JP2004103310A - 照明装置、電気光学装置および電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】電気光学装置、及び当該電気光学装置を具備する電子機器に用いられる照明装置において、光源から入射する光の輝度効率を劣化させずに導光パネル周囲の額縁状の領域を減少させる。
【解決手段】電気光学装置の観察面以外に向かう光を前記観察面側に導くために、導光パネルの底面、及び光源からの光の入射面に隣接する二つの側面に反射板を貼着する。
【選択図】 図1
【解決手段】電気光学装置の観察面以外に向かう光を前記観察面側に導くために、導光パネルの底面、及び光源からの光の入射面に隣接する二つの側面に反射板を貼着する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、照明装置、電気光学装置および電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
電気光学装置として、例えば携帯電話などに用いられる液晶表示装置が挙げられるが、液晶表示装置には液晶を背面または側面から照射する照明装置が必要であることはよく知られている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−231144号公報
【0004】
ここで、図9は従来の液晶表示装置の要部構成を例示する平面図であり、図10は図9におけるa−a’線視断面図、図11は図9におけるb―b’線視断面図である。これらの図において、61は対向する一対の基板間に液晶が封入された液晶表示パネルである。当該パネルにおいて、表示情報を取り出す面を観察面とする。63は光源基板で、光源として機能する複数の白色LED64が配設された板状の基板である。62は導光パネルで、光透過性の部材で構成されており、液晶表示パネル61の裏面側にその表面が対向するように配置されている。反射板66は導光パネル62の裏面に配置される。これらがケース65に収容される。
【0005】
以上の構成において、白色LED64から出射し、導光パネル62の側面に入射した光は、導光パネル62内で、反射板66によって当該導光パネルの表面方向に導かれ出射する。出射した光は液晶表示パネル61の裏面を照射し、前記観察面に出射する。
【0006】
一方、白色LED64から出射し導光パネル62に入射する光の中には、液晶表示パネル61側以外に向かう漏出光が存在する。漏出光は液晶表示パネルの照射には寄与しない為に輝度効率を劣化させる原因となる。このため、従来の液晶表示装置では、導光パネル62の側面をケース65で覆い、前記導光パネル62に入射されない光と、入射しても前記液晶表示パネル側に向かわない光を反射させていた。かかる構成によれば、白色LED64から出射する光は導光パネル62の中で反射を繰り返し、結果的に前記液晶表示パネル側へ導かれ輝度効率をあげることができる。また、ケース65は反射効率に優れる点から白色とするのが一般的である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、上記のように光の漏出を防ぐ手段としてケース65を用いた場合、導光パネル62の周囲を額縁のようにケースが覆い、その縁の厚みの為に近年の携帯電子機器の小型化要求に応える事が困難になっていた。
【0008】
この発明は、以上説明した事情に鑑みてなされたものであり、導光パネルからの光の漏出を有効に防止でき、且つ導光パネル側面を覆うケースの一部を除去することができる照明装置、およびそれを用いた電気光学装置、電子機器を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る照明装置は、光透過性を有する部材で形成される柱体の一面が光を出射する出射面を有する導光パネルと、前記導光パネルの側面に光を照射する光源と、前記出射面と対向する面に面して設けられ、前記光源からの光を反射する第一反射板と、前記導光パネルの側面であって前記光源からの光が照射される照射面以外の部分に設けられる第二反射板と、を具備することを特徴としている。
【0010】
かかる照明装置によれば、光源から導光パネルに入射し、前記導光パネルの側面から漏出する光は、当該側面に任意に配設された第二反射板によって導光パネル内に戻され、反射を繰り返しながら最終的に電気光学装置の観察面の裏面へと出射される。従って反射板によって覆われた側面はケースが不要となる。また反射板はケースと比較して十分に薄いため全体を小型化することができる。
【0011】
また、前記第二反射板が前記導光パネルの側面であって前記光源照射面を除く全面を覆う構成とすれば、より全体を小型化することができる。
【0012】
