JP2004097139A

JP2004097139A - Self-propelled type granule spraying apparatus

Info

Publication number: JP2004097139A
Application number: JP2002266414A
Authority: JP
Inventors: Kenji Kobayashi; 小林　堅二; Kazutada Matsuzaki; 松嵜　一公
Original assignee: Maruyama Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Maruyama Manufacturing Co Ltd
Priority date: 2002-09-12
Filing date: 2002-09-12
Publication date: 2004-04-02
Anticipated expiration: 2022-09-12
Also published as: JP3871633B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a self-propelled type granule spraying apparatus capable of making resistance of piping for feeding carrying air from a blower to a jetting head small and making width size of the apparatus small. <P>SOLUTION: An operating part 21 equipped with a driving seat 18 and an operating equipment part 19 at least including operation equipment for driving operation is provided in front of a travelable machine body frame 11 and a granules-spraying part 96 equipped with a granule tank 94 and the jetting head 95 is provided on font side of the driving seat 18 of the machine frame 11 and an engine part 25 equipped with an engine and a blower driven by rotating power of the engine and feeding the carrying air to the granules-spraying part 96 are provided on the rear side of the driving seat of the machine body frame 11. In the engine and the blower, the longitudinal directions are arranged parallel to the front and rear directions of the machine body frame 11 and a discharge port of the blower is provided toward the front side of the machine body frame 11. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自走式粒剤散布装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来の自走式粒剤散布装置は、例えば、図７に示すように、機体フレーム１１１に、前後の車輪１１２、１１３が取り付けられ、これらの前後の車輪１１２、１１３の駆動回転により４輪駆動の走行が可能となっている。
機体フレーム１１１には、その前部に、エンジンおよびポンプを収容しているエンジン部１１５が配設され、中央部に、運転の操作機器および薬剤散布の操作機器を備えた操作機器部１１７と運転席１１８とからなる操作部１１９が配設され、後部に、薬剤タンク１２１が配設されている。操作部１１９の前側には、ブームノズル装置１２３が取り付けられている。操作部１１９には、操作部フロア１２５が設けられており、この操作部フロア１２５の両側にはそれぞれ、ステップ１２６が設けられている。また、エンジン部１１５の後側には、粒剤タンク１２７と噴頭１２８と遠心式ブロア（図示せず）とを備えた粒剤散布部１２９が設けられている（例えば、特開２０００−１６６３４２号公報参照。）。
【０００３】
遠心式ブロアは、粒剤タンク１２７の下部に、その長手方向を機体フレーム１１１の左右方向に向けて配置され、その送風の吐出口が左右方向に向けられて設けられている。そして、この遠心式ブロアの吐出口から噴頭１２８の左右方向に延びる部分へ、略９０度曲げられた配管が設けられ、この配管を通して遠心式ブロアから噴頭１２８に搬送風が供給されるようになっている。
【０００４】
【特許文献１】
特開２０００−１６６３４２号公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような自走式粒剤散布装置にあっては、遠心式ブロアがその長手方向を機体フレーム１１１の左右方向に向けて配置され、その吐出口が左右方向に向けられて設けられているので、遠心式ブロアの吐出口から噴頭１２８には、９０度曲げられた配管によって搬送風が供給されるため、この配管の抵抗が大きく、遠心式ブロアの吐出口から吐出されてこの配管内を流れる空気（風）のエネルギ損失が大きいという問題がある。
【０００６】
本発明は、上記事情に鑑みて為されたもので、ブロアから噴頭へ搬送風を送る配管の抵抗を小さくすることができるとともに、自走式粒剤散布装置の幅寸法を小さくすることができる自走式粒剤散布装置を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項１に記載の自走式粒剤散布装置は、走行可能な機体フレーム（１１）の前部に、運転席（１８）と、少なくとも運転操作のための操作機器を含む操作機器部（１９）とを備えた操作部（２１）が設けられ、
前記機体フレーム（１１）の前記運転席（１８）の前側に、粒剤タンク（９４）と噴頭（９５）とを備えた粒剤散布部（９６）が設けられ、
前記機体フレーム（１１）の前記運転席の後側に、エンジン（５１）と、このエンジン（５１）の回転動力により駆動されて前記粒剤散布部（９６）に搬送風を供給するブロア（５３）とを備えたエンジン部（２５）が設けられ、
前記エンジン（５１）および前記ブロア（５３）は、長手方向を前記機体フレーム（１１）の前後方向と平行に配置され、かつ前記ブロア（５３）の吐出口が前記機体フレーム（１１）の前側に向けて設けられていることを特徴とする。
【０００８】
請求項１の発明においては、エンジンおよびブロアが長手方向を機体フレームの前後方向と平行に配置されているので、これらの占める幅方向の寸法を小さくすることができるため、自走式粒剤散布装置の幅寸法を小さくすることが可能になる。これにより、畝に沿って散布作業をする場合などにおいて、作物を傷つけずに走行するのに有利となる。さらに、ブロアの吐出口が機体フレームの前側に向けて設けられているので、ブロアの吐出口から機体フレームの前方に設けられている粒剤散布部への配管が、ブロアの吐出口から大きく曲げることなく機体フレームの前後方向に沿って略直線的に設けられるため、配管の抵抗が小さくなり、したがってブロアの吐出口から吐出されてこの配管内を流れる空気（風）のエネルギ損失が小さくなる。なお、粒剤散布部の近くの部分の配管は、粒剤散布部の搬送風の受け入れ口の位置に合わせて角度を変えられるので、必ずしも機体フレームの前後方向に沿ってはいない。
【０００９】
請求項２に記載の自走式粒剤散布装置は、請求項１に記載の発明において、前記エンジン（５１）と前記ブロア（５３）との間には、ベベルギヤボックス（６７）が設けられ、このベベルギヤボックス（６７）により動力伝達方向が９０度変えられていることを特徴とする。
【００１０】
請求項２の発明においては、ベベルギヤボックスにより動力伝達方向を簡単に変えられて、機体フレームの前後方向に向けて延びているエンジンの出力軸（駆動軸）から、機体フレームの左右方向に延びているブロアの入力軸（駆動軸）に、動力伝達される。したがって、動力伝達構造を簡素化することができる。
【００１１】
請求項３に記載の自走式粒剤散布装置は、請求項１または請求項２に記載の発明において、前記機体フレーム（１１）の両側端部にそれぞれ、サイドフロア（８６）が設けられていることを特徴とする。
【００１２】
請求項３の発明においては、機体フレームの両側端部にそれぞれ、サイドフロアが設けられているので、これらのサイドフロアを使って、足場の良い場所を選んで、自走式粒剤散布装置に乗り降りすることができる。また、自走式粒剤散布装置から降りることなく、作業者はサイドフロア上を移動して、エンジン部を調べたり、作業をしたりすることなどができる。
【００１３】
請求項４に記載の自走式粒剤散布装置は、請求項１乃至請求項３のいずれかに記載の発明において、前記機体フレーム（１１）の前記運転席（１８）の前側に、ブームノズル装置（２３）が設けられ、前記機体フレーム（１１）の前記運転席（１８）と前記エンジン部（２５）との間には、薬剤タンク（１７）が設けられ、前記エンジン部（２５）には、前記エンジン（５１）の回転動力により駆動される往復ポンプ（５２）が設けられ、かつこの往復ポンプ（５２）は、長手方向を前記機体フレーム（１１）の前後方向と平行にして、前記エンジン（５１）と並列に配置されていることを特徴とする。
【００１４】
請求項４の発明においては、自走式ブームスプレーヤとして機能することが可能である。また、エンジンおよび往復ポンプが長手方向を機体フレームの前後方向と平行にして、並列に配置されているので、これらの占める幅方向の寸法を小さくすることができるため、サイドフロアを設けても自走式粒剤散布装置の幅寸法を小さくすることが可能になる。これにより、畝に沿って散布作業をする場合などにおいて、作物を傷つけずに走行するのに有利となる。
【００１５】
請求項５に記載の自走式粒剤散布装置は、請求項４に記載の発明において、前記エンジン（５１）と前記往復ポンプ（５２）との間には、ベベルギヤボックス（５８）設けられ、このベベルギヤボックス（５８）により動力伝達方向が９０度変えられていることを特徴とする。
【００１６】
請求項５の発明においては、ベベルギヤボックスにより動力伝達方向を簡単に変えられて、機体フレームの前後方向に向けて延びているエンジンの出力軸（駆動軸）から、機体フレームの左右方向に延びている往復ポンプの入力軸（駆動軸）に、動力伝達される。したがって、動力伝達構造を簡素化することができる。
【００１７】
