JP2004114671A - 窓型装飾額 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】家屋で使用されている開き窓を額縁として模型化し、そこに実際に開く窓を配置し、窓の開閉により飾る絵柄を選択でき、且つ、複数の絵柄を同一空間で観賞可能な、デザイン的にも空間的にも広がりのある窓型装飾額とする。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
窓及び窓枠を額縁として模型化し、その中に複数の写真及び絵画、ポスター等を収める窓型装飾額に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、写真及び絵画、ポスター等を飾る場合、四角形の額縁に入れて飾るか、もしくはそのまま壁に貼付して飾っていた。額の形状に関しても立体感がなく、奥行きを感じさせて、ひろがりのある空間をそこに演出することは不可能であった。また、一つの空間に一つの絵柄しか飾れず、額の重量も重いものも多く、壁面を選んで飾る必要があった。以上のことから装飾インテリアとしての機能は果たせずにいた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら以上の従来技術の額によれば、写真及び、絵画、ポスター等を飾る場合、四角形の額に入れて飾るか、もしくはそのまま壁に貼付して飾っていた。狭い日本家屋の壁面や、閉塞感のあるマンションの壁面に立体感、奥行き、広がりを演出することはできなかった。また、同一空間に複数の絵柄を観賞することは不可能で、額に入れた場合は重量もあり、壁面を選んで飾っていた。また、絵柄を換える時は、壁から取り外し、配置し直すのが一般的な飾り方であった。そこでこの発明は、閉塞感のある壁面に立体的に奥行き、広がりを演出し、あたかもそこに窓があり、その奥に、絵柄の光景が実際に広がっているような感覚を見る者に与え、季節により、日時により、扉の開閉によって、鑑賞したい絵柄の選択ができ、軽量でどこにでも備え付けられる開放感のある窓型装飾額を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、請求項1の発明は、家屋で使用されている窓及び窓枠を、立体的に額縁として模型化し、開閉可能な開き扉を設置し、額縁内及び開き扉に写真等を設け、窓を閉めた状態で一枚目の写真及び絵画、ポスター等を鑑賞でき、さらに窓を開いた状態で二枚目の別の絵柄が鑑賞可能であり、同一空間で二つ以上の絵柄を鑑賞可能とすることである。
【0005】
そこに、風景などの絵柄が配置されることにより、その空間の中に広がりと立体感がでて、本当にそこに窓があり、配置された絵柄の光景がその奥に実際に広がっているような開放感が得られ、且つ、扉の開閉により絵柄を選択できる窓型装飾額にすることである。
【0006】
また、窓の桟により仕切られた四つの部分に、別々の絵柄も配置可能であり、同時に四つの季節の違う絵柄を鑑賞することもでき、あるいは絵柄の選択によっては一つの絵柄を四分割の中に見ることもできるようにすることである。
【0007】
さらに、軽量化の方法としては、窓型であるので枠だけで構成される。枠の厚さは最大で、約4cm以内に薄型に設計され、どの壁面にも額そのものを貼付するか、簡単な止め具で備え付けられるようにし、額の大きさに関しては、飾る絵柄の大きさに対応できるようにすることである。
【0008】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態を実施例に基づき、図面を参照して説明する。図1に示す実施例では、実際に家屋で使用されている開き窓を、実物の窓のような額縁として使用できるように模型化したものであり、模型化の方法として骨格は、木材か発泡スチロール材もしくはプラスチック材、厚紙等で一体成形、または各部を組み合わせて作成してあり、窓本体枠1と立体感を出すための外枠2と実際に開く開き扉3で窓型に構成されている。枠の厚さは最大の所でも約4cm以内にしてあり、薄型軽量で、どこにでも額ごと貼付、あるいは簡単な止め具で壁面に備え付けることができる。
【0009】
この図1は開き扉3が閉まっている状態を示し、この開き扉3は蝶番及びテープで窓本体枠1に備え付けられ、実際に開くように作成されている。棧4で四つに仕切られた開き扉側のスペース5に、一つの絵柄を左右均等に切ったものを左右の開き扉3の内部に収納、もしくは裏から貼付する。これで、窓の中の開き扉側のスペース5に一つの絵柄が鑑賞できることになり、窓の外に実際の絵柄の光景が広がっているように見える。
【0010】
図2の実施例は開き扉3が開いている状態を示し、扉を開けた内部の大きな枠内の額本体側のスペース6に写真及び絵画、ポスター等を内部に収納、もしくは裏面より貼付して開き扉3を内側に開くことにより、二枚目の絵柄を額本体側のスペース6内に鑑賞可能としている。日時により、または季節により、飾りたい絵柄を、窓を開閉することにより選択できることになる。また、額の形状を窓型にしたことと実際に窓が開くことにより、奥行きと立体感がでて、実際に窓の外に絵柄の光景が広がっているような感覚がでてくる。
【0011】
開き扉の裏面7は、扉の模様の印刷物及び、木材等で作成された扉の模様を貼付して立体感を出している。
【0012】
