JP2004089600A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】遊技客の少ない島を活気付けさせることができる遊技機を実現する。
【解決手段】隣接するパチンコ機同士が通信ケーブルL1により接続されている。特定のパチンコ機(ここでは、No.3)の主基板から、他のパチンコ機の音声制御装置へコマンドが送られ、特定のパチンコ機(No.3)でリーチが発生すると、隣接するパチンコ機(No.1、No.2、No.4、No.5)でも「リーチ」との音声出力がなされる。
【選択図】 図1
【解決手段】隣接するパチンコ機同士が通信ケーブルL1により接続されている。特定のパチンコ機(ここでは、No.3)の主基板から、他のパチンコ機の音声制御装置へコマンドが送られ、特定のパチンコ機(No.3)でリーチが発生すると、隣接するパチンコ機(No.1、No.2、No.4、No.5)でも「リーチ」との音声出力がなされる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、大当たりか否かの決定を含む遊技の進行を司る主制御基板と、主制御基板からのコマンドにより音声出力、ランプ点灯、画像制御等の遊技の演出を行う副制御基板とを備えてなる遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコホールでは、遊技機を背中合わせに配置し、通路により分離された箇所のそれぞれを島と呼んでいる。一般に、島の並びには同機種が配置されている。パチンコ機は、遊技の進行状況に伴い、音声、ランプ点滅等により種々の演出を行い、遊技の興趣を高めると共に、島全体を活気付かせることで、パチンコ機への客付きを良くしている。
【0003】
ここで、複数の遊技機を通信により接続する技術は、特許文献1(特開平5−151442号公報)、特許文献2(特開平11−169551号公報)、特許文献3(特開2002−78936号公報)にて開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−151442号公報
【0005】
【特許文献2】
特開平11−169551号公報
【0006】
【特許文献3】
特開2002−78936号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ホールでは集客の目的で遊技機の入替えを頻繁に行っている。入替えたばかりの遊技機は遊技者が一度やってみようという好奇心が生まれるために稼働率が高いが、入替えてから数十日が経過した遊技機は遊技者にとって飽きが生じてしまい稼働率が低くなっている。つまり、入替えたばかりで人気のある遊技機が設置してある島は遊技客が多く、入替えてから数十日が経過した人気のない遊技機が設置してある島では遊技客が少ない傾向にある。
遊技客が多い島と遊技客が少ない島とでは明らかに活気が違い、遊技客が少ない島では遊技客を寄せ付けない雰囲気になってしまっている。
【0008】
そこでこの発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、遊技客の少ない島を活気付けさせることができる遊技機を実現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段・作用および効果】
この発明は、上記目的を達成するため、請求項1は、遊技の進行を司る主制御基板と、主制御基板からのコマンドにより遊技の演出を行う副制御基板とを備えてなる遊技機において、
前記主制御基板が、隣接配置された遊技機の副制御基板に対してコマンドを送信することを技術的特徴とする。
【0010】
請求項1の遊技機では、主制御基板が、隣接配置された遊技機の副制御基板に対してコマンドを送信する。このため、1の遊技機が稼働した際に、該遊技機の主制御基板から遊技演出用のコマンドを隣接配置された遊技機の副制御基板へ送り、稼働していない隣接遊技機でも遊技演出することで、周りを活気付かせ、即ち、遊技客の少ない島を活気付けさせると共に遊技客を寄せ付けやすい雰囲気にできる。また、主制御基板から副制御基板への単方向通信であるため、主制御基板に対して、不正な操作を行い難い利点がある。
【0011】
請求項2の遊技機は、遊技の進行を司る主制御基板と、主制御基板からのコマンドにより遊技の演出を行う副基板とを備えてなる遊技機において、
前記副制御基板が、隣接配置された遊技機の副制御基板と通信することを技術的特徴とする。
【0012】
請求項2の遊技機では、副制御基板が、隣接配置された遊技機の副制御基板と通信する。このため、1の遊技機が稼働した際に、該遊技機の副制御基板から遊技演出用のコマンドを隣接配置された遊技機の副制御基板へ送り、稼働していない隣接遊技機でも遊技演出することで、周りを活気付かせ、即ち、遊技客の少ない島を活気付けさせると共に遊技客を寄せ付けやすい雰囲気にできる。また、副制御基板を従属接続することで、何台でも連結でき、島全体の遊技機を相互に接続することが可能である。
【0013】
請求項3では、副制御基板が、隣接配置された遊技機の副制御基板と双方向通信する。このため、遊技機の副制御基板相互で、隣接する遊技機の稼働状況等を把握することができる。
【0014】
請求項4では、副制御基板は、自遊技機の稼働状況に応じて、送信されたコマンドにより遊技の演出を行うか否かを判断する判断手段を備える。このため、自遊技機が稼働していない時に、送信されたコマンドにより遊技の演出を行うことで、稼働していない遊技機で稼働している遊技機と同じ遊技演出し、周りを活気付かせることができる。
【0015】
請求項5では、副制御基板は音声を出力する音声制御装置であって、隣接配置された遊技機の稼働状況に応じて音声出力状況を調整する。このため、遊技客の少ない島で、音量を大きくすることで、当該島を活気付かせることができる。反対に、遊技客の少ない島では、音量を小さくしても必要な情報を伝達することができるので、音量を絞ることにより、遊技者にゆっくりと遊技を堪能してもらうこともできる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る遊技機の実施形態について図を参照して説明する。なお、以下に記載する各実施形態では、この発明に係る遊技機として第1種のパチンコ機を例に挙げて説明する。
<第1実施形態>
[全体の主要構成]
まず、この実施形態のパチンコ機同士が接続されている状態およびパチンコ機の主要構成について図1ないし図6を参照して説明する。
図1は、この実施形態のパチンコ機同士が接続されている状態を示す説明図である。図2は、図1の一部の詳細図である。図3は、図2に示す接続状態を裏面から見た説明図である。図4は、図1ないし図3に示すパチンコ機を正面から見た説明図である。図5は、図4に示すパチンコ機に設けられた遊技盤の構成を示す説明図である。図6は、図4に示すパチンコ機の裏セットの構造を示す説明図である。なお、図3および図6は、図4に示す遊技機外装置部分71を省略して示す。
【0017】
(パチンコ機間の接続状態)
図1ないし図3に示すように、この実施形態のパチンコ機1は、横方向に複数配列されており、各パチンコ機1には、No.1〜No.5・・・の台番号がそれぞれ割り付けられている。以下、No.1〜No.5・・・の台番号が割り付けられたパチンコ機1を、1番台〜5番台・・・と称する。
隣接するパチンコ機同士は通信ケーブルL1により電気的に接続されており、特定のパチンコ機(ここでは、No.3)の主基板から、他のパチンコ機の音声制御装置へコマンドが送られる。図1に示すように、特定のパチンコ機(No.3)でリーチが発生すると、当該特定のパチンコ機(No.3)で、「リーチ」と音声出力するのみでなく、隣接するパチンコ機(No.1、No.2、No.4、No.5)でも「リーチ」との音声出力がなされる。これにより、稼働していない隣接遊技機でも音声により遊技演出することで、周りを活気付かせ、即ち、遊技客の少ない島を活気付けさせると共に遊技客を寄せ付けやすい雰囲気にできる。なお、第1実施形態においては、主基板100から音声制御装置(副制御基板)への単方向通信で構成されている。このため、主基板100に対して、不正な操作を行い難い利点がある。
【0018】
(パチンコ機1の主要構成)
図4に示すように、パチンコ機1には、前枠2が開閉可能に備えられており、その前枠2には、ガラス枠4が開閉可能に取付けられている。前枠2の右側には、ガラス枠4開閉用の鍵を差し込む鍵穴3が設けられている。ガラス枠4の内部には、遊技盤5が設けられており、前枠2の右側下方には、遊技球を遊技盤5へ発射する発射装置(図示省略)を操作するための発射ハンドル15が回動可能に取付けられている。
ガラス枠4の下方には、賞球や貸球が供給される賞球・貸球供給口6aが形成されており、この賞球・貸球供給口6aの供給側には、その賞球・貸球供給口6aから供給された賞球や貸球を溜めておくための上受け皿6が取り付けられている。上受け皿6の内部には、スピーカ79aが設けられている。上受け皿6の下方には、上受け皿6の収容可能数を超えて流下した賞球や上受け皿球抜きレバー6bの操作により上受け皿6から排出された遊技球などを排出する排出口7aが形成されている。排出口7aの排出側には、その排出口7aから排出された遊技球を収容しておくための下受け皿7が設けられている。また、遊技盤5の上方には、枠ランプ9が設けられており、下受け皿7の左側には、灰皿7bが設けられている。前枠2の左端には、プリペイドカードを読取ったり、残りの度数を表示したりする遊技機外装置部分71が取付けられている。