請求項６に記載の自走式粒剤散布装置は、請求項４または請求項５に記載の発明において、前記サイドフロア（８６）には、一部が切り欠かれて形成された乗降部（８７）が設けられ、この乗降部（８７）には、ステップ（８８）が設けられているとともに、前記薬剤タンク（１７）には、前記ステップ（８８）の上方に手掛かり（８９）が設けられていることを特徴とする。
【００１８】
請求項６の発明においては、サイドフロアを切り欠かれて乗降部が形成され、この乗降部にステップが設けられているとともに、このステップの上方に手掛かりが設けられているので、足がサイドフロアに上り易いとともに、手掛かりによって体を保持しつつサイドフロアに上ることができる。また、降りるときにも、ステップが見やすいとともに、手掛かりによって体を保持しつつサイドフロアから下りることができる。
【００１９】
請求項７に記載の自走式粒剤散布装置は、請求項３乃至請求項６のいずれかに記載の発明において、前記機体フレーム（１１）の後端には、後部フロア（９０）が設けられていることを特徴とする。
【００２０】
請求項７の発明においては、左右のサイドフロアに加えて、機体フレームの後端に後部フロアが設けられているので、自走式粒剤散布装置から降りることなく、エンジン部等の周りを移動することができる。また、エンジン部等の周りのどこからでも、自走式粒剤散布装置に乗り降りすることができる。なお、この後部フロアを着脱自在に設け、必要のないときには取り外しておくようにしてもよい。
【００２１】
請求項８に記載の自走式粒剤散布装置は、請求項４乃至請求項７のいずれかに記載の発明において、前記粒剤散布部（９６）および前記ブームノズル装置（２３）はともに、機体フレーム（１１）の前端部に設けられた昇降移動可能なリンク装置（３１）に装着されていることを特徴とする。
【００２２】
請求項８の発明においては、粒剤散布部およびブームノズル装置がともに、機体フレームの前端部に設けられた昇降移動可能なリンク装置に装着されているので、これらの粒剤散布部およびブームノズル装置の装着部材の共通化が図られ、製造コストが低減される。
【００２３】
請求項９に記載の自走式粒剤散布装置は、請求項３乃至請求項８のいずれかに記載の発明において、ハイクリアランス型の自走式粒剤散布装置であることを特徴とする。
【００２４】
請求項９の発明においては、ハイクリアランス型の自走式粒剤散布装置であるので、機体フレームの地上高が高く、乗り降りがし難いという特徴がある。このため、乗り降りに配慮する必要が特にある。
【００２５】
なお、上記における括弧内の符号は、図面において対応する要素を便宜的に表記したものであり、したがって本発明は図面上の記載に限定されるものではない。これは、「特許請求の範囲」の欄の記載についても同様である。
【００２６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図１乃至図６は、本発明の実施の形態に係る自走式粒剤散布装置を示す図であって、図１は前側から見た斜視図、図２は側面図、図３は薬剤タンクおよびエンジン部カバーを外した状態の平面図、図４は薬剤タンクおよびエンジン部カバーを外した状態の後部の拡大斜視図、図５は薬剤タンクおよびエンジン部カバーを外した状態の後部を後側から見た拡大斜視図、図６は後部フロアを取り付けた状態で、後側部分を後側から見た斜視図である。
【００２７】
この４輪走行の自走式粒剤散布装置においては、前後方向が長い概略矩形状の機体フレーム１１に、前後の車輪１２、１３が取り付けられ、これらの前後の車輪１２、１３の駆動回転により４輪駆動の走行が可能となっている。これらの車輪１２、１３には同様の細幅の車輪が用いられ、またこれらの車輪１２、１３から機体フレーム１１が上方に離れて取り付けられ、機体フレーム１１の地上高さが高くされて、いわゆるハイクリアランス型の自走式粒剤散布装置となっている。これにより、この自走式粒剤散布装置は、圃場において作物を跨いで走行することが可能になっている。
【００２８】
この自走式粒剤散布装置には、薬剤タンク、ブームノズル装置およびポンプが設置されており、粒剤散布のほかに、自走式ブームスプレーヤの機能も果たすことができるようになっている。
【００２９】
機体フレーム１１には、その前後方向において前車軸１５と後車軸１６との間すなわち前後方向中央部に、薬剤タンク１７が配設されている。この薬剤タンク１７の前端部中央には、凹部が形成されており、この凹部に運転席１８が設けられている。また、機体フレーム１１の前端部には、運転席１８の前側に間隔をおいて、運転操作のための操作機器および薬剤散布のための操作機器を備えた操作機器部１９が配設されている。運転席１８と操作機器部１９とにより操作部２１が構成されている。この操作部２１は、前車軸１５の略中央部の上方付近に位置している。また、機体フレーム１１には、操作機器部１９の前方に、ブームノズル装置２３が取り付けられている。また、機体フレーム１１には、薬剤タンク１７の後側にエンジン部２５が配設されている。このエンジン部２５は、後車軸１６の上方付近に位置している。
このように、機体フレーム１１の前後方向中央部には、薬剤タンク１７が設けられ、機体フレーム１１の前部には、運転席１８と操作機器部１９とを備えた操作部２１が設けられ、機体フレーム１１の操作部２１の前側には、ブームノズル装置２３が設けられ、機体フレーム１１の後部には、エンジン部２５が設けられている。
【００３０】
機体フレーム１１の前端部には、４節のリンク装置３１が前方に延びるように設置されており、このリンク装置３１が油圧シリンダ３２の伸縮動作により作動され、リンク装置３１の前側リンクに固定されたブームノズル装置２３のセンターブーム３３が昇降移動されるようになっており、これによりブームノズル装置２３が上下方向の位置を調節できるようになっている。
【００３１】
ブームノズル装置２３のセンターブーム３３は、機体フレーム１１の左右方向に機体フレーム１１の幅より少し長く水平に延びており、このセンターブーム３３の左右両端部にはそれぞれ、サイドブーム３４、３４が連結されている。各サイドブーム３４は、油圧シリンダ３５の伸縮動作によって作動され、散布作業時には、センターブーム３３と一直線状になるように位置され、また移動時や格納時には、先端側が上を向くように機体フレーム１１の斜め後方に傾斜して位置される。各サイドブーム３４の先端側には、先端ブーム３６が連結されている。各先端ブーム３６は、サイドブーム３４に沿って折り畳まれ、各サイドブーム３４とともに斜め後方に傾斜して位置される。散布作業時に、サイドブーム３４がセンターブーム３３と一直線状になるように位置されると、各先端ブーム３６もこのサイドブーム３４とともに一直線状に位置され、また移動時や格納時に、各サイドブーム３４が先端側が上を向くように機体フレーム１１の斜め後方に傾斜して位置されると、各先端ブーム３６も各サイドブーム３４に沿って折り畳まれて、各サイドブーム３４とともに斜め後方に傾斜して位置される。各先端ブーム３６および各サイドブーム３４の格納時には、各先端ブーム３６の下側に、支持フレーム１１の側部に取り付けられたＬ字状の支持棒３７の先端部が挿入されて、各先端ブーム３６および各サイドブーム３４が支持されている。
センターブーム３３、各サイドブーム３４および各先端ブーム３６にはそれぞれ、ノズルパイプ３８が取り付けられ、各ノズルパイプ３８には、ノズル３９が等間隔に設けられている。
【００３２】
操作部２１の操作機器部１９の前面には、フロントカバー４１が設置されており、このフロントカバー４１の運転席１８に対向する面にはフロントパネル４２が設けられ、ここに粒剤散布のための操作機器が集中して設置されている。例えば、ノズル３９への薬剤（薬液）供給を開始したり、停止したりするための開閉弁レバーや、センターブーム３３の昇降や各サイドブーム３４の開閉を行うために油圧シリンダ３２、３５を作動させるためのレバーなどが設けられている。
また、フロントパネル４２の下側には、ブレーキペダル、クラッチペダルおよびアクセルペダル等が設置され、さらに操作機器部１９には、運転席１８に対峙する位置にハンドル４３が設置されている。
さらに、操作機器部１９には、電磁クラッチのスイッチその他の操作機器が設置されている。
【００３３】
エンジン部２５には、エンジン５１、往復ポンプ５２、ブロア（遠心式ブロア）５３およびトランスミッション（ミッション）５４等が設けられており、これらの機体フレーム１１から上方に位置する部分は、前面および下面が空いている箱状のエンジン部カバー５５により覆われている。エンジン部カバー５５の前端部は、薬剤タンク１７の後面に突き当てられており、これによりエンジン部カバー５５の空いている前面は、薬剤タンク１７の後面によって塞がれている。
【００３４】
エンジン５１および往復ポンプ５２は、長手方向を機体フレーム１１の前後方向と平行にして、機体フレーム１１上に並列に設置されており、エンジン５１の出力軸（駆動軸）は機体フレーム１１の前後方向に向けて延び、往復ポンプ５２の入力軸（駆動軸）は機体フレーム１１の左右方向に延びている。前方に向けて突出するエンジン５１の出力軸に固定された２段プーリ５７の先端側のプーリ５７ａと、エンジン５１と反対側に向けて突出する往復ポンプ５２の入力軸（クランク軸）に連結されたベベルギヤボックス（変向機）５８の入力軸に固定された電磁クラッチ（クラッチ）６１のプーリ６２との間にベルト６３が巻回されており、これによりエンジン５１の回転動力が、ベルト６３、電磁クラッチ６１およびベベルギヤボックス（減速機）５８を介して、往復ポンプ５２に減速されて伝達される。この場合、ベベルギヤボックス５８において、動力の出力方向が入力方向から９０度方向を変えられている。
【００３５】
ブロア５３は、往復ポンプ５２の外側の斜め後方の位置の機体フレーム１１上に固定されている。ブロア５３は、長手方向を前記機体フレーム１１の前後方向と平行にして配置されており、ブロア５３の中心部の入力軸（駆動軸）は機体フレーム１１の左右方向に向けて延びている。このように、ブロア５３とエンジン５１とはともに、長手方向を機体フレーム１１の前後方向と平行にして配置されており、したがってこれらは互いに平行に配置されている。ブロア５３の送風の吐出口は、ブロア５３の下端部に位置され、機体フレーム１１の前側に向けられている。このブロア５３の吐出口は、機体フレーム１１の直ぐ下側に位置されている。
【００３６】
後方に向けて突出するエンジン５１の出力軸に固定されたプーリ６５と、機体フレーム１１上に設置されたベベルギヤボックス（変向機）６７の入力軸に固定された電磁クラッチ（クラッチ）６８のプーリ６９との間にベルト７１が巻回され、さらにベベルギヤボックス６７の出力軸に固定されたプーリ７２とブロア５３の入力軸に固定されたプーリ７３との間にベルト７４が巻回されており、これによりエンジン５１の回転動力が、ベルト７１、電磁クラッチ６８、ベベルギヤボックス６７およびベルト７４を介して、ブロア５３に増速されて伝達される。この場合、ベベルギヤボックス６７において、動力の出力方向が入力方向から９０度方向を変えられている。
ブロア５３は、後述するように、最前部のリンク装置３１に装着される粒剤散布部に、粒剤の搬送風を供給するために用いられる。
【００３７】
