JP2004114379A - 金型の製造方法及びこの方法に用いる液体吐出装置 - Google Patents

金型の製造方法及びこの方法に用いる液体吐出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】微細な凹凸を有する各種素子(導光板等の光学素子を含む。)を製造するための金型の製造方法において、安価な装置を用いて金型の製造にかかる加工時間を短縮する。
【解決手段】本発明は、微細な凹凸パターンを有する金型の製造方法に関するものであり、液体を基材99に着弾させて、直径約0.1〜約30μmのドット、幅約0.1〜約30μmの突条又はこれらを組み合わせた凹凸を基材99に形成することにより、所望の凹凸パターンを有する母型40を形成する母型形成工程と、前記母型形成工程の後に、電鋳加工処理により母型40に対してニッケル金属を電気化学的に析出させて、母型40と鏡像関係の金型50を製造する金型製造工程と、を備える。
【選択図】       図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、微細な凹凸パターンを有する金型の製造方法及びこの方法に用いる液体吐出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年では、携帯電話等の小型の表示画面からテレビ、パソコン用モニタ等の大型の表示画面に至るまで、画像、動画等を表示する表示手段として液晶表示装置が広く利用されている。液晶表示装置においては、液晶自体が発光しないため、一般的に、液晶表示装置の背面に蛍光管等のバックライトとアクリル樹脂等から成形された導光板とを設置し、バックライトから光を導光板に入射させて導光板の発光面全体を発光させることで、液晶表示装置を背面から照明している。
【0003】
ところで、上記バックライト型液晶表示装置では、バックライトの光を発光面から効率的に発光させるため、導光板の裏面側に微細な凹凸パターンを形成するのが一般的となっているが、導光板以外にも、光スイッチ、光トランシーバ、光合分波器、光アッテネータ、光カプラ等の光学素子の全般にわたって光を伝播させる基材には、光を効率良く伝播させるための微細な凹凸パターンが形成されている。
【0004】
微細な凹凸パターンを有する基材を製造するには、例えば、まず、所定の透過孔を有するマスクを介してイオンビーム、レーザ等のエネルギービームを被加工物に照射して被加工物の所望の位置に微細な凹凸パターンを直接的に形成し、その後、この被加工物を母型として、これと鏡像関係にある金型を電鋳加工処理等により製造し、最終的に、この金型を利用して、母型と同様の微小な凹凸パターンを間接的に形成した基材を量産できる(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
また、被加工物に微細な凹凸パターンを直接的に形成する場合に、従来のインクジェット方式により液滴を被加工物に吐出して凹凸パターンを形成することも考えられる。このインクジェット記録方式には、圧電素子の振動によりインク流路を変形させることによりインク液滴を吐出させるピエゾ方式、インク流路ないに発熱体を設け、その発熱体を発熱させて気泡を発生させ、気泡によるインク流路内の圧力変化に応じてインク液滴を吐出させるサーマル方式、インク流路内のインクを帯電させてインクの静電吸引力によりインク液滴を吐出させる静電吸引方式が知られている。
【0006】
【特許文献1】
特開平8−264511号公報
【特許文献2】
特開平8−238774号公報
【特許文献3】
特開2000−127410号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したような金型の製造方法では、母型を形成する工程において、被加工物にエネルギービームを照射しながら被加工物に凹凸パターンを形成しなければならず、この工程にかかる加工時間が長い。また、このような金型の製造方法に用いる(詳しくは、母型の形成工程に用いる)微細加工装置は、エネルギービーム源といった高価な部材を必要とするため、非常に高価な装置となる。
【0008】
またインクジェット方式を適用する場合には、以下の問題があった。
(1)微小液滴形成の安定性
ノズル径が大きいため、ノズルから吐出される液滴の形状が安定しない。
(2)微小液滴の着弾精度の不足
ノズルから吐出した液滴に付与される運動エネルギーは、液滴半径の3乗に比例して小さくなる。このため、微小液滴は空気抵抗に耐えるほどの十分な運動エネルギーを確保できず、空気対流などによる擾乱を受け、正確な着弾が期待出来ない。さらに、液滴が微細になるほど、表面張力の効果が増すために、液滴の蒸気圧が高くなり蒸発量が激しくなる。このため微細液滴は、飛翔中の著しい質量の消失を招き、着弾時に液滴の形態を保つことすら難しいという事情があった。
以上のように液滴の微細化と高精度化は、相反する課題であり、両方を同時に実現することは困難であった。
【0009】
(3)高印加電圧
従来の静電吸引方式の原理では、メニスカスの中心に電荷を集中させてメニスカスの隆起を発生する。この隆起したテーラーコーン先端部の曲率半径は、電荷の集中量により定まり、集中した電荷量と電界強度による静電力がそのときのメニスカスの表面張力より勝った時に液滴の分離が始まる。
メニスカスの最大電荷量は、インクの物性値とメニスカス曲率半径により定まるため、最小の液滴のサイズはインクの物性値(特に表面張力)とメニスカス部に形成される電界強度により定まる。
一般的に、液体の表面張力は純粋な溶媒よりも溶剤を含んだ方が表面張力は低くなる傾向があり、実際のインクにおいても種々の溶剤を含んでいるため、表面張力を高くすることは難しい。このため、インクの表面張力を一定と考え、電界強度を高くすることにより液滴サイズを小さくする方法が採られていた。
従って、上記の特許文献2、3に開示されたインクジェット装置では、両者とも吐出原理として、吐出液滴の投影面積よりもはるかに広い面積のメニスカス領域に強い電界強度のフィールドを形成することにより該メニスカスの中心に電荷を集中させ、該集中した電荷と形成している電界強度からなる静電力により吐出を行うため、2000[V]に近い非常に高い電圧を印加する必要があり、駆動制御が難しいと共に、インクジェット装置を操作するうえでの安全性の面からも問題があった。
(4)吐出応答性
