JP2004105723A - 吸収性製品とその製造方法ならびに吸収性製品の変形部の形成方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 一方向に長い形状を有しており、液体の透過を防止するバックシートと、身体に接触する面側に配置される液体透過性の表面材28と、前記バックシートと前記表面材との間に配置されて前記表面材を透過した液体を吸収して保持する吸収体23,33とを備えていて、製品の短手方向Tの中央領域において、少なくとも、前記吸収体側に固定され、配置方向に関して収縮する力を付与する弾性体45と、前記弾性体の前記収縮作用が働く領域の近傍において、前記吸収体に形成されたスリット46,46とを有する。
【選択図】 図2
Description
このような吸収性製品は、使用者が装着したときに外面となる箇所には、液体不透過性のシート材が適用され、その内側には尿等の液体を吸収するための吸収材が配置され、さらにその内側で使用者の肌と接触する箇所には、液体を透過するシート材が配置されている。
ところが、従来の失禁パッド等の吸収性製品は、複雑な凹凸を有する使用者の下半身の形態に、じゅうぶんに追従して接触することができず、このため、使用者の身体との間に隙間を生じて、排泄物がこの隙間等から漏れるという不都合があった。
このような立体形状を形成するようにした吸収性製品についても種々提案されている(特許文献1参照)。
そして、この発明では、弾性体を用いて使用者の身体の形状に対応した立体形状を形成し、維持するようにされている。すなわち、弾性体は、製品を構成する積層構造のうち、特に吸収体側に固定されることで、主として吸収体に収縮力を作用させて立体形状を作る。この場合、比較的厚みがあり、変形しにくくさらに体液の吸収にともなう影響を受けやすい。吸収体にスリットを形成することで、弾性体の収縮力は、吸収体のスリット部分が曲折するように変形させる変形力として作用するので、立体形状を効果的に形成でき、その形状を維持することができる。特に、製品の短手方向中央領域に弾性体が配置されることにより、使用者の足の付け根の付近における人体の複雑な形状に合わせた形状とすることができる。これにより、身体に動きがあっても、これに追随して変形することができるので、液体等の漏れを確実に防止することができる。
請求項2の構成によれば、弾性体は製品の長さ方向に沿って配置される。そして、弾性体の両側に配置されたスリットの部分で製品を構成する材料に曲折部を生じ、弾性体の収縮力により、この弾性体が固定された部分が効果的に凸状となる。特に弾性体の外側となる両側にスリットを設けたことで、弾性体に付着されたホットメルト等の接着剤の影響を受けないから、確実に変形を促進することができる。
請求項3の構成によれば、スリットが製品の長さ方向に平行ではなく、少なくとも一端側が、前記弾性体から離間するように設けられているので、人体の複雑な形状に対応した形状を構成することができる。また、製造工程において切断用の刃を外周に形成したローラを用いてスリットを形成する場合には、ローラの限られた箇所にだけ力が加わることを回避でき、スリット形成用のローラの損傷を効果的に防止することができる。
請求項4の構成によれば、前記弾性体の収縮力を受けたスリット部分が曲折する際に、変形領域は、弾性体が固定された箇所が突出したゆるやかな曲面となり、このゆるやかな曲面から徐々に下に拡がる形状となることで、弾性体の中央部が突出した形状としやすく、適切な立体形状を形成することができる。
請求項5の構成によれば、線状のゴム等を弾性体として使用する場合と比較して、弾性体が所定幅を有していることで、吸収性製品を身につけた使用者の肌に対して面状に当接できるので、不必要な刺激を与えず、装着の違和感を低減できる。また、線状のゴム等を弾性体として使用する場合より強い収縮力を発揮することで、固定側である吸収体を変形させる十分な力を付与することができる。
