JP2004102212A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2004102212A JP2002335646A JP2002335646A JP2004102212A JP 2004102212 A JP2004102212 A JP 2004102212A JP 2002335646 A JP2002335646 A JP 2002335646A JP 2002335646 A JP2002335646 A JP 2002335646A JP 2004102212 A JP2004102212 A JP 2004102212A
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Hideo Nakagawa
中川 日出男
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

【課題】本発明は内部温度を適切に制御して、画像品質の良好な画像形成装置を提供する。
【解決手段】フルカラー画像形成装置は、現像器5M〜5K内に温湿度計37が配設されており、当該温湿度計37によりトナー温度と湿度を同時に検出する。そして、フルカラー画像形成装置は、当該検出した温度に基づいてファン22の駆動電流を調整して機内温度を制御し、また、湿度に応じて現像ブレード52の圧を変更して、画像の異常に対して対処する。
【選択図】     図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に関し、詳細には、内部温湿度を適切に制御して、画像品質の良好な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
プリンタや複写機等の画像形成装置においては、処理速度が速いことから、近時、電子写真方式の画像形成装置が普及してきている。この電子写真方式の画像形成装置は、感光体等の潜像担持体上に画像データに基づいて静電潜像を形成し、この潜像担持体上の静電潜像を現像部で、トナーを付与して、静電潜像を現像してトナー像を形成する。画像形成装置は、この潜像担持体上のトナー像を転写紙に転写した後、定着させて、画像形成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、電子写真方式の画像形成装置にあっては、現像部の周囲や内部の温度が上昇すると、トナーの温度も上昇し、トナー同士またはトナー自体が凝固、凝着して、トナーの大きさの均一性が損なわれる。トナーの大きさの均一性が損なわれると、正常に現像動作が行なわず、トナーの濃度にバラツキが発生して、ボソツキ画像となったり、画像にスジが発生したり、また、トナーが現像部(潜像担持体との接触面)から落下して画像形成装置内部にトナーが飛散するという問題が発生する。
【0004】
特に、1成分現像方式の画像形成装置では、潜像担持体上の静電潜像を現像する現像手段の周囲の温度や画像形成装置本体内部の温度が上昇すると、現像手段内のトナーの温度も上昇して、トナー同士またはそれ自体が凝固、凝着し、トナーの大きさの均一性が損なわれて、画像品質が劣化する。
【0005】
このような問題に対しては、画像形成装置内の温度を防止するか、温度が上昇した場合には、現像部内、正確には、トナー自体の温度を把握して、トナーが凝固する温度に達する前に現像部の温度を下げたり、現像条件を変更することで、適切に対応することができる。
【0006】
そこで、請求項1記載の発明は、潜像を担持する潜像担持体上に露光形成手段で静電潜像を形成し、当該潜像担持体上の像を現像手段で現像して、当該現像された像を、搬送手段で搬送される転写手段に転写し、当該転写手段上の像を転写紙に転写して画像を形成するに際して、トナーを均一に潜像担持体に付着させるために現像手段が有する回転ローラの温度を計測する手段と、トナーの温度を計測する手段と、を設け、これら計測手段により得た温度によって装置本体内温度を制御することにより、トナーの温度を正確に把握することでトナーを均一に潜像担持体に付着させ、異常画像、機械異常を防ぐことのできる画像形成装置を提供することを目的としている。
【0007】
請求項2記載の発明は、現像手段内の湿度を測定する手段を設けることにより、現像手段内の温度と湿度を把握し、一層正確に異常画像、機械異常を防ぐことのできる画像形成装置を提供することを目的としている。
【0008】
請求項3記載の発明は、現像手段内にトナーの温度を測定する手段と湿度を測定する手段とを配することにより、トナーの温度と湿度を正確に把握し、より一層正確に異常画像、機械異常を防ぐことのできる画像形成装置を提供することを目的としている。
【0009】
請求項4記載の発明は、現像手段内のトナーの温度を測定する手段と湿度を測定する手段として、温湿度計を用いることにより、安価にトナーの温度と湿度を正確に把握し、より一層正確にかつ安価に異常画像、機械異常を防ぐことのできる画像形成装置を提供することを目的としている。
【0010】
請求項5記載の発明は、帯電手段で一様に帯電された潜像担持体上に光書込手段で静電潜像を形成し、当該潜像担持体に現像手段でトナーを供給して当該潜像担持体上の静電潜像を現像してトナー画像を形成するに際して、現像手段内の少なくとも上下位置の温度を温度検出手段で検出し、当該温度検出結果に基づいて装置内温度を制御することにより、現像手段内の温度差が最もあると考えられる現像手段内上部と下部の温度を検出して、現像手段内のトナーの温度を正確に把握して、トナーが凝固する温度に達する前に現像手段の温度を下げたり、現像条件の変更をして温度制御し、トナーの凝固、凝着、飛散を防止して、画像品質を向上させるとともに、機器の異常を未然に防止する画像形成装置を提供することを目的としている。
【0011】
請求項6記載の発明は、現像手段として、潜像担持体にトナーを供給する所定の期間のみ当該潜像担持体方向に移動して当該潜像担持体にトナーを供給する複数の色のトナーを潜像担持体上に順次供給してカラートナー画像を形成する複数の現像手段が所定方向に並んで配設されたものとし、温度検出手段を当該各現像手段に設け、当該温度検出手段の検出結果に基づいて、各現像手段を個別に潜像担持体方向に移動させて当該現像手段の温度を制御することにより、各色の現像手段のトナーの温度をそれぞれ適切に制御し、トナーの凝固、凝着、飛散をより一層適切に防止して、カラー画像の画像品質をより一層向上させるとともに、機器の異常を未然に防止する画像形成装置を提供することを目的としている。
【0012】
請求項7記載の発明は、現像手段の移動を非画像形成時に行うことにより、非画像形成時に適切にトナーの温度上昇を回避し、トナーの凝固、凝着、飛散をより一層適切に防止して、画像品質をより一層向上させるとともに、機器の異常を未然に防止する画像形成装置を提供することを目的としている。
【0013】
請求項8記載の発明は、現像手段の移動時に、帯電手段による潜像担持体への帯電動作を行うことにより、温度制御時の現像手段の潜像担持体方向への移動に伴う潜像担持体へのトナーの付着を防止し、トナーの凝固、凝着、飛散をより一層適切に防止して、画像品質をより一層向上させるとともに、機器の異常を未然に防止する画像形成装置を提供することを目的としている。
【0014】
