JP2004111741A - 半導体装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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川原 孝昭
Seiichi Fukuda
福田 誠一
Takeshi Maeda
前田 毅
Yoshitake Katou
加藤 芳健
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Abstract

【課題】基板とゲート電極との間に形成されるゲート絶縁膜であって、半導体チップが小型化した場合にもトンネルリーク電流を抑えることができるゲート絶縁膜を得る。
【解決手段】半導体装置において、基板と、この基板に形成された第一の絶縁膜と、前記第一の絶縁膜上に形成された第二の絶縁膜からなるゲート絶縁膜と、第二の絶縁膜上に形成されたゲート電極とを備える。また、この第二の絶縁膜は、2種以上の金属酸化物の混合膜により形成される。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体装置及び半導体装置の製造方法に関するものである。さらに具体的には、基板上に配置された絶縁膜及びゲート電極を含む半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に半導体装置において、ゲート電極と、Si基板との間には、ゲート絶縁膜が形成され、ゲート漏れを防いでいる。また、ゲート絶縁膜は、一般には、SiOにより形成される。
【0003】
しかし、ゲート絶縁膜は、将来のCMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductor)スケーリングにおいて予想される大きな課題である。即ち、半導体チップの寸法が小さくなるにつれて、チャネル領域の面積も減少する。従って、キャパシタンスを維持するためには、SiO膜の寸法も薄くする必要がある。しかし、SiOゲート酸化膜の膜厚が薄くなれば、トンネル電流が発生してしまう。
【0004】
例えば、SiOゲート酸化膜の膜厚が、2nm以下となると、高いトンネル電流を発生させてしまう。例えば、3pAの漏れ電流は、高性能素子であれば許容できるが、1nAでオフ電流と同程度になってしまい、50μAでは、許容できる値を超えてしまう。
【0005】
一方、ITRS(International Technology Roadmap for Semiconductor)2001によると、2007年(65nm世代)には、等価酸化膜厚EOT(Equivalent Oxide Thickness)は、1.2〜1.6nmが要求されることになる。よって、我々は、EOT≦1.5nm以下をターゲットとしている。
【0006】
しかし、この世代以降になると、トンネルによるゲート漏れ電流が許容値を超えるため、SiO膜をゲート絶縁膜として用いることができない。このため、別の材料系が必要になると考えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、絶縁体の静電容量は誘電率に比例する。従って、High−k材料(金属酸化物)を用いることで、物理的な膜厚を厚くしてトンネル漏れ電流を抑えることができる。従って、SiO膜の上に金属酸化物からなる膜を重ねてゲート絶縁膜とすることが考えられている。
【0008】
この場合、シリコン基板に接するSiO膜と、その上に積層された金属酸化物膜からなるゲート絶縁膜全体で、EOT≦1.5nmを満足する必要がある。従って、SiO膜によるEOTの損失が0.7〜1.0nmであるとすると、金属酸化物膜(High−k材料)のEOTは、0.5〜0.8nm以下でなければならない。即ち、トンネル電流の発生しない金属酸化物膜の膜厚が2nmであるとすると、金属酸化物(High−k材料)の比誘電率は約10〜16以上が必要となる。
【0009】
また、通常、半導体装置の製造工程においては、ゲート酸化膜形成後に、ソースドレインの活性化アニールを施すが、金属酸化物の種類によっては、この活性化アニールに相当する熱処理により結晶構造を著しく発達させるものがある。従って、High−k材料を用いる場合には、ゲート面積が小さくなってもその特性がばらつかないように、非晶質膜または、単結晶膜であることが望ましい。
【0010】
