JP2004093578A - 計測装置 - Google Patents

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Hideaki Hatano
波多野 英明
Akihito Adachi
足立 昭仁
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Abstract

【課題】 入力チャンネル数の多い計測装置ではセンサの校正作業に手間がかかった。
【解決手段】 高温高圧下の処理槽内に装填された多数の食品のうち、所望する箇所に配置された複数の食品の温度を測定する複数の温度センサを備え、各温度センサから得られる温度データを基に、前記処理槽内での各被調理食品に対する加熱殺菌状況を監視する計測装置において、1点もしくは2点の基準点に対し、正確な標準温度計で測定した温度の入力値と、校正対象の各温度センサより順次自動で取り込んだ計測値とのデータに基づき、各温度センサの測定値を校正するための校正式を各温度センサに対応して複数作成しておき、食品の温度測定時に、各温度センサによる食品の計測値を、各温度センサに対応する校正式に代入して校正するようにした。
【選択図】 図5

Description

 本発明は、高温高圧下でレトルト食品等を調理、殺菌する装置などの加熱殺菌状況を監視するための計測装置に関する。
 レトルト食品等を調理および殺菌するには、図1に示す高温高圧調理殺菌装置1を用いている。円筒状の処理槽1a内へレトルト食品2を装填し、制御盤1bにより、処理槽1a内の温度を一定の殺菌温度(調理の場合は調理温度)および所定の圧力まで上昇させ、その温度で一定時間、調理または殺菌し、その後、常温まで低下させる。S1、S2は処理槽1a内の温度、圧力を検出するセンサである。
 温度センサS1で検出する温度は処理槽1a内の1箇所の温度であって、非加熱対象の食品温度ではない。レトルト食品2の温度を検出するには、測定アタッチメント3を用いてその食品2内へ温度センサ(容器が樹脂製の場合は注射針状のもの)を差し込み、その温度センサによる検出温度を計測装置4で取り込んでいる。
 上述の高温高圧調理殺菌装置1に用いる計測装置4は、調理、殺菌過程の温度計測を行い、得られた温度計測データからF値を算出する機能を持つ。以下、同計測装置4を「F値コンピュータ」と呼ぶ。
 実際に操業運転では、処理槽1a内にレトルト食品2を積み重ねて多数を装填する。この場合、すべての食品2で規定温度に加熱されなくてはならないため、加熱されやすい個所や加熱されにくい個所を適当に判断し、それらの個所に位置する食品2すべての温度を測定する必要がある。そのためF値コンピュータ4は、複数の入力チャンネル(例えば10ch)を備える。
 ところで調理温度や殺菌温度は食品衛生法で決められていることから、使用する温度センサは正確でなくてはならず、そのため温度センサには校正が必要である。この校正作業には、図2に示すように、従来は、オイルバス7に、校正対象の温度センサSと共に、温度指示が正確な標準温度計(水銀温度計)9を浸し、そしてオイルバス7をヒータ8により加熱し、そのときの両者の指示温度の差異から温度センサSの誤差を計算して、その計算値をメモし、そしてF値コンピュータ4に修正値としてキーボード4aなどから入力している。
 この校正作業は始業前もしくは定期的に行うが、1台の高温高圧調理殺菌装置には多数の温度計(温度センサ)が設置されるため、その個数だけ上記校正作業を繰返して行う必要があるため手間がかかる。又、誤差を計算する時、計算値をメモ書きする時、そのメモ値を手作業で入力する時などでミスも起こりがちであった。又、使用者が規定したSOP(Standard Operation Procedures)に従った手順で校正作業を行ったかについても検証できない。更に、調理、殺菌に問題が生じたような場合でも作業履歴がないために、後からの検証は困難であった。
 従って本発明は、校正作業を正確にかつ短時間で行え、更に上述した課題を解決することを目的とする。
 高温高圧下の処理槽内に装填された多数の食品のうち、所望する箇所に配置された複数の食品の温度を測定する複数の温度センサを備え、各温度センサから得られる温度データを基に、前記処理槽内での各被調理食品に対する加熱殺菌状況を監視する計測装置において、1点もしくは2点の基準点に対し、正確な標準温度計で測定した温度の入力値と、校正対象の各温度センサより順次自動で取り込んだ計測値とのデータに基づき、各温度センサの測定値を校正するための校正式を各温度センサに対応して複数作成しておき、食品の温度測定時に、各温度センサによる食品の計測値を、各温度センサに対応する校正式に代入して校正するようにしたことを特徴とする。
 本発明は、正確な標準温度計によって測定した温度と、校正対象の温度センサにより読み込んだ計測値とのデータに基づき、温度センサの測定値を校正するための校正式を、複数の温度センサ毎に作成しておき、測定時、各温度センサよりの計測値を対応する校正式を用いて校正するものであり、多数の温度センサがあった場合にも校正作業を短時間で行なうことができる。また、校正時の取り込みデータおよびキー操作を作業履歴として保存するようにしたので、校正内容や校正結果を書き取る手間が不要でその際の誤認や誤記をなくせ、又、SOP通りに校正作業を実施したかを後日であっても検証できる。