上記の特許文献2、3に開示されたインクジェット装置では、両者とも吐出原理として、吐出液滴の投影面積よりもはるかに広い面積のメニスカス領域に強い電界強度のフィールドを形成することにより該メニスカスの中心に電荷を集中させ、該集中した電荷と形成している電界強度からなる静電力により吐出を行うため、メニスカス部の中心に電荷が移動するための電荷の移動時間が吐出応答性に影響し、印字速度の向上において問題となっていた。
【0010】
本発明の課題は、微細な凹凸を有する各種素子(導光板等の光学素子を含む。)を製造するための金型の製造方法であって、安価な装置を用いて金型の製造にかかる加工時間を短縮できる金型の製造方法を提供する。また、本発明の他の課題は、この金型の製造方法に用いる(特に、母型の形成工程に用いる)液体吐出装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、
微細な凹凸パターンを有する金型の製造方法において、
液体を基材に着弾させて、直径約0.1〜約30μmのドット、幅約0.1〜約30μmの突条又はこれらを組み合わせた凹凸を基材に形成することにより、所望の凹凸パターンを有する母型を形成する母型形成工程と、
前記母型形成工程の後に、電鋳加工処理により前記母型に対して所定の金属を電気化学的に析出させて、前記母型と鏡像関係の金型を製造する金型製造工程と、
を備えることを特徴とする。
【0012】
請求項1に記載の発明では、母型形成工程において、従来のようにエネルギービームを基材に照射しながら基材に凹凸パターンを形成するのではなく、基材に対して直接的に液体を着弾させて凹凸パターンを形成している。従って、例えば、インクジェット方式による装置を用いて基材に直接的に液体を着弾させて凹凸パターンを形成すれば、従来よりも安価な装置を用いてこの母型形成工程にかかる加工時間を短縮することができ、ひいては安価な装置を用いて金型の製造にかかる加工時間を短縮できる。
【0013】
ここで、請求項2又は3に記載の発明のように、前記液体は、光の被照射により硬化する光硬化型樹脂であってもよいし、加熱により硬化する熱硬化型樹脂であってもよい。
【0014】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の金型の製造方法に用いる液体吐出装置において、
帯電した前記液体の吐出を受ける受け面を有する前記基材にその先端部を対向させて配置されると共に当該先端部から前記液体を吐出する超微細径のノズルと、
前記ノズル内に前記液体を供給する液体供給手段と、
前記ノズル内の前記液体に吐出電圧を印加する吐出電圧印加手段と、
を備えることを特徴とする。
【0015】
請求項4に記載の構成にあっては、ノズルの先端部に液滴の受け面が対向するように、ノズル又は基材が配置される。これら相互の位置関係を実現するための配置作業は、ノズルの移動又は基材の移動のいずれにより行ってもよい。
そして、液体供給手段によりノズル内に液体が供給される。ノズル内の液体は吐出を行うために帯電した状態にあることが要求される。液体の帯電は、吐出電圧を印加する吐出電圧印加手段により、吐出されない範囲での電圧印加により行ってもよいし、帯電専用の電極を設けてもよい。
【0016】
請求項4に記載の構成にあっては、ノズルを従来にない超微細径とすることでノズル先端部に電界を集中させて電界強度を高めることに特徴がある。ノズルの小径化に関しては後の記載により詳述する。かかる場合、ノズルの先端部に対向する対向電極がなくとも液滴の吐出を行うことが可能である。例えば、対向電極が存在しない状態で、ノズル先端部に対向させて基材を配置した場合、当該基材が導体である場合には、基材の受け面を規準としてノズル先端部の面対称となる位置に逆極性の鏡像電荷が誘導され、基材が絶縁体である場合には、基材の受け面を規準として基材の誘電率により定まる対称位置に逆極性の映像電荷が誘導される。そして、ノズル先端部に誘起される電荷と鏡像電荷又は映像電荷間での静電力により液滴の飛翔が行われる。
【0017】
但し、本発明の構成は、対向電極を不要とすることを可能とするが、対向電極を併用しても構わない。対向電極を併用することで、ノズル−対向電極間での電界による静電力を飛翔電極の誘導のために併用することも可能となるし、対向電極を接地すれば、帯電した液滴の電荷を対向電極を介して逃がすことができ、電荷の蓄積を低減する効果も得られるので、むしろ併用することが望ましい構成といえる。
【0018】
請求項4に記載の発明を引用する引用発明として、請求項4に記載の発明と同様の構成を備えると共に、吐出電圧を一定とし、その動作周波数を、
f=σ/2πε
で表される境界値fよりも大きな値と小さな値とを切り替えることで吐出と停止とを切り替える動作制御を行う周波数制御手段を備える、という構成を採ってもよい。ただし、σ:液体の導電率、ε:液体の比誘電率とする。
【0019】
上記構成では、請求項4に記載の発明と同様の動作が行われると共に、ノズル内の液体に対して、液滴の吐出が可能な電位の吐出電圧を連続的に印加すると共に、その周波数の変動により吐出動作のオンオフの制御を行う。即ち、境界値f=σ/2πεは、液体の導電率及び比誘電率に基づく帯電速度に応じて決定される臨界周波数であって、これ以上の周波数で吐出電圧が印加された場合、例え電位が適正範囲であっても、液滴の吐出は行われない。従って、ノズル内の液体に、吐出可能な電位の吐出電圧を連続的に印加し続けると共に、吐出を行わないときには、その周波数を境界値fよりも大きい状態に維持し、吐出を行う際には境界値fよりも小さい状態に切り替えることで液滴の吐出を行うことができる。
【0020】
また、吐出電圧の周波数を切り替えることで液滴吐出のオンオフを制御する場合、吐出電圧の印加のオンオフにより液滴吐出のオンオフ切り替える場合や吐出電圧の電位の高低により液滴吐出のオンオフ切り替える場合よりも時間応答性に優れており、再吐出の際の応答性の向上を図ることができる。
【0021】
請求項4に記載の発明を引用する引用発明として、請求項4に記載の発明と同様の構成を備えると共に、少なくともノズルの流路の内側面を絶縁化すると共に、流路内の液体の周囲であって絶縁化した部分よりも外側に流動供給用電極を設ける、という構成を採ってもよい。
【0022】
上記構成において、「絶縁化した部分よりも外側に流動供給用電極を設ける」とは、ノズルの内側に絶縁膜を介して流動供給用電極を設ける場合も、ノズル全体を絶縁素材で形成すると共にノズルの外側に流動供給用電極を設ける場合も含むことを意味するものである。
【0023】