トランスミッション５４は、エンジン５１の少し前方の機体フレーム１１の下側に設置されており、このトランスミッション５４には、前方に向けて突出するエンジン５１の出力軸に固定された２段プーリ５７の基端側のプーリ５７ｂと、ミッションの入力軸に固定されたプーリ７６との間に巻回されたベルト７７により、エンジン５１の回転動力が直接伝達される。このトランスミッション５４を介して後車軸１６にエンジン５１の回転動力が伝達され、また前車軸１５にはトランスミッション５４からさらに前後方向に延びるプロペラシャフト７８を介してエンジン５１の回転動力が伝達される。
【００３８】
また、エンジン部２５には、油圧タンク８１、バッテリ８２、燃料タンク８３、油圧ポンプ等が設けられ、これらの上部もエンジン部カバー５５により覆われている。油圧タンク８１およびバッテリ８２は、機体フレーム１１上の後端部の側部の位置に設置され、燃料タンク８３は、機体フレーム１１の後端部の下側に設置されており、この燃料タンク８３内の燃料がエンジン５１に供給される。
【００３９】
機体フレーム１１の前端部の左右方向中央部に設置されているフロントカバー４１の幅は、概略矩形状の機体フレーム１１の幅よりも狭く形成されており、一方操作部２１のフレーム１１上に設けられた操作部フロア８５の幅は、機体フレーム１１の幅と略同じに形成されている。
また、機体フレーム１１の前後方向中央部に設置されている薬剤タンク１７の幅は、機体フレーム１１の幅よりも狭く形成されている。また、機体フレーム１１の後部に設置されているエンジン部カバー５５の幅と高さは、薬剤タンク１７の後端部の幅と高さと略同じに形成され、さらにエンジン部カバー５５の後端は、機体フレーム１１の後端と略同じにされている。そして、これらの薬剤タンク１７およびエンジン部カバー５５の両側のフレーム１１上にはそれぞれ、概略細長い矩形板状のサイドフロア８６、８６が設けられている。これらの左右のサイドフロア８６、８６の最外側の間の寸法（この寸法は、上述のように機体フレーム１１の幅と略同じである。）は、左右の車輪１２、１３の間の幅（最外側の間の寸法）と略同じにされている。この場合、薬剤タンク１７の幅を機体フレーム１１の幅よりも狭く形成したことにより、機体フレーム１１の幅や左右の車輪１２、１３の間の幅を超えることがなく、サイドフロア８６、８６を設置できる。
【００４０】
機体フレーム１１の前後の車輪１２、１３間の前寄りの左右の部分はそれぞれ、幅が狭くされており、各サイドフロア８６もこの部分に対応する部分の幅が狭く形成され、これによりサイドフロア８６に矩形の切り欠かれた乗降部８７が形成されている。左右の各乗降部８７にはそれぞれ、機体フレーム１１に固定されて、下方に延びるステップ８８が設置されている。薬剤タンク１７の上面左右端部にはそれぞれ、各ステップ８８の上方やや後寄りの位置にパイプ状の手掛かり８９が設置されている。
また、エンジン部カバー５５の上面左右端部にはそれぞれ、前端部から後端部、さらには後端部の左右方向中央部まで、平面視においてＬ字状に延びる手掛かり５９が設置されている。
【００４１】
なお、図６に示すように、機体フレーム１１の後端に、概略細長い矩形板状の後部フロア９０を着脱自在に取り付けるようにしてもよい。この後部フロア９０を取り付けることにより、左右のサイドフロア８６、８６間をこの後部フロア９０を通って行き来することができるとともに、この自走式粒剤散布装置に後部９０から乗り降りすることができる。そして、この後部フロア９０が必要ないときには、取り外しておけばよい。
【００４２】
機体フレーム１１には、運転席１８の後側に、薬剤タンク１７を左右に跨ぐように門形の安全フレーム９１が設置されているとともに、前端部に門形の前部フレーム９２が設置され、さらにこれらの安全フレーム９１の上部と前部フレーム９２の上部とが、上部フレーム９３によって連結され、これにより転倒時の作業者（運転者）の安全が図られている。
【００４３】
機体フレーム１１の前端部に設けられた昇降移動可能なリンク装置３１には、前述のブームノズル装置２３とともに、粒剤タンク９４と噴頭９５とを備えた粒剤散布部９６が装着されている。
すなわち、リンク装置３１の前側リンクには、粒剤タンク９４および左右の分岐噴頭（センター噴頭）９７、９７が固定されており、これにより粒剤散布部９６が上下方向の位置を調節できるようになっている。両分岐噴頭９７、９７は、ブームノズル装置２３のセンターブーム３３の内側に、このセンターブーム３３と平行に、一直線状に配置されている。
【００４４】
両分岐噴頭９７、９７は、機体フレーム１１の左右方向に機体フレーム１１の幅より少し長く水平に延びており、両分岐噴頭９７、９７の左右両端部にはそれぞれ、サイド噴頭９８、９８が左右のサイドブーム３４、３４の左右方向内側の位置に配置されて、連結されている。油圧シリンダ３５が伸縮動作されると、各各サイド噴頭９８および各サイドブーム３４が共に動くようになっており、油圧シリンダ３５の伸長動作によって、各サイドブーム３４がセンターブーム３３と一直線状になるとともに、サイド噴頭９８が両分岐噴頭９７、９７と一直線状になり、また移動時や格納時に、油圧シリンダ３５の縮退動作によって、各サイドブーム３４が先端側が上を向くように機体フレーム１１の斜め後方に傾斜して位置されるとともに、各サイド噴頭９８が先端側が上を向くように機体フレーム１１の斜め後方に傾斜して位置されるようになっている。
【００４５】
各サイド噴頭９８、９８の先端部にはそれぞれ、先端噴頭９９、９９が左右の先端ブーム３６、３６の左右方向内側の位置に配置されて、連結されている。各先端噴頭９９は、各先端ブーム３６に固定されており、各サイドブーム３４の動きと連動して各先端ブーム３６が動くのに伴って、各先端噴頭９９が各先端ブーム３６と共に動くようになっている。そして、散布作業時に、油圧シリンダ３５の伸長動作によって、各サイドブーム３４がセンターブーム３３と一直線状になるとともに、サイド噴頭９８が両分岐噴頭９７、９７と一直線状になるように位置されると、各先端ブーム３６がサイドブーム３４とともに一直線状に位置されると同時に、各先端噴頭９９も各サイド噴頭９８とともに一直線状に位置される。また、移動時や格納時に、油圧シリンダ３５の縮退動作によって、各サイドブーム３４が先端側が上を向くように機体フレーム１１の斜め後方に傾斜して位置されるとともに、各サイド噴頭９８が先端側が上を向くように機体フレーム１１の斜め後方に傾斜して位置されると、各先端ブーム３６が各サイドブーム３４に沿って折り畳まれて、各サイドブーム３４とともに斜め後方に傾斜して位置されると同時に、各先端噴頭９９が各サイド噴頭９８に沿って折り畳まれて、各サイド噴頭９８とともに斜め後方に傾斜して位置される。各先端噴頭９９および各サイド噴頭９８の格納時には、各先端噴頭９９の下側に、Ｌ字状の支持棒３７の先端部が挿入されて、各先端噴頭９９および各サイド噴頭９８が支持されている。
【００４６】
両分岐噴頭９７、９７、各サイド噴頭９８および各先端噴頭９９にはそれぞれ、複数個の噴口が間隔をおいて設けられている。このように、これらの分岐噴頭９７、サイド噴頭９８および先端噴頭９９により、噴頭９５が構成されている。両分岐噴頭９７、９７には、左右方向中央部側の接続口に、ブロア５３の吐出口に接続された送風パイプ（図示せず）が接続されており、また各分岐噴頭９７と各サイド噴頭との間、および各サイド噴頭９８と各先端噴頭９９との間は、送風パイプ（図示せず）により接続されている。これらの各送風パイプのうち、可動部分は曲がることができるようになっている。
また、粒剤タンク９４から両分岐噴頭９７、９７には、繰出装置（図示せず）によって粒剤タンク９４内の粒剤が繰り出されるようになっている。
【００４７】
このように構成された自走式粒剤散布装置においては、エンジン５１の回転動力がトランスミッション５４を介して後車軸１６に伝達されるとともに、トランスミッションからプロペラシャフト７８を介して前車軸１５に伝達され、これにより前後の車輪１２、１３が回転駆動されて走行する。
そして、粒剤散布作業時には、サイド噴頭９８および先端噴頭９９が両分岐噴頭９７、９７と一直線状になるように位置され、粒剤タンク９４から両分岐噴頭９７、９７に粒剤が繰り出されるとともに、ブロア５３から両分岐噴頭９７、９７に搬送風が送り込まれ、この搬送風によって、両分岐噴頭９７、９７、各サイド噴頭９８および各先端噴頭９９の各噴口まで粒剤が搬送され、各噴口から散布される。散布される粒剤は、例えば、粒状肥料や粒状除草剤等である。
また、ブームノズル装置２３による散布作業時には、サイドブーム３４および先端ブーム３６をセンターブーム３３と一直線状になるように位置され、往復ポンプ５２により薬剤タンク１７から各ブームのノズル３９に薬液（散布液）が圧送されて、ノズル３９から噴霧される。
【００４８】
このような自走式粒剤散布装置にあっては、エンジン５１およびブロア５３を、長手方向を機体フレーム１１の前後方向と平行に配置したので、これらの占める幅方向の寸法を小さくすることができるため、自走式粒剤散布装置の幅寸法を小さくすることができ、畝に沿って散布作業をする場合などにおいて、作物を傷つけずに走行するのに有利である。
【００４９】
また、ブロア５３の吐出口を機体フレーム１１の前側に向けて設けたので、ブロア５３の吐出口から機体フレーム１１の前方に設けられている粒剤散布部９６の両分岐噴頭９７、９７への配管を、ブロア５３の吐出口から大きく曲げることなく機体フレーム１１の前後方向に略直線的に設けることができるため、この配管の抵抗を小さくすることができ、ブロア５３の吐出口からから吐出されてこの配管内を流れる空気（風）のエネルギ損失を小さくすることができる。なお、粒剤散布部９６の両分岐噴頭９７、９７の近くの部分の配管は、両分岐噴頭９７、９７の間（左右方向の略中央部）に搬送風を供給するために、角度を変えられるので、機体フレーム１１の前後方向に沿ってはおらず、また両分岐噴頭９７、９７が昇降移動するので、可撓性の配管（フレキシブルパイプ）となっている。
【００５０】
さらに、エンジン５１および往復ポンプ５２が長手方向を機体フレーム１１の前後方向と平行にして、並列に配置されているので、これらの機器の占める幅方向の寸法を小さくすることができるため、自走式粒剤散布装置の幅寸法をさらに可及的に小さくすることができる。
【００５１】
また、ベベルギヤボックス６７により動力伝達方向を変えて、機体フレーム１１の前後方向に向けて延びているエンジン５１の出力軸（駆動軸）から、機体フレーム１１の左右方向に延びているブロア５３の入力軸（駆動軸）に、動力伝達することができるので、動力伝達構造を簡素化することができる。
【００５２】
さらに、ベベルギヤボックス５８により動力伝達方向を変えて、機体フレーム１１の前後方向に向けて延びているエンジン５１の出力軸から、機体フレーム１１の左右方向に延びている往復ポンプ５２の入力軸に、動力伝達することができるので、動力伝達構造をさらに簡素化することができる。
【００５３】
