JP2004092400A - 排熱回収気体予熱装置 - Google Patents

排熱回収気体予熱装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ガスタービン発電装置の高温の排気ガスを用いて、常温の気体を加熱して、約300℃前後の清浄な加熱気体を製造し、これを乾燥装置などに供給してエネルギーロスを低減し、熱効率を高め、省エネルギー化を図ることができる排熱回収気体予熱装置を提供する。
【解決手段】ガスタービン発電装置12と、ガスタービン発電装置の排気ガスで水蒸気を生成する排熱回収ボイラ14と、水蒸気で気体を予熱する熱交換器16とを備える。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスタービンの排熱を利用した排熱回収気体予熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
食品や薬品の製造工程において、図6に示すように、燃料(例えばLNG)を空気加熱炉1で燃焼させて空気を加熱し、約300℃前後の比較的低温の清浄な加熱空気を製造し、これを乾燥装置2に供給して湿った粉体等を乾燥させることが行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような空気加熱炉1は、常温(20℃前後)の空気を約300℃まで加熱するため、加熱炉用の燃料を大量に必要とし、有効エネルギーロスが大きい問題点があった。
【0004】
そこで、製造工程で必要となるガスタービン発電装置の高温(例えば約520℃)の排気ガスを用いて、空気又はガスと熱交換することが考えられるが、熱交換すべき空気又はガスとガスタービン発電装置との距離が離れている場合、ガスタービン排ガスの圧力損失が大きくなり、ガスタービンの効率を低下させる問題点がある。
【0005】
またこの場合、清浄な加熱空気又はガスを製造するために、空気加熱炉は、ガス/ガスの間接熱交換器とならざるをえず、よく知られているように熱伝達率が非常に低く、そのため、巨大な熱交換器が必要となり、設備費用と効果の比(費用対効果)が小さく、現実的でない。
【0006】
本発明は上述した問題点を解決するために創案されたものである。すなわち本発明の目的は、ガスタービン発電装置の高温の排気ガスを用いて、常温の気体を加熱して、約300℃前後の清浄な加熱気体を製造し、これを乾燥装置などに供給してエネルギーロスを低減し、熱効率を高め、省エネルギー化を図ることができる排熱回収気体予熱装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、ガスタービン発電装置(12)と、ガスタービン発電装置の排気ガスで水蒸気を生成する排熱回収ボイラ(14)と、前記水蒸気で気体を予熱する熱交換器(16)とを備える、ことを特徴とする排熱回収気体予熱装置が提供される。本発明の好ましい実施形態によれば、予熱された気体を更に加熱する気体加熱炉(18)を備え、加熱気体を乾燥装置に供給する。
【0008】
本発明の構成によれば、熱交換器(16)において、水蒸気で気体を予熱するので、乾燥装置に供給する気体の温度を高め、気体加熱炉(18)において予熱のための燃料が削減できる。また、熱交換器(16)は、水蒸気と気体の間接熱交換器であり、水蒸気の凝縮を伴う水/蒸気二相流凝縮式熱交換器を使用することができ、高い熱伝達率が得られ、伝熱面積を小さくでき、ガスタービン熱交換器に比べコンパクトにできる。
【0009】
さらに、熱交換器(16)に供給する水蒸気は、排熱回収ボイラ(14)により、ガスタービン発電装置(12)の排気ガスの保有する熱エネルギーを回収して水蒸気を生成するので、余分な燃料を必要とせず、エネルギーロスを低減し、熱効率を高め、省エネルギー化を図ることができる。
【0010】
また水蒸気を加熱媒体として使用するため、大きなガスタービン排ガスダクトを引き回す必要がなく、ガスタービンと乾燥装置の配置上の自由度を大きくとれる。