一般に、管路の内面を絶縁すると共に当該絶縁部を介して設けた電極と、管路の内側の液体に電圧を印加する電極ととにより相互間に電位差を設けて各電極に電圧を印加すると、絶縁された管路の内面に対する液体のぬれ性が向上するという、いわゆるエレクトロウェッティング現象の効果を得ることができる。
上記発明の構成にあっては、ノズルの内側面を絶縁化した部分の外側に設けられた流動供給用電極による印加電圧と吐出電圧印加手段による印加電圧とに電位差を設けることで、エレクトロウェッティング効果によりノズル内のぬれ性の向上を図ることができ、エレクトロウェッティング効果によるノズル内への液体供給の円滑化を図ることができる。
【0024】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の液体吐出装置において、
前記ノズルのノズル径が20μm未満であることを特徴とする。
【0025】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の液体吐出装置において、
前記ノズルのノズル径が8μm以下であることを特徴とする。
【0026】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の液体吐出装置において、
前記ノズルのノズル径が4μm以下であることを特徴とする。
【0027】
本発明において、「ノズル径」とは、ノズルの先端部の内部直径をいう。
ノズル径を20[μm]未満とすることにより、電界強度分布が狭くなる。このことにより、電界を集中させることができる。その結果、形成される液滴を微小で且つ形状の安定化したものとすることができると共に、総印加電圧を低減することができる。また、液滴は、ノズルから吐出された直後、電界と電荷の間に働く静電力により加速されるが、ノズルから離れると電界は急激に低下するので、その後は、空気抵抗により減速する。しかしながら、微小液滴でかつ電界が集中した液滴は、対向電極に近づくにつれ、鏡像力により加速される。この空気抵抗による減速と鏡像力による加速とのバランスをとることにより、微小液滴を安定に飛翔させ、着弾精度を向上させることが可能となる。
【0028】
また、ノズルの内部直径は、8[μm]以下であることが好ましい。ノズルの内部直径を8[μm]以下とすることにより、さらに電界を集中させることが可能となり、さらなる液滴の微小化と、飛翔時に対向電極の距離の変動が電界強度分布に影響することを低減させることができるので、対向電極の位置精度や基材の特性や厚さの液滴形状への影響や着弾精度への影響を低減することができる。
【0029】
さらに、ノズルの内部直径を4[μm]以下とすることにより、顕著な電界の集中を図ることができ、最大電界強度を高くすることができ、形状の安定な液滴の超微小化と、液滴の初期吐出速度を大きくすることができる。これにより、飛翔安定性が向上することにより、着弾精度をさらに向上させ、吐出応答性を向上することができる。
【0030】
また、ノズルの内部直径は0.2[μm]より大きい方が望ましい。ノズルの内径を0.2[μm]より大きくすることで、液滴の帯電効率を向上させることができるので、液滴の吐出安定性を向上させることができる。
さらに、上記各請求項及び請求項4に記載の発明を引用する引用発明の構成において、
(1)ノズルを電気絶縁材で形成し、ノズル内に電極を挿入あるいはメッキ形成ことが好ましい。
(2)上記各請求項の構成又は上記(1)の構成において、ノズルを電気絶縁材で形成し、ノズル内に電極を挿入或いはメッキ形成すると共にノズルの外側に電極を設けることが好ましい。
(1)及び(2)により、上記各請求項による作用効果に加え、吐出力を向上させることができるので、ノズル径をさらに微小化しても、低電圧で液を吐出することができる。
(3)上記各請求項の構成、上記(1)又は(2)の構成において、基材を導電性材料または絶縁性材料により形成することが好ましい。
(4)上記各請求項の構成、上記(1)、(2)又は(3)の構成において、ノズルに印加する電圧Vを
【数1】
Figure 2004114379
で表される流域において駆動することが好ましい。
ただし、γ:液体の表面張力、ε:真空の誘電率、r:ノズル半径、h:ノズル−基板間距離、k:ノズル形状に依存する比例定数(1.5<k<8.5)とする。
(5)上記各請求項の構成、上記(1)、(2)、(3)又は(4)の構成において、印加する任意波形電圧が1000V以下であることが好ましい。
(6)上記各請求項の構成、上記(1)、(2)、(3)、(4)又は(5)の構成において、印加する任意波形電圧が500V以下であることが好ましい。
基材を導電性または絶縁性の基材ホルダーに裁置ことが好ましい。
(7)上記各請求項の構成、上記(1)〜(6)いずれかの構成において、ノズルと基板との距離が500[μm]以下とすることが、ノズル径を微細にした場合でも高い着弾精度を得ることができるので好ましい。
(8)上記各請求項の構成、上記(1)〜(7)いずれかの構成において、ノズル内の溶液に圧力を印加するように構成することが好ましい。
(9)上記各請求項の構成、上記(1)〜(8)いずれかの構成において、単一パルスによって吐出する場合、
【数2】
Figure 2004114379
により決まる時定数τ以上のパルス幅Δtを印加する構成としても良い。ただし、ε:流体の誘電率、σ:導電率とする。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。以下の本実施形態では、まず、本発明に係る液体吐出装置についての説明を行い、その後に液体吐出装置を用いた金型の製造方法についての説明を行う。
【0032】
なお、以下の各実施形態で説明する液体吐出装置のノズル径(内部直径)は、30[μm]以下であることが好ましく、さらに好ましくは20[μm]未満、さらに好ましくは8[μm]以下、さらに好ましくは4[μm]以下とすることが好ましい。また、ノズル径は、0.2[μm]より大きいことが好ましい。
【0033】
[液体吐出装置]
(液体吐出装置の全体構成)
以下、液体吐出装置について図1及び図2に基づいて説明する。図1は後述するノズル21に沿った液体吐出装置20の断面図であり、図2は液体の吐出動作と液体に印加される電圧との関係を示す説明図であって、特に図2(A)は吐出を行わない状態であり、図2(B)は吐出状態を示す。
【0034】
