JP2004120090A - 受信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電源投入に応じて視聴を中断した位置よりストリーム放送の視聴を再開可能とする。
【解決手段】本発明によれば、ネットワークを介したストリーム放送の受信中における電源切断の指示に応じて、ストリーム放送の受信を中断すると共にストリーム放送において受信を中断した位置を示す中断位置情報を記憶手段に記憶し、その後の電源投入の指示に応じて、記憶手段に記憶された中断位置情報に基づき受信を中断した位置よりストリーム放送の受信を再開する構成とした。
【選択図】 図11
【解決手段】本発明によれば、ネットワークを介したストリーム放送の受信中における電源切断の指示に応じて、ストリーム放送の受信を中断すると共にストリーム放送において受信を中断した位置を示す中断位置情報を記憶手段に記憶し、その後の電源投入の指示に応じて、記憶手段に記憶された中断位置情報に基づき受信を中断した位置よりストリーム放送の受信を再開する構成とした。
【選択図】 図11
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は受信装置に関し、特にはネットワークを介してストリーム放送を受信する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、映像・音声データの圧縮技術の向上と、ADSLや光ファイバを用いたネットワーク回線の大容量化に伴い、インターネット回線上で、サーバから映像・音声データを配信する、インターネット放送が実現されている。
【0003】
更に、インターネット放送の受信について、ストリーミング再生と呼ばれる、始めにデータを数秒間バッファリング処理を行うだけで再生が始まり、以降、継続的にデータを受信しながら再生を続けることが可能な再生技術が普及している。これ以降、ストリーミング再生を利用して視聴できる番組を、ストリームコンテンツと呼び、サーバーからインターネット上介して送信される映像・音声データをストリームデータと呼ぶことにする。
【0004】
また特に、コンテンツ再生中に、ユーザーの指示により、再生位置をマーキングし、そのマーキング情報を記憶し、次に、同コンテンツを再生する際、ユーザーの指示により、記憶したマーキング情報に対応する再生位置から、コンテンツ再生が可能な受信機については、特開2001−54090に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、コンテンツの視聴途中で、受信機の電源を切断し、その後、続きから視聴しようと電源投入を行った場合、再びネットワークへの接続やコンテンツの選択、再生指示などの処理を行ってコンテンツを先頭から視聴することになり、ユーザは即座にコンテンツの続きから視聴することができなかった。
【0006】
本発明はこの様な問題を解決することを目的とする。
【0007】
本発明の他の目的は、ストリーム放送の視聴中に電源を切断した場合であっても、電源投入に応じて視聴を中断した位置より容易にストリーム放送の視聴を再開可能とする処にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明においては、ネットワークを介してストリーム放送を受信する受信手段と、電源の投入及び切断を指示する指示手段と、記憶手段と、前記ストリーム放送の受信中における前記指示手段による電源切断の指示に応じて、前記ストリーム放送の受信を中断するよう前記受信手段を制御すると共に前記ストリーム放送において前記受信を中断した位置を示す中断位置情報を前記記憶手段に記憶し、前記指示手段による電源投入の指示に応じて、前記記憶手段に記憶された中断位置情報に基づき前記受信を中断した位置より前記ストリーム放送の受信を再開するよう前記受信手段を制御する制御手段とを備える受信装置が提示される。
【0009】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下、図面を用いて本発明の実施形態について詳細に説明する。
【0010】
図1は本発明の実施例に係るインターネット放送受信システムの構成を示すブロック図である。
【0011】
図1のシステムは、リモコンによるユーザー操作入力を有する受信機101、受信機のリモコン134、インターネット上のストリーム配信サーバ133、WEBサーバ132、回線接続サーバ131から構成される。
【0012】
回線接続を行いインターネット130の利用を提供する回線接続サーバ131と、HTML文書情報を保持し、HTML文書情報を送信するWEBサーバ132と、コンテンツのストリームデータを保持し、ストリームデータを送信するストリーム配信サーバ133と、回線接続サーバ131、WEBサーバ132、ストリーム配信サーバ133と通信を行い、ストリームデータを受信する受信機101とが、インターネット130にそれぞれ接続されている。
【0013】
まず、受信機101の内部ブロック図を説明する。
【0014】
通信部112はシステム制御部108からの指示により、インターネット130を利用するために回線接続サーバ131と通信を行い、WEBサーバ132からHTML文書情報や、ストリーム配信サーバの位置、コンテンツ名、プロトコルなどが記述されたコンテンツ情報を受信する。加えて、ストリーム配信サーバ133との間でセッションの確立要求及び応答の通信を行い、コンテンツの再生等の制御要求及び応答の通信を行い、ストリームデータの受信を行う。
【0015】
HTMLブラウザ部110は、システム制御部108からの指示により通信部112から受け取ったHTML文書情報を保持し、このHTML文書情報やユーザインターフェース部109からのフォーカス位置情報を基に画面構成を行い、表示音声制御部105へ出力する。システム制御部108より選択決定要求を受けた場合、画面上でフォーカスしている画像領域のリンク情報を基に、通信部112を介してWEBサーバ132と通信し、コンテンツ情報やHTML文書情報を取得する。
【0016】
FIFO(First In First Out)メモリ102は、通信部112を介して受信するストリームデータを所定時間分だけ一時的に蓄積した後、バッファメモリ103に渡す。バッファメモリ103は、FIFO102からのストリームデータを蓄積し、デコーダ104へ順次渡す。
【0017】
デコーダ104は受け取ったストリームデータの復号及び再生処理を行い、表示音声制御部105へ出力する。
【0018】
表示音声制御部105は、システム制御部108の指示により図2の如きHTML画面と、図3のようなストリーム視聴画面を切り替え、ストリーム視聴画面の出力時はデコーダ104からの動画信号と音声信号をそれぞれ表示部106と音声出力部107に出力する。
【0019】
ユーザインターフェース部109(以下、ユーザIF部と呼ぶ)は、リモコン134からの再生、停止等の制御信号や電源投入や切断信号に応じて、各種制御要求信号、電源投入または切断信号をそれぞれシステム制御部108に渡す。尚、本形態においては、リモコン134の信号を受けるが、受信機101本体に備えつけのボタンからの信号であっても構わない。また、リモコン134からの信号に応じて、ポータルサイトのURLへのアクセス開始を指示するポータルサイト接続開始信号、フォーカス位置情報、選択決定要求を、それぞれシステム制御部108を通じてHTMLブラウザ部110に渡す。
【0020】
コンテンツ情報記憶部111はコンテンツ情報を保持する不揮発性のメモリもしくはHDD(Hard Disk Drive)である。なお、本形態において、コンテンツ情報記憶部111の初期値は0とする。
【0021】
タイムスタンプ記憶部114はストリームデータのタイムスタンプを保持する不揮発性のメモリもしくはHDDである。なお、本形態において、タイムスタンプ記憶部114の初期値は0とする。
【0022】
フラグ記憶部113はストリーム受信フラグを保持する不揮発性のメモリもしくはHDDである。ストリーム受信フラグはストリームデータを受信中であるか否かを判断するデータであり、ストリーム受信フラグの値が1ならばストリームデータを受信中であり、ストリーム受信フラグの値が0ならばストリームデータを受信していないことを示している。
【0023】
本実施例においてストリーム受信フラグの初期値は0とする。
【0024】
次に、システム制御部108について説明する。
【0025】
