JP2004114097A - 真空ダイカスト装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】真空ポンプ(8)を作動させてキャビティ(3)を高真空に減圧して保持炉(6)内の溶湯(M)を給湯管を介して射出スリーブ(4)内に安定して規定量を装填でき、また、固定型(1)および可動型(2)の外部から空気をキャビティ(3)内に侵入させないで、溶湯と空気が接触してのダイカスト品へのガス欠陥などの発生を防止でき、また、シール材の摩耗の点検、交換などの保守作業を少なくでき、さらに、固定型(1)または可動型(2)へのシール材を備えるための座繰り加工、取付作業などを少なくできる、真空ダイカスト装置を得る。
【解決手段】固定型(1)および可動型(2)の少なくとも1の後部に押出ピン(14)および押出部材(16)を覆い密封する押出ピンボックス(25)を設け、押出ピンボックス(25)に真空ポンプ(8)を接続して押出ピンボックス(25)を減圧する。
【選択図】 図1
【解決手段】固定型(1)および可動型(2)の少なくとも1の後部に押出ピン(14)および押出部材(16)を覆い密封する押出ピンボックス(25)を設け、押出ピンボックス(25)に真空ポンプ(8)を接続して押出ピンボックス(25)を減圧する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、真空ダイカスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の真空ダイカスト装置として、例えば特開2001−198659号公報には図3に示すものがある。図3で(a)はキャビティ内を減圧して溶湯を射出スリーブに装填した状態の真空ダイカスト装置の簡略化した断面図、(b)は(a)での金型部分であり、便宜上、特開2001−198659号公報に記載された図面とは(a)(b)共に左右反転して示している。
図3の(a)(b)で、真空ダイカスト装置は、固定型1と可動型2で形成したキャビティ3と、このキャビティ3に湯口3aを介して連通する射出スリーブ4と、この射出スリーブ4内を摺動するプランジャチップ5と、射出スリーブ4の下方に設けて溶湯Mを収容する保持炉6と、一端を射出スリーブ4に形成した給湯口4aに連通しかつ他端を保持炉6内の溶湯Mに没入する給湯管7とを有し、キャビティ3内を減圧して保持炉6内の溶湯Mを給湯管7を介して射出スリーブ4内に装填し、次いで、プランジャチップ5を前進して射出スリーブ4内の溶湯Mをキャビティ3内に充填している。固定型1と可動型2は、外側を形成する各ブロック1A、2Aと、このブロック1A、2Aの内側に組み込んでキャビティ3を形成する各入れ子1B、2Bを備えている。ブロック1A、2Aと各入れ子1B、2Bの間にはチャンバー17、18を設けている。また可動型2には、湯口3aの近傍に水冷管12を備えている。
【0003】
可動型2は、キャビティ3の上部から真空ポンプ8に連通する排気通路9と、排気通路9の途中を開閉するカットオフバルブ10と、カットオフバルブ10を開閉駆動するシリンダ11を備えている。また、固定型1および可動型2には、キャビティ3に連通する複数のピン挿通孔13d、14dを形成し、ピン挿通孔13d、14dには先端部をキャビティ3に突没できる複数の押出ピン13、14を挿通している。押出ピン13、14の後端部は各々押出プレート15、16を連結し、駆動手段(図示せず)により押出プレート15、16を動作して、この押出プレート15、16に連結した押出ピン13、14をキャビティ3に突出させている。
【0004】
固定型1には可動型2との接面を密閉するシール材21を設け、可動型2のブロック2Aと入れ子2Bの間には水冷管12の隙間を密閉するシール材22を設けている。さらに、固定型1および可動型2の各外側には、ピン挿通孔13d、14dと押出ピン13、14との隙間を密閉するシール材23、24を設けている。このシール材21、22、23、24としては、シリコンゴムからなるOリングを用いている。
