JP2004117538A - 液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ドットに近い自然な画素表示を可能にする。
【解決手段】画素Pを4つの表示部Q(i,j),Q(i+1,j),Q(i,j+1),Q(i+1,j+1)に分割した液晶表示装置において、表示部の透明電極Er(i,j),Eg(i,j),Eb(i,j),Er(i+1,j),Eg(i+1,j),Eb(i+1,j),Er(i,j+1),Eg(i,j+1),Eb(i,j+1),Er(i+1,j+1),Eg(i+1,j+1),Eb(i+1,j+1)をそれぞれ駆動するスイッチトランシ゛スタTr(i,j),Tg(i,j),Tb(i,j),Tr(i+1,j),Tg(i+1,j),Tb(i+1,j),Tr(i,j+1),Tg(i,j+1),Tb(i,j+1),Tr(i+1,j+1),Tg(i+1,j+1),Tb(i+1,j+1)を、画素Pの画素領域の周辺にのみ配置する。
【選択図】 図3
【解決手段】画素Pを4つの表示部Q(i,j),Q(i+1,j),Q(i,j+1),Q(i+1,j+1)に分割した液晶表示装置において、表示部の透明電極Er(i,j),Eg(i,j),Eb(i,j),Er(i+1,j),Eg(i+1,j),Eb(i+1,j),Er(i,j+1),Eg(i,j+1),Eb(i,j+1),Er(i+1,j+1),Eg(i+1,j+1),Eb(i+1,j+1)をそれぞれ駆動するスイッチトランシ゛スタTr(i,j),Tg(i,j),Tb(i,j),Tr(i+1,j),Tg(i+1,j),Tb(i+1,j),Tr(i,j+1),Tg(i,j+1),Tb(i,j+1),Tr(i+1,j+1),Tg(i+1,j+1),Tb(i+1,j+1)を、画素Pの画素領域の周辺にのみ配置する。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示装置に用いられる液晶表示装置に関し、特に画素領域においてのスイッチトランジスタ、ゲートライン、ソースライン、コモン電極(補助容量電極)を含むコモンラインなどの周辺回路の配置に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示装置が大型化すると、液晶パネルのそれぞれの画素を複数の表示部に分割する場合がある。そして、それぞれの表示部には個別にスイッチトランジスタ(TFT(薄膜トランジスタ))が設けられている。そして、同じ画素内の複数のスイッチトランジスタには、同じ走査信号および同じ映像信号が入力され、同じ画素内の複数の表示部は、スイッチトランジスタによって、同じタイミングかつ同じ映像信号で駆動される。
【0003】
ただし、カラー液晶パネルにおいては、それぞれの表示部は、さらに赤色(R)表示領域,緑色(G)表示領域,青色(B)表示領域に分割されており、画素内の複数のR表示領域は同じR映像信号で駆動され、複数のG表示領域は同じG映像信号で駆動され、複数のB表示領域は同じB映像信号で駆動される。
【0004】
なお、画素を複数の表示部で構成しているのは、いずれかの表示部が故障したり、ゲートライン又はソースラインが断線しても、その画素全体が故障となるのを回避できるなどの理由からである。
【0005】
このような従来の液晶表示装置においては、スイッチトランジスタは、駆動する表示部に対して所定の位置に一律に配置される。例えば、それぞれのスイッチトランジスタは、駆動する表示部の右端または下端に一律に配置されている。なお、スイッチトランジスタの配置については、例えば、製造プロセスにおいてのパターニングの容易さ、フォトリソグラフィのマスク枚数、電極や絶縁膜の積層構造などが考慮される。
【0006】
このように、従来の画素では、その構成する複数の表示部のそれぞれにおいて、スイッチトランジスタが同じ位置に配置されるので、スイッチトランジスタは、画素領域内の表示部の間および画素領域の周辺に配置されている。また、このようなスイッチトランジスタの配置に伴って、ゲートラインやソースラインも、画素領域内の表示部の間および画素領域の周辺に配置されている。
【0007】
コモン電極は、表示部の透明電極との間で補助容量を構成するものであり、透明電極を挟んでスイッチトランジスタの反対側に配置される。従って、コモン電極は、上記のスイッチトランジスタの配置に伴って、画素領域の周辺および画素領域内の表示部の間に配置される。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−231110号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の液晶表示装置においては、スイッチトランジスタを表示部の間に配置しており、そのことが表示部の間隔を狭くすることの障害になっている。このように、画素内の表示部間にスイッチトランジスタが配置され、表示部の間隔を狭くできないために、ドットに近い自然な画素表示ができず、それによって不自然な画像になることがあった。
【0010】
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、ドットに近い自然な画素表示が可能な液晶表示装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1記載の液晶表示装置は、それぞれの画素が複数の表示部に分割された液晶表示装置において、画素内の上記表示部をそれぞれ駆動する複数のスイッチトランジスタが、その画素領域の周辺にのみ配置されていることを特徴とするものである。
【0012】
また、請求項2記載の液晶表示装置は、請求項1記載の液晶表示装置において、上記スイッチトランジスタのゲート電極に接続するゲートラインおよびソース電極に接続するソースラインが、上記画素領域の周辺にのみ配置されていることを特徴とするものである。
【0013】
また、請求項3記載の液晶表示装置は、請求項1記載の液晶表示装置において、補助容量を構成するコモン電極が、上記表示部の境界に配置されていることを特徴とするものである。
【0014】
また、請求項4記載の液晶表示装置は、請求項1から3までのいずれかに記載の液晶表示装置において、上記表示部は、第1の表示部と、第1の方向で上記第1の表示部に隣接して配置された第2の表示部と、上記第1の方向に対して垂直な第2の方向で上記第1の表示部に隣接して配置された第3の表示部と、上記第1の方向で上記第3の表示部に隣接するとともに上記第2の方向で上記第2の表示部に隣接して配置された第4の表示部とによって構成され、上記第1の表示部および上記第3の表示部のそれぞれは、互いに表示色が異なり、それぞれが上記第1の方向に長い領域である複数の表示領域を有し、上記第2の表示部および上記第4の表示部のそれぞれは、互いに表示色が異なり、それぞれが上記第2の方向に長い領域である複数の表示領域を有することを特徴とするものである。
【0015】
また、請求項5記載の液晶表示装置は、請求項4記載の液晶表示装置において、上記第1の表示部を駆動する第1のスイッチトランジスタは、上記第1の表示部の上記第2の表示部とは反対側の端に配置され、上記第2の表示部を駆動する第2のスイッチトランジスタは、上記第2の表示部の上記第4の表示部とは反対側の端に配置され、上記第3の表示部を駆動する第3スイッチトランジスタは、上記第3の表示部の上記第4の表示部とは反対側の端に配置され、上記第4の表示部を駆動する第4のスイッチトランジスタは、上記第4の表示部の上記第2の表示部とは反対側の端に配置されていることを特徴とするものである。
【0016】
また、請求項6記載の液晶表示装置は、請求項5記載の液晶表示装置において、上記第1のスイッチトランジスタと上記第3のスイッチトランジスタとが、互いに異なるゲートラインに接続されていることを特徴とするものである。
【0017】
また、請求項7記載の液晶表示装置は、請求項1から3までのいずれかに記載の液晶表示装置において、上記表示部は、第1の表示部と、第1の方向で上記第1の表示部に隣接して配置された第2の表示部と、上記第1の方向に対して垂直な第2の方向で上記第1の表示部に隣接して配置された第3の表示部と、上記第1の方向で上記第3の表示部に隣接するとともに上記第2の方向で上記第2の表示部に隣接して配置された第4の表示部とによって構成され、上記第1の表示部および上記第4の表示部のそれぞれは、互いに表示色が異なり、それぞれが上記第1の方向に長い領域である複数の表示領域を有し、上記第2の表示部および上記第3の表示部のそれぞれは、互いに表示色が異なり、それぞれが上記第2の方向に長い領域である複数の表示領域を有することを特徴とするものである。
【0018】
また、請求項8記載の液晶表示装置は、請求項7記載の液晶表示装置において、上記第1の表示部を駆動する第1のスイッチトランジスタは、上記第1の表示部の上記第2の表示部とは反対側の端に配置され、上記第2の表示部を駆動する第2のスイッチトランジスタは、上記第2の表示部の上記第4の表示部とは反対側の端に配置され、上記第3の表示部を駆動する第3のスイッチトランジスタは、上記第3の表示部の上記第1の表示部とは反対側の端に配置され、上記第4の表示部を駆動する第4のスイッチトランジスタは、上記第4の表示部の上記第3の表示部とは反対側の端に配置されていることを特徴とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
実施の形態1
図1は本発明の実施の形態1の液晶表示装置においての16画素分(4ユニット分)の構成図である。図1において、ユニットU(v,w)は、4つの画素P(m,n),P(m+1,n),P(m,n+1),P(m+1,n+1)によって構成されている。同様に、ユニットU(v+1,w)は、4つの画素P(m+2,n),P(m+3,n),P(m+2,n+1),P(m+3,n+1)によって構成され、ユニットU(v,w+1)は、4つの画素P(m,n+2),P(m+1,n+2),P(m,n+3),P(m+1,n+3)によって構成され、ユニットU(v+1,w+1)は、4つの画素P(m+2,n+2),P(m+3,n+2),P(m+2,n+3),P(m+3,n+3)によって構成されている。
【0020】
ユニットU(v,w)とU(v+1,w)の間隔、ユニットU(v,w)とU(v,w+1)の間隔、ユニットU(v+1,w)とU(v+1,w+1)の間隔、およびユニットU(v,w+1)とU(v+1,w+1)の間隔は、それぞれ例えば600[μm]である。
【0021】
また、ユニットU(v,w)内おいて、画素P(m,n)とP(n,n+1)の間隔、画素p(m,n)とP(m+1,n)の間隔、画素P(m+1,n)とP(m+1,n+1)の間隔、および画素P(m,n+1)とP(m+1,n+1)の間隔は、それぞれ例えば120[μm]であり、ユニット間の画素間隔(例えば600[μm])よりも狭くなっている。その他のユニットU(v+1,j),U(v,w+1),U(v+1,w+1)についても同様である。
[ユニットUの構成]
図2は本発明の実施の形態1の液晶表示装置においてのユニットUの構成図である。図2のユニットUにおいて、画素P(m,n)とP(m+1,n)、画素P(m,n+1)とP(m+1,n+1)は、それぞれ水平方向で隣接して配置されており、画素P(m,n)とP(m,n+1)、画素P(m+1,n)とP(m+1,n+1)は、それぞれ垂直方向で隣接して配置されている。従って、画素P(m,n)とP(m+1,n+1)、画素P(m+1,n)とP(m,n+1)は、それぞれ対角位置に配置されている。