また、機体フレーム１１の両側端部にそれぞれ、サイドフロア８６が設けられているので、自走式粒剤散布装置から降りることなく、作業者はサイドフロア８６上を移動して、薬剤タンク１７やエンジン部２５の機器を調べたり、これらに対して作業をしたりすることなどができる。また、手掛かり８９および手掛かり５９が設けられているので、これらの手掛かり８９、５９を掴んで、サイドフロア８６上を移動したり、作業をしたりすることができる。また、これらのサイドフロア８６を使って、足場の良い場所を選んで、自走式粒剤散布装置に乗り降りすることができる。特に、水田において畦の足場の良い場所に乗り降りするのに便利である。しかも、上述のようにエンジン５１およびブロア５３、あるいはエンジン５１および往復ポンプ５２の配置により、自走式粒剤散布装置の幅寸法を小さくすることができるので、サイドフロア８６を設けても、自走式粒剤散布装置の幅寸法を大きくしないで済む。
【００５４】
さらに、サイドフロア８６が切り欠かれて乗降部８７が形成され、この乗降部８７にステップ８８が設けられているとともに、薬剤タンク１７の上面左右端部にはそれぞれ、各ステップ８８の上方の位置に手掛かり８９が設置されているので、足がサイドフロア８６に上り易いとともに、手掛かり８９によって体を保持しつつサイドフロア８６に上ることができる。また、降りるときにも、ステップ８８が見やすいとともに、手掛かり８９によって体を保持しつつサイドフロア８６から下りることができる。
【００５５】
さらに、左右のサイドフロア８６に加えて、機体フレーム１１の後端に後部フロア９０が着脱自在に取り付けられているので、自走式粒剤散布装置から降りることなく、薬剤タンク１７およびエンジン部２５の周りを移動することができる。また、エンジン部カバー５５上面の後側にまで延びている手掛かり５９が設けられているので、この手掛かり５９を掴んで、薬剤タンク１７およびエンジン部２５の周りを移動することができる。また、薬剤タンク１７およびエンジン部２５の周りのどこからでも、自走式粒剤散布装置に乗り降りすることができる。また、この後部フロア９０が必要のないときには取り外しておくことができる。
【００５６】
また、この自走式粒剤散布装置は、機体フレーム１１の地上高さが高いため、重心が高く、また乗り降りがし難いハイクリアランス型の自走式粒剤散布装置であるので、重量バランスや乗り降りに配慮する必要が特にあるが、この自走式粒剤散布装置は、これらの要求に答えたものとなっている。
【００５７】
また、この自走式粒剤散布装置では、自走式粒剤散布装置のほかに、自走式ブームスプレーヤとしても用いることができるので、製品の価値が高められている。
しかも、粒剤散布部９６およびブームノズル装置２３をともに、機体フレーム１１の前端部に設けられた昇降移動可能なリンク装置３１に装着したので、これらの粒剤散布部９６およびブームノズル装置２３の装着部材の共通化を図ることができ、製造コストを低減することができる。
【００５８】
また、機体フレーム１１の前後方向において前車軸１５と後車軸１６との間に、薬剤タンク１７が設けられているので、前後の車輪１２、１３の略中間部に薬剤タンク１７の重心が位置するため、タンク容量が変化しても、前後の車輪１２、１３のかかる重量バランスに殆ど影響を与えることがなく、薬剤タンク１７が空のときも満タンのときも、前後の車輪１２、１３の重量バランスがほとんど変化しない。加えて、この薬剤タンク１７の前側に操作部２１とブームノズル装置２３および粒剤散布部９６が配置され、後側にエンジン５１、往復ポンプ５２、トランスミッション５４等を備えたエンジン部２５が設置されているので、この自走式粒剤散布装置の前後の重量バランスが良くなっている。これらのことにより、この自走式粒剤散布装置においては、薬剤タンク１７の容量が変化しても、安定走行が可能であり、したがって畝を乗り越えたり、水田に出入りしたり、あるいはトラックにこの自走式粒剤散布装置を乗せたり降ろしたりするときなどにおいて、自走式粒剤散布装置が転倒するのを防止することができる。
【００５９】
さらに、薬剤タンク１７が前後方向中央部に配置され、この薬剤タンクの前後にそれぞれ、操作部２１とエンジン部２５が配置されているので、騒音および振動が発生するエンジン５１およびこのエンジン５１の回転動力により駆動される往復ポンプ５２、トランスミッション５４等の動力機械（動力機器）を備えたエンジン部２５が、操作部２１にいる作業者から離れており、しかも作業者とエンジン部２５との間に薬剤タンク１７が介在するので、作業者に届く騒音および振動が減衰される。したがって、作業者に対する騒音および振動の影響を緩和することができる。
【００６０】
また、運転席１８が薬剤タンク１７の前端部中央に設けられているので、薬剤タンク１７と別個に運転席１８を設ける場合よりも、操作部２１の前後の寸法を短くすることができて、前後の重量バランスをより良くすることができる。さらに、薬剤タンク１７の前端部中央に凹部が形成され、この凹部に運転席１８が設けられているので、運転席１８を低位置に形成することができるので、重心位置を下げることができて、より重量バランスを安定させることができる。
【００６１】
また、操作機器部１９に、運転操作のための操作機器だけでなく、粒剤散布のための操作機器が設置されているので、作業者は運転席に居ながら、粒剤散布のための操作機器を操作することができるため、散布作業の作業性を向上させることができる。
【００６２】
また、エンジン５１からトランスミッション５４には、２段プーリ５７のプーリ５７ｂと、プーリ７６との間に巻回されたベルト７７によるベルト伝導により、直接動力が伝達されているので、従来のようにプロペラシャフトを用いる場合に比べ、製造コストを安くすることができるとともに、作物の巻き込み防止のための安全かバーなどの措置を簡単なものにすることができる。
【００６３】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項１に記載の自走式粒剤散布装置によれば、エンジンおよびブロアを長手方向を機体フレームの前後方向と平行に配置したので、これらの占める幅方向の寸法を小さくすることができるため、自走式粒剤散布装置の幅寸法を小さくすることができ、畝に沿って散布作業をする場合などにおいて、作物を傷つけずに走行するのに有利であるとともに、ブロアの吐出口を機体フレームの前側に向けて設けたので、ブロアの吐出口から機体フレームの前方に設けられている粒剤散布部への配管を、ブロアの吐出口から大きく曲げることなく機体フレームの前後方向に沿って略直線的に設けることができるため、この配管の抵抗を小さくすることができ、ブロアの吐出口からから吐出されてこの配管内を流れる空気（風）のエネルギ損失を小さくすることができる。
【００６４】
また、請求項２に記載の自走式粒剤散布装置によれば、請求項１に記載の発明と同様の作用効果を奏することができるとともに、ベベルギヤボックスにより動力伝達方向を変えて、機体フレームの前後方向に向けて延びているエンジンの出力軸（駆動軸）から、機体フレームの左右方向に延びているブロアの入力軸（駆動軸）に、動力伝達することができるので、動力伝達構造を簡素化することができる。
【００６５】
また、請求項３に記載の自走式粒剤散布装置によれば、請求項１または請求項２に記載の発明と同様の作用効果を奏することができるとともに、機体フレームの両側端部にそれぞれ、サイドフロアを設けたので、これらのサイドフロアを使って、足場の良い場所を選んで、自走式粒剤散布装置に乗り降りすることができるとともに、自走式粒剤散布装置から降りることなく、作業者はサイドフロア上を移動して、エンジン部を調べたり、作業をしたりすることなどができる。
【００６６】
また、請求項４に記載の自走式粒剤散布装置によれば、請求項１乃至請求項３のいずれかに記載の発明と同様の作用効果を奏することができるとともに、自走式ブームスプレーヤとしても用いることができ、しかもエンジンおよび往復ポンプを長手方向を機体フレームの前後方向と平行にして、並列に配置したので、これらの占める幅方向の寸法を小さくすることができるため、自走式粒剤散布装置の幅寸法を小さくすることができ、したがって畝に沿って散布作業をする場合などにおいて、作物を傷つけずに走行するのに有利である。
【００６７】
また、請求項５に記載の自走式粒剤散布装置によれば、請求項４に記載の発明と同様の作用効果を奏することができるとともに、ベベルギヤボックスにより動力伝達方向を変えて、機体フレームの前後方向に向けて延びているエンジンの出力軸（駆動軸）から、機体フレームの左右方向に延びている往復ポンプの入力軸（駆動軸）に、動力伝達することができるので、動力伝達構造を簡素化することができる。
【００６８】
また、請求項６に記載の自走式粒剤散布装置によれば、請求項４または請求項５に記載の発明と同様の作用効果を奏することができるとともに、サイドフロアを切り欠いて乗降部を形成し、この乗降部にステップを設けるとともに、このステップの上方に手掛かりを設けたので、乗り降りを円滑に行うことができる。
【００６９】
また、請求項７に記載の自走式粒剤散布装置によれば、請求項３乃至請求項６のいずれかに記載の発明と同様の作用効果を奏することができるとともに、左右のサイドフロアに加えて、機体フレームの後端に後部フロアを設けたので、自走式粒剤散布装置から降りることなく、エンジン部等の周りを移動することができるとともに、周りのどこからでも、自走式粒剤散布装置に乗り降りすることができる。
【００７０】
また、請求項８に記載の自走式粒剤散布装置によれば、請求項４乃至請求項７のいずれかに記載の発明と同様の作用効果を奏することができるとともに、粒剤散布部およびブームノズル装置をともに、機体フレームの前端部に設けられた昇降移動可能なリンク装置に装着したので、これらの粒剤散布部およびブームノズル装置の装着部材の共通化を図ることができ、製造コストを低減することができる。
【００７１】
また、請求項９に記載の自走式粒剤散布装置によれば、請求項３乃至請求項８のいずれかに記載の発明と同様の作用効果を奏することができるとともに、ハイクリアランス型の自走式粒剤散布装置であるので、乗り降りがし難いため、乗り降りに配慮する必要性を特に有している。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態に係る自走式粒剤散布装置を示す図であって、前側から見た斜視図である。
【図２】同、側面図である。
【図３】同、薬剤タンクおよびエンジンカバーを外した状態の平面図である。
【図４】同、薬剤タンクおよびエンジン部カバーを外した状態の後部の拡大斜視図である。
【図５】同、薬剤タンクおよびエンジン部カバーを外した状態の後部を後側から見た拡大斜視図である。
【図６】同、後部フロアを取り付けた状態で、後側部分を後側から見た斜視図である。
【図７】従来の自走式粒剤散布装置を示す図であって、前側から見た斜視図である。
【符号の説明】
１１　　機体フレーム
１７　　薬剤タンク
１８　　運転席
１９　　操作機器部
２１　　操作部
２３　　ブームノズル装置
３１　　リンク装置
５１　　エンジン
５２　　往復ポンプ
５３　　ブロア
５８　　ベベルギヤボックス
６７　　ベベルギヤボックス
８６　　サイドフロア
８７　　乗降部
８８　　ステップ
８９　　手掛かり
９０　　後部フロア
９４　　粒剤タンク
９５　　噴頭
９６　　粒剤散布部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a self-propelled granule spraying device.
