JP2004120154A - 画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】使用者99の頭部に保持される保持手段は、バンド部材3、第1のパッド301、第2のパッド302により構成されている。第1のパッド301および第2のパッド302は、それぞれ使用者99に対し音声を出力するスピーカ手段310,320を、使用者99の耳近傍に内装している。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、頭部搭載型の画像表示装置に関するものであり、特に、使用者に対して音声情報を提供するための音声出力機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
頭部搭載型の画像表示装置として、使用者に対して音声情報を提供するための音声出力手段(スピーカ手段)を備えるものがある。従来、頭部搭載型の画像表示装置に使用される音声出力手段には、インナーイヤータイプのイヤホーンが用いられていた。当該イヤホーンは、本体フレームにイヤホーンコードを介して接続されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−69428号公報(第5−8頁、第1−3図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
音声出力手段にインナーイヤータイプのイヤホーンを用いた頭部搭載型の画像表示装置においては、使用者はそれを使用する度に当該イヤホーンを自身の耳に挿入することが必要になる。つまり、画像表示装置本体を頭部に装着した後さらにイヤホーンを耳に装着する、という煩雑な作業が必要であった。
【0005】
また、当該イヤホーンがイヤホーンコードを介して本体に接続されているため、装置の収納時にイヤホーンがぶらついたりイヤホーンコードが絡まったりし、収納に手間が掛かるという問題もあった。
【0006】
さらに、画像表示装置が個人の所有物ではなく、例えば工場の設備点検等の業務に用いられるものである場合には、複数の使用者が交代で使用することがある。その場合には、インナーイヤータイプのイヤホーンのように直接耳に挿入するものは衛生的に好ましくない。
【0007】
本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、音声出力手段の装着および収納を容易に行うことができると共に、衛生上の問題を回避しつつ当該音声出力手段が出力する音声を聴取しやすい頭部搭載型の画像表示装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る画像表示装置は、使用者の頭部を挟持することで前記頭部に保持される保持手段と、前記保持手段に装着され、前記使用者の少なくとも片方の眼に対して画像を表示する表示手段と、前記使用者に対して音声を出力するスピーカ手段とを有する画像表示装置であって、前記保持手段は、前記頭部に保持されたときに前記使用者の耳近傍に位置する部位に前記スピーカ手段を内蔵することを特徴とするものである。
【0009】
また、使用者の頭部を挟持することで前記頭部に保持される保持手段と、前記保持手段に装着され、前記使用者の少なくとも片方の眼に対して画像を表示する表示手段と、前記使用者に対して音声を出力するスピーカ手段とを有する画像表示装置であって、前記保持手段には、前記保持手段から前記使用者の耳近傍に延び、前記スピーカ手段を内蔵するスピーカユニットが装着されるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
<実施の形態1>
図1および図2は、本発明の実施の形態1に係る画像表示装置の構成を示す図である。これらの図は、共に画像表示装置の通常使用状態(即ち使用者の頭部に保持された状態)における状態を示している。図1は頭部に搭載した状態を示す斜視図であり、図2はその上面図である。
【0011】
バンド部材3は、装着時(通常使用時)に使用者99の頭部の形状に沿うように略円弧形状を有すると共に可撓性を有する薄板で形成されている。バンド部材3の両端には第1のパッド301および第2のパッド302が装着されている。バンド部材3、第1のパッド301、第2のパッド302により、使用者99の頭部を頭部後方から半周以上巻回して、使用者99の頭部を挟持することで当該頭部に保持される保持手段を構成している。
【0012】
また、第1のパッド301および第2のパッド302は、それぞれ使用者に対し音声を出力するスピーカ手段310,320を内装している。なお、その部分の詳細は後述する。
【0013】
保持手段に装着される画像表示手段としての表示ユニット1は、使用者99の少なくとも片方の眼に対して画像を表示する。表示ユニット1は内部に画像を表示するLCDの他、投影光源としてのLED、光学系としてのプリズムレンズを装備している。第1のアーム2は、2本の中空パイプで構成されており、その一端に第1の自在ジョイント51を介して表示ユニット1を保持している。また、他端近傍は、第2の自在ジョイント52を介して第2のパッド302に保持されている。
