JP2004183318A - 開戸付き疑似窓装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】実際の窓を通して屋内から外の風景を眺めているかのような印象を与える開戸付き疑似窓装置を提供する。
【解決手段】矩形枠状をなす窓枠2の前後方向の中間部において、上下の枠部6,7に戸当を設ける。窓枠2の内部空間の後部に透明支持板16を、上下の戸当に当接する状態で設ける。透明支持板16の後側に形成された収容空所に、風景表示体3を嵌め入れ可能とする。窓枠2の左右の枠部9,10の前縁部に、左右の開戸5,5を、屋内側に向けて開くように取り付ける。左右の開戸5,5が閉じた状態で、その後面が上下の戸当で支持される。
【選択図】 図1
【解決手段】矩形枠状をなす窓枠2の前後方向の中間部において、上下の枠部6,7に戸当を設ける。窓枠2の内部空間の後部に透明支持板16を、上下の戸当に当接する状態で設ける。透明支持板16の後側に形成された収容空所に、風景表示体3を嵌め入れ可能とする。窓枠2の左右の枠部9,10の前縁部に、左右の開戸5,5を、屋内側に向けて開くように取り付ける。左右の開戸5,5が閉じた状態で、その後面が上下の戸当で支持される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、屋内の壁部に嵌め込まれたり壁面に掛けられた状態で設けられることによって、あたかも窓を通して外の風景を眺めているかのような印象を与えることのできる開戸付き疑似窓装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
窓を通して屋内から外の風景を眺めているかのような印象を与えて、人にリラックス感や開放感を与えるように工夫された疑似窓装置としては、例えば特開2002−103897号公報が開示する屋内装飾用具や、実開平5−84732号公報が開示する疑似窓等が提案されている。
【0003】
前記屋内装飾用具は、半開きや全開等に設定した窓の開閉状態を遠近法を用いて描写したものを、厚紙や合成樹脂素材等を用いて模型化して構成されており、これを、風景の写真や絵画等の前面に配置することによって、あたかも窓を通して外の風景を眺めているかのような印象を与えんとするものであった。
【0004】
又前記疑似窓は、屋内の壁部に嵌め込まれ或いは壁面に掛けられる窓枠に、その前面内側において引戸を横移動可能に配置した構成を有しており、或いは、嵌殺窓を窓枠の前面内側に設ける構成を有していた。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−103897号公報(2−3頁、図1−図7)
【特許文献2】
実開平5−84732号公報(第4−5頁、図1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら前記構成の屋内装飾用具によるときは、窓の開閉状態が固定されており、人が窓を開閉操作することはできず、ましてや、その開き状態の調節は不可能であったため、臨場感に乏しく、風景の写真や絵画等を額に入れて飾る従来の壁掛けと何ら変わりがなくて、見る人に飽きがきやすい問題があった。
【0007】
一方、後者の疑似窓によるときは、窓枠に嵌殺窓を装着するものにあっては、風景の写真や絵画等を額に入れた従来の壁掛けと変わりがなかった。又、窓枠に引戸を装着した疑似窓にあっては、該引戸を開閉操作できる点で、嵌殺窓を装着する場合に比して臨場感を向上させはするが、窓全体を開放状態に見せることはできなかった。
【0008】
本発明は、かかる従来の屋内装飾用具や疑似窓の問題点に鑑みて開発されたものであり、開戸を実際に開閉操作することを可能として、同一の風景表示体であってもその開き状態に応じて見え方を変化させることができ、実際の窓を通して屋内から外の風景を眺めているかのような臨場感を以って外の風景を疑似的に見せることのできる疑似窓装置の提供を課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明は以下の手段を採用する。
即ち本発明に係る開戸付き疑似窓装置は、屋内の壁部に設けられる開戸付き疑似窓装置であって、窓枠の後部に、風景を表示した風景表示体が装着可能となされ、且つ前記窓枠の前部に、開戸が、屋内側に向けて開くように取り付けられていることを特徴とするものである。
【0010】
本発明に係る開戸付き疑似窓装置のより具体的な態様は、屋内の壁部に設けられる開戸付き疑似窓装置であって、窓枠の内部空間の後部に、風景を表示した風景表示体が装着可能となされ、且つ前記窓枠の前部に、開戸が、屋内側に向けて開くように取り付けられていることを特徴とするものである。
【0011】