【0005】
図3に示す特開2001−198659号公報に記載される真空ダイカスト装置によれば、固定型1と可動型2を開いてスプレーなどでキャビティ3の内面に離型剤を塗布する際に、チャンバー17、18に大気圧よりも充分に高い圧力で空気を加圧供給することで、ピン挿通孔13d、14dと押出ピン13、14の隙間からキャビティ3側に噴出させた空気流によって離型剤がピン挿通孔13d、14dと押出ピン13、14との隙間に入り込むのを阻止し、残留した離型剤によるダイカスト品への巣の発生を防止したり、押出ピン13、14の動きが悪くなったりするのを防止できるとしている。また、溶湯Mと酸素との接触が少なくなって酸化膜の生成ならびにダイカスト品への酸化膜混入が大幅に低減されて、ダイカスト品のガス欠陥が少なくなるとしている。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−198659号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前述のとおり、特開2001−198659号公報に記載される真空ダイカスト装置は、固定型1および可動型2に、キャビティ3に連通する複数のピン挿通孔13d、14dを形成し、このピン挿通孔13d、14dには先端部をキャビティ3に突出する押出ピン13、14を挿通している。そして、シール材23、24で、ピン挿通孔13d、14dと押出ピン13、14との隙間を密封している。
【0008】
さて、固定型1と可動型2との間のシール材21は、圧下とその復元の繰り返しであるので、真空ダイカスト装置が連続運転されても摩耗が比較的少なく、また可動型2のブロック2Aと入れ子2Bとの間のシール材22も圧下されたままであるので、真空ダイカスト装置が連続使用されても摩耗が比較的少ない。
【0009】
しかしながら、シール材23、24は、真空ダイカスト装置が連続使用されて、押出ピン13、14が突出するたびに押出ピン13、14に擦過されて摩耗する。そして、シール材23、24の摩耗が多くなってくると、押出ピン13、14とシール材23、24との密封が悪くなり、キャビティ3と外部とが連通してしまう。そして、真空ポンプ8を作動させてもキャビティ3内を高真空に減圧できず、保持炉6内の溶湯Mを給湯管7を介してスリーブ4内に安定して規定量装填できないことがある。また、固定型1および可動型2の外部から空気がキャビティ3内に侵入し、この空気が溶湯Mに接触すると、ダイカスト品にガス欠陥などが発生することがある。一方、シール材23、24の摩耗を点検し、摩耗限度に達したものを新しいものと交換することも考えられるが、シール材23、24は、取り付けた押出ピン13、14以上に必要でその数が多く、点検、交換などの保守作業は容易ではない。また、固定型1または可動型2にシール材23、24を備えるための座繰り加工、取付作業などが必要となる。
【0010】
本発明の課題は、真空ポンプを作動させてキャビティを高真空に減圧して、保持炉内の溶湯を給湯管を介して射出スリーブ内に安定して規定量を装填でき、また、固定型および可動型の外部から空気をキャビティ内に侵入させないで、溶湯が空気に接触してのダイカスト品へのガス欠陥などの発生を防止でき、また、シール材の摩耗の点検、交換などの保守作業を少なくでき、さらに、固定型または可動型へのシール材を備えるための座繰り加工、取付作業などを少なくできる、真空ダイカスト装置を得ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、固定型および可動型の少なくとも1の後部に押出ピンおよび押出プレートを覆い密封する押出ピンボックスを設け、この押出ピンボックスに減圧手段を接続して押出ピンボックス内を減圧できるようにすれば、上記課題が解決できるとの知見を得、本発明に想到した。
【0012】
