JP2004119494A - 光センサ素子、これを用いた平面表示装置、光センサ素子の製造方法、平面表示装置の製造方法 - Google Patents

光センサ素子、これを用いた平面表示装置、光センサ素子の製造方法、平面表示装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】スイッチング素子の多結晶シリコン膜と同層の多結晶シリコン膜を光センサ素子の半導体層として用いた場合に、スイッチング素子の特性を劣化されることなく光センサ素子の感度を向上させる。
【解決手段】光センサ素子50のP型低濃度不純物領域84とN型高濃度不純物領域85の接合面を多結晶シリコン膜の表面に対して傾斜するように形成することにより、PN接合面の面積を拡大して光をより吸収しやすくする。
【選択図】   図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画面入力機能の実現に用いられる光センサ素子、これを用いた平面表示装置、光センサ素子を製造する方法、平面表示装置を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、液晶などを用いた平面表示装置は、薄型軽量、低消費電力という大きな利点があることから、パーソナルコンピュータや携帯電話などの表示画面として広く用いられている。さらに、タッチパネルやペン入力といった画面入力機能を備えることで、その用途の拡大が進んでいる。しかしながら、画面入力機能を備えるためには、そのための部品を追加することとなり、コストが上がってしまうこととなる。
【0003】
従来の平面表示装置では、画素毎に配置されたスイッチング素子を駆動するための駆動回路は、スイッチング素子が集積された透明基板に対して外付け部品として構成されていたが、この駆動回路を透明基板上に取り込み可能とする技術が開発された。これは、画素毎のスイッチング素子と駆動回路を構成するスイッチング素子を製造工程を増やさずに形成するものである。その概略は、透明基板上に非晶質シリコン膜を形成し、エキシマレーザアニール(ELA)法により多結晶化して多結晶シリコン膜とし、各スイッチング素子の半導体層となる原型が形作られるようにエッチングし、不純物を注入することにより多結晶半導体層とするものである。
【0004】
これと同様にして、画面入力機能に必要な部品を透明基板上に取り込むことにより、トータルコストを抑えることが考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、画面入力機能に必要な部品に光センサ素子を用いることとし、スイッチング素子と光センサ素子を透明基板上に同じ製造工程で形成しようとする場合には、次のような問題がある。
【0006】
光センサ素子の感度は、多結晶半導体層の膜厚が厚いほど高くなる。これは、膜厚が厚いほど光の吸収量が多くなり、光量に応じた電流の出力が増加することによるものである。一方、電子や正孔の高移動度が得られる多結晶半導体層の膜厚は30[nm]〜80[nm]程度である。この範囲の厚さでは光センサ素子の電流出力はそれほど大きくならない。
【0007】
このため、光センサ素子の感度を高めるために半導体層の膜厚を厚くすると、多結晶半導体層をエキシマレーザアニール法により形成することが難しくなり、スイッチング素子における電子や正孔の移動度の低下や閾値電圧の不均一化といった特性劣化を招く要因となる。
【0008】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、スイッチング素子の多結晶シリコン膜と同層の多結晶シリコン膜を半導体層として用いた場合に、スイッチング素子の特性を劣化されることなく感度を向上させ得る光センサ素子、これを用いた平面表示装置を提供することにある。
【0009】
本発明の別の目的は、この光センサ素子の製造方法、平面表示装置の製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
第1の本発明に係る光センサ素子は、透明基板上に形成された多結晶シリコン膜にP型不純物が注入されたP型不純物領域とN型不純物が注入されたN型不純物領域とを備え、前記P型不純物領域と前記N型不純物領域との接合面が前記多結晶シリコン膜の表面に対して傾斜するように形成されたことを特徴とする。
【0011】
