JP2004112437A - 利得等化装置とwdm光中継システム - Google Patents

利得等化装置とwdm光中継システム Download PDF

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Abstract

【課題】自動制御で光伝送路の利得傾斜特性を最適化する。
【解決手段】利得等化装置1は、入力されるWDM光信号から、平均光パワーと、監視波長光パワーとを検出し、平均光パワーと監視波長光パワーとから利得傾斜量を検出し、検出される利得傾斜量と同値でしかも反対符号を有する利得傾斜量を有するWDM光信号を出力するよう可変利得等化器110を制御する。さらに、利得等化装置1は、後段に接続される光増幅器2の、光パワーに依存する利得傾斜変化量を検出して、この利得傾斜変化量を相殺するよう可変利得等化器110を制御する。波長ごとの光パワーが常に一定に保たれ、波長ごとの伝送特性が均一なWDM光中継システムが実現される。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、波長多重(WDM)信号の利得特性を等化する利得等化装置と、この利得等化装置を利用したWDM光中継システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、WDM光中継システムにおいて、その利得特性は、中継器製造時の特性バラツキやケーブルの製造時の特性バラツキに起因して、伝送路毎、あるいは、伝送区間毎に異なる。特に、海底光ケーブルシステムでは、海底での温度変化による中継器とケーブルの特性変化および経年劣化による特性変化により、システムの利得特性が変動する。これに対処するため、これらの諸特性を均一になるように管理したり、システムマージンを見込んだ設計により固定の利得等化器により、この利得特性の変動に対処してきた。また、これに対処するため、出力されるWDM信号光の利得平坦度が変化しないように光増幅器を励起する光源を制御する利得等化器がある。(例えば、特許文献1参照)
【特許文献1】
特開2001−268014号公報(第3−4頁、図1)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような、システムマージンを見込んでの固定の利得等化器による、利得特性の変動を対処する方法では、マージンを十分にとるので、伝送路の設計が困難であるとともに、伝送路の経済性が欠けるという課題を有している。
【0004】
また、特開平2001−268014号公報に開示されている利得等化器は、光増幅器の出力側で2波長を監視して利得傾斜を求め、この利得傾斜を無くするようフィードバック制御するもので、更なる制御の簡単化が望まれるという課題を有する。
【0005】
本発明の目的は、従来のこの様な課題を解決するため、簡単な自動制御によりWDM光中継システムの利得特性を変更して最適化する技術を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のWDM光中継システムの利得等化装置は、WDM光信号を光増幅器により光増幅して中継伝送するWDM光中継システムの利得等化装置であって、
入力される入力WDM光信号から、利得傾斜量を検出する利得傾斜量検出手段と、
前記入力WDM光信号を、前記利得傾斜量検出手段により検出される利得傾斜量と同値でしかも反対符号の反転利得傾斜量を有するWDM光信号に変更する可変利得等化手段とを有することを特徴とする。
【0007】
また、本発明のWDM光中継システムの利得等化装置は、WDM光信号を光増幅器により光増幅して中継伝送するWDM光中継システムの利得等化装置であって、
入力される入力WDM光信号から、利得傾斜量を検出する利得傾斜量検出手段と、
前記入力WDM光信号から、後段に接続される光増幅器の利得傾斜変化量を検出する利得傾斜変化量検出手段と、
前記入力WDM光信号を、前記利得傾斜量検出手段により検出される利得傾斜量と同値でしかも反対符号を有する反転利得傾斜量と前記利得傾斜変化量検出手段により検出される利得傾斜変化量と同値でしかも反対符号を有する相殺利得傾斜変化量との和の利得傾斜量を有するWDM光信号に変更する可変利得等化手段とを有することを特徴とする。
【0008】
さらに、本発明のWDM光中継システムの利得等化装置は、WDM光信号を光増幅器により光増幅して中継伝送するWDM光中継システムの利得等化装置であって、
光伝送路から入力される複数波長が多重された入力WDM光信号から、波長当たりの平均光パワーを検出する平均光パワー検出手段と、
前記入力WDM光信号から、予め定められた監視波長の光の監視波長光パワーを検出する監視波長光パワー検出手段と、
前記監視波長光パワー検出手段により検出される監視波長光パワーと前記平均光パワー検出手段により検出される平均光パワーとの差をとり、この差から、前記入力WDM光信号の利得傾斜量を検出する利得傾斜量検出手段と、
前記平均光パワー検出部により検出される平均光パワーと光増幅器の標準利得傾斜量を与える標準平均光パワーとの差と光増幅器の標準利得傾斜量からの変化量である利得傾斜変化量との関係を示す光増幅器利得傾斜変化量テーブルを記憶して有し、前記平均光パワーと前記標準平均光パワーとの差をとり、この差から、この光増幅器利得傾斜変化量テーブルに基づいて光増幅器の利得傾斜変化量を検出する利得傾斜変化量検出手段と、
前記入力WDM光信号を、前記利得傾斜量検出手段により検出される利得傾斜量と同値でしかも反対符号を有する反転利得傾斜量と前記利得傾斜変化量検出手段により検出される利得傾斜変化量と同値でしかも反対符号を有する相殺利得傾斜変化量との和の利得傾斜量を有するWDM光信号に変更する可変利得等化手段とを有することを特徴とする。
【0009】
また、本発明のWDM光中継システムの利得等化装置は、WDM光信号を光増幅器により光増幅して光伝送路により中継伝送するWDM光中継システムの利得等化装置であって、
可変利得等化器を備え、
