JP2004119622A - カバー部材の保持構造および電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】カバー部材を本体の背面に対して簡単かつ確実に固定して保持することができ、簡単には外れないカバー部材の保持構造および電子機器を提供すること。
【解決手段】本体12の背面24を覆うカバー部材20を本体12に固定して保持するカバー部材20の保持構造110であり、間隔をおいて本体12に設けられている一対の第1取り付け凹部60,61と、間隔をおいて本体12に設けられている一対の第2取り付け凹部70,71と、カバー部材20において突出して設けられ一対の第1取り付け凹部60,61に対してそれぞれカバー部材20をスライドしてはめ込まれて固定される一対の第1突起部90,91と、カバー部材20において突出して設けられ一対の第2取り付け凹部70,71に対してそれぞれカバーのスライド方向とは異なる方向にカバー部材20を押し込むことではめ込まれて固定される一対の第2突起部100,101を備える。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、本体に対して着脱自在に本体の背面を覆うためのカバー部材を固定して保持するためのカバー部材の保持構造およびカバー部材の保持構造を有する電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子機器の一例として、たとえば液晶表示装置を例に挙げる。この液晶表示装置は、たとえばテレビジョン受像機として用いられている。この種の液晶表示装置の本体は、その前面側に液晶表示部を有しており、その背面側にはカバー部材を設けているものがある。
カバー部材は、たとえば本体の背面側に設けられている信号用のケーブルや電源用の配線を覆うことで外観の見ばえを良くするためのカバー部材である。カバー部材を本体の背面に対して固定するために、本体の背面の四隅の位置に凹部が設けられている。これらの4つの本体の背面の凹部に対応して、カバー部材は合計4つの突起を有している。
このカバー部材を本体の背面に対して固定して保持するためには、カバー部材の4つの突起は本体の背面の4つの凹部にそれぞれ位置させて、カバー部材を本体の背面に対して平行にスライドすることにより、カバー部材を本体の背面に対して固定して保持する構造を採用している。
従来のこのような保持構造としては、電子機器の本体に対してカバーをワンタッチ方式で着脱する機構のものがある。(たとえば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−283876号公報(第3頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述したようなカバー部材の固定方式では、カバー部材の内側に4つの突起が設けられているので、作業者はカバー部材の取り付け作業中はその突起を直接見ることができない。このため、カバー部材の4つの突起を本体の背面の4つの凹部に位置合わせして同時にスライドしてはめ込む作業は、難しい。
このようなカバー部材の取り付け作業は、電子機器の組立工程においても行うこともあれば、実際に電子機器を使用するユーザーが行う場合もある。
そこで本発明は上記課題を解消し、カバー部材を本体の背面に対して簡単かつ確実に固定して保持することができ、簡単には外れないカバー部材の保持構造および電子機器を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、本体に対して前記本体の背面を覆うためのカバー部材を固定して保持するためのカバー部材の保持構造であり、間隔をおいて前記本体に設けられている一対の第1取り付け凹部と、間隔をおいて前記本体に設けられている一対の第2取り付け凹部と、前記カバー部材において突出して設けられ前記一対の第1取り付け凹部に対してそれぞれ前記カバー部材をスライドすることではめ込まれて固定される一対の第1突起部と、前記カバー部材において突出して設けられ前記一対の第2取り付け凹部に対してそれぞれ前記カバーのスライド方向とは異なる方向に前記カバー部材を押し込むことではめ込まれて固定される一対の第2突起部と、を備えることを特徴とするカバー部材の保持構造である。
【0006】
請求項1では、一対の第1取り付け凹部は、間隔をおいて本体に設けられている。一対の第2取り付け凹部は、間隔をおいて本体に設けられている。
一対の第1突起部は、カバー部材において突出して設けられている。この一対の第1突起部は、一対の第1取り付け凹部に対してそれぞれカバー部材をスライドすることではめ込まれて固定される。
