JP2004108865A - 情報提供装置、情報提供用プログラムおよび情報提供方法 - Google Patents

情報提供装置、情報提供用プログラムおよび情報提供方法 Download PDF

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Abstract

【課題】走行目的に応じて変化するユーザの嗜好を満足させる情報を提供する。
【解決手段】走行する車両の位置を少なくとも含む走行情報から走行履歴を作成する走行履歴作成手段2と、この蓄積された走行履歴に基づいて、車両を走行させるユーザの走行目的を推測する走行目的推測手段3と、走行目的と当該走行目的に適合する情報の属性とを対応させた対応関係を参照して、走行目的推測手段3により推測された走行目的に対応する属性を備えた情報を選択する情報選択手段4と、選択された情報をユーザに提供する情報提供手段6と備えた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、車両に搭載され、情報を提供する情報提供装置、情報の提供を制御するプログラム、および情報提供方法に関する。
【0002】
【背景技術】
車両に搭乗するユーザに対し、予め登録されたユーザの嗜好に合った情報を提供する情報提供装置がある(特許文献1参照)。この情報提供装置によれば、ユーザはユーザ自身の嗜好に従って予めカスタマイズされた番組構成や番組内容の情報を視聴することができる。
しかしながら、ユーザ自身の嗜好は固定的なものではなく、走行の目的に応じて変化する。たとえば、日常繰り返される通勤を目的とする走行において視聴したい情報と非日常的に企画された旅行を目的とする走行においてユーザが視聴したい情報とは当然に異なる。このため、走行目的を考慮しないでカスタマイズされた番組構成や番組内容の情報によっては、走行目的に応じて変化するユーザの嗜好を満足させることはできないという問題があった。
【0003】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開2001−343979号公報
【0004】
【発明の開示】
本発明は、ユーザの走行目的に応じて、ユーザの嗜好に合った情報を提供することを目的とする。
この発明によれば、前記走行する車両の位置を少なくとも含む走行情報から走行ごとに作成した走行履歴を蓄積し、蓄積された走行履歴に基づいて前記車両を走行させるユーザの走行目的を推測し、前記走行目的と当該走行目的に適合する情報の属性とを対応させた対応関係を参照して、予め記憶された情報または外部から取得可能な情報の中から、前記推測された走行目的に対応する属性を備えた情報を選択し、選択された情報をユーザに提供する情報提供装置、情報提供用プログラム、および情報提供方法を提供することができる。
この発明によれば、走行目的に応じて変化するユーザの嗜好を満足させる情報提供装置、情報提供用プログラム、および情報提供方法を提供することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
本実施形態の情報提供装置100は、通信手段1と、走行履歴作成手段2と、走行目的推測手段3と、情報選択手段4と、記憶手段5と、情報提供手段6とを少なくとも備えている。具体的には、少なくとも、走行目的を推測し、走行目的に応じた情報の提供を制御するプログラムを格納したROMと、このROMに格納されたプログラムを実行することで、走行履歴作成手段2、走行目的推測手段3、情報選択手段4として機能するCPUと、情報を記憶し記憶手段5として機能するRAMとを備えている。
【0006】
通信手段1は、例えば携帯電話のように、外部装置とインターネット等と有線又は無線で情報の送受信を行う機能を少なくとも備えている。
【0007】
走行履歴作成手段2は、GPS(Global Positioning System)等を用いてナビゲーション機能7により検出された車両の走行情報を所定のタイミングで取得し、取得した走行情報から走行履歴を作成する。
【0008】
走行履歴作成手段2は、走行する車両の位置を少なくとも含む走行情報を取得する走行位置取得部21と、車両の走行日時が対応づけられた前記走行する車両の位置を少なくとも含む走行情報を取得する走行日時取得部22と、ナビゲーション機能7の経路誘導においてユーザから登録(入力)された目的地、出発地、経由地等の登録情報を取得する登録情報取得部23とを有する。ちなみにナビゲーション機能7は走行履歴作成手段2に含まれてもよい。
【0009】
走行位置取得部21にて取得される「走行情報」は、少なくとも走行する車両の出発地または目的地の位置情報を含み、好ましくは出発地から目的地に至るまでに走行した位置を含む。さらに好ましくは走行日時取得部22を介して取得された走行日時が対応づけられた車両の位置を含む。具体的には出発地、目的地、経由地、走行経路、出発時刻、到着時刻、暦(年月日、曜日、時刻)のいずれか1つ以上を含むことが好ましい。
【0010】
この走行情報から作成される「走行履歴」は、走行する車両の位置の履歴である。言い換えると、ある始点(出発地)からある終点(目的地)に至る一の走行において通過した位置の記録である。この車両の位置の履歴に当該位置を走行した時を示す走行日時が対応づけられていることが好ましい。「走行履歴」の態様は特に限定されず、車両が走行した走行位置の軌跡でもよいし、検出された走行位置をプロットした点の集合であってもよいし、走行した経路を含む所定の範囲であってもよい。
【0011】
作成された走行履歴は、順次記憶手段5に蓄積される。すなわち「走行履歴」は、過去の走行についての「走行履歴」と、走行目的推測の対象となる現在の走行についての「走行履歴(目的地に未だ到着していない履歴を含む)」とを含む。また、蓄積された過去の走行についての「走行履歴」は、続いて説明する走行目的推測手段3の走行目的解析部31により解析される。
【0012】
走行目的推測手段3は、走行履歴作成手段により作成された走行履歴に基づいて車両を走行させるユーザの走行目的を推測する。走行目的推測手段3は、走行履歴を解析する走行履歴解析部31と、この解析された走行履歴と現在の走行における走行履歴とを対比させる走行履歴対比部32と、推測された走行目的を確定させる走行目的確定部33とを有する。