図1に示す通り、液体吐出装置20は、帯電可能な液体の液滴をその先端部から吐出する超微細径のノズル21と、ノズル21の先端部に対向する対向面を有すると共にその対向面で液滴の着弾を受ける基材99を支持する対向電極23と、ノズル21内の流路22に液体を供給する液体供給手段(図示略)と、ノズル21内の液体に吐出電圧を印加する吐出電圧印加手段25と、基材99に着弾した液滴に光を照射する光照射手段(図示略)と、対向電極23及び基材99を支持した状態で基材99の位置決め、位置調整等を行うXYステージ31と、を備えている。
なお、上記ノズル21と液体供給手段の一部の構成と吐出電圧印加手段25の一部の構成はノズルプレート26により一体的に形成されている。
【0035】
(ノズル)
上記ノズル21は、後述するノズルプレート26の下面層26cと共に一体的に形成されており、当該ノズルプレート26の平板面上から垂直に立設されている。さらに、ノズル21にはその先端部からその中心線に沿って貫通するノズル内流路22が形成されている。
【0036】
ノズル21についてさらに詳説する。ノズル21は、前述の通り、超微細径で形成されている。具体的な各部の寸法の一例を挙げると、ノズル内の流路22の内部直径は1[μm]、ノズル21の先端部における外部直径は2[μm]、ノズル21の根元の直径は5[μm]、ノズル21の高さは100[μm]に設定されており、その形状は限りなく円錐形に近い円錐台形に形成されている。また、ノズル21はその全体がノズルプレート26の下面層26cと共に絶縁性の樹脂材により形成されている。
【0037】
なお、ノズルの各寸法は上記一例に限定されるものではない。特にノズル内径については、後述する電界集中の効果により液滴の吐出を可能とする吐出電圧が1000[V]未満を実現する範囲であって、例えば、ノズル直径70[μm]以下であり、より望ましくは、直径20[μm]以下であって、現行のノズル形成技術により液体を通す貫通穴を形成することが実現可能な範囲である直径をその下限値とする。
【0038】
また、図1の液体吐出装置20には、一つのノズル21のみを図示したが、実際の液体吐出装置20には、複数のノズル21がX軸方向(左右方向)及びY軸方向(前後方向)に沿ってマトリクス状に設けられている。
【0039】
(液体供給手段)
液体供給手段は、ノズルプレート26の内部であってノズル21の根元となる位置に設けられると共にノズル内流路22に連通する液室24と、図示しない外部の液体タンクから液室24に液体を導く液体供給路27と、液室24への液体の供給圧力を付与する図示しない供給ポンプとを備えている。
上記供給ポンプは、ノズル21の先端部まで液体を供給し、当該先端部からこぼれ出さない範囲の供給圧力を維持して液体の供給を行う(図2(A)参照)。
【0040】
(吐出電圧印加手段)
吐出電圧印加手段25は、ノズルプレート26の内部であって液室24とノズル内流路22との境界位置に設けられた吐出電圧印加用の吐出電極28と、この吐出電極28に常時直流のバイアス電圧を印加するバイアス電源30と、吐出電極28にバイアス電圧に重畳して吐出に要する電位とするパルス電圧を印加する吐出電圧電源29と、を備えている。
【0041】
上記吐出電極28は、液室24内部において液体に直接接触し、液体を帯電させると共に吐出電圧を印加する。
バイアス電源30によるバイアス電圧は、液体の吐出が行われない範囲で常時電圧印加を行うことにより、吐出時に印加すべき電圧の幅を予め低減し、これによる吐出時の反応性の向上を図っている。
【0042】
吐出電圧電源29は、液体の吐出を行う際にのみパルス電圧をバイアス電圧に重畳させて印加する。このときの重畳電圧Vは次式の条件を満たすようにパルス電圧の値が設定されている。
【数3】
Figure 2004114379
但し、γ:液体の表面張力、ε:真空の誘電率、r:ノズル半径、k:ノズル形状に依存する比例定数(1.5<k<8.5)とする。
一例を挙げると、バイアス電圧はDC300[V]で印加され、パルス電圧は100[V]で印される。従って、吐出の際の重畳電圧は400[V]となる。
【0043】
(ノズルプレート)
ノズルプレート26は、図1において最も上層に位置する上面層26aと、その下に位置する液体の供給路を形成する流路層26bと、この流路層26bのさらに下に形成される下面層26cとを備え、流路層26bと下面層26cとの間には前述した吐出電極28が介挿されている。
【0044】
上記上面層26aは、シリコン基板或いは絶縁性の高い樹脂又はセラミックにより形成され、その下に溶解可能な樹脂層を形成すると共に供給路27及び液室24のパターンに従う部分のみを残して除去し、除去された部分に絶縁樹脂層を形成する。この絶縁樹脂層が流路層26bとなる。そして、この絶縁樹脂層の下面に導電素材(例えばNiP)のメッキにより吐出電極28を形成し、さらにその下から絶縁性のレジスト樹脂層を形成する。このレジスト樹脂層が下面層26cとなるので、この樹脂層はノズル21の高さを考慮した厚みで形成される。そして、この絶縁性のレジスト樹脂層を電子ビーム法やフェムト秒レーザにより露光し、ノズル形状を形成する。ノズル内流路22もレーザ加工により形成される。
そして、供給路27及び液室24のパターンに従う溶解可能な樹脂層を除去し、これら供給路27及び液室24が開通してノズルプレートが完成する。
【0045】
(対向電極)
対向電極23は、ノズル21に垂直な対向面を備えており、かかる対向面に沿うように基材99の支持を行う。ノズル21の先端部から対向電極23の対向面までの距離は、一例としては100[μm]に設定される。
また、この対向電極23は接地されているため、常時接地電位を維持している。従って、パルス電圧の印加時には、ノズル21の先端部と対向面との間に生じる電界による静電力により吐出された液滴が対向電極23側に誘導される。
【0046】
なお、液体吐出装置20は、ノズル21の超微細化による当該ノズル21の先端部での電界集中により電界強度を高めることで液滴の吐出を行うことから、対向電極23による誘導がなくとも液滴の吐出を行うことは可能ではあるが、ノズル21と対向電極23との間での静電力による誘導が行われた方が望ましい。また、帯電した液滴の電荷を対向電極23の接地により逃がすことも可能である。
【0047】
(光照射手段)
光照射手段は、上記の通り、基材99に着弾した液滴に光を照射するものであって、図示しないが、基材99に着弾した液滴に光を照射できる位置(例えば、ノズル21近傍)に設けられている。ここでいう「光」とは、広義の光であって、紫外線,電子線,X線,可視光線、赤外線等を含むものである。しかし、光源のコスト等を考慮すると紫外線を照射する光照射手段を適用することが好ましい。