【0019】
(遊技盤5の主要構成)
図5に示すように、遊技盤5の略中央には、センターケース30が備えられている。センターケース30には、天入賞口31と、3個のLEDからなる普通図柄表示装置34と、この普通図柄表示装置34の始動可能な回数を4個のLEDにより表示する普通図柄記憶表示LED35と、複数の特別図柄(この実施形態では0〜9)、背景画像、リーチの予告を示す画像、大当りの予告を示す画像、リーチの演出画像、大当り発生時の演出画像などを液晶で表示する特別図柄制御装置32とが備えられている。また、特別図柄制御装置32は、その画面左から左表示領域、中表示領域および右表示領域からなる3個所の表示領域を備えており、各表示領域において特別図柄の変動表示および確定表示などを行う。
なお、特別図柄の始動可能な回数として記憶している数(以下、特別図柄始動記憶数と称する)は、特別図柄制御装置32の画面に表示される。
【0020】
センターケース30の両側上方には、LEDにより装飾された装飾風車46がそれぞれ設けられている。右側の装飾風車46の右斜め下方には、普通図柄表示装置34を作動させる機能を有する普通図柄作動右ゲート25が設けられており、左側の装飾風車46の左斜め下方には、同じく普通図柄作動左ゲート26が設けられている。センターケース30の両側下方には、風車24がそれぞれ設けられており、右側の風車24の右斜め下方には、右袖入賞口12が設けられており、左側の風車24の左斜め下方には、左袖入賞口13が設けられている。
センターケース30の下方には、特別図柄制御装置32を作動させる機能を有する第1種始動口27が設けられており、この第1種始動口27の下部には普通図柄表示装置34の停止図柄が当たり図柄となった場合に両翼を開放する普通電動役物28が設けられている。両翼を開放した普通電動役物28は、第1種始動口27と同様に特別図柄制御装置32を作動開始させる機能を備えている。
【0021】
センターケース30の下方には、特別図柄制御装置32の3個所の表示領域における確定図柄が大当り図柄となった場合に作動する変動入賞装置40が設けられている。この変動入賞装置40には、大当りの発生時に開放動作して大入賞口41を両側に開口する翼形状の開閉部材43,43が開閉可能に取り付けられている。変動入賞装置40の右側には、右下入賞口14が設けられており、変動入賞装置40の左側には、左下入賞口44が設けられている。
また、変動入賞装置40の内部には、開閉部材43を連続して開放動作させる機能を有する特定領域と、この特定領域を通過した遊技球を検出する特定領域スイッチ(図示せず)が設けられている。
【0022】
また、遊技盤5には、発射された遊技球を遊技領域へ案内するレール16が取付けられており、遊技盤5の上部には、上部左右の両コーナーをLEDなどにより装飾するコーナー飾り11が設けられており、遊技盤5の左右には、LEDなどにより装飾するサイド飾り20がそれぞれ設けられている。さらに、遊技盤5には、入賞しなかった遊技球をアウト球として回収するアウト口45が設けられている。そして、遊技盤5には、多くの釘(図示省略)が打ち込まれており、遊技盤5に発射された遊技球は、釘の間を乱舞しながら落下し、各入賞口や第1種始動口27に入賞したり、普通図柄作動ゲート25,26を通過したり、あるいはアウト口45から回収されたりする。
【0023】
(裏セットの構造)
図6に示すように、パチンコ機1の裏セットの上部には、遊技球を貯留する球タンク21が設けられており、その球タンク21の右端下方には、球タンク21から流出した遊技球を案内するタンクレール22が設けられている。タンクレール22の下部には、タンクレール22を流下した遊技球を賞球として払出す賞球ユニット62が設けられており、その賞球ユニット62の下部には、タンクレール22を流下した遊技球を貸球として払出す貸球ユニット63が設けられている。タンクレール22の下部には、特別図柄制御装置32が設けられており、その左端には、各種のLEDの発光を制御するランプ制御装置300と、スピーカ79aから出力される音声を制御する音声制御装置79とが設けられている。
【0024】
音声制御装置79の下部には、賞球および貸球の払出しを制御する払出制御基板200が設けられており、特別図柄制御装置32の下部には、ランプ制御装置300、音声制御装置79および払出制御基板200へ制御コマンドを出力する主基板100が設けられている。払出制御基板200の下方には、発射装置を駆動する発射モータ15eが設けられており、主基板100の斜め右下には、各基板および装置へ電源を供給する電源基板74が設けられている。
【0025】
主基板100の構成を図7に示す。主基板100には、通信端子98が複数設けられている。そして、図6に示すように通信端子98には、隣接するパチンコ機の音声制御装置79に対してコマンドを送信するための通信ケーブルL1が取り付けられている。
【0026】
[パチンコ機1の電気的構成]
次に、パチンコ機1の主な電気的構成についてそれをブロックで示す図8を参照して説明する。
パチンコ機1には、主基板100が設けられており、この主基板100には、マイクロプロセッサ110が搭載されている。マイクロプロセッサ110には、大当りか否かの判定、出玉数の演算、稼働率の演算、入賞数のカウント、大当りの遊技におけるラウンドの制御などの遊技の主な制御を実行するメインCPU112と、このメインCPU112が各種制御などを実行するためのコンピュータプログラムなどが記録されたROM114と、遊技球が第1種始動口27を通過したことの検出結果や入賞などの遊技中に発生する各種データ、ROM114から読出されたコンピュータプログラムなどを一時的に格納するRAM116とが搭載されている。
【0027】
主基板100には、次に記載するものが電気的に接続されている。特別図柄制御装置32、ランプ制御装置300、電源基板74、払出制御基板200、音声制御装置79、入賞、リーチパターン、大当りの発生、大当り図柄などに関する遊技盤情報をパチンコホールの管理室などに設けられたコンピュータ(図示省略)へ送信するための遊技枠情報端子基板52、遊技盤情報端子基板51である。
【0028】
本発明の副制御基板を構成する音声制御装置79には、主基板100から送信される制御コマンドを入力して動作するCPU79gと、このサブCPU79g音声出力しなどの制御を実行するための各種制御プログラムが記録されたROM79hと、サブCPU79gが各種制御プログラムを実行する際にROM79hから読出された制御プログラムや音声データなどの各種データを一時的に格納するRAM79iとが搭載されている。主基板100からの制御コマンドは、通信端子98及び通信ケーブルL1を介して、音声制御装置79へ出力される。同様に、図1を参照して上述したパチンコ機(No.1、No.2、No.4、No.5)の各音声制御装置79へも、主基板100からの制御コマンドが通信端子98及び通信ケーブルL1を介して出力される。
【0029】
本発明の副制御基板を構成する払出制御基板200には、主基板100から送信される制御コマンドを入力して動作するマイクロプロセッサ210が搭載されており、マイクロプロセッサ210には、賞球や貸球の払出しなどを制御するサブCPU212と、このサブCPU212が賞球や貸球の払出しなどの制御を実行するための各種制御プログラムが記録されたROM214と、サブCPU212が各種制御プログラムを実行する際にROM214から読出された制御プログラムや遊技中に発生する入賞数や賞球数などの各種データを一時的に格納するRAM216とが搭載されている。同様に、特別図柄制御装置32も、CPU32e、ROM32f、RAM32rを備え、また、ランプ制御装置300も、CPU306、ROM307、RAM308を備え、副制御基板を構成している。
【0030】
電源基板74は、AC24V(50Hz/60Hz)の主電源(図示せず)から電源の供給を受け、各基板、装置へ必要電源を供給する。
【0031】
ここで、音声制御装置79のCPU79gによる処理について、図9のフローチャートを参照して説明する。ここでは、図1に示すパチンコ機(No.1〜No.5)において、パチンコ機(No.3)にのみ遊技客がついて、遊技を行っているものとして説明を行う。
先ず、遊技が行われているパチンコ機(No.3)の音声制御装置79での処理について説明する。CPU79gは、自パチンコ機の主基板100からの制御コマンドが送られたか否かを判断する(S102)。ここで、制御コマンドが送られて来た際には(S102:Yes)、制御コマンドに従い、音声を出力する(S108)。例えば、図1中に示すように、パチンコ機(No.3)の特別図柄制御装置32の左表示領域、および右表示領域の図柄が”7”で揃い、リーチ表示となった際に主基板100から送られるリーチ音声出力用の制御コマンドに基づき、「リーチ」との音声を出力する。他方、自パチンコ機の主基板100からの制御コマンドが無い場合には(S102)、S104、S106の判断を経て、処理を終了する。