光伝送路から入力される複数波長が多重された入力WDM光信号からモニタWDM光信号を分岐するとともに前記入力WDM光信号を前記可変利得等化器へ送る第1光分岐カプラと、
前記第1光分岐カプラからのモニタWDM光信号を2分岐する第2光分岐カプラと、
前記第2光分岐カプラにより2分岐されるモニタWDM光信号の一方を受け、このモニタWDM光信号を電気信号に変換して複数波長全体の全光パワーを求める第1フォトダイオードと、前記第1フォトダイオードからの全光パワーを波長数で割り算して平均光パワーを求める平均光パワー演算部とを有する平均光パワー検出部と、
前記第2光分岐カプラにより2分岐されるモニタWDM光信号のもう一方を受け、このモニタWDM光信号に含まれる複数波長の光のうちから、予め定められた監視波長の光のみを選択して透過する波長フィルタと、前記波長フィルタにより選択され透過される監視波長の光を受け、この監視波長の光を電気信号に変換して監視波長光パワーを求める第2フォトダイオードとを有する監視波長光パワー検出部と、
前記監視波長光パワー検出部により検出される監視波長光パワーと前記平均光パワー検出部により検出される平均光パワーとの差をとり、この差から前記入力WDM光信号の利得傾斜量を検出する利得傾斜量検出部と、
前記平均光パワー検出部により検出される平均光パワーと、後段に接続される光増幅器の標準利得傾斜量を与える標準平均光パワーとの差をとり、この差から、この光増幅器の、標準利得傾斜量からの変化量である利得傾斜変化量を検出する利得傾斜変化量検出部とを備え、
前記可変利得等化器は、前記第1光分岐カプラからの入力WDM光信号を、前記利得傾斜量検出部により検出される利得傾斜量と同値でしかも反対符号を有する反転利得傾斜量と前記利得傾斜変化量検出部により検出される利得傾斜変化量と同値でしかも反対符号を有する相殺利得傾斜変化量との和の利得傾斜量を有するWDM光信号に変更し、このWDM光信号を後段に接続される光増幅器に出力することを特徴とする。
【0010】
さらに、本発明のWDM光中継システムの利得等化装置は、WDM光信号を光増幅器により光増幅して光伝送路により中継伝送するWDM光中継システムの利得等化装置であって、
可変利得等化器を備え、
光伝送路から入力される複数波長が多重された入力WDM光信号からモニタWDM光信号を分岐するとともに前記入力WDM光信号を前記可変利得等化器へ送る第1光分岐カプラと、
前記第1光分岐カプラからのモニタWDM光信号を2分岐する第2光分岐カプラと、
前記第2光分岐カプラにより2分岐されるモニタWDM光信号の一方を受け、このモニタWDM光信号を電気信号に変換して複数波長全体の全光パワーを求める第1フォトダイオードと、前記第1フォトダイオードからの全光パワーを波長数で割り算して平均光パワーを求める平均光パワー演算部とを有する平均光パワー検出部と、
前記第2光分岐カプラにより2分岐されるモニタWDM光信号のもう一方を受け、このモニタWDM光信号に含まれる複数波長の光のうちから、予め定められた監視波長の光のみを選択して透過する波長フィルタと、前記波長フィルタにより選択され透過される監視波長の光を受け、この監視波長の光を電気信号に変換して監視波長光パワーを求める第2フォトダイオードとを有する監視波長光パワー検出部と、
前記監視波長光パワー検出部により検出される監視波長光パワーと前記平均光パワー検出部により検出される平均光パワーとの差をとり、この差から前記入力WDM光信号の利得傾斜量を検出する利得傾斜量検出部と、
前記平均光パワー検出部により検出される平均光パワーと、後段に接続される光増幅器の標準利得傾斜量を与える標準光平均パワーとの差をとり、この差から、この光増幅器の、標準利得傾斜量からの変化量である利得傾斜変化量を検出する利得傾斜変化量検出部と、
前記利得傾斜量検出部により検出される利得傾斜量に反転係数−2を掛け、前記利得傾斜変化量検出部により検出される利得傾斜変化量に相殺係数−1を掛け、両者を加算して等化器傾斜量を決定する等化器傾斜量決定部とを備え、
前記可変利得等化器は、前記等化器傾斜量決定部により決定される等化器傾斜量が得られるように各波長に対する減衰量を変更することにより、前記第1光分岐カプラからの入力WDM光信号を、前記利得傾斜量検出部により検出される利得傾斜量と同値でしかも反対符号を有する反転利得傾斜量と前記利得傾斜変化量検出部により検出される利得傾斜変化量と同値でしかも反対符号を有する相殺利得傾斜変化量との和の利得傾斜量を有するWDM光信号に変更し、このWDM光信号を後段に接続される光増幅器に出力することを特徴とする。
【0011】
また、本発明のWDM光中継システムの利得等化装置は、前記利得傾斜変化量検出部は、前記平均光パワー検出部により検出される平均光パワーと光増幅器の標準利得傾斜量を与える標準平均光パワーとの差と光増幅器の標準利得傾斜量からの変化量である利得傾斜変化量との関係を示す光増幅器利得傾斜変化量テーブルを記憶して有し、前記平均光パワーと前記標準平均光パワーとの差をとり、この差から、この光増幅器利得傾斜変化量テーブルに基づいて、この光増幅器の利得傾斜変化量を検出することを特徴とする。
【0012】
さらに、本発明のWDM光中継システムの利得等化装置は、前記波長フィルタは、透過型の波長選択グレーティングであることを特徴とする。
【0013】
また、本発明のWDM光中継システムは、入力光伝送路と利得等化装置と光増幅器と出力光伝送路が縦続に接続されて構成されるWDM光中継システムであって、
前記利得等化装置が、
可変利得等化器を備え、
入力光伝送路から入力される複数波長が多重された入力WDM光信号からモニタWDM光信号を分岐するとともに前記入力WDM光信号を前記可変利得等化器へ送る第1光分岐カプラと、
前記第1光分岐カプラからのモニタWDM光信号を2分岐する第2光分岐カプラと、
前記第2光分岐カプラにより2分岐されるモニタWDM光信号の一方を受け、このモニタWDM光信号を電気信号に変換して複数波長全体の全光パワーを求める第1フォトダイオードと、前記第1フォトダイオードからの全光パワーを波長数で割り算して平均光パワーを求める平均光パワー演算部とを有する平均光パワー検出部と、