本発明にあっては、光センサ素子のP型不純物領域とN型不純物領域の接合面を多結晶シリコン膜の表面に対して傾斜するように形成したことで、PN接合面の面積を拡大させ、光をより吸収しやすくしている。
【0012】
前記P型不純物領域は、異なる濃度でP型不純物が注入されたP型高濃度不純物領域とP型低濃度不純物領域を備え、前記接合面は、当該P型低濃度不純物領域と前記N型不純物領域が接合する面であることを特徴とする。
【0013】
前記N型不純物領域は、異なる濃度でN型不純物が注入されたN型高濃度不純物領域とN型低濃度不純物領域を備え、前記接合面は、前記P型不純物領域と当該N型低濃度不純物領域が接合する面であることを特徴とする。
【0014】
第2の本発明に係る光センサ素子の製造方法は、透明基板上に多結晶シリコン膜を形成する工程と、前記多結晶シリコン膜をスイッチング素子の半導体層および光センサ素子の半導体層が形作られるようにエッチングする工程と、当該多結晶シリコン膜が形成された透明基板上に絶縁膜を介して合金膜を形成する工程と、前記合金膜をスイッチング素子のゲート電極および光センサ素子のゲート電極が形作られるようにエッチングし、その際に光センサ素子のゲート電極の側壁が前記多結晶シリコン膜の表面に対して傾斜するように加工する工程と、前記各ゲート電極をマスクとして用いて前記多結晶シリコン膜に不純物を注入する工程と、を有することを特徴とする。
【0015】
本発明にあっては、光センサ素子については、ゲート電極をその側壁が多結晶シリコン膜の表面に対して傾斜するようにエッチングし、このゲート電極をマスクとして用いて多結晶シリコン膜に不純物を注入するようにしたことで、不純物の注入量が傾斜部分で連続的に変化するようにして、予め注入されていた不純物とここで注入する不純物との接合面が傾斜するようにしている。
【0016】
なお、光センサ素子については、予め注入しておく不純物をP型不純物とした場合には、ここで注入する不純物はN型不純物とし、予め注入しておく不純物をN型不純物とした場合には、ここで注入する不純物はP型不純物とする。
【0017】
前記光センサ素子のゲート電極の側壁の前記多結晶シリコン膜の表面に対する傾斜角度を10°〜45°の範囲としたことを特徴とする。
【0018】
第3の本発明に係る平面表示装置は、画素がマトリクス状に形成された第1透明基板と、第1透明基板に対向して配置された第2透明基板と、第1透明基板と第2透明基板との間隙に配置された表示層と、第2透明基板の第1透明基板との反対側に配置されたバックライトと、前記画素毎に設けられ、半導体層が多結晶シリコン膜によって形成されたスイッチング素子と、半導体層が前記多結晶シリコン膜と同層の多結晶シリコン膜によって形成され、当該半導体層にP型不純物が注入されたP型不純物領域とN型不純物が注入されたN型不純物領域を備え、前記P型不純物領域と前記N型不純物領域の接合面が当該半導体層の表面に対して傾斜するように形成された光センサ素子と、を有することを特徴とする。
【0019】
前記P型不純物領域は、異なる濃度でP型不純物が注入されたP型高濃度不純物領域とP型低濃度不純物領域を備え、前記接合面は、当該P型低濃度不純物領域と前記N型不純物領域が接合する面であることを特徴とする。
【0020】
前記N型不純物領域は、異なる濃度でN型不純物が注入されたN型高濃度不純物領域とN型低濃度不純物領域を備え、前記接合面は、前記P型不純物領域と当該N型低濃度不純物領域が接合する面であることを特徴とする。
【0021】
第4の本発明に係る平面表示装置の製造方法は、第1透明基板上に多結晶シリコン膜を形成する工程と、前記多結晶シリコン膜をスイッチング素子の半導体層および光センサ素子の半導体層が形作られるようにエッチングする工程と、当該多結晶シリコン膜が形成された透明基板上に絶縁膜を介して合金膜を形成する工程と、前記合金膜をスイッチング素子のゲート電極および光センサ素子のゲート電極が形作られるようにエッチングし、その際に光センサ素子のゲート電極の側壁が前記多結晶シリコン膜の表面に対して傾斜するように加工する工程と、前記各ゲート電極をマスクとして用いて前記多結晶シリコン膜に不純物を注入する工程と、第1透明基板と第2透明基板を対向して配置し、その間隙に表示層を形成する工程と、第2透明基板の第1透明基板との反対側にバックライトを配置する工程と、を有することを特徴とする。
【0022】
前記光センサ素子のゲート電極の側壁の前記多結晶シリコン膜の表面に対する傾斜角度を10°〜45°の範囲としたことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本実施の形態について図面を用いて説明する。