[0002]
[Prior art]
In a conventional self-propelled granule spraying apparatus, for example, as shown in FIG. 7, front and rear wheels 112 and 113 are attached to a body frame 111, and four-wheel drive is performed by driving rotation of these front and rear wheels 112 and 113. It is possible to run.
An engine unit 115 that houses an engine and a pump is disposed at the front of the body frame 111, and an operation device unit 117 including an operation device for operation and an operation device for spraying a medicine is provided at the center. An operation unit 119 including a seat 118 is provided, and a medicine tank 121 is provided at a rear portion. A boom nozzle device 123 is mounted on the front side of the operation unit 119. The operation section 119 is provided with an operation section floor 125, and steps 126 are provided on both sides of the operation section floor 125, respectively. Further, on the rear side of the engine unit 115, a granule dispersing unit 129 including a granule tank 127, a jet head 128, and a centrifugal blower (not shown) is provided (for example, JP-A-2000-166342). Gazette.).
[0003]
The centrifugal blower is disposed below the granule tank 127 with its longitudinal direction facing the left and right direction of the machine body frame 111, and the blower outlet is provided facing the left and right direction. A pipe that is bent by approximately 90 degrees is provided from a discharge port of the centrifugal blower to a portion that extends in the left-right direction of the jet head 128, and convey air is supplied from the centrifugal blower to the jet head 128 through this pipe. ing.
[0004]
[Patent Document 1]
JP 2000-166342 A
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in such a self-propelled granule spraying device, the centrifugal blower is arranged with its longitudinal direction directed to the left and right direction of the body frame 111, and its discharge port is provided to be directed to the left and right direction. Since the carrier air is supplied from the discharge port of the centrifugal blower to the jetting head 128 by a 90-degree bent pipe, the resistance of this pipe is large, and the pipe is discharged from the discharge port of the centrifugal blower and There is a problem that the energy loss of the air (wind) flowing through the air is large.
[0006]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and it is possible to reduce the resistance of a pipe that sends carrier air from a blower to a jet head, and to reduce the width of a self-propelled granule spraying device. An object of the present invention is to provide a self-propelled granule spraying device.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a self-propelled granule spraying device according to claim 1 is provided with a driver seat (18) at the front of a movable body frame (11) and at least an operation for driving operation. An operation unit (21) including an operation device unit (19) including a device is provided;
On the front side of the driver's seat (18) of the body frame (11), a granule spraying section (96) including a granule tank (94) and a jet head (95) is provided,
Behind the driver's seat of the body frame (11), an engine (51) and a blower (53) driven by the rotational power of the engine (51) to supply carrier air to the granule spraying section (96). ) Is provided, and
The engine (51) and the blower (53) are disposed so that a longitudinal direction is parallel to a front-rear direction of the body frame (11), and a discharge port of the blower (53) is provided in front of the body frame (11). It is characterized by being provided facing.
[0008]
According to the first aspect of the present invention, since the engine and the blower are arranged so that the longitudinal direction thereof is parallel to the front-rear direction of the body frame, the size in the width direction occupied by the engine and the blower can be reduced. The width of the device can be reduced. This is advantageous for running without damaging the crop, for example, when performing a spreading operation along the ridge. Further, since the discharge port of the blower is provided toward the front side of the body frame, the pipe from the discharge port of the blower to the granule spraying section provided in front of the body frame is largely bent from the discharge port of the blower. Since it is provided substantially linearly along the front-rear direction of the body frame, the resistance of the pipe is reduced, and the energy loss of air (wind) discharged from the discharge port of the blower and flowing through the pipe is reduced. Since the angle of the piping near the granule spraying section can be changed in accordance with the position of the carrier wind receiving port of the granule spraying section, the pipe does not always extend in the front-rear direction of the body frame.
[0009]
The self-propelled granule spraying device according to claim 2 is the invention according to claim 1, wherein a bevel gear box (67) is provided between the engine (51) and the blower (53), The power transmission direction is changed by 90 degrees by the bevel gear box (67).
[0010]
According to the second aspect of the present invention, the power transmission direction can be easily changed by the bevel gear box, and the power transmission direction extends in the left-right direction of the body frame from the output shaft (drive shaft) of the engine extending in the front-rear direction of the body frame. Power is transmitted to the input shaft (drive shaft) of the blower. Therefore, the power transmission structure can be simplified.
[0011]
According to a third aspect of the present invention, there is provided a self-propelled granule spraying device according to the first or second aspect, wherein side floors (86) are provided at both end portions of the body frame (11). It is characterized by having.
[0012]
According to the third aspect of the present invention, since side floors are provided at both end portions of the body frame, a place with a good scaffold is selected using these side floors, and the self-propelled granule spraying device is used. You can get on and off. In addition, without getting off the self-propelled granule spraying device, the worker can move on the side floor to check the engine unit, work, and the like.
[0013]
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided the self-propelled granule spraying device according to any one of the first to third aspects, wherein a boom nozzle is provided at a front side of the driver's seat (18) of the body frame (11). A device (23) is provided, and a medicine tank (17) is provided between the driver's seat (18) of the body frame (11) and the engine unit (25). Is provided with a reciprocating pump (52) driven by the rotational power of the engine (51), and the reciprocating pump (52) has a longitudinal direction parallel to the longitudinal direction of the body frame (11), and It is characterized by being arranged in parallel with the engine (51).
[0014]
In the invention of claim 4, it is possible to function as a self-propelled boom sprayer. In addition, since the engine and the reciprocating pump are arranged in parallel with the longitudinal direction being parallel to the front-rear direction of the body frame, the size occupied by these in the width direction can be reduced. It is possible to reduce the width of the traveling granule spraying device. This is advantageous for running without damaging the crop, for example, when performing a spreading operation along the ridge.
[0015]
According to a fifth aspect of the present invention, in the self-propelled granule spraying device according to the fourth aspect, a bevel gear box (58) is provided between the engine (51) and the reciprocating pump (52), The power transmission direction is changed by 90 degrees by the bevel gear box (58).
[0016]
According to the fifth aspect of the invention, the power transmission direction can be easily changed by the bevel gear box, and the power transmission direction extends from the engine output shaft (drive shaft) extending in the front-rear direction of the body frame in the left-right direction of the body frame. Power is transmitted to the input shaft (drive shaft) of the reciprocating pump. Therefore, the power transmission structure can be simplified.
[0017]
According to a sixth aspect of the present invention, there is provided the self-propelled granule spraying device according to the fourth or fifth aspect, wherein the side floor (86) is formed with a cut-off portion (partly cut off). 87) is provided, a step (88) is provided in the getting on / off section (87), and a clue (89) is provided in the medicine tank (17) above the step (88). It is characterized by having.
[0018]
According to the sixth aspect of the present invention, the side floor is cut out to form a boarding / alighting section, and a step is provided in the boarding / alighting section, and a clue is provided above the step. It is easy to climb, and you can climb to the side floor while holding your body by clues. Also, when stepping down, it is easy to see the steps, and it is possible to descend from the side floor while holding the body by clues.
[0019]
According to a seventh aspect of the present invention, there is provided the self-propelled granule spraying device according to any one of the third to sixth aspects, wherein a rear floor (90) is provided at a rear end of the body frame (11). It is characterized by having been done.
[0020]
According to the seventh aspect of the present invention, since the rear floor is provided at the rear end of the body frame in addition to the left and right side floors, the vehicle moves around the engine and the like without descending from the self-propelled granule spraying device. can do. Further, the user can get on and off the self-propelled granule spraying device from anywhere around the engine unit and the like. The rear floor may be provided detachably, and may be removed when not needed.
[0021]
In the self-propelled granule spraying device according to claim 8, in the invention according to any one of claims 4 to 7, both the granule spraying section (96) and the boom nozzle device (23) It is mounted on a vertically movable link device (31) provided at the front end of the body frame (11).
[0022]
In the invention of claim 8, since both the granule dispersing portion and the boom nozzle device are mounted on a vertically movable link device provided at the front end of the body frame, the granule dispersing portion and the boom nozzle device are mounted. The mounting members of the device can be shared, and the manufacturing cost can be reduced.
[0023]
According to a ninth aspect of the present invention, there is provided a self-propelled granule spraying device according to any one of the third to eighth aspects, wherein the self-propelled granule spraying device is a high clearance type self-propelled granule spraying device.
[0024]
According to the ninth aspect of the present invention, since the self-propelled granule spraying device is a high clearance type, the body frame has a high ground clearance and is difficult to get on and off. For this reason, it is particularly necessary to consider getting on and off.
[0025]
In addition, the code | symbol in a parenthesis in the above is what expressed the corresponding element in drawing for convenience, Therefore, this invention is not limited to description on drawing. The same applies to the description in the column of “Claims”.