一対の第2突起部は、カバー部材において突出して設けられており、この一対の第2突起部は、一対の第2取り付け凹部に対してそれぞれカバーのスライド方向とは異なる方向に第1カバー部材を押し込むことではめ込まれて固定される。
これにより、一対の第1突起部は、一対の第1取り付け凹部に対してカバー部材をスライドすることではめ込まれて固定することができる。しかも、一対の第2突起部は、それぞれカバーのスライド方向とは異なる方向にカバー部材を押し込むことではめ込まれて固定される。したがって、最初に一対の第1突起部を一対の第1取り付け凹部に対してスライドすることではめ込んだ後に、一対の第2突起部を一対の第2取り付け凹部に対してそれぞれ押し込むだけで、カバー部材は、本体の背面に対して簡単かつ確実に固定して保持することができる。
つまり、第1突起部と第2突起部を同時に第1取り付け凹部と第2取り付け凹部に位置決めしてスライドしてはめ込む必要がないので、取り付け作業が簡単である。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載のカバー部材の保持構造において、前記本体は、前記一対の第1取り付け凹部を前記カバー部材のスライドする方向にそって直接目視するための目視用の凹部を有する。
【0008】
請求項2では、本体の目視用の凹部があることにより、一対の第1取り付け凹部に対して一対の第1突起部をスライドしてはめ込んで固定する際の作業を作業者が直接見ながら行うことができるので、この一対の第1突起部のはめ込み固定作業が簡単になる。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1に記載のカバー部材の保持構造において、前記第1取り付け凹部は、前記第1突起部の先端部をはめ込んで弾性的に保持して前記カバー部材が前記スライド方向に移動するのを阻止するための弾性保持部を有する。
【0010】
請求項3では、第1取り付け凹部の弾性保持部があることにより、第1突起部の先端部をはめ込んで弾性的に保持することで、カバー部材がスライド方向に移動してしまうのを阻止することができる。これによって、第1突起部はスライドしないように第1取り付け凹部において確実に固定することができる。
【0011】
請求項4の発明は、請求項1に記載のカバー部材の保持構造において、前記本体の前面側には画像を表示する画像表示部を有し、前記画像表示部は液晶表示部である。
【0012】
請求項5の発明は、請求項1に記載のカバー部材の保持構造において、前記一対の第1突起部と前記一対の第2突起部は、前記一対の第1突起部の前記スライドする方向とは反対の方向にスライドすることで、前記一対の第1取り付け凹部と前記一対の第2取り付け凹部から取り外し自在である。
これにより、カバー部材は、本体の背面に対してスライドするだけで簡単に取り外すことができる。このようにカバー部材は本体の背面に対して着脱自在である。
【0013】
請求項6の発明は、本体に対して前記本体の背面を覆うためのカバー部材を固定して保持するためのカバー部材の保持構造を有する電子機器であり、前記カバー部材の保持構造は、間隔をおいて前記本体に設けられている一対の第1取り付け凹部と、間隔をおいて前記本体に設けられている一対の第2取り付け凹部と、前記カバー部材において突出して設けられ前記一対の第1取り付け凹部に対してそれぞれ前記カバー部材をスライドすることではめ込まれて固定される一対の第1突起部と、前記カバー部材において突出して設けられ前記一対の第2取り付け凹部に対してそれぞれ前記カバーのスライド方向とは異なる方向に前記カバー部材を押し込むことではめ込まれて固定される一対の第2突起部と、を備えることを特徴とする電子機器である。
【0014】
請求項6では、一対の第1取り付け凹部は、間隔をおいて本体に設けられている。一対の第2取り付け凹部は、間隔をおいて本体に設けられている。
一対の第1突起部は、カバー部材において突出して設けられている。この一対の第1突起部は、一対の第1取り付け凹部に対してそれぞれカバー部材をスライドすることではめ込まれて固定される。
一対の第2突起部は、カバー部材において突出して設けられており、この一対の第2突起部は、一対の第2取り付け凹部に対してそれぞれカバーのスライド方向とは異なる方向に第1カバー部材を押し込むことではめ込まれて固定される。
これにより、一対の第1突起部は、一対の第1取り付け凹部に対してカバー部材をスライドすることではめ込まれて固定することができる。しかも、一対の第2突起部は、それぞれカバーのスライド方向とは異なる方向にカバー部材を押し込むことではめ込まれて固定される。したがって、最初に一対の第1突起部を一対の第1取り付け凹部に対してスライドすることではめ込んだ後に、一対の第2突起部を一対の第2取り付け凹部に対してそれぞれ押し込むだけで、カバー部材は、本体の背面に対して簡単かつ確実に固定して保持することができる。