本発明に係る開戸付き疑似窓装置のより具体的な他の態様は、屋内の壁部に嵌め込まれ或いは壁面に掛けられる、開戸付き疑似窓装置であって、矩形枠状なす窓枠の前後方向の中間部(中央部とは限らない)において、上の枠部の下面と下の枠部の上面に戸当が設けられると共に、窓枠の内部空間の後部に、透明支持板が、前記上下の戸当の後面に当接する如く固定状態に設けられ、又、該透明支持板の後側に形成された収容空所に、風景を表示した矩形板状の風景表示体を嵌め入れ可能となされている。又前記窓枠の左右の枠部の前縁部に、左右の開戸が、屋内側に向けて開くように取り付けられ、左右の開戸が閉じた状態で、その後面が前記上下の戸当で支持されるようになされていることを特徴とするものである。
【0012】
前記開戸付き疑似窓装置において、前記透明支持板は、その縁部が、前記上下の戸当の後側において前記窓枠の内周面に設けられた嵌入溝に嵌め入れられ、この状態で、該透明支持板の上下の前面が上下の戸当の後面に当接するように構成するのがよい。
【0013】
本発明に係る開戸付き疑似窓装置のより具体的なその他の態様は、屋内の壁部に嵌め込まれ或いは壁面に掛けられる、開戸付き疑似窓装置であって、矩形枠状なす窓枠の前後方向の中間部(中央部とは限らない)において、上の枠部の下面と下の枠部の上面に戸当が設けられると共に、窓枠の内部空間の後部に、透明支持板が、前記上下の戸当の後面に当接する如く固定状態に設けられ、又、該透明支持板の後側に形成された収容空所に、風景を表示した矩形板状の風景表示体を嵌め入れ可能となされている。又前記窓枠の左右の枠部の前縁部に、左右の開戸が、屋外側に向けて開くように取り付けられ、左右の開戸が閉じた状態で、その後面が前記上下の戸当で支持されるようになされている。又前記上の枠部は、前の分割枠と後の分割枠とに前後2分割され、前記下の枠部の内面、及び左右の枠部の内面に、前記透明支持板の縁部を嵌め入れるための嵌入溝が設けられると共に、前記後の分割枠の内面側には、前記透明支持板の縁部を嵌め入れるための嵌入溝を前記前の分割枠の後面との間で形成する切欠部が設けられていることを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜3において本発明に係る開戸付き疑似窓装置(以下疑似窓装置と言う)1は、例えば壁掛け式のものとして構成されており、窓枠2の後部に、風景を表示した風景表示体3が装着可能となされ、且つ前記窓枠2の前部に、開戸5が、屋内側に向けて開くように取り付けられている。
【0015】
該窓枠2は、図1〜3に示すように、上下の枠部6,7と左右の枠部9,10を枠組みしてなる、左右に長い矩形枠状に形成されており、その上の枠部6の下面の稍後寄り部位と、下の枠部7の上面の稍後寄り部位に、上下対向して且つ上の枠部6と下の枠部7の長さ方向に連続して、戸当11,12が設けられている。
【0016】
そして、上下の戸当11,12の後面13,15に当接する状態で、例えば透明アクリル板からなる透明支持板16が、その縁部17を、前記窓枠2の内周面に凹設した嵌入溝18に嵌め入れて付設されている。本実施の形態においては、該透明支持板16を付設するために、上の枠部6を前後2分割し、前側をなす前の分割枠19と後側をなす細幅の後の分割枠20としている。そして図3〜5に示すように、前記下の枠部7の内面22、及び左右の枠部9,10の内面23,24に、前記透明支持板16の縁部17を嵌め入れるための前記嵌入溝18を設けると共に、前記後の分割枠20の内面には、前の分割枠19の後面25との間で前記嵌入溝18を形成する切欠部26が設けられている。
【0017】
然して、前記透明支持板16を窓枠2に付設するに際しては、図6に示すように前記分割枠20を取り外した状態で、下の枠部7及び左右の枠部9,10の連続した嵌入溝18に、透明支持板16を落とし込みにより嵌め入れる。その後、図3に示すように、前記分割枠20を、前記前の分割枠19の後面25との間で形成される前記嵌入溝18に前記透明支持板16の上の縁部17に嵌め入れた状態で取り付け、該分割枠20の両端部分27,27を、図2、図4に示すように、左右の枠部9,10にビス28を以って固定する。これにより、透明支持板16を窓枠2に付設できる。
【0018】
このように付設された透明支持板16の後側に形成された収容空所29には、図3に示すように、風景を表した絵画や写真、印刷物等を前面に有する矩形板をなす風景表示体3が嵌め入れられ、その前面30が前記透明支持板16で支持される。そして、該支持された透明支持板16が脱落しないように、必要に応じ図3、図7に示すように、風景表示体3が保持具31により保持される。該透明支持板16は、風景表示体3を安定的に支持すると共に、風景表示体3が汚れたり傷付いたりするのを防止する。
【0019】
又、前記左右の枠部9,10の前縁部の内面側(前記窓枠2の前部)に、例えば透明なガラス戸として構成された前記左右の開戸5,5が、屋内側に向けて開くように蝶番32を介して取り付けられている。これにより両開戸5,5は観音開き状に開閉でき、両開戸5,5が閉じた状態で、図3に示すように、その後面側の上下が、前記上下の戸当11,12で支持される。そして両開戸5,5の後面側には、図3、図6に示すように、その閉じた状態を保持するために、前記上の枠部6に設けた戸当11の下面中央部に取着された磁石33と吸着し得る磁性片35が取り付けられている。
