JP2004117821A - 検査装置、検査方法、電気光学装置の製造方法及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】検査対象である例えば液晶装置のモジュール21を載置台4に載置する際に、検査用ピン6を載置台4の検査用開口部7から出ないように検査装置1に出没手段を設けたので、検査用ピン6でモジュール21の接続端子29等を傷つけることがなく検査でき、液晶装置の更なる品質向上を図れる。
【選択図】 図8
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気光学装置等の電子機器である被検査対象が正常に動作するか否かを検査するための検査装置、検査方法及びその検査装置を用いて電気光学装置を製造する方法に関する。また、本発明は、その電気光学装置を製造する方法により製造された電気光学装置を備えた電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば表示装置を備えた電子機器の点灯検査等においては有機多層基板上にICチップやコンデンサ等の回路部品を搭載したデバイスである電子機器用モジュールを検査信号等を入出力する検査用ピン等が設けられた載置台に載せ、その検査用ピン等から検査信号等を電子機器用モジュールの接続端子に入出力させ、表示装置が適正に表示されるか等の検査が行われていた(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−186394号公報(第3頁―第4頁、
【図1】)
【発明が解決しようとする課題】
しかし、載置台に電子機器用モジュールを載せ位置決めする際に検査用ピンが電子機器用モジュールの接続端子等を傷つけてしまうという問題があった。特に表示画面と反対側の裏面に接続端子が設けられている場合は、表示画面をオペレータの方向に向けなければならない都合上、目視で調節しながら検査用ピンを上から当接させることができず、どうしても位置決めする際に電子機器用モジュールの接続端子等を傷つけてしまうことが多くなってしまう。例えば、2つの位置決め用ピンの内まず一方の位置決め用ピンに電子機器用モジュールをセットし、その位置決め用ピンを中心として回転させるようにもう一方の位置決め用ピンをセットすることがあるが、このときに検査用ピンが載置台より電子機器用モジュール側に突出していると、その回転時に接続端子やその周りの基板等に検査用ピンで傷をつけてしまうことがある。
【0004】
本発明は、上述の課題に鑑みてなされるもので、検査用ピンが電子機器に用いられる電気光学装置等のモジュールの接続端子等を傷つけないで、簡単にモジュールの検査をすることができる検査装置、検査方法及びその検査装置を用いて電気光学装置を製造する方法及びその電気光学装置を製造する方法により製造した電気光学装置を備えた電子機器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の検査装置は、検査対象に備えられた接続端子に接触させる検査用ピンと、前記検査対象を載置した際に前記検査用ピンが対応する部分に開口部を形成した載置台と、前記検査対象を前記載置台に押圧する押圧手段と、前記押圧された検査対象の接続端子に前記検査用ピンを当接させるために前記検査用ピンを前記開口部から出没させる出没手段とを具備することを特徴とする。
【0006】
本発明のこのような構成によれば、検査対象の接続端子に検査用ピンを当接させるために検査用ピンを載置台の開口部から出没させる出没手段を設けることとしたので、検査対象を載置台に載置する際に検査用ピンで接続端子等を傷つけずに、簡単な作業で検査でき品質の向上を図ることができる。すなわち、従来においては最初から検査用ピンが載置台から突出しており、このため検査対象を載置台に載置する際に検査用ピンで接続端子等を傷つけてしまうという問題が生じていた。これに対し、本発明においては、検査対象の載置台への載置に合わせ検査用ピンを出没させる出没手段を設けることとしたので、簡単な操作で接続端子等に傷を付けずに検査できる。
【0007】
本発明の一の形態によれば、前記出没手段は、前記押圧手段により載置台に検査対象が押圧され載置台が降下することによって前記開口部から前記検査用ピンが突出し、或いは前記押圧手段による押圧を解除することによって前記載置台が上昇し前記検査用ピンが前記開口部に没することを特徴とする。このような構成によれば、載置台が降下することによって検査用ピンがその開口部から突出することとなるので、検査対象を載置台に載置する際に接続端子等に検査用ピンで傷をつけずに検査できる。
【0008】
本発明の一の形態によれば、前記載置台は、前記載置台の開口部から前記検査用ピンが出没する程度に伸縮自在な支柱により支えられていることを特徴とする。このような構成によれば、押圧手段により検査対象が載置台に押圧され固定されながらその押圧力により載置台自体も降下し、その載置台の開口部から検査用ピンが突出することとなり、例えば押さえ板をレバーで押し下げ検査対象を押圧するという一度の動作で、簡単に接続端子等に傷をつけずに検査用ピンを当接させることができる。
【0009】
本発明の一の形態によれば、前記出没手段は、前記押圧手段により載置台に検査対象が押圧された後に前記検査用ピンを昇降させることにより前記開口部から前記検査用ピンを出没させることを特徴とする。このような構成によれば、検査対象を載置台に押圧して位置決めした後で載置台の開口部から検査用ピンを突出させるので、接続端子等に傷つけずに検査することができる。
【0010】
本発明の一の形態によれば、前記検査用ピンは、前記接続端子に接触する端面部が半球状に形成されると共にその半球状の端面部に続く棒状部分が伸縮自在に形成されていることを特徴とする。このような構成によれば、検査用ピンが接続端子に当接する際に滑らかに当たりかつ、接続端子が多少傾斜等していても確実に接続できることとなる。
【0011】
本発明の一の形態によれば、前記検査用ピンは、前記検査用ピンを限界まで縮めるときに比べ前記押圧された検査対象の接続端子に当接されたときは略30%以上で60%以下の範囲で縮まることを特徴とする。このような構成によれば、常に適切な圧力をかけて接続端子に検査用ピンが当接されるので、より確実に接続端子に検査用ピンを接続できる。
【0012】
本発明の一の形態によれば、前記検査用ピンが複数形成されているときは、各検査用ピンの前記棒状部分が夫々独立して伸縮自在に形成されていることを特徴とする。このような構成によれば、複数有する接続端子の夫々の上下の位置に最も適切に対応して検査用ピンを当接できるので、夫々の検査用ピンから確実に検査信号等を入出力でき、確実な検査が可能となる。
【0013】