システム制御部108はユーザIF部109から得た、フォーカス位置情報、選択決定要求、ポータルサイトへのアクセス要求をHTMLブラウザ部110に出力し、WEBサーバ132と通信するようHTMLブラウザ部110を制御する。また、HTMLブラウザ部110が取得したコンテンツ情報をコンテンツ情報記憶部111に格納する。
【0026】
また、ストリーム配信サーバ133に対して、ストリームデータの再生、停止等の要求を行う。特に、ストリーム配信サーバ133から再生要求の応答として再生終了時間を受け取り、監視しているタイムスタンプ情報が、この再生終了時間に相当する値であれば、フラグ記憶部113のストリーム受信フラグを0にする。尚、本形態において、再生時間の単位は、「0:00:00」のように時、分、秒で定義するが、フレーム単位まで含めても構わない。
【0027】
また、再生中において、ユーザIF部109からの再生停止信号を受けた時も、フラグ記憶部113のストリーム受信フラグを0にする。
【0028】
また、通信部112が受けたストリームデータを、FIFO102へ渡すとともに、そのタイムスタンプ情報を監視し、ストリームデータ受信毎、タイムスタンプ情報をタイムスタンプ記憶部114へ上書き格納する。
【0029】
また、電源切断中において、ユーザIF部109からの電源投入信号を受けた時、フラグ記憶部113のストリーム受信フラグが1、即ち、電源切断時にストリームデータの受信中だったと判断できたならば、ストリームデータの受信を開始するため、コンテンツ情報記憶部111中のコンテンツ情報を基に、ストリーム配信サーバ133とセッションを確立する。その後、システム制御部108は、タイムスタンプ記憶部114中のタイムスタンプ情報を基に、そのタイムスタンプ情報の表す再生時間からの再生をストリーム配信サーバ133に対して要求する。
【0030】
また、システム制御部108は、通信部112、HTMLブラウザ部110、FIFO102、バッファ103、デコーダ104、表示音声制御部105、ユーザIF部109を制御する。
【0031】
尚、本形態における受信機は、図4の201のように、ストリームデータの受信表示機能に加え、デジタルテレビ放送の受信の受信機能を持つことも可能である。図4において、217はアンテナであり、受信した放送波を入力端子215を介してテレビ信号処理部216に送る。216はテレビ信号処理部であり、アンテナ217から入力したデジタルテレビ放送波を受信し、映像データ及び音声データをデコードし、表示音声制御部205へ出力する。表示音声制御部205はシステム制御部208の指示により、HTML画面、ストリーム視聴画面に加え、テレビ視聴画面を切り替える。その他同一番号を付した構成は図1と同様である。
【0032】
図5はリモコン134を示す図であり、コマンド送信部301、電源ボタン302、停止ボタン303、一時停止ボタン304、再生ボタン305、巻き戻しボタン306、早送りボタン308、ポータルサイトボタン307、フォーカス移動ボタン309、310、311、312、決定ボタン313で構成される。
【0033】
電源ボタン30には受信機101の電源を投入、切断するトグル式ボタンであり、ポータルサイトボタン307は図2に示したポータルサイトに接続し、ポータルサイト画面の表示を指示するボタンであり、フォーカス移動ボタン309、310、311、312はポータルサイト画面においてフォーカスを移動し、決定ボタン313はフォーカスした部分の選択を指示するボタンである。停止ボタン303、一時停止ボタン304、再生ボタン305、巻き戻しボタン306、早送りボタン308はストリームコンテンツの各種制御ボタンである。
【0034】
まず、電源投入、コンテンツの再生開始、再生中に電源切断を行う受信機101の動作シーケンスについて図6を用いて説明する。
【0035】
電源切断状態の受信機101において、ユーザが電源ボタン302を操作すると、ユーザIF部109が電源投入要求信号をシステム制御部108に出力する。その信号を受けたシステム制御部108は電源投入処理を行い(S201)、通信部112を介して回線接続サーバ131とインターネット回線を接続した後(S202)、フラグ記憶部113のストリーム受信フラグの値を調べる。
【0036】
ストリーム受信フラグが0ならば、以前の電源切断時にストリームデータを受信中ではなかった、即ち、コンテンツ再生中ではなかったとシステム制御部108は、判断し、通信部112を介しWEBサーバ132からポータルサイトのHTML文書を取得するよう、HTMLブラウザ部110を制御する(S204)。HTML文書を取得した(S205)HTMLブラウザ部110はHTML画面を生成し、表示音声制御部105を介して図2のようなポータルサイト画面を表示部106に出力する(S206)。
【0037】
次に、ユーザがフォーカス移動により図2のポータルサイトの自然356を選択すると、HTMLブラウザ部110によって図7のように自然カテゴリに関するコンテンツのサムネール画像359、360、361、362を表示する。フォーカス移動ボタン309、310、311、312により、「野生の大国」359にフォーカス353を移動させ、決定ボタン313を操作すると、ユーザIF部109が決定要求信号をシステム制御部108に出力する。
【0038】
決定要求信号を受けたシステム制御部108はコンテンツ情報を取得するようHTMLブラウザ部110を制御した後(S207、S208)、取得したコンテンツ情報をコンテンツ情報記憶部111に格納する(S209)。続いて、システム制御部108は、コンテンツ情報記憶部111中のコンテンツ情報を基に通信部112を介してストリーム配信サーバ133とセッションを確立し(S210、S211)、HTML画面から再生画面に切り替えるよう、表示音声部制御部105を制御する。
【0039】
次に、ユーザが、再生ボタン305を操作すると、ユーザIF部109が再生要求信号をシステム制御部108に出力する。再生要求信号を受けたシステム制御部108は、通信部112を介し、ストリーム配信サーバ133に対してコンテンツの先頭、即ち「0:00:00」からの再生開始を要求する(S212)。次に、システム制御部108は、ストリーム配信サーバ133から再生終了時間等の情報を含む応答を受け(S213)、再生終了時間「1:30:00」を保持する(S214)。そして、フラグ記憶部113のストリーム受信フラグが0ならば、ストリームデータ受信中を示す値1に変更する(S215)。
【0040】
続いて、ストリームデータ受信毎にタイムスタンプ情報をタイムスタンプ記憶部114に上書き格納する(S217)。そして、受信したストリームデータを、FIFO102、バッファ103を介してデコーダ104で再生処理を行い(S218)、図8のような再生画面を表示音声部制御部105を介して表示部106に出力する。図8において、402は表示中のコンテンツの全体の時間における、現在視聴中の位置を示すバーであり、これは再生終了時間の情報とタイムスタンプ情報とから求めて表示することができる。
【0041】
次に、ユーザが、図9のようなコンテンツ再生中において、電源ボタン302を操作すると、ユーザIF部109が電源切断要求信号をシステム制御部108に出力する。電源切断要求信号を受けたシステム制御部108は、セッションの切断処理後(S223、S224)、電源を切断する(S225)。この時、本形態においては、タイムスタンプ記憶部114に、最後に受信した再生時間「0:55:00」に相当するストリームデータのタイムスタンプ情報が格納される。
【0042】
次に、図6に示した様に電源を切断した後、再度電源を投入し、コンテンツの続きからの再生を行う場合の処理について、図10を用いて説明する。
【0043】
ユーザが電源ボタン302を操作すると、システム制御部108はインターネット回線を接続し(S252)、フラグ記憶部113のストリーム受信フラグの値を調べる(S253)。ここではストリーム受信フラグが1であるので、以前、ストリームデータ受信中に電源切断されたと判断し、以前のセッション確立時に保持したコンテンツ情報記憶部111中のコンテンツ情報を基に、通信部112を介してストリーム配信サーバ133とセッションを確立する(S254、S255)。
【0044】
次に、システム制御部108は、通信部112を介してストリーム配信サーバ133に対し、タイムスタンプ記憶部114中のタイムスタンプ情報の示す再生時間「0:55:00」からの再生開始を要求する(S256)。次に、システム制御部108は、ストリーム配信サーバ133から応答を受け(S257)、再生終了時間「1:30:00」を取得し、保持する(S258)。続いて、「0:55:00」の再生位置からストリームデータの受信を再開し、図6の処理と同様、タイムスタンプ情報の記憶(S264)及び、再生処理を行い(S265)、図8のような再生画面を表示音声部制御部105を介して表示部106に出力する。
