JP2004106115A - ロボットハンドの指駆動機構及びロボットハンド - Google Patents

ロボットハンドの指駆動機構及びロボットハンド Download PDF

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Abstract

【課題】構造が簡単であり、小型化・軽量化及び低価格化を図ることができるロボットハンド及びその指駆動機構を提供する。
【解決手段】人の指の折り曲げに似た動きをする指部7と、この指部7に折り曲げ運動をさせる第1駆動部10と、前記指部7に揺動運動をさせる第2駆動部50と、を備えている。第2駆動部50は、通電時に発熱して線長が短くなる一対の形状記憶合金製の線状部材55,56で構成されている。一対の形状記憶合金製の線状部材55,56のいずれか一方に通電すると、通電された形状記憶合金製の線状部材55,56のいずれか一方の側が縮んで指部7に揺動運動をさせる。
【選択図】    図9

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、人間の指の動きに似た動きをするロボットハンドの指駆動機構及びこのロボットハンドの指駆動機構を備えたロボットハンドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、人間の代わりに各種動作を実行させるロボットハンドの指駆動機構が数多く開発されてきている。例えば、特開平11−156778号公報に開示されたロボットハンドは、一本の指を折り曲げるために、3個の関節のそれぞれに対応するようにモータを配置し、且つ、一本の指をその根本部において折り曲げる方向と直交する方向に揺動させるために、別にモータを配置している。すなわち、この従来例は、ロボットハンドの一本の指を合計4個のモータで駆動することにより、ロボットハンドの一本の指を実際の人間の指のように動作させるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来例は、ロボットハンドの一本の指を駆動するのに合計4個ものモータを使用するようになっているため、構造が大型化し、重量が重くなり、製造コストが嵩むという問題を有していた。したがって、このような従来のロボットハンドは、小型化・軽量化及び低コスト化の要請に応えることができなかった。
【0004】
そこで、本発明は、ロボットハンドの小型化・軽量化及び低コスト化を図ることが可能な指駆動機構及びこの指駆動機構を備えたロボットハンドを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、人の指の折り曲げに似た動きをする指部と、この指部に折り曲げ運動をさせる第1駆動部と、前記指部に揺動運動をさせる第2駆動部と、を備えたロボットハンドの指駆動機構に関するものである。このロボットハンドの指駆動機構において、前記第2駆動部が、通電時に発熱して線長が短くなる一対の形状記憶合金製の線状部材で構成されている。そして、この一対の形状記憶合金製の線状部材のいずれか一方に通電すると、通電された一方の線状部材が縮んで前記指部を一方向に回動させるようになっている。また、前記一対の形状記憶合金製の線状部材のいずれか他方に通電すると、通電された他方の線状部材が縮んで前記指部を他方向に回動させるようになっている。
【0006】
請求項2の発明は、人の指の折り曲げに似た動きをする指部と、この指部に折り曲げ運動をさせる第1駆動部と、前記指部に揺動運動をさせる第2駆動部と、を備えたロボットハンドの指駆動機構に関するものであり、前記指部がリンク機構で構成されている。そして、前記第1駆動部が、モータと、このモータの回転を減速しながら前記指部のリンク機構に伝達する複数の歯車と、を備えたことを特徴としている。
【0007】
請求項3の発明は、請求項2の発明における前記第2駆動部が、通電時に発熱して線長が短くなる一対の形状記憶合金製の線状部材で構成されている点に特徴を有するロボットハンドの指駆動機構に関するものである。そして、この一対の形状記憶合金製の線状部材のいずれか一方に通電すると、通電された一方の線状部材が縮んで前記指部を一方向に回動させるようになっている。また、前記一対の形状記憶合金製の線状部材のいずれか他方に通電すると、通電された他方の線状部材が縮んで前記指部を他方向に回動させるようになっている。
