【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、コーヒー種子の薄皮の成分を食物繊維などとして摂取可能とする技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】
本発明の発明者は、特願２００１−２３２７２６号において、コーヒー種子を焙煎する際に剥離した薄皮を動物用の敷き物として利用する技術を提案した。この薄皮は、（１） 柔軟性に富みソフトな弾力性がある、（２） 微細孔が多く多孔質なため通気性が良く吸湿性もあるため、ハムスター等のような小動物の敷きワラ代わりに最適である。
【０００３】また、本発明の発明者は、コーヒーの木を栽培して自らコーヒー豆の収穫を試みたり、特願２０００−３７７７０１号において提案したように、コーヒーの木や葉やコーヒー種子の薄皮やコーヒー豆の粒粉を焼いて灰を採取し、陶器製のコーヒー器具を製造する際のゆう薬にしたり、登録実用新案第３０８２５５３号で提案したように、コーヒーを飲むための専用のコーヒーカップを製造するなど、コーヒーへのこだわりは強い。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
このように、コーヒーに関して徹底的に研究しないと気が済まない性格なため、コーヒー種子の薄皮について、その後さらに研究を重ねた結果、表１からも明らかなように、人体や動物の健康維持に必要な食物繊維を豊富に含んでいることを究明できた。
【０００５】株式会社主婦と生活社発行の「抗がん食品事典」によると、食物繊維について、「意識してたくさんとりたいのが食物繊維です。食物繊維は、消化酵素では消化できない成分なので便の量をふやします。腸内の善玉菌をふやす作用もあり、便秘を予防します。そのため、発がん物質を体外にすみやかに排出し、大腸がんを予防します。また、血糖値、血圧、血中総コレステロールを下げる働きもあります。」と記載されている。
【０００６】また、別の書籍によると、食物繊維は、人間の消化酵素では消化されない食品成分であるから栄養素とは言えないが、各種の重要な栄養素に匹敵するほど大事な役割を担っている。つまり、腸の働きを促す重要な生理作用がある。
【０００７】したがって、整腸作用により、便秘の軽減や宿便の防止なとが期待できる。そのほか、血中コレステロール量の正常化や高血圧予防、大腸ガンや大腸ポリープの予防、腸内菌そう改善、つまりビフィズス菌などの増殖作用、糖尿病の予防などの効果が期待できる、とされている。
【０００８】その結果、食物繊維が欠乏すると、腸の消化運動が低下し、食物の消化・分解が不十分になる、腸内の腐敗菌が増殖し、大腸ガンや大腸ポリープなどの原因となる、などの問題が指摘されている。
【０００９】特に、近年は、食生活の欧米化により、食物繊維の摂取量が少ないと言われているので、食物繊維の不足は健康維持に必要不可欠で重大な問題であり、生活習慣病の予防や治療の上でも重要性が指摘されている。
【００１０】本発明の技術的課題は、前記のようにコーヒー種子の薄皮が食物繊維を豊富に含んでいることに着目し、食物繊維を効果的に摂取可能とすることにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
本発明の技術的課題は次のような手段によって解決される。請求項１は、コーヒー種子を焙煎した際に剥離した薄皮を粉砕して粉末化してなることを特徴とするコーヒー種子皮の加工品である。
【００１２】このように、コーヒー種子を焙煎した際に剥離した薄皮を粉砕して粉末化してなるコーヒー種子皮の加工品は、食物繊維を豊富に含んでいるので、この粉末を各種の飲食物に製造段階や調理時にあるいは飲食時に加えることによって、毎日の生活で飲んだり食べたりする際に自然に食物繊維を摂取でき、人体や動物の健康維持に有効に作用する。また、この粉末を錠剤にしたり、他の健康食品に添加したりして飲むことも可能である。
【００１３】請求項２は、コーヒー種子を焙煎した際に剥離した薄皮又は該薄皮の粉砕物を食物繊維の補給に用いることを特徴とするコーヒー種子皮の利用方法である。このように、コーヒー種子を焙煎した際に剥離した薄皮又は該薄皮の粉砕物を食物繊維の補給に用いることにより、人体や動物の食物繊維の不足を補うことが可能となり、その結果、食物繊維の不足から来す各種の疾病を予防したり治療したりできる。
【００１４】食物繊維としての利用方法は、前記のように、飲食物に加えたり、あるいは錠剤にしたり健康食品に加えたりでき、摂取方法は任意である。また、コーヒー薄皮を煎じたり、アルコールなどに漬けたりして水溶性の食物繊維を抽出して、液体飲料とすることもできる。このように水溶性の食物繊維を抽出したり、錠剤にする場合は、必ずしも粉末化する必要はない。
【００１５】請求項３は、コーヒー種子を焙煎した際に剥離した薄皮又は該薄皮の粉砕物を飲食物に添加することを特徴とするコーヒー種子皮の利用方法である。飲食物には、コーヒー豆や茶の葉、漢方薬などのように煎じて飲む物も含むものとする。
【００１６】このように、コーヒー種子を焙煎した際に剥離した薄皮又は該薄皮の粉砕物を飲食物に添加して、食べたり飲んだりすることによって、食物繊維として容易に利用できる。なお、コーヒー豆や茶の葉、漢方薬などに加えて、煎じて飲むことによって、水溶性の食物繊維を摂取することもできる。このように、煎じたりして、水溶性の食物繊維を抽出する場合は、コーヒー薄皮を粉末化しないで用いることもできる。
【００１７】請求項４は、コーヒー種子を焙煎した際に剥離した薄皮を粉砕してなる粉末を添加してあることを特徴とする飲食物である。このように、コーヒー種子を焙煎した際に剥離した薄皮を粉砕してなる粉末を添加してある飲食物は、飲んだり食べたりする際に薄皮中の食物繊維を同時に摂取できるので、人体の健康維持や生活習慣病の予防や治療に有効な飲食物として提供できる。
