JP2004101287A - 携帯時計 - Google Patents

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Hisamitsu Yoshikawa
吉川 久光
Haruki Hiranuma
平沼 春樹
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Seiko Instruments Inc
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Abstract

【課題】防水性を確保しつつ薄くすることが可能であり、しかも生産性の向上も可能な携帯時計を提供することにある。
【解決手段】胴部に一体に作られた裏蓋部7の電池出し入れ口11の外周に、環状の第1、第2のパッキン受け面12,13を設ける。第1パッキン受け面12を円錐台の周面と同じ形状とし、第2パッキン受け面13を電池出し入れ口11の奥側で第1パッキン受け面12に鋭角に連続させる。電池出し入れ口11を開閉する電池蓋21の電池出し入れ口11に挿入される挿入部23の外周に、弾性を有する環状のパッキン26を取付ける。パッキン26を挿入部23の外周と両パッキン受け面12,13との間に圧縮状態に挟んで両パッキン受け面12,13に密接させるとともに、このパッキン26を介して電池出し入れ口11に電池蓋21を液密に取付けたことを特徴としている。
【選択図】  図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、腕時計などの携帯時計に係り、特に電池蓋の取付け構造を改良した携帯時計に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば腕時計の中には、裏蓋部が胴部に一体に作られている時計外装主部を備えたものがある。この種の腕時計は、時計ムーブメントを時計外装主部の表側から組込むので、表示面積を大きくできる等の点で優れている。
【0003】
この種の腕時計では、裏蓋部に扁平形電池が出し入れされる電池出し入れ口を設けるとともに、この電池出し入れ口を開閉する電池蓋が液密に取付けられている。この液密を確保するために、ゴムなどからなるパッキンが、時計の厚み方向に沿って弾性変形した状態で裏蓋部と電池蓋との間に挟み込まれている。このようにパッキンを弾性変形させるのに、従来ではねじ込み式又バヨネット式で電池蓋が裏蓋部に取外し可能に取付けられている。
【0004】
ねじ込み式では、電池出し入れ口の内周面に雌ねじ部を設けるとともに、電池蓋に雄ねじ部を設けている。これらを螺合することにより、電池蓋の取付けと同時にパッキンを厚み方向に弾性変形させている。
【0005】
バヨネット式では、電池出し入れ口の縁部に複数の切欠きとこれに隣接する係合溝部を設けるとともに、電池蓋の周部に前記切欠きに対して時計の厚み方向に出し入れ可能でかつ前記係合溝部に対して周方向に出し入れ可能な係合凸部を設けている。この係合凸部を切欠きに挿入するとともに電池蓋でパッキンを厚み方向に弾性変形させた状態で、係合溝部に向けて係合凸部が入り込むように電池蓋全体を回すことにより、電池蓋が取付けられるようになっている。
【0006】
また、従来の携帯時計は、ガスケットシールのリップは、収容部の入口部と中間部との間の容器に形成されるテーパーされた支持面上に留まる。テーパーされた支持面は、収容部の入り口に向けて角度45度で傾斜して開いている。これによりリップは、テーパーされた第1の支持面と第2の支持面との間にはさまれる。第2の支持面、ストッパの外周面上に形成される。キャップ周面端部でリップが、リップを保持するテーパーされた支持面をそれぞれ越えて広がっており、かつ、収容部の入口部にて外側に向かって突出している。ガスケットシールの最も外側の部分を形成するリップの突出部が2つの面によって約90度をなす。これにより、時計が水中に晒されている場合でも、リップの密閉機能を強化することができる(例えば、特許文献1参照。)。
【0007】
【特許文献1】