前記第2光分岐カプラにより2分岐されるモニタWDM光信号のもう一方を受け、このモニタWDM光信号に含まれる複数波長の光のうちから、予め定められた監視波長の光のみを選択して透過する波長フィルタと、前記波長フィルタにより選択され透過される監視波長の光を受け、この監視波長の光を電気信号に変換して監視波長光パワーを求める第2フォトダイオードとを有する監視波長光パワー検出部と、
前記監視波長光パワー検出部により検出される監視波長光パワーと前記平均光パワー検出部により検出される平均光パワーとの差をとり、この差から前記入力WDM光信号の利得傾斜量を検出する利得傾斜量検出部と、
前記平均光パワー検出部により検出される平均光パワーと後段に接続される前記光増幅器の標準利得傾斜量を与える標準平均光パワーとの差と前記光増幅器の標準利得傾斜量からの変化量である利得傾斜変化量との関係を示す光増幅器利得傾斜変化量テーブルを記憶して有し、前記平均光パワーと前記標準平均光パワーとの差をとり、この差から、この光増幅器利得傾斜変化量テーブルに基づいて、前記光増幅器の利得傾斜変化量を検出する利得傾斜変化量検出部と、
前記利得傾斜量検出部により検出される利得傾斜量に反転係数−2を掛け、前記利得傾斜変化量検出部により検出される利得傾斜変化量に相殺係数−1を掛け、両者を加算して等化器傾斜量を決定する等化器傾斜量決定部とを備え、
前記可変利得等化器は、前記等化器傾斜量決定部により決定される等化器傾斜量が得られるように各波長に対する減衰量を変更することにより、前記第1光分岐カプラからの入力WDM光信号を、前記利得傾斜量検出部により検出される利得傾斜量と同値でしかも反対符号を有する反転利得傾斜量と前記利得傾斜変化量検出部により検出される利得傾斜変化量と同値でしかも反対符号を有する相殺利得傾斜変化量との和の利得傾斜量を有するWDM光信号に変更し、このWDM光信号を後段に接続される前記光増幅器に送り、
前記光増幅器は、前記利得等化装置から利得傾斜量が変更されたWDM光信号を受けて、このWDM光信号を増幅して出力伝送路へ出力することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0015】
図1は、本発明による利得等化装置と、この利得等化装置によるWDM光中継システムとの、実施形態の構成ブロック図である。
【0016】
図1を参照して、本発明の実施形態によるWDM光中継システムは、光伝送路200と、光伝送路200から、波長数n個の波長λ1、〜、λnが多重された波長多重光信号(以降、WDM光信号)を入力して利得等化しWDM光信号を出力する利得等化装置1と、利得等化装置1からのWDM光信号を伝送する光伝送路201と、光伝送路201からのWDM光信号を光増幅して出力する光増幅器2と、光増幅器2からWDM光信号を伝送する光伝送路202とを有す。
【0017】
利得等化装置1は、第1光分岐カプラ10と、第2光分岐カプラ20と、平均光パワー検出部30と、監視波長光パワー検出部40と、傾斜量検出部50と、傾斜変化量検出部60と、比較回路70と、ゲート80と、等化器傾斜量決定部90と、制御回路100と、可変利得等化器110とを有して構成される。
【0018】
第1光分岐カプラ10は、光伝送路200から、波長数n個の波長λ1、〜、λnが多重されたWDM光信号が入力されると、このWDM光信号の一部を分岐してモニタWDM光信号として第2光分岐カプラ20へ送るとともに、このWDM光信号の大部を可変利得等化器110へ送る。
【0019】
第2光分岐カプラ20は、第1光分岐カプラ10からのモニタWDM光信号を2分岐し、2分岐されたモニタWDM光信号の一方を平均光パワー検出部30に送り、もう一方を監視波長光パワー検出部40に送る。
【0020】
平均光パワー検出部30は、第1フォトダイオード31と、平均光パワー演算部32とを有して構成される。
【0021】
第1フォトダイオード31は、第2光分岐カプラ20で2分岐されたモニタWDM光信号の一方を受け、このモニタWDM光信号を電気信号に変換し、波長数n個の波長λ1、〜、λ1nの各々の光パワー値を合わせた全光パワー値を求め、この全光パワー値を平均光パワー演算部32に送る。
【0022】
平均光パワー演算部32は、第1フォトダイオード31からの全光パワー値を波長数nで割り算して平均光パワー値Pavを求め、この平均光パワー値Pavを傾斜量検出部50と傾斜変化量検出部60と比較回路70に送る。
【0023】
監視波長光パワー検出部40は、波長フィルタ41と第2フォトダイオード42と有して構成される。
【0024】
波長フィルタ41は、第2光分岐カプラ20で2分岐されたモニタWDM光信号のもう一方を受け、このモニタWDM光信号に含まれる波長λ1、〜、λnの光のうちから、予め定められた監視波長λsの光のみを選択して透過し第2フォトダイオード42に送る。波長フィルタ41は、例えば、透過型の波長選択グレーティングである。
【0025】
第2フォトダイオード42は、波長フィルタ41により選択された監視波長λsの光を受け、この監視波長λsの光を電気信号に変換して監視波長λsの光パワー値Ps(以降、監視波長光パワー値Psと呼ぶ)を求め、この監視波長光パワー値Psを傾斜量検出部50に送る。
【0026】
傾斜量検出部50は、第1差分回路51と傾斜量演算部52とを有して構成される。
【0027】
傾斜量検出部50の第1差分回路51は、監視波長光パワー検出部40からの監視波長光パワー値Psと平均光パワー検出部30からの平均光パワー値Pavとの差を演算し第1差値ΔPsav(=Ps−Pav)を求め、この第1差値ΔPsavを傾斜量演算部52に送る。
【0028】
傾斜量演算部52は、第1差分回路51からの第1差値ΔPsavにより、WDM光信号の、波長に対する利得傾斜量KIを演算し、この利得傾斜量KIを等化器傾斜量決定部90に送る。
【0029】
傾斜変化量検出部60は、第2差分回路61と、傾斜変化量演算部62とを有して構成される
