JP2004099856A - 分解性組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】自然環境の汚染乃至は破壊を有効に防止できる分解性組成物を提供する。
【解決手段】少なくとも植物自体又はその加工材100重量部に対して、接着剤を少なくとも10重量部配合した混合物に水を媒介して、溶解混練及び圧縮し成形することからなる分解性組成物。前記混合物は、更に無機物粉を含有する。前記混合物は、更に多価アルコールを含有する。
【選択図】 なし
【解決手段】少なくとも植物自体又はその加工材100重量部に対して、接着剤を少なくとも10重量部配合した混合物に水を媒介して、溶解混練及び圧縮し成形することからなる分解性組成物。前記混合物は、更に無機物粉を含有する。前記混合物は、更に多価アルコールを含有する。
【選択図】 なし
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自然環境の汚染乃至は破壊を有効に防止できる分解性組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
食品工業界において、おからやふすまや米ぬかやビール粕や酒粕や籾殻等の植物残渣は、その一部が飼料や肥料や食用等に利用され、それはそれなりに意義のあることではあるが、大部分は利用されないまま廃棄処理されていた。
【0003】
一方、安価で耐久性に優れ利便性を有することから、多種多様の合成樹脂が様々な分野で利用されているが、近年これら合成樹脂製品の使用後の処理が困難になっている。即ち、土に埋め立てても半永久的にそのままの形を維持したまま残存してしまい、また焼却した場合、発熱カロリーが高く焼却炉の炉を損傷したり黒煙や有害ガスを発生するものもある。
【0004】
この問題を解決する方法として、生分解性プラスチックが開発され、市場に出始めているが、従来合成樹脂に比べて高価であり、普及していないのが現状である。
【0005】
また以上のことを考慮して合成樹脂や生分解性プラスチックに植物性の材料を混合、加熱、溶融し成形することで前記廃棄すべき植物性粉粒体を再利用して、同時に合成樹脂や生分解性プラスチックの使用量を減らし、成形品から発生するガスを許容値以下にし、また埋め立てた際も生崩壊や生分解することで自然環境に寄与できる複合樹脂組成物や複合樹脂発泡体が提案されている(例えば、特開平9−249761号公報、特開平11−48303号公報、特開平11−124485号公報等)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は、上記従来の植物残渣の用途が限られていること及び合成樹脂成形品の廃棄物が自然環境を汚染乃至は破壊する一因となっていることであって、本発明は上記問題を解決した分解性組成物を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決すべく種々検討を重ねた結果、植物自体またはその加工材に接着剤系物質を加えた混合物に水を媒介して、溶解混練及び圧縮し成形して得られる分解性組成物の発明に至った。
【0008】
第1の発明は、少なくとも植物自体又はその加工材100重量部に対して接着剤系物質を少なくとも10重量部配合した混合物に水を媒介して、溶解混練及び圧縮し成形してなることを特徴とする分解性組成物である。
【0009】
第2の発明は、前記混合物に水を媒介して、加熱溶融及び混練し成形してなることを特徴とする請求項1記載の分解性組成物である。
【0010】
第3の発明は、前記混合物に更に無機物粉を含有して構成されていることを特徴とする分解性組成物である。
【0011】
第4の発明は、前記混合物に更に多価アルコールを含有して構成されていることを特徴とする分解性組成物である。
【0012】
第5の発明は、上記分解性組成物からなる成形加工品である。
【0013】
第6の発明は、上記分解性組成物からなる人工木材である。
【0014】
第7の発明は、上記分解性組成物からなる発泡体である。
【0015】
【発明の実施の形態】
植物自体又は、その加工材としては、植物の幹、枝、葉、根、茎、種子、果実等の粉砕物が使用できる。具体的には、大豆殻、おから、脱脂大豆、小麦、ふすま、末粉、米、米ぬか、脱脂米ぬか、とうもろこし、とうもろこし粕、砂糖黍、砂糖黍粕、コーヒー粕、ビール粕、茶、茶粕、酒粕、焼酎粕、醤油の搾り粕、そば殻、籾殻、落花生の殻、椰子殻、木粉、竹粉、樹皮粉、パルプ、セルロース、ケナフ、紙粉、麻粉、綿粉等が使用できる。
これらの植物のうち、少なくとも1種とすることができる。
【0016】