特開平6−207990号公報 (第3−4頁、第1図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前記ねじ込み式では、螺合による電池蓋の締め込み加減によってパッキンの弾性変形の程度が異なり易い。このため、電池蓋の締め込みが強過ぎると、パッキンに損傷を与えることが考えられ、又、電池蓋を締め込みが緩過ぎるとパッキンによる防水機能が充分に発揮できなくなることがある。
【0009】
前記二通りのいずれにおいても、電池出し入れ口の内周及び電池蓋の周部に対して複雑な凹凸を形成する機械加工や成形が必要であるので、生産性がよくない。更に、前記二通りのいずれも、パッキンは防水機能のみを担っており、これとは別に電池蓋を裏蓋部に取付けるためのねじ式やバヨネット式などの取付け構造が設けられ、この取付け構造によってパッキンを厚み方向に弾性変形させている。このようにパッキンと前記取付け構造とは時計の厚み方向に積み重なるように設けられているので、防水性を確保しつつ電池蓋を裏蓋部に取付けるためには、ある程度の厚みを要することは避けられない。それにより、携帯時計全体が厚くならざるを得ず、時計の薄形化を図るには不利である。
【0010】
本発明が解決しようとする課題は、防水性を確保しつつ薄くすることが可能であり、しかも生産性の向上も可能な携帯時計を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、扁平形電池が出し入れされる電池出し入れ口を有した裏蓋部が胴部に一体に作られているとともに、電池出し入れ口を開閉する電池蓋が裏蓋部に液密に取付けられた携帯時計を前提とする。
【0012】
前記課題を解決するために、本発明では、電池出し入れ口の内周に環状の第1、第2のパッキン受け面を設け、第1パッキン受け面を円錐台の周面と同じ形状とし、第2パッキン受け面を電池出し入れ口の奥側で第1パッキン受け面に鋭角に連続させる。更に、電池出し入れ口に挿入される電池蓋の挿入部の外周に、弾性を有する環状のパッキンを取付ける。そして、挿入部の外周と第1、第2のパッキン受け面との間に圧縮状態に挟んだ前記パッキンを介して電池出し入れ口に電池蓋を液密に取付けたことを特徴としている。
【0013】
本発明及び以下の発明では、胴部及び裏蓋部、並びに電池蓋は、金属、合成樹脂、又はこれらの複合材などで形成できるとともに、パッキンには、弾性を有する材料例えば合成ゴムやフッ素ゴムなどのゴム系材料を好適に採用できる。本発明及び以下の発明では、パッキンの取付け状態を安定させるために、接着剤を必要により用いることは妨げないとともに、パッキンの半径方向の断面形状は以下の各実施形態で示す形状に制約されず、種々の変形が可能であるが、第1パッキン受け面に接する部分を、第1パッキン受け面に向けて先細に形成することは、必要な締め代を容易に得られる点で望ましい。又、本発明及び以下の発明では、電池蓋の開閉の操作性を高めるために、この電池蓋に開閉操作用の引掛け部を設けることも妨げない。
【0014】
本発明においては、パッキンが装着された電池蓋を電池出し入れ口に挿入することに伴い、パッキンが圧縮するように弾性変形して第1、第2のパッキン受け面に密接されるので、このパッキンにより電池出し入れ口と電池蓋との間の液密を確保できる。第1パッキン受け面が、裏蓋部の外側に向けて第2パッキン受け面から遠ざかるに従い電池出し入れ口の口径を次第に狭める円錐台面で作られているので、この第1パッキン受け面等へのパッキンの密接により、電池蓋が外れ止めされる。又、以上のように取付けられている電池蓋は、この蓋に取付けられているパッキンの一部を更に弾性変形させるように径方向片側に寄せてから、この電池蓋を外側に起こすことにより、電池出し入れ口から取外すことができる。
【0015】
又、前記課題を解決するために、本発明では、電池蓋に、環状の第1パッキン受け面及び第2パッキン受け面を設ける。第1パッキン受け面を、円錐台の周面と同形状をなし、かつ、電池出し入れ口に挿入される電池蓋の挿入部の周面で形成し、この受け面を、電池出し入れ口の縁部を外側から覆う電池蓋のフランジに向けて径が小さくなるようにする。第2パッキン受け面を、第1パッキン受け面に鋭角に連続するフランジの裏面で形成する。更に、弾性を有する環状のパッキンを電池出し入れ口の内周にこの出し入れ口の内方に突出させて取付ける。そして、電池出し入れ口の内周と第1、第2のパッキン受け面との間に圧縮状態に挟んだ前記パッキンを介して電池出し入れ口に電池蓋を液密に取付けたことを特徴としている。