本発明の電気光学装置の製造方法は、電気光学装置に用いられるモジュールを電気的に検査して電気光学装置を製造する方法において、前記検査は、前記モジュールに備えられた接続端子に接触させる検査用ピンの対応する部分に開口部を形成した載置台に前記モジュールを載置する工程と、前記モジュールを前記載置台に押圧する工程と、前記押圧されたモジュールの接続端子に前記検査用ピンを当接させるために前記検査用ピンを前記開口部から出没させる工程と、前記出没させる工程により前記接続端子に前記検査用ピンを当接させモジュールを検査する工程とを具備することを特徴とする。
【0014】
本発明のこのような構成によれば、電気光学装置に用いられるモジュールの接続端子に検査用ピンを当接させるために検査用ピンを載置台の開口部から出没させて接続端子に検査用ピンを当接させモジュールを検査し、電気光学装置を製造することとしたので、モジュールを載置台に載置する際に検査用ピンで接続端子等を傷つけずに、簡単な作業で検査でき品質の向上を図ることができる。すなわち、従来においては最初から検査用ピンが載置台から突出しており、このためモジュールを載置台に載置する際に検査用ピンで接続端子等を傷つけてしまうという問題が生じていた。これに対し、本発明においては、モジュールの載置台への載置に合わせ検査用ピンを出没させモジュールを検査し、そのモジュールを用いて電気光学装置を製造することとしたので、簡単な操作で接続端子等に傷を付けずに電気光学装置を製造できる。ここで、モジュールとは例えば有機多層基板上にICチップやコンデンサ等の回路部品を搭載したデバイスである。
【0015】
本発明の電子機器は、請求項8に記載の電気光学装置の製造方法により製造された電気光学装置を備えていることを特徴とする。このような構成によれば、接続端子に傷がない状態の電気光学装置を電子機器に備えることができるので、電子機器の品質の更なる向上が図れる。
【0016】
本発明の検査方法は、電気光学装置に用いられるモジュールを電気的に検査する方法において、前記モジュールに備えられた接続端子に接触させる検査用ピンの対応する部分に開口部を形成した載置台に前記モジュールを載置する工程と、前記モジュールを前記載置台に押圧する工程と、前記押圧されたモジュールの接続端子に前記検査用ピンを当接させるために前記検査用ピンを前記開口部から出没させる工程と、前記出没させる工程により前記接続端子に前記検査用ピンを当接させる工程とを具備することを特徴とする。
【0017】
本発明のこのような構成によれば、電気光学装置に用いられるモジュールの接続端子に検査用ピンを当接させるために検査用ピンを載置台の開口部から出没させて接続端子に検査用ピンを当接させモジュールを検査することとしたので、モジュールを載置台に載置する際に検査用ピンで接続端子等を傷つけずに、簡単な作業で検査でき品質の向上を図ることができる。すなわち、従来においては最初から検査用ピンが載置台から突出しており、このためモジュールを載置台に載置する際に検査用ピンで接続端子等を傷つけてしまうという問題が生じていた。これに対し、本発明においては、モジュールの載置台への載置に合わせ検査用ピンを出没させモジュールを検査したので、簡単な操作で接続端子等に傷を付けずに電気光学装置のモジュールを検査できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。尚、以下に実施形態を説明するにあたっては、各種の電気光学装置のうちパッシブマトリクス方式の液晶装置を例に挙げて説明するが、この方式に限られることはなく能動素子としてTFD(Thin Film Diode)を用いたアクティブマトリックス方式や能動素子としてTFT(Tin Film Transistor)を用いたアクティブマトリックス方式の液晶装置であっても良い。また、上述の液晶装置を用いた電子機器についても説明する。
【0019】
まず、本発明を反射型表示がされるパッシブマトリクス方式の液晶装置について検査用ピン自体は動かない検査装置である第1の実施形態について説明する。
【0020】
図1は本発明の第1の実施形態に係る検査装置の概略斜視図、図2は図1の検査装置の概略側面図、図3は図1のAA´方向及び図13のHH´方向、JJ´方向の断面図、図4は図1のBB´方向及び図13のII´方向の断面図、図5は図2の検査装置の載置台にモジュールを載せ押圧手段により押圧の途中の概略側面図、図6は図5から更に押圧され検査装置本体まで降下した検査装置の概略側面図、図7はモジュールの接続端子に検査用ピンが当接した状態の説明図、図8はモジュールの接続端子に検査用ピンが当接した状態の検査装置の全体斜視図及び図9は液晶装置の製造方法のフローチャート図である。
【0021】
(検査装置の構造)
図1に示すように、検査装置1は検査装置本体2、その検査装置本体2に設けられた例えば3本の支柱3、更にその支柱3により支えられた検査対象であるモジュールを載置する載置台4及びその検査対象であるモジュールを押圧する押圧部5を有する。
【0022】
検査装置本体2には、図2に示すようにその上面に載置台を支える支柱3と検査用ピン6が備えられている。
【0023】
ここで、検査用ピン6は図3に示すように載置台4の検査用開口部7に対応する位置に押圧しないときに検査用開口部7から検査用ピン6が出ないように設置されており、導電性材料で球状或いは半球状に形成されたピン端部8、ピン端部8に続く伸縮自在に形成された棒状伸縮部9、その棒状伸縮部9が挿入されたピン筒部10、それらを支え検査装置本体2に固定する支持台11、更にこれら検査用ピン6に検査用信号等を入出力する検査用信号等入出力部12等で構成されている。尚図3では検査用ピンは10本配置されているが本数はこれに限られるものではない。
【0024】
また、棒状伸縮部9は例えば棒状内に形成されたスプリング等によりピン筒部10に弾性的に挿入できるものであり、検査用ピン6一本一本が独立して伸縮するものである。勿論各検査用ピン6が一体となって伸縮するようにしても良い。図7にモジュールの接続端子に当接したときに棒状伸縮部9がピン筒部10に一部入り込んで縮んだ状態を示す。
【0025】
更に検査用ピン6は一本づつ必要に応じで支持台11から取り外しができ、取替えが可能である。また、支持台11ごと取替えることも可能である。これによって、検査対象のモジュールの規格に合わせた検査用ピン6を用いることができる。
【0026】
次に、支柱3は図4に示すように検査装置本体2の上面板の貫通孔に挿入され固定されたエレベータガイド13、そのエレベータガイド13に挿入されたスプリング14及び支柱可動部15、支柱可動部15を載置台4にその載置台4の上面に合わせて固定する止め具16等から構成される。
【0027】
ここで、支柱可動部15は少なくとも押圧部5によりエレベータガイド13に押し込められた時に検査用ピン6が検査用開口部7から突出する程度に伸縮することができるものである。
【0028】
また、スプリング14はエレベータガイド13から飛び出さないように例えば図4に示すようにスプリング14の下端をスプリング止め具17が設けられている。
【0029】
更に支柱3は図1及び図2では3本形成しているが、安定して支持できればこの本数に限れるものではなく例えば4本でも良い。
【0030】
