JP2004096198A - 通信端末装置及びファクシミリ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】原画像における異なる画像領域の中から選択した画像領域の画像データを選択的に送信することにより、送信データ量を低減して通信経費を削減できる通信端末装置及びファクシミリ装置を提供する。
【解決手段】読取部5により取得された原画像の画像データは画像領域識別手段16へ入力される。画像領域識別手段16は原画像の画像データを解析することにより相互に異なる画像領域として原画像を例えば文字領域及び写真領域に識別し、選択送信手段17は送信対象とする文字領域及び写真領域の内いずれかの領域の画像データを選択的に送信するものとする。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、相互に異なる画像領域(例えば文字領域と写真領域)を含む原画像における各画像領域を識別して、いずれかの画像領域の画像データを選択的に送信する通信端末装置及びファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
原画像に画像領域として文字領域(文字等の人工画像領域)と写真領域(写真等の自然画像領域)とが混在するカタログ等をファクシミリ装置により送信する場合に、これらの画像領域の読み取りを併せて行い、文字領域と写真領域とを自動的に識別し、文字領域に対しては白レベルと黒レベルを論理1、論理0に対応付けて処理する単純な2値化処理(以下単純2値化処理)を施し、写真領域には誤差拡散法等に基づく2値化つまり中間調処理を施して送信することが行われている。このような従来のファクシミリ装置においては、文字領域と写真領域とを識別して処理することから精度の高い鮮明な画像を送信することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のファクシミリ装置は、原画像に画像領域として文字領域(文字等の人工画像領域)と写真領域(写真等の自然画像領域)とが混在するカタログ等を送信する場合に、文字領域には単純2値化処理を、写真領域には中間調処理をそれぞれに施して送信処理をすることから、いずれか一方の送信のみで十分な場合において、不必要なデータ処理と不必要なデータ送信を行うことになる。
【0004】
つまり、従来のファクシミリ装置は、送信側においては単純2値化処理と中間調処理とを施すことから、処理時間が長くなる。また、不必要なデータの送信をも行うことから通信時間が長くなり、通信経費が必要以上に掛かるという問題がある。
【0005】
本発明は斯かる事情に鑑みなされたものであり、その目的とするところは原画像の画像データを解析して相互に異なる画像領域を識別し、異なる画像領域の中から選択した画像領域の画像データを選択的に送信することにより、送信データ量を低減して通信経費を削減できる通信端末装置を提供することにある。
【0006】
また、本発明の他の目的は、原画像の画像データを解析して文字領域と写真領域とを識別し、文字領域と写真領域の内いずれか選択した領域の画像データを選択的に送信することにより、送信データ量を低減して通信経費を削減できるファクシミリ装置を提供することにある。
【0007】
また、本発明の他の目的は、原画像の画像データを解析して文字領域と写真領域とを識別し、文字領域と写真領域の内いずれか一方の選択した領域の画像データと、選択しなかった他方の領域の背面データとを合成して送信用の合成画像データとすることにより、原画像における画像領域のレイアウトを変えることなく送信データ量を低減して通信経費を削減できるファクシミリ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
第1発明に係る通信端末装置は、相互に異なる画像領域を含む原画像の画像データを取得して送信する通信端末装置において、取得した原画像の画像データを解析して前記画像領域を識別する画像領域識別手段と、前記画像領域の内、少なくとも1つの画像領域の画像データを選択して送信する選択送信手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
第2発明に係るファクシミリ装置は、文字領域及び写真領域を含む原画像の画像データを取得して送信するファクシミリ装置において、取得した原画像の画像データを解析して文字領域及び写真領域を識別する画像領域識別手段と、文字領域又は写真領域の内いずれか一方の領域の画像データを選択して送信する選択送信手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
第3発明に係るファクシミリ装置は、文字領域及び写真領域を含む原画像の画像データを取得して送信するファクシミリ装置において、取得した原画像の画像データを解析して文字領域及び写真領域を識別する画像領域識別手段と、文字領域又は写真領域の内いずれか一方の領域を選択する選択手段と、文字領域又は写真領域の内選択されない他方の領域の画像データを背面データに置換する置換処理手段と、選択された領域の画像データ及び選択されない領域の背面データに基づいて送信用の合成画像データを生成する画像合成手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