つまり、第1突起部と第2突起部を同時に第1取り付け凹部と第2取り付け凹部に位置決めしてスライドしてはめ込む必要がないので、取り付け作業が簡単である。
【0015】
請求項7の発明は、請求項6に記載の電子機器において、前記本体は、前記一対の第1取り付け凹部を前記カバー部材のスライドする方向にそって直接目視するための目視用の凹部を有する。
【0016】
請求項7では、本体の目視用の凹部があることにより、一対の第1取り付け凹部に対して一対の第1突起部をスライドしてはめ込んで固定する際の作業を作業者が直接見ながら行うことができるので、この一対の第1突起部のはめ込み固定作業が簡単になる。
【0017】
請求項8の発明は、請求項6に記載の電子機器において、前記第1取り付け凹部は、前記第1突起部の先端部をはめ込んで弾性的に保持して前記カバー部材が前記スライド方向に移動するのを阻止するための弾性保持部を有する。
【0018】
請求項8では、第1取り付け凹部の弾性保持部があることにより、第1突起部の先端部をはめ込んで弾性的に保持することで、カバー部材がスライド方向に移動してしまうのを阻止することができる。これによって、第1突起部はスライドしないように第1取り付け凹部において確実に固定することができる。
【0019】
請求項9の発明は、請求項6に記載の電子機器において、前記本体の前面側には画像を表示する画像表示部を有し、前記画像表示部は液晶表示部である。
【0020】
請求項10の発明は、請求項6に記載の電子機器において、前記一対の第1突起部と前記一対の第2突起部は、前記一対の第1突起部の前記スライドする方向とは反対の方向にスライドすることで、前記一対の第1取り付け凹部と前記一対の第2取り付け凹部から取り外し自在である。
これにより、カバー部材は、本体の背面に対してスライドするだけで簡単に取り外すことができる。このようにカバー部材は本体の背面に対して着脱自在である。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
【0022】
図1は、本発明の電子機器の一例である液晶表示装置の正面側から見た斜視図であり、図2は、液晶表示装置の背面側から見た分解斜視図である。
液晶表示装置10は、たとえばテレビジョン受像機として用いることができるものであるが、これに限らずコンピュータのモニター装置としても用いることができる。
【0023】
図3は液晶表示装置10の正面図であり、図4は液晶表示装置10の平面図である。図5は液晶表示装置10の側面図であり、図6は液晶表示装置10の背面図である。
図1と図3に示すように、液晶表示装置10は、概略的には本体12、スタンド14、そしてカバー部材20を有している。カバー部材20の形状例は、図4と図5に示してある。
【0024】
図3に示すように、本体12の前面23側には、画像表示部の一例として液晶表示部21が設けられている。この液晶表示部21は、画像情報や文字情報やその他の情報を表示することができる。液晶表示部21は前面23側に設けられているが、カバー部材20は本体12の背面24側に設けられている。
図3に示すように本体12の前面23側には、スピーカー25、電源/パワーセーブランプ26、スタンバイ/OFFタイマー27、リモコン受光部28等を有している。
また本体12の下部には、映像や音声の入力端子部29が設けられている。
【0025】
図5に示すように本体12の側面には、電源ボタン30、チャンネルボタン31、音量ボタン32、入力切替ボタン33等が設けられている。
カバー部材20は、図2、図4および図5に示すように本体12の背面24を全面的に覆う大きさを有している。カバー部材20はほぼ長方形状であるが、本体12の背面24の湾曲に応じて湾曲した形状になっている。
図2と図6に示すように、アンテナ端子(VHF/UHF)40、ビデオの音声および映像入力端子41やDC(直流)入力端子42等が設けられている。背面24の中央部には、たとえば長方形状の凹部である収容部44が設けられている。この収容部44は、各種の上述したようなビデオ入力やアンテナ入力あるいはDC入力等のラインを通して、スタンド14の穴45から外部に導き出すための部分である。
【0026】
図7は、図6の本体12の背面24の形状をより詳しく示している。図8は、背面24が後ろ側Tに向けて湾曲している形状例を示している。
図9は、図2に示すカバー部材20の内面50側を示しており、図10はカバー部材20の外面51側を示している。図11は、カバー部材20の断面図を示しており、カバー部材20は後ろ側Tに向けて湾曲している状態を示している。
【0027】