【発明の実施形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
【0013】
<A:実施形態の構成>
図1は本発明の一実施形態に係る液晶表示装置の分解斜視図である。同図に示すように、この液晶表示装置は、液晶表示パネル10、導光パネル20,光源基板30及びケース40から構成される。なお、実際には液晶表示パネル10を駆動するためのICチップ等が実装されたフレキシブル基板が、液晶表示パネル10の縁端部から導光パネル20の前記液晶表示パネルと反対側、即ち導光パネル20の裏面にかけて配設されるが、図1では省略する。また、液晶表示パネル10は一対の基板101及び102と、両基板間に封止された液晶を含んで構成されるが、本件と直接の関係がない為詳細の図示及び説明は省略する。
【0014】
光源基板30は、偏平な直方体形状を有し、図中手前側の側面には複数の白色LED(発光ダイオード)31が配設されている。この光源基板30として、例えばフレキシブル基板を用いることができる。この白色LED31は、導光パネル20の側面に光を照射するための光源として使用される。
【0015】
導光パネル20は、光透過性の板状の部材で形成され、その側面に入射された光を液晶表示パネル10側に導く。この導光パネル20は、液晶表示パネル10の裏面側に重ね合わされるように配置される。この導光パネル20の液晶表示パネルと対向する面および入射面に隣接する2つの側面には、反射板21がこれらの3つの面の全域を覆うように貼着されている。なお、反射板21は、各面毎に個別に貼着しても、3面を一体として覆うように形成して貼着してもよい。導光パネル20のその他の面には導光パネル20からの出射光を液晶表示パネル10に対して一様に拡散させる拡散板や集光効率を上げるための集光板等が貼付されるが、図面の煩雑化を防ぐため図示を省略する。
【0016】
また、導光パネル20の側面のうち、入射面とそれに対向する面には、幅方向に離間して2つの突起22が設けられている。
【0017】
ケース40はプラスチック等からなり、導光パネル20、光源基板30および液晶表示パネル10を収容する。ケース40は、平板状の基台401とその両側端部から上方に延びる側壁部401a,401bから成っており、側壁部401aと401bは各々対向する側に段差が設けられている。段差を構成する平面402a,402bには液晶表示パネル10が載置される。また、側壁部401aの下部には、側壁部401b側に開口した空洞部404が設けられ、この空洞部404に光源基板30が収納できるようになっている。
【0018】
ここで図2は、光源基板30と導光パネル20とがケース40に収容された状態を観察側からみた平面図であり、図3は図2におけるA−A’線視断面図、図4は図2におけるB−B’線視断面図である。これらの図に示すように、前記光源基板30は、前記空洞部404内の、平面412bと対向する面に両面テープ等で固定される。
【0019】
一方、導光パネル20は、その側面が白色LED31と対向した状態でケースに固定される。具体的には図1及び図4に示されるように、ケース40の側壁401a、401bの下部に、幅方向に一定距離を隔てて2つの孔422が形成されており、導光パネル20の側面に形成された突起22が各孔422に係合した状態で固定される。
【0020】
液晶表示パネル10は、ケース40の平面402a、402bに、基板102が導光パネル20の表面に対向した状態で固着される。この液晶表示パネルの固着には、ここでは両面テープを用いている。
【0021】
以上の構成において、白色LED31から出射して導光パネル20の側面に入射した光は、当該導光パネルによって液晶表示パネル10側に導かれ、当該液晶表示パネルを透過して観察面に出射する。
【0022】
一方、前記側面に入射する光の中には、液晶表示パネル10側に向かうことなく、当該導光パネルの他の側面または裏面に向かう漏出光も存在する。それらの光は導光パネル20に貼着された反射板21によって反射され、液晶表示パネル10側に導かれる。ここで、導光パネル20の光の入射面と隣接する側面に反射板21を貼着せず、ケース40を拡張して当該側面を覆い、漏出光を反射させる場合、図9におけるxの幅を持つ領域が余分に必要となる。その結果ケース40は導光パネルの周囲に額縁上の領域を形成し、液晶表示装置の小型化を困難にしていた。本実施形態によれば、図2に示すように光源基板と対向する2面以外の側面を覆うケースを除去でき、液晶表示装置の小型化の要求に応えることができる。
【0023】
<B:反射板の貼着方法>
図5は、本発明の実施に係る反射板の貼着方法の一例を示している。反射板貼着治具60(以下『治具60』と表記する。)は、金属製の直方体で上面が凹型形状に陥没しており、前記凹型形状を形成する面が602、603、604である。面603は前記凹型形状の底面であり、導光パネル20の表面と等しい面積を持つ。また治具60の前記上面であって前記凹型形状に陥没していない面が601、605である。