傾斜変化量検出部60の第2差分回路61は、平均光パワー検出部30からの平均光パワー値Pavと参照のための予め定められた標準平均光パワー値Prとの差を演算し第2差値ΔPavr(=Pav−Pr)を求め、この第2差値ΔPavrを傾斜変化量演算部62に送る。ここで、標準平均光パワー値Prは、光増幅器2へ入力するWDM光信号の平均光パワー値Pavに対する参照基準である。
【0030】
傾斜変化量演算部62は、後述する光増幅器利得傾斜変化量テーブルを記憶して有し、第2差分回路61から第2差値ΔPavrを受けると、この光増幅器利得傾斜変化量テーブルを参照して、光増幅器利得傾斜変化量Δkrを求め、この光増幅器利得傾斜変化量Δkrをゲート80に送る。
【0031】
比較回路70は、平均光パワー検出部30からの平均光パワー値Pavと標準平均光パワー値Prとを比較し、両者が不一致のとき、ゲート80を開けるための開信号を生成しゲート80に送るとともに、両者が一致のとき、ゲート80を閉じるための閉信号を生成しゲート80に送る。
【0032】
ゲート80は、比較回路70からの開信号により、ゲートを開け、傾斜変化量演算部62からの光増幅器利得傾斜変化量Δkrを等化器傾斜量決定部90に送る。また、ゲート80は、比較回路70からの閉信号により、ゲートを閉じ、傾斜変化量演算部62からの等化器傾斜量決定部90への入力を禁止する。
【0033】
等化器傾斜量決定部90は、平均光パワー値Pavと標準平均光パワー値Prとの両者が一致のとき、傾斜量演算部51からの利得傾斜量KIのみを受け、この利得傾斜量KIから、可変利得等化器110に設定される等化器損失傾斜量KEを求め、この等化器損失傾斜量KEを制御回路100に送るとともに、平均光パワー値Pavと標準平均光パワー値Prとが不一致のとき、傾斜量演算部51からの利得傾斜量KIと、傾斜変化量演算部62からの光増幅器利得傾斜変化量Δkrとを受け、利得傾斜量KIと光増幅器利得傾斜変化量Δkrとから、可変利得等化器110に設定される等化器損失傾斜量KEを求め、この等化器損失傾斜量KEを制御回路100に送る。
【0034】
制御回路100は、等化器傾斜量決定部90からの等化器損失傾斜量KEに基づいて、可変利得等化器110を制御する制御信号を可変利得等化器110に送る。
【0035】
可変利得等化器110は、制御回路100からの制御信号に基づき、第1光分岐カプラ10から入力されるWDM光信号の各波長に対する光減衰量を可変し、波長に対する損失傾斜特性を変更する。そして、可変利得等化器110は損失傾斜特性が変更されたWDM光信号を光増幅器2に送る。
【0036】
光増幅器2は、WDM光信号を増幅するもので、可変利得等化器110により損失傾斜特性が変更されたWDM光信号を増幅して、伝送路202に送信する。光増幅器2は、例えば、希土類添加光ファイバ増幅器で構成される。この光増幅器は、図4(a)に示されるように、入力されるWDM光信号の平均光パワー値Pavに依存する利得傾斜特性を有す。すなわち、平均光パワー値Pavが、標準平均光パワー値PrからΔPavrだけ変化すると、光増幅器の利得傾斜量KAがkrからkr+Δkrに変化する。ここで、krは、標準平均光パワー値PrのWDM光信号が光増幅器へ入力されるときの光増幅器の標準利得傾斜量で、Δkrは、増幅器の利得傾斜量の変化量(以降、利得傾斜変化量)である。
図4(b)は、光増幅器利得傾斜変化特性を示す図で、増幅器の利得傾斜変化量Δkrと、標準平均光パワー値Prからの平均光パワー値Pavの差である第2差値ΔPavr(=Pav−Pr)との関係を示す。傾斜変化量演算部62の光増幅器利得傾斜変化量テーブルは、この光増幅器利得傾斜変化特性がテーブル化されている。
【0037】
次に、本発明の実施形態の動作について図面を参照して詳細に説明する。
【0038】
まず、利得等化装置1に入力されるWDM光信号と、監視波長λsについて説明する。
【0039】
説明の便宜上、入力されるWDM光信号は、波長数n個の波長λ1、〜、λnが多重された光信号で、波長λ1、〜、λnの添え字の順番に波長が長くなると仮定する。監視波長λsは、波長λ1、〜、λnの内のいづれの波長でもよいが、ここでは、波長λnであるように予め定められている。このため、フィルタ41は、監視波長λs=λnのみを通過するようバンド幅が設定されている。
【0040】
次に、動作の説明を図2と、図3を参照して説明する。
【0041】
図2は、動作を説明するための図で、図3は、各部の傾斜特性を示す図である。
【0042】
WDM光信号の平均光パワー値Pavが標準平均光パワー値Prに一致している場合と不一致の場合とに分けて動作を説明する。
【0043】
<平均光パワー値Pavと標準平均光パワー値Prとが一致する場合>
利得等化装置1に、図3(a)の特性▲1▼−1で示されるような、波長λ1、〜、λnが多重されたWDM光信号が入力される。このWDM光信号の平均光パワー値Pavが標準平均光パワー値Prと一致している。
【0044】
第1光分岐カプラ10は、このWDM光信号が入力されると、このWDM光信号の一部を分岐してモニタWDM光信号として第2光分岐カプラ20へ送るとともに、このWDM光信号の大部を可変利得等化器110へ送る。
【0045】
第2光分岐カプラ20は、第1光分岐カプラ10からのモニタWDM光信号を2分岐し、2分岐されたモニタWDM光信号の一方を平均光パワー検出部30に送り、もう一方を監視波長光パワー検出部40に送る。
【0046】
平均光パワー検出部30の第1フォトダイオード31は、第2光分岐カプラ20で2分岐されたモニタWDM光信号の一方を受け、このモニタWDM光信号を電気信号に変換し、波長数n個の波長λ1、〜、λ1nの各々の光パワー値を合わせた全光パワー値を求め、この全光パワー値を平均光パワー演算部32に送る。
【0047】
平均光パワー演算部32は、第1フォトダイオード31からの全光パワー値を波長数nで割り算して平均光パワー値Pavを求め、この平均光パワー値Pavを傾斜量検出部50と傾斜変化量検出部60と比較回路70に送る。
【0048】