【0024】
[第1の実施の形態]
図1は、一実施の形態における平面表示装置の全体的な概略構成を示す平面図である。ここでは、一例として表示層を液晶で形成した平面表示装置について説明する。走査線駆動回路11、信号線駆動回路12、画素部13が、第1透明基板(以下「アレイ基板」という)1上に同一の製造プロセスにより一体的に形成される。走査線駆動回路11からの走査線Y1〜Yn(以下、総称して「Y」という)と信号線駆動回路12からの信号線S1〜Sm(以下、総称して「S」という)は、画素部13上で交差するように配線される。各交差部には画素14が配置され、画素14はアレイ基板1上にマトリクス状に形成される。本平面表示装置は、各画素14毎にスイッチング素子を配置したアクティブマトリクス型である。ここでは、各画素毎のスイッチング素子の一例として薄膜トランジスタ(以下「画素トランジスタ」という)を用いる。
【0025】
図2は、画素14の構成を示す平面図である。同図では、信号線S1とS2、および走査線Y1とY2により囲まれた領域に形成された画素を示している。同図に示すように、画素14は、画素トランジスタ10、補助容量20、受光部24、画素電極25を備えた構成である。受光部24は、受光量に応じて電流を発生する光センサ素子50と、光センサ素子50で発生した電流を所定の電気信号に変換する電気信号変換回路51を備えた構成である。ここでは、光センサ素子50にゲート制御型のダイオードを用いる。
【0026】
画素トランジスタ10のゲート電極は走査線Y2に接続され、ドレイン電極は信号線S1に接続され、ソース電極は補助容量20の一方の端子に接続される。補助容量20の他方の端子には走査線Yに平行に配置された補助容量線26が接続される。補助容量20には補助容量線26を通じて電力が供給される。受光部24には、信号線S1,S2、電源線22、制御線23が接続される。
【0027】
画素トランジスタ10は、走査線駆動回路11から走査線Yを通じて供給される走査信号によりオン/オフ制御され、信号線駆動回路12から信号線Sを通じて映像信号が供給され、オン時に映像信号を画素電極25に書き込む。
【0028】
受光部24では、制御線23を通じて供給される制御信号によって光センサ素子50が制御され、受光により発生した電流信号を信号線Sへ出力する。
【0029】
図3は、本平面表示装置の概略的な構成を示す断面図である。アレイ基板1は、ガラス基板5上に画素毎に光センサ素子50が配置され、その全面が透明有機膜6によって覆われる。アレイ基板1の透明有機膜6側にアレイ基板1と対向するように第2透明基板(以下「対向基板」という)2が配置され、アレイ基板1と対向基板2との間隙に表示層として液晶3が配置される。アレイ基板1の液晶3との反対側の面に偏光板7が貼り付けられ、対向基板2の液晶3との反対側の面に偏光板8が貼り付けられる。さらに、対向基板2のアレイ基板1との反対側にはバックライト4が対向して配置される。アレイ基板1の偏光板7は、平面表示装置の画面に相当する部分であり、画面入力に用いられる検出対象物9が偏光板7に対向して配置される。
【0030】
図4は、アレイ基板1の断面を示す模式図である。アレイ基板1上には、画素トランジスタ10、補助容量20、P型トランジスタ30、N型トランジスタ40、光センサ素子50等が形成される。画素トランジスタ10、補助容量20、光センサ素子50は画素毎に形成される。P型トランジスタ30、N型トランジスタ40は、走査線駆動回路11や信号線駆動回路12を形成する薄膜トランジスタである。
【0031】
ガラス基板5上に形成されたアンダーコート層72の上に、画素トランジスタ10、補助容量20、P型トランジスタ30、N型トランジスタ40、光センサ素子50のそれぞれの多結晶半導体層が形成される。画素トランジスタ10の多結晶半導体層は、ドレイン領域73、チャネル領域74、ソース領域75がこの順に隣接して形成される。補助容量20には半導体層76が形成される。P型トランジスタ30の多結晶半導体層は、ドレイン領域77、チャネル領域78、ソース領域79がこの順に隣接して形成される。N型トランジスタ40の多結晶半導体層は、ドレイン領域77、チャネル領域78、ソース領域79がこの順に隣接して形成される。光センサ素子50の多結晶半導体層は、P型高濃度不純物領域83、P型低濃度不純物領域84、N型高濃度不純物領域85がこの順に隣接して形成される。このP型低濃度不純物領域84とN型高濃度不純物領域85の接合面は、その面積を拡大するために多結晶半導体層の表面に対して傾斜させた構成である。