【0024】
導光パネル20の、反射板を貼着する3面には予め両面テープ61を任意の枚数貼着しておく。反射板21は、治具60の凹型面上、平面601、605に支持される形で平面601、605の全面を覆うように配置する。その上で導光パネル20を、反射板21上であって平面601、605に支持されていない面に配置する。上記の準備が整ったら、導光パネル20の表面を、均一の圧力を持って面603の方向に押し込む。
【0025】
上記製造方法により、導光パネル20の裏面、及び光の入射面に接する側面の計3面全域を覆うように、一枚からなる反射板21が貼着される。尚、上記製造方法では説明の煩雑化を防ぐために、反射板21及び両面テープ61の厚みは無視できるものとした。
【0026】
本製造方法によれば、一枚からなる反射板21を成型して貼着するため、分離している反射板を各貼着面に個別に貼着する方法と比して、手順を簡素化する事が出来る。
【0027】
<C:変形例>
前記実施形態では、本発明に係る電気光学装置の一例として液晶表示装置を挙げたが、その他にも電気泳動装置などがその例として挙げられる。
【0028】
また前記実施形態では、本発明に係る照明装置を液晶表示パネルの背面照射用としたが、前記照明装置単独でも使用可能である。また、導光パネル20の形状は直方体に限らず例えば、円柱形状であってもよく、反射板21は導光パネル20の光の入射面を除く側面全てを覆っても前記照明装置を構成することができる。
【0029】
図6は前記円柱形状の導光パネルを説明しており、例え円柱形状であっても同図に示すように側面の任意の領域に反射板を貼着すれば、前記実施形態における直方体形状の導光パネルと同等の機能を有する。
【0030】
<D:電子機器>
次に、上記実施形態に係る液晶表示装置を用いた電子機器について説明する。
【0031】
(1)モバイル型コンピュータ
図7は本発明の一実施形態に係る液晶表示装置を表示部に利用した可搬型パーソナルコンピュータ(いわゆるノート型パソコン)の斜視図である。同図に示すように、パーソナルコンピュータは91は、キーボード911を備えた本体部912と、本発明の一実施形態に係る液晶表示装置を適用した表示部913とを備えている。
【0032】
(2)携帯電話機
図8は、上記実施形態に係る液晶表示装置を用いた電子機器の一例たる携帯電話機の構成を例示する斜視図である。同図において、携帯電話機92は複数の操作ボタン921のほか、受話口922、送話口923とともに、上述した液晶表示装置924(図8においては液晶表示パネル10のみが図示されている。)を備えるものである。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る照明装置は、ケースの一部が不要となり、当該照明装置を用いた各種表示装置の小型化、ひいては当該表示装置を用いた各種電子機器の小型化を図ることが出来るという効果を持つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る液晶表示装置の構成を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る液晶表示装置における光源近傍の構成を示す平面図である。
【図3】図2におけるA−A’線視断面図である。
【図4】図2におけるB−B’線視断面図である。
【図5】本発明の実施形態に係る反射板の貼着方法を示す図である。
【図6】本発明の実施形態における変形例である円柱形状の導光パネルを示す図である。
【図7】本発明の一実施形態に係る液晶表示装置を用いた電子機器の一例であり、モバイル型コンピュータの構成を示す分解斜視図である。
【図8】本発明の一実施形態に係る液晶表示装置を用いた電子機器の一例であり、携帯電話機の構成を示す分解斜視図である。
【図9】従来の液晶表示装置における光源近傍の構成を示す平面図である。
【図10】図9におけるa−a’線視断面図である。
【図11】図9におけるb−b’線視断面図である。
【符号の説明】
10・・・液晶表示パネル、101、102・・・基板、20・・・導光パネル、21・・・反射板、22・・・突起、30・・・光源基板、31・・・白色LED、40・・・ケース、401,401(a),401(b),402(a),402(b),412(a),412(b),404・・・ケース上の領域、422・・・孔、60・・・反射板貼着治具、61・・・両面テープ、91・・・パーソナルコンピュータ(電子機器)、92・・・携帯電話機(電子機器)。
【発明の属する技術分野】