【0045】
以上のように、ストリームコンテンツ視聴中に電源を切断した後、再び電源を投入すると、自動的に電源切断の直前に視聴していた位置よりストリームコンテンツの再生を再開することが可能となる。
【0046】
尚、再生中に、ユーザが一時停止ボタン304を操作すると、システム制御部108は通信部112を介し、ストリーム配信サーバ133に対して一時停止要求を行い、ストリームデータの受信を一時停止する。この時、タイムスタンプ記憶部114には一時停止する以前の、最後に受信したストリームデータのタイムスタンプ情報が格納されている。従って、コンテンツの一時停止中に、電源を切断し、再度電源を投入した場合、図10の手順に従って、同様にコンテンツの続きから再生を行うことが可能である。
【0047】
次に、再生終了のシーケンスについて説明する。
【0048】
システム制御部108は受信するストリームデータのタイムスタンプ情報を監視している。タイムスタンプ情報を基にした再生時間が図10のS258で保持した再生終了時間「1:30:00」に達した時、システム制御部108はコンテンツの再生を終了したと判断し(S266)、ストリームデータの受信中でないことを示すよう、フラグ記憶部113のストリーム受信フラグを0に変更する(S267)。
【0049】
尚、再生中に、ユーザが停止ボタン303を操作すると、ユーザIF部109が再生停止信号をシステム制御部108に出力する。再生停止要求信号を受けたシステム制御部108は、通信部112を介して、ストリーム配信サーバ133に対して再生停止を要求し、ストリームデータの受信を停止する。そして、ストリーム受信フラグを0にする。
【0050】
従って、コンテンツの再生終了後、及び停止中に、電源を切断し、再度電源を投入した場合には、図2のようなポータルサイト画面を表示することになる。
【0051】
図11は、ユーザが電源ボタン302を操作した時のシステム制御部108が行う処理を示すフローチャートである。
【0052】
まず、ユーザIF部109を介して電源投入要求信号を受信すると、受信機101の電源を投入し(ステップS301)、回線接続サーバ131に対し、インターネット回線を接続するよう通信を行う(ステップS302)。回線接続後、フラグ記憶部113のストリーム受信フラグをチェックし(ステップS303)、0であれば、WEBサーバ132に対しポータルサイトのURLへのアクセスを要求する(ステップS304)。
【0053】
次に、ポータルサイト上のコンテンツを選択決定する決定要求信号をユーザIF部109から受信すると(ステップS305)、コンテンツ情報を取得するため、HTMLブラウザ部110にフォーカス位置情報、決定要求を出力し、その後取得したコンテンツ情報をコンテンツ情報記憶部111に格納する(ステップS306)。次に、そのコンテンツ情報を基に、ストリーム配信サーバ133とセッションを確立する(ステップS307)。次に、ストリーム配信サーバ133に対してコンテンツの先頭「0:00:00」から再生を行うように要求、応答の通信を行い(ステップS308)、フラグ記憶部113のストリーム受信フラグを1に変更し(ステップS309)、ストリームデータの受信及び再生を開始する。
【0054】
一方、ステップS303の処理において、ストリーム受信フラグが1であれば、コンテンツ情報記憶部111中のコンテンツ情報を基にストリーム配信サーバ133とセッションを確立する(ステップS310)。次に、タイムスタンプ記憶部114に保持したタイムスタンプ値より換算した再生時間から、再生を行うように要求、応答の通信を行い(ステップS311)、ストリームデータの受信及び再生を再開する。
【0055】
図12はユーザが再生ボタン305を操作した時のシステム制御部108が行う処理を示すフローチャートである。
【0056】
まず、ユーザIF部109を介して再生要求信号を受信すると、ストリーム配信サーバ133へ再生要求を行い、応答を受け、再生終了時間を取得及び保持する(ステップS321)。次に、ストリームデータの受信を開始し(ステップS322)、ストリームデータのタイムスタンプ情報を取得し、タイムスタンプ記憶部114に格納する(ステップS323)。
【0057】
次に、取得したタイムスタンプ情報を基に換算した再生時間を、ステップS321において保持した再生終了時間と比較し(ステップS324)、再生終了時間に等しければストリーム受信フラグを0に変更後、処理を終了する(ステップS326)。
【0058】
また、ステップS324の処理において、再生終了時間に等しくなければ、ユーザIF部109からの停止要求信号があるかどうか判断し(ステップS325)、停止要求信号があればストリーム受信フラグを0に変更後、処理を終了する(ステップS326)。また、ステップS325の処理において、停止要求信号がなければ、ステップS323に戻り、以降、一連の処理を繰り返す。
【0059】
以上説明した様に、本形態においては、ストリームコンテンツの視聴中に受信機の電源を切断し、その後、再度電源を投入した場合、自動的に電源を切断した時点での再生位置よりストリームコンテンツの視聴を再開することが可能である。
【0060】
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。本形態においても、システムの構成は図1に示すものと同様であるが、本形態では、FIFO102、バッファ103、デコーダ104は、それぞれ、2チャンネル分のストリームデータを並列に処理可能な機能を持つ。
【0061】
本形態において、システム制御部108は、電源切断中にユーザIF部109からの電源投入信号を受けた時、ストリーム受信フラグが1、即ち、電源切断時にストリームデータの受信中だったと判断できたならば、ストリームデータの受信を開始するため、コンテンツ情報記憶部111中のコンテンツ情報を基に二つのセッションを確立する。続いて、コンテンツの先頭「0:00:00」からの再生要求と、タイムスタンプ記憶部114中のタイムスタンプ情報の表す再生時間からの再生要求とを、別々のセッションで行う。
【0062】
以下、図13を用いて、コンテンツ再生中に電源を切断した後に再度電源を投入した場合の処理について説明する。
【0063】
ユーザが電源ボタン302を操作すると(S401)、システム制御部108はインターネット回線を接続し(S402)、ストリーム受信フラグの値を調べる(S403)。ここではストリーム受信フラグが1であるので、以前、ストリームデータ受信中に電源切断されたと判断し、以前のセッション確立時に保持したコンテンツ情報記憶部111中のコンテンツ情報を基に、ストリーム配信サーバ133と二つのセッション(以下セッション1、セッション2と呼ぶ)を確立する(S404、S405、S406、S407)。
【0064】
次に、システム制御部108は、ストリーム配信サーバ133に対し、セッション1に関してコンテンツの先頭「0:00:00」からの再生開始を要求し(S408)、ストリーム配信サーバ108から応答を受け(S409)、取得した再生終了時間を保持する(S410)。
【0065】
次に、システム制御部108は、ストリーム配信サーバ133に対し、セッション2に関してタイムスタンプ記憶部114中のタイムスタンプ情報の示す再生時間「0:55:00」からの再生開始を要求し(S411)、ストリーム配信サーバ133から応答を受け(S412)、取得した再生終了時間を保持する。
【0066】
尚、本形態においては、「0:00:00」からの再生要求、途中再生位置からの再生要求の順番に処理を行っているが、逆の順番でも何ら問題はない。
【0067】
続いて、「0:00:00」と「0:55:00」の再生位置からのストリームデータをそれぞれ受信し、タイムスタンプ情報の記憶及び再生処理を行い(S414−S418)、システム制御部108は、図14の様な二つの再生画面を表示部106に出力するよう、表示音声制御部105を制御する。
【0068】
図14において、502はコンテンツの先頭「0:00:00」からの再生画面、503はコンテンツの続き「0:55:00」からの再生画面である。507、504は再生時間を直感的に表す指標であり、506、505は再生時間を示すカウンターである。
【0069】
以上のように、本形態においても、ストリームコンテンツの視聴中に電源を切断した後、再度電源を投入した場合、自動的に電源を切断した時点での再生位置よりストリームコンテンツの視聴を再開することが可能である。
