JP2004094612A - インターフェース付装置及びインターフェース制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のインターフェースを備えるデバイスにおけるインターフェースの識別番号付与を簡易に行い、簡易に管理する。
【解決手段】2つのインターフェースを備える装置の場合、基準となるインターフェースに使用できる文字の集合と、そのほかのインターフェースに使用できる文字の集合とを用意し、要素である文字どおしを、各集合間で対応付けた対応表130をROM102に格納しておく。そして、装置の製造時には、基準インターフェースに対してのみ識別番号を明示的に付与する。製造者は基準インターフェースについてのみ識別番号の重複が発生しないよう管理する。製造された装置は、そのほかのインターフェースに対する識別番号を、対応表130において基準識別番号に対応する文字列として獲得する。
【選択図】図1
【解決手段】2つのインターフェースを備える装置の場合、基準となるインターフェースに使用できる文字の集合と、そのほかのインターフェースに使用できる文字の集合とを用意し、要素である文字どおしを、各集合間で対応付けた対応表130をROM102に格納しておく。そして、装置の製造時には、基準インターフェースに対してのみ識別番号を明示的に付与する。製造者は基準インターフェースについてのみ識別番号の重複が発生しないよう管理する。製造された装置は、そのほかのインターフェースに対する識別番号を、対応表130において基準識別番号に対応する文字列として獲得する。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばストレージ機器やプリンタなど、複数のインターフェースポートを有するインターフェース付装置及びインターフェース制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばUSBやIEEE1394等の標準化されたインターフェースにおいては、それらインターフェースを備えた機器同士が接続された場合に、それらのインターフェースをユニークに識別するために、インターフェースごとに識別符号が付与される。この識別符号は階層構造を備えており、各製造者に固有の符号(製造者符号)、特定の製造者により製造された各機種に固有の符号(機種符号)、特定の機種において個々の装置の備える各インターフェースに固有の符号(インターフェース識別符号)といった符号の組により、ひとつのインターフェースがグローバルに固有なものとして識別可能となっている。ここで、製造者符号は各製造者に対して一定の調整機関から割り当てられるが、機種符号およびインターフェース識別符号は、製造者の裁量によって割り当てられる。
【0003】
これら機種符号やインターフェース識別符号(以下、インターフェース識別符号を単に識別符号と呼ぶ。)は、各装置の各インターフェースごとにユニークに割り当てられなければ通信に支障を来すおそれがある。そのために、製造者は、機種符号や識別符号が重複使用されないように管理しなければならない。
【0004】
一方、例えばプリンタやストレージ機器に識別符号を付与していく工程で、対象となる機器に複数のインターフェースがあると、そのインターフェースのそれぞれに識別符号を割り当てる必要がある。そこで識別符号の割り当てをインターフェースの数の分だけ割り当て、割り当てた識別符号を使用済みとして管理する処理(割り当て処理)を行っていた。
【0005】
例えば、USBとIEEE1394のインターフェースを両方とも備えているストレージデバイスを考える。識別符号をシリアル番号とすると、USBインターフェースに対してはユニコードの英数字6文字から構成されるシリアル番号を識別番号として割り当て、IEEE1394インターフェースに対してはバイナリで16進6桁のシリアル番号を割り当てる必要がある。そして、各インターフェースごとに、割り当て済み識別符号(シリアル番号)を機種ごとに固有にすべく管理する必要もある。
【0006】
また、ストレージデバイス内部のシリアル番号を利用するソフトウェアにおいても、それぞれインターフェース毎に備えられた領域に格納されたシリアル番号へのアクセスするソフトウェア的手段を提供する必要があった。
【0007】
これは、デバイスが備えるインターフェースが同じ種類のものであっても同様である。例えば2つのUSBインターフェースを備えるデバイスを考える。これら2つのインターフェースでは、与えられる識別符号の体系こそ同じであるものの、各インターフェースに対して識別符号を割り当て、割り当て済み識別符号が機種ごとに固有になるように管理する必要がある点では、異なる種類のインターフェースを備えた装置の製造と同様である。
【0008】
また、ストレージデバイス内部のシリアル番号を利用するソフトウェアにおいても、それぞれインターフェース毎に備えられた領域に格納された識別符号へアクセスするソフトウェア的手段を提供する必要がある点においても同様である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
このため、対象となる装置に搭載されるインターフェースの数が多いほど、識別符号を記憶するための記憶領域をより大きく確保する必要があり、また識別符号の付与作業量も増える。さらに異なる種類のインターフェースがある場合には、識別符号を付与する製造者は、それぞれのインターフェースの規定に従って識別符号の付与および管理をおこなうために、装置に搭載されるインターフェースが多ければ、現状では生産性が著しく低下してしまう。
【0010】
