JP2004109197A - 露光装置及び露光位置補正方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】記録画像の斑を視認され難くすることのできる露光装置及び露光位置補正方法を得る。
【解決手段】装置に含まれるレンズの歪曲収差による位置ずれであり、かつファイバーアレイ部31から射出されたレーザビームによる被露光面での露光位置の目標とする位置からの副走査方向に対する位置ずれを相殺するようにファイバーアレイ部31における複数の光射出部の配置位置を決定する。
【選択図】 図2
【解決手段】装置に含まれるレンズの歪曲収差による位置ずれであり、かつファイバーアレイ部31から射出されたレーザビームによる被露光面での露光位置の目標とする位置からの副走査方向に対する位置ずれを相殺するようにファイバーアレイ部31における複数の光射出部の配置位置を決定する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、露光装置及び露光位置補正方法に係り、特に、複数の光源から射出された露光用の光を用いて被露光面を走査露光する露光装置及び当該露光装置における露光位置補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、外周面に感光材料(記録媒体)が装着されたドラムを主走査方向に回転させると共に、上記感光材料に記録すべき画像の画像データに応じたレーザビームを上記主走査方向と直交する副走査方向に走査させることで、2次元画像を上記感光材料に記録するようにした露光記録装置が広く用いられている。
【0003】
また、この種の露光記録装置には、記録速度の高速化を目的として、複数の光源から射出されたレーザビームを各々光ファイバーで単一のファイバーアレイ部に案内すると共に、当該ファイバーアレイ部において各光ファイバーにおけるレーザビームの射出口端部(以下、「光射出部」という。)を副走査方向に並べて配置しておき、上記複数の光源から射出された複数のレーザビームによる露光を同時に行うものがあった。この露光記録装置では、ドラムを主走査方向に回転させると共に、画像データに応じたレーザビームをファイバーアレイ部に設けられた複数の光射出部から同時に射出しつつ、当該ファイバーアレイ部を所定ピッチで副走査方向に移動させることで、高速に2次元画像を記録することができる。
【0004】
更に、この種の露光記録装置には、記録画像の高解像度化を目的として、上記ファイバーアレイ部を、複数の光射出部を所定方向に沿った直線状に配置して構成した光射出部群を上記所定方向と直交する方向に2列設けて構成すると共に、当該ファイバーアレイ部を上記所定方向が副走査方向に対して傾斜された状態で用いるものがあった。
【0005】
すなわち、この露光記録装置では、光射出部群が2列設けられたファイバーアレイ部を副走査方向に対して傾斜させることにより、一例として図6に示すように、一方の光射出部群の各光射出部から射出されたレーザビームにより被露光面に記録されるドットの副走査方向に対する位置を、他方の光射出部群の各光射出部から射出されたレーザビームにより被露光面に記録されるドットの中央に位置させた状態で用いるようにし、この結果として被露光面に記録される画像の解像度を、当該ファイバーアレイ部を副走査方向に対して傾斜させない場合に比較して高くすることができるようにしている。
【0006】
ところで、網点画像により濃淡画像を印刷するための印刷手法として、FMスクリーン(FM Screen)と呼ばれる手法があった。この手法は、規則性を持たない不定形ドットの集合密度によって記録画像の濃淡を表現するものであり、以前から広く用いられているAMスクリーンと呼ばれる手法に比較してモアレが発生しにくく、またトーンジャンプが発生しない、という優れた特徴を有するものである。
【0007】
すなわち、AMスクリーンでは、最小単位の網点画像が、一例として14(水平方向ドット数)×14(垂直方向ドット数)の合計196ドット等、比較的多数のドットで構成されており、当該網点画像を2次元平面状に並べて記録することにより濃淡画像を記録するようにしている。これに対し、FMスクリーンでは、一例として2×2の合計4ドット等、比較的少数のドットで構成された画像を2次元平面状にばらけさせて階調表現を行うようにしており、これによって前述のようにモアレやトーンジャンプの発生を防止することができる。
【0008】
一方、露光記録装置における画像記録の精度の評価用に、主走査方向に沿った直線を副走査方向に所定ピッチで複数本記録する場合があった。これによって得られた直線画像の直線性、傾斜の有無、エッジの状態等を目視にて確認することにより、当該露光記録装置の画像記録の精度を評価することができる。
【0009】
なお、2ライン記録、2ライン未記録を副走査方向に対して順次繰り返すことにより得られる記録画像を本明細書では「2オン/2オフの画像」という。
【0010】
ここで、上述した2列の光射出部群を備えたファイバーアレイ部を副走査方向に対して傾斜させた状態で用いる露光記録装置を用いて、FMスクリーン、AMスクリーン等による網点画像を用いた濃淡画像や2オン/2オフの画像等、複数のドットの組み合わせによって画像を記録する場合には、各ドットは各光射出部から射出されるレーザビームにより記録することになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この露光記録装置では、FMスクリーンによる濃淡画像や2オン/2オフの画像を記録する場合、記録画像に視認性の高い斑(むら)が発生する場合がある、という問題点があった。
【0012】
すなわち、この種の露光記録装置には、通常、ファイバーアレイ部から射出されたレーザビームを被露光面に集光するためのコリメータレンズ、結像レンズ等のレンズが設けられているが、これらのレンズには歪曲収差が存在する。その一方で、この露光記録装置では、ファイバーアレイ部を副走査方向に対して傾斜させた状態で画像を記録するため、一例として図7に示すように、隣り合う走査線(解像度に対応した等間隔な線)を露光する光射出部であっても、レンズ中心に対応する位置からの距離が大きく異なっているので、レンズの歪曲収差に起因する記録ドットのゆがみ量に大きな差が生じてしまう。なお、同図における太矢印は、対応する光射出部の位置における歪曲収差の方向及び大きさを示すベクトルを示している。
【0013】
このゆがみ量の差は、各光射出部群を構成する光射出部のピッチ間隔が略同一であるため、ファイバーアレイ部により一度に記録できるドットの範囲(1スワス(Swath))内において副走査方向に規則的に増加、又は減少する。従って、例えばFMスクリーンによる濃淡画像や2オン/2オフの画像等、副走査方向に2ドット幅の画像を記録する場合の当該画像の副走査方向幅は、1スワス内において副走査方向に規則的に増加、又は減少することになる。
【0014】
このように、1スワス内で記録濃度が規則的に増減すると共に、この露光記録装置ではファイバーアレイ部を所定ピッチで副走査方向に移動させて1枚の画像を記録するので、記録画像に視認性の高い斑が発生することになる。
【0015】
