JP2004099516A - 頭皮保護剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】頭皮に対する刺激が少なく、かつ、頭皮に対する毛髪処理剤や染毛剤による頭皮に対する一時刺激を防止、あるいは緩和効果を十分に達成することができ、かつ前記毛髪処理剤や染毛剤の毛髪への付着を妨げることのない頭皮保護剤の提供。
【解決手段】炭化水素を主成分とする常温(25℃)での粘度が15〜60cStであることを特徴とする頭皮保護剤。
【選択図】 なし
【解決手段】炭化水素を主成分とする常温(25℃)での粘度が15〜60cStであることを特徴とする頭皮保護剤。
【選択図】 なし
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、酸化染毛剤、酸性染毛剤あるいは一時染毛料等の染毛剤やパーマ剤等の毛髪処理剤による施術前に、頭皮に塗布することによって、毛髪処理剤等の毛髪処理剤による施術前に、頭皮に塗布することによって、毛髪処理剤等による刺激を防止あるいは緩和効果を奏するとともに、頭皮自体が染色されることを防止あるいは緩和することができる頭皮保護剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
疎水性の皮膜を形成し、長時間外界からの刺激から皮膚を保護し、石鹸で容易に洗い流すことができるアクリル系共重合体を組合せた皮膚保護剤が知られている(特許文献1参照)。
皮膜を形成し、外部の刺激を遮断して肌荒れを改善するポリマーを組合せた皮膚化粧料が知られている(特許文献2参照)。
【0003】
刺激物質を含有する系にシリコーンを配合することで皮膚刺激を緩和する皮膚刺激緩和法が知られている(特許文献3参照)。
皮膚に速やかに浸透して被膜を形成し、外界の刺激から皮膚を保護し、洗浄しても容易に除去されない皮膚保護剤、およびその製造方法が知られている(特許文献4参照)。
【0004】
被膜剤、疎水性粉末、揮発性油分を組合せた、疎水性、対薬液性に優れた皮膚保護剤が知られている(特許文献5参照)。
皮膚洗浄時の肌荒れを防止し、洗浄しても容易に除去されない皮膚保護剤組成物が知られている(特許文献6参照)。
【0005】
【特許文献1】
特許第3212637号公報
【特許文献2】
特開平9−291020号公報
【特許文献3】
特許第3192261号公報
【特許文献4】
特許第2515937号公報
【特許文献5】
特開平7−242528号公報
【特許文献6】
特許第3276724号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記のように、従来、水仕事や皮膚洗浄時の皮膚保護剤や、その製造方法に関する特許出願は多数知られているが、毛髪処理剤、あるいは染毛剤による施術に際して、前記のような剤による頭皮に対する影響、例えば刺激を防止、あるいは緩和効果を十分に達成することができる頭皮保護剤は提案されていなかった。
本発明は頭皮に対する刺激が少なく、かつ、例えばパーマ剤や脱色剤等の頭皮に対する毛髪処理剤や例えば酸化染毛剤、酸性染毛剤あるいは一時染毛料等染毛剤による頭皮に対する刺激を防止、あるいは緩和効果を十分に達成でき、かつ前記のような毛髪処理剤や染毛剤の毛髪への付着を妨げることのない頭皮保護剤を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、炭化水素を主成分とする常温(25℃)での粘度が15〜60cStであることを特徴とする頭皮保護剤を提供することにより、前記課題を解決することができた。
すなわち、前記炭化水素を主成分とし、かつ粘度を前記範囲とすることにより、毛髪処理剤などによる頭皮刺激の緩和効果および延びがよく垂れにくく、従って皮膚保護剤を塗布する際の操作性がよいという特性を満足した頭皮保護剤を得ることができた。
本発明の炭化水素は、粘度以外は限定されないが、特に石油系の炭化水素が好ましく、例えば、流動パラフィン、パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、ワセリン及びイソパラフィン類を挙げることができる。
