JP2004120145A - 光電流・電圧変換回路 - Google Patents

光電流・電圧変換回路 Download PDF

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Akifumi Shimizu
清水 昌文
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Kansai Nippon Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】高周波特性および電源電圧変動に対する誤動作を改善した光電流・電圧変換回路を提供する。
【解決手段】フォトダイオード10の一端が負帰還増幅器9の入力端子に接続され、他端が第1トランジスタ18のベースに接続し、この第1トランジスタ18のコレクタを定電流源19を介して電源Vccに接続するとともにエミッタをダイオード20を介して接地し、第2トランジスタ21のベースを第1トランジスタ18のコレクタと定電流源19の接続部に、コレクタを電源Vccに、エミッタをフォトダイオード10と第1トランジスタ18の接続部にそれぞれ接続する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フォトダイオードにより発生する光電流を電圧に変換する光電流・電圧変換回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
光電流・電圧変換回路は、FA関連装置に使用されるICカプラやパソコン間通信等に用いられる赤外線通信の受信側回路、光信号をデジタル信号に変換する回路等に広く用いられている。この光電流を電圧変換する回路の一例を図2に示す。図において、1、2はそれぞれはトランジスタで、前段のトランジスタ1のエミッタは接地され、コレクタは抵抗3を介して電源ラインVccに接続され、後段のトランジスタ2は、ベースが前段トランジスタ1のコレクタと抵抗3の接続部に接続され、エミッタが抵抗4を介して接地され、コレクタは電源ラインVccに接続されており、前段トランジスタ1のベースを入力端子5とし、後段トランジスタ2のエミッタを出力端子6とする増幅器7を構成し、さらに入出力端子5、6間に帰還抵抗8(抵抗値をRfとする)を接続して、負帰還増幅器9を構成している。10はフォトダイオードで、その一端(図示例ではアノード電極)は負帰還増幅器9の入力端子5に接続されている。11、12は、第1、第2のダイオードで、同一方向に直列接続され、一端側のカソード電極が接地され、他端側のアノード電極が抵抗13を介して電源ラインVccに接続され、ダイオード12と抵抗13の接続部がフォトダイオード10の他端(カソード電極)に接続されている。
【0003】
この回路のフォトダイオード10の両端にはほぼ一定の逆バイアス電圧がかけられており、フォトダイオード10に光入力されない場合には、光電流Ipdは発生せず、帰還抵抗8にはトランジスタ1のベース電流以外には電流が流れず、負帰還増幅器9の出力電圧は入力端子5とほぼ等しい電圧Vaとなる。ただし、電圧Vaにはトランジスタ1のベース電流による帰還抵抗8での僅かなオフセット電圧が含まれている。フォトダイオード10に光入力されると、光量に応じて発生した光電流Ipdが帰還抵抗8に流れ、帰還抵抗8の両端に(Ipd×Rf)の電圧を発生し、出力端子6の電圧は電圧Vaから電圧(Va−Ipd×Rf)に変化する。
【0004】
この光電流・電圧変換回路では、PN接合の順方向電圧をVfとすると、フォトダイオード10のカソード電極には第1、第2のダイオード11、12によってダイオード2個分の順方向電圧(2×Vf)がかかり、アノード電極には、トランジスタ1のベース・エミッタ間の順方向電圧Vfがかかるため、フォトダイオード10の両端には逆バイアス状態で電圧Vfが印加される。そのためフォトダイオード10のPN接合部での空乏層が広がりフォトダイオード10の容量Cpdは減少する。この回路の時定数は容量Cpdと負帰還抵抗8の抵抗値Rfを増幅器7のゲインAvで除した値とのの積(Cpd×Rf/Av)で決定されるが、容量Cpdが小さくなれば時定数を低減でき、回路の応答性を高め、高周波動作に有利となる(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
ところでこの光電流・電圧変換回路を発光ダイオードなどの光源と組合せたフォトカプラやフォトインタラプタはセンサとしてFA機器内で多用されている。このFA機器に含まれるモータやソレノイドなど大電流で電力制御される装置は、動作中にノイズを発生する。一方、センサとして用いられるフォトカプラやフォトインタラプタは通常は安定化電源に接続されて安定動作するようにしているが、電源から離れた場所に配置され配線を長く引き回さなければならないような場合、電力制御される装置が発生するノイズが電源ラインに重畳し易く、電源電圧が大きく変動することがある。
【0006】