本発明は上記問題点を解消するためになされたものであり、露光記録装置で用いられた際における記録画像の斑を視認され難くすることのできる露光装置及び露光位置補正方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の露光装置は、各々露光用の光が射出される複数の光射出部を所定方向に沿った直線状に配置して構成した光射出部群が前記所定方向と直交する方向に複数列設けられて構成された光射出手段と、前記光射出手段から射出された光を被露光面に集光するためのレンズと、を有し、前記被露光面に互いに異なる走査線を同時に露光記録する露光装置であって、前記レンズの歪曲収差による走査線の位置ずれであり、前記光射出手段から射出された光による前記被露光面での前記走査線の当該走査線と直交する方向に対する位置ずれを相殺するように、前記光射出手段における前記複数の光射出部の前記所定方向に対する配置位置が決定されたことを特徴とする。
【0017】
請求項1に記載の露光装置によれば、各々露光用の光が射出される複数の光射出部を所定方向に沿った直線状に配置して構成した光射出部群が上記所定方向と直交する方向に複数列設けられて構成された光射出手段と、当該光射出手段から射出された光を被露光面に集光するためのレンズと、を有し、上記被露光面に互いに異なる走査線が同時に露光記録される。なお、上記光射出部には、露光用の光を光射出手段まで案内する光ファイバーの当該光の射出口の他、当該光を発する光源自身も含まれる。
【0018】
ここで、請求項1に記載の発明では、上記レンズの歪曲収差による走査線の位置ずれであり、光射出手段から射出された光による被露光面での上記走査線の当該走査線と直交する方向に対する位置ずれを相殺するように、光射出手段における複数の光射出部の上記所定方向に対する配置位置が決定される。
【0019】
ここで、レンズの歪曲収差を示す情報(レンズの光通過領域における歪曲収差の方向及び大きさを示す情報)は、当該レンズの設計仕様に応じた演算や、作製されたレンズを用いた実測等により得ることができる。そして、レンズの歪曲収差に起因する、光射出手段から射出された光による被露光面での上記走査線の当該走査線と直交する方向に対する位置ずれの量は、演算や実測等によって事前に得られたレンズの歪曲収差を示す情報と、光射出手段の各光射出部から射出された光の当該レンズを通過する位置とに基づいて演算により導出することができる。
【0020】
従って、各光射出部毎に上記位置ずれの量を事前に導出し、当該位置ずれの量に対応する量だけ、位置ずれの方向とは逆の方向に各光射出部の配置位置をずらすように各光射出部の上記所定方向に対する配置位置を決定することにより、結果的にレンズの歪曲収差に起因する露光光の走査線と直交する方向に対する位置ずれを相殺することができる。
【0021】
すなわち、本発明では、露光装置で用いられるレンズの歪曲収差は当該レンズによって固有の量であると共に、歪曲収差を示す情報は予め得ることができるものである点に着目し、当該歪曲収差による走査線と直交する方向に対する露光位置の位置ずれを相殺するように光射出手段による各光射出部の配置位置を予め決定している。これによって実際の露光時には位置ずれ補正のための処理を何ら行うことなく、レンズの歪曲収差に起因する露光光の目標位置からの走査線と直交する方向に対する位置ずれの発生を未然に防止することができ、この結果として露光記録装置で用いられた際における記録画像の斑を視認され難くすることができる。
【0022】
このように、請求項1に記載の露光装置によれば、レンズの歪曲収差による走査線の位置ずれであり、光射出手段から射出された光による被露光面での走査線の当該走査線と直交する方向に対する位置ずれを相殺するように光射出手段における複数の光射出部の配置位置を決定しているので、レンズの歪曲収差に起因する露光光の目標位置からの走査線と直交する方向に対する位置ずれの発生を未然に防止することができ、この結果として露光記録装置で用いられた際における記録画像の斑を視認され難くすることができる。
【0023】
なお、請求項2記載の露光装置のように、請求項1記載の発明における前記レンズを、コリメータレンズ及び結像レンズ、又は結像レンズのみとすることができる。本発明のレンズとしてコリメータレンズ及び結像レンズの双方を適用した場合における本発明の歪曲収差の導出手法としては、当該コリメータレンズ及び結像レンズを用いた光学系全体の歪曲収差としてコンピュータ・シミュレーションにより導出する手法を例示することができる。
【0024】
一方、上記目的を達成するために、請求項3記載の露光位置補正方法は、各々露光用の光が射出される複数の光射出部を所定方向に沿った直線状に配置して構成した光射出部群が前記所定方向と直交する方向に複数列設けられて構成された光射出手段と、前記光射出手段から射出された光を被露光面に集光するためのレンズと、を有し、前記被露光面に互いに異なる走査線を同時に露光記録する露光装置における露光位置補正方法であって、前記レンズの歪曲収差による走査線の位置ずれであり、前記光射出手段から射出された光による前記被露光面での前記走査線の当該走査線と直交する方向に対する位置ずれを相殺するように、前記光射出手段における前記複数の光射出部の前記所定方向に対する配置位置を決定したものである。
【0025】
従って、請求項3に記載の露光位置補正方法によれば、請求項1記載の発明と同様に作用するので、請求項1記載の発明と同様に、レンズの歪曲収差に起因する露光光の目標位置からの走査線と直交する方向に対する位置ずれの発生を未然に防止することができ、この結果として露光記録装置で用いられた際における記録画像の斑を視認され難くすることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、以下では、本発明の露光装置及び露光位置補正方法をレーザ記録装置に適用した場合について説明する。まず、図1を参照して、本実施の形態に係るレーザ記録装置10の構成について説明する。
【0027】
同図に示すように、本実施の形態に係るレーザ記録装置10は、複数のレーザビームを生成する光源ユニット20と、光源ユニット20で生成された複数のレーザビームを被露光面に集光する露光ヘッド30と、露光ヘッド30を副走査方向に沿って移動させる露光ヘッド移動部40と、画像が記録される記録フィルムFが装着されかつ当該記録フィルムFが主走査方向に移動するように図1矢印R方向に回転駆動されるドラム50と、を含んで構成されている。
【0028】
光源ユニット20には、各々光ファイバー22の一端部が個別にカップリングされたブロードエリア半導体レーザによって構成された複数の半導体レーザ21が表面に配置された光源基板24と、光源基板24の一端部に垂直に取り付けられると共にSC型光コネクタ25Aのアダプタが複数(半導体レーザ21と同数)設けられたアダプタ基板25と、光源基板24の他端部に水平に取り付けられると共に記録フィルムFに記録する画像の画像データに応じて半導体レーザ21を駆動するLDドライバー回路26(図4も参照)が設けられたLDドライバー基板27と、が備えられている。
【0029】
上記複数の光ファイバー22の他端部には各々SC型光コネクタ25Aのプラグが設けられており、当該プラグはアダプタ基板25に設けられたアダプタの一方の挿入口に嵌合されている。従って、各半導体レーザ21から射出されたレーザビームは光ファイバー22によってアダプタ基板25に設けられているアダプタの略中央位置まで伝送される。
【0030】