【0022】
ユニットUには、ソースラインS1r(m),S1g(m),S1b(m),S2r(m),S2g(m),S2b(m),S1r(m+1),S1g(m+1),S1b(m+1),S2r(m+1),S2g(m+1),S2b(m+1)と、ゲートラインG1(m),G2(m),G1(m+1),G2(m+1)と、コモンラインC(m),C(m+1)が設けられている。
【0023】
画素P(m,n)は、4つの表示部Q(i,j),Q(i+1,j),Q(i,j+1),Q(i+1,j+1)に分割されている。同様に、画素P(m+1,n)は、4つの表示部Q(i+2,j),Q(i+3,j),Q(i+2,j+1),Q(i+3,j+1)に分割され、画素P(m,n+1)は、4つの表示部Q(i,j+2),Q(i+1,j+2),Q(i,j+3),Q(i+1,j+3)に分割され、画素P(m+1,n+1)は、4つの表示部Q(i+2,j+2),Q(i+3,j+2),Q(i+2,j+3),Q(i+3,j+3)に分割されている。
[画素Pの構成]
図3は本発明の実施の形態1の液晶表示装置においての画素Pの構成図である。図3の画素Pにおいて、表示部Q(i,j)とQ(i+1,j)、表示部Q(i,j+1)とQ(i+1,j+1)は、それぞれ水平方向に隣接および対向して配置されており、表示部Q(i,j)とQ(i,j+1)、表示部Q(i+1,j)とQ(i+1,j+1)は、それぞれ垂直方向に隣接および対向して配置されている。従って、表示部Q(i,j)とQ(i+1,j+1)、表示部Q(i+1,j)とQ(i,j+1)は、それぞれ対角位置に配置されている。
【0024】
画素Pには、透明電極Er(i,j),Eg(i,j),Eb(i,j),Er(i+1,j),Eg(i+1,j),Eb(i+1,j),Er(i,j+1),Eg(i,j+1),Eb(i,j+1),Er(i+1,j+1),Eg(i+1,j+1),Eb(i+1,j+1)と、スイッチトランジスタTr(i,j),Tg(i,j),Tb(i,j),Tr(i+1,j),Tg(i+1,j),Tb(i+1,j),Tr(i,j+1),Tg(i,j+1),Tb(i,j+1),Tr(i+1,j+1),Tg(i+1,j+1),Tb(i+1,j+1)と、ソースラインS1r,S1g,S1b,S2r,S2g,S2bと、ゲートラインG1,G2と、コモンラインC(コモン電極C(i,j),C(i+1,j),C(i,j+1),C(i+1,j+1)を含む)とが設けられている。
[表示部Qの構成]
表示部Q(i,j)には、透明電極Er(i,j),Eg(i,j),Eb(i,j)およびコモン電極C(i,j)が設けられている。同様に、表示部Q(i+1,j)には、透明電極Er(i+1,j),Eg(i+1,j),Eb(i+1,j)およびコモン電極C(i+1,j)が設けられており、表示部Q(i,j+1)には、透明電極Er(i,j+1),Eg(i,j+1),Eb(i,j+1)およびコモン電極C(i,j+1)が設けられており、表示部Q(i+1,j+1)には、透明電極Er(i+1,j+1),Eg(i+1,j+1),Eb(i+1,j+1)およびコモン電極C(i+1,j+1)が設けられている。
【0025】
透明電極Er(i,j),Eg(i,j),Eb(i,j),Er(i+1,j),Eg(i+1,j),Eb(i+1,j),Er(i,j+1),Eg(i,j+1),Eb(i,j+1),Er(i+1,j+1),Eg(i+1,j+1),Eb(i+1,j+1)は、液晶の配向を制御する電極であって、液晶を誘電体として液晶容量を構成する。
【0026】
透明電極Er(i,j),Er(i+1,j),Er(i,j+1),Er(i+1,j+1)の配置領域は、R表示領域であり、透明電極Eg(i,j),Eg(i+1,j),Eg(i,j+1),Eg(i+1,j+1)の配置領域は、G表示領域であり、透明電極Eb(i,j),Eb(i+1,j),Eb(i,j+1),Eb(i+1,j+1)の配置領域は、B表示領域である。なお、上記図2では表示部のハッチングによりカラーフィルタの配置を示しているため、斜線などのハッチングがスイッチトランジスタの上にもかかっているが、図3ではハッチングにより透明電極の配置を示しているため、ハッチングはスイッチトランジスタの上にはかかっていない。
【0027】
このように、実施の形態1の画素Pでは、表示部Q(i,j)およびその垂直方向上側に配置された表示部Q(i,j+1)は、それぞれ水平方向に長い(横長の)R表示領域,G表示領域,B表示領域に3分割されている。これに対し、表示部Q(i+1,j)およびその垂直方向上側に配置された表示部Q(i+1,j+1)は、それぞれ垂直方向に長い(縦長の)R表示領域,G表示領域,B表示領域に3分割されている。
【0028】
表示部Q(i,j)およびQ(i,j+1)では、中央に横長のG表示領域が配置され、その垂直方向上側に横長のR表示領域、その垂直方向下側に横長のB表示領域がそれぞれ配置されている。これに対し、表示部Q(i+1,j)およびQ(i+1,j+1)では、中央に縦長のG表示領域が配置され、その水平方向左側に縦長のR表示領域、その水平方向右側に縦長のB表示領域がそれぞれ配置されている。
【0029】
つまり、画素pの水平方向左半分の表示部Q(i,j)およびQ(i,j+1)の領域に、6つの横長のR,G,B表示領域が全て配置され、画素pの水平方向右半分の表示部Q(i+1,j)およびQ(i+1,j+1)の領域に、6つの縦長のR,G,B表示領域が全て配置されている。
【0030】
コモン電極C(i,j)は、横長の透明電極Er(i,j),Eg(i,j),Eb(i,j)の水平方向右側(表示部Q(i+1,j)側)の電極端にオーバーラップまたはアンダーラップして設けられ、これらの透明電極との間で、それぞれ補助容量を構成する。同様に、コモン電極C(i+1,j)は、縦長の透明電極Er(i+1,j),Eg(i+1,j),Eb(i+1,j)の垂直方向上側(表示部Q(i+1,j+1)側)の電極端にオーバーラップまたはアンダーラップして設けられ、これらの透明電極との間で、それぞれ補助容量を構成する。また、コモン電極C(i,j+1)は、横長の透明電極Er(i,j+1),Eg(i,j+1),Eb(i,j+1)の水平方向右側(表示部Q(i+1,j+1)側)の電極端にオーバーラップまたはアンダーラップして設けられ、これらの透明電極との間で、それぞれ補助容量を構成する。また、コモン電極C(i+1,j+1)は、縦長の透明電極Er(i+1,j+1),Eg(i+1,j+1),Eb(i+1,j+1)の垂直方向下側(表示部Q(i+1,j)側)にオーバーラップまたはアンダーラップして設けられ、これらの透明電極との間で、それぞれ補助容量を構成する。
[周辺回路の構成および配置]
スイッチトランジスタTr(i,j),Tg(i,j),Tb(i,j),Tr(i+1,j),Tg(i+1,j),Tb(i+1,j),Tr(i,j+1),Tg(i,j+1),Tb(i,j+1),Tr(i+1,j+1),Tg(i+1,j+1),Tb(i+1,j+1)は、それぞれ透明電極Er(i,j),Eg(i,j),Eb(i,j),Er(i+1,j),Eg(i+1,j),Eb(i+1,j),Er(i,j+1),Eg(i,j+1),Eb(i,j+1),Er(i+1,j+1),Eg(i+1,j+1),Eb(i+1,j+1)を駆動する。
【0031】
スイッチトランジスタTr(i,j),Tg(i,j),Tb(i,j),Tr(i+1,j),Tg(i+1,j),Tb(i+1,j)のゲート電極は、ゲートラインG1に接続している。また、スイッチトランジスタTr(i,j+1),Tg(i,j+1),Tb(i,j+1),Tr(i+1,j+1),Tg(i+1,j+1),Tb(i+1,j+1)のゲート電極は、ゲートラインG2に接続している。これらのゲートラインG1およびG2には、同じ走査信号が入力される。
【0032】
スイッチトランジスタTr(i,j)およびTr(i,j+1)のソース電極は、ソースラインS1rに接続しており、スイッチトランジスタTg(i,j)およびTg(i,j+1)のソース電極は、ソースラインS1gに接続しており、スイッチトランジスタTb(i,j)およびTb(i,j+1)のソース電極は、ソースラインS1bに接続している。また、スイッチトランジスタTr(i+1,j)およびTr(i+1,j+1)のソース電極は、ソースラインS2rに接続しており、スイッチトランジスタTg(i+1,j)およびTg(i+1,j+1)のソース電極は、ソースラインS2gに接続しており、スイッチトランジスタTb(i+1,j)およびTb(i+1,j+1)のソース電極は、ソースラインS2bに接続している。ソースラインS1rおよびS2rには、同じR映像信号が入力され、ソースラインS1gおよびS2gには、同じG映像信号が入力され、ソースラインS1bおよびS2bには、同じB映像信号が入力される。
【0033】
スイッチトランジスタTr(i,j),Tg(i,j),Tb(i,j),Tr(i+1,j),Tg(i+1,j),Tb(i+1,j),Tr(i,j+1),Tg(i,j+1),Tb(i,j+1),Tr(i+1,j+1),Tg(i+1,j+1),Tb(i+1,j+1)のドレイン電極は、それぞれ透明電極Er(i,j),Eg(i,j),Eb(i,j),Er(i+1,j),Eg(i+1,j),Eb(i+1,j),Er(i,j+1),Eg(i,j+1),Eb(i,j+1),Er(i+1,j+1),Eg(i+1,j+1),Eb(i+1,j+1)に接続されている。
【0034】
この実施の形態1では、スイッチトランジスタTr(i,j),Tg(i,j),Tb(i,j),Tr(i+1,j),Tg(i+1,j),Tb(i+1,j),Tr(i,j+1),Tg(i,j+1),Tb(i,j+1),Tr(i+1,j+1),Tg(i+1,j+1),Tb(i+1,j+1)は、全て画素Pの画素領域の周辺にのみ配置されており、表示部Q(i,j),Q(i+1,j),Q(i,j+1),Q(i+1,j+1)の間には配置されていない。
【0035】
つまり、スイッチトランジスタTr(i,j),Tg(i,j),Tb(i,j),Tr(i,j+1),Tg(i,j+1),Tb(i,j+1)は、表示部Q(i,j),Q(i,j+1)の横長のR表示領域,G表示領域,B表示領域の水平方向左側の端にそれぞれ配置され、スイッチトランジスタTr(i+1,j),Tg(i+1,j),Tb(i+1,j)は、表示部Q(i+1,j)の縦長のR表示領域,G表示領域,B表示領域の垂直方向下側の端にそれぞれ配置され、スイッチトランジスタTr(i+1,j+1),Tg(i+1,j+1),Tb(i+1,j+1)は、表示部Q(i+1,j+1)の縦長のR表示領域,G表示領域,B表示領域の垂直方向上側の端にそれぞれ配置されている。
【0036】
また、実施の形態1では、ゲートラインG1およびG2は、画素Pの画素領域の周辺にのみ配置されて水平方向に延在しており、表示部Q(i,j),Q(i+1,j),Q(i,j+1),Q(i+1,j+1)の間には配置されていない。
【0037】
つまり、ゲートラインG1は、表示部Q(i,j)およびQ(i+1,j)の垂直方向下側に配置され、ゲートラインG2は、表示部Q(i,j+1)およびQ(i+1,j+1)の垂直方向上側に配置されている。
【0038】
