JP2004112729A - ケーブル識別器、識別機能付き共同受信機器及び識別機能付きアダプタ - Google Patents

ケーブル識別器、識別機能付き共同受信機器及び識別機能付きアダプタ Download PDF

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Abstract

【課題】分配器側で複数の分配用ケーブルを簡単に識別し得るケーブル識別器を提供する。
【解決手段】ブースタ7a〜7nを設置する場合に識別用抵抗器21の値が異なるものを使用する。分配器3の分配端子4a〜4nに分配用ケーブル5a〜5nを接続する際、分配用ケーブル5a〜5nにケーブル識別器10を順次接続し、ブースタ番号を確認する。ケーブル識別器10の計測端子15に例えば分配用ケーブル5aを接続すると、分配用ケーブル5aに接続されているブースタの識別用抵抗器21がケーブル識別器10の計測用基準抵抗器13に直列に接続され、電源部14の電圧が分圧されてA/D変換器111によりデジタルデータに変換される。レベル判別部112は、A/D変換器111の出力を判別し、その判別結果に対応するブースタ番号をドライバ113により表示器12に表示する。
【選択図】  図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば集合住宅に設置するテレビ共同視聴設備等において、分配機能を備えた機器に接続するケーブルが何処に配線されているかを分配機器側で識別することができるケーブル識別器、識別機能付き共同受信機器及び識別機能付きアダプタに関する。
【0002】
【従来の技術】
集合住宅等におけるテレビ共同視聴設備では、共同受信用アンテナで受信したテレビ信号あるいはCATVシステムのヘッドエンド装置からケーブルを介して送られてくる信号を分配器により各室に分配している。この場合、テレビ信号の分配先である各室が何階にあるのか、また、同じ階でも何処に位置しているのか等の分配条件によりテレビ信号の減衰量が異なったものとなっている。このため、テレビ信号を単に分配器で均等に分配したのでは、各室に分配されるテレビ信号のレベルがそれぞれ異なったものとなり、各室におけるテレビ受信画像の品質を一定にすることができない。
【0003】
このような問題を解決するため従来では、分配器を設計する際に各分配端子の信号レベルを各室の分配条件を合わせて設定している。このため分配器の分配端子に分配用ケーブルを接続する場合には、相互の位置関係を正しく設定する必要がある。
【0004】
このため従来では、作業者を分配器と各室の双方に配置して相互に連絡しながら分配用ケーブルを識別し、分配器の各分配端子に所定の分配用ケーブルを接続するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の方法では、分配器と各室の双方に作業者を配置して相互に連絡しながら分配用ケーブルを識別しなければならないので、分配用ケーブルの識別に多くの人手を要すると共に時間が掛かるという問題がある。
【0006】
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、分配機能を備えた機器側において、複数の分配用ケーブルを簡単に識別し得るケーブル識別器を提供することを目的とする。
【0007】
また、本発明は、分配用ケーブルの先端に接続されて識別データを出力する機能を備えた識別機能付き共同受信機器及び識別機能付きアダプタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るケーブル識別器は、一端が共同受信機器に接続された複数のケーブルの他端において、該共同受信機器を識別するケーブル識別器において、共同受信機器端子に設けた識別用抵抗器の分圧電圧レベルを識別データとして、該共同受信機器を識別することを特徴とする。
【0009】