[0026]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
1 to 6 are views showing a self-propelled granule spraying apparatus according to an embodiment of the present invention. FIG. 1 is a perspective view seen from the front side, FIG. 2 is a side view, and FIG. And FIG. 4 is an enlarged perspective view of the rear part with the medicine tank and the engine part cover removed, and FIG. 5 is the rear part with the medicine tank and the engine part cover removed. FIG. 6 is a perspective view of the rear part viewed from the rear side with the rear floor attached.
[0027]
In this four-wheel traveling self-propelled granule dispersing apparatus, front and rear wheels 12, 13 are attached to a substantially rectangular body frame 11 having a long front and rear direction, and the front and rear wheels 12, 13 are driven by rotation. Four-wheel drive travel is possible. Similar narrow wheels are used for the wheels 12 and 13, and the body frame 11 is mounted upward away from the wheels 12 and 13, so that the ground height of the body frame 11 is increased. It is a high clearance type self-propelled granule spraying device. This allows the self-propelled granule spraying apparatus to run across crops in a field.
[0028]
This self-propelled granule spraying device is provided with a medicine tank, a boom nozzle device, and a pump, and can perform the function of a self-propelled boom sprayer in addition to the spraying of granules.
[0029]
In the body frame 11, a medicine tank 17 is disposed between the front axle 15 and the rear axle 16 in the front-rear direction, that is, at the center in the front-rear direction. A recess is formed in the center of the front end of the medicine tank 17, and an operator's seat 18 is provided in the recess. At the front end of the body frame 11, an operation device section 19 including an operation device for driving operation and an operation device for spraying a medicine is disposed at an interval in front of the driver's seat 18. . An operation unit 21 is configured by the driver's seat 18 and the operation device unit 19. The operation unit 21 is located near the upper part of the approximate center of the front axle 15. Further, a boom nozzle device 23 is attached to the body frame 11 in front of the operation device section 19. An engine unit 25 is provided on the body frame 11 behind the medicine tank 17. This engine part 25 is located near the upper part of the rear axle 16.
As described above, the medicine tank 17 is provided at the center of the body frame 11 in the front-rear direction, and the operation unit 21 including the driver's seat 18 and the operation device 19 is provided at the front of the body frame 11. A boom nozzle device 23 is provided in front of the operation unit 21 of the body frame 11, and an engine unit 25 is provided in a rear part of the body frame 11.
[0030]
At the front end of the body frame 11, a four-section link device 31 is installed so as to extend forward, and this link device 31 is operated by the expansion and contraction operation of the hydraulic cylinder 32, and is fixed to the front link of the link device 31. The center boom 33 of the boom nozzle device 23 is moved up and down, whereby the position of the boom nozzle device 23 in the vertical direction can be adjusted.
[0031]
The center boom 33 of the boom nozzle device 23 extends horizontally in the left-right direction of the body frame 11 slightly longer than the width of the body frame 11, and side booms 34, 34 are connected to left and right ends of the center boom 33, respectively. Have been. Each side boom 34 is actuated by the expansion and contraction operation of a hydraulic cylinder 35, is positioned so as to be linear with the center boom 33 at the time of spraying work, and at the time of movement or storage, so that the front end thereof faces upward. Is located obliquely rearward. A distal end boom 36 is connected to a distal end side of each side boom 34. Each of the tip booms 36 is folded along the side booms 34 and is positioned obliquely backward with the side booms 34. When the side booms 34 are positioned so as to be aligned with the center boom 33 during the spraying operation, the tip booms 36 are also aligned with the side booms 34. Are positioned obliquely rearward of the body frame 11 so that the front end faces upward, the respective front end booms 36 are also folded along the respective side booms 34 and tilt obliquely rearward with the respective side booms 34. Be located. When each tip boom 36 and each side boom 34 are retracted, the tip of an L-shaped support rod 37 attached to the side of the support frame 11 is inserted below each tip boom 36, and each tip boom is inserted. 36 and each side boom 34 are supported.
A nozzle pipe 38 is attached to each of the center boom 33, each side boom 34, and each end boom 36, and the nozzle pipes 38 are provided with nozzles 39 at equal intervals.
[0032]
A front cover 41 is provided on a front surface of the operation device section 19 of the operation section 21, and a front panel 42 is provided on a surface of the front cover 41 facing the driver's seat 18, where a front panel 42 is provided for spraying granules. Operating devices are centrally installed. For example, an opening / closing valve lever for starting or stopping the supply of a chemical (chemical solution) to the nozzle 39, and operating the hydraulic cylinders 32, 35 for raising / lowering the center boom 33 and opening / closing the side booms 34, respectively. A lever or the like is provided for the user.
Further, a brake pedal, a clutch pedal, an accelerator pedal, and the like are installed below the front panel 42, and a handle 43 is installed in the operation device section 19 at a position facing the driver's seat 18.
Further, the operating device section 19 is provided with a switch for an electromagnetic clutch and other operating devices.
[0033]
The engine unit 25 is provided with an engine 51, a reciprocating pump 52, a blower (centrifugal blower) 53, a transmission (transmission) 54, and the like. It is covered with an empty box-shaped engine unit cover 55. The front end of the engine unit cover 55 is abutted against the rear surface of the medicine tank 17, whereby the empty front surface of the engine unit cover 55 is closed by the rear surface of the medicine tank 17.
[0034]
The engine 51 and the reciprocating pump 52 are installed in parallel on the body frame 11 with the longitudinal direction being parallel to the front-rear direction of the body frame 11, and the output shaft (drive shaft) of the engine 51 is arranged in the front-rear direction of the body frame 11. The input shaft (drive shaft) of the reciprocating pump 52 extends in the left-right direction of the body frame 11. A pulley 57a at the tip end of a two-stage pulley 57 fixed to the output shaft of the engine 51 protruding forward is connected to an input shaft (crankshaft) of a reciprocating pump 52 protruding toward the side opposite to the engine 51. A belt 63 is wound around a pulley 62 of an electromagnetic clutch (clutch) 61 fixed to an input shaft of a bevel gear box (diverting machine) 58, whereby the rotational power of the engine 51 is reduced. The power is reduced and transmitted to the reciprocating pump 52 via an electromagnetic clutch 61 and a bevel gear box (reduction gear) 58. In this case, in the bevel gear box 58, the output direction of the power is changed by 90 degrees from the input direction.
[0035]
The blower 53 is fixed on the body frame 11 at a position obliquely rearward outside the reciprocating pump 52. The blower 53 is arranged so that its longitudinal direction is parallel to the front-rear direction of the body frame 11, and the input shaft (drive shaft) at the center of the blower 53 extends in the left-right direction of the body frame 11. As described above, both the blower 53 and the engine 51 are arranged with the longitudinal direction parallel to the front-rear direction of the body frame 11, and therefore, they are arranged parallel to each other. The air outlet of the blower 53 is located at the lower end of the blower 53 and is directed toward the front side of the machine frame 11. The discharge port of the blower 53 is located immediately below the body frame 11.
[0036]
A pulley 65 fixed to an output shaft of the engine 51 protruding rearward, and a pulley of an electromagnetic clutch (clutch) 68 fixed to an input shaft of a bevel gear box (diverting machine) 67 installed on the body frame 11. A belt 71 is wound between a pulley 72 fixed to the output shaft of the bevel gear box 67 and a pulley 73 fixed to the input shaft of the blower 53. As a result, the rotational power of the engine 51 is transmitted at an increased speed to the blower 53 via the belt 71, the electromagnetic clutch 68, the bevel gear box 67, and the belt 74. In this case, in the bevel gear box 67, the output direction of the power is changed by 90 degrees from the input direction.
As will be described later, the blower 53 is used to supply the granule conveying air to the granule spraying section mounted on the forefront link device 31.
[0037]
The transmission 54 is installed on the lower side of the body frame 11 slightly forward of the engine 51. The transmission 54 has a proximal end of a two-stage pulley 57 fixed to an output shaft of the engine 51 projecting forward. The rotational power of the engine 51 is directly transmitted by the belt 77 wound between the pulley 57b on the side and the pulley 76 fixed to the input shaft of the transmission. The rotational power of the engine 51 is transmitted to the rear axle 16 via the transmission 54, and the rotational power of the engine 51 is transmitted to the front axle 15 via a propeller shaft 78 extending further in the front-rear direction from the transmission 54.
[0038]
The engine unit 25 is provided with a hydraulic tank 81, a battery 82, a fuel tank 83, a hydraulic pump, and the like. The hydraulic tank 81 and the battery 82 are installed at a position on the side of the rear end on the body frame 11, and the fuel tank 83 is installed below the rear end of the body frame 11. Is supplied to the engine 51.
[0039]
The width of the front cover 41 installed at the center in the left-right direction of the front end of the body frame 11 is formed to be narrower than the width of the substantially rectangular body frame 11, and is provided on the frame 11 of the operation unit 21. The width of the operation unit floor 85 is substantially the same as the width of the body frame 11.
The width of the medicine tank 17 installed at the center in the front-rear direction of the body frame 11 is formed to be narrower than the width of the body frame 11. The width and height of the engine cover 55 provided at the rear of the body frame 11 are formed to be substantially the same as the width and height of the rear end of the medicine tank 17. And the rear end of the body frame 11. On the frames 11 on both sides of the medicine tank 17 and the engine cover 55, side floors 86, 86 each having a substantially elongated rectangular plate shape are provided. The dimension between the outermost sides of the left and right side floors 86, 86 (this dimension is substantially the same as the width of the body frame 11 as described above) is the width between the left and right wheels 12, 13 ( (Dimensions between the outermost parts). In this case, the width of the medicine tank 17 is formed smaller than the width of the body frame 11, so that the width of the body frame 11 or the width between the left and right wheels 12, 13 does not exceed the width of the side floors 86, 86. Can be installed.
[0040]
The left and right portions of the forward and backward wheels 12 and 13 of the body frame 11 are each narrower in width, and each side floor 86 is also formed to have a narrower portion corresponding to this portion. A rectangular cutout portion 87 is formed at 86. Steps 88 fixed to the body frame 11 and extending downward are provided in the left and right getting on / off sections 87, respectively. At the left and right ends of the upper surface of the medicine tank 17, pipe-shaped cues 89 are installed at positions slightly above and behind each step 88, respectively.
