JP2004110823A - 金融商品の評価額推移表示システム及びその方法 - Google Patents

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柳澤 達維
Takashi Kobayashi
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Abstract

【課題】 金融商品の特性を具体的に更に理解を深めることが可能な表示システム及びその方法を提供すること。
【解決手段】 所定の金融指標に基づいて評価額が変化する金融商品の説明に際し、前記金融指標の値の時間的推移51を指定されて、その推移に基づく前記金融商品の前記評価額の時間的推移52をグラフ表示する。
【選択図】 図5

Description

 本発明は、証券投資信託など所定の金融指標により変動する金融商品の評価額推移表示システムなどに関する。
 証券投資信託は、元になる金融商品の組み合わせにより、個人の好みにあった多くの商品があり、多くの人に好まれている金融商品の1つである。通常、金融商品には種々のものがあり、特に、投資信託は種類が非常に多く、理解することが容易でない場合もある。
 そこで、被情報提供者に、金融商品などの資産運用に関する説明情報を視覚的に表示するシステムが考え出されている(特許文献1参照)。
 しかしこのシステムは、金融商品についてどのようなものであるかを説明するにすぎず、被提供者が種々ある金融商品のなかでその金融商品を具体的に把握するには不十分であった。
特開2002−7723号公報
 本発明は、上述のような、投資信託などの金融商品の多種性に鑑みてなされたもので、このような金融商品の特性を具体的に更に理解を深めることが可能な表示システム及びその方法を提供することを目的とする。
 上記目的を達成するために、本発明の請求項1によれば、所定の金融指標に基づいて評価額が変化することを目指し運用される金融商品の説明に際し、前記金融指標の値の時間的推移を指定されて、その推移に基づく前記金融商品の前記評価額の時間的推移をグラフ表示することを特徴とする、金融商品の評価額推移表示システムを提供する。
 本発明の請求項2によれば、所定の金融指標に基づいて評価額が変化することを目指し運用される金融商品の説明に際し、前記金融指標の値の時間的推移の入力を利用者に促す指標入力催促手段と、この指標入力催促手段に応じて入力された前記金融指標の時間的推移に対する前記金融商品の前記評価額の時間的推移を計算する評価額計算手段と、この評価額計算手段により計算された前記評価額の時間的推移をグラフ表示するグラフ表示手段と、を有して成ることを特徴とする、金融商品の評価額推移表示システムを提供する。
 本発明の請求項5によれば、所定の金融指標に基づいて評価額が変化することを目指し運用される金融商品の説明に際し、前記金融商品の運用期間の入力を利用者に促す期間入力催促手段と、この期間入力催促手段に応じて入力された運用期間の前記金融指標の値の時間的推移を入力することを促す指標グラフ入力催促手段と、この指標グラフ入力催促手段に応じて入力された前記金融指標の値の時間的推移に対する前記金融商品の前記評価額の時間的推移を計算する評価額計算手段と、この評価額計算手段により計算された前記評価額の時間的推移を前記表示装置の画面上で前記金融指標の時間的推移と同一の時間軸上でグラフ表示するグラフ表示手段と、を有して成ることを特徴とする、金融商品の評価額推移表示システムを提供する。
 本発明の請求項11によれば、所定の金融指標に基づいて評価額が変化することを目指し運用される金融商品の説明に際し、前記金融指標の値の時間的推移の入力を利用者に促す指標入力催促ステップと、この指標入力催促ステップに応じて入力された前記金融指標の時間的推移に対する前記金融商品の前記評価額の時間的推移を計算する評価額計算ステップと、この評価額計算ステップにより計算された前記評価額の時間的推移をグラフ表示するグラフ表示ステップと、を有することを特徴とする、金融商品の評価額推移表示方法を提供する。
 本発明の請求項12によれば、所定の金融指標に基づいて評価額が変化することを目指し運用される金融商品の説明に際し、前記金融商品の運用期間の入力を利用者に促す期間入力催促ステップと、この期間入力催促ステップに応じて入力された運用期間の前記金融指標の値の時間的推移を入力することを促す指標グラフ入力催促ステップと、この指標グラフ入力催促ステップに応じて入力された前記金融指標の値の時間的推移に対する前記金融商品の前記評価額の時間的推移を計算する評価額計算ステップと、この評価額計算ステップにより計算された前記評価額の時間的推移を前記表示装置の画面上で前記金融指標の時間的推移と同一の時間軸上でグラフ表示するグラフ表示ステップと、を有することを特徴とする、金融商品の評価額推移表示方法を提供する。
 本発明の請求項13によれば、所定の金融指標の変化に応じ所定比率で評価額が変化することを目指し運用される子ファンドを複数有するファンドであって、運用期間途中にこれらの子ファンドを切り替えることが可能なスイッチングファンドの説明に際し、前記金融指標の値の時間的推移の入力を利用者に促す指標入力催促ステップと、この指標入力催促ステップに応じて入力された前記金融指標の時間的推移に対する前記スイッチングファンドに関して、1つの子ファンドから他の子ファンドへの切り替えが可能な全ての組合せにおいて最高の結果と最低の結果の収益率を算出する収益率算出ステップと、この収益率算出ステップにより算出された最高の結果の収益率とそのとき切り替えられる子ファンドとその切り替えのタイミングと、最低の結果の収益率とそのとき切り替えられる子ファンドとその切り替えのタイミングを前記金融指標の時間的推移と共にグラフ表示するグラフ表示ステップと、を有することを特徴とする、金融商品の評価額推移表示方法を提供する。
 本発明の請求項14によれば、所定の金融指標の変化に応じ所定比率で評価額が変化することを目指し運用される子ファンドを複数有するファンドであって、運用期間途中にこれらの子ファンドを切り替えることが可能なスイッチングファンドの説明に際し、前記金融指標の値の時間的推移の入力を利用者に促す指標入力催促ステップと、前記スイッチングファンドの最大切替回数の入力を利用者に促す切替回数入力催促ステップと、前記指標入力催促ステップに応じて入力された前記金融指標の時間的推移に対する前記スイッチングファンドに関して、前記切替回数入力催促ステップに応じて入力された切替回数内で1つの子ファンドから他の子ファンドへの切り替えが可能な全ての組合せにおいて最高の結果と最低の結果の収益率を算出する収益率算出ステップと、この収益率算出ステップにより算出された最高の結果の収益率とそのとき切り替えられる子ファンドとその切り替えのタイミングと、最低の結果の収益率とそのとき切り替えられる子ファンドとその切り替えのタイミングを前記金融指標の時間的推移と共にグラフ表示するグラフ表示ステップと、を有することを特徴とする、金融商品の評価額推移表示方法を提供する。
 本発明の請求項15によれば、所定の金融指標の変化に応じ所定比率で評価額が変化することを目指し運用される子ファンドを複数有するファンドであって、そのうちの2つの子ファンド間で運用期間途中に切り替えることが可能なスイッチングファンドの説明に際し、前記金融指標の値の時間的推移の入力を利用者に促す指標入力催促ステップと、前記スイッチングファンドの最大切替回数の入力を利用者に促す切替回数入力催促ステップと、前記指標入力催促ステップに応じて入力された前記金融指標の時間的推移に対する前記スイッチングファンドに関して、前記切替回数入力催促ステップに応じて入力された切替回数内で1つの子ファンドから他の子ファンドへの切り替えが可能な全ての組合せにおいて最高の結果と最低の結果の収益率を算出する収益率算出ステップと、この収益率算出ステップにより算出された最高の結果の収益率とそのとき切り替えられる子ファンドとその切り替えのタイミングと、最低の結果の収益率とそのとき切り替えられる子ファンドとその切り替えのタイミングを前記金融指標の時間的推移と共にグラフ表示するグラフ表示ステップと、を有することを特徴とする、金融商品の評価額推移表示方法を提供する。