また、伸縮自在な支柱3はスプリング14に限られるものでなく、例えばエアー等を利用して弾性的に伸縮自在にできるものであればなんでも良い。
【0031】
次に、載置台4には図1に示すように略中央に検査用ピン6の出入り口である検査用開口部7、載置台の中央線(Y方向)に対し左右対称に検査対象であるモジュールを指等で挟持するための挟持用開口部18、その挟持用開口部18に隣接して載置台の中央線(Y方向)に対し左右対称にモジュールを外側からガイドするガイド板19、更にそのガイド板19の内側に左右対称に位置決めピン20等が形成されている。
【0032】
ここで、検査用開口部7は図1、図3及び図7に示すように例えばX方向に長辺を持つ略菱型形状で検査用ピン6に対応する位置に形成されている。従って載置台4が降下すると、検査用開口部7から検査用ピン6が突出することとなる。
【0033】
また、挟持用開口部18は載置台4にモジュールを載置したときにモジュールの外枠が挟持用開口部18内にかかるような位置に形成する。これによって、確実にモジュールのみを挟持できる。
【0034】
更にガイド板19は図5及び図6に示すようにモジュールの液晶表示部の厚さより少し薄く形成されており、モジュールを押圧した際に直接にガイド板19が押圧されないようになっている。
【0035】
位置決めピン20は、モジュールを載置台4に載置する際にモジュールの接続端子が丁度検査用ピン6の真上にくるように位置決めするためのピンであり、その2つの位置決めピン20がモジュール側の位置決め用ピン孔(図示せず。)に嵌合することとなる。
【0036】
次に、押圧部5は例えば図1、図2及び図8に示すようにモジュール21の液晶表示面22の左右外側を夫々押圧する2本の押さえ爪23、その2本の押さえ爪23に挟まれて液晶表示面22の上部外側を押圧する押さえ板24、更に押さえ爪23及び押さえ板24を図5、図6及び図8のD方向に降下させ或いは逆方向に上昇させる押圧機構25、その押圧機構25を操作する操作レバー26等から構成される。
【0037】
ここで、2本の押さえ爪23と押さえ板24とは押さえ板24を2本の押さえ爪23で左右から挟むように固定されており、モジュール21を押圧した際にモジュール21の液晶表示面22を覆うことがないように形成されている。
【0038】
また、図1のように押さえ爪23等を支持し押圧機構25につなげる押圧支持板27を押さえ爪23等にビス止め等し固定しておけば、モジュール21の規格に合わせて押さえ爪23等を取替えることができる。
【0039】
更に押圧機構25は側面に配置された操作レバー26を図5、図6及び図8のC方向に動かすとその動きを操作レバー軸28が回転運動に変え、この回転運動が押圧機構25に伝えられ押圧機構25の例えばクランク機構(図示せず。)が、図5、図6及び図8のD方向の動きに変換し押圧支持板27等を降下させることとなる。
【0040】
また、押圧機構25は押圧動作によりモジュール21ごと載置台4を降下させ、検査装置本体2の上面に載置台4の裏面が当たったところで押圧動作が押圧機構25内のロック機構(図示せず。)によりロックされ、それ以上押圧支持板27等が下降せずかつ、操作レバーから手を離しても押圧支持板27等が上昇したりしないように構成されている。
【0041】
更に押圧機構25は、検査が終了し操作レバー26を図5、図6及び図8のC方向の逆に動かすと、押圧機構25内のロック機構がはずれ押圧機構25内のスプリング等により手で動かさないでも自然に元の状態、すなわち押圧支持板27等を上昇させ載置台4及びモジュール21の押圧を解除した状態に戻すように構成されている。
【0042】
(検査装置の動作)
次に上述の検査装置についてその動作を説明する。
【0043】
まず、検査対象であるモジュール21の液晶表示面22がオペレータから見れるように上を向けて載置台4に載置する。この時、図1に示すように操作レバー26及び押圧支持板27等は検査準備状態にあり、押さえ爪23及び押さえ板24はいずれも載置台4からかなり離れた上方に位置しているので、容易にモジュール21を載置台4に載置することができる。
【0044】
また、その際載置台4上の2つのガイド板19の間にモジュール21を載せ、更にモジュール21の液晶表示面22の反対側である裏面の位置決め用ピン孔に、載置台4上の2つの位置決めピン20を嵌合させることによって、載置台4の適正な位置にモジュール21を載置することができる。
【0045】
更に位置決めの段階ではまだ、検査用開口部7から検査用ピン6は出ていないので、接続端子29やその周辺基板を傷つけてしまうこともない。
【0046】
次に、モジュール21の位置決めが終わったら操作レバー26を図5に示すように、C方向に動かすとその動きが操作レバー軸28により回転運動に変換され、その回転運動により押圧機構25内のクランク機構により押圧支持板27を降下させることとなる。
【0047】
これによって、図5に示すように押圧支持板27に固定されている押さえ爪23及び押さえ板24はD方向に降下し、載置台4に載置されているモジュール21の液晶表示面22の外側の枠に当接し押圧することとなる。
【0048】
更に操作レバー26を図6に示すように、C方向に動かすとそのまま押圧支持板27が降下し続け、その押圧の力がモジュール21を介して載置台4に働き、載置台4自体がD方向に降下し、やがて載置台4の裏面が検査装置本体2の上面に当接することとなり、押圧機構25内のロック機構が働きその状態でロックされることとなる。
【0049】
このロックがされた際、図7に示すように載置台4の検査用開口部7から検査用ピン6が突出するが、モジュール21の接続端子29に検査用ピン6のピン端部8が当接し、棒状伸縮部9がピン筒部10に入り込む。この結果、検査用ピン6は、その検査用ピン6の縮みが最大のときの縮み量の略30%以上で60%以下の範囲で縮んだ状態となる。
【0050】
これによってモジュール21の各接続端子29に正確に各検査用ピン6を接続できたので、検査用信号等入出力部12を介して外部検査回路等から検査信号等を入出力し、液晶表示面22の機能検査例えば表示のドット抜けが無いか、コントラストが決められた範囲に有るか、液晶表示エラーが無いか等の検査がされる。勿論映像だけではなく例えば音響試験等もすることが可能である。
【0051】
次にモジュール21の各種の検査が終了したときは、操作レバー26を図8のC方向の逆に動かすと押圧機構25内のロック機構がはずれ、押圧機構25内のスプリング等により手で動かさないでも自然に押圧機構25内のクランク機構が働き、押圧支持板27等が上昇する。
【0052】
すると、載置台4に働いていた押圧力が解除されるので載置台4が支柱3のスプリング14によりモジュール21を載置したまま上昇する。
【0053】
この結果、載置台4の検査用開口部7から突出していた検査用ピン6が、検査用開口部7の中に没することとなるので、モジュール21の接続端子29に当接していた検査用ピン6はモジュール21の接続端子29から離れる。
【0054】