また、装置の設計変更等によってインターフェースが増えたり変更されたりすると、識別符号を格納している領域や識別符号へのアクセスのためのコードを新規に提供しなければならない。これは、或る機種のために開発されたソフトウエアを他の機種に流用する場合を考えても同様である。
【0011】
このように、インターフェースを搭載した装置における当該インターフェースを駆動等するためのソフトウェアの保守や他の機種への流用のための設計作業という観点から考えても、非常に作業の効率が悪かった。
【0012】
さらに、複数の識別符号を付与する際に、例えば作業者が一つの装置に搭載されている複数のインターフェースに同一の識別番号を付与してしまうおそれもある。このような場合、そのインターフェースに接続されたPC等の装置からはまったく同じ識別符号の複数のインターフェースが見えるため、インターフェースの区別がつかずに動作は予想できないという問題もある。
【0013】
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、複数のインターフェースに対して同一の識別符号が付与されることを防止したインターフェース付装置及びインターフェース制御方法を提供することを目的とする。
【0014】
さらに、本発明は、インターフェースの数や種類の変更についてソフトウエアの保守が容易なインターフェース付装置及びインターフェース制御方法を提供することを目的とする。
【0015】
さらに、本発明は、識別符号のインターフェースに対する固有性の管理が容易なインターフェース付装置及びインターフェース制御方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、次のような構成を備える。
【0017】
複数のインターフェースを有するインターフェース手段と、
前記複数のインターフェースのうち1のインターフェースの識別符号を基準識別符号として保持する識別符号保持手段と、
前記識別符号の符号要素の集合を複数の部分集合に分割し、該部分集合の要素同士を、要素数が最小の部分集合を基準として1対1に対応づけて成る対応表を保持する表保持手段と、
前記1のインターフェースを除くインターフェースの識別符号を、前記対応表において前記基準識別符号の符号要素に対応させて生成する生成手段とを備える。
【0018】
さらに好ましくは、前記複数のインターフェースは互いに同種のインターフェースである。
【0019】
さらに好ましくは、前記複数のインターフェースは互いに異なる種類のインターフェースであり、前記表保持手段に代えて、各種類のインターフェースに付与される識別符号を構成する符号要素の集合の要素を、要素数が最小の部分集合を基準として1対1に対応づけて成る対応表を保持する手段を備える。
【0020】
さらに好ましくは、前記基準識別番号は書換え可能な不揮発性メモリに記録されて保持される。
【0021】
さらに好ましくは、前記対応表は書換え不能な不揮発性メモリに記録されて保持される。
【0022】
この構成により、一つの基準識別番号を記憶しておき、その基準識別番号から他のインターフェースの識別番号を、必要時に作成する。そのため、複数のインターフェースを持つデバイスにおける、製造工程での作業が非常に効率的になる。そして、インターフェースがそれ以降の機種で増えても、作業量が増えずに対応可能となる。またプリンタ内のソフトウェアについても、インターフェースごとに識別番号を記憶する領域や、管理するプログラムを持つ必要が無くなり非常に効率が良い。
【0023】
【発明の実施の形態】
本実施形態においては、ユニバーサルシリアルバスUSB2.0のアップストリームポート(Bジャック)を2つ搭載するプリンタに適応させた例である。以下、図を用いて詳細に説明する。
【0024】
<プリンタの構成>
図1はその全体の構成図である。プリンタ100は本発明を適用したプリンタ本体である。データ送受信部101は、物理インターフェースよりデータを受信する。本実施形態ではデータ送受信部101の物理インターフェースとして、USB2.0のアップストリームポート111及び112を搭載している。ROM102は、プリンタを動作させるためのプログラムやデータ、テーブル等が格納される。後述する対応表130もこのROM102に記録される。また、製造者識別符号や機種符号もまたROM102に記録される。
【0025】
制御部103は、データを印字する為に各種モータやキャリッジ、オートシートフィーダ(ASF)等を制御する。RAM104は、データ受信時やプログラム実行時などに、一時的にデータを格納する。EEPROM105は、書換え可能不揮発性メモリであって、各プリンタについてのデータである最終印字時間、エラー履歴などを格納する。識別符号は装置ごとに固有の値が付与されるために、工場出荷時あるいは製造時に各装置に対して割り当てられた値がEEPROM105に格納される。格納されている値は、インターフェースの種類に応じて規格化された体系で与えられる。USB2.0の場合にはユニコードで6文字の識別番号が付与される。図1の例ではユニコード文字で「123abc」が付与されており、この文字列がEEPROM105内の識別符号領域120に格納している。データ印字部106は、制御部103より各種モータなどを制御して印字を実際に行う。データ印字部103は、例えばインクジェット方式や、電子写真方式等のプリンタエンジンに相当する。
【0026】