【0016】
本発明においては、パッキンが装着された電池出し入れ口に電池蓋の挿入部を挿入することに伴い、パッキンが圧縮するように弾性変形して第1、第2のパッキン受け面に密接されるので、このパッキンにより電池出し入れ口と電池蓋との間の液密を確保できる。第1パッキン受け面が裏蓋部の内側に向けて第2パッキン受け面から遠ざかるに従い径が大きくなる円錐台面で作られているので、この第1パッキン受け面等へのパッキンの密接により、電池蓋が外れ止めされる。又、以上のように取付けられている電池蓋は、電池出し入れ口に取付けられているパッキンの一部を更に弾性変形させるように径方向片側に寄せてから、この電池蓋を外側に起こすことにより、電池出し入れ口から取外すことができる。
【0017】
本発明の好ましい形態では、電池蓋の取付けに伴って第1パッキン受け面で押圧変形されるパッキンの締め代より、電池蓋が取付けられた状態で挿入部の外周と電池出し入れ口の内周との間に形成される最小間隙を大きくしている。
【0018】
この形態では、装着状態の電池蓋をその半径方向に片寄せする場合に、この片寄せ方向のパッキン部分を締め代相当分以上に弾性変形させることが可能であり、電池蓋の取外しを実現できる。
【0019】
本発明の好ましい形態では、挿入部の外周又は電池出し入れ口の内周に、パッキン取付け凹部及びこの凹部に隣接するパッキン取付け凸部を形成し、パッキンに、溝及びこの溝を区画する一対の取付け脚部を形成している。そして、溝をパッキン取付け凸部に被嵌するとともに、両取付け脚部の内の一方をパッキン取付け凹部に密に挿入させることにより、パッキンを挿入部の外周又は電池出し入れ口の内周に取付けている。
【0020】
この形態では、電池蓋を取外す際にパッキンは第1パッキン受け面により挿入部又は電池出し入れ口から外されようとする力を受ける。しかし、取付け凸部への溝の被嵌と、一方の取付け脚部のパッキン取付け凹部への密なる挿入とによって、前記外し力に抗してパッキンが外されることを防止できる。
【0021】
本発明の好ましい形態では、電池出し入れ口の縁部を外側から覆うフランジを電池蓋が備えている。
【0022】
この形態では、裏蓋部と電池蓋との間に密に挟まれたパッキンが、外部から視認されることをフランジが妨げるとともに、水にパッキンが晒されることもこのフランジで抑制できる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図3を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
【0024】
図1中符号1は携帯時計として例えば腕時計を示しており、この腕時計1は、時計外装組立内に、時計ムーブメント(図示しない)及びその駆動電源としての扁平形電池2(図2及び図3参照)を収容している。扁平形電池2は、円形状をなして、ぼたん形電池とも通称されているものであって、以下単に電池2と略称する。この電池2は後述の構成によって交換可能である。
【0025】
時計外装組立は、表面が開口された時計外装主部5と、前記表面の開口を塞いで時計外装主部5に接着剤を介して固定されたカバーガラス(図示しない)とを備えている。時計ムーブメントや文字板等は、カバーガラスの接着前に前記表面の開口を通して時計外装主部5に組み込まれる。時計外装主部5は、例えば金属製であり、枠状例えば円形状をなす胴部6と、これに一体に作られた裏蓋部7とを有してなるワンピース構造となっている。なお、図1中符号8は時計ムーブメントの巻真に接続された竜頭を示している。
【0026】
裏蓋部7には電池2を出し入れするための円形の電池出し入れ口11が開口されている。この出し入れ口11は、いずれも機械加工によって環状に形成された第1、第2のパッキン受け面12、13、及び導入面14とで区画されている。
【0027】
図2及び図3に示すように第1パッキン受け面12は、円錐台の周面と同じ形状をなす環状をなし、時計外装主部5の内側から外側に向かうに従って、言い換えれば、第2パッキン受け面13から導入面14に向かうに従って電池出し入れ口11の口径を次第に狭めるように傾斜して設けられている。