更に押圧機構25内のクランク機構が働き、押圧支持板27等が上昇すると、載置台4は最上位まで上昇しその後その上昇は停止する。その後は、モジュール21を離れて押さえ板24及び押さえ爪23は更に上昇し、元の位置まで戻り押圧機構25内のクランク機構の動きは停止する。
【0055】
最後に載置台4の挟持用開口部18に指をいれモジュール21を挟んで載置台4から取り外し、検査装置1の動作は終了することとなる。この際も、検査用ピン6は載置台4の検査用開口部7の中或いはその下に没しているので、検査用ピン6でモジュール21を傷つけることは無い。
【0056】
(液晶装置を製造する方法)
次に上述の検査装置1により検査して電気光学装置を製造する方法を液晶装置を例として説明する。
【0057】
まず、図9に示すように、液晶用基板に反射部材や着色部材、透明電極等を形成し、もう一枚の液晶用基板に透明電極等を形成したものを貼り合わせ、その基板間に液晶等を封入し、位相差板や偏光板等を取り付ける液晶パネル作成工程(ST101)により液晶パネルを作成する。
【0058】
次に、作成された液晶パネルに液晶パネルを駆動する電子回路やその他の必要な部品等を組み込むモジュール工程を行う(ST102)。ここで接続端子29が液晶表示面22と反対側の裏面に設けられることとなる。
【0059】
更にモジュール工程によりモジュール21が作成されるとそのモジュール21の表示機能等の検査工程に入る。
【0060】
図8に示すように、モジュール21を載置台4に液晶表示面22を表にして位置決めし、操作レバー26をC方向に動かして押さえ爪23等をD方向に降下させモジュール21を押圧する。
【0061】
また、載置台4が押圧により検査装置本体2の上面まで下降するとそれまで載置台4の検査用開口部7に没していた検査用ピン6が相対的に検査用開口部7から突出することとなり、モジュール21の接続端子29に当接し検査用信号等入出力部12を介し、外部検査回路から検査信号等が入出力されモジュール21の検査が行われる(ST103)。
【0062】
以上でモジュール21が検査装置1の載置台4から取り外され表示機能等の検査工程が終了すると液晶装置の製造は終了する(ST104)。
【0063】
このように本実施形態によれば、検査対象である例えば液晶装置のモジュール21を載置台4に載置する際に、検査用ピン6を載置台4の検査用開口部7から出ないように検査装置1に出没手段を設けたので、検査用ピン6でモジュール21の接続端子29等を傷つけることがなく検査でき、液晶装置の更なる品質向上を図れる。
【0064】
また、操作レバー26を図8のC方向に動かすというワンアクションだけで載置台4上のモジュール21を押さえ爪23等で押圧し、その押圧力により載置台4がD方向に降下して、それまで載置台4の検査用開口部7に没していた検査用ピン6が相対的に検査用開口部7から突出して、既に適正に位置決めされたモジュール21の接続端子29に当接するので、簡単な機構でかつ簡単な操作で接続端子29等に傷をつけずにモジュール21の検査をすることができることとなる。
【0065】
更に載置台4を検査用開口部7から検査用ピン6が出没できる程度に伸縮自在な支柱3例えば図4に示すように、検査装置本体2の上面に固定されたエレベータガイド13内のスプリング14により支柱可動部15を伸縮自在にしたので、押さえ爪23等による押圧がモジュール21を介して載置台4にかかると、その押圧力だけで載置台4は降下することとなる。これによって、載置台4を降下させる特別な駆動装置や制御装置等が不要となり、簡単な構造でコストの低減を図りながら確実にモジュール21の接続端子29等に傷を付けずに検査が可能となる。
【0066】
また、検査用ピン6の先端であるピン端部8が例えば球形状に形成され、その下に続く棒状の棒状伸縮部9が内部に形成されているスプリング等により伸縮自在になっているので、モジュール21の接続端子29等を傷つけることを更に防止できる。
【0067】
更に検査用ピン6がモジュール21の接続端子29に当接したときに、検査用ピン6の縮みが最大に縮められたときの縮み量の略30%以上で60%以下の範囲で縮まることとしたので、最も適切な圧力で検査用ピン6がモジュール21の接続端子29に当接し、安定かつ確実な接続を保持できる。
【0068】
また、検査用ピン6が複数あるとき夫々独立して伸縮することができるので、モジュール21の接続端子29の夫々の微妙な位置に合わせて当接でき、全ての検査用ピン6が各接続端子29に確実に接続できることとなる。
【0069】
次に、本発明を反射型表示がされるパッシブマトリクス方式の液晶装置について検査用ピン自体も動く検査装置である第2の実施形態について説明する。
【0070】
図10は本発明の第2の実施形態に係る検査装置の概略斜視図、図11は図10のFF´方向の断面図及び図12はモジュールの接続端子に検査用ピンが当接した状態の説明図である。尚、図1、図3及び図7における構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付すものとし、その説明を省略する。
【0071】
(検査装置の構成)
図10に示すように、検査装置201は検査装置本体202、その検査装置本体202上面にねじ止め等により固定された検査対象であるモジュール21を載置する載置台4及びその検査対象であるモジュール21を押圧する押圧部5を有する。
【0072】
検査装置本体202には、図11に示すように載置台4の検査用開口部7に対応する位置に検査用ピン6が備えられている。
【0073】
ここで、検査用ピン6のピン筒部10等を支える支持台211は第1の実施形態では検査装置本体2に固定されていたが、ここでは図11に示すように検査装置本体202に固定されておらず、検査用ピン6を昇降させる検査用ピン昇降機構230に取り付けられている。
【0074】
また、検査用ピン昇降機構230は例えば押圧機構225のクランク機構及び支持台211に接続されており、モジュール21を載置台4に載せ位置決めし、押さえ爪23等によりモジュール21を載置台4に押圧するまでは、その接続されたクランク機構の働きにより検査用ピン6を載置台4の検査用開口部7の中に没するように支持台211を下降させておくことができる。
【0075】
更に検査用ピン昇降機構230は、押さえ爪23等でモジュール21を載置台4に押圧した後、接続された押圧機構225のクランク機構の働きにより、載置台4の検査用開口部7から検査用ピン6を突出させるように支持台211を上昇させ、モジュール21の接続端子29に当接させる。
【0076】
次に、押圧部5は例えば図8及び図10に示すようにモジュール21の液晶表示面22の左右外側を夫々押圧する2本の押さえ爪23、その2本の押さえ爪23に挟まれて液晶表示面22の上部外側を押圧する押さえ板24、更に押さえ爪23及び押さえ板24を図8のD方向に降下させ或いは逆方向に上昇させる押圧機構225、その押圧機構225を操作する操作レバー26等から構成される。
【0077】