なお、紫外線を照射する「光源」としては、低圧水銀ランプ、紫外線レーザー、キセノンフラッシュランプ、捕虫灯、ブラックライト、殺菌灯、冷陰極管、LED(Light Emitting Diode)、LED高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、エキシマーランプ、無電極紫外線ランプ等が適用可能であり、これら以外の光源を適用してもよい。
【0048】
(XYステージ)
XYステージ31は、X軸方向(左右方向)に移動可能なXステージとY軸方向(前後方向)に移動可能なYステージとを積み重ねた載物台である。XYステージ31の上には、真空吸引機能を有するホルダ(図示略)が装着されている。
このXYステージ31は、ホルダにより基材99を真空吸引して固定し、更に各ステージにより基材99をX軸方向及び/又はY軸軸方向に微小移動させる。
【0049】
(液体)
本実施形態に用いられる液体は、液体供給手段から供給路27を通り液室24に供給され、その後、ノズル21の先端部から超微細な液滴として対向電極23側に吐出されて基材99に着弾する。この液体は、具体的に、光の被照射により硬化する光硬化型樹脂であり、特に照射される光の照度によって半硬化状態と完全硬化状態とに移行自在な性質を備えている。
【0050】
なお、ここでいう「光硬化型樹脂」とは、紫外線硬化型接着剤、フォトレジスト剤をいう。紫外線硬化型接着剤に含まれる紫外線硬化型モノマー、オリゴマーの成分は、エポキシアクリルレート、ウレタンアクリルレート、ポリブタジエンアクリルレート、ポリエステルアクリルレート等が適用可能であり、その反応形態は、ラジカル重合である。また、フォトレジスト剤にはポジ型及びネガ型があり、一般的な化学構造及び化学反応を化学式1及び2に示す。
【0051】
【化1】
ネガ型フォトレジスト
Figure 2004114379
【化2】
ポジ型フォトレジスト
Figure 2004114379
【0052】
(基材)
基材99としては、シリコン、二酸化ケイ素等の半導体材料、ガリウム砒素、アルミガリウム砒素、インジウムガリウム砒素等の量子素子材料、アルミ、ステンレス等の構造材料、タングステン、チタン、タングステンカーバイド、ボロンナイトライド、四窒化チタン、セラミックス等の難削材料又は高硬度材料、プラスチック、ポリイミド、ガラス、石英ガラス、光学ガラス、ルビー、サファイア、フッ化マグネシウム、ジンクセレン、ジンクテルル等の光学材料等が適用可能である。
【0053】
(液体吐出装置による微小液滴の吐出動作)
図1及び図2により液体吐出装置20の動作説明を行う。
液体供給手段の供給ポンプによりノズル内流路22には液体が供給された状態にあり、かかる状態でバイアス電源30により吐出電極28を介してバイアス電圧が液体に印加されている。かかる状態で、液体は帯電すると共に、ノズル21の先端部において液体による凹状に窪んだメニスカスが形成される(図2(A)参照)。
そして、吐出電圧電源29によりパルス電圧が印加されると、ノズル21の先端部では集中された電界の電界強度による静電力により液体がノズル21の先端側に誘導され、外部に突出した凸状メニスカスが形成されると共に、かかる凸状メニスカスの頂点に電界が集中し、ついには液体の表面張力に抗して液体が対向電極23側に吐出される(図2(B)参照)。
【0054】
(液体吐出装置を用いる金型の製造方法)
図1〜図4(特に図3及び図4)により液体吐出装置20を用いる金型の製造方法の説明を行う。図3及び図4は、液体吐出装置を用いる金型の製造方法を説明するための図面であり、特に図3は、基材99上に所定のドットパターンを形成する工程を説明するための図面であり、図4は、基材99上に形成されたドットパターンから金型を製造する工程を説明するための図面である。
【0055】
まず、所定の基材99をXYステージ31のホルダにセットし、ホルダにより基材99の裏面を真空吸引して基材99をXYステージ31に固定する。
その後、複数のノズル21のうちの所定のノズル21から基材99に液滴を吐出し、基材99に直径約0.1〜約30μmのドット状の液滴からなる所定のドットを形成する(図3(a)参照)。その後、基材99に着弾した各液滴に対して光照射手段から光を照射し、各液滴を半硬化させる(図3(b)参照)。その後、XYステージ31のXステージ及びYステージの少なくとも一方のステージを移動させることで、基材99の位置決め及び位置調整を行う。その後、基材99上において半硬化した状態の各液滴の隙間に、更に所定のノズル21から基材99に液滴を吐出して更なるドットを基材99に形成し(図3(c)参照)、これら各液滴に対して光照射手段から光を照射して各液滴を半硬化させる(図3(d)参照)。
【0056】
その後、このような基材99の移動、ドットの形成及び光の照射の各動作を繰り返すことで、基材99の所定領域に所望のドットパターンを形成し(図3(e)参照)、光の照射を受けていない各液滴に対して光照射手段から光を照射して全ての液滴を半硬化させる(図3(f)参照)。その後、基材99上において半硬化した状態の全ての液滴に対し更に光照射手段から光を照射して、これら全ての液滴を完全に硬化させる(図3(g)参照)。
【0057】
なお、各液滴を半硬化させるために一次的に照射する光としては、長波長の光を適用し、各液滴を完全に硬化させるために二次的に照射する光としては、一次的に照射される光よりも短波長の光を適用するのが好ましい。この場合において、一次的な長波長の光の照射では、各液滴の表層を硬化させて基材99上での各液滴の広がりを抑えられ、二次的な短波長の光の照射では、照射線が届き難い基材99近傍の各液滴の内部を硬化させて各液滴と基材99との密着性を高めることができる。
【0058】
その後、基材99の各面のうちの所定のドットパターンが形成された面に対して、スパッタリングにより金(Au)を成膜し、母型40が完成する(図4(a)参照)。その後、母型40に対して電鋳加工処理を行う。詳しくは、スルファミン酸ニッケル等の電解液中に母型40を入れ、母型40を陰極とすることで母型40にニッケル(Ni)を電気化学的に析出させる(図4(b)参照)。その後、ニッケルが所定の肉厚になった時点でニッケルの析出部分を母型40から剥離し、金の成膜面を有するとともに母型40と鏡像関係を有する金型50が製造される(図4(c)参照)。
【0059】
(まとめ)
以上のような液体吐出装置20では、微小径のノズル21により液滴の吐出を行うので、ノズル内流路22内で帯電した状態の液滴により電界が集中され、電界強度が高められる。このため、電界の集中化が行われない構造のノズルでは吐出に要する電圧が高くなり過ぎて事実上吐出不可能とされていた微細径でのノズルによる液体の吐出を低電圧で行うことを可能としている。