すなわち本発明は、固定型と可動型で形成したキャビティ内を減圧して保持炉内の溶湯を給湯管を介して射出スリーブ内に装填する真空ダイカスト装置であって、前記固定型および可動型の少なくともひとつには前記キャビティに向け貫通するピン挿通孔を形成し、該ピン挿通孔には先端部を前記キャビティに向けて突出できる押出ピンを挿通し、該押出ピンの後端部には押出部材を連結し、前記固定型および可動型の少なくともひとつの後部には前記押出ピンおよび前記押出部材を覆い密封する押出ピンボックスを設け、該押出ピンボックスに減圧手段を接続して前記押出ピンボックス内を減圧できるようにしていることを特徴とする。
【0013】
本発明の真空ダイカスト装置においては、前記固定型および可動型の少なくともひとつに押出しピンボックス内を介して水冷管を挿入し、前記押出ピンボックスの下方に前記減圧手段との接続口を設けていることが好ましい。
【0014】
また本発明の真空ダイカスト装置においては、前記ピン挿通孔にはシール材を介せずに押出ピンを挿通していることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の真空ダイカスト装置での実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1でのキャビティ内を減圧して溶湯を射出スリーブに装填した状態の真空ダイカスト装置の模式断面図である。図1の真空ダイカスト装置は、固定型1と可動型2で形成したキャビティ3と、このキャビティに3に連通する射出スリーブ4と、射出スリーブ4内を摺動するプランジャチップ5と、射出スリーブ4の下方に設けて溶湯Mを収容する保持炉6と、一端を射出スリーブ4に形成した給湯口4aに連結しかつ他端を保持炉6内の溶湯Mに没入する給湯管7とを有する。そして、真空ポンプ8に連通する排気通路9の途中のカットオフバルブ10を開くことでキャビティ3を減圧し、保持炉6の溶湯Mを給湯管7を介して射出スリーブ4に装填し、次いで、プランジャチップ5を前進して射出スリーブ4内の溶湯Mをキャビティ3内に充填している。なお、実施の形態1で、図3の真空ダイカスト装置と同じ作用を有するものは同符号で示している。
【0016】
可動型2にはキャビティ3に向け貫通する複数のピン挿通孔14dを形成し、このピン挿通孔14dには、図3に示す従来の真空ダイカスト装置でのシール材24を介せずに先端部をキャビティ3に突出する押出ピン14を挿通し、さらに押出ピン14の後端部には押出プレート16を連結している。
【0017】
可動型2の後部(図では左側)には押出ピン14および押出プレート16を覆い密封する押出ピンボックス25を設け、押出ピンボックス25内には減圧空間25vを形成している。なお、押出ピンボックス25は枠体25aと蓋体25bをシール材25cを介してボルト(図示せず)で可動型3に固着している。押出ピンボックス25には排気通路26を接続し、この排気通路26はバルブ27を介して真空ポンプ8に接続している。
【0018】
そして、カットオフバルブ10を開いてキャビティ3内を減圧すると共に、バルブ27を開いて押出ピンボックス25内の減圧空間25vも減圧することで、減圧空間25vの減圧を押出ピン14とピン挿通孔14dとの隙間14gからキャビティ3にも伝え、キャビティ3内を高真空に減圧している。これにより、真空ダイカスト装置を連続使用しても、保持炉6内の溶湯Mを給湯管7を介して射出スリーブ4内に安定して規定量を装填できる。また、固定型1や可動型2の外部からキャビティ3内に空気を侵入させないので、溶湯Mと空気が接触してのダイカスト品へのガス欠陥などの発生を防止できる。また、ピン挿通孔14dにはシール材を介せずに押出ピン14を挿通しているので、シール材の摩耗の点検、交換などの保守作業を少なくでき、さらに、固定型1または可動型2へのシール材を備えるための座繰り加工、取付作業などを少なくできる。
【0019】
(実施の形態2)