第1発明においては、取得した原画像の画像データを解析して相互に異なる画像領域を識別し、識別した画像領域の内、少なくとも1つの画像領域の画像データを選択して送信する通信端末装置としたので、送信対象とする画像領域のみを送信することが可能になり、送信データ量を低減して通信経費を削減することが可能になる。
【0012】
第2発明においては、取得した原画像の画像データを解析して文字領域及び写真領域を識別し、文字領域又は写真領域の内、いずれか一方の領域の画像データを選択して送信するファクシミリ装置としたので、送信対象とする画像領域のみを送信することが可能になり、送信データ量を低減して通信経費を削減することが可能になる。
【0013】
第3発明においては、取得した原画像の画像データを解析して文字領域及び写真領域を識別し、画像データの送信を必要とするいずれか一方の領域の画像データと画像データの送信を必要としない他方の領域の画像データを変換して求めた背面データとを合成して送信用の合成画像データを求めるファクシミリ装置としたので、送信データ量を低減して通信経費を削減すると共に、原画像のレイアウトを維持した送信が可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
<実施の形態1>
図1は本発明に係る通信端末装置の概略ブロックを示すブロック図である。1は通信端末装置であり、MPU(Micro  Processing  Unit)2、NCU(Network  Control  Unit)3、モデム4、読取部5、コーデック6、操作部7、ROM8、RAM9、画像メモリ10、表示部11、画像形成部12、LAN(Local  Area  Network)制御部13、画像合成手段14等がバス15を介して接続されている。これら各部は主制御部として機能するMPU2とバス15を介して連携し、通信端末装置1としての動作を行う。
【0015】
MPU2は、バス15を介して上述した各部を制御し、通信端末装置1が、その内部において、例えば画像データ取得手段、画像領域識別手段(16)、選択送信手段(17)、選択手段、置換処理手段、画像合成手段(14)等としての機能を果たすように構成される。
【0016】
NCU3は回線制御手段として公衆電話回線(図上回線として示す)と接続されており、公衆電話回線を用いたファクシミリ装置として使用することができる。モデム4はファクシミリ通信が可能なファクシミリモデムとして構成され、同様にバス15に接続されたNCU3と直接的に接続されている。NCU3は公衆電話回線とモデム4との接続を制御し、必要に応じてモデム4を公衆電話回線に接続する。
【0017】
通信端末装置1はNCU3又はLAN制御部13のいずれか一方のみを備えた構成としても良い。公衆電話回線を利用したファクシミリ装置とする場合には少なくとも公衆電話回線と接続されたNCU3を備えていれば良く、LANへの接続をされるLAN制御部13は不要である。公衆電話回線を利用したファクシミリ装置として使用しない場合には、逆に、NCU3は不要となる。
【0018】
読取部5はスキャナにより原稿画像等の原画像を読み取ると共に、MPU2と連携して原画像の画像データを取得する画像データ取得手段としても機能する。コーデック6は読み取った原画像の画像データを送信するために画像データの符号化を行い、また、受信した画像データの復号化を行う。コーデック6においては、ファクシミリ通信で一般に用いられるMH(Modified  Huffman)、MR(Modified  READ)、MMR(Modified  Modified  READ)等の符号化方式を用いることができる。
【0019】
操作部7は、通信端末装置1又はファクシミリ装置として動作させるための操作に必要な文字キー、テンキー、短縮ダイヤルキー、ワンタッチダイヤルキー及び各種のファンクションキー等を備えている。なお、表示部11をタッチキー方式の表示形態とした場合には操作部7と表示部11とは一部又は全部を代用又は兼用する形態としても良い。例えば文字領域又は写真領域のいずれかを選択して送信する場合に、選択送信モードの設定及び文字領域の送信を選択するか又は写真領域の送信を選択するかの指定等が可能なようにファンクションキーを設けておく。
【0020】
ROM8は不揮発性メモリで構成され、通信端末装置1が上記各種手段としての機能を発揮するのに必要な各種ソフトウエアプログラムが予め格納されている。RAM9は揮発性メモリで構成され、ソフトウエアプログラムの実行時に一時的に生じるデータの記憶に用いられる。
【0021】
画像メモリ10は例えばDRAMにより構成され、読取部5で読み取った画像データ、又は公衆電話回線、LAN等を介して受信した画像データを格納する。格納する画像データは画像メモリ10において使用するメモリ容量を低減するために符号化(送信時)又は復号化(受信時)された形態の画像データで記憶することもできる。
【0022】
