JP2004109263A - クライアント登録方法およびカラオケ装置の開局方法 - Google Patents

クライアント登録方法およびカラオケ装置の開局方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ネットワークを介して楽曲データの配信を受けるための処理を容易化したクライアント登録方法およびカラオケ装置の開局方法を提供する。
【解決手段】カラオケ店舗等のクライアント側に設置されるルータ6には、予めプライベートアドレスが設定されており、このプライベートアドレスのネットワークアドレス部分がこのルータ(クライアント)を個別に識別する情報となる。このルータ6に接続されたカラオケ装置3は、このルータ6から自己のプライベートアドレスを取得するとともに、このクライアント(カラオケ店舗)を識別するクライアント識別情報を含む電文を開局サーバ1に送信する。開局サーバ1は、このクライアント識別情報およびプライベートアドレスから割り出したネットワークアドレスをこのクライアントの情報として登録する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ネットワークを介して楽曲データをダウンロードするカラオケ装置の楽曲データ配信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在普及しているカラオケ装置の多くは、サーバ装置からカラオケ楽曲データの配信を受ける通信カラオケ装置である。従来の通信カラオケ装置は、配信サーバ装置と公衆電話回線を介して通信することによって楽曲データの配信を受けるようになっていた(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−127964号公報(第3頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、公衆電話回線による通信では、配信サーバ装置は、各カラオケ装置と1対1で通信しなければならないため非効率的であるとともに、各カラオケ装置との通信毎に電話料金が発生するため、多数設置されているカラオケ装置のそれぞれに楽曲データを配信すると相当額の通信料金が必要になっていた。
【0005】
そこで、インターネット(ブロードバンド)を介して楽曲データを配信することが考えられるが、インターネットは、誰でも自由にアクセスできるネットワークであるため、クライアントの認証が電話番号による認証ほど容易ではなく、また配信するデータのセキュリティを維持することも困難である。
【0006】
これを解決するために、クライアントを認証するために特別の認証用のサーバを構築したり、楽曲データの配信のためにVPN(バーチャル・プライベート・ネットワーク)を構築することが考えられるが、このためには、カラオケ店舗などのクライアント側に設置されるルータにそのための設定が必要であるとともに、このルータを認証用のサーバに登録するなどの処理が必要となり、カラオケ店舗などの現場でこのような処理をすることは非常に面倒であるという問題点があった。
【0007】
この発明は、ネットワークを介して楽曲データの配信を受けるための処理を容易化したクライアント登録方法およびカラオケ装置の開局方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、LANのネットワークアドレスおよびプロバイダを経由してWANに接続するための情報が予め記憶されたルータをWANに接続する手順、このルータにカラオケ装置を接続する手順、このカラオケ装置にクライアント識別情報を入力する手順、カラオケ装置が、WANを経由してサーバ装置にアクセスし、前記クライアント識別情報および前記ネットワークアドレスを送信することにより、前記ネットワークアドレスをこのクライアントのアドレスとして前記サーバ装置に登録する手順、からなることを特徴とする。
請求項2の発明は、前記発明において、前記ルータは、前記ネットワークアドレスを含むプライベートアドレスを記憶しており、前記カラオケ装置は、前記ネットワークアドレスを含むプライベートアドレスをサーバ装置に送信することを特徴とする。
【0009】