【0014】
ここで、第2の自在ジョイント52の構成の詳細について説明する。図3は、第2の自在ジョイント52の構成を示す断面図である。同図の如く、第2の自在ジョイント52は、凸球面部901、ブロックA902、ブロックB903、スクリュー904、ブロックC905およびスプリング907によって構成される。凸球面部901は、エンドプレート302の表面に形成されている。ブロックA902は、凸球面部901に当接する凹球面部を有しており、ブロックB903と共にアーム2を挟持する。そして、スクリュー904はブロックA902、ブロックB903、凸球面部901を貫通して、ブロックC905に螺合さる。また、ブロックB903とスクリュー904との間にはスプリング907が設けられている。
【0015】
よって、ブロックA902とブロックC905とが凸球面部901を挟む力、並びに、ブロックA902とブロックB903とがアーム2を挟む力は、それぞれスプリング907からの応力程度である。よって、使用者はアーム2に適当な力を加えることで、アーム2の延びる方向を調整できると共にアーム2をブロックA902とブロックB903間でスライド(摺動)させることが可能である。つまり、保持手段に対する表示ユニット1の方向および距離を自在に調整することができる。
【0016】
表示ユニット1、スピーカ手段310,320には、ケーブル71を介して、バッテリーや制御回路が収納された制御ボックス70が接続される(図2にて図示は省略しているが、ケーブル71の信号線は表示ユニット1、スピーカ手段310,320に到達している)。
【0017】
制御ボックス70には、例えばコンピュータやビデオ装置等の映像音声ソース(図示せず)からの入力信号が入力される。制御ボックス70はその入力信号に対し所定の信号処理を行い、当該入力信号から映像信号および音声信号を抽出する。そして、ケーブル71を通して映像信号は表示ユニット1へ、音声信号はスピーカ手段310,320へと送信する。
【0018】
表示ユニット1は、当該映像信号に基づく映像(画像)を内部のLCDに表示する。LCDに表示された映像は、LEDによってプリズムレンズを介して使用者99の眼に投影される。その結果、使用者は表示ユニット1のLCDが表示した映像を視認することができる。一方、スピーカ手段310、320は、当該音声信号に基づく音声を出力する。それにより、使用者はその音声を聴取することができる。
【0019】
なお、ここでは、表示ユニット1は使用者の右目に対して画像を投影する例を示したが、左眼あるいは両目に投影するものであっても良い。また、左右の第1のパッド301、第2のパッド302が、それぞれスピーカ手段310,320を内装した構成を示したが、必ずしも左右に一対のスピーカ手段を内装する必要はなく、いずれか一方にのみ内装する構成であってもよいことは言うまでもない。
【0020】
使用者99は、当該画像表示装置を頭部に装着する際、バンド部材3を弾性変形させて保持手段を押し広げ、頭部後方に略半周に渡って巻回させて装着する。そして、第1のパッド301および第2のパッド302は図1の如く頭側部に沿って両耳の上方へ密着される。また、同図のように、第1のパッド301および第2のパッド302は使用者99の両耳の上に引っ掛けられる。このとき、スピーカ手段310は使用者99の左耳近傍に位置する。なお、不図示ではあるが、スピーカ手段320は使用者99の右耳近傍に位置している。
【0021】
このように、本実施の形態に係る画像表示装置の保持手段は、バンド部材3の弾性力によって頭部を挟持すると共に、第1のパッド301および第2のパッド302を両耳の上に引っ掛けるように装着される。それにより、確実に頭部を保持でき、装置が頭部から落下することが防止されている。また、後頭部にバンド部材3を密着させるように頭部に装着することによって、耳上を中心として、この保持手段全体が回動し、表示ユニット1が使用者99の目の位置から上下方向にずれることも防止される。それと共に、スピーカ手段310,320は使用者99の耳近傍に配置される。
【0022】
図4は、第1のパッド301がスピーカ手段310を内装する部分における拡大断面図である。スピーカ手段310は板形状を有しており、その音響発生面(振動面)を下方に向けて配設される。さらに、第1のパッド301には、スピーカ手段310の下方に、開口部311が形成されている。上記したように、当該画像表示装置の装着時には第1のパッド301および第2のパッド302を使用者99の両耳の上に引っ掛けるように装着されるので、当該耳は装着時にはスピーカ手段310,320の下方に位置することとなる。従って、スピーカ手段310の音響発生面は装着時における使用者99の耳の方向を向いており、開口部311もまた装着時における使用者99の耳の方向に向いて開口している(図1参照)。なお、第2のパッド302がスピーカ手段320を内装する部分については、図4と同様の構成であるので説明は省略する。