上記の構成とすることにより、例えば集合住宅に設置するテレビ共同視聴設備等において、分配機能を備えた機器側で複数の分配用ケーブルを簡単且つ確実に識別でき、分配機能を備えた機器の分配端子に所定の分配用ケーブルを正しく接続でき、分配機能を備えた機器と分配用ケーブルとの接続作業を短時間で効率的に行なうことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る集合住宅等におけるテレビ共同視聴設備の構成例を示す図である。図1において、1は共同受信用のTVアンテナで、例えばUHFアンテナ、VHFアンテナ、パラボラアンテナが単独あるいは組み合わせて使用される。なお、共同受信用のTVアンテナ1の代わりにCATVシステムのヘッドエンド装置からケーブルにより送られてくるTV信号を使用する場合もある。
【0011】
上記TVアンテナ1で受信されたTV信号は、増幅器2で増幅されて分配機能を備えた機器例えば分配器3に入力される。分配器3は、複数の分配端子4a〜4nを備え、予めテレビ共同視聴設備の分配条件に合わせて各分配端子4a〜4nから出力される分配信号のレベルが設定されている。
【0012】
上記分配器3の分配端子4a〜4nには、分配用ケーブル5a〜5nの一端が接続される。この分配用ケーブル5a〜5nは、ジャンクションボックス6を介して集合住宅内に配線され、先端が例えば各階の各室に対応して配置される共同受信機器例えばテレビ信号用ブースタ7a〜7nに接続される。ブースタ7a〜7nの信号出力端は、各室に配設されるTV端子8に接続される。
【0013】
上記分配器3の分配端子4a〜4nには、予め定めた所定の分配用ケーブル5a〜5nを接続するが、その際、図2に示すケーブル識別器10を用いて分配用ケーブル5a〜5nの配線位置、すなわち、ブースタ7a〜7nの何れに接続されているかを識別する。
【0014】
なお、図1では、分配機能を備えた機器として分配器3を使用した場合について示したが、その他、例えば分配機能を備えたヘッドアンプやヘッドエンドにおいても、接続するケーブルを識別する場合に利用することができる。ヘッドエンドやヘッドアンプでは、各出力端子に対してそれぞれ接続する幹線ケーブルが決められているので、何処に配線されている幹線ケーブルであるかを識別する必要があるので、その際にケーブル識別器10を使用する。
【0015】
上記ケーブル識別器10は、図2に示すようにマイクロコンピュータ(以下、マイコンと略称する)11、表示器12、計測用基準抵抗器13、電源部14、計測端子15からなっている。
【0016】
上記マイコン11は、A/D変換器111、レベル判別部112及びドライバ113からなり、上記電源部14より例えば5Vの動作電圧が与えられる。上記A/D変換器111の入力端子は、計測端子15の+側に接続される。また、この計測端子15の+側には、電源部14から計測用基準抵抗器13を介して計測用電圧が与えられる。電源部14は、バッテリの電圧に基づいて所定の電圧例えば上記したように5Vの直流電圧を出力する。
【0017】
上記計測端子15は、計測しようとする分配用ケーブル5a〜5nの一端に接続される。上記計測用基準抵抗器13は、詳細を後述するようにブースタ7a〜7nの入力端に識別データ発生手段として設けられる例えば識別用抵抗器21に直列に接続されて電源部14の端子電圧を分圧するためのもので、その値としては例えば9.1kΩのものが使用される。
【0018】
上記A/D変換器111は、計測端子15に生じるアナログ電圧をデジタルデータに変換してレベル判別部112に入力する。レベル判別部112は、A/D変換器111により変換された電圧レベルを判別し、それに応じたブースタ識別表示、例えばブースタ番号をドライバ113を介して表示器12に表示する。この表示器12としては、例えば1〜数桁の7セグメントLEDが用いられ、レベル判別部112で判別されたブースタ番号を表示する。
【0019】
図3は、ブースタ7a〜7nの概略構成例を示したものである。ブースタ7a〜7nは、入力端子22と出力端子25との間にコンデンサ23を介して増幅器24を接続した構成となっているが、更に識別用抵抗器21を入力端子22に並列に、すなわち、入力端子22の+端子と−端子との間に設けている。上記識別用抵抗器21は、ブースタ番号に対応した値に設定されるもので、例えば1kΩ〜100kΩの範囲で設定される。すなわち、識別用抵抗器21の値は、ケーブル識別器10の計測端子15に生じる電圧が等間隔で変化するように等比で設定される。上記識別用抵抗器21の値によって設定したブースタ番号は、ブースタ7a〜7nのケースに記載される。