請求項9記載の発明は、帯電手段で一様に帯電された潜像担持体上に光書込手段で静電潜像を形成し、当該潜像担持体に現像手段のトナーの付着している現像ローラを回転させてトナーを供給して当該潜像担持体上の静電潜像を現像してトナー画像を形成するに際して、現像手段内の温度を温度検出手段で検出し、当該温度検出結果に基づいて、現像手段の現像ローラを潜像担持体から離すとともに、トナーを付着させた状態で回転駆動させることにより、現像ローラ上のトナーを、潜像担持体にトナーを付着させることなく、外気にさらして冷却して、適切にトナーの温度低下させ、トナーの凝固、凝着、飛散を適切に防止して、画像品質を向上させるとともに、機器の異常を未然に防止する画像形成装置を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の画像形成装置は、潜像を担持する潜像担持体を有し、該潜像担持体上に静電潜像を形成する露光形成手段と、前記潜像担持体上の像を現像する現像手段と、該現像手段により現像された像を転写される転写手段と、該転写手段を搬送する搬送手段とを備え、前記転写手段上の像を転写紙に転写することで画像を形成する画像形成装置において、トナーを均一に前記潜像担持体に付着させるために前記現像手段が有する回転ローラの温度を計測する手段と、前記トナーの温度を計測する手段と、これら計測手段により得た温度によって装置本体内温度を制御する手段を有することにより、上記目的を達成している。
【0016】
上記構成によれば、潜像を担持する潜像担持体上に露光形成手段で静電潜像を形成し、当該潜像担持体上の像を現像手段で現像して、当該現像された像を、搬送手段で搬送される転写手段に転写し、当該転写手段上の像を転写紙に転写して画像を形成するに際して、トナーを均一に潜像担持体に付着させるために現像手段が有する回転ローラの温度を計測する手段と、トナーの温度を計測する手段と、を設け、これら計測手段により得た温度によって装置本体内温度を制御するので、トナーの温度を正確に把握することでトナーを均一に潜像担持体に付着させることができ、異常画像、機械異常を防ぐことができる。
【0017】
この場合、例えば、請求項2に記載するように、請求項1の画像形成装置において、前記現像手段内の湿度を測定する手段を有していてもよい。
【0018】
上記構成によれば、現像手段内の湿度を測定する手段を設けているので、現像手段内の温度と湿度を把握することができ、一層正確に異常画像、機械異常を防ぐことができる。
【0019】
また、例えば、請求項3に記載するように、請求項2の画像形成装置において、前記現像手段内に前記トナーの温度を測定する手段と湿度を測定する手段とを配してなるものであってもよい。
【0020】
上記構成によれば、現像手段内にトナーの温度を測定する手段と湿度を測定する手段とを配しているので、トナーの温度と湿度を正確に把握することができ、より一層正確に異常画像、機械異常を防ぐことができる。
【0021】
さらに、例えば、請求項4に記載するように、請求項3の画像形成装置において、前記現像手段内のトナーの温度を測定する手段と湿度を測定する手段とが温湿度計であってもよい。
【0022】
上記構成によれば、現像手段内のトナーの温度を測定する手段と湿度を測定する手段として、温湿度計を用いているので、安価にトナーの温度と湿度を正確に把握することができ、より一層正確にかつ安価に異常画像、機械異常を防ぐことができる。
【0023】
請求項5記載の発明の画像形成装置は、帯電手段で一様に帯電された潜像担持体上に光書込手段で静電潜像を形成し、当該潜像担持体に現像手段でトナーを供給して当該潜像担持体上の静電潜像を現像してトナー画像を形成する画像形成装置において、前記現像手段内の少なくとも上下位置の温度を温度検出手段で検出し、当該温度検出結果に基づいて装置内温度を制御することにより、上記目的を達成している。
【0024】
上記構成によれば、帯電手段で一様に帯電された潜像担持体上に光書込手段で静電潜像を形成し、当該潜像担持体に現像手段でトナーを供給して当該潜像担持体上の静電潜像を現像してトナー画像を形成するに際して、現像手段内の少なくとも上下位置の温度を温度検出手段で検出し、当該温度検出結果に基づいて装置内温度を制御するので、現像手段内の温度差が最もあると考えられる現像手段内上部と下部の温度を検出して、現像手段内のトナーの温度を正確に把握して、トナーが凝固する温度に達する前に現像手段の温度を下げたり、現像条件の変更をして温度制御することができ、トナーの凝固、凝着、飛散を防止して、画像品質を向上させることができるとともに、機器の異常を未然に防止することができる。
【0025】
請求項5の場合、例えば、請求項6に記載するように、前記画像形成装置は、前記現像手段として、複数の色のトナーを前記潜像担持体上に順次供給してカラートナー画像を形成する複数の現像手段が所定方向に並んで配設され、当該複数の各現像手段を、前記潜像担持体にトナーを供給する所定の期間のみ当該潜像担持体方向に移動して当該潜像担持体にトナーを供給する画像形成装置であって、前記温度検出手段が当該各現像手段に設けられ、当該温度検出手段の検出結果に基づいて、前記各現像手段を個別に前記潜像担持体方向に移動させて当該現像手段の温度を制御するものであってもよい。
【0026】
上記構成によれば、現像手段として、潜像担持体にトナーを供給する所定の期間のみ当該潜像担持体方向に移動して当該潜像担持体にトナーを供給する複数の色のトナーを潜像担持体上に順次供給してカラートナー画像を形成する複数の現像手段が所定方向に並んで配設されたものとし、温度検出手段を当該各現像手段に設け、当該温度検出手段の検出結果に基づいて、各現像手段を個別に潜像担持体方向に移動させて当該現像手段の温度を制御するので、各色の現像手段のトナーの温度をそれぞれ適切に制御することができ、トナーの凝固、凝着、飛散をより一層適切に防止して、カラー画像の画像品質をより一層向上させることができるとともに、機器の異常を未然に防止することができる。
【0027】
また、例えば、請求項7に記載するように、前記画像形成装置は、前記現像手段の移動を非画像形成時に行うものであってもよい。
【0028】
上記構成によれば、現像手段の移動を非画像形成時に行うので、非画像形成時に適切にトナーの温度上昇を回避することができ、トナーの凝固、凝着、飛散をより一層適切に防止して、画像品質をより一層向上させることができとともに、機器の異常を未然に防止することができる。
【0029】
さらに、例えば、請求項8に記載するように、前記画像形成装置は、前記現像手段の移動時に、前記帯電手段による前記潜像担持体への帯電動作を行うものであってもよい。
【0030】
上記構成によれば、現像手段の移動時に、帯電手段による潜像担持体への帯電動作を行うので、温度制御時の現像手段の潜像担持体方向への移動に伴う潜像担持体へのトナーの付着を防止することができ、トナーの凝固、凝着、飛散をより一層適切に防止して、画像品質をより一層向上させることができるとともに、機器の異常を未然に防止することができる。
【0031】
請求項9記載の発明の画像形成装置は、帯電手段で一様に帯電された潜像担持体上に光書込手段で静電潜像を形成し、現像手段のトナーの付着している現像ローラを回転させて当該トナーを前記潜像担持体に供給して当該潜像担持体上の静電潜像を現像してトナー画像を形成する画像形成装置において、前記現像手段内の温度を温度検出手段で検出し、当該温度検出結果に基づいて、前記現像手段の現像ローラを前記潜像担持体から離すとともに、前記トナーを付着させた状態で回転駆動させることにより、上記目的を達成している。
【0032】
上記構成によれば、帯電手段で一様に帯電された潜像担持体上に光書込手段で静電潜像を形成し、当該潜像担持体に現像手段のトナーの付着している現像ローラを回転させてトナーを供給して当該潜像担持体上の静電潜像を現像してトナー画像を形成するに際して、現像手段内の温度を温度検出手段で検出し、当該温度検出結果に基づいて、現像手段の現像ローラを潜像担持体から離すとともに、トナーを付着させた状態で回転駆動させているので、現像ローラ上のトナーを、潜像担持体にトナーを付着させることなく、外気にさらして冷却して、適切にトナーの温度低下させることができトナーの凝固、凝着、飛散を適切に防止して、画像品質を向上させることができるとともに、機器の異常を未然に防止することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0034】