【0060】
そして、微細径であるがために、ノズルコンダクタンスの低さによりその単位時間あたりの吐出流量を低減する制御を容易に行うことができると共に、パルス幅を狭めることなく十分に小さな液滴(直径約0.1〜約30μmのドット状の液滴)による液体の吐出を実現している。
【0061】
さらに、吐出される各液滴は帯電されているので、微小の液滴であっても蒸気圧が低減され、蒸発を抑制することから液滴の質量の損失を低減し、飛翔の安定化を図り、液滴の着弾精度の低下を防止している。
【0062】
そして、液体吐出装置20を用いる金型50の製造方法では、母型40を形成する工程において、従来のようにエネルギービームを基材99に照射しながら基材99に凹凸パターンを形成するのではなく、基材99に対して直接的に液体を着弾させて凹凸パターンを形成している。従って、従来よりも安価な装置(つまり液体吐出装置20)を用いてこの母型40の形成工程にかかる加工時間を短縮することができ、ひいては安価な装置で金型50の製造にかかる加工時間を短縮できる。
【0063】
なお、この金型50は、導光板、光スイッチ、光トランシーバ、光合分波器、光アッテネータ、光カプラ等の光学素子を製造する際に好適に用いることができるものである。
【0064】
また、ノズル21にエレクトロウェッティング効果を得るために、ノズル21の外周に電極を設けるか、また或いは、ノズル内流路22の内面に電極を設け、その上から絶縁膜で被覆してもよい。そして、この電極に電圧を印加することで、吐出電極28により電圧が印加されている液体に対して、エレクトロウェッティング効果によりノズル内流路22の内面のぬれ性を高めることができ、ノズル内流路22への液体の供給を円滑に行うことができ、良好に吐出を行うと共に、吐出の応答性の向上を図ることが可能となる。
【0065】
また、吐出電圧印加手段25ではバイアス電圧を常時印加すると共にパルス電圧をトリガーとして液滴の吐出を行っているが、吐出に要する振幅で常時交流又は連続する矩形波を印加すると共にその周波数の高低を切り替えることで吐出を行う構成としてもよい。液滴の吐出を行うためには液体の帯電が必須であり、液体の帯電する速度を上回る周波数で吐出電圧を印加していても吐出が行われず、液体の帯電が十分に図れる周波数に替えると吐出が行われる。従って、吐出を行わないときには吐出可能な周波数より大きな周波数で吐出電圧を印加し、吐出を行う場合にのみ吐出可能な周波数帯域まで周波数を低減させる制御を行うことで、液体の吐出を制御することが可能となる。かかる場合、液体に印加される電位自体に変化はないので、より時間応答性を向上させると共に、これにより液滴の着弾精度を向上させることが可能となる。
【0066】
さらに、上記実施形態では、ノズル21から液体を液滴として吐出し複数のドットからなる所定のドットパターンを基材99上に形成する例を示したが、液滴によるドットに加えて又は液滴によるドットに代えて、ノズル21から液体を連続的に吐出するとともに基材99をXYステージ31の移動により移動させて、直線状、屈曲状、湾曲状若しくはこれらを組み合わせた形状の幅約0.1〜約30μmの突条パターンを基材99上に形成してもよい。この場合に、液滴によるドット同士、連続的に繋がる液体による突条同士又は液滴によるドットと連続的に繋がる液体による突条とを、互いに積層させるようにして所望の高さを有する凹凸パターンを基材99上に形成してもよい。
【0067】
詳しくは、例えば、図5(a)、(b)に示すように、略同様の大きさ(滴量)を有する液滴によるドットを順次積層して、略三角錐状の凹凸パターンを基材99上に形成してもよい。また、図5(c)、(d)に示すように、略同様の大きさ(滴量)を有する液滴によるドットを順次積層して、略円柱状の凹凸パターンを基材99上に形成してもよい。また、図5(e)、(f)に示すように、互いに異なる大きさ(滴量)を有する液滴によるドットを順次積層して、略円柱状の凹凸パターンを基材99上に形成してもよい。また、図5(g)に示すように、略同様の大きさ(滴量)を有する液滴によるドットを順次積層して、略三角柱状のドットの集合体を横に寝かせたしたような凹凸パターンを基材99上に形成してもよい。また、図5(h)に示すように、連続的に繋がる液体による突条を順次積層させるようにして、略三角柱状の突条の集合体を横に寝かせたような凹凸パターンを基材99上に形成してもよい。また、図5(i)に示すように、連続的に繋がる液体による湾曲した突条を基材99上に積層させるようにして、所望の凹凸パターンを形成してもよい。勿論、液滴によるドット同士、連続的に繋がる液体による突条同士又は液滴によるドットと連続的に繋がる液体による突条とを互いに組み合わせて、図5に示す以外の種々の凹凸パターンを基材99上に形成してもよい。
【0068】
また、上記の通りに基材99上に液滴を積層する場合に、基材99上に着弾した液滴に光照射手段より光を照射せずに次の新しい液滴を積層させてもよいし、基材99上に着弾した液滴に光照射手段より光を照射して液滴を半硬化させてから次の新しい液滴を積層させてもよいし、基材99上に着弾した液滴に光照射手段より光を照射して液滴を完全に硬化させてから次の新しい液滴を積層させてもよい。
【0069】
さらに、上記実施形態では、ノズル21から吐出される液体として光硬化型樹脂を適用した例を示したが、ノズル21から吐出される液体として、加熱により硬化する熱硬化型樹脂を適用してもよい。この場合、光照射手段に代えて、基材99に着弾した各液滴を加熱するための加熱手段(例えば、加熱ヒータ)を、液体吐出装置20に設ける必要がある。また、光照射手段及び加熱手段の両手段を液体吐出装置20に設けるとともに、光硬化型樹脂及び熱硬化型樹脂の各液体樹脂を別々にノズル21から吐出し、互いに異なる液体樹脂により基材99上に所定の凹凸パターンを形成してもよい。
【0070】
さらに、上記した実施形態では、液体吐出部と基材99との間に電位を印加し静電力によりノズル21から液滴を引き出して基材99に付着させる電解制御方式の液体吐出装置20を示したが、これに代えて、超音波振動により、常時、液体を液滴状にノズルから加圧噴射させ、噴射した液滴を帯電させ、電場により偏向させることで連続的に記録する連続方式の液体吐出装置を適用してもよい。また、さらには、電解制御方式の液体吐出装置20に代えて、ピエゾ素子の変形を利用し液体を適時に吐出させる電気機械変換方式、熱による気泡の発生を利用し液体を適時に吐出させる電気熱変換方式等を含むドロップオンデマンド方式の液体吐出装置を適用してもよい。
