JP2004116994A - 自動製氷装置付冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【目的】 製氷皿をひねり位置から水平位置に逆回転させる期間だけ電圧を検出することにより、この逆回転の期間において何らかの原因で製氷皿が動かなくなったこと(即ち異常が発生したこと)を検出できるようにした自動製氷装置付冷蔵庫を提供することを目的とする。
【構成】 本発明の自動製氷装置付冷蔵庫Rにおける駆動装置を制御する制御装置Cは、製氷皿を正逆両方向に回転させるモータ21に電圧を印加するドライバ32と、モータ21に直列接続された抵抗33と、この抵抗33の両端の電圧を検出する検出部34と、この検出部34で検出された電圧に基づきモータのロックを判断する判断部35と、この判断部35の出力に基づきドライバ32を制御する制御部31とを備え、前記判断部35は、製氷皿がひねり位置から水平位置まで逆方向に回転する期間だけ抵抗33の両端に発生する電圧に基づいてロックを判断するようにしたものである。
【選択図】 図4

Description

 本発明は、製氷室内で氷を自動的に作る自動製氷装置を備えた自動製氷装置付冷蔵庫に関するものである。
 従来より家庭用冷蔵庫においては、例えば特許文献1に示されるように、製氷室に配設した製氷皿に給水して製氷し、製氷後に駆動装置により製氷皿を回動させ上下反転及びひねることにより脱氷して氷を貯氷容器に落下させて貯氷し、その後再び製氷皿へ給水して製氷する動作を繰り返す自動製氷装置を備えたものがある。
 また、本発明に先行する特許文献2には、製氷皿が水平位置に戻ったことを検出する水平位置検出スイッチや製氷皿が氷を落下させるひねり位置に到達したことを検出するひねり位置検出スイッチに代えて、製氷皿を正逆両方向に回転させるモータに流れる電流値から上記水平位置やひねり位置を検出するようにした自動製氷機が開示されている。
特開平4−9561号公報(F25C1/18)。 実公平5−44683号公報。
 上記従来の自動製氷機では、水平位置検出スイッチやひねり位置検出スイッチ等製氷皿が所定の位置に到達したことを検出するスイッチを省略することができる。しかしながら、前述の前者公報に示す技術では、製氷皿を水平位置からひねり位置まで正回転させる途中及びひねり位置から水平位置に逆回転させる途中において、貯氷容器に所定量以上に氷や缶飲料等の食品を収納したことにより製氷皿が回転できなくなる等何らかの原因で製氷皿が動かなくなったこと(即ち異常状態の発生)を検出することはできなかった。
 ここで水平位置からひねり位置まで正回転させる途中及びひねり位置から水平位置に逆回転させる途中において、モータに通電していても何らかの原因(異常状態になること)により製氷皿が動かなくなると、モータには通常状態に比べて大きな電流が流れるが、この電流値だけで製氷皿がひねり位置に到達したことと途中位置にあることとを区別することは難しい。
 そのため、前者においては異常発生時であるにも拘わらずモータを停止させる(例えば印加電圧を停止する)ことができず、無駄に電力を消費したり、モータに過度の負荷が継続してかかりモータ巻線が焼けたり、製氷皿の回転軸とモータの回転軸との間に位置するギアに過度の力が加わりギアの歯が折れたり、ギアに形成したカムが壊れたりして、異常が解除されてもその後は製氷できなくなったり脱氷できなくなったりする不具合があった。
 尚、製氷皿にひねりの力を加えた場合にギアやカムが壊れないようにするために、水平位置からひねり位置まで回転させる期間中におけるギア及びカムの強度を向上しているのが通常であり、ギアやカムが破壊されるのはひねり位置から水平位置に逆回転させる期間中が多いことが確かめられている。