図1〜図3は、本発明の画像形成装置の第1の実施の形態を示す図であり、図1は、本発明の画像形成装置の第1の実施の形態を適用したフルカラー画像形成装置の正面概略構成図、図2は、図1のフルカラー画像形成装置の要部拡大断面図である。
【0035】
図1及び図2において、1は、ベルト状像担持体である感光体ベルトであり、この感光体ベルト1は、ローラ11、12、13間に掛け回してあり、いずれかのローラを回転させることにより図中矢印A方向(時計方向)に搬送される。図中2は、感光体ベルト1の表面を均一に帯電する帯電チャージャ、3は、静電像露光手段であるレーザー書き込み系ユニットである。また、図中4は、感光体クリーニングユニット、5(5Y、5M、5C、5K)は、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の現像剤(トナー)を有する4つの現像器(カラー現像装置)であり、現像ローラ(スリーブ)51(51Y、51M、51C、51K)を備えている。
【0036】
図中6は、中間転写体である中間転写ベルトであり、中間転写ベルト6は、ローラ61、62、63の間に掛け回され、いずれかのローラを回転させることにより図中矢印B方向(反時計方向)に搬送される。感光体ベルト1と中間転写ベルト6は、感光体ベルト1側のローラ13部で接触している。この接触部の中間転写ベルト6側には、導電性を有する1次転写ブラシ64が中間転写ベルト6の裏面に所定の条件で接触している。
【0037】
また、図中7は、中間転写ベルトクリーニングユニット、8は、定着ユニット、9は両面機、10は、2次転写ローラ、20は給紙トレイ、21は、除電器、22は、ファンモータである。その他の構成については図示、説明を省略する。
【0038】
このフルカラー画像形成装置の動作を簡単に説明する。なお、図2において、○中に−を記入したものは、負に帯電した部分を、○に+は、正に帯電した部分を、●は、一成分トナーを示す。
【0039】
感光体ベルト1を除電器21により除電し、帯電チャージャ2により一様に帯電させた後、書込ユニット3により、画像情報に基づきレーザ光Lを露光走査して感光体ベルト1の表面に静電潜像を形成する。露光する画像情報は、所望のフルカラー画像をイエロー、シアン、マゼンタ及び黒の色情報に分解した単色の画像情報である。ここで形成した静電潜像は、カラー現像装置5の現像ローラ51Y、51M、51C、51Kにより各々所定のイエロー、シアン、マゼンタ及び黒トナーで各々単色現像し、感光体ベルト1上に各々の色画像を順次形成する。図中矢印A方向に回転する感光体ベルト1上に形成させた各単色画像像は、感光体ベルト1と同期して図中矢印B方向に回転する中間転写ベルト6上に、イエロー、シアン、マゼンタ及び黒の単色毎に、バイアスローラ64に印加された所定の転写バイアスにより順次重ねて転写する。転写後、感光体ベルト1の残留電位を除電する。
【0040】
中間転写ベルト6上に重ね合わせたイエロー、シアン、マゼンタ及び黒の画像は、給紙トレイ20から給紙され、ローラ62と2次転写ローラ10が形成する転写部へ搬送されてきた転写紙上に、2次転写ローラ10により一括転写する。この転写終了後、転写紙には定着装置8による画像定着でフルカラー画像が完成し、転写紙は装置外あるいは両面機9へ排出される。また感光体ベルト1に残留したトナーは、感光体クリーニングユニット4によって掻き落として回収する。上述のようにカラー現像装置には、感光体ベルト1にトナーを付着させるため現像ローラ51に電荷を与える現像バイアス手段(図示せず)と現像ローラ51においてトナーと接触する現像スリーブ、感光体ベルト1に現像ローラ51を接触させる現像ブレード52(52Y、52M、52C、52K)などがある。これらの現像器5内には、それぞれトナーが充満している。なお現像ブレード52は小型モータ等で駆動する。
【0041】
このような現像器5自体は、軽量化のためにプラスチック等の材質で、外部の熱が伝わりやすいものとなっている。そこで、温度計あるいは温湿度計(温度センサあるいは温湿度センサ)を設けて画像形成装置内部、特に現像器5近傍の温度と湿度を常時計測し、2次転写バイアス、除電バイアス等にフィードバックを掛け、転写紙の調湿状態を把握し、例えば湿度が高い時には、転写紙が水分を多く含んでいるため、転写条件等を変える等して正常な転写動作を行えるようにする。画像形成装置本体内の温度は、ファンモータ22の制御により装置本体内のファンの回転速度を可変し、風量を制御すること等で対応できる。
【0042】
図3は、このような動作を実現するための制御系のブロック図である。図中30はメイン制御部、31はファンモータ制御部、32は2次転写バイアス回路、33は除電針バイアス回路、34は温度計、35は現像ローラ(スリーブ)バイアス回路、36は現像ブレード駆動回路、37は温湿度計である。後述するように、温度計34は現像器5内に配置できない場合のもの、温湿度計37は現像器5内に配置できる場合のものであるが、もちろん現像器5内外に温度計あるいは温湿度計をともに設けるようにしてもよい。
【0043】
そして、画像形成装置の動作を制御するメイン制御部30とファンモータ22の駆動部であるファンモータ制御部31を接続し、ファンモータ22へ流す電流を制御することで、ファン速度を容易に変えることができる。
【0044】
現像器5内に温度計が配置できない場合は、現像スリーブ51の温度を現像器5の外側から計測し、トナー温度に対して正確に対応できるようにする。例えば、現像ローラ51のスリーブに熱電対等の温度測定器を設け、その測定温度にしたがってメイン制御部においてファン駆動電流を調整したり、画像形成動作の短期の中断を行ったりして画像形成装置自体の発熱を抑え、トナー温度を低下させる。また図示の実施形態のように現像器5内部に温湿度計37(37Y、37M、37C、37K)を置くことが可能な場合は、トナー温度と湿度を同時に測定する。温度は上記と同様に機内温度を制御することで温度低下を行え、また湿度によって現像ローラ51と感光体ベルト1の摩擦状態が変わるため、湿度データに応じて現像ブレード52の圧を変更することで、画像の異常に対して対処できる。
【0045】
図4〜図10は、本発明の画像形成装置の第2の実施の形態を示す図であり、図4は、本発明の画像形成装置の第2の実施の形態を適用したフルカラー画像形成装置100の正面概略構成図である。
【0046】
図4において、フルカラー画像形成装置100は、本体筐体102内に、書込ユニット103、帯電チャージャ104、感光体ユニット105、現像ユニット106、中間転写ユニット107、2次転写ローラ108、感光体クリーニング部109、除電ランプ110、中間転写ベルトクリーニング部111、給紙ユニット112、定着ユニット113、両面機114及び搬送路切換部115等を備えており、画像データに基づいて、電子写真方式で、最終的に図示しない転写紙116に画像を形成して、本体筐体102外に設けられた排紙台117に転写紙を排出する。
【0047】
感光体ユニット105は、ローラ121〜123と、これらのローラ121〜123に張り渡されシームレスの環状に形成された可撓性の感光体ベルト(潜像担持体)124と、を備えており、感光体ベルト124は、ローラ121〜123の少なくとの1つが回転駆動されることで、ローラ121〜123に沿って図4に矢印で示す時計方向に回転駆動される。
【0048】
帯電チャージャ(帯電手段)104は、感光体ユニット105のローラ121の近傍で感光体ベルト124に近接して配設されており、感光体ベルト124を一様に帯電させる。
【0049】