このように、ゲートラインG1,G2を画素領域の周辺にのみ配置することは、全てのスイッチトランジスタを画素領域の周辺に配置することによって可能になる。
【0039】
また、実施の形態1では、ソースラインS1r,S1g,S1bおよびS2r,S2g,S2bは、画素Pの画素領域の周辺にのみ配置されて垂直方向に延在しており、表示部Q(i,j),Q(i+1,j),Q(i,j+1),Q(i+1,j+1)の間には配置されていない。
【0040】
つまり、ソースラインS1r,S1g,S1bは、表示部Q(i,j)およびQ(i,j+1)の水平方向左側に配置され、ソースラインS2r,S2g,S2bは、表示部Q(i+1,j)およびQ(i+1,j+1)の水平方向右側に配置されている。
【0041】
このように、ソースラインS1r,S1g,S1b,S2r,S2g,S2bを画素領域の周辺にのみ配置することは、全ての全てのトランジスタを画素領域の周辺に配置することによって可能になる。
【0042】
従って、この実施の形態1では、表示部Q(i,j)とQ(i+1,j)の間、表示部Q(i,j)とQ(i,j+1)の間、表示部Q(i+1,j)とQ(i+1,j+1)の間、および表示部Q(i,j+1)とQ(i+1,j+1)の間には、コモンラインCのコモン電極C(i,j),C(i+1,j),C(i,j+1),C(i+1,j+1)のみが設けられており、その他の周辺回路は設けられていない。
【0043】
そして、これらのコモン電極C(i,j),C(i+1,j),C(i,j+1),C(i+1,j+1)は、R表示領域,G表示領域,B表示領域の透明電極Er(i,j),Eg(i,j),Eb(i,j),Er(i+1,j),Eg(i+1,j),Eb(i+1,j),Er(i,j+1),Eg(i,j+1),Eb(i,j+1),Er(i+1,j+1),Eg(i+1,j+1),Eb(i+1,j+1)にオーバーラップまたはアンダーラップして設けられるものなので、表示部Q(i,j),Q(i+1,j),Q(i,j+1),Q(i+1,j+1)の間隔を狭くすることの障害にはならない。
【0044】
このため、実施の形態1では、表示部Q(i,j),Q(i+1,j),Q(i,j+1),Q(i+1,j+1)の間隔を狭くする(例えば、表示部内のR表示領域,G表示領域,B表示領域の間隔と同じにする)ことができる。これによって、ドットに近い自然な画素表示が可能になる。
【0045】
さらに、実施の形態1では、画素Pの水平方向左半分に横長のR,G,B表示領域を全て配置し、画素Pの水平方向右半分に縦長のR,G,B表示領域を全て配置されている。このような横長および縦長のR,G,B表示領域の配置は、横長のR,G,B表示領域と縦長のR,G,B表示領域とをそれぞれ対角位置に配置したもの(実施の形態2参照)よりも、ドットに近い自然な画素表示になる。
【0046】
また、実施の形態1では、画素P内の6つの横長のR,G,B表示領域は、垂直方向に一列に配置されており、これらの横長のR,G,B表示領域の水平方向左側の端には、スイッチトランジスタTr(i,j),Tg(i,j),Tb(i,j),Tr(i,j+1),Tg(i,j+1),Tb(i,j+1)が垂直方向に一列に配置されている。このため、これらのスイッチトランジスタTr(i,j),Tg(i,j),Tb(i,j),Tr(i,j+1),Tg(i,j+1),Tb(i,j+1)のゲート電極を全て同じゲートライン(例えばゲートG1)に接続する構成が容易に考えられる。
【0047】
しかしながら、この実施の形態1では、スイッチトランジスタTr(i,j),Tg(i,j),Tb(i,j)のゲート電極と、スイッチトランジスタTr(i,j+1),Tg(i,j+1),Tb(i,j+1)のゲート電極とを、それぞれ異なるゲートラインG1,G2に接続している。これによって、ゲートラインG1,G2のいずれかが故障しても、表示部Q(i,j+1),Q(i,j)のいずれかの点灯を確保できるようにしてある。
【0048】
以上のように実施の形態1によれば、スイッチトランジスタ、ゲートライン、およびソースラインを画素領域の周辺にのみ配置し、表示部の間にはコモン電極のみを配置したことにより、画素内の表示部の間隔を狭くすることができるので、ドットに近い自然な画素表示が可能になる。
【0049】
なお、上記実施の形態1のカラー液晶パネルは、第1の方向を水平方向、第2の方向を垂直方向、第1の表示部を表示部Q(i,j)、第2の表示部を表示部Q(i+1,j)、第3の表示部を表示部Q(i,j+1)、第4の表示部を表示部Q(i+1,j+1)として、第1の表示部と、第1の方向で上記第1の表示部に隣接して配置された第2の表示部と、上記第1の方向に対して垂直な第2の方向で上記第1の表示部に隣接して配置された第3の表示部と、上記第1の方向で上記第3の表示部に隣接するとともに上記第2の方向で上記第2の表示部に隣接して配置された第4の表示部とを備え、上記第1の表示部および上記第3の表示部のそれぞれが、互いに表示色が異なり、それぞれが上記第1の方向に長い領域である複数の表示領域を有し、上記第2の表示部および上記第4の表示部のそれぞれが、互いに表示色が異なり、それぞれが上記第2の方向に長い領域である複数の表示領域を有するカラー液晶パネルである。
【0050】
上記実施の形態1の構成の他に、画素Pの右側半分に横長のR,G,B表示領域を全て配置し、画素Pの左側半分に縦長のR,G,B表示領域を配置した構成や、上記第1の方向を垂直方向、上記第2の方向を水平方向として、画素Pの上側半分に横長のR,G,B表示領域を全て配置し、画素Pの下側半分に縦長のR,G,B表示領域を配置した構成としても、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
実施の形態2
図4は本発明の実施の形態1の液晶表示装置においての16画素分(4ユニット分)の構成図である。図4において、ユニットu(v,w)は、4つの画素p(m,n),p(m+1,n),p(m,n+1),p(m+1,n+1)によって構成されている。同様に、ユニットu(v+1,w)は、4つの画素p(m+2,n),p(m+3,n),p(m+2,n+1),p(m+3,n+1)によって構成され、ユニットu(v,w+1)は、4つの画素p(m,n+2),p(m+1,n+2),p(m,n+3),p(m+1,n+3)によって構成され、ユニットu(v+1,w+1)は、4つの画素p(m+2,n+2),p(m+3,n+2),p(m+2,n+3),p(m+3,n+3)によって構成されている。
【0051】
ユニット間の画素間隔(例えば、ユニットu(v,w)の画素p(m+1,n)とユニットu(v+1,w)の画素p(m+2,n)の間隔、ユニットu(v,w)の画素p(m+1,n+1)とユニットu(v,w+1)の画素p(m+1,n+2)の間隔など)は、ユニット内の画素間隔(例えば、画素p(m,n)とp(m+1,n)の間隔、画素p(m+1,n)とp(m+1,n+1)の間隔など)よりも広くなっている。
[ユニットuの構成]
図5は本発明の実施の形態2の液晶表示装置においてのユニットuの構成図である。なお、図5において、図2と同じものには同じ符号を付してある。
【0052】
図5のユニットuにおいて、画素p(m,n)とp(m+1,n)、画素p(m,n+1)とp(m+1,n+1)は、それぞれ水平方向で隣接して配置されており、画素p(m,n)とp(m,n+1)、画素p(m+1,n)とp(m+1,n+1)は、それぞれ垂直方向で隣接して配置されている。従って、画素p(m,n)とp(m+1,n+1)、画素p(m+1,n)とp(m,n+1)は、それぞれ対角位置に配置されている。
【0053】
ユニットuには、ソースラインS1r(m),S1g(m),S1b(m),S2r(m),S2g(m),S2b(m),S1r(m+1),S1g(m+1),S1b(m+1),S2r(m+1),S2g(m+1),S2b(m+1)と、ゲートラインG1(m),G2(m),G1(m+1),G2(m+1)と、コモンラインc(m),c(m+1)が設けられている。
【0054】
画素p(m,n)は、4つの表示部Q(i,j),Q(i+1,j),q(i,j+1),q(i+1,j+1)に分割されている。同様に、画素p(m+1,n)は、4つの表示部Q(i+2,j),Q(i+3,j),q(i+2,j+1),q(i+3,j+1)に分割され、画素p(m,n+1)は、4つの表示部Q(i,j+2),Q(i+1,j+2),q(i,j+3),q(i+1,j+3)に分割され、画素p(m+1,n+1)は、4つの表示部Q(i+2,j+2),Q(i+3,j+2),q(i+2,j+3),q(i+3,j+3)に分割されている。
[画素pの構成]
図6は本発明の実施の形態2の液晶表示装置においての画素pの構成図である。図6の画素pにおいて、表示部Q(i,j)とQ(i+1,j)、表示部q(i,j+1)とq(i+1,j+1)は、それぞれ水平方向で隣接して配置されており、表示部Q(i,j)とq(i,j+1)、表示部Q(i+1,j)とq(i+1,j+1)は、それぞれ垂直方向で隣接して配置されている。従って、表示部Q(i,j)とq(i+1,j+1)、表示部Q(i+1,j)とq(i,j+1)は、それぞれ対角位置に配置されている。
【0055】
画素pには、透明電極Er(i,j),Eg(i,j),Eb(i,j),Er(i+1,j),Eg(i+1,j),Eb(i+1,j),er(i,j+1),eg(i,j+1),eb(i,j+1),er(i+1,j+1),eg(i+1,j+1),eb(i+1,j+1)と、スイッチトランジスタTr(i,j),Tg(i,j),Tb(i,j),Tr(i+1,j),Tg(i+1,j),Tb(i+1,j),tr(i,j+1),tg(i,j+1),tb(i,j+1),tr(i+1,j+1),tg(i+1,j+1),tb(i+1,j+1)と、ソースラインS1r,S1g,S1b,S2r,S2g,S2bと、ゲートラインG1,G2と、コモンラインc(コモン電極C(i,j),C(i+1,j),c(i,j+1),c(i+1,j+1)を含む)とが設けられている。
【0056】
このように、実施の形態2の画素pは、上記実施の形態1の画素P(図3参照)において、表示部Q(i,j+1),Q(i+1,j+1)をそれぞれ表示部q(i,j+1),q(i+1,j+1)に変更し、透明電極Er(i,j+1),Eg(i,j+1),Eb(i,j+1),Er(i+1,j+1),Eg(i+1,j+1),Eb(i+1,j+1)をそれぞれ透明電極er(i,j+1),eg(i,j+1),eb(i,j+1),er(i+1,j+1),eg(i+1,j+1),eb(i+1,j+1)に変更し、スイッチトランジスタTr(i,j+1),Tg(i,j+1),Tb(i,j+1),Tr(i+1,j+1),Tg(i+1,j+1),Tb(i+1,j+1)をそれぞれtr(i,j+1),tg(i,j+1),tb(i,j+1),tr(i+1,j+1),tg(i+1,j+1),tb(i+1,j+1)に変更し、コモン電極C(i,j+1),C(i+1,j+1)をコモン電極c(i,j+1),c(i+1,j+1)に変更したものである。
【0057】
実施の形態2の表示部q(i,j+1)は、上記実施の形態1の表示部Q(i,j+1)を縦長のR,G,B表示領域に3分割したものであり、実施の形態2のq(j+1,j+1)は、上記実施の形態1の表示部Q(i+1,j+1)を横長のR,G,B表示領域に3分割したものである。
【0058】