 また前述の後者公報にあっては、モータに流れる電流値に比例して抵抗の両端の電圧が増減するように回路を構成し、かつ、製氷皿を正逆両方向に回転させるいわゆる脱氷動作中はいつも抵抗の一端の電圧が正電圧になるようにし、この抵抗の一端の電圧を測定できるようにしているが、測定電圧だけではひねりの位置に到達したのか水平位置に復帰したのか或いは上述の途中位置にあるのかを区別することができない不具合があった。
 さらに、水平位置からひねり位置まで正回転させる期間中にも抵抗に電流が流れるため、モータのトルク(ひねりトルク)が抵抗分だけ少なくなり、氷を製氷皿から完全に離脱させられないことがあった。
 そこで本発明は、製氷皿をひねり位置から水平位置に逆回転させる期間だけ電圧を検出することにより、この逆回転の期間において何らかの原因で製氷皿が動かなくなったこと(即ち異常が発生したこと)を検出できるようにした自動製氷装置付冷蔵庫を提供することを第1の目的とするものである。
 また、本発明は検出部にダイオードを配置することにより、製氷皿をひねり位置から水平位置に逆回転させる期間だけ抵抗の両端に電圧を発生させるようにした自動製氷装置付冷蔵庫を提供することを第2の目的とするものである。
 さらに、本発明は抵抗の両端の電圧からモータのロック(異常)を判断したときにはモータへの印加電圧を停止させることにより、異常発生時にはモータを保護することができるようにした自動製氷装置付冷蔵庫を提供することを第3の目的とするものである。
 そして本発明は、異常発生でモータを停止した場合に通常状態に復帰させるタイミングをとるため(即ち異常が解除されたことを検出するため)にモータを停止させてから所定時間毎に貯氷量を検出するようにした自動製氷装置付冷蔵庫を提供することを第4の目的とする。
 請求項1の発明の自動製氷装置付冷蔵庫Rは、製氷室6に配設した製氷皿14に水を供給して製氷した後、駆動装置17により製氷皿14を水平位置から上下反転させてひねり位置まで回転させて脱氷し、このひねり位置から水平位置まで逆方向に回転させる自動製氷装置11を備えたものであって、さらに駆動装置17を制御する制御装置Cは、製氷皿を正逆両方向に回転させるとともに検氷レバー18を上下方向に回動させるモータ21に電圧を印加するドライバ32と、モータ21に直列接続された抵抗33と、この抵抗33の両端の電圧を検出する検出部34と、この検出部34で検出された電圧に基づきモータのロックを判断する判断部35と、この判断部35の出力に基づきドライバ32を制御する制御部31とを備え、前記判断部35は、製氷皿14がひねり位置から水平位置まで逆方向に回転する期間だけ抵抗33の両端に発生する電圧に基づいてロックを判断するようにしたものである。
 また、請求項2の発明の自動製氷装置付冷蔵庫Rは、製氷皿14がひねり位置から水平位置まで逆方向に回転する期間だけモータ21に直列接続された抵抗33に電圧を発生させるダイオード41を検出部34に設けたものである。
 また、請求項3の発明の自動製氷装置付冷蔵庫Rは、製氷室6に配設した製氷皿14に水を供給して製氷した後、駆動装置17により製氷皿14を上下反転させて脱氷する自動製氷装置11を備えており、さらに駆動装置17を制御する制御装置Cは、製氷皿を正逆両方向に回転させるとともに検氷レバー18を上下方向に回動させるモータ21に電圧を印加するドライバ32と、モータ21に直列接続された抵抗33と、この抵抗33の両端の電圧を検出する検出部34と、この検出部34で検出された電圧に基づきモータ21のロックを判断する判断部35と、この判断部35でロックが判断された場合にドライバ32からの電圧印加を停止する制御部31とを備えたものである。
 また、請求項4の発明の自動製氷装置付冷蔵庫Rは、判断部35でロックが判断された場合にモータ21を停止させる制御部31を備え、この制御部31は上記モータ21を停止させてから所定時間毎に検氷レバー18を動作させて貯氷量を検出し、氷の量が所定量以下の場合には通常状態に復帰させるものである。
 本発明の請求項1の発明によれば、モータに直列に接続した抵抗の両端の電圧から製氷皿が異常状態で停止したことを検出することが可能となる。