【0023】
よって、このスピーカ手段310,320から発生された音声は、開口部393から下方、即ち通常使用状態における使用者99の耳の方向へと拡散されるので、使用者99はその音声を聴取しやすくなる。
【0024】
また、使用者が当該装置を頭部に装着するだけで、スピーカ手段310,320が使用者の耳付近に配置されるため、音声出力手段を装着するための特別な作業は不要である。さらに、イヤホーンコードを有さないため、装置の収納も容易である。またさらに、スピーカ手段310,320は、従来のインナーイヤータイプのイヤホーンのように直接耳に挿入されるものではないので、例えば複数の使用者が交代で使用する場合でも衛生上の問題は伴わない。
【0025】
<実施の形態2>
実施の形態1では、第1のパッド301および第2のパッド302に各々内挿される板形状のスピーカ手段310,320は、その音響発生面を下方向、即ち装着時における使用者99の耳の方向に向けて配設されていた。それに対し本実施の形態では、スピーカ手段310,320の音響発生面を第1のパッド301および第2のパッド302の板厚方向に向けて配設する。
【0026】
図5は、実施の形態2に係る画像表示装置の構成を説明するための図であり、第1のパッド301がスピーカ手段310を内装する部分における拡大断面図である。なお、第2のパッド302がスピーカ手段320を内装する部分については、図5と同様の構成であるので図示および説明は省略する。また、本実施の形態における画像表示装置全体の構成は、実施の形態1に示した図1および図2と同様であるので、ここでの説明は省略する。
【0027】
図5の如く、スピーカ手段310は、音響発生面が第1のパッド301の板厚方向に向くように、即ち、スピーカ手段310の厚さ方向と第1のパッド301の板厚方向とが略平行になるように、第1のパッド301内に配設される。また、このスピーカ手段310の音響出射方向(即ち音響発生面が面する方向)には、空隙が形成されており、その内面には反射面312が形成されている。また、その下方には、開口部311が形成されており、スピーカ手段310が発生する音声は、反射面312によって開口部311の方向へと反射される。
【0028】
当該画像表示装置の装着時において、第1のパッド301および第2のパッド302は両耳の上に引っ掛けられて装着されるので、開口部311は装着時における使用者99の耳の方向に向けて開口している(図1参照)。即ち、スピーカ手段310から発せられた音声は、反射面312により反射されて開口部311から出射され、使用者99の耳の方向へと拡散されるので、使用者99はその音声を聴取しやすくなる。つまり、反射面312は、スピーカ手段310が出力する音声を、使用状態における使用者99の耳の方向へ反響させる機能を有している。
【0029】
ところで、一般にスピーカ手段は円形または楕円形の薄板状の形状を有しており、その板厚方向に振動板が振動することで音声を発生する。従って、実施の形態1において図4に示したようにスピーカ手段310の音響発生面を使用者99の耳の方向に向けて配設することで、使用者99はそれが出力する音声を聴取しやすくなる。しかしその場合、スピーカ手段310は、その厚さ方向が第1のパッド301の板厚方向に略垂直になるように、第1のパッド301の内部に配設される。その場合、第1のパッド301の厚み(図4中の寸法W1)を大きく形成しておく必要が生じる。第2のパッド302およびスピーカ手段320に関しても同様である。つまり、第1のパッド301、第2のパッド302の形状が大きくなるために、画像表示装置の小型化の妨げとなる。
【0030】
それに対し、本実施の形態によれば、第1のパッド301および第2のパッド302が反射面312を有することで、図5の如くスピーカ手段310,320の音響発生面が第1のパッド301の板厚方向に向くように配設された場合でも、それが出力する音声を使用者の耳の方向へ反響させることができる。言い換えれば、スピーカ手段310,320を、その厚さ方向が第1のパッド301の板厚方向に対して略平行になるように配設し、第1のパッド301、第2のパッド302の厚み(図5中の寸法W2)を小さく構成しても、スピーカ手段310,320が発生する音声の聞き取り易さの劣化を防止することができる。つまり、使用者による音声の聴き取り易さを確保しつつ、装置の小型化を図ることができる。
【0031】
<実施の形態3>
実施の形態1および2においては、保持手段の一部である第1のパッド301および第2のパッド302に、音声出力手段であるスピーカ手段310,320を内蔵する構成を示したが、音声出力手段は保持手段に外付けされるものであってもよい。
【0032】