請求項6の構成によれば、吸収体が液体の液体拡散性が高い第1の吸収体層と、液体の液体保持性が高い第2の吸収体層の少なくとも2層を備えることで、排泄された液体成分を迅速に吸収して、拡散保持する機能に優れている。そして、第2の吸収体層は、ポリマーシート等で形成された場合には、比較的硬く変形しにくいので、この第2の吸収体層に前記スリットを設けることにより、変形しやすくし、立体形状を確実に形成することができる。
請求項7の構成によれば、弾性体の収縮力が作用して変形させる領域に関して、比較的厚みのある第1の吸収体層を切欠き部により除去することによって、立体形状を形成するための変形をより確実に行うことができる。
請求項8の構成によれば、予め伸長した弾性体を吸収体に貼り付けることで、吸収体に変形力を付与することができる。しかも吸収体にスリットを形成することによって、弾性体による変形力が応力として集中する箇所を形成することができる。
請求項9の構成によれば、予めスリットを形成することで脆弱部を設け、形成されたスリットの近傍に弾性体を貼り付けることで確実に変形を促すことができると共に、弾性体を切断することを防ぐことができる。
請求項10の構成によれば、表面材、吸収体、バックシートを積層、固定することで、表面材から吸収した尿や経血等の成分を吸収体で保持し、バックシートで外側に漏れ出ない構造の吸収性製品を形成することができるが、特に、予め伸長した弾性体を吸収体に貼り付けることで、吸収体に変形力を付与することができる。さらに吸収体にスリットを形成すると、弾性体による変形力が応力として集中する箇所を形成することができ、かくして、着用者の臀部の割れ目に沿って密着する変形部を備えた吸収性製品を得ることができる。
なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
図3に示されているように、失禁パッド20は、使用者の身体に当接する側から、第1の積層体21と、第2の積層体22の複数の積層体を重ねて固定した構造を有している。
第1の積層体21は、使用者の身体に接触するセンター表面材28により、ティシュ27で包まれた吸収体である第1の吸収体層23を覆う構造とされている。
ティッシュ27は、液体等を吸収する柔らかい材質、たとえばパルプ(バージンパルプ、古紙再生パルプ)、レーヨン、コットン、ケナフ、バガス、シルク、親水処理をした繊維(ポリオレフィン系、ポリエステル、アクリル)などを単一又は複合してシート化したものを用いることができる。
ティッシュ27は、第1の吸収層23を覆って、内容物の一部が漏れたり脱落するのを防ぐためのもので、図3及び図4に示すように、短手方向Tにおける中心からずれた部分で重ねて接合されている。これにより、後述する弾性体45の収縮力を妨げないように配置されることになる。
すなわち、サイド表面材29,30は、センター表面材28の長手方向L(図2に方向Lを表示)に沿って、センター表面材28の両側に配置されている。センター表面材28が液体を透過させることができるのに対して、サイド表面材29,30は液体の透過を防止する材質で作られている。
サイド表面材29,30の材質としては、たとえばポリオレフィン系不織布あるいはポリエステル系不織布と薄いプラスチックフィルムとを組み合わせたもの、ポリエステル系不織布等とポリエチレンフィルム等を組み合わせたもの、SM不織布、SMS不織布等が採用できる。
第2の積層体22の中心には、第2の吸収体層33が配置されている。この第2の吸収体層33は、第1の吸収体層23を備える第1の積層体21よりも身体から離間した位置となる外側に配置され、第1の吸収体層23で吸収保持しきれなった液体等を吸収し保持する役割を果たすものである。このため、第2の吸収体層33は吸収した液体の保持性が高く、しかも比較的厚みが薄く嵩張らない形態とされている。この第2の吸収体層22としては、たとえばパルプ単体、もしくは必要によりパルプに吸収材であるポリマーを混合したりパルプにポリマーを散布したりして形成するパルプ吸収体が使用できるが、特に、パルプ等によるシート材間にポリマーを高密度に配置してシート状としたポリマーシート等が好ましい。