JP2004109572A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Hiroharu Iwasaki
岩崎 弘治
Ryoichi Kurihara
栗原 良一
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Abstract

【課題】通常、偏光フィルムの偏光軸を直交配置させた場合、長波長の光より短波長の光透過率のほうが高く、例えば、よく液晶TVに使用されるヨウ素系偏光シートであれば、偏光軸を直交させるように配置し黒表示を行った場合、黒ではなくヨウ素の色である濃いブルーが表示される。つまり、液晶のOn表示からOff表示、または中間調表示へ移行する場合は、色調が青方向にシフトする事になる。
【解決手段】液晶パネルの光透過特性に合せた補正特性を保持し、入力映像信号に合せてバックライトの制御をすることで、液晶表示装置の表示色を適正に保つ事が可能となる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶モニターや液晶テレビなどの液晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、液晶表示装置の技術進歩はめざましく、装置の薄さにより省スペースを計れることや省電力が計れることを武器にノート型パソコン、モニター、液晶TV、携帯情報機器、携帯電話等に使用され、大きな市場を形成している。
【0003】
この液晶表示装置は、一対のガラス基板で液晶を挟んだ素子(液晶パネル)の光入射側及び光出射側に偏光板を装着した構成になっており、該偏光板で偏光され液晶パネルに入射された直線偏光光を各画素の液晶層によって変調することにより、画像表示を可能としている。
【0004】
液晶パネルの基本動作原理を図2に示し説明する。図2はノーマリーホワイト型の液晶パネルを表し、液晶を挟む2枚の偏光シートの偏光軸が直交するように配置されており、充分な印加電圧を加えることで透過率が最小となる構成である。
【0005】
図2において、5aは入射側偏光シート、5bは出射側偏光シート、5cは液晶部、5dは液晶分子であり、電圧印加により螺旋状に回転配向する液晶分子を、光が通らないように偏光方向を直交させた2枚の偏光フィルム5a及び5bで挟む構成となっている。
【0006】
図2(a)は液晶パネルの光透過(On表示)の原理図で、電圧印加が無い場合液晶パネル5cは螺旋状に回転配向されており、入射した光はまず偏光フィルム5aで一方向の振動方向に偏光され、この偏光光は液晶分子の隙間に沿って、偏光方向が90゜捻られることで、偏光光は偏光フィルム5bを透過することになる。
【0007】
図2(b)は液晶パネルの光遮断(Off表示)の原理で、液晶パネルは電圧を印加されると、液晶分子は捻れがとれ直立するため、偏光フィルム5aで偏光した光は、偏光方向を変えることなく液晶パネルを透過することになり、偏光光は遮断される。
【0008】
また、中間調の表示は、On表示とOff表示の中間となる適当な電圧を液晶パネルにかけることによって表現している。カラーの表示方法は1画素をそれぞれRed(赤)、Green(緑)、Blue(青) のフィルターを有する 3つのドットから構成し、各ドットを制御する事で必要色を表示することになる。
【0009】
図3に液晶表示装置の回路ブロックを示す。図3において、1はY/C分離回路、2はビデオクロマ回路、3はA/Dコンバータ、4は液晶コントローラ、5は液晶パネル、6は蛍光管駆動回路、7はバックライト、8はマイコン、11は階調回路である。
【0010】
入力映像信号は、Y/C分離回路1に入力され、輝度信号と色信号に分離される。輝度信号と色信号はビデオクロマ回路2にて光の3原色である、R、G、Bに変換され、さらに、このアナログRGB信号はA/Dコンバーター3により、デジタルRGB信号に変換され、液晶コントローラ4に入力される。
【0011】
液晶パネル5では液晶コントローラ4からのRGB信号が所定のタイミングで入力されると共に、階調回路11からのRGBそれぞれの階調電圧が供給され、画像が表示されることになる。これらの処理を含め、システム全体の制御はマイコン8が行うことになる。
【0012】
液晶表示装置の基本構成と基本動作は上述のようになるが、カラー映像表示などの忠実な色再現やハイコントラストを得るためには液晶パネルを構成する各部材の波長依存性等の対応が必要となり、例えば液晶の波長依存性の対応として各種提案がされている。
【0013】