【0070】
また、本形態では、同じストリームコンテンツの先頭からの再生画像も表示するので、先頭から視聴したいというユーザの要求を満たすことができる。また、続きから視聴したいユーザと、始めから視聴したいユーザの両方の要求を同時に満たすことができる。
【0071】
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
【0072】
図15は、本形態にかかるインターネット放送受信システムの構成を示すブロック図であり、図1と同様の構成については同一番号を付してある。
【0073】
本形態の受信機101は、タイマ115と再生時間記憶部116とを新たに備えている。タイマ115はシステム制御部108からの指示により、再生時間を計測する。尚、本形態において、時間計測の単位は、「0:00:00」のように時、分、秒で定義する。再生時間記憶部116はタイマ115で計測した時間を保持する不揮発性のメモリもしくはHDDである。なお、本形態において、再生時間記憶部116の初期値は0とする。
【0074】
次に、システム制御部108について説明する。
【0075】
システム制御部108は、ストリーム配信サーバ133から再生要求の応答として再生終了時間を受け取り、タイマ115に時間計測の開始を指示する。タイマ115の計測値がこの再生終了時間に一致した時や、ユーザIF部109から再生停止信号を受けた時は、ストリーム受信フラグを0に変更し、タイマ115の計測を停止するよう制御する。
【0076】
また、ユーザIF部109からの電源切断信号を受けた時には、タイマ115の計測値を再生時間記憶部116に格納する。
【0077】
また、電源切断中にユーザIF部109からの電源投入信号を受けた時、第1の実施形態と同様に、ストリーム配信サーバ133とセッションを確立した後、再生時間記憶部116で保持した再生時間からの再生要求を、ストリーム配信サーバ133に対して行う。
【0078】
次に、図16を用いて、本形態における、電源投入から再生中に電源切断を行うまでの処理について説明する。
【0079】
電源投入から、再生要求後の応答を受け、ストリーム受信フラグを1にするまでの処理(S601−S615)は第1の実形態と同様である。その後、タイマ115の時間計測を開始する(S616)。再生処理中(S618−S621)、ユーザがリモコン134の電源ボタン302を操作すると、ユーザIF部109を介して電源切断要求信号を受けたシステム制御部108は、タイマ115の値「0:55:00」を再生時間記憶部116に格納し(S622)、タイマ115の計測を停止する(S623)。そして、セッションの切断処理後(S624、S625)、電源を切断する(S626)。
【0080】
次に、図16の如くストリームコンテンツの視聴中の電源を切断した後、再度電源を投入した場合の処理について図17を用いて説明する。
【0081】
電源投入からセッションを確立するまで(S651−S655)の処理は第1の実施形態と同様である。
【0082】
次に、システム制御部108は、通信部112を介して、ストリーム配信サーバ133に対し、再生時間記憶部116中の値「0:55:00」からの再生開始を要求する(S656)。その後の処理(S657−664)は図16の処理と同様である。
【0083】
以上のように、受信したコンテンツデータに付加されたタイムスタンプの代わりに、内部のタイマにより再生経過時間を計測し、この計測した時間によっても電源投入後、自動的に続きのコンテンツからの再生が可能となる。
【0084】
次に、再生終了のシーケンスについて説明を行う。
【0085】
システム制御部108は、タイマ115の値がS658の処理で保持した再生終了時間「1:30:00」に達した時、コンテンツの再生が終了したと判断し(S665)、ストリーム受信フラグを0にし(S666)、タイマ115を停止する(S667)。
【0086】
図18は、ユーザが電源ボタン302を操作した時のシステム制御部108が行う処理を示すフローチャートである。
【0087】
電源投入要求があると、前述のように受信機101の電源を投入し(ステップS701)、インターネット回線の接続処理を行った後(ステップS702)、ストリーム受信フラグの値をチェックする(ステップS703)。ストリーム受信フラグが1ならば、コンテンツ情報記憶部111中のコンテンツ情報を基に、ストリーム配信サーバ133とセッションを確立した(ステップS710)後、再生時間記憶部116に保持した再生時間からの再生要求、応答の通信を行い(ステップS711)、ストリームデータの受信及び再生を開始する。
【0088】
また、ステップS704からステップS709の処理は、図11のステップS304からステップS309の処理と同様である。
【0089】
図19は、ユーザが再生ボタン305を操作した時のシステム制御部108が行う処理を示すフローチャートである。
【0090】
再生要求信号を受けると、ストリーム配信サーバ133へ再生要求を行い、応答を受け、再生終了時間を取得及び保持する(ステップS721)。そして、ストリームデータの受信を開始後(ステップS722)、タイマ115により時間の計測を開始する(ステップS723)。次に、計測した時間を、ステップS721において保持した再生終了時間と比較し(ステップS724)、再生終了時間に等しければタイマ115を停止させ(ステップS726)、ストリーム受信フラグを0に変更後、処理を終了する(ステップS727)。
【0091】
また、ステップS724において再生終了時間に等しくなければ、ユーザIF部109からの停止要求信号があるかどうか判断し(ステップS725)、停止要求信号があればタイマ115を停止させ、ストリーム受信フラグを0に変更後、処理を終了する。また、ステップS725の処理において停止要求信号がなければ、ステップS724に戻り、以降、一連の処理を繰り返す。
【0092】
以上のように、本形態においては、ストリームコンテンツの視聴中に電源を切断した後、再度電源を投入した場合、タイマにて計測した時間情報に基づき、自動的に電源を切断した時点での再生位置よりストリームコンテンツの視聴を再開することが可能である。
【0093】
【発明の効果】
以上説明したよ様に、本発明によれば、ストリーム放送の視聴中に電源を切断した場合であっても、電源投入に応じて視聴を中断した位置より、容易にストリーム放送の視聴を再開することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される受信システムの構成を示す図である。
【図2】ポータルサイトの表示画面を示す図である。
【図3】ストリームコンテンツの視聴画面を示す図である。
【図4】本発明が適用される受信システムの他の構成を示す図である。
【図5】リモコンの構成を示す図である。
【図6】本発明の実施形態によるストリームコンテンツの受信手順を示す図である。
【図7】ポータルサイトの表示画面を示す図である。
【図8】ストリームコンテンツの視聴画面を示す図である。
【図9】ストリームコンテンツの視聴画面を示す図である。
【図10】本発明の実施形態によるストリームコンテンツの受信手順を示す図である。
【図11】電源投入に伴う処理を示すフローチャートである。
【図12】再生要求に伴う処理を示すフローチャートである。
【図13】本発明の実施形態によるストリームコンテンツの受信手順を示す図である。
【図14】ストリームコンテンツの視聴画面を示す図である。
【図15】本発明が適用される受信システムの他の構成を示す図である。
【図16】本発明の実施形態によるストリームコンテンツの受信手順を示す図である。
【図17】本発明の実施形態によるストリームコンテンツの受信手順を示す図である。
【図18】電源投入に伴う処理を示すフローチャートである。
【図19】再生要求に伴う処理を示すフローチャートである。
【発明の属する技術分野】
本発明は受信装置に関し、特にはネットワークを介してストリーム放送を受信する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、映像・音声データの圧縮技術の向上と、ADSLや光ファイバを用いたネットワーク回線の大容量化に伴い、インターネット回線上で、サーバから映像・音声データを配信する、インターネット放送が実現されている。
【0003】