ここでパルプは、たとえば木材を機械的または化学的に処理して、抽出したセルロース繊維の集合体を、例えば、接着剤等を用いてやや稠密に結合させた厚みの薄いものである。このため、第2の吸収体層33は、第1の吸収体層23と比べると、より硬く、剛性があり、型保持性も高いものである。この時、パルプと共に使用される繊維として、PETやPP単独による繊維、または一方を心材として他方で覆った形態とした繊維等による熱融着性繊維を混合したものを使用して、熱融着させてシート材を形成することにより、湿潤時の強度を高めるよう構成しても良い。
これら股ギャザー不織布32,35の各外側側縁部は、バックシート39の各側縁部と接着されることにより、股ギャザー部31,31とされている。すなわち、各股ギャザー不織布32,35の各外側側縁部とバックシート39の各側縁部との接着部には、それぞれ、例えば、紐状の弾性体15,15を挿通させることにより、立体ギャザー部26と同様に、ギャザー構造とされている。
股ギャザー部31は、立体ギャザー部26と協働して、失禁パッド20の股にあたる短手方向両端部を弾性力で引くことで、使用者の股へのフィット性を高め、使用者の排泄物もしくは液体成分が股部から漏れる事を防ぐ機能を発揮する。
これにより、失禁パッド20を使用する時には、このハクリ紙36を剥離して、ずれ防止用接着部37を露出することにより、このずれ防止用接着部37がたとえば下着等の内面に着脱可能に粘着して貼り付くことにより、失禁パッド20がパンツのような下着に対してずれないように固定することができることになる。なお、バックシート39の長手方向Lの中央領域における両端部を更に延伸させて、その下面に接着部を設け、延伸された部分を折り返して下着の外側面に固定するようにした、所謂ウイング部を設けてもよい。
第2の吸収体層33に設けられるスリット46,46は、一本でもよいが、好ましくは、図示のように2本設けられる。
これにより、弾性体45の収縮力を受けたスリット部分46,46が図1に示すように曲折する際に、変形部51は、図4に表れているように、弾性体45が固定された箇所が、上方に突出したゆるやかな曲面51aとなり、このゆるやかな曲面51aから徐々に下に拡がる形状となることで、型くずれしにくい立体形状を形成することができる。
尚、スリット46,46は、第2の吸収体層33を完全に切断する切れ目である必要はなく、幅の狭い溝状のものや、ミシン目状のもの、その他第2の吸収体層33を完全に切断しない切れ目等で形成してもよい。
ここで、弾性体45としては、例えば、図示するように、主として長さ方向に収縮力を作用させる所定幅のフィルム状弾性体が適している。
このフィルム状弾性体45を図示するように、矢印C,Cの方向に張力をかけた状態で、第2の吸収体層33に、ホットメルト等の接着剤を使用して貼ることで固定する。尚、図5は、説明図であり第2の吸収体層33の形状は実際と同一ではない。
これにより、第2の吸収体層33においては、弾性体45が固定された箇所において、弾性体45は失禁パッド20の長方向Lに関して、矢印D,Dで示す収縮力を作用させ、この力がスリット46,46を上方に折り曲げる変形力として作用する。
しかしながら、このような加工を続けるとローラカッターR1では、刃C1,C1を設けた一部の特定箇所だけに加工の負荷がかかることから、ローラカッターR1が損傷しやすく、交換の費用がかかるだけでなく、しばしば製造ラインを停止しなければならず、生産効率が悪い。
これにより、ローラカッターR2では、限られた箇所にだけ力が加わることを回避でき、スリット形成用のローラカッターR2の損傷を効果的に防止することができる。また、このような2本のスリットが弓型に形成された形状とすることで、幅の狭い中央部が突出した形に変形しやすくなり、身体の形状にフィットしやすい。
さらに、図2に示すように、弾性体45が設けられた位置に対応して、第1の吸収体層23の後端部に切欠き部43が設けられている。このため、弾性体45の収縮力が作用して変形させる領域に関して、比較的厚みのある第1の吸収体層23を切欠き部43により除去することによって、弾性体45による変形が身体側に向かうことを促し、立体形状を形成するための変形をより確実に行うことができる。