例えば、特許文献1においては、一般にTNモードでは、電圧無印加時に入射直線偏光に対して、液晶層を通過した後の出射光が偏光軸の直交した直線偏光となるように液晶パネルを設計する。
【0014】
このときの条件は、通常、光学的な位相差△n・d/λ(△n=液晶の屈折率異方性、d=液晶層の厚み、λ=光の波長)がほぼ0.9となる条件であるが、このとき表示モードが電圧無印加時に黒表示となるノーマリーブラックモードの場合では、黒付近の表示は光学的位相差が1付近という比較的大きい領域を用いることになるため波長依存性が大きく、黒付近の中間調では色度変化が激しく表示品位の非常に悪いものになってしまう。
【0015】
一方、ノーマリーホワイトモードでは、光学的位相差が大きい領域で白表示となるが、このときは波長依存が生じていても、色度変化は少なくまた、黒付近では光学的位相差が小さくなり、波長依存性そのものも小さくなるので、色度変化のない均一で良好な表示が得られ、従って一般にはノーマリーホワイトモードのTN液晶表示装置が用いられる。
【0016】
ところが、ノーマリーホワイトモードにおいてコントラスト比の高い表示を得ようとすると、黒表示での光の透過率をできるだけ低くする必要があり、ノーマリーホワイトモードは、電圧を印加して液晶分子が基板面に対して垂直に立ち上がった状態で、黒表示となるものであるが、実際には、電圧を印加しても基板界面付近の液晶分子は基板との相互作用が強く、完全に立ち上がらず、その結果、光学的な位相差が発生し、光の偏光状態が変化し、真の黒表示にはなりにくい。
【0017】
この対応として、光透過性を有する一対の電極基板の間に液晶が狭持された液晶パネルと、液晶パネルの両側に配置された偏光板と、偏光板及び液晶パネルの間に配置され、液晶の所定駆動電圧印加時の、入射光に対する液晶の光学異方性を補正するような光学的位相差を有する光学的位相差フィルムとを備える提案である。
【0018】
また、特許文献2においては、バックライト光が入射される第1の偏光板上に、異なる厚さをもつR、G、Bの各フィルタからなるマルチギャップ・カラーフィルタが設置され、第1の偏光板に対向して第2の偏光板が平行に設置されている。マルチギャップ・カラーフィルタと第2の偏光板と間の第1及び第2の配向膜の間隙には、屈折率異方性Δn=0.094の液晶が充填され、マルチギャップ方式の液晶層形成している。
【0019】
R、G、Bの各フィルタ上の液晶層の厚さはそれぞれ5.6μm、5.0μm、4.8μmとなっている。これをリターデイションΔn・dで表すとそれぞれ0.53μm、0.47μm、0.45μmとなる。このように、マルチギャップ方式の液晶パネルにて、表示色の色度の改善と共に、コントラストの向上を実現する提案である。
【0020】
更に、特許文献3においては、一対の基板間に120°以上にねじれ配向されたネマチック液晶層を挟持してなる液晶セルと、光学的異方体とを一対の偏光板間に配置し、光学的異方体により液晶セルの着色を解消する方法である。
【0021】
【特許文献1】
特開平5−323311号公報
【特許文献2】
特開平7−159770号公報
【特許文献3】
特開平9−325314号公報
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、液晶表示装置においては、画素のOn/Off時の光学的な特性は、On表示は偏光フィルムの偏光軸を平行にした場合の、Off表示は偏光フィルムの偏光軸を直交させた場合の光学特性にも強い影響を受ける。
【0023】
通常、偏光フィルムの偏光軸を直交配置させた場合、長波長の光より短波長の光の透過率のほうが高く、例えば、よく液晶TVに使用されるヨウ素系偏光シートであれば、偏光軸を直交させるように配置し黒表示を行った場合、黒ではなくヨウ素の色である濃いブルー(高い色温度)が表示されます。つまり、On表示からOff表示、または中間調表示へ移行する場合は、色調が青方向にシフトする事になる。
【0024】
図4に、液晶表示装置で白(On)〜グレー〜黒(Off)表示した場合の色度の変化を測定した一例を示す。液晶パネルに徐々に電圧を印加し、明るさを落していった場合、画面の色が白から徐々に青方向にずれていく事が確認できる。
【0025】
本発明は、そのような状況に鑑みてなされたもので、偏光フィルムの特性と、その偏光軸の配置方法に起因する液晶パネル印加電圧可変時の表示色の変化を補正することを目的とする発明である。
【0026】
【課題を解決するための手段】
本発明は、かかる課題を解決するため以下のような手段を講じた。
【0027】