【0032】
引き続き、該パチンコ機(No.3)に隣接する遊技が行われていないパチンコ機(No.2)での処理について説明する。パチンコ機(No.2)の音声制御装置79のCPU79gは、自パチンコ機の主基板100からの制御コマンドが送られたか否かを判断する(S102)。ここでは、自主基板100から制御コマンドが送られないため(S102:No)、所定時間(例えば5分間)自主基板100から制御コマンドが送られない状態が続いたかを判断する(S104)。ここで、制御コマンドが送られない状態が続くと(S104:Yes)、他の主基板100から信号があるかを判断する(S106)。ここで、図1に示すように、パチンコ機(No.3)の特別図柄制御装置32の左表示領域、および右表示領域の図柄が”7”で揃い、リーチ表示となった際に、当該パチンコ機(No.3)の主基板100から送られるリーチ音声出力用の制御コマンドに基づき(S106:Yes)、「リーチ」との音声を出力する(S108)。
【0033】
第1実施形態では、隣接するパチンコ機からも音声(効果音)を出力することにより、実際には1台のパチンコ機しか稼動していない島があたかも5台のパチンコ機が稼動しているように感じさせることができるので活気のある島になり、遊技客を寄せ付けることができる。
【0034】
尚、第1実施形態では5台のパチンコ機が同時タイミングで音声(効果音)を出力するように構成したが、音声(効果音)の出力タイミングを各パチンコ機毎にずらして出力しても構わない。また、第1実施形態では5台のパチンコ機で音声を出力することができるように主制御基板と音声制御装置を通信ケーブルで接続したが、主基板100と図柄制御基板を通信ケーブルで接続することにより、隣接するパチンコ機が稼動していない場合は稼動しているパチンコ機と同じ演出態様を5台のパチンコ機で行うことができる。
【0035】
[第1実施形態の第1改変例]
上述した第1実施形態では、隣接するパチンコ機で同じ音声を出力した。これに対して、第1実施形態の第1改変例では、稼働していない隣接するパチンコ機の特別図柄制御装置32で、稼働しているパチンコ機の特別図柄制御装置32と同じ図柄変動を行う。
図10は、第1実施形態の第1改変例に係るパチンコ機を示している。第1実施形態では、パチンコ機(No.3)の主基板100からの制御コマンドが、隣接するパチンコ機(No.1、No.2、No.4,No.5)の音声制御装置79へ与えられた。これに対して、第1実施形態の第1改変例では、制御コマンドが通信ケーブルを介して、隣接するパチンコ機(No.2、No.4)の特別図柄制御装置32に与えられる(図8参照)。
【0036】
図10は、稼動しているパチンコ機(No.3)の隣のパチンコ機(No.2、No.4)が稼動していない場合には、隣のパチンコ機で稼動しているパチンコ機と同じ演出態様を表示した図である。3台のパチンコ機が通信可能に接続されている場合、例えばパチンコ機(No.3)だけが稼動しているとする。パチンコ機(No.3)は主基板100からの制御コマンドを隣のパチンコ機(No.2、No.4)の特別図柄制御装置32に送信する。受信したパチンコ機(No.2、No.4)の特別図柄制御装置32は、自主基板100から制御コマンドが所定時間(例えば5分間)送信されていないか判断し、送信されていないと特別図柄制御装置32のCPU32eが判断すると、パチンコ機(No.3)の主基板100から送信された制御コマンドに対応した演出態様を特別図柄制御装置32で表示する。
【0037】
第1実施形態の第1改変例では、隣のパチンコ機でも稼動しているパチンコ機と同じ演出態様を表示することにより、実際には1台のパチンコ機しか稼動していない島があたかも3台のパチンコ機が稼動しているように見えるので活気のある島になり、遊技客を寄せ付けることができる。
【0038】
[第1実施形態の第2改変例]
上述した第1実施形態では、隣接するパチンコ機で同じ音声を出力した。これに対して、第1実施形態の第2改変例では、稼働していない隣接するパチンコ機のコーナー飾り11で、稼働しているパチンコ機のコーナー飾り11と同じランプ点灯を行う。
図11は、第1実施形態の第2改変例に係るパチンコ機を示している。第1実施形態では、パチンコ機(No.3)の主基板100からの制御コマンドが、隣接するパチンコ機(No.1、No.2、No.4,No.5)の音声制御装置79へ与えられた。これに対して、第1実施形態の第2改変例では、制御コマンドが通信ケーブルを介して、隣接するパチンコ機(No.2、No.4)のランプ制御装置300に与えられる(図8参照)。
【0039】
図11は、稼動しているパチンコ機(No.3)の隣のパチンコ機(No.2、No.4)が稼動していない場合には、隣のパチンコ機で稼動しているパチンコ機と同じ点灯態様を表示した図である。3台のパチンコ機が通信可能に接続されている場合、例えばパチンコ機(No.3)だけが稼動しているとする。パチンコ機(No.3)は主基板100からの制御コマンドを隣のパチンコ機(No.2、No.4)のランプ制御装置300に送信する。受信したパチンコ機(No.2、No.4)のランプ制御装置300は、自主基板100から制御コマンドが所定時間(例えば5分間)送信されていないか判断し、送信されていないとランプ制御装置300のCPU306が判断すると、パチンコ機(No.3)の主基板100から送信された制御コマンドに対応した点灯態様でコーナー飾り11を点灯する。
【0040】
第1実施形態の第2改変例では、隣のパチンコ機でも稼動しているパチンコ機と同じ点灯態様を行うことにより、実際には1台のパチンコ機しか稼動していない島があたかも3台のパチンコ機が稼動しているように思わせることができるので活気のある島になり、遊技客を寄せ付けることができる。尚、第1実施形態の第2改変例では稼動していないパチンコ機で稼動しているパチンコ機と同じ点灯態様を表示したが、稼動しているパチンコ機が点滅態様であれば稼動していないパチンコ機も点滅態様を表示する。
【0041】
[第2実施形態]
引き続き、本発明の第2実施形態に係るパチンコ機について説明する。第1実施形態のパチンコ機では、主基板100から隣接するパチンコ機の音声制御装置79等の副制御基板へ制御コマンドが送られた。これに対して、第2実施形態では、隣接するパチンコ機の副制御基板が相互に双方向通信を行うように構成されている。
【0042】
まず、第2実施形態のパチンコ機同士が接続されている状態およびパチンコ機の主要構成について図12ないし図14を参照して説明する。
図12は、この実施形態のパチンコ機同士が接続されている状態を示す説明図である。図13は、接続状態を裏面から見た説明図である。図14は、第2実施形態のパチンコ機1の主な電気的構成をブロックで示す説明図である。
図14に示すようにパチンコ機に設けられた音声制御装置79は、主基板100から送信された制御コマンドを自分自身以外のパチンコ機の音声制御装置79に送受信可能な通信ケーブルL1が接続されている。通信ケーブルL1の両端には通信端子(雄コネクタ)が設けられていて、音声制御装置79に設けられた通信端子(雌コネクタ)98と接続することにより、パチンコ機からパチンコ機へ制御コマンドを送受信させる。
【0043】
パチンコ機で遊技が行われると主基板100から音声制御装置79へ制御コマンドが送られる。制御コマンドが送られた音声制御装置79は、通信ケーブルL1を経由して自分自身以外のパチンコ機の音声制御装置79に制御コマンドを送信する。自分自身以外のパチンコ機で遊技が行われると通信ケーブルL1を経由して自分自身の音声制御装置に制御コマンドが送信される。第2実施形態では、音声制御装置(副制御基板)79を従属接続することで、何台でも連結でき、島全体の遊技機を相互に接続することが可能である。
【0044】
この第2実施形態では、隣接するパチンコ機が稼働していないときには、稼働しているパチンコ機での音量を大きくする。音量を大きくする方法として、サウンドジェネレータに送信している音量コマンドを、通常送信する音量コマンドよりも大きな音量コマンドに置き換え送信して音量を大きくする。
【0045】
図12のように5台のパチンコ機が通信可能に接続されている場合で、例えば、パチンコ機(No.3)だけが稼動しているとする。パチンコ機(No.3)は自分自身の音声制御装置79から、自分自身以外のパチンコ機の音声制御装置79に対して、所定時間(例えば5分間)主基板100から音声制御装置に制御コマンドが送信されていないか確認コマンドを送信する。確認コマンドを受信した自分自身以外のパチンコ機(No.2、No.4)の音声制御装置79は、返答コマンドをパチンコ機(No.3)の音声制御装置79に送信する。返答コマンドを受信したパチンコ機(No.3)の音声制御装置79は、隣接するパチンコ機(No.2、No.4)が稼働していない時には、大きな音で音声を出力させる。ここでは、隣接するパチンコ機が稼働しているか否かを判断したが、稼動しているパチンコ機が所定台数以下であれば音量を増大させることも可能である。
【0046】
この音声制御装置79による処理について図15のフローチャートを参照して更に詳細に説明する。ここでは、先ず、稼働しているパチンコ機(No.3)の音声制御装置79による処理について説明する。