図6は、実施の形態3に係る画像表示装置の構成を示す図である。スピーカボックス350は、使用者に対して音声を出力するスピーカ手段(不図示)を内蔵するスピーカユニットであり、その人側面(装着時における使用者の側の面)に当該スピーカ手段が出力する音声を出射するための開口部351が形成されている。図6に示すように、スピーカボックス350は、保持手段の一部である第1のパッド301から下方に、装着時における使用者の耳の近傍まで延びている。このような構造にすることで、スピーカ手段を使用者の耳にさらに近く配置することができ、使用者による音声の聴き取り易さは向上する。
【0033】
また、実施の形態1および2と同様に、使用者が当該装置を頭部に装着するだけで、スピーカボックス350が使用者の耳付近に配置されるため、音声出力手段のための作業は不要である。さらに、イヤホーンコードを有さないため、装置の収納も容易である。また、直接耳に挿入するものではないので衛生上の問題は伴わない。
【0034】
<実施の形態4>
図7および図8は、実施の形態4に係る画像表示装置の構成を示す図である。スピーカ手段を内蔵するスピーカボックス350は、その幅、長さよりも厚さが小さい扁平なブロック形状を有している。スピーカボックス350の人側面(装着時における使用者の側の面)には、スピーカ手段が出力する音声を出射するための開口部351が形成されている。
【0035】
また、スピーカボックス350は、第1のパッド301に第3の自在ジョイント53により支持されたアーム21を介して保持されており、使用者99の耳の近傍へ延びている。このような構造にすることで、スピーカボックス350に内蔵されたスピーカ手段を、使用者の耳にさらに近く配置することができ、使用者による音声の聴き取り易さは向上する。
【0036】
この第3の自在ジョイント53の構成は、既に図3で説明した第2の自在ジョイント52と同様の構成をなしている。従って、第2の自在ジョイント52は少なくとも2方向(図8中矢印θ1、θ2、方向)に回動可能な自由度を有しており、アーム21はその長さ方向(図8中矢印X方向)にスライド可能な自由度を有している。即ち、スピーカボックス350は、第1のパッド301(即ち保持手段)に対する方向を調整可能な方向調整手段としての第3の自在ジョイント53、および、第1のパッド301(即ち保持手段)との距離を調整可能な距離調整手段としての第2のアーム21を介して第1のパッド301に保持されている。
【0037】
スピーカボックス350から発せられる音声を良好に聴取するには、耳のごく近傍に、且つ、耳に沿った向きにスピーカボックスを配置する必要がある。人の耳の位置は千差万別であり、かつその耳の面の方向も個人差が大きいが、前述のようにスピーカボックス350は少なくとも3方向の自由度を有するために、あらゆる人の耳にとっての最適なポジションを得ることが可能となる。
【0038】
また、本実施の形態に係る制御ボックス70は、表示ユニット1が表示する画像を上下反転させる切り替えスイッチを備えている。一般に、人は左右何れかに利き目を有しており、利き目の方が画像の視認は行いやすい。また、使用者の左右の視力に差がある場合、視力の比較的良い目の方が画像を視認しやすい。よって、本実施の形態のように表示ユニット1が使用者の片方の目のみに画像を表示する構成では、使用者毎の利き目の状況や左右視力の差に合わせて、表示ユニット1が画像を表示する側の目を変更できることが望ましい。
【0039】
制御ボックス70が表示ユニット1が表示する画像を上下反転させる機能を有することにより、使用者は画像表示装置を左右逆に装着するだけで、画像が表示される目を変更することが可能になる。このとき、スピーカボックス350は第3の自在ジョイント53および第2のアーム21により上記の3方向の自由度を有するので、画像表示装置を左右反転させて装着した際にも、スピーカユニット350を反対の耳の位置に対応させて配置させることが可能である。
【0040】
なお、スピーカボックス350における保持手段からの距離および方向を調整する距離調整手段および方向調整手段のそれぞれは、その機能を有する構成のものであれば任意のものでもよいが、本実施の形態のように第3の自在ジョイント53を第2の自在ジョイント52と同様の構成とし、その間で部品を共用することにより、部品点数および製造コストの削減にも寄与できる。
【0041】
図9は、本実施の形態に係る画像表示装置の収納時の形体を示す図であり、(a)は平面図、(b)はその側面図である。当該画像表示装置の収納時には、図9の如く第1のアーム2および第2のアーム21の長さ方向とバンド部材3の長さ方向とを揃える。表示ユニット1、第1のアーム2、第2のアーム21およびスピーカボックス350の幅は、保持部材3、第1のパッド301および第2のパッド302により構成される保持手段の幅Hとほぼ同等である。よって、第2の自在ジョイント52および第3の自在ジョイント53を中心にそれらを回動させることで、図9(b)の如く幅Hの寸法内に収納され、画像表示装置の収納時における厚さを薄型化することができる。