【0008】
請求項4の発明は、請求項2の発明における前記第2駆動部が、通電時に発熱して線長が短くなって前記指部を一方向に回動させる形状記憶合金製の線状部材と、この線状部材の操作方向に対して弾性力を作用するバイアス・スプリングと、を備えたことを特徴としている。
【0009】
請求項5の発明は、請求項2の発明における前記第2駆動部が、前記指部を揺動させることができるように前記指部に連繋されたワイヤと、このワイヤを巻き上げて前記指部を揺動させるモータと、を備えたことを特徴としている。
【0010】
請求項6の発明は、請求項2の発明における前記第2駆動部が、前記指部を揺動させることができるように前記指部に連繋されたワイヤと、このワイヤを巻き上げて前記指部を一方向に回動させるモータと、前記ワイヤが巻き上げられる際に前記ワイヤを巻き戻す方向に弾性力を作用させるスプリングと、を備えたことを特徴としている。
【0011】
請求項7の発明は、人間の5指のそれぞれに対応する指駆動機構が指支持用骨格部材に取り付けられてなるロボットハンドに関するものであり、前記指駆動機構が前記請求項1〜6のいずれかの発明に係るものであることを特徴としている。
【0012】
請求項8の発明は、人間の5指のそれぞれに対応する指駆動機構が指支持用骨格部材に取り付けられてなるロボットハンドに関するものである。そして、前記5指のうちの親指用,人差し指用,薬指用及び小指用の各指駆動機構が前記請求項1〜6のいずれかの発明に係るものである。また、前記5指のうちの中指用の指駆動機構が、人の指の折り曲げに似た動きをする指部と、この指部に折り曲げ運動をさせる第1駆動部と、からなるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳述する。
【0014】
[第1の実施の形態]
(第1駆動部)
図1及び図2は、本実施の形態に係るロボットハンド1を構成する指駆動機構2を示すものであり、この指駆動機構2が5本の指のいずれか1指に対応するようになっている。このロボットハンド1の指駆動機構2は、モータ3の回転が遊星歯車装置4を介して射出成形樹脂フェースギヤ5に伝達され、この射出成形樹脂フェースギヤ5に形成された小径の平歯車(第2歯車)6から指部7の第3歯車であるセクタギヤ(扇形のギヤ)8に伝達されることにより、二点鎖線で示す指部7が動くようになっている。尚、モータ3からセクタギヤ8までの動力伝達を行う部分である第1駆動部10と指部7とを区別して図示するため、指部7を二点鎖線で表してある。
【0015】
モータ3は、ハウジング11の端部の空間12に嵌合された状態で固定されており、その出力軸13の先端に遊星歯車装置4の太陽歯車14が固定されている。太陽歯車14の周囲には3個の遊星歯車15が等間隔で配置されており、この3個の遊星歯車15が太陽歯車14に噛み合うと共にハウジング11の内周面に形成された固定内歯車16に噛み合っている(図4参照)。また、この3個の遊星歯車15は、ハウジング11に回動可能に支持された可動内歯車17に噛み合っている(図5参照)。そして、可動内歯車17のボス部18に形成された平歯車(第1歯車)20が射出成形樹脂フェースギヤ5と噛み合っている(図6参照)。また、各遊星歯車15間のスペースには球状体のスペーサ21が収容されており、各遊星歯車15がスペーサ21によって常時太陽歯車14の周方向に均等に配置され、太陽歯車14と遊星歯車15の噛み合い部に作用する外力が太陽歯車14の周方向に均等化するようになっている。そして、このような太陽歯車14,遊星歯車15,固定内歯車16,可動内歯車17及びスペーサ21によって遊星歯車装置4が構成されている。尚、可動内歯車17の歯数は、固定内歯車16の歯数と異なるように形成されている。そして、可動内歯車17と固定内歯車16との歯数差が小さいほど遊星歯車装置4の減速比が大きくなる。
【0016】