 本発明の請求項16によれば、所定の金融指標の変化に応じ所定比率で評価額が変化することを目指し運用される子ファンドを複数有するファンドであって、そのうちの2つの子ファンド間で運用期間途中に切り替えることが可能なスイッチングファンドの説明に際し、前記金融指標の値の時間的推移の入力を利用者に促す指標入力催促ステップと、前記スイッチングファンドにおいてスイッチング確率の入力を利用者に促す確率入力催促ステップと、前記指標入力催促ステップに応じて入力された前記金融指標の時間的推移に対する前記スイッチングファンドに関して、1つの子ファンドから他の子ファンドへの切り替えが可能な全ての組合せにおいて収益率を算出し、前記確率入力催促ステップに応じて入力された前記スイッチング確率の範囲内で、最高の結果と最低の結果の収益率を抽出する収益率抽出ステップと、この収益率抽出ステップにより抽出された収益率の範囲を前記金融指標の時間的推移と共にグラフ表示するグラフ表示ステップと、を有することを特徴とする、金融商品の評価額推移表示方法を提供する。
 本発明の請求項17によれば、所定の金融指標の変化に応じ所定比率で評価額が変化することを目指し運用される子ファンドを複数有するファンドであって、そのうちの2つの子ファンド間で運用期間途中に切り替えることが可能なスイッチングファンドの説明に際し、前記金融指標の値の時間的推移の入力を利用者に促す指標入力催促ステップと、前記スイッチングファンドにおいて収益率の範囲の入力を利用者に促す収益率範囲入力催促ステップと、前記指標入力催促ステップに応じて入力された前記金融指標の時間的推移に対する前記スイッチングファンドに関して、1つの子ファンドから他の子ファンドへの切り替えが可能な全ての組合せにおいて収益率を算出し、前記収益率範囲入力催促ステップに応じて入力された収益率の範囲に入るスイッチングを抽出し、そのスイッチング確率を算出する確率算出ステップと、この確率算出ステップにより算出された前記スイッチング確率を前記金融指標の時間的推移と共にグラフ表示するグラフ表示ステップと、を有することを特徴とする、金融商品の評価額推移表示方法を提供する。
 本発明の請求項18によれば、所定の金融指標の変化に応じ所定比率で評価額が変化することを目指し運用される子ファンドを複数有するファンドであって、そのうちの2つの子ファンド間で運用期間途中に切り替えることが可能なスイッチングファンドの説明に際し、前記金融指標の値の時間的推移の入力を利用者に促す指標入力催促ステップと、前記スイッチングファンドの収益率の範囲及びスイッチング確率の2条件の入力を利用者に促す収益率確率入力催促ステップと、前記指標入力催促ステップに応じて入力された前記金融指標の時間的推移に対する前記スイッチングファンドに関して、1つの子ファンドから他の子ファンドへの切り替えが可能な全ての組合せにおいて収益率を算出し、前記収益率確率入力催促ステップに応じて入力された収益率の範囲に入るスイッチングを抽出し、そのスイッチング確率を算出する確率算出ステップと、この確率算出ステップで算出されたスイッチング確率が、前記収益率確率入力催促ステップで入力されたスイッチング確率の条件を満たすか否かを検知する条件検知ステップと、この条件検知ステップにより検知された前記収益率確率入力催促ステップで入力された2条件が満たされるか否かのコメントを前記金融指標の時間的推移と共にグラフ表示するグラフ表示ステップと、を有することを特徴とする、金融商品の評価額推移表示方法を提供する。
 本発明の請求項19によれば、所定の金融指標に基づいて評価額が変化することを目指し運用される複数のファンドの説明に際し、前記金融指標の値の時間的推移の入力を利用者に促す指標入力催促ステップと、この指標入力催促ステップに応じて入力された前記金融指標の時間的推移に対する前記複数のファンド各々の収益率の推移を算出する収益率算出ステップと、この収益率算出ステップにより算出された複数のファンドの収益率の推移を前記金融指標の時間的推移と共にグラフ表示するグラフ表示ステップと、を有することを特徴とする、金融商品の評価額推移表示方法を提供する。
 本発明の請求項20によれば、所定の金融指標に基づいて評価額が変化することを目指し運用される複数のファンドの説明に際し、前記金融指標の値の予想される複数の時間的推移の入力及びそれらの時間的推移をたどる確率を利用者に促す指標推移確率入力催促ステップと、この指標推移確率入力催促ステップに応じて入力された前記金融指標の複数の時間的推移に対する前記複数のファンド各々の収益率の推移を算出する収益率算出ステップと、この収益率算出ステップにより算出された各時間的推移に対する複数のファンドの収益率の推移を前記それらの時間的推移の確率により重み付けして前記金融指標の時間的推移と共にグラフ表示するグラフ表示ステップと、を有することを特徴とする、金融商品の評価額推移表示方法を提供する。
 本発明によれば、金融商品の特性を更に具体的に理解を深めることが可能な金融商品の評価額表示システム及びその方法を得ることができる効果がある。
 以下、本発明の各実施形態について図面を用いて説明する。
 図1に、本発明一実施形態の金融商品の表示システムの構成例を示す。このシステムは、データを入力する入力装置11と、演算及び記憶を行う演算記憶装置12と、表示装置13とから成る。演算記憶装置12は、入力装置11から入力される入力データや後述するファンド(基金)毎のデータを記憶している記憶部14と、記憶部に記憶されているデータ及び入力装置から入力されたデータの演算を行い、表示装置13に出力する演算部15とから成る。
 入力装置11には、キーボードによりデータが直接入力されるほか、表示画面上のアイコン16をマウスにより移動させクリック又はドラッグにより指定された位置として、あるいは表示装置13の表示画面上に入力ペンや指先の位置として、検知された座標が入力される。
 なお、指標の入力は、表示装置13の画面上で指定することもできるが、入力装置11として2次元の位置指定可能な入力装置を用いることも可能である。
 ここで、本発明において具体的な説明の対象となるファンドは、典型的にはある1つの指標、例えばTOPIX(登録商標)が変動したときに、評価額がTOPIXの変動に対し所定の比率で変動することを目標とした運用が、運用者によりなされるものであり、ファンドの評価額が、複数の指標によって変動するものも含まれる。ここで、TOPIXは、東証市場第一部上場全銘柄の時価総額が、基準日の時価総額に比較し、どの位増減したかを通して市場全体の株価の動きを表わす指標である。
 なお、上記の金融指標に対するファンドの評価額の変化は、全体としては目標に極めて近い運用成果が得られる場合が多いが、実際には比較的少ない金融商品(銘柄数、数量)によりファンドを運用していることや、信託報酬、先物市場と現物市場の相場変動のズレ(例えばTOPIX先物とTOPIXの相場変動のズレ)、など種々の要因によって、必ずしも目標と全く同じになるとは限らないが、ファンドの構成を変えるなどして目標と同じになるよう運用を行なう。このように厳密には「評価額の目標値」であるが、これを以下で簡単に「評価額」として述べる。