 図3に本発明の1実施形態を示した計測装置(F値コンピュータ)11の制御ブロック図を示し、その外観を図4に示している。12は本機を集中制御するCPUであり、以下の各要素が接続される。13はタッチパネル付表示器であり、キーボード操作に替えて、このタッチパネルから全操作を行えるようになっている。14はメモリカードであり、F値演算にかかわる測定データを保存すると共に、以下に述べる作業履歴などの種々のデータを保存できるようになっている。
 15は、データ入力部となるインタフェイスであり、A/Dコンバータ16を介してCPU12に接続される。このインタフェイス15には、複数の入力チャンネルを備えたスキャンユニット17が接続される。このスキャンユニット17に接続されるセンサの種類としては、熱電対、測温抵抗体、サーミスタ、直流電圧、抵抗などがある。ここではスキャンユニット17に10チャンネルのものを用い、その内の5チャンネルに校正対象のセンサS(S1,S2,S3,S4,S5)を接続した。18は外付の小型サーマルプリンタである。
 このF値コンピュータ11でF値を計測する作業は従来のものと同様で、複数のセンサSよりの検出信号がスキャンユニット17により順次選択され、そしてCPU12に取り込まれてF値が算出され、必要データはメモリカード14に保存される。
 次に本発明に係わるF値コンピュータ11に対する校正作業を行うには、図4のごとく、5本のセンサSを標準温度計9と共にオイルバス7に浸し、図5に示したフローの手順によって行う。ステップS1にて標準温度計9の指示に従いオイルバス7を、1つ目の基準点として、0℃(必ずしも0.0℃の正確な温度でなくてもよい)に保ち、ステップS2にて、その標準温度計9の指示温度(T1)をF値コンピュータ11にタッチパネルから入力する。
 ステップS3ではこの状態で各センサSの検出温度をスキャンして順にCPU12に取り込む。これにより、ステップS4で、各センサSの検出温度が記憶され、ステップS5にて各センサSの零点温度T1における誤差が表示される。
 ステップS6にて標準温度計9の指示に従いオイルバス7を、2つ目の基準点として100℃(この場合も正確でなくてもよい)に保ち、ステップS7にて、その標準温度計9の指示温度(T2)をF値コンピュータ11にタッチパネルから入力する。
 ステップS8ではこの状態で各センサSの検出温度をスキャンして順にCPU12に取り込む。これにより、ステップS9で、各センサSの検出温度が記憶され、ステップS10にて各センサSの温度T2における誤差が表示される。
 又、ステップS2で入力した標準温度計9の温度や校正作業で行うキー操作は逐一、作業履歴として、校正実施日、入力チャンネル番号などと共に図6のごとくプリンタ18にプリントアウトされる。校正結果についても全チャンネルの校正実施日、入力チャンネル番号、各規準温度、誤差が図7のごとくプリンタ18にプリントアウトされる。
 ステップS11では、各センサS毎に後で示す校正式を作成して保存する。ステップS12では、ここで行った作業履歴および校正結果がファイルとして作成され、メモリカード14に保存される。そのメモリカード14をパソコンで読み出して図8のごとく、ドキュメントとしてパソコン側のプリンタ6でプリントアウトできる。
 例えば上表のごとく、標準温度計9が上記2つの基準点で0.5℃および100.8℃のときに、センサS1の検出温度がn℃およびm℃であったなら、センサS1の検出温度がt℃のとき、標準温度計9の温度(真の温度)Tは、T=(100.8−0.5)×(t−n)/(m−n)+0.5のごとくt℃の校正値T℃が得られる。
 上式において、0.5℃、100.8℃をT1、T2とすることにより、次の一般の校正式を得る。
T=(T2−T1)×(t−n)/(m−n)+T1
 図5のフローは2つの基準点で校正を行った例であったが、1つの基準点のみによる校正法としては、
(1)零点校正:零点での誤差で入力データを一律に校正
(2)基準点校正:零点以外の任意の基準点での誤差で入力データを一律に校正
(3)傾斜校正:基準点kで読みがk'のとき、零点の誤差を0と仮定して、t=(k'/k)・Tで校正
(4)基準点比例校正:基準点kで読みがk'のとき、(3)で得た校正式を(k'−k)だけシフトしたt=(k'/k)・T+(k'−k)で校正
などがあり、タッチパネルから所望の校正方法を選択できるようになっている。又、校正対象は温度センサ以外にも種々のセンサを同様に校正できる。
F値コンピュータの使用例を示した図 F値コンピュータの校正作業を示した図 本発明のF値コンピュータの制御ブロック図 図3のF値コンピュータの校正作業を示した図 校正作業の手順を示したフローチャート 本F値コンピュータのプリントアウト例を示した図 本F値コンピュータのプリントアウト例を示した図 本F値コンピュータのプリントアウト例を示した図
符号の説明
11 F値コンピュータ
12 CPU
13 タッチパネル付表示器
14 メモリカード
15 インタフェイス
16 A/D変換器
17 スキャンユニット
18 プリンタ
S センサ

