで、サーバ2から見てルータ10よりも内側の部分がARPパケットのブロードキャスト対象となるサブネットワークである。
【0014】
12はネットワークインターフェースで、ネットワークインターフェースカード(NIC)などを用い、14はCPUで、16は原稿画像を読み取るためのスキャナ、18はプリンタで、20は操作・表示部で、ユーザーのマニュアル操作入力を受け付け、かつメニューなどを表示する。22はモデムで、24は網制御ユニットであり、公衆電話回線網などと接続して、G3ファクシミリなどの送受信を行う。また26は、プリントデータやその他のデータを記憶するためのデータメモリである。28は画像処理部で、スキャナ16で読み取った画像データや、クライアント6等から受信した画像データ(プリントデータやファクシミリデータ)を画像処理する。
【0015】
30はHTTPサーバ機能処理部で、ネットワークインターフェース12を構成するネットワークインターフェースカード(NIC)などに内蔵させても良く、またHTTPサーバ機能処理部30は設けなくても良い。HTTPサーバ機能処理部30は、LAN4を介してクライアント6にWEBページを送出し、FTP(ファイル・トランスポート・プロトコル)やHTTP(ハイパー・テキスト・トランスポート・プロトコル)などのプロトコルで、クライアントからファイルを受け取る。32はプログラムメモリで、サーバ2のプログラムを記憶し、特にIPアドレスの取得のためのプログラムを記憶する。このプログラムは、ROM等で記憶しても、LAN4等から受信しても良い。
【0016】
図2に、ネットワークインターフェース12での、IPアドレスの取得のための構成を示す。34はアドレス記憶部で、自機のIPアドレスとMACアドレスとを記憶し、IPアドレスは操作・表示部20等からマニュアルで入力しても、あるいはアドレス候補発生部36を設けて、発生させても良い。またMAC アドレスは、ネットワークインターフェースカードや通信端末装置に固有の製造番号である。
【0017】
図3にARPパケット内のメッセージ38の構成を模式的に示すと、送信元はIPアドレスを設定するサーバで、仮に設定したIPアドレスとMACアドレスとを送信元のアドレスとして記載し、自機と同じIPアドレスを探索するIPアドレス(ターゲットIPアドレス)として記述する。このメッセージはLAN4内にブロードキャストされ、同じIPアドレス(ターゲットIPアドレス)の端末が存在すると、その端末のMACアドレスを付加して返信パケットを送信元のサーバ2へ返信する。そこでARPパケットを送出した際に返信パケットを受信しなければ、仮設定したIPアドレスは重複使用されておらず、また返信パケットを受信しても、返信元のMACアドレスが自機と同一の場合、自機からの返信パケットなので無視しても良い。このようにして、IPアドレスの重複設定の有無を確実にチェックできる。
【0018】
IPアドレスの設定や重複設定の確認は、サーバ2をネットワーク4に接続した際や、接続後に電源をオフした後、再度電源をオンした場合などである。また省エネ運転中に、ネットワークインターフェースの電源をオフするような場合も、省エネ運転からの解除で、同様にIPアドレスの重複設定の有無を検出することが好ましい。
【0019】
図4に、実施例でのIPアドレスの設定アルゴリズムを示す。このプロセスは、サーバをネットワークに接続してセットアップする際や、電源をオフからオンに変更した際に実行される(ステップ1)。電源をオフからオンに変更した際にIPアドレスの重複設定の検出を行うのは、例えば実施例のサーバと同様のIPアドレス設定アルゴリズムを備えた通信端末装置が他にも存在した場合、電源がオフの間に、自機のIPアドレスが使用されている可能性があるからである。
【0020】
ネットワーク接続のセットアップなどで、元のIPアドレスを記憶していない場合、IPアドレスの候補を生成する。そこでステップ2で、IPアドレスの入力がマニュアルかオート(自動)かをチェックし、マニュアルの場合、ステップ3で操作・表示部などからIPアドレスの候補を入力する。オートの場合、自動的にIPアドレスの候補を発生させる(ステップ4)。なお前回使用していたIPアドレスを記憶しており、このアドレスを引き続き使用し得るか否かをチェックする場合、ステップ2〜4は省略しても良い。
【0021】
ステップ5でネットワーク内に図3のARPパケットをブロードキャストし、ステップ6で、ARPパケットへの、同じIPアドレスからの返信の有無をチェックする。返信パケットの送出元と自機とで、MACアドレスが共通の場合、自機がブロードキャストに反応して、返信パケットをネットワークに送出したものとして、無視する(ステップ7)。そして返信がない、あるいは返信元が自機の場合、ステップ8でIPアドレスの候補を自機のIPアドレスとして記憶し、他に設定作業があれば実行する(ステップ9)。
【0022】