また、LDドライバー基板27に設けられているLDドライバー回路26における半導体レーザ21の駆動用信号の出力端子は半導体レーザ21に個別に接続されており、各半導体レーザ21は、LDドライバー回路26によって各々個別に駆動が制御される。
【0031】
一方、露光ヘッド30には、上記複数の半導体レーザ21から射出された各レーザビームを取り纏めて射出するファイバーアレイ部31が備えられており、当該ファイバーアレイ部31には、各々アダプタ基板25に設けられた複数のアダプタの他方の挿入口に、一端部に設けられたSC型光コネクタのプラグが嵌合された複数の光ファイバー70によって、各半導体レーザ21から射出されたレーザビームが伝送される。
【0032】
図2には、ファイバーアレイ部31の図1矢印A方向に見た場合の構成が示されている。同図に示すように、本実施の形態に係るファイバーアレイ部31は、各々片面に半導体レーザ21の半数のV字溝が、レーザ記録装置10で用いられているレンズ(後述するコリメータレンズ32及び結像レンズ34)の歪曲収差に基づいて予め定められた間隔で隣接するように設けられた2枚の基台31Aが、上記V字溝が対向するように配置されると共に、各V字溝に対して各光ファイバー70の他端部(本発明の「光射出部」に相当。)が1本ずつ嵌め込まれて構成されている。従って、ファイバーアレイ部31からは、各半導体レーザ21から射出された複数のレーザビームが同時に射出されることになる。
【0033】
すなわち、本実施の形態のファイバーアレイ部31は、複数の光射出部が所定方向に沿った直線状に配置されて構成された光射出部群31Bが上記所定方向と直交する方向に2列設けられて構成されている。
【0034】
そして、本実施の形態に係るレーザ記録装置10では、以上のように構成されたファイバーアレイ部31を、上記所定方向が副走査方向に対して傾斜された状態とされて、一方の光射出部群31Bを構成する複数の光射出部の副走査方向に対する位置を他方の光射出部群31Bを構成する複数の光射出部の間に位置させた状態で用いる。なお、本実施の形態では、ファイバーアレイ部31を副走査方向中央部に位置された光射出部がレンズの光軸上に位置されるように配置している。
【0035】
一方、図1に示すように、露光ヘッド30には、ファイバーアレイ部31側より、コリメータレンズ32、開口部材33、及び結像レンズ34が順に配列されている。なお、開口部材33は、開口部がファイバーアレイ部31のレーザビーム射出口からみてファーフィールド(far field)の位置となるように配置されている。これによって、ファイバーアレイ部31における複数の光ファイバー70の射出口から射出された全てのレーザビームに対して同等の光量制限効果を与えることができる。
【0036】
一方、露光ヘッド移動部40には、長手方向が副走査方向に沿うように配置されたボールネジ41及び2本のレール42が備えられており、ボールネジ41を回転駆動する副走査モータ43(図4も参照)を作動させることによってボールネジ41上に配置された露光ヘッド30をレール42に案内された状態で副走査方向に移動させることができる。
【0037】
また、ドラム50は主走査モータ51(図4も参照)を作動させることによって図1矢印R方向に回転させることができ、これによって主走査がなされる。
【0038】
なお、本実施の形態では、レーザビームを高出力とするために、コア径の比較的大きな多モード光ファイバーを光ファイバー22及び光ファイバー70として適用している。
【0039】
ここで、ファイバーアレイ部31に設けられた複数の光射出部の配置位置について詳細に説明する。
【0040】
本実施の形態に係るレーザ記録装置10では、前述のように、ファイバーアレイ部31を副走査方向に対して傾斜させた状態で画像の記録に用いる。このため、隣り合う走査線を露光する光射出部であっても、レンズ中心に対応する位置からの距離が大きく異なってしまい、この結果、隣り合う走査線を露光するドットの副走査方向の位置ずれ量が一方の光射出部群と他方の光射出部群とで異なることになり、結果的に記録画像に斑が発生し易くなることは図7を参照して説明した通りである。
【0041】
そこで本実施の形態に係るファイバーアレイ部31では、コリメータレンズ32及び結像レンズ34の歪曲収差に起因する位置ずれであり、かつファイバーアレイ部31から射出されたレーザビームの被露光面での露光位置の目標とする走査線の位置からの副走査方向に対する位置ずれを相殺するようにファイバーアレイ部31における複数の光射出部の当該光射出部の整列方向に対する配置位置を決定している。
【0042】
すなわち、まず、コリメータレンズ32及び結像レンズ34の総合的な歪曲収差を示す情報(レーザビーム通過領域内における歪曲収差の方向及び大きさを示す情報)を、各レンズの設計仕様に基づくコンピュータ・シミュレーションにより導出する。
【0043】
次に、コリメータレンズ32及び結像レンズ34の総合的な歪曲収差に起因する位置ずれであり、かつファイバーアレイ部31から射出されたレーザビームの被露光面での露光位置の目標とする走査線の位置からの副走査方向に対する位置ずれの量及び方向を、導出した上記歪曲収差を示す情報と、ファイバーアレイ部31の各光射出部から射出されたレーザビームの各々の上記レーザビーム通過領域における通過位置と、に基づく演算により導出する。
【0044】
例えば、光射出部から射出されたレーザビームの通過位置における歪曲収差の方向が光軸に向かう方向である場合、上記位置ずれの方向は副走査方向中央部に向かう方向であり、このときの位置ずれの量は当該レーザビームの通過位置に対応する歪曲収差の大きさに比例した量となる。逆に、光射出部から射出されたレーザビームの通過位置における歪曲収差の方向が光軸から遠ざかる方向である場合、上記位置ずれの方向は副走査方向中央部から遠ざかる方向であり、このときの位置ずれの量は当該レーザビームの通過位置に対応する歪曲収差の大きさに比例した量となる。
【0045】
以上のように各光射出部毎に上記位置ずれの量及び方向を導出し、一例として図3に示すように、上記歪曲収差による位置ずれの量を副走査方向の所定位置のずれ量として換算し、当該換算した値分、逆方向に補正するように各光射出部の当該光射出部の整列方向に対する配置位置を決定する。
【0046】
本実施の形態に係るレーザ記録装置10では、前述のように、ファイバーアレイ部31を副走査方向中央部に位置された光射出部がレンズの光軸に位置されるように配置している。また、レンズの歪曲収差は、光軸から外周部に近づくほど大きくなる。従って、レンズの歪曲収差に起因した露光光の位置ずれの量は、各光射出部群から射出されたレーザビームにおいて、副走査方向中央部に位置するレーザビームから副走査方向両端部側に近づくに従って徐々に大きくなる。
【0047】
従って、一例として図2に示されるように、各光射出部群31Bに含まれる複数の光射出部のピッチ間隔が副走査方向中央部から外周部に近づくに従って徐々に大きくされた状態のファイバーアレイ部31が作製される。
【0048】
次に、図4を参照して、本実施の形態に係るレーザ記録装置10の制御系の構成について説明する。同図に示すように、当該制御系は、画像データに応じて各半導体レーザ21を駆動するLDドライバー回路26と、主走査モータ51を駆動する主走査モータ駆動回路81と、副走査モータ43を駆動する副走査モータ駆動回路82と、LDドライバー回路26、主走査モータ駆動回路81及び副走査モータ駆動回路82を制御する制御回路80と、を備えている。ここで、制御回路80には、記録フィルムFに記録する画像を示す画像データが供給される。