音声制御装置79のCPU79gは、主基板100からの制御コマンドがあるか否かを判断する(S102)。主基板100から制御コマンドが送られた際には(S102:Yes)、制御コマンドに従い音声を出力する(S104)。ここで、制御コマンドが送られない間は(S102)、所定周期(例えば、5分)経過したかを判断し(S106)、所定周期が経過した際に(S106:Yes)、隣接するパチンコ機(No.2、No.4)が稼働しているか否かを尋ねるための確認コマンドを送信する(S108)。そして、S110にて、確認コマンドを受信したかを判断するが(S110)、ここでは当該S110の判断がNoとなり、隣接するパチンコ機(No.2、No.4)から応答コマンドが送信されたかを判断する(S114)。ここで、応答コマンドが送信された際には(S114:Yes)、該応答コマンドに基づき、隣接パチンコ機(No.2、No.4)が稼働しているか否かを判断する(S116)。ここで、隣接するパチンコ機が稼働している際には(S116:Yes)、音量を通常の値に設定する(S118)。他方、隣接するパチンコ機が稼働していないときには(S116:No)、音量を大きな値に設定する(S120)。これにより、上述したS104での音声出力の際に、サウンドジェネレータに送信コマンドを通常送信する音量コマンドよりも音量が大きな音量コマンドに置き換え送信することで、大きな音で音声を出力させる。
【0047】
次に、稼働していないパチンコ機(No.2)の音声制御装置79による処理について説明する。
S102〜S108までの処理は、上述したパチンコ機(No.3)と同様である。ここで、稼働しているパチンコ機(No.3)から確認コマンドが送られると(S110:Yes)、稼働しているか否かの情報から成る応答コマンドを送信する(S112)。以降の処理は、上述したパチンコ機(No.3)と同様であるため、説明を省略する。
【0048】
第2実施形態では、実際には1台のパチンコ機しか稼動していない島でも稼動しているパチンコ機の音量を大きくすることで稼動している1台のパチンコ機に他の遊技客の視線を集めることができるので、遊技客を寄せ付けることができる。
【0049】
[第2実施形態の第1改変例]
上述した第2実施形態では、隣接するパチンコ機が稼働していないときに音量を大きくした。これに対して、第2実施形態の第1改変例では、所定台数以下しか稼動していないときは稼動しているパチンコ機の音量を小さくする。
【0050】
第2実施形態の第1改変例に係るパチンコ機での稼働しているパチンコ機(No.3)での音声制御装置79のCPU79gによる処理について図16のフローチャートを参照して説明する。ここでは、図12に示すパチンコ機(No.3)での処理を例に挙げて説明する。
先ず、音声制御装置79のCPU79gは、主基板100からの制御コマンドがあるか否かを判断する(S102)。制御コマンドが送られない間は(S102)、所定周期(例えば、5分)経過したかを判断し(S106)、所定周期が経過した際に(S106:Yes)、隣接するパチンコ機(No.2、No.4)に対して、稼働しているか否かを示す状態コマンドを送信する(S108)。そして、隣接するパチンコ機(ここでは、パチンコ機(No.2)及びパチンコ機(No.4))からの状態コマンドが送信されたか判断し(S110)、送信された際には(S110:Yes)、これを受信すると共に(S112)、パチンコ機(No.2)側からの状態コマンドをパチンコ機(No.4)側へ、同様に、パチンコ機(No.4)側からの状態コマンドをパチンコ機(No.2)側へ転送する(S115)。即ち、パチンコ機(No.2、No.4)の稼働状況を示す状態コマンドが、当該パチンコ機(No.3)へ送られ、該パチンコ機(No.2)が、パチンコ機(No.1)の稼働状況を示す状態コマンドをパチンコ機(No.3)側へ転送する。同様に、該パチンコ機(No.4)が、パチンコ機(No.5)の稼働状況を示す状態コマンドをパチンコ機(No.3)側へ転送する。これにより、パチンコ機(No.3)の音声制御装置79は、2台右隣(No.1)から2台左隣(No.5)までの稼働状況を把握できる。ここで、所定以上稼働しているか、即ち、稼働しているのが自分(No.3)だけかを判断し(S116)、自分だけの場合には(S116:No)、音量を小さくし(S120)、5台中の2台以上、即ち、自分以外のパチンコ機も稼働している場合には(S116:Yes)、音量を通常のまま維持する(S118)。ここでは、5台中の稼働状況を把握したが、状態コマンドの転送を繰り返すことで島全体の稼働状況を調べ、音量を調整することも可能である。
【0051】
第2実施形態の第1改変例では、遊技客が少ない島では、稼動しているパチンコ機が少ないので通常使用している音量よりも小さい音量に変更しても遊技者には音が十分聞こえる。このため、音量を小さくすることで、遊技者を遊技に集中させることができる。また、稼動しているパチンコ機の音量を小さくすることにより、遊技を行っている遊技者が音量が大きくてうるさいと感じることが無くなり、遊技客が少ない島でも遊技を行いやすいような環境を提供することができる。
【0052】
尚、第2実施形態の第1改変例では複数あるパチンコ機の内所定台数以下しか稼動していない場合は稼動しているパチンコ機の音量を大きく或いは小さくすることができるように音声制御装置どうしを通信ケーブルで接続したが、図柄制御基板どうしを通信ケーブルで接続することにより図柄態様を変化させることができる。
【0053】
[第2実施形態の第2改変例]
上述した第2実施形態では、隣接するパチンコ機が稼働していないときには、音量を大きくした。これに対して、第2実施形態の第2改変例のパチンコ機では、隣接するパチンコ機が稼働していないときには、稼動しているパチンコ機の図柄態様を大きくする。
【0054】
この第2実施形態の第2改変例のパチンコ機について、図17を参照して説明する。なお、図柄態様を大きくさせる方法としては本来使用している図柄態様よりも大きな図柄態様に変更して表示する。
図17のように5台のパチンコ機が通信可能に接続されている場合、例えばパチンコ機(No.3)だけが稼動しているとする。パチンコ機(No.3)は自分自身以外のパチンコ機の特別図柄制御装置32に対して、所定時間(例えば5分間)主基板100から制御コマンドが送信されていないかの確認コマンドを送信する。確認コマンドを受信した自分自身以外のパチンコ機(No.1、No.2、No.4、No.5)の特別図柄制御装置32は、返答コマンドをパチンコ機(No.3)の特別図柄制御装置32に送信する。返答コマンドを受信したパチンコ機(No.3)の特別図柄制御装置32は、稼動しているパチンコ機が所定台数以下であれば本来使用している図柄態様よりも大きな図柄態様に変更して表示する。
尚、第2実施形態の第2改変例のパチンコ機では図柄態様を本来使用している図柄態様よりも大きな図柄態様に変更したが、本来使用している図柄態様よりも小さくしても構わない。
【0055】
[第2実施形態の第2改変例]
上述した第2実施形態では、隣接するパチンコ機が稼働していない時には、音量を調整した。これに対して、第2実施形態の第2改変例では、隣接するパチンコ機が稼働していないときには、稼動しているパチンコ機の点灯態様を変化させる。
【0056】
即ち、複数あるパチンコ機の内所定台数以下しか稼動していないときは、稼動しているパチンコ機の点灯・点滅態様を明るくする、又は、点灯態様を変化させる。尚、本実施例では所定台数を1台として説明する。なお、点灯態様を変化させる方法としては、本来使用している点灯パターンから別のパターンに変更して表示を行う。
【0057】
図18のように5台のパチンコ機(No.1、No.2、No.3、No.4、No.5)のランプ制御装置300が通信ケーブルL1で通信可能に接続されて、例えばパチンコ機(No.3)だけが稼動しているとする。パチンコ機(No.3)は自分自身以外のパチンコ機のランプ制御装置300に対して、所定時間(例えば5分間)主基板100から制御コマンドが送信されていないかの確認コマンドを送信する。確認コマンドを受信した自分自身以外のパチンコ機のランプ制御装置300は、返答コマンドをパチンコ機のランプ制御装置300に送信する。返答コマンドを受信したパチンコ機(No.3)のランプ制御装置300は、稼動しているパチンコ機が所定台数以下であれば本来使用している点灯パターンから別のパターンに変更して表示する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るパチンコ機同士が接続されている状態を示す説明図である。
【図2】図1の一部の詳細図である。
【図3】図2に示す接続状態を裏面から見た説明図である。
【図4】図1ないし図3に示すパチンコ機を正面から見た説明図である。
【図5】図4に示すパチンコ機に設けられた遊技盤の構成を示す説明図である。
【図6】図4に示すパチンコ機の裏セットの構造を示す説明図である。
【図7】図6中の主基板の平面図である。
【図8】パチンコ機1の主な電気的構成をブロックで示す説明図である。
【図9】音声制御装置による処理を示すフローチャートである。
【図10】第1実施形態の第1改変例に係るパチンコ機同士が接続されている状態を示す説明図である。