また、実施の形態2の透明電極er(i,j+1),eg(i,j+1),eb(i,j+1)は、それぞれ上記実施の形態1の横長の透明電極Er(i,j+1),Eg(i,j+1),Eb(i,j+1)を縦長に配置したものであり、実施の形態2の透明電極er(i+1,j+1),eg(i+1,j+1),eb(i+1,j+1)は、それぞれ上記実施の形態1の縦長の透明電極Er(i+1,j+1),Eg(i+1,j+1),Eb(i+1,j+1)を横長に配置したものである。
【0059】
また、実施の形態2のスイッチトランジスタtr(i,j+1),tg(i,j+1),tb(i,j+1),tr(i+1,j+1),tg(i+1,j+1),tb(i+1,j+1)およびコモン電極c(i,j+1),c(i+1,j+1)は、それぞれ上記実施の形態1のスイッチトランジスタTr(i,j+1),Tg(i,j+1),Tb(i,j+1),Tr(i+1,j+1),Tg(i+1,j+1),Tb(i+1,j+1)およびコモン電極C(i,j+1),C(i+1,j+1)の配置を変更したものである。
[表示部qの構成]
表示部q(i,j+1)には、透明電極er(i,j+1),eg(i,j+1),eb(i,j+1)およびコモン電極c(i,j+1)が設けられており、表示部q(i+1,j+1)には、透明電極er(i+1,j+1),eg(i+1,j+1),eb(i+1,j+1)およびコモン電極c(i+1,j+1)が設けられている。
【0060】
透明電極er(i,j+1),er(i+1,j+1)の配置領域は、R表示領域であり、透明電極eg(i,j+1),eg(i+1,j+1)の配置領域は、G表示領域であり、透明電極eb(i,j+1),eb(i+1,j+1)の配置領域は、B表示領域である。なお、上記図5では、透明電極がスイッチトランジスタの配置領域にも設けられているかのように描かれているが、図6の通り、透明電極はスイッチトランジスタの配置領域には設けられていない。
【0061】
このように、実施の形態2の画素pでは、表示部Q(i,j)およびその対角位置に配置された表示部q(i+1,j+1)は、それぞれ横長のR表示領域,G表示領域,B表示領域に3分割されている。これに対し、表示部Q(i+1,j)およびその対角位置に配置された表示部q(i,j+1)は、それぞれ縦長のR表示領域,G表示領域,B表示領域に3分割されている。
【0062】
表示部Q(i,j)およびq(i+1,j+1)では、中央に横長のG表示領域が配置され、その垂直方向上側に横長のR表示領域、その垂直方向下側に横長のB表示領域がそれぞれ配置されている。これに対し、表示部Q(i+1,j)およびq(i,j+1)では、中央に縦長のG表示領域が配置され、その水平方向左側に縦長のR表示領域、その水平方向右側に縦長のB表示領域がそれぞれ配置されている。
【0063】
コモン電極c(i,j+1)は、縦長の透明電極er(i,j+1),eg(i,j+1),eb(i,j+1)の垂直方向下側(表示部Q(i,j)側)の電極端にオーバーラップまたはアンダーラップして設けられ、これらの透明電極との間で、それぞれ補助容量を構成する。また、コモン電極c(i+1,j+1)は、透明電極er(i+1,j+1),eg(i+1,j+1),eb(i+1,j+1)の水平方向左側(表示部q(i,j+1)側)の電極端にオーバーラップまたはアンダーラップして設けられ、これらの透明電極との間で、それぞれ補助容量を構成する。
[周辺回路の構成および配置]
この実施の形態2では、上記実施の形態1と同様に、スイッチトランジスタTr(i,j),Tg(i,j),Tb(i,j),Tr(i+1,j),Tg(i+1,j),Tb(i+1,j),tr(i,j+1),tg(i,j+1),tb(i,j+1),tr(i+1,j+1),tg(i+1,j+1),tb(i+1,j+1)は、全て画素pの画素領域の周辺にのみ配置されており、表示部Q(i,j),Q(i+1,j),q(i,j+1),q(i+1,j+1)の間には配置されていない。
【0064】
つまり、スイッチトランジスタTr(i,j),Tg(i,j),Tb(i,j)は、表示部Q(i,j)の横長のR表示領域,G表示領域,B表示領域の水平方向左側の端にそれぞれ配置され、スイッチトランジスタTr(i+1,j),Tg(i+1,j),Tb(i+1,j)は、表示部Q(i+1,j)の縦長のR表示領域,G表示領域,B表示領域の垂直方向下側の端にそれぞれ配置され、スイッチトランジスタr(i,j+1),Tg(i,j+1),Tb(i,j+1)は、表示部q(i,j+1)の縦長のR表示領域,G表示領域,B表示領域の垂直方向上側の端にそれぞれ配置され、スイッチトランジスタTr(i+1,j+1),Tg(i+1,j+1),Tb(i+1,j+1)は、表示部q(i+1,j+1)の横長のR表示領域,G表示領域,B表示領域の水平方向右側の端にそれぞれ配置されている。
【0065】
また、実施の形態2では、上記実施の形態1と同様に、ゲートラインG1およびG2は、画素pの画素領域の周辺にのみ配置されて水平方向に延在しており、表示部q(i,j),q(i+1,j),Q(i,j+1),Q(i+1,j+1)の間には配置されていない。
【0066】
また、実施の形態2では、上記実施の形態1と同様に、ソースラインS1r,S1g,S1bおよびS2r,S2g,S2bは、画素pの画素領域の周辺にのみ配置されて垂直方向に延在しており、表示部q(i,j),q(i+1,j),Q(i,j+1),Q(i+1,j+1)の間には配置されていない。
【0067】
従って、この実施の形態2においても、上記実施の形態1と同様に、表示部Q(i,j)とQ(i+1,j)の間、表示部Q(i,j)とq(i,j+1)の間、表示部Q(i+1,j)とq(i+1,j+1)の間、および表示部q(i,j+1)とq(i+1,j+1)の間には、コモンラインcのコモン電極C(i,j),C(i+1,j),c(i,j+1),c(i+1,j+1)のみが設けられており、その他の周辺回路は設けられていない。
【0068】
そして、これらのコモン電極C(i,j),C(i+1,j),c(i,j+1),c(i+1,j+1)は、R表示領域,G表示領域,B表示領域の透明電極Er(i,j),Eg(i,j),Eb(i,j),Er(i+1,j),Eg(i+1,j),Eb(i+1,j),er(i,j+1),eg(i,j+1),eb(i,j+1),er(i+1,j+1),eg(i+1,j+1),eb(i+1,j+1)にオーバーラップまたはアンダーラップして設けられるものなので、表示部Q(i,j),Q(i+1,j),q(i,j+1),q(i+1,j+1)の間隔を狭くすることの障害にはならない。
【0069】
このため、実施の形態2でも、上記実施の形態1と同様に、表示部Q(i,j),Q(i+1,j),q(i,j+1),q(i+1,j+1)の間隔を狭くすることができる。これによって、ドットに近い自然な画素表示が可能になる。
【0070】
以上のように実施の形態2によれば、上記実施の形態1と同様に、スイッチトランジスタ、ゲートライン、およびソースラインを画素領域の周辺にのみ配置し、表示部の間にはコモン電極のみを配置したことにより、画素内の表示部の間隔を狭くすることができるので、ドットに近い自然な画素表示が可能になる。
【0071】
なお、上記実施の形態2のカラー液晶パネルは、第1の方向を水平方向、第2の方向を垂直方向、第1の表示部を表示部Q(i,j)、第2の表示部を表示部Q(i+1,j)、第3の表示部を表示部Q(i,j+1)、第4の表示部を表示部Q(i+1,j+1)として、第1の表示部と、第1の方向で上記第1の表示部に隣接して配置された第2の表示部と、上記第1の方向に対して垂直な第2の方向で上記第1の表示部に隣接して配置された第3の表示部と、上記第1の方向で上記第3の表示部に隣接するとともに上記第2の方向で上記第2の表示部に隣接して配置された第4の表示部とを備え、上記第1の表示部および上記第4の表示部のそれぞれが、互いに表示色が異なり、それぞれが上記第1の方向に長い領域である複数の表示領域を有し、上記第2の表示部および上記第3の表示部のそれぞれが、互いに表示色が異なり、それぞれが上記第2の方向に長い領域である複数の表示領域を有するカラー液晶パネルである。
【0072】
また、上記実施の形態1,2では、カラー液晶パネルを例として本発明の実施の形態を説明したが、本発明の液晶表示装置は、画素が複数の表示部に分割されているものであれば、モノクロ液晶パネルにも適用可能である。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、スイッチトランジスタを画素領域の周辺にのみ配置したことにより、画素内の表示部の間隔を狭くすることができるので、ドットに近い自然な画素表示が可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の液晶表示装置においての16画素分(4ユニット分)の構成図である。
【図2】本発明の実施の形態1の液晶表示装置においてのユニットの構成図である。
【図3】本発明の実施の形態1の液晶表示装置においての画素の構成図である。
【図4】本発明の実施の形態2の液晶表示装置においての16画素分(4ユニット分)の構成図である。
【図5】本発明の実施の形態2の液晶表示装置においてのユニットの構成図である。
【図6】本発明の実施の形態2の液晶表示装置においての画素の構成図である。
【符号の説明】
P,p 画素
Q,q 表示部
Er,Eg,Eb,er,eg,eb 透明電極
Tr,Tg,Tb,tr,tg,tb スイッチトランジスタ
C,c コモンライン(コモン電極)
S1r,S1g,S1b,S2r,S2g,S2b ソースライン
G1,G2 ゲートライン
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示装置に用いられる液晶表示装置に関し、特に画素領域においてのスイッチトランジスタ、ゲートライン、ソースライン、コモン電極(補助容量電極)を含むコモンラインなどの周辺回路の配置に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示装置が大型化すると、液晶パネルのそれぞれの画素を複数の表示部に分割する場合がある。そして、それぞれの表示部には個別にスイッチトランジスタ(TFT(薄膜トランジスタ))が設けられている。そして、同じ画素内の複数のスイッチトランジスタには、同じ走査信号および同じ映像信号が入力され、同じ画素内の複数の表示部は、スイッチトランジスタによって、同じタイミングかつ同じ映像信号で駆動される。
【0003】
ただし、カラー液晶パネルにおいては、それぞれの表示部は、さらに赤色(R)表示領域,緑色(G)表示領域,青色(B)表示領域に分割されており、画素内の複数のR表示領域は同じR映像信号で駆動され、複数のG表示領域は同じG映像信号で駆動され、複数のB表示領域は同じB映像信号で駆動される。
【0004】
なお、画素を複数の表示部で構成しているのは、いずれかの表示部が故障したり、ゲートライン又はソースラインが断線しても、その画素全体が故障となるのを回避できるなどの理由からである。
【0005】
このような従来の液晶表示装置においては、スイッチトランジスタは、駆動する表示部に対して所定の位置に一律に配置される。例えば、それぞれのスイッチトランジスタは、駆動する表示部の右端または下端に一律に配置されている。なお、スイッチトランジスタの配置については、例えば、製造プロセスにおいてのパターニングの容易さ、フォトリソグラフィのマスク枚数、電極や絶縁膜の積層構造などが考慮される。