【0008】
本発明は、炭化水素を主成分とし、かつ該炭化水素を粘度13.3〜13.8(37.8℃)の低粘度流動パラフィンと粘度73.4〜80.0(37.8℃)の高粘度流動パラフィンとして、頭皮保護剤の粘度を15〜60cStとすることにより、さらに前記課題を効果的に解決することができる。
この頭皮保護剤において、高粘度流動パラフィンの配合量は剤全体の5〜50重量%、好ましくは20〜35重量%が、頭皮刺激緩和効果および 頭皮保護剤を塗布する際の操作性が良くて好ましい。前記操作性とは具体的には該剤塗布時の延びの良さと、該剤塗布後の垂れにくさを指す。
【0009】
前記の粘度13.3〜13.8(37.8℃)の低粘度流動パラフィンとしては、例えばクリスートル70〔エッソ石油株式会社製、粘度13.3(37.8℃)〕およびクリスートルJ−72〔エッソ石油株式会社製、粘度13.8(37.8℃)〕等が挙げられる。前記の粘度73.4〜80.0(37.8℃)の高粘度流動パラフィンとしては、例えばハイコールK−350〔カネダ株式会社製、粘度73.4〜80.0(37.8℃)〕等が挙げられる。
【0010】
本発明は、また、炭化水素を主成分とし、該炭化水素を粘度13.3〜13.8(37.8℃)の低粘度流動パラフィンと粘度280〜4400(100℃)の重質流動イソパラフィンとして、頭皮保護剤の粘度を15〜60cStとすることにより、前記課題をさらに効果的に解決することができる。
前記粘度13.3〜13.8(37.8℃)の低粘度流動パラフィンとしては、前記のものと同様なものが使用できる。また、粘度280〜4400(100℃)の重質流動イソパラフィンとしては、例えば、日本油脂株式会社製のパールリーム18、パールリーム24、パールリーム46等を挙げることができる。
この頭皮保護剤においては、重質流動イソパラフィンの配合量は剤全体の1〜5重量%が、頭皮刺激緩和効果および操作性の面から好ましい。
【0011】
前記本発明の頭皮保護剤は、酸化染毛剤、酸性染毛剤あるいは一時染毛料等の染毛剤やパーマ剤等の毛髪処理剤による施術前に、頭皮に塗布することによって、毛髪処理剤などによる刺激を防止あるいは緩和効果を奏するとともに、頭皮自体が染色されることを防止あるいは緩和する効果に優れている。
【0012】
本発明の頭皮保護剤の剤型としては、乳液状、クリーム状、ゲル状、液状、ペースト状、フォーム状またはエアゾールタイブなどを挙げることができるが、ゲル状や液状などにすることが使用し易く便利である。
【0013】
本発明の頭皮保護剤は、上記の各成分の他に、さらに本発明の効果を損なわない範囲で、必要に応じて保湿剤、防腐剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、香料、抗炎症剤、活性剤、油分等の成分を適宜配合することができる。
【0014】
本発明の頭皮保護剤は、例えば毛髪処理前に該剤を脱脂綿などに含ませて頭皮に塗布するだけで、充分目的を達成することができる。しかも、この頭皮保護剤を塗布した後の皮膚などは全く刺激はなく、その上から毛髪処理剤を塗布しても、毛髪処理剤の刺激をほぼ完全に防止したり、刺激緩和したりし、皮膚の乾燥なども見られない。
【0015】
【実施例】
以下、本発明を実施例に基づき、さらに具体的に説明する。但し、本発明の頭皮保護剤は本実施例のものに限定されるものではない。
実施例1〜7
下表1に示す各成分を撹拌混合して頭皮保護剤を調整した。
なお、表中の数値は、重量%を表す。
ただし、出来上がりの粘度については、cStを表す。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】
前表1および表2において、
軽質流動イソパラフィン1:2.74cSt(37.8℃)
軽質流動イソパラフィン2:2.64cSt(37.8℃)
流動パラフィン1:粘度約13cSt(37.8℃)
流動パラフィン2:粘度約75cSt(37.8℃)