プリンタ100で搭載しているインターフェースは、USBのアップストリームポート2つであるので、分かりやすいようにインターフェース111をUSB2.0(1)、インターフェース112をUSB2.0(2)と表記し、基準となるインターフェースはインターフェース111すなわちUSB2.0(1)とする。本実施形態においてUSBの識別番号として使用する文字は、数字0〜9と英字a〜z、A〜Zの62文字とする。USBの規格においては特殊文字等、さらに多くの文字種を使用できるが、ここでは一例としてこの62文字を、識別番号の符号要素の集合として定める。尚、本実施形態では、便宜上USBの識別符号を識別番号と呼ぶことにする。
【0027】
そして、この集合を2つに分割して要素を対応付けた表(対応表)を構成する。図3にその例を示す。すなわち、文字0〜9,a〜uの31文字から構成される第1の部分集合と、文字v〜z,A〜Zの31文字から構成される第2の部分集合とに分割する。そして、それら各部分集合の要素を1対1に対応付ける。例えば図3では、文字eと文字Jとが互いに対応付けられている。この対応表がROM102に格納されている。
【0028】
なお図3の例では各部分集合の要素の数が互いに同一であるために1対1対応が実現できているが、各部分集合の要素数が異なる場合には、最も要素数の少ない部分集合を基準として1対1に要素を対応付ける。要素が余った場合には、その余った要素は識別番号の符号要素としては使用されない。そのため、部分集合への分割は、要素数ができるだけ同一になり、余る要素の数が少なくなるように行われることが望ましい。好ましくは、要素数の差が最大で1になるように分割することが望ましい。
【0029】
さて、このように構成される符号要素の部分集合は、各ユーザインターフェースに対応付けられる。したがって、部分集合の数はインターフェースの数と同一であることが望ましい。本実施形態ではインターフェースは2つであるため、図3の表も符号要素の集合を2つに分割したものとなっている。したがって、例えばインターフェースを3つ備えている装置では、符号要素の集合は3つに分割される。
【0030】
図3の例では、USB2.0(1)に対しては、0〜9と英字の小文字a〜vの計31文字からなる第1の部分集合が、USB2.0(2)に対しては、英字の小文字w〜z、大文字A〜Zの計31文字からなる第2の部分集合が対応付けられている。この対応付け自体は表に含む必要はない。インターフェースと集合との対応付けは、後述する処理手順のなかで行われる。
【0031】
<プリンタ製造におけ識別番号の付与>
さて、図1のプリンタを製造する製造者の立場に立てば、ある機種については、各装置ごとに固有の識別番号を与えなければならない。そのため、識別番号管理用のコンピュータを製造者は用意する。そしてそのコンピュータのハードディスク等の不揮発メモリに、図3の表が格納されている。そして製造者はそのコンピュータにより、基準となるインターフェースすなわちここではUSB2.0(1)に対してのみ、基準となる識別番号を付与し、その基準となる識別番号のみを重複しないよう管理している。識別番号の付与方法及び管理方法としては例えば次のような方法が考えられる。
【0032】
(1)既に装置に付与した付与済み識別番号をすべてハードディスク等に格納しておき、適当な規則に従って識別番号を生成したならば、付与済み識別番号のなかに新たに生成した識別番号が含まれていないか判定する。含まれていたなら新たな識別番号を生成し、付与済み識別番号であるか否かの判定を同様に行う。生成した識別番号が付与済み識別番号でなければ、その識別番号を、装置のEEPROM105の識別符号領域120に記録する。
【0033】
(2)あるいは、USB2.0(1)に対応付けられた31個の符号要素間において、大小関係を決定し、最小の識別番号からインクリメンタルに新たな識別番号を生成する。たとえば2進符号表現により大小を決定すれば、図3に記載された順序で上から下に向けて大きい符号となる。したがって最小の識別番号は「000000」でありその次の大きさの識別符号は「000001」である。「000009」の次は「00000a」であり、「00000u」の次は「000010」となる。このように、31個の符号要素をアルファベットとする31進法カウンタにより識別番号を決定すれば、最後に生成した識別番号のみを記憶していれば、新たな識別番号はその次の値とすればよい。
【0034】
この他にも方法はあるであろうが、いずれにしても、生成されあるいは管理される識別符号は、USB2.0(1)という1つのインターフェースに対する値のみである。このことはインターフェースの数が3以上の場合であっても同様である。
【0035】
<プリンタ装置における識別番号の生成>
このように製造されたプリンタには、識別番号はUSB2.0(1)に対するものしか記録されていない。
【0036】
そこで、プリンタ100のUSB2.0(1)のインターフェース111にプラグを挿された場合におけるデバイスの列挙処理(イニューメレーション:enumeration)時など、インターフェースに対する識別番号が必要な場合には図2のような処理を行って識別番号を得ている。図2はイニューメレーション時に識別番号を与える手順である。
【0037】
まず、インターフェース111にプラグが挿入された場合にはステップS201から実行開始され、EEPROM105に格納された識別番号(1)が読み出される。そして、その識別番号(1)を用いて応答メッセージが作成され、インターフェース111を介して接続された相手先デバイス(ホストコンピュータなど)にメッセージが出力される。
【0038】