 請求項2の発明によれば、ダイオードにより製氷皿がひねり位置から水平位置まで逆方向に回転する期間だけモータに直列接続された抵抗に電圧が発生するため、この逆方向に回転する期間に限ってモータのロック(即ち製氷皿の異常停止)を検出することが可能であり、かつ、従来のように水平位置からひねり位置まで回転させる期間中にモータのトルク(ひねりトルク)が抵抗分だけ少なくなる不具合はなくなる。
 請求項3の発明によれば、判断部でモータのロック(即ち製氷皿の異常停止)が判断された場合にドライバからの印加電圧が即座に停止するので、脱氷動作(特に水平位置への復帰動作)が途中で停止され異常停止時にモータ及びギアやカムに過度の負荷が継続してかかることがなくなり、各部品を保護できる。
 請求項4の発明によれば、脱氷動作(特に水平位置への復帰動作)を途中で停止した場合に、この停止させてから所定時間毎に検氷手段を動作させて貯氷量を検出するので、製氷皿が停止した原因が貯氷容器の収納量にありかつその原因が解除されたことを所定時間毎に定期的に検出することができ、氷の量が所定量以下になった場合には通常状態に復帰させること(水平位置への復帰動作を再開させ、再び製氷動作を行うこと)ができる。
 請求項1の発明によれば、モータ21に直列に接続した抵抗33の両端の電圧から製氷皿14が異常状態で停止したことを検出することが可能となる。
 請求項2の発明によれば、ダイオード41により製氷皿14がひねり位置から水平位置まで逆方向に回転する期間だけモータ21に直列接続された抵抗33に電圧が発生するため、この逆方向に回転する期間に限ってモータのロック(即ち製氷皿の異常停止)を検出することが可能であり、かつ、従来のように水平位置からひねり位置まで回転させる期間中にモータのトルク(ひねりトルク)が抵抗分だけ少なくなる不具合はなくなる。
 請求項3の発明によれば、判断部でモータのロック(即ち製氷皿の異常停止)が判断された場合にドライバ32からの印加電圧が即座に停止するので、脱氷動作(特に水平位置への復帰動作)が途中で停止され異常停止時にモータ21及びギアやカム等に過度の負荷が継続してかかることがなくなり、各部品を保護できる。
 請求項4の発明によれば、脱氷動作(特に水平位置への復帰動作)を途中で停止した場合に、この停止させてから所定時間毎に検氷レバー18等の検氷手段を動作させて貯氷量を検出するので、製氷皿が停止した原因が貯氷容器7の収納量にありかつその原因が解除されたことを所定時間毎に定期的に検出することができ、氷の量が所定量以下になった場合には通常状態に復帰させること(水平位置への復帰動作を再開させ、再び製氷動作を行うこと)ができる。
 以下、図面に基づき本発明の実施例を詳述する。図1は本発明の自動製氷装置付冷蔵庫Rの冷凍室における正面図、図2は自動製氷装置7の概略斜視図、図3は自動製氷装置7の縦断側面図、図4は冷蔵庫Rの制御装置のブロック回路図、図5は制御装置の動作を説明するためのフローチャート、図6は制御装置における脱氷動作中の異常検出動作を説明するためのフローチャートである。
 本発明の自動製氷装置付冷蔵庫Rは家庭用冷凍冷蔵庫であり、前方に開口する断熱箱体1内の上部には冷凍室2がその下方には図示しない冷蔵室がそれぞれ区画形成されている。冷凍室2内には上下2段に棚3、4が配置され、下段の棚4の左側後部に製氷室カバー5で棚4上方の空間と区画された製氷室6が形成され、この製氷室6の下方には上面を開口した貯氷容器としての貯氷箱7が引出し自在に配置されている。そして、前記製氷室6を含む冷凍室2及び冷蔵室内には、冷凍室2の仕切板8より後方に配置された図示しない冷却器からの冷気が強制循環されるように構成されている。特にこの仕切板8には、棚3、4で区画された上中下各空間に冷気を吹き出すように空間毎に複数の冷気吹出口9A,9B,9Cが形成してある。