請求項3の発明は、LANのネットワークアドレス、プロバイダを経由してWANに接続するための情報、および、カラオケ装置に対して楽曲データを配信する複数の配信サーバをLANで接続したサーバ側ルータとの間でVPNを構築するための情報が予め記憶されたクライアント側ルータをWANに接続する手順、このクライアント側ルータにカラオケ装置を接続する手順、カラオケ装置が、WANを経由して開局サーバにアクセスし、この開局サーバから、前記ネットワークアドレスに対応する配信サーバのIPアドレスを取得する手順、カラオケ装置が、クライアント側ルータとサーバ側ルータとの間で構築されたVPNを介して、前記IPアドレスを取得した配信サーバと通信する手順、を有することを特徴とする。
【0010】
この発明では、クライアント側に設置されるルータに、LANのネットワークアドレスが予め設定されている。このネットワークアドレスは、このルータのプライベートアドレスに含めて記憶されている場合も含む。サーバ装置には複数のルータがアクセスするが、各ルータにはそれぞれユニークなネットワークアドレスが設定されているため、このネットワークアドレスがこのルータ、すなわちクライアントを識別するアドレスとなる。
そして、このルータには、プロバイダを経由してWANに接続するための情報、配信サーバ側のルータとVPNを構築するための情報等も予め設定されている。
【0011】
このように、各種の情報が予め(工場出荷時に)ルータに設定されているため、このルータにカラオケ装置を接続すれば、カラオケ装置がWANを介してサーバ装置(開局サーバ)にアクセスすることが可能になり、カラオケ装置に与えられているプライベートアドレスをサーバ装置に送信することでルータのネットワークアドレスも伝達することができ、このネットワークアドレスをこのクライアントのアドレスとしてサーバ装置に登録することができる。このように、(クライアント側の)ルータは接続するのみでよく何の設定も不要であるため、登録処理が容易化される。
【0012】
また、この発明では、カラオケ装置は、開局サーバから配信サーバのIPアドレス(サーバ装置側のLANのプライベートアドレス)を取得し、VPNを経由してこのIPアドレスを取得した配信サーバに接続する。クライアント側のルータには配信サーバ側のルータとVPNを構築するために必要な情報が予め設定されている。これにより、ルータに何らの設定をすることなく、開局サーバから配信サーバのIPアドレスを取得するのみで配信サーバと通信することができるため、カラオケ装置の開局が容易化される。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明が適用されたカラオケ装置の楽曲データ配信システムの構成図である。開局サーバ1はルータ4を介してインターネット7に接続されている。このルータ4には固定的なグローバルアドレスが割り当てられている。開局サーバ1は、インターネット7を介して通信するための通信手段20、開局処理を行うための制御手段21、および、開局したカラオケ装置を登録するデータベースを有する記憶手段22を有している。開局サーバ1は、クライアントのルータ6やカラオケ装置3を登録し、各配信サーバ2に対して楽曲データの配信を指示する管理用のサーバである。
【0014】
また、複数の配信サーバ2(2−1〜2−n)は、ルータ5を介してインターネット7に接続されている。このルータ5には固定的なグローバルアドレスが割り当てられている。複数の配信サーバ2はルータ5の下流側でローカル・エリア・ネットワーク(LAN)11で接続されている。配信サーバ2は、後述のVPN8で接続されるカラオケ装置3に対して楽曲データをダウンロードするためのサーバである。これら開局サーバ1、ルータ4および複数の配信サーバ2、ルータ5は、楽曲データ配信のセンタ施設に設置されている。また、開局サーバ1と複数の配信サーバ2は、インターネットとは切り離されたLAN10で接続されており、互いに通信が可能になっている。
【0015】
カラオケ店舗などのクライアント側では、ルータ6を介して1または複数台のカラオケ装置3がインターネット7に接続される。ルータ6およびカラオケ装置3はLAN12で接続される。カラオケ装置3は、インターネット7を介して通信するための通信手段23、ルータ登録処理、開局処理およびカラオケ曲の演奏処理などを実行する制御手段24および記憶手段25を有している。
【0016】