 次に、図2に示すフローチャートに従って、この実施形態の表示システムの処理の流れを説明する。利用者によりファンドの説明を求められたときには、まずステップS200においてファンドの説明が図1に示したコンピュータシステムにより開始される。例えば図3に示すように、選択可能なファンド名が表示装置13の画面上に表示され、利用者が例えばAAAファンドを選択し、決定ボタン31をマウスによりクリックすることにより、ステップS201におけるファンドの選択がなされる。
 そして、そのファンドが選択されたことの情報が入力装置11から演算記憶装置12に送信される。これに対応して演算記憶装置12内の記憶部14から当該ファンドの商品情報が読み出され表示装置13に送信され、ステップS202で上記システムの表示装置13の画面上に、そのファンドの一般的な説明が文字により表示される。いまの場合、AAAファンドは株価指標TOPIXの変動に応じて変動するファンドである旨の説明が表示される。
 上記のファンドの一般的説明を見ても利用者がまだそのファンドの内容を理解できず、更に具体的な説明を受けたいときには、次のステップS203で、表示装置13の画面上に表示される「指標とファンドの具体的な関係を見るか」の質問に対して、入力装置11でイエスと入力することにより、ステップS204に移る。
 ステップS204において、例えば図4に示すような画面が表示装置13に表示される。
 この画面上で、「買付日」「運用期間」「投資金額」「指標の指定」の各欄で入力装置11のマウスにより選択入力する。即ち、例えば「買付日」は6ヶ月前、3ヶ月前、本日から選択入力可能とし、「運用期間」は1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、9ヶ月、1年から選択可能とし、更に「投資金額」は10万円、50万円、100万円から選択可能とするなどにより、いくつかの選択肢から選択する。勿論、これらの入力を直接、キーボードにより入力するようにしてもよいし、これらの一部を選択入力可能とし、他を直接入力するようにすることもできる。
 図4において、「指標の指定」欄では、指標、この場合TOPIXの指定を自動と手動を選択でき、どちらかを選択入力し、図4の試算ボタン41をクリックする。ステップS205において入力装置11で「指標の指定」欄で手動を選択した場合には、ステップS206に移り、指標のデータを表示装置13の画面上のグラフでTOPIXを、マウスにより線を引くことが可能になり、これにより指標の時間的推移を具体的に指定入力する。
 図1に示した構成は、更に具体的には、例えば図14に示すように、表示装置13内に利用者により描かれた指標位置の値を所定間隔で指標の値に変換する指定位置指標値変換回路1401があり、この回路で変換された指標値に変換された各値は、入力装置11を介して記憶部14内の指標値記憶回路1402に送信され記憶される。指標値記憶回路1402に一旦記憶された各指標値は演算部15内の評価額計算回路1403に送信される。評価額計算回路1403は、指標と金融商品の評価額の関係を記憶している指標金融商品関係データベース(DB)1404から利用者が指定した指標と金融商品の評価額の関係を表す式を読み込み、上記指標値記憶回路1402から入力された指標の各数値に対して評価額がどのようになるか各々計算処理し、評価額記憶回路1405に送信し記憶される。この計算処理結果は表示装置13に送信され、後述のように利用者が指標を指定入力したグラフ上に評価額の時間的推移の線として表示される。
 図14では、説明をわかりやすくするために、専用回路を表示装置13、記憶部14、演算部15に有するものとして説明したが、多くの場合は汎用の表示部、記憶部、演算回路を有するコンピュータを用いてなされることが多く、本発明でもそのようなコンピュータの汎用回路により処理してもよいことは勿論である。
 上記図4に示すように入力された条件を処理した結果は一旦記憶部14に記憶された後、ステップS207で、例えば図5に示すように表示装置13の画面上に表示される。図5では、買付日として平成14年8月25日を、運用期間を同日から平成15年8月25日まで、投資金額として100万円を入力装置11を介して各々入力した場合であり、線51は利用者が2ヶ月毎に指定したTOPIXの値を示している。そのときのAAAファンドの試算結果が線52としてグラフ表示され、下欄に試算結果がデータ及び文章で、例えば「お客様が、仮にAAAファンドを本日(平成14年8月25日)100万円お買い上げになり、仮にTOPIXが上記の推移をしたとしますと、1年後の評価額は125万円になります。」と表示される。
 表示される文章については、予め、記憶部14に定型文として記憶されており、この定型文に、利用者が指定した条件、演算処理結果のデータなどを読み込み、演算部15で合成処理される。例えば上記の場合、『お客様が、仮に(  )を(  )、(  )円お買い上げになり、仮に(  )が上記の推移をしたとしますと、( )年後の評価額は(  )円になります。』との表示用の定型文が記憶されており、図3及び図4に示した条件を利用者の選択入力を受けて、「お客様が、仮にAAAファンドを本日、100万円お買い上げになり、」までの文章が合成処理され完成する。
 一方、ステップS205において入力装置11において「指標の指定」欄で自動が選択された場合には、ステップS208に移る。指標データを自動で入力する場合には、ステップS208でTOPIXのデータが入力装置11のキーボードから入力されることになり、そのときもステップS209で表示装置13に図5と同様に指標(TOPIX)及びAAAファンドの結果がグラフ表示される。また、上記表示文の後半の「仮にTOPIXが上記の推移をしたとしますと、1年後の評価額は125万円になります。」の文がステップS207と同様に演算部15で合成処理され一旦記憶部14に記憶された後、全体の文が表示装置13の画面上に表示される。
 なお、指標の傾向を直線で指定する場合には、このようにキーボードから入力する方が容易である利点がある。
 いずれにしても次のステップS210で、表示装置13で「指標データを変更してファンドの評価額を再計算するか」の質問が表示され、入力装置11からイエスが入力される場合には、ステップS204に戻り、再び図4に示すような、一般条件の入力を利用者に促す画面が表示装置13に表示される。
 一方、指標データを変更することを希望しない場合には、ステップS210においてステップS211に移り、表示装置13の画面上に「他のファンドについて説明を受けるか」との質問が表示される。他のファンドについて更に説明を受けることを利用者が希望する場合には、ステップS201に戻って再び図3に示すような画面が表示装置13の画面上に表示され、説明を受けるファンドを選択する。他のファンドについて説明を受けない場合には、ステップS211からステップS212に移ってファンドの説明が終了される。
 なお、図4における買付日を過去の年月日とすることもできる。このとき運用期間を含めて過去の期間になる場合には、図1に示す記憶部14から過去のTOPIXなど指標のデータを読み込む処理がなされ、それらに基づいて、ファンドの評価額の推移を表示することが可能である。この場合には、利用者が指標の推移の指定をする必要はない。以下の実施形態においても同様に、過去の期間について表示させる場合には、利用者は指標などを指定する必要はない。
 ところで、ステップS210において、利用者が例えば指標データを変えて既に選択したファンドデータを見ることを希望した場合には、ステップS204に戻るが、このステップにおいて、図4に示す入力画面の「指標の指定」欄で自動を指定したとする。
 このとき指標の時間的推移を直線で指定することになり、図示していないが例えば、「年率10%上昇」「変化なし」「年率10%低下」を選択入力できる(ステップS208)。この場合、年率10%上昇を選択した場合には、例えば図6において線61に示すように、TOPIXの時間的推移を利用者が指定したことになり、このようにTOPIXが推移したときのAAAファンドの推移は、線62に示すように表示装置13の画面上に表示されることになる(ステップS209)。