更に、インターネット放送の受信について、ストリーミング再生と呼ばれる、始めにデータを数秒間バッファリング処理を行うだけで再生が始まり、以降、継続的にデータを受信しながら再生を続けることが可能な再生技術が普及している。これ以降、ストリーミング再生を利用して視聴できる番組を、ストリームコンテンツと呼び、サーバーからインターネット上介して送信される映像・音声データをストリームデータと呼ぶことにする。
【0004】
また特に、コンテンツ再生中に、ユーザーの指示により、再生位置をマーキングし、そのマーキング情報を記憶し、次に、同コンテンツを再生する際、ユーザーの指示により、記憶したマーキング情報に対応する再生位置から、コンテンツ再生が可能な受信機については、特開2001−54090に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、コンテンツの視聴途中で、受信機の電源を切断し、その後、続きから視聴しようと電源投入を行った場合、再びネットワークへの接続やコンテンツの選択、再生指示などの処理を行ってコンテンツを先頭から視聴することになり、ユーザは即座にコンテンツの続きから視聴することができなかった。
【0006】
本発明はこの様な問題を解決することを目的とする。
【0007】
本発明の他の目的は、ストリーム放送の視聴中に電源を切断した場合であっても、電源投入に応じて視聴を中断した位置より容易にストリーム放送の視聴を再開可能とする処にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明においては、ネットワークを介してストリーム放送を受信する受信手段と、電源の投入及び切断を指示する指示手段と、記憶手段と、前記ストリーム放送の受信中における前記指示手段による電源切断の指示に応じて、前記ストリーム放送の受信を中断するよう前記受信手段を制御すると共に前記ストリーム放送において前記受信を中断した位置を示す中断位置情報を前記記憶手段に記憶し、前記指示手段による電源投入の指示に応じて、前記記憶手段に記憶された中断位置情報に基づき前記受信を中断した位置より前記ストリーム放送の受信を再開するよう前記受信手段を制御する制御手段とを備える受信装置が提示される。
【0009】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下、図面を用いて本発明の実施形態について詳細に説明する。
【0010】
図1は本発明の実施例に係るインターネット放送受信システムの構成を示すブロック図である。
【0011】
図1のシステムは、リモコンによるユーザー操作入力を有する受信機101、受信機のリモコン134、インターネット上のストリーム配信サーバ133、WEBサーバ132、回線接続サーバ131から構成される。
【0012】
回線接続を行いインターネット130の利用を提供する回線接続サーバ131と、HTML文書情報を保持し、HTML文書情報を送信するWEBサーバ132と、コンテンツのストリームデータを保持し、ストリームデータを送信するストリーム配信サーバ133と、回線接続サーバ131、WEBサーバ132、ストリーム配信サーバ133と通信を行い、ストリームデータを受信する受信機101とが、インターネット130にそれぞれ接続されている。
【0013】
まず、受信機101の内部ブロック図を説明する。
【0014】
通信部112はシステム制御部108からの指示により、インターネット130を利用するために回線接続サーバ131と通信を行い、WEBサーバ132からHTML文書情報や、ストリーム配信サーバの位置、コンテンツ名、プロトコルなどが記述されたコンテンツ情報を受信する。加えて、ストリーム配信サーバ133との間でセッションの確立要求及び応答の通信を行い、コンテンツの再生等の制御要求及び応答の通信を行い、ストリームデータの受信を行う。
【0015】
HTMLブラウザ部110は、システム制御部108からの指示により通信部112から受け取ったHTML文書情報を保持し、このHTML文書情報やユーザインターフェース部109からのフォーカス位置情報を基に画面構成を行い、表示音声制御部105へ出力する。システム制御部108より選択決定要求を受けた場合、画面上でフォーカスしている画像領域のリンク情報を基に、通信部112を介してWEBサーバ132と通信し、コンテンツ情報やHTML文書情報を取得する。
【0016】
FIFO(First In First Out)メモリ102は、通信部112を介して受信するストリームデータを所定時間分だけ一時的に蓄積した後、バッファメモリ103に渡す。バッファメモリ103は、FIFO102からのストリームデータを蓄積し、デコーダ104へ順次渡す。
【0017】
デコーダ104は受け取ったストリームデータの復号及び再生処理を行い、表示音声制御部105へ出力する。
【0018】
表示音声制御部105は、システム制御部108の指示により図2の如きHTML画面と、図3のようなストリーム視聴画面を切り替え、ストリーム視聴画面の出力時はデコーダ104からの動画信号と音声信号をそれぞれ表示部106と音声出力部107に出力する。
【0019】
ユーザインターフェース部109(以下、ユーザIF部と呼ぶ)は、リモコン134からの再生、停止等の制御信号や電源投入や切断信号に応じて、各種制御要求信号、電源投入または切断信号をそれぞれシステム制御部108に渡す。尚、本形態においては、リモコン134の信号を受けるが、受信機101本体に備えつけのボタンからの信号であっても構わない。また、リモコン134からの信号に応じて、ポータルサイトのURLへのアクセス開始を指示するポータルサイト接続開始信号、フォーカス位置情報、選択決定要求を、それぞれシステム制御部108を通じてHTMLブラウザ部110に渡す。
【0020】
コンテンツ情報記憶部111はコンテンツ情報を保持する不揮発性のメモリもしくはHDD(Hard Disk Drive)である。なお、本形態において、コンテンツ情報記憶部111の初期値は0とする。
【0021】
タイムスタンプ記憶部114はストリームデータのタイムスタンプを保持する不揮発性のメモリもしくはHDDである。なお、本形態において、タイムスタンプ記憶部114の初期値は0とする。
【0022】
フラグ記憶部113はストリーム受信フラグを保持する不揮発性のメモリもしくはHDDである。ストリーム受信フラグはストリームデータを受信中であるか否かを判断するデータであり、ストリーム受信フラグの値が1ならばストリームデータを受信中であり、ストリーム受信フラグの値が0ならばストリームデータを受信していないことを示している。
【0023】
本実施例においてストリーム受信フラグの初期値は0とする。
【0024】
次に、システム制御部108について説明する。
【0025】
システム制御部108はユーザIF部109から得た、フォーカス位置情報、選択決定要求、ポータルサイトへのアクセス要求をHTMLブラウザ部110に出力し、WEBサーバ132と通信するようHTMLブラウザ部110を制御する。また、HTMLブラウザ部110が取得したコンテンツ情報をコンテンツ情報記憶部111に格納する。
【0026】
また、ストリーム配信サーバ133に対して、ストリームデータの再生、停止等の要求を行う。特に、ストリーム配信サーバ133から再生要求の応答として再生終了時間を受け取り、監視しているタイムスタンプ情報が、この再生終了時間に相当する値であれば、フラグ記憶部113のストリーム受信フラグを0にする。尚、本形態において、再生時間の単位は、「0:00:00」のように時、分、秒で定義するが、フレーム単位まで含めても構わない。
【0027】
また、再生中において、ユーザIF部109からの再生停止信号を受けた時も、フラグ記憶部113のストリーム受信フラグを0にする。
【0028】
また、通信部112が受けたストリームデータを、FIFO102へ渡すとともに、そのタイムスタンプ情報を監視し、ストリームデータ受信毎、タイムスタンプ情報をタイムスタンプ記憶部114へ上書き格納する。
【0029】
また、電源切断中において、ユーザIF部109からの電源投入信号を受けた時、フラグ記憶部113のストリーム受信フラグが1、即ち、電源切断時にストリームデータの受信中だったと判断できたならば、ストリームデータの受信を開始するため、コンテンツ情報記憶部111中のコンテンツ情報を基に、ストリーム配信サーバ133とセッションを確立する。その後、システム制御部108は、タイムスタンプ記憶部114中のタイムスタンプ情報を基に、そのタイムスタンプ情報の表す再生時間からの再生をストリーム配信サーバ133に対して要求する。
【0030】
また、システム制御部108は、通信部112、HTMLブラウザ部110、FIFO102、バッファ103、デコーダ104、表示音声制御部105、ユーザIF部109を制御する。