【0020】
図4は、識別用抵抗器21の設定例と計測電圧との関係を示したものである。なお、図4は、計測用基準抵抗器13の値を6kΩ、A/D変換器111の入力インピーダンスを無限大、電源部14の電圧を5Vとした場合を例としている。上記識別用抵抗器21の値は、ブースタ7a〜7nの入力インピーダンスより十分に大きい値であれば、ブースタの特性に影響を与えるものではない。ブースタ7a〜7nの入力インピーダンスは、一般に75Ωのものが使用されている。
【0021】
上記ブースタ7a〜7nを設置する場合、ブースタ番号、すなわち識別用抵抗器21の値が異なるものを使用する。この場合、どの場所に何番のブースタを設置するかを予め決めておくか、あるいはブースタ設置後に設置場所とブースタ番号との対応関係を確認しておく。
【0022】
そして、分配用ケーブル5a〜5n及びブースタ7a〜7nの設置を終了し、分配器3の分配端子4a〜4nに分配用ケーブル5a〜5nを接続する際、分配用ケーブル5a〜5nにケーブル識別器10を順次接続し、ブースタ番号、すなわち分配用ケーブル5a〜5nの番号を確認し、そのケーブル番号に従って分配器3への接続を行なう。
【0023】
ケーブル識別器10の計測端子15は、ケーブル端部コネクタと適合するコネクタが端子となっており、被識別ケーブルと容易に着脱可能になっている。上記計測端子15に例えば分配用ケーブル5aを接続すると、分配用ケーブル5aに接続されているブースタの識別用抵抗器21がケーブル識別器10の計測用基準抵抗器13に対して直列に接続され、電源部14の電圧が計測用基準抵抗器13と識別用抵抗器21によって分圧される。その分圧されたアナログ電圧がA/D変換器111でデジタルデータに変換され、レベル判別部112に出力される。レベル判別部112は、上記A/D変換器111の出力データから分圧電圧のレベルを判別し、そのレベルに対応するブースタ番号をドライバ113に出力して表示器12に表示する。
【0024】
従って、作業者は、分配器3の所で分配用ケーブル5aに接続されているブースタの番号が何番であるかを容易に確認でき、このブースタ番号からその設置位置が分かるので、分配用ケーブル5aを予め定められている分配器3の分配端子に正しく接続することができる。
【0025】
以下、同様にして作業者は、ケーブル識別器10により各分配用ケーブル5a〜5nに接続されているブースタ7a〜7nの番号を順次確認し、対応する分配器3の分配端子4a〜4nに接続する。
【0026】
なお、設置するブースタ7a〜7nの数が予め設定したブースタ番号の数よりも多い場合は、ブースタ7a〜7nを系統別に分けて、各系統でブースタ番号が重ならないように設置する。そして、ブースタ番号が重なる系統のブースタを分配用ケーブルから切り離した状態でブースタ番号の計測作業を行なうことにより、分配用ケーブル5a〜5nを正確に識別することができる。
【0027】
なお、上記第1実施形態では、各ブースタ7a〜7nの識別用抵抗器21をそれぞれ異なる値に設定する場合について説明したが、その他、例えば図5に示すように各ブースタ7a〜7nに予め値の異なる複数の識別用抵抗器21を設け、切換スイッチ例えばロータリスイッチ16で切換えるようにしても良い。上記ロータリスイッチ16は、例えばつまみ、あるいはドライバにより切換える。このようにロータリスイッチ16を使用して識別用抵抗器21を切換えることにより、1種類のブースタを用意するだけで、ブースタ番号を任意に切換え設定することができ、ブースタの製造及び管理が容易になる。
【0028】
(第2実施形態)
次に本発明の第2実施形態について説明する。
図6は、本発明の第2実施形態に係るケーブル識別器10及びブースタ7a〜7nの構成例を示す図である。この第2実施形態は、ブースタ7a〜7nに第1実施形態で示した識別用抵抗器21に代えて識別用コンデンサ31を設け、ケーブル識別器10で上記識別用コンデンサ31の容量を判別してブースタ番号を識別するようにしたものである。