【００１８】請求項５は、コーヒー種子を焙煎した際に剥離した薄皮又は薄皮の粉砕物を添加してあることを特徴とする動物の飼料である。動物用の飼料の場合は、粉末にしないで、薄皮のままで加えても特に支障はない。このように、コーヒー種子を焙煎した際に剥離した薄皮又は薄皮の粉砕物を動物の飼料に添加してある場合は、飼料として与えることによって、食物繊維の不足を来している動物の健康維持や治療にも有効である。また、食用の豚や牛などの場合は、脂肪分の多すぎる肉質は消費者に好まれないので、肉質改善のためにも食物繊維の多い飼料が適している。
【００１９】請求項６は、コーヒー種子を焙煎した際に剥離した薄皮又は該薄皮の粉砕物を含んでいることを特徴とする機能食品である。錠剤などの機能食品にする場合は、粉末化しないで薄皮のまま使用することもできる。
【００２０】このように、健康食品ないしは機能食品にコーヒー種子の薄皮又は該薄皮の粉砕物を含んでいると、機能食品を摂取することによって、食物繊維の不足と他の栄養素の不足を同時に補うことが可能となり、多目的の機能食品を実現できる。なお、コーヒー薄皮は、糖質も多く、また食物繊維は粘性が有るので、機能食品や健康食品の錠剤を製造する際の結合剤としても有効に作用する。
【００２１】請求項７は、コーヒー種子を焙煎した際に剥離した薄皮を加熱乾燥して水分を減少させた状態で粉砕することを特徴とするコーヒー種子皮の加工方法である。コーヒー種子の薄皮は、滑り易いことが判明した。滑りやすいと、粉砕が困難であるが、このように、コーヒー種子の薄皮を加熱乾燥して水分を減少させた状態で粉砕すると、粉末化が容易になり、円滑に効率的に粉砕でき、量産に適している。また、焙煎の際の熱で殺菌されていても、その後に大気中などから雑菌が混入する恐れもあるので、粉末化に際して再度加熱することは、殺菌の点でも好ましい。
【００２２】
【発明の実施の形態】
次に本発明によるコーヒー種子皮の利用方法が実際上どのように具体化されるか実施形態を説明する。図１はコーヒーの実の断面図である。コーヒー豆すなわち種子１は、果肉２で包まれている。
【００２３】通常は、図２のように、果肉２は除去してあり、中央のコーヒー種子１のみを乾燥した状態で、消費地に運ばれる。コーヒー種子１は半球状の種子が対になっており、それぞれの半球状種子１の周り、すなわち半球状の全面に渋皮すなわち薄皮３が付いている。
【００２４】消費地では、薄皮３で包まれた状態で乾燥したコーヒー種子１を焙煎することによって、レギュラーコーヒーとして販売する。焙煎は２００℃前後の温度で行なうが、焙煎の過程で、コーヒー種子の表皮すなわち薄皮３は、加熱によってコーヒー種子１から自然と剥離する。しかも、加熱によって充分に乾燥しており、かつ殺菌もされている。
【００２５】このように、製品となるコーヒー種子１から薄皮３は自然と剥離されるが、剥離した薄皮３のみを図示すると、図３の３ａのようになる。すなわち、外形は一定しておらず、無定形である。つまり、千切られたような形状をしている。サイズは、２〜３ｍｍから５〜６ｍｍ程度の範囲が多い。厚みは０．１ｍｍ程度と薄く、透けて見えそうな位である。しかも、微細孔が無数に開いており、柔軟である。
【００２６】このような性状をしているので、軽く、わずかの風でも飛散したりする。薄く、無数の微細孔が開いているので、乾燥し易い。また、水分も吸収し易いが、吸収した水分の乾燥も速い。
【００２７】薄皮のこのような性状が小動物の敷きワラ代用として適することを見いだし使用している間に、小動物が薄皮を食べていることに興味を抱き、成分分析をしてみたところ、表１のような結果が出た。なお、分析機関は、財団法人日本食品分析センターである。
【００２８】
【表１】
【００２９】この分析結果から明らかなように、特徴的なことは、１００ｇ当たり、食物繊維を約５９％以上も含んでいるということである。また、糖質を９％以上含んでいる。なお、沖縄県工業技術センターにおける分析の結果でも、食物繊維の含有量は５９．４％であった。
【００３０】発明者は、食物繊維の含有量の多さに驚き、食物繊維の含有量を他の食品と比較してみたところ、株式会社ブティック社発行の「食物繊維・鉄・カルシウム・ビタミンＡ・ＤＨＡ・ＥＰＡおかず１０４選」の記載によると、寒天が８１．２９％、きくらげが７４．１８％、ひじきが５４．９４％、干ししいたけが４３．４１％である。これらと比較しても、コーヒー薄皮の約６０％という含有量は驚異的である。
【００３１】また、「高繊維質の食品ほど、一度に摂取できる量は少なく、寒天１本は約３ｇである。１本を２〜３カップの水などに溶かして使用するので、寒天だけでの繊維摂取は、かなり難しいことです。これは、きくらげやのり、わかめ、かんぴょうなどの食品にもいえるので、一度に摂取可能な量を知る事が大切です。」とも記載されている。
【００３２】「通常１回に食べる量あたりの食物繊維含有量の多い食品は、干し柿は１回に７０ｇ食べるとすると、摂取食物繊維量は７．５６ｇであり、ひじきは１回に１０ｇ食べるとすると、摂取食物繊維量は５．４９ｇであり、ファイバーパンは１回に１００ｇ食べるとすると、摂取食物繊維量は３．９６ｇであり、おからは１回に４０ｇ食べるとすると、摂取食物繊維量は３．７７ｇである。」
【００３３】食物繊維の含有量が圧倒的に多いコーヒー薄皮の場合は、摂取の仕方によって、１回当たりの摂取量も当然異なってくる。しかも、コーヒー薄皮の場合は、摂取の仕方はいろいろあり、極めて多いので、好みによって、或いは必要に応じて任意の摂取方法を選択できる。
【００３４】ところで、コーヒー薄皮は、コーヒー種子を焙煎した際に剥離した薄皮をそのまま食品として使用することも不可能ではないが、商品価値を高めるために、或いは使用し易いように、粉末化するのがよい。
【００３５】コーヒー種子を焙煎した際に剥離した薄皮をそのまま粉砕機にかけて粉砕し、粉末化することもできるが、各薄皮同士が重なった状態では滑り易いため、円滑に粉砕できない場合が多い。粉砕が困難な理由は、繊維質が多く、引っ張りに強いことも起因していると思われる。
【００３６】発明者が種々試みたところ、粉砕手段によっても異なるが、充分に乾燥させて水分をできるだけ減らした方が粉砕し易いことを確認した。乾燥の仕方は、特に限定されないが、通常の乾燥手法と同様に、加熱乾燥も効率的である。なお、粉砕手法も特に限定されず、任意の粉砕機械を使用できる。