【図11】第1実施形態の第2改変例に係るパチンコ機同士が接続されている状態を示す説明図である。
【図12】第2実施形態に係るパチンコ機同士が接続されている状態を示す説明図である。
【図13】第2実施形態に係るパチンコ機の接続状態を裏面から見た説明図である。
【図14】第2実施形態のパチンコ機1の主な電気的構成をブロックで示す説明図である。
【図15】第2実施形態に係るパチンコ機の音声制御装置による処理を示すフローチャートである。
【図16】第2実施形態の第1改変例に係るパチンコ機の音声制御装置による処理を示すフローチャートである。
【図17】第2実施形態の第2改変例に係るパチンコ機の接続状態の説明図である。
【図18】第2実施形態の第3改変例に係るパチンコ機の接続状態を裏面から見た説明図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機(遊技機)
11 コーナー飾り
32 特別図柄制御装置
32e サブCPU
79 音声制御装置
79g サブCPU
79a スピーカ
98 通信端子
100 主基板
112 メインCPU
L1 通信ケーブル
【産業上の利用分野】
この発明は、大当たりか否かの決定を含む遊技の進行を司る主制御基板と、主制御基板からのコマンドにより音声出力、ランプ点灯、画像制御等の遊技の演出を行う副制御基板とを備えてなる遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコホールでは、遊技機を背中合わせに配置し、通路により分離された箇所のそれぞれを島と呼んでいる。一般に、島の並びには同機種が配置されている。パチンコ機は、遊技の進行状況に伴い、音声、ランプ点滅等により種々の演出を行い、遊技の興趣を高めると共に、島全体を活気付かせることで、パチンコ機への客付きを良くしている。
【0003】
ここで、複数の遊技機を通信により接続する技術は、特許文献1(特開平5−151442号公報)、特許文献2(特開平11−169551号公報)、特許文献3(特開2002−78936号公報)にて開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−151442号公報
【0005】
【特許文献2】
特開平11−169551号公報
【0006】
【特許文献3】
特開2002−78936号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ホールでは集客の目的で遊技機の入替えを頻繁に行っている。入替えたばかりの遊技機は遊技者が一度やってみようという好奇心が生まれるために稼働率が高いが、入替えてから数十日が経過した遊技機は遊技者にとって飽きが生じてしまい稼働率が低くなっている。つまり、入替えたばかりで人気のある遊技機が設置してある島は遊技客が多く、入替えてから数十日が経過した人気のない遊技機が設置してある島では遊技客が少ない傾向にある。
遊技客が多い島と遊技客が少ない島とでは明らかに活気が違い、遊技客が少ない島では遊技客を寄せ付けない雰囲気になってしまっている。
【0008】
そこでこの発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、遊技客の少ない島を活気付けさせることができる遊技機を実現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段・作用および効果】
この発明は、上記目的を達成するため、請求項1は、遊技の進行を司る主制御基板と、主制御基板からのコマンドにより遊技の演出を行う副制御基板とを備えてなる遊技機において、
前記主制御基板が、隣接配置された遊技機の副制御基板に対してコマンドを送信することを技術的特徴とする。
【0010】
請求項1の遊技機では、主制御基板が、隣接配置された遊技機の副制御基板に対してコマンドを送信する。このため、1の遊技機が稼働した際に、該遊技機の主制御基板から遊技演出用のコマンドを隣接配置された遊技機の副制御基板へ送り、稼働していない隣接遊技機でも遊技演出することで、周りを活気付かせ、即ち、遊技客の少ない島を活気付けさせると共に遊技客を寄せ付けやすい雰囲気にできる。また、主制御基板から副制御基板への単方向通信であるため、主制御基板に対して、不正な操作を行い難い利点がある。
【0011】
請求項2の遊技機は、遊技の進行を司る主制御基板と、主制御基板からのコマンドにより遊技の演出を行う副基板とを備えてなる遊技機において、
前記副制御基板が、隣接配置された遊技機の副制御基板と通信することを技術的特徴とする。
【0012】
請求項2の遊技機では、副制御基板が、隣接配置された遊技機の副制御基板と通信する。このため、1の遊技機が稼働した際に、該遊技機の副制御基板から遊技演出用のコマンドを隣接配置された遊技機の副制御基板へ送り、稼働していない隣接遊技機でも遊技演出することで、周りを活気付かせ、即ち、遊技客の少ない島を活気付けさせると共に遊技客を寄せ付けやすい雰囲気にできる。また、副制御基板を従属接続することで、何台でも連結でき、島全体の遊技機を相互に接続することが可能である。
【0013】
請求項3では、副制御基板が、隣接配置された遊技機の副制御基板と双方向通信する。このため、遊技機の副制御基板相互で、隣接する遊技機の稼働状況等を把握することができる。
【0014】
請求項4では、副制御基板は、自遊技機の稼働状況に応じて、送信されたコマンドにより遊技の演出を行うか否かを判断する判断手段を備える。このため、自遊技機が稼働していない時に、送信されたコマンドにより遊技の演出を行うことで、稼働していない遊技機で稼働している遊技機と同じ遊技演出し、周りを活気付かせることができる。
【0015】
請求項5では、副制御基板は音声を出力する音声制御装置であって、隣接配置された遊技機の稼働状況に応じて音声出力状況を調整する。このため、遊技客の少ない島で、音量を大きくすることで、当該島を活気付かせることができる。反対に、遊技客の少ない島では、音量を小さくしても必要な情報を伝達することができるので、音量を絞ることにより、遊技者にゆっくりと遊技を堪能してもらうこともできる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る遊技機の実施形態について図を参照して説明する。なお、以下に記載する各実施形態では、この発明に係る遊技機として第1種のパチンコ機を例に挙げて説明する。
<第1実施形態>
[全体の主要構成]
まず、この実施形態のパチンコ機同士が接続されている状態およびパチンコ機の主要構成について図1ないし図6を参照して説明する。
図1は、この実施形態のパチンコ機同士が接続されている状態を示す説明図である。図2は、図1の一部の詳細図である。図3は、図2に示す接続状態を裏面から見た説明図である。図4は、図1ないし図3に示すパチンコ機を正面から見た説明図である。図5は、図4に示すパチンコ機に設けられた遊技盤の構成を示す説明図である。図6は、図4に示すパチンコ機の裏セットの構造を示す説明図である。なお、図3および図6は、図4に示す遊技機外装置部分71を省略して示す。
【0017】
(パチンコ機間の接続状態)
図1ないし図3に示すように、この実施形態のパチンコ機1は、横方向に複数配列されており、各パチンコ機1には、No.1〜No.5・・・の台番号がそれぞれ割り付けられている。以下、No.1〜No.5・・・の台番号が割り付けられたパチンコ機1を、1番台〜5番台・・・と称する。
隣接するパチンコ機同士は通信ケーブルL1により電気的に接続されており、特定のパチンコ機(ここでは、No.3)の主基板から、他のパチンコ機の音声制御装置へコマンドが送られる。図1に示すように、特定のパチンコ機(No.3)でリーチが発生すると、当該特定のパチンコ機(No.3)で、「リーチ」と音声出力するのみでなく、隣接するパチンコ機(No.1、No.2、No.4、No.5)でも「リーチ」との音声出力がなされる。これにより、稼働していない隣接遊技機でも音声により遊技演出することで、周りを活気付かせ、即ち、遊技客の少ない島を活気付けさせると共に遊技客を寄せ付けやすい雰囲気にできる。なお、第1実施形態においては、主基板100から音声制御装置(副制御基板)への単方向通信で構成されている。このため、主基板100に対して、不正な操作を行い難い利点がある。
【0018】
(パチンコ機1の主要構成)
図4に示すように、パチンコ機1には、前枠2が開閉可能に備えられており、その前枠2には、ガラス枠4が開閉可能に取付けられている。前枠2の右側には、ガラス枠4開閉用の鍵を差し込む鍵穴3が設けられている。ガラス枠4の内部には、遊技盤5が設けられており、前枠2の右側下方には、遊技球を遊技盤5へ発射する発射装置(図示省略)を操作するための発射ハンドル15が回動可能に取付けられている。
ガラス枠4の下方には、賞球や貸球が供給される賞球・貸球供給口6aが形成されており、この賞球・貸球供給口6aの供給側には、その賞球・貸球供給口6aから供給された賞球や貸球を溜めておくための上受け皿6が取り付けられている。上受け皿6の内部には、スピーカ79aが設けられている。上受け皿6の下方には、上受け皿6の収容可能数を超えて流下した賞球や上受け皿球抜きレバー6bの操作により上受け皿6から排出された遊技球などを排出する排出口7aが形成されている。排出口7aの排出側には、その排出口7aから排出された遊技球を収容しておくための下受け皿7が設けられている。また、遊技盤5の上方には、枠ランプ9が設けられており、下受け皿7の左側には、灰皿7bが設けられている。前枠2の左端には、プリペイドカードを読取ったり、残りの度数を表示したりする遊技機外装置部分71が取付けられている。