【0020】
かかる構成を有する疑似窓装置1の前記収容空所29に前記風景表示体3を装着した状態で、窓枠2を、図1に示すように、通常の窓の配置を考慮して壁面36に掛けられた状態とする。この状態で、左右の開戸5,5は、窓枠2が形成する窓部37を所要状態に開閉できる。図1、図8は、該窓部37を全開した状態を示し、図9は窓部37を半開きにした状態を示し、又図2は、窓部37を完全に閉じた状態を示す。
【0021】
このような開戸5,5の開き状態の調節は、人が自由に行なうことができる。例えば、雨の日には完全に閉じた状態とし、晴れた日には、全開状態や半開き状態にでき、或いは、一方の開戸を閉じると共に他方の開戸を所要に開いた状態等にできる。又、花粉が飛散する時期や風邪をひいて寝込んだ場合等においては完全に閉じた状態とする。このように本発明によるときは、その日の体調や気分に応じて、又、季節や天候に応じて、実際の窓を開閉するような感覚で窓部37の開閉状態を所望に調節できる。
【0022】
かかることから、同一の風景表示体3ではあっても、開戸の開閉状態を変えることによって新鮮な見方ができ、実際の窓を通して屋内から外の風景を眺めているかのような臨場感を以って、外の風景を疑似的に見せることができる。
【0023】
図10〜11は、本発明の比較例として示す疑似窓装置であり、窓枠2の後縁部に取り付けた開戸5,5を屋外側に向けて開くように取り付けた場合を示すものである。このように疑似窓装置を構成した場合、図10に示すように、開戸5,5を半開き状態に開くことができるように構成するときは、窓枠2の後に大きく拡がるように空間39を設けなければならない。取り分け、両開戸5,5を図11に示すように全開状態にせんとすれば、窓枠の後に拡がる空間39の奥行きを一層大きくせざるを得ない。
【0024】
その結果、疑似窓装置の前後幅が異常に大きくなって装置が大型化する問題が生ずるだけでなく、窓枠を通して上方向や下方向或いは左方向や右方向を見たときにも風景が自然に現れるようにしなければならないために、即ち、後の壁面40が見えないようにするために、風景表示体3の上下幅や左右幅を、例えば図10〜11に示すように相当大きく設定せざるを得ない不具合がある。又、壁体を二重に形成しなければならないことになる。
【0025】
本発明は、このような不具合を、開戸5を屋内側に向けて開くように取り付けることによって解決するのである。
【0026】
〔その他の実施の形態〕
本発明は、前記実施の形態で示したものに限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内で種々の設計変更が可能であることはいうまでもない。その一例を挙げれば次のようである。
【0027】
(1) 前記実施の形態においては、開戸を観音開き状に構成しているが、図12に示すように、1枚の開戸5を左右の枠部9,10のいずれか一方の前縁部に片開き状に取り付けることもある。又図13に示すように1枚の開戸5を、上の枠部6の前縁部に屋内側に向けて上方向に開くように取り付けることもある。又図14に示すように、開戸5を、屋内側に向けて突出するように畳み状態に開くように構成することもできる。
【0028】
(2) 本発明に係る疑似窓装置1は、例えば図13、図15に示すように、壁部41に嵌込み状態に設けられることもある。
【0029】
(3) 本発明に係る疑似窓装置1は、前記風景表示体3が図16に示すように、窓枠2の後端開口部41を覆うように装着される場合もある。
【0030】
(4) 前記透明支持板16は、例えば図16に示すように省略されることもある。
【0031】
(5) 前記開戸5は、透明でも半透明でも、或いは不透明の板体(樹脂板等)からなるものであってもよい。
【0032】
(6) 本発明の疑似窓装置を構成する窓枠の形態は、前記実施の形態で示した矩形枠状をなすものには特定されず、上部が半丸や台形状を呈するもの等、各種の公知窓枠に似せて構成することができる。
【0033】
(7) 窓枠に2枚の開戸を取り付ける場合、両開戸の幅が異なることもある。
【0034】
【発明の効果】
本発明は以下の如き優れた効果を奏する。
(1) 本発明に係る疑似窓装置は、窓枠の後部に、風景を表示した風景表示体が装着可能となされ、且つ該窓枠の前部に開戸を屋内側に向けて開くように取り付ける構成を採用している。
従って本発明によるときは、窓枠の前後幅を実際の窓枠の前後幅と同程度に形成できながら、全開状態や半開き状態を含め、どのような開き角度であっても障害なく設定できる。