【００３７】このようにコーヒー薄皮を粉砕して粉末化すると、種々の摂取方法が可能であり、１回当たりの摂取量もいろいろ選択できる。また、こうして粉末化した状態で、商品として販売すれば、消費者は、粉末を購入して来て、各家庭で各種の料理に加えて使用できるので、消費者が好みの方法で摂取することもできる。
【００３８】粉末をジュースや牛乳などの飲料に混ぜだり、水や湯で溶いたりして飲むこともできる。ご飯や雑炊などを煮る際に加えたり、食事の際に掛けたりして摂取することもできる。みそ汁や各種のおかずに加えたりもできる。
【００３９】粉末化したコーヒー薄皮を食品に加えて用いる場合は、任意の食品に加えることができるが、例えばクッキーやパンなどのような和洋菓子やパン類を製造する際に加えることができる。その結果、通常の食物繊維の多い食品を避けがちな子ども達や若い世代のための食物繊維補充に好適である。コーヒー薄皮には、表１からも明らかなように、糖質も１０％近く含有しているので、砂糖の使用量を節減できる利点もある。
【００４０】また、コーヒー薄皮の粉末は、そばやうどん、ラーメン、スパゲッティ等の麺類やマカロニなどを製造する際に加えるのも効果的である。さらに、てんぷらの衣や蒲鉾などに混ぜたり、ハンバーグ、スナック菓子などのインスタント食品などを製造する際に加えるのも有効である。
【００４１】また、各種の振りかけに混ぜておき、振りかけとして使用することもできる。コーヒー薄皮の粉末に自然塩などを混ぜて味付けすることにより、コーヒー薄皮粉末のみを集中的に摂取することも可能である。
【００４２】発明者は自ら、コーヒー薄皮の粉末を各種の飲食品に加えて摂取してみたが、ご飯や雑炊などに適当に混ぜて摂取したところ、通じが抜群であった。また、副作用はなく、人体に悪影響を来すこともなかった。なお、ハムスターの他、グッピーなどの魚類にも与えているが何ら問題は生じていない。
【００４３】コーヒー薄皮のみを集中的に摂取する場合は、コーヒー薄皮の粉末を錠剤のように固めて商品化し、このコーヒー薄皮の粒や錠剤を水などで飲むのが手っとり早い。ギョウザやタコスの皮、煎餅などの生地にコーヒー薄皮の粉末を混ぜることもできる。
【００４４】健康増進に適した食物を錠剤状に固めた機能食品あるいは健康食品が満ちあふれているが、前記のように、コーヒー薄皮には糖質も多く、また食物繊維は粘性が有ると言われているので、機能食品あるいは健康食品の錠剤などを固める際の結合剤として使用することもできる。この機能食品あるいは健康食品を摂取することによって、食物繊維も同時に摂取できるので、一石二鳥である。なお、医薬品の錠剤を固める際の結合剤にもできる。
【００４５】コーヒー薄皮には、水溶性の食物繊維も含まれているものと考えられるので、コーヒー薄皮を煎じたり、あるいはアルコールなどに漬けたりして水溶性の食物繊維を抽出し、液体飲料とすることもできる。また、こうして抽出した水溶性の食物繊維をジュースなどのような各種飲料に加えて製品とすることもできる。
【００４６】消費者が、コーヒー薄皮を飲料として抽出することもできる。例えば、レギュラーコーヒーや茶葉や漢方薬などに予め加えておけば、これらを抽出して飲用する際に、同時にコーヒー薄皮中の水溶性の食物繊維も摂取できる。
【００４７】液体中に抽出した水溶性の食物繊維をそのまま、あるいは濃縮して、または他の飲食物に混ぜたりして使用でき、さらにスプレイドライなどの手法で乾燥して粉末化したりして利用することもできる。
【００４８】また、インスタントコーヒーやココア、各種の食用粉類などの粉末にコーヒー薄皮の粉末を混ぜておくことによって、水溶性の食物繊維だけでなく、不水溶性の食物繊維も摂取できる。
【００４９】したがって、食品に限らず、飲用する商品に加えておくことも可能であり、コーヒー薄皮の摂取の仕方は無限である。
【００５０】以上のように、コーヒー薄皮の粉末を飲食物に加えておき、食品として或いは飲料として用いることによって、現代人が不足していると言われている食物繊維を効果的に摂取して、人体の健康増進や生活習慣病の予防や治療に利用できる。しかも、コーヒー種子の薄皮は、コーヒー種子を焙煎する際に廃棄物として発生するものを利用するので、安価に提供でき、資源の有効利用も実現できる。
【００５１】以上は人体の健康維持や増進のために摂取する例であるが、ペットや家畜などの飼料として与えることも有効である。このように動物に与える場合は、必ずしも粉末化する必要はなく、コーヒー種子を焙煎する際に剥離した薄皮をそのまま飼料に混ぜても特に支障はない。
【００５２】飼料にコーヒー種子皮の粉末を混ぜると、食物繊維の不足を来している動物の健康維持や治療にも有効である。また、食用の豚や牛などの場合は、脂肪分を低減して、肉質改善する際にも有効である。
【００５３】猫などの動物の場合、食道や胃に入った毛と食物繊維が結合して、便と共に排泄されるので、コーヒー種子皮の粉末を餌に混ぜて摂取させることによって、このような毛の排泄促進の効果も期待できる。
【００５４】
【発明の効果】
請求項１のように、コーヒー種子を焙煎した際に剥離した薄皮を粉砕して粉末化してなるコーヒー種子皮の加工品は、食物繊維を豊富に含んでいるので、この粉末を各種の飲食物に製造段階や調理時にあるいは飲食時に加えることによって、毎日の生活で飲んだり食べたりする際に自然に食物繊維を摂取でき、人体や動物の健康維持に有効に作用する。また、この粉末を錠剤にしたり、他の健康食品に添加したりして飲むことも可能である。
【００５５】請求項２のように、コーヒー種子を焙煎した際に剥離した薄皮又は該薄皮の粉砕物を食物繊維として用いることにより、人体や動物の食物繊維の不足を補うことが可能となり、その結果、食物繊維の不足から来す各種の疾病を予防したり治療したりできる。食物繊維としての利用方法は、前記のように、飲食物に加えたり、あるいは錠剤にしたり健康食品に加えたりでき、摂取方法は任意である。
【００５６】請求項３のように、コーヒー種子を焙煎した際に剥離した薄皮又は該薄皮の粉砕物を飲食物に添加して、食べたり飲んだりすることによって、食物繊維として容易に利用できる。なお、コーヒー豆や茶の葉、漢方薬などに加えて、煎じて飲むことによって、水溶性の食物繊維を摂取することもできる。