【0028】
第2パッキン受け面13は電池2の出し入れ方向(図2及び図3中矢印X,Y方向参照)に対して直角に交差する平面からなる。この第2パッキン受け面12は、電池出し入れ口11の奥側、言い換えれば、導入面14とは第1パッキン受け面12を挟んで反対側に位置して、第1パッキン受け面12に鋭角に連続して設けられている。
【0029】
以上のように第1、第2のパッキン受け面12、13はいずれもねじ溝や切欠き等の凹凸がない単純な円錐台面又は平面で作られている。そのため、これら受け面12、13を作るための機械加工は容易であり、それに伴い生産性を向上できる。
【0030】
図2及び図3に示すように第2パッキン受け面13に対して直角に交差する線分Aに対して第1パッキン受け面12の延長線Bとがなす角度、つまり、第1パッキン受け面12の傾斜角度Θは5°〜20°に設定するとよい。特に、後述の電池蓋21を取付ける際の挿入抵抗が比較的小さいにも拘らず、電池蓋21の装着完了状態での防水性及び電池蓋21の安定した保持性能を得るために、前記傾斜角度を10°とすることは好ましい。
【0031】
導入面14は、電池出し入れ口11の入口端を形成するものであって、第1パッキン受け面12とは逆方向に傾けられたテーパ面で形成されている。この導入面14を設けることは、次に説明する電池蓋21の挿入をガイドして蓋21の取付け性を向上できるとともに、後述の引掛け部22に対し前記入口端をより大きく離れさせて引掛け部22の操作性を容易にできる点で好ましい。しかし、この導入面14は省略することもできる。
【0032】
裏蓋部7には電池出し入れ口11を開閉する電池蓋21が取外し可能に取付けられている。電池蓋21は、例えば金属製で、電池出し入れ口11より一回り小さい円形に形成されている。図2及び図3に示すように電池蓋21の外周にはV溝からなる開閉操作用の引掛け部22が環状に設けられ、この引掛け部22を境に裏面側部分は電池出し入れ口11に挿入される挿入部23をなしている。挿入部23の外径は、第2パッキン受け面13の最小径より大きい。
【0033】
挿入部23の外周には、環状をなすパッキン取付け凹部24が形成されているとともに、この凹部24に対して相対的に凸部とみなされる環状のパッキン取付け凸部25が設けられている。
【0034】
挿入部23の外周には弾性を有する環状のゴム製パッキン26が取付けられている。パッキン26はその外周端に向けて先細状に形成されている。パッキン26の内周部は、その内周面に開放する環状の溝27、及びこの溝27を区画する一対の環状の取付け脚部28、29で形成されている。パッキン26の自由状態で、環状溝27の底面を通る溝底直径は、パッキン取付け凸部25の直径より小さい。
【0035】
パッキン26は、やや拡径するように弾性変形させた状態で溝27をパッキン取付け凸部25に被嵌するとともに、一方の取付け脚部28をパッキン取付け凹部24に密に挿入することによって、挿入部23の外周に巻き付くように装着されている。このように取付けられたパッキン26は、自らの弾性力を利用して挿入部23に保持されているので、殊更にパッキン26を挿入部23に接着剤で固定する手間を要しない。
【0036】
自由状態でのパッキン26の挿入部23の外周面からの突出寸法Cは、電池蓋21が電池出し入れ口11を閉じた状態での、挿入部23の外周面と電池出し入れ口11の内周をなした第1パッキン受け面12との間の隙間よりも大きく設定されている。更に、裏蓋部7に電池蓋21が装着された状態でのパッキン26の圧縮寸法、つまり、第1パッキン受け面12で押圧変形されたパッキン26の締め代は、図2中符号Dで示されている。更に、図2中符号Eは、裏蓋部7に電池蓋21が装着された状態で挿入部23の外周と電池出し入れ口11の内周との間に形成される最小間隙を示しており、この間隙Eは締め代Dより大きく設定されている。
【0037】
以上の構成を備える腕時計で、電池2の交換の際などに電池蓋21を着脱する手順を説明する。まず、電池蓋21を装着するには、パッキン26が取付けられた挿入部23を先頭にして電池蓋21を電池出し入れ口11に挿入すればよい。