表示部11は液晶表示装置等により構成され、通信端末装置1の動作状態を表示する。また、送信するために読み取った原画像の画像データ又は受信した画像データの表示を行うように構成しても良い。画像形成部12はプリンタ機能を有し、受信した画像データを例えば電子写真方式により印字(印画)等を行う。さらに、読み取った原画像の画像データを送信した場合に送信した画像データの内容を確認できる構成、例えば文字領域又は写真領域のいずれか一方の選択した領域を印字(印画)する構成としても良い。また、読み取った原画像の画像データを送信せずに、例えば文字領域又は写真領域のいずれか一方の領域を選択して印字(印画)できる構成としても良い。
【0023】
LAN制御部13は、LANへの接続をされており、公衆電話回線を利用したファクシミリ装置とは異なる回線形態で動作する通信端末装置1とすることができる。つまり、LANを介することにより、インターネット、専用回線等の公衆電話回線以外の通信回線による送信受信を可能としている。したがって、パーソナルコンピュータ相互間の通信、パーソナルコンピュータから通信回線を介して接続されたプリンタ等との間での通信も可能である。
【0024】
画像合成手段14は、原画像の画像データを解析して例えば文字領域又は写真領域に識別した領域の内、送信する対象として選択されない領域の画像データを背面データ(通常は白データ)に置換し、選択された領域の画像データ及び白データに置換された背面データに基づいて送信用の合成画像データを生成する場合において、送信用の合成画像データを生成する。画像合成手段14はハードウエアにより専用の回路を設けても良いし、ソフトウエアプログラムによりMPU2が適宜処理する形態としても良い。
【0025】
図2は画像データを選択して送信するための主要ブロックを示すブロック図である。読取部5はCCD固体撮像装置により構成されるCCD撮像部5aをスキャナにより走査して原稿画像等(原画像)の画像データを読み取る。CCD撮像部5aは赤(R)、緑(G)、青(B)の分光感度特性を有し、RGBに対応する画像データをアナログデータとして読み取る。読み取られた画像データは、データ処理を行うためにA/D変換部5bによりデジタルデータに変換される。読取部5は原画像の画像データを取得する画像データ取得手段として機能するが、画像データの取得は、読取部5によらずLAN等の通信回線を介して外部装置(例えば、LANを介して接続されたパーソナルコンピュータ等)から受信して取得する形態であっても良い。なお、A/D変換部5bから出力されたデジタルデータは、さらに、例えばシェーディング補正部(図示省略)によるシェーディング補正等を施される。シェーディング補正は光源による原稿画像への照明ムラ等に起因する読み取りデータのばらつきを補正するものである。
【0026】
シェーディング補正等の所定の補正処理を施された画像データは、画像領域識別手段16へ入力される。画像領域識別手段16は相互に異なる画像領域を含む原画像の画像データを解析して相互に異なる画像領域それぞれを識別する。相互に異なる画像領域とは、例えばカタログ等における文字領域(単純2値化処理によって自然で正確な再現が可能な文字等を含む人工画像領域)及び写真領域(単純2値化処理によっては自然で正確な再現ができない写真、絵画等の中間調を含む自然画像領域)それぞれのことであり、これらをさらに細分化したものでも良い。つまり、異なる画像領域の識別区分は、画像領域識別手段16における識別レベルを適宜設定することにより種々設定することが可能である。なお、画像領域識別手段16の主要な制御はMPU2により実行され、ROM8にはそのためのソフトウエアプログラムが格納されている。
【0027】
画像領域識別手段16により相互に異なる画像領域として例えば文字領域及び写真領域に識別された画像データを受けて、選択送信手段17は送信対象とする画像領域の画像データを選択的に送信する。選択送信手段17がいずれの画像領域の画像データを送信するかは、予め操作部7に設けた選択送信モードのオンオフキーを操作して選択送信モードに設定しておけば良い。例えば、文字領域を選択して送信するモード(文字領域送信モード)、写真領域を選択して送信するモード(写真領域送信モード)等を選択送信モードとして設定することができる。この場合、送信される画像領域は画像領域識別手段16により自動的に識別されているので、使用者は選択送信モードを設定(例えば、文字領域送信モードとするか、写真領域送信モードとするかの設定)するのみで良く、原画像における文字領域、写真領域等の範囲を指定する必要がなく、選択送信処理が容易に実現できる。なお、選択送信手段17の主要な制御はMPU2により実行され、ROM8にはそのためのソフトウエアプログラムが格納されている。
【0028】
文字領域を選択して送信する場合には、選択送信手段17において、文字領域の画像データに単純2値化処理を施して送信する。また、写真領域を選択して送信する場合には、選択送信手段17において、写真領域の画像データに中間調処理(誤差拡散法、ディザ法等による2値化処理)を施して送信する。文字領域に対しては単純2値化処理を、写真領域に対しては誤差拡散法等による2値化処理を施すソフトウエアプログラムを予めROM8に格納しておく。選択した画像領域の画像データを選択的に送信することから不要な画像領域の画像データを送信しなくても良いので、送信データ量を低減でき、通信経費等の削減が可能となる。また、受信側においては印字(印画)の際に不要な画像形成用資源(例えばトナー、インク等)を使用しないので全体としての経費削減が可能になる。