重質流動イソパラフィン:粘度約4400cSt(100℃)
である。
【0019】
下記に示すようなテスト方法で皮膚刺激緩和効果および操作性についてテストを行った。その結果を表1及び表2に示す。
<使用方法>
頭皮保護剤の施術方法は以下のとおり。直接塗布する場合
1)カラーやパーマ施術前に、カラー用のコーム(櫛)で髪をわける。
2)容器から直接頭皮保護剤を少量ずつ頭皮につけ、指の腹でよくなじませる。
脱脂綿を使用する場合
1)カラーやパーマ施術前に、カラー用のコーム(櫛)で髪をわける。
2)頭皮保護剤を脱脂綿にしみこませ、頭皮に軽くたたくように塗布する。
その後、通常通り、カラー剤やパーマ液を処理する。
【0020】
各実施例、および比較例にて得られた頭皮保護剤の評価は、次の方法に従って行った。
<刺激緩和効果テスト方法>
10名の被験者の腕の内側に処理区、未処理区(それぞれ6cm×6cm)を設定し、処理区には実施例、および比較例のいずれかの皮膚保護剤(0.03g)を均一に塗布した。その後各処理区内に3cm×3cmの範囲で脱色剤(10g)を塗布し、脱色剤による刺激を比較した。
【0021】
評価基準
◎ 処理区のほうが脱色剤による刺激がないとした者の数 10人中9人以上
○ 処理区のほうが脱色剤による刺激がないとした者の数 10人中6〜8人
△ 処理区のほうが脱色剤による刺激がないとした者の数 10人中3〜5人
× 処理区のほうが脱色剤による刺激がないとした者の数 10人中2人以下
【0022】
<操作性の評価方法>
10名の美容師を被験者とし、各被験者は実施例、および比較例の皮膚保護剤を他の被験者の全頭に均一に塗布し、操作性について各自で評価した。
【0023】
評価基準
○ 延びが良いうえに、垂れにくく、非常に塗りやすい
△ 延びは良いが、垂れやすく、または、垂れにくいが延びは悪く、やや塗りにくい
× 延びが悪いうえに、垂れやすく、非常に塗りにくい。
【0024】
比較例1〜2
下表2に示す構成成分の頭皮保護剤を使用して、実施例1〜7と同様にして、皮膚刺激試験緩和効果および操作性についてテストを行った。その結果を下表2に示す。
【0025】
【発明の効果】
本発明により、頭皮に対する刺激が少なく、かつ、頭皮に対する毛髪処理剤や染毛剤による頭皮に対する一時刺激を防止、あるいは緩和効果を十分に達成するとともに、頭皮自体が染色されることを防止または緩和することができ、かつ前記のような毛髪処理剤や染毛剤の毛髪への付着を妨げることのない頭皮保護剤が提供された。
【発明が属する技術分野】
本発明は、酸化染毛剤、酸性染毛剤あるいは一時染毛料等の染毛剤やパーマ剤等の毛髪処理剤による施術前に、頭皮に塗布することによって、毛髪処理剤等の毛髪処理剤による施術前に、頭皮に塗布することによって、毛髪処理剤等による刺激を防止あるいは緩和効果を奏するとともに、頭皮自体が染色されることを防止あるいは緩和することができる頭皮保護剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
疎水性の皮膜を形成し、長時間外界からの刺激から皮膚を保護し、石鹸で容易に洗い流すことができるアクリル系共重合体を組合せた皮膚保護剤が知られている(特許文献1参照)。
皮膜を形成し、外部の刺激を遮断して肌荒れを改善するポリマーを組合せた皮膚化粧料が知られている(特許文献2参照)。
【0003】
刺激物質を含有する系にシリコーンを配合することで皮膚刺激を緩和する皮膚刺激緩和法が知られている(特許文献3参照)。
皮膚に速やかに浸透して被膜を形成し、外界の刺激から皮膚を保護し、洗浄しても容易に除去されない皮膚保護剤、およびその製造方法が知られている(特許文献4参照)。
【0004】
被膜剤、疎水性粉末、揮発性油分を組合せた、疎水性、対薬液性に優れた皮膚保護剤が知られている(特許文献5参照)。
皮膚洗浄時の肌荒れを防止し、洗浄しても容易に除去されない皮膚保護剤組成物が知られている(特許文献6参照)。
【0005】
【特許文献1】
特許第3212637号公報
【特許文献2】