書込ユニット(光書込手段)103は、図示しないが、レーザ発光素子(以下、LDという。)、ポリゴンミラー、ポリゴンミラーを一定の角速度で回転駆動する駆動モータ、fθレンズ、折返しミラー及び同期検知センサ等を備えており、LDで画像データに基づいて変調されて発生されたレーザビームを、駆動モータで回転駆動されるポリゴンミラーにより回転走査して、fθレンズを経て折返しミラーにより光路を曲げて、予め除電ランプ110により除電され帯電チャージャ104によって一様に帯電された感光体ベルト124の周面上に露光して、静電潜像を形成するとともに、レーザビームの主走査方向であって感光体ベルト124から外れた位置に設けられた同期検知センサにもレーザビームを照射して、当該同期検知センサが、検出結果を主走査同期信号として出力する。
【0050】
現像ユニット106は、マジェンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)及びブラック(B)の4色の現像器(現像手段)131M、131C、131Y、131Bと各現像器131M、131C、131Y、131Bを感光体ベルト124方向に移動させる現像器駆動クラッチ132M、132C、132Y、132Bを備えており、各現像器131M、131C、131Y、131Bは、現像ローラ133M、133C、133Y、133B、現像ブレード134M、134C、134Y、134B及び1対の温度センサ(温度検出手段)135Ma、135Mb、135Ca、135Cb、135Ya、135Yb、135Ba、135Bbを備えている。
【0051】
現像ユニット106は、現像ブレード134M、134C、134Y、134Bが順次回転することで、各現像器131M、131C、131Y、131Bが順次感光体ベルト124に接触して、各現像器131M、131C、131Y、131B内のトナー(現像剤)を現像ローラ133M、133C、133Y、133Bが、現像ブレード134M、134C、134Y、134Bから受け取って感光体ベルト124に順次付着させて、各色の画像を現像する。すなわち、現像ユニット106は、所定の位置で感光体ベルト124と近接あるいは接触する各現像ローラ133M、133C、133Y、133Bが、感光体ベルト124上の潜像を非接触現像法あるいは接触現像法により顕像化する。
【0052】
そして、上記現像器131M、131C、131Y、131Bは、その内部にそれぞれ各色のトナーが充満しており、現像器131M、131C、131Y、131B自体は、軽量化するために、プラスチック等の材質で形成されていて、外部の熱が伝わりやすいものとなっている。
【0053】
また、現像器131M、131C、131Y、131Bは、フルカラー画像形成装置100自体の小型化を図るために、図4に示すように、縦方向に隣接して重ね合わされた状態で配設されており、各現像器131M、131C、131Y、131Bは、四方を囲まれた状態となって、熱が逃げにくい構成となっている。
【0054】
そこで、各現像器131M、131C、131Y、131Bには、温度センサ135Ma、135Mb、135Ca、135Cb、135Ya、135Yb、135Ba、135Bbが、各現像器131M、131C、131Y、131B内の上下の壁面に配設されており、温度センサ135Ma、135Mb、135Ca、135Cb、135Ya、135Yb、135Ba、135Bbは、各現像器131M、131C、131Y、131B内の上下の温度を検出して出力する。カラー画像処理装置1は、この温度センサ135Ma、135Mb、135Ca、135Cb、135Ya、135Yb、135Ba、135Bbの検出結果に基づいて、温度制御を行っている。
【0055】
感光体ベルト124には、ローラ123部分で、中間転写ユニット107の中間転写ベルト141が接しており、中間転写ベルト141は、シームレスの環状に形成されて、ローラ142〜144に張り渡されている。中間転写ベルト141は、少なくともローラ142〜144の1つが、図示しないモータにより回転駆動されることで、ローラ142〜144に沿って図4に矢印で示す反時計方向に回転駆動される。
【0056】
中間転写ベルト141内には、ローラ123部分で、感光体ベルト124及び中間転写ベルト141を挟んでバイアスローラ145が配設されており、バイアスローラ145は、高圧電源からの転写バイアスを中間転写ベルト141に印可して、感光体ベルト124上のトナー画像を中間転写ベルト141上に転写させる。そして、ローラ144部分で、中間転写ベルト141に接離するように2次転写ローラ108が設けられている。
【0057】
中間転写ベルト141には、感光体ベルト124上に形成された各色のトナー画像が順次重ねて転写され、カラーのトナー画像(カラートナー画像)を再現して、バイアスローラ145で中間転写ベルト141に転写して、最終的に、2次転写ローラ108で、中間転写ベルト141上のカラーのトナー画像を、給紙ユニット112から搬送されてきた転写紙116に転写する。具体的には、感光体ベルト124上の第一回目の顕像(トナー画像)が、中間転写ベルト141内に設けられたバイアスローラ145により中間転写ベルト141上に転写され、同様のプロセスを反復することで、第二回目の顕像、第三回目の顕像、第四回目の顕像が中間転写ベルト141上にそれぞれ重ね合わされて位置ズレを生じないように転写される。
【0058】
そして、トナー画像の転写された転写紙116は、定着ユニット113に送られて、定着ユニット113で、加熱・加圧され、トナー画像が転写紙116に定着されて、排紙部113で排紙台117上に順次排出される。
【0059】
上記給紙ユニット112は、給紙トレイ151、ピックアップローラ152、給紙ローラ153、複数の搬送ローラ154及びレジストローラ155等を備え、給紙トレイ151内には、複数枚の転写紙116が収納される。給紙ユニット112は、ピックアップローラ152により給紙トレイ151内の転写紙116を1枚ずつ分離して、給紙ローラ153により送り出し、複数の搬送ローラ154で順次転写紙116をレジストローラ155に搬送する。レジストローラ155は、送られてきた転写紙116をタイミング調整した後、2次転写ローラ108と中間転写ベルト141との間に搬送し、2次転写ローラ108で中間転写ベルト141上のトナー画像を転写紙116に転写させる。
【0060】
そして、感光体クリーニング部109は、感光体ベルト124に残留する残留トナーをクリーニングする。
【0061】
また、中間転写ベルト141は、中間転写ベルトクリーニング部111により残留トナーが除去され、中間転写ベルトクリーニング部111は、画像形成中には中間転写ベルト141の表面から離間した位置に保たれ、画像転写後のクリーニング時にのみ中間転写ベルト141の表面に圧接される。
【0062】
すなわち、フルカラー画像形成装置100は、図5にその画像形成動作を模式的に示すように、時計方向に搬送される感光体ベルト124を感光体クリーニング部109でクリーニングして、帯電チャージャ104で帯電させ、まず、書込ユニット103からのマゼンタの画像データで変調されたレーザ露光で静電潜像を形成して、静電潜像の形成された感光体ベルト124に、マゼンタの現像器131Mの現像ローラ133Mでマゼンタのトナー60を付着させて顕像化する。この感光体ベルト124上のマゼンタのトナー画像をバイアスローラ145で中間転写ベルト141に転写させる。
【0063】
上記処理を順次、シアン、イエロー及びブラックに付いて順次行って、感光体ベルト124上の各色のトナー画像を中間転写ベルト141に順次重ねて転写して、中間転写ベルト141にフルカラーのトナー画像が転写されると、給紙ユニット112から中間転写ベルト141と2次転写ローラ108との間に搬送されてきた転写紙116に転写し、トナー画像の転写された転写紙116を定着ユニット113に搬送して、定着させる。
【0064】