図3で示される実施例は、窓の桟4により仕切られた四つの開き扉側のスペース5に同じ場所での四つの季節感の違う絵柄をそれぞれ配置した使用例である。このような配置も可能であり、同時に四つの季節感を鑑賞することも可能で、これはまた違った意味での開放感を演出できる飾り方となっている。
【0013】
図4に示される実施例は、開き扉式ではなく、桟4により仕切られた窓をイメージして作成されたものである。写真及び絵画、ポスター等を桟により仕切られたスペース8に裏側から貼付又は内部に収納し、着脱可能な装飾カフェカーテン9を配置し、本当に窓があるような立体的な演出をほどこしたものである。
【0014】
図5に示される実施例は図4と同様、開き扉式ではなく、窓の桟4によって仕切られたスペース8に、まったく種類の違う絵柄を配置したものである。このような使用方法もあり、また両脇に開け閉め可能な装飾カーテン10を配し、立体感を演出したものである。
【0015】
【発明の効果】
日本の家屋は西洋の先進国に比べ、非常に狭く、閉塞感があり、窓の外の風景も都市部では味気のないものとなっているのが現状である。又、壁面も家屋の大きさに比例して狭いものとなっている。そこでこの窓型装飾額を、家具類で埋まった狭い空間の部屋の壁に、またはトイレ及び洗面所、風呂場等の壁面に使用することにより、同一の場所で複数の風景写真、絵画またはポスター等の絵柄が鑑賞可能となり、空間を上手に有効利用できる効果がある。また開閉してどちらかの絵柄を選択できるので、冬景色と夏景色というように、性質の違う絵柄を配置することにより、部屋の模様替え効果があり気分転換効果もある。また、実際の窓があるように模型化してあるのと、しかも開き扉が開くように模型化してあるので本当にそこに窓がある感覚があり、飾った絵柄の光景がその奥に実際にあるような外への広がり、及び奥行きを感じることができる。
【0016】
以上の理由により、視覚的に気分転換ができ、ストレスが和らげられ、リラックス効果があり、飾る絵柄によっては旅先にいるような気分が味わえ、心の開放感が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】窓型装飾額の扉が閉まっている状態を示す正面図
【図2】窓型装飾額の扉が開いている状態を示す正面図
【図3】窓型装飾額の扉が閉まっている状態を示し、他の飾り方の実施例を示す正面図
【図4】扉が開閉式ではないタイプの窓型装飾額の実施例の正面図
【図5】図4で示したタイプと同様で、扉が開閉式ではない窓型装飾額の他の実施例を示す正面図
【符号の説明】
1 窓本体枠
2 外枠
3 開き扉
4 桟
5 開き扉側のスペース
6 額本体側のスペース
7 開き扉の裏面
8 桟により仕切られたスペース
9 装飾カフェカーテン
10 開け閉め可能な装飾カーテン
Claims (1)
- 家屋で使用されている窓及び窓枠を、立体的に実物の窓のような額縁として模型化し、開閉可能な開き扉を設置し、額縁内及び開き扉に写真等を設け、窓を閉めた状態で一枚目の写真及び絵画、ポスター等を鑑賞でき、さらに窓を開いた状態で二枚目の別の絵柄が鑑賞可能であり、同一空間で二つ以上の絵柄を鑑賞可能とすることを特徴とする窓型装飾額。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002320554A JP2004114671A (ja) | 2002-09-27 | 2002-09-27 | 窓型装飾額 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002320554A JP2004114671A (ja) | 2002-09-27 | 2002-09-27 | 窓型装飾額 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004114671A true JP2004114671A (ja) | 2004-04-15 |
Family
ID=32289733
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002320554A Pending JP2004114671A (ja) | 2002-09-27 | 2002-09-27 | 窓型装飾額 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004114671A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180108007A (ko) * | 2017-03-23 | 2018-10-04 | 서울미디어대학원대학교 산학협력단 | 트릭아트를 위한 액자 |
-
2002
- 2002-09-27 JP JP2002320554A patent/JP2004114671A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20180108007A (ko) * | 2017-03-23 | 2018-10-04 | 서울미디어대학원대학교 산학협력단 | 트릭아트를 위한 액자 |
KR102017589B1 (ko) * | 2017-03-23 | 2019-09-03 | 서울미디어대학원대학교 산학협력단 | 트릭아트 전시장치 |
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