もしも、開戸を屋外側に向けて開くように取り付ける場合は、装置の前後幅を異常に大きく設定しなければならず、又、風景表示体の前後幅や上下幅をそれに応じて大きくしなければならない不具合が生ずるが、本発明によるときは、装置の小型化を達成できながら開戸の自由な開き状態を得ることができる。
かかることから本発明によるときは、窓の開閉状態が固定的である前記従来の屋内装飾用具におけるものとは異なり、開戸と風景表示体との間の距離に関係なく開戸を自由に開くことができ、気分や体調、季節等の時々に応じて開戸の開閉状態を、半開き状態や全開状態等、所要状態に調節できる。しかも、開戸の開き状態を人が実際に操作できることから、窓を通して屋内から外の風景を現実に眺めているかのような臨場感ある眺望雰囲気を醸し出すことができるのである。又、前記従来の引戸方式の疑似窓とは異なり窓部を全開できるために、かかる疑似窓によっては達成できない臨場感ある疑似眺望が可能となる。
【0035】
(2) 窓枠の上下の枠部に戸当を設けると共に、透明支持板の上下の縁部を該戸当の後面で支持させるときは、該透明支持板を窓枠に安定的に支持させることができ、これにより風景表示体を、透明支持板に重ね合わせた状態で前記上下の戸当を介して窓枠に安定的に装着できることになる。
このように構成する場合は、上下の戸当が、開戸の戸当として機能するだけでなく、風景表示体を安定支持するためにも寄与することになる。
【0036】
(3) 又、風景表示体を安定支持させるための透明支持板を窓枠に付設する場合、該窓枠の上枠を、前後2分割し、後の分割枠を着脱可能とすると共に、前記下の枠部の内面及び左右の枠部の内面に嵌入溝を設け、前記後の分割枠の内面には、前記前の分割枠の後面との間で嵌入溝を形成する切欠部を設ける構成を採用したときは、該後の分割枠を取り外した状態で透明支持板を、落とし込みによって、左右の枠部及び下の枠部の嵌入溝に縁部を嵌め入れて取り付け、その後、前記後の分割枠を左右の枠部に固定すると、該後の分割枠が形成する嵌入溝に透明支持板の上の縁部が嵌入した状態となり、これによって、透明支持板の全周の縁部が嵌入溝に安定的に嵌め入れられた状態となる。
そしてこの場合、透明支持板の上下の前面が前記上下の戸当と当接するように構成することにより、透明支持板を、嵌入溝と上下の戸当とによって一層安定的に支持させることができ、該透明支持板に重ね合わせられる風景表示体の装着状態の安定性向上を期し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る疑似窓装置を、開戸が開いた状態で示す斜視図である。
【図2】疑似窓装置を、開戸を閉じた状態で示す斜視図である。
【図3】疑似窓装置を、開戸が閉じた状態で示す断面図である。
【図4】疑似窓装置を説明する斜視図である。
【図5】その部分拡大斜視図である。
【図6】窓枠に透明支持板を嵌め入れる作業工程を説明する正面図である。
【図7】窓枠に装着した風景表示体を保持具で保持した状態を示す背面図である。
【図8】窓部の全開状態を示す正面図である。
【図9】窓部を半開きにした状態を示す平面図である。
【図10】開戸を屋外側に向けて開くように取り付けた場合の問題点を説明する断面図である。
【図11】開戸を屋外側に向けて開くように取り付けた場合の問題点を説明する断面図である。
【図12】1枚の開戸を具える疑似窓装置を示す平面図である。
【図13】1枚の開戸を上方向に開くように取り付けた疑似窓装置を示す側面図である。
【図14】開戸を折畳み状態に開くように設けた疑似窓装置を示す斜視図である。
【図15】疑似窓装置を壁部に嵌め込み状態に設けた使用状態を示す斜視図である。
【図16】窓枠の後端開口部を覆うように風景表示体を装着した状態を示す一部断面側面図である。
【符号の説明】
1 疑似窓装置
2 窓枠
3 風景表示体
5 開戸
6 上の枠部
7 下の枠部
9 左の枠部
10 右の枠部
11 戸当
12 戸当
16 透明支持板
17 縁部
18 嵌入溝
19 前の分割枠
20 後の分割枠
26 切欠部
29 収容空所
36 壁面
37 窓部
【発明の属する技術分野】
本発明は、屋内の壁部に嵌め込まれたり壁面に掛けられた状態で設けられることによって、あたかも窓を通して外の風景を眺めているかのような印象を与えることのできる開戸付き疑似窓装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
窓を通して屋内から外の風景を眺めているかのような印象を与えて、人にリラックス感や開放感を与えるように工夫された疑似窓装置としては、例えば特開2002−103897号公報が開示する屋内装飾用具や、実開平5−84732号公報が開示する疑似窓等が提案されている。
【0003】
前記屋内装飾用具は、半開きや全開等に設定した窓の開閉状態を遠近法を用いて描写したものを、厚紙や合成樹脂素材等を用いて模型化して構成されており、これを、風景の写真や絵画等の前面に配置することによって、あたかも窓を通して外の風景を眺めているかのような印象を与えんとするものであった。
【0004】