【0032】
このように、本実施の形態では、光センサ素子50の感度を向上させるために、多結晶半導体層の厚さを厚くするのではなく、P型不純物領域とN型不純物領域の接合面を多結晶半導体層の表面に対して傾斜させることにより、接合面の面積を拡大するようにしている。
【0033】
各半導体層が形成されたアンダーコート層72の上全面にゲート絶縁膜86が形成される。ゲート絶縁膜86の上に画素トランジスタ10のゲート電極88、補助容量20の補助容量線用電極21、P型トランジスタ30のゲート電極91、N型トランジスタ40のゲート電極94、光センサ素子50のゲート電極97がそれぞれ形成される。光センサ素子50のゲート電極97は、多結晶半導体層の表面に対して側壁が傾斜した形状となっている。この形状は、P型不純物領域とN型不純物領域の接合面の傾斜角度を決定する上での重要な役割を果たす。この点については後述する。
【0034】
各ゲート電極が形成されたゲート絶縁膜86の上全面に層間絶縁膜87が形成される。層間絶縁膜87とゲート絶縁膜86には各多結晶半導体層に至るコンタクトホールが形成され、このコンタクトホールの部分に電極が形成される。画素トランジスタ10についていえば、ドレイン電極89がドレイン領域73に接続され、ソース電極90がソース領域75に接続される。P型トランジスタ30では、ドレイン電極92がドレイン領域77に接続され、ソース電極93がソース領域79に接続される。N型トランジスタ40では、ドレイン電極95がドレイン領域80に接続され、ソース電極96がソース領域82に接続される。光センサ素子50では、P型電極98がP型高濃度不純物領域83に接続され、N型電極99がN型高濃度不純物領域85に接続される。
【0035】
次に、本光センサ素子とこれを用いた平面表示装置の製造方法について説明する。アレイ基板1の製造は以下の工程による。まず、ガラス基板5上にプラズマCVD(Chemical Vapor Deposit)法により、酸化シリコンからなるアンダーコート層72を形成する。その上全面に非晶質シリコン膜を60[nm]程度形成する。膜厚は、50〜80[nm]の範囲が望ましい。イオンドーピング法により、非晶質シリコン膜にシボラン(B)を注入する。ボロンの濃度は、1×1016〜1×1017[/cm]程度とする。
【0036】
エキシマレーザアニール(ELA)法により、非晶質シリコン膜を多結晶化して多結晶シリコン膜とする。フォトリソグラフィ工程により、多結晶シリコン膜をエッチング加工して、画素トランジスタ10、補助容量20、P型トランジスタ30、N型トランジスタ40、光センサ素子50のそれぞれの多結晶半導体層の原型を形成する。その上全面に酸化シリコンからなるゲート絶縁膜86を膜厚140[nm]程度に形成する。
【0037】
ゲート絶縁膜86上にゲート電極となる合金膜をスパッタ法により形成する。合金膜には、MoW、MoTaなどを用いる。ここでは、MoWを用いて膜厚は500[nm]程度とする。この合金膜のP型トランジスタ30のゲート電極となる部分、光センサ素子50のP型高濃度不純物領域83とP型低濃度不純物領域84の境界に位置するゲート電極97の側壁部分についてドライエッチングによりパターニングする。このゲート電極97の側壁部分は、多結晶シリコン膜の表面に対して垂直に形成する。ドライエッチングには、高密度プラズマの反応性イオンエッチング装置を用いる。パターニングした合金膜をマスクとして用いてP型トランジスタ30と光センサ素子50の多結晶シリコン膜にさらにシボラン(B)を注入する。多結晶シリコン膜における抵抗値を下げ、ドレイン電極92やソース電極93等とのオーミックコンタクトを取るため、ボロンの濃度は前記の注入よりも高い1×1019〜1×1020[/cm]程度とする。
【0038】
ここまでの工程によって、P型トランジスタ30のボロンが低濃度注入された領域はチャネル領域78を形成し、ボロンが高濃度注入された領域はドレイン領域77とソース領域79をそれぞれ形成する。光センサ素子50のボロンが低濃度注入された領域はP型低濃度不純物領域84を形成し、ボロンが高濃度注入された領域はP型高濃度不純物領域83を形成する。
【0039】