【0019】
(遊技盤5の主要構成)
図5に示すように、遊技盤5の略中央には、センターケース30が備えられている。センターケース30には、天入賞口31と、3個のLEDからなる普通図柄表示装置34と、この普通図柄表示装置34の始動可能な回数を4個のLEDにより表示する普通図柄記憶表示LED35と、複数の特別図柄(この実施形態では0〜9)、背景画像、リーチの予告を示す画像、大当りの予告を示す画像、リーチの演出画像、大当り発生時の演出画像などを液晶で表示する特別図柄制御装置32とが備えられている。また、特別図柄制御装置32は、その画面左から左表示領域、中表示領域および右表示領域からなる3個所の表示領域を備えており、各表示領域において特別図柄の変動表示および確定表示などを行う。
なお、特別図柄の始動可能な回数として記憶している数(以下、特別図柄始動記憶数と称する)は、特別図柄制御装置32の画面に表示される。
【0020】
センターケース30の両側上方には、LEDにより装飾された装飾風車46がそれぞれ設けられている。右側の装飾風車46の右斜め下方には、普通図柄表示装置34を作動させる機能を有する普通図柄作動右ゲート25が設けられており、左側の装飾風車46の左斜め下方には、同じく普通図柄作動左ゲート26が設けられている。センターケース30の両側下方には、風車24がそれぞれ設けられており、右側の風車24の右斜め下方には、右袖入賞口12が設けられており、左側の風車24の左斜め下方には、左袖入賞口13が設けられている。
センターケース30の下方には、特別図柄制御装置32を作動させる機能を有する第1種始動口27が設けられており、この第1種始動口27の下部には普通図柄表示装置34の停止図柄が当たり図柄となった場合に両翼を開放する普通電動役物28が設けられている。両翼を開放した普通電動役物28は、第1種始動口27と同様に特別図柄制御装置32を作動開始させる機能を備えている。
【0021】
センターケース30の下方には、特別図柄制御装置32の3個所の表示領域における確定図柄が大当り図柄となった場合に作動する変動入賞装置40が設けられている。この変動入賞装置40には、大当りの発生時に開放動作して大入賞口41を両側に開口する翼形状の開閉部材43,43が開閉可能に取り付けられている。変動入賞装置40の右側には、右下入賞口14が設けられており、変動入賞装置40の左側には、左下入賞口44が設けられている。
また、変動入賞装置40の内部には、開閉部材43を連続して開放動作させる機能を有する特定領域と、この特定領域を通過した遊技球を検出する特定領域スイッチ(図示せず)が設けられている。
【0022】
また、遊技盤5には、発射された遊技球を遊技領域へ案内するレール16が取付けられており、遊技盤5の上部には、上部左右の両コーナーをLEDなどにより装飾するコーナー飾り11が設けられており、遊技盤5の左右には、LEDなどにより装飾するサイド飾り20がそれぞれ設けられている。さらに、遊技盤5には、入賞しなかった遊技球をアウト球として回収するアウト口45が設けられている。そして、遊技盤5には、多くの釘(図示省略)が打ち込まれており、遊技盤5に発射された遊技球は、釘の間を乱舞しながら落下し、各入賞口や第1種始動口27に入賞したり、普通図柄作動ゲート25,26を通過したり、あるいはアウト口45から回収されたりする。
【0023】
(裏セットの構造)
図6に示すように、パチンコ機1の裏セットの上部には、遊技球を貯留する球タンク21が設けられており、その球タンク21の右端下方には、球タンク21から流出した遊技球を案内するタンクレール22が設けられている。タンクレール22の下部には、タンクレール22を流下した遊技球を賞球として払出す賞球ユニット62が設けられており、その賞球ユニット62の下部には、タンクレール22を流下した遊技球を貸球として払出す貸球ユニット63が設けられている。タンクレール22の下部には、特別図柄制御装置32が設けられており、その左端には、各種のLEDの発光を制御するランプ制御装置300と、スピーカ79aから出力される音声を制御する音声制御装置79とが設けられている。
【0024】
音声制御装置79の下部には、賞球および貸球の払出しを制御する払出制御基板200が設けられており、特別図柄制御装置32の下部には、ランプ制御装置300、音声制御装置79および払出制御基板200へ制御コマンドを出力する主基板100が設けられている。払出制御基板200の下方には、発射装置を駆動する発射モータ15eが設けられており、主基板100の斜め右下には、各基板および装置へ電源を供給する電源基板74が設けられている。
【0025】
主基板100の構成を図7に示す。主基板100には、通信端子98が複数設けられている。そして、図6に示すように通信端子98には、隣接するパチンコ機の音声制御装置79に対してコマンドを送信するための通信ケーブルL1が取り付けられている。
【0026】
[パチンコ機1の電気的構成]
次に、パチンコ機1の主な電気的構成についてそれをブロックで示す図8を参照して説明する。
パチンコ機1には、主基板100が設けられており、この主基板100には、マイクロプロセッサ110が搭載されている。マイクロプロセッサ110には、大当りか否かの判定、出玉数の演算、稼働率の演算、入賞数のカウント、大当りの遊技におけるラウンドの制御などの遊技の主な制御を実行するメインCPU112と、このメインCPU112が各種制御などを実行するためのコンピュータプログラムなどが記録されたROM114と、遊技球が第1種始動口27を通過したことの検出結果や入賞などの遊技中に発生する各種データ、ROM114から読出されたコンピュータプログラムなどを一時的に格納するRAM116とが搭載されている。
【0027】
主基板100には、次に記載するものが電気的に接続されている。特別図柄制御装置32、ランプ制御装置300、電源基板74、払出制御基板200、音声制御装置79、入賞、リーチパターン、大当りの発生、大当り図柄などに関する遊技盤情報をパチンコホールの管理室などに設けられたコンピュータ(図示省略)へ送信するための遊技枠情報端子基板52、遊技盤情報端子基板51である。
【0028】
本発明の副制御基板を構成する音声制御装置79には、主基板100から送信される制御コマンドを入力して動作するCPU79gと、このサブCPU79g音声出力しなどの制御を実行するための各種制御プログラムが記録されたROM79hと、サブCPU79gが各種制御プログラムを実行する際にROM79hから読出された制御プログラムや音声データなどの各種データを一時的に格納するRAM79iとが搭載されている。主基板100からの制御コマンドは、通信端子98及び通信ケーブルL1を介して、音声制御装置79へ出力される。同様に、図1を参照して上述したパチンコ機(No.1、No.2、No.4、No.5)の各音声制御装置79へも、主基板100からの制御コマンドが通信端子98及び通信ケーブルL1を介して出力される。
【0029】
本発明の副制御基板を構成する払出制御基板200には、主基板100から送信される制御コマンドを入力して動作するマイクロプロセッサ210が搭載されており、マイクロプロセッサ210には、賞球や貸球の払出しなどを制御するサブCPU212と、このサブCPU212が賞球や貸球の払出しなどの制御を実行するための各種制御プログラムが記録されたROM214と、サブCPU212が各種制御プログラムを実行する際にROM214から読出された制御プログラムや遊技中に発生する入賞数や賞球数などの各種データを一時的に格納するRAM216とが搭載されている。同様に、特別図柄制御装置32も、CPU32e、ROM32f、RAM32rを備え、また、ランプ制御装置300も、CPU306、ROM307、RAM308を備え、副制御基板を構成している。
【0030】
電源基板74は、AC24V(50Hz/60Hz)の主電源(図示せず)から電源の供給を受け、各基板、装置へ必要電源を供給する。
【0031】
ここで、音声制御装置79のCPU79gによる処理について、図9のフローチャートを参照して説明する。ここでは、図1に示すパチンコ機(No.1〜No.5)において、パチンコ機(No.3)にのみ遊技客がついて、遊技を行っているものとして説明を行う。
先ず、遊技が行われているパチンコ機(No.3)の音声制御装置79での処理について説明する。CPU79gは、自パチンコ機の主基板100からの制御コマンドが送られたか否かを判断する(S102)。ここで、制御コマンドが送られて来た際には(S102:Yes)、制御コマンドに従い、音声を出力する(S108)。例えば、図1中に示すように、パチンコ機(No.3)の特別図柄制御装置32の左表示領域、および右表示領域の図柄が”7”で揃い、リーチ表示となった際に主基板100から送られるリーチ音声出力用の制御コマンドに基づき、「リーチ」との音声を出力する。他方、自パチンコ機の主基板100からの制御コマンドが無い場合には(S102)、S104、S106の判断を経て、処理を終了する。