自機以外のMACアドレスからの返信パケットを受信すると、IPアドレスの生成モードがマニュアルか自動かをチェックし(ステップ10)、マニュアルであれば操作・表示部などに「同じIPアドレスが既に存在する」旨を表示し、あるいはハードプリントする。そして結合子▲1▼からステップ2に戻り、新たなIPアドレスの候補を用いて、重複設定のないIPアドレスを自機のIPアドレスとして設定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のネットワークプリントサーバの構成とクライアントとの接続を示すブロック図
【図2】実施例でのネットワークインターフェースのサブシステムを示す図
【図3】実施例で用いたARPパケットのメッセージを示す図
【図4】実施例でのIPアドレスの設定アルゴリズムを示すフローチャート
【符号の説明】
2 ネットワークプリントサーバ
4 LAN
6 クライアント
8 メールサーバ
10 ルータ
12 ネットワークインターフェース
14 CPU
16 スキャナ
18 プリンタ
20 操作・表示部
22 モデム
24 網制御ユニット
26 データメモリ
28 画像処理部
30 HTTPサーバ機能処理部
32 プログラムメモリ
34 アドレス記憶部
36 IPアドレス候補発生部
38 ARPメッセージ
【発明の利用分野】
この発明は、ネットワークプリントサーバ等の通信端末装置とそのプログラムとに関し、特に通信端末装置のネットワークアドレスの設定に関する。
【0002】
【従来技術】
【0003】
【特許文献1】特開平5−28065号公報
【0004】
ネットワークに新たに通信端末装置を接続する場合、IPアドレス等のネットワークアドレスが必要になる。ネットワークアドレスの設定に関して、上記特許文献1は、通信端末装置からネットワークの管理サーバに向けてIPアドレスの付与を要求し、管理サーバから付与されたIPアドレスを使用することを提案している。しかしながらこの手法では、DHCP(ダイナミック・ホスト・コンフィギュレーション・プロトコル)サーバに相当するものが、管理サーバとして必要である。
【0005】
【発明の課題】
この発明の課題は、DHCPサーバ無しに、IPアドレスの重複設定を防止することにある(請求項1〜4)。
【0006】
【発明の構成】
この発明は、MACアドレスとネットワークアドレスとを備え、ネットワークに接続される通信端末装置において、自機のネットワークアドレスを探索先アドレスとして、ネットワーク内にARPパケットをブロードキャストするための手段と、前記ARPパケットに対する返信パケットから、自機のネットワークアドレスが他機の通信端末装置と重複していることを検出するための手段、とを設けたことを特徴とする、通信端末装置にある(請求項1)。
【0007】
ここにARPはアドレス・リゾリューション・プロトコルを意味し、ブロードキャストの範囲はLAN等のネットワーク内である。MACアドレスはメディア・アクセス・コントロール・アドレスを意味し、IPアドレスやプライベートアドレスなどのネットワークアドレスよりも下層のアドレスで、通信端末装置毎に固有のアドレスである。
【0008】
好ましくは、前記ARPパケットには、自機のネットワークアドレス以外に、自機のMACアドレスを記述し、かつ前記返信パケット中の返信元のMACアドレスを検出して、自機のMACアドレスと異なるときに、ネットワークアドレスの重複を検出するように構成する(請求項2)。
また好ましくは、通信端末装置がネットワークプリントサーバである(請求項3)。
【0009】
この発明はまた、MACアドレスとネットワークアドレスとを備え、ネットワークに接続される通信端末装置のためのプログラムにおいて、通信端末装置のネットワークアドレスを探索先アドレスとして、ネットワーク内にARPパケットをブロードキャストするための命令と、前記ARPパケットに対する返信パケットから、自機のネットワークアドレスが他機の通信端末装置と重複していることを検出するための命令、とを設けたものである(請求項4)。
【0010】
【発明の作用と効果】
この発明では、通信端末装置をネットワークに接続した際等に、自機のネットワークアドレスを探索先アドレスとするARPパケットを、ネットワーク内にブロードキャストする。自機と同じネットワークアドレスが他の通信端末装置により使用されていると、ARPパケットへの返信パケットを受信できるので、返信パケットの有無等を用いて、ネットワークアドレスの重複設定を検出できる。そしてネットワークアドレスが重複設定されている場合は、その旨を表示部やハードコピーなどに出力する、あるいはネットワークアドレスを変更して再トライするなどの処置を行うことができる、これらのためにDHCPサーバ無しで、簡単にIPアドレスを設定できる(請求項1〜4)。
【0011】
ここでARPパケットに自機のネットワークアドレス以外に自機のMACアドレスを付加して送出し、返信パケット中の送出元MACアドレスが自機以外かどうかをチェックすると、自機からの返信パケットに反応して重複設定と誤認することがなく、より確実にネットワークアドレスの重複を検出できる(請求項2)
。
【0012】