一方、インターフェース112にプラグが挿入された場合にはステップS202から実行開始され、EEPROM105に格納された識別番号(1)が読み出される。そして図3の対応表を参照して、USB2.0(1)に対応付けられた符号要素から、USB2.0(2)に対応付けられた符号要素が決定され、それらを符号要素とする識別番号(2)が生成される(S203)。識別番号(1)が「123abc」であれば、図3における対応関係から、識別番号(2)は「wxyFGH」となる。
【0039】
そして、その識別番号(2)を用いて応答メッセージが作成され(S204)、インターフェース111を介して接続された相手先デバイス(ホストコンピュータなど)にメッセージが出力される(S205)。
【0040】
このように、インターフェースの識別符号を構成する符号要素(アルファベット)の集合を、インターフェースの数に応じた数の部分集合に分割しておく。そして、ひとつの特定のインターフェースに対してのみ識別符号を明示的に付与し、付与した識別符号を、インターフェースを備える装置に記録すると共に、製造者も付与済みとして管理する。
【0041】
そして、他のインターフェースに対する識別符号は、与えられた表により定義される部分集合の対応関係に基づいて、明示的に付与された識別番号に関連づけられて決定される。
【0042】
このようにすることで、対象となるインターフェースの数や種類が変わっても工場における生産工程中の識別番号付与作業の効率化が図れる。
【0043】
さらに、識別番号に関するソフトウェアの部分については、識別番号に使用可能な文字とそのグループ分けと文字コードの変換テーブル、基準となるインターフェースの識別番号で使用可能な文字に対する、他のインターフェースで使用可能な文字への変換テーブルさえ用意できれば、EEPROMの格納領域やEEPROMへの書き込み・読み出し方法については変更する必要は無く流用が可能である。
【0044】
さらに、インターフェースごとに識別番号を持って管理する必要は無く、プログラムの保守という観点から見ても、非常に有効である。
【0045】
なお、本実施形態では、2つのインターフェースを備えるプリンタについて説明したが、3つ以上のインターフェースを備える装置についても、図3の表をインターフェースの数に分割することで、本発明を適用することができる。
【0046】
また、異なる種類の複数のインターフェースを備える装置についても、本発明を適用できる。その場合には、1つの符号要素の集合を分割するのではなく、各種類のインターフェースごとに識別符号として使用可能な符号要素の集合を表化し、図3のように対応付けておく。そして、1つの種類のインターフェースに対してのみ識別符号を明示的に付与し、付与した識別符号を、インターフェースを備える装置に記録すると共に、製造者も付与済みとして管理する。
【0047】
そして、他の種類のインターフェースに対する識別符号は、与えられた表により定義される部分集合の対応関係に基づいて、明示的に付与された識別番号に関連づけられて決定される。
【0048】
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0049】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。
【0050】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体およびプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0051】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0052】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0053】
【発明の効果】
この構成により、一つの基準識別番号を記憶しておき、その基準識別番号から他のインターフェースの識別番号を、必要時に作成するため、複数のインターフェースを持つデバイスにおける、製造工程での作業が非常に効率的になる。
【0054】
そして、インターフェースがそれ以降の機種で増えても、作業量が増えずに対応可能となる。
【0055】
またプリンタ内のソフトウェアについても、インターフェースごとに識別番号を記憶する領域や、管理するプログラムを持つ必要が無くなり非常に効率が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリンタ全体の構成図である。
【図2】各インターフェースの識別番号を得るための手順を示す図である。
【図3】複数のインターフェースの識別番号を対応付ける表を示す図である。
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばストレージ機器やプリンタなど、複数のインターフェースポートを有するインターフェース付装置及びインターフェース制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばUSBやIEEE1394等の標準化されたインターフェースにおいては、それらインターフェースを備えた機器同士が接続された場合に、それらのインターフェースをユニークに識別するために、インターフェースごとに識別符号が付与される。この識別符号は階層構造を備えており、各製造者に固有の符号(製造者符号)、特定の製造者により製造された各機種に固有の符号(機種符号)、特定の機種において個々の装置の備える各インターフェースに固有の符号(インターフェース識別符号)といった符号の組により、ひとつのインターフェースがグローバルに固有なものとして識別可能となっている。ここで、製造者符号は各製造者に対して一定の調整機関から割り当てられるが、機種符号およびインターフェース識別符号は、製造者の裁量によって割り当てられる。