 前記製氷室6内には本発明に係る自動製氷装置11の製氷手段11Aが収納配設されている。この自動製氷装置11は、基本的には後述の製氷手段11A(製氷皿14や駆動装置17等)、給水手段(給水ポンプ、給水皿、給水タンク、何れも図示せず)及びその制御手段Cから構成されており、製氷皿14に水を供給して製氷した後、駆動装置17により製氷皿を水平位置から上下反転させてひねり位置まで回転して脱氷し、このひねり位置から水平位置まで逆方向に回転させる一連の動作を行うものである。
 製氷手段11Aは、図2乃至図3に示されるように、製氷室6の右端に位置する矩形箱状の機体12と、この機体12から左方へ向けて突出するL字状の支持部材13と、この支持部材13と前記機体12との間に回動自在に支持された合成樹脂製の製氷皿14とから構成されている。尚、製氷皿14で製氷する氷の透明度を上げるためにこの製氷皿14の上面を覆うように上蓋(図示せず)を設けても良い。
 前記機体12には駆動源として例えば直流モータ21、モータの出力軸16、ギア列、カム及び位置検出スイッチ等から成る駆動装置17が収納されている。出力軸16は図3に示すように機体12の左側面から突出しており、モータ21の回転力はギアで増幅されてこの出力軸16及び後述する検氷手段の支軸24に伝達される。また、機体12の前面には支軸24を介して検氷レバー18が回動自在に取り付けられており、出力軸16の基部には半円弧状の案内板19が取り付けられている。このため、前記製氷皿14及び検氷レバー18は駆動装置17(特に直流モータ21)により駆動される。
 製氷皿14は上面が開口した薄型矩形容器状を呈しており、内部は複数(本実施例では8個)の製氷用の凹部20に区画されている。製氷皿14の左前端には給水パイプ(図示せず)からの水を導入する導水部を形成しておくと良い。この製氷皿14は、右端中央部が前記出力軸16に接続されると共に、左端中央部は支軸22を介して支持部材13に回動可能に支持されている。そして、この製氷皿14の下面適所(例えば中央部)には自動製氷装置11の動作制御用の温度センサ(図示せず)が取り付けられる。
 検氷レバー18は、図2に示すように製氷室6の幅方向に延出しており、機体12の前面に突出する支軸24に対して矢印イの方向に揺動自在に支承されており、この検氷レバー18の先端に設けた軸25には検氷部26が軸25の回りに矢印ロの方向に回動自在に取り付けられている。図2は検氷レバー18が最も降下した状態を示しており、最大位置まで上昇した位置で通常は停止している。尚、この最大位置にある状態(以下レバーの初期状態という)において検氷レバー18の検氷部26は、貯氷箱7の出し入れの邪魔にならないように貯氷箱7の上方に位置するようになっている(図1の波線参照)。
 また、検氷レバー18と検氷部26との間にはコイルばね27が介装されている。このコイルばね27は、通常時(特にレバーの初期状態)に検氷部26が垂直方向になるように保持し、例えば貯氷箱7を冷凍室2から奥行方向に沿って引き出す際に検氷部26が貯氷箱7に当たったときや、検氷レバー18の下降動作中に検氷部26が氷に衝突した場合等に、このコイルばね27のばね力に抗して検氷部26が前後方向に回動するようにしている。
 ここで、検氷動作を簡単に説明する。検氷動作にあたりまず、駆動装置17の直流モータ21を一方向に回転させて、検氷レバー18を下方に回転させることにより、検氷レバー18の先端の検氷部26が貯氷箱7内に降下することになり、この検氷部26と貯氷箱の氷との接触或いは離間関係で貯氷箱7内の氷の量が所定レベル以上か否かを検出する。即ち、検氷レバー18を最も降下した位置まで回転させても検氷部26が氷に衝突しなければ(貯氷量が少なければ)、モータ21がロックすることがないのでこの最降下点まで到達したことを検出する原位置検出スイッチが動作して貯氷箱7の氷が所定レベルまで貯氷されていないと判断する。この原位置検出スイッチの信号に基づきモータを他方向に回転させて検氷レバー18を上方に回転させ検氷レバーを初期状態に復帰させる。この初期状態への復帰を検出スイッチで検出しモータを停止させる(この場合には離氷動作へ移行する)。