【0049】
ファイバーアレイ部31が本発明の光射出手段に、コリメータレンズ32及び結像レンズ34が本発明のレンズに、各々相当する。
【0050】
次に、以上のように構成されたレーザ記録装置10の作用について、図5に示すフローチャートを参照しつつ説明する。なお、図5は、レーザ記録装置10によって画像記録を行う際の処理の流れを示すフローチャートである。
【0051】
まず、記録フィルムFに記録する画像の画像データを、画像の記録に当って当該画像の画像データを一時的に記憶する不図示の画像メモリから制御回路80に転送する(ステップ100)。制御回路80は、転送されてきた画像データ、及び記録画像の予め定められた解像度を示す解像度データに基づいて調整された信号をLDドライバー回路26、主走査モータ駆動回路81、及び副走査モータ駆動回路82に供給する。
【0052】
次に、主走査モータ駆動回路81は、制御回路80から供給された信号に基づいて上記解像度データに応じた回転速度でドラム50を図1矢印R方向に回転させるように主走査モータ51を制御し(ステップ102)、副走査モータ駆動回路82は、上記解像度データに応じて副走査モータ43による露光ヘッド30の副走査方向に対する送り間隔を設定する(ステップ104)。
【0053】
次いで、LDドライバー回路26は、画像データに応じて各半導体レーザ21の駆動を制御する(ステップ106)。
【0054】
各半導体レーザ21から射出されたレーザビームLは、光ファイバー22、SC型光コネクタ25A、及び光ファイバー70を介してファイバーアレイ部31から射出され、コリメータレンズ32によって略平行光束とされた後、開口部材33によって光量が制限され、結像レンズ34を介してドラム50上の記録フィルムFに集光される。
【0055】
この場合、記録フィルムFには、各半導体レーザ21から射出された複数のレーザビームLに応じて複数のビームスポットが形成される。これらのビームスポットにより、露光ヘッド30が上記ステップ104で設定された送り間隔のピッチで副走査方向に送られると共に、上記ステップ102により開始されたドラム50の回転によって、解像度が上記解像度データによって示される解像度となる2次元画像が記録フィルムF上に形成される(ステップ108)。
【0056】
記録フィルムF上への2次元画像の記録が終了すると、主走査モータ駆動回路81は主走査モータ51の回転駆動を停止し(ステップ110)、その後に本処理を終了する。
【0057】
以上詳細に説明したように、本実施の形態に係るレーザ記録装置10は、コリメータレンズ32及び結像レンズ34の歪曲収差による走査線の位置ずれであり、ファイバーアレイ部31から射出されたレーザビームによる被露光面での走査線の当該走査線と直交する方向(副走査方向)に対する位置ずれを相殺するようにファイバーアレイ部31における複数の光射出部の配置位置を決定しているので、各レンズの歪曲収差に起因する露光光の目標位置からの副走査方向に対する位置ずれの発生を未然に防止することができ、この結果として記録画像の斑を視認され難くすることができる。
【0058】
なお、本実施の形態では、本発明の光射出手段として、各々露光用のレーザビームが射出される複数の光射出部を所定方向に沿った直線状に配置して構成した光射出部群31Bが上記所定方向と直交する方向に2列設けられて構成されたファイバーアレイ部31を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、光射出部群31Bが3列以上設けられて構成されたファイバーアレイ部を適用する形態とすることもできる。この場合、上記3列以上の光射出部群を構成する複数の光射出部が副走査方向に対して互いに異なる位置となる状態で用いられることになる。この場合も、本実施の形態と同様の効果を奏することができる。
【0059】
また、本実施の形態では、コリメータレンズ32及び結像レンズ34の双方の歪曲収差に応じてファイバーアレイ部31における光射出部のピッチ間隔を決定した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、コリメータレンズ32及び結像レンズ34の何れか一方のみの歪曲収差に応じて上記ピッチ間隔を決定する形態とすることもできる。この場合も、記録画像の斑を視認され難くする効果をある程度期待できる。
【0060】
更に、本実施の形態において示したフローチャート(図5参照)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
【0061】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係る露光装置及び露光位置補正方法によれば、レンズの歪曲収差による走査線の位置ずれであり、光射出手段から射出された光による被露光面での走査線の当該走査線と直交する方向に対する位置ずれを相殺するように光射出手段における複数の光射出部の配置位置を決定しているので、レンズの歪曲収差に起因する露光光の目標位置からの走査線と直交する方向に対する位置ずれの発生を未然に防止することができ、この結果として露光記録装置で用いられた際における記録画像の斑を視認され難くすることができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るレーザ記録装置10の概略構成図(斜視図)である。
【図2】実施の形態に係るファイバーアレイ部31の詳細構成図である。
【図3】実施の形態に係るファイバーアレイ部31における各光射出部の配置位置の決定手順の説明に供する模式図である。
【図4】実施の形態に係るレーザ記録装置10の制御系の構成を示すブロック図である。
【図5】実施の形態に係るレーザ記録装置によって画像記録を行う際の処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】光射出部群が2列設けられたファイバーアレイ部を副走査方向に対して傾斜させたときの各光射出部から射出されたレーザビームにより被露光面に記録されるドットの状態を示す模式図である。
【図7】露光記録装置に設けられたレンズの歪曲収差に起因する問題点の説明に供する模式図である。
【符号の説明】
10 レーザ記録装置
31 ファイバーアレイ部(光射出手段)
32 コリメータレンズ(レンズ)
34 結像レンズ(レンズ)
【発明の属する技術分野】
本発明は、露光装置及び露光位置補正方法に係り、特に、複数の光源から射出された露光用の光を用いて被露光面を走査露光する露光装置及び当該露光装置における露光位置補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、外周面に感光材料(記録媒体)が装着されたドラムを主走査方向に回転させると共に、上記感光材料に記録すべき画像の画像データに応じたレーザビームを上記主走査方向と直交する副走査方向に走査させることで、2次元画像を上記感光材料に記録するようにした露光記録装置が広く用いられている。
【0003】