【0031】
尚、本形態における受信機は、図4の201のように、ストリームデータの受信表示機能に加え、デジタルテレビ放送の受信の受信機能を持つことも可能である。図4において、217はアンテナであり、受信した放送波を入力端子215を介してテレビ信号処理部216に送る。216はテレビ信号処理部であり、アンテナ217から入力したデジタルテレビ放送波を受信し、映像データ及び音声データをデコードし、表示音声制御部205へ出力する。表示音声制御部205はシステム制御部208の指示により、HTML画面、ストリーム視聴画面に加え、テレビ視聴画面を切り替える。その他同一番号を付した構成は図1と同様である。
【0032】
図5はリモコン134を示す図であり、コマンド送信部301、電源ボタン302、停止ボタン303、一時停止ボタン304、再生ボタン305、巻き戻しボタン306、早送りボタン308、ポータルサイトボタン307、フォーカス移動ボタン309、310、311、312、決定ボタン313で構成される。
【0033】
電源ボタン30には受信機101の電源を投入、切断するトグル式ボタンであり、ポータルサイトボタン307は図2に示したポータルサイトに接続し、ポータルサイト画面の表示を指示するボタンであり、フォーカス移動ボタン309、310、311、312はポータルサイト画面においてフォーカスを移動し、決定ボタン313はフォーカスした部分の選択を指示するボタンである。停止ボタン303、一時停止ボタン304、再生ボタン305、巻き戻しボタン306、早送りボタン308はストリームコンテンツの各種制御ボタンである。
【0034】
まず、電源投入、コンテンツの再生開始、再生中に電源切断を行う受信機101の動作シーケンスについて図6を用いて説明する。
【0035】
電源切断状態の受信機101において、ユーザが電源ボタン302を操作すると、ユーザIF部109が電源投入要求信号をシステム制御部108に出力する。その信号を受けたシステム制御部108は電源投入処理を行い(S201)、通信部112を介して回線接続サーバ131とインターネット回線を接続した後(S202)、フラグ記憶部113のストリーム受信フラグの値を調べる。
【0036】
ストリーム受信フラグが0ならば、以前の電源切断時にストリームデータを受信中ではなかった、即ち、コンテンツ再生中ではなかったとシステム制御部108は、判断し、通信部112を介しWEBサーバ132からポータルサイトのHTML文書を取得するよう、HTMLブラウザ部110を制御する(S204)。HTML文書を取得した(S205)HTMLブラウザ部110はHTML画面を生成し、表示音声制御部105を介して図2のようなポータルサイト画面を表示部106に出力する(S206)。
【0037】
次に、ユーザがフォーカス移動により図2のポータルサイトの自然356を選択すると、HTMLブラウザ部110によって図7のように自然カテゴリに関するコンテンツのサムネール画像359、360、361、362を表示する。フォーカス移動ボタン309、310、311、312により、「野生の大国」359にフォーカス353を移動させ、決定ボタン313を操作すると、ユーザIF部109が決定要求信号をシステム制御部108に出力する。
【0038】
決定要求信号を受けたシステム制御部108はコンテンツ情報を取得するようHTMLブラウザ部110を制御した後(S207、S208)、取得したコンテンツ情報をコンテンツ情報記憶部111に格納する(S209)。続いて、システム制御部108は、コンテンツ情報記憶部111中のコンテンツ情報を基に通信部112を介してストリーム配信サーバ133とセッションを確立し(S210、S211)、HTML画面から再生画面に切り替えるよう、表示音声部制御部105を制御する。
【0039】
次に、ユーザが、再生ボタン305を操作すると、ユーザIF部109が再生要求信号をシステム制御部108に出力する。再生要求信号を受けたシステム制御部108は、通信部112を介し、ストリーム配信サーバ133に対してコンテンツの先頭、即ち「0:00:00」からの再生開始を要求する(S212)。次に、システム制御部108は、ストリーム配信サーバ133から再生終了時間等の情報を含む応答を受け(S213)、再生終了時間「1:30:00」を保持する(S214)。そして、フラグ記憶部113のストリーム受信フラグが0ならば、ストリームデータ受信中を示す値1に変更する(S215)。
【0040】
続いて、ストリームデータ受信毎にタイムスタンプ情報をタイムスタンプ記憶部114に上書き格納する(S217)。そして、受信したストリームデータを、FIFO102、バッファ103を介してデコーダ104で再生処理を行い(S218)、図8のような再生画面を表示音声部制御部105を介して表示部106に出力する。図8において、402は表示中のコンテンツの全体の時間における、現在視聴中の位置を示すバーであり、これは再生終了時間の情報とタイムスタンプ情報とから求めて表示することができる。
【0041】
次に、ユーザが、図9のようなコンテンツ再生中において、電源ボタン302を操作すると、ユーザIF部109が電源切断要求信号をシステム制御部108に出力する。電源切断要求信号を受けたシステム制御部108は、セッションの切断処理後(S223、S224)、電源を切断する(S225)。この時、本形態においては、タイムスタンプ記憶部114に、最後に受信した再生時間「0:55:00」に相当するストリームデータのタイムスタンプ情報が格納される。
【0042】
次に、図6に示した様に電源を切断した後、再度電源を投入し、コンテンツの続きからの再生を行う場合の処理について、図10を用いて説明する。
【0043】
ユーザが電源ボタン302を操作すると、システム制御部108はインターネット回線を接続し(S252)、フラグ記憶部113のストリーム受信フラグの値を調べる(S253)。ここではストリーム受信フラグが1であるので、以前、ストリームデータ受信中に電源切断されたと判断し、以前のセッション確立時に保持したコンテンツ情報記憶部111中のコンテンツ情報を基に、通信部112を介してストリーム配信サーバ133とセッションを確立する(S254、S255)。
【0044】
次に、システム制御部108は、通信部112を介してストリーム配信サーバ133に対し、タイムスタンプ記憶部114中のタイムスタンプ情報の示す再生時間「0:55:00」からの再生開始を要求する(S256)。次に、システム制御部108は、ストリーム配信サーバ133から応答を受け(S257)、再生終了時間「1:30:00」を取得し、保持する(S258)。続いて、「0:55:00」の再生位置からストリームデータの受信を再開し、図6の処理と同様、タイムスタンプ情報の記憶(S264)及び、再生処理を行い(S265)、図8のような再生画面を表示音声部制御部105を介して表示部106に出力する。
【0045】
以上のように、ストリームコンテンツ視聴中に電源を切断した後、再び電源を投入すると、自動的に電源切断の直前に視聴していた位置よりストリームコンテンツの再生を再開することが可能となる。
【0046】
尚、再生中に、ユーザが一時停止ボタン304を操作すると、システム制御部108は通信部112を介し、ストリーム配信サーバ133に対して一時停止要求を行い、ストリームデータの受信を一時停止する。この時、タイムスタンプ記憶部114には一時停止する以前の、最後に受信したストリームデータのタイムスタンプ情報が格納されている。従って、コンテンツの一時停止中に、電源を切断し、再度電源を投入した場合、図10の手順に従って、同様にコンテンツの続きから再生を行うことが可能である。
【0047】
次に、再生終了のシーケンスについて説明する。
【0048】
システム制御部108は受信するストリームデータのタイムスタンプ情報を監視している。タイムスタンプ情報を基にした再生時間が図10のS258で保持した再生終了時間「1:30:00」に達した時、システム制御部108はコンテンツの再生を終了したと判断し(S266)、ストリームデータの受信中でないことを示すよう、フラグ記憶部113のストリーム受信フラグを0に変更する(S267)。
【0049】
尚、再生中に、ユーザが停止ボタン303を操作すると、ユーザIF部109が再生停止信号をシステム制御部108に出力する。再生停止要求信号を受けたシステム制御部108は、通信部112を介して、ストリーム配信サーバ133に対して再生停止を要求し、ストリームデータの受信を停止する。そして、ストリーム受信フラグを0にする。
【0050】