図2に示す光電流・電圧変換回路はフォトダイオード10に印加する逆バイアス電圧を、前段トランジスタ1のベース・エミッタ間の順方向電圧と直列接続された2個のダイオード11、12の順方向電圧によって得ているが、ノイズ等により電源電圧Vccが変動した場合、フォトダイオード10の両端の電圧の変動量が異なり、フォトダイオード10の両端の電位差が変動する。この変動電圧によってフォトダイオード10の容量Cpdを充放電する充放電電流を生じ、この充放電電流は光電流Ipdに重畳される。
【0007】
この結果、光入力がないにもかかわらず帰還抵抗8に電流が流れ、FA機器を誤動作させる虞があるという問題があった。
【0008】
このような問題を解消するものとして図3に示す光電流・電圧変換回路が考えられる。図中、図2と同一部分には同一符号を付し重複する説明を省略する。図において、14は増幅器7と同一構成の第2増幅器、15は帰還抵抗8と同様の第2の帰還抵抗で、第2増幅器14の入出力間に接続され、負帰還増幅器16を構成している。フォトダイオード10は一端(アノード電極)が負帰還増幅器9の入力端子5に接続され、他端(カソード電極)が第2負帰還増幅器16の入力端子17に接続されている。即ち、内部回路が同一構成の負帰還増幅器9、16の各入力端子5、17間にフォトダイオード10を接続しフォトダイオード10のアノード電極が接続された負帰還増幅器9の出力端子6から出力電圧Voを得るようにしている。
【0009】
この回路は、光入力がない場合、フォトダイオード10には光電流Ipdは発生せず、帰還抵抗8にはトランジスタ1のベース電流以外には電流が流れず、負帰還増幅器9の出力電圧は入力端子5とほぼ等しい電圧Vaとなる。ただし、電圧Vaにはトランジスタ1のベース電流による帰還抵抗8での僅かなオフセット電圧が含まれている。フォトダイオード10に光入力されると、その光量に応じた光電流Ipdが発生し、この光電流Ipdが増幅器7の入力端子5から帰還抵抗8に流れ、帰還抵抗8の両端に電圧(Ipd×Rf)が発生し、出力端子6の電圧は電圧Vaから電圧(Va−Ipd×Rf)となる。一方、第2の負帰還増幅器16は帰還抵抗15の両端に帰還抵抗8とは逆向きの電圧降下を生じさせて入力端子17から光電流Ipdに相当する電流をフォトダイオード10に供給する。
【0010】
この回路のフォトダイオード10の両端には各負帰還増幅器9、16の初段トランジスタのベース・エミッタ間順方向電圧Vfがかかるため、フォトダイオード10の両端の電位差はほぼゼロで、外部ノイズが重畳するなどの理由により電源電圧Vccが変動してもフォトダイオード10の両端にかかる電圧はほぼ同じように変化し、電源電圧Vccが変動してもフォトダイオード10の両端の電位差をほぼゼロに保つことができる。そのためフォトダイオード10内部で充放電電流が発生せず、光入力がなくても出力電圧が発生するということがなくなり、図2回路の問題が解消される。
【0011】
ところが、フォトダイオード10の両端の電圧がほぼ同じで、両端の電位差がほぼゼロであるため、容量Cpdが図2回路より大きくなり、そのため回路の時定数(Cpd×Rf/Av)が大きくなり応答性が低下し高周波動作には不向きであるという問題があった。
【0012】
【特許文献1】
特開平5−288605号公報 (第2頁、第6図)
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来の光電流・電圧変換回路では、回路の高周波特性を優先させると電源変動に対する回路の安定性が低下し、逆に電源変動に対する回路の安定性を向上させると高周波特性が低下するという問題があった。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題に鑑み提案されたもので、エミッタ接地されたトランジスタにより初段増幅部を構成した負帰還増幅器の入力端子にフォトダイオードの一端を逆バイアス接続し、フォトダイオードの光電流出力を電圧変換する光電流・電圧変換回路において、上記フォトダイオードの他端を第1トランジスタのベースに接続し、この第1トランジスタのコレクタを定電流源を介して電源に接続するとともにエミッタをダイオードを介して接地し、第2トランジスタのベースを第1トランジスタのコレクタと定電流源の接続部に、コレクタを電源に、エミッタをフォトダイオードと第1トランジスタの接続部にそれぞれ接続したことを特徴とする光電流・電圧変換回路を提供する。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を図1を参照して説明する。図において、図2、図3と同一部分には同一符号を付し重複する説明を省略する。図2、図3とは、フォトダイオード10の一端(アノード電極)側に接続される回路構成が同一であり、フォトダイオード10の他端(カソード電極)側に第1トランジスタ18、定電流源19、ダイオード20および第2トランジスタ21からなる回路構成が接続される点で異なる。
【0016】