図2は実施の形態2でのキャビティ内を減圧して溶湯を射出スリーブに装填した状態の真空ダイカスト装置の模式断面図である。実施の形態2の真空ダイカスト装置は、前述した実施の形態1の構成に加え、可動型3に水冷管12を挿入していると共に、押出ピンボックス25の下方にバルブ27を介して真空ポンプ8に接続する接続口28を形成している。また、押出ピンボックス25内には、減圧空間25vの容積を少なくする減容体29a、29bを設けている。なお、実施の形態2で実施の形態1と同じ作用を有するものは同符号で示している。
【0020】
可動型2にはキャビティ3に向け貫通する複数のピン挿通孔14dを形成し、このピン挿通孔14dには、図3に示す従来の真空ダイカスト装置でのシール材24を介せずに先端部をキャビティ3に突出する押出ピン14を挿通し、さらに押出ピン14の後端部には押出プレート16を連結している。
【0021】
可動型2の後部(図では左側)には押出ピン14、押出プレート16および水冷管12の突出部を覆い密封する押出ピンボックス25を設け、押出ピンボックス25内には減圧空間25vを形成している。なお、押出ピンボックス25は枠体25aと蓋体25bをシール材25cを介してボルト(図示せず)で可動型3に固着している。
【0022】
そして、カットオフバルブ10を開いてキャビティ3内を減圧すると共に、バルブ27を開いて押出ピンボックス25内の減圧空間25vも減圧することで、減圧空間25vの減圧を押出ピン14とピン挿通孔14dとの隙間14gからキャビティ3にも伝え、キャビティ1内を高真空に減圧している。これにより、真空ダイカスト装置を連続使用しても、保持炉6内の溶湯Mを給湯管7を介して射出スリーブ4内に安定して規定量を装填できる。また、固定型2や可動型3の外部からキャビティ3内に空気を侵入させないので、溶湯Mと空気が接触してのダイカスト品へのガス欠陥などの発生を防止できる。また、ピン挿通孔14dにはシール材を介せずに押出ピン14を挿通しているので、シール材の摩耗の点検、交換などの保守作業を少なくでき、さらに、固定型1または可動型2へのシール材を備えるための座繰り加工、取付作業などを少なくできる。
【0023】
さらに、押出ピンボックス25内の減圧空間25vは減容体29a、29bでその容積を小さくしているので、減圧空間25vの減圧とキャビティ1の減圧とのタイムラグを少なくする。また、押出ピンボックス25の下方に接続口28を設けて減圧しているので、万一、水冷管12から水が漏れても押出ピンボックス25の底から直ちに排出することができる。
【0024】
【発明の効果】
以上、詳細に説明のとおり本発明の真空ダイカスト装置は、真空ポンプを作動させてキャビティを高真空に減圧して、保持炉内の溶湯を給湯管を介してスリーブ内に安定して規定量を装填でき、また、固定型および可動型の外部から空気をキャビティ内に侵入させないで、溶湯と空気が接触してのダイカスト品へのガス欠陥などの発生を防止でき、また、シール材の摩耗の点検、交換などの保守作業を少なくでき、さらに、固定型または可動型へのシール材を備えるための座繰り加工、取付作業などを少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1でのキャビティ内を減圧して溶湯を射出スリーブに装填した状態の真空ダイカスト装置の模式断面図である。
【図2】実施の形態2でのキャビティ内を減圧して溶湯を射出スリーブに装填した状態の真空ダイカスト装置の模式断面図である。
【図3】従来の、例えば特開2001−198659号公報に記載される真空ダイカスト装置であり、(a)はキャビティ内を減圧して溶湯を射出スリーブに装填した状態の簡略化した断面図、(b)は(a)での金型部分を示す。
【符号の説明】
1:固定型
2:可動型
1A、2A:ブロック
1B、2B:入れ子
3:キャビティ
3a:湯口
4:射出スリーブ
4a:給湯口
5:プランジャチップ
6:保持炉
7:給湯管
8:真空ポンプ
9:排気通路
10:カットオフバルブ
11:シリンダ
12:水冷管
13、14:押出ピン
13d、14d:ピン挿通孔
14g:隙間
15、16:押出プレート
17、18:チャンバー
21、22、23、24、25c:シール材
25:押出ピンボックス
25a:枠体
25b:蓋体