一方、監視波長光パワー検出部40の波長フィルタ41は、第2光分岐カプラ20で2分岐されたモニタWDM光信号のもう一方を受け、このモニタWDM光信号に含まれる波長λ1、〜、λnの光のうちから、波長λnの光、すなわち監視波長λs=λnの光、のみを選択して透過し第2フォトダイオード42に送る。
【0049】
第2フォトダイオード42は、波長フィルタ41により選択された監視波長λs=λnの光を受け、この監視波長λsの光を電気信号に変換して監視波長λsの監視波長光パワー値Psを求め、この監視波長光パワー値Psを傾斜量検出部50に送る。
【0050】
傾斜量検出部50の第1差分回路51は、監視波長光パワー検出部40からの監視波長光パワー値Psと平均光パワー検出部30からの平均光パワー値Pavとの差を演算し第1差値ΔPsav(=Ps−Pav)を求め、この第1差値ΔPsavを傾斜量演算部52に送る。
【0051】
傾斜量演算部52は、第1差分回路50からの第1差値ΔPsavを使い、WDM光信号の、波長に対する利得傾斜量KI=kを演算し、この利得傾斜量KI=kを等化器傾斜量決定部90に送る。ここで、傾斜量演算部52は、WDM光信号の利得波長特性が、波長の増加とともに利得傾斜量が線形に変化する場合には、正確な利得傾斜量を演算し、一方、WDM光信号の利得波長特性が、波長の増加とともに利得傾斜量が略線形で変化する場合には、近似の利得傾斜量を演算する。
【0052】
比較回路70は、平均光パワー検出部30からの平均光パワー値Pavと標準平均光パワー値Prとを比較する。比較した結果、ここでは、両者が一致しているので、ゲート80を閉じるための閉信号を生成しゲート80に送る。
【0053】
ゲート80は、比較回路70からの閉信号により、ゲートを閉じ、傾斜変化量演算部62からの等化器傾斜量決定部90への入力を禁止する。
【0054】
等化器傾斜量決定部90は、傾斜変化量演算部62からの入力はないので、傾斜量演算部52からの利得傾斜量KI=kのみを受け、この利得傾斜量KI=kに、予め定められた傾斜反転係数C=−2を掛けて、可変利得等化器110に設定される等化器損失傾斜量KE=−2×kを求め、この等化器損失傾斜量KE=−2×kを制御回路100に送る。
【0055】
制御回路100は、等化器傾斜量決定部90から等化器損失傾斜量KE=−2×kを受け、可変利得等化器110に等化器損失傾斜量KE=−2×kを持たせるように各波長に対する光減衰量を変更するための制御信号を生成し、この制御信号を可変利得等化器110に送る。
【0056】
可変利得等化器110は、制御回路100からの制御信号に基づき、各波長に対する光減衰量を変えて、損失波長特性を変更する。このとき、可変利得等化器110は、図3(a)の特性▲2▼−1に示されるように、等化器損失傾斜量KE=−2×kの損失波長特性を有するよう制御される。そして、可変利得等化器110は、第1光分岐カプラ10からの利得傾斜量KI=kのWDM光信号を入力し、この利得傾斜量KI=kを変更して、図3(a)の特性▲3▼−1に示されるような利得傾斜量KEO=−kを有するWDM光信を出力し光増幅器2に送る。ここで、利得傾斜量KEOは、入力されるWDM光信号の利得傾斜量KI=kに、可変利得等化器110の等化器損失傾斜量KE=−2×kを加算した値=−kである。したがって、可変利得等化器110は、入力されるWDM光信号の利得傾斜量KI=kを反転して得られる利得傾斜量KEO=−kのWDM光信号を出力する。
【0057】
すなわち、可変利得等化器110は、入力されるWDM光信号の利得傾斜量と同値でしかも反対符号を有する利得傾斜量のWDM光信号を出力する。
【0058】
光増幅器2は、可変利得等化器110から、利得傾斜量KEO=−kのWDM光信号を受け、光増幅して伝送路に出力する。このとき、光増幅器2へ入力するWDM光信号の平均パワー値Pavは、光増幅器2の標準平均光パワー値Prと一致しているので、光増幅器2の利得傾斜量KAは、図3(a)の特性▲4▼−1に示されるように、標準平均光パワー値PrのWDM光が光増幅器2に入力するときの標準利得傾斜量krである。したがって、光増幅器2は、入力される利得傾斜量KEO=−kのWDM光信号を光増幅して、図3(a)の特性▲5▼−1に示されるような利得傾斜量KO=−k+krのWDM光信号を伝送路に出力する。
【0059】
<平均光パワー値Pavと標準平均光パワー値Prとが不一致する場合>
利得等化装置1に、図3(b)の特性▲1▼−2で示されるような、波長λ1、〜、λnが多重されたWDM光信号が入力される。このWDM光信号の平均光パワー値Pavが標準平均光パワー値Prと不一致である。
【0060】
第1光分岐カプラ10は、このWDM光信号が入力されると、このWDM光信号の一部を分岐してモニタWDM光信号として第2光分岐カプラ20へ送るとともに、このWDM光信号の大部を可変利得等化器110へ送る。
【0061】
第2光分岐カプラ20は、第1光分岐カプラ10からのモニタWDM光信号を2分岐し、2分岐されたモニタWDM光信号の一方を平均光パワー検出部30に送り、もう一方を監視波長光パワー検出部40に送る。
【0062】
平均光パワー検出部30の第1フォトダイオード31は、第2光分岐カプラ20で2分岐されたモニタWDM光信号の一方を受け、このモニタWDM光信号を電気信号に変換し、波長数n個の波長λ1、〜、λ1nの各々の光パワー値を合わせた全光パワー値を求め、この全光パワー値を平均光パワー演算部32に送る。
【0063】
平均光パワー演算部32は、第1フォトダイオード31からの全光パワー値を波長数nで割り算して平均光パワー値Pavを求め、この平均光パワー値Pavを傾斜量検出部50と傾斜変化量検出部60と比較回路70に送る。
【0064】
一方、監視波長光パワー検出部40の波長フィルタ41は、第2光分岐カプラ20で2分岐されたモニタWDM光信号のもう一方を受け、このモニタWDM光信号に含まれる波長λ1、〜、λnの光のうちから、監視波長λs=λnの光のみを選択して透過し第2フォトダイオード42に送る。
【0065】