【００５７】請求項４のように、コーヒー種子を焙煎した際に剥離した薄皮を粉砕してなる粉末を添加してある飲食物は、飲んだり食べたりする際に薄皮中の食物繊維を同時に摂取できるので、人体の健康維持や生活習慣病の予防や治療に有効な飲食物として提供できる。
【００５８】請求項５のように、コーヒー種子を焙煎した際に剥離した薄皮又は薄皮の粉砕物を動物の飼料に添加してある場合は、飼料として与えることによって、食物繊維の不足を来している動物の健康維持や治療にも有効である。また、食用の豚や牛などの場合は、脂肪分を低減して肉質改善するためにも食物繊維の多い飼料が適している。
【００５９】請求項６のように、健康食品ないしは機能食品に添加しておけば、これらを摂取することによって、食物繊維の不足と他の栄養素の不足を同時に補うことが可能となり、多目的の機能食品を実現できる。なお、コーヒー薄皮は、糖質も多く、また食物繊維は粘性が有るので、機能食品や健康食品、医薬品の錠剤を製造する際の結合剤としても有効に作用する。
【００６０】請求項７のように、コーヒー種子の薄皮を加熱乾燥して水分を減少させた状態で粉砕すると、粉末化が容易になり、円滑に効率的に粉砕でき、量産に適している。また、焙煎の際の熱で殺菌されていても、その後に大気中などから雑菌が混入する恐れもあるので、粉末化に際して再度加熱することは、殺菌の点でも好ましい。
【００６１】以上のように、本発明によると、コーヒー種子の薄皮を利用することによって、現代人が最も不足しており、健康に支障を来す原因となっている食物繊維を効果的に補給することができ、画期的な発明と言える。
【図面の簡単な説明】
【図１】コーヒーの実の断面図である。
【図２】果肉を除去した後の生のコーヒー種子の断面図である。
【図３】焙煎後のコーヒー種子薄皮を示す図である。
【符号の説明】
１ コーヒー種子
２ 果肉
３ 薄皮
３ａ 剥離した薄皮[0001]
[Industrial applications]
The present invention relates to a technique for enabling a thin skin component of coffee seeds to be ingested as dietary fiber or the like.
[0002]
[Prior art]
The inventor of the present invention proposed in Japanese Patent Application No. 2001-232726 a technique in which thin skin peeled off when roasting coffee seeds is used as an animal rug. This skin is (1) flexible and soft and elastic, (2) it has a large number of micropores and is porous and has good air permeability and moisture absorption, so it can be used instead of a straw for spreading small animals such as hamsters. Optimal.
Further, the inventor of the present invention has tried to harvest coffee beans by cultivating a coffee tree, or as proposed in Japanese Patent Application No. 2000-377701, the thin skin of coffee trees, leaves and coffee seeds. Ash is collected by baking the flour of coffee beans and coffee beans, and used as a medicine for manufacturing pottery coffee utensils, or as proposed in Registered Utility Model No. 3082553, a dedicated coffee cup for drinking coffee Strong commitment to coffee, such as manufacturing.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, the coffee skin must be thoroughly studied without thoroughly studying it, and as a result of further research on the thin skin of coffee seeds, as is clear from Table 1, it is necessary to maintain the health of humans and animals. Was found to be rich in natural dietary fiber.
According to the "Anti-Cancer Food Dictionary" published by Shufu and Seikatsusha, regarding dietary fiber, "I want to be conscious and take a lot of it. Dietary fiber is a component that cannot be digested by digestive enzymes. It also works to increase the number of good bacteria in the intestine and prevents constipation, so it quickly releases carcinogens from the body, prevents colorectal cancer, and also improves blood sugar, blood pressure, It also lowers total blood cholesterol. "