【0011】
本発明の好ましい第1の実施形態によれば、前記熱交換器(16)で生成された凝縮水をフラッシュさせるフラッシャー(20)と、該フラッシャーで発生した飽和蒸気をプロセスに送出するライン(22)と、温水をタンクに戻すライン(23)とを備える。
【0012】
この構成により、凝縮水の保有エネルギーを更に有効利用でき、エネルギーロスを更に低減し、熱効率を更に高め、省エネルギー化を更に図ることができる。
【0013】
本発明の好ましい第2の実施形態によれば、前記熱交換器(16)は、排熱回収ボイラ(14)で生成された過熱蒸気を凝縮させる高温熱交換器(16a)からなる。また、別の実施形態によれば、前記熱交換器(16)は、排熱回収ボイラ(14)で生成された過熱蒸気を凝縮させる高温熱交換器(16a)と、該凝縮水で気体を予熱する低温熱交換器(16b)とからなる。
【0014】
この構成により、高温熱交換器(16a)により、過熱蒸気で気体を予熱するので、乾燥装置に供給する気体の温度を更に高め、気体加熱炉(18)において予熱のための燃料を更に削減できる。また、高温熱交換器(16a)は、過熱蒸気の凝縮を伴う水/蒸気二相流凝縮式熱交換器を使用することができ、高い熱伝達率が得られ、伝熱面積を小さくでき、ガスタービン熱交換器に比べコンパクトにできる。さらに、低温熱交換器(16b)は、凝縮した高温水と気体との液/ガスの熱交換器であり、ガス/ガスの間接熱交換器に比べて小さくでき、かつ凝縮水の保有熱を十分に回収して、熱効率を更に高めることができると共に、ボイラ水の循環使用ができ、給水の必要量を大幅に低減することができる。
【0015】
また本発明によれば、ガスタービン発電装置(12)と、ガスタービン発電装置の排気ガスで熱媒体(25)を加熱する熱媒体加熱用熱交換器(26)と、前記熱媒体で気体を予熱する空気予熱用熱交換器(28)とを備える、ことを特徴とする排熱回収気体予熱装置が提供される。本発明の好ましい実施形態によれば、予熱された気体を更に加熱する気体加熱炉(18)を備え、加熱気体を乾燥装置に供給する。
【0016】
本発明の構成によれば、空気予熱用熱交換器(28)において、熱媒体(25)で気体を予熱するので、乾燥装置に供給する気体の温度を高め、気体加熱炉(18)において予熱のための燃料が削減できる。また、空気予熱用熱交換器(28)は、熱媒体(例えばHot Oil)と気体の間接熱交換器であるので、高い熱伝達率が得られ、伝熱面積を小さくでき、ガスタービン熱交換器に比べコンパクトにできる。
【0017】
さらに、空気予熱用熱交換器(28)に供給する熱媒体は、熱媒体加熱用熱交換器(26)により、ガスタービン発電装置(12)の排気ガスの保有する熱エネルギーを回収して熱媒体を高温にするので、余分な燃料を必要とせず、エネルギーロスを低減し、熱効率を高め、省エネルギー化を図ることができる。
【0018】
また熱媒体(例えばHot Oil)を加熱媒体として使用するため、大きなガスタービン排ガスダクトを引き回す必要がなく、ガスタービンと乾燥装置の配置上の自由度を大きくとれる。
【0019】
【発明の実施の態様】
以下、本発明の好ましい実施形態を図面を参照しつつ説明する。なお、共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
【0020】
図1は、本発明の排熱回収気体予熱装置の第1実施形態図である。本実施例では、気体として空気を用いた場合について説明する。
図1に示すように、本発明の排熱回収気体予熱装置10(この例では排熱回収空気予熱装置)は、ガスタービン発電装置12、排熱回収ボイラ14、熱交換器16、気体加熱炉18、フラッシャー20、プロセス蒸気送出ライン22および温水をタンクに戻すライン23を備える。
【0021】