図6と図7に戻ると、本体12の背面24には、一対の第1取り付け凹部60,61および一対の第2取り付け凹部70,71が設けられている。一対の第1取り付け凹部60,61は、図6に示す背面24の上側の右角部80と左角部81にそれぞれ設けられている。
第2取り付け凹部70,71は、背面24の下側の右角部90と左角部91にそれぞれ設けられている。
一対の取り付け凹部60,61は同じ形状を有している。これに対して、一対の第2取り付け凹部70,71は、背面24の中心線CLを中心として左右対称形状を有している。
本体12の背面24の一対の第1取り付け凹部60,61の上側には、目視用凹部83がそれぞれ設けられている。この目視用凹部83の用途については、後で説明する。
【0028】
図2に示すカバー部材20の内面50側には、一対の第1突起部90,91と一対の第2突起部100,101が、カバー部材20の内面50に対して垂直に突出して設けられている。
これらの一対の第1取り付け凹部60,61、一対の第2取り付け凹部70,71、一対の第1突起部90,91、そして一対の第2突起部100,101は、図2に示すようにカバー部材20の保持構造を構成している。
【0029】
図9のカバー部材20の内面50側には、上述した第1突起部90,91と第2突起部100,101が突出して設けられている。第1突起部90,91は、図9においてカバー部材20の内面50の左側の角部120と右側の角部121において突出して設けられている。一対の第2突起部100,101は、カバー部材20の内面50の下側の左角部130、右側の角部131にそれぞれ突出して設けられている。
【0030】
図12と図13は、一対の第1取り付け凹部60,61の形状例を示している。図14と図15は、一対の第2取り付け凹部70,71の形状例について示している。
【0031】
まず図12と図13を参照しながら、一対の第1取り付け凹部60,61の形状例について説明する。
図12は、図6の第1取り付け凹部60の付近を含む部分Aを拡大して示している。この第1取り付け凹部60の形状と図6に示す第1取り付け凹部61の形状は、同じ形状になっている。従って図12には部分Aのみを拡大して代表して示している。
図12の部分Aに示すように、第1取り付け凹部60の上部には、目視用凹部83が形成されている。この目視用凹部83は、本体12の背面24の上部に形成されている凹部であり、部分83Aに比べてスライド方向Eに沿ってへこんだ形状になっている。この目視用凹部83は、左右の第1取り付け凹部60,61の上部にある。目視用凹部83は、第1取り付け凹部60をE方向、すなわち後で示すカバー部材20のスライド方向Eに沿って、この第1取り付け凹部60を作業者もしくはユーザーが直接目視で見ることができるようにするために、本体12の上部に設けられた凹部である。
同様にして、図6に示すように第1取り付け凹部61の付近にも、目視用凹部83が設けられており、この目視用凹部83を用いて、作業者もしくはユーザーが、カバー部材20の取り付け作業の際に下向きに第1取り付け凹部61を直接カバー部材20のスライド方向Eに沿って見ることができるようになっている。
【0032】
図13は、図12における第1取り付け凹部60のC−C線における断面構造例を示している。図13(A)では、第1取り付け凹部60に対して第1突起部90がはめ込んで固定される前の状態を示しており、図13(B)は、第1取り付け凹部60に対して第1突起部90がはめ込んで固定された状態を示している。
【0033】
図12と図13に示すように、第1取り付け凹部60は、2つのサイド部140,140と、はめ込み穴部141および弾性保持部143を有している。はめ込み穴部141の大径部144は、小径部145よりも大きいものである。
弾性保持部143は、好ましくは図12と図13(A)に示すように半球状の突部145を有している。この突部145は、第1突起部90の先端部に設けられた半球状の穴部146に対してはまり込む部分である。この突部145が穴部146にはまり込んだ状態では、図13(B)に示すように弾性保持部143が第1突起部90をH方向、すなわちカバー部材20とほぼ垂直方向に押し付けて、第1突起部90は第1取り付け凹部60の係合部148の内面に対して押し付けることにより、はめ込んで固定することができる。
【0034】
次に、図14と図15を参照して、背面24の第2取り付け凹部70,71の形状について説明する。
図14に示すように、第2取り付け凹部70,71は、第1取り付け凹部60,61と異なり、既に述べたように背面24の中心線CLを中心として左右対称形状になっていることが特徴的である。