カラオケ装置3の記憶手段25には、図4(A)に示すように、開局サーバアドレス、ルータアドレス、配信サーバアドレス、開局データ(自己のプライベートアドレス、店舗コード、パスワード、識別コード、配信時間帯)、および、楽曲データ、演奏プログラムなどが記憶される。開局サーバアドレスは、工場出荷時にプリセットされている。ルータアドレスおよび自己のプライベートアドレスは、カラオケ装置がLAN12に接続されたときルータ6から与えられる。配信サーバアドレスは、後述する開局処理によって取得する。店舗コードおよびパスワードは、このクライアントがサーバ運用会社との契約によって与えられたコードであり、この店舗コードおよびパスワードの認証によって開局サーバ1へのアクセスが可能になる。この店舗コード、パスワードは、ルータ登録処理時、カラオケ装置の開局処理時に係員によって入力され、これらの処理が終了すると、この記憶エリアから消去される。識別コードは、クライアント内部でこのカラオケ装置を識別するコードであり、係員が任意に付けることができるものである。カラオケ店の場合、通常そのカラオケ装置が設置される部屋番号が付される。配信時間帯は、このカラオケ装置に対して楽曲データを配信するのに好ましい時間帯である。店舗コード、パスワード、識別コード、配信時間帯は、カラオケ装置の設置時に係員によって入力される。
【0017】
配信サーバ2側のLAN11とカラオケ装置3側のLAN12は、ルータ5およびルータ6により、IPsec(IP Security Protocol)によるバーチャル・プライベート・ネットワーク(VPN:virtual private network)8で接続されており、LAN11上の任意の配信サーバ2からLAN12上の任意のカラオケ装置3に対して、インターネット7上でのセキュリティを維持しながら、TCP/IPプロトコルによる通信が可能になっている。
【0018】
なお、この図では、説明を簡略化するため、ルータ6、カラオケ装置3からなるクライアントを1つのみ記載しているが、実際の実施形態は、複数のクライアントを備えているのが一般的である。
【0019】
カラオケ装置3が配信サーバ2から楽曲データの配信を受けられるようになるためには;
(1)クライアントのアドレス(ルータ6に設定されているネットワークアドレス)を開局サーバ1に登録し(ルータ登録処理)、
(2)ルータ6(LAN12)に接続されているカラオケ装置3のプライベートアドレスを開局サーバ1に登録する(開局処理)必要がある。
なお、ルータ6にはプライベートアドレス(およびネットマスク長)としてネットワークアドレスが設定されている。
【0020】
以下、図2、図3等を参照して、新たなクライアントがルータ6のネットワークアドレスを開局サーバ1に登録する場合の処理について説明する。
図2(B)において、カラオケ店舗などのクライアントが新たに運用を開始する場合、この店舗に係員が赴いてルータ6およびカラオケ装置3を設置し(s101、s102)、ルータ6をカラオケ装置3およびインターネット7に接続する(s103)。そして、開局サーバ1に対してルータの登録処理を行う(s105)。
【0021】
ここで、同図(A)に示すように、ルータ6には、このルータ6のプライベートアドレス(例えば10.2.20.1)、ネットマスク長(24ビット)、および、インターネットのプロバイダに接続するためのデータ、配信サーバ2のルータ4とVPNを構築するためのデータなどが、工場出荷時に予めプリセットされている。プロバイダに接続するためのデータは、プロバイダ接続用ユーザID、プロバイダ接続用パスワードなどであり、ルータ4とVPNを構築するためのデータは、IPsecのPre−Shared−Key、ルータ4のセキュリティ・ゲート・ウェイ(SGW)アドレス、このルータ6の名前などである。
上記データが工場出荷時にルータ6に予め設定されていることにより、店舗に赴いた係員は、設置時にこのルータ6に対するデータ入力が不要になる。
【0022】
一般的には、クライアントが複数であるため、インターネット7に複数のルータ6が接続されるが、各ルータ6にはそれぞれユニークなプライベートアドレス(ネットワークアドレス)が設定されているため、開局サーバ1は、このネットワークアドレスにより、各ルータ(クライアント)を識別することができる。
【0023】
ルータ登録処理は概ね以下のようである。