第2フォトダイオード42は、波長フィルタ41により選択された監視波長λs=λnの光を受け、この監視波長λsの光を電気信号に変換して監視波長λsの監視波長光パワー値Psを求め、この監視波長光パワー値Psを傾斜量検出部50に送る。
【0066】
傾斜量検出部50の第1差分回路51は、監視波長光パワー検出部40からの監視波長光パワー値Psと平均光パワー検出部30からの平均光パワー値Pavとの差を演算し第1差値ΔPsav(=Ps−Pav)を求め、この第1差値ΔPsavを傾斜量演算部52に送る。
【0067】
傾斜量演算部52は、第1差分回路51からの第1差値ΔPsavを使い、WDM光信号の、波長に対する利得傾斜量KI=kを演算し、この利得傾斜量KI=kを等化器傾斜量決定部90に送る。
【0068】
比較回路70は、平均光パワー検出部30からの平均光パワー値Pavと標準平均光パワー値Prとを比較し、両者が不一致であるので、ゲート80を開くための開信号を生成しゲート80に送る。
【0069】
傾斜変化量検出部60の第2差分回路61は、平均光パワー検出部30からの平均光パワー値Pavと標準平均光パワー値Prとの差を演算し第2差値ΔPavr(=Pav−Pr)を求め、この第2差値Pavrを傾斜変化量演算部62に送る。
【0070】
傾斜変化量演算部62は、第2差分回路61から第2差値ΔPavrを受けると、光増幅器利得傾斜変化量テーブルを参照して、光増幅器利得傾斜変化量Δkrを求め、この光増幅器利得傾斜変化量Δkrをゲート80に送る。
【0071】
ゲート80は、比較回路70からの開信号により、ゲートを開け、傾斜変化量演算部62からの光増幅器利得傾斜変化量Δkrを等化器傾斜量決定部90に送る。
【0072】
等化器傾斜量決定部90は、傾斜量演算部52から利得傾斜量KI=kを受け、そして、傾斜変化量演算部62から光増幅器利得傾斜変化量Δkrを受けると、利得傾斜量KI=kに、傾斜反転係数C=−2を掛けて−2×kを求め、そして、光増幅器利得傾斜変化量Δkrに、予め定められた傾斜変化量相殺係数CR=−1を掛けて−1×Δkrを求め、両者を加算して可変利得等化器110に設定される等化器損失傾斜量KE=−2×k+(−1×Δkr)を求め、この等化器損失傾斜量KE=−2×k+(−1×Δkr)を制御回路100に送る。
【0073】
制御回路100は、等化器傾斜量決定部90から等化器損失傾斜量KE=−2×k+(−1×Δkr)を受け、可変利得等化器110に等化器損失傾斜量KE=−2×k+(−1×Δkr)を持たせるように各波長に対する光減衰量を変更するための制御信号を生成し、この制御信号を可変利得等化器110に送る。
【0074】
可変利得等化器110は、制御回路100からの制御信号に基づき、各波長に対する光減衰量を変えて、損失波長特性を変更する。このとき、可変利得等化器110は、図3(b)の特性▲2▼−2に示されるように、等化器損失傾斜量KE=−2×k+(−1×Δkr)の損失波長特性を有するよう制御される。そして、可変利得等化器110は、第1光分岐カプラ10からの利得傾斜量KI=kのWDM光信号を入力し、この利得傾斜量KI=kを変更して、図3(b)の特性▲3▼−2に示されるような利得傾斜量KEO=−k−Δkrを有するWDM光信を出力し光増幅器2に送る。ここで、利得傾斜量KEOは、入力されるWDM光信号の利得傾斜量KI=kに、可変利得等化器110の等化器損失傾斜量KE=−2×k+(−1×Δkr)を加算した値=−k−Δkrである。
【0075】
光増幅器2は、可変利得等化器110から、利得傾斜量KEO=−k−ΔkrのWDM光信号を受け、光増幅して伝送路202に出力する。このとき、光増幅器2へ入力するWDM光信号の平均パワー値Pavは、光増幅器2の標準平均光パワー値PrよりΔPavrだけ大きいので、光増幅器2の利得傾斜量KAは、図3(b)の特性▲4▼−2に示されるように、標準平均光パワー値PrのWDM光が光増幅器2に入力するときの標準利得傾斜量krに、ΔPavrによる光増幅器利得傾斜変化量Δkrを加算した値kr+Δkrとなる。
したがって、光増幅器2は、入力される利得傾斜量KEO=−k−Δkrの主WDM光信号を光増幅して、図3(b)の特性▲5▼−2に示されるような利得傾斜量KO=−k+krのWDM光信号を伝送路202に出力する。この利得傾斜量KO=−k+krは、WDM光信号の平均光パワー値Pavが標準平均光パワー値Prに一致するときの、光増幅器2から出力するWDM光信号の利得傾斜量KOと同値である。
【0076】
このように、可変利得等化器110は、入力される主WDM光信号の利得傾斜量を反転するとともに、光増幅器利得傾斜変化量を相殺する。
【0077】
以上のように、利得等化装置1は、入力されるWDM光信号の平均光パワー値Pavと標準平均光パワー値Prとの一致と不一致に関係なく、すなわち、後段の光増幅器の利得傾斜変化に依存しないで、常に一定の利得傾斜量を有するWDM光信号を、光増幅器から出力するよう可変利得等化器11の損失傾斜量を制御している。
【0078】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、入力されるWDM光信号の利得傾斜量を検出し、検出される利得傾斜量と同値でしかも反対符号を有する利得傾斜量のWDM光信号を出力するよう構成されているので、波長ごとの光パワーが常に一定に保たれ、波長ごとの伝送特性が均一なWDM光中継システムを実現できるという効果がある。
【0079】
また、本発明は、光増幅器の利得傾斜変化量を検出し、検出される利得傾斜変化量を相殺するよう構成されているので、光増幅器に入力されるWDM光の光パワーによる利得傾斜変化を無くすことができ、光パワーに無関係に伝送特性を均一できるという効果がある。
【0080】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施形態の構成ブロック図である。
【図2】動作を説明するための図である。
【図3】各部の傾斜特性を示す図である。
【図4】光光増幅器の利得特性を示す図である。
【符号の説明】
1  利得等化装置