Further, at the left and right ends of the upper surface of the engine unit cover 55, clues 59 extending in an L-shape in plan view are provided from the front end to the rear end, and further from the rear end to the center in the left-right direction.
[0041]
As shown in FIG. 6, a substantially elongated rectangular plate-shaped rear floor 90 may be detachably attached to the rear end of the body frame 11. By attaching the rear floor 90, it is possible to move between the left and right side floors 86, 86 through the rear floor 90, and to get on and off the self-propelled granule spraying device from the rear part 90. When the rear floor 90 is not required, it may be removed.
[0042]
A gate-shaped safety frame 91 is installed on the body frame 11 behind the driver's seat 18 so as to straddle the medicine tank 17 from side to side, and a gate-shaped front frame 92 is installed at the front end. Further, the upper portion of the safety frame 91 and the upper portion of the front frame 92 are connected by an upper frame 93, thereby ensuring the safety of the worker (driver) at the time of falling.
[0043]
A linking unit 31 provided at the front end of the body frame 11 and capable of moving up and down is mounted with a granule spraying unit 96 having a granule tank 94 and a jet head 95 together with the boom nozzle unit 23 described above.
That is, the granule tank 94 and the left and right branch jets (center jets) 97, 97 are fixed to the front link of the link device 31, so that the position of the granule spraying section 96 in the vertical direction can be adjusted. Has become. The two branch jets 97 are arranged inside the center boom 33 of the boom nozzle device 23 and in a straight line in parallel with the center boom 33.
[0044]
The two branch jets 97, 97 extend horizontally in the left-right direction of the body frame 11 slightly longer than the width of the body frame 11, and side jets 98, 98 are provided at the left and right ends of the two branch jets 97, 97, respectively. Are arranged at the positions inside the left and right sides of the side booms 34, 34 and are connected to each other. When the hydraulic cylinder 35 expands and contracts, each of the side jet heads 98 and each of the side booms 34 move together, and the extension of the hydraulic cylinder 35 causes each of the side booms 34 to be aligned with the center boom 33. At the same time, the side jet head 98 is aligned with the two branched jet heads 97, 97, and at the time of movement or storage, the retracting operation of the hydraulic cylinder 35 causes the side booms 34 of the body frame 11 to be inclined so that the tip end faces upward. Each of the side jet heads 98 is arranged to be inclined obliquely rearward of the fuselage frame 11 such that the tip end faces upward.
[0045]
Tip jet heads 99, 99 are respectively disposed at the tip portions of the side jet heads 98, 98 at positions inside the left and right tip booms 36, 36 in the left-right direction, and are connected thereto. Each tip jet head 99 is fixed to each tip boom 36, and as each tip boom 36 moves in conjunction with the movement of each side boom 34, each tip jet head 99 moves with each tip boom 36. Has become. When the hydraulic cylinder 35 is extended during the spraying operation, the side booms 34 are aligned with the center boom 33 and the side jets 98 are positioned so as to be aligned with the two branched jets 97, 97. At the same time, each tip boom 36 is located in a straight line with the side boom 34, and each tip jet head 99 is also located in a straight line with each side jet head 98. When the hydraulic cylinder 35 is retracted during movement or storage, each side boom 34 is positioned obliquely rearward of the fuselage frame 11 such that the distal end faces upward, and each side jet head 98 has its distal end When it is positioned obliquely rearward of the body frame 11 so as to face upward, each tip boom 36 is folded along each side boom 34 and is positioned obliquely rearward with each side boom 34. At the same time, each of the tip jets 99 is folded along each of the side jets 98 and is positioned obliquely backward with the side jets 98. At the time of storing each tip jet head 99 and each side jet head 98, the tip of the L-shaped support rod 37 is inserted below each tip jet head 99, and each tip jet head 99 and each side jet head 98 are supported. I have.
[0046]
Each of the two branch jets 97, 97, each side jet 98, and each tip jet 99 is provided with a plurality of nozzles at intervals. As described above, the branch jet 97, the side jet 98, and the tip jet 99 constitute a jet 95. A blow pipe (not shown) connected to a discharge port of the blower 53 is connected to a connection port at the center in the left-right direction of the two branch jets 97, 97. And between each side jet head 98 and each tip jet head 99 are connected by a blower pipe (not shown). The movable part of each of these blower pipes can be bent.
Further, the granules in the granule tank 94 are fed from the granule tank 94 to the two branched jet heads 97 by a feeding device (not shown).
[0047]
In the self-propelled granule dispersing device thus configured, the rotational power of the engine 51 is transmitted to the rear axle 16 via the transmission 54 and transmitted from the transmission to the front axle 15 via the propeller shaft 78. Thus, the front and rear wheels 12, 13 are driven to rotate and travel.
During the granule spraying operation, the side jet head 98 and the tip jet head 99 are positioned so as to be linear with the two branched jet heads 97, 97, and the granule is fed out from the granule tank 94 to the two branched jet heads 97, 97. The carrier air is sent from the blower 53 to the two branch jets 97, 97, and the carrier wind causes the granules to be transported to the respective jets of the two branch jets 97, 97, each side jet 98, and each tip jet 99, and Sprayed from. The granules to be sprayed are, for example, granular fertilizers and granular herbicides.
During the spraying operation by the boom nozzle device 23, the side boom 34 and the tip boom 36 are positioned so as to be in a straight line with the center boom 33, and the reciprocating pump 52 sends the chemical (spraying liquid) from the chemical tank 17 to the nozzle 39 of each boom. ) Is pumped and sprayed from the nozzle 39.
[0048]
In such a self-propelled granule dispersing device, the engine 51 and the blower 53 are arranged with the longitudinal direction parallel to the front-rear direction of the body frame 11, so that the size occupied by these in the width direction can be reduced. Therefore, the width of the self-propelled granule spraying device can be reduced, which is advantageous for running without damaging the crops when spraying along ridges.
[0049]
Further, since the discharge port of the blower 53 is provided toward the front side of the body frame 11, the discharge port of the blower 53 is connected to both the branch jet heads 97, 97 of the granule spraying part 96 provided in front of the body frame 11. Since the pipe can be provided substantially linearly in the front-rear direction of the body frame 11 without being greatly bent from the discharge port of the blower 53, the resistance of the pipe can be reduced, and the pipe can be discharged from the discharge port of the blower 53. Energy loss of air (wind) flowing in the lever pipe can be reduced. In addition, the piping of the portion near the two branch jets 97, 97 of the granule spraying part 96 is changed in angle to supply the carrier air between the two branch jets 97, 97 (substantially the center part in the left-right direction). Therefore, it does not extend in the front-rear direction of the body frame 11, and the two branch jet heads 97, 97 move up and down, thus forming a flexible pipe (flexible pipe).
[0050]
Furthermore, since the engine 51 and the reciprocating pump 52 are arranged in parallel with the longitudinal direction thereof being parallel to the front-rear direction of the body frame 11, the size of these devices in the width direction can be reduced. The width of the granule spraying device can be further reduced as much as possible.
[0051]
Further, the power transmission direction is changed by the bevel gear box 67, and the input of a blower 53 extending in the left-right direction of the body frame 11 from the output shaft (drive shaft) of the engine 51 extending in the front-rear direction of the body frame 11. Since power can be transmitted to the shaft (drive shaft), the power transmission structure can be simplified.
[0052]
Further, the power transmission direction is changed by the bevel gear box 58, and from the output shaft of the engine 51 extending in the front-rear direction of the body frame 11 to the input shaft of the reciprocating pump 52 extending in the left-right direction of the body frame 11, Since power can be transmitted, the power transmission structure can be further simplified.
[0053]
Further, since the side floors 86 are provided at both end portions of the body frame 11, the worker moves on the side floors 86 without getting down from the self-propelled granule spraying device, and the medicine tank 17 or the like. It is possible to check the devices of the engine unit 25 and work on them. Further, since the clues 89 and 59 are provided, it is possible to grab these clues 89 and 59 and move on the side floor 86 or perform work. In addition, by using these side floors 86, it is possible to select a place with a good scaffold and to get on and off the self-propelled granule spraying device. In particular, it is convenient for getting on and off a paddy field with a good footing. Moreover, as described above, the width of the self-propelled granule spraying device can be reduced by disposing the engine 51 and the blower 53 or the engine 51 and the reciprocating pump 52. It is not necessary to increase the width of the traveling granule spraying device.
[0054]
Further, the side floor 86 is cut out to form a boarding / unloading section 87, and the boarding / unloading section 87 is provided with a step 88, and the right and left ends of the upper surface of the medicine tank 17 are located above the respective steps 88, respectively. Since the clue 89 is provided on the side, the foot can easily climb on the side floor 86, and can climb on the side floor 86 while holding the body by the clue 89. Also, when getting down, the step 88 is easy to see, and the user can get down from the side floor 86 while holding the body by the clue 89.
[0055]
Further, in addition to the left and right side floors 86, the rear floor 90 is detachably attached to the rear end of the body frame 11, so that the medicine tank 17 and the engine unit 25 can be used without descending from the self-propelled granule spraying device. Can move around. Further, since the clue 59 extending to the rear side of the upper surface of the engine unit cover 55 is provided, the clue 59 can be grasped and moved around the medicine tank 17 and the engine unit 25. Further, the user can get on and off the self-propelled granule spraying device from anywhere around the medicine tank 17 and the engine unit 25. When the rear floor 90 is not required, it can be removed.
[0056]
In addition, since the self-propelled granule spraying device is a high clearance type self-propelled granule spraying device which has a high center of gravity because the body frame 11 is high above the ground and is difficult to get on and off, the weight balance and the Although it is particularly necessary to take care of getting on and off, this self-propelled granule dispersing device meets these requirements.
[0057]
In addition, since the self-propelled granule spraying device can be used as a self-propelled boom sprayer in addition to the self-propelled granule spraying device, the value of the product is enhanced.
Moreover, since both the granule dispersing section 96 and the boom nozzle device 23 are mounted on the vertically movable link device 31 provided at the front end of the machine frame 11, the The mounting members can be shared, and the manufacturing cost can be reduced.