【0013】
走行履歴解析部31は、走行履歴作成手段2により蓄積された走行履歴から走行目的を解析する。たとえば、走行履歴が同じパターンを示す場合には同じ走行目的を有するものと予測されるため、走行目的を求める観点から蓄積された走行履歴からパターンを抽出し、抽出されたパターンごとに走行履歴を分類する。このような解析処理により蓄積された走行履歴は走行目的ごとに分類され、走行目的に応じた走行履歴のパターンが抽出される。たとえば、目的地(終点)が同じパターンを有する走行履歴は所定の走行目的に分類できる。さらに目的地(終点)と出発地(始点)が同じパターンを有する走行履歴は所定の走行目的に分類できる。加えて、同じ時間帯に同じ出発地を出発する走行履歴は所定の走行目的に分類でき、同じ時間帯に同じ目的地に到着する走行履歴は所定の走行目的に分類できる。さらにまた、出発地から同じ経路を所定時間走行する走行履歴は所定の走行目的に分類できる。このように、ユーザがどこに向かって走行しているかという観点から走行履歴を分類し、走行履歴に走行目的を対応づける。
【0014】
走行履歴対比部32は、新たに作成される(推測対象となる走行の)走行履歴を取得し、この「走行中の走行履歴」と走行履歴解析部31により解析された「蓄積された走行履歴」とを対比する。「走行中の走行履歴」は出発してから目的地に至るまで任意の区間の履歴である。車両を走行させているユーザの走行目的を目的地到着前に推測するために、出発後の所定時間経過後かつ到着前の任意の時点における走行履歴を取得して対比することが好ましい。目的地に近づくにつれて走行中の走行履歴の情報量は増加するため、一の走行中において複数のタイミングで走行履歴を取得して複数回の対比を行うことが好ましい。
【0015】
この解析された蓄積走行履歴と現在走行中の走行履歴との比較の手法は特に限定されないが、たとえば、走行履歴の態様が走行する車両の位置の軌跡である場合には、重複する軌跡の長さを比較することができる。この場合、重複する軌跡が長いほど走行履歴および走行目的の同一性が高い。走行履歴の態様が検出された車両の位置のプロット群である場合には、複数の所定領域中のプロット数を比較することができる。この場合、各所定領域中のプロット数が近似するほど走行履歴および走行目的の同一性が高い。加えて、蓄積された走行履歴に日時、曜日、暦を対応づけた走行情報が含まれている場合には、出発の時刻の時間帯、到着の時刻の時間帯が重複するか否かの観点から比較を行うことが好ましい。たとえば、所定の時間帯に出発地を出発して、所定の時間帯に目的地に到着するような場合には、この時間帯を対比することにより走行目的を推測することができる。ちなみに車両の走行所要時間は交通状況(渋滞、天気、事故)等に影響を与えるため、所定の時間帯は予め多少の幅(30分、1時間等)をもたせて設定することが好ましい。
【0016】
このように、走行目的がAであると解析された蓄積走行履歴と、車両を走行させるユーザの走行履歴とが略同じであれば、当該走行中のユーザの走行目的はAであると推測することができる。逆に、走行目的がBであると解析された蓄積走行履歴と、車両を走行させるユーザの走行履歴とが異なるのであれば、当該走行中のユーザの走行目的はBではないと推測することができる。
【0017】
走行目的推測手段3は、走行履歴作成手段2により蓄積された走行履歴に基づいて走行目的を推測するが、車両購入当初など走行履歴が十分に蓄積されない場合や、引越しなどで生活圏が変わった場合においては走行履歴の蓄積が浅く、走行目的推測の正確性が担保できないおそれもある。走行目的確定部33は、走行目的推測手段3にて推測された走行目的の確からしさを評価して推測の域のある走行目的を確定の走行目的と位置付け、この確定した走行目的と目的地へ至る走行履歴と対応づける。確定した走行目的を対応づけた走行履歴は他の走行履歴とともに蓄積され、以後の走行目的の推測に用いられる。
【0018】
具体的には、走行目的確定部33は、走行位置取得部21を介して「目的地に到着したと判断された車両の位置」を取得し、この取得した目的地の位置情報と推測された目的地の位置情報とを比較する。なお、本実施形態における位置に関する情報は緯度経度等の地理情報のみならず、当該位置がいかなる属性か(道路、ビル、デパート、住宅地)、さらには具体的な名称を示す情報も含む。「推測された目的地」と「到着したと判断された目的地」とが同じであれば走行目的推測手段3の推測結果は正しいものと評価でき、走行目的確定部33は推測結果を確定させる。たとえば、推測した走行目的が「帰宅」であり、到着したと判断された実際の目的地が「デパート」であるとき走行目的推測手段3の推測は正しくないと評価される。推測した走行目的が「帰宅である場合に、到着した実際の目的地が「住宅地」であるとき走行目的推測手段3の推測は正しいと評価される。そして、「到着したと判断された目的地」へ至る走行履歴は、正しいものと評価した「推測された目的地」とを対応づけられ、蓄積される。
【0019】
ここで、車両が目的地に到着したか否かの判断手法は特に限定されないが、たとえば、車両の電源のオン/オフ情報に基づいて判断することができる。本実施形態では、車両の電源が所定時間以上オフであることを基準として判断する。すなわち、所定時間以上にわたって車両の電源がオフの状態であるとの情報を取得したとき(電源オンから電源オンまでの時間が所定時間以上であるとき)車両は目的地に到着したと判断する。
【0020】
さらに、走行目的確定部33は、登録情報取得部23を介して取得したユーザが登録した自宅、出勤地等の目的地を取得し、この「登録された目的地」と「推測された目的地」とを比較する、「推測した走行目的における目的地」と「登録された目的地」とが同じであれば走行目的推測手段3の推測結果は正しいものと評価でき、この推測結果を確定させる。たとえば、車両が「目的地A」向かっているとして走行目的を「出勤」と推測した場合に、ユーザから「勤務地A」を目的地とするとの登録情報を取得した場合には、推測された「目的地A」と登録された「勤務地A」とは同じ地点であるため、走行目的推測手段3の推測は正しいと評価される。他方、車両が「目的地B」に向かっているとして走行目的を「おでかけ」と推測した場合に、ユーザから「自宅C」を目的地とする登録情報を取得した場合には、推測された「目的地B」と「自宅C」と異なる地点であるため、走行目的推測手段3の推測結果は正しくないと評価される。