すなわち、図8の変形例1においては、弾性体45を挟んで両側の位置に設けた各スリット53,54は、下部が一本で、上部が二本に分かれ、その延長方向も上方にいくに従い外側に開くようにされている。上述したようにスリットは、弾性体45の収縮力を受けて、曲折変形する箇所である。この場合、失禁パッド20を装着した使用者の臀部の外形は、下から上に向かって、ほぼ球面のような立体形状をしていることに対応して、各二本のスリット部が曲折することで、変形部51が、その臀部の曲面により適合するように、より立体的な形態に変形できるようにされている。
図10の変形例3において、弾性体45を挟んで両側の位置に設けた各スリット57,58は、それぞれ図において水平な方向に沿った多数の短いスリットが、失禁パッド20の長手方向に並ぶように形成されている。
これにより、各スリットが曲折することで、弾性体45の収縮による変形を阻害することなく、身体の前後方向の曲面に、特に適合するようにされている。
図12の符号61で示した箇所に、上述した不織布61が固定されている。
そこで、弾性体45をその収縮力に影響が出ない程度に剛性を弱めた薄い不織布61に貼り、さらに面積の大きな不織布61を第2の吸収体層33に貼ることで、弾性体45の収縮力が第2の吸収体層33の小さな面積に集中して、剥がれやすい表面層を剥がしてしまうことを有効に防止することができる。なお、この不織布61にも、第2の吸収体層33と同じスリットを設けてもよい。また、弾性体45を複数の線状ゴムが平行するように設けて配置したり、収縮力がL方向ではなく、短手方向Tの方向に働くように設けて不織布61を配置してもよい。本実施形態の他の作用効果は、第1の実施形態と同じである。
また、糸状とされた複数本の弾性体を平行に不織布上に位置するように配置・接着し、弾性体45を不織布と複数の糸状の弾性体によって構成しても良い。
図14は、例えば図1ないし図4で説明した失禁パッド20を製造する製造工程の一例を示すフローチャートである。
図において、この製造工程では、上層ユニットと下層ユニットとを別々に形成し、後で重ねて固定するようにしている。ここで上層ユニットと下層ユニットは、図3で説明した第1の積層体21と第2の積層体22とほぼ対応するが、相違する点は第1の積層体21に含まれる立体ギャザー部26の構成が上層ユニットには無く、第2の積層体22側である下層ユニットに含まれる点である。以下の説明は図1ないし図4の構造と付された符号を参照しながら説明する。
一方、これとは別にサイドギャザー不織布32となる材料を供給し(ST35)、図3の左右部分に相当するように2分割した(ST36)後で、ST34でカットした上記材料に接着する(ST37)。
次に図4の変形部51を形成する。すなわち、一方向に長い弾性体45をロールでテンションを付与しながら繰り出すようにして供給し(ST51)、ホットメルト接着剤を付与されて、例えばリピッチドラム外周に吸着される。次いで、個々の製品に対応してカット(伸長状態で)され、上記リピッチドラムの機能により、図6で形成したスリット46,46の間の空間に適合するように位置決めされて、第2の吸収体層33もしくは図13で説明した不織布61を介して第2の吸収体層33に貼り付けられる(ST52)。
なお、上記製造工程では、ST33でスリットを形成した後で、ST52で、弾性体を貼り付けているが、弾性体の貼り付け工程をスリットの形成より先に設けてもよい。
上述の実施の形態の吸収性製品の例として失禁パッドを図示しているが、これに限らず失禁パッド以外の吸収性製品、たとえば女性用生理用品や、オムツ等種々の製品に適用することができる。
また、上述の実施形態では、層構造の2層の吸収体の例を説明したが、吸収体は単層でも、あるいは2層より多い多層の吸収体で構成してもよい。