接着剤系物質としては、天然物及び合成高分子のものが使用できる。例えば澱粉系物質としては生澱粉、コーンスターチ、タピオカ澱粉、小麦澱粉、キャッサバ澱粉、モロコシ澱粉、ワラビ澱粉、くず澱粉、米澱粉、サゴ澱粉、サツマイモ澱粉、ジャガイモ澱粉、ハス澱粉、ヒシ澱粉、馬鈴薯澱粉、米粉、白玉粉、上新粉、ビーフン或いは、これらを酸化、エーテル化、エステル化、カチオン化、酸化処理、酵素変性処理、温熱処理、酸処理、架橋等の方法により処理された加工澱粉等が使用でき、天然物及び半合成高分子系物質としては、天然ゴム、合成ゴム、ポリサッカライド、リグニン、セルロース、CMC、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、アルギン酸、アルギン酸ソーダ、デキストリン、ポリペプチド、ニカワ、ゼラチン、カゼイン、うるし、寒天等が使用でき、合成高分子としては、ポリビニルアルコール或いは、これらをアセタール化、ウレタン化により変性されたポリビニルアルコール、酢酸ビニル、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミド、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、ポリエーテル、ポリエチレンオキシド、水溶性アルキッド、ポリエステル等が使用できる。
これらの接着剤のうち、少なくとも1種とすることができる。
【0017】
植物自体又は加工材100重量部に対して、加えられる接着剤系物質の配合量は、少なくとも10重量部である。植物または加工材に対する接着剤系物質の配合量が10重量部より少ないと得られる組成物の機械的物性等が不十分となる。
【0018】
無機物粉は得られる組成物の強度、機能性を高めるために添加されるもので例えば、炭酸カルシウム、タルク、マイカ、ゼオライト、アルミナ、シリカ、クレー、ベントナイト、珪藻土、麦飯石、石英、トルマリン、珊瑚、セラミック、酸化チタン、二酸化チタン、木炭、備長炭、活性炭、竹炭、石炭等が使用できる。
これらの無機物粉のうち、少なくとも1種とすることができる。
【0019】
多価アルコールは接着剤の付与剤として添加されるもので例えば、グリセリン、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、キシロース、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、マンニトール、グルコース、ガラクトース、サッカロース、ラクトース、マルトース等が使用できる。
これらの多価アルコールのうち、少なくとも1種とすることができる。
【0020】
また、植物自体又は加工材、接着剤系物質、水、無機物粉、多価アルコールに加え、増粘剤、界面活性剤、酸化防止剤、離型剤、滑剤、紫外線吸収剤、自動酸化剤、脱臭剤、消臭剤、防臭剤、防腐剤、防カビ剤、抗菌剤、耐水化剤、熱安定剤等を添加することもできる。
【0021】
本発明の分解性組成物の製造は、従来使用されているものと同様の装置が使用できる。即ち、混合機を用い植物自体又はその加工材と接着剤系物質に水を媒介して、その他の添加剤を混合調整し、高速ミキサーやニーダー又は押出機等を用いて溶解混練及び圧縮し成形して組成物が得られる。
【0022】
こうして得られた組成物をプレス成形、射出成形、押し出し成形、カレンダー成形等の装置を用いて、成形加工品又は人工木材又は発泡体が得られる。
【0023】
【実施例】
以下において具体的な実施例を説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0024】
[実施例1]
植物として豆腐の搾り粕であるおから100重量部に対し、接着剤系物質としてコーンスターチ50重量部、無機物粉として珪藻土2重量部、多価アルコールとしてグリセリン10重量部配合の混合物を高速ミキサー(カワタ製SMG−100)を用い、混合槽を80℃〜130℃に加熱し、約20分間混合したのち混合物を放出した。放出した混合物を冷却粉砕し、分解性組成物のコンパウンドを得た。次にこの分解性組成物を熱プレス機に投入して設定温度120℃、0.5tの圧力条件で約3分間圧縮し、縦90mm、横40mm、材厚0.1mmのシートに成形した。
【0025】
[実施例2〜9]
実施例2〜9では、植物自体、接着剤系物質、水の混合条件を表1の内容に変更した以外は、実施例1と同様にしてシートを得た。次いで、この得られたシートをコンポスト及び土壌中で分解試験を行った。その結果を表2に示す。表2の数値は、試料の初期重量に対して減少した重量%を意味する。また表2においての「測定不可」とは、試料がぼろぼろになり重量測定ができなくなったこと或いは、試料が完全に分解したことを意味する。