特開平9−291020号公報
【特許文献3】
特許第3192261号公報
【特許文献4】
特許第2515937号公報
【特許文献5】
特開平7−242528号公報
【特許文献6】
特許第3276724号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記のように、従来、水仕事や皮膚洗浄時の皮膚保護剤や、その製造方法に関する特許出願は多数知られているが、毛髪処理剤、あるいは染毛剤による施術に際して、前記のような剤による頭皮に対する影響、例えば刺激を防止、あるいは緩和効果を十分に達成することができる頭皮保護剤は提案されていなかった。
本発明は頭皮に対する刺激が少なく、かつ、例えばパーマ剤や脱色剤等の頭皮に対する毛髪処理剤や例えば酸化染毛剤、酸性染毛剤あるいは一時染毛料等染毛剤による頭皮に対する刺激を防止、あるいは緩和効果を十分に達成でき、かつ前記のような毛髪処理剤や染毛剤の毛髪への付着を妨げることのない頭皮保護剤を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、炭化水素を主成分とする常温(25℃)での粘度が15〜60cStであることを特徴とする頭皮保護剤を提供することにより、前記課題を解決することができた。
すなわち、前記炭化水素を主成分とし、かつ粘度を前記範囲とすることにより、毛髪処理剤などによる頭皮刺激の緩和効果および延びがよく垂れにくく、従って皮膚保護剤を塗布する際の操作性がよいという特性を満足した頭皮保護剤を得ることができた。
本発明の炭化水素は、粘度以外は限定されないが、特に石油系の炭化水素が好ましく、例えば、流動パラフィン、パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、ワセリン及びイソパラフィン類を挙げることができる。
【0008】
本発明は、炭化水素を主成分とし、かつ該炭化水素を粘度13.3〜13.8(37.8℃)の低粘度流動パラフィンと粘度73.4〜80.0(37.8℃)の高粘度流動パラフィンとして、頭皮保護剤の粘度を15〜60cStとすることにより、さらに前記課題を効果的に解決することができる。
この頭皮保護剤において、高粘度流動パラフィンの配合量は剤全体の5〜50重量%、好ましくは20〜35重量%が、頭皮刺激緩和効果および 頭皮保護剤を塗布する際の操作性が良くて好ましい。前記操作性とは具体的には該剤塗布時の延びの良さと、該剤塗布後の垂れにくさを指す。
【0009】
前記の粘度13.3〜13.8(37.8℃)の低粘度流動パラフィンとしては、例えばクリスートル70〔エッソ石油株式会社製、粘度13.3(37.8℃)〕およびクリスートルJ−72〔エッソ石油株式会社製、粘度13.8(37.8℃)〕等が挙げられる。前記の粘度73.4〜80.0(37.8℃)の高粘度流動パラフィンとしては、例えばハイコールK−350〔カネダ株式会社製、粘度73.4〜80.0(37.8℃)〕等が挙げられる。
【0010】
本発明は、また、炭化水素を主成分とし、該炭化水素を粘度13.3〜13.8(37.8℃)の低粘度流動パラフィンと粘度280〜4400(100℃)の重質流動イソパラフィンとして、頭皮保護剤の粘度を15〜60cStとすることにより、前記課題をさらに効果的に解決することができる。
前記粘度13.3〜13.8(37.8℃)の低粘度流動パラフィンとしては、前記のものと同様なものが使用できる。また、粘度280〜4400(100℃)の重質流動イソパラフィンとしては、例えば、日本油脂株式会社製のパールリーム18、パールリーム24、パールリーム46等を挙げることができる。
この頭皮保護剤においては、重質流動イソパラフィンの配合量は剤全体の1〜5重量%が、頭皮刺激緩和効果および操作性の面から好ましい。
【0011】
前記本発明の頭皮保護剤は、酸化染毛剤、酸性染毛剤あるいは一時染毛料等の染毛剤やパーマ剤等の毛髪処理剤による施術前に、頭皮に塗布することによって、毛髪処理剤などによる刺激を防止あるいは緩和効果を奏するとともに、頭皮自体が染色されることを防止あるいは緩和する効果に優れている。