また、この種の露光記録装置には、記録速度の高速化を目的として、複数の光源から射出されたレーザビームを各々光ファイバーで単一のファイバーアレイ部に案内すると共に、当該ファイバーアレイ部において各光ファイバーにおけるレーザビームの射出口端部(以下、「光射出部」という。)を副走査方向に並べて配置しておき、上記複数の光源から射出された複数のレーザビームによる露光を同時に行うものがあった。この露光記録装置では、ドラムを主走査方向に回転させると共に、画像データに応じたレーザビームをファイバーアレイ部に設けられた複数の光射出部から同時に射出しつつ、当該ファイバーアレイ部を所定ピッチで副走査方向に移動させることで、高速に2次元画像を記録することができる。
【0004】
更に、この種の露光記録装置には、記録画像の高解像度化を目的として、上記ファイバーアレイ部を、複数の光射出部を所定方向に沿った直線状に配置して構成した光射出部群を上記所定方向と直交する方向に2列設けて構成すると共に、当該ファイバーアレイ部を上記所定方向が副走査方向に対して傾斜された状態で用いるものがあった。
【0005】
すなわち、この露光記録装置では、光射出部群が2列設けられたファイバーアレイ部を副走査方向に対して傾斜させることにより、一例として図6に示すように、一方の光射出部群の各光射出部から射出されたレーザビームにより被露光面に記録されるドットの副走査方向に対する位置を、他方の光射出部群の各光射出部から射出されたレーザビームにより被露光面に記録されるドットの中央に位置させた状態で用いるようにし、この結果として被露光面に記録される画像の解像度を、当該ファイバーアレイ部を副走査方向に対して傾斜させない場合に比較して高くすることができるようにしている。
【0006】
ところで、網点画像により濃淡画像を印刷するための印刷手法として、FMスクリーン(FM Screen)と呼ばれる手法があった。この手法は、規則性を持たない不定形ドットの集合密度によって記録画像の濃淡を表現するものであり、以前から広く用いられているAMスクリーンと呼ばれる手法に比較してモアレが発生しにくく、またトーンジャンプが発生しない、という優れた特徴を有するものである。
【0007】
すなわち、AMスクリーンでは、最小単位の網点画像が、一例として14(水平方向ドット数)×14(垂直方向ドット数)の合計196ドット等、比較的多数のドットで構成されており、当該網点画像を2次元平面状に並べて記録することにより濃淡画像を記録するようにしている。これに対し、FMスクリーンでは、一例として2×2の合計4ドット等、比較的少数のドットで構成された画像を2次元平面状にばらけさせて階調表現を行うようにしており、これによって前述のようにモアレやトーンジャンプの発生を防止することができる。
【0008】
一方、露光記録装置における画像記録の精度の評価用に、主走査方向に沿った直線を副走査方向に所定ピッチで複数本記録する場合があった。これによって得られた直線画像の直線性、傾斜の有無、エッジの状態等を目視にて確認することにより、当該露光記録装置の画像記録の精度を評価することができる。
【0009】
なお、2ライン記録、2ライン未記録を副走査方向に対して順次繰り返すことにより得られる記録画像を本明細書では「2オン/2オフの画像」という。
【0010】
ここで、上述した2列の光射出部群を備えたファイバーアレイ部を副走査方向に対して傾斜させた状態で用いる露光記録装置を用いて、FMスクリーン、AMスクリーン等による網点画像を用いた濃淡画像や2オン/2オフの画像等、複数のドットの組み合わせによって画像を記録する場合には、各ドットは各光射出部から射出されるレーザビームにより記録することになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この露光記録装置では、FMスクリーンによる濃淡画像や2オン/2オフの画像を記録する場合、記録画像に視認性の高い斑(むら)が発生する場合がある、という問題点があった。
【0012】
すなわち、この種の露光記録装置には、通常、ファイバーアレイ部から射出されたレーザビームを被露光面に集光するためのコリメータレンズ、結像レンズ等のレンズが設けられているが、これらのレンズには歪曲収差が存在する。その一方で、この露光記録装置では、ファイバーアレイ部を副走査方向に対して傾斜させた状態で画像を記録するため、一例として図7に示すように、隣り合う走査線(解像度に対応した等間隔な線)を露光する光射出部であっても、レンズ中心に対応する位置からの距離が大きく異なっているので、レンズの歪曲収差に起因する記録ドットのゆがみ量に大きな差が生じてしまう。なお、同図における太矢印は、対応する光射出部の位置における歪曲収差の方向及び大きさを示すベクトルを示している。
【0013】
このゆがみ量の差は、各光射出部群を構成する光射出部のピッチ間隔が略同一であるため、ファイバーアレイ部により一度に記録できるドットの範囲(1スワス(Swath))内において副走査方向に規則的に増加、又は減少する。従って、例えばFMスクリーンによる濃淡画像や2オン/2オフの画像等、副走査方向に2ドット幅の画像を記録する場合の当該画像の副走査方向幅は、1スワス内において副走査方向に規則的に増加、又は減少することになる。
【0014】
このように、1スワス内で記録濃度が規則的に増減すると共に、この露光記録装置ではファイバーアレイ部を所定ピッチで副走査方向に移動させて1枚の画像を記録するので、記録画像に視認性の高い斑が発生することになる。
【0015】
本発明は上記問題点を解消するためになされたものであり、露光記録装置で用いられた際における記録画像の斑を視認され難くすることのできる露光装置及び露光位置補正方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の露光装置は、各々露光用の光が射出される複数の光射出部を所定方向に沿った直線状に配置して構成した光射出部群が前記所定方向と直交する方向に複数列設けられて構成された光射出手段と、前記光射出手段から射出された光を被露光面に集光するためのレンズと、を有し、前記被露光面に互いに異なる走査線を同時に露光記録する露光装置であって、前記レンズの歪曲収差による走査線の位置ずれであり、前記光射出手段から射出された光による前記被露光面での前記走査線の当該走査線と直交する方向に対する位置ずれを相殺するように、前記光射出手段における前記複数の光射出部の前記所定方向に対する配置位置が決定されたことを特徴とする。
【0017】
請求項1に記載の露光装置によれば、各々露光用の光が射出される複数の光射出部を所定方向に沿った直線状に配置して構成した光射出部群が上記所定方向と直交する方向に複数列設けられて構成された光射出手段と、当該光射出手段から射出された光を被露光面に集光するためのレンズと、を有し、上記被露光面に互いに異なる走査線が同時に露光記録される。なお、上記光射出部には、露光用の光を光射出手段まで案内する光ファイバーの当該光の射出口の他、当該光を発する光源自身も含まれる。
【0018】
ここで、請求項1に記載の発明では、上記レンズの歪曲収差による走査線の位置ずれであり、光射出手段から射出された光による被露光面での上記走査線の当該走査線と直交する方向に対する位置ずれを相殺するように、光射出手段における複数の光射出部の上記所定方向に対する配置位置が決定される。
【0019】