図15は、図14の第2取り付け凹部70の形状を拡大して代表して示している。しかし第2取り付け凹部71の形状は、第2取り付け凹部70の形状と左右対称形状であるので、その説明を利用することにする。
【0035】
第2取り付け凹部70は、ほぼ長円形状のはめ込み穴部170を有している。このはめ込み穴部170はほぼ円形状の大径部171を有しているが、この大径部171は、変形部172につながっている。この変形部172の内側の部分は、係合部173を有している。
図14に示すように第2取り付け凹部71は、第2取り付け凹部70と左右対称形状であるので同じ符号を記してその説明を用いることにする。従って第2取り付け凹部70の変形部172の中心線CL寄りの位置に係合部173が設けられている。第2取り付け凹部71の変形部172の中心線CL寄りの位置に、係合部173が設けられている。
【0036】
次に、図16に示す一対の第1突起部90,91と、図17に示す一対の第2突起部100,101の形状例について説明する。
図16に示す第1突起部90,91は、軸部190と係合突部193を有している。軸部190は、円柱状の軸であり、カバー部材20の内面50に対して垂直に突出して形成されている。軸部190の先端部分には、たとえば扇形もしくは半円形状の係合突部193が形成されている。
この係合突部193は、図13(B)に示すように、第1取り付け凹部60,61の弾性保持部143と係合部148の間にはめ込んで固定されるようになっている。この場合に、図16と図13(B)に示す第1突起部90,91の穴部146に対して、弾性保持部143の突部145がはめ込まれるようになっている。この穴部146は軸部190の先端部分に対して形成されている。
【0037】
図17に示す第2突起部100は、軸部200と係合突部201を有している。第2突起部101は、軸部200と係合突部203を有している。係合突部201と係合突部203は、やはりほぼ扇形形状になっている。ただし係合突部201と係合突部203は、軸部200の中心軸CL1に対して内側にずれた位置にあり、係合突部201,203の中心軸と軸部200の中心軸CL1は一致していない。
【0038】
図2に示す本体12とカバー部材20は、プラスチックや金属により作ることができる。カバー部材20は、プラスチックや金属のいずれで作ったとしても、薄板形状であり、しかも湾曲しているので、カバー部材20自体は図2においてG方向に弾性変形可能である。
【0039】
次に、上述した液晶表示装置10の本体12の背面24に対して、カバー部材20を取り付ける取り付け方法について、図18と図19を参照しながら説明する。
図18は、背面24に対してカバー部材20を取り付ける手順について示している。図19は、第2取り付け凹部70,71に対して第2突起部100,101が押し付けてはめ込まれることで固定される手順の例を示している。
【0040】
(1)第1取り付け凹部60,61に対して、カバー部材20の第1突起部90,91をスライドして取り付ける工程
図18(A)と図18(B)に示すように、カバー部材20は本体12の背面24に対してやや持ち上げた状態で、カバー部材20の第1突起部90,91を背面24の第1取り付け凹部60,61に対して上方から下向きに、つまりスライド方向Eに沿ってスライドしてはめ込んで固定する。
図12に示すように第1取り付け凹部60,61は、目視用凹部83によりスライド方向Eに沿って開放されている。このために、作業者もしくはユーザーは、カバー部材20を持った状態で、第1突起部90,91が第1取り付け凹部60,61に対するそれぞれの嵌合される状態を目視で確認しながら、スライド方向Eに沿って下げていくことにより、カバー部材20の第1突起部90,91は、それぞれ第1取り付け凹部60,61に対して簡単にはめ込んで固定することができる。
この時に、下方の第2突起部100,101の取り付けには注意を払う必要はない。
【0041】
この場合に、図13(B)に示すように、第1突起部90,91の係合突部193が、第1取り付け凹部60,61の弾性保持部143と係合部148の内面の間にはまり込む。しかも、第1突起部90,91の穴部146には弾性保持部143の突部145がはまり込んだ状態で、弾性保持部143は係合突部193を係合部148の内面側に弾性的に押し付ける。これによって、図13(B)に示すように、第1突起部90,91は、第1取り付け凹部60,61からE1方向にはスライドはしないので、一対の第1突起部90,91は一対の第1取り付け凹部60,61からは簡単には外れなくなる。しかも、弾性保持部143と係合部148は、第1突起部90,91の係合突部193を挟んだ状態で保持しているので、H方向に関しても第1突起部90,91をはめ込んで固定することができる。