例えば、Alは、熱的に安定であり、LSI製造プロセスにも容易に適用しやすい材料だが、比誘電率が10程度と比較的小さいため、Al単体では、65nm世代以降の、MOSトランジスタのゲート酸化膜用金属酸化物膜には適さない。
【0011】
また、例えば、膜厚5nmのHfOや、ZrOは、1050℃のアニールによりグレインサイズが平均で70nmにまで成長する。従って、HfOや、ZrOは単体では、MOSトランジスタのゲート酸化膜用金属酸化物膜としては適さない。
【0012】
このように、比誘電率の問題や、アニール後の結晶構造の問題などを考慮すると、High―k材料である金属酸化物を単体で、金属酸化物膜として用いることは、現状では、困難である。
【0013】
従って、この発明は、以上のような問題を解決し、縮小化する半導体チップにも対応することができる改良されたゲート絶縁膜を提案するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
従ってこの発明における半導体装置は、基板と、
前記基板に形成された第一の絶縁膜と、
前記第一の絶縁膜上に形成された第二の絶縁膜と、
前記第二の絶縁膜上に形成されたゲート電極とを備え、
前記第二の絶縁膜は、2種以上の金属酸化物の混合膜であるものである。
【0015】
あるいは、この発明における半導体装置は、前記2種以上の金属酸化物が、MgO、Sc、Y、La、Pr、Nd、Sm、EuO、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Lu、ZrO、HfO及びAlを含む金属酸化物群から選択されるものである。
【0016】
あるいは、この発明における半導体装置は、前記2種以上の金属酸化物のうち、1種の金属酸化物が、Alであり、他の金属酸化物は、前記金属酸化物群から、Alを除くものから選択されるものである。
【0017】
あるいは、この発明における半導体装置は、前記2種以上の金属酸化物が、Alと、HfOとを含むものである。
【0018】
あるいは、この発明における半導体装置は、前記2種以上の金属酸化物に含まれるAlの、前記金属酸化物全体に対する混合比が、原子数比Alの原子数/(Alの原子数+前記他の金属酸化物中の金属の原子数)が、0.6〜0.9であるものである。
【0019】
あるいは、この発明における半導体装置は、前記第一の酸化膜がSiOであるものである。
【0020】
あるいは、また、この発明における半導体装置の製造方法は、基板に第一の絶縁膜を形成する第一絶縁膜形成工程と、
前記第一の絶縁膜の上に、2種以上の金属酸化物を含む第二の絶縁膜を形成する第二絶縁膜形成工程と、
前記第二の絶縁膜の上に、ゲート電極を形成するゲート電極形成工程を備えるものである。
【0021】
あるいは、この発明における半導体装置の製造方法は、前記第二の絶縁膜が、MgO、Sc、Y、La、Pr、Nd、Sm、EuO、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Lu、ZrO、HfO及びAlを含む金属酸化物群から選択した2種以上の金属酸化物を含ものである。
【0022】
あるいは、この発明における半導体装置の製造方法は、前記第二の絶縁膜が、Alと、前記金属酸化膜群から、Alを除く他の金属酸化物とを含むものである。
【0023】
あるいは、この発明における半導体装置の製造方法は、前記第二の絶縁膜が、Alと、HfOとを含むものである。
【0024】
あるいは、この発明における半導体装置の製造方法は、前記第二の絶縁膜に含まれるAlの、前記金属酸化物全体に対する混合比が、原子数比Alの原子数/(Alの原子数+前記他の金属酸化物中の金属の原子数)が、0.6〜0.9であるものである。
【0025】
あるいは、この発明における半導体装置の製造方法は、前記第二絶縁膜形成工程を、原子層堆積法を用いて行うことものである。
【0026】
あるいは、この発明における半導体装置の製造方法は、前記第二絶縁膜形成工程を、CVD法を用いて行うものである。
【0027】
あるいは、この発明における半導体装置の製造方法は、前記第二絶縁膜形成工程を、スパッタリング法を用いて行うものである。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。なお、各図において、同一または相当する部分には同一符号を付してその説明を省略ないし簡略化する。
【0029】
実施の形態.