射出成形樹脂フェースギヤ5は、ハウジング11に固定された軸22に回動可能に支持されている。そして、この射出成形樹脂フェースギヤ5に一体的に形成された平歯車(第2歯車)6は、指部7の第1骨部材23に固定された第3歯車としてのセクタギヤ(扇形ギヤ)8に噛み合っている。
【0017】
指部7は、ハウジング11に固定された第1関節としての軸24を中心として揺動する第1骨部材23と、この第1骨部材23の先端側(前記第1関節とは反対側)の第2関節としての軸25を中心として揺動する第2骨部材26と、この第2骨部材26の先端側(前記第2関節とは反対側)の第3関節としての軸27を中心として揺動する第3骨部材28と、を有している。ここで、第2骨部材26は、第2関節となる軸25及び第3関節となる軸27が突接された基板30と、この基材30の軸25,27にかしめ穴31,32を嵌合させた後にかしめ固定される押さえ板33とからなり、これら基板30と押さえ板33との間に第1骨部材23と第3骨部材28の端部を揺動可能に収容している。
【0018】
また、ハウジング11には、第1リンク34の一端側が軸35を介して揺動可能に取り付けられている。この第1リンク34の揺動中心となる軸35は、モータ3の軸芯36の延長上に位置している(図1参照)。そして、この第1リンク34の他端側は、第2骨部材26の基板30から突出する軸37に揺動可能に係合し、第1骨部材23と第2骨部材26の基板30との間の空間内に収容されている。また、第2リンク38の一端側は、第1関節としての軸24と第2関節としての軸25とを結ぶ線40の延長上の第1骨部材23から突出する軸41に揺動可能に係合している(図1参照)。そして、この第2リンク38の他端側は、第3骨部材28から突出する軸42に揺動可能に係合している。ここで、第1リンク34の他端側の軸37と第2リンク38の一端側の軸41は、第2関節としての軸25と同心の円上に位置している。また、第1リンク34は、第1関節としての軸24と第2関節としての軸25を結ぶ線40を斜めに横切るように取り付けられている。また、第2リンク38は、第2関節としての軸25と第3関節としての軸27を結ぶ線43を斜めに横切るように取り付けられている。
【0019】
また、図3に示すように、指部7は、第1骨部材23がモータ3の軸芯36から角度θ1傾けて取り付けられた状態において、第2骨部材26がモータ3の軸芯36から角度θ2(θ1<θ2)傾き、第3骨部材28がモータ3の軸芯36から角度θ3(θ2<θ3)傾くように構成されている。そして、第1骨部材23が第1関節としての軸24を揺動中心として角度αだけ時計回り方向に回動すると、第1リンク34の他端側の軸位置がA1点からA2点に移動し、第2骨部材26が軸25を揺動中心として角度βだけ時計回り方向に回動する。その結果、第2リンク38の他端側の軸位置がB1点からB2点に移動し、第3骨部材28が軸27を揺動中心として角度δだけ時計回り方向に回動する。すなわち、指部7は、第1骨部材23が時計回り方向に回動するにしたがって、第2骨部材26が第2関節としての軸25を揺動中心として大きく回動し、第3骨部材28が第3関節としての軸27を揺動中心として大きく回動し、指先が(P1)の位置から(P2)の位置まで移動して、手の握り動作を行う。
【0020】
一方、指先が(P2)の位置から(P1)の位置まで移動すると、第1骨部材23が(P2)に示す状態から反時計回り方向へ角度αだけ回動することになり、手を開く動作が行われる。尚、指部7の可動範囲は、少なくとも、第1骨部材23が図1の点線で示す位置から時計回り方向にほぼ90°回動した位置までの範囲である。
【0021】
以上のように構成された指駆動機構2は、図7〜図9に示すように、対向するように一対配置された板状の指支持用骨格部材46,47の間に、人間の5指に対応するように取り付けられ、ロボットハンド1を構成するようになっている。
【0022】