 一方、検氷レバー18の降下途中で検氷部26が氷に衝突して前側或いは後側へ回転し、ちょうど軸25が氷に衝突するようなかたちとなり検氷レバー18の下方への回転が阻止されるようになると、モータ21がロックするためこのロックを満氷位置検出スイッチで検出し(このとき位置検出スイッチがオン動作するようにしてあればこのオン信号に基づいて)、貯氷箱7内の貯氷量が所定レベルを超えていると判断する。この場合には、最初(1回目)の検出であれば離氷動作を行い、それ以降(2回目以降)であれば離氷動作を行わないようにする。
 かかる自動製氷装置11の製氷手段が収納された製氷室6の後部には、製氷皿14の下部後方に位置するように冷気吹出口23が形成されており、前述の如く図示しない冷却器からの冷気の一部がこの冷気吹出口23から直接製氷皿14の下部に吹き付けられる構成とされている。ただし、この冷気吹出口23の位置は上述の位置に特定されるものではなく、例えば製氷皿14の上面に上蓋を配置しない場合には製氷皿14の上面に対応する部分に設けても良い。
 次に、図4は自動製氷装置11の制御手段としての制御装置Cのブロック図を示している。制御装置Cは、製氷皿14を正逆両方向に回転させるとともに検氷レバー18を上下両方向に回転させる駆動源としての直流モータ21に電圧を印加するドライバ32と、このドライバ32の出力端とモータ21との間に接続された(即ちモータ21に直列接続された)抵抗33と、この抵抗33の両端に発生する電圧を検出するためにこの抵抗33の両端に並列に接続された検出部としての電圧検出部34と、この電圧検出部34で検出された電圧に基づきモータ21のロックを判断するために一方の入力端がこの電圧検出部34の出力端に接続された判断部35と、この判断部35の出力に基づきドライバ32を制御する制御部としての汎用マイクロコンピュータ(以下単にマイコンという)31とを備えている。
 制御部としてのマイコン31の入力端には、温度センサ(図示せず)、製氷皿14が水平位置に到達したことを検出する水平位置検出スイッチSW2、製氷皿14がひねり位置(反転位置)に到達したことを検出する反転位置検出スイッチSW1、検氷レバー18に応動して貯氷箱7内の貯氷量を検出する(貯氷量が所定レベル以上の時オン動作する)貯氷量検出スイッチSW3及び検氷レバー18が最大降下位置まで到達したことを検出する原位置検出スイッチSW4の各出力、及び判断部35の出力がそれぞれ入力され、出力端には図示しない給水ポンプや給水パイプヒータが接続されている。尚、図示しないが本実施例ではSW1乃至SW3を1つのスイッチで共用できるように駆動装置17の内部構造を工夫している。
 ドライバ32は、直流モータ21に電圧を印加するかしないかを切り換える一方、印加する電圧の極性を変化させる(切り換える)ことによりモータ21の回転方向を正方向或いは逆方向に変化させる(切り換える)ものであり、抵抗33に接続する出力端は基準電位とした場合にドライバ32のモータ21に接続する側の出力端の電圧を高電圧或いは低電圧に切り換えるようにしており、図4における左向き矢印方向に電流が流れる場合(即ちこのモータ21に接続する側の出力端が低電圧の場合)の回転方向をモータの正回転(以下正転という)とし、右向き矢印方向に電流が流れる場合(即ちこの出力端が高電圧の場合)の回転方向をモータの逆回転(以下逆転という)とする。
 検出部としての電圧検出部34は、モータ21が逆方向に回転する期間だけ抵抗33に電圧を発生させるためのダイオード41を抵抗33に並列に接続している。42及び43は増幅器44の−側入力端に接続された抵抗であり、その抵抗値をそれぞれR2,R3とし、抵抗33両端の電圧をVとすると、抵抗33は抵抗を介して増幅器44の+側入力端に接続してあるため、増幅器44の出力端の電圧は{1+(R3/R2)}Vとなる。このため、抵抗値R2及びR3を適宜設定することで増幅器44の増幅率が設定できる。