【0006】
このように、従来の画素では、その構成する複数の表示部のそれぞれにおいて、スイッチトランジスタが同じ位置に配置されるので、スイッチトランジスタは、画素領域内の表示部の間および画素領域の周辺に配置されている。また、このようなスイッチトランジスタの配置に伴って、ゲートラインやソースラインも、画素領域内の表示部の間および画素領域の周辺に配置されている。
【0007】
コモン電極は、表示部の透明電極との間で補助容量を構成するものであり、透明電極を挟んでスイッチトランジスタの反対側に配置される。従って、コモン電極は、上記のスイッチトランジスタの配置に伴って、画素領域の周辺および画素領域内の表示部の間に配置される。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−231110号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の液晶表示装置においては、スイッチトランジスタを表示部の間に配置しており、そのことが表示部の間隔を狭くすることの障害になっている。このように、画素内の表示部間にスイッチトランジスタが配置され、表示部の間隔を狭くできないために、ドットに近い自然な画素表示ができず、それによって不自然な画像になることがあった。
【0010】
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、ドットに近い自然な画素表示が可能な液晶表示装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1記載の液晶表示装置は、それぞれの画素が複数の表示部に分割された液晶表示装置において、画素内の上記表示部をそれぞれ駆動する複数のスイッチトランジスタが、その画素領域の周辺にのみ配置されていることを特徴とするものである。
【0012】
また、請求項2記載の液晶表示装置は、請求項1記載の液晶表示装置において、上記スイッチトランジスタのゲート電極に接続するゲートラインおよびソース電極に接続するソースラインが、上記画素領域の周辺にのみ配置されていることを特徴とするものである。
【0013】
また、請求項3記載の液晶表示装置は、請求項1記載の液晶表示装置において、補助容量を構成するコモン電極が、上記表示部の境界に配置されていることを特徴とするものである。
【0014】
また、請求項4記載の液晶表示装置は、請求項1から3までのいずれかに記載の液晶表示装置において、上記表示部は、第1の表示部と、第1の方向で上記第1の表示部に隣接して配置された第2の表示部と、上記第1の方向に対して垂直な第2の方向で上記第1の表示部に隣接して配置された第3の表示部と、上記第1の方向で上記第3の表示部に隣接するとともに上記第2の方向で上記第2の表示部に隣接して配置された第4の表示部とによって構成され、上記第1の表示部および上記第3の表示部のそれぞれは、互いに表示色が異なり、それぞれが上記第1の方向に長い領域である複数の表示領域を有し、上記第2の表示部および上記第4の表示部のそれぞれは、互いに表示色が異なり、それぞれが上記第2の方向に長い領域である複数の表示領域を有することを特徴とするものである。
【0015】
また、請求項5記載の液晶表示装置は、請求項4記載の液晶表示装置において、上記第1の表示部を駆動する第1のスイッチトランジスタは、上記第1の表示部の上記第2の表示部とは反対側の端に配置され、上記第2の表示部を駆動する第2のスイッチトランジスタは、上記第2の表示部の上記第4の表示部とは反対側の端に配置され、上記第3の表示部を駆動する第3スイッチトランジスタは、上記第3の表示部の上記第4の表示部とは反対側の端に配置され、上記第4の表示部を駆動する第4のスイッチトランジスタは、上記第4の表示部の上記第2の表示部とは反対側の端に配置されていることを特徴とするものである。
【0016】
また、請求項6記載の液晶表示装置は、請求項5記載の液晶表示装置において、上記第1のスイッチトランジスタと上記第3のスイッチトランジスタとが、互いに異なるゲートラインに接続されていることを特徴とするものである。
【0017】
また、請求項7記載の液晶表示装置は、請求項1から3までのいずれかに記載の液晶表示装置において、上記表示部は、第1の表示部と、第1の方向で上記第1の表示部に隣接して配置された第2の表示部と、上記第1の方向に対して垂直な第2の方向で上記第1の表示部に隣接して配置された第3の表示部と、上記第1の方向で上記第3の表示部に隣接するとともに上記第2の方向で上記第2の表示部に隣接して配置された第4の表示部とによって構成され、上記第1の表示部および上記第4の表示部のそれぞれは、互いに表示色が異なり、それぞれが上記第1の方向に長い領域である複数の表示領域を有し、上記第2の表示部および上記第3の表示部のそれぞれは、互いに表示色が異なり、それぞれが上記第2の方向に長い領域である複数の表示領域を有することを特徴とするものである。
【0018】
また、請求項8記載の液晶表示装置は、請求項7記載の液晶表示装置において、上記第1の表示部を駆動する第1のスイッチトランジスタは、上記第1の表示部の上記第2の表示部とは反対側の端に配置され、上記第2の表示部を駆動する第2のスイッチトランジスタは、上記第2の表示部の上記第4の表示部とは反対側の端に配置され、上記第3の表示部を駆動する第3のスイッチトランジスタは、上記第3の表示部の上記第1の表示部とは反対側の端に配置され、上記第4の表示部を駆動する第4のスイッチトランジスタは、上記第4の表示部の上記第3の表示部とは反対側の端に配置されていることを特徴とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
実施の形態1
図1は本発明の実施の形態1の液晶表示装置においての16画素分(4ユニット分)の構成図である。図1において、ユニットU(v,w)は、4つの画素P(m,n),P(m+1,n),P(m,n+1),P(m+1,n+1)によって構成されている。同様に、ユニットU(v+1,w)は、4つの画素P(m+2,n),P(m+3,n),P(m+2,n+1),P(m+3,n+1)によって構成され、ユニットU(v,w+1)は、4つの画素P(m,n+2),P(m+1,n+2),P(m,n+3),P(m+1,n+3)によって構成され、ユニットU(v+1,w+1)は、4つの画素P(m+2,n+2),P(m+3,n+2),P(m+2,n+3),P(m+3,n+3)によって構成されている。
【0020】
ユニットU(v,w)とU(v+1,w)の間隔、ユニットU(v,w)とU(v,w+1)の間隔、ユニットU(v+1,w)とU(v+1,w+1)の間隔、およびユニットU(v,w+1)とU(v+1,w+1)の間隔は、それぞれ例えば600[μm]である。
【0021】
また、ユニットU(v,w)内おいて、画素P(m,n)とP(n,n+1)の間隔、画素p(m,n)とP(m+1,n)の間隔、画素P(m+1,n)とP(m+1,n+1)の間隔、および画素P(m,n+1)とP(m+1,n+1)の間隔は、それぞれ例えば120[μm]であり、ユニット間の画素間隔(例えば600[μm])よりも狭くなっている。その他のユニットU(v+1,j),U(v,w+1),U(v+1,w+1)についても同様である。
[ユニットUの構成]
図2は本発明の実施の形態1の液晶表示装置においてのユニットUの構成図である。図2のユニットUにおいて、画素P(m,n)とP(m+1,n)、画素P(m,n+1)とP(m+1,n+1)は、それぞれ水平方向で隣接して配置されており、画素P(m,n)とP(m,n+1)、画素P(m+1,n)とP(m+1,n+1)は、それぞれ垂直方向で隣接して配置されている。従って、画素P(m,n)とP(m+1,n+1)、画素P(m+1,n)とP(m,n+1)は、それぞれ対角位置に配置されている。
【0022】
ユニットUには、ソースラインS1r(m),S1g(m),S1b(m),S2r(m),S2g(m),S2b(m),S1r(m+1),S1g(m+1),S1b(m+1),S2r(m+1),S2g(m+1),S2b(m+1)と、ゲートラインG1(m),G2(m),G1(m+1),G2(m+1)と、コモンラインC(m),C(m+1)が設けられている。
【0023】
画素P(m,n)は、4つの表示部Q(i,j),Q(i+1,j),Q(i,j+1),Q(i+1,j+1)に分割されている。同様に、画素P(m+1,n)は、4つの表示部Q(i+2,j),Q(i+3,j),Q(i+2,j+1),Q(i+3,j+1)に分割され、画素P(m,n+1)は、4つの表示部Q(i,j+2),Q(i+1,j+2),Q(i,j+3),Q(i+1,j+3)に分割され、画素P(m+1,n+1)は、4つの表示部Q(i+2,j+2),Q(i+3,j+2),Q(i+2,j+3),Q(i+3,j+3)に分割されている。
[画素Pの構成]
図3は本発明の実施の形態1の液晶表示装置においての画素Pの構成図である。図3の画素Pにおいて、表示部Q(i,j)とQ(i+1,j)、表示部Q(i,j+1)とQ(i+1,j+1)は、それぞれ水平方向に隣接および対向して配置されており、表示部Q(i,j)とQ(i,j+1)、表示部Q(i+1,j)とQ(i+1,j+1)は、それぞれ垂直方向に隣接および対向して配置されている。従って、表示部Q(i,j)とQ(i+1,j+1)、表示部Q(i+1,j)とQ(i,j+1)は、それぞれ対角位置に配置されている。
【0024】
画素Pには、透明電極Er(i,j),Eg(i,j),Eb(i,j),Er(i+1,j),Eg(i+1,j),Eb(i+1,j),Er(i,j+1),Eg(i,j+1),Eb(i,j+1),Er(i+1,j+1),Eg(i+1,j+1),Eb(i+1,j+1)と、スイッチトランジスタTr(i,j),Tg(i,j),Tb(i,j),Tr(i+1,j),Tg(i+1,j),Tb(i+1,j),Tr(i,j+1),Tg(i,j+1),Tb(i,j+1),Tr(i+1,j+1),Tg(i+1,j+1),Tb(i+1,j+1)と、ソースラインS1r,S1g,S1b,S2r,S2g,S2bと、ゲートラインG1,G2と、コモンラインC(コモン電極C(i,j),C(i+1,j),C(i,j+1),C(i+1,j+1)を含む)とが設けられている。
[表示部Qの構成]
表示部Q(i,j)には、透明電極Er(i,j),Eg(i,j),Eb(i,j)およびコモン電極C(i,j)が設けられている。同様に、表示部Q(i+1,j)には、透明電極Er(i+1,j),Eg(i+1,j),Eb(i+1,j)およびコモン電極C(i+1,j)が設けられており、表示部Q(i,j+1)には、透明電極Er(i,j+1),Eg(i,j+1),Eb(i,j+1)およびコモン電極C(i,j+1)が設けられており、表示部Q(i+1,j+1)には、透明電極Er(i+1,j+1),Eg(i+1,j+1),Eb(i+1,j+1)およびコモン電極C(i+1,j+1)が設けられている。
【0025】
透明電極Er(i,j),Eg(i,j),Eb(i,j),Er(i+1,j),Eg(i+1,j),Eb(i+1,j),Er(i,j+1),Eg(i,j+1),Eb(i,j+1),Er(i+1,j+1),Eg(i+1,j+1),Eb(i+1,j+1)は、液晶の配向を制御する電極であって、液晶を誘電体として液晶容量を構成する。