【0021】
このように、走行目的確定部33は、走行目的推測手段3にて推測された走行目的の確からしさを評価して推測の域のある走行目的を確定の走行目的と位置付け、この確定した走行目的と目的地へ至る走行履歴と対応づける。確定した走行目的を対応づけた走行履歴は他の走行履歴とともに蓄積され、以後の走行目的の推測に用いられる。
【0022】
情報選択手段4は、予め記憶され、走行目的と当該走行目的に適合する情報の属性とを対応づけられた対応関係を参照し、推測された走行目的に適合する(対応する)属性を有する情報を選択する。対応関係は、走行目的とその走行目的に適合する情報の属性とが対応づけられた情報であって、たとえば、走行目的「出勤」に対し、出勤時の提供情報として好適な属性である「ニュース」、「音楽(クラッシク)」とを対応づけた情報や、走行目的「観光」と観光目的の走行においてユーザが視聴したい属性「観光情報」「交通情報」「音楽(ポップス)」とを対応づけた情報などを例示することができる。提供される情報はニュース、音楽情報、交通情報、渋滞情報、ニュース、案内情報、広告宣伝といった複数の個別の情報であってもよいし、複数の情報が所定の順序に従って提供される番組形式の情報(情報番組)であってもよい。
【0023】
情報選択手段4は、操作命令取得部61を介して取得された提供情報に対するユーザの操作命令(スキップ再生、リピート再生、全部再生(再生中断)等)からユーザの嗜好を抽出する嗜好抽出部41と、抽出したユーザの実際の嗜好に適合するように走行目的と情報の属性との対応関係を学習する対応関係学習部42とを有している。
【0024】
嗜好抽出部41は、提供される情報に対してユーザが入力した操作命令(たとえば、情報をスキップ再生(飛ばし再生)、リピート再生(繰り返し)、または途中で中止させることなく全部再生など)を、操作命令取得部61を介して取得する。嗜好抽出部41は、取得した操作命令の操作履歴を提供された情報と対応づけて記憶し(情報−操作履歴54)、情報に対応づけられた操作履歴から当該情報に対するユーザの興味を抽出する。たとえば、提供された情報に対し、ユーザがスキップ再生(飛ばし再生)命令を入力し、又は途中で再生中止の命令を入力した場合には、「この情報に興味がない」というユーザの嗜好を抽出することができる。一方、提供された情報をリピート(繰り返し)再生した場合には、「この情報に興味がある」というユーザの嗜好を抽出することができる。
【0025】
ユーザの嗜好を導く操作履歴は、時間を基準として走行履歴および走行目的と対応づけることができる。すなわち、走行目的と当該走行目的におけるユーザの嗜好とを対応づけることができる。対応関係学習部42は、この関係に基づいて走行目的と情報の属性とを対応づけた対応関係を更新する。具体的には、ある走行目的において車両を走行させるユーザが再生をスキップさせる情報は、当該走行目的におけるユーザの嗜好には合わないと判断し、走行目的ごとに対応づけられた情報の中から当該情報を削除する。あるいは、ある走行目的において車両を走行させるユーザが繰り返し再生させる情報は、当該走行目的におけるユーザの嗜好に合うと判断し、走行目的ごとに対応づけられた情報に、当該情報と同じ属性を有する情報を追加する。このような更新処理により、走行目的と情報とが対応づけられた対応関係をユーザの嗜好にあわせて学習させることができる。
【0026】
情報提供手段6は、情報選択手段4により選択された情報をユーザに提供するオーディオ装置であって、提供される情報に対して入力されるユーザの操作命令を取得する操作命令取得部61と、走行目的との対応関係が規定された情報番組に応じて情報、情報番組の編集を行う番組編集部62と、ユーザに情報を提供するディスプレイ、スピーカなどの出力部63を備えている。提供する情報は、記憶手段5に記憶された情報51であってもよいし、通信手段1を介して取得できる情報提供サーバ200の記憶手段230に記憶された情報231であってもよいし、読み込みが可能な搬送記憶媒体(DVD、CD、MD、MO等)に記憶された情報であってもよい。
【0027】
以上の構成を有する情報提供装置100の動作を図に基づいて説明する。
図2は、本実施形態における情報提供装置100の基本制御手順を説明するためのフローチャート図である。図2に示すように、起動命令に呼応して、走行履歴作成手段2は、ナビゲーション機能7により検出された車両の位置を少なくとも含む走行情報を取得し(201)、取得した走行情報から車両の走行履歴を作成する(202)。作成された走行履歴は記憶手段52に蓄積される(203)。蓄積された走行履歴を所定のパターンに分類する。同じパターンの走行履歴を持つ走行は同じ走行目的を有すると推測できることから、走行履歴解析部31は蓄積された走行履歴をパターンごとに分類し、走行目的を解析する(204)。走行目的が解析された走行履歴は記憶手段5に蓄積される。この走行履歴の蓄積、走行目的の解析、走行目的が解析された走行履歴の蓄積は、繰り返される(203,204)。この動作の繰り返しにより、走行履歴と走行目的とを正確に関連づけることができる。
【0028】
いま、ユーザが新たな走行を開始する。この走行についてもステップ201、202により走行履歴が作成される。走行履歴対比部32は、目的地へ向かって走行中の車両の走行履歴(推測の対象となる走行の走行履歴)とすでに走行目的が解析された走行履歴とを比較し(205)、車両を走行させるユーザの走行目的を推測する(206)。すなわち、走行履歴対比部32は、新たに作成される(作成中の)走行履歴と、すでに走行目的が「X」であると解析されている走行履歴とを対比する。この両走行履歴は略一致すると判断した場合、車両を走行させるユーザの走行目的は「X」と推測できる。