このように図18(C)に示すようにカバー部材20の第1突起部90,91が本体12側に固定された状態で、次の工程に移る。
【0042】
(2)第2取り付け凹部70,71に対して、カバー部材20の第2突起部100,101を押し込んではめ込むはめ込み工程
図18(C)に示すようにカバー部材20の第2突起部100,101は、K方向に沿って背面24の第2取り付け凹部70,71に対して押し付けることによりはめ込んで固定することができるようになっている。
これにより図18(D)に示すようにカバー部材20は、背面24に対してカバー部材の保持構造110を用いて簡単かつ容易に固定することができる。
従来のように4つの突起部を4つの穴部に対して同時に位置合わせしてカバー部材を背面側に対してスライドする取り付け作業をするのに対して、本発明の実施の形態では、まず上述したように第1突起部90,91はスライド方向Eにスライドして取り付けて、次に第2突起部100,101は背面24側の第2取り付け凹部70,71に対してK方向に、すなわち背面24に対してほぼ垂直方向に押し付けるだけで簡単かつ確実に固定することができる。このK方向はスライド方向Eとは異なる方向であり、ほぼ垂直の方向である。
【0043】
図19に示すように、このようにK方向に押し付けて固定する場合には、第2取り付け凹部70,71に対して、一対の第2突起部100,101ははめ込んで固定することができる。この際には、カバー部材20が図2に示すG方向に湾曲できることを利用している。
図19(A)では、図18(C)のようにカバー部材20が第1突起部90,91を回転中心としてK方向にほぼ垂直に移動して第2取り付け凹部70,71に対面した場合の状態を示している。
ユーザーまたは作業者は、カバー部材20の第2突起部100,101より中央寄りの部分を背面24側に押し付ける。これにより、第2突起部100,101の端部は、図19(A)の左右方向Jに沿ってそれぞれ離れるように開く。
したがって図19(B)に示すように、第2突起部100,101の係合突部201,203は、第2取り付け凹部70,71内に嵌合することになる。
その結果、第2突起部100,101の係合突部201,203は、第2取り付け凹部70,71の係合部173の内側に係合されることになる。このようにして、第1突起部100,101の係合突部203,201は、第2取り付け凹部70,71の係合部173の内側に対して係合されることにより、はめ込んだ状態で固定することができる。これで第1突起部90,91と第2突起部100,101を用いて、4箇所でカバー部材が本体に対して固定される。
【0044】
(3)カバー部材20の取り外し工程
カバー部材20の取り外しは、ユーザーが各種ケーブル等を取り付けたり取り外す時に、必ず必要な工程である。
カバー部材20を取り外すには、カバー部材20は、図18(D)に示すように取り外し用のスライド方向E1に沿って上方に持ち上げてスライドさせることで、図16に示す第1突起部90,91の係合突部193が図12に示す第1取り付け凹部60,61の大径部144から外れると共に、図17に示す第2突起部100,101の係合突部201,203が図19に示す第2取り付け凹部70,71の大径部171,171から外れる。このスライド方向E1はスライド方向Eとは逆方向である。
このようにしてカバー部材20は合計4箇所において簡単に取り付け取り外しができる。
【0045】
ところで本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上述した実施の形態では、カバー部材の保持構造を有する電子機器の例として、液晶表示装置を例に挙げている。しかしこれに限らず、この種の電子機器は、画像表示部を有する電子機器の例として、陰極線管を有するテレビジョン受像機やモニター装置、オーディオ装置、デスクトップ型のコンピュータあるいはプラズマディスプレイパネル型の表示装置、有機EL(エレクトロルミネッセンス)表示装置等、多種多様なものがあり、特に限定されるものではない。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、カバー部材を本体の背面に対して簡単かつ確実に固定して保持することができ、簡単には外れない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子機器の一例である液晶表示装置の前側を示す斜視図。
【図2】図1の液晶表示装置の後ろ側を示す分解斜視図。
【図3】図1の液晶表示装置の正面図。
【図4】図3の液晶表示装置の平面図。
【図5】図3の液晶表示装置の側面図。
【図6】図3の液晶表示装置の背面を示す図。
【図7】図6の液晶表示装置の背面をより詳しく示す図。
【図8】液晶表示装置の背面の湾曲状態を示す図。
