JP2004118909A - 光ディスク記録再生装置のチルト制御方法 - Google Patents

光ディスク記録再生装置のチルト制御方法 Download PDF

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山本 剛
Toshihiko Hiroshima
廣島 敏彦
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Abstract

【課題】光学式ピックアップよりディスクに対して信号の記録再生動作を行う光ディスク記録再生装置のチルト制御方法を提供する。
【解決手段】対物レンズの傾きを調整するチルト調整用コイル6を備えた光学式ピックアップ2を使用する光ディスク記録再生装置において、光学式ピックアップ2より得られるRF信号のピークレベルをディスク1が一回転する間の数箇所において検出し、その検出されたレベルのバラツキが小さくなるように対物レンズの傾きを調整する。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学式ピックアップより照射されるレーザーによってディスクに信号を記録するとともにレーザーによってディスクに記録されている信号の再生動作を行うように構成された光ディスク記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光学式ピックアップを用いてディスクに記録されている信号の読み出し動作を行うディスクプレーヤーが普及しているが、再生機能に加えて光学式ピックアップより照射されるレーザーによってディスクに信号を記録することが出来るように構成された光ディスク記録再生装置が商品化されている。
【0003】
光ディスク記録再生装置では、光学式ピックアップより照射されるレーザー光をディスク面の信号トラックに対して正確に照射する必要があり、フォーカス制御動作及びトラッキング制御動作が行われる。斯かるフォーカス制御動作は、対物レンズをディスク面方向へ変位させるフォーカシングコイルに駆動電流を供給することにより行われ、トラッキング制御動作は対物レンズをディスクの径方向へ変位させるトラッキングコイルに駆動電流を供給することにより行われる。
【0004】
最近では、ディスクに多くの信号を記録するために信号の高密度化が行われており、高密度化を行うためには、レーザー光を最適な状態にてディスク面に照射する必要がある。斯かる動作を行うために、ディスクと対物レンズとの相対的な角度ズレを補正する動作、即ちチルト調整動作を行うことが出来るように構成された光学式ピックアップが開発されている(例えば、特許文献1参照。) 。
そして、ディスクに対するピックアップの傾きを検出し、その傾きを調整する技術が開発されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−197698号公報
【特許文献2】
特開2001−52362号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献2に記載の技術は、ピックアップのディスクに対する傾きを検出するチルトセンサーを設け、そのチルトセンサーより得られる信号に基づいてチルトの調整動作を行うように構成されている。斯かる技術によれば正確なチルト制御を行うことが出来るもののチルトセンサーは高価であり、光ディスク記録再生装置が高価になるという問題がある。
【0007】
本発明は、対物レンズの傾きを調整することによってチルト調整を行うことが出来るように構成された光学式ピックアップを使用した光ディスク記録再生装置に適したチルト制御方法を提供しようとするものである。
【0008】
【作用】
本発明は、対物レンズの傾きを調整するチルト調整用コイルを備えた光学式ピックアップを使用する光ディスク記録再生装置において、光学式ピックアップより得られるRF信号のピークレベルをディスクが一回転する間の数箇所において検出し、その検出されたレベルのバラツキが小さくなるように対物レンズの傾きを調整するように構成されている。
【0009】
【実施例】
図1は本発明に係る光ディスク記録再生装置の一実施例を示すブロック回路図、図2は本発明の動作を説明するための信号波形図である。
【0010】
図1において、1はスピンドルモーター(図示せず)によって回転駆動されるターンテーブル(図示せず)に載置されるディスクであり、該ターンテーブルの回転により回転駆動されるように構成されている。また。前記ディスク1には、位置情報データがウォブルと呼ばれる溝によって記録されており、この溝より得られるウォブル信号に基づいて信号の記録再生動作が行われるように構成されている。2はディスク1にレーザー光である光ビームを照射させるレーザーダイオード及び該レーザーダイオードより照射される光をモニターするモニター用ダイオードが組み込まれているとともにディスク1の信号面より反射される光ビームを受ける光検出器3が組み込まれている光学式ピックアップであり、ピックアップ送り用モーター(図示せず)によってディスク1の径方向に移動せしめられるように構成されている。