【0029】
ケーブル識別器10では、電源部14の供給電圧によって動作するパルス発生器17を設け、例えば周波数が100kHz、デューティ比が50%のパルス信号を発生する。このパルス発生器17で発生したパルス信号を容量判別部114に入力すると共に抵抗器18を介して計測端子15に出力する。また、マイコン11をA/D変換器111、容量判別部114、及びドライバ113により構成し、容量判別部114でブースタ7a〜7nに設けられた識別用コンデンサ31の容量を判別する。
【0030】
ブースタ7a〜7nに設ける識別用コンデンサ31は、例えば0.1μF〜500pFの容量のものを使用し、その容量値によってブースタ番号を設定する。
【0031】
上記の構成において、ケーブル識別器10の計測端子15に例えば分配用ケーブル5aを接続すると、パルス発生器17で発生したパルス信号が抵抗器18を介して計測端子15より出力され、分配用ケーブル5aに接続されているブースタの識別用コンデンサ31に供給される。すなわち、抵抗器18と識別用コンデンサ31により積分回路が形成され、抵抗器18と識別用コンデンサ31の時定数に従って識別用コンデンサ31への充放電が繰り返される。
【0032】
図7の(a)はパルス発生器17で発生したパルス信号波形、(b)は識別用コンデンサ31の充電波形を示したものである。パルス信号の正の半周期では識別用コンデンサ31への充電が行なわれ、パルス信号の負の半周期では識別用コンデンサ31に充電された電荷が放電される。
【0033】
ケーブル識別器10では、容量判別部114において、図7(a)、(b)に示すようにパルス信号が立ち下がった時点tから次にパルス信号が正に反転して識別用コンデンサ31の充電電圧が予め設定した閾値E1に到達した時点tまでの充電時間Tを計測し、この時間Tによりブースタ7a〜7nの番号を判別して表示器12に表示する。すなわち、上記識別用コンデンサ31の充電電圧が閾値E1に達するまでの充電時間Tは、容量に応じて異なった値となるので、容量判別部114で識別用コンデンサ31の充電時間Tを計測することにより、識別用コンデンサ31の容量を判別でき、この容量からブースタ番号を判別することができる。
【0034】
なお、上記第2実施形態では、パルス信号が立ち下がった時点tから充電時間Tの計測動作を開始する場合について示したが、パルス信号が立ち上がった時点から充電時間Tの計測動作を開始するようにしても良い。
【0035】
上記のようにブースタ7a〜7nに識別用コンデンサ31を設けた場合においても、第1実施形態の場合と同様に分配器3の所で分配用ケーブル5a〜5nに接続されているブースタ番号を容易に確認でき、このブースタ番号からブースタの設置位置が分かるので、分配用ケーブル5a〜5nを予め定められている分配器3の分配端子に正しく接続することができる。
【0036】
(第3実施形態)
次に本発明の第3実施形態について説明する。
図8は、この第3実施形態に係るケーブル識別器10及びブースタ7a〜7nの構成例を示したものである。この第3実施形態は、ブースタ7a〜7nに第1実施形態で示した識別用抵抗器21に代えてIDチップ40を設け、ケーブル識別器10で上記識別用IDチップ40のID番号を判別してブースタ番号を識別するようにしたものである。
【0037】
ケーブル識別器10は、マイコン11、表示器12、電源部14、計測端子15、抵抗器18を備えている。マイコン11は、モデム115、ID判別部116、ドライバ113からなり、電源部14からの供給電圧によって動作する。また、ケーブル識別器10は、電源部14の端子電圧を抵抗器18を介して計測端子15より出力し、分配用ケーブル5a〜5nを介してブースタ7a〜7nに供給する。
【0038】
上記モデム115は、計測端子15から分配用ケーブル5a〜5nを介してブースタ7a〜7nに接続され、ブースタ7a〜7nに設けられているIDチップ40とデータの送受信を行ない、IDチップ40から送られてくるID番号を受信してID判別部116に入力する。ID判別部116は、IDチップ40から送られてきたID番号を判別し、表示器12に表示する。