【0026】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成されるため、植物自体又はその加工材と接着剤系物質とを所定の配合割合にて溶解混練及び圧縮し成形することにより組成物として、各成形加工品、人工木材、発泡体、その他広い用途を有し、且つ廃棄時には環境破壊乃至は汚染を起こさない分解性組成物が提供される。
【発明の属する技術分野】
本発明は、自然環境の汚染乃至は破壊を有効に防止できる分解性組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
食品工業界において、おからやふすまや米ぬかやビール粕や酒粕や籾殻等の植物残渣は、その一部が飼料や肥料や食用等に利用され、それはそれなりに意義のあることではあるが、大部分は利用されないまま廃棄処理されていた。
【0003】
一方、安価で耐久性に優れ利便性を有することから、多種多様の合成樹脂が様々な分野で利用されているが、近年これら合成樹脂製品の使用後の処理が困難になっている。即ち、土に埋め立てても半永久的にそのままの形を維持したまま残存してしまい、また焼却した場合、発熱カロリーが高く焼却炉の炉を損傷したり黒煙や有害ガスを発生するものもある。
【0004】
この問題を解決する方法として、生分解性プラスチックが開発され、市場に出始めているが、従来合成樹脂に比べて高価であり、普及していないのが現状である。
【0005】
また以上のことを考慮して合成樹脂や生分解性プラスチックに植物性の材料を混合、加熱、溶融し成形することで前記廃棄すべき植物性粉粒体を再利用して、同時に合成樹脂や生分解性プラスチックの使用量を減らし、成形品から発生するガスを許容値以下にし、また埋め立てた際も生崩壊や生分解することで自然環境に寄与できる複合樹脂組成物や複合樹脂発泡体が提案されている(例えば、特開平9−249761号公報、特開平11−48303号公報、特開平11−124485号公報等)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は、上記従来の植物残渣の用途が限られていること及び合成樹脂成形品の廃棄物が自然環境を汚染乃至は破壊する一因となっていることであって、本発明は上記問題を解決した分解性組成物を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決すべく種々検討を重ねた結果、植物自体またはその加工材に接着剤系物質を加えた混合物に水を媒介して、溶解混練及び圧縮し成形して得られる分解性組成物の発明に至った。
【0008】
第1の発明は、少なくとも植物自体又はその加工材100重量部に対して接着剤系物質を少なくとも10重量部配合した混合物に水を媒介して、溶解混練及び圧縮し成形してなることを特徴とする分解性組成物である。
【0009】
第2の発明は、前記混合物に水を媒介して、加熱溶融及び混練し成形してなることを特徴とする請求項1記載の分解性組成物である。
【0010】
第3の発明は、前記混合物に更に無機物粉を含有して構成されていることを特徴とする分解性組成物である。
【0011】
第4の発明は、前記混合物に更に多価アルコールを含有して構成されていることを特徴とする分解性組成物である。
【0012】
第5の発明は、上記分解性組成物からなる成形加工品である。
【0013】
第6の発明は、上記分解性組成物からなる人工木材である。
【0014】
第7の発明は、上記分解性組成物からなる発泡体である。
【0015】
【発明の実施の形態】
植物自体又は、その加工材としては、植物の幹、枝、葉、根、茎、種子、果実等の粉砕物が使用できる。具体的には、大豆殻、おから、脱脂大豆、小麦、ふすま、末粉、米、米ぬか、脱脂米ぬか、とうもろこし、とうもろこし粕、砂糖黍、砂糖黍粕、コーヒー粕、ビール粕、茶、茶粕、酒粕、焼酎粕、醤油の搾り粕、そば殻、籾殻、落花生の殻、椰子殻、木粉、竹粉、樹皮粉、パルプ、セルロース、ケナフ、紙粉、麻粉、綿粉等が使用できる。
これらの植物のうち、少なくとも1種とすることができる。
【0016】