又前記疑似窓は、屋内の壁部に嵌め込まれ或いは壁面に掛けられる窓枠に、その前面内側において引戸を横移動可能に配置した構成を有しており、或いは、嵌殺窓を窓枠の前面内側に設ける構成を有していた。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−103897号公報(2−3頁、図1−図7)
【特許文献2】
実開平5−84732号公報(第4−5頁、図1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら前記構成の屋内装飾用具によるときは、窓の開閉状態が固定されており、人が窓を開閉操作することはできず、ましてや、その開き状態の調節は不可能であったため、臨場感に乏しく、風景の写真や絵画等を額に入れて飾る従来の壁掛けと何ら変わりがなくて、見る人に飽きがきやすい問題があった。
【0007】
一方、後者の疑似窓によるときは、窓枠に嵌殺窓を装着するものにあっては、風景の写真や絵画等を額に入れた従来の壁掛けと変わりがなかった。又、窓枠に引戸を装着した疑似窓にあっては、該引戸を開閉操作できる点で、嵌殺窓を装着する場合に比して臨場感を向上させはするが、窓全体を開放状態に見せることはできなかった。
【0008】
本発明は、かかる従来の屋内装飾用具や疑似窓の問題点に鑑みて開発されたものであり、開戸を実際に開閉操作することを可能として、同一の風景表示体であってもその開き状態に応じて見え方を変化させることができ、実際の窓を通して屋内から外の風景を眺めているかのような臨場感を以って外の風景を疑似的に見せることのできる疑似窓装置の提供を課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明は以下の手段を採用する。
即ち本発明に係る開戸付き疑似窓装置は、屋内の壁部に設けられる開戸付き疑似窓装置であって、窓枠の後部に、風景を表示した風景表示体が装着可能となされ、且つ前記窓枠の前部に、開戸が、屋内側に向けて開くように取り付けられていることを特徴とするものである。
【0010】
本発明に係る開戸付き疑似窓装置のより具体的な態様は、屋内の壁部に設けられる開戸付き疑似窓装置であって、窓枠の内部空間の後部に、風景を表示した風景表示体が装着可能となされ、且つ前記窓枠の前部に、開戸が、屋内側に向けて開くように取り付けられていることを特徴とするものである。
【0011】
本発明に係る開戸付き疑似窓装置のより具体的な他の態様は、屋内の壁部に嵌め込まれ或いは壁面に掛けられる、開戸付き疑似窓装置であって、矩形枠状なす窓枠の前後方向の中間部(中央部とは限らない)において、上の枠部の下面と下の枠部の上面に戸当が設けられると共に、窓枠の内部空間の後部に、透明支持板が、前記上下の戸当の後面に当接する如く固定状態に設けられ、又、該透明支持板の後側に形成された収容空所に、風景を表示した矩形板状の風景表示体を嵌め入れ可能となされている。又前記窓枠の左右の枠部の前縁部に、左右の開戸が、屋内側に向けて開くように取り付けられ、左右の開戸が閉じた状態で、その後面が前記上下の戸当で支持されるようになされていることを特徴とするものである。
【0012】
前記開戸付き疑似窓装置において、前記透明支持板は、その縁部が、前記上下の戸当の後側において前記窓枠の内周面に設けられた嵌入溝に嵌め入れられ、この状態で、該透明支持板の上下の前面が上下の戸当の後面に当接するように構成するのがよい。
【0013】
本発明に係る開戸付き疑似窓装置のより具体的なその他の態様は、屋内の壁部に嵌め込まれ或いは壁面に掛けられる、開戸付き疑似窓装置であって、矩形枠状なす窓枠の前後方向の中間部(中央部とは限らない)において、上の枠部の下面と下の枠部の上面に戸当が設けられると共に、窓枠の内部空間の後部に、透明支持板が、前記上下の戸当の後面に当接する如く固定状態に設けられ、又、該透明支持板の後側に形成された収容空所に、風景を表示した矩形板状の風景表示体を嵌め入れ可能となされている。又前記窓枠の左右の枠部の前縁部に、左右の開戸が、屋外側に向けて開くように取り付けられ、左右の開戸が閉じた状態で、その後面が前記上下の戸当で支持されるようになされている。又前記上の枠部は、前の分割枠と後の分割枠とに前後2分割され、前記下の枠部の内面、及び左右の枠部の内面に、前記透明支持板の縁部を嵌め入れるための嵌入溝が設けられると共に、前記後の分割枠の内面側には、前記透明支持板の縁部を嵌め入れるための嵌入溝を前記前の分割枠の後面との間で形成する切欠部が設けられていることを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜3において本発明に係る開戸付き疑似窓装置(以下疑似窓装置と言う)1は、例えば壁掛け式のものとして構成されており、窓枠2の後部に、風景を表示した風景表示体3が装着可能となされ、且つ前記窓枠2の前部に、開戸5が、屋内側に向けて開くように取り付けられている。
【0015】
