JP2004097524A - 医療用具及び動物治療用具 - Google Patents

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Takaki Okanda
大神田 高貴
Koji Hosoda
細田 光司
Kazuo Yamada
山田 和夫
Nobuo Enomoto
榎本 信雄
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Abstract

【課題】一時的に逆流可能な逆止弁を内蔵した医療用具または動物治療用具を提供する。
【解決手段】柔軟部を備えたフレーム部の内部に設けられた逆止弁であって、柔軟部を指で押すと、逆止弁も押圧されて逆止弁が開状態になることを特徴とする逆止弁を備えた医療用具及び動物治療用具である。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は医療用具及び動物治療用具に関する。医療用具としては、カテーテルの留置針(外針)や内針、翼状針、カテーテル用プラグ、翼状針用プラグ、点滴チューブやそのプラグを挙げることができる。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、特願2002−062230において逆止弁を内蔵するカテーテルの留置針(外針)を提案し、特願2002−161236において、逆止弁を備えたカテーテル用外針や翼状針を提案し、特願2002−200766において逆止弁を内蔵するカテーテル用プラグを提案している。
【0003】
図5は逆止弁を内蔵する従来のカテーテル用プラグの概略図であり、(a)はその正面断面図であり、(b)はその弁本体の側面図である。
【0004】
透明樹脂製のフレーム1は、小径部11と、円筒状の本体部12と、フランジ部13とが連結した形状であり、中心軸10のまわりに回転対称であって内管が互いに連通している。小径部11の内管14が最も細く、本体部12の内管16は太くフランジ部13に向かうにしたがって、徐々に径が大きくなっており、小径部11の内管14と本体部12の内管との境にはテーパー状内管15が位置している。従来のプラグのフレームはいずれの部分も強固であり、指で押してもほとんど変形しない。
【0005】
カシメキャップ2は、カシメピンと呼ばれることもあり、中空円錐状のテーパー部21と、その小径口に連続する直管部22と、からなる。
【0006】
逆止弁3は、金属製の逆止弁ホルダーと、シリコーンゴム、天然ゴム、合成ゴム製の弁本体32と、からなる。逆止弁ホルダー31は、中空円錐状のテーパー部311と、テーパー部の小径口に連続する中間直管部312と、R部313と、R部の小径口に連続する小径直管部と、からなる。弁本体32は中空直管部322と、それに連続するからす口状部323とからなる。からす口状部323の先端近くは、製図用具の「からす口」と同様に、2つの平板324、325がその長辺を接して配置されている。そして、弁本体32の外面に作用する力(液圧)が内面に作用する力(液圧)と等しいか、あるいは大きい時には、2つの平板324、325は密接しており、液を通過させない。一方、弁本体32の内面に作用する力(液圧)が外面に作用する力(液圧)よりも所定値以上大きい時には、2つの平板324、325の間に隙間が生じるように離れ開口して、液が通過する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
逆止弁を内蔵したカテーテルの留置針(外針)や翼状針を患者の静脈血管に刺すと、逆止弁3によって血液の逆流が止まる。そのため、フレーム1の小径部11の内管及び本体部12の内管のうち逆止弁3より小径部11寄りの部分には血液が充満している。他方、逆止弁32の内部及びフレーム1の本体部12の内管のうちフランジ部13寄りの部分には血液がなく、空気が存在している。いわゆる「エアー溜り」が逆止弁の後方にできる。フレーム1の本体部12の内管に、点滴チューブをつなぐと、「エアー溜り」のために、点滴液の前方に、エアーが混入してしまい、患者の血管内に空気を注入する危険性が生じる。よって、「エアー溜り」から空気を除去する必要がある。
【0008】
また、点滴を受けている入院患者について、点滴後に、採血する場合があるが、血管に刺し込まれた状態の留置針(カテーテルの外針)や翼状針から採血するのが医療従事者や患者にとって都合がよい。採血のたびに、新たに注射針を患者に刺し静脈血管内に針先端を位置させるのは医療従事者にとって作業が増え、患者にとっては苦痛を伴い負担となる。しかしながら、従来の逆止弁を内蔵した留置針や翼状針では、血液の逆流が止まり、採血することができないので問題である。
【0009】
そこで、本発明の目的は、一時的に逆流可能な逆止弁を内蔵した医療用具または動物治療用具を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、請求項1に記載の本発明に係る医療用具または動物治療用具、すなわち、柔軟部を備えたフレーム部の内部に設けられた逆止弁であって、柔軟部を指で押すと、逆止弁も押圧されて逆止弁が開状態になることを特徴とする逆止弁を備えた医療用具及び動物治療用具によって、達成される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して説明する。
【0012】
図1は本発明に係る医療用具の実施形態のカテーテル用プラグの正面断面図である。