【0012】
本発明の頭皮保護剤の剤型としては、乳液状、クリーム状、ゲル状、液状、ペースト状、フォーム状またはエアゾールタイブなどを挙げることができるが、ゲル状や液状などにすることが使用し易く便利である。
【0013】
本発明の頭皮保護剤は、上記の各成分の他に、さらに本発明の効果を損なわない範囲で、必要に応じて保湿剤、防腐剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、香料、抗炎症剤、活性剤、油分等の成分を適宜配合することができる。
【0014】
本発明の頭皮保護剤は、例えば毛髪処理前に該剤を脱脂綿などに含ませて頭皮に塗布するだけで、充分目的を達成することができる。しかも、この頭皮保護剤を塗布した後の皮膚などは全く刺激はなく、その上から毛髪処理剤を塗布しても、毛髪処理剤の刺激をほぼ完全に防止したり、刺激緩和したりし、皮膚の乾燥なども見られない。
【0015】
【実施例】
以下、本発明を実施例に基づき、さらに具体的に説明する。但し、本発明の頭皮保護剤は本実施例のものに限定されるものではない。
実施例1〜7
下表1に示す各成分を撹拌混合して頭皮保護剤を調整した。
なお、表中の数値は、重量%を表す。
ただし、出来上がりの粘度については、cStを表す。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】
前表1および表2において、
軽質流動イソパラフィン1:2.74cSt(37.8℃)
軽質流動イソパラフィン2:2.64cSt(37.8℃)
流動パラフィン1:粘度約13cSt(37.8℃)
流動パラフィン2:粘度約75cSt(37.8℃)
重質流動イソパラフィン:粘度約4400cSt(100℃)
である。
【0019】
下記に示すようなテスト方法で皮膚刺激緩和効果および操作性についてテストを行った。その結果を表1及び表2に示す。
<使用方法>
頭皮保護剤の施術方法は以下のとおり。直接塗布する場合
1)カラーやパーマ施術前に、カラー用のコーム(櫛)で髪をわける。
2)容器から直接頭皮保護剤を少量ずつ頭皮につけ、指の腹でよくなじませる。
脱脂綿を使用する場合
1)カラーやパーマ施術前に、カラー用のコーム(櫛)で髪をわける。
2)頭皮保護剤を脱脂綿にしみこませ、頭皮に軽くたたくように塗布する。
その後、通常通り、カラー剤やパーマ液を処理する。
【0020】
各実施例、および比較例にて得られた頭皮保護剤の評価は、次の方法に従って行った。
<刺激緩和効果テスト方法>
10名の被験者の腕の内側に処理区、未処理区(それぞれ6cm×6cm)を設定し、処理区には実施例、および比較例のいずれかの皮膚保護剤(0.03g)を均一に塗布した。その後各処理区内に3cm×3cmの範囲で脱色剤(10g)を塗布し、脱色剤による刺激を比較した。
【0021】
評価基準
◎ 処理区のほうが脱色剤による刺激がないとした者の数 10人中9人以上
○ 処理区のほうが脱色剤による刺激がないとした者の数 10人中6〜8人
△ 処理区のほうが脱色剤による刺激がないとした者の数 10人中3〜5人
× 処理区のほうが脱色剤による刺激がないとした者の数 10人中2人以下
【0022】
<操作性の評価方法>
10名の美容師を被験者とし、各被験者は実施例、および比較例の皮膚保護剤を他の被験者の全頭に均一に塗布し、操作性について各自で評価した。
【0023】
評価基準
○ 延びが良いうえに、垂れにくく、非常に塗りやすい
△ 延びは良いが、垂れやすく、または、垂れにくいが延びは悪く、やや塗りにくい
× 延びが悪いうえに、垂れやすく、非常に塗りにくい。
【0024】
比較例1〜2
下表2に示す構成成分の頭皮保護剤を使用して、実施例1〜7と同様にして、皮膚刺激試験緩和効果および操作性についてテストを行った。その結果を下表2に示す。
【0025】
【発明の効果】