【0003】
これら機種符号やインターフェース識別符号(以下、インターフェース識別符号を単に識別符号と呼ぶ。)は、各装置の各インターフェースごとにユニークに割り当てられなければ通信に支障を来すおそれがある。そのために、製造者は、機種符号や識別符号が重複使用されないように管理しなければならない。
【0004】
一方、例えばプリンタやストレージ機器に識別符号を付与していく工程で、対象となる機器に複数のインターフェースがあると、そのインターフェースのそれぞれに識別符号を割り当てる必要がある。そこで識別符号の割り当てをインターフェースの数の分だけ割り当て、割り当てた識別符号を使用済みとして管理する処理(割り当て処理)を行っていた。
【0005】
例えば、USBとIEEE1394のインターフェースを両方とも備えているストレージデバイスを考える。識別符号をシリアル番号とすると、USBインターフェースに対してはユニコードの英数字6文字から構成されるシリアル番号を識別番号として割り当て、IEEE1394インターフェースに対してはバイナリで16進6桁のシリアル番号を割り当てる必要がある。そして、各インターフェースごとに、割り当て済み識別符号(シリアル番号)を機種ごとに固有にすべく管理する必要もある。
【0006】
また、ストレージデバイス内部のシリアル番号を利用するソフトウェアにおいても、それぞれインターフェース毎に備えられた領域に格納されたシリアル番号へのアクセスするソフトウェア的手段を提供する必要があった。
【0007】
これは、デバイスが備えるインターフェースが同じ種類のものであっても同様である。例えば2つのUSBインターフェースを備えるデバイスを考える。これら2つのインターフェースでは、与えられる識別符号の体系こそ同じであるものの、各インターフェースに対して識別符号を割り当て、割り当て済み識別符号が機種ごとに固有になるように管理する必要がある点では、異なる種類のインターフェースを備えた装置の製造と同様である。
【0008】
また、ストレージデバイス内部のシリアル番号を利用するソフトウェアにおいても、それぞれインターフェース毎に備えられた領域に格納された識別符号へアクセスするソフトウェア的手段を提供する必要がある点においても同様である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
このため、対象となる装置に搭載されるインターフェースの数が多いほど、識別符号を記憶するための記憶領域をより大きく確保する必要があり、また識別符号の付与作業量も増える。さらに異なる種類のインターフェースがある場合には、識別符号を付与する製造者は、それぞれのインターフェースの規定に従って識別符号の付与および管理をおこなうために、装置に搭載されるインターフェースが多ければ、現状では生産性が著しく低下してしまう。
【0010】
また、装置の設計変更等によってインターフェースが増えたり変更されたりすると、識別符号を格納している領域や識別符号へのアクセスのためのコードを新規に提供しなければならない。これは、或る機種のために開発されたソフトウエアを他の機種に流用する場合を考えても同様である。
【0011】
このように、インターフェースを搭載した装置における当該インターフェースを駆動等するためのソフトウェアの保守や他の機種への流用のための設計作業という観点から考えても、非常に作業の効率が悪かった。
【0012】
さらに、複数の識別符号を付与する際に、例えば作業者が一つの装置に搭載されている複数のインターフェースに同一の識別番号を付与してしまうおそれもある。このような場合、そのインターフェースに接続されたPC等の装置からはまったく同じ識別符号の複数のインターフェースが見えるため、インターフェースの区別がつかずに動作は予想できないという問題もある。
【0013】
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、複数のインターフェースに対して同一の識別符号が付与されることを防止したインターフェース付装置及びインターフェース制御方法を提供することを目的とする。
【0014】
さらに、本発明は、インターフェースの数や種類の変更についてソフトウエアの保守が容易なインターフェース付装置及びインターフェース制御方法を提供することを目的とする。
【0015】
さらに、本発明は、識別符号のインターフェースに対する固有性の管理が容易なインターフェース付装置及びインターフェース制御方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、次のような構成を備える。
【0017】
複数のインターフェースを有するインターフェース手段と、
前記複数のインターフェースのうち1のインターフェースの識別符号を基準識別符号として保持する識別符号保持手段と、
前記識別符号の符号要素の集合を複数の部分集合に分割し、該部分集合の要素同士を、要素数が最小の部分集合を基準として1対1に対応づけて成る対応表を保持する表保持手段と、
前記1のインターフェースを除くインターフェースの識別符号を、前記対応表において前記基準識別符号の符号要素に対応させて生成する生成手段とを備える。
【0018】
さらに好ましくは、前記複数のインターフェースは互いに同種のインターフェースである。
【0019】
さらに好ましくは、前記複数のインターフェースは互いに異なる種類のインターフェースであり、前記表保持手段に代えて、各種類のインターフェースに付与される識別符号を構成する符号要素の集合の要素を、要素数が最小の部分集合を基準として1対1に対応づけて成る対応表を保持する手段を備える。