接着剤系物質としては、天然物及び合成高分子のものが使用できる。例えば澱粉系物質としては生澱粉、コーンスターチ、タピオカ澱粉、小麦澱粉、キャッサバ澱粉、モロコシ澱粉、ワラビ澱粉、くず澱粉、米澱粉、サゴ澱粉、サツマイモ澱粉、ジャガイモ澱粉、ハス澱粉、ヒシ澱粉、馬鈴薯澱粉、米粉、白玉粉、上新粉、ビーフン或いは、これらを酸化、エーテル化、エステル化、カチオン化、酸化処理、酵素変性処理、温熱処理、酸処理、架橋等の方法により処理された加工澱粉等が使用でき、天然物及び半合成高分子系物質としては、天然ゴム、合成ゴム、ポリサッカライド、リグニン、セルロース、CMC、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、アルギン酸、アルギン酸ソーダ、デキストリン、ポリペプチド、ニカワ、ゼラチン、カゼイン、うるし、寒天等が使用でき、合成高分子としては、ポリビニルアルコール或いは、これらをアセタール化、ウレタン化により変性されたポリビニルアルコール、酢酸ビニル、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミド、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、ポリエーテル、ポリエチレンオキシド、水溶性アルキッド、ポリエステル等が使用できる。
これらの接着剤のうち、少なくとも1種とすることができる。
【0017】
植物自体又は加工材100重量部に対して、加えられる接着剤系物質の配合量は、少なくとも10重量部である。植物または加工材に対する接着剤系物質の配合量が10重量部より少ないと得られる組成物の機械的物性等が不十分となる。
【0018】
無機物粉は得られる組成物の強度、機能性を高めるために添加されるもので例えば、炭酸カルシウム、タルク、マイカ、ゼオライト、アルミナ、シリカ、クレー、ベントナイト、珪藻土、麦飯石、石英、トルマリン、珊瑚、セラミック、酸化チタン、二酸化チタン、木炭、備長炭、活性炭、竹炭、石炭等が使用できる。
これらの無機物粉のうち、少なくとも1種とすることができる。
【0019】
多価アルコールは接着剤の付与剤として添加されるもので例えば、グリセリン、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、キシロース、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、マンニトール、グルコース、ガラクトース、サッカロース、ラクトース、マルトース等が使用できる。
これらの多価アルコールのうち、少なくとも1種とすることができる。
【0020】
また、植物自体又は加工材、接着剤系物質、水、無機物粉、多価アルコールに加え、増粘剤、界面活性剤、酸化防止剤、離型剤、滑剤、紫外線吸収剤、自動酸化剤、脱臭剤、消臭剤、防臭剤、防腐剤、防カビ剤、抗菌剤、耐水化剤、熱安定剤等を添加することもできる。
【0021】
本発明の分解性組成物の製造は、従来使用されているものと同様の装置が使用できる。即ち、混合機を用い植物自体又はその加工材と接着剤系物質に水を媒介して、その他の添加剤を混合調整し、高速ミキサーやニーダー又は押出機等を用いて溶解混練及び圧縮し成形して組成物が得られる。
【0022】
こうして得られた組成物をプレス成形、射出成形、押し出し成形、カレンダー成形等の装置を用いて、成形加工品又は人工木材又は発泡体が得られる。
【0023】
【実施例】
以下において具体的な実施例を説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0024】
[実施例1]
植物として豆腐の搾り粕であるおから100重量部に対し、接着剤系物質としてコーンスターチ50重量部、無機物粉として珪藻土2重量部、多価アルコールとしてグリセリン10重量部配合の混合物を高速ミキサー(カワタ製SMG−100)を用い、混合槽を80℃〜130℃に加熱し、約20分間混合したのち混合物を放出した。放出した混合物を冷却粉砕し、分解性組成物のコンパウンドを得た。次にこの分解性組成物を熱プレス機に投入して設定温度120℃、0.5tの圧力条件で約3分間圧縮し、縦90mm、横40mm、材厚0.1mmのシートに成形した。
【0025】
[実施例2〜9]
実施例2〜9では、植物自体、接着剤系物質、水の混合条件を表1の内容に変更した以外は、実施例1と同様にしてシートを得た。次いで、この得られたシートをコンポスト及び土壌中で分解試験を行った。その結果を表2に示す。表2の数値は、試料の初期重量に対して減少した重量%を意味する。また表2においての「測定不可」とは、試料がぼろぼろになり重量測定ができなくなったこと或いは、試料が完全に分解したことを意味する。
【0026】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成されるため、植物自体又はその加工材と接着剤系物質とを所定の配合割合にて溶解混練及び圧縮し成形することにより組成物として、各成形加工品、人工木材、発泡体、その他広い用途を有し、且つ廃棄時には環境破壊乃至は汚染を起こさない分解性組成物が提供される。