 また本発明の上記実施形態において、ファンドの基礎となる指標の推移を、利用者は図1に示した表示装置13の画面上でアイコン16を移動させることにより、指標の時間的推移を任意に指定することも可能である。図7に、このように利用者が任意の線によりTOPIXを指定する場合の結果表示の画面を示す。番号71は利用者により指定したTOPIXの時間的推移を示す線であり、番号72はその結果のAAAファンドの時間的推移を示す線である。
 試算結果も、下欄に表示され、1年後の評価額が121万円になることなど、更に、文章で「お客様が、仮にAAAファンドを本日100万円お買い上げになり、仮にTOPIXが上記の推移をしたとしますと、1年後には121万円になります。」と表示される。
 本発明のこの実施形態においては、利用者が思いのまま、指標の推移を指定することができ、それに応じたファンドの推移結果を表示することができる利点がある。
 なお、上記の実施形態では、試算結果及び共通のコメントが表示画面の下部分に表示されるだけであったが、利用者により選択された金融商品(ファンド)の特性を、これに合わせて図8に示すように表示することもできる。図8では、画面80に表示される共通のコメント81の下に更に、選択されたファンド毎に記憶部14に記憶されているファンド情報を読み込み、例えば「このファンドは、リスク限定型の商品設計になっておりますので、株価が大きく下落しても損失は限定的なものとなるように、運用されます。」と、商品別コメント82が表示装置13の画面上に表示される。
 更に、図1の本システムの構成で、演算記憶装置12の記憶部14に、利用者毎の過去に購入した金融商品の情報(購入履歴、リスク度合いを示すデータ等)が記憶されており、上述のような当該利用者(顧客)に対応するコメントを表示することもできる。図9にこのような場合の表示装置13の画面90上の表示例を示す。
 この例では、利用者が先にCCCファンドの金融商品の情報が記憶されており、このファンドよりもリスクが大きいAAAファンドが選択された場合には、演算部15でリスク度合いデータの比較処理がなされ、一旦記憶部14に記憶された後、例えば「このファンドは、お客様が先に購入されたCCCファンドよりも大きく変動することがありますので、ご注意ください。」と、顧客別コメント92が表示される。符号91は上述の共通コメントである。
 ところで、上記実施形態では、1つの指標によって評価額が決まるファンドについて説明したが、複数、例えば2つの指標により評価額が決まるファンドの場合についても本発明は適用できる。このような例について次に説明する。例えばBBBファンドが米国株投信であるとし、このファンドの評価額がNASDAQ(登録商標)と為替レートにより決定されるとする。利用者が図3に示す画面で、BBBファンドを選択し、図4に示す画面で「指標の指定」欄に「手動」を選択入力する。するとBBBファンドがNASDAQと為替レートにより決定されることが表示され、次に図10に示すように、表示装置13の画面上の右下に、NASDAQボタン101と、為替レートボタン102が表示される。そして、NASDAQボタン101をクリックすると、画面上のグラフの左側の目盛りがNASDAQ指標となる。右側の目盛りはファンドの評価額(単位;万円)である。
 この状態で、利用者は例えば1年間のNASDAQの値を、例えば線103に示すように、指定する。次に、画面上の為替レートボタン102をクリックすると、図11に示すようにグラフの左側の目盛りが為替レートの目盛りになる。グラフの右側の目盛りは図10と同じく、ファンドの評価額の目盛りである。図示していないが他の条件も利用者は入力する。この状態で、利用者は図11に示す画面上で、例えば線105に示すように為替レートの推移を指定する。図10により指定されたNASDAQの推移と、図11により指定された為替レートの推移を上述の実施形態と同様に演算処理が行われた結果、BBBファンドの評価額の推移が線104に示すように表示装置13の画面に表示される。このグラフの下には、上で述べたような共通コメントが表示される。
 この実施形態のように、ファンドが複数の指標から構成される場合にも、利用者はそれらファンドに影響を与える指標を指定することによって、ファンドの評価額の推移が求められ、グラフ化される。
 なお、NASDAQ(ナスダック)とは、一般にナスダック総合指数のことで、米国店頭株で構成されるナスダック・ナショナル・マーケット指標及び小型株指標の採用全銘柄で構成される時価総額加重平均指数のことをいう。
 ところで、ファンドには、いろいろな種類があるが、その中には、複数のファンド(ここでは子ファンドという)から構成され、投資家の判断により1つの子ファンドから他の1つの子ファンドに自由に切り替えることができるファンド(スイッチングファンド)もある。例えば、TOPIXの変動に応じその2倍程度に比例して変動することを目標とするダブルファンドと、TOPIXの変動に応じその2倍程度に反比例して変動することを目標とするダブルベアファンド等の2つ以上の子ファンドから構成され、それらの子ファンドの間で切り換えが可能なファンドもある。この種のファンドに本発明を適用する場合の実施形態について図12を用いて説明する。
 図12において、別に入力することにより、ファンドをダブルファンドからダブルベアファンドに切り替え、更にダブルファンドに切り替えを行うことを前提とし、その元になる指標TOPIXが線121に示すように推移したときの、このDDDファンドの推移を線122で表示した。
 表示装置13の画面の上部に、ダブルファンドからダブルベアファンドへ、更にダブルベアファンドからダブルファンドへの切り替え時点が表示されている。切り替え時点は、境界線124a,124bであり、これらを横方向にドラッグすることにより、時点変更が可能となる。また子ファンド名が表示されているボタンをクリックすることにより、他の子ファンドに運用対象を変更できる。このようにして、複数のファンド切り替えることが可能なファンドの評価額の時間的推移をもグラフ化することができる。
 なお、スイッチングファンドには、TOPIXなどの指標に連動するダブルベアファンド、ダブルファンド以外の子ファンドをも有するものがあり、これら複数の子ファンドが全て切り替えられる可能性があるものも、またそのうちの2個の子ファンドが切り替えられるものもあり、本発明はどちらにも適用できる。
 また、本発明では、上記のファンドの推移を最高の場合と最低の場合を抽出してグラフ表示することもできる。図13にこのような場合の表示例を示す。表示装置13の表示画面上の右下に、べストボタン135とワーストボタン136が表示されている。TOPIXを線131に示すように指定すると共に、例えば上記ベストボタン135をクリックすると、線132に示すようにこのファンドの評価額の推移、ダブルベアファンドからダブルファンドへ、更にダブルファンドからダブルベアファンドに切り替えられ運用されていることと、その切り替える時点134a,134bが表示される。なお、最高・最低の場合の両ファンドの選択と切り替え時点の抽出処理は、後述する。
 そしてその下欄に、試算結果や共通コメントが表示される。共通コメントは例えば「お客様が仮にDDDファンドを本日100万円お買い上げになり、仮にTOPIXが上記の推移をし、ファンドが上記のように切り替えられたとしますと、最高の場合1年後の評価額は127万円になります。」と表示される。
 本発明のこの実施形態によれば、ファンドの評価額の最高の場合と最低の場合を表示することができるので、対象となるファンドを具体的かつ客観的に知ってもらうことができる利点がある。