Claims (4)

  1.  高温高圧下の処理槽内に装填された多数の食品のうち、所望する箇所に配置された複数の食品の温度を測定する複数の温度センサを備え、各温度センサから得られる温度データを基に、前記処理槽内での各被調理食品に対する加熱殺菌状況を監視する計測装置において、1点もしくは2点の基準点に対し、正確な標準温度計で測定した温度の入力値と、校正対象の各温度センサより順次自動で取り込んだ計測値とのデータに基づき、各温度センサの測定値を校正するための校正式を各温度センサに対応して複数作成しておき、食品の温度測定時に、各温度センサによる食品の計測値を、各温度センサに対応する校正式に代入して校正するようにしたことを特徴とする計測装置。
  2.  上記基準点が2点の場合、正確な標準温度計による測定温度がT1、T2のときに、校正対象の温度センサによる計測値がnおよびmのとき、前記温度センサの計測値tに対し、
    T=(T2−T1)×(t−n)/(m−n)+T1
    なる校正式を各温度センサ毎に作成する請求項1記載の計測装置。
  3.  上記基準点が1点の場合、正確な標準温度計による測定温度がkのときに、校正対象の温度センサによる計測値がk’のとき、k、k’に従い、零点校正、基準点校正、傾斜校正、基準点比例校正のいずれかによる校正式を温度センサ毎に作成する請求項1記載の計測装置。
  4.  校正時の取り込みデータおよびキー操作を作業履歴として保存する請求項1〜3のいずれかに記載の計測装置。
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JP2007139777A (ja) * 2005-11-22 2007-06-07 Sherwood Services Ag 進度インジケータを有する電子温度計
JP2022503677A (ja) * 2018-09-05 2022-01-12 メディシム・ユーエスエイ 温度センサの較正

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