図1は、この発明の実施の形態における半導体装置100を説明するための断面模式図である。
図1に示すように半導体装置100は、Si基板2、ゲート酸化膜4、ゲート電極6及びサイドウォール8を含んで形成される。
【0030】
Si基板2のゲート酸化膜4の両側には、ソース領域10及びドレイン領域12が形成されている。また、ソース、ドレイン領域10、12の内側には、エクステンション(Extension)14が形成されている。
【0031】
Si基板2の、ソース、ドレイン領域10、12の間には、ゲート酸化膜4が形成されている。ゲート酸化膜4は、第一の酸化膜層16と、第二の酸化膜層18とを含んで構成される。
【0032】
第一の酸化膜層16は、Si基板2の上に形成されている。第一の酸化膜層16は、SiO膜であり、その膜厚は、0.7nm程度である。
【0033】
また、第二の酸化膜層18は、第一の酸化膜層16の上に形成されている。第二の酸化膜層18は、Al及びHfOの2種のHigh−k材料(金属酸化物)からなる混合膜である。また、HfOの金属酸化物全体に対する混合比は、原子数比Hf/(Al+Hf)=0.4であり、Alの金属酸化物全体に対する混合比は、原子数比Al/(Al+Hf)=0.6となっている。第二の酸化膜層18のEOTは、0.8nmであり、物理的な実際の膜厚は、2nmである。
【0034】
膜厚0.7nmの第一の酸化膜層16とEOT0.8nmの第二の酸化膜層とにより構成されるゲート酸化膜4のEOTは、1.5nmであり、EOT≦1.5nmを満足する。
【0035】
また、第二の酸化膜層18の上には、ゲート電極6が形成されている。また、ゲート酸化膜4及びゲート電極6の側面には、サイドウォール8が形成されている。
【0036】
このように構成された半導体装置100において、第二の酸化膜層18の比誘電率は、10〜16以上となる。従って、ゲート電極6からのトンネルリーク電流が抑えられる。
【0037】
また、たとえば、HF洗浄により洗浄化されたSi基板2上に、直接、第二の酸化膜層18を形成し、大気中に放置すると、Si基板2と、第二の酸化膜層18との境界部分に、SiO膜が成長する。また、界面の欠陥密度が多くなり移動度が劣化する。第一の酸化膜層16は、これを防止することができる。
【0038】
図2は、この発明の実施の形態における半導体装置100の製造方法を説明するためのフロー図である。
以下、図2を用いて、半導体装置100の製造方法について説明する。
【0039】
まず、Si基板2のHFcleanを行う(ステップS2)。これにより、Si基板2の表面の自然酸化膜を予め除去する。
【0040】
次に、第一の酸化膜層16を形成する(ステップS4)。ここでは、H2と、N2Oを用いて、SiOからなるISSG(In−situ Steam Generation)膜を形成する。ここで形成する第一の酸化膜層は、0.7nmである。
【0041】
次に、第二の酸化膜層18を形成する(ステップS6)。ここでは、ALD(Atomic Layer Deposition;原子層堆積)法を用いる。
具体的には、TMA(trimethylaluminum:Al(CH)を供給し、化学吸着した単分子層を形成した後、TMAをパージする。その後、Si基板2の表面を水蒸気(HO)に曝した後、HOをパージする。この場合、0.8Å/cycleの速さでAl膜が形成される。
【0042】
また、TMAの代りに、塩化ハフニウム(HfCl)を使用し、Alを形成する場合と同様に、単分子層を形成した後、塩化ハフニウムをパージする。その後、Si基板2表面を水蒸気(HO)に曝した後、HOをパージする。この場合、0.6Å/cycleの速さでHfOが形成される。
【0043】
第二の酸化膜層18を形成するステップS6の工程では、上述のような、TMAと塩化ハフニウムとの使用サイクル数と各々サイクル数比とを変化させることにより、膜厚及び混晶膜の混合比を制御することができる。即ち、この実施の形態では、原子数比Hf/(Hf+Al)=0.4、原子数比Al/(Hf+Al)=0.6となるように、サイクル数及びサイクル数比を制御する。
【0044】
次に、ゲート電極6が形成される(ステップS8)。その後、Si基板2に、p型不純物あるいはn型不純物を注入し、エクステンション領域14を形成する(ステップS10)。
【0045】
次に、ゲート電極6の側壁に、サイドウォール8を形成する(ステップS12)。その後、ソース、ドレイン領域10、12を形成する(ステップS14)。ここでは、サイドウォール8及びゲート電極6をマスクとして、p型不純物あるいはn型不純物を注入し、ソース領域10、ドレイン領域12を形成する。
【0046】
その後、アニールを行う(ステップS16)。ここでのアニールの温度は、1000℃程度である。これにより、ソース、ドレイン領域10、12を活性化することができる。また、第二の酸化膜層18は、2種以上の酸化物の適切な混合比の混合膜であるため、1000℃以上のアニールを行った場合にも結晶構造に変化が生じない。
【0047】