【0029】
走行目的確定部33は、推測結果の正当性を確認する。ナビゲーション機能7を用いて目的地に到着したと判断される目的地の位置情報を取得する(207)。この実際の目的地と走行目的推測手段3が推測した走行目的における目的地とを比較し、これらが略同じ地点である場合には、走行目的推測手段3が推測した走行目的は正しいと判断し、当該走行目的を確定させる(209)。そして、確定した走行目的を目的地へ至る走行履歴に対応づけて蓄積する。他方、「目的地に到着したと判断された目的地」と「走行目的推測手段3が推測した走行目的における目的地」とが異なる場合には、走行目的推測手段3が推測した走行目的は正しくないと判断し、ステップ205、206の動作を繰り返させる。
【0030】
また、走行目的確定部33は、ナビゲーション機能7を用いてユーザにより登録された目的地から、走行目的推測手段3による推測結果を評価する。走行目的確定部33は、登録情報取得部23を介してユーザが入力した登録情報を取得する(208)。この登録された目的地と走行目的推測手段3が推測した目的地とを比較し、これらが略同じ地点である場合には、走行目的推測手段3が推測した走行目的は正しいと判断し、当該走行目的を確定させる(209)。他方、登録された目的地と走行目的推測手段3が推測した目的地とが異なる場合には、走行目的推測手段3の推測した走行目的は正しくないと判断し、ステップ205、206の動作を繰り返させる。
【0031】
情報選択手段4は、確定した走行目的に適合した情報を選択する。具体的には、予め記憶させた、走行目的と当該走行目的に適合する情報の属性とを対応させた対応関係53を読み出し(210)、推測された走行目的に応じた情報の属性を求め、求めた属性を有する情報を選択する(211)。選択された情報は情報提供手段6を介してユーザに提供される(212)。
【0032】
さらに、本実施形態では、ユーザの嗜好に基づいて対応関係53を学習する。嗜好抽出部41は、操作命令取得部61を介してスキップ再生、再生中断、リピート再生等のユーザからの操作命令を取得し、提供された情報と対応づけて操作履歴54として記憶手段5に記憶する(213)。嗜好抽出部41は、蓄積された操作履歴54を解析し、「ある走行」において提供された各情報に対するユーザの嗜好を抽出する。さらに、「ある走行」の走行目的は走行履歴から推測されているため、抽出されたユーザの嗜好は所定の走行目的における各情報に対する嗜好となる。この走行目的と対応づけられたユーザの実際の嗜好に基づいて対応関係を更新する(214)。具体的には、対応づけられた走行目的において、所定回数以上スキップされた情報は除く、所定回数以上繰り返し再生された情報(同じ属性の情報)は追加する、といった更新である。更新後は、この学習された対応関係に基づいて情報の選択が行われる(210,211)。
【0033】
以下、図を参照して具体的な制御処理手法を説明する。
図3〜図8は、走行目的の推測処理の例を示す。図2の例では走行目的推測手段3が走行情報から作成した走行履歴を解析し、解析された走行履歴に基づいて走行目的を推測した。本例ではナビゲーション機能7の利用を考慮し、ナビゲーション機能7を介して自宅や通勤先などが入力された場合の例を説明する。なお、ここで説明する制御処理では、推測する走行目的を、日常的な「通勤」「帰宅」、非日常的な「おでかけ」「旅行」および「その他」と設定した。これは説明の明瞭化のためであって、本実施形態が推測する走行目的の種類は限定されない。
【0034】
図3は、勤務先および自宅の位置がナビゲーション機能7を介して登録されている場合の推測処理を示す。ナビゲーション機能7を介して走行する車両の位置を少なくとも含む走行情報を取得する(301)。さらに、同じくナビゲーション機能7を介して入力された勤務先および自宅の位置の登録を確認し(302)、目的地の設定(303)を確認する。目的地の設定がない場合には、走行目的推測手段3は、蓄積された走行履歴に基づいて走行目的の推測を行う(315)。このとき、登録した勤務地および自宅の位置を参考にして推測を行う。具体的には、目的地が登録された勤務先であるかを判断し(316)、目的地が勤務先である場合には走行目的を通勤と推測する(317)。さらに目的地が登録された目的地であるかを判断し(318)、目的地が自宅である場合には走行目的を帰宅と推測する(320)。
【0035】
他方、目的地の設定があり(303)、目的地が勤務先である場合には(304)走行目的は通勤と推測し(305)、目的地が自宅であり現在位置(出発地)が勤務先である場合には(307)走行目的は帰宅と推測する(308)。走行目的が自宅であるにもかかわらず現在位置(出発地)が勤務先でない場合には、勤務先からの帰宅ではないと考えられ、ユーザの走行目的はおでかけ又は旅行からの帰宅であると推測する(309)。走行目的推測手段3はおでかけまたは旅行のいずれかに走行目的を絞り込む。本例では、自宅と現在位置との距離Rを算出し、この距離が所定値Q(例えば30km)未満である場合にはおでかけと推測し(310,311)、所定値Q(例えば30km)以上である場合には旅行と推測する(313)。走行目的が通勤、帰宅、おでかけ、旅行のいずれにも分析できない場合には、走行目的はその他と推測する(314)。もちろん、走行情報に含まれた走行日時から「おでかけ」「旅行」「その他」の走行目的を推測してもよい。
【0036】
図4は、勤務先の位置のみがナビゲーション機能7を介して登録されている場合の推測処理である。基本的には図3に示した推測処理と共通する。勤務先の登録(401)があり、設定された目的地(402)が勤務先である場合、走行目的推測手段3は走行目的を通勤と推測する(403,404)。目的地が勤務先でない場合には走行目的推測手段3が走行履歴に基づいて目的地を推測する(405)。走行目的推測手段3が目的地を自宅と推測した場合にあっては(406)、さらにナビゲーション機能7を介して現在位置の情報を取得し、現在位置が勤務先であるとの情報を取得する。目的地が自宅であって現在位置が勤務地であることから走行目的を帰宅と推測する(407,408)。目的地が自宅と推測されたが現在位置が勤務先でない場合は、走行目的を「おでかけ」または「旅行」と判断する(409)。走行目的推測手段3は、現在位置と勤務先との位置関係(距離)から走行目的が「おでかけ」「旅行」「その他」のいずれであるかを推測する(410〜414)。また、ステップ402にて目的地の設定がなされない場合には、図3で説明したステップ315〜320までと同様に、走行目的推測手段3は走行目的の推測を行う(415〜420)。