係員は、上記カラオケ装置3−ルータ6−インターネット7の接続ののち(s103)、カラオケ装置3およびルータ6の電源を投入する(s104)。そうすると、ルータ6の機能によりカラオケ装置3にプライベートアドレスが付与される。
【0024】
係員は、カラオケ装置3をルータ登録モードにし、店舗コードおよびパスワードを入力して、開局サーバ1にアクセスする。このとき、カラオケ装置3は、開局サーバ1に対してルータ登録要求電文を送信する。ルータ登録要求電文は、ルータ登録要求、カラオケ装置3のプライベートアドレス、店舗コード、パスワード等で構成される。
【0025】
開局サーバ1は、このルータ登録要求電文を受信すると、まず、店舗コード、パスワードでクライアントを認証する。すなわち、クライアントはサーバ運用会社との契約により予め店舗コード、パスワードが交付されており、開局サーバ1は、図4(B)に示すように、この交付された店舗コードおよびパスワードをデータベースに記憶している。この店舗コードおよびパスワードにより、正しいクライアントからのアクセスであることが認証されると、カラオケ装置3のプライベートアドレスのうち、ネットマスクされている上位24ビットをネットワークアドレスとして抽出し、これをこのクライアントのアドレスとして登録する。上記の例のように、カラオケ装置3のプライベートアドレスが「10.2.20.2」であったとすると、このネットワークアドレスは「10.2.20」となる。同時に、このクライアントに対して担当の配信サーバ2(2−1〜2−n)を割り当て、クライアント名、クライアントのネットワークアドレス、担当配信サーバ2のIPアドレスを対応づけて、図4(B)のクライアントテーブルに登録する。配信サーバ2のIPアドレスは、LAN11内のプライベートアドレスとして与えられる。
【0026】
これにより、ルータ6にユニークに設定されているネットワークアドレスが開局サーバ1にクライアントのアドレスとして登録され、これ以後ルータ6に接続されるカラオケ装置3が開局サーバ1にアクセスしたとき、そのプライベートアドレスに基づいてどのクライアントに属するカラオケ装置であるかが識別される。
こののち係員は、後述するカラオケ装置3の開局処理を行う(s107)。
【0027】
なお、上記ルータ登録処理はインターネット7を介して行われるが、ルータ6にインターネット・プロバイダのユーザIDおよびパスワードが既に設定されていることにより、ルータ6にはプロバイダから自動的にグローバルアドレスが付与され、係員は何らの設定なしにインターネットにアクセスすることが可能になっている。
【0028】
上記ルータ登録処理時におけるルータ6、カラオケ装置3、開局サーバ1の各々の処理動作を図3のフローチャートを参照して説明する。
同図(A)はルータ6の動作を示すフローチャートである。ルータ6がクライアントの店舗に設置され、カラオケ装置3、インターネット7と接続されたのち電源がオンされると、接続されているカラオケ装置3に対してLAN12における(VPNで使用する)プライベートアドレスを割り当てる(s21)。そしてカラオケ装置3からアクセスがあると、このアクセスをWAN(VPNを含む)に中継するとともに、WANからのアクセスをカラオケ装置3側に中継する(s22)。なお、これはルータ6の通常動作であるが、インターネットへ接続するために必要なデータが予め設定されているため、係員がクライアントの現場で何らの設定をすることなく、ケーブルを接続して電源をオンするのみでこの動作を実行する。
【0029】
同図(B)はカラオケ装置3の動作を示すフローチャートである。ルータ6とケーブルが接続されたのち電源がオンされるとこの動作を実行する。起動すると、まずルータ6からプライベートアドレスを取得してレジスタに記憶する(s25)。そして、こののち係員によってルータ登録操作が行われる(s26)。ここで、ルータ登録操作とは、カラオケ装置をルータ登録モードにし、この状態で店舗コード、パスワードなどのデータを入力する操作である。これにより、カラオケ装置は、開局サーバ1にアクセスし、ルータ登録要求電文を送信する(s27)。この電文の送信により、開局サーバ1は、ルータのネットワークアドレスをこのクライアントのアドレスとして登録する。
【0030】