According to another book, dietary fiber is a food component that cannot be digested by human digestive enzymes, and thus cannot be called a nutrient, but plays an important role comparable to various important nutrients. . In other words, there is an important physiological action that promotes the function of the intestine.
[0007] Therefore, it is expected that constipation can be reduced and fecal impaction can be prevented by the intestinal action. In addition, it is expected to have effects such as normalization of blood cholesterol level, prevention of hypertension, prevention of colon cancer and colonic polyps, improvement of intestinal bacterial bleeding, that is, growth of bifidobacteria and prevention of diabetes.
[0008] As a result, when dietary fiber is deficient, the digestive motility of the intestine decreases, digestion and decomposition of food become insufficient, and putrefactive bacteria in the intestine grow, causing colon cancer and colon polyps. And other problems have been pointed out.
[0009] Particularly, in recent years, it has been said that dietary fiber intake is low due to the westernization of dietary habits. Therefore, shortage of dietary fiber is an indispensable and important problem for maintaining health, and lifestyle-related diseases are inevitable. Its importance has also been pointed out in prevention and treatment.
A technical object of the present invention is to make it possible to effectively consume dietary fiber by focusing on the fact that the thin skin of coffee seeds is rich in dietary fiber as described above.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
The technical problem of the present invention is solved by the following means. A first aspect of the present invention is a processed product of coffee seed hulls, wherein the thin skin peeled when roasting the coffee seeds is crushed and powdered.
[0012] As described above, the processed product of coffee seed hulls obtained by crushing and peeling the thin skin peeled when roasting the coffee seeds contains abundant dietary fiber. By adding to a product at the manufacturing stage, at the time of cooking, or at the time of eating and drinking, dietary fiber can be naturally ingested at the time of drinking and eating in daily life, and effectively acts on maintenance of human and animal health. It is also possible to make this powder into tablets or add it to other health foods for drinking.