25v:減圧空間
26:排気通路
27:バルブ
28:接続口
29a、29b:減容体
M:溶湯
【発明の属する技術分野】
本発明は、真空ダイカスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の真空ダイカスト装置として、例えば特開2001−198659号公報には図3に示すものがある。図3で(a)はキャビティ内を減圧して溶湯を射出スリーブに装填した状態の真空ダイカスト装置の簡略化した断面図、(b)は(a)での金型部分であり、便宜上、特開2001−198659号公報に記載された図面とは(a)(b)共に左右反転して示している。
図3の(a)(b)で、真空ダイカスト装置は、固定型1と可動型2で形成したキャビティ3と、このキャビティ3に湯口3aを介して連通する射出スリーブ4と、この射出スリーブ4内を摺動するプランジャチップ5と、射出スリーブ4の下方に設けて溶湯Mを収容する保持炉6と、一端を射出スリーブ4に形成した給湯口4aに連通しかつ他端を保持炉6内の溶湯Mに没入する給湯管7とを有し、キャビティ3内を減圧して保持炉6内の溶湯Mを給湯管7を介して射出スリーブ4内に装填し、次いで、プランジャチップ5を前進して射出スリーブ4内の溶湯Mをキャビティ3内に充填している。固定型1と可動型2は、外側を形成する各ブロック1A、2Aと、このブロック1A、2Aの内側に組み込んでキャビティ3を形成する各入れ子1B、2Bを備えている。ブロック1A、2Aと各入れ子1B、2Bの間にはチャンバー17、18を設けている。また可動型2には、湯口3aの近傍に水冷管12を備えている。
【0003】
可動型2は、キャビティ3の上部から真空ポンプ8に連通する排気通路9と、排気通路9の途中を開閉するカットオフバルブ10と、カットオフバルブ10を開閉駆動するシリンダ11を備えている。また、固定型1および可動型2には、キャビティ3に連通する複数のピン挿通孔13d、14dを形成し、ピン挿通孔13d、14dには先端部をキャビティ3に突没できる複数の押出ピン13、14を挿通している。押出ピン13、14の後端部は各々押出プレート15、16を連結し、駆動手段(図示せず)により押出プレート15、16を動作して、この押出プレート15、16に連結した押出ピン13、14をキャビティ3に突出させている。
【0004】
固定型1には可動型2との接面を密閉するシール材21を設け、可動型2のブロック2Aと入れ子2Bの間には水冷管12の隙間を密閉するシール材22を設けている。さらに、固定型1および可動型2の各外側には、ピン挿通孔13d、14dと押出ピン13、14との隙間を密閉するシール材23、24を設けている。このシール材21、22、23、24としては、シリコンゴムからなるOリングを用いている。
【0005】
図3に示す特開2001−198659号公報に記載される真空ダイカスト装置によれば、固定型1と可動型2を開いてスプレーなどでキャビティ3の内面に離型剤を塗布する際に、チャンバー17、18に大気圧よりも充分に高い圧力で空気を加圧供給することで、ピン挿通孔13d、14dと押出ピン13、14の隙間からキャビティ3側に噴出させた空気流によって離型剤がピン挿通孔13d、14dと押出ピン13、14との隙間に入り込むのを阻止し、残留した離型剤によるダイカスト品への巣の発生を防止したり、押出ピン13、14の動きが悪くなったりするのを防止できるとしている。また、溶湯Mと酸素との接触が少なくなって酸化膜の生成ならびにダイカスト品への酸化膜混入が大幅に低減されて、ダイカスト品のガス欠陥が少なくなるとしている。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−198659号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前述のとおり、特開2001−198659号公報に記載される真空ダイカスト装置は、固定型1および可動型2に、キャビティ3に連通する複数のピン挿通孔13d、14dを形成し、このピン挿通孔13d、14dには先端部をキャビティ3に突出する押出ピン13、14を挿通している。そして、シール材23、24で、ピン挿通孔13d、14dと押出ピン13、14との隙間を密封している。