 ここで、複数の子ファンドから成りこれらを途中で切り替えるスイッチングファンドにおいて、ある相場推移を想定したとき、最高の結果となる場合と最低の結果になる場合の経過と収益率を知る、本発明の一実施形態について説明する。
 あるスイッチングファンドが、例えば図15(a)に示すように、ファンド1〜4の子ファンドから成っていて、これらファンドの10日間の経過の収益率が図示するようになっていたとする。このとき、毎日スイッチングを行えるとして、収益が最高の結果になる場合と最低になる場合を知るには、次のような計算処理を図14に示す演算部15において行う。
 図14に示す表示装置13の画面上において、利用者が相場の推移を指定入力すると座標データとして取得処理され、指定位置指標値変換回路1401により、指標データに変換され、入力装置11を介して記憶部14に記憶される。今の場合、子ファンドは4つあり、図16のステップS1601に示すように、まず、期間内(10日間)の各日において、ファンド1〜4のうちの最高の収益率の子ファンドと最低の収益率の子ファンドが抽出処理され記憶部14に記憶される。
 今の場合図15(b)に示すようになる。例えば図15(a)で経過日数1日目では、収益率はファンド3が最も高く、ファンド1が最も低いので、図15(b)では1日目のベストとしてファンド3の1.05がまたワーストとしてファンド1の0.95が最高、最低の収益率となる。同様に例えば経過日数4日目では、図15(a)により、収益率1.05のファンド1がベストであり収益率0.95のファンド3がワーストとなるので、図15(b)の4日目にはこれらのファンドの収益率が記憶部14に記憶される。
 同様にして各ファンドの収益率に着目すると、各日についてのベストとワーストの結果が図15(b)となる。次のステップS1602では、演算部15で、図15(b)に示すベストとワーストの収益率を1日目から10日目まで乗算処理される。
 例えば、ベストのシナリオで、2日目では、1.05×1.05=1.10となり、ワーストのシナリオでは、2日目は、0.95×0.95=0.90となる。このようにして10日目までベストとワーストの収益率が乗算処理され、図15(c)に示す結果として得られる。図15(c)の各日の結果は、記憶部14を介して表示装置13の画面上にベストシナリオとワーストシナリオとして表示される。最終的な収益率は10日目の収益率であり、最高の結果では1.54、最低の結果では0.62の収益率が得られる(ステップS1603)。この最終的な収益率が、表示装置13画面上に上記ベストシナリオとワーストシナリオと共に表示される。
 本発明のこの実施形態によれば、スイッチング回数を限定しないで、相場推移を利用者が指定したときの、運用のパフォーマンスが最高の場合と最低の場合の収益率の経過及び結果を、自動的に得ることが可能である。
 ところで上述の実施形態では、毎日、子ファンドをスイッチングできるとして最高及び最低の収益率を算出した。しかし現実的には、ファンドの切替を毎日行うことは利用者の時間的制約などで困難であり、スイッチング回数を制限される場合も多い。このようにスイッチング回数を限定した場合の本発明の他の実施形態について、次に説明する。
 いま、運用する子ファンドをダブルとダブルベアの2つとし、スイッチング回数は2回以内としたときの、収益率を計算する。
 運用日数をn(例えば10日間運用する場合には、n=10)、運用開始日からスイッチングを行うときまでの経過日数をiとし,j日までその子ファンドで運用するもの(1≦i≦j≦n)とし、運用開始日は1日目とカウントする。即ちi日目に第1回目スイッチングを行い(j日まで運用)、j+1日目に第2回目のスイッチングを行う。
 また、ダブルで運用した場合のi日目の運用成績(収益率)Aiとし、ダブルベアで運用した場合の運用成績をBiとする。例えばダブルで運用したとき前日比プラス5%であれば、Ai=1.05、ダブルベアで運用したとき前日比マイナス5%ならばBi=0.95となる。
 この場合のn日運用したときの運用成績Pijは次のように表せる。
 Pij={A1α1×A2α2×・・・×Aiαi×・・×Ajαj×・・・Anαn}×{B1(1−α1)×B2(1−α2)×・・・×Bi(1−αi)×・・×Bj(1−αj)×・・・×Bn(1−αn)
 ここで、乗数αi、αjは、任意のi,j(1≦i≦j≦n)において、ケース1(ダブルの運用からスタートするケース)ではαi〜αj=0、その他1、ケース2(ダブルベアの運用からスタートするケース)ではαi〜αj=1、その他0とする。
 すると、例えばn=10、i=5、j=6、即ち10日間の運用で、5日目に第1回目のスイッチングを行い、更に7日目に第2回目のスイッチングをしたときには、ケース1、ケース2の乗数αi、αjは、図17に示すようになる。そして、ケース1及びケース2の各々の場合において任意のi,j(1≦i≦j≦n)を当てはめ、上述の運用成績Pijを算出する。これらの演算は、すべて演算記憶装置12内の演算部15で行われる。
 次に、上記2つのケースのすべてのPijの中からその最大値(MAX(P))と最小値(MIN(P))を求める。また、運用成績Pijが最大値、最小値を取るときのi,jの値、ケース1,2の別を求める。更に、Pijが最大値、最小値を取るときの運用方法(運用するファンド、運用日)を求める。
 n=10とし、任意のi,jに対して1≦i≦j≦nの場合、ケース1の場合で、図18(a)に示すように、右上部分の各値を求めることになり、この中でi=5、j=6のときの値が最大値MAX(P)=1.63となったとする。このとき、1日目から4日目まではダブルで運用して、5日目にダブルベアにスイッチングし7日目にはダブルにスイッチングしたとき、パフォーマンスが最高の結果となり、そのときの収益率が+63%となることを意味する。
 また、同様にしてケース2の場合が図18(b)に示すようになり、i=5,j=6のときの値が最小値MIN(P)=0.37になったとする。この場合には、1日目から4日目までダブルベアで運用し、5日目にダブルにスイッチングし、7日目にダブルベアにスイッチングしたとき、最低の結果となり、そのときの収益率が−63%となることを意味する。これらの処理は、演算記憶装置12の演算部15において計算され一旦記憶部14に記憶された後、表示装置13の画面上に表示される。
 上記のことを一般化すると図19に示すように表される。同図で、(注1)はi=1の場合は一段下のファンドから運用を開始すること、(注2)はj=nの場合は一段上のファンドで運用を終了することを示す。
 この実施形態によれば、スイッチングファンドの運用において、所定回数に切替を制限されたときに、最高の結果となる場合と最低の結果になる場合を示すことができる利点がある。
 ところで、上記の実施形態では、最高の結果となる場合と最低の結果となる場合について示す例について述べた。しかし、このように極端に高い結果となるあるいは極端に低い結果となる場合は、確率的には極めて小さい。実際の運用においては、どの位の確率でどのような結果になるかを利用者に示すことができれば、都合がよい。
 このような本発明の一実施形態について図1及び図20を用いて説明する。図20にこの実施形態における処理の手順を示す。まずステップS2001では、表示装置13の画面上に株価推移と許容できるスイッチング確率(例えば80%)の指定入力を受ける。ここでスイッチング確率とは、全てのスイッチングの組合せにおいて、ある収益率の範囲に入るスイッチングの組合せの比率をいう。
この入力結果は、入力装置11を介して記憶部14に記憶される。ステップS2002では、演算部15で所定のスイッチングファンドでのあらゆるスイッチングの組合せでの収益率を算出し、ステップS2003で演算部15でそれらの収益率の平均値の算出処理が行われる。