[0013] A second aspect of the present invention is a method of using coffee seed hulls, wherein thin skin peeled when roasting coffee seeds or crushed material of the thin skin is used for replenishment of dietary fiber. As described above, by using the thin skin peeled when roasting the coffee seeds or the crushed material of the thin skin for replenishment of dietary fiber, it becomes possible to compensate for the shortage of dietary fiber of the human body and animals, and as a result, It can prevent and treat various diseases caused by the lack of fiber.
As described above, the method of using as a dietary fiber can be added to food or drink, or made into tablets or health foods, and the method of ingestion is arbitrary. In addition, a thin beverage of coffee can be decocted or dipped in alcohol or the like to extract water-soluble dietary fiber to make a liquid beverage. When the water-soluble dietary fiber is extracted or made into tablets as described above, it is not always necessary to pulverize it.
[0015] A third aspect of the present invention is a method of using coffee seed hulls, comprising adding thin skin peeled when roasting coffee seeds or a crushed material of the thin skin to food or drink. Foods and drinks shall include coffee beans, tea leaves, Chinese medicine, and other decocted drinks.
As described above, the thin skin peeled when roasting the coffee seeds or the crushed material of the thin skin is added to food and drink and eaten or drunk so that it can be easily used as dietary fiber. It should be noted that, in addition to coffee beans, tea leaves, herbal medicine, etc., water-soluble dietary fiber can be ingested by decoction and drinking. As described above, when extracting water-soluble dietary fiber by decoction, it is also possible to use the coffee thin skin without pulverizing it.
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided a food or drink characterized by adding a powder obtained by crushing a thin skin peeled when roasting coffee seeds. In this way, food and drink to which powder obtained by crushing the thin skin peeled when roasting coffee seeds is added can simultaneously ingest the dietary fiber in the thin skin when drinking or eating, so that the human body It can be provided as a food and drink that is effective for maintaining health and preventing and treating lifestyle-related diseases.
A fifth aspect of the present invention is an animal feed to which a thin skin or a crushed thin skin peeled off when roasting coffee seeds is added. In the case of animal feed, there is no particular problem even if it is added as a thin skin without powdering. As described above, when the thin skin or the thin crushed material peeled off when the coffee seeds are roasted is added to the animal feed, by giving the feed as a feed, the health of the animal having a shortage of dietary fiber is increased. It is also effective for maintenance and treatment. Further, in the case of edible pigs and cows, since meat having too much fat is not preferred by consumers, a feed containing a large amount of dietary fiber is suitable for improving meat quality.
A sixth aspect of the present invention is a functional food containing thin skin peeled when coffee seeds are roasted or a crushed product of the thin skin. When it is made into a functional food such as a tablet, it can be used as a thin skin without powdering.
As described above, when the health food or the functional food contains the thin skin of coffee seeds or the crushed material of the thin skin, the ingestion of the functional food makes up for the shortage of dietary fiber and the shortage of other nutrients at the same time. And a multipurpose functional food can be realized. In addition, since coffee thin skin has a lot of carbohydrates and the dietary fiber has viscosity, it effectively acts as a binder when manufacturing tablets for functional foods and health foods.
[0021] A seventh aspect of the present invention is a method for processing coffee seed hulls, wherein the thin husks peeled off when roasting the coffee seeds are heated and dried to reduce the water content and pulverized. The thin skin of the coffee seeds was found to be slippery. If it is slippery, it is difficult to grind it.However, if the thin skin of coffee seeds is heated and dried to reduce the water content, it can be easily pulverized and can be pulverized smoothly and efficiently. Suitable for. In addition, even if it is sterilized by the heat at the time of roasting, there is a possibility that various bacteria may be mixed from the atmosphere or the like after that. Therefore, it is preferable to heat again when powdering, in terms of sterilization.
[0022]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Next, an embodiment will be described in which the method of using the coffee seed hull according to the present invention is actually embodied. FIG. 1 is a cross-sectional view of a coffee berry. Coffee beans or seeds 1 are wrapped in pulp 2.
Normally, as shown in FIG. 2, the pulp 2 is removed, and only the central coffee seed 1 is transported to a consumption area in a dry state. The coffee seeds 1 are paired with hemispherical seeds, and have astringent skins or thin skins 3 around each hemispherical seed 1, that is, on the entire hemispherical surface.
In the consumption area, the dried coffee seeds 1 wrapped in the thin skin 3 are roasted and sold as regular coffee. The roasting is performed at a temperature of about 200 ° C., but during the roasting process, the epidermis or thin skin 3 of the coffee seeds is naturally separated from the coffee seeds 1 by heating. Moreover, it is sufficiently dried by heating and sterilized.
As described above, the thin skin 3 is naturally peeled off from the coffee seed 1 to be a product. When only the peeled thin skin 3 is illustrated, the thin skin 3 is as shown in FIG. 3A. That is, the outer shape is not constant and is amorphous. In other words, it is shaped like a shred. The size is often in the range of about 2-3 mm to 5-6 mm. The thickness is as thin as about 0.1 mm, which is likely to be seen through. In addition, the micropores are opened innumerably and are flexible.