合金膜の画素トランジスタ10、補助容量20、N型トランジスタ40のそれぞれのゲート電極となる部分、光センサ素子50のP型低濃度不純物領域84とN型高濃度不純物領域85の境界に位置するゲート電極97の側壁部分について、ドライエッチングによりパターニングする。エッチングガスには、SF6ガスとO2ガスを用いる。このドライエッチングの条件を変えることにより、光センサ素子50のゲート電極の側壁部分の多結晶シリコン膜の表面に対する傾斜角度を制御することができる。例えば、SFガスとOガスの比をSF/O=250[sccm]/550[sccm]、圧力=70[Torr]、ソース(Top)パワ=2500W、バイアス(基板)パワ=500Wとした場合には、傾斜角度は30°となった。傾斜角度は、Oガスの比率を大きくすれば小さくなり、Oガスの比率を小さくすれば大きくなる。傾斜角度の範囲は、10〜45°が望ましい。
【0040】
合金膜のパターニングで形成されたゲート電極をマスクに使って画素トランジスタ10、補助容量20、N型トランジスタ40、光センサ素子50の多結晶半導体層にホスフィン(PH)を注入する。注入したリンの濃度は、最初に注入したボロンの濃度よりも高い1×1020〜1×1021[/cm]程度とする。
【0041】
ここまでの工程によって、画素トランジスタ10のボロンが低濃度注入された領域はチャネル領域74を形成し、リンが高濃度注入された領域はドレイン領域73とソース領域75をそれぞれ形成する。補助容量20のリンが高濃度注入された多結晶シリコン膜は半導体層76を形成する。N型トランジスタ40のボロンが低濃度注入された領域はチャネル領域81を形成し、リンが高濃度注入された領域はドレイン領域80とソース領域82をそれぞれ形成する。光センサ素子50のリンが高濃度で注入された領域はN型高濃度不純物領域85を形成する。
【0042】
光センサ素子50におけるホスフィンの注入では、ゲート電極97の側壁が傾斜しているため、この傾斜部分で注入量が連続的に変化することとなる。すなわち、N型高濃度不純物領域85は、傾斜部分の位置に応じて不純物の注入深度が徐々に変化する。これによって、P型不純物領域とN型不純物領域の接合面は、多結晶半導体層の表面に対して傾斜することとなり、傾斜していない場合と比較して面積が拡大する。
【0043】
続いて、ゲート絶縁膜86の上全面にプラズマCVD法により酸化シリコンからなる層間絶縁膜87を膜厚600[nm]程度で形成する。成膜ガスにはSiH、NOを用いる。ゲート絶縁膜86と層間絶縁膜87に対し、フォトエッチング法により画素トランジスタ10のドレイン領域73とソース領域75のそれぞれに至るコンタクトホール、補助容量20の半導体層76へ至るコンタクトホール、P型トランジスタ30のドレイン領域77とソース領域79のそれぞれに至るコンタクトホール、N型トランジスタ40のドレイン領域80とソース領域82のそれぞれに至るコンタクトホール、光センサ素子50のP型高濃度不純物領域83とN型高濃度不純物領域85にそれぞれ至るコンタクトホールを形成する。
【0044】
ゲート絶縁膜86の上全面にスパッタ法により合金膜を形成する。合金膜にはAl,Mo,Tiなどの金属を用いる。合金膜をフォトエッチング法により所定の形状にパターニングすることによって、画素トランジスタ10のドレイン電極89およびソース電極90、P型トランジスタ30のドレイン電極92およびソース電極93、N型トランジスタ40のドレイン電極95およびソース電極96、光センサ素子50のP型電極98およびN型電極99を形成する。
【0045】
ゲート電極、ドレイン電極、ソース電極を形成することによって、同時に各種配線が行われる。画素トランジスタ10についていえば、ゲート電極88は画素トランジスタ10を走査線Yへ接続する配線を形成し、ドレイン電極89はドレイン領域73と信号線Sとを接続する配線を形成し、ソース電極90はソース領域75と補助容量20の半導体層76とを接続する配線を形成する。P型トランジスタ30およびN型トランジスタ40については、ドレイン電極92および95、ソース電極93および96は、走査線駆動回路11では走査線Yへの配線を形成し、信号線駆動回路12では信号線Sへの配線を形成する。光センサ素子50については、ゲート電極97は制御線23への配線を形成し、P型電極98はP型高濃度不純物領域83と信号線Sを接続するための配線を形成し、N型電極99はN型高濃度不純物領域85と信号線Sを接続するための配線を形成する。
【0046】
各種配線が形成された層間絶縁膜87の上全面に透明有機膜6を形成し、その上に画素電極25を形成する。その上全面に低温キュア型のポリイミドを塗布し、ラビング処理を行うことによって配向膜を形成する。以上の工程により、アレイ基板1が製造される。