ガスタービン発電装置12は、空気圧縮機12a、タービン12b、燃焼器12c、減速機12d、及び発電機12eを備える。空気圧縮機12aで空気を吸気して圧縮し、燃焼器12cで燃料(例えばLNG)を燃焼させ、タービン12bで動力を回収して、圧縮機12a、減速機12d、及び発電機12eを駆動して発電する。タービン12bを出た高温(約520℃)の燃焼排ガスは、排熱回収ボイラ14に供給される。
【0022】
排熱回収ボイラ14は、ガスタービン発電装置12の下流側に設けられる。排熱回収ボイラ14は、この例では、飽和蒸気ボイラ14aとエコノマイザ14bからなり、ガスタービン発電装置12の排気ガスで水蒸気(飽和蒸気)を生成すると共に、給水を予熱し、低温となった排気ガスは図示しない煙突等から外部に排気される。また、発生した飽和蒸気は水蒸気ライン15を介して、熱交換器16の蒸気側に供給される。
排熱回収ボイラ14の運転圧力が20kg/cmAの場合、飽和蒸気温度は約211℃である。
【0023】
熱交換器16は、この例では、飽和蒸気の凝縮を伴う水/蒸気二相流凝縮式熱交換器であり、例えば約211℃の飽和蒸気で常温空気(約20℃)を約190℃まで予熱し、飽和蒸気は約211℃の飽和水となる。飽和水は、後述するフラッシャー20に供給される。
また、熱交換器16で約190℃まで予熱された予熱空気は、空気加熱炉18に供給され、ここで燃料を燃焼させて更に加熱して、約300℃前後の清浄な加熱空気を製造し、これを乾燥装置2に供給して湿った粉体等を乾燥させる。
【0024】
フラッシャー20は、膨張弁20aと気水分離器20bからなり、凝縮水をフラッシュ(断熱膨張)して、低圧(例えば11〜12kg/cmA)の飽和蒸気と飽和水(温水)となる。温水はこの例では、吸収式冷凍機に供給され、エネルギー回収される。
【0025】
温水回収ライン23は、排熱回収ボイラに水を供給するタンクに連結されており、フラッシャー20で発生した温水を回収している。またこの例では、残りの水蒸気はプロセス蒸気ライン22を通して外部に供給される。
【0026】
図2は、図1の装置における熱交換説明図である。この図において、横軸は交換熱量、縦軸は温度であり、図中の各線は、排気ガス、水蒸気、空気を示している。
図2からわかるように、図1の装置では、熱交換器16において、約211℃の飽和蒸気で空気を約190℃まで予熱できるので、乾燥装置2に供給する空気の温度が高くなり、空気加熱炉18において常温から約190℃まで予熱する分の燃料が削減できる。
【0027】
また、熱交換器16は、水蒸気と空気の間接熱交換器であり、水蒸気の凝縮を伴う水/蒸気二相流凝縮式熱交換器を使用することができ、高い熱伝達率が得られ、伝熱面積を小さくでき、ガスタービン熱交換器に比べコンパクトにできる。
【0028】
さらに、熱交換器16に供給する水蒸気は、排熱回収ボイラ14により、ガスタービン発電装置12の排気ガスの保有する熱エネルギーを回収して水蒸気を生成するので、余分な燃料を必要とせず、エネルギーロスを低減し、熱効率を高め、省エネルギー化を図ることができる。
【0029】
また水蒸気を加熱媒体として使用するため、大きなガスタービン排ガスダクトを引き回す必要がなく、ガスタービンと乾燥装置の配置上の自由度を大きくとれる。
【0030】
更に、図1の第1の実施形態によれば、飽和蒸気及び温水を別々に送出するラインにより、凝縮水の保有エネルギーを更に有効利用でき、エネルギーロスを更に低減し、熱効率を更に高め、省エネルギー化を更に図ることができる。
【0031】
図3は、本発明の排熱回収気体予熱装置の第2実施形態図である。この図において、本発明の排熱回収気体予熱装置10は、ガスタービン発電装置12、排熱回収ボイラ14、および熱交換器16を備える。この例では更に空気加熱炉18を備える。
ガスタービン発電装置12は、図1の第1実施形態と同様であるが、蒸気噴射をしないようになっている。しかし、蒸気ラインを分岐して蒸気噴射ラインを設け、蒸気噴射をするようにしてもよい。
【0032】