Because of such properties, it is light and scatters even with a slight wind. Since it is thin and has numerous micropores, it is easy to dry. In addition, moisture is easily absorbed, but the absorbed moisture dries quickly.
[0027] While finding and using such properties of thin skin as a substitute for straw for spreading small animals, the small animal was interested in eating thin skin and analyzed the ingredients. The result was as follows. The analytical institution is the Japan Food Research Laboratories.
[0028]
[Table 1]
The inventor was surprised at the high content of dietary fiber, and when comparing the content of dietary fiber with other foods, he found that "dietary fiber / iron / calcium / vitamin A" issued by Boutique Co., Ltd. According to the description of "104 selections of DHA / EPA side dishes", agar is 81.29%, jellyfish is 74.18%, hijiki is 54.94%, and dried shiitake is 43.41%. Even compared to these, the content of about 60% of the coffee skin is surprising.
In addition, "the higher the fiber content, the smaller the amount that can be ingested at a time, the weight of one agar is about 3 g. Since one agar is used by dissolving it in 2-3 cups of water, etc. It is quite difficult to take fiber. This is also true for foods such as jellyfish, seaweed, seaweed, and kanpyou, so it is important to know how much you can consume at a time. "
"Usually, foods with a high dietary fiber content per serving are calculated assuming that dried persimmon eats 70g at a time, intake dietary fiber is 7.56g, and hijiki is 10g at a time. Then, the amount of dietary fiber ingested is 5.49 g, the fiber bread eats 100 g at a time, the amount of dietary fiber ingested is 3.96 g, and if you eat 40 g of okara at a time, the amount of dietary fiber ingested Is 3.77 g. "
[0033] In the case of coffee thin skin having an overwhelmingly high content of dietary fiber, the amount of intake per serving naturally depends on the manner of ingestion. In addition, in the case of coffee thin skin, there are various ways of ingestion, and there are quite a lot of them. Therefore, an arbitrary ingestion method can be selected according to preference or as needed.
By the way, it is not impossible to use the thin skin peeled off when roasting the coffee seeds as it is, but it is not impossible to use the thin coffee as a food as it is, in order to increase the commercial value or to make it easy to use. Good to do.
The thin skin peeled off when the coffee seeds are roasted can be pulverized by using a pulverizer as it is, but it is often impossible to grind smoothly because the thin skins are slippery when they overlap. It is considered that the reason why the pulverization is difficult is also due to the fact that the fiber has a large amount of fiber and is strong in pulling.
The inventor has made various attempts, and it has been confirmed that, depending on the pulverization means, pulverization is easier if the pulverizer is sufficiently dried to reduce the water content as much as possible. The method of drying is not particularly limited, but heating and drying are also efficient, as in the ordinary drying method. The pulverizing method is not particularly limited, and any pulverizing machine can be used.
By pulverizing and pulverizing the coffee skin in this manner, various intake methods are possible, and the intake amount per serving can be selected in various ways. Also, if sold as a product in this powdered state, consumers can purchase the powder and use it in addition to various dishes at home, so consumers can consume it in their favorite way You can also.
The powder can be mixed with a drink such as juice or milk, or dissolved in water or hot water for drinking. It can be added when boiling rice or porridge, or hung at the time of a meal. It can be added to miso soup or various side dishes.
When powdered coffee skins are used in addition to foods, they can be added to any food, for example, when manufacturing Japanese and Western confectionery such as cookies and breads and breads. As a result, it is suitable for supplementing dietary fiber for children and younger generations who tend to avoid foods high in normal dietary fiber. As is clear from Table 1, since the coffee skin contains sugars at about 10%, there is also an advantage that the amount of sugar used can be reduced.
It is also effective to add the coffee thin skin powder when producing noodles such as buckwheat noodles, udon, ramen, spaghetti and macaroni. Furthermore, it is also effective to mix it with tempura batter or kamaboko, or to add it when manufacturing instant foods such as hamburgers or snacks.
Also, it can be mixed with various sprinkles and used as sprinkles. By mixing natural salt or the like with the coffee skin powder and seasoning, it is possible to intensively ingest only the coffee skin powder.
The inventor himself tried adding the coffee thin skin powder to various foods and drinks and ingesting it. When the coffee was properly mixed with rice or porridge, the ingestion was excellent. There were no side effects and no adverse effects on the human body. In addition, hamsters and other fish, such as guppy, have been given no problems.
In the case of intensively ingesting only the coffee skin, it is quick and easy to drink the coffee skin particles and tablets with water or the like by hardening the coffee skin powder like tablets. Dough such as gyoza, taco skin, and rice crackers can be mixed with coffee thin skin powder.
[0044] Functional foods or health foods obtained by solidifying foods suitable for health promotion into tablets are overflowing, but as described above, coffee thins are rich in saccharides and dietary fiber is said to have viscosity. Therefore, it can be used as a binder when solidifying tablets of functional foods or health foods. By ingesting this functional food or health food, dietary fiber can be ingested at the same time. In addition, it can also be used as a binder when solidifying a pharmaceutical tablet.