 次のステップS2004では、上記平均値に近い収益率となるスイッチングを順に抽出処理を行い、利用者が指定した確率の範囲まで処理を継続する。ステップS2005では、その確率内における収益率の上限と下限のデータを抽出する。これらの処理は演算記憶装置12の演算部15で実行され、結果は一旦記憶部14に記憶される。そして次のステップS2006では、このようにして得られた確率内で最高の結果と最低の結果、即ち収益率の範囲が、図21に示すように表示装置13の画面上に、利用者が最初に指定した株価推移の線のグラフ表示と共に、コメントと図で表示される。
 同図において、番号2101は利用者が指定した株価推移であり、この場合、表示装置13の画面下部に「スイッチング確率を80%とした場合、収益率の範囲は、+20%〜−20%になります。」と表示される。
 なお上記実施形態において平均値の代わりに、最頻値を使用することも可能である。
 また、本発明に基づくスイッチングファンドにおいて、収益率が特定の範囲内になるように利用者が指定してそのときのスイッチング確率を表示することも可能である。
 このような本発明の実施形態を図22、図23及び図1により説明する。図22はこの実施形態の処理の手順を示す。ステップS2201において、表示装置13の画面上で株価推移、収益率の範囲の指定入力を受ける。指定入力は、株価推移は画面上でグラフとして指定される一方、収益率の範囲は例えば図23に示すような画面上に、収益率の範囲として−10、+20のような数値が入力され、右下の決定ボタンがクリックされることによりなされる。
 次のステップS2202では、各スイッチングの全ての組合せにおける収益率の算出処理が行われ、ステップS2203で、ステップS2201で指定入力された収益率の範囲に入るスイッチングの組合せが抽出処理され、次に、ステップS2204でスイッチング確率が算出処理される。これらの処理は図1の演算記憶装置12内の演算部15で行われる。
このようにして算出処理されたスイッチング確率は、一旦記憶部14に記憶された後、ステップS2205で、指定された株価推移と共に、表示装置13の画面上に表示される。
 また本発明は、株価推移と、収益率の範囲(条件1)及びスイッチング確率(条件2)を指定してそれらの2条件を満たすか否かコメントするようにすることも可能である。このような本発明の実施形態を図24、図25及び図1により説明する。
 まず、株価の推移、利用者が希望する収益率の範囲、及びスイッチング確率の指定入力を受ける。これらの入力は、表示装置13の画面上で株価推移を描き、収益率の範囲及びスイッチング確率の値を2つの条件として入力されることによりなされる。例えば、収益率の範囲には(−10%〜+20%)、スイッチング確率には(50%以上)と入力される(ステップS2401)。
 すべてのスイッチングの組合せにおける収益率が算出処理される(ステップS2402)。
 ステップS2402で算出された収益率が、利用者が希望する収益率の範囲(条件1)に入っているスイッチングがカウントされる(ステップS2403)。
 ステップS2403で条件1を満たしカウントされたすべてのスイッチングの組合せに占める比率(スイッチング確率)が算出される(ステップS2404)。
 ステップS2404で算出したスイッチング確率が、ステップS2401で利用者により指定されたスイッチング確率(条件2)を満たすか否かが検知される(ステップS2405)。なお、ステップS2402からステップS2405までの処理は、演算記憶装置12の演算部15で実行される。処理結果は、一旦記憶部14に記憶される。
 ステップS2405で条件2を満たしている場合は、表示装置13で、条件を満たす旨のコメントが表示され(ステップS2406)、条件2を満たしていない場合は、表示装置13で、条件を満たさない旨のコメントが表示される。条件2を満たさない場合、図25のように、「お客様が指定された収益率の範囲(−10%〜+20%)、スイッチング確率(50%以上)の2条件を満たすことはできませんでした。」というコメントが表示される(ステップS2407)。
 本発明のこの実施形態によれば、利用者は、希望する収益率の範囲、スイッチング確率の2条件を指定した場合に、前提とした株価推移のもとでのスイッチングファンドの運用成果がこれら2条件を満たすかどうかを知ることができる。これにより、そのスイッチングファンドが、利用者が希望する投資対象であるかどうかの判断を容易に行うことができる。
 ところで、本発明では、複数のファンドがありそれらの1つを選択しようとする場合、株価推移を仮定したときに、それらのファンドのうちどのファンドがどのような評価額の結果となるかを知るようにすることも可能である。例えば図1の表示装置13の画面上に、株価推移を利用者が描きその株価推移を指定入力する。この株価推移のデータは、入力装置11を介して記憶部14に送信されて記憶される。いまファンドがファンド1からファンド10までの10個あるとする。上記株価推移のデータから各ファンドの収益率を図26に示すように演算部15で実行された収益率の算出処理結果が一旦記憶部14に記憶された後、表示装置13の画面上に表示される。あるいは、上記株価推移に応じて一旦記憶部14に記憶された後、表示装置13の画面上に各ファンドの推移がグラフ表示される。
 図26によれば、ファンド1の収益率が12.0%で最も良い結果を示している。したがって、株価推移について一意に、ある程度確実に予想できる場合には、ファンド1を買うことが望ましい。
 更に、株価推移について、2つのシナリオが考えられる場合がしばしばある。このような場合には、これらの株価推移を図1に示す表示装置13の画面上に描き、それらの確率を指定入力すれば、そのような確率で株価が推移したときに成績の良いファンドを定めることができる。
 例えば図27に示すように10個のファンドがあり、株価の推移としてシナリオAが70%、シナリオBが30%の確率で生ずると指定入力される。このときには、演算部15で、それらの推移が確率により重み付け処理され、図27の総合に示す算出処理結果が得られる。この場合、ファンド5の収益率が5.5%と最も高い値を取る、即ちこれが最も良好な成績を残す可能性のあるファンドであることを示す。
 なおここで、本発明の対象となる金融商品は、所定の金融指標に基づいて評価額が変化することを目指すファンドであり、所定の金融指標には、TOPIX(東証株価指数;登録商標)、日経平均株価指数、NASDAQ指数などの株式関連指標、日経公社債インデックスなどの債券関連指標、日経商品指数、CRB商品指数などの商品関連指標、円/ドルレートなどの為替レート、更に所定の株価が含まれる。
 なお、本発明は図1に示したような単独のシステムに限らず、ネットワークを介してサーバとクライアント間で通信を行うようなシステムなどにも適用可能である。