ここで、レンズの歪曲収差を示す情報(レンズの光通過領域における歪曲収差の方向及び大きさを示す情報)は、当該レンズの設計仕様に応じた演算や、作製されたレンズを用いた実測等により得ることができる。そして、レンズの歪曲収差に起因する、光射出手段から射出された光による被露光面での上記走査線の当該走査線と直交する方向に対する位置ずれの量は、演算や実測等によって事前に得られたレンズの歪曲収差を示す情報と、光射出手段の各光射出部から射出された光の当該レンズを通過する位置とに基づいて演算により導出することができる。
【0020】
従って、各光射出部毎に上記位置ずれの量を事前に導出し、当該位置ずれの量に対応する量だけ、位置ずれの方向とは逆の方向に各光射出部の配置位置をずらすように各光射出部の上記所定方向に対する配置位置を決定することにより、結果的にレンズの歪曲収差に起因する露光光の走査線と直交する方向に対する位置ずれを相殺することができる。
【0021】
すなわち、本発明では、露光装置で用いられるレンズの歪曲収差は当該レンズによって固有の量であると共に、歪曲収差を示す情報は予め得ることができるものである点に着目し、当該歪曲収差による走査線と直交する方向に対する露光位置の位置ずれを相殺するように光射出手段による各光射出部の配置位置を予め決定している。これによって実際の露光時には位置ずれ補正のための処理を何ら行うことなく、レンズの歪曲収差に起因する露光光の目標位置からの走査線と直交する方向に対する位置ずれの発生を未然に防止することができ、この結果として露光記録装置で用いられた際における記録画像の斑を視認され難くすることができる。
【0022】
このように、請求項1に記載の露光装置によれば、レンズの歪曲収差による走査線の位置ずれであり、光射出手段から射出された光による被露光面での走査線の当該走査線と直交する方向に対する位置ずれを相殺するように光射出手段における複数の光射出部の配置位置を決定しているので、レンズの歪曲収差に起因する露光光の目標位置からの走査線と直交する方向に対する位置ずれの発生を未然に防止することができ、この結果として露光記録装置で用いられた際における記録画像の斑を視認され難くすることができる。
【0023】
なお、請求項2記載の露光装置のように、請求項1記載の発明における前記レンズを、コリメータレンズ及び結像レンズ、又は結像レンズのみとすることができる。本発明のレンズとしてコリメータレンズ及び結像レンズの双方を適用した場合における本発明の歪曲収差の導出手法としては、当該コリメータレンズ及び結像レンズを用いた光学系全体の歪曲収差としてコンピュータ・シミュレーションにより導出する手法を例示することができる。
【0024】
一方、上記目的を達成するために、請求項3記載の露光位置補正方法は、各々露光用の光が射出される複数の光射出部を所定方向に沿った直線状に配置して構成した光射出部群が前記所定方向と直交する方向に複数列設けられて構成された光射出手段と、前記光射出手段から射出された光を被露光面に集光するためのレンズと、を有し、前記被露光面に互いに異なる走査線を同時に露光記録する露光装置における露光位置補正方法であって、前記レンズの歪曲収差による走査線の位置ずれであり、前記光射出手段から射出された光による前記被露光面での前記走査線の当該走査線と直交する方向に対する位置ずれを相殺するように、前記光射出手段における前記複数の光射出部の前記所定方向に対する配置位置を決定したものである。
【0025】
従って、請求項3に記載の露光位置補正方法によれば、請求項1記載の発明と同様に作用するので、請求項1記載の発明と同様に、レンズの歪曲収差に起因する露光光の目標位置からの走査線と直交する方向に対する位置ずれの発生を未然に防止することができ、この結果として露光記録装置で用いられた際における記録画像の斑を視認され難くすることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、以下では、本発明の露光装置及び露光位置補正方法をレーザ記録装置に適用した場合について説明する。まず、図1を参照して、本実施の形態に係るレーザ記録装置10の構成について説明する。
【0027】
同図に示すように、本実施の形態に係るレーザ記録装置10は、複数のレーザビームを生成する光源ユニット20と、光源ユニット20で生成された複数のレーザビームを被露光面に集光する露光ヘッド30と、露光ヘッド30を副走査方向に沿って移動させる露光ヘッド移動部40と、画像が記録される記録フィルムFが装着されかつ当該記録フィルムFが主走査方向に移動するように図1矢印R方向に回転駆動されるドラム50と、を含んで構成されている。
【0028】
光源ユニット20には、各々光ファイバー22の一端部が個別にカップリングされたブロードエリア半導体レーザによって構成された複数の半導体レーザ21が表面に配置された光源基板24と、光源基板24の一端部に垂直に取り付けられると共にSC型光コネクタ25Aのアダプタが複数(半導体レーザ21と同数)設けられたアダプタ基板25と、光源基板24の他端部に水平に取り付けられると共に記録フィルムFに記録する画像の画像データに応じて半導体レーザ21を駆動するLDドライバー回路26(図4も参照)が設けられたLDドライバー基板27と、が備えられている。
【0029】
上記複数の光ファイバー22の他端部には各々SC型光コネクタ25Aのプラグが設けられており、当該プラグはアダプタ基板25に設けられたアダプタの一方の挿入口に嵌合されている。従って、各半導体レーザ21から射出されたレーザビームは光ファイバー22によってアダプタ基板25に設けられているアダプタの略中央位置まで伝送される。
【0030】
また、LDドライバー基板27に設けられているLDドライバー回路26における半導体レーザ21の駆動用信号の出力端子は半導体レーザ21に個別に接続されており、各半導体レーザ21は、LDドライバー回路26によって各々個別に駆動が制御される。
【0031】
一方、露光ヘッド30には、上記複数の半導体レーザ21から射出された各レーザビームを取り纏めて射出するファイバーアレイ部31が備えられており、当該ファイバーアレイ部31には、各々アダプタ基板25に設けられた複数のアダプタの他方の挿入口に、一端部に設けられたSC型光コネクタのプラグが嵌合された複数の光ファイバー70によって、各半導体レーザ21から射出されたレーザビームが伝送される。
【0032】
図2には、ファイバーアレイ部31の図1矢印A方向に見た場合の構成が示されている。同図に示すように、本実施の形態に係るファイバーアレイ部31は、各々片面に半導体レーザ21の半数のV字溝が、レーザ記録装置10で用いられているレンズ(後述するコリメータレンズ32及び結像レンズ34)の歪曲収差に基づいて予め定められた間隔で隣接するように設けられた2枚の基台31Aが、上記V字溝が対向するように配置されると共に、各V字溝に対して各光ファイバー70の他端部(本発明の「光射出部」に相当。)が1本ずつ嵌め込まれて構成されている。従って、ファイバーアレイ部31からは、各半導体レーザ21から射出された複数のレーザビームが同時に射出されることになる。
【0033】
すなわち、本実施の形態のファイバーアレイ部31は、複数の光射出部が所定方向に沿った直線状に配置されて構成された光射出部群31Bが上記所定方向と直交する方向に2列設けられて構成されている。
【0034】
そして、本実施の形態に係るレーザ記録装置10では、以上のように構成されたファイバーアレイ部31を、上記所定方向が副走査方向に対して傾斜された状態とされて、一方の光射出部群31Bを構成する複数の光射出部の副走査方向に対する位置を他方の光射出部群31Bを構成する複数の光射出部の間に位置させた状態で用いる。なお、本実施の形態では、ファイバーアレイ部31を副走査方向中央部に位置された光射出部がレンズの光軸上に位置されるように配置している。