即ち、本発明に係る液晶表示装置は、バックライトとしてエレクトロルミネッセンス発光素子を用いた液晶表示装置において、入力映像信号の輝度レベルを検出する輝度レベル検出手段と、この輝度レベル検出手段での検出結果に応じて前記バックライトに与える電圧または電流の値若しくは電圧および電流の値を制御する電圧・電流制御手段と、を具備するようにした。
【0028】
かかる構成により、液晶パネルの色度の変化をバックライトの色度の変化により相殺することができるものである。
【0029】
【発明の実施の形態】
本発明に係る液晶表示装置のブロック図を図1に示す。図1において、従来の技術のブロック図(図3)と同様の構成要素には同一の符号を付している。本発明の特徴となるのは、輝度レベル検出回路9、LUT(ルックアップテーブル)10、電圧制御回路12およびバックライト13である。
【0030】
本発明は、液晶パネルの色度の変化をバックライトの色度の変化により相殺しようとするものである。
【0031】
以下動作を説明する。
【0032】
入力映像信号がY/C分離回路1に入力され、ビデオクロマ回路2・A/Dコンバーター3・液晶コントローラ4を経由し、液晶パネル5に表示されるまでの基本処理は、図3に示した従来実施例の液晶表示装置と同一であるため、説明は省略する。
【0033】
本発明ではY/C分離回路1にて映像信号から分離された輝度信号は、輝度レベル検出回路9にも入力される。かかる輝度レベル検出回路9では画面全体の平均輝度レベルが検出され、その結果がマイコン8に入力される。尚、制御用の輝度信号検出レベルとしては、平均輝度レベルのみに限らず、最大輝度レベルや最低輝度レベル及び、それらの組合せレベルを使用することも可能で、更に、画面全体ではなく、画面の特定領域及び又は画面の特定領域に重さを持たせたレベル検出も可能である。
【0034】
輝度レベル検出回路9にて検出された平均輝度レベルが低くなった場合は、図2で示した偏光シート5a、5bの波長透過特性から液晶パネル5の出力光の色調は青方向にシフトする事になるため、マイコン8はバックライト13の発光色度が赤方向にシフトするように制御する。
【0035】
ここで、本発明では、バックライト13としてEL(エレクトロルミネッセンス)発光素子を用いている。EL発光素子は印加電圧または印加電流によりその発光色度を調整できるという性質を有している(このようなEL発光素子の性質は、特開昭58−9190号公報、特開2001−155860号公報等で開示されている)。
【0036】
また、LUT10には、輝度レベルと色度との関係および印加電圧または電流とEL発光素子の色度が対応付けられた表が記録されている。
【0037】
従って、輝度レベル検出回路9にて検出された平均輝度レベルは、かかるLUT10を参照して電圧・電流制御回路12を制御しEL発光素子への印加電圧または電流を制御する。これによりバックライト13の発光色度を赤方向にシフトさせる。尚、電圧・電流制御回路12でEL発光素子への印加電圧と電流の双方を制御するようにしても良い。
【0038】
また、EL発光素子を用いることにより蛍光管を用いた従来のバックライトに比べ、インバータ等の蛍光管駆動回路および導光板等の光学部材が不要となるため装置の軽量・薄型化が図れる。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、表示画面の色度変化を補正することが可能となると共に装置の軽量化・薄型化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液晶表示装置の機能ブロック図である。
【図2】液晶パネルの基本動作原理図である。
【図3】従来の液晶表示装置の機能ブロック図である。
【図4】液晶表示装置の表示の明るさと色度の変化を測定したグラフである。
【符号の説明】
1 Y/C分離回路
2 ビデオクロマ回路
3 A/Dコンバータ
4 液晶コントローラ
5 液晶パネル
6 蛍光管駆動回路
7 バックライト
8 制御マイコン
9 輝度レベル検出回路
10 ルックアップテーブル
11 階調回路
12 電圧・電流制御回路
13 バックライト

Claims (1)

  1. バックライトとしてエレクトロルミネッセンス発光素子を用いた液晶表示装置において、
    入力映像信号の輝度レベルを検出する輝度レベル検出手段と、
    この輝度レベル検出手段での検出結果に応じて前記バックライトに与える電圧または電流の値若しくは電圧および電流の値を制御する電圧・電流制御手段と、
    を具備することを特徴とする液晶表示装置。
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