【0037】
図5は、勤務先の位置のみがナビゲーション機能7を介して登録されている場合の推測処理である。登録された地点が勤務先ではなく自宅である点以外は、図4に示した推測処理と共通する。自宅の登録(501)があり、設定された目的地が勤務先である場合(502,503)、走行目的推測手段3は走行目的を通勤と推測する(504)。目的地が勤務先でない場合には走行目的推測手段3が走行履歴に基づいて目的地を推測する(505)。走行目的推測手段3が目的地を自宅と推測した場合にあっては(506)、さらにナビゲーション機能7を介して現在位置の情報を取得し、現在位置が勤務先であるとの情報を取得する。目的地が自宅であって現在位置が勤務地であることから走行目的を帰宅と推測する(507,508)。509以降の処理は、図4の409以降の処理と同様である。また、ステップ515〜520の処理は、図3で説明したステップ315〜320までと同様である。図5に示した推測処理では勤務先のみが登録され自宅の登録がなされていないが、自宅のみが登録され勤務先の登録がされていない場合であっても同様の処理により走行目的を推測することができる。
【0038】
図6〜9は、情報選択手段4の走行目的確定部33の制御処理を示す。走行履歴の蓄積が十分でない場合には、走行履歴を走行目的ごとに正確に分類することができず走行目的推測の精度は低いものとなってしまう。このような場合に、走行目的確定部33は、目的地に到着したと判断された車両の位置、またはユーザが登録した目的地に基づいて、走行目的推測手段3の推測結果を確定させ、確定した走行目的を当該目的地へ至る走行履歴に対応づける。
【0039】
まず、図6を参照して、実際の走行履歴における目的地との比較により、推測された走行目的の確からしさを評価する処理を説明する。まず、作成された走行履歴を解析して、「通勤」および「帰宅」を走行目的とする走行履歴を得る。走行目的推測手段3は解析された走行履歴から走行目的を推測する(図2の206)。ナビゲーション機能7を介してユーザからの目的地の入力があるか否かを確認する。目的地の入力がある場合には(601)、走行する車両の現在位置(ナビゲーション機能7を介して取得)から車両が目的地に到着したか否かを判断する(606〜608)。他方、目的地の入力がない場合(601)には走行履歴における目的地を車両電源のオンオフから自動的に判断する。具体的には車両のキーポジションからアクセサリ電源(ACC)のオンオフを検出する。ACCがオフ(OFF)とならない限り車両は走行を継続していると判断し、目的地に到着していないと判断する(604)。ACCが一定時間以上に渡りオフ(OFF)となったとき車両が目的地に到着したと判断する(605)。途中で立ち寄った店舗を目的地に到着したと判断しないように、いったんオフとなって一定時間内にオンとなった場合は、走行が継続され目的地に到着していないと判断する(603)。
【0040】
ステップ608,605において目的地にユーザが到着したと判断された場合には、走行目的確定部33は目的地に到着したと判断された車両の現在位置を取得する(609)。さらに、推測された走行目的の目的地と現在位置とを比較する(610)。両位置が略一致した場合には(611)、推測された走行目的はユーザの実際の走行目的と一致することとなるから、走行目的推測手段3の推測結果を確定する。確定した走行目的は当該目的地へ至る走行履歴に対応づけて蓄積される。
【0041】
図7、図8は、ユーザにより登録された目的地との比較により、推測された走行目的の確からしさを判断する処理を示す。図7は、走行目的が「帰宅」であるとの推測結果についての評価である。走行目的が「帰宅」であると解析された走行履歴を得る。走行目的推測手段3は走行履歴に基づいて走行目的を推測する。走行目的が「帰宅」と推測されると(708)、走行目的地は「自宅」と推測する(709)。また、ユーザがナビゲーション機能7を介して「ある位置が「自宅」である」と登録した場合には(701)、当該登録された位置は正確な「自宅」の位置となる(702)。このようなユーザ自らの登録がない場合には、登録情報取得部23は「自宅」をユーザの走行履歴から自動的に登録する。具体的には、記憶された走行履歴を参照し、一定の日数以上の到着履歴がある位置を検索し(703)、最も多い到着履歴回数の位置を選択し(705)、選択した位置を「自宅」として登録する(706)。ユーザが自宅を基点に移動することを前提とし、到着回数が最も多い地点が自宅である可能性が高いとの判断に基づいて「自宅」を自動登録するものである。このようにユーザ自らが登録した「自宅」の位置(702)と、登録情報取得部23がユーザの走行履歴から登録した「自宅」の位置(707)と、走行目的推測手段3により推測された走行目的地である「自宅」の位置とを比較する(710)。登録された「自宅」位置と推測された「自宅」位置とが略一致する場合には(711)、走行目的確定機能21は走行目的推測手段3の推測結果である走行目的を確定させる(712)。
【0042】