本発明は、照明装置、電気光学装置および電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
電気光学装置として、例えば携帯電話などに用いられる液晶表示装置が挙げられるが、液晶表示装置には液晶を背面または側面から照射する照明装置が必要であることはよく知られている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−231144号公報
【0004】
ここで、図9は従来の液晶表示装置の要部構成を例示する平面図であり、図10は図9におけるa−a’線視断面図、図11は図9におけるb―b’線視断面図である。これらの図において、61は対向する一対の基板間に液晶が封入された液晶表示パネルである。当該パネルにおいて、表示情報を取り出す面を観察面とする。63は光源基板で、光源として機能する複数の白色LED64が配設された板状の基板である。62は導光パネルで、光透過性の部材で構成されており、液晶表示パネル61の裏面側にその表面が対向するように配置されている。反射板66は導光パネル62の裏面に配置される。これらがケース65に収容される。
【0005】
以上の構成において、白色LED64から出射し、導光パネル62の側面に入射した光は、導光パネル62内で、反射板66によって当該導光パネルの表面方向に導かれ出射する。出射した光は液晶表示パネル61の裏面を照射し、前記観察面に出射する。
【0006】
一方、白色LED64から出射し導光パネル62に入射する光の中には、液晶表示パネル61側以外に向かう漏出光が存在する。漏出光は液晶表示パネルの照射には寄与しない為に輝度効率を劣化させる原因となる。このため、従来の液晶表示装置では、導光パネル62の側面をケース65で覆い、前記導光パネル62に入射されない光と、入射しても前記液晶表示パネル側に向かわない光を反射させていた。かかる構成によれば、白色LED64から出射する光は導光パネル62の中で反射を繰り返し、結果的に前記液晶表示パネル側へ導かれ輝度効率をあげることができる。また、ケース65は反射効率に優れる点から白色とするのが一般的である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、上記のように光の漏出を防ぐ手段としてケース65を用いた場合、導光パネル62の周囲を額縁のようにケースが覆い、その縁の厚みの為に近年の携帯電子機器の小型化要求に応える事が困難になっていた。
【0008】
この発明は、以上説明した事情に鑑みてなされたものであり、導光パネルからの光の漏出を有効に防止でき、且つ導光パネル側面を覆うケースの一部を除去することができる照明装置、およびそれを用いた電気光学装置、電子機器を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る照明装置は、光透過性を有する部材で形成される柱体の一面が光を出射する出射面を有する導光パネルと、前記導光パネルの側面に光を照射する光源と、前記出射面と対向する面に面して設けられ、前記光源からの光を反射する第一反射板と、前記導光パネルの側面であって前記光源からの光が照射される照射面以外の部分に設けられる第二反射板と、を具備することを特徴としている。
【0010】
かかる照明装置によれば、光源から導光パネルに入射し、前記導光パネルの側面から漏出する光は、当該側面に任意に配設された第二反射板によって導光パネル内に戻され、反射を繰り返しながら最終的に電気光学装置の観察面の裏面へと出射される。従って反射板によって覆われた側面はケースが不要となる。また反射板はケースと比較して十分に薄いため全体を小型化することができる。
【0011】
また、前記第二反射板が前記導光パネルの側面であって前記光源照射面を除く全面を覆う構成とすれば、より全体を小型化することができる。
【0012】
【発明の実施形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
【0013】
<A:実施形態の構成>
図1は本発明の一実施形態に係る液晶表示装置の分解斜視図である。同図に示すように、この液晶表示装置は、液晶表示パネル10、導光パネル20,光源基板30及びケース40から構成される。なお、実際には液晶表示パネル10を駆動するためのICチップ等が実装されたフレキシブル基板が、液晶表示パネル10の縁端部から導光パネル20の前記液晶表示パネルと反対側、即ち導光パネル20の裏面にかけて配設されるが、図1では省略する。また、液晶表示パネル10は一対の基板101及び102と、両基板間に封止された液晶を含んで構成されるが、本件と直接の関係がない為詳細の図示及び説明は省略する。
【0014】