【0008】
さて、固定型1と可動型2との間のシール材21は、圧下とその復元の繰り返しであるので、真空ダイカスト装置が連続運転されても摩耗が比較的少なく、また可動型2のブロック2Aと入れ子2Bとの間のシール材22も圧下されたままであるので、真空ダイカスト装置が連続使用されても摩耗が比較的少ない。
【0009】
しかしながら、シール材23、24は、真空ダイカスト装置が連続使用されて、押出ピン13、14が突出するたびに押出ピン13、14に擦過されて摩耗する。そして、シール材23、24の摩耗が多くなってくると、押出ピン13、14とシール材23、24との密封が悪くなり、キャビティ3と外部とが連通してしまう。そして、真空ポンプ8を作動させてもキャビティ3内を高真空に減圧できず、保持炉6内の溶湯Mを給湯管7を介してスリーブ4内に安定して規定量装填できないことがある。また、固定型1および可動型2の外部から空気がキャビティ3内に侵入し、この空気が溶湯Mに接触すると、ダイカスト品にガス欠陥などが発生することがある。一方、シール材23、24の摩耗を点検し、摩耗限度に達したものを新しいものと交換することも考えられるが、シール材23、24は、取り付けた押出ピン13、14以上に必要でその数が多く、点検、交換などの保守作業は容易ではない。また、固定型1または可動型2にシール材23、24を備えるための座繰り加工、取付作業などが必要となる。
【0010】
本発明の課題は、真空ポンプを作動させてキャビティを高真空に減圧して、保持炉内の溶湯を給湯管を介して射出スリーブ内に安定して規定量を装填でき、また、固定型および可動型の外部から空気をキャビティ内に侵入させないで、溶湯が空気に接触してのダイカスト品へのガス欠陥などの発生を防止でき、また、シール材の摩耗の点検、交換などの保守作業を少なくでき、さらに、固定型または可動型へのシール材を備えるための座繰り加工、取付作業などを少なくできる、真空ダイカスト装置を得ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、固定型および可動型の少なくとも1の後部に押出ピンおよび押出プレートを覆い密封する押出ピンボックスを設け、この押出ピンボックスに減圧手段を接続して押出ピンボックス内を減圧できるようにすれば、上記課題が解決できるとの知見を得、本発明に想到した。
【0012】
すなわち本発明は、固定型と可動型で形成したキャビティ内を減圧して保持炉内の溶湯を給湯管を介して射出スリーブ内に装填する真空ダイカスト装置であって、前記固定型および可動型の少なくともひとつには前記キャビティに向け貫通するピン挿通孔を形成し、該ピン挿通孔には先端部を前記キャビティに向けて突出できる押出ピンを挿通し、該押出ピンの後端部には押出部材を連結し、前記固定型および可動型の少なくともひとつの後部には前記押出ピンおよび前記押出部材を覆い密封する押出ピンボックスを設け、該押出ピンボックスに減圧手段を接続して前記押出ピンボックス内を減圧できるようにしていることを特徴とする。
【0013】
本発明の真空ダイカスト装置においては、前記固定型および可動型の少なくともひとつに押出しピンボックス内を介して水冷管を挿入し、前記押出ピンボックスの下方に前記減圧手段との接続口を設けていることが好ましい。
【0014】