以上のようにすれば、第二の酸化膜層18のEOTを0.8nmに抑えることができるため、ゲート酸化膜4全体のEOT≦1.5nmとすることができる。また、この場合にも、第二の酸化膜層18の比誘電率は10〜16が確保されているため、トンネルリーク電流を抑えることができる。さらに、第二の酸化膜層18は、2種以上の酸化物の適切な混合比の混合膜であるため、その後の、1000℃以上の熱処理によっても結晶構造に変化が生じない。従って、半導体装置の性能を劣化させることなく、将来の小型化する半導体装置に適応するゲート酸化膜4を得ることができる。
【0048】
なお、この実施の形態においては、第一の酸化膜層としてHとNOとから形成されるISSG膜を用いた。これは、ISSG膜の膜密度が高いためである。しかし、この発明はこれに限るものではなく、例えば、HとOとを用いて形成したISSG膜や、あるいは、wet酸化による、Chemical Oxide膜や、ランプアニール処理によるRTO(rapid thermal oxide)膜など、他の絶縁膜を第一の酸化膜層16として用いるものであってもよい。
【0049】
また、この実施の形態においては、第二の酸化膜層18を形成する際、ALD法をもちいた。これは、ALD法によれば、化学吸着の利点を生かすことで、厚さ及び組成が極めて均質な膜を成長させることができるためである。しかし、この発明はこれに限るものではなく、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)法や、スパッタリング法など、他の方法を用いるものであってもよい。
【0050】
また、この実施の形態においては、第二の酸化膜層18のEOTを0.8nmとした。これは、第一の酸化膜16の膜厚が、0.7nmであり、また、ゲート酸化膜のEOTを1.5nm以下にする必要があるためである。しかし、この発明において、第二酸化膜18のEOTは0.8nmである場合に限るものではなく、EOTが0.8nm以下のものでもよい。また、第一の酸化膜層16によるEOTの損失が0.7〜1.0nmであることを考慮して、第二の酸化膜層18は、0.5〜0.8nm以下であることが好適である。
【0051】
さらに、この実施の形態においては、第二の酸化膜層18として、Al及びHfOの混合膜を用いた。これは、Alは、比誘電率が10程度と比較的小さいものの、熱的には安定であり、LSIプロセスにも適用しやすいためである。また、比誘電率や、ハンドギャップ、伝導帯側・価電子帯側両方のバリアハイトなどを考慮すると、HfOを組み合わせるのが適切だからであるが、しかしこの発明はこれに限るものではない。
【0052】
第二の酸化膜層18の材料としては、比誘電率がSiOの約4.0よりも高いものがよい。また、高すぎてもゲート周辺への電気力線が多量に漏れてしまい、実際のゲート絶縁容量がほとんど増えない。また、トンネルリーク電流を抑制するためには、ハンドギャップが大きい方が好ましいが、High−k材料は、kが大きくなると共にハンドギャップが小さくなる。さらに、pMOS、nMOSの両方に使用できるように、伝導帯側・価電帯側のバリアハイトが同様に大きいものがよい。従って、これらを考慮すると、例えば、High―k材料であるMgO、Sc、Y、La、Pr、Nd、Sm、EuO、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Lu、ZrO、HfO及びAlからなる金属群のうち、Alと、他の金属のいずれかの混合膜としたものであってもよい。この場合にも、Alの混合比は、原子数比ALの原子数/(Alの原子数+他の金属酸化物の原子数)=0.6〜0.9が好適である。また、Alを含まず、金属群から2以上の金属酸化物を選択しても良い。
【0053】
また、この実施の形態において、Alの混合比を0.6とし、HfOの混合比を0.4とした。これは、結晶化の異なる2種以上の金属酸化膜の混合膜を用いた場合、その組み合わせによっては活性化アニール時、相分離を発生させる物があるためである。具体的に、例えば、膜厚5nmの混合比Hf/(Hf+Al)=0.5のAlとHfOの混合膜では、1050℃のアニールで、グレインサイズ約20nmのHfOの相分離が観察される場合がある。このような、相分離を生じる膜は、空間的な組織の変動をもたらし、MOSトランジスタのゲート酸化膜用第二酸化膜層としては適さない。従って、この発明においては、Alの混合比は、0.4に限るものではないが、混合比は、0.6〜0.9であることが好適である。
【0054】
なお、この発明において、基板には、例えば実施の形態のSi基板2が該当する。また、この発明において、第一、第二の絶縁膜にはそれぞれ、例えば、実施の形態における第一、第二の酸化膜層16、18が該当する。
【0055】
また、例えば、実施の形態におけるステップS4を実施することにより、この発明の第一絶縁膜形成工程が実施され、ステップS6を実施することにより、この発明の第二絶縁膜形成工程が実施される。また、例えば、実施の形態におけるステップS8を実施することにより、この発明におけるゲート電極形成工程が実施される。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、第二の絶縁膜は、2種以上の金属酸化物を含んで構成される。従って、第二の絶縁膜のEOTを0.8nmに抑えることができ、第一の絶縁膜及び第二の絶縁膜からなるゲート絶縁膜のEOTを1.5nmに抑えることできる。この場合にも、第二の絶縁膜の比誘電率は高く確保されるため、トンネルリーク電流を抑えることができる。このようにすれば、小型化する半導体装置に適用することができる。