 判断部35は、検出部34で検出した電圧(実質的には増幅器44の出力電圧)を比較器49の+側入力端に入力し、所定電圧(本実施例では5ボルト)を抵抗47及び48で分割した基準電圧を比較器49の−側入力端に入力し、増幅器44の出力電圧が基準電圧を越えたとき比較器49は高電位信号(以下H信号という)を出力するようにしたものである(それ以外は低電位信号(即ちL信号)を出力する)。
 以上の構成に基づき図5乃至図6を参照しながら本発明に係る自動製氷装置11の制御装置の動作を説明する。図5及び図6はマイコン31のプログラムのフローチャートを示している。 
 マイコン31は、直流モータ21がどの位置で停止しているか(詳しくは製氷皿14がどの位置にあるか)がわからないのでモータ21を特定の位置にする(特に製氷皿を水平位置にする)ために、先ずステップS1にてドライバ32でモータ21を駆動して製氷皿を水平位置に戻す一方検氷レバー18を上下動させ原位置検出スイッチをオン動作させて、モータの回転方向を逆方向とする。
 次にステップS2で製氷皿14の下面に設けた温度センサで検出した製氷皿の温度TSが製氷完了温度としての所定温度(例えば−11℃)未満か否かを判断し、−11℃未満になるまでこれを繰り返し、製氷皿の温度TSが−11℃未満になるとステップS3で製氷が完了したことを判断するためのタイマTM1のカウントを行い、ステップS4でタイマTM1が第1の所定時間(例えば40分)になったか否かを判断し、所定時間にならなければステップS2に復帰し、40分が経過すればステップS5で検氷動作を行うべくモータ21を逆方向に回転させステップS6へ移行する。
 ステップS6では、モータが逆方向に回転すると検氷レバー18が下方に回転し検氷レバー18の先端の検氷部26が貯氷箱7内に降下することになり、検氷レバー18を最も降下した位置まで回転させても検氷部26が氷に衝突しなければ(貯氷量が少なければ)、モータ21がロックすることがないのでこの最降下点まで到達したことを検出する原位置検出スイッチSW4が動作して貯氷箱7の氷が所定レベルまで貯氷されていないと判断する。この原位置検出スイッチの信号に基づきモータを正方向に回転させて検氷レバー18を上方に回転させ検氷レバーを初期状態に復帰させる。この初期状態への復帰を検出スイッチSW3で検出しモータ21を停止させる(この場合にはステップS9の離氷動作へ移行する)。
 一方、検氷レバー18の降下途中で検氷部26が氷に衝突して前側或いは後側へ回転し検氷レバー18の下方への回転が阻止されるようになると、モータ21がロックするためこのロックを貯氷量検出スイッチで検出し(このとき検出スイッチがオン動作するようにしてあればこのオン信号に基づいて)、貯氷箱7内の貯氷量が所定レベルを超えていると判断しステップS7へ移行する。
 ステップS7では満氷を検出後第3の所定時間(例えば60分)毎に検氷動作を行わせるためのタイマTM3をカウントし、ステップS8でこのタイマTM3が60分に到達するまでステップS7及びS8を繰り返し、60分に到達すればステップS5へ復帰し検氷動作を行う。
 ステップS9では離氷動作(脱氷動作)を行いステップS10へ移行する(この脱氷動作の詳細は図6に示す)。ステップS10では温度センサで製氷皿14の温度を測定し給水ポンプにより給水皿から水を汲み上げ、給水パイプより製氷皿14の各凹部20内に給水する。次のステップS11にて温度センサで検出した給水後の製氷皿の温度と上述の給水前の測定温度との温度差ΔTが6degを越えたか否かを判断する。
 製氷皿の温度差ΔTが6deg以下の場合には給水タンクが空であるものと判断し、ステップS14に進んで給水操作を促すための報知手段(例えば給水LED)を動作(点灯)させ、ステップS15で給水タンクが冷蔵室から取り出され注水されて再び冷蔵室内に収納されたか否かを判断し再び収納されるまでこのステップS14及びS15を繰り返し、給水タンクが注水されて収納されればステップS16で給水LEDを消灯してステップS10へ復帰する。