従って、コンテンツの再生終了後、及び停止中に、電源を切断し、再度電源を投入した場合には、図2のようなポータルサイト画面を表示することになる。
【0051】
図11は、ユーザが電源ボタン302を操作した時のシステム制御部108が行う処理を示すフローチャートである。
【0052】
まず、ユーザIF部109を介して電源投入要求信号を受信すると、受信機101の電源を投入し(ステップS301)、回線接続サーバ131に対し、インターネット回線を接続するよう通信を行う(ステップS302)。回線接続後、フラグ記憶部113のストリーム受信フラグをチェックし(ステップS303)、0であれば、WEBサーバ132に対しポータルサイトのURLへのアクセスを要求する(ステップS304)。
【0053】
次に、ポータルサイト上のコンテンツを選択決定する決定要求信号をユーザIF部109から受信すると(ステップS305)、コンテンツ情報を取得するため、HTMLブラウザ部110にフォーカス位置情報、決定要求を出力し、その後取得したコンテンツ情報をコンテンツ情報記憶部111に格納する(ステップS306)。次に、そのコンテンツ情報を基に、ストリーム配信サーバ133とセッションを確立する(ステップS307)。次に、ストリーム配信サーバ133に対してコンテンツの先頭「0:00:00」から再生を行うように要求、応答の通信を行い(ステップS308)、フラグ記憶部113のストリーム受信フラグを1に変更し(ステップS309)、ストリームデータの受信及び再生を開始する。
【0054】
一方、ステップS303の処理において、ストリーム受信フラグが1であれば、コンテンツ情報記憶部111中のコンテンツ情報を基にストリーム配信サーバ133とセッションを確立する(ステップS310)。次に、タイムスタンプ記憶部114に保持したタイムスタンプ値より換算した再生時間から、再生を行うように要求、応答の通信を行い(ステップS311)、ストリームデータの受信及び再生を再開する。
【0055】
図12はユーザが再生ボタン305を操作した時のシステム制御部108が行う処理を示すフローチャートである。
【0056】
まず、ユーザIF部109を介して再生要求信号を受信すると、ストリーム配信サーバ133へ再生要求を行い、応答を受け、再生終了時間を取得及び保持する(ステップS321)。次に、ストリームデータの受信を開始し(ステップS322)、ストリームデータのタイムスタンプ情報を取得し、タイムスタンプ記憶部114に格納する(ステップS323)。
【0057】
次に、取得したタイムスタンプ情報を基に換算した再生時間を、ステップS321において保持した再生終了時間と比較し(ステップS324)、再生終了時間に等しければストリーム受信フラグを0に変更後、処理を終了する(ステップS326)。
【0058】
また、ステップS324の処理において、再生終了時間に等しくなければ、ユーザIF部109からの停止要求信号があるかどうか判断し(ステップS325)、停止要求信号があればストリーム受信フラグを0に変更後、処理を終了する(ステップS326)。また、ステップS325の処理において、停止要求信号がなければ、ステップS323に戻り、以降、一連の処理を繰り返す。
【0059】
以上説明した様に、本形態においては、ストリームコンテンツの視聴中に受信機の電源を切断し、その後、再度電源を投入した場合、自動的に電源を切断した時点での再生位置よりストリームコンテンツの視聴を再開することが可能である。
【0060】
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。本形態においても、システムの構成は図1に示すものと同様であるが、本形態では、FIFO102、バッファ103、デコーダ104は、それぞれ、2チャンネル分のストリームデータを並列に処理可能な機能を持つ。
【0061】
本形態において、システム制御部108は、電源切断中にユーザIF部109からの電源投入信号を受けた時、ストリーム受信フラグが1、即ち、電源切断時にストリームデータの受信中だったと判断できたならば、ストリームデータの受信を開始するため、コンテンツ情報記憶部111中のコンテンツ情報を基に二つのセッションを確立する。続いて、コンテンツの先頭「0:00:00」からの再生要求と、タイムスタンプ記憶部114中のタイムスタンプ情報の表す再生時間からの再生要求とを、別々のセッションで行う。
【0062】
以下、図13を用いて、コンテンツ再生中に電源を切断した後に再度電源を投入した場合の処理について説明する。
【0063】
ユーザが電源ボタン302を操作すると(S401)、システム制御部108はインターネット回線を接続し(S402)、ストリーム受信フラグの値を調べる(S403)。ここではストリーム受信フラグが1であるので、以前、ストリームデータ受信中に電源切断されたと判断し、以前のセッション確立時に保持したコンテンツ情報記憶部111中のコンテンツ情報を基に、ストリーム配信サーバ133と二つのセッション(以下セッション1、セッション2と呼ぶ)を確立する(S404、S405、S406、S407)。
【0064】
次に、システム制御部108は、ストリーム配信サーバ133に対し、セッション1に関してコンテンツの先頭「0:00:00」からの再生開始を要求し(S408)、ストリーム配信サーバ108から応答を受け(S409)、取得した再生終了時間を保持する(S410)。
【0065】
次に、システム制御部108は、ストリーム配信サーバ133に対し、セッション2に関してタイムスタンプ記憶部114中のタイムスタンプ情報の示す再生時間「0:55:00」からの再生開始を要求し(S411)、ストリーム配信サーバ133から応答を受け(S412)、取得した再生終了時間を保持する。
【0066】
尚、本形態においては、「0:00:00」からの再生要求、途中再生位置からの再生要求の順番に処理を行っているが、逆の順番でも何ら問題はない。
【0067】
続いて、「0:00:00」と「0:55:00」の再生位置からのストリームデータをそれぞれ受信し、タイムスタンプ情報の記憶及び再生処理を行い(S414−S418)、システム制御部108は、図14の様な二つの再生画面を表示部106に出力するよう、表示音声制御部105を制御する。
【0068】
図14において、502はコンテンツの先頭「0:00:00」からの再生画面、503はコンテンツの続き「0:55:00」からの再生画面である。507、504は再生時間を直感的に表す指標であり、506、505は再生時間を示すカウンターである。
【0069】
以上のように、本形態においても、ストリームコンテンツの視聴中に電源を切断した後、再度電源を投入した場合、自動的に電源を切断した時点での再生位置よりストリームコンテンツの視聴を再開することが可能である。
【0070】
また、本形態では、同じストリームコンテンツの先頭からの再生画像も表示するので、先頭から視聴したいというユーザの要求を満たすことができる。また、続きから視聴したいユーザと、始めから視聴したいユーザの両方の要求を同時に満たすことができる。
【0071】
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
【0072】
図15は、本形態にかかるインターネット放送受信システムの構成を示すブロック図であり、図1と同様の構成については同一番号を付してある。
【0073】
本形態の受信機101は、タイマ115と再生時間記憶部116とを新たに備えている。タイマ115はシステム制御部108からの指示により、再生時間を計測する。尚、本形態において、時間計測の単位は、「0:00:00」のように時、分、秒で定義する。再生時間記憶部116はタイマ115で計測した時間を保持する不揮発性のメモリもしくはHDDである。なお、本形態において、再生時間記憶部116の初期値は0とする。
【0074】
次に、システム制御部108について説明する。
【0075】
システム制御部108は、ストリーム配信サーバ133から再生要求の応答として再生終了時間を受け取り、タイマ115に時間計測の開始を指示する。タイマ115の計測値がこの再生終了時間に一致した時や、ユーザIF部109から再生停止信号を受けた時は、ストリーム受信フラグを0に変更し、タイマ115の計測を停止するよう制御する。
【0076】
また、ユーザIF部109からの電源切断信号を受けた時には、タイマ115の計測値を再生時間記憶部116に格納する。
【0077】
また、電源切断中にユーザIF部109からの電源投入信号を受けた時、第1の実施形態と同様に、ストリーム配信サーバ133とセッションを確立した後、再生時間記憶部116で保持した再生時間からの再生要求を、ストリーム配信サーバ133に対して行う。