Since it is considered that the coffee skin contains water-soluble dietary fiber, the coffee skin is decocted or soaked in alcohol or the like to extract the water-soluble dietary fiber. You can also. Further, the water-soluble dietary fiber thus extracted can be added to various beverages such as juice to produce a product.
Consumers can also extract coffee skins as beverages. For example, if it is added in advance to regular coffee, tea leaves, herbal medicine, and the like, the water-soluble dietary fiber in the coffee skin can be ingested when these are extracted and consumed.
The water-soluble dietary fiber extracted in the liquid can be used as it is, concentrated, or mixed with other foods and drinks, and further dried and powdered by a method such as spray drying for use. You can also.
In addition, by mixing the powder of the coffee skin with the powder of instant coffee, cocoa, various edible powders, etc., not only water-soluble dietary fiber but also water-insoluble dietary fiber can be consumed.
Therefore, it can be added not only to foods but also to commodities to be drunk, and the way of ingesting coffee skin is unlimited.
As described above, by adding coffee thin skin powder to food and drink and using it as food or drink, it is possible to effectively ingest dietary fiber which is said to be in short supply by modern people. It can be used to promote human health and prevent and treat lifestyle-related diseases. Moreover, since the thin skin of the coffee seed is used as a waste when roasting the coffee seed, the thin skin can be provided at low cost and effective use of resources can be realized.
Although the above is an example of ingestion for maintaining and improving the health of the human body, it is also effective to feed it as feed for pets and livestock. In the case of giving to an animal in this way, it is not always necessary to pulverize it, and there is no particular problem even if the thin skin peeled off when roasting the coffee seed is directly mixed with the feed.
Mixing the powder of coffee seed husk with the feed is also effective for maintaining and treating the health of animals suffering from dietary fiber deficiency. In the case of edible pigs and cows, it is also effective in reducing fat and improving meat quality.
In the case of animals such as cats, the hair and dietary fiber that have entered the esophagus and stomach are combined and excreted together with stool. The effect of promoting hair excretion can also be expected.
[0054]
【The invention's effect】
As described in claim 1, the processed product of the coffee seed skin obtained by pulverizing and pulverizing the thin skin peeled off when roasting the coffee seed contains abundant dietary fiber. By adding to a product at the manufacturing stage, at the time of cooking, or at the time of eating and drinking, dietary fiber can be naturally ingested at the time of drinking and eating in daily life, and effectively acts on maintenance of human and animal health. It is also possible to make this powder into tablets or add it to other health foods for drinking.
As described in claim 2, by using thin skin peeled off when roasting coffee seeds or a crushed material of the thin skin as dietary fiber, it becomes possible to compensate for the shortage of dietary fiber in humans and animals, As a result, various diseases caused by a lack of dietary fiber can be prevented or treated. As described above, the method of using as a dietary fiber can be added to food or drink, or made into tablets or health foods, and the method of ingestion is arbitrary.
As described in claim 3, the thin skin peeled off when the coffee seed is roasted or the crushed material of the thin skin is added to a food and drink, and can be easily used as a dietary fiber by eating or drinking. . It should be noted that, in addition to coffee beans, tea leaves, herbal medicine, etc., water-soluble dietary fiber can be ingested by decoction and drinking.
According to a fourth aspect of the present invention, the food to which the powder obtained by crushing the thin skin peeled when roasting the coffee seeds is added, simultaneously consumes the dietary fiber in the thin skin when drinking or eating. Since it can be ingested, it can be provided as an effective food and drink for maintaining human health and preventing and treating lifestyle-related diseases.
As described in claim 5, when thin skin or crushed thin skin that has been peeled off when roasting coffee seeds is added to animal feed, the lack of dietary fiber may be caused by feeding the animal feed. It is also effective in maintaining and treating the health of animals. In addition, in the case of edible pigs and cows, a feed with a large amount of dietary fiber is suitable for reducing fat and improving meat quality.
If added to health foods or functional foods as described in claim 6, by ingesting them, it becomes possible to simultaneously compensate for the deficiency of dietary fiber and the deficiency of other nutrients, and to achieve a multipurpose function. Food can be realized. In addition, since coffee thin skin has a lot of carbohydrates and the dietary fiber is viscous, it effectively acts as a binder when manufacturing tablets for functional foods, health foods, and pharmaceuticals.
When the thin skin of coffee seeds is heated and dried to reduce the water content and ground as described above, powdering is facilitated, and the coffee seeds can be ground smoothly and efficiently, which is suitable for mass production. In addition, even if it is sterilized by the heat at the time of roasting, there is a possibility that various bacteria may be mixed from the atmosphere or the like after that. Therefore, it is preferable to heat again when powdering, in terms of sterilization.
As described above, according to the present invention, by utilizing the thin skin of coffee seeds, the dietary fiber which is the most deficient in modern humans and is a cause of health problems is effectively replenished. This is a groundbreaking invention.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a coffee berry.
FIG. 2 is a cross-sectional view of a raw coffee seed after the pulp has been removed.
FIG. 3 is a view showing a coffee seed skin after roasting.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Coffee seed 2 Pulp 3 Thin skin 3a Peeled thin skin