本発明の一実施形態におけるシステムの構成例を示す図。 本発明の一実施形態における処理の流れを説明するための図。 本発明一実施形態において説明を求めるファンドの選択画面例を示す図。 本発明一実施形態において、ファンドの推移を求める条件の入力画面例を示す図。 本発明一実施形態における、入力と出力表示結果の画面例を示す図。 本発明の他の実施形態における、入力と出力表示結果の画面例を示す図。 本発明の他の実施形態における、入力と出力表示結果の画面例を示す図。 本発明の他の実施形態における、商品別コメントの表示例を示す図。 本発明の他の実施形態における、顧客別コメントの表示例を示す図。 金融指標が2つの場合の本発明の他の実施形態における、NASDAQ入力と出力表示結果の画面例を示す図。 金融指標が2つの場合の本発明の他の実施形態における、為替レート入力と出力表示結果の画面例を示す図。 本発明の他の実施形態における、入力と出力表示結果の画面例を示す図。 本発明の他の実施形態における、入力と出力表示結果の画面例を示す図。 図1に示した本発明の構成例の更に詳細な構成例を示す図。 本発明によるスイッチングファンドの一実施形態において、最高と最低の結果を説明するための図。 本発明によるその他の実施形態において処理の流れを説明するための図。 本発明によるスイッチング回数が2回の場合の実施形態のスイッチングを説明するための図。 本発明によるスイッチング回数が2回の場合の実施形態において最高になる場合と最低になる場合の収益率を求める過程を説明するための図。 図18の場合を一般化した場合を説明するための図。 本発明の更に他の実施形態において処理の流れを説明するための図。 図20に処理を示す実施形態の表示例を示す図。 本発明の更に他の実施形態において処理の流れを説明するための図。 図22に処理を示す実施形態における入力画面の例を示す図。 本発明の更に他の実施形態において処理の流れを説明するための図。 図24に示す実施形態における表示例を示す図。 本発明の更に他の実施形態において、相場推移を指定したときの複数のファンドの結果の例を説明するための図。 本発明の更に他の実施形態において、2つの相場推移を仮定したときの複数のファンドの結果の例を説明するための図。
符号の説明
11・・・入力装置、
12・・・演算記憶装置、
13・・・表示装置、
14・・・記憶部、
15・・・演算部、
16・・・アイコン、
31・・・決定ボタン、
41・・・試算ボタン、
80,90・・・画面、
81,91・・・共通コメント、
82・・・商品別コメント、
92・・・顧客別コメント、
101・・・NASDAQボタン、
102・・・為替レートボタン、
135・・・ベストボタン、
136・・・ワーストボタン、
1401・・・指定位置指標値変換回路、
1402・・・指標値記憶回路、
1403・・・評価額計算回路、
1404・・・指標金融商品関係データベース(DB)、
1405・・・評価額記憶回路。

Claims (20)

  1.  所定の金融指標に基づいて評価額が変化することを目指し運用される金融商品の説明に際し、前記金融指標の値の時間的推移を指定されて、その推移に基づく前記金融商品の前記評価額の時間的推移をグラフ表示することを特徴とする、金融商品の評価額推移表示システム。
  2.  所定の金融指標に基づいて評価額が変化することを目指し運用される金融商品の説明に際し、
     前記金融指標の値の時間的推移の入力を利用者に促す指標入力催促手段と、
     この指標入力催促手段に応じて入力された前記金融指標の時間的推移に対する前記金融商品の前記評価額の時間的推移を計算する評価額計算手段と、
     この評価額計算手段により計算された前記評価額の時間的推移をグラフ表示するグラフ表示手段と、
    を有して成ることを特徴とする、金融商品の評価額推移表示システム。
  3.  前記指標入力催促手段は、前記金融商品の運用期間及びその期間内における前記金融指標の値の時間的推移の入力を促すことを特徴とする請求項2記載の、金融商品の評価額推移表示システム。
  4.  前記評価額計算手段は、前記指標入力催促手段に応じて入力された前記金融商品の運用期間が過去の時間である場合には、この過去の時間における前記金融商品の値の時間的推移を検出し、この検出された前記金融指標の値の時間的推移に対する前記金融商品の評価額の時間的推移を計算することを特徴とする請求項3記載の、金融商品の評価額推移表示システム。
  5.  所定の金融指標に基づいて評価額が変化することを目指し運用される金融商品の説明に際し、
     前記金融商品の運用期間の入力を利用者に促す期間入力催促手段と、
     この期間入力催促手段に応じて入力された運用期間の前記金融指標の値の時間的推移を入力することを促す指標グラフ入力催促手段と、
     この指標グラフ入力催促手段に応じて入力された前記金融指標の値の時間的推移に対する前記金融商品の前記評価額の時間的推移を計算する評価額計算手段と、
     この評価額計算手段により計算された前記評価額の時間的推移を前記表示装置の画面上で前記金融指標の時間的推移と同一の時間軸上でグラフ表示するグラフ表示手段と、
    を有して成ることを特徴とする、金融商品の評価額推移表示システム。
  6.  前記評価額計算手段により計算された前記金融指標の時間的推移に関するコメントを前記表示装置の画面上に表示するコメント表示手段を更に有することを特徴とする請求項5記載の、金融商品の評価額推移表示システム。
  7.  前記評価額計算手段により計算された前記金融指標の時間的推移に関するコメント及び前記金融商品に関するコメントを前記表示装置の画面上に表示するコメント表示手段を更に有することを特徴とする請求項5記載の、金融商品の評価額推移表示システム。
  8.  前記評価額計算手段により計算された前記金融指標の時間的推移に関するコメント及び前記利用者が前記金融商品を購入する場合の注意点に関するコメントを前記表示装置の画面上に表示するコメント表示手段を更に有することを特徴とする請求項5記載の、金融商品の評価額推移表示システム。
  9.  前記指標グラフ入力催促手段は、前記運用期間内の、複数の所定時点における前記金融指標の値として入力するよう促すことを特徴とする請求項5乃至8のいずれか1記載の、金融商品の評価額推移表示システム。
  10.  前記指標グラフ入力催促手段は、前記運用期間内に前記表示装置の画面上で線を描くことにより前記金融指標の値の時間的推移として入力するよう促すことを特徴とする請求項5乃至8のいずれか1記載の、金融商品の評価額推移表示システム。
  11.  所定の金融指標に基づいて評価額が変化することを目指し運用される金融商品の説明に際し、
     前記金融指標の値の時間的推移の入力を利用者に促す指標入力催促ステップと、
     この指標入力催促ステップに応じて入力された前記金融指標の時間的推移に対する前記金融商品の前記評価額の時間的推移を計算する評価額計算ステップと、
     この評価額計算ステップにより計算された前記評価額の時間的推移をグラフ表示するグラフ表示ステップと、
    を有することを特徴とする、金融商品の評価額推移表示方法。
  12.  所定の金融指標に基づいて評価額が変化することを目指し運用される金融商品の説明に際し、
     前記金融商品の運用期間の入力を利用者に促す期間入力催促ステップと、
     この期間入力催促ステップに応じて入力された運用期間の前記金融指標の値の時間的推移を入力することを促す指標グラフ入力催促ステップと、
     この指標グラフ入力催促ステップに応じて入力された前記金融指標の値の時間的推移に対する前記金融商品の前記評価額の時間的推移を計算する評価額計算ステップと、
     この評価額計算ステップにより計算された前記評価額の時間的推移を前記表示装置の画面上で前記金融指標の時間的推移と同一の時間軸上でグラフ表示するグラフ表示ステップと、
    を有することを特徴とする、金融商品の評価額推移表示方法。
  13.  所定の金融指標の変化に応じ所定比率で評価額が変化することを目指し運用される子ファンドを複数有するファンドであって、運用期間途中にこれらの子ファンドを切り替えることが可能なスイッチングファンドの説明に際し、
     前記金融指標の値の時間的推移の入力を利用者に促す指標入力催促ステップと、
     この指標入力催促ステップに応じて入力された前記金融指標の時間的推移に対する前記スイッチングファンドに関して、1つの子ファンドから他の子ファンドへの切り替えが可能な全ての組合せにおいて最高の結果と最低の結果の収益率を算出する収益率算出ステップと、
     この収益率算出ステップにより算出された最高の結果の収益率とそのとき切り替えられる子ファンドとその切り替えのタイミングと、最低の結果の収益率とそのとき切り替えられる子ファンドとその切り替えのタイミングを前記金融指標の時間的推移と共にグラフ表示するグラフ表示ステップと、