このロボットハンド1は、図7及び図8に示すように、人間の5指のうちの親指(F1),人差し指(F2),薬指(F4)及び小指(F5)用の指駆動機構2が、一対の指支持用骨格部材46,47に止めねじ48,49で揺動可能に支持されており、後に詳述する第2駆動部によって揺動されるようになっている。すなわち、人間の5指のうちの親指(F1),人差し指(F2),薬指(F4)及び小指(F5)用の指駆動機構2は、指部7の折り曲げ運動を行わせる第1駆動部10と、指部7の折り曲げ運動が行われる第1座標平面に対して略直交する第2座標平面上における揺動運動を指部7に行わせる第2駆動部50と、を備えている。一対の止めねじ48,49は、図8に示すように、上側の指支持用骨格部材46に取り付けられた上側止めねじ48と、下側の指支持用骨格部材47に取り付けられた下側止めねじ49とからなり、指駆動機構2のハウジング11に形成された略円錐状の位置決め穴51,52にその先端の略円錐状部53,54が係合されるようになっている。尚、一対の指支持用骨格部材46,47は、間にスペーサ(図示せず)を介装し、両者46,47間の距離を適正に保つようにして、図示しないねじ又はボルト等で固定して一体化するようになっている。
【0023】
また、このロボットハンド1の中指(F3)用の指駆動機構2は、図7に示すように、その軸芯36に沿った方向の2箇所(ハウジング11の略中央部とモータ3)が一対の指支持用骨格部材46,47に取り付けられた止めねじ48a,48bで締め付け固定され、一対の指支持用骨格部材46,47に対して揺動できないようになっている。これは、人間の手を開く動作と手を握る動作を模したものであり、これらの手の動作において、中指(F3)が揺動せず、中指(F3)が折り曲げる動作と伸ばす動作のみを行うようになっているという観察結果に従ったものである。すなわち、中指(F3)用の指駆動機構2は、指部7と第1駆動部10からなり、以下に詳述する第2駆動部50を備えていない。
【0024】
(第2駆動部)
次に、図9及び図10に基づき、指部7を揺動させるための第2駆動部50を説明する。
【0025】
これらの図に示すように、親指(F1)用,人差し指(F2)用,薬指(F4)用及び小指(F5)用の指駆動機構2は、そのハウジング11の上下にそれぞれ一端が取り付けられた形状記憶合金製の線状部材55,56の変形により、支点部材である止めねじ48,49を中心として揺動するようになっている(図7及び図8参照)。したがって、本実施の形態において、第2駆動部50は、通電されると変形する形状記憶合金製の線状部材55,56であり、例えば、電気・熱駆動方式のアクチュエータとして優れた性能を発揮する形状記憶合金繊維が使用される。この第2駆動部50としての形状記憶合金製の線状部材55,56は、通電されると発熱して収縮するようになっており、通電されていない状態では比較的容易に伸張変形するようになっている。
【0026】
このような形状記憶合金製の線状部材55,56のうちの上側の線状部材(上側線状部材と略称する)55は、その一端が指駆動機構2のハウジング11の上側に形成された切り欠き部57に導線58と共にねじ60で締め付け固定される。そして、この上側線状部材55は、その途中部分がハウジング11の右側に位置するピン61に巻き掛けられ、その他端部分がピン62に引っかけられ、ハウジング11の右側に張り出すようになっている。
【0027】
また、形状記憶合金製の線状部材55,56のうちの下側の線状部材(下側線状部材)56は、その一端が指駆動機構2のハウジング11の下側に形成された切り欠き部(図示せず)に導線63と共にねじ64で締め付け固定される。そして、この下側線状部材56は、その途中部分がハウジング11の左側に位置するピン65に巻き掛けられ、その他端部分がピン62に引っかけられ、ハウジング11の左側に張り出すようになっている。
【0028】
図11は、第2駆動部50を模式的に表したものであり、上側線状部材55の一端側が導線58を介して電源66に接続されている。また、上側線状部材55の他端側がオン・オフスイッチ67を介して電源66に接続されている。一方、下側線状部材56の一端側が導線63を介して電源66に接続されている。また下側線状部材56の他端側がオン・オフスイッチ67を介して電源66に接続されている。
【0029】
ここで、図11(a)は、上側及び下側線状部材55,56のオン・オフスイッチ67がオフの状態であり、上側及び下側線状部材55,56が通電されていない中立状態を表している。