 ステップS11における製氷皿の温度差ΔTが6degを越える場合には給水が成されたと判断し、ステップS12で給水動作終了後の待機時間{即ち第2の所定時間(例えば60分)}を測定するタイマTM2をカウントさせ、ステップS13でタイマTM2が60分経過したか否かが判断され、60分経過するまでステップS12及びS13を繰り返し、60本経過すればステップS2へ復帰する。
 次に図6に基づき離氷(脱氷)動作を説明すると、ステップS21でモータ21を正方向に回転させて製氷皿14をひねり方向に回転させる。そしてステップS22でこのモータ21の正回転により製氷皿14がひねり位置(反転位置)まで到達したか否かが判断され、反転位置検出スイッチSW1がオン動作するまでこのステップS21及びS22を繰り返し、SW1がオン動作すればステップS23でモータ21を一定時間停止し、ステップS24でモータ21を逆方向に回転させひねり位置から水平位置に復帰させるまでの間に異常がないか否かを検出する異常検出動作(即ちステップS25)へ移行する。
 電圧検出部34で抵抗33の両端に発生する電圧が増幅され判断部35の比較器49でこの増幅電圧と基準電圧とが比較されるため、ステップS25ではこの比較器49の出力がH信号か否かが判断される。比較器49の出力がH信号でなければステップS26で水平位置検出スイッチSW2がオン動作したか否かが判断され、製氷皿が水平位置に復帰するまでモータ21の逆転を継続し、スイッチSW2がオン動作すればモータを停止してステップS10へ移行して給水動作を行う。
 ステップS25で比較器49の出力がH信号であれば製氷皿14がひねり位置から水平位置に復帰するまでの間に何らかの異常でモータ21がロックしたと判断し、ステップS28で即座にモータ21への印加電圧を停止してモータを停止させ、ステップS1へ復帰する。このため、製氷皿14がひねり位置から水平位置に復帰するまでの間に限って電圧検出部34の出力に基づきモータ21のロックを検出することができ、かつ、従来のように水平位置からひねり位置まで回転させる期間中にモータのトルク(ひねりトルク)が抵抗分だけ少なくなる不具合はなくなる。そしてロックを検出した時には即座にモータ21を停止させモータ巻線やカム及びギヤ等駆動装置17の部品を保護すると共に、無駄な電力消費をなくせる。また、異常が検出されモータ21を停止した場合にはステップS1へ復帰させていることから、ノイズでモータのロックと判断してモータを停止させた場合でも所定時間毎に検氷動作が行われ氷が少なければ離氷(脱氷)動作を行うことができ、異常発生後は製氷できなくなるという不具合はない。
 ステップS21に進んでドライバ32によりモータ21を正転させると、出力軸16を介して製氷皿14が正転を開始する。係る製氷皿14の正転はステップS22にて反転位置検出スイッチSW1が所定の反転位置を検出するまで継続される。そして、製氷皿14が略反転した位置となると、反転位置検出スイッチSW1がそれを検出し、マイコン31はステップS22からステップS23に進む。この正転の過程で製氷皿14の一端側は先に回動を停止するようにしてあるので、製氷皿14にはひねり力が加えられ、それによって各凹部20内の氷は円滑に脱氷される。そして、脱氷された氷は製氷皿14の下方に位置する貯氷箱7内に落下して蓄えられる。係る脱氷が終了すると、マイコン31はステップS23でモータ21を停止させステップS24で今度はモータ21を逆転させ、出力軸16を介して製氷皿14の逆転を開始する。そして、ステップS26にて水平位置検出スイッチSW2に基づき、製氷皿14が所定の水平位置に復帰したか否か判断し、復帰するまで継続した後、製氷皿14が水平となったらステップS27に進んでモータ21の逆転を停止する。
 このようにして自動製氷装置11は自動的に製氷を行い、貯氷箱7に所定量の透明氷が蓄えられるまで水のある限り継続的に製氷動作を行う。