    を有することを特徴とする、金融商品の評価額推移表示方法。
  14.  所定の金融指標の変化に応じ所定比率で評価額が変化することを目指し運用される子ファンドを複数有するファンドであって、運用期間途中にこれらの子ファンドを切り替えることが可能なスイッチングファンドの説明に際し、
     前記金融指標の値の時間的推移の入力を利用者に促す指標入力催促ステップと、
     前記スイッチングファンドの最大切替回数の入力を利用者に促す切替回数入力催促ステップと、
     前記指標入力催促ステップに応じて入力された前記金融指標の時間的推移に対する前記スイッチングファンドに関して、前記切替回数入力催促ステップに応じて入力された切替回数内で1つの子ファンドから他の子ファンドへの切り替えが可能な全ての組合せにおいて最高の結果と最低の結果の収益率を算出する収益率算出ステップと、
     この収益率算出ステップにより算出された最高の結果の収益率とそのとき切り替えられる子ファンドとその切り替えのタイミングと、最低の結果の収益率とそのとき切り替えられる子ファンドとその切り替えのタイミングを前記金融指標の時間的推移と共にグラフ表示するグラフ表示ステップと、
    を有することを特徴とする、金融商品の評価額推移表示方法。
  15.  所定の金融指標の変化に応じ所定比率で評価額が変化することを目指し運用される子ファンドを複数有するファンドであって、そのうちの2つの子ファンド間で運用期間途中に切り替えることが可能なスイッチングファンドの説明に際し、
     前記金融指標の値の時間的推移の入力を利用者に促す指標入力催促ステップと、
     前記スイッチングファンドの最大切替回数の入力を利用者に促す切替回数入力催促ステップと、
     前記指標入力催促ステップに応じて入力された前記金融指標の時間的推移に対する前記スイッチングファンドに関して、前記切替回数入力催促ステップに応じて入力された切替回数内で1つの子ファンドから他の子ファンドへの切り替えが可能な全ての組合せにおいて最高の結果と最低の結果の収益率を算出する収益率算出ステップと、
     この収益率算出ステップにより算出された最高の結果の収益率とそのとき切り替えられる子ファンドとその切り替えのタイミングと、最低の結果の収益率とそのとき切り替えられる子ファンドとその切り替えのタイミングを前記金融指標の時間的推移と共にグラフ表示するグラフ表示ステップと、
    を有することを特徴とする、金融商品の評価額推移表示方法。
  16.  所定の金融指標の変化に応じ所定比率で評価額が変化することを目指し運用される子ファンドを複数有するファンドであって、そのうちの2つの子ファンド間で運用期間途中に切り替えることが可能なスイッチングファンドの説明に際し、
     前記金融指標の値の時間的推移の入力を利用者に促す指標入力催促ステップと、
     前記スイッチングファンドにおいてスイッチング確率の入力を利用者に促す確率入力催促ステップと、
     前記指標入力催促ステップに応じて入力された前記金融指標の時間的推移に対する前記スイッチングファンドに関して、1つの子ファンドから他の子ファンドへの切り替えが可能な全ての組合せにおいて収益率を算出し、前記確率入力催促ステップに応じて入力された前記スイッチング確率の範囲内で、最高の結果と最低の結果の収益率を抽出する収益率抽出ステップと、
     この収益率抽出ステップにより抽出された収益率の範囲を前記金融指標の時間的推移と共にグラフ表示するグラフ表示ステップと、
    を有することを特徴とする、金融商品の評価額推移表示方法。
  17.  所定の金融指標の変化に応じ所定比率で評価額が変化することを目指し運用される子ファンドを複数有するファンドであって、そのうちの2つの子ファンド間で運用期間途中に切り替えることが可能なスイッチングファンドの説明に際し、
     前記金融指標の値の時間的推移の入力を利用者に促す指標入力催促ステップと、
     前記スイッチングファンドにおいて収益率の範囲の入力を利用者に促す収益率範囲入力催促ステップと、
     前記指標入力催促ステップに応じて入力された前記金融指標の時間的推移に対する前記スイッチングファンドに関して、1つの子ファンドから他の子ファンドへの切り替えが可能な全ての組合せにおいて収益率を算出し、前記収益率範囲入力催促ステップに応じて入力された収益率の範囲に入るスイッチングを抽出し、そのスイッチング確率を算出する確率算出ステップと、
     この確率算出ステップにより算出された前記スイッチング確率を前記金融指標の時間的推移と共にグラフ表示するグラフ表示ステップと、
    を有することを特徴とする、金融商品の評価額推移表示方法。
  18.  所定の金融指標の変化に応じ所定比率で評価額が変化することを目指し運用される子ファンドを複数有するファンドであって、そのうちの2つの子ファンド間で運用期間途中に切り替えることが可能なスイッチングファンドの説明に際し、
     前記金融指標の値の時間的推移の入力を利用者に促す指標入力催促ステップと、
     前記スイッチングファンドの収益率の範囲及びスイッチング確率の2条件の入力を利用者に促す収益率確率入力催促ステップと、
     前記指標入力催促ステップに応じて入力された前記金融指標の時間的推移に対する前記スイッチングファンドに関して、1つの子ファンドから他の子ファンドへの切り替えが可能な全ての組合せにおいて収益率を算出し、前記収益率確率入力催促ステップに応じて入力された収益率の範囲に入るスイッチングを抽出し、そのスイッチング確率を算出する確率算出ステップと、
     この確率算出ステップで算出されたスイッチング確率が、前記収益率確率入力催促ステップで入力されたスイッチング確率の条件を満たすか否かを検知する条件検知ステップと、
     この条件検知ステップにより検知された前記収益率確率入力催促ステップで入力された2条件が満たされるか否かのコメントを前記金融指標の時間的推移のグラフと共に表示するグラフ表示ステップと、
    を有することを特徴とする、金融商品の評価額推移表示方法。
  19.  所定の金融指標に基づいて評価額が変化することを目指し運用される複数のファンドの説明に際し、
     前記金融指標の値の時間的推移の入力を利用者に促す指標入力催促ステップと、
     この指標入力催促ステップに応じて入力された前記金融指標の時間的推移に対する前記複数のファンド各々の収益率の推移を算出する収益率算出ステップと、
     この収益率算出ステップにより算出された複数のファンドの収益率の推移を前記金融指標の時間的推移と共にグラフ表示するグラフ表示ステップと、
    を有することを特徴とする、金融商品の評価額推移表示方法。
  20.  所定の金融指標に基づいて評価額が変化することを目指し運用される複数のファンドの説明に際し、
     前記金融指標の値の予想される複数の時間的推移の入力及びそれらの時間的推移をたどる確率を利用者に促す指標推移確率入力催促ステップと、
     この指標推移確率入力催促ステップに応じて入力された前記金融指標の複数の時間的推移に対する前記複数のファンド各々の収益率の推移を算出する収益率算出ステップと、
     この収益率算出ステップにより算出された各時間的推移に対する複数のファンドの収益率の推移を前記それらの時間的推移の確率により重み付けして前記金融指標の時間的推移と共にグラフ表示するグラフ表示ステップと、
    を有することを特徴とする、金融商品の評価額推移表示方法。
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