【0026】
透明電極Er(i,j),Er(i+1,j),Er(i,j+1),Er(i+1,j+1)の配置領域は、R表示領域であり、透明電極Eg(i,j),Eg(i+1,j),Eg(i,j+1),Eg(i+1,j+1)の配置領域は、G表示領域であり、透明電極Eb(i,j),Eb(i+1,j),Eb(i,j+1),Eb(i+1,j+1)の配置領域は、B表示領域である。なお、上記図2では表示部のハッチングによりカラーフィルタの配置を示しているため、斜線などのハッチングがスイッチトランジスタの上にもかかっているが、図3ではハッチングにより透明電極の配置を示しているため、ハッチングはスイッチトランジスタの上にはかかっていない。
【0027】
このように、実施の形態1の画素Pでは、表示部Q(i,j)およびその垂直方向上側に配置された表示部Q(i,j+1)は、それぞれ水平方向に長い(横長の)R表示領域,G表示領域,B表示領域に3分割されている。これに対し、表示部Q(i+1,j)およびその垂直方向上側に配置された表示部Q(i+1,j+1)は、それぞれ垂直方向に長い(縦長の)R表示領域,G表示領域,B表示領域に3分割されている。
【0028】
表示部Q(i,j)およびQ(i,j+1)では、中央に横長のG表示領域が配置され、その垂直方向上側に横長のR表示領域、その垂直方向下側に横長のB表示領域がそれぞれ配置されている。これに対し、表示部Q(i+1,j)およびQ(i+1,j+1)では、中央に縦長のG表示領域が配置され、その水平方向左側に縦長のR表示領域、その水平方向右側に縦長のB表示領域がそれぞれ配置されている。
【0029】
つまり、画素pの水平方向左半分の表示部Q(i,j)およびQ(i,j+1)の領域に、6つの横長のR,G,B表示領域が全て配置され、画素pの水平方向右半分の表示部Q(i+1,j)およびQ(i+1,j+1)の領域に、6つの縦長のR,G,B表示領域が全て配置されている。
【0030】
コモン電極C(i,j)は、横長の透明電極Er(i,j),Eg(i,j),Eb(i,j)の水平方向右側(表示部Q(i+1,j)側)の電極端にオーバーラップまたはアンダーラップして設けられ、これらの透明電極との間で、それぞれ補助容量を構成する。同様に、コモン電極C(i+1,j)は、縦長の透明電極Er(i+1,j),Eg(i+1,j),Eb(i+1,j)の垂直方向上側(表示部Q(i+1,j+1)側)の電極端にオーバーラップまたはアンダーラップして設けられ、これらの透明電極との間で、それぞれ補助容量を構成する。また、コモン電極C(i,j+1)は、横長の透明電極Er(i,j+1),Eg(i,j+1),Eb(i,j+1)の水平方向右側(表示部Q(i+1,j+1)側)の電極端にオーバーラップまたはアンダーラップして設けられ、これらの透明電極との間で、それぞれ補助容量を構成する。また、コモン電極C(i+1,j+1)は、縦長の透明電極Er(i+1,j+1),Eg(i+1,j+1),Eb(i+1,j+1)の垂直方向下側(表示部Q(i+1,j)側)にオーバーラップまたはアンダーラップして設けられ、これらの透明電極との間で、それぞれ補助容量を構成する。
[周辺回路の構成および配置]
スイッチトランジスタTr(i,j),Tg(i,j),Tb(i,j),Tr(i+1,j),Tg(i+1,j),Tb(i+1,j),Tr(i,j+1),Tg(i,j+1),Tb(i,j+1),Tr(i+1,j+1),Tg(i+1,j+1),Tb(i+1,j+1)は、それぞれ透明電極Er(i,j),Eg(i,j),Eb(i,j),Er(i+1,j),Eg(i+1,j),Eb(i+1,j),Er(i,j+1),Eg(i,j+1),Eb(i,j+1),Er(i+1,j+1),Eg(i+1,j+1),Eb(i+1,j+1)を駆動する。
【0031】
スイッチトランジスタTr(i,j),Tg(i,j),Tb(i,j),Tr(i+1,j),Tg(i+1,j),Tb(i+1,j)のゲート電極は、ゲートラインG1に接続している。また、スイッチトランジスタTr(i,j+1),Tg(i,j+1),Tb(i,j+1),Tr(i+1,j+1),Tg(i+1,j+1),Tb(i+1,j+1)のゲート電極は、ゲートラインG2に接続している。これらのゲートラインG1およびG2には、同じ走査信号が入力される。
【0032】
スイッチトランジスタTr(i,j)およびTr(i,j+1)のソース電極は、ソースラインS1rに接続しており、スイッチトランジスタTg(i,j)およびTg(i,j+1)のソース電極は、ソースラインS1gに接続しており、スイッチトランジスタTb(i,j)およびTb(i,j+1)のソース電極は、ソースラインS1bに接続している。また、スイッチトランジスタTr(i+1,j)およびTr(i+1,j+1)のソース電極は、ソースラインS2rに接続しており、スイッチトランジスタTg(i+1,j)およびTg(i+1,j+1)のソース電極は、ソースラインS2gに接続しており、スイッチトランジスタTb(i+1,j)およびTb(i+1,j+1)のソース電極は、ソースラインS2bに接続している。ソースラインS1rおよびS2rには、同じR映像信号が入力され、ソースラインS1gおよびS2gには、同じG映像信号が入力され、ソースラインS1bおよびS2bには、同じB映像信号が入力される。
【0033】
スイッチトランジスタTr(i,j),Tg(i,j),Tb(i,j),Tr(i+1,j),Tg(i+1,j),Tb(i+1,j),Tr(i,j+1),Tg(i,j+1),Tb(i,j+1),Tr(i+1,j+1),Tg(i+1,j+1),Tb(i+1,j+1)のドレイン電極は、それぞれ透明電極Er(i,j),Eg(i,j),Eb(i,j),Er(i+1,j),Eg(i+1,j),Eb(i+1,j),Er(i,j+1),Eg(i,j+1),Eb(i,j+1),Er(i+1,j+1),Eg(i+1,j+1),Eb(i+1,j+1)に接続されている。
【0034】
この実施の形態1では、スイッチトランジスタTr(i,j),Tg(i,j),Tb(i,j),Tr(i+1,j),Tg(i+1,j),Tb(i+1,j),Tr(i,j+1),Tg(i,j+1),Tb(i,j+1),Tr(i+1,j+1),Tg(i+1,j+1),Tb(i+1,j+1)は、全て画素Pの画素領域の周辺にのみ配置されており、表示部Q(i,j),Q(i+1,j),Q(i,j+1),Q(i+1,j+1)の間には配置されていない。
【0035】
つまり、スイッチトランジスタTr(i,j),Tg(i,j),Tb(i,j),Tr(i,j+1),Tg(i,j+1),Tb(i,j+1)は、表示部Q(i,j),Q(i,j+1)の横長のR表示領域,G表示領域,B表示領域の水平方向左側の端にそれぞれ配置され、スイッチトランジスタTr(i+1,j),Tg(i+1,j),Tb(i+1,j)は、表示部Q(i+1,j)の縦長のR表示領域,G表示領域,B表示領域の垂直方向下側の端にそれぞれ配置され、スイッチトランジスタTr(i+1,j+1),Tg(i+1,j+1),Tb(i+1,j+1)は、表示部Q(i+1,j+1)の縦長のR表示領域,G表示領域,B表示領域の垂直方向上側の端にそれぞれ配置されている。
【0036】
また、実施の形態1では、ゲートラインG1およびG2は、画素Pの画素領域の周辺にのみ配置されて水平方向に延在しており、表示部Q(i,j),Q(i+1,j),Q(i,j+1),Q(i+1,j+1)の間には配置されていない。
【0037】
つまり、ゲートラインG1は、表示部Q(i,j)およびQ(i+1,j)の垂直方向下側に配置され、ゲートラインG2は、表示部Q(i,j+1)およびQ(i+1,j+1)の垂直方向上側に配置されている。
【0038】
このように、ゲートラインG1,G2を画素領域の周辺にのみ配置することは、全てのスイッチトランジスタを画素領域の周辺に配置することによって可能になる。
【0039】
また、実施の形態1では、ソースラインS1r,S1g,S1bおよびS2r,S2g,S2bは、画素Pの画素領域の周辺にのみ配置されて垂直方向に延在しており、表示部Q(i,j),Q(i+1,j),Q(i,j+1),Q(i+1,j+1)の間には配置されていない。
【0040】
つまり、ソースラインS1r,S1g,S1bは、表示部Q(i,j)およびQ(i,j+1)の水平方向左側に配置され、ソースラインS2r,S2g,S2bは、表示部Q(i+1,j)およびQ(i+1,j+1)の水平方向右側に配置されている。
【0041】
このように、ソースラインS1r,S1g,S1b,S2r,S2g,S2bを画素領域の周辺にのみ配置することは、全ての全てのトランジスタを画素領域の周辺に配置することによって可能になる。
【0042】
従って、この実施の形態1では、表示部Q(i,j)とQ(i+1,j)の間、表示部Q(i,j)とQ(i,j+1)の間、表示部Q(i+1,j)とQ(i+1,j+1)の間、および表示部Q(i,j+1)とQ(i+1,j+1)の間には、コモンラインCのコモン電極C(i,j),C(i+1,j),C(i,j+1),C(i+1,j+1)のみが設けられており、その他の周辺回路は設けられていない。
【0043】
そして、これらのコモン電極C(i,j),C(i+1,j),C(i,j+1),C(i+1,j+1)は、R表示領域,G表示領域,B表示領域の透明電極Er(i,j),Eg(i,j),Eb(i,j),Er(i+1,j),Eg(i+1,j),Eb(i+1,j),Er(i,j+1),Eg(i,j+1),Eb(i,j+1),Er(i+1,j+1),Eg(i+1,j+1),Eb(i+1,j+1)にオーバーラップまたはアンダーラップして設けられるものなので、表示部Q(i,j),Q(i+1,j),Q(i,j+1),Q(i+1,j+1)の間隔を狭くすることの障害にはならない。
【0044】
このため、実施の形態1では、表示部Q(i,j),Q(i+1,j),Q(i,j+1),Q(i+1,j+1)の間隔を狭くする(例えば、表示部内のR表示領域,G表示領域,B表示領域の間隔と同じにする)ことができる。これによって、ドットに近い自然な画素表示が可能になる。
【0045】
さらに、実施の形態1では、画素Pの水平方向左半分に横長のR,G,B表示領域を全て配置し、画素Pの水平方向右半分に縦長のR,G,B表示領域を全て配置されている。このような横長および縦長のR,G,B表示領域の配置は、横長のR,G,B表示領域と縦長のR,G,B表示領域とをそれぞれ対角位置に配置したもの(実施の形態2参照)よりも、ドットに近い自然な画素表示になる。
【0046】
また、実施の形態1では、画素P内の6つの横長のR,G,B表示領域は、垂直方向に一列に配置されており、これらの横長のR,G,B表示領域の水平方向左側の端には、スイッチトランジスタTr(i,j),Tg(i,j),Tb(i,j),Tr(i,j+1),Tg(i,j+1),Tb(i,j+1)が垂直方向に一列に配置されている。このため、これらのスイッチトランジスタTr(i,j),Tg(i,j),Tb(i,j),Tr(i,j+1),Tg(i,j+1),Tb(i,j+1)のゲート電極を全て同じゲートライン(例えばゲートG1)に接続する構成が容易に考えられる。
【0047】