【0020】
さらに好ましくは、前記基準識別番号は書換え可能な不揮発性メモリに記録されて保持される。
【0021】
さらに好ましくは、前記対応表は書換え不能な不揮発性メモリに記録されて保持される。
【0022】
この構成により、一つの基準識別番号を記憶しておき、その基準識別番号から他のインターフェースの識別番号を、必要時に作成する。そのため、複数のインターフェースを持つデバイスにおける、製造工程での作業が非常に効率的になる。そして、インターフェースがそれ以降の機種で増えても、作業量が増えずに対応可能となる。またプリンタ内のソフトウェアについても、インターフェースごとに識別番号を記憶する領域や、管理するプログラムを持つ必要が無くなり非常に効率が良い。
【0023】
【発明の実施の形態】
本実施形態においては、ユニバーサルシリアルバスUSB2.0のアップストリームポート(Bジャック)を2つ搭載するプリンタに適応させた例である。以下、図を用いて詳細に説明する。
【0024】
<プリンタの構成>
図1はその全体の構成図である。プリンタ100は本発明を適用したプリンタ本体である。データ送受信部101は、物理インターフェースよりデータを受信する。本実施形態ではデータ送受信部101の物理インターフェースとして、USB2.0のアップストリームポート111及び112を搭載している。ROM102は、プリンタを動作させるためのプログラムやデータ、テーブル等が格納される。後述する対応表130もこのROM102に記録される。また、製造者識別符号や機種符号もまたROM102に記録される。
【0025】
制御部103は、データを印字する為に各種モータやキャリッジ、オートシートフィーダ(ASF)等を制御する。RAM104は、データ受信時やプログラム実行時などに、一時的にデータを格納する。EEPROM105は、書換え可能不揮発性メモリであって、各プリンタについてのデータである最終印字時間、エラー履歴などを格納する。識別符号は装置ごとに固有の値が付与されるために、工場出荷時あるいは製造時に各装置に対して割り当てられた値がEEPROM105に格納される。格納されている値は、インターフェースの種類に応じて規格化された体系で与えられる。USB2.0の場合にはユニコードで6文字の識別番号が付与される。図1の例ではユニコード文字で「123abc」が付与されており、この文字列がEEPROM105内の識別符号領域120に格納している。データ印字部106は、制御部103より各種モータなどを制御して印字を実際に行う。データ印字部103は、例えばインクジェット方式や、電子写真方式等のプリンタエンジンに相当する。
【0026】
プリンタ100で搭載しているインターフェースは、USBのアップストリームポート2つであるので、分かりやすいようにインターフェース111をUSB2.0(1)、インターフェース112をUSB2.0(2)と表記し、基準となるインターフェースはインターフェース111すなわちUSB2.0(1)とする。本実施形態においてUSBの識別番号として使用する文字は、数字0〜9と英字a〜z、A〜Zの62文字とする。USBの規格においては特殊文字等、さらに多くの文字種を使用できるが、ここでは一例としてこの62文字を、識別番号の符号要素の集合として定める。尚、本実施形態では、便宜上USBの識別符号を識別番号と呼ぶことにする。
【0027】
そして、この集合を2つに分割して要素を対応付けた表(対応表)を構成する。図3にその例を示す。すなわち、文字0〜9,a〜uの31文字から構成される第1の部分集合と、文字v〜z,A〜Zの31文字から構成される第2の部分集合とに分割する。そして、それら各部分集合の要素を1対1に対応付ける。例えば図3では、文字eと文字Jとが互いに対応付けられている。この対応表がROM102に格納されている。
【0028】
なお図3の例では各部分集合の要素の数が互いに同一であるために1対1対応が実現できているが、各部分集合の要素数が異なる場合には、最も要素数の少ない部分集合を基準として1対1に要素を対応付ける。要素が余った場合には、その余った要素は識別番号の符号要素としては使用されない。そのため、部分集合への分割は、要素数ができるだけ同一になり、余る要素の数が少なくなるように行われることが望ましい。好ましくは、要素数の差が最大で1になるように分割することが望ましい。
【0029】
さて、このように構成される符号要素の部分集合は、各ユーザインターフェースに対応付けられる。したがって、部分集合の数はインターフェースの数と同一であることが望ましい。本実施形態ではインターフェースは2つであるため、図3の表も符号要素の集合を2つに分割したものとなっている。したがって、例えばインターフェースを3つ備えている装置では、符号要素の集合は3つに分割される。
【0030】
図3の例では、USB2.0(1)に対しては、0〜9と英字の小文字a〜vの計31文字からなる第1の部分集合が、USB2.0(2)に対しては、英字の小文字w〜z、大文字A〜Zの計31文字からなる第2の部分集合が対応付けられている。この対応付け自体は表に含む必要はない。インターフェースと集合との対応付けは、後述する処理手順のなかで行われる。
【0031】
<プリンタ製造におけ識別番号の付与>
さて、図1のプリンタを製造する製造者の立場に立てば、ある機種については、各装置ごとに固有の識別番号を与えなければならない。そのため、識別番号管理用のコンピュータを製造者は用意する。そしてそのコンピュータのハードディスク等の不揮発メモリに、図3の表が格納されている。そして製造者はそのコンピュータにより、基準となるインターフェースすなわちここではUSB2.0(1)に対してのみ、基準となる識別番号を付与し、その基準となる識別番号のみを重複しないよう管理している。識別番号の付与方法及び管理方法としては例えば次のような方法が考えられる。