また、フルカラー画像形成装置100は、搬送路切換部115と両面機114を備えており、転写紙116の両面に画像形成するときには、搬送路切換部115で、転写紙116の搬送方向を両面器114側に切り換える。両面器114は、搬送路切換部115から送り込まれてきた転写紙116の表裏面を反転させて、レジストローラ155に送り出し、レジストローラ155から転写紙116を再度中間転写ベルト141と2次転写ローラ108との間に搬送して、転写紙116の裏面にトナー画像を転写する。フルカラー画像形成装置100は、この裏面にもトナー画像の転写された転写紙116を再度定着ユニット113で定着させた後、搬送路切換部115から排紙台117上に排出する。
【0065】
そして、フルカラー画像形成装置100は、本体筐体102内の温度を下げるためのファン161が本体筐体102の上部に配設されている。
【0066】
また、フルカラー画像形成装置100は、図6に示すように、メイン制御部171、ファンモータ駆動部172、感光体駆動部173、帯電チャージ制御部174及び温湿度センサ175を備えているとともに、各現像器131M、131C、131Y、131Bに、現像クラッチ駆動部176、現像ブレード駆動部177及び上記温度センサ135Ma、135Mb、135Ca、135Cb、135Ya、135Yb、135Ba、135Bbを総称する温度センサ178を備えている。
【0067】
メイン制御部171は、フルカラー画像形成装置100の各部を制御して、フルカラー画像形成装置100としての動作制御を行うとともに、後述する温度制御処理を行う。
【0068】
ファンモータ駆動部172は、メイン制御部171の制御下でファン161を駆動制御して、本体筐体102内の温度を調整する。例えば、ファンモータ駆動部172は、メイン制御部171の制御下で、ファン161に流す電流を制御して、ファン161の回転速度を制御し、本体筐体102内の温度を調整する。
【0069】
感光体駆動部173は、メイン制御部171の制御下で、感光体ベルト124の動作制御を行う。
【0070】
帯電チャージ制御部174は、メイン制御部171の制御下で、帯電チャージャ104の動作を制御する。
【0071】
温湿度センサ175は、フルカラー画像形成装置100の外部の温度と湿度を常時計測して、計測結果をメイン制御部171に出力し、メイン制御部171は、この温湿度センサ175の計測結果に基づいて、2次転写バイアス、除電バイアス等にフィードバックをかけて、転写紙116の調湿状態を把握して、正常な転写動作を行なうのに使用する。例えば、メイン制御部171は、湿度が高いときには、転写紙116が水分を多く含んでいるため、転写条件等を当該湿度に応じた転写条件等に変える。
【0072】
次に、本実施の形態の作用を説明する。本実施の形態のフルカラー画像形成装置100は、本体筐体102内の温度、特に、現像器131M、131C、131Y、131B内の温度を測定して、適切に本体筐体102内の温度を調整する。
【0073】
すなわち、現像器131M、131C、131Y、131Bは、上述のように、その内部にそれぞれ各色のトナーが充満しており、現像器131M、131C、131Y、131B自体は、軽量化するために、プラスチック等の材質で形成されていて、外部の熱が伝わりやすいものとなっている。トナーの温度が上昇すると、トナー同士またはトナー自体が凝固、凝着して、トナーの大きさの均一性が損なわれ、画像品質が劣化したり、トナーが飛散する。
【0074】
この場合、現像器131M、131C、131Y、131B内のトナー温度を測るには、現像器131M、131C、131Y、131B内下部のトナーが沈殿している中に温度センサを配置することが一般的であるが、正確なトナー温度を測定するためには何点かの測定点を必要とする。
【0075】
そこで、本実施の形態のフルカラー画像形成装置100では、温度差が最も大きいと考えられる現像器131M、131C、131Y、131B内の上部と下部にそれぞれ温度センサ135Ma、135Mb、135Ca、135Cb、135Ya、135Yb、135Ba、135Bbを配設し、正確な温度測定を行っている。
【0076】
そして、フルカラー画像形成装置100は、温度センサ135Ma、135Mb、135Ca、135Cb、135Ya、135Yb、135Ba、135Bbの測定した測定温度に基づいて、例えば、単純に平均した値をデータとして、メイン制御部171が、ファンモータ駆動部172を介してファン161に流すファン駆動電流を調整したり、画像形成動作を短期間中断して、カラー画像処理装置1自体の発熱を抑えたりして、トナー温度を低下させる。
【0077】
また、フルカラー画像形成装置100は、上述のように、小型化を図るために、現像器131M、131C、131Y、131Bが縦方向に重なって、四方を囲まれていて、熱が逃げにくい構成となっている。
【0078】
図4からも分かるように、上段の黒(ブラック)の現像器131Bは、その上部に隙間があるため、冷却されるが、イエロー、シアン、マゼンタの各現像器131M、131C、131Yは、上下が囲まれて熱が逃げにくい構成となっている。
【0079】
そこで、本実施の形態のフルカラー画像形成装置100は、非作像動作中において、温度センサ135Ma、135Mb、135Ca、135Cb、135Ya、135Yb、135Ba、135Bbの測定結果に基づいて、現像クラッチ駆動部176を介して、現像器駆動クラッチ132M、132C、132Y、132Bを選択的に駆動させて、現像器131M、131C、131Y、131Bを感光体ベルト124方向に移動させ、現像器駆動クラッチ132M、132C、132Y、132B側の現像器131M、131C、131Y、131Bと本体筐体102との間に隙間を空けて、この隙間に気流を発生させて、現像器131M、131C、131Y、131Bを冷却する。
【0080】
例えば、ブラック(B)の現像器131Bを冷却するには、図7に示すように、ブラック(B)の現像器131Bの現像器駆動クラッチ132Bのみを駆動させて、現像器131Bのみを感光体ベルト124方向に移動させ、現像器131Bの現像器駆動クラッチ132B側と本体筐体102との間に隙間を空けて、この隙間に気流を発生させることで、ブラックの現像器131Bを冷却する。ブラックの現像器131Bを冷却することで、ブラックの現像器131B内のトナーを冷却させる。
【0081】
また、イエロー(Y)の現像器131Yを冷却するには、図8に示すように、イエロー以外の現像器駆動クラッチ132M、132C、132Bを駆動させて、イエロー以外のマゼンタ、シアン、ブラックの現像器131M、131C、131Bを感光体ベルト124方向に移動させ、本体筐体102との間の気流がイエローの現像器131Yに流れさせて、イエローの現像器131Yを冷却する。イエローの現像器131Yを冷却することで、イエローの現像器131Y内のトナーを冷却させる。
【0082】
同様に、シアン(C)の現像器131Cを冷却するには、図9に示すように、シアン以外の現像器駆動クラッチ132M、132Y、132Bを駆動させて、シアン以外のマゼンタ、イエロー、ブラックの現像器131M、131Y、131Bを感光体ベルト124方向に移動させ、本体筐体102との間の気流がシアンの現像器131Cに流れさせて、シアンの現像器131Cを冷却する。シアンの現像器131Cを冷却することで、シアンの現像器131C内のトナーを冷却させる。
【0083】
さらに、マゼンタ(M)の現像器131Mを冷却するには、図10に示すように、マゼンタ以外の現像器駆動クラッチ132C、132Y、132Bを駆動させて、マゼンタ以外のシアン、イエロー、ブラックの現像器131C、131Y、131Bを感光体ベルト124方向に移動させ、本体筐体102との間の気流がマゼンタの現像器131Mに流れさせて、マゼンタの現像器131Mを冷却する。マゼンタの現像器131Mを冷却することで、マゼンタの現像器131M内のトナーを冷却させる。