同図(C)は開局サーバ1の動作を示すフローチャートである。カラオケ装置3からルータ登録要求電文を受信すると(s30)、この電文に含まれる店舗コード、パスワードを用いて、このアクセスが正当なクライアントからのアクセスであるかを認証する(s31)。認証結果がOKであれば(s32)、このルータ登録要求電文で送られてきたプライベートアドレスから求めたネットワークアドレス、およびこのクライアントに割り当てた担当の配信サーバ2のIPアドレス(プライベートアドレス)を対応づけて、図4(B)のクライアントテーブルに登録する(s33)。
これにより、クライアントの店舗において新たにルータ6が設置される場合でも、ルータ6に対して何らの設定操作をすることなく、カラオケ装置3からの操作によってルータ6のネットワークアドレスをクライアントのアドレスとして開局サーバ1に登録することができる。
【0031】
上記の処理でルータ6の登録を終了すると、次は、カラオケ装置3を開局させるために、図5〜図7で説明する開局処理を行う。
図5〜7を参照して、上記処理で登録されたルータ6に接続されているカラオケ装置3の開局処理について説明する。図5はカラオケ装置3の開局処理動作を示すフローチャートである。図6は開局サーバ1の開局処理動作を示すフローチャートである。図7はカラオケ装置3、開局サーバ1、配信サーバ2の通信手順を示す図である。
【0032】
図5および図7において、カラオケ装置3の電源が投入されると、この処理動作が実行される。電源の投入によって装置が起動し(s1)、通信手段23がルータ6と通信して、プライベートアドレスを取得する(s2)。ここでは、ルータ6のプライベートアドレスを(10.2.20.1)とし、このカラオケ装置3が取得したプライベートアドレスを(10.2.20.5)とする。上記ルータ6の登録処理に続けてこのカラオケ装置3の開局処理が実行される場合には、このs1、s2の処理は上記ルータ6の登録処理と共通である。
【0033】
そして、係員がこのカラオケ装置の開局処理に必要なデータを入力する(s3)。ここで入力されるデータは、上述した店舗コード、パスワード、識別コード、配信時間帯などである。これらのデータが入力され、係員によって所定のアクセス操作が行われると、カラオケ装置は、インターネット7を経由して開局サーバ1にアクセスする(s4)。このアクセスにおいて、上記開局データ(店舗コード、パスワード、識別コード、配信時間帯、プライベートアドレス)が開局サーバ1に対して送信される。
【0034】
開局サーバ1は、受信したプライベートアドレス(ネットワークアドレス)によってどのクライアントに設置されたカラオケ装置かを割り出し、そのクライアントを担当する配信サーバ2のIPアドレスをクライアントテーブル(図4(B))から読み出して、カラオケ装置3に返信する。
【0035】
カラオケ装置3は、開局サーバ1から配信サーバ2のIPアドレスを受信すると(s5)、VPN8を経由して、このIPアドレス宛にpingを送信する(s6)。ルータ6には配信サーバ2のルータ4とVPNを構築するためのデータが予め設定されているため、カラオケ装置3がLAN11側のIPアドレス(プライベートアドレス)で配信サーバ2をアクセスすれば、ルータ6が自動的にVPN8を経由して、LAN11側にこれを伝達する。
【0036】
このpingに対する応答を受信すれば(s7)、割り当てられた配信サーバ2とVPN8経由で接続されていると判断して接続確認済メッセージを開局サーバ1に対して送信する(s8)。この接続確認済メッセージの送信により、開局手続きは完了し、こののち割り当てられた配信サーバ2から定期的に楽曲データが配信されてくるようになる。
【0037】
次に、図6および図7において、カラオケ装置3から開局処理のアクセスがあると、開局サーバ1は、このカラオケ装置3から店舗コード、パスワード、識別コード、プライベートアドレス、配信時間帯などからなる開局データを受信する(s11)。そして、プライベートアドレスからネットワークアドレスを割り出し、このネットワークアドレスでクライアントテーブルを検索して、このカラオケ装置3に対する楽曲データの配信を担当する配信サーバ2を割り当てる(s12)。そして、この配信サーバ2のプライベートアドレスをカラオケ装置3に対して返信する(s13)。こののち、このカラオケ装置3から接続確認済メッセージが送信されてくるまで待機する(s14)。カラオケ装置から接続確認済メッセージが送信されてくれば、カラオケ装置の開局処理は終了したとして、上記受信した開局データ(識別コード、プライベートアドレス、配信時間帯など)をデータベースに登録するとともに(s15)、このカラオケ装置のプライベートアドレスおよび配信時間帯を担当の配信サーバ2に通知して(s16)、定期的なカラオケ曲の配信を開始させる。