10  第1光分岐カプラ
20  第2光分岐カプラ
30  平均光パワー検出部
31  第1フォトダイオード
32  平均光パワー演算部
40  監視波長光パワー検出部
41  波長フィルタ
42  第2フォトダイオード
50  傾斜量検出部
51  第1差分回路
52  傾斜量演算部
60  傾斜変化量検出部
61  第2差分回路
62  傾斜変化量演算部
70  比較回路
80  ゲート
90  等化器傾斜量決定部
100  制御回路
110  可変利得等化器
2  光増幅器

Claims (8)

  1. WDM光信号を光増幅器により光増幅して中継伝送するWDM光中継システムの利得等化装置であって、
    入力される入力WDM光信号から、利得傾斜量を検出する利得傾斜量検出手段と、
    前記入力WDM光信号を、前記利得傾斜量検出手段により検出される利得傾斜量と同値でしかも反対符号の反転利得傾斜量を有するWDM光信号に変更する可変利得等化手段とを有することを特徴とするWDM光中継システムの利得等化装置。
  2. WDM光信号を光増幅器により光増幅して中継伝送するWDM光中継システムの利得等化装置であって、
    入力される入力WDM光信号から、利得傾斜量を検出する利得傾斜量検出手段と、
    前記入力WDM光信号から、後段に接続される光増幅器の利得傾斜変化量を検出する利得傾斜変化量検出手段と、
    前記入力WDM光信号を、前記利得傾斜量検出手段により検出される利得傾斜量と同値でしかも反対符号を有する反転利得傾斜量と前記利得傾斜変化量検出手段により検出される利得傾斜変化量と同値でしかも反対符号を有する相殺利得傾斜変化量との和の利得傾斜量を有するWDM光信号に変更する可変利得等化手段とを有することを特徴とするWDM光中継システムの利得等化装置。
  3. WDM光信号を光増幅器により光増幅して光伝送路により中継伝送するWDM光中継システムの利得等化装置であって、
    光伝送路から入力される複数波長が多重された入力WDM光信号から、波長当たりの平均光パワーを検出する平均光パワー検出手段と、
    前記入力WDM光信号から、予め定められた監視波長の光の監視波長光パワーを検出する監視波長光パワー検出手段と、
    前記監視波長光パワー検出手段により検出される監視波長光パワーと前記平均光パワー検出手段により検出される平均光パワーとの差をとり、この差から、前記入力WDM光信号の利得傾斜量を検出する利得傾斜量検出手段と、
    前記平均光パワー検出部により検出される平均光パワーと光増幅器の標準利得傾斜量を与える標準平均光パワーとの差と光増幅器の標準利得傾斜量からの変化量である利得傾斜変化量との関係を示す光増幅器利得傾斜変化量テーブルを記憶して有し、前記平均光パワーと前記標準平均光パワーとの差をとり、この差から、この光増幅器利得傾斜変化量テーブルに基づいて光増幅器の利得傾斜変化量を検出する利得傾斜変化量検出手段と、
    前記入力WDM光信号を、前記利得傾斜量検出手段により検出される利得傾斜量と同値でしかも反対符号を有する反転利得傾斜量と前記利得傾斜変化量検出手段により検出される利得傾斜変化量と同値でしかも反対符号を有する相殺利得傾斜変化量との和の利得傾斜量を有するWDM光信号に変更する可変利得等化手段とを有することを特徴とするWDM光中継システムの利得等化装置。
  4. WDM光信号を光増幅器により光増幅して光伝送路により中継伝送するWDM光中継システムの利得等化装置であって、
    可変利得等化器を備え、
    光伝送路から入力される複数波長が多重された入力WDM光信号からモニタWDM光信号を分岐するとともに前記入力WDM光信号を前記可変利得等化器へ送る第1光分岐カプラと、
    前記第1光分岐カプラからのモニタWDM光信号を2分岐する第2光分岐カプラと、
    前記第2光分岐カプラにより2分岐されるモニタWDM光信号の一方を受け、このモニタWDM光信号を電気信号に変換して複数波長全体の全光パワーを求める第1フォトダイオードと、前記第1フォトダイオードからの全光パワーを波長数で割り算して平均光パワーを求める平均光パワー演算部とを有する平均光パワー検出部と、
    前記第2光分岐カプラにより2分岐されるモニタWDM光信号のもう一方を受け、このモニタWDM光信号に含まれる複数波長の光のうちから、予め定められた監視波長の光のみを選択して透過する波長フィルタと、前記波長フィルタにより選択され透過される監視波長の光を受け、この監視波長の光を電気信号に変換して監視波長光パワーを求める第2フォトダイオードとを有する監視波長光パワー検出部と、
    前記監視波長光パワー検出部により検出される監視波長光パワーと前記平均光パワー検出部により検出される平均光パワーとの差をとり、この差から前記入力WDM光信号の利得傾斜量を検出する利得傾斜量検出部と、
    前記平均光パワー検出部により検出される平均光パワーと、後段に接続される光増幅器の標準利得傾斜量を与える標準平均光パワーとの差をとり、この差から、この光増幅器の、標準利得傾斜量からの変化量である利得傾斜変化量を検出する利得傾斜変化量検出部とを備え、
    前記可変利得等化器は、前記第1光分岐カプラからの入力WDM光信号を、前記利得傾斜量検出部により検出される利得傾斜量と同値でしかも反対符号を有する反転利得傾斜量と前記利得傾斜変化量検出部により検出される利得傾斜変化量と同値でしかも反対符号を有する相殺利得傾斜変化量との和の利得傾斜量を有するWDM光信号に変更し、このWDM光信号を後段に接続される光増幅器に出力することを特徴とするWDM光中継システムの利得等化装置。
  5. WDM光信号を光増幅器により光増幅して光伝送路により中継伝送するWDM光中継システムの利得等化装置であって、
    可変利得等化器を備え、
    光伝送路から入力される複数波長が多重された入力WDM光信号からモニタWDM光信号を分岐するとともに前記入力WDM光信号を前記可変利得等化器へ送る第1光分岐カプラと、
    前記第1光分岐カプラからのモニタWDM光信号を2分岐する第2光分岐カプラと、