【0030】
また、図11(b)は、上側線状部材55のオン・オフスイッチ67がオンであり、下側線状部材56のオン・オフスイッチ67がオフの状態を示すものである。この図によれば、上側線状部材55が通電され、上側線状部材55が下側線状部材56を引っ張り変形させた状態で収縮する(短くなる)。その結果、指部7及び第1駆動部10(ハウジング11)は、止めねじ48,49との接触部位を揺動中心として反時計回り方向に(+θ)だけ揺動する。ここで、上側線状部材55への通電を遮断し、上側線状部材55の長さが元の長さに戻ると、指部及び第1駆動部10(ハウジング11)が図12(a)の中立位置に復帰する。
【0031】
また、図11(c)は、下側線状部材56のオン・オフスイッチ67がオンであり、上側線状部材55のオン・オフスイッチ67がオフの状態を示すものである。この図によれば、下側線状部材56が通電され、下側線状部材56が上側線状部材55を引っ張り変形させた状態で収縮する(短くなる)。その結果、指部7及び第1駆動部10(ハウジング11)は、止めねじ48,49との接触部位を揺動中心として時計回り方向に(−θ)だけ揺動する。ここで、下側線状部材56への通電を遮断し、下側線状部材56の長さが元の長さに戻ると、指部7及び第1駆動部10(ハウジング11)が図12(a)の中立位置に復帰する。
【0032】
尚、図7及び図9は、ロボットハンド1を開いた状態を示しており、各指部7の間隔が最も開いた状態を示すものである。そして、これら図7及び図9において、親指(F1)及び人差し指(F2)用の指駆動機構2が図11(c)の状態に対応し、薬指(F4)及び小指(F5)用の指駆動機構2が図11(b)の状態に対応している。ここで、ロボットハンド1を握った状態は、親指(F1)及び人差し指(F2)用の指駆動機構2が図11(c)から図11(b)に示す状態に切り替わり、また、薬指(F4)及び小指(F5)用の指駆動機構2が図11(b)の状態から図11(c)の状態に切り替わることにより、各指部7が図7及び図9の矢印Hの方向に揺動し、且つ親指(F1)から小指(F5)用までの各指駆動機構2の第1駆動部10によって指部7が折り曲げられることにより生じるようになっている。
【0033】
また、図9に示すように、親指(F1)用の指駆動機構2に取り付けられる上側及び下側線状部材55,56は、他の指(例えば、人差し指(F2))用の上側及び下側線状部材55,56よりも平面的な長さが短くなるので、例えば、図12に示すように、ピン62,68に巻き付けるようにして、全体の長さを調整し、揺動角度を調整するようにしてもよい。
【0034】
以上のように、本実施の形態のロボットハンド1の指駆動機構2は、指部7の折り曲げ運動を第1駆動部10の1個のモータ3で行なわせることができ、指部7の揺動運動を形状記憶合金製の線状部材55,56で行わせることができるので、構造が簡素化し、小型化・軽量化及び低コスト化を図ることができる。
【0035】
また、本実施の形態のロボットハンド1は、上述のような指駆動機構2を備えているため、全体構造が簡素化し、小型化・軽量化及び低コスト化を図ることができる。
【0036】
また、本実施の形態において、一対の形状記憶合金製の線状部材55,56のうちの一方(55)の端部がハウジング11の上部に固定され、一対の形状記憶合金製の線状部材55,56のうちの他方(56)の端部がハウジング11の下部に固定されるようになっているため(図9及び図10参照)、隣り合う指駆動機構2の線状部材55,56同士が干渉しにくく、隣り合う指駆動機構2同士を接近させて配置することができ、ロボットハンド1の小型化が容易になる。
【0037】
尚、ピン61,62は、上側の指支持用骨格部材46と下側の指支持用骨格部材47のいずれに形成してもよい。
【0038】
[第2の実施の形態]
上述の第1の実施の形態のロボットハンド1は、中指(F3)用の指駆動機構2が第2駆動部50を備えていないが、中指(F3)用の指駆動機構2も他の指用の指駆動機構2と同様に第2駆動部50を備えたものを使用するようにしてもよい。すなわち、本実施の形態のロボットハンド1は、5指の全てに折り曲げ可能で且つ揺動可能な指駆動機構2を使用するようにしてもよい。