排熱回収ボイラ14は、この例では、飽和蒸気ボイラ14a、エコノマイザ14b及び過熱管14cからなり、ガスタービン発電装置12の排気ガスで水蒸気(過熱蒸気)を生成する。発生した過熱蒸気は水蒸気ライン15を介して、高温熱交換器16aの蒸気側に供給される。
排熱回収ボイラ14の運転圧力が20kg/cmAの場合、過熱蒸気温度は約470℃である。
【0033】
熱交換器16は、この例では、高温熱交換器16aと低温熱交換器16bからなる。高温熱交換器16aは、過熱蒸気の凝縮を伴う水/蒸気二相流凝縮式熱交換器であり、例えば約470℃の過熱蒸気で常温空気(約20℃)を約230℃まで予熱し、飽和蒸気は約211℃の飽和水となる。飽和水は、低温熱交換器16bに供給される。
また、高温熱交換器16aで約230℃まで予熱された予熱空気は、空気加熱炉18に供給され、ここで燃料を燃焼させて更に加熱して、約300℃前後の清浄な加熱空気を製造し、これを乾燥装置2に供給して湿った粉体等を乾燥させる。
【0034】
低温熱交換器16bは、凝縮した高温水(約211℃)と空気との液/ガスの熱交換器である。低温熱交換器16bで約78℃まで熱回収された温水は、給水循環ライン24を介してエコノマイザ14bに供給され、給水の必要量を低減するようになっている。その他の構成は図1の第1実施形態と同様である。
【0035】
図4は、図3の装置における熱交換説明図である。この図において、横軸は交換熱量、縦軸は温度であり、図中の各線は、排気ガス、水蒸気、空気を示している。
図4からわかるように、図3の装置では、高温熱交換器16aにおいて、約470℃の過熱蒸気で空気を約230℃まで予熱できるので、乾燥装置2に供給する空気の温度が更に高くなり、空気加熱炉18において常温から約230℃まで予熱する分の燃料が削減できる。
【0036】
また、高温熱交換器16aは、過熱蒸気の凝縮を伴う水/蒸気二相流凝縮式熱交換器を使用することができ、高い熱伝達率が得られ、伝熱面積を小さくでき、ガスタービン熱交換器に比べコンパクトにできる。さらに、低温熱交換器16bは、凝縮した高温水と空気との液/ガスの熱交換器であり、ガス/ガスの間接熱交換器に比べて小さくでき、かつ凝縮水の保有熱を十分に回収して、熱効率を更に高めることができると共に、ボイラ水の循環使用ができ、給水の必要量を大幅に低減することができる。
【0037】
図5は、本発明の排熱回収気体予熱装置の第3実施形態図である。この例において、本発明の排熱回収気体予熱装置10は、ガスタービン発電装置12と、ガスタービン発電装置の排気ガスで熱媒体25(例えばHot Oil)を加熱する熱媒体加熱用熱交換器26と、熱媒体25で空気を予熱する空気予熱用熱交換器28とを備え、加熱空気を乾燥装置に供給する。この例では更に、燃料を燃焼させて予熱された空気を間接加熱する空気加熱炉18を備える。
【0038】
図5の構成によれば、空気予熱用熱交換器28において、熱媒体25で空気を予熱するので、乾燥装置に供給する空気の温度を高め、空気加熱炉18において予熱のための燃料が削減できる。また、空気予熱用熱交換器28は、熱媒体(例えばHot Oil)と空気の間接熱交換器であるので、高い熱伝達率が得られ、伝熱面積を小さくでき、ガスタービン熱交換器に比べコンパクトにできる。
【0039】
さらに、空気予熱用熱交換器28に供給する熱媒体は、熱媒体加熱用熱交換器26により、ガスタービン発電装置12の排気ガスの保有する熱エネルギーを回収して熱媒体を高温にするので、余分な燃料を必要とせず、エネルギーロスを低減し、熱効率を高め、省エネルギー化を図ることができる。
【0040】
また熱媒体(例えばHot Oil)を加熱媒体として使用するため、大きなガスタービン排ガスダクトを引き回す必要がなく、ガスタービンと乾燥装置の配置上の自由度を大きくとれる。
【0041】
なお、本発明は上述した実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0042】
【発明の効果】
上述したように、本発明の排熱回収気体予熱装置は、以下の特徴を有する。