しかしながら、この実施の形態1では、スイッチトランジスタTr(i,j),Tg(i,j),Tb(i,j)のゲート電極と、スイッチトランジスタTr(i,j+1),Tg(i,j+1),Tb(i,j+1)のゲート電極とを、それぞれ異なるゲートラインG1,G2に接続している。これによって、ゲートラインG1,G2のいずれかが故障しても、表示部Q(i,j+1),Q(i,j)のいずれかの点灯を確保できるようにしてある。
【0048】
以上のように実施の形態1によれば、スイッチトランジスタ、ゲートライン、およびソースラインを画素領域の周辺にのみ配置し、表示部の間にはコモン電極のみを配置したことにより、画素内の表示部の間隔を狭くすることができるので、ドットに近い自然な画素表示が可能になる。
【0049】
なお、上記実施の形態1のカラー液晶パネルは、第1の方向を水平方向、第2の方向を垂直方向、第1の表示部を表示部Q(i,j)、第2の表示部を表示部Q(i+1,j)、第3の表示部を表示部Q(i,j+1)、第4の表示部を表示部Q(i+1,j+1)として、第1の表示部と、第1の方向で上記第1の表示部に隣接して配置された第2の表示部と、上記第1の方向に対して垂直な第2の方向で上記第1の表示部に隣接して配置された第3の表示部と、上記第1の方向で上記第3の表示部に隣接するとともに上記第2の方向で上記第2の表示部に隣接して配置された第4の表示部とを備え、上記第1の表示部および上記第3の表示部のそれぞれが、互いに表示色が異なり、それぞれが上記第1の方向に長い領域である複数の表示領域を有し、上記第2の表示部および上記第4の表示部のそれぞれが、互いに表示色が異なり、それぞれが上記第2の方向に長い領域である複数の表示領域を有するカラー液晶パネルである。
【0050】
上記実施の形態1の構成の他に、画素Pの右側半分に横長のR,G,B表示領域を全て配置し、画素Pの左側半分に縦長のR,G,B表示領域を配置した構成や、上記第1の方向を垂直方向、上記第2の方向を水平方向として、画素Pの上側半分に横長のR,G,B表示領域を全て配置し、画素Pの下側半分に縦長のR,G,B表示領域を配置した構成としても、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
実施の形態2
図4は本発明の実施の形態1の液晶表示装置においての16画素分(4ユニット分)の構成図である。図4において、ユニットu(v,w)は、4つの画素p(m,n),p(m+1,n),p(m,n+1),p(m+1,n+1)によって構成されている。同様に、ユニットu(v+1,w)は、4つの画素p(m+2,n),p(m+3,n),p(m+2,n+1),p(m+3,n+1)によって構成され、ユニットu(v,w+1)は、4つの画素p(m,n+2),p(m+1,n+2),p(m,n+3),p(m+1,n+3)によって構成され、ユニットu(v+1,w+1)は、4つの画素p(m+2,n+2),p(m+3,n+2),p(m+2,n+3),p(m+3,n+3)によって構成されている。
【0051】
ユニット間の画素間隔(例えば、ユニットu(v,w)の画素p(m+1,n)とユニットu(v+1,w)の画素p(m+2,n)の間隔、ユニットu(v,w)の画素p(m+1,n+1)とユニットu(v,w+1)の画素p(m+1,n+2)の間隔など)は、ユニット内の画素間隔(例えば、画素p(m,n)とp(m+1,n)の間隔、画素p(m+1,n)とp(m+1,n+1)の間隔など)よりも広くなっている。
[ユニットuの構成]
図5は本発明の実施の形態2の液晶表示装置においてのユニットuの構成図である。なお、図5において、図2と同じものには同じ符号を付してある。
【0052】
図5のユニットuにおいて、画素p(m,n)とp(m+1,n)、画素p(m,n+1)とp(m+1,n+1)は、それぞれ水平方向で隣接して配置されており、画素p(m,n)とp(m,n+1)、画素p(m+1,n)とp(m+1,n+1)は、それぞれ垂直方向で隣接して配置されている。従って、画素p(m,n)とp(m+1,n+1)、画素p(m+1,n)とp(m,n+1)は、それぞれ対角位置に配置されている。
【0053】
ユニットuには、ソースラインS1r(m),S1g(m),S1b(m),S2r(m),S2g(m),S2b(m),S1r(m+1),S1g(m+1),S1b(m+1),S2r(m+1),S2g(m+1),S2b(m+1)と、ゲートラインG1(m),G2(m),G1(m+1),G2(m+1)と、コモンラインc(m),c(m+1)が設けられている。
【0054】
画素p(m,n)は、4つの表示部Q(i,j),Q(i+1,j),q(i,j+1),q(i+1,j+1)に分割されている。同様に、画素p(m+1,n)は、4つの表示部Q(i+2,j),Q(i+3,j),q(i+2,j+1),q(i+3,j+1)に分割され、画素p(m,n+1)は、4つの表示部Q(i,j+2),Q(i+1,j+2),q(i,j+3),q(i+1,j+3)に分割され、画素p(m+1,n+1)は、4つの表示部Q(i+2,j+2),Q(i+3,j+2),q(i+2,j+3),q(i+3,j+3)に分割されている。
[画素pの構成]
図6は本発明の実施の形態2の液晶表示装置においての画素pの構成図である。図6の画素pにおいて、表示部Q(i,j)とQ(i+1,j)、表示部q(i,j+1)とq(i+1,j+1)は、それぞれ水平方向で隣接して配置されており、表示部Q(i,j)とq(i,j+1)、表示部Q(i+1,j)とq(i+1,j+1)は、それぞれ垂直方向で隣接して配置されている。従って、表示部Q(i,j)とq(i+1,j+1)、表示部Q(i+1,j)とq(i,j+1)は、それぞれ対角位置に配置されている。
【0055】
画素pには、透明電極Er(i,j),Eg(i,j),Eb(i,j),Er(i+1,j),Eg(i+1,j),Eb(i+1,j),er(i,j+1),eg(i,j+1),eb(i,j+1),er(i+1,j+1),eg(i+1,j+1),eb(i+1,j+1)と、スイッチトランジスタTr(i,j),Tg(i,j),Tb(i,j),Tr(i+1,j),Tg(i+1,j),Tb(i+1,j),tr(i,j+1),tg(i,j+1),tb(i,j+1),tr(i+1,j+1),tg(i+1,j+1),tb(i+1,j+1)と、ソースラインS1r,S1g,S1b,S2r,S2g,S2bと、ゲートラインG1,G2と、コモンラインc(コモン電極C(i,j),C(i+1,j),c(i,j+1),c(i+1,j+1)を含む)とが設けられている。
【0056】
このように、実施の形態2の画素pは、上記実施の形態1の画素P(図3参照)において、表示部Q(i,j+1),Q(i+1,j+1)をそれぞれ表示部q(i,j+1),q(i+1,j+1)に変更し、透明電極Er(i,j+1),Eg(i,j+1),Eb(i,j+1),Er(i+1,j+1),Eg(i+1,j+1),Eb(i+1,j+1)をそれぞれ透明電極er(i,j+1),eg(i,j+1),eb(i,j+1),er(i+1,j+1),eg(i+1,j+1),eb(i+1,j+1)に変更し、スイッチトランジスタTr(i,j+1),Tg(i,j+1),Tb(i,j+1),Tr(i+1,j+1),Tg(i+1,j+1),Tb(i+1,j+1)をそれぞれtr(i,j+1),tg(i,j+1),tb(i,j+1),tr(i+1,j+1),tg(i+1,j+1),tb(i+1,j+1)に変更し、コモン電極C(i,j+1),C(i+1,j+1)をコモン電極c(i,j+1),c(i+1,j+1)に変更したものである。
【0057】
実施の形態2の表示部q(i,j+1)は、上記実施の形態1の表示部Q(i,j+1)を縦長のR,G,B表示領域に3分割したものであり、実施の形態2のq(j+1,j+1)は、上記実施の形態1の表示部Q(i+1,j+1)を横長のR,G,B表示領域に3分割したものである。
【0058】
また、実施の形態2の透明電極er(i,j+1),eg(i,j+1),eb(i,j+1)は、それぞれ上記実施の形態1の横長の透明電極Er(i,j+1),Eg(i,j+1),Eb(i,j+1)を縦長に配置したものであり、実施の形態2の透明電極er(i+1,j+1),eg(i+1,j+1),eb(i+1,j+1)は、それぞれ上記実施の形態1の縦長の透明電極Er(i+1,j+1),Eg(i+1,j+1),Eb(i+1,j+1)を横長に配置したものである。
【0059】
また、実施の形態2のスイッチトランジスタtr(i,j+1),tg(i,j+1),tb(i,j+1),tr(i+1,j+1),tg(i+1,j+1),tb(i+1,j+1)およびコモン電極c(i,j+1),c(i+1,j+1)は、それぞれ上記実施の形態1のスイッチトランジスタTr(i,j+1),Tg(i,j+1),Tb(i,j+1),Tr(i+1,j+1),Tg(i+1,j+1),Tb(i+1,j+1)およびコモン電極C(i,j+1),C(i+1,j+1)の配置を変更したものである。
[表示部qの構成]
表示部q(i,j+1)には、透明電極er(i,j+1),eg(i,j+1),eb(i,j+1)およびコモン電極c(i,j+1)が設けられており、表示部q(i+1,j+1)には、透明電極er(i+1,j+1),eg(i+1,j+1),eb(i+1,j+1)およびコモン電極c(i+1,j+1)が設けられている。
【0060】
透明電極er(i,j+1),er(i+1,j+1)の配置領域は、R表示領域であり、透明電極eg(i,j+1),eg(i+1,j+1)の配置領域は、G表示領域であり、透明電極eb(i,j+1),eb(i+1,j+1)の配置領域は、B表示領域である。なお、上記図5では、透明電極がスイッチトランジスタの配置領域にも設けられているかのように描かれているが、図6の通り、透明電極はスイッチトランジスタの配置領域には設けられていない。
【0061】
このように、実施の形態2の画素pでは、表示部Q(i,j)およびその対角位置に配置された表示部q(i+1,j+1)は、それぞれ横長のR表示領域,G表示領域,B表示領域に3分割されている。これに対し、表示部Q(i+1,j)およびその対角位置に配置された表示部q(i,j+1)は、それぞれ縦長のR表示領域,G表示領域,B表示領域に3分割されている。
【0062】
表示部Q(i,j)およびq(i+1,j+1)では、中央に横長のG表示領域が配置され、その垂直方向上側に横長のR表示領域、その垂直方向下側に横長のB表示領域がそれぞれ配置されている。これに対し、表示部Q(i+1,j)およびq(i,j+1)では、中央に縦長のG表示領域が配置され、その水平方向左側に縦長のR表示領域、その水平方向右側に縦長のB表示領域がそれぞれ配置されている。
【0063】
コモン電極c(i,j+1)は、縦長の透明電極er(i,j+1),eg(i,j+1),eb(i,j+1)の垂直方向下側(表示部Q(i,j)側)の電極端にオーバーラップまたはアンダーラップして設けられ、これらの透明電極との間で、それぞれ補助容量を構成する。また、コモン電極c(i+1,j+1)は、透明電極er(i+1,j+1),eg(i+1,j+1),eb(i+1,j+1)の水平方向左側(表示部q(i,j+1)側)の電極端にオーバーラップまたはアンダーラップして設けられ、これらの透明電極との間で、それぞれ補助容量を構成する。
[周辺回路の構成および配置]