【0011】
また、前記光学式ピックアップ2には、対物レンズ(図示せず)をディスク面方向へ変位させるフォーカシングコイル4、対物レンズをディスク1の径方向へ変位させるトラッキングコイル5及び対物レンズのディスク1に対する角度を調整するチルト調整用コイル6が組み込まれている。
【0012】
7は前記光学式ピックアップ2に組み込まれている光検出器3から得られる信号に基づいて前記光学式ピックアップ2の光ビームをディスク1の信号面に合焦させるフォーカシング制御動作及び該光ビームを前記信号面の信号トラックに追従させるトラッキング制御動作を行うピックアップ制御回路であり、トラッキングエラー信号に基づくトラッキング制御信号及びフォーカスエラー信号に基づくフォーカシング制御信号を出力するように構成されている。
【0013】
8は前記ピックアップ制御回路7より出力されるトラッキング制御信号が入力されるトラッキングコイル駆動回路であり、前記光学式ピックアップ2に組み込まれているトラッキングコイル5に駆動信号を供給するように構成されている。9は前記ピックアップ制御回路7より出力されるフォーカシング制御信号が入力されるフォーカシングコイル駆動回路であり、前記光学式ピックアップ2に組み込まれているフォーカシングコイル4に駆動信号を供給するように構成されている。
【0014】
10は前記光学式ピックアップ2に組み込まれている光検出器3より得られるRF信号が入力されるとともに該信号を増幅するRF信号増幅回路であり、図2に示す波形のRF信号を出力するように構成されている。11は前記RF信号増幅回路10より出力されるRF信号が入力されるピークレベル検出回路であり、図2に示す波形図において、上方の実線Pで示すレベル、即ちピークレベルを検出する作用を成すものである。12は前記RF信号増幅回路10より出力されるRF信号が入力されるボトムレベル検出回路であり、図2に示す波形図において、下方の実線Qで示すレベル、即ちボトムレベルを検出する作用を成すものである。
【0015】
13は前記ピークレベル検出回路11及びボトムレベル検出回路12より検出されて出力される信号、即ちRF信号より得られるピークレベルとボトムレベルの値が入力されるとともに入力される信号に基づいてチルト制御動作を行うチルト制御回路、14は前記チルト制御回路13より出力される信号によってその動作が制御されるチルトコイル駆動回路であり、前記光学式ピックアップ2に組み込まれているチルト調整用コイル6にチルト調整用の駆動信号を供給するように接続されている。
【0016】
以上に説明したように本発明に係る光ディスク記録再生装置は構成されているが、次に動作について説明する。通常の記録動作や再生動作が行われている状態では、光学式ピックアップ2に組み込まれている光検出器3より得られる信号からフォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号を生成し、そのエラー信号に基づいてフォーカシング制御動作及びトラッキング制御動作を行うための制御動作がピックアップ制御回路7によって行われる。
【0017】
前記ピックアップ制御回路7による各動作を行うための制御動作が行われると、フォーカシングコイル駆動回路9及びトラッキングコイル駆動回路8に該ピックアップ制御回路7より制御信号が出力される。その結果、前記フォーカシングコイル駆動回路9及びトラッキングコイル駆動回路8よりフォーカシングコイル4及びトラッキングコイル5に対して駆動電流が供給される。斯かる動作が行われる結果、光学式ピックアップ2より照射される光ビームをディスク1上の信号面に合焦させるフォーカシング制御動作及び信号トラックに追従させるトラッキング制御動作を行うことが出来る。
【0018】
以上に説明したようにピックアップ制御回路7によるフォーカシング制御動作及びトラッキング制御動作は行われるが、次に本発明の要旨であるチルト制御方法について説明する。
【0019】
ディスク1に記録されている信号を再生している状態及びディスク1に信号を記録している状態では、前述したフォーカシング制御動作及びトラッキング制御動作が行われているとともに光検出器3より得られるRF信号がRF信号増幅回路10に入力された状態にある。前記RF信号増幅回路10に入力されたRF信号は増幅された後ピークレベル検出回路11及びボトムレベル検出回路12に対して出力されるがその信号の波形は、図2に示すようになる。