【0042】
また、第2の自在ジョイント52および第3の自在ジョイント53の夫々において、第1のアーム2および第2のアーム21は長さ方向への摺動自由度を有しているので、収納時にそれらを摺動させて、平置き平面サイズ(図9(a)図中寸法S)を可及的に小型化することができる。
【0043】
【発明の効果】
本発明によれば、頭部搭載型の画像表示装置において、使用者が当該装置を頭部に装着するだけで、スピーカ手段が使用者の耳付近に配置されるため、音声出力手段を装着するための特別な作業は不要である。さらに、イヤホーンコードを有さないため、装置の収納も容易である。またさらに、スピーカ手段は直接耳に挿入されるものではないので、例えば複数の使用者が交代で使用する場合でも衛生上の問題は伴わない。また、スピーカ手段を使用者の耳に近く配置することができ、使用者による音声の聴き取り易さは向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る画像表示装置の構成を示す図である。
【図2】実施の形態1に係る画像表示装置の構成を示す図である。
【図3】実施の形態1に係る画像表示装置における第2の自在ジョイントの構成を示す断面図である。
【図4】実施の形態1に係る画像表示装置における第1のパッドがスピーカ手段を内装する部分の拡大断面図である。
【図5】実施の形態2に係る画像表示装置における第1のパッドがスピーカ手段を内装する部分の拡大断面図である。
【図6】実施の形態3に係る画像表示装置の構成を示す図である。
【図7】実施の形態4に係る画像表示装置の構成を示す図である。
【図8】実施の形態4に係る画像表示装置の構成を示す図である。
【図9】実施の形態4に係る画像表示装置の収納時の形体を示す図である。
【符号の説明】
1 表示ユニット、2 第1のアーム、3 バンド部材、21 第2のアーム、51 第1の自在ジョイント、52 第2の自在ジョイント、53 第3の自在ジョイント、71 ケーブル、70 制御ボックス、99 使用者、301 第1のパッド、302 第2のパッド、310 スピーカ手段、311 開口部、312 反射面、320 スピーカ手段、350 スピーカボックス、351開口部。
Claims (5)
- 使用者の頭部を挟持することで前記頭部に保持される保持手段と、
前記保持手段に装着され、前記使用者の少なくとも片方の眼に対して画像を表示する表示手段と、
前記使用者に対して音声を出力するスピーカ手段とを有する画像表示装置であって、
前記保持手段は、前記頭部に保持されたときに前記使用者の耳近傍に位置する部位に前記スピーカ手段を内蔵する、
ことを特徴とする画像表示装置。 - 請求項1に記載の画像表示装置であって、
前記保持手段は、前記スピーカ手段から出力される音声を前記使用者の耳の方向へ反響させる反響面をさらに備える
ことを特徴とする画像表示装置。 - 使用者の頭部を挟持することで前記頭部に保持される保持手段と、
前記保持手段に装着され、前記使用者の少なくとも片方の眼に対して画像を表示する表示手段と、
前記使用者に対して音声を出力するスピーカ手段とを有する画像表示装置であって、
前記保持手段には、前記保持手段から前記使用者の耳近傍に延び、前記スピーカ手段を内蔵するスピーカユニットが装着される
ことを特徴とする画像表示装置。 - 請求項3に記載の画像表示装置であって、さらに、
前記保持手段に対する前記スピーカユニットの方向を調整可能な方向調整手段を備える
ことを特徴とする画像表示装置。 - 請求項3または請求項4に記載の画像表示装置であって、さらに、
前記保持手段と前記スピーカユニットとの距離を調整可能な距離調整手段を備える
ことを特徴とする画像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002278513A JP2004120154A (ja) | 2002-09-25 | 2002-09-25 | 画像表示装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004207847A (ja) * | 2002-12-24 | 2004-07-22 | Nikon Corp | 表示装置 |
JP2014518511A (ja) * | 2011-03-02 | 2014-07-31 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ | ユーザの認識強化のためのデバイス及び方法 |
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2002
- 2002-09-25 JP JP2002278513A patent/JP2004120154A/ja active Pending
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