【0047】
アレイ基板1と対向電極が形成された対向基板2とを対向配置し、その間隙に液晶3を注入して封止する。アレイ基板1の液晶3との反対側の面に偏光板7を貼り付け、対向基板2の液晶3との反対側の面に偏光板8を貼り付ける。対向基板2のアレイ基板1との反対側にバックライト4を配置する。以上の工程により平面表示装置が製造される。
【0048】
このような工程により製造されるスイッチング素子と光センサ素子について性能を調べた。ここでは、各多結晶半導体層の膜厚を0.06[μm]とした。光センサ素子50のセンサ部となるP型低濃度不純物領域84の奥行きを30[μm]、幅を2[μm]とし、ゲート電極97の傾斜部分の傾斜角度を30°とした。この条件で、光センサ素子50のP型不純物領域とN型不純物領域のPN接合面の傾斜部分の長さは0.9[μm]となった。このときのPN接合面の面積は30×0.9=27[μm]である。これに対し、図5に示すように光センサ素子50のPN接合面が多結晶半導体層の表面に対して垂直な場合(傾斜角度90°)の面積は30×0.06=1.8[μm]である。このように、傾斜角度を30°とした場合にはPN接合面の面積が15倍程度になることが確認された。
【0049】
また、このときのスイッチング素子については、P型トランジスタ30では移動度120[cm/Vs]、閾値電圧−1.4[V]であり、N型トランジスタ40では移動度160[cm/Vs]、閾値電圧1.3[V]となり、良好な特性が得られた。
【0050】
図6は、光センサ素子50に光が照射されたときに発生する電流の電圧依存特性を示すグラフである。ゲート電極97の傾斜角度を30°とした実施例と傾斜角度を90°とした比較例について示す。ゲート電極97には−5[V]の電圧を印加した。同図に示すように、実施例の電流は比較例の電流に比べて約10倍となることが確認された。これは、PN接合面の面積が拡大することによって、空乏層となる領域が拡大したため、光がより有効に吸収されるようになったことによるものでる。
【0051】
したがって、本実施の形態によれば、光センサ素子50のP型不純物領域とN型不純物領域の接合面を多結晶シリコン膜の表面に対して傾斜するように形成したことで、PN接合面の面積が拡大して光をより吸収しやすくなるので、多結晶シリコン膜の膜厚を厚くすることなく光センサ素子50の感度を向上させることができる。
【0052】
本実施の形態によれば、光センサ素子50の製造において、ゲート電極97をその側壁が多結晶シリコン膜の表面に対して傾斜するようにエッチングし、このゲート電極97をマスクとして用いて多結晶シリコン膜に不純物を注入するようにしたことで、不純物の注入量が傾斜部分で連続的に変化し、予め注入されていた不純物とここで注入した不純物との接合面が傾斜するようになるので、製造工程を増やすことなく感度を向上させた光センサ素子50をスイッチング素子と同時に透明基板上に形成することができ、トータルコストを抑えることができる。
【0053】
図7は、光センサ素子50に光が照射される様子を示す断面図である。光センサ素子50は、バックライト4から照射され検出対象物9で反射した光をP型低濃度不純物領域84で受光する。検出対象物として印刷物を用いた場合には、白い部分と黒い部分とで光の反射率が異なるので、印刷物の読み取りが可能である。バックライト4からP型低濃度不純物領域84へ直接光が入射すると、光センサ素子50が余計な電流を流すこととなり、画像入力の精度が劣化する。直接光を遮光するために遮光膜を別途設けることも考えられるが、本実施の形態ではゲート電極97によって直接光が遮光されるので、余計な電流が流れなくなるという利点がある。
【0054】
[第2の実施の形態]
図8は、本実施の形態におけるアレイ基板の構成を示す断面図である。基本的には、図4と同様であるが、本実施の形態では、光センサ素子50のN型不純物領域を濃度が異なるN型低濃度不純物領域113とN型高濃度不純物領域85により形成し、PN接合面をP型低濃度不純物領域84とN型低濃度不純物領域113が接合する面により形成したことに特徴がある。その他、図4と同一物には同一の符号を付す。
【0055】