また本発明の真空ダイカスト装置においては、前記ピン挿通孔にはシール材を介せずに押出ピンを挿通していることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の真空ダイカスト装置での実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1でのキャビティ内を減圧して溶湯を射出スリーブに装填した状態の真空ダイカスト装置の模式断面図である。図1の真空ダイカスト装置は、固定型1と可動型2で形成したキャビティ3と、このキャビティに3に連通する射出スリーブ4と、射出スリーブ4内を摺動するプランジャチップ5と、射出スリーブ4の下方に設けて溶湯Mを収容する保持炉6と、一端を射出スリーブ4に形成した給湯口4aに連結しかつ他端を保持炉6内の溶湯Mに没入する給湯管7とを有する。そして、真空ポンプ8に連通する排気通路9の途中のカットオフバルブ10を開くことでキャビティ3を減圧し、保持炉6の溶湯Mを給湯管7を介して射出スリーブ4に装填し、次いで、プランジャチップ5を前進して射出スリーブ4内の溶湯Mをキャビティ3内に充填している。なお、実施の形態1で、図3の真空ダイカスト装置と同じ作用を有するものは同符号で示している。
【0016】
可動型2にはキャビティ3に向け貫通する複数のピン挿通孔14dを形成し、このピン挿通孔14dには、図3に示す従来の真空ダイカスト装置でのシール材24を介せずに先端部をキャビティ3に突出する押出ピン14を挿通し、さらに押出ピン14の後端部には押出プレート16を連結している。
【0017】
可動型2の後部(図では左側)には押出ピン14および押出プレート16を覆い密封する押出ピンボックス25を設け、押出ピンボックス25内には減圧空間25vを形成している。なお、押出ピンボックス25は枠体25aと蓋体25bをシール材25cを介してボルト(図示せず)で可動型3に固着している。押出ピンボックス25には排気通路26を接続し、この排気通路26はバルブ27を介して真空ポンプ8に接続している。
【0018】
そして、カットオフバルブ10を開いてキャビティ3内を減圧すると共に、バルブ27を開いて押出ピンボックス25内の減圧空間25vも減圧することで、減圧空間25vの減圧を押出ピン14とピン挿通孔14dとの隙間14gからキャビティ3にも伝え、キャビティ3内を高真空に減圧している。これにより、真空ダイカスト装置を連続使用しても、保持炉6内の溶湯Mを給湯管7を介して射出スリーブ4内に安定して規定量を装填できる。また、固定型1や可動型2の外部からキャビティ3内に空気を侵入させないので、溶湯Mと空気が接触してのダイカスト品へのガス欠陥などの発生を防止できる。また、ピン挿通孔14dにはシール材を介せずに押出ピン14を挿通しているので、シール材の摩耗の点検、交換などの保守作業を少なくでき、さらに、固定型1または可動型2へのシール材を備えるための座繰り加工、取付作業などを少なくできる。
【0019】
(実施の形態2)
図2は実施の形態2でのキャビティ内を減圧して溶湯を射出スリーブに装填した状態の真空ダイカスト装置の模式断面図である。実施の形態2の真空ダイカスト装置は、前述した実施の形態1の構成に加え、可動型3に水冷管12を挿入していると共に、押出ピンボックス25の下方にバルブ27を介して真空ポンプ8に接続する接続口28を形成している。また、押出ピンボックス25内には、減圧空間25vの容積を少なくする減容体29a、29bを設けている。なお、実施の形態2で実施の形態1と同じ作用を有するものは同符号で示している。
【0020】
可動型2にはキャビティ3に向け貫通する複数のピン挿通孔14dを形成し、このピン挿通孔14dには、図3に示す従来の真空ダイカスト装置でのシール材24を介せずに先端部をキャビティ3に突出する押出ピン14を挿通し、さらに押出ピン14の後端部には押出プレート16を連結している。
【0021】
可動型2の後部(図では左側)には押出ピン14、押出プレート16および水冷管12の突出部を覆い密封する押出ピンボックス25を設け、押出ピンボックス25内には減圧空間25vを形成している。なお、押出ピンボックス25は枠体25aと蓋体25bをシール材25cを介してボルト(図示せず)で可動型3に固着している。
【0022】