【0039】
[第3の実施の形態]
上述の第1の実施の形態において、第2駆動部50は、形状記憶合金製の線状部材55,56で構成されているが、これに限られず、図13に示すように、指駆動機構2のハウジング11に取り付けられたワイヤ70をモータ71で巻き上げることにより、ハウジング11を支点としての止めねじ48の周りに揺動させるようにしてもよい。
【0040】
[第4の実施の形態]
図14は、本発明の第4の実施の形態を示すものである。すなわち、この第4の実施の形態に係る指駆動機構2の第2駆動部50は、ハウジング11から左右にそれぞれ突出するアーム72に形状記憶合金製の線状部材55,56の一端を固定するようになっている。尚、本実施の形態は、図11に示す第1の実施の形態の指駆動機構2と同一の構成部分には同一符号を付し、第1の実施の形態と重複することになる説明を省略する。
【0041】
このような構成の指駆動機構2は、第1の実施の形態と同様の作用・効果を奏することができる。また、本実施の形態の指駆動機構2は、形状記憶合金製の線状部材55,56を直線状に配置してあるため、図11の線状部材55,56とピン61,65との摩擦接触に起因する抵抗力の発生がなく、線状部材55,56が円滑に変形にして、止めねじ48,49との接触部位(揺動支点)を中心として円滑に揺動する。
【0042】
[第5の実施の形態]
図15は、本発明の第5の実施の形態を示すものであり、第1の実施の形態に係る指駆動機構2の第2駆動部50の変形例を示すものである。すなわち、本実施の形態の指駆動機構2は、第1の実施の形態における一対の形状記憶合金製の線状部材55,56の一方をバイアスス・プリング73に代えたものであり、形状記憶合金製の線状部材55に通電すると、その線状部材55が発熱し、その線状部材55がバイアス・スプリング73のばね力に抗して収縮し(線長を短くし)、ハウジング11及び指部7を角度αだけ回動させる。一方、この指駆動機構2は、形状記憶合金製の線状部材55への通電を遮断すると、その線状部材55が冷却され、その線状部材55がバイアス・スプリング73のばね力を受けながら元の位置に復帰する。
【0043】
このような構成の本実施の形態は、指駆動機構2の揺動方向が中立位置から一方向(図15の反時計回り方向)のみである点を除き、第1の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。尚、本実施の形態は、図11に示す第1の実施の形態の指駆動機構2と同一の構成部分には同一符号を付し、第1の実施の形態と重複することになる説明を省略する。
【0044】
[第6の実施の形態]
図16は、本発明の第6の実施の形態に係る指駆動機構2の第2駆動部50を示すものである。この図に示す本実施の形態は、上述の第5の実施の形態の変形例を示すものであり、図15に示す形状記憶合金製の線状部材55をワイヤ74とし、そのハウジング11の右側に張り出したワイヤ74をモータ75で巻き上げることにより、ハウジング11及び指部7をバイアス・スプリング73のばね力に抗して角度αだけ回動させるようになっている。尚、モータ75への通電を遮断すると、ハウジング11及び指部7は、バイアス・スプリング73のばね力で元の中立位置に戻る。
【0045】
このような構成の本実施の形態は、上述の第5の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0046】
[第7の実施の形態]
図17は、第1の実施の形態に係るロボットハンド1の節電を図るための態様を例示するものである。すなわち、本実施の形態は、一対の形状記憶合金製の線状部材55,56の一方が通電されることにより、その一方の線状部材が収縮して、ハウジング11が所定角度だけ回動すると、一方の線状部材への通電を遮断してもハウジング11を所定角度だけ回動した位置に保持する姿勢保持手段76を備えている。この姿勢保持手段76は、一対の指支持用骨格部材46,47のいずれか一方に形成された穴77内に収容されており、ハウジング11に形成された略半球状の凹み78に係合する球状のストッパ80と、このストッパ80を常時ハウジング11側に押圧するばね81とからなっている。尚、球状のストッパ80を収容する穴77の開口端は、ストッパ80が穴77から抜け出ないように僅かにかしめられている。