【0020】
図2において、区間A、B及びCは、ディスク1が1回転する区間を示すものである。前記RF信号増幅回路10より出力されるRF信号がピークレベル検出回路11に入力されると、該ピークレベル検出回路11がピークレベルを検出し、その出力信号がチルト制御回路13に入力される。一方、前記RF信号増幅回路10より出力されるRF信号がボトムレベル検出回路12に入力されると、該ボトムレベル検出回路12がボトムレベルを検出し、その出力信号がチルト制御回路13に入力される。
【0021】
前述したようにピークレベル検出回路11により検出されたピークレベル及びボトムレベル検出回路12により検出されたボトムレベルがチルト制御回路13に入力される。そして、前記ピークレベル検出回路11によって検出されたピークレベル及びボトムレベル検出回路12によって検出されたボトムレベルは、チルト制御回路13に入力されるが、斯かるピークレベル及びボトムレベルの検出動作は、例えばディスク1が1回転する間の3箇所にて行い、検出されたレベルはチルト制御回路13によって制御されるべく接続されているメモリー回路15に記憶保持される。
【0022】
前記チルト制御回路13による制御動作によってピークレベル検出回路11及びボトムレベル検出回路12にて検出されたピークレベル及びボトムレベルがメモリー回路15に記憶されるが、その検出されたレベルのバラツキ度を検出する動作が行われ、そのバラツキ度が前記メモリー回路15に記憶される。
【0023】
前述した動作が行われると、チルト制御回路13よりチルトコイル駆動回路14に対して、対物レンズの傾きを一方の方向に1段階変更するための制御信号を出力する。斯かる制御信号がチルト制御回路13より出力されると、前記チルトコイル駆動回路14からチルト調整用コイル6に対して、対物レンズの傾きを一方の方向に1段階変更させるための駆動信号が供給される。その結果、前記チルト調整用コイル6の駆動動作によって対物レンズがチルト調整を行う方向に1段階傾けられる。
【0024】
斯かるチルト調整動作が行われると、ディスク1から反射して得られるRF信号のレベルが例えば図2の区間Aから区間Bで示すように変化する。この変化では、ピークレベル検出回路11によって検出されるピークレベルのバラツキ小さくなるとともにボトムレベル検出回路12によって検出されるボトムレベルのバラツキが小さくなる。各レベルのバラツキが小さくなるということは、ディスク1の信号面に対する光学式ピックアップ2の傾きが正しい方向に調整されたことを示すものである。
【0025】
前述したチルト調整動作が行われると、次にチルト制御回路13よりチルトコイル駆動回路14に対して、対物レンズの傾きを前回と同一の方向に1段階変更するための制御信号を出力する。斯かる制御信号がチルト制御回路13より出力されると、前記チルトコイル駆動回路14からチルト調整用コイル6に対して、対物レンズの傾きを同一の方向に1段階変更させるための駆動信号が供給される。その結果、前記チルト調整用コイル6の駆動動作によって対物レンズがチルト調整を行う方向にもう1段階傾けられる。
【0026】
斯かるチルト調整動作が行われると、ディスク1から反射して得られるRF信号のレベルが例えば図2の区間Bから区間Cで示すように変化する。この変化では、ピークレベル検出回路11によって検出されるピークレベルのバラツキが大きくなるとともにボトムレベル検出回路12によって検出されるボトムレベルのバラツキが大きくなる。各レベルのバラツキが大きくなるということは、ディスク1の信号面に対する光学式ピックアップ2の傾きが正しくない方向に調整されたことを示すものである。
【0027】
斯かるチルト調整動作が行われると、チルト制御回路13よりチルトコイル駆動回路14に対して、対物レンズの傾きを前回と反対の方向に1段階変更するための制御信号を出力する。斯かる制御信号がチルト制御回路13より出力されると、前記チルトコイル駆動回路14からチルト調整用コイル6に対して、対物レンズの傾きを反対の方向に1段階変更させるための駆動信号が供給される。その結果、前記チルト調整用コイル6の駆動動作によって対物レンズが1段階戻された状態に傾けられる。
【0028】
斯かるチルト調整動作が行われると、ディスク1から反射して得られるRF信号のレベルが図2の区間Bで示すように変化する。従って、斯かる場合には、区間Bにおける対物レンズの傾きが記録再生動作を行う場合に適した状態にあると判断され、その状態で記録又は再生動作が行われる。
【0029】
斯かる状態において、記録又は再生動作は行われるが、記録又は再生動作中においてもピークレベル検出回路11によるピークレベルの検出動作、ボトムレベル検出回路12によるボトムレベル検出動作及びチルト制御回路13によるチルトのための制御動作は行われた状態にある。また、斯かる状態において、区間Bにおいて検出されたバラツキ度は前記チルト制御回路13によって制御されるべく接続されているメモリー回路15によって記憶保持された状態にある。