【0038】
この挿入に伴い、パッキン26の主として先細の外向き先端側部分が弾性変形(図2中2点鎖線は変形する前の前記先端側部分を示している。)して、圧縮状態となったパッキン26が、電池出し入れ口11の内周に設けられた第1、第2のパッキン受け面12、13に夫々密接される。電池蓋21の挿入完了は、パッキン26の取付け脚部29が第2パッキン受け面13に当たって行き止りになることから知覚できる。以上のように電池蓋21の取付けは、電池蓋21を回す等の面倒がなく、単に、パッキン26の弾性変形に抗しながら電池出し入れ口11に押し込むだけで簡単に行える。
【0039】
電池蓋21の取付け完了の状態を図2に示す。この状態では、傾斜している第1パッキン受け面12から受ける力で、パッキン26の取付け脚部29が第2パッキン受け面13に強く押付けられる。こうした第1、第2のパッキン受け面12、13への強い密接により、電池出し入れ口11と電池蓋21との間の液密を確保できる。この状態では、パッキン26の全周での締め代Dにより、電池蓋21はその中心が電池出し入れ口11の孔中心と一致するように保持されるとともに、電池出し入れ口11の内周と挿入部23の外周との間に締め代Dより大きい最小間隙Eが形成される。
【0040】
以上の電池蓋21の取付け状態においては、裏蓋部7の外側に向けて第2パッキン受け面13から遠ざかるに従い電池出し入れ口11の口径を次第に狭める円錐台面からなる第1パッキン受け面12に、パッキン26が強く密接しているので、電池蓋21が外れ止めされるとともに、第1、第2のパッキン受け面12、13へのパッキン26の密接状態を保持できる。
【0041】
次に、装着されている電池蓋21を取外す手順を説明する。まず、コイン又は工具30(図3参照)或いは指先などを、裏蓋部7の外に露出している引掛け部22に引掛けて、パッキン26の一部を更に弾性変形させるように電池蓋26をその径方向片側に押圧して寄せる。この寄せ方向を例えば図2中矢印Fで示す。それにより、図3に示すように寄せ方向と反対側ではパッキン26が第1パッキン受け面12から離れるようになる。これは、前記締め代Dと最小間隙Eとが、D<Eの関係にあることにより実現できる。
【0042】
この後、電池蓋21を裏蓋部7の外側にめくるように起こすことにより、パッキン26の弾性変形を伴って電池出し入れ口11から電池蓋21を取外すことができる。この場合にも、電池蓋21を回すことなく簡単に作業ができる。こうして電池蓋21が外された状態で電池2の交換などが行われる。
【0043】
ところで、既述のように電池蓋21が外側に起こされる際には、パッキン26は挿入部23から外されようとする力を受ける。しかし、パッキン26の一方の取付け脚部28が挿入部23のパッキン取付け凹部24に密に挿入されているので、この部分での引っ掛かりによって、パッキン26が挿入部23から不用意に外されることは防止される。
【0044】
以上のように電池蓋21を着脱できる前記構成の腕時計1では、裏蓋部7の電池出し入れ口11と、この出し入れ口11を開閉する電池蓋21との間の防水を担うパッキン26を利用して電池蓋21を裏蓋部7に取付けている。このため、電池出し入れ口11と電池蓋21との間の防水性を確保するパッキン26の配置スペースの他に、このパッキン26を厚み方向に圧縮しつつ電池蓋21を裏蓋部7に機械的に取付けるためのねじ構造やバヨネット構造を要することがない。したがって、電池蓋21の取付けに要する構造の厚みを薄くでき、それに応じて腕時計1を薄くすることが可能である。
【0045】
以下、本発明の第2、第3の実施形態を説明する。これらの実施形態は基本的には第1実施形態と同じ構成であるので、同じ構成について第1実施形態と同じ符号を付して、その構成および作用の説明を省略し、以下異なる部分について説明する。
【0046】
図4に示す第2実施形態では、電池蓋21がその外周に一体に張り出すフランジ31を備えている。このフランジ31は、周方向に連続して形成され、電池蓋21の時計外装主部5への装着状態では裏蓋部7の外面、詳しくは電池出し入れ口11の縁部外面に重なる大きさである。このため、フランジ31はパッキン26を覆い隠すようになっている。更に、フランジ31の先端部は、裏蓋部7の外面と対向するテーパ面31aを有した引掛け部32を形成している。