なお、この開局サーバ1から配信サーバ2への通知はLAN10を介して行われる。
【0038】
以上の処理により、係員が手入力で配信サーバ2のプライベートアドレスの設定をしなくても、工場出荷時に予め入力されている開局サーバ1のアドレス(グローバルアドレス)を用いてオンラインで開局処理をすることによって、自動的に配信サーバ2のプライベートアドレスの設定をすることができる。
【0039】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、カラオケ装置でサーバ装置(開局サーバ)にアクセスするのみで、ルータのネットワークアドレスをクライアントのアドレスとして登録することができるため、クライアントの登録を容易化することができる。
【0040】
また、この発明によれば、開局サーバから配信サーバのプライベートアドレスを取得すれば、予めルータに設定されているVPN構築情報に基づいて配信サーバのルータとVPNを構築して通信をすることができるため、カラオケ装置の開局、すなわち配信サーバからの楽曲データの配信開始を容易化することができる。
【0041】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されたカラオケ装置の楽曲データ配信システムのブロック図
【図2】クライアントにおけるルータ、カラオケ装置の設置手順を説明する図
【図3】ルータ設置時のルータ、カラオケ装置、開局サーバの動作を示すフローチャート
【図4】カラオケ装置の記憶手段の構成図
【図5】カラオケ装置の開局処理動作を示すフローチャート
【図6】開局サーバの開局処理動作を示すフローチャート
【図7】カラオケ装置、開局サーバ、配信サーバの通信手順を示す図
【符号の説明】
1…開局サーバ、2(2−1〜2−n)…配信サーバ、3(3−1〜3−m)…カラオケ装置、4,5,6…ルータ、7…インターネット、8…VPN、10、11、12…LAN、20…通信手段、21…制御手段、22…記憶手段、23…通信手段、24…制御手段、25…記憶手段

Claims (3)

  1. LANのネットワークアドレスおよびプロバイダを経由してWANに接続するための情報が予め記憶されたルータをWANに接続する手順、
    このルータにカラオケ装置を接続する手順、
    このカラオケ装置にクライアント識別情報を入力する手順、
    カラオケ装置が、WANを経由してサーバ装置にアクセスし、前記クライアント識別情報および前記ネットワークアドレスを送信することにより、前記ネットワークアドレスをこのクライアントのアドレスとして前記サーバ装置に登録する手順、
    からなるクライアント登録方法。
  2. 前記ルータは、前記ネットワークアドレスを含むプライベートアドレスを記憶しており、前記カラオケ装置は、前記ネットワークアドレスを含むプライベートアドレスをサーバ装置に送信する請求項1に記載のクライアント登録方法。
  3. LANのネットワークアドレス、プロバイダを経由してWANに接続するための情報、および、カラオケ装置に対して楽曲データを配信する複数の配信サーバをLANで接続したサーバ側ルータとの間でVPNを構築するための情報が予め記憶されたクライアント側ルータをWANに接続する手順、
    このクライアント側ルータにカラオケ装置を接続する手順、
    カラオケ装置が、WANを経由して開局サーバにアクセスし、この開局サーバから、前記ネットワークアドレスに対応する配信サーバのIPアドレスを取得する手順、
    カラオケ装置が、クライアント側ルータとサーバ側ルータとの間で構築されたVPNを介して、前記IPアドレスを取得した配信サーバと通信する手順、
    を有することを特徴とするカラオケ装置の開局方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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