図8は、走行目的が「出勤」であると推測結果についての評価である。走行目的が「出勤」である走行履歴を取得する。走行目的推測手段3は走行履歴に基づいて走行目的を推測する(図2の206)。走行目的推測手段3は走行目的を「出勤」と推測する(809)。すなわち、走行目的地は「勤務地」であると推測する(810)。また、ナビゲーション機能7を介して「勤務地」の登録があった場合には(801)、当該登録された位置は正確な「勤務地」の位置となる(802)。このようなユーザ自らの登録がない場合には、登録情報取得部23は、記憶された走行履歴を参照し、一定の日数以上の到着履歴がある位置を検索する(803)。さらに、車両の使用頻度を検出する。毎日の出勤に車両を用いる場合には車両の使用頻度が高くなると考えられるからである。車両の使用頻度が高い場合には(805)、到着履歴回数の多い(二番目に多い)位置を選択する(806)。この選択した位置を「勤務地」として登録する(807)。ユーザが日常的に出勤することを前提とし、到着回数が自宅の次に多い地点が出勤地である可能性が高いと判断するものである。このようにユーザ自ら登録された「出勤地」の位置(802)と、登録情報取得部23により選択され登録された「出勤地」の位置(808)と、走行目的推測手段3により推測された走行目的地である「出勤地」の位置とを比較する(811)。登録された「出勤地」位置と推測された「出勤地」位置とが略一致する場合には(812)、走行目的確定機能21は走行目的推測手段3の推測結果である走行目的を確定させる(813)。
【0043】
次に、図9〜図14に基づいて、走行目的と情報の属性とを対応させた対応関係の学習処理について説明する。
【0044】
図9は、記憶手段5等に記憶された情報と情報の属性を示すテーブル51である。提供する情報にはそれぞれ属性が付されている。たとえば、曲名「AA」楽曲情報は、アーティストの属性が「BA」、ジャンルの属性が「CA」、テンポの属性が「DA」、リズムの属性が「EA」と規定されている。このように情報に属性が対応づけられていることから、属性をキーとした情報の検索を行うことができる。たとえば、属性ジャンル「CB」を備える情報を検索すると、曲名「AB」と「AC」を選択することができる。属性の種類は、ユーザの嗜好にあった情報の選択ができるように適宜設定され、属性の数や種類は特に限定されない。
【0045】
属性が対応づけられた情報は、さらに走行目的に対応づけられる。図10に示すテーブルは、走行目的ごとに楽曲情報の属性を対応づけるとともに、当該情報が提供されたときのユーザの操作命令履歴を対応づける。具体的には、走行目的「旅行」に適合する音楽情報の属性が、属性の種類ごとにアーティストは、「BA」、ジャンルは「CA」、テンポは「DA」、リズムは「EA」と対応づけられている。この属性の隣に表記されているのはこの属性の情報を提供したときにユーザから入力された操作命令である。スラッシュで区切られる最左側はユーザがこの情報に対してスキップ再生命令を入力した回数であり、その右隣はユーザがこの情報に対してリピート再生命令を入力した回数であり、最右側はユーザがこの情報を中断することなく視聴した全再生回数である。この操作履歴については後述する。
【0046】
図11は、同じく走行目的に対応づけられた情報番組である。情報番組は所定の情報を所定のタイミングにユーザに提供することを規定した番組である。たとえば走行目的が「旅行」である場合には、「現在地付近の一般道の交通情報」を提供し、「現在地付近の詳細天気情報」を提供し、「政治に関する情報」を提供し、「景観地に関する名所情報」を提供するという情報番組である。図9の音楽情報と同様に、各情報には操作履歴が対応づけられている。
【0047】
図12は、操作命令取得部61を介して入力された操作命令に基づいて、情報−操作履歴54を作成する処理を示す。楽曲以外の情報(交通情報等)を提供するにあたっては(1201)現在位置を取得する(1202)。通信手段1を介して情報提供サーバ200に接続し(1203)、情報をダウンロードする(1204)。再生されている情報についてはそれぞれの属性を抽出しておく(1206)。ACCがOF(オフ)にされるまで、提供中の情報に対して、スキップ再生(飛ばし再生)する操作命令が入力されたか否かを検出する(1208)。スキップ再生操作命令が入力された場合には情報に対応づけられた属性(データ)のすべてに+1ポイントの重み付けを行う(1209)。また、提供中の情報に対して、リピート再生(繰り返し再生)する操作命令が入力されたか否かを検出する(1210)。リピート再生命令が入力された場合には情報に対応づけられた属性(データ)のすべてに+1ポイントの重み付けを行う(1211)。さらに、提供中の情報が途中中断されることなく再生が完了した場合には(1212)、情報に対応づけられた属性(データ)のすべてに+1ポイントの重み付けを行う(1213)。このようにユーザからの操作入力の履歴からユーザの嗜好をポイントの総数等を用いて定量的に抽出することができる。ちなみに、重み付けの手法は限定されることなく、スキップ再生1回で+1ポイント、リピート再生1回で−2、再生完了1回で−1ポイントとし、所定の値以上となったときユーザの嗜好に適合しないと判断することもできる。
【0048】
対応関係学習部42は、抽出したユーザの嗜好を参照して、走行目的と情報の属性との対応関係を学習する。図13は学習処理の手順を示すフローチャートである。学習される対応関係は図10又は図11に示した対応関係である。本例では、図10又は図11に示す蓄積された情報ごとの操作履歴が所定の要件を満たさない場合に、「走行目的に適合する情報(対応関係)」ではないと判断し、「走行目的に適合する情報(対応関係)」から削除して対応関係を更新する。
【0049】
具体的には、図13に示すように、属性(を有する情報)ごとに総再生回数を計算する(1301)。総再生回数とは「スキップ再生回数+リピート再生回数+再生完了回数」から算出される。総再生回数が一定値(たとえば10回)以上である場合であり(1302)、かつスキップ回数がリピート回数よりも多く(1303)、かつ総再生回数に対するスキップ回数の割合が一定値(たとえば30%)以上である場合には、当該情報は走行目的に適合する情報ではないと判定する(1305)。他方、総再生回数が一定値(たとえば10回)未満である場合、スキップ回数がリピート回数よりも少ない場合、総再生回数に対するスキップ回数の割合が所定値(30%)未満である場合には、走行目的に適合する情報と判断する(1306)。この演算をすべての属性について行う(1307)。この処理において不適合と判定された属性の情報は対応関係から削除する(1308)。不適合な属性が削除された対応関係は削除された状態で更新される(1309)。よって、選択される可能性がなくなる。