ここで、押圧機構225は側面に配置された操作レバー26を図6及び図8のC方向に動かすとその動きを操作レバー軸28が回転運動に変え、この回転運動が押圧機構225に伝えられ押圧機構225の例えばクランク機構(図示せず。)が、図6及び図8のD方向の動きに変換し押圧支持板27等を降下させることとなる。
【0078】
また、押圧機構225はモジュール21が押さえ爪23等により検査装置本体202の上面に押圧されたところで、例えば図12に示すようにクランク機構に接続された検査用ピン昇降機構230をクランク機構の働きによりG方向に上昇させ、モジュール21の接続端子29に検査用ピン6を当接させることができる。
【0079】
次に、クランク機構の働きが押圧機構225内のロック機構(図示せず。)によりロックされ、それ以上押圧支持板27等が下降せずかつ、操作レバーから手を離しても押圧支持板27等が上昇したりしないように構成されている。同様に、支持台211もロックされ接続端子29に検査用ピン6を当接させた状態が保持される。
【0080】
また、押圧機構225は、検査が終了し操作レバー26を図6及び図8のC方向の逆に動かすと押圧機構225内のロック機構がはずれ、押圧機構225内のスプリング等により手で動かさないでも自然に元の状態、すなわち支持台211が図12のG方向と逆に降下して検査用ピン6を接続端子29から離れさせ、押圧支持板27等を上昇させモジュール21の押圧を解除した状態に戻すように構成されている。
【0081】
(検査装置の動作)
次に上述の検査装置についてその動作を説明する。ここで、検査対象であるモジュール21の液晶表示面22をオペレータから見れるように上を向けて載置台4に載置するところから、押さえ爪23及び押さえ板24が図8に示すようにD方向に降下し、載置台4に載置されているモジュール21の液晶表示面22の外側の枠に当接し押圧するところまでは、第1の実施形態と同様であるのでその説明を省略する。
【0082】
更に操作レバー26を図8に示すように、C方向に動かすと押圧支持板27の降下は停止し押圧状態を保持する一方、その操作レバー26の動きが押圧機構225のクランク機構に働き検査用ピン昇降機構230に伝えられ、支持台211を図12に示すようにG方向に上昇させ、検査用ピン6が検査用開口部7から突出し接続端子29に検査用ピン6が当接することとなる。
【0083】
また、接続端子29に検査用ピン6が当接すると押圧機構225は、押圧機構225内のロック機構が働きその状態でロックされることとなる。このロックがされる際、図12に示すようにモジュール21の接続端子29に検査用ピン6のピン端部8が当接し、棒状伸縮部9がピン筒部10に入り込む。この結果、検査用ピン6はその検査用ピン6の縮みが最大のときの縮み量の略30%以上で60%以下の範囲で縮んだ状態となる。
【0084】
これによってモジュール21の各接続端子29に正確に各検査用ピン6を接続できたので、検査用信号等入出力部12を介して外部検査回路等から検査信号等を入出力し、液晶表示面22の機能検査例えば表示のドット抜けが無いか、コントラストが決められた範囲に有るか、液晶表示エラーが無いか等の検査がされる。勿論映像だけではなく例えば音響試験等もすることが可能である。
【0085】
次にモジュール21の各種の検査が終了したときは、操作レバー26を図8のC方向の逆に動かすと押圧機構225内のロック機構がはずれ、押圧機構225内のスプリング等により手で動かさないでも自然に押圧機構225内のクランク機構が働き、支持台211が図12のG方向と逆に降下して検査用ピン6を接続端子29から離れさせる。
【0086】
また、押圧支持板27等が上昇しモジュール21の押圧を解除した状態に戻り押圧機構225内のクランク機構の動きは停止する。
【0087】
最後に載置台4の挟持用開口部18に指をいれモジュール21を挟んで載置台4から取り外し、検査装置201の動作は終了することとなる。この際も、検査用ピン6は載置台4の検査用開口部7の中に没しているので、検査用ピン6でモジュール21を傷つけることは無い。
【0088】
(液晶装置を製造する方法)
次に上述の検査装置201により検査して電気光学装置を製造する方法を液晶装置を例として図9を用いて説明する。ここで、図9に示すST101、ST102及びST104は、第1の実施形態と同様であるのでその説明を省略する。
【0089】
モジュール工程(ST102)によりモジュール21が作成されるとそのモジュール21の表示機能等の検査工程に入る。
【0090】
図8に示すように、モジュール21を載置台4に液晶表示面22を表にして位置決めし、操作レバー26をC方向に動かして押さえ爪23等をD方向に降下させモジュール21を押圧する。
【0091】
また、それまで載置台4の検査用開口部7に没していた検査用ピン6が、検査用ピン昇降機構230による支持台211の上昇により、検査用開口部7から突出することとなり、モジュール21の接続端子29に当接し検査用信号等入出力部12を介し、外部検査回路等から検査信号等が入出力されモジュール21の検査が行われる(ST103)。
【0092】
このように本実施形態によれば、検査対象である例えば液晶装置のモジュール21を載置台4に載置する際に、検査用ピン6を載置台4の検査用開口部7から出ないように検査装置201に出没手段を設けたので、検査用ピン6でモジュール21の接続端子29等を傷つけることがなく検査でき、液晶装置の更なる品質向上を図れる。
【0093】
また、検査用ピン6の先端であるピン端部8が例えば球形状に形成され、その下に続く棒状の棒状伸縮部9が内部に形成されているスプリング等により伸縮自在になっているので、モジュール21の接続端子29等を傷つけることを更に防止できる。
【0094】
更に検査用ピン6がモジュール21の接続端子29に当接したときに、検査用ピン6の縮みが最大に縮められたときの縮み量の30%以上で60%以下の範囲で縮まることとしたので、最も適切な圧力で検査用ピン6がモジュール21の接続端子29に当接し、安定かつ確実な接続を保持できる。
【0095】
また、検査用ピン6が複数あるとき夫々独立して伸縮することができるので、モジュール21の接続端子29の夫々の微妙な位置に合わせて当接でき、全ての検査用ピン6が各接続端子29に確実に接続できることとなる。
【0096】
次に、本発明を透過型表示がされるパッシブマトリクス方式の液晶装置について検査用ピン自体は動かない検査装置である第3の実施形態について説明する。
【0097】
図13は本発明の第3の実施形態に係る検査装置の概略斜視図及び図14は図13の検査装置の概略側面図である。尚、図1、図2、図3、図7及び図8における構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付すものとし、その説明を省略する。
【0098】
(検査装置の構成)