【0071】
(印加電圧低下および微少液滴量の安定吐出実現の方策)
本発明では、静電吸引型インクジェット方式において果たすノズルの役割を再考察し、
【数4】
Figure 2004114379
即ち、
【数5】
Figure 2004114379
或いは
【数6】
Figure 2004114379
という従来吐出不可能として試みられていなかった領域において、マクスウェル力などを利用することで、微細液滴を形成することができる。
このような駆動電圧低下および微少量吐出実現の方策のための吐出条件等を近似的に表す式を導出したので以下に述べる。
以下の説明は、上記各本発明の実施形態で説明した液体吐出装置に適用可能である。
いま、半径rのノズルに導電性溶液を注入し、基材としての無限平板導体からhの高さに垂直に位置させたと仮定する。この様子を図6に示す。このとき、ノズル先端部に誘起される電荷は、ノズル先端の半球部に集中すると仮定し、以下の式で近似的に表される。
【数7】
Figure 2004114379
ここで、Q:ノズル先端部に誘起される電荷、ε:真空の誘電率、ε:基板の誘電率、h:ノズル−基板間距離、r:ノズル内径の半径、V:ノズルに印加する電圧である。α:ノズル形状などに依存する比例定数で、1〜1.5程度の値を取り、特にr<<hのときほぼ1程度となる。
【0072】
また、基材としての基板が導体基板の場合、基板内の対称位置に反対の符号を持つ鏡像電荷Q’が誘導されると考えられる。基板が絶縁体の場合は、誘電率によって定まる対称位置に同様に反対符号の映像電荷Q’が誘導される。
ところで、ノズル先端部に於ける電界強度Eloc.は、先端部の曲率半径をRと仮定すると、
【数8】
Figure 2004114379
で与えられる。ここでk:比例定数で、ノズル形状などにより異なるが、1.5〜8.5程度の値をとり、多くの場合5程度と考えられる。(P. J. Birdseye and D.A.Smith, Surface Science, 23 (1970) 198−210)。今簡単のため、r=Rとする。これは、ノズル先端部に表面張力で導電性溶液がノズル径rと同じ半径を持つ半球形状に盛り上がっている状態に相当する。
ノズル先端の液体に働く圧力のバランスを考える。まず、静電的な圧力は、ノズル先端部の液面積をSとすると、
【数9】
Figure 2004114379
(8)、(9)、(10)式よりα=1とおいて、
【数10】
Figure 2004114379
と表される。
【0073】
一方、ノズル先端部に於ける液体の表面張力をPsとすると、
【数11】
Figure 2004114379
ここで、γ:表面張力、である。
静電的な力により流体の吐出が起こる条件は、静電的な力が表面張力を上回る条件なので、
【数12】
Figure 2004114379
となる。十分に小さいノズル径rをもちいることで、静電的な圧力が、表面張力を上回らせる事が可能である。
この関係式より、Vとrの関係を求めると、
【数13】
Figure 2004114379
が吐出の最低電圧を与える。すなわち、式(7)および式(14)より、
【数14】
Figure 2004114379
が、本発明の動作電圧となる。
【0074】
ある半径rのノズルに対し、吐出限界電圧Vcの依存性を前述した図7に示す。この図より、微細ノズルによる電界の集中効果を考慮すると、吐出開始電圧は、ノズル径の減少に伴い低下する事が明らかになった。つまり、ノズル径が20μm未満であることにより、電界を集中させることができ、微細液滴を安定に吐出でき、かつ吐出開始電圧を低減できる。図7より、ノズル径が8μm以下であることにより、さらに電界を集中させることができ、微細液滴をさらに安定に吐出でき、かつさらに吐出開始電圧を低減できることがわかる。また、さらにノズル径は、4μm以下であることが好ましい。
従来の電界に対する考え方、すなわちノズルに印加する電圧と対向電極間の距離によって定義される電界のみを考慮した場合では、微小ノズルになるに従い、吐出に必要な電圧は増加する。一方、局所電界強度に注目すれば、微細ノズル化により吐出電圧の低下が可能となる。
【0075】
静電吸引による吐出は、ノズル端部における流体の帯電が基本である。帯電の速度は誘電緩和によって決まる時定数程度と考えられる。
【数15】
Figure 2004114379
ここで、ε:流体の比誘電率、σ:流体の導電率である。流体の比誘電率を10、導電率を10−6 S/m を仮定すると、τ=1.854×10−5secとなる。あるいは、臨界周波数をfcとすると、
【数16】
Figure 2004114379
となる。このfcよりも早い周波数の電界の変化に対しては、応答できず吐出は不可能になると考えられる。上記の例について見積もると、周波数としては10 kHz程度となる。このとき、ノズル半径2μm、電圧500V弱の場合、Gは10−13/sと見積もることができるが、上記の例の液体の場合、10kHzでの吐出が可能なので、1周期での最小吐出量は10fl(フェムトリットル、1fl:10−15 l)程度を達成できる。
【0076】
なお、各上記本実施の形態においては、図6に示したようにノズル先端部に於ける電界の集中効果と、対向基板に誘起される鏡像力の作用を特徴とする。このため、先行技術のように基板または基板支持体を導電性にしたり、これら基板または基板支持体に電圧を印加する必要はない。すなわち、基板として絶縁性のガラス基板、ポリイミドなどのプラスチック基板、セラミックス基板、半導体基板などを用いることが可能である。
また、上記各実施形態において電極への印加電圧はプラス、マイナスのどちらでも良い。
さらに、ノズルと基材との距離は、500[μm]以下に保つことにより、溶液の吐出を容易にすることができる。また、図示しないが、ノズル位置検出によるフィードバック制御を行い、ノズルを基材に対し一定に保つようにする。
また、基材を、導電性または絶縁性の基材ホルダーに裁置して保持するようにしても良い。
【0077】