フォトダイオード10の他端(カソード電極)に第1トランジスタ18のベースと第2トランジスタ21のエミッタが接続されている。第1トランジスタ18のコレクタは定電流源19を介して電源ラインVccに接続され、第1トランジスタ18のエミッタはダイオード20を介して接地されている。第2トランジスタ21のコレクタは電源ラインVccに接続され、第2トランジスタ21のベースは第1トランジスタ18のコレクタと定電流源19の接続部に接続されている。
【0017】
定電流源19は、一対のトランジスタ(第3、第4のトランジスタ)22、23の各ベースを互いに接続し、第3トランジスタ22のベースとコレクタを共通接続した電流ミラー回路を構成し、第3トランジスタ22のコレクタを抵抗24を介して接地し、エミッタを抵抗25及びベース、コレクタが共通接続された第5トランジスタ26を介して電源ラインVccに接続し、第4トランジスタ23のエミッタを抵抗27を介して電源ラインVccに接続している。この定電流源19内の第4トランジスタ23のコレクタが第1トランジスタ18のコレクタに接続されている。
【0018】
図中、前後段トランジスタ1、2、第1、第2、第5トランジスタ18、21、26はそれぞれNPN型トランジスタ、第3、第4トランジスタはPNP型トランジスタである。
【0019】
この回路の動作を以下に説明する。フォトダイオード10のアノード電極には負帰還増幅器9の初段トランジスタ1のベース・エミッタ間の順方向電圧がかかっている。一方、フォトダイオード10のカソード電極には第1トランジスタ18のベース・エミッタ間の順方向電圧とダイオード20の順方向電圧を加算した電圧がかかっている。このようにフォトダイオード10のカソード電極にはアノード電極にかかる電圧の約2倍の電圧がかかっているためフォトダイオード10は逆バイアス状態に保たれる。この状態でフォトダイオード10に光が照射されると発生した光電流Ipdが負帰還抵抗8に流れ電圧降下させるため負帰還増幅器8の出力端子6の電圧が変化し、光電流・電圧変換が行なわれる。
【0020】
フォトダイオード10に照射される光の強度を上昇させると光電流Ipdが増加し第1トランジスタ18のベース電極から電流が引き出されるためベース電圧は低下しコレクタ電流も減少する。トランジスタ18のベース電圧低下によってフォトダイオード10のカソード電圧が低下し、フォトダイオード10の両端にかかる電圧を変化させる。一方、第1トランジスタ18のコレクタ電流は定電流源19から供給されておりコレクタ電流が減少するとコレクタ電圧は上昇する。その結果、第2トランジスタ21はエミッタ電圧が低下しベース電圧が上昇して、ベース・エミッタ間電圧が上昇するため、コレクタ・エミッタ間が導通し電源ラインVccからフォトダイオード10に電流が供給され、これにより第1トランジスタ18のベース電圧、即ちフォトダイオード10のカソード電圧は上昇しその逆バイアス状態を復旧させる。
【0021】
また電源ラインVccの電圧が変動したり電源ラインVccに大振幅のノイズが重畳したような場合に、フォトダイオード10のカソード電圧、即ち第1トランジスタ18のベース電圧が変動すると第2トランジスタ21の導通状態が制御され、フォトダイオード10のカソード電圧を一定に保つ。そのため、電源電圧が変動してもフォトダイオード10の端子間電位差の変動がなく、端子間容量Cpdが小さく保たれ、負帰還抵抗8との時定数も小さく保たれ、高速動作が可能である。
【0022】
尚、本発明は上記実施例にのみ限定されるものではなく、例えば、負帰還増幅器9は図示例ではエミッタ接地の前段トランジスタ1とエミッタフォロワの後段トランジスタ2の二段構成であるが、これに限定されず負帰還増幅器を構成するのであればよい。またダイオード20はトランジスタのベース、コレクタ間を共通接続したものを用いることができる。
【0023】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば高速動作と安定動作を両立させた光電流・電圧変換回路を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光電流・電圧変換回路を示す回路図
【図2】従来の光電流・電圧変換回路の一例を示す回路図
【図3】従来の光電流・電圧変換回路の他の例を示す回路図
【符号の説明】
1 初段(前段)トランジスタ
5 入力端子
9 負帰還増幅器
10 フォトダイオード
18 第1トランジスタ
19 定電流源
20 ダイオード
21 第2トランジスタ

Claims (1)

  1. エミッタ接地されたトランジスタにより初段増幅部を構成した負帰還増幅器の入力端子にフォトダイオードの一端を逆バイアス接続し、フォトダイオードの光電流出力を電圧変換する光電流・電圧変換回路において、上記フォトダイオードの他端を第1トランジスタのベースに接続し、この第1トランジスタのコレクタを定電流源を介して電源に接続するとともにエミッタをダイオードを介して接地し、第2トランジスタのベースを第1トランジスタのコレクタと定電流源の接続部に、コレクタを電源に、エミッタをフォトダイオードと第1トランジスタの接続部にそれぞれ接続したことを特徴とする光電流・電圧変換回路。
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