検査装置301は図13に示すように、検査装置本体302、その検査装置本体302に設けられた例えば3本の支柱3、更にその支柱3により支えられた検査対象であるモジュール21を載置する載置台304及びその検査対象であるモジュール21を押圧する押圧部5を有する。尚、検査装置本体302及び載置台304以外は第1の実施形態の検査装置の構成と同様であるので説明を省略する。
【0099】
検査装置本体302には、図13及び図14に示すようにその上面に載置台304を支える支柱3と検査用ピンa306a、検査用ピンb306bが備えられている。
【0100】
ここで、検査用ピンa306a及び検査用ピンb306bは第1の実施形態に係る検査用ピン6と同様なので説明を省略する。尚、検査用ピンa306aと検査用ピンb306bとの役割を分担することもできる。例えば検査用ピンa306aは検査対象であるモジュール21の液晶表示面22の機能検査用に用い、検査用ピンb306bは液晶表示用のバックライト用の電源を供給する端子として用いても良い。勿論、検査用ピンa306a及び検査用ピンb306bの両方とも液晶表示面22の機能検査用に用いることもできる。
【0101】
また、支柱3も第1の実施形態に係る検査装置の支柱と同様であるのでその説明を省略する。
【0102】
次に、載置台304には図13に示すように略中央に検査用ピンの出入り口である検査用開口部a307a、載置台の中央線(Y方向)に対し左右対称に検査対象であるモジュール21を指等で挟持するための挟持用開口部18、その挟持用開口部18に隣接して載置台304の中央線(Y方向)に対し左右対称にモジュール21を外側からガイドするガイド板19、更にそのガイド板19の内側に左右対称に位置決めピン20又その内側に左右対称に検査用開口部b307b等が形成されている。ここで、検査用開口部a307a及び検査用開口部b307b以外は第1実施形態の検査装置の載置台4と同様であるので説明を省略する。
【0103】
検査用開口部a307a及び検査用開口部b307bは図13、図3及び図7に示すように例えばX方向又はY方向に長辺を持つ略菱型形状で検査用ピンa306a及び検査用ピンb306bに対応する位置に形成されている。従って載置台304が降下すると、検査用開口部a307a及び検査用開口部b307bから検査用ピンa306a及び検査用ピンb306bが突出することとなる。
【0104】
(検査装置の動作)
次に上述の検査装置についてその動作を説明する。ここで、第1の実施形態における検査装置1の検査用ピン6が検査用ピンa306a及び検査用ピンb306bに、検査用開口部7が検査用開口部a307a及び検査用開口部b307bとなっているだけで検査装置301の動作は第1の実施形態の検査装置1の動作と一部を除き同様であるので異なる動作のみ説明する。
【0105】
すなわち、第1の実施形態の検査装置1の動作の説明では図7に示すようにモジュール21の各接続端子29に正確に各検査用ピン6を接続できたので、検査用信号等入出力部12を介して外部検査回路等から検査信号等を入出力し、液晶表示面22の機能検査例えば表示のドット抜けが無いか、コントラストが決められた範囲に有るか、液晶表示エラーが無いか等の検査がされる。勿論映像だけではなく例えば音響試験等もすることが可能であるとしたが、検査装置301ではこれ以外に例えば検査対象であるモジュール21のバックライトの電源を供給する端子として検査用ピンb306bを用いることができる。その場合には外部電源から検査用ピンb306bを介してモジュール21の接続端子29にバックライト用の電源が供給されることとなる。
【0106】
(液晶装置を製造する方法)
次に上述の検査装置301により検査して電気光学装置を製造する方法を液晶装置を例として図8及び図9を用いて説明する。ここで、図9に示すST102及びST104は、第1の実施形態と同様であるのでその説明を省略する。
【0107】
まず、図9に示すように、液晶用基板に着色部材、透明電極等を形成し、もう一枚の液晶用基板に透明電極等を形成したものを貼り合わせ、その基板間に液晶等を封入し、位相差板や偏光板等を取り付ける液晶パネル作成工程(ST101)により液晶パネルを作成する。
【0108】
モジュール工程(ST102)によりモジュール21が作成されるとそのモジュール21の表示機能等の検査工程に入る。
【0109】
図8に示すように、モジュール21を載置台304に液晶表示面22を表にして位置決めし、操作レバー26をC方向に動かして押さえ爪23等をD方向に降下させモジュール21を押圧する。
【0110】
また、載置台304が押圧により検査装置本体302の上面まで下降するとそれまで載置台304の検査用開口部a307a及び検査用開口部b307bに没していた検査用ピンa306aが相対的に検査用開口部a307aから、検査用ピンb306bが相対的に検査用開口部b307bから突出することとなり、モジュール21の接続端子29に夫々当接し検査用信号等入出力部12を介し、外部検査回路等から検査信号等が入出力されモジュール21の検査が行われる(ST103)。この際モジュール21のバックライト用電源を例えば検査用ピンb306bから供給することもできる。
【0111】
このように本実施形態によれば、検査対象である例えば液晶装置のモジュール21を載置台304に載置する際に、検査用ピンa306a及び検査用ピンb306bを載置台304の検査用開口部a307a及び検査用開口部b307bから出ないように検査装置301に出没手段を設けたので、検査用ピンa306a及び検査用ピンb306bでモジュール21の接続端子29等を傷つけることがなく検査でき、液晶装置の更なる品質向上を図れる。
【0112】
また、操作レバー26を図8のC方向に動かすというワンアクションだけで載置台304上のモジュール21を押さえ爪23等で押圧し、その押圧力により載置台304がD方向に降下して、それまで載置台304の検査用開口部a307a及び検査用開口部b307bに没していた検査用ピンa306a及び検査用ピンb306bが、相対的に夫々検査用開口部a307a又は検査用開口部b307bから突出して、既に適正に位置決めされたモジュール21の接続端子29に当接するので、簡単な機構でかつ簡単な操作で接続端子29等に傷をつけずにモジュール21の検査をすることができることとなる。
【0113】
更に載置台304を検査用開口部a307a及び検査用開口部b307bから検査用ピンa306a及び検査用ピンb306bが出没できる程度に伸縮自在な支柱3例えば図4に示すように、検査装置本体302の上面に固定されたエレベータガイド13内のスプリング14により支柱可動部15を伸縮自在にしたので、押さえ爪23等による押圧がモジュール21を介して載置台304にかかると、その押圧力だけで載置台304は降下することとなる。これによって、載置台304を降下させる特別な駆動装置や制御装置等が不要となり、簡単な構造でコストの低減を図りながら確実にモジュール21の接続端子29等に傷を付けずに検査が可能となる。
【0114】