【0057】
また、第二の絶縁膜は、2種以上の酸化物を含んで構成されるため、後の工程における熱処理の際にも、結晶構造に変化が生じない。従って、半導体装置の性能を劣化させることなく小型化する半導体装置に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態における半導体装置を説明するための断面模式図である。
【図2】この発明の実施の形態における半導体装置の製造方法を説明するためのフロー図である。
【符号の説明】
100 半導体装置
2 Si基板
4 ゲート酸化膜
6 ゲート電極
8 サイドウォール
10 ソース領域
12 ドレイン領域
14 エクステンション
16 第一の酸化膜層
18 第二の酸化膜層

Claims (14)

  1. 基板と、
    前記基板に形成された第一の絶縁膜と、
    前記第一の絶縁膜上に形成された第二の絶縁膜と、
    前記第二の絶縁膜上に形成されたゲート電極とを備え、
    前記第二の絶縁膜は、2種以上の金属酸化物の混合膜であることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記2種以上の金属酸化物は、MgO、Sc、Y、La、Pr、Nd、Sm、EuO、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Lu、ZrO、HfO及びAlを含む金属酸化物群から選択されることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記2種以上の金属酸化物のうち、1種の金属酸化物は、Alであり、他の金属酸化物は、前記金属酸化物群から、Alを除くものから選択されることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記2種以上の金属酸化物は、Alと、HfOとを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  5. 前記2種以上の金属酸化物に含まれるAlの、前記金属酸化物全体に対する混合比は、原子数比Alの原子数/(Alの原子数+前記他の金属酸化物中の金属の原子数)が、0.6〜0.9であることを特徴とする請求項3または4に記載の半導体装置。
  6. 前記第一の酸化膜はSiOであることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の半導体装置。
  7. 基板に第一の絶縁膜を形成する第一絶縁膜形成工程と、
    前記第一の絶縁膜の上に、2種以上の金属酸化物を含む第二の絶縁膜を形成する第二絶縁膜形成工程と、
    前記第二の絶縁膜の上に、ゲート電極を形成するゲート電極形成工程を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 前記第二の絶縁膜は、MgO、Sc、Y、La、Pr、Nd、Sm、EuO、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Lu、ZrO、HfO及びAlを含む金属酸化物群から選択した2種以上の金属酸化物を含むことを特徴とする請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記第二の絶縁膜は、Alと、前記金属酸化膜群から、Alを除く他の金属酸化物とを含むことを特徴とする請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記第二の絶縁膜は、Alと、HfOとを含むことを特徴とする請求項7または8に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記第二の絶縁膜に含まれるAlの、前記金属酸化物全体に対する混合比は、原子数比Alの原子数/(Alの原子数+前記他の金属酸化物中の金属の原子数)が、0.6〜0.9であることを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  12. 前記第二絶縁膜形成工程は、原子層堆積法を用いて行うことを特徴とする請求項7〜11のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  13. 前記第二絶縁膜形成工程は、CVD法を用いて行うことを特徴とする請求項7〜11のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  14. 前記第二絶縁膜形成工程は、スパッタリング法を用いて行うことを特徴とする請求項7〜11のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
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