【0035】
一方、図1に示すように、露光ヘッド30には、ファイバーアレイ部31側より、コリメータレンズ32、開口部材33、及び結像レンズ34が順に配列されている。なお、開口部材33は、開口部がファイバーアレイ部31のレーザビーム射出口からみてファーフィールド(far field)の位置となるように配置されている。これによって、ファイバーアレイ部31における複数の光ファイバー70の射出口から射出された全てのレーザビームに対して同等の光量制限効果を与えることができる。
【0036】
一方、露光ヘッド移動部40には、長手方向が副走査方向に沿うように配置されたボールネジ41及び2本のレール42が備えられており、ボールネジ41を回転駆動する副走査モータ43(図4も参照)を作動させることによってボールネジ41上に配置された露光ヘッド30をレール42に案内された状態で副走査方向に移動させることができる。
【0037】
また、ドラム50は主走査モータ51(図4も参照)を作動させることによって図1矢印R方向に回転させることができ、これによって主走査がなされる。
【0038】
なお、本実施の形態では、レーザビームを高出力とするために、コア径の比較的大きな多モード光ファイバーを光ファイバー22及び光ファイバー70として適用している。
【0039】
ここで、ファイバーアレイ部31に設けられた複数の光射出部の配置位置について詳細に説明する。
【0040】
本実施の形態に係るレーザ記録装置10では、前述のように、ファイバーアレイ部31を副走査方向に対して傾斜させた状態で画像の記録に用いる。このため、隣り合う走査線を露光する光射出部であっても、レンズ中心に対応する位置からの距離が大きく異なってしまい、この結果、隣り合う走査線を露光するドットの副走査方向の位置ずれ量が一方の光射出部群と他方の光射出部群とで異なることになり、結果的に記録画像に斑が発生し易くなることは図7を参照して説明した通りである。
【0041】
そこで本実施の形態に係るファイバーアレイ部31では、コリメータレンズ32及び結像レンズ34の歪曲収差に起因する位置ずれであり、かつファイバーアレイ部31から射出されたレーザビームの被露光面での露光位置の目標とする走査線の位置からの副走査方向に対する位置ずれを相殺するようにファイバーアレイ部31における複数の光射出部の当該光射出部の整列方向に対する配置位置を決定している。
【0042】
すなわち、まず、コリメータレンズ32及び結像レンズ34の総合的な歪曲収差を示す情報(レーザビーム通過領域内における歪曲収差の方向及び大きさを示す情報)を、各レンズの設計仕様に基づくコンピュータ・シミュレーションにより導出する。
【0043】
次に、コリメータレンズ32及び結像レンズ34の総合的な歪曲収差に起因する位置ずれであり、かつファイバーアレイ部31から射出されたレーザビームの被露光面での露光位置の目標とする走査線の位置からの副走査方向に対する位置ずれの量及び方向を、導出した上記歪曲収差を示す情報と、ファイバーアレイ部31の各光射出部から射出されたレーザビームの各々の上記レーザビーム通過領域における通過位置と、に基づく演算により導出する。
【0044】
例えば、光射出部から射出されたレーザビームの通過位置における歪曲収差の方向が光軸に向かう方向である場合、上記位置ずれの方向は副走査方向中央部に向かう方向であり、このときの位置ずれの量は当該レーザビームの通過位置に対応する歪曲収差の大きさに比例した量となる。逆に、光射出部から射出されたレーザビームの通過位置における歪曲収差の方向が光軸から遠ざかる方向である場合、上記位置ずれの方向は副走査方向中央部から遠ざかる方向であり、このときの位置ずれの量は当該レーザビームの通過位置に対応する歪曲収差の大きさに比例した量となる。
【0045】
以上のように各光射出部毎に上記位置ずれの量及び方向を導出し、一例として図3に示すように、上記歪曲収差による位置ずれの量を副走査方向の所定位置のずれ量として換算し、当該換算した値分、逆方向に補正するように各光射出部の当該光射出部の整列方向に対する配置位置を決定する。
【0046】
本実施の形態に係るレーザ記録装置10では、前述のように、ファイバーアレイ部31を副走査方向中央部に位置された光射出部がレンズの光軸に位置されるように配置している。また、レンズの歪曲収差は、光軸から外周部に近づくほど大きくなる。従って、レンズの歪曲収差に起因した露光光の位置ずれの量は、各光射出部群から射出されたレーザビームにおいて、副走査方向中央部に位置するレーザビームから副走査方向両端部側に近づくに従って徐々に大きくなる。
【0047】
従って、一例として図2に示されるように、各光射出部群31Bに含まれる複数の光射出部のピッチ間隔が副走査方向中央部から外周部に近づくに従って徐々に大きくされた状態のファイバーアレイ部31が作製される。
【0048】
次に、図4を参照して、本実施の形態に係るレーザ記録装置10の制御系の構成について説明する。同図に示すように、当該制御系は、画像データに応じて各半導体レーザ21を駆動するLDドライバー回路26と、主走査モータ51を駆動する主走査モータ駆動回路81と、副走査モータ43を駆動する副走査モータ駆動回路82と、LDドライバー回路26、主走査モータ駆動回路81及び副走査モータ駆動回路82を制御する制御回路80と、を備えている。ここで、制御回路80には、記録フィルムFに記録する画像を示す画像データが供給される。
【0049】
ファイバーアレイ部31が本発明の光射出手段に、コリメータレンズ32及び結像レンズ34が本発明のレンズに、各々相当する。
【0050】
次に、以上のように構成されたレーザ記録装置10の作用について、図5に示すフローチャートを参照しつつ説明する。なお、図5は、レーザ記録装置10によって画像記録を行う際の処理の流れを示すフローチャートである。
【0051】
まず、記録フィルムFに記録する画像の画像データを、画像の記録に当って当該画像の画像データを一時的に記憶する不図示の画像メモリから制御回路80に転送する(ステップ100)。制御回路80は、転送されてきた画像データ、及び記録画像の予め定められた解像度を示す解像度データに基づいて調整された信号をLDドライバー回路26、主走査モータ駆動回路81、及び副走査モータ駆動回路82に供給する。
【0052】
次に、主走査モータ駆動回路81は、制御回路80から供給された信号に基づいて上記解像度データに応じた回転速度でドラム50を図1矢印R方向に回転させるように主走査モータ51を制御し(ステップ102)、副走査モータ駆動回路82は、上記解像度データに応じて副走査モータ43による露光ヘッド30の副走査方向に対する送り間隔を設定する(ステップ104)。
【0053】
次いで、LDドライバー回路26は、画像データに応じて各半導体レーザ21の駆動を制御する(ステップ106)。
【0054】
各半導体レーザ21から射出されたレーザビームLは、光ファイバー22、SC型光コネクタ25A、及び光ファイバー70を介してファイバーアレイ部31から射出され、コリメータレンズ32によって略平行光束とされた後、開口部材33によって光量が制限され、結像レンズ34を介してドラム50上の記録フィルムFに集光される。
【0055】