【0030】
光ディスク記録再生装置において、記録又は再生動作が行われると、その記録位置又は再生位置がディスク1の内周側より外周側に移動することになり、その移動に伴って光学式ピックアップ2のディスク1の信号面に対する角度が変化、即ち最適角度から悪化する方向に変化することになり、その変化に伴ってRF信号のピークレベル及びボトムレベルのバラツキが大きくなる。
【0031】
前記ピークレベル検出回路11によって検出されるピークレベルのバラツキが前記メモリー回路15に記憶されているピークレベルのバラツキ度より大きくなると、そのバラツキ度をメモリー回路15に記憶されているバラツキ度になるように、即ちバラツキ度を小さくするための制御動作が行われる。即ち、チルト制御回路13からチルトコイル駆動回路14に対して対物レンズの傾きを1段階変更させるための制御信号が出力される。そして、この場合に行われる傾き変更のための調整方向は、区間Aから区間Bに対して行われた方向と同一になる。即ち、ディスク1の光学式ピックアップ2に対する角度のずれ方向は、内周側から外周側に対して同一方向になるからである。従って、ディスク1の内周側で行われるチルト調整動作、即ち初期の調整時に行われる傾きの変更方向からディスク1の反り方向を判断することが出来、その後の傾きの変更動作は、この判断によって決定された方向に対して行えば良い。
【0032】
同様に前記ボトムレベル検出回路12によって検出されるボトムレベルのバラツキが前記メモリー回路15に記憶されているバラツキ度より大きくなると、そのバラツキ度をメモリー回路15に記憶されているバラツキ度になるようにするための制御動作が行われる。即ち、チルト制御回路13からチルトコイル駆動回路14に対して対物レンズの傾きを1段階変更させるための制御信号が出力される。そして、この場合に行われる傾き変更のための調整方向は、区間Aから区間Bに対して行われた方向と同一になる。即ち、ディスク1の光学式ピックアップ2に対する角度のずれ方向は、内周側から外周側に対して同一方向になるからである。従って、ディスク1の内周側で行われるチルト調整動作、即ち初期の調整時に行われる傾きの変更方向からディスク1の反り方向を判断することが出来、その後の傾きの変更動作は、この判断によって決定された方向に対して行えば良い。
【0033】
前述した動作を繰り返し行うことによってディスク1に対する光学式ピックアップ2の傾きを最適な位置に制御する動作、即ちチルト調整動作を行うことが出来る。
【0034】
尚、本実施例では、ピークレベル及びボトムレベルを検出する動作、即ち検出するためのタイミングをディスク1が一回転する間の3箇所にて行うようにしたが、その数は限定されるものではない。また、各レベルを検出するタイミングを設定する方法としては、ディスク1を回転駆動する機構、例えばターンテーブルに反射板を設け、その反射板より得られる信号から回転位置を検出することによって行うように構成することも出来る。斯かる回転位置検出機構としては、周知の技術を利用すれば良いので、その詳細は省略する。また、ディスク1には、ディスク上の位置を示す位置情報データが記録されており、この信号を読み出し、この信号に基づいてピークレベル及びボトムレベルを検出するタイミングを設定することも出来る。即ち、ディスク1に記録されている位置情報データからディスク上の位置、例えば中心部からの半径位置を求めることが出来るので、この値とディスクによって設定されている線速度に基づいてピークレベル及びボトムレベルを検出するタイミングを設定することが出来る。
【0035】
また、ピークレベルとボトムレベルのバラツキ度が対物レンズの傾きを調整する必要がある値になるとチルト調整用コイル6に対物レンズの傾きを変更するための駆動信号が供給されるが、この傾きを変更する方向を決定する方法としてフォーカシングコイル4に供給される駆動信号を利用する方法がある。フォーカシングコイル駆動回路9よりフォーカシングコイル4に供給される駆動信号は、直流電圧に交流信号が重畳された信号である。即ち、直流電圧は、対物レンズの位置を動作位置にする信号であり、交流信号はディスク1の速い動きに追従させて対物レンズを変位させるための信号である。そして、前述した直流電圧は、ディスク1の信号面と光学式ピックアップ2の位置関係に応じて対物レンズを動作位置に変位させる信号であり、この直流電圧の変化を検出することによってディスク1の信号面と光学式ピックアップ2との距離の変化を認識することが出来る。
【0036】