【0084】
そして、この各現像器131M、131C、131Y、131Bの冷却のタイミングは、同時に3つの現像器131M、131C、131Y、131Bを駆動するため、非作像時に行う。このときに、帯電を行なうようにすると、感光体ベルト124へのトナーの付着を防ぐことができる。
【0085】
このように、本実施の形態のフルカラー画像形成装置100は、帯電チャージャ104で一様に帯電された感光体ベルト124上に書込ユニット103で静電潜像を形成し、感光体ベルト124に現像器131M、131C、131Y、131Bでトナーを供給して感光体ベルト124上の静電潜像を現像してトナー画像を形成するに際して、現像器131M、131C、131Y、131B内の少なくとも上下位置の温度を温度センサ135Ma、135Mb、135Ca、135Cb、135Ya、135Yb、135Ba、135Bbで検出し、当該温度検出結果に基づいて本体筐体102内(装置内)の温度を制御している。
【0086】
したがって、現像器131M、131C、131Y、131B内の温度差が最もあると考えられる現像器131M、131C、131Y、131B内の上部と下部の温度を検出して、現像器131M、131C、131Y、131B内のトナーの温度を正確に把握して、トナーが凝固する温度に達する前に現像器131M、131C、131Y、131Bの温度を下げたり、現像条件の変更をして温度制御することができ、トナーの凝固、凝着、飛散を防止して、画像品質を向上させることができるとともに、機器の異常を未然に防止することができる。
【0087】
また、本実施の形態のフルカラー画像形成装置100は、現像器131M、131C、131Y、131Bとして、感光体ベルト124にトナーを供給する所定の期間のみ当該感光体ベルト124方向に移動して感光体ベルト124にトナーを供給する複数の色のトナーを感光体ベルト124上に順次供給してカラートナー画像を形成する複数の現像器131M、131C、131Y、131Bが上下方向に並んで配設されたものとし、温度センサ135Ma、135Mb、135Ca、135Cb、135Ya、135Yb、135Ba、135Bbを各現像器131M、131C、131Y、131Bに設け、温度センサ135Ma、135Mb、135Ca、135Cb、135Ya、135Yb、135Ba、135Bbの検出結果に基づいて、各現像器131M、131C、131Y、131Bを個別に感光体ベルト124方向に移動させて現像器131M、131C、131Y、131Bの温度を制御している。
【0088】
したがって、各色の現像器131M、131C、131Y、131Bのトナーの温度をそれぞれ適切に制御することができ、トナーの凝固、凝着、飛散をより一層適切に防止して、カラー画像の画像品質をより一層向上させることができるとともに、機器の異常を未然に防止することができる。
【0089】
さらに、本実施の形態のフルカラー画像形成装置100は、現像器131M、131C、131Y、131Bの移動を非画像形成時に行っている。
【0090】
したがって、非画像形成時に適切にトナーの温度上昇を回避することができ、トナーの凝固、凝着、飛散をより一層適切に防止して、画像品質をより一層向上させることができとともに、機器の異常を未然に防止することができる。
【0091】
また、本実施の形態のフルカラー画像形成装置100は、現像器131M、131C、131Y、131Bの移動時に、帯電チャージャ104による感光体ベルト124への帯電動作を行っている。
【0092】
したがって、温度制御時の現像器131M、131C、131Y、131Bの感光体ベルト124方向への移動に伴う感光体ベルト124へのトナーの付着を防止することができ、トナーの凝固、凝着、飛散をより一層適切に防止して、画像品質をより一層向上させることができるとともに、機器の異常を未然に防止することができる。
【0093】
図11及び図12は、本発明の画像形成装置の第3の実施の形態を示す図であり、図11は、本発明の画像形成装置の第3の実施の形態を適用したフルカラー画像形成装置200の正面概略構成図である。
【0094】
なお、本実施の形態は、上記第2の実施の形態のフルカラー画像形成装置100と同様のフルカラー画像形成装置に適用したものであり、本実施の形態の説明においては、上記第2の実施の形態のフルカラー画像形成装置100と同様の部分には、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0095】
図11において、フルカラー画像形成装置200は、上記第2の実施の形態のフルカラー画像形成装置100と同様に、本体筐体102内に、書込ユニット103、帯電チャージャ104、感光体ユニット105、現像ユニット106、中間転写ユニット107、2次転写ローラ108、感光体クリーニング部109、除電ランプ110、中間転写ベルトクリーニング部111、給紙ユニット112、定着ユニット113、両面機114及び搬送路切換部115等を備えており、画像データに基づいて、電子写真方式で、最終的に図示しない転写紙116に画像を形成して、本体筐体102外に設けられた排紙台117に転写紙を排出する。
【0096】
そして、現像ユニット106は、マジェンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)及びブラック(B)の4色の現像器(現像手段)131M、131C、131Y、131Bと各現像器131M、131C、131Y、131Bを感光体ベルト124方向に移動させる現像器駆動クラッチ132M、132C、132Y、132Bを備えており、各現像器131M、131C、131Y、131Bは、現像ローラ133M、133C、133Y、133B、現像ブレード134M、134C、134Y、134B及び1対の温度センサ(温度検出手段)135Ma、135Mb、135Ca、135Cb、135Ya、135Yb、135Ba、135Bbを備えているとともに、本実施の形態のフルカラー画像形成装置200の現像器131M、131C、131Y、131Bは、それぞれ、現像ローラ133M、133C、133Y、133Bをクリーニングするクリーニング部201M、201C、201Y、201Bを備えている。
【0097】
また、書込ユニット103には、その感光体ユニット105及び現像器131M、131C、131Y、131B側の端部のレーザビームの通過する部分に防塵ガラス202が配設されている。
【0098】
そして、本実施の形態のフルカラー画像形成装置200は、図12に示すように、上記第2の実施の形態のフルカラー画像形成装置100と同様のメイン制御部171、ファンモータ駆動部172、感光体駆動部173及び帯電チャージ制御部174等を備え、各現像器131M、131C、131Y、131Bに、現像クラッチ駆動部176及び温度センサ135Ma、135Mb、135Ca、135Cb、135Ya、135Yb、135Ba、135Bbを総称する温度センサ178等を備えているとともに、現像ローラ駆動部203を備えている。
【0099】
現像ローラ駆動部203は、メイン制御部171の制御下で、各現像器131M、131C、131Y、131Bの現像ローラ133M、133C、133Y、133Bを個別に回転駆動する。
【0100】
次に、本実施の形態の作用を説明する。本実施の形態のフルカラー画像形成装置200は、各現像器131M、131C、131Y、131B内の温度を測定して、各現像器131M、131C、131Y、131B内のトナーの温度を適切に調整する。
【0101】
すなわち、現像器131M、131C、131Y、131Bは、上述のように、その内部にそれぞれ各色のトナーが充満されており、現像器131M、131C、131Y、131B自体は、軽量化するために、プラスチック等の材質で形成されていて、外部の熱が伝わりやすいものとなっている。トナーの温度が上昇すると、トナー同士またはトナー自体が凝固、凝着して、トナーの大きさの均一性が損なわれ、画像品質が劣化したり、トナーが飛散する。