また、検査用ピンa306a及び検査用ピンb306bの先端であるピン端部8が例えば球形状に形成され、その下に続く棒状の棒状伸縮部9が内部に形成されているスプリング等により伸縮自在になっているので、モジュール21の接続端子29等を傷つけることを更に防止できる。
【0115】
更に検査用ピンa306a及び検査用ピンb306bが、モジュール21の接続端子29に当接したときに、検査用ピンa306a及び検査用ピンb306bの縮みが、最大に縮められたときの縮み量の30%以上で60%以下の範囲で縮まることとしたので、最も適切な圧力で検査用ピンa306a及び検査用ピンb306bがモジュール21の接続端子29に当接し、安定かつ確実な接続を保持できる。
【0116】
また、検査用ピンa306a及び検査用ピンb306bが複数あるとき夫々独立して伸縮することができるので、モジュール21の接続端子29の夫々の微妙な位置に合わせて当接でき、全ての検査用ピンa306a及び検査用ピンb306bが各接続端子29に確実に接続できることとなる。
【0117】
(電子機器)
次に、上述した検査装置1、検査装置201及び検査装置301を用いて電気光学装置を製造する方法により製造された例えば液晶装置を電子機器の表示装置として用いる場合の本発明の第4の実施形態に係る電子機器について説明する。
【0118】
図15は本発明の第4の実施形態に係る電子機器の例である携帯電話機の外観概略図、図16は携帯電話機の概略構成図である。
【0119】
ここで、携帯電話機500は、図15に示すように複数の操作ボタン500aの他、受話口500b、送話口500cを有する外枠に例えば、液晶装置501を備えている。
【0120】
また、図16に示すように携帯電話機500は、液晶パネル400と、これを制御する制御手段1200とを有する。ここでは、液晶パネル400を、パネル構造体400Aと、半導体IC等で構成される駆動回路400Bとに観念的に分けて描いてある。更に制御手段1200は、表示情報出力源1210、表示情報処理回路1220、電源回路1230及びタイミングジェネレータ1240を有する。
【0121】
表示情報出力源1210は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等からなるメモリと、磁気記録ディスクや光記録ディスク等からなるストレージユニットと、デジタル画像信号を同調出力する同調回路とを備え、タイミングジェネレータ1240によって生成された各種のクロック信号に基づいて、所定フォーマットの画像信号等の形で表示情報を表示情報処理回路1220に供給するように構成されている。
【0122】
表示情報処理回路1220は、シリアルーパラレル変換回路、増幅・反転回路、ローテーション回路、ガンマ補正回路、クランプ回路等の周知の各種回路を備え、入力した表示情報の処理を実行して、その画像情報をクロック信号CLKと共に駆動回路400Bへ供給する。駆動回路400Bは、走査線駆動回路、データ線駆動回路及び走査回路を含む。また、電源回路1230は、上述の各構成要素に夫々所定の電圧を供給する。
【0123】
このように本実施形態によれば、検査対象である例えば液晶装置のモジュール21を載置台4に載置する際に、検査用ピン6を載置台4の検査用開口部7から出ないように検査装置1に出没手段を設けたので、検査用ピン6でモジュール21の接続端子29等を傷つけることがなく検査でき、液晶装置の更なる品質向上を図れ、接続端子29等に傷がない状態の液晶装置を電子機器に備えることができるので、電子機器の品質の更なる向上が図れる。
【0124】
特に携帯電話機500のように携帯可能な電子機器は、より軽量でコンパクトなことが求められるが本発明によれば、より細かく軽量な接続端子29にも正確に傷をつけずに検査が可能となり、電子機器全体の軽量、コンパクト化を更に図ることができる。
【0125】
なお、電子機器としては、他に電気光学装置例えば液晶装置が搭載されたパーソナルコンピュータ、デジタルスチルカメラ、腕時計、タッチパネル、プロジェクタ、液晶テレビやビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末等が挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示部として、例えば上述した検査装置1、検査装置201及び検査装置301を用いて電気光学装置を製造する方法により製造された液晶装置が適用可能なのは言うまでもない。
【0126】
また、上述した電子機器に用いられる電気光学装置の例である液晶装置としては反射型のパッシブマトリックス方式の液晶装置や透過型のパッシブマトリックス方式の液晶装置に限られるものではなく、検査装置1、検査装置201及び検査装置301を用いて電気光学装置を製造する方法により製造された液晶装置であれば、反射半透過型のパッシブマトリックス方式の液晶装置、更にスイッチング素子として二端子型スイッチング素子であるTFDやスイッチング素子として三端子型スイッチング素子であるTFTを用いた反射型、透過型及び反射半透過型の液晶装置であっても良い。
【0127】
更に、エレクトロルミネッセンス装置、特に、有機エレクトロルミネッセンス装置、無機エレクトロルミネッセンス装置等や、LED(発光ダイオード)表示装置、電気泳動表示装置、プラズマディスプレイ装置、FED(フィールドエミッションディスプレイ)装置、薄型のブラウン管、液晶シャッター等を用いた小型テレビ、デジタルマイクロミラーデバイス(DMD)を用いた装置等にも上述した液晶装置等の電気光学装置が適用可能である。
【0128】
以上、好ましい実施形態を上げて本発明を説明したが、本発明は上述したいずれの実施形態にも限定されず、本発明の技術思想の範囲内で適宜変更して実施できる。
【0129】
例えば、上述の実施形態では操作レバー26を人間の手によって動かし、その動きを押圧機構25内のクランク機構により押さえ爪23等の昇降の動きに変えているが、これに限られるものでなく操作レバー26の動きを感知し制御部がエアーシリンダー等に空気を送り、押さえ爪23等を昇降させても良い。これによって、軽いタッチで操作レバー26を動かし、押さえ爪23等の昇降により押圧できる。
【0130】
また、上述の実施形態では検査信号等は検査用信号等入出力部12を介して外部の検査回路等から入出力したが、これに限られるものでなく検査装置本体2自体に検査信号等を入出力する検査回路等を設けても良い。更に液晶装置のバックライトの電源自体も検査装置本体2自体に設け、これから検査用ピンb306bを介してモジュール21の接続端子29に供給しても良い。これにより、検査装置1、検査装置201及び検査装置301を外部検査用回路等への配線等を気にせず、どこでもモジュール21等の検査が可能となる。
【0131】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、検査用ピンが電子機器に用いられる電気光学装置等のモジュールの接続端子等を傷つけないで、簡単にモジュールの検査をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施形態に係る検査装置の概略斜視図である。