[0058]
In addition, since the medicine tank 17 is provided between the front axle 15 and the rear axle 16 in the front-rear direction of the body frame 11, the center of gravity of the medicine tank 17 is located substantially in the middle of the front and rear wheels 12, 13. Therefore, even if the tank capacity changes, the weight balance of the front and rear wheels 12, 13 is hardly affected, and the front and rear wheels 12, 13 are kept empty when the medicine tank 17 is empty or full. Weight balance hardly changes. In addition, the operation unit 21, the boom nozzle device 23, and the granule spraying unit 96 are arranged on the front side of the medicine tank 17, and the engine unit 25 equipped with the engine 51, the reciprocating pump 52, the transmission 54, and the like is installed on the rear side. Therefore, the weight balance before and after the self-propelled granule spraying device is improved. For these reasons, in this self-propelled granule spraying device, even if the capacity of the chemical tank 17 changes, stable running is possible, and therefore, it is possible to get over a ridge, get in and out of a paddy field, or move the truck to a truck. When the self-propelled granule spraying device is put on or off, the self-propelled granule spraying device can be prevented from falling down.
[0059]
Furthermore, since the medicine tank 17 is arranged at the center in the front-rear direction, and the operation unit 21 and the engine unit 25 are arranged before and after this medicine tank, respectively, the engine 51 generating noise and vibration and the rotation of the engine 51 are generated. An engine unit 25 including a power machine (power device) such as a reciprocating pump 52 and a transmission 54 driven by power is separated from a worker at the operation unit 21, and between the worker and the engine unit 25. Since the medicine tank 17 is interposed, noise and vibration reaching the worker are attenuated. Therefore, the effects of noise and vibration on the worker can be reduced.
[0060]
Further, since the driver's seat 18 is provided at the center of the front end of the medicine tank 17, the front and rear dimensions of the operation unit 21 can be shortened as compared with the case where the driver's seat 18 is provided separately from the medicine tank 17, The front and rear weight balance can be improved. Further, a concave portion is formed at the center of the front end of the medicine tank 17, and the driver's seat 18 is provided in this concave portion. Therefore, the driver's seat 18 can be formed at a low position, so that the position of the center of gravity can be lowered. The weight balance can be stabilized.
[0061]
Further, in the operating device section 19, not only the operating device for the driving operation but also the operating device for spraying the granules are installed, so that the operator can operate the device for spraying the granules while being in the driver's seat. Since the device can be operated, the workability of the spraying operation can be improved.
[0062]
Further, since power is transmitted directly from the engine 51 to the transmission 54 by belt conduction by the belt 77 wound between the pulley 57b of the two-stage pulley 57 and the pulley 76, the propeller Compared with the case where a shaft is used, the production cost can be reduced, and measures such as safety or a bar for preventing crop entrapment can be simplified.
[0063]
【The invention's effect】
As described above, according to the self-propelled granule spraying device of the first aspect, the engine and the blower are arranged with their longitudinal directions parallel to the front-rear direction of the body frame. Because it can be reduced, the width of the self-propelled granule spraying device can be reduced, and in the case of spraying along ridges, it is advantageous for running without damaging the crop, Since the blower discharge port is provided toward the front side of the body frame, the pipe from the blower discharge port to the granule spraying section provided in front of the machine frame is not greatly bent from the blower discharge port. Can be provided substantially linearly along the front-rear direction, so that the resistance of the pipe can be reduced and the air (wind) discharged from the discharge port of the blower and flowing through the pipe can be reduced. It can be reduced Nerugi loss.
[0064]
According to the self-propelled granule spraying device of the second aspect, the same operation and effect as the first aspect can be obtained, and the power transmission direction is changed by the bevel gear box, so that the body frame is formed. Power can be transmitted from the output shaft (drive shaft) of the engine extending in the front-rear direction to the input shaft (drive shaft) of the blower extending in the left-right direction of the fuselage frame. It can be simplified.
[0065]
Further, according to the self-propelled granule spraying device according to the third aspect, the same operation and effect as the invention according to the first or second aspect can be obtained, and the both ends of the body frame are provided respectively. The side floors are provided, so you can use these side floors to select a place with good scaffolding and get on and off the self-propelled granule spraying device without getting off the self-propelled granule spreading device. The operator can move on the side floor to check the engine unit, perform work, and the like.
[0066]
Further, according to the self-propelled granule spraying device according to the fourth aspect, the same operation and effect as the invention according to any one of the first to third aspects can be obtained, and the self-propelled boom sprayer can be obtained. In addition, the engine and the reciprocating pump are arranged in parallel with the longitudinal direction being parallel to the longitudinal direction of the body frame, so that the size in the width direction occupied by these can be reduced, so that the self-propelled type can be used. The width dimension of the granule spraying device can be reduced, which is advantageous for running without damaging the crop, for example, when spraying along a ridge.
[0067]
Further, according to the self-propelled granule spraying device of the fifth aspect, the same operation and effect as the invention of the fourth aspect can be obtained, and the power transmission direction is changed by the bevel gear box, so that the body frame is formed. Power can be transmitted from the output shaft (drive shaft) of the engine extending in the front-rear direction to the input shaft (drive shaft) of the reciprocating pump extending in the left-right direction of the body frame. Can be simplified.
[0068]
According to the self-propelled granule spraying device of the sixth aspect, the same operation and effect as the invention of the fourth or fifth aspect can be obtained, and the side floor is notched to get on and off the vehicle. Is formed, and a step is provided in the getting on / off section, and a clue is provided above the step, so that the getting on and off can be performed smoothly.
[0069]
Further, according to the self-propelled granule spraying device according to the seventh aspect, the same operation and effect as the invention according to any one of the third to sixth aspects can be obtained, and the left and right side floors can be provided. In addition, since the rear floor is provided at the rear end of the body frame, it is possible to move around the engine and other parts without getting off the self-propelled granule spraying device, and to use the self-propelled granules from anywhere around. It can get on and off the agent spraying device.
[0070]
According to the self-propelled granule spraying device according to the eighth aspect, the same operation and effect as the invention according to any one of the fourth to seventh aspects can be obtained, and the granule spreading portion and Both the boom nozzle device is mounted on a vertically movable link device provided at the front end of the body frame, so that these granule spraying portions and the mounting member of the boom nozzle device can be shared, and the manufacturing cost can be reduced. Can be reduced.
[0071]
According to the ninth aspect of the present invention, the self-propelled granule spraying apparatus can provide the same operation and effect as the invention according to any one of the third to eighth aspects, and has a high clearance type self-propelled granule spraying apparatus. Since it is a running-type granule spraying device, it is difficult to get on and off the vehicle, so that it is particularly necessary to consider getting on and off the vehicle.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a self-propelled granule spraying device according to an embodiment of the present invention, and is a perspective view as viewed from the front side.
FIG. 2 is a side view of the same.
FIG. 3 is a plan view showing a state where a medicine tank and an engine cover are removed.
FIG. 4 is an enlarged perspective view of the rear part of the same with the medicine tank and the engine unit cover removed.
FIG. 5 is an enlarged perspective view of the rear part of the same with the medicine tank and the engine part cover removed from the rear side.
FIG. 6 is a perspective view of the rear part viewed from the rear side with the rear floor attached.
FIG. 7 is a view showing a conventional self-propelled granule spraying apparatus, and is a perspective view as viewed from the front side.
[Explanation of symbols]
11 Airframe
17 Chemical tank
18 Driver's seat
19 Operation device section
21 Operation unit
23 Boom nozzle device
31 Link device
51 Engine
52 reciprocating pump
53 Blower
58 Bevel Gear Box
67 bevel gear box
86 Side Floor
87 Getting on and off
88 steps
89 clues
90 Rear floor
94 granule tank
95 Spout
96 granule spraying unit

Claims

An operation unit (21) including a driver's seat (18) and an operation device unit (19) including at least an operation device for a driving operation is provided at a front portion of the movable body frame (11),
On the front side of the driver's seat (18) of the body frame (11), a granule spraying section (96) including a granule tank (94) and a jet head (95) is provided,
Behind the driver's seat of the body frame (11), an engine (51) and a blower (53) driven by the rotational power of the engine (51) to supply carrier air to the granule spraying section (96). ) Is provided, and
The engine (51) and the blower (53) are disposed so that a longitudinal direction thereof is parallel to a front-rear direction of the body frame (11), and a discharge port of the blower (53) is provided in front of the body frame (11). A self-propelled granule dispersing device, which is provided to face.

The bevel gear box (67) is provided between the engine (51) and the blower (53), and the power transmission direction is changed by 90 degrees by the bevel gear box (67). 2. The self-propelled granule spraying device according to 1.

3. The self-propelled granule spraying device according to claim 1, wherein a side floor (86) is provided at each of both side ends of the body frame (11). 4.

A boom nozzle device (23) is provided in front of the driver's seat (18) of the body frame (11),
A medicine tank (17) is provided between the driver seat (18) of the body frame (11) and the engine unit (25),
The engine part (25) is provided with a reciprocating pump (52) driven by the rotational power of the engine (51), and the reciprocating pump (52) has a longitudinal direction extending in front of and behind the body frame (11). The self-propelled granule spraying device according to any one of claims 1 to 3, wherein the self-propelled granule spraying device is arranged parallel to the direction and in parallel with the engine (51).

The bevel gear box (58) is provided between the engine (51) and the reciprocating pump (52), and the power transmission direction is changed by 90 degrees by the bevel gear box (58). 5. The self-propelled granule spraying device according to 4.

The side floor (86) is provided with an entry / exit portion (87) formed by cutting out a part thereof, and the entry / exit portion (87) is provided with a step (88) and the medicine The self-propelled granule spraying device according to claim 4 or 5, wherein the tank (17) is provided with a clue (89) above the step (88).

The self-propelled granule spraying device according to any one of claims 3 to 6, wherein a rear floor (90) is provided at a rear end of the body frame (11).

The granule spraying section (96) and the boom nozzle device (23) are both mounted on a vertically movable link device (31) provided at the front end of the body frame (11). The self-propelled granule spraying device according to any one of claims 4 to 7.

The self-propelled granule spraying device according to any one of claims 3 to 8, wherein the self-propelled granule spraying device is a high clearance type self-propelled granule spraying device.