【0102】
この場合、現像器131M、131C、131Y、131B内のトナー温度を測るには、現像器131M、131C、131Y、131B内下部のトナーが沈殿している中に温度センサを配置することが一般的であるが、正確なトナー温度を測定するためには何点かの測定点を必要とする。
【0103】
そこで、本実施の形態のフルカラー画像形成装置200では、温度差が最も大きいと考えられる現像器131M、131C、131Y、131B内の上部と下部にそれぞれ温度センサ135Ma、135Mb、135Ca、135Cb、135Ya、135Yb、135Ba、135Bbを配設し、正確な温度測定を行っている。
【0104】
そして、フルカラー画像形成装置200は、温度センサ135Ma、135Mb、135Ca、135Cb、135Ya、135Yb、135Ba、135Bbの測定した測定温度に基づいて、例えば、単純に平均した値をデータとして、メイン制御部171が、ファンモータ駆動部172を介してファン161に流すファン駆動電流を調整したり、画像形成動作を短期間中断して、カラー画像処理装置1自体の発熱を抑えたりして、トナー温度を低下させる。
【0105】
また、フルカラー画像形成装置200は、上述のように、小型化を図るために、現像器131M、131C、131Y、131Bが縦方向に重なって、四方を囲まれていて、熱が逃げにくい構成となっている。
【0106】
図11からも分かるように、上段の黒(ブラック)の現像器131Bは、その上部に隙間があるため、冷却されるが、イエロー、シアン、マゼンタの各現像器131M、131C、131Yは、上下が囲まれて熱が逃げにくい構成となっている。
【0107】
そこで、本実施の形態のフルカラー画像形成装置200は、非作像動作中において、温度センサ135Ma、135Mb、135Ca、135Cb、135Ya、135Yb、135Ba、135Bbの測定結果に基づいて、現像クラッチ駆動部176を介して、現像器駆動クラッチ132M、132C、132Y、132Bにより、現像器131M、131C、131Y、131Bを感光体ベルト124から離した状態で、各現像器131M、131C、131Y、131Bの各現像ローラ133M、133C、133Y、133Bを、回転駆動させる。
【0108】
このとき、各現像ローラ133M、133C、133Y、133Bに各現像器131M、131C、131Y、131B内のトナーを付着させた状態で、各現像ローラ133M、133C、133Y、133Bを回転させる。
【0109】
各現像ローラ133M、133C、133Y、133Bがトナーが付着した状態で回転すると、トナーが外気に触れて、冷却され、各現像器131M、131C、131Y、131B内のトナーの温度が低下する。
【0110】
このように、本実施の形態のフルカラー画像形成装置200は、帯電チャージャ104で一様に帯電された感光体ベルト124上に書込ユニット103で静電潜像を形成し、感光体ベルト124に現像器131M、131C、131Y、131Bのトナーの付着している現像ローラ133M、133C、133Y、133Bを回転させてトナーを供給して感光体ベルト124上の静電潜像を現像してトナー画像を形成するに際して、各現像器131M、131C、131Y、131B内の温度を温度センサ135Ma、135Mb、135Ca、135Cb、135Ya、135Yb、135Ba、135Bbで検出し、当該温度検出結果に基づいて、各現像ローラ133M、133C、133Y、133Bを感光体ベルト124から離すとともに、トナーを付着させた状態で回転駆動させている。
【0111】
したがって、各現像ローラ133M、133C、133Y、133B上のトナーを、感光体ベルト124にトナーを付着させることなく、外気にさらして冷却して、適切にトナーの温度低下させることができトナーの凝固、凝着、飛散を適切に防止して、画像品質を向上させることができるとともに、機器の異常を未然に防止することができる。
【0112】
また、上記第2の実施の形態のフルカラー画像形成装置100及び第3の実施の形態のフルカラー画像形成装置200においては、各現像ローラ133M、133C、133Y、133B内の上下位置に温度センサ135Ma、135Mb、135Ca、135Cb、135Ya、135Yb、135Ba、135Bbを配設して、各現像ローラ133M、133C、133Y、133B内の温度を検出している。
【0113】
したがって、各現像ローラ133M、133C、133Y、133B、特に、トナーの温度をより一層正確に検出することができる。
【0114】
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0115】
【発明の効果】
請求項1記載の発明の画像形成装置によれば、トナーの温度を正確に把握することでトナーを均一に潜像担持体に付着させ、異常画像、機械異常を防ぐことができるという効果がある。
【0116】
請求項2記載の発明の画像形成装置によれば、現像手段内の温度と湿度を把握することで、一層正確に異常画像、機械異常を防ぐことができるという効果がある。
【0117】
請求項3記載の発明の画像形成装置によれば、トナーの温度と湿度を正確に把握することで、より一層正確に異常画像、機械異常を防ぐ事ができる。
【0118】
請求項4記載の発明の画像形成装置によれば、現像手段内のトナーの温度を測定する手段と湿度を測定する手段として、温湿度計を用いているので、安価にトナーの温度と湿度を正確に把握することができ、より一層正確にかつ安価に異常画像、機械異常を防ぐことができる。
【0119】
請求項5記載の発明の画像形成装置によれば、帯電手段で一様に帯電された潜像担持体上に光書込手段で静電潜像を形成し、当該潜像担持体に現像手段でトナーを供給して当該潜像担持体上の静電潜像を現像してトナー画像を形成するに際して、現像手段内の少なくとも上下位置の温度を温度検出手段で検出し、当該温度検出結果に基づいて装置内温度を制御するので、現像手段内の温度差が最もあると考えられる現像手段内上部と下部の温度を検出して、現像手段内のトナーの温度を正確に把握して、トナーが凝固する温度に達する前に現像手段の温度を下げたり、現像条件の変更をして温度制御することができ、トナーの凝固、凝着、飛散を防止して、画像品質を向上させることができるとともに、機器の異常を未然に防止することができる。
【0120】
請求項6記載の発明の画像形成装置によれば、現像手段として、潜像担持体にトナーを供給する所定の期間のみ当該潜像担持体方向に移動して当該潜像担持体にトナーを供給する複数の色のトナーを潜像担持体上に順次供給してカラートナー画像を形成する複数の現像手段が所定方向に並んで配設されたものとし、温度検出手段を当該各現像手段に設け、当該温度検出手段の検出結果に基づいて、各現像手段を個別に潜像担持体方向に移動させて当該現像手段の温度を制御するので、各色の現像手段のトナーの温度をそれぞれ適切に制御することができ、トナーの凝固、凝着、飛散をより一層適切に防止して、カラー画像の画像品質をより一層向上させることができるとともに、機器の異常を未然に防止することができる。
【0121】
請求項7記載の発明の画像形成装置によれば、現像手段の移動を非画像形成時に行うので、非画像形成時に適切にトナーの温度上昇を回避することができ、トナーの凝固、凝着、飛散をより一層適切に防止して、画像品質をより一層向上させることができとともに、機器の異常を未然に防止することができる。
【0122】
請求項8記載の発明の画像形成装置によれば、現像手段の移動時に、帯電手段による潜像担持体への帯電動作を行うので、温度制御時の現像手段の潜像担持体方向への移動に伴う潜像担持体へのトナーの付着を防止することができ、トナーの凝固、凝着、飛散をより一層適切に防止して、画像品質をより一層向上させることができるとともに、機器の異常を未然に防止することができる。