【図2】図2は図1の検査装置の概略側面図である。
【図3】図3は図1のAA´方向及び図13のHH´方向、JJ´方向の断面図である。
【図4】図4は図1のBB´方向及び図13のII´方向の断面図である。
【図5】図5は図2の検査装置の載置台にモジュールを載せ押圧手段により押圧の途中の概略側面図である。
【図6】図6は図5から更に押圧され検査装置本体まで降下した検査装置の概略側面図である。
【図7】図7は本発明の第1の実施形態に係るモジュールの接続端子に検査用ピンが当接した状態の説明図である。
【図8】図8は本発明の第1の実施形態に係るモジュールの接続端子に検査用ピンが当接した状態の検査装置の全体斜視図である。
【図9】図9は本発明の第1の実施形態に係る液晶装置の製造方法のフローチャート図である。
【図10】図10は本発明の第2の実施形態に係る検査装置の概略斜視図である。
【図11】図11は図10のFF´方向の断面図である。
【図12】図12は本発明の第2の実施形態に係るモジュールの接続端子に検査用ピンが当接した状態の説明図である。
【図13】図13は本発明の第3の実施形態に係る検査装置の概略斜視図である。
【図14】図14は図13の検査装置の概略側面図である。
【図15】図15は本発明の第4の実施形態に係る電子機器の例である携帯電話機の外観概略図である。
【図16】図16は本発明の第4の実施形態に係る電子機器の例である携帯電話機の概略構成図である。
【符号の説明】
1、201、301 検査装置
2、202、302 検査装置本体
3 支柱
4、304 載置台
5 押圧部
6 検査用ピン
7 検査用開口部
8 ピン端部
9 棒状伸縮部
21 モジュール
25、225 押圧機構
29 接続端子
306a 検査用ピンa
306b 検査用ピンb
307a 検査用開口部a
307b 検査用開口部b
400 液晶パネル
500 携帯電話機
501 液晶装置
1200 制御手段
Claims (10)
- 検査対象に備えられた接続端子に接触させる検査用ピンと、
前記検査対象を載置した際に前記検査用ピンが対応する部分に開口部を形成した載置台と、
前記検査対象を前記載置台に押圧する押圧手段と、
前記押圧された検査対象の接続端子に前記検査用ピンを当接させるために前記検査用ピンを前記開口部から出没させる出没手段と
を具備することを特徴とする検査装置。 - 前記出没手段は、前記押圧手段により載置台に検査対象が押圧され載置台が降下することによって前記開口部から前記検査用ピンが突出し、或いは前記押圧手段による押圧を解除することによって前記載置台が上昇し前記検査用ピンが前記開口部に没することを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
- 前記載置台は、前記載置台の開口部から前記検査用ピンが出没する程度に伸縮自在な支柱により支えられていることを特徴とする請求項2に記載の検査装置。
- 前記出没手段は、前記押圧手段により載置台に検査対象が押圧された後に前記検査用ピンを昇降させることにより前記開口部から前記検査用ピンを出没させることを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
- 前記検査用ピンは、前記接続端子に接触する端面部が半球状に形成されると共にその半球状の端面部に続く棒状部分が伸縮自在に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の検査装置。
- 前記検査用ピンは、前記検査用ピンを限界まで縮めるときに比べ前記押圧された検査対象の接続端子に当接されたときは略30%以上で60%以下の範囲で縮まることを特徴とする請求項5に記載の検査装置。
- 前記検査用ピンが複数形成されているときは、各検査用ピンの前記棒状部分が夫々独立して伸縮自在に形成されていることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の検査装置。
- 電気光学装置に用いられるモジュールを電気的に検査して電気光学装置を製造する方法において、
前記検査は、前記モジュールに備えられた接続端子に接触させる検査用ピンの対応する部分に開口部を形成した載置台に前記モジュールを載置する工程と、
前記モジュールを前記載置台に押圧する工程と、
前記押圧されたモジュールの接続端子に前記検査用ピンを当接させるために前記検査用ピンを前記開口部から出没させる工程と、
前記出没させる工程により前記接続端子に前記検査用ピンを当接させモジュールを検査する工程と
を具備することを特徴とする電気光学装置の製造方法。 - 請求項8に記載の電気光学装置の製造方法により製造された電気光学装置を備えていることを特徴とする電子機器。
- 電気光学装置に用いられるモジュールを電気的に検査する方法において、
前記モジュールに備えられた接続端子に接触させる検査用ピンの対応する部分に開口部を形成した載置台に前記モジュールを載置する工程と、
前記モジュールを前記載置台に押圧する工程と、
前記押圧されたモジュールの接続端子に前記検査用ピンを当接させるために前記検査用ピンを前記開口部から出没させる工程と、
前記出没させる工程により前記接続端子に前記検査用ピンを当接させる工程とを具備することを特徴とする検査方法。
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JP2002280920A JP2004117821A (ja) | 2002-09-26 | 2002-09-26 | 検査装置、検査方法、電気光学装置の製造方法及び電子機器 |
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---|---|---|---|---|
KR100716038B1 (ko) * | 2005-05-13 | 2007-05-08 | 강성일 | 액정모듈 테스트용 지그 |
KR100820955B1 (ko) | 2007-01-23 | 2008-04-11 | 이근호 | 엘씨디 패널 점등검사장치의 승하강 유니트 |
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2002
- 2002-09-26 JP JP2002280920A patent/JP2004117821A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100716038B1 (ko) * | 2005-05-13 | 2007-05-08 | 강성일 | 액정모듈 테스트용 지그 |
KR100820955B1 (ko) | 2007-01-23 | 2008-04-11 | 이근호 | 엘씨디 패널 점등검사장치의 승하강 유니트 |
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