(1)予熱のための燃料が削減でき、エネルギー消費の更なる改善が実現できる。
(2)水/蒸気二相流凝縮式熱交換器を使用するため、ガスタービン熱交換器に比べコンパクトとなる。
(3)水蒸気又はHot Oilを加熱媒体として使用するため、大きなガスタービン排ガスダクトを引き回す必要がなく、ガスタービンと乾燥装置の配置上の自由度を大きくとれる。
【0043】
従って、本発明の排熱回収気体予熱装置は、ガスタービン発電装置の高温の排気ガスを用いて、常温の空気を加熱して、約300℃前後の清浄な加熱空気を製造し、これを乾燥装置に供給して湿った粉体等を乾燥させることができ、かつ、エネルギーロスを低減し、熱効率を高め、省エネルギー化を図ることができる、等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排熱回収気体予熱装置の第1実施形態図である。
【図2】図1の装置における熱交換説明図である。
【図3】本発明の排熱回収気体予熱装置の第2実施形態図である。
【図4】図3の装置における熱交換説明図である。
【図5】本発明の排熱回収気体予熱装置の第3実施形態図である。
【図6】従来の空気予熱装置の構成図である。
【符号の説明】
1 空気加熱炉、2 乾燥装置、
12 ガスタービン発電装置、12a 空気圧縮機、
12b タービン、12c 燃焼器、
12d 減速機、12e 発電機、
14 排熱回収ボイラ、14a 飽和蒸気ボイラ、
14b エコノマイザ、14c 過熱管、
15 水蒸気ライン、
16 熱交換器、16a 高温熱交換器、16b 低温熱交換器、
18 気体加熱炉、20 フラッシャー、
22 蒸気噴射ライン、24 給水循環ライン、
25 熱媒体、26 熱媒体加熱用熱交換器、
28 空気予熱用熱交換器

Claims (7)

  1. ガスタービン発電装置(12)と、ガスタービン発電装置の排気ガスで水蒸気を生成する排熱回収ボイラ(14)と、前記水蒸気で気体を予熱する熱交換器(16)とを備える、ことを特徴とする排熱回収気体予熱装置。
  2. 予熱された気体を更に加熱する気体加熱炉(18)を備え、加熱気体を乾燥装置に供給する、ことを特徴とする請求項1に記載の排熱回収気体予熱装置。
  3. 前記熱交換器(16)で生成された凝縮水をフラッシュさせるフラッシャー(20)と、該フラッシャーで発生した飽和蒸気をプロセスに送出するライン(22)と、温水をタンクに戻すライン(23)とを備える、ことを特徴とする請求項1に記載の排熱回収気体予熱装置。
  4. 前記熱交換器(16)は、排熱回収ボイラ(14)で生成された過熱蒸気を凝縮させる高温熱交換器(16a)からなる、ことを特徴とする請求項1に記載の排熱回収気体予熱装置。
  5. 前記熱交換器(16)は、排熱回収ボイラ(14)で生成された過熱蒸気を凝縮させる高温熱交換器(16a)と、該凝縮水で気体を予熱する低温熱交換器(16b)とからなる、ことを特徴とする請求項1に記載の排熱回収気体予熱装置。
  6. ガスタービン発電装置(12)と、ガスタービン発電装置の排気ガスで熱媒体(25)を加熱する熱媒体加熱用熱交換器(26)と、前記熱媒体で気体を予熱する空気予熱用熱交換器(28)とを備える、ことを特徴とする排熱回収気体予熱装置。
  7. 予熱された気体を更に加熱する気体加熱炉(18)を備え、加熱気体を乾燥装置に供給する、ことを特徴とする請求項6に記載の排熱回収気体予熱装置。
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CN109595044A (zh) * 2018-11-29 2019-04-09 浙江海洋大学 一种船舶主机废气余热照明装置
CN113720177A (zh) * 2021-10-11 2021-11-30 茂名市茂南奥邦涂料有限公司 一种烘干箱低温余热回收系统

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