該窓枠2は、図1〜3に示すように、上下の枠部6,7と左右の枠部9,10を枠組みしてなる、左右に長い矩形枠状に形成されており、その上の枠部6の下面の稍後寄り部位と、下の枠部7の上面の稍後寄り部位に、上下対向して且つ上の枠部6と下の枠部7の長さ方向に連続して、戸当11,12が設けられている。
【0016】
そして、上下の戸当11,12の後面13,15に当接する状態で、例えば透明アクリル板からなる透明支持板16が、その縁部17を、前記窓枠2の内周面に凹設した嵌入溝18に嵌め入れて付設されている。本実施の形態においては、該透明支持板16を付設するために、上の枠部6を前後2分割し、前側をなす前の分割枠19と後側をなす細幅の後の分割枠20としている。そして図3〜5に示すように、前記下の枠部7の内面22、及び左右の枠部9,10の内面23,24に、前記透明支持板16の縁部17を嵌め入れるための前記嵌入溝18を設けると共に、前記後の分割枠20の内面には、前の分割枠19の後面25との間で前記嵌入溝18を形成する切欠部26が設けられている。
【0017】
然して、前記透明支持板16を窓枠2に付設するに際しては、図6に示すように前記分割枠20を取り外した状態で、下の枠部7及び左右の枠部9,10の連続した嵌入溝18に、透明支持板16を落とし込みにより嵌め入れる。その後、図3に示すように、前記分割枠20を、前記前の分割枠19の後面25との間で形成される前記嵌入溝18に前記透明支持板16の上の縁部17に嵌め入れた状態で取り付け、該分割枠20の両端部分27,27を、図2、図4に示すように、左右の枠部9,10にビス28を以って固定する。これにより、透明支持板16を窓枠2に付設できる。
【0018】
このように付設された透明支持板16の後側に形成された収容空所29には、図3に示すように、風景を表した絵画や写真、印刷物等を前面に有する矩形板をなす風景表示体3が嵌め入れられ、その前面30が前記透明支持板16で支持される。そして、該支持された透明支持板16が脱落しないように、必要に応じ図3、図7に示すように、風景表示体3が保持具31により保持される。該透明支持板16は、風景表示体3を安定的に支持すると共に、風景表示体3が汚れたり傷付いたりするのを防止する。
【0019】
又、前記左右の枠部9,10の前縁部の内面側(前記窓枠2の前部)に、例えば透明なガラス戸として構成された前記左右の開戸5,5が、屋内側に向けて開くように蝶番32を介して取り付けられている。これにより両開戸5,5は観音開き状に開閉でき、両開戸5,5が閉じた状態で、図3に示すように、その後面側の上下が、前記上下の戸当11,12で支持される。そして両開戸5,5の後面側には、図3、図6に示すように、その閉じた状態を保持するために、前記上の枠部6に設けた戸当11の下面中央部に取着された磁石33と吸着し得る磁性片35が取り付けられている。
【0020】
かかる構成を有する疑似窓装置1の前記収容空所29に前記風景表示体3を装着した状態で、窓枠2を、図1に示すように、通常の窓の配置を考慮して壁面36に掛けられた状態とする。この状態で、左右の開戸5,5は、窓枠2が形成する窓部37を所要状態に開閉できる。図1、図8は、該窓部37を全開した状態を示し、図9は窓部37を半開きにした状態を示し、又図2は、窓部37を完全に閉じた状態を示す。
【0021】
このような開戸5,5の開き状態の調節は、人が自由に行なうことができる。例えば、雨の日には完全に閉じた状態とし、晴れた日には、全開状態や半開き状態にでき、或いは、一方の開戸を閉じると共に他方の開戸を所要に開いた状態等にできる。又、花粉が飛散する時期や風邪をひいて寝込んだ場合等においては完全に閉じた状態とする。このように本発明によるときは、その日の体調や気分に応じて、又、季節や天候に応じて、実際の窓を開閉するような感覚で窓部37の開閉状態を所望に調節できる。
【0022】
かかることから、同一の風景表示体3ではあっても、開戸の開閉状態を変えることによって新鮮な見方ができ、実際の窓を通して屋内から外の風景を眺めているかのような臨場感を以って、外の風景を疑似的に見せることができる。
【0023】
図10〜11は、本発明の比較例として示す疑似窓装置であり、窓枠2の後縁部に取り付けた開戸5,5を屋外側に向けて開くように取り付けた場合を示すものである。このように疑似窓装置を構成した場合、図10に示すように、開戸5,5を半開き状態に開くことができるように構成するときは、窓枠2の後に大きく拡がるように空間39を設けなければならない。取り分け、両開戸5,5を図11に示すように全開状態にせんとすれば、窓枠の後に拡がる空間39の奥行きを一層大きくせざるを得ない。
【0024】
その結果、疑似窓装置の前後幅が異常に大きくなって装置が大型化する問題が生ずるだけでなく、窓枠を通して上方向や下方向或いは左方向や右方向を見たときにも風景が自然に現れるようにしなければならないために、即ち、後の壁面40が見えないようにするために、風景表示体3の上下幅や左右幅を、例えば図10〜11に示すように相当大きく設定せざるを得ない不具合がある。又、壁体を二重に形成しなければならないことになる。