【0029】
図3は画像領域識別手段における文字領域及び写真領域を識別する方法を説明するための説明図である。同図aは文字領域における画像データについて画像信号(画像信号レベル)の状況を示し、同図bは写真領域における画像データについて画像信号(画像信号レベル)の状況を示す。いずれも横軸に原画像での位置を、縦軸に画像信号(画像信号レベル)を示すグラフである。縦軸の画像信号においては横軸から離れる方のレベルが白であり、横軸に近い方のレベルが黒である。各画像領域はその領域の特徴に応じた特性を示し、位置と画像信号との関係を文字領域と写真領域とで比較すると、その特性に大きな相違がある。文字領域においては、通常白地に黒文字が存在することから、読み取られた画像信号は白と黒とが明確に区別できる櫛歯状の特性を示す(同図a)。したがって、文字領域に対しては白レベルと黒レベルを論理1、論理0に対応付けて処理する単純2値化処理を施すことができる。
【0030】
これに対し、写真領域においては、文字領域とは異なり白黒が急激に変化することはほとんど無いことから、画像信号の変化は極めて緩やかな、いわゆる中間調(グレイスケール)の特性を示す(同図b)。連続階調領域である写真領域においては、濃度差の勾配が文字領域より小さいため、例えば画像信号において濃度差の勾配が所定範囲にある領域(所定範囲に入った所から出る所まで)を写真領域と判定することができる。したがって、画像領域識別手段16により位置と画像信号との関係を解析することにより、相互に異なる画像領域を分離(区分)でき、文字領域か写真領域かを識別することができる。なお、横軸の位置のスケール(長さの単位)は文字サイズ(フォント)等を勘案して適宜設定できるようにしても良い。
【0031】
<実施の形態2>
図4は本発明に係る実施の形態2の主要な処理過程を示すフローチャートである。取得された原画像の画像データは画像領域識別手段16により例えば文字領域及び写真領域に識別される(ステップS1)。この際の画像領域の識別手法としては図3において説明した識別方法を用いれば良いが特にこれに限るものではない。操作部7からの選択モード設定の指示に基づいて選択手段(図示省略)が文字領域を選択して文字領域の画像データを送信する場合には、文字領域として識別された画像領域の画像データに対して単純2値化処理手段(図示省略)により単純2値化処理を施す(ステップS2)ことにより、選択領域における送信用の画像データを生成する。他方、選択されなかった写真領域については、置換処理手段(図示省略)が写真領域の画像データに対して背面領域の画像データとしての白データへの置換を施す(ステップS3)ことにより、非選択領域における送信用の画像データを生成する。選択領域(文字領域)における送信用の画像データ及び非選択領域(写真領域)における送信用の画像データ(白データ)に対して画像合成手段(図示省略)がデータ合成処理を施す(ステップS4)ことにより、送信用の合成画像データを生成する。
【0032】
図4に示した例とは逆に、写真領域を選択して送信することも可能であり、その場合には写真領域の画像データに対して中間調処理を施し、文字領域の画像データに対して白データへの置換処理を施せば良い。また、文字領域においてはテキストデータへの変換を行わないので、テキストデータ変換用の手段が不要でありシステムの簡略化が可能である。つまり、通常のファクシミリ装置の基本構成をそのまま利用することができる。
【0033】
ステップS1からステップS4までの一連の処理は、MPU2を主制御部としてソフトウエア処理により行うことができる。この際、MPU2が選択手段、単純2値化処理手段、置換処理手段、(画像合成手段14)として機能する。必要に応じて専用のハードウエアを採用することも可能であるが、プログラムによるソフトウエア処理をする方が処理内容の自由度が大きくなるので望ましい。この際の処理用のソフトウエアプログラムはROM8に予め格納しておくことができる。
【0034】
生成された送信用の合成画像データに対してコーデック6により符号化処理を施す(ステップS5)。この際の符号化方式としてはファクシミリ通信で一般に用いられるMH、MR、MMR等の上述した符号化方式を採用すれば良い。符号化処理をした後、送信用の合成画像データに対してモデム4により変調処理を施し(ステップS6)、NCU3を介して送信処理を行う(ステップS7)。
【0035】
なお、送信処理をせずに、あるいは送信処理と共に、合成画像データを画像形成部12から画像として記録紙等に印字(印画)して出力することも可能である。送信処理をしないで画像形成部12から出力する場合として、受信した原画像に対して画像領域識別処理を施し、選択した画像領域の画像データのみを印字(印画)して出力する場合、また、読み取った原画像の画像データを送信せずに、例えば文字領域又は写真領域のいずれか一方の画像領域を選択してその画像データのみを印字(印画)して出力する場合等がある。