光源基板30は、偏平な直方体形状を有し、図中手前側の側面には複数の白色LED(発光ダイオード)31が配設されている。この光源基板30として、例えばフレキシブル基板を用いることができる。この白色LED31は、導光パネル20の側面に光を照射するための光源として使用される。
【0015】
導光パネル20は、光透過性の板状の部材で形成され、その側面に入射された光を液晶表示パネル10側に導く。この導光パネル20は、液晶表示パネル10の裏面側に重ね合わされるように配置される。この導光パネル20の液晶表示パネルと対向する面および入射面に隣接する2つの側面には、反射板21がこれらの3つの面の全域を覆うように貼着されている。なお、反射板21は、各面毎に個別に貼着しても、3面を一体として覆うように形成して貼着してもよい。導光パネル20のその他の面には導光パネル20からの出射光を液晶表示パネル10に対して一様に拡散させる拡散板や集光効率を上げるための集光板等が貼付されるが、図面の煩雑化を防ぐため図示を省略する。
【0016】
また、導光パネル20の側面のうち、入射面とそれに対向する面には、幅方向に離間して2つの突起22が設けられている。
【0017】
ケース40はプラスチック等からなり、導光パネル20、光源基板30および液晶表示パネル10を収容する。ケース40は、平板状の基台401とその両側端部から上方に延びる側壁部401a,401bから成っており、側壁部401aと401bは各々対向する側に段差が設けられている。段差を構成する平面402a,402bには液晶表示パネル10が載置される。また、側壁部401aの下部には、側壁部401b側に開口した空洞部404が設けられ、この空洞部404に光源基板30が収納できるようになっている。
【0018】
ここで図2は、光源基板30と導光パネル20とがケース40に収容された状態を観察側からみた平面図であり、図3は図2におけるA−A’線視断面図、図4は図2におけるB−B’線視断面図である。これらの図に示すように、前記光源基板30は、前記空洞部404内の、平面412bと対向する面に両面テープ等で固定される。
【0019】
一方、導光パネル20は、その側面が白色LED31と対向した状態でケースに固定される。具体的には図1及び図4に示されるように、ケース40の側壁401a、401bの下部に、幅方向に一定距離を隔てて2つの孔422が形成されており、導光パネル20の側面に形成された突起22が各孔422に係合した状態で固定される。
【0020】
液晶表示パネル10は、ケース40の平面402a、402bに、基板102が導光パネル20の表面に対向した状態で固着される。この液晶表示パネルの固着には、ここでは両面テープを用いている。
【0021】
以上の構成において、白色LED31から出射して導光パネル20の側面に入射した光は、当該導光パネルによって液晶表示パネル10側に導かれ、当該液晶表示パネルを透過して観察面に出射する。
【0022】
一方、前記側面に入射する光の中には、液晶表示パネル10側に向かうことなく、当該導光パネルの他の側面または裏面に向かう漏出光も存在する。それらの光は導光パネル20に貼着された反射板21によって反射され、液晶表示パネル10側に導かれる。ここで、導光パネル20の光の入射面と隣接する側面に反射板21を貼着せず、ケース40を拡張して当該側面を覆い、漏出光を反射させる場合、図9におけるxの幅を持つ領域が余分に必要となる。その結果ケース40は導光パネルの周囲に額縁上の領域を形成し、液晶表示装置の小型化を困難にしていた。本実施形態によれば、図2に示すように光源基板と対向する2面以外の側面を覆うケースを除去でき、液晶表示装置の小型化の要求に応えることができる。
【0023】
<B:反射板の貼着方法>
図5は、本発明の実施に係る反射板の貼着方法の一例を示している。反射板貼着治具60(以下『治具60』と表記する。)は、金属製の直方体で上面が凹型形状に陥没しており、前記凹型形状を形成する面が602、603、604である。面603は前記凹型形状の底面であり、導光パネル20の表面と等しい面積を持つ。また治具60の前記上面であって前記凹型形状に陥没していない面が601、605である。
【0024】
導光パネル20の、反射板を貼着する3面には予め両面テープ61を任意の枚数貼着しておく。反射板21は、治具60の凹型面上、平面601、605に支持される形で平面601、605の全面を覆うように配置する。その上で導光パネル20を、反射板21上であって平面601、605に支持されていない面に配置する。上記の準備が整ったら、導光パネル20の表面を、均一の圧力を持って面603の方向に押し込む。
【0025】
上記製造方法により、導光パネル20の裏面、及び光の入射面に接する側面の計3面全域を覆うように、一枚からなる反射板21が貼着される。尚、上記製造方法では説明の煩雑化を防ぐために、反射板21及び両面テープ61の厚みは無視できるものとした。