【0039】
一方、ブースタ7a〜7nに設けられるIDチップ40は、図9に示すようにケーブル識別器10のモデム115とデータの送受信を行なうモデム41及びID番号を記憶しているメモリ例えばROM42を備えている。このROM42には、予め例えば数ビットのコードにより各ブースタ7a〜7nのID番号が書込まれている。また、IDチップ40は、ケーブル識別器10の電源部14から抵抗器18を介して与えられる直流電圧を抵抗器43を介してコンデンサ44に蓄え、モデム41及びROM42に動作電圧として供給する。
【0040】
上記の構成において、ケーブル識別器10の計測端子15に例えば分配用ケーブル5aを接続すると、電源部14から抵抗器18を介して出力される直流電圧が分配用ケーブル5aに接続されているブースタのIDチップ40に供給される。IDチップ40は、ケーブル識別器10から与えられる直流電圧を抵抗器43を介してコンデンサ44に蓄え、モデム41及びROM42に動作電圧として供給する。
【0041】
そして、ケーブル識別器10は、モデム115により分配用ケーブル5aを介してIDチップ40のモデム41と通信し、ROM42に記憶されているID番号を読出してID判別部116に出力する。ID判別部116は、IDチップ40から読出したID番号を判別し、その判別した番号を表示器12に表示する。
【0042】
上記のようにブースタ7a〜7nにIDチップ40を設けた場合においても、第1実施形態の場合と同様に分配器3の所で分配用ケーブル5a〜5nに接続されているブースタ番号を容易に確認できるので、分配用ケーブル5a〜5nを予め定められている分配器3の分配端子に正しく接続することができる。
【0043】
また、IDチップ40を用いた場合には、ROM42のビット数を増加することによって非常に多くのID番号を設定でき、大規模な集合住宅に設置するテレビ共同視聴設備で、非常に多数のブースタ7a〜7nを設置する場合においても、各ブースタ7a〜7nを確実且つ容易に識別することができる。
【0044】
また、上記ROM42は、数十〜数百ビットの構成とすることができ、非常に多数の情報を記憶させることができるので、ブースタ番号だけでなく、ブースタの機器番号、製造番号等を設定することができる。従って、分配用ケーブル5a〜5nを分配器3に接続する際に、ブースタ番号だけでなく、ブースタの機器番号から性能等についても容易に確認することが可能である。
【0045】
上記第3実施形態では、ブースタ7a〜7n内にIDチップ40を設けた場合について示したが、図10に示すように例えばIDチップ40を備えたIDアダプタ50を分配用ケーブル5a〜5nとブースタ7a〜7nとの間にそれぞれ接続し、ケーブル識別器10で各IDアダプタ50のID番号を識別するようにしても良い。
【0046】
なお、分配用ケーブル5a〜5nに対してブースタ7a〜7nが接続されていない場合には、図11に示すように分配用ケーブル5a〜5nにIDアダプタ50のみを接続し、ケーブル識別器10で各IDアダプタ50のID番号を識別するようにしても良い。
【0047】
また、アダプタは、IDアダプタ50に限定されるものではなく、IDチップ40に代わりに、第1実施形態で示したように識別用抵抗器21を設けてケーブルを識別できるようにしたもの、あるいは第2実施形態で示したように識別用コンデンサ31を設けてケーブルを識別できるようにしたものであっても良い。
【0048】
また、上記第3実施形態では、ブースタ7a〜7n内にIDチップ40を設けた場合について示したが、ブースタに限らず、その他の共同受信機器、例えば図12に示すように分岐/分配器51内にIDチップ40を設け、ケーブル識別器10で各分岐/分配器51内に設けたIDチップ40のID番号を識別するようにしても良い。
【0049】
更に、分岐/分配器51には、IDチップ40の代わりに、第1実施形態で示した識別用抵抗器21、あるいは第2実施形態で示した識別用コンデンサ31を設け、ケーブル識別器10で分岐/分配器51の番号を識別するようにしても良い。