【0032】
引き続き、該パチンコ機(No.3)に隣接する遊技が行われていないパチンコ機(No.2)での処理について説明する。パチンコ機(No.2)の音声制御装置79のCPU79gは、自パチンコ機の主基板100からの制御コマンドが送られたか否かを判断する(S102)。ここでは、自主基板100から制御コマンドが送られないため(S102:No)、所定時間(例えば5分間)自主基板100から制御コマンドが送られない状態が続いたかを判断する(S104)。ここで、制御コマンドが送られない状態が続くと(S104:Yes)、他の主基板100から信号があるかを判断する(S106)。ここで、図1に示すように、パチンコ機(No.3)の特別図柄制御装置32の左表示領域、および右表示領域の図柄が”7”で揃い、リーチ表示となった際に、当該パチンコ機(No.3)の主基板100から送られるリーチ音声出力用の制御コマンドに基づき(S106:Yes)、「リーチ」との音声を出力する(S108)。
【0033】
第1実施形態では、隣接するパチンコ機からも音声(効果音)を出力することにより、実際には1台のパチンコ機しか稼動していない島があたかも5台のパチンコ機が稼動しているように感じさせることができるので活気のある島になり、遊技客を寄せ付けることができる。
【0034】
尚、第1実施形態では5台のパチンコ機が同時タイミングで音声(効果音)を出力するように構成したが、音声(効果音)の出力タイミングを各パチンコ機毎にずらして出力しても構わない。また、第1実施形態では5台のパチンコ機で音声を出力することができるように主制御基板と音声制御装置を通信ケーブルで接続したが、主基板100と図柄制御基板を通信ケーブルで接続することにより、隣接するパチンコ機が稼動していない場合は稼動しているパチンコ機と同じ演出態様を5台のパチンコ機で行うことができる。
【0035】
[第1実施形態の第1改変例]
上述した第1実施形態では、隣接するパチンコ機で同じ音声を出力した。これに対して、第1実施形態の第1改変例では、稼働していない隣接するパチンコ機の特別図柄制御装置32で、稼働しているパチンコ機の特別図柄制御装置32と同じ図柄変動を行う。
図10は、第1実施形態の第1改変例に係るパチンコ機を示している。第1実施形態では、パチンコ機(No.3)の主基板100からの制御コマンドが、隣接するパチンコ機(No.1、No.2、No.4,No.5)の音声制御装置79へ与えられた。これに対して、第1実施形態の第1改変例では、制御コマンドが通信ケーブルを介して、隣接するパチンコ機(No.2、No.4)の特別図柄制御装置32に与えられる(図8参照)。
【0036】
図10は、稼動しているパチンコ機(No.3)の隣のパチンコ機(No.2、No.4)が稼動していない場合には、隣のパチンコ機で稼動しているパチンコ機と同じ演出態様を表示した図である。3台のパチンコ機が通信可能に接続されている場合、例えばパチンコ機(No.3)だけが稼動しているとする。パチンコ機(No.3)は主基板100からの制御コマンドを隣のパチンコ機(No.2、No.4)の特別図柄制御装置32に送信する。受信したパチンコ機(No.2、No.4)の特別図柄制御装置32は、自主基板100から制御コマンドが所定時間(例えば5分間)送信されていないか判断し、送信されていないと特別図柄制御装置32のCPU32eが判断すると、パチンコ機(No.3)の主基板100から送信された制御コマンドに対応した演出態様を特別図柄制御装置32で表示する。
【0037】
第1実施形態の第1改変例では、隣のパチンコ機でも稼動しているパチンコ機と同じ演出態様を表示することにより、実際には1台のパチンコ機しか稼動していない島があたかも3台のパチンコ機が稼動しているように見えるので活気のある島になり、遊技客を寄せ付けることができる。
【0038】
[第1実施形態の第2改変例]
上述した第1実施形態では、隣接するパチンコ機で同じ音声を出力した。これに対して、第1実施形態の第2改変例では、稼働していない隣接するパチンコ機のコーナー飾り11で、稼働しているパチンコ機のコーナー飾り11と同じランプ点灯を行う。
図11は、第1実施形態の第2改変例に係るパチンコ機を示している。第1実施形態では、パチンコ機(No.3)の主基板100からの制御コマンドが、隣接するパチンコ機(No.1、No.2、No.4,No.5)の音声制御装置79へ与えられた。これに対して、第1実施形態の第2改変例では、制御コマンドが通信ケーブルを介して、隣接するパチンコ機(No.2、No.4)のランプ制御装置300に与えられる(図8参照)。
【0039】
図11は、稼動しているパチンコ機(No.3)の隣のパチンコ機(No.2、No.4)が稼動していない場合には、隣のパチンコ機で稼動しているパチンコ機と同じ点灯態様を表示した図である。3台のパチンコ機が通信可能に接続されている場合、例えばパチンコ機(No.3)だけが稼動しているとする。パチンコ機(No.3)は主基板100からの制御コマンドを隣のパチンコ機(No.2、No.4)のランプ制御装置300に送信する。受信したパチンコ機(No.2、No.4)のランプ制御装置300は、自主基板100から制御コマンドが所定時間(例えば5分間)送信されていないか判断し、送信されていないとランプ制御装置300のCPU306が判断すると、パチンコ機(No.3)の主基板100から送信された制御コマンドに対応した点灯態様でコーナー飾り11を点灯する。
【0040】
第1実施形態の第2改変例では、隣のパチンコ機でも稼動しているパチンコ機と同じ点灯態様を行うことにより、実際には1台のパチンコ機しか稼動していない島があたかも3台のパチンコ機が稼動しているように思わせることができるので活気のある島になり、遊技客を寄せ付けることができる。尚、第1実施形態の第2改変例では稼動していないパチンコ機で稼動しているパチンコ機と同じ点灯態様を表示したが、稼動しているパチンコ機が点滅態様であれば稼動していないパチンコ機も点滅態様を表示する。
【0041】
[第2実施形態]
引き続き、本発明の第2実施形態に係るパチンコ機について説明する。第1実施形態のパチンコ機では、主基板100から隣接するパチンコ機の音声制御装置79等の副制御基板へ制御コマンドが送られた。これに対して、第2実施形態では、隣接するパチンコ機の副制御基板が相互に双方向通信を行うように構成されている。
【0042】
まず、第2実施形態のパチンコ機同士が接続されている状態およびパチンコ機の主要構成について図12ないし図14を参照して説明する。
図12は、この実施形態のパチンコ機同士が接続されている状態を示す説明図である。図13は、接続状態を裏面から見た説明図である。図14は、第2実施形態のパチンコ機1の主な電気的構成をブロックで示す説明図である。
図14に示すようにパチンコ機に設けられた音声制御装置79は、主基板100から送信された制御コマンドを自分自身以外のパチンコ機の音声制御装置79に送受信可能な通信ケーブルL1が接続されている。通信ケーブルL1の両端には通信端子(雄コネクタ)が設けられていて、音声制御装置79に設けられた通信端子(雌コネクタ)98と接続することにより、パチンコ機からパチンコ機へ制御コマンドを送受信させる。
【0043】
パチンコ機で遊技が行われると主基板100から音声制御装置79へ制御コマンドが送られる。制御コマンドが送られた音声制御装置79は、通信ケーブルL1を経由して自分自身以外のパチンコ機の音声制御装置79に制御コマンドを送信する。自分自身以外のパチンコ機で遊技が行われると通信ケーブルL1を経由して自分自身の音声制御装置に制御コマンドが送信される。第2実施形態では、音声制御装置(副制御基板)79を従属接続することで、何台でも連結でき、島全体の遊技機を相互に接続することが可能である。
【0044】
この第2実施形態では、隣接するパチンコ機が稼働していないときには、稼働しているパチンコ機での音量を大きくする。音量を大きくする方法として、サウンドジェネレータに送信している音量コマンドを、通常送信する音量コマンドよりも大きな音量コマンドに置き換え送信して音量を大きくする。
【0045】
図12のように5台のパチンコ機が通信可能に接続されている場合で、例えば、パチンコ機(No.3)だけが稼動しているとする。パチンコ機(No.3)は自分自身の音声制御装置79から、自分自身以外のパチンコ機の音声制御装置79に対して、所定時間(例えば5分間)主基板100から音声制御装置に制御コマンドが送信されていないか確認コマンドを送信する。確認コマンドを受信した自分自身以外のパチンコ機(No.2、No.4)の音声制御装置79は、返答コマンドをパチンコ機(No.3)の音声制御装置79に送信する。返答コマンドを受信したパチンコ機(No.3)の音声制御装置79は、隣接するパチンコ機(No.2、No.4)が稼働していない時には、大きな音で音声を出力させる。ここでは、隣接するパチンコ機が稼働しているか否かを判断したが、稼動しているパチンコ機が所定台数以下であれば音量を増大させることも可能である。
【0046】
この音声制御装置79による処理について図15のフローチャートを参照して更に詳細に説明する。ここでは、先ず、稼働しているパチンコ機(No.3)の音声制御装置79による処理について説明する。