即ち、例えばフォーカシングコイル4に供給される信号に含まれる直流電圧の値が正方向に大きくなった場合には、光学式ピックアップ2とディスク1の信号面との距離が長くなったと判断することが出来る。反対に、フォーカシングコイル4に供給される信号に含まれる直流電圧の値が負の方向に大きくなった場合には、光学式ピックアップ2とディスク1の信号面との距離が短くなったと判断することが出来る。従って、斯かる変化を認識することによってディスク1の反りの方向を認識することが出来、この認識された反りの方向に基づいてディスク1の光学式ピックアップ2に対する角度のずれを補正する方向を決定することが出来る。
【0037】
【発明の効果】
本発明は、対物レンズの傾きを調整するチルト調整用コイルを備えた光学式ピックアップを使用する光ディスク記録再生装置において、ディスクが一回転する間の数箇所においてピークレベル又はボトムレベルを検出し、その検出されたレベルのバラツキが小さくなるように対物レンズの傾きを調整するようにしたので、チルトセンサーを使用する場合と比較して構成が簡単になるとともに安価にて製造することが出来る。そして、検出されたレベルのバラツキが小さくなるように対物レンズの傾きを調整するようにしたので、ディスクに面ぶれがあっても正確なチルト調整を行うことが出来る。
【0038】
また、本発明は、ピークレベル又はボトムレベルを検出するタイミングをディスクより得られる位置情報データに基づいて設定するようにしたので、特別な部材を設ける必要がなく回路構成が簡単になるという利点を有している。
【0039】
また、本発明は、初期調整時にディスクの反り方向を判断し、以後行う対物レンズの傾き調整の方向を決定するようにしたので、チルト調整動作を速やかに行うことが出来る。
【0040】
そして、本発明は、対物レンズをディスク面方向に変位させるフォーカシングコイルに供給される駆動信号の直流電圧の変化によって反りの方向を判断し、対物レンズの傾き調整の方向を決定するようにしたので、構成が簡単になるだけでなくチルト調整動作を速やかに行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ディスク記録再生装置の一実施例を示すブロック回路図である。
【図2】本発明の動作を説明するための信号波形図である。
【符号の説明】
1    ディスク
2    光学式ピックアップ
4    フォーカシングコイル
5    トラッキングコイル
6    チルト調整用コイル
7    ピックアップ制御回路
9    フォーカシングコイル駆動回路
10    RF信号増幅回路
11    ピークレベル検出回路
12    ボトムレベル検出回路
13    チルト制御回路
14    チルトコイル駆動回路
15    メモリー回路

Claims (6)

  1. 対物レンズの傾きを調整するチルト調整用コイルを備えた光学式ピックアップを使用する光ディスク記録再生装置において、光学式ピックアップより得られるRF信号のピークレベルをディスクが一回転する間の数箇所において検出し、その検出されたレベルのバラツキが小さくなるように対物レンズの傾きを調整するようにしたことを特徴とする光ディスク記録再生装置のチルト制御方法。
  2. 対物レンズの傾きを調整するチルト調整用コイルを備えた光学式ピックアップを使用する光ディスク記録再生装置において、光学式ピックアップより得られるRF信号のボトムレベルをディスクが一回転する間の数箇所において検出し、その検出されたレベルのバラツキが小さくなるように対物レンズの傾きを調整するようにしたことを特徴とする光ディスク記録再生装置のチルト制御方法。
  3. レベルを検出するタイミングをディスクを回転駆動する駆動機構に基づいて設定するようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のチルト制御方法。
  4. レベルを検出するタイミングをディスクより得られる位置情報データに基づいて設定するようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のチルト制御方法。
  5. 初期調整時にディスクの反り方向を判断し、以後行う対物レンズの傾き調整の方向を決定するようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のチルト制御方法。
  6. 対物レンズをディスク面方向に変位させるフォーカシングコイルに供給される駆動信号の直流電圧の変化によって反りの方向を判断し、対物レンズの傾き調整の方向を決定するようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のチルト制御方法。
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