【0050】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、集合住宅等に設置するテレビ共同視聴設備において、分配機能を備えた機器側で複数の分配用ケーブルを簡単且つ確実に識別でき、機器の分配端子に所定の分配用ケーブルを正しく接続でき、機器と分配用ケーブルとの接続作業を短時間で効率的に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る集合住宅等におけるテレビ共同視聴設備の構成例を示す図。
【図2】同実施形態におけるケーブル識別器の構成例を示す図。
【図3】同実施形態におけるブースタの概略構成例を示す図。
【図4】同実施形態におけるブースタに設けられる識別用抵抗器の設定例と計測電圧との関係を示す図。
【図5】同実施形態において、複数の識別用抵抗器をロータリスイッチで切換え設定する場合の構成例を示す図。
【図6】本発明の第2実施形態に係るケーブル識別器及びブースタの構成例を示す図。
【図7】同実施形態の動作を説明するための各部の信号波形を示す図。
【図8】本発明の第3実施形態に係るケーブル識別器及びブースタの構成例を示す図。
【図9】同実施形態におけるIDチップの構成例を示す図。
【図10】ブースタにIDアダプタを接続した場合の例を示す図。
【図11】IDアダプタを単独で使用した場合の例を示す図。
【図12】分岐/分配器にIDチップを設けた場合の例を示す図。
【符号の説明】
1…TVアンテナ
2…増幅器
3…分配器
4a〜4n…分配端子
5a〜5n…分配用ケーブル
6…ジャンクションボックス
7a〜7n…ブースタ
8…TV端子
10…ケーブル識別器
11…マイコン
111…D変換器
112…レベル判別部
113…ドライバ
114…容量判別部
115…モデム
116…ID判別部
12…表示器
13…計測用基準抵抗器
14…電源部
15…計測端子
16…ロータリスイッチ
17…パルス発生器
18…抵抗器
21…識別用抵抗器
22…入力端子
23…コンデンサ
24…増幅器
25…出力端子
31…識別用コンデンサ
40…IDチップ
41…モデム
42…ROM
43…抵抗器
44…コンデンサ
50…IDアダプタ
51…分岐/分配器

Claims (7)

  1. 一端が共同受信機器に接続された複数のケーブルの他端において、該共同受信機器を識別するケーブル識別器において、共同受信機器端子に設けた識別用抵抗器の分圧電圧レベルを識別データとして、該共同受信機器を識別することを特徴とするケーブル識別器。
  2. 一端が共同受信機器に接続された複数のケーブルの他端において、該共同受信機器を識別するケーブル識別器において、共同受信機器端子に設けた識別用コンデンサの容量値を識別データとして、該共同受信機器を識別することを特徴とするケーブル識別器。
  3. 一端が共同受信機器に接続された複数のケーブルの他端において、該共同受信機器を識別するケーブル識別器において、共同受信機器に具備したIDチップのIDコードを識別データとして、該共同受信機器を識別することを特徴とするケーブル識別器。
  4. ケーブルが接続される共同受信機器の端子において、前記ケーブル識別器により共同受信機器に接続されたケーブルの端部において、該共同受信機器を識別可能とする請求項1、2、3の何れか記載の識別手段を具備したことを特徴とする識別機能付き共同受信機器。
  5. 前記識別データの発生手段において、複数の識別素子を設け、該識別素子を選択することで、任意の識別データを選択する切換スイッチを備えたことを特徴とする請求項4記載の識別機能付き共同受信機器。
  6. 識別手段を有さない共同受信機器のケーブルが接続される端子に接続し、前記ケーブル識別器により共同受信機器に接続されたケーブルの端部において、該共同受信機器を識別可能とする請求項1、2、3の何れか記載の識別手段を具備したことを特徴とする識別機能付きアダプタ。
  7. 前記識別データの発生手段において、複数の識別素子を設け、該識別素子を選択することで、任意の識別データを選択する切換スイッチを備えたことを特徴とする請求項6記載の識別機能付きアダプタ。
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