Claims (7)
- 少なくとも植物自体又は、その加工材100重量部に対して接着剤系物質を少なくとも10重量部配合した混合物に水を媒介して、溶解混練及び圧縮し成形することからなる分解性組成物。
- 前記混合物に水を媒介して、加熱溶融及び混練し成形することからなる請求項1記載の分解性組成物。
- 前期混合物は、更に無機物粉を含有してなる請求項1記載の分解性組成物。
- 前記混合物は、更に多価アルコールを含有してなる請求項1乃至2のいずれか1項に記載の分解性組成物。
- 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の分解性組成物からなる成形加工品。
- 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の分解性組成物からなる人工木材。
- 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の分解性組成物からなる発泡体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002306404A JP2004099856A (ja) | 2002-09-12 | 2002-09-12 | 分解性組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002306404A JP2004099856A (ja) | 2002-09-12 | 2002-09-12 | 分解性組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004099856A true JP2004099856A (ja) | 2004-04-02 |
Family
ID=32289382
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002306404A Pending JP2004099856A (ja) | 2002-09-12 | 2002-09-12 | 分解性組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004099856A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005042217A1 (ja) * | 2003-11-04 | 2005-05-12 | Toudai Tlo, Ltd. | 植物廃棄物を用いた成形品及びその製造方法 |
JP2008260201A (ja) * | 2007-04-12 | 2008-10-30 | Kakuichi Kasei Kk | 籾殻成形体の製造方法及び籾殻成形体 |
JP2009166342A (ja) * | 2008-01-16 | 2009-07-30 | Shokun Kan | パームを利用した建築材料の製造方法 |
JP2009286061A (ja) * | 2008-05-30 | 2009-12-10 | Kagoshima Univ | 熱可塑性樹脂の製造方法 |
JP2010201899A (ja) * | 2009-03-06 | 2010-09-16 | Nihon Univ | 積層材の製造方法及び積層材 |
-
2002
- 2002-09-12 JP JP2002306404A patent/JP2004099856A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005042217A1 (ja) * | 2003-11-04 | 2005-05-12 | Toudai Tlo, Ltd. | 植物廃棄物を用いた成形品及びその製造方法 |
JP2008260201A (ja) * | 2007-04-12 | 2008-10-30 | Kakuichi Kasei Kk | 籾殻成形体の製造方法及び籾殻成形体 |
JP2009166342A (ja) * | 2008-01-16 | 2009-07-30 | Shokun Kan | パームを利用した建築材料の製造方法 |
JP2009286061A (ja) * | 2008-05-30 | 2009-12-10 | Kagoshima Univ | 熱可塑性樹脂の製造方法 |
JP2010201899A (ja) * | 2009-03-06 | 2010-09-16 | Nihon Univ | 積層材の製造方法及び積層材 |
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