【0047】
ここで、一対の形状記憶合金製の線状部材55,56の一方への通電を遮断した状態において(図11参照)、他方の形状記憶合金製の線状部材に通電し、その他方の線状部材を収縮させることにより、その他方の線状部材が発生する大きな操作力でストッパ80を穴77内に押し込み、ハウジング11の姿勢保持状態を解除する。これにより、ロボットハンド1の通電時間が少なくなり、節電が可能になる。
【0048】
[その他の実施の形態]
尚、上述の第1の実施の形態において、ロボットハンド1の指駆動機構2は、モータ3として直流モータを使用し、指駆動機構2の小型化と低廉化を図るように構成しているが、ステッピングモータを使用して、ロボットハンド1をより高精度に駆動するようにしてもよい。
【0049】
また、上述の第1の実施の形態において、ロボットハンド1の指駆動機構2の指部7が3個の関節からなる態様を例示したが、これに限られず、本発明は、関節が1個から2個又は4個以上の指部を備えたロボットハンド1の指駆動機構2に適用することができる。
【0050】
また、上述の第1の実施の形態において、ロボットハンド1は、指駆動機構2を人間の5指に対応させて設置するようになっているが、これに限られず、例えば、人間の親指(F1),人差し指(F2)及び中指(F3)の3指に対応させて指駆動機構2を設置するようにしてもよく、また、その作業内容に応じて2指や6指等に対応させて指駆動機構2を設置してもよい。
【0051】
また、上述の第1の実施の形態において、指駆動機構2を指支持用骨格部材46,47に対して位置決めし且つ揺動可能に支持する手段は、一対の止めねじ48,49を例示したが、これに限られず、例えば、止めねじ48,49の一方を指支持用骨格部材46,47に直接形成した突起等にしてもよい。
【0052】
【発明の効果】
以上のように本発明に係るロボットハンドの指駆動機構は、指部を揺動させる第2駆動部が、通電時に発熱して線長が短くなる一対の形状記憶合金製の線状部材で構成されているため、モータで指部を揺動させる態様に比較して、全体構造を簡素化することができ、小型化・軽量化及び低コスト化を図ることができる。
【0053】
また、本発明に係るロボットハンドの指駆動機構は、指部を折り曲げさせる第1駆動部が、指部のリンク機構を1個のモータで作動させることができるように構成されているため、指部の複数の関節を複数のモータで動かす態様に比較して、全体構造を簡素化することができ、小型化・軽量化及び低コスト化を図ることができる。
【0054】
また、本発明のロボットハンドは、上述のような指駆動機構を備えているため、指駆動機構を複数のモータで駆動する態様に比較して、全体構造を簡素化することができ、小型化・軽量化及び低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るロボットハンドの指駆動機構を示す図であって、一部を断面して示す平面図である。
【図2】図1のE−E線に沿って切断して示すロボットハンドの指駆動機構の縦断面図である。
【図3】本発明に係るロボットハンドの指駆動機構の作動状態を示す図である。
【図4】図1のB−B線に沿って切断して示すロボットハンドの指駆動機構の断面図である。
【図5】図1のC−C線に沿って切断して示すロボットハンドの指駆動機構の断面図である。
【図6】図1のD−D線に沿って切断して示すロボットハンドの指駆動機構の断面図である。
【図7】左手側のロボットハンドの平面図である。
【図8】図7のF−F線に沿って切断して示す断面図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係る指駆動機構を人間の5指に対応させて配置した図である。
【図10】形状記憶合金製の線状部材の取付部分を示す斜視図である。
【図11】第2駆動部を模式的に表した図である。