本発明の自動製氷装置付冷蔵庫の冷凍室の扉を外した状態における冷蔵庫の正面図である。 自動製氷装置の概略斜視図である。 自動製氷装置の縦断側面図である。 本発明の冷蔵庫の制御装置のブロック回路図である。 制御装置における動作を説明するためのフローチャートである。 制御装置における脱氷動作中の異常検出動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
   C 制御装置
   R 自動製氷装置付冷蔵庫
   2 冷凍室
   6 製氷室
  11 自動製氷装置
 11A 製氷手段
  14 製氷皿
  17 駆動装置
  18 検氷レバー
  21 モータ(直流モータ)
  26 検氷部
  31 制御部(マイコン)
  32 ドライバ
  33 抵抗
  34 検出部
  35 判断部
  41 ダイオード
  44 増幅器
 49 比較器

Claims (4)

  1. 製氷室に配設した製氷皿に水を供給して製氷した後、駆動装置により前記製氷皿を水平位置から上下反転させてひねり位置まで回転させて脱氷し、このひねり位置から水平位置まで逆方向に回転させる自動製氷装置を備えた冷蔵庫において、
     前記駆動装置を制御する制御装置は、製氷皿を正逆両方向に回転させるモータに電圧を印加するドライバと、前記モータに直列接続された抵抗と、この抵抗の両端の電圧を検出する検出部と、この検出部で検出された電圧に基づきモータのロックを判断する判断部と、この判断部の出力に基づき前記ドライバを制御する制御部とを備え、前記判断部は、前記製氷皿がひねり位置から水平位置まで逆方向に回転する期間だけ前記抵抗の両端に発生する電圧でロックを判断することを特徴とする自動製氷装置付冷蔵庫。
  2. 製氷室に配設した製氷皿に水を供給して製氷した後、駆動装置により前記製氷皿を上下反転させて脱氷する自動製氷装置を備えた冷蔵庫において、
     前記駆動装置を制御する制御装置は、製氷皿を正逆両方向に回転させるモータに電圧を印加するドライバと、前記モータに直列接続された抵抗と、この抵抗の両端の電圧を検出する検出部と、この検出部で検出された電圧に基づきモータのロックを判断する判断部と、この判断部の出力に基づき前記ドライバを制御する制御部とを備え、前記検出部には、前記製氷皿がひねり位置から水平位置まで逆方向に回転する期間だけ前記抵抗に電圧を発生させるダイオードを設けたことを特徴とする自動製氷装置付冷蔵庫。
  3. 製氷室に配設した製氷皿に水を供給して製氷した後、駆動装置により前記製氷皿を上下反転させて脱氷する自動製氷装置を備えた冷蔵庫において、
     前記駆動装置を制御する制御装置は、製氷皿を正逆両方向に回転させるモータに電圧を印加するドライバと、前記モータに直列接続された抵抗と、この抵抗の両端の電圧を検出する検出部と、この検出部で検出された電圧に基づきモータのロックを判断する判断部と、この判断部でロックが判断された場合に前記ドライバからの電圧印加を停止する制御部とを備えたことを特徴とする自動製氷装置付冷蔵庫。
  4. 製氷室に配設した製氷皿に水を供給して製氷し検氷手段により貯氷容器内の貯氷量を検出した後、駆動装置により前記製氷皿を水平位置から上下反転させてひねり位置まで回転して脱氷し、このひねり位置から水平位置まで逆方向に回転させる自動製氷装置を備えた冷蔵庫において、
     前記駆動装置を制御する制御装置は、製氷皿を正逆両方向に回転させるモータに直列接続された抵抗と、この抵抗の両端の電圧を検出する検出部と、この検出部で検出された電圧に基づきモータのロックを判断する判断部と、この判断部でロックが判断された場合に前記モータを停止させる制御部とを備え、この制御部はモータを停止させてから所定時間毎に前記検氷手段を動作させて貯氷量を検出し、氷の量が所定量以下の場合には通常状態に復帰させることを特徴とする自動製氷装置付冷蔵庫。
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