【0050】
図14は、情報選択手段4が更新された対応関係から情報番組を作成する処理を示すフローチャートである。情報選択手段4は、再生可能な情報のリストを取得する(1401)。この情報の属性を取得する(1402)。すべての再生可能情報の属性を取得するために(1403)、情報提供サーバ200へアクセスし、すべての属性を取得する(1405)。
【0051】
推測された走行目的に応じて走行履歴を取得する。推測走行目的が「通勤」である場合には(1406)、走行目的「通勤」の操作履歴を取得する(1407)。推測走行目的が「帰宅」である場合には(1408)、走行目的「帰宅」の操作履歴を取得する(1409)。推測走行目的が「おでかけ」である場合には(1410)、走行目的「おでかけ」の操作履歴を取得する(1411)。推測操作目的が「旅行」である場合には(1412)、走行目的「旅行」の操作履歴を取得する(1413)。対応関係学習部42は、これらの操作履歴54と対応関係53とを記憶手段5から読み出す(1414)。
【0052】
走行目的に応じた操作履歴における重み付け(ユーザの嗜好)を参照して、走行目的に不適合な情報を特定する。特定された情報を同じ走行目的についての対応関係から削除する(1415)。削除された対応関係を参照して、走行目的に対応する属性を備えた情報を選択する。選択された情報の提供順序を決定し、情報番組を作成する(1416)。除法提供手段6は作成された情報番組に従ってユーザに情報を提供する。
【0053】
本実施形態は、以上のように構成され作用するので、以下の効果を奏する。
ユーザが車両を走行させる走行目的を推測し、推測された走行目的に応じた情報を選択して提供できることから、走行目的に応じて変化するユーザの嗜好を満足させることができる。たとえば、走行目的が通勤のときにはアニメの曲を聴きたくはないが、家族と旅行に行くときにはアニメの曲を聴きたいといった走行目的に応じて変化するユーザの嗜好を満足させることができる。さらに、通勤のときには観光情報などは不要であるが、旅行のときには必要であるといった走行目的に応じて変化するユーザのニーズに応えることができる。このように本実施形態によれば、単にユーザの嗜好を反映した情報の提供にとどまらず、複数の走行目的に応じたユーザの多様な嗜好に応じた情報の提供を実現することができる。
【0054】
この走行目的の推測は車両の走行情報から蓄積された走行履歴に基づいて行われるため、ユーザに出発地や目的地等の情報を走行のたびにいちいち入力させる必要がなく、ユーザは車両の運転をするだけで走行目的に応じた情報の提供を受けることができる。すなわち、この走行目的ごとにユーザの嗜好を入力したり、提供される情報および情報番組を指定したりする必要がない。
【0055】
また、走行目的を推測するにあたり、「推測した走行目的における目的地」と「目的地に到着したと判断された車両の位置」とを比較し、推測した走行目的の確からしさを評価して推測した走行目的を確定させる。この確定した走行目的は当該目的地へ至る走行履歴に対応づけられ走行履歴とともに蓄積されるため、その後、この走行履歴に基づいて行われる走行目的の推測の精度を向上させることができる。加えて、走行履歴における目的地に関する情報を取得するにあたり、車両が目的地に到着したか否かを、車両電源(ACC)の通電状態から検出するため、ユーザに特別な入力を求める必要がない。
【0056】
同じく、走行目的を推測するにあたり、「推測した走行目的における目的地」と「登録された目的地」とを比較し、推測した走行目的の確からしさを評価してから、推測した走行目的を確定させ、走行履歴と対応づけて蓄積するため、この走行履歴に基づく走行目的推測の精度を向上させることができる。走行目的推測の精度を向上させるとともに、車両を走行するユーザを満足させる情報を提供することができる。
【0057】
特に、新車購入直後、行動エリアの変更などにおいて、走行履歴が十分に蓄積されていないような場合に、走行目的の確定処理は、走行履歴の正確な解析を補助し、正確な推測を導くことができる。
【0058】
走行目的と当該走行目的に適合する情報の属性とを対応づけた対応関係を、各情報に対するユーザの操作履歴から学習することにより、ユーザの実際の嗜好を反映した情報の提供を行うことができる。また、ユーザの操作履歴は、スキップ再生、リピート再生、再生中断等のユーザの操作命令から取得するので、この学習処理のための入力をユーザが行う必要がない。
【0059】
また、本実施形態の走行情報は走行する車両の位置を少なくとも含むため、小さい処理情報量で走行目的を推測することができる。さらに、車両の位置が走行日時と対応づけられている場合には、走行日時を含む走行履歴が作成され、走行日時と車両の位置とから走行目的が推測されるため、走行目的をより正確に推測することができる。たとえば、「出発地」と「目的地」およびその経路のみから走行履歴が作成されるのではなく、「いつ出発地を出発したとの情報」「いつ目的地に到着したとの情報」およびその経路から走行履歴が作成され、走行目的が推測されるので、走行目的をより正確に推測することができる。
【0060】
本実施形態では情報提供装置100について説明したが、本発明の情報提供用プログラムにより動作するコンピュータは、情報提供装置100と同様に作用し、同様の効果を奏する。
【0061】
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の情報提供装置のブロック図である。
ト図である。
【図2】本実施形態のおける制御手順を示すフローチャート図である。
【図3】走行目的の推測に関する制御手順の第1の例を示すフローチャート図である。
【図4】走行目的の推測に関する制御手順の第2の例を示すフローチャート図である。
【図5】走行目的の推測に関する制御手順の第3の例を示すフローチャート図である。
【図6】推測された走行目的を評価する第1の例を示すフローチャート図である。
【図7】推測された走行目的を評価する第2の例を示すフローチャート図である。
【図8】推測された走行目的を評価する第3の例を示すフローチャート図である。