本発明により、頭皮に対する刺激が少なく、かつ、頭皮に対する毛髪処理剤や染毛剤による頭皮に対する一時刺激を防止、あるいは緩和効果を十分に達成するとともに、頭皮自体が染色されることを防止または緩和することができ、かつ前記のような毛髪処理剤や染毛剤の毛髪への付着を妨げることのない頭皮保護剤が提供された。
Claims (6)
- 炭化水素を主成分とする常温(25℃)での粘度が15〜60cStであることを特徴とする頭皮保護剤。
- 炭化水素を主成分とし、該炭化水素が粘度13.3〜13.8(37.8℃)の低粘度流動パラフィンと粘度73.4〜80.0(37.8℃)の高粘度流動パラフィンであることを特徴とする請求項1に記載の頭皮保護剤。
- 炭化水素を主成分とし、該炭化水素が粘度13.3〜13.8(37.8℃)の低粘度流動パラフィンと粘度280〜4400(100℃)の重質流動イソパラフィンであることを特徴とする請求項1に記載の頭皮保護剤。
- 高粘度流動パラフィンの配合量が剤全体の5〜50重量%であることを特徴とする請求項2に記載の頭皮保護剤。
- 重質流動イソパラフィンの配合量が剤全体の1〜5重量%であることを特徴とする請求項3に記載の頭皮保護剤。
- 常温での粘度が15〜60cStであることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の頭皮保護剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002263442A JP2004099516A (ja) | 2002-09-09 | 2002-09-09 | 頭皮保護剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002263442A JP2004099516A (ja) | 2002-09-09 | 2002-09-09 | 頭皮保護剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004099516A true JP2004099516A (ja) | 2004-04-02 |
Family
ID=32263156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002263442A Pending JP2004099516A (ja) | 2002-09-09 | 2002-09-09 | 頭皮保護剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004099516A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006056848A (ja) * | 2004-08-23 | 2006-03-02 | Kikuboshi:Kk | 染髪時の下処理剤 |
JP2007320871A (ja) * | 2006-05-31 | 2007-12-13 | Mandom Corp | ヘアケア用組成物 |
JP2009051817A (ja) * | 2007-08-02 | 2009-03-12 | Lion Corp | 毛髪化粧料 |
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JP2016088914A (ja) * | 2014-11-10 | 2016-05-23 | 株式会社 菊星 | 皮膚保護用組成物 |
WO2022230208A1 (ja) * | 2021-04-28 | 2022-11-03 | Caetus Technology株式会社 | 皮膚保護用組成物及び頭皮保護剤 |
EP4262687A4 (en) * | 2020-12-16 | 2024-08-21 | Oreal | COMPOSITION FOR SKIN CARE |
-
2002
- 2002-09-09 JP JP2002263442A patent/JP2004099516A/ja active Pending
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