このように光センサ素子50の多結晶半導体層を形成するためには、第1の実施の形態で説明したようにして、光センサ素子50について側壁部分を傾斜させたゲート電極97を形成した後、ゲート電極をマスクとして用いて画素トランジスタ10、補助容量20、N型トランジスタ40、光センサ素子50の多結晶半導体層にホスフィン(PH)を注入する際に、まず1×1018[/cm]程度の低濃度でリンを注入する。次に、レジストを傾斜部分のマスクとして用いて1×1020[/cm]程度の高濃度でリンを注入する。
【0056】
この工程によって、光センサ素子50については、N型低濃度不純物領域113とN型高濃度不純物領域85が形成される。
【0057】
この際、N型トランジスタ40のゲート電極110の両方の側壁を多結晶半導体層の表面に対して傾斜させておいた場合には、N型トランジスタ40の多結晶半導体層にも低濃度不純物領域111および112が形成される。
【0058】
光センサ素子50について、照射する光の強度を5000ルクスに設定した場合、検出対象物として白い用紙を用いたときに発生する電流と黒い用紙を用いたときに発生する電流の比、電流(白用紙)/電流(黒用紙)の値は、第1の実施の形態の実施例では100であるのに対し、本実施の形態の実施例では500となることが確認された。
【0059】
したがって、本実施の形態によれば、光センサ素子50の多結晶半導体層をP型高濃度不純物領域83、P型低濃度不純物領域84、N型低濃度不純物領域113、N型高濃度不純物領域85により形成し、PN接合面をP型低濃度不純物領域84とN型低濃度不純物領域113が接合する面で形成することによって、光センサ素子の感度をより良好にすることができる。
【0060】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明に係る光センサ素子および平面表示装置によれば、スイッチング素子の特性の劣化を招くことなく、光センサ素子の感度を向上させることができる。
【0061】
本発明に係る光センサ素子の製造方法、平面表示装置の製造方法によれば、感度を向上させた光センサ素子をスイッチング素子と同一の製造工程で形成することができ、トータルコストを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における平面表示装置の全体的な概略構成を示す平面図である。
【図2】上記平面表示装置における画素の構成を示す平面図である。
【図3】上記平面表示装置の概略的な構成を示す断面図である。
【図4】上記平面表示装置におけるアレイ基板の断面を示す模式図である。
【図5】光センサ素子の比較例を示す断面図である。
【図6】光センサ素子に光が照射されたときに発生する電流の電圧依存特性を示すグラフである。
【図7】上記アレイ基板の光センサ素子に光が照射される状態を示す断面図である。
【図8】第2の実施の形態におけるアレイ基板の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1…アレイ基板
2…対向基板
3…液晶
4…バックライト
5…ガラス基板
6…透明有機膜
7,8…偏光板
9…検出対象物
10…画素トランジスタ
11…走査線駆動回路
12…信号線駆動回路
13…画素部
14…画素
20…補助容量
21…補助容量線用電極
22…電源線
23…制御線
24…受光部
25…画素電極
26…補助容量線
30…P型トランジスタ
40…N型トランジスタ
50…光センサ素子
72…アンダーコート層
73…画素トランジスタのドレイン領域
74…画素トランジスタのチャネル領域
75…画素トランジスタのソース領域
76…補助容量の半導体層
77…P型トランジスタのドレイン領域
78…P型トランジスタのチャネル領域
79…P型トランジスタのソース領域
80…N型トランジスタのドレイン領域
81…N型トランジスタのチャネル領域
82…N型トランジスタのソース領域
83…光センサ素子のP型高濃度不純物領域
84,103…光センサ素子のP型低濃度不純物領域
85,104…光センサ素子のN型高濃度不純物領域
86…ゲート絶縁膜
87…層間絶縁膜
88…画素トランジスタのゲート電極
89…画素トランジスタのドレイン電極
90…画素トランジスタのソース電極
91…P型トランジスタのゲート電極
92…P型トランジスタのドレイン電極
93…P型トランジスタのソース電極
94…N型トランジスタのゲート電極
95…N型トランジスタのドレイン電極
96…N型トランジスタのソース電極
97,102…光センサ素子のゲート電極
98…光センサ素子のP型電極
99…光センサ素子のN型電極
110…N型トランジスタのゲート電極
111,112…N型トランジスタの低濃度不純物領域