また通信端末装置の種類はパーソナルコンピュータなどでもよいが、ネットワークプリントサーバの場合、ネットワークへの接続時には外部からネットワークアドレスを送出することが難しく、また一般に操作部が小さくネットワークアドレスの入力に手間取るので、特に便利である(請求項3)。
【0013】
【実施例】
図1〜図4に、実施例を示す。図において、2はネットワークプリンタ/ネットワークファクシミリ/ネットワークスキャナ兼用のネットワークプリントサーバで、通信端末装置の例である。なお通信端末装置は、パーソナルコンピュータなどのクライアント6でも良く、以下ではネットワークプリントサーバ2を単にサーバ2と言うことがある。サーバ2はLAN4などのネットワークに接続され、8はメールサーバで、サーバ2はインターネットファクシミリにメールサーバ8を利用する。10はLAN4をインターネットなどと接続するためのルータで、サーバ2から見てルータ10よりも内側の部分がARPパケットのブロードキャスト対象となるサブネットワークである。
【0014】
12はネットワークインターフェースで、ネットワークインターフェースカード(NIC)などを用い、14はCPUで、16は原稿画像を読み取るためのスキャナ、18はプリンタで、20は操作・表示部で、ユーザーのマニュアル操作入力を受け付け、かつメニューなどを表示する。22はモデムで、24は網制御ユニットであり、公衆電話回線網などと接続して、G3ファクシミリなどの送受信を行う。また26は、プリントデータやその他のデータを記憶するためのデータメモリである。28は画像処理部で、スキャナ16で読み取った画像データや、クライアント6等から受信した画像データ(プリントデータやファクシミリデータ)を画像処理する。
【0015】
30はHTTPサーバ機能処理部で、ネットワークインターフェース12を構成するネットワークインターフェースカード(NIC)などに内蔵させても良く、またHTTPサーバ機能処理部30は設けなくても良い。HTTPサーバ機能処理部30は、LAN4を介してクライアント6にWEBページを送出し、FTP(ファイル・トランスポート・プロトコル)やHTTP(ハイパー・テキスト・トランスポート・プロトコル)などのプロトコルで、クライアントからファイルを受け取る。32はプログラムメモリで、サーバ2のプログラムを記憶し、特にIPアドレスの取得のためのプログラムを記憶する。このプログラムは、ROM等で記憶しても、LAN4等から受信しても良い。
【0016】
図2に、ネットワークインターフェース12での、IPアドレスの取得のための構成を示す。34はアドレス記憶部で、自機のIPアドレスとMACアドレスとを記憶し、IPアドレスは操作・表示部20等からマニュアルで入力しても、あるいはアドレス候補発生部36を設けて、発生させても良い。またMAC アドレスは、ネットワークインターフェースカードや通信端末装置に固有の製造番号である。
【0017】
図3にARPパケット内のメッセージ38の構成を模式的に示すと、送信元はIPアドレスを設定するサーバで、仮に設定したIPアドレスとMACアドレスとを送信元のアドレスとして記載し、自機と同じIPアドレスを探索するIPアドレス(ターゲットIPアドレス)として記述する。このメッセージはLAN4内にブロードキャストされ、同じIPアドレス(ターゲットIPアドレス)の端末が存在すると、その端末のMACアドレスを付加して返信パケットを送信元のサーバ2へ返信する。そこでARPパケットを送出した際に返信パケットを受信しなければ、仮設定したIPアドレスは重複使用されておらず、また返信パケットを受信しても、返信元のMACアドレスが自機と同一の場合、自機からの返信パケットなので無視しても良い。このようにして、IPアドレスの重複設定の有無を確実にチェックできる。
【0018】
IPアドレスの設定や重複設定の確認は、サーバ2をネットワーク4に接続した際や、接続後に電源をオフした後、再度電源をオンした場合などである。また省エネ運転中に、ネットワークインターフェースの電源をオフするような場合も、省エネ運転からの解除で、同様にIPアドレスの重複設定の有無を検出することが好ましい。
【0019】
図4に、実施例でのIPアドレスの設定アルゴリズムを示す。このプロセスは、サーバをネットワークに接続してセットアップする際や、電源をオフからオンに変更した際に実行される(ステップ1)。電源をオフからオンに変更した際にIPアドレスの重複設定の検出を行うのは、例えば実施例のサーバと同様のIPアドレス設定アルゴリズムを備えた通信端末装置が他にも存在した場合、電源がオフの間に、自機のIPアドレスが使用されている可能性があるからである。
【0020】
ネットワーク接続のセットアップなどで、元のIPアドレスを記憶していない場合、IPアドレスの候補を生成する。そこでステップ2で、IPアドレスの入力がマニュアルかオート(自動)かをチェックし、マニュアルの場合、ステップ3で操作・表示部などからIPアドレスの候補を入力する。オートの場合、自動的にIPアドレスの候補を発生させる(ステップ4)。なお前回使用していたIPアドレスを記憶しており、このアドレスを引き続き使用し得るか否かをチェックする場合、ステップ2〜4は省略しても良い。