【図12】第2駆動部を部分的に拡大して示す斜視図である。
【図13】本発明の第3の実施の形態を示す第2駆動部の模式図である。
【図14】本発明の第4の実施の形態を示す第2駆動部の模式図である。
【図15】本発明の第5の実施の形態を示す第2駆動部の模式図である。
【図16】本発明の第6の実施の形態を示す第2駆動部の模式図である。
【図17】本発明の第7の実施の形態に係る姿勢保持手段を示す断面図である。
【符号の説明】
1……ロボットハンド、2……指駆動機構、3……モータ、4……遊星歯車装置(減速機構部)、5……フェースギヤ、6……平歯車(第2歯車)、7……指部、8……セクタギヤ(第3歯車)、10……第1駆動部、13……出力軸、20……平歯車(第1歯車)、50……第2駆動部、55,56……線状部材

Claims (8)

  1. 人の指の折り曲げに似た動きをする指部と、この指部に折り曲げ運動をさせる第1駆動部と、前記指部に揺動運動をさせる第2駆動部と、を備えたロボットハンドの指駆動機構において、
    前記第2駆動部が、通電時に発熱して線長が短くなる一対の形状記憶合金製の線状部材で構成されており、
    この一対の形状記憶合金製の線状部材のいずれか一方に通電すると、通電された一方の線状部材が縮んで前記指部を一方向に回動させ、
    前記一対の形状記憶合金製の線状部材のいずれか他方に通電すると、通電された他方の線状部材が縮んで前記指部を他方向に回動させることを特徴とするロボットハンドの指駆動機構。
  2. 人の指の折り曲げに似た動きをする指部と、この指部に折り曲げ運動をさせる第1駆動部と、前記指部に揺動運動をさせる第2駆動部と、を備えたロボットハンドの指駆動機構において、
    前記指部がリンク機構で構成され、
    前記第1駆動部が、モータと、このモータの回転を減速しながら前記指部のリンク機構に伝達する複数の歯車と、を備えたことを特徴とするロボットハンドの指駆動機構。
  3. 前記第2駆動部が、通電時に発熱して線長が短くなる一対の形状記憶合金製の線状部材で構成されており、
    この一対の形状記憶合金製の線状部材のいずれか一方に通電すると、通電された一方の線状部材が縮んで前記指部を一方向に回動させ、
    前記一対の形状記憶合金製の線状部材のいずれか他方に通電すると、通電された他方の線状部材が縮んで前記指部を他方向に回動させることを特徴とする請求項2記載のロボットハンドの指駆動機構。
  4. 前記第2駆動部が、通電時に発熱して線長が短くなって前記指部を一方向に回動させる形状記憶合金製の線状部材と、この線状部材の操作方向に対して弾性力を作用するバイアス・スプリングと、を備えたことを特徴とする請求項2記載のロボットハンドの指駆動機構。
  5. 前記第2駆動部が、前記指部を揺動させることができるように前記指部に連繋されたワイヤと、このワイヤを巻き上げて前記指部を揺動させるモータと、を備えたことを特徴とする請求項2記載のロボットハンドの指駆動機構。
  6. 前記第2駆動部が、前記指部を揺動させることができるように前記指部に連繋されたワイヤと、このワイヤを巻き上げて前記指部を一方向に回動させるモータと、前記ワイヤが巻き上げられる際に前記ワイヤを巻き戻す方向に弾性力を作用させるスプリングと、を備えたことを特徴とする請求項2記載のロボットハンドの指駆動機構。
  7. 人間の5指のそれぞれに対応する指駆動機構が指支持用骨格部材に取り付けられてなるロボットハンドにおいて、前記指駆動機構が前記請求項1〜6のいずれか1項に記載の指駆動機構であることを特徴とするロボットハンド。
  8. 人間の5指のそれぞれに対応する指駆動機構が指支持用骨格部材に取り付けられてなるロボットハンドにおいて、
    前記5指のうちの親指用,人差し指用,薬指用及び小指用の各指駆動機構が前記請求項1〜6のいずれか1項に記載の指駆動機構であり、
    前記5指のうちの中指用の指駆動機構が、人の指の折り曲げに似た動きをする指部と、この指部に折り曲げ運動をさせる第1駆動部と、からなることを特徴とするロボットハンド。
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