113…光センサ素子のN型低濃度不純物領域

Claims (10)

  1. 透明基板上に形成された多結晶シリコン膜にP型不純物が注入されたP型不純物領域とN型不純物が注入されたN型不純物領域とを備え、前記P型不純物領域と前記N型不純物領域との接合面が前記多結晶シリコン膜の表面に対して傾斜するように形成されたことを特徴とする光センサ素子。
  2. 前記P型不純物領域は、異なる濃度でP型不純物が注入されたP型高濃度不純物領域とP型低濃度不純物領域を備え、
    前記接合面は、当該P型低濃度不純物領域と前記N型不純物領域が接合する面であることを特徴とする請求項1記載の光センサ素子。
  3. 前記N型不純物領域は、異なる濃度でN型不純物が注入されたN型高濃度不純物領域とN型低濃度不純物領域を備え、
    前記接合面は、前記P型不純物領域と当該N型低濃度不純物領域が接合する面であることを特徴とする請求項1又は2記載の光センサ素子。
  4. 透明基板上に多結晶シリコン膜を形成する工程と、
    前記多結晶シリコン膜をスイッチング素子の半導体層および光センサ素子の半導体層が形作られるようにエッチングする工程と、
    当該多結晶シリコン膜が形成された透明基板上に絶縁膜を介して合金膜を形成する工程と、
    前記合金膜をスイッチング素子のゲート電極および光センサ素子のゲート電極が形作られるようにエッチングし、その際に光センサ素子のゲート電極の側壁が前記多結晶シリコン膜の表面に対して傾斜するように加工する工程と、
    前記各ゲート電極をマスクとして用いて前記多結晶シリコン膜に不純物を注入する工程と、
    を有することを特徴とする光センサ素子の製造方法。
  5. 前記光センサ素子のゲート電極の側壁の前記多結晶シリコン膜の表面に対する傾斜角度を10°〜45°の範囲としたことを特徴とする請求項4記載の光センサ素子の製造方法。
  6. 画素がマトリクス状に形成された第1透明基板と、
    第1透明基板に対向して配置された第2透明基板と、
    第1透明基板と第2透明基板との間隙に配置された表示層と、
    第2透明基板の第1透明基板との反対側に配置されたバックライトと、
    前記画素毎に設けられ、半導体層が多結晶シリコン膜によって形成されたスイッチング素子と、
    半導体層が前記多結晶シリコン膜と同層の多結晶シリコン膜によって形成され、当該半導体層にP型不純物が注入されたP型不純物領域とN型不純物が注入されたN型不純物領域を備え、前記P型不純物領域と前記N型不純物領域の接合面が当該半導体層の表面に対して傾斜するように形成された光センサ素子と、
    を有することを特徴とする平面表示装置。
  7. 前記P型不純物領域は、異なる濃度でP型不純物が注入されたP型高濃度不純物領域とP型低濃度不純物領域を備え、
    前記接合面は、当該P型低濃度不純物領域と前記N型不純物領域が接合する面であることを特徴とする請求項6記載の平面表示装置。
  8. 前記N型不純物領域は、異なる濃度でN型不純物が注入されたN型高濃度不純物領域とN型低濃度不純物領域を備え、
    前記接合面は、前記P型不純物領域と当該N型低濃度不純物領域が接合する面であることを特徴とする請求項6又は7記載の平面表示装置。
  9. 第1透明基板上に多結晶シリコン膜を形成する工程と、
    前記多結晶シリコン膜をスイッチング素子の半導体層および光センサ素子の半導体層が形作られるようにエッチングする工程と、
    当該多結晶シリコン膜が形成された透明基板上に絶縁膜を介して合金膜を形成する工程と、
    前記合金膜をスイッチング素子のゲート電極および光センサ素子のゲート電極が形作られるようにエッチングし、その際に光センサ素子のゲート電極の側壁が前記多結晶シリコン膜の表面に対して傾斜するように加工する工程と、
    前記各ゲート電極をマスクとして用いて前記多結晶シリコン膜に不純物を注入する工程と、
    第1透明基板と第2透明基板を対向して配置し、その間隙に表示層を形成する工程と、
    第2透明基板の第1透明基板との反対側にバックライトを配置する工程と、
    を有することを特徴とする平面表示装置の製造方法。
  10. 前記光センサ素子のゲート電極の側壁の前記多結晶シリコン膜の表面に対する傾斜角度を10°〜45°の範囲としたことを特徴とする請求項9記載の平面表示装置の製造方法。
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