さらに、上述の実施形態では、変形部51を臀部に対応した位置に設けた例を説明したが、長手方向Lにおける中央領域である股間部に変形部51を形成してもよい。
上述の各実施形態の個別の構成は、必要により省略したり、説明しない他の構成と組み合わせてもよい。
Claims (10)
- 一方向に長い形状を有しており、
液体の透過を防止するバックシートと、
身体に接触する面側に配置される液体透過性の表面材と、
前記バックシートと前記表面材との間に配置されて前記表面材を透過した液体を吸収して保持する吸収体と
を備えていて、
製品の短手方向の中央領域において、少なくとも、前記吸収体側に固定され、配置方向に関して収縮する力を付与する弾性体と、
前記弾性体の前記収縮作用が働く領域の近傍において、前記吸収体に形成されたスリットと
を有することを特徴とする、吸収性製品。 - 前記弾性体が、主として前記長手方向に沿って前記収縮力を作用させるように配置されており、前記スリットが、前記弾性体に対して、製品の短手方向の両側に位置するように、それぞれ設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の吸収性製品。
- 前記スリットが、その長さ方向の少なくとも一端側が、前記弾性体から離間するように設けられていることを特徴とする、請求項2に記載の吸収性製品。
- 前記スリットが、前記弾性体の両側にひとつずつ設けられて、互いに対称の形態でなり、各スリットの長さ方向の中央部では互いに近く、中央部から離れるにしたがって互いに離間するように設けられていることを特徴とする、請求項2または3のいずれかに記載の吸収性製品。
- 前記弾性体が、主として長さ方向に収縮力を作用させる所定幅のフィルム状弾性体であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の吸収性製品。
- 前記吸収体は、吸収した液体の液体拡散性が高い第1の吸収体層と、吸収した液体の液体保持性が高い第2の吸収体層を積層して形成されており、前記弾性体が前記第2の吸収体層側に固定されており、かつこの第2の吸収体層に前記スリットが設けられていることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載の吸収性製品。
- 前記弾性体が設けられた位置に対応して、前記第1の吸収体層に切欠き部が設けられていることを特徴とする、請求項6に記載の吸収性製品。
- 吸収性製品に着用者の臀部の割れ目に沿って密着する変形部を形成する方法であって、一方向に長い形状を有しており、液体の透過を防止するバックシートと、身体に接触する面側に配置される液体透過性の表面材と、 前記バックシートと前記表面材との間に配置されて前記表面材を透過した液体を吸収して保持する吸収体とを備えていて、製品の短手方向の中央領域において、少なくとも、前記吸収体側に固定され、配置方向に関して収縮する力を付与する弾性体と、前記弾性体の前記収縮作用が働く領域の近傍において、前記吸収体に形成されたスリットとを有する吸収性製品に、変形部を形成する方法であって、
前記吸収体の幅方向の中央領域に、前記スリットを形成する工程と、前記スリット近傍に、一方向に伸長された前記弾性体を貼り付ける工程とを行って、前記変形部を形成することを特徴とする、吸収性製品の変形部の形成方法。 - 前記吸収体に前記スリットを形成する工程の後で、前記弾性体を貼り付けることを特徴とする請求項8に記載の変形部の形成方法。
- 液体透過性の表面材と、液体の透過を防止するバックシートとをそれぞれ供給し、
前記表面材と前記バックシートとの間に吸収体を供給してこれらの各材料による各層を一体に固定して形成する吸収性製品の製造方法であって、
前記吸収体の幅方向の中央領域に、スリットを形成する工程と、前記スリット近傍に、一方向に伸長された弾性体を貼り付ける工程とを行って、前記変形部を形成することを特徴とする、吸収性製品の製造方法。
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