この場合、記録フィルムFには、各半導体レーザ21から射出された複数のレーザビームLに応じて複数のビームスポットが形成される。これらのビームスポットにより、露光ヘッド30が上記ステップ104で設定された送り間隔のピッチで副走査方向に送られると共に、上記ステップ102により開始されたドラム50の回転によって、解像度が上記解像度データによって示される解像度となる2次元画像が記録フィルムF上に形成される(ステップ108)。
【0056】
記録フィルムF上への2次元画像の記録が終了すると、主走査モータ駆動回路81は主走査モータ51の回転駆動を停止し(ステップ110)、その後に本処理を終了する。
【0057】
以上詳細に説明したように、本実施の形態に係るレーザ記録装置10は、コリメータレンズ32及び結像レンズ34の歪曲収差による走査線の位置ずれであり、ファイバーアレイ部31から射出されたレーザビームによる被露光面での走査線の当該走査線と直交する方向(副走査方向)に対する位置ずれを相殺するようにファイバーアレイ部31における複数の光射出部の配置位置を決定しているので、各レンズの歪曲収差に起因する露光光の目標位置からの副走査方向に対する位置ずれの発生を未然に防止することができ、この結果として記録画像の斑を視認され難くすることができる。
【0058】
なお、本実施の形態では、本発明の光射出手段として、各々露光用のレーザビームが射出される複数の光射出部を所定方向に沿った直線状に配置して構成した光射出部群31Bが上記所定方向と直交する方向に2列設けられて構成されたファイバーアレイ部31を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、光射出部群31Bが3列以上設けられて構成されたファイバーアレイ部を適用する形態とすることもできる。この場合、上記3列以上の光射出部群を構成する複数の光射出部が副走査方向に対して互いに異なる位置となる状態で用いられることになる。この場合も、本実施の形態と同様の効果を奏することができる。
【0059】
また、本実施の形態では、コリメータレンズ32及び結像レンズ34の双方の歪曲収差に応じてファイバーアレイ部31における光射出部のピッチ間隔を決定した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、コリメータレンズ32及び結像レンズ34の何れか一方のみの歪曲収差に応じて上記ピッチ間隔を決定する形態とすることもできる。この場合も、記録画像の斑を視認され難くする効果をある程度期待できる。
【0060】
更に、本実施の形態において示したフローチャート(図5参照)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
【0061】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係る露光装置及び露光位置補正方法によれば、レンズの歪曲収差による走査線の位置ずれであり、光射出手段から射出された光による被露光面での走査線の当該走査線と直交する方向に対する位置ずれを相殺するように光射出手段における複数の光射出部の配置位置を決定しているので、レンズの歪曲収差に起因する露光光の目標位置からの走査線と直交する方向に対する位置ずれの発生を未然に防止することができ、この結果として露光記録装置で用いられた際における記録画像の斑を視認され難くすることができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るレーザ記録装置10の概略構成図(斜視図)である。
【図2】実施の形態に係るファイバーアレイ部31の詳細構成図である。
【図3】実施の形態に係るファイバーアレイ部31における各光射出部の配置位置の決定手順の説明に供する模式図である。
【図4】実施の形態に係るレーザ記録装置10の制御系の構成を示すブロック図である。
【図5】実施の形態に係るレーザ記録装置によって画像記録を行う際の処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】光射出部群が2列設けられたファイバーアレイ部を副走査方向に対して傾斜させたときの各光射出部から射出されたレーザビームにより被露光面に記録されるドットの状態を示す模式図である。
【図7】露光記録装置に設けられたレンズの歪曲収差に起因する問題点の説明に供する模式図である。
【符号の説明】
10 レーザ記録装置
31 ファイバーアレイ部(光射出手段)
32 コリメータレンズ(レンズ)
34 結像レンズ(レンズ)
Claims (3)
- 各々露光用の光が射出される複数の光射出部を所定方向に沿った直線状に配置して構成した光射出部群が前記所定方向と直交する方向に複数列設けられて構成された光射出手段と、前記光射出手段から射出された光を被露光面に集光するためのレンズと、を有し、前記被露光面に互いに異なる走査線を同時に露光記録する露光装置であって、
前記レンズの歪曲収差による走査線の位置ずれであり、前記光射出手段から射出された光による前記被露光面での前記走査線の当該走査線と直交する方向に対する位置ずれを相殺するように、前記光射出手段における前記複数の光射出部の前記所定方向に対する配置位置が決定された
ことを特徴とする露光装置。 - 前記レンズを、コリメータレンズ及び結像レンズ、又は結像レンズのみとした
請求項1記載の露光装置。 - 各々露光用の光が射出される複数の光射出部を所定方向に沿った直線状に配置して構成した光射出部群が前記所定方向と直交する方向に複数列設けられて構成された光射出手段と、前記光射出手段から射出された光を被露光面に集光するためのレンズと、を有し、前記被露光面に互いに異なる走査線を同時に露光記録する露光装置における露光位置補正方法であって、
前記レンズの歪曲収差による走査線の位置ずれであり、前記光射出手段から射出された光による前記被露光面での前記走査線の当該走査線と直交する方向に対する位置ずれを相殺するように、前記光射出手段における前記複数の光射出部の前記所定方向に対する配置位置を決定した
ことを特徴とする露光位置補正方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002268396A JP2004109197A (ja) | 2002-09-13 | 2002-09-13 | 露光装置及び露光位置補正方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002268396A JP2004109197A (ja) | 2002-09-13 | 2002-09-13 | 露光装置及び露光位置補正方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004109197A true JP2004109197A (ja) | 2004-04-08 |
Family
ID=32266619
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004109197A (ja) |
-
2002
- 2002-09-13 JP JP2002268396A patent/JP2004109197A/ja active Pending
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