図8は、本発明の他の基本例の一例としての液体吐出装置の側面断面図を示したものである。ノズル1の側面部には電極15が設けられており、ノズル内溶液3との間に制御された電圧が引加される。この電極15の目的は、Electrowetting 効果を制御するための電極である。十分な電場がノズルを構成する絶縁体にかかる場合この電極がなくともElectrowetting効果は起こると期待される。しかし、本基本例では、より積極的にこの電極を用いて制御することで、吐出制御の役割も果たすようにしたものである。ノズル1を絶縁体で構成し、その厚さが1μm、ノズル内径が2μm、印加電圧が300Vの場合、約30気圧のElectrowetting効果になる。この圧力は、吐出のためには、不十分であるが溶液のノズル先端部への供給の点からは意味があり、この制御電極により吐出の制御が可能と考えられる。
【0078】
前述した図8は、本発明における吐出開始電圧のノズル径依存性を示したものである。液体吐出装置として、図1に示すものを用いた。微細ノズルになるに従い吐出開始電圧が低下し、従来より低電圧で吐出可能なことが明らかになった。
【0079】
上記各実施形態において、溶液吐出の条件は、ノズル基板間距離(L)、印加電圧の振幅(V)、印加電圧振動数(f)のそれぞれの関数になり、それぞれにある一定の条件を満たすことが吐出条件として必要になる。逆にどれか一つの条件を満たさない場合他のパラメーターを変更する必要がある。
【0080】
この様子を図9を用いて説明する。
まず吐出のためには、それ以上の電界でないと吐出しないというある一定の臨界電界Ecが存在する。この臨界電界は、ノズル径、溶液の表面張力、粘性などによって変わってくる値で、Ec以下での吐出は困難である。臨界電界Ec以上すなわち吐出可能電界強度において、ノズル基板間距離(L)と印加電圧の振幅(V)の間には、おおむね比例の関係が生じ、ノズル間距離を縮めた場合、臨界印加電圧Vを小さくする事が出来る。
逆に、ノズル基板間距離Lを極端に離し、印加電圧Vを大きくした場合、仮に同じ電界強度を保ったとしても、コロナ放電による作用などによって、流体液滴の破裂すなわちバーストが生じてしまう。そのため良好な吐出特性を得るためには、ノズル基板間距離は100μm程度以下に抑えることが吐出特性並びに、着弾精度の両面から望ましい。
【0081】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、母型形成工程において、従来のようにエネルギービームを基材に照射しながら基材に凹凸パターンを形成するのではなく、基材に対して直接的に液体を着弾させて凹凸パターンを形成している。従って、例えば、インクジェット方式による装置を用いて基材に直接的に液体を着弾させて凹凸パターンを形成すれば、従来よりも安価な装置を用いてこの母型形成工程にかかる加工時間を短縮することができ、ひいては安価な装置を用いて金型の製造にかかる加工時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】液体吐出装置の断面図である。
【図2】液体の吐出動作と液体に印加される電圧との関係を示す説明図であって、図2(A)は吐出を行わない状態であり、図2(B)は吐出状態を示す。
【図3】基材上に所定のドットパターンを形成する工程を説明するための図面である。
【図4】基材上に形成されたドットパターンから金型を製造する工程を説明するための図面である。
【図5】基材上に形成された種々の凹凸パターンを示す図面であって、図5(a)は複数のドットを積み重ねた状態を側面から見た側面図であり、図5(b)は図5(a)の平面図であり、図5(c)は複数のドットを積み重ねた状態を側面から見た側面図であり、図5(d)は図5(c)の平面図であり、図5(e)は互いに大きさの異なる複数のドットを積み重ねた状態を側面から見た側面図であり、図5(f)は図5(e)の平面図であり、図5(g)は複数のドットを積み重ねた状態を示す斜視図であり、図5(h)は突条を積み重ねた状態を示す斜視図であり、図5(i)は湾曲状の突条を示す斜視図である。
【図6】ノズルの電界強度の計算を説明するために示したものである。
【図7】ノズルのノズル径とメニスカス部で吐出する液滴が飛翔を開始する吐出開始電圧、該初期吐出液滴のレイリー限界での電圧値及び吐出開始電圧とレイリー限界電圧値の比との関係を示す線図である。
【図8】液体吐出装置の側面断面図を示したものである。
【図9】液体吐出装置における距離−電圧の関係による吐出条件を説明した図である。
【符号の説明】
20   液体吐出装置
21   ノズル
22   流路
23   対向電極
24   液室
25   吐出電圧印加手段
26   ノズルプレート
27   液体供給路
28   吐出電極
29   吐出電圧電源
30   バイアス電源
31   XYステージ
40   母型
50   金型
99   基材

Claims (7)

  1. 微細な凹凸パターンを有する金型の製造方法において、
    液体を基材に着弾させて、直径約0.1〜約30μmのドット、幅約0.1〜約30μmの突条又はこれらを組み合わせた凹凸を基材に形成することにより、所望の凹凸パターンを有する母型を形成する母型形成工程と、
    前記母型形成工程の後に、電鋳加工処理により前記母型に対して所定の金属を電気化学的に析出させて、前記母型と鏡像関係の金型を製造する金型製造工程と、
    を備えることを特徴とする金型の製造方法。
  2. 請求項1に記載の金型の製造方法において、
    前記液体は、光の被照射により硬化する光硬化型樹脂であることを特徴とする金型の製造方法。
  3. 請求項1に記載の金型の製造方法において、
    前記液体は、加熱により硬化する熱硬化型樹脂であることを特徴とする金型の製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の金型の製造方法に用いる液体吐出装置において、
    帯電した前記液体の吐出を受ける受け面を有する前記基材にその先端部を対向させて配置されると共に当該先端部から前記液体を吐出するノズル径が30μm以下のノズルと、
    前記ノズル内に前記液体を供給する液体供給手段と、
    前記ノズル内の前記液体に吐出電圧を印加する吐出電圧印加手段と、
    を備えることを特徴とする液体吐出装置。
  5. 請求項4に記載の液体吐出装置において、
    前記ノズルのノズル径が20μm未満であることを特徴とする液体吐出装置。
  6. 請求項5に記載の液体吐出装置において、
    前記ノズルのノズル径が8μm以下であることを特徴とする液体吐出装置。
  7. 請求項6に記載の液体吐出装置において、
    前記ノズルのノズル径が4μm以下であることを特徴とする液体吐出装置。
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