そして、カットオフバルブ10を開いてキャビティ3内を減圧すると共に、バルブ27を開いて押出ピンボックス25内の減圧空間25vも減圧することで、減圧空間25vの減圧を押出ピン14とピン挿通孔14dとの隙間14gからキャビティ3にも伝え、キャビティ1内を高真空に減圧している。これにより、真空ダイカスト装置を連続使用しても、保持炉6内の溶湯Mを給湯管7を介して射出スリーブ4内に安定して規定量を装填できる。また、固定型2や可動型3の外部からキャビティ3内に空気を侵入させないので、溶湯Mと空気が接触してのダイカスト品へのガス欠陥などの発生を防止できる。また、ピン挿通孔14dにはシール材を介せずに押出ピン14を挿通しているので、シール材の摩耗の点検、交換などの保守作業を少なくでき、さらに、固定型1または可動型2へのシール材を備えるための座繰り加工、取付作業などを少なくできる。
【0023】
さらに、押出ピンボックス25内の減圧空間25vは減容体29a、29bでその容積を小さくしているので、減圧空間25vの減圧とキャビティ1の減圧とのタイムラグを少なくする。また、押出ピンボックス25の下方に接続口28を設けて減圧しているので、万一、水冷管12から水が漏れても押出ピンボックス25の底から直ちに排出することができる。
【0024】
【発明の効果】
以上、詳細に説明のとおり本発明の真空ダイカスト装置は、真空ポンプを作動させてキャビティを高真空に減圧して、保持炉内の溶湯を給湯管を介してスリーブ内に安定して規定量を装填でき、また、固定型および可動型の外部から空気をキャビティ内に侵入させないで、溶湯と空気が接触してのダイカスト品へのガス欠陥などの発生を防止でき、また、シール材の摩耗の点検、交換などの保守作業を少なくでき、さらに、固定型または可動型へのシール材を備えるための座繰り加工、取付作業などを少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1でのキャビティ内を減圧して溶湯を射出スリーブに装填した状態の真空ダイカスト装置の模式断面図である。
【図2】実施の形態2でのキャビティ内を減圧して溶湯を射出スリーブに装填した状態の真空ダイカスト装置の模式断面図である。
【図3】従来の、例えば特開2001−198659号公報に記載される真空ダイカスト装置であり、(a)はキャビティ内を減圧して溶湯を射出スリーブに装填した状態の簡略化した断面図、(b)は(a)での金型部分を示す。
【符号の説明】
1:固定型
2:可動型
1A、2A:ブロック
1B、2B:入れ子
3:キャビティ
3a:湯口
4:射出スリーブ
4a:給湯口
5:プランジャチップ
6:保持炉
7:給湯管
8:真空ポンプ
9:排気通路
10:カットオフバルブ
11:シリンダ
12:水冷管
13、14:押出ピン
13d、14d:ピン挿通孔
14g:隙間
15、16:押出プレート
17、18:チャンバー
21、22、23、24、25c:シール材
25:押出ピンボックス
25a:枠体
25b:蓋体
25v:減圧空間
26:排気通路
27:バルブ
28:接続口
29a、29b:減容体
M:溶湯
Claims (3)
- 固定型と可動型で形成したキャビティ内を減圧して保持炉内の溶湯を給湯管を介して射出スリーブ内に装填する真空ダイカスト装置であって、前記固定型および可動型の少なくともひとつには前記キャビティに向け貫通するピン挿通孔を形成し、該ピン挿通孔には先端部を前記キャビティに向けて突出できる押出ピンを挿通し、該押出ピンの後端部には押出部材を連結し、前記固定型および可動型の少なくともひとつの後部には前記押出ピンおよび前記押出部材を覆い密封する押出ピンボックスを設け、該押出ピンボックスに減圧手段を接続して前記押出ピンボックス内を減圧できるようにしていることを特徴とする真空ダイカスト装置。
- 前記固定型および可動型の少なくともひとつに前記押出しピンボックス内を介して水冷管を挿入し、前記押出ピンボックスの下方に前記減圧手段との接続口を設けていることを特徴とする請求項1に記載の真空ダイカスト装置。
- 前記ピン挿通孔にはシール材を介せずに押出ピンを挿通していることを特徴とする請求項1に記載の真空ダイカスト装置。
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