【0047】
以上説明した点以外の構成は第1実施形態と同じである。従って、この第2実施形態でも第1実施形態と同じように本発明の課題を解決できる。しかも、電池蓋21が備えるフランジ31が、電池出し入れ口11の内周と電池蓋21との間に密に挟まれたパッキン26の外部からの視認を妨げるので、時計外装主部5の裏面の体裁がよい。その上、フランジ31により、電池出し入れ口11の内周と電池蓋21との間にごみが詰まったり、パッキン26が水に晒されることを抑制できる等の点で優れている。
【0048】
図5及び図6に示す第3実施形態では、パッキン26を電池出し入れ口11の内周に取付けている。このために、前記内周にいずれも環状のパッキン取付け凹部24及びパッキン取付け凸部25とともに、脚部収容溝35が設けられている。パッキン取付け凹部24はパッキン取付け凸部25より奥側に隣接し、脚部収容溝35はパッキン取付け凸部25より手前側(裏蓋部7の外面側)に隣接している。パッキン26は、その溝27をパッキン取付け凸部25に被嵌させるとともに、一方の取付け脚部28をパッキン取付け凹部24に密に挿入し、かつ、他方の取付け脚部29を脚部収容溝35に収容して、電池出し入れ口11の内周に取付けられている。
【0049】
この取付け状態で、パッキン26の先細状をなす内周側部分は、電池出し入れ口11の内方に突出されている。脚部収容溝35に収容された取付け脚部29は、裏蓋部7の外面と面一若しくは裏蓋部7の外面から若干突出されている。この実施形態ではパッキン26を電池出し入れ口11の内周に接着剤で接着するとよい。
【0050】
前記パッキン26の配置換えに対応して、電池蓋21に、挿入部23の外周からなる環状の第1パッキン受け面12を設けるとともに、電池蓋21に設けたフランジ31に環状の第2パッキン受け面13を設けている。第1パッキン受け面12は、挿入部23の外周を、フランジ31に向けて径が小さくなる円錐台の周面と同じ形状として形成されている。第2パッキン受け面13はフランジ31の裏面で形成されている。この受け面13は、第1パッキン受け面12に鋭角に連続している。第1、第2のパッキン受け面12、13はいずれもねじ溝や切欠き等の凹凸がない単純な円錐台面又は平面で作られている。そのため、これら受け面12、13を作るための機械加工は容易であり、それに伴い生産性を向上できる。
【0051】
周方向に連続しているフランジ31は電池蓋21の外周に一体に張り出して形成され、電池蓋21の時計外装主部5への装着状態では裏蓋部7の外面、詳しくは電池出し入れ口11の縁部外面に重なる大きさである。このため、フランジ31はパッキン26を覆い隠すようになっている。更に、電池蓋21の例えば中央部にはすり割溝からなる引掛け部22が設けられ、この引掛け部22にはコインや工具30(図6参照)を挿脱可能である。以上説明した点以外の構成は第1実施形態と同じである。
【0052】
以上の構成を備える第3実施形態の腕時計で、電池2の交換の際などに電池蓋21を着脱する手順を説明する。まず、電池蓋21を装着するには、パッキン26が取付けられた電池出し入れ口11に対して挿入部23を先頭にして電池蓋21を挿入すればよい。
【0053】
この挿入に伴い、パッキン26の主として先細の内向き先端側部分が弾性変形(図5中2点鎖線は変形する前の前記先端側部分を示している。)して、圧縮状態となったパッキン26が、挿入部23の第1、第2のパッキン受け面12、13に夫々密接される。電池蓋21の挿入完了は、パッキン26の取付け脚部29に第2パッキン受け面13が当たって行き止りになることから知覚できる。以上のように電池蓋21の取付けは、電池蓋21を回す等の面倒がなく、単に、パッキン26の弾性変形に抗しながら電池出し入れ口11に押し込むだけで簡単に行える。
【0054】