この実施の形態2では、上記実施の形態1と同様に、スイッチトランジスタTr(i,j),Tg(i,j),Tb(i,j),Tr(i+1,j),Tg(i+1,j),Tb(i+1,j),tr(i,j+1),tg(i,j+1),tb(i,j+1),tr(i+1,j+1),tg(i+1,j+1),tb(i+1,j+1)は、全て画素pの画素領域の周辺にのみ配置されており、表示部Q(i,j),Q(i+1,j),q(i,j+1),q(i+1,j+1)の間には配置されていない。
【0064】
つまり、スイッチトランジスタTr(i,j),Tg(i,j),Tb(i,j)は、表示部Q(i,j)の横長のR表示領域,G表示領域,B表示領域の水平方向左側の端にそれぞれ配置され、スイッチトランジスタTr(i+1,j),Tg(i+1,j),Tb(i+1,j)は、表示部Q(i+1,j)の縦長のR表示領域,G表示領域,B表示領域の垂直方向下側の端にそれぞれ配置され、スイッチトランジスタr(i,j+1),Tg(i,j+1),Tb(i,j+1)は、表示部q(i,j+1)の縦長のR表示領域,G表示領域,B表示領域の垂直方向上側の端にそれぞれ配置され、スイッチトランジスタTr(i+1,j+1),Tg(i+1,j+1),Tb(i+1,j+1)は、表示部q(i+1,j+1)の横長のR表示領域,G表示領域,B表示領域の水平方向右側の端にそれぞれ配置されている。
【0065】
また、実施の形態2では、上記実施の形態1と同様に、ゲートラインG1およびG2は、画素pの画素領域の周辺にのみ配置されて水平方向に延在しており、表示部q(i,j),q(i+1,j),Q(i,j+1),Q(i+1,j+1)の間には配置されていない。
【0066】
また、実施の形態2では、上記実施の形態1と同様に、ソースラインS1r,S1g,S1bおよびS2r,S2g,S2bは、画素pの画素領域の周辺にのみ配置されて垂直方向に延在しており、表示部q(i,j),q(i+1,j),Q(i,j+1),Q(i+1,j+1)の間には配置されていない。
【0067】
従って、この実施の形態2においても、上記実施の形態1と同様に、表示部Q(i,j)とQ(i+1,j)の間、表示部Q(i,j)とq(i,j+1)の間、表示部Q(i+1,j)とq(i+1,j+1)の間、および表示部q(i,j+1)とq(i+1,j+1)の間には、コモンラインcのコモン電極C(i,j),C(i+1,j),c(i,j+1),c(i+1,j+1)のみが設けられており、その他の周辺回路は設けられていない。
【0068】
そして、これらのコモン電極C(i,j),C(i+1,j),c(i,j+1),c(i+1,j+1)は、R表示領域,G表示領域,B表示領域の透明電極Er(i,j),Eg(i,j),Eb(i,j),Er(i+1,j),Eg(i+1,j),Eb(i+1,j),er(i,j+1),eg(i,j+1),eb(i,j+1),er(i+1,j+1),eg(i+1,j+1),eb(i+1,j+1)にオーバーラップまたはアンダーラップして設けられるものなので、表示部Q(i,j),Q(i+1,j),q(i,j+1),q(i+1,j+1)の間隔を狭くすることの障害にはならない。
【0069】
このため、実施の形態2でも、上記実施の形態1と同様に、表示部Q(i,j),Q(i+1,j),q(i,j+1),q(i+1,j+1)の間隔を狭くすることができる。これによって、ドットに近い自然な画素表示が可能になる。
【0070】
以上のように実施の形態2によれば、上記実施の形態1と同様に、スイッチトランジスタ、ゲートライン、およびソースラインを画素領域の周辺にのみ配置し、表示部の間にはコモン電極のみを配置したことにより、画素内の表示部の間隔を狭くすることができるので、ドットに近い自然な画素表示が可能になる。
【0071】
なお、上記実施の形態2のカラー液晶パネルは、第1の方向を水平方向、第2の方向を垂直方向、第1の表示部を表示部Q(i,j)、第2の表示部を表示部Q(i+1,j)、第3の表示部を表示部Q(i,j+1)、第4の表示部を表示部Q(i+1,j+1)として、第1の表示部と、第1の方向で上記第1の表示部に隣接して配置された第2の表示部と、上記第1の方向に対して垂直な第2の方向で上記第1の表示部に隣接して配置された第3の表示部と、上記第1の方向で上記第3の表示部に隣接するとともに上記第2の方向で上記第2の表示部に隣接して配置された第4の表示部とを備え、上記第1の表示部および上記第4の表示部のそれぞれが、互いに表示色が異なり、それぞれが上記第1の方向に長い領域である複数の表示領域を有し、上記第2の表示部および上記第3の表示部のそれぞれが、互いに表示色が異なり、それぞれが上記第2の方向に長い領域である複数の表示領域を有するカラー液晶パネルである。
【0072】
また、上記実施の形態1,2では、カラー液晶パネルを例として本発明の実施の形態を説明したが、本発明の液晶表示装置は、画素が複数の表示部に分割されているものであれば、モノクロ液晶パネルにも適用可能である。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、スイッチトランジスタを画素領域の周辺にのみ配置したことにより、画素内の表示部の間隔を狭くすることができるので、ドットに近い自然な画素表示が可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の液晶表示装置においての16画素分(4ユニット分)の構成図である。
【図2】本発明の実施の形態1の液晶表示装置においてのユニットの構成図である。
【図3】本発明の実施の形態1の液晶表示装置においての画素の構成図である。
【図4】本発明の実施の形態2の液晶表示装置においての16画素分(4ユニット分)の構成図である。
【図5】本発明の実施の形態2の液晶表示装置においてのユニットの構成図である。
【図6】本発明の実施の形態2の液晶表示装置においての画素の構成図である。
【符号の説明】
P,p 画素
Q,q 表示部
Er,Eg,Eb,er,eg,eb 透明電極
Tr,Tg,Tb,tr,tg,tb スイッチトランジスタ
C,c コモンライン(コモン電極)
S1r,S1g,S1b,S2r,S2g,S2b ソースライン
G1,G2 ゲートライン
Claims (8)
- それぞれの画素が複数の表示部に分割された液晶表示装置において、
画素内の上記表示部をそれぞれ駆動する複数のスイッチトランジスタが、その画素領域の周辺にのみ配置されていることを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項1記載の液晶表示装置において、
上記スイッチトランジスタのゲート電極に接続するゲートラインおよびソース電極に接続するソースラインが、上記画素領域の周辺にのみ配置されていることを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項1記載の液晶表示装置において、
補助容量を構成するコモン電極が、上記表示部の境界に配置されていることを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項1から3までのいずれかに記載の液晶表示装置において、
上記表示部は、第1の表示部と、第1の方向で上記第1の表示部に隣接して配置された第2の表示部と、上記第1の方向に対して垂直な第2の方向で上記第1の表示部に隣接して配置された第3の表示部と、上記第1の方向で上記第3の表示部に隣接するとともに上記第2の方向で上記第2の表示部に隣接して配置された第4の表示部とによって構成され、
上記第1の表示部および上記第3の表示部のそれぞれは、互いに表示色が異なり、それぞれが上記第1の方向に長い領域である複数の表示領域を有し、
上記第2の表示部および上記第4の表示部のそれぞれは、互いに表示色が異なり、それぞれが上記第2の方向に長い領域である複数の表示領域を有する
ことを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項4記載の液晶表示装置において、
上記第1の表示部を駆動する第1のスイッチトランジスタは、上記第1の表示部の上記第2の表示部とは反対側の端に配置され、
上記第2の表示部を駆動する第2のスイッチトランジスタは、上記第2の表示部の上記第4の表示部とは反対側の端に配置され、
上記第3の表示部を駆動する第3スイッチトランジスタは、上記第3の表示部の上記第4の表示部とは反対側の端に配置され、
上記第4の表示部を駆動する第4のスイッチトランジスタは、上記第4の表示部の上記第2の表示部とは反対側の端に配置されている
ことを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項5記載の液晶表示装置において、
上記第1のスイッチトランジスタと上記第3のスイッチトランジスタとが、互いに異なるゲートラインに接続されている
ことを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項1から3までのいずれかに記載の液晶表示装置において、
上記表示部は、第1の表示部と、第1の方向で上記第1の表示部に隣接して配置された第2の表示部と、上記第1の方向に対して垂直な第2の方向で上記第1の表示部に隣接して配置された第3の表示部と、上記第1の方向で上記第3の表示部に隣接するとともに上記第2の方向で上記第2の表示部に隣接して配置された第4の表示部とによって構成され、
上記第1の表示部および上記第4の表示部のそれぞれは、互いに表示色が異なり、それぞれが上記第1の方向に長い領域である複数の表示領域を有し、
上記第2の表示部および上記第3の表示部のそれぞれは、互いに表示色が異なり、それぞれが上記第2の方向に長い領域である複数の表示領域を有する
ことを特徴とする液晶表示装置。 - 請求項7記載の液晶表示装置において、
上記第1の表示部を駆動する第1のスイッチトランジスタは、上記第1の表示部の上記第2の表示部とは反対側の端に配置され、
上記第2の表示部を駆動する第2のスイッチトランジスタは、上記第2の表示部の上記第4の表示部とは反対側の端に配置され、
上記第3の表示部を駆動する第3のスイッチトランジスタは、上記第3の表示部の上記第1の表示部とは反対側の端に配置され、
上記第4の表示部を駆動する第4のスイッチトランジスタは、上記第4の表示部の上記第3の表示部とは反対側の端に配置されている
ことを特徴とする液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002277587A JP2004117538A (ja) | 2002-09-24 | 2002-09-24 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002277587A Pending JP2004117538A (ja) | 2002-09-24 | 2002-09-24 | 液晶表示装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013182127A (ja) * | 2012-03-01 | 2013-09-12 | Sharp Corp | 液晶ディスプレイ |
CN103440822A (zh) * | 2013-04-16 | 2013-12-11 | 友达光电股份有限公司 | 透明显示器及透明显示面板 |
-
2002
- 2002-09-24 JP JP2002277587A patent/JP2004117538A/ja active Pending
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