【0013】
図2は本発明に係る医療用具の実施形態のカテーテル用プラグの平面図である。
【0014】
図3は図1中のA−A断面図である。
【0015】
図4は実施形態のカテーテル用プラグに内蔵された逆止弁の動作を示す説明図である。
【0016】
フレーム1は、小径部11と、本体部12と、フランジ部13と、からなり、その材質は透明または半透明の軟らかい樹脂である。本体部12のフランジ部寄りは円筒形であるが、小径部寄りは下部18が平面であり、上部は薄肉部16とボタン部17と有している。ボタン部17の上面を指で押すと、下部18が患者の腕やももの皮膚に安定して接し、フレーム1が移動しにくい状態のまま、薄肉部16がへこみ、下方へ移動する。そのため、薄肉部16の下面が逆止弁3の弁本体32に接し、下方へ圧下する。
【0017】
弁本体は、シリコン系ゴム、ウレタン系ゴム、プラスチック系軟質材でできているのが好ましく、力が加わり弾性変形した後に、指を離して力を除くと、再びもとの形状に戻る。加圧し、その後に力を除くことを繰り返しても、もとの形状に戻る繰返し再現性の優れた弾性材料が好ましい。本実施形態においては、弁本体32が「からす口状」であり、先端の2つの平板324、325の長辺は、フレーム1の下部18に対し垂直方向に配置されている。通常において、平板324、325は、その長辺が互いに密接している。しかし、ボタン部17を指で押圧すると、薄肉部16が撓み、弁本体32も下方へ押圧され、平板324、325は弓状に撓んで、平板324、325の間に隙間が生じる。その結果として、逆止弁3を通過して、液体が流通する。一方、ボタン部17の押圧をやめると、弁本体32はもとの形状に戻り、平板324、325は密接し、その間を流体は流通できなくなる。このため、医療従事者が片手でフレーム1を指で押しても転がって移動しなくなり、安定し無理なく操作することができる。
【0018】
不図示の別の実施形態においては、弁本体がサック状であり、その先端に十字状のスリットが形成されている。弁本体の内面に作用する圧力が外面に作用する圧力よりも大きくない時には、逆止弁は通常、閉じた状態である。しかし、弁本体に側方から力が加わると、弁本体が弾性変形して、スリットに隙間が生じ、弁本体は開いた状態になる。一方、側方への力の作用を中止すると、弁本体はもとの形状に戻り、閉じた状態となる。
【0019】
カテーテル用プラグの実施形態について述べてきたが、カテーテルの留置針、カテーテルの内針、翼状針、翼状針用プラグ、点滴チューブや点滴チューブ用プラグにも同様に適用することができる。
【0020】
【発明の効果】
本発明に係る医療用具及び動物用治療用具によれば、基本的には血液や体液の逆流を防ぐことができるとともに、片手で指でフレーム部の一部分を押すことによって、押している間だけ逆流させることができ、そのため、逆止弁の後方のエアー溜りを除去し、点滴チューブ等に接続して、エアーが混入しない回路を作る操作が1人の医療従事者で比較的簡単に行うことができるという効果がある。
【0021】
また、本発明に係る医療用具及び動物用治療用具によれば、基本的には血液や体液の逆流を防ぐことができるとともに、指でフレーム部の一部分を押すことによって、押している間だけ逆流させることができ、そのため、採血等の操作が改めて注射針を患者に刺し込むことなく、1人の医療従事者で比較的簡単に行うことができるという効果がある。その結果、医療従事者が自らの指等に誤って針を刺して血液感染病(HIVや肝炎等)にかかる危険が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る医療用具の実施形態のカテーテル用プラグの正面断面図である。
【図2】本発明に係る医療用具の実施形態のカテーテル用プラグの平面図である。
【図3】図1中のA−A断面図である。
【図4】実施形態のカテーテル用プラグに内蔵された逆止弁の動作を示す説明図である。
【図5】逆止弁を内蔵する従来のカテーテル用プラグの概略図であり、(a)はその正面断面図であり、(b)はその弁本体の側面図である。
【符号の説明】
1 フレーム
2 カシメキャップ
3 逆止弁
10 中心軸
11 小径部
12 本体部
13 フランジ部
14 小径部11の内管
15 テーパー状内管
16 薄肉部
17 ボタン部
18 下部
21 テーパー部
22 直管部
31 逆止弁ホルダー
32 弁本体
311 テーパー部
312 中間直管部
313 R部
322 中空直管部
323 からす口状部
324 平板
325 平板

Claims (2)

  1. 柔軟部を備えたフレーム部の内部に設けられた逆止弁であって、柔軟部を指で押すと、逆止弁も押圧されて逆止弁が開状態になることを特徴とする逆止弁を備えた医療用具及び動物治療用具。
  2. 逆止弁は、テーパー管部と当該テーパー管部の小径口に連続して外方向へ延びる小径管部とからなる弁ホルダーであって、当該テーパー管部の大径口がハブ部の内面と液密に嵌合される弁ホルダーと、
    弁ホルダーの小径管部外周面に被着され、かつ、フレーム部の後部から受ける液流圧によって、あるいは、側方からの押圧によって、開口するが、フレーム部の前部から受ける液流圧によって閉口するスリットを有する可撓性の弁と、
    からなることを特徴とする請求項1に記載の医療用具及び動物治療用具。
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