電池蓋21の取付け完了の状態を図5に示す。この状態では、パッキン26の取付け脚部29が、傾斜している第1パッキン受け面12から受ける力で第2パッキン受け面13に強く押付けられる。こうした第1、第2のパッキン受け面12、13への強い密接により、電池出し入れ口11と電池蓋21との間の液密を確保できる。この状態では、パッキン26の全周での締め代Dにより、電池蓋21はその中心が電池出し入れ口11の孔中心と一致するように保持されるとともに、電池出し入れ口11の内周と挿入部23の外周との間に締め代Dより大きい最小間隙Eが形成される。
【0055】
以上の電池蓋21の取付け状態においては、電池2に向けて第2パッキン受け面13から遠ざかるに従い径が次第に大きくなる円錐台面からなる第1パッキン受け面12に、パッキン26が強く密接しているので、電池蓋21が外れ止めされるとともに、第1、第2のパッキン受け面12、13へのパッキン26の密接状態を保持できる。
【0056】
次に、装着されている電池蓋21を取外す手順を説明する。まず、コイン又は工具30(図6参照)などを、電池蓋21の引掛け部22に引掛けて、パッキン26の一部を更に弾性変形させるように電池蓋26をその径方向片側に押圧して寄せる。この寄せ方向を例えば図6中矢印Fで示す。それにより、図6に示すように寄せ方向と反対側でパッキン26から第1パッキン受け面12が離れるようになる。これは、前記締め代Dと最小間隙Eとが、D<Eの関係にあることにより実現できる。
【0057】
この後、電池蓋21を外側にめくるように起こすことにより、パッキン26の弾性変形を伴って電池出し入れ口11から電池蓋21を取外すことができる。この場合にも、電池蓋21を回すことなく簡単に作業ができる。こうして電池蓋21が外された状態で電池2の交換などが行われる。既述のように電池蓋21が外側に起こされる際に、挿入部23によってパッキン26は電池出し入れ口11から外されようとする力を受ける。しかし、パッキン26の一方の取付け脚部28が電池出し入れ口11のパッキン取付け凹部24に密に挿入されているので、この部分での引っ掛かりによって、パッキン26が不用意に外されることは防止される。
【0058】
以上のように電池蓋21を着脱できる前記構成の腕時計では、裏蓋部7の電池出し入れ口11と、この出し入れ口11を開閉する電池蓋21との間の防水を担うパッキン26を利用して電池蓋21を裏蓋部7に取付けている。このため、電池出し入れ口11と電池蓋21との間の防水性を確保するパッキン26の配置スペースの他に、このパッキン26を厚み方向に圧縮しつつ電池蓋21を裏蓋部7に機械的に取付けるためのねじ構造やバヨネット構造を要することがない。したがって、電池蓋21の取付けに要する構造の厚みを薄くでき、それに応じて腕時計を薄くすることが可能である。
【0059】
しかも、電池蓋21が備えるフランジ31が、電池出し入れ口11の内周と電池蓋21との間に密に挟まれたパッキン26の外部からの視認を妨げるので、時計外装主部5の裏面の体裁がよい。その上、フランジ31により、電池出し入れ口11の内周と電池蓋21との間にごみが詰まったり、パッキン26が水に晒されることを抑制できる等の点で優れている。
【0060】
本発明は前記各実施形態には制約されない。例えば、電池蓋の少なくとも一部が時計の外部に露出する合成樹脂で形成されている場合には、この合成樹脂に指先でつまめる引掛け部を一体に形成して、格別にコインや工具などを用いないで電池蓋の取り外しができるように構成することが可能である。
【0061】
【発明の効果】
本発明によれば、裏蓋部の電池出し入れ口と、この口を開閉する電池蓋との間の防水を担うパッキンを利用して電池蓋を裏蓋部に取付けたので、パッキンの配置スペースの他に電池蓋を裏蓋部に取付けるためのねじ構造やバヨネット構造を要しない。したがって、防水性を確保しつつ薄くすることが可能である。しかも、第1、第2のパッキン受け面は、凹凸がない単純な面であるので、これらの面の機械加工や成形はねじ構造やバヨネット構造を作る場合に比較して簡単であり、したがって、生産性も向上可能な携帯時計を提供できる。
【0062】
挿入部外周と電池出し入れ口内周との間の最小間隔とパッキンの締め代とについて規定した発明によれば、装着されている電池蓋をその半径方向に片寄せてから起こして取外せる携帯時計を提供できる。
【0063】