【0025】
本発明は、このような不具合を、開戸5を屋内側に向けて開くように取り付けることによって解決するのである。
【0026】
〔その他の実施の形態〕
本発明は、前記実施の形態で示したものに限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内で種々の設計変更が可能であることはいうまでもない。その一例を挙げれば次のようである。
【0027】
(1) 前記実施の形態においては、開戸を観音開き状に構成しているが、図12に示すように、1枚の開戸5を左右の枠部9,10のいずれか一方の前縁部に片開き状に取り付けることもある。又図13に示すように1枚の開戸5を、上の枠部6の前縁部に屋内側に向けて上方向に開くように取り付けることもある。又図14に示すように、開戸5を、屋内側に向けて突出するように畳み状態に開くように構成することもできる。
【0028】
(2) 本発明に係る疑似窓装置1は、例えば図13、図15に示すように、壁部41に嵌込み状態に設けられることもある。
【0029】
(3) 本発明に係る疑似窓装置1は、前記風景表示体3が図16に示すように、窓枠2の後端開口部41を覆うように装着される場合もある。
【0030】
(4) 前記透明支持板16は、例えば図16に示すように省略されることもある。
【0031】
(5) 前記開戸5は、透明でも半透明でも、或いは不透明の板体(樹脂板等)からなるものであってもよい。
【0032】
(6) 本発明の疑似窓装置を構成する窓枠の形態は、前記実施の形態で示した矩形枠状をなすものには特定されず、上部が半丸や台形状を呈するもの等、各種の公知窓枠に似せて構成することができる。
【0033】
(7) 窓枠に2枚の開戸を取り付ける場合、両開戸の幅が異なることもある。
【0034】
【発明の効果】
本発明は以下の如き優れた効果を奏する。
(1) 本発明に係る疑似窓装置は、窓枠の後部に、風景を表示した風景表示体が装着可能となされ、且つ該窓枠の前部に開戸を屋内側に向けて開くように取り付ける構成を採用している。
従って本発明によるときは、窓枠の前後幅を実際の窓枠の前後幅と同程度に形成できながら、全開状態や半開き状態を含め、どのような開き角度であっても障害なく設定できる。
もしも、開戸を屋外側に向けて開くように取り付ける場合は、装置の前後幅を異常に大きく設定しなければならず、又、風景表示体の前後幅や上下幅をそれに応じて大きくしなければならない不具合が生ずるが、本発明によるときは、装置の小型化を達成できながら開戸の自由な開き状態を得ることができる。
かかることから本発明によるときは、窓の開閉状態が固定的である前記従来の屋内装飾用具におけるものとは異なり、開戸と風景表示体との間の距離に関係なく開戸を自由に開くことができ、気分や体調、季節等の時々に応じて開戸の開閉状態を、半開き状態や全開状態等、所要状態に調節できる。しかも、開戸の開き状態を人が実際に操作できることから、窓を通して屋内から外の風景を現実に眺めているかのような臨場感ある眺望雰囲気を醸し出すことができるのである。又、前記従来の引戸方式の疑似窓とは異なり窓部を全開できるために、かかる疑似窓によっては達成できない臨場感ある疑似眺望が可能となる。
【0035】
(2) 窓枠の上下の枠部に戸当を設けると共に、透明支持板の上下の縁部を該戸当の後面で支持させるときは、該透明支持板を窓枠に安定的に支持させることができ、これにより風景表示体を、透明支持板に重ね合わせた状態で前記上下の戸当を介して窓枠に安定的に装着できることになる。
このように構成する場合は、上下の戸当が、開戸の戸当として機能するだけでなく、風景表示体を安定支持するためにも寄与することになる。
【0036】
(3) 又、風景表示体を安定支持させるための透明支持板を窓枠に付設する場合、該窓枠の上枠を、前後2分割し、後の分割枠を着脱可能とすると共に、前記下の枠部の内面及び左右の枠部の内面に嵌入溝を設け、前記後の分割枠の内面には、前記前の分割枠の後面との間で嵌入溝を形成する切欠部を設ける構成を採用したときは、該後の分割枠を取り外した状態で透明支持板を、落とし込みによって、左右の枠部及び下の枠部の嵌入溝に縁部を嵌め入れて取り付け、その後、前記後の分割枠を左右の枠部に固定すると、該後の分割枠が形成する嵌入溝に透明支持板の上の縁部が嵌入した状態となり、これによって、透明支持板の全周の縁部が嵌入溝に安定的に嵌め入れられた状態となる。
そしてこの場合、透明支持板の上下の前面が前記上下の戸当と当接するように構成することにより、透明支持板を、嵌入溝と上下の戸当とによって一層安定的に支持させることができ、該透明支持板に重ね合わせられる風景表示体の装着状態の安定性向上を期し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る疑似窓装置を、開戸が開いた状態で示す斜視図である。