【0123】
請求項9記載の発明の画像形成装置によれば、帯電手段で一様に帯電された潜像担持体上に光書込手段で静電潜像を形成し、当該潜像担持体に現像手段のトナーの付着している現像ローラを回転させてトナーを供給して当該潜像担持体上の静電潜像を現像してトナー画像を形成するに際して、現像手段内の温度を温度検出手段で検出し、当該温度検出結果に基づいて、現像手段の現像ローラを潜像担持体から離すとともに、トナーを付着させた状態で回転駆動させているので、現像ローラ上のトナーを、潜像担持体にトナーを付着させることなく、外気にさらして冷却して、適切にトナーの温度低下させることができトナーの凝固、凝着、飛散を適切に防止して、画像品質を向上させることができるとともに、機器の異常を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の第1の実施の形態を適用したフルカラー画像形成装置の正面概略構成図。
【図2】図1のフルカラー画像形成装置による作像動作の模式図。
【図3】図1のフルカラー画像形成装置要部回路ブロック図。
【図4】本発明の画像形成装置の第2の実施の形態を適用したフルカラー画像形成装置の正面概略構成図。
【図5】図4のフルカラー画像形成装置による作像動作の模式図。
【図6】図4のフルカラー画像形成装置要部回路ブロック図。
【図7】図4のフルカラー画像形成装置のブラックの現像器を冷却する場合の各色の現像器の移動状態を示す図。
【図8】図4のフルカラー画像形成装置のイエローの現像器を冷却する場合の各色の現像器の移動状態を示す図。
【図9】図4のフルカラー画像形成装置のシアンの現像器を冷却する場合の各色の現像器の移動状態を示す図。
【図10】図4のフルカラー画像形成装置のマゼンタの現像器を冷却する場合の各色の現像器の移動状態を示す図。
【図11】本発明の画像形成装置の第3の実施の形態を適用したフルカラー画像形成装置の正面概略構成図。
【図12】図11のフルカラー画像形成装置要部回路ブロック図。
【符号の説明】
1 感光体ベルト
2 帯電チャージャ
3 レーザー書き込み系ユニット
4 感光体クリーニングユニット
5(5Y、5M、5C、5K) 現像器
51(51Y、51M、51C、51K) 現像ローラ
52(52Y、52M、52C、52K) 現像ブレード
6 中間転写ベルト
64 1次転写ブラシ(バイアスローラ)
7 中間転写ベルトクリーニングユニット
8 定着ユニット
9 両面機
10 2次転写ローラ
20 給紙トレイ
21 除電器
22 ファンモータ
30 メイン制御部
31 ファンモータ制御部
32 2次転写バイアス回路
33 除電針バイアス回路
34 温度計
35 現像ローラ(スリーブ)バイアス回路
36 現像ブレード駆動回路
37 温湿度計
100 フルカラー画像形成装置
102 本体筐体
103 書込ユニット
104 帯電チャージャ
105 感光体ユニット
106 現像ユニット
107 中間転写ユニット
108 2次転写ローラ
109 感光体クリーニング部
110 除電ランプ
111 中間転写ベルトクリーニング部
112 給紙ユニット
113 定着ユニット
114両面機
115 搬送路切換部
116 転写紙
117 排紙台
121〜123 ローラ
124 感光体ベルト
131M、131C、131Y、131B 現像器
132M、132C、132Y、132B 現像器駆動クラッチ
133M、133C、133Y、133B 現像ローラ
134M、134C、134Y、134B 現像ブレード
135Ma、135Mb、135Ca、135Cb、135Ya、135Yb、135Ba、135Bb 温度センサ
141 中間転写ベルト
142〜144 ローラ
145 バイアスローラ
151 給紙トレイ
152 ピックアップローラ
153 給紙ローラ
154 搬送ローラ
155 レジストローラ
161 ファン
171 メイン制御部
172 ファンモータ駆動部
173 感光体駆動部
174 帯電チャージ制御部
175 温湿度センサ
176 現像クラッチ駆動部
177 現像ブレード駆動部
178 温度センサ
200 フルカラー画像形成装置
201M、201C、201Y、201B クリーニング部
202 防塵ガラス
203 現像ローラ駆動部

Claims (9)

  1. 潜像を担持する潜像担持体を有し、該潜像担持体上に静電潜像を形成する露光形成手段と、前記潜像担持体上の像を現像する現像手段と、該現像手段により現像された像を転写される転写手段と、該転写手段を搬送する搬送手段とを備え、前記転写手段上の像を転写紙に転写することで画像を形成する画像形成装置において、トナーを均一に前記潜像担持体に付着させるために前記現像手段が有する回転ローラの温度を計測する手段と、前記トナーの温度を計測する手段と、これら計測手段により得た温度によって装置本体内温度を制御する手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、前記現像手段内の湿度を測定する手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2の画像形成装置において、前記現像手段内に前記トナーの温度を測定する手段と湿度を測定する手段とを配してなることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3の画像形成装置において、前記現像手段内のトナーの温度を測定する手段と湿度を測定する手段とが温湿度計であることを特徴とする画像形成装置。
  5. 帯電手段で一様に帯電された潜像担持体上に光書込手段で静電潜像を形成し、当該潜像担持体に現像手段でトナーを供給して当該潜像担持体上の静電潜像を現像してトナー画像を形成する画像形成装置において、前記現像手段内の少なくとも上下位置の温度を温度検出手段で検出し、当該温度検出結果に基づいて装置内温度を制御することを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記画像形成装置は、前記現像手段として、複数の色のトナーを前記潜像担持体上に順次供給してカラートナー画像を形成する複数の現像手段が所定方向に並んで配設され、当該複数の各現像手段を、前記潜像担持体にトナーを供給する所定の期間のみ当該潜像担持体方向に移動して当該潜像担持体にトナーを供給する画像形成装置であって、前記温度検出手段が当該各現像手段に設けられ、当該温度検出手段の検出結果に基づいて、前記各現像手段を個別に前記潜像担持体方向に移動させて当該現像手段の温度を制御することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成装置は、前記現像手段の移動を非画像形成時に行うことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 前記画像形成装置は、前記現像手段の移動時に、前記帯電手段による前記潜像担持体への帯電動作を行うことを特徴とする請求項6または請求項7記載の画像形成装置。
  9. 帯電手段で一様に帯電された潜像担持体上に光書込手段で静電潜像を形成し、現像手段のトナーの付着している現像ローラを回転させて当該トナーを前記潜像担持体に供給して当該潜像担持体上の静電潜像を現像してトナー画像を形成する画像形成装置において、前記現像手段内の温度を温度検出手段で検出し、当該温度検出結果に基づいて、前記現像手段の現像ローラを前記潜像担持体から離すとともに、前記トナーを付着させた状態で回転駆動させることを特徴とする画像形成装置。
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