パッキンの溝をパッキン取付け凸部に被嵌するとともに、パッキンが備える一対の取付け部の内の一方をパッキン取付け凹部に挿入させてパッキンを取付けるようにした発明によれば、パッキン取付け凸部への溝の被嵌と、一方の取付け脚部のパッキン取付け凹部への密なる挿入とによって、電池蓋が取外されるに伴ってパッキンが外されることを防止可能な携帯時計を提供できる。
【0064】
電池出し入れ口を覆うフランジを備えた発明によれば、裏蓋部と電池蓋との間に液密を担うパッキンが外部から視認されることを防止できるとともに、パッキンが水に晒されにくい携帯時計を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る腕時計を示す裏面図。
【図2】図1のL2−L2線に沿って示す断面図。
【図3】電池蓋を片寄せした状態で図1のL2−L2線に沿って示す断面図。
【図4】本発明の第2実施形態に係る腕時計を示す前記図2相当の断面図。
【図5】本発明の第3実施形態に係る腕時計を示す前記図2相当の断面図。
【図6】図5の腕時計の電池蓋を片寄せした状態で示す前記図3相当の断面図。
【符号の説明】
1…腕時計(携帯時計)
2…扁平形電池
5…時計外装主部
6…胴部
7…裏蓋部
11…電池出し入れ口
12…第1パッキン受け面
13…第2パッキン受け面
Θ…第1パッキン受け面の傾斜角度
21…電池蓋
23…挿入部
24…パッキン取付け凹部
25…パッキン取付け凸部
27…溝
28…取付け脚部
29…取付け脚部
D…締め代
E…最小間隙
31…フランジ

Claims (5)

  1. 扁平形電池が出し入れされる電池出し入れ口を有した裏蓋部が胴部に一体に作られているとともに、前記電池出し入れ口を開閉する電池蓋が前記裏蓋部に液密に取付けられた携帯時計において、
    前記電池出し入れ口の内周に、円錐台の周面と同じ形状をなす環状の第1パッキン受け面と、前記電池出し入れ口の奥側で前記第1パッキン受け面に鋭角に連続する環状の第2パッキン受け面を設け、
    弾性を有する環状のパッキンを前記電池出し入れ口に挿入される前記電池蓋の挿入部の外周に取付け、前記挿入部の外周と前記両パッキン受け面との間に前記パッキンを圧縮状態に挟むとともに、このパッキンを介して前記電池出し入れ口に前記電池蓋を液密に取付けたことを特徴とする携帯時計。
  2. 扁平形電池が出し入れされる電池出し入れ口を有した裏蓋部が胴部に一体に作られているとともに、前記電池出し入れ口を開閉する電池蓋が前記裏蓋部に液密に取付けられた携帯時計において、
    前記電池蓋が、前記電池出し入れ口の縁部を外側から覆うフランジと、前記電池出し入れ口に挿入される挿入部とを備え、この挿入部の周面を、円錐台の周面と同じ形状をなして前記フランジに向けて径が小さくなる環状の第1パッキン受け面とするとともに、前記フランジの裏面を前記第1パッキン受け面に鋭角に連続する環状の第2パッキン受け面とし、
    弾性を有する環状のパッキンを前記電池出し入れ口の内周にこの出し入れ口の内方に突出させて取付け、前記電池出し入れ口の内周と前記両パッキン受け面との間に前記パッキンを圧縮状態に挟むととともに、このパッキンを介して前記電池出し入れ口に前記電池蓋を液密に取付けたことを特徴とする携帯時計。
  3. 請求項1又は2に記載の携帯時計において、前記電池蓋が取付けられた状態で前記挿入部の外周と前記電池出し入れ口の内周との間に形成される最小間隙が、前記電池蓋の取付けに伴って前記第1パッキン受け面で押圧変形される前記パッキンの締め代より大きい。
  4. 請求項1から3の内のいずれか1項に記載の携帯時計において、前記挿入部の外周又は前記電池出し入れ口の内周に、パッキン取付け凹部及びこの凹部に隣接するパッキン取付け凸部を形成し、前記パッキンに、溝及びこの溝を区画する一対の取付け脚部を形成し、前記溝を前記パッキン取付け凸部に被嵌するとともに、前記両取付け脚部の内の一方を前記パッキン取付け凹部に密に挿入させて、前記パッキンが前記挿入部の外周又は前記電池出し入れ口の内周に取付けられている。
  5. 請求項1、3、4の内のいずれか1項に記載の携帯時計において、前記電池蓋が前記電池出し入れ口の縁部を外側から覆うフランジを備えている。
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