【0021】
ステップ5でネットワーク内に図3のARPパケットをブロードキャストし、ステップ6で、ARPパケットへの、同じIPアドレスからの返信の有無をチェックする。返信パケットの送出元と自機とで、MACアドレスが共通の場合、自機がブロードキャストに反応して、返信パケットをネットワークに送出したものとして、無視する(ステップ7)。そして返信がない、あるいは返信元が自機の場合、ステップ8でIPアドレスの候補を自機のIPアドレスとして記憶し、他に設定作業があれば実行する(ステップ9)。
【0022】
自機以外のMACアドレスからの返信パケットを受信すると、IPアドレスの生成モードがマニュアルか自動かをチェックし(ステップ10)、マニュアルであれば操作・表示部などに「同じIPアドレスが既に存在する」旨を表示し、あるいはハードプリントする。そして結合子▲1▼からステップ2に戻り、新たなIPアドレスの候補を用いて、重複設定のないIPアドレスを自機のIPアドレスとして設定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のネットワークプリントサーバの構成とクライアントとの接続を示すブロック図
【図2】実施例でのネットワークインターフェースのサブシステムを示す図
【図3】実施例で用いたARPパケットのメッセージを示す図
【図4】実施例でのIPアドレスの設定アルゴリズムを示すフローチャート
【符号の説明】
2 ネットワークプリントサーバ
4 LAN
6 クライアント
8 メールサーバ
10 ルータ
12 ネットワークインターフェース
14 CPU
16 スキャナ
18 プリンタ
20 操作・表示部
22 モデム
24 網制御ユニット
26 データメモリ
28 画像処理部
30 HTTPサーバ機能処理部
32 プログラムメモリ
34 アドレス記憶部
36 IPアドレス候補発生部
38 ARPメッセージ
Claims (4)
- MACアドレスとネットワークアドレスとを備え、ネットワークに接続される通信端末装置において、
自機のネットワークアドレスを探索先アドレスとして、ネットワーク内にARPパケットをブロードキャストするための手段と、
前記ARPパケットに対する返信パケットから、自機のネットワークアドレスが他機の通信端末装置と重複していることを検出するための手段、とを設けたことを特徴とする、通信端末装置。 - 前記ARPパケットには、自機のネットワークアドレス以外に、自機のMACアドレスを記述し、
かつ前記返信パケット中の返信元のMACアドレスを検出して、自機のMACアドレスと異なるときに、ネットワークアドレスの重複を検出するように構成したことを特徴とする、請求項1の通信端末装置。 - 通信端末装置がネットワークプリントサーバであることを特徴とする、請求項1または2の通信端末装置。
- MACアドレスとネットワークアドレスとを備え、ネットワークに接続される通信端末装置のためのプログラムにおいて、
通信端末装置のネットワークアドレスを探索先アドレスとして、ネットワーク内にARPパケットをブロードキャストするための命令と、
前記ARPパケットに対する返信パケットから、自機のネットワークアドレスが他機の通信端末装置と重複していることを検出するための命令、とを設けた通信端末装置のプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002279314A JP2004120213A (ja) | 2002-09-25 | 2002-09-25 | 通信端末装置及びそのプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002279314A JP2004120213A (ja) | 2002-09-25 | 2002-09-25 | 通信端末装置及びそのプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004120213A true JP2004120213A (ja) | 2004-04-15 |
Family
ID=32274362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002279314A Pending JP2004120213A (ja) | 2002-09-25 | 2002-09-25 | 通信端末装置及びそのプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004120213A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2002
- 2002-09-25 JP JP2002279314A patent/JP2004120213A/ja active Pending
Cited By (19)
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