【図9】液晶表示装置のカバー部材の内面側を示す図。
【図10】液晶表示装置のカバー部材の外面側を示す図。
【図11】カバー部材の湾曲状態を示す図。
【図12】第1取り付け凹部の形状例を示す正面図。
【図13】図12の第1取り付け凹部のC−C線における断面図。
【図14】第2取り付け凹部の形状例を示す図。
【図15】図14の第2取り付け凹部の形状を拡大して示す図。
【図16】第1突起部の形状例を示す斜視図。
【図17】第2突起部の形状例を示す斜視図。
【図18】カバー部材を本体の背面に対してはめ込んで固定する工程例を示す図。
【図19】第2取り付け凹部に対して第2突起部を押し付けて撓ませながらはめ込む状態の例を示す図。
【符号の説明】
10・・・液晶表示装置(電子機器の一例)、12・・・本体、20・・・カバー部材、21・・・液晶表示部、23・・・本体の前面、24・・・本体の背面、60,61・・・一対の第1取り付け凹部、70,71・・・一対の第2取り付け凹部、83・・・第1取り付け凹部の目視用凹部、90,91・・・一対の第1突起部、100,101・・・一対の第2突起部、110・・・カバー部材の保持構造、143・・・第1取り付け凹部の弾性保持部

Claims (10)

  1. 本体に対して前記本体の背面を覆うためのカバー部材を固定して保持するためのカバー部材の保持構造であり、
    間隔をおいて前記本体に設けられている一対の第1取り付け凹部と、
    間隔をおいて前記本体に設けられている一対の第2取り付け凹部と、
    前記カバー部材において突出して設けられ前記一対の第1取り付け凹部に対してそれぞれ前記カバー部材をスライドすることではめ込まれて固定される一対の第1突起部と、
    前記カバー部材において突出して設けられ前記一対の第2取り付け凹部に対してそれぞれ前記カバーのスライド方向とは異なる方向に前記カバー部材を押し込むことではめ込まれて固定される一対の第2突起部と、
    を備えることを特徴とするカバー部材の保持構造。
  2. 前記本体は、前記一対の第1取り付け凹部を前記カバー部材のスライドする方向にそって直接目視するための目視用の凹部を有する請求項1に記載のカバー部材の保持構造。
  3. 前記第1取り付け凹部は、前記第1突起部の先端部をはめ込んで弾性的に保持して前記カバー部材が前記スライド方向に移動するのを阻止するための弾性保持部を有する請求項1に記載のカバー部材の保持構造。
  4. 前記本体の前面側には画像を表示する画像表示部を有し、前記画像表示部は液晶表示部である請求項1に記載のカバー部材の保持構造。
  5. 前記一対の第1突起部と前記一対の第2突起部は、前記一対の第1突起部の前記スライドする方向とは反対の方向にスライドすることで、前記一対の第1取り付け凹部と前記一対の第2取り付け凹部から取り外し自在である請求項1に記載のカバー部材の保持構造。
  6. 本体に対して前記本体の背面を覆うためのカバー部材を固定して保持するためのカバー部材の保持構造を有する電子機器であり、
    前記カバー部材の保持構造は、
    間隔をおいて前記本体に設けられている一対の第1取り付け凹部と、
    間隔をおいて前記本体に設けられている一対の第2取り付け凹部と、
    前記カバー部材において突出して設けられ前記一対の第1取り付け凹部に対してそれぞれ前記カバー部材をスライドすることではめ込まれて固定される一対の第1突起部と、
    前記カバー部材において突出して設けられ前記一対の第2取り付け凹部に対してそれぞれ前記カバーのスライド方向とは異なる方向に前記カバー部材を押し込むことではめ込まれて固定される一対の第2突起部と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  7. 前記本体は、前記一対の第1取り付け凹部を前記カバー部材のスライドする方向にそって直接目視するための目視用の凹部を有する請求項6に記載の電子機器。
  8. 前記第1取り付け凹部は、前記第1突起部の先端部をはめ込んで弾性的に保持して前記カバー部材が前記スライド方向に移動するのを阻止するための弾性保持部を有する請求項6に記載の電子機器。
  9. 前記本体の前面側には画像を表示する画像表示部を有し、前記画像表示部は液晶表示部である請求項6に記載の電子機器。
  10. 前記一対の第1突起部と前記一対の第2突起部は、前記一対の第1突起部の前記スライドする方向とは反対の方向にスライドすることで、前記一対の第1取り付け凹部と前記一対の第2取り付け凹部から取り外し自在である請求項6に記載の電子機器。
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