【0026】
本製造方法によれば、一枚からなる反射板21を成型して貼着するため、分離している反射板を各貼着面に個別に貼着する方法と比して、手順を簡素化する事が出来る。
【0027】
<C:変形例>
前記実施形態では、本発明に係る電気光学装置の一例として液晶表示装置を挙げたが、その他にも電気泳動装置などがその例として挙げられる。
【0028】
また前記実施形態では、本発明に係る照明装置を液晶表示パネルの背面照射用としたが、前記照明装置単独でも使用可能である。また、導光パネル20の形状は直方体に限らず例えば、円柱形状であってもよく、反射板21は導光パネル20の光の入射面を除く側面全てを覆っても前記照明装置を構成することができる。
【0029】
図6は前記円柱形状の導光パネルを説明しており、例え円柱形状であっても同図に示すように側面の任意の領域に反射板を貼着すれば、前記実施形態における直方体形状の導光パネルと同等の機能を有する。
【0030】
<D:電子機器>
次に、上記実施形態に係る液晶表示装置を用いた電子機器について説明する。
【0031】
(1)モバイル型コンピュータ
図7は本発明の一実施形態に係る液晶表示装置を表示部に利用した可搬型パーソナルコンピュータ(いわゆるノート型パソコン)の斜視図である。同図に示すように、パーソナルコンピュータは91は、キーボード911を備えた本体部912と、本発明の一実施形態に係る液晶表示装置を適用した表示部913とを備えている。
【0032】
(2)携帯電話機
図8は、上記実施形態に係る液晶表示装置を用いた電子機器の一例たる携帯電話機の構成を例示する斜視図である。同図において、携帯電話機92は複数の操作ボタン921のほか、受話口922、送話口923とともに、上述した液晶表示装置924(図8においては液晶表示パネル10のみが図示されている。)を備えるものである。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る照明装置は、ケースの一部が不要となり、当該照明装置を用いた各種表示装置の小型化、ひいては当該表示装置を用いた各種電子機器の小型化を図ることが出来るという効果を持つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る液晶表示装置の構成を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る液晶表示装置における光源近傍の構成を示す平面図である。
【図3】図2におけるA−A’線視断面図である。
【図4】図2におけるB−B’線視断面図である。
【図5】本発明の実施形態に係る反射板の貼着方法を示す図である。
【図6】本発明の実施形態における変形例である円柱形状の導光パネルを示す図である。
【図7】本発明の一実施形態に係る液晶表示装置を用いた電子機器の一例であり、モバイル型コンピュータの構成を示す分解斜視図である。
【図8】本発明の一実施形態に係る液晶表示装置を用いた電子機器の一例であり、携帯電話機の構成を示す分解斜視図である。
【図9】従来の液晶表示装置における光源近傍の構成を示す平面図である。
【図10】図9におけるa−a’線視断面図である。
【図11】図9におけるb−b’線視断面図である。
【符号の説明】
10・・・液晶表示パネル、101、102・・・基板、20・・・導光パネル、21・・・反射板、22・・・突起、30・・・光源基板、31・・・白色LED、40・・・ケース、401,401(a),401(b),402(a),402(b),412(a),412(b),404・・・ケース上の領域、422・・・孔、60・・・反射板貼着治具、61・・・両面テープ、91・・・パーソナルコンピュータ(電子機器)、92・・・携帯電話機(電子機器)。
Claims (4)
- 光透過性を有する部材で形成される柱体の一面が光を出射する出射面を有する導光パネルと、
前記導光パネルの側面に光を照射する光源と、
前記出射面と対向する面に面して設けられ、前記光源からの光を反射する第一反射板と、
前記導光パネルの側面であって前記光源からの光が照射される照射面以外の部分に設けられる第二反射板と、
を具備することを特徴とする照明装置。 - 前記第二反射板は、前記照射面以外の全域にわたって設けられることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
- 一対の基板間に電気光学物質を挟持してなる電気光学パネルの背面に、請求項1または2記載の照明装置を対向配置したことを特徴とする電気光学装置。
- 請求項3記載の電気光学装置を具備することを特徴とする電子機器。
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