【0032】
(1)既に装置に付与した付与済み識別番号をすべてハードディスク等に格納しておき、適当な規則に従って識別番号を生成したならば、付与済み識別番号のなかに新たに生成した識別番号が含まれていないか判定する。含まれていたなら新たな識別番号を生成し、付与済み識別番号であるか否かの判定を同様に行う。生成した識別番号が付与済み識別番号でなければ、その識別番号を、装置のEEPROM105の識別符号領域120に記録する。
【0033】
(2)あるいは、USB2.0(1)に対応付けられた31個の符号要素間において、大小関係を決定し、最小の識別番号からインクリメンタルに新たな識別番号を生成する。たとえば2進符号表現により大小を決定すれば、図3に記載された順序で上から下に向けて大きい符号となる。したがって最小の識別番号は「000000」でありその次の大きさの識別符号は「000001」である。「000009」の次は「00000a」であり、「00000u」の次は「000010」となる。このように、31個の符号要素をアルファベットとする31進法カウンタにより識別番号を決定すれば、最後に生成した識別番号のみを記憶していれば、新たな識別番号はその次の値とすればよい。
【0034】
この他にも方法はあるであろうが、いずれにしても、生成されあるいは管理される識別符号は、USB2.0(1)という1つのインターフェースに対する値のみである。このことはインターフェースの数が3以上の場合であっても同様である。
【0035】
<プリンタ装置における識別番号の生成>
このように製造されたプリンタには、識別番号はUSB2.0(1)に対するものしか記録されていない。
【0036】
そこで、プリンタ100のUSB2.0(1)のインターフェース111にプラグを挿された場合におけるデバイスの列挙処理(イニューメレーション:enumeration)時など、インターフェースに対する識別番号が必要な場合には図2のような処理を行って識別番号を得ている。図2はイニューメレーション時に識別番号を与える手順である。
【0037】
まず、インターフェース111にプラグが挿入された場合にはステップS201から実行開始され、EEPROM105に格納された識別番号(1)が読み出される。そして、その識別番号(1)を用いて応答メッセージが作成され、インターフェース111を介して接続された相手先デバイス(ホストコンピュータなど)にメッセージが出力される。
【0038】
一方、インターフェース112にプラグが挿入された場合にはステップS202から実行開始され、EEPROM105に格納された識別番号(1)が読み出される。そして図3の対応表を参照して、USB2.0(1)に対応付けられた符号要素から、USB2.0(2)に対応付けられた符号要素が決定され、それらを符号要素とする識別番号(2)が生成される(S203)。識別番号(1)が「123abc」であれば、図3における対応関係から、識別番号(2)は「wxyFGH」となる。
【0039】
そして、その識別番号(2)を用いて応答メッセージが作成され(S204)、インターフェース111を介して接続された相手先デバイス(ホストコンピュータなど)にメッセージが出力される(S205)。
【0040】
このように、インターフェースの識別符号を構成する符号要素(アルファベット)の集合を、インターフェースの数に応じた数の部分集合に分割しておく。そして、ひとつの特定のインターフェースに対してのみ識別符号を明示的に付与し、付与した識別符号を、インターフェースを備える装置に記録すると共に、製造者も付与済みとして管理する。
【0041】
そして、他のインターフェースに対する識別符号は、与えられた表により定義される部分集合の対応関係に基づいて、明示的に付与された識別番号に関連づけられて決定される。
【0042】
このようにすることで、対象となるインターフェースの数や種類が変わっても工場における生産工程中の識別番号付与作業の効率化が図れる。
【0043】
さらに、識別番号に関するソフトウェアの部分については、識別番号に使用可能な文字とそのグループ分けと文字コードの変換テーブル、基準となるインターフェースの識別番号で使用可能な文字に対する、他のインターフェースで使用可能な文字への変換テーブルさえ用意できれば、EEPROMの格納領域やEEPROMへの書き込み・読み出し方法については変更する必要は無く流用が可能である。
【0044】
さらに、インターフェースごとに識別番号を持って管理する必要は無く、プログラムの保守という観点から見ても、非常に有効である。
【0045】
なお、本実施形態では、2つのインターフェースを備えるプリンタについて説明したが、3つ以上のインターフェースを備える装置についても、図3の表をインターフェースの数に分割することで、本発明を適用することができる。
【0046】
また、異なる種類の複数のインターフェースを備える装置についても、本発明を適用できる。その場合には、1つの符号要素の集合を分割するのではなく、各種類のインターフェースごとに識別符号として使用可能な符号要素の集合を表化し、図3のように対応付けておく。そして、1つの種類のインターフェースに対してのみ識別符号を明示的に付与し、付与した識別符号を、インターフェースを備える装置に記録すると共に、製造者も付与済みとして管理する。
【0047】