【0036】
図5は実施の形態2における原画像と合成画像とを比較して示す説明図である。同図aは送信原稿としての原画像を示し、同図bは出力される合成画像を示す。原稿画像である原画像Pには、相互に異なる画像領域として文字領域P1、写真領域P2及び背面領域P3が含まれ、文字領域P1には文字あいうえお・・・が、写真領域P2には写真がそれぞれ画像として形成されている。文字領域P1及び写真領域P2以外の部分は通常白地とされる背面領域P3を構成している。このような原画像Pの内、文字領域P1を選択領域とし、写真領域P2を非選択領域として、文字領域P1に対しては単純2値化処理を施し、写真領域P2に対しては白データへの置換を施した場合、出力される合成画像は同図bで示すようになる。つまり、原画像のレイアウトを維持した状態で、文字領域P1の画像データのみが再現して形成され、写真領域P2及び背面領域P3には画像として何も形成されない状態となる。非選択領域に対して特に白データへの置換処理をすることにより、出力側において不要な画像形成をする必要がなくなり、出力に必要な画像形成用資源(例えばトナー、インク等)を使用しないで全体としての経費削減が可能になる。
【0037】
【発明の効果】
以上詳述したように、第1発明にあっては、カタログ原稿等のように相互に異なる複数の画像領域を有する原画像を送信する場合に、識別区分した画像領域の内、少なくとも1つの画像領域の画像データを選択送信するので、送信データ量を低減して通信経費を削減することが可能な通信端末装置とすることができる。
【0038】
第2発明にあっては、カタログ原稿等のように文字領域及び写真領域を有する原画像を送信する場合に、文字領域及び写真領域を識別区分し、文字領域又は写真領域の内、いずれか一方の領域の画像データを選択送信するので、送信データ量を低減して通信経費を削減することが可能なファクシミリ装置とすることができる。
【0039】
第3発明にあっては、カタログ原稿等のように文字領域及び写真領域を有する原画像を送信する場合に、文字領域及び写真領域を識別区分し、文字領域又は写真領域の内、いずれか一方の領域の画像データを選択送信する場合に、画像データの送信を必要とするいずれか一方の領域の画像データと画像データの送信を必要としない他方の領域の画像データを変換して求めた背面データとを合成して送信用の合成画像データを求めるので、送信データ量を低減して通信経費を削減すると共に、原画像のレイアウトを維持した送信が可能なファクシミリ装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る通信端末装置の概略ブロックを示すブロック図である。
【図2】画像データを選択して送信するための主要ブロックを示すブロック図である。
【図3】画像領域識別手段における文字領域及び写真領域を識別する方法を説明するための説明図である。
【図4】本発明に係る実施の形態2の主要な処理過程を示すフローチャートである。
【図5】実施の形態2における原画像と合成画像とを比較して示す説明図である。
【符号の説明】
1 通信端末装置
2 MPU
3 NCU
4 モデム
5 読取部
6 コーデック
7 操作部
8 ROM
9 RAM
10 画像メモリ
11 表示部
12 画像形成部
13 LAN制御部
14 画像合成手段
15 バス
16 画像領域識別手段
17 選択送信手段
P 原画像
P1 文字領域
P2 写真領域
P3 背面領域

Claims (3)

  1. 相互に異なる画像領域を含む原画像の画像データを取得して送信する通信端末装置において、取得した原画像の画像データを解析して前記画像領域を識別する画像領域識別手段と、前記画像領域の内、少なくとも1つの画像領域の画像データを選択して送信する選択送信手段とを備えたことを特徴とする通信端末装置。
  2. 文字領域及び写真領域を含む原画像の画像データを取得して送信するファクシミリ装置において、取得した原画像の画像データを解析して文字領域及び写真領域を識別する画像領域識別手段と、文字領域又は写真領域の内いずれか一方の領域の画像データを選択して送信する選択送信手段とを備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 文字領域及び写真領域を含む原画像の画像データを取得して送信するファクシミリ装置において、取得した原画像の画像データを解析して文字領域及び写真領域を識別する画像領域識別手段と、文字領域又は写真領域の内いずれか一方の領域を選択する選択手段と、文字領域又は写真領域の内選択されない他方の領域の画像データを背面データに置換する置換処理手段と、選択された領域の画像データ及び選択されない領域の背面データに基づいて送信用の合成画像データを生成する画像合成手段とを備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
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