    前記第2光分岐カプラにより2分岐されるモニタWDM光信号の一方を受け、このモニタWDM光信号を電気信号に変換して複数波長全体の全光パワーを求める第1フォトダイオードと、前記第1フォトダイオードからの全光パワーを波長数で割り算して平均光パワーを求める平均光パワー演算部とを有する平均光パワー検出部と、
    前記第2光分岐カプラにより2分岐されるモニタWDM光信号のもう一方を受け、このモニタWDM光信号に含まれる複数波長の光のうちから、予め定められた監視波長の光のみを選択して透過する波長フィルタと、前記波長フィルタにより選択され透過される監視波長の光を受け、この監視波長の光を電気信号に変換して監視波長光パワーを求める第2フォトダイオードとを有する監視波長光パワー検出部と、
    前記監視波長光パワー検出部により検出される監視波長光パワーと前記平均光パワー検出部により検出される平均光パワーとの差をとり、この差から前記入力WDM光信号の利得傾斜量を検出する利得傾斜量検出部と、
    前記平均光パワー検出部により検出される平均光パワーと、後段に接続される光増幅器の標準利得傾斜量を与える標準光平均パワーとの差をとり、この差から、この光増幅器の、標準利得傾斜量からの変化量である利得傾斜変化量を検出する利得傾斜変化量検出部と、
    前記利得傾斜量検出部により検出される利得傾斜量に反転係数−2を掛け、前記利得傾斜変化量検出部により検出される利得傾斜変化量に相殺係数−1を掛け、両者を加算して等化器傾斜量を決定する等化器傾斜量決定部とを備え、
    前記可変利得等化器は、前記等化器傾斜量決定部により決定される等化器傾斜量が得られるように各波長に対する減衰量を変更することにより、前記第1光分岐カプラからの入力WDM光信号を、前記利得傾斜量検出部により検出される利得傾斜量と同値でしかも反対符号を有する反転利得傾斜量と前記利得傾斜変化量検出部により検出される利得傾斜変化量と同値でしかも反対符号を有する相殺利得傾斜変化量との和の利得傾斜量を有するWDM光信号に変更し、このWDM光信号を後段に接続される光増幅器に出力することを特徴とするWDM光中継システムの利得等化装置。
  6. 前記利得傾斜変化量検出部は、前記平均光パワー検出部により検出される平均光パワーと光増幅器の標準利得傾斜量を与える標準平均光パワーとの差と光増幅器の標準利得傾斜量からの変化量である利得傾斜変化量との関係を示す光増幅器利得傾斜変化量テーブルを記憶して有し、前記平均光パワーと前記標準平均光パワーとの差をとり、この差から、この光増幅器利得傾斜変化量テーブルに基づいて、この光増幅器の利得傾斜変化量を検出することを特徴とする請求項4または5記載のWDM光中継システムの利得等化装置。
  7. 前記波長フィルタは、透過型の波長選択グレーティングであることを特徴とする請求項5記載のWDM光中継システムの利得等化装置。
  8. 入力光伝送路と利得等化装置と光増幅器と出力光伝送路が縦続に接続されて構成されるWDM光中継システムであって、
    前記利得等化装置は、
    可変利得等化器を備え、
    入力光伝送路から入力される複数波長が多重された入力WDM光信号からモニタWDM光信号を分岐するとともに前記入力WDM光信号を前記可変利得等化器へ送る第1光分岐カプラと、
    前記第1光分岐カプラからのモニタWDM光信号を2分岐する第2光分岐カプラと、
    前記第2光分岐カプラにより2分岐されるモニタWDM光信号の一方を受け、このモニタWDM光信号を電気信号に変換して複数波長全体の全光パワーを求める第1フォトダイオードと、前記第1フォトダイオードからの全光パワーを波長数で割り算して平均光パワーを求める平均光パワー演算部とを有する平均光パワー検出部と、
    前記第2光分岐カプラにより2分岐されるモニタWDM光信号のもう一方を受け、このモニタWDM光信号に含まれる複数波長の光のうちから、予め定められた監視波長の光のみを選択して透過する波長フィルタと、前記波長フィルタにより選択され透過される監視波長の光を受け、この監視波長の光を電気信号に変換して監視波長光パワーを求める第2フォトダイオードとを有する監視波長光パワー検出部と、
    前記監視波長光パワー検出部により検出される監視波長光パワーと前記平均光パワー検出部により検出される平均光パワーとの差をとり、この差から前記入力WDM光信号の利得傾斜量を検出する利得傾斜量検出部と、
    前記平均光パワー検出部により検出される平均光パワーと後段に接続される前記光増幅器の標準利得傾斜量を与える標準平均光パワーとの差と前記光増幅器の標準利得傾斜量からの変化量である利得傾斜変化量との関係を示す光増幅器利得傾斜変化量テーブルを記憶して有し、前記平均光パワーと前記標準平均光パワーとの差をとり、この差から、この光増幅器利得傾斜変化量テーブルに基づいて、前記光増幅器の利得傾斜変化量を検出する利得傾斜変化量検出部と、
    前記利得傾斜量検出部により検出される利得傾斜量に反転係数−2を掛け、前記利得傾斜変化量検出部により検出される利得傾斜変化量に相殺係数−1を掛け、両者を加算して等化器傾斜量を決定する等化器傾斜量決定部とを備え、
    前記可変利得等化器は、前記等化器傾斜量決定部により決定される等化器傾斜量が得られるように各波長に対する減衰量を変更することにより、前記第1光分岐カプラからの入力WDM光信号を、前記利得傾斜量検出部により検出される利得傾斜量と同値でしかも反対符号を有する反転利得傾斜量と前記利得傾斜変化量検出部により検出される利得傾斜変化量と同値でしかも反対符号を有する相殺利得傾斜変化量との和の利得傾斜量を有するWDM光信号に変更し、このWDM光信号を後段に接続される前記光増幅器に送り、
    前記光増幅器は、前記利得等化装置から利得傾斜量が変更されたWDM光信号を受けて、このWDM光信号を増幅して出力伝送路へ出力することを特徴とするWDM光中継システム。
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