そして、他の種類のインターフェースに対する識別符号は、与えられた表により定義される部分集合の対応関係に基づいて、明示的に付与された識別番号に関連づけられて決定される。
【0048】
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0049】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。
【0050】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体およびプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0051】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0052】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0053】
【発明の効果】
この構成により、一つの基準識別番号を記憶しておき、その基準識別番号から他のインターフェースの識別番号を、必要時に作成するため、複数のインターフェースを持つデバイスにおける、製造工程での作業が非常に効率的になる。
【0054】
そして、インターフェースがそれ以降の機種で増えても、作業量が増えずに対応可能となる。
【0055】
またプリンタ内のソフトウェアについても、インターフェースごとに識別番号を記憶する領域や、管理するプログラムを持つ必要が無くなり非常に効率が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリンタ全体の構成図である。
【図2】各インターフェースの識別番号を得るための手順を示す図である。
【図3】複数のインターフェースの識別番号を対応付ける表を示す図である。
Claims (15)
- 複数のインターフェースを有するインターフェース手段と、前記複数のインターフェースのうち1のインターフェースの識別符号を基準識別符号として保持する識別符号保持手段と、
前記識別符号の符号要素の集合を複数の部分集合に分割し、該部分集合の要素同士を、要素数が最小の部分集合を基準として1対1に対応づけて成る対応表を保持する表保持手段と、
前記1のインターフェースを除くインターフェースの識別符号を、前記対応表において前記基準識別符号の符号要素に対応させて生成する生成手段と
を備えることを特徴とするインターフェース付装置。 - 前記複数のインターフェースは互いに同種のインターフェースであることを特徴とする請求項1に記載のインターフェース付装置。
- 前記複数のインターフェースは互いに異なる種類のインターフェースであり、前記表保持手段に代えて、各種類のインターフェースに付与される識別符号を構成する符号要素の集合の要素を、要素数が最小の部分集合を基準として1対1に対応づけて成る対応表を保持する手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のインターフェース付装置。
- 前記基準識別番号は書換え可能な不揮発性メモリに記録されて保持されることを特徴とする請求項1に記載のインターフェース付装置。
- 前記対応表は書換え不能な不揮発性メモリに記録されて保持されることを特徴とする請求項4に記載のインターフェース付装置。
- 複数のインターフェースの制御方法であって、
前記複数のインターフェースのうち1のインターフェースの識別符号を基準識別符号として保持し、
前記識別符号の符号要素の集合を複数の部分集合に分割し、該部分集合の要素同士を、要素数が最小の部分集合を基準として1対1に対応づけて成る対応表を保持し、
前記1のインターフェースを除くインターフェースの識別符号を、前記対応表において前記基準識別符号の符号要素に対応させて生成することを特徴とするインターフェースの制御方法。 - 前記複数のインターフェースは互いに異なる種類のインターフェースであり、前記対応表に代えて、各種類のインターフェースに付与される識別符号を構成する符号要素の集合の要素を、要素数が最小の部分集合を基準として1対1に対応づけて成る第2の対応表を保持することを特徴とする請求項6に記載のインターフェースの制御方法。
- コンピュータにより、請求項1に記載されたインターフェース付装置を実現させるためのプログラム。
- 請求項8に記載されたプログラムを記録したコンピュータ可読記録媒体。
- 第1のインターフェースの識別符号を記憶する記憶手段と、
第1のインターフェースの識別符号から重複しない第2のインターフェースの識別符号を生成する生成手段と
を有することを特徴とする電子機器。 - 前記生成手段は、重複しない文字群の各文字が対応した対応表を用いて、第1のインターフェースの識別符号から重複しない第2のインターフェースの識別符号を生成することを特徴とする請求項10記載の電子機器。
- 前記文字は、数字を含むことを特徴とする請求項10記載の電子機器。
- 第1のインターフェースの識別符号を記憶する記憶手段から読み出した第1のインターフェースの識別符号から重複しない第2のインターフェースの識別符号を生成することを特徴とする電子機器における識別符号生成方法。
- 重複しない文字群の各文字が対応した対応表を用いて、第1のインターフェースの識別符号から重複しない第2のインターフェースの識別符号を生成することを特徴とする請求項13記載の電子機器における識別符号生成方法。
- 前記文字は、数字を含むことを特徴とする請求項13記載の電子機器における識別符号生成方法。
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