【0078】
次に、図16を用いて、本形態における、電源投入から再生中に電源切断を行うまでの処理について説明する。
【0079】
電源投入から、再生要求後の応答を受け、ストリーム受信フラグを1にするまでの処理(S601−S615)は第1の実形態と同様である。その後、タイマ115の時間計測を開始する(S616)。再生処理中(S618−S621)、ユーザがリモコン134の電源ボタン302を操作すると、ユーザIF部109を介して電源切断要求信号を受けたシステム制御部108は、タイマ115の値「0:55:00」を再生時間記憶部116に格納し(S622)、タイマ115の計測を停止する(S623)。そして、セッションの切断処理後(S624、S625)、電源を切断する(S626)。
【0080】
次に、図16の如くストリームコンテンツの視聴中の電源を切断した後、再度電源を投入した場合の処理について図17を用いて説明する。
【0081】
電源投入からセッションを確立するまで(S651−S655)の処理は第1の実施形態と同様である。
【0082】
次に、システム制御部108は、通信部112を介して、ストリーム配信サーバ133に対し、再生時間記憶部116中の値「0:55:00」からの再生開始を要求する(S656)。その後の処理(S657−664)は図16の処理と同様である。
【0083】
以上のように、受信したコンテンツデータに付加されたタイムスタンプの代わりに、内部のタイマにより再生経過時間を計測し、この計測した時間によっても電源投入後、自動的に続きのコンテンツからの再生が可能となる。
【0084】
次に、再生終了のシーケンスについて説明を行う。
【0085】
システム制御部108は、タイマ115の値がS658の処理で保持した再生終了時間「1:30:00」に達した時、コンテンツの再生が終了したと判断し(S665)、ストリーム受信フラグを0にし(S666)、タイマ115を停止する(S667)。
【0086】
図18は、ユーザが電源ボタン302を操作した時のシステム制御部108が行う処理を示すフローチャートである。
【0087】
電源投入要求があると、前述のように受信機101の電源を投入し(ステップS701)、インターネット回線の接続処理を行った後(ステップS702)、ストリーム受信フラグの値をチェックする(ステップS703)。ストリーム受信フラグが1ならば、コンテンツ情報記憶部111中のコンテンツ情報を基に、ストリーム配信サーバ133とセッションを確立した(ステップS710)後、再生時間記憶部116に保持した再生時間からの再生要求、応答の通信を行い(ステップS711)、ストリームデータの受信及び再生を開始する。
【0088】
また、ステップS704からステップS709の処理は、図11のステップS304からステップS309の処理と同様である。
【0089】
図19は、ユーザが再生ボタン305を操作した時のシステム制御部108が行う処理を示すフローチャートである。
【0090】
再生要求信号を受けると、ストリーム配信サーバ133へ再生要求を行い、応答を受け、再生終了時間を取得及び保持する(ステップS721)。そして、ストリームデータの受信を開始後(ステップS722)、タイマ115により時間の計測を開始する(ステップS723)。次に、計測した時間を、ステップS721において保持した再生終了時間と比較し(ステップS724)、再生終了時間に等しければタイマ115を停止させ(ステップS726)、ストリーム受信フラグを0に変更後、処理を終了する(ステップS727)。
【0091】
また、ステップS724において再生終了時間に等しくなければ、ユーザIF部109からの停止要求信号があるかどうか判断し(ステップS725)、停止要求信号があればタイマ115を停止させ、ストリーム受信フラグを0に変更後、処理を終了する。また、ステップS725の処理において停止要求信号がなければ、ステップS724に戻り、以降、一連の処理を繰り返す。
【0092】
以上のように、本形態においては、ストリームコンテンツの視聴中に電源を切断した後、再度電源を投入した場合、タイマにて計測した時間情報に基づき、自動的に電源を切断した時点での再生位置よりストリームコンテンツの視聴を再開することが可能である。
【0093】
【発明の効果】
以上説明したよ様に、本発明によれば、ストリーム放送の視聴中に電源を切断した場合であっても、電源投入に応じて視聴を中断した位置より、容易にストリーム放送の視聴を再開することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される受信システムの構成を示す図である。
【図2】ポータルサイトの表示画面を示す図である。
【図3】ストリームコンテンツの視聴画面を示す図である。
【図4】本発明が適用される受信システムの他の構成を示す図である。
【図5】リモコンの構成を示す図である。
【図6】本発明の実施形態によるストリームコンテンツの受信手順を示す図である。
【図7】ポータルサイトの表示画面を示す図である。
【図8】ストリームコンテンツの視聴画面を示す図である。
【図9】ストリームコンテンツの視聴画面を示す図である。
【図10】本発明の実施形態によるストリームコンテンツの受信手順を示す図である。
【図11】電源投入に伴う処理を示すフローチャートである。
【図12】再生要求に伴う処理を示すフローチャートである。
【図13】本発明の実施形態によるストリームコンテンツの受信手順を示す図である。
【図14】ストリームコンテンツの視聴画面を示す図である。
【図15】本発明が適用される受信システムの他の構成を示す図である。
【図16】本発明の実施形態によるストリームコンテンツの受信手順を示す図である。
【図17】本発明の実施形態によるストリームコンテンツの受信手順を示す図である。
【図18】電源投入に伴う処理を示すフローチャートである。
【図19】再生要求に伴う処理を示すフローチャートである。
Claims (6)
- ネットワークを介してストリーム放送を受信する受信手段と、
電源の投入及び切断を指示する指示手段と、
記憶手段と、
前記ストリーム放送の受信中における前記指示手段による電源切断の指示に応じて、前記ストリーム放送の受信を中断するよう前記受信手段を制御すると共に前記ストリーム放送において前記受信を中断した位置を示す中断位置情報を前記記憶手段に記憶し、前記指示手段による電源投入の指示に応じて、前記記憶手段に記憶された中断位置情報に基づき前記受信を中断した位置より前記ストリーム放送の受信を再開するよう前記受信手段を制御する制御手段とを備える受信装置。 - 前記制御手段は前記ストリーム放送に付加されたタイムスタンプ情報を前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1記載の受信装置。
- 前記ストリーム放送の先頭からの経過時間を計測するタイマを備え、前記制御手段は前記タイマの計測値を前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1記載の受信装置。
- 前記受信手段は複数チャンネルの前記ストリーム放送を並列に受信可能であり、前記制御手段は、前記指示手段による電源投入の指示に応じて、前記受信を中断した位置より前記ストリーム放送を受信しながら先頭位置より前記ストリーム放送を受信するよう前記受信手段を制御することを特徴とする請求項1記載の受信装置。
- 前記受信されたストリーム放送に係る画像を表示する表示手段を備え、前記制御手段は更に、前記中断位置より受信を再開したストリーム放送に係る画像と前記先頭位置より受信を開始したストリーム放送に係る画像とを同一画面上に表示するよう前記表示手段を制御することを特徴とする請求項4記載の受信装置。
- 前記制御手段は前記ストリーム放送を配信する配信サーバの前記ネットワーク上における位置を示すコンテンツ情報を前記記憶手段に記憶し、前記電源投入に応じて前記コンテンツ情報に従う配信サーバに対して前記ストリーム放送の送信を要求するよう前記受信手段を制御することを特徴とする請求項1記載の受信装置。
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2002
- 2002-09-24 JP JP2002277493A patent/JP2004120090A/ja not_active Withdrawn
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