【図9】属性が対応づけられた情報を説明するための図である。
【図10】走行目的に対応づけられた情報と、その情報に対する操作履歴の例を示す図である。
【図11】走行目的に対応づけられた情報番組と、その情報に対する操作履歴の例を示す図である。
【図12】操作履歴からユーザの嗜好を抽出する制御処理を示すフローチャート図である。
【図13】対応関係の更新処理を示すフローチャート図である。
【図14】更新された対応関係に基づいて情報番組を作成する処理を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
100…情報提供装置
1…通信手段
2…走行履歴作成手段
21…走行位置取得部
22…走行日時取得部
23…登録情報取得部
3…走行目的推測手段
31…走行履歴解析部
32…走行履歴対比部
33…走行目的確定部
4…情報選択手段
41…嗜好抽出部
42…対応関係学習部
6…情報提供手段
61…操作命令取得部
62…番組編集部
63…出力部

Claims (13)

  1. 車両に搭載され、ユーザに情報を提供する情報提供装置であって、
    前記走行する車両の位置を少なくとも含む走行情報を取得し、当該取得された走行情報から走行ごとに作成した走行履歴を蓄積する走行履歴作成手段と、
    前記走行履歴作成手段により蓄積された走行履歴に基づいて、車両を走行させるユーザの走行目的を推測する走行目的推測手段と、
    前記走行目的と当該走行目的に適合する情報の属性とを対応させた対応関係を参照して、予め記憶された情報または外部から取得可能な情報の中から、前記走行目的推測手段により推測された走行目的に対応する属性を備えた情報を選択する情報選択手段と、
    前記情報選択手段により選択された情報をユーザに提供する情報提供手段とを有する情報提供装置。
  2. 前記走行目的推測手段は、推測した走行目的における目的地と目的地に到着したと判断された車両の位置とを比較し、推測した走行目的における目的地と前記車両の位置とが略一致する場合には推測した走行目的を確定し、当該確定した走行目的を前記目的地へ至る走行履歴に対応づける走行目的確定部を備えた請求項1に記載の情報提供装置。
  3. 前記走行目的推測手段は、推測した走行目的における目的地と登録された目的地とを比較し、推測した走行目的における目的地と前記登録された目的地とが略一致する場合には前記推測した走行目的を確定し、当該確定した走行目的を前記目的地へ至る走行履歴に対応づける走行目的確定部を備えた請求項1に記載の情報提供装置。
  4. 前記情報提供手段は、前記提供された各情報に対する操作命令を前記ユーザから受け付ける操作命令入力部をさらに有し、
    前記情報選択手段は、前記操作命令入力部を介して入力された各情報に対するユーザの操作命令の履歴から、所定の走行目的における各情報のユーザの嗜好を抽出する嗜好抽出部と、
    前記嗜好抽出部により抽出されたユーザの嗜好を参照して、前記対応関係を学習する対応関係学習部とを有する請求項1〜3の何れかに記載の情報提供装置。
  5. 前記走行する車両の位置は、走行日時が対応づけられた請求項1〜4の何れかに記載の情報提供装置。
  6. 前記走行情報は、出発地、目的地、経由地、走行経路、出発時刻、到着時刻、暦のうち、何れか1つ以上を含む請求項1〜5の何れかに記載の情報提供装置。
  7. 車両に搭載されたコンピュータに、
    走行する車両の位置を少なくとも含む走行情報を取得し、当該取得された走行情報から走行ごとに作成した走行履歴を蓄積するステップと、
    前記蓄積された走行履歴に基づいて、前記車両を走行させるユーザの走行目的を推測するステップと、
    前記走行目的と当該走行目的に適合する情報の属性とを対応させた対応関係を参照して、予め記憶された情報または外部から取得可能な情報の中から、前記推測された走行目的に対応する属性を備えた情報を選択するステップと、
    前記選択された情報をユーザに提供するステップとを実行させるための情報提供用プログラム。
  8. 前記車両を走行させるユーザの走行目的を推測するステップは、推測した走行目的における目的地と目的地に到着したと判断された車両の位置とを比較するステップと、
    推測した走行目的における目的地と前記車両の位置とが略一致する場合には推測した走行目的を確定し、当該確定した走行目的を前記目的地へ至る走行履歴に対応づける請求項7に記載の情報提供装置。
  9. 前記車両を走行させるユーザの走行目的を推測するステップは、推測した走行目的における目的地と登録された目的地とを比較するステップと、
    推測した走行目的における目的地と前記登録された目的地とが略一致する場合には推測した走行目的を確定し、当該確定した走行目的を前記目的地へ至る走行履歴に対応づける請求項7に記載の情報提供装置。
  10. 前記提供された各情報に対する操作命令を前記ユーザから受け付けるステップをさらに有し、
    前記推測された走行目的に対応する属性を備えた情報を選択するステップは、前記入力された各情報に対するユーザの操作命令の履歴から、所定の走行目的における各情報のユーザの嗜好を抽出するステップと、当該抽出されたユーザの嗜好を参照して、前記対応関係を学習するステップとを含む請求項7〜9の何れかに記載の情報提用プログラム。
  11. 前記走行する車両の位置は、走行日時が対応づけられた請求項6〜9の何れかに記載の情報提供用プログラム。
  12. 前記走行情報は、出発地、目的地、経由地、走行経路、出発時刻、到着時刻、暦のうち、何れか1つ以上を含む請求項7〜11の何れかに記載の情報提供用プログラム。
  13. 走行する車両の位置を少なくとも含む走行情報から走行ごとに蓄積された走行履歴を蓄積し、
    蓄積された走行履歴から車両を走行させるユーザの走行目的を推測し、
    前記走行目的と当該走行目的に適合する情報の属性とを対応させた対応関係を参照して、前記推測された走行目的に対応する属性を備えた情報を取得して、ユーザに提供する情報提供方法。
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