【図2】疑似窓装置を、開戸を閉じた状態で示す斜視図である。
【図3】疑似窓装置を、開戸が閉じた状態で示す断面図である。
【図4】疑似窓装置を説明する斜視図である。
【図5】その部分拡大斜視図である。
【図6】窓枠に透明支持板を嵌め入れる作業工程を説明する正面図である。
【図7】窓枠に装着した風景表示体を保持具で保持した状態を示す背面図である。
【図8】窓部の全開状態を示す正面図である。
【図9】窓部を半開きにした状態を示す平面図である。
【図10】開戸を屋外側に向けて開くように取り付けた場合の問題点を説明する断面図である。
【図11】開戸を屋外側に向けて開くように取り付けた場合の問題点を説明する断面図である。
【図12】1枚の開戸を具える疑似窓装置を示す平面図である。
【図13】1枚の開戸を上方向に開くように取り付けた疑似窓装置を示す側面図である。
【図14】開戸を折畳み状態に開くように設けた疑似窓装置を示す斜視図である。
【図15】疑似窓装置を壁部に嵌め込み状態に設けた使用状態を示す斜視図である。
【図16】窓枠の後端開口部を覆うように風景表示体を装着した状態を示す一部断面側面図である。
【符号の説明】
1 疑似窓装置
2 窓枠
3 風景表示体
5 開戸
6 上の枠部
7 下の枠部
9 左の枠部
10 右の枠部
11 戸当
12 戸当
16 透明支持板
17 縁部
18 嵌入溝
19 前の分割枠
20 後の分割枠
26 切欠部
29 収容空所
36 壁面
37 窓部
Claims (5)
- 屋内の壁部に設けられる開戸付き疑似窓装置であって、窓枠の後部に、風景を表示した風景表示体が装着可能となされ、且つ前記窓枠の前部に、開戸が、屋内側に向けて開くように取り付けられていることを特徴とする開戸付き疑似窓装置。
- 屋内の壁部に設けられる開戸付き疑似窓装置であって、窓枠の内部空間の後部に、風景を表示した風景表示体が装着可能となされ、且つ前記窓枠の前部に、開戸が、屋内側に向けて開くように取り付けられていることを特徴とする開戸付き疑似窓装置。
- 屋内の壁部に嵌め込まれ或いは壁面に掛けられる、開戸付き疑似窓装置であって、矩形枠状なす窓枠の前後方向の中間部において、上の枠部の下面と下の枠部の上面に戸当が設けられると共に、窓枠の内部空間の後部に、透明支持板が、前記上下の戸当の後面に当接する如く固定状態に設けられ、又、該透明支持板の後側に形成された収容空所に、風景を表示した矩形板状の風景表示体を嵌め入れ可能となされており、又前記窓枠の左右の枠部の前縁部に、左右の開戸が、屋内側に向けて開くように取り付けられ、左右の開戸が閉じた状態で、その後面が前記上下の戸当で支持されるようになされていることを特徴とする開戸付き疑似窓装置。
- 前記透明支持板はその縁部が、前記上下の戸当の後側において前記窓枠の内周面に設けられた嵌入溝に嵌め入れられ、この状態で、該透明支持板の上下の前面が上下の戸当の後面に当接することを特徴とする請求項3記載の開戸付き疑似窓装置。
- 屋内の壁部に嵌め込まれ或いは壁面に掛けられる、開戸付き疑似窓装置であって、矩形枠状なす窓枠の前後方向の中間部において、上の枠部の下面と下の枠部の上面に戸当が設けられると共に、窓枠の内部空間の後部に、透明支持板が、前記上下の戸当の後面に当接する如く固定状態に設けられ、又、該透明支持板の後側に形成された収容空所に、風景を表示した矩形板状の風景表示体を嵌め入れ可能となされており、又前記窓枠の左右の枠部の前縁部に、左右の開戸が、屋内側に向けて開くように取り付けられ、左右の開戸が閉じた状態で、その後面が前記上下の戸当で支持されるようになされており、
又前記上の枠部は、前の分割枠と後の分割枠とに前後2分割され、前記下の枠部の内面、及び左右の枠部の内面に、前記透明支持板の縁部を嵌め入れるための嵌入溝が設けられると共に、前記後の分割枠の内面側には、前記透明支持板の縁部を嵌め入れるための嵌入溝を前記前の分割枠の後面との間で形成する切欠部が設けられていることを特徴とする開戸付き疑似窓装置。
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Cited By (2)
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CN111167126A (zh) * | 2020-01-08 | 2020-05-19 | 深圳华侨城卡乐技术有限公司 | 一种假窗装置 |
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2002
- 2002-12-03 JP JP2002351441A patent/JP2004183318A/ja active Pending
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