音声制御装置79のCPU79gは、主基板100からの制御コマンドがあるか否かを判断する(S102)。主基板100から制御コマンドが送られた際には(S102:Yes)、制御コマンドに従い音声を出力する(S104)。ここで、制御コマンドが送られない間は(S102)、所定周期(例えば、5分)経過したかを判断し(S106)、所定周期が経過した際に(S106:Yes)、隣接するパチンコ機(No.2、No.4)が稼働しているか否かを尋ねるための確認コマンドを送信する(S108)。そして、S110にて、確認コマンドを受信したかを判断するが(S110)、ここでは当該S110の判断がNoとなり、隣接するパチンコ機(No.2、No.4)から応答コマンドが送信されたかを判断する(S114)。ここで、応答コマンドが送信された際には(S114:Yes)、該応答コマンドに基づき、隣接パチンコ機(No.2、No.4)が稼働しているか否かを判断する(S116)。ここで、隣接するパチンコ機が稼働している際には(S116:Yes)、音量を通常の値に設定する(S118)。他方、隣接するパチンコ機が稼働していないときには(S116:No)、音量を大きな値に設定する(S120)。これにより、上述したS104での音声出力の際に、サウンドジェネレータに送信コマンドを通常送信する音量コマンドよりも音量が大きな音量コマンドに置き換え送信することで、大きな音で音声を出力させる。
【0047】
次に、稼働していないパチンコ機(No.2)の音声制御装置79による処理について説明する。
S102〜S108までの処理は、上述したパチンコ機(No.3)と同様である。ここで、稼働しているパチンコ機(No.3)から確認コマンドが送られると(S110:Yes)、稼働しているか否かの情報から成る応答コマンドを送信する(S112)。以降の処理は、上述したパチンコ機(No.3)と同様であるため、説明を省略する。
【0048】
第2実施形態では、実際には1台のパチンコ機しか稼動していない島でも稼動しているパチンコ機の音量を大きくすることで稼動している1台のパチンコ機に他の遊技客の視線を集めることができるので、遊技客を寄せ付けることができる。
【0049】
[第2実施形態の第1改変例]
上述した第2実施形態では、隣接するパチンコ機が稼働していないときに音量を大きくした。これに対して、第2実施形態の第1改変例では、所定台数以下しか稼動していないときは稼動しているパチンコ機の音量を小さくする。
【0050】
第2実施形態の第1改変例に係るパチンコ機での稼働しているパチンコ機(No.3)での音声制御装置79のCPU79gによる処理について図16のフローチャートを参照して説明する。ここでは、図12に示すパチンコ機(No.3)での処理を例に挙げて説明する。
先ず、音声制御装置79のCPU79gは、主基板100からの制御コマンドがあるか否かを判断する(S102)。制御コマンドが送られない間は(S102)、所定周期(例えば、5分)経過したかを判断し(S106)、所定周期が経過した際に(S106:Yes)、隣接するパチンコ機(No.2、No.4)に対して、稼働しているか否かを示す状態コマンドを送信する(S108)。そして、隣接するパチンコ機(ここでは、パチンコ機(No.2)及びパチンコ機(No.4))からの状態コマンドが送信されたか判断し(S110)、送信された際には(S110:Yes)、これを受信すると共に(S112)、パチンコ機(No.2)側からの状態コマンドをパチンコ機(No.4)側へ、同様に、パチンコ機(No.4)側からの状態コマンドをパチンコ機(No.2)側へ転送する(S115)。即ち、パチンコ機(No.2、No.4)の稼働状況を示す状態コマンドが、当該パチンコ機(No.3)へ送られ、該パチンコ機(No.2)が、パチンコ機(No.1)の稼働状況を示す状態コマンドをパチンコ機(No.3)側へ転送する。同様に、該パチンコ機(No.4)が、パチンコ機(No.5)の稼働状況を示す状態コマンドをパチンコ機(No.3)側へ転送する。これにより、パチンコ機(No.3)の音声制御装置79は、2台右隣(No.1)から2台左隣(No.5)までの稼働状況を把握できる。ここで、所定以上稼働しているか、即ち、稼働しているのが自分(No.3)だけかを判断し(S116)、自分だけの場合には(S116:No)、音量を小さくし(S120)、5台中の2台以上、即ち、自分以外のパチンコ機も稼働している場合には(S116:Yes)、音量を通常のまま維持する(S118)。ここでは、5台中の稼働状況を把握したが、状態コマンドの転送を繰り返すことで島全体の稼働状況を調べ、音量を調整することも可能である。
【0051】
第2実施形態の第1改変例では、遊技客が少ない島では、稼動しているパチンコ機が少ないので通常使用している音量よりも小さい音量に変更しても遊技者には音が十分聞こえる。このため、音量を小さくすることで、遊技者を遊技に集中させることができる。また、稼動しているパチンコ機の音量を小さくすることにより、遊技を行っている遊技者が音量が大きくてうるさいと感じることが無くなり、遊技客が少ない島でも遊技を行いやすいような環境を提供することができる。
【0052】
尚、第2実施形態の第1改変例では複数あるパチンコ機の内所定台数以下しか稼動していない場合は稼動しているパチンコ機の音量を大きく或いは小さくすることができるように音声制御装置どうしを通信ケーブルで接続したが、図柄制御基板どうしを通信ケーブルで接続することにより図柄態様を変化させることができる。
【0053】
[第2実施形態の第2改変例]
上述した第2実施形態では、隣接するパチンコ機が稼働していないときには、音量を大きくした。これに対して、第2実施形態の第2改変例のパチンコ機では、隣接するパチンコ機が稼働していないときには、稼動しているパチンコ機の図柄態様を大きくする。
【0054】
この第2実施形態の第2改変例のパチンコ機について、図17を参照して説明する。なお、図柄態様を大きくさせる方法としては本来使用している図柄態様よりも大きな図柄態様に変更して表示する。
図17のように5台のパチンコ機が通信可能に接続されている場合、例えばパチンコ機(No.3)だけが稼動しているとする。パチンコ機(No.3)は自分自身以外のパチンコ機の特別図柄制御装置32に対して、所定時間(例えば5分間)主基板100から制御コマンドが送信されていないかの確認コマンドを送信する。確認コマンドを受信した自分自身以外のパチンコ機(No.1、No.2、No.4、No.5)の特別図柄制御装置32は、返答コマンドをパチンコ機(No.3)の特別図柄制御装置32に送信する。返答コマンドを受信したパチンコ機(No.3)の特別図柄制御装置32は、稼動しているパチンコ機が所定台数以下であれば本来使用している図柄態様よりも大きな図柄態様に変更して表示する。
尚、第2実施形態の第2改変例のパチンコ機では図柄態様を本来使用している図柄態様よりも大きな図柄態様に変更したが、本来使用している図柄態様よりも小さくしても構わない。
【0055】
[第2実施形態の第2改変例]
上述した第2実施形態では、隣接するパチンコ機が稼働していない時には、音量を調整した。これに対して、第2実施形態の第2改変例では、隣接するパチンコ機が稼働していないときには、稼動しているパチンコ機の点灯態様を変化させる。
【0056】
即ち、複数あるパチンコ機の内所定台数以下しか稼動していないときは、稼動しているパチンコ機の点灯・点滅態様を明るくする、又は、点灯態様を変化させる。尚、本実施例では所定台数を1台として説明する。なお、点灯態様を変化させる方法としては、本来使用している点灯パターンから別のパターンに変更して表示を行う。
【0057】
図18のように5台のパチンコ機(No.1、No.2、No.3、No.4、No.5)のランプ制御装置300が通信ケーブルL1で通信可能に接続されて、例えばパチンコ機(No.3)だけが稼動しているとする。パチンコ機(No.3)は自分自身以外のパチンコ機のランプ制御装置300に対して、所定時間(例えば5分間)主基板100から制御コマンドが送信されていないかの確認コマンドを送信する。確認コマンドを受信した自分自身以外のパチンコ機のランプ制御装置300は、返答コマンドをパチンコ機のランプ制御装置300に送信する。返答コマンドを受信したパチンコ機(No.3)のランプ制御装置300は、稼動しているパチンコ機が所定台数以下であれば本来使用している点灯パターンから別のパターンに変更して表示する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るパチンコ機同士が接続されている状態を示す説明図である。
【図2】図1の一部の詳細図である。
【図3】図2に示す接続状態を裏面から見た説明図である。
【図4】図1ないし図3に示すパチンコ機を正面から見た説明図である。
【図5】図4に示すパチンコ機に設けられた遊技盤の構成を示す説明図である。
【図6】図4に示すパチンコ機の裏セットの構造を示す説明図である。
【図7】図6中の主基板の平面図である。
【図8】パチンコ機1の主な電気的構成をブロックで示す説明図である。
【図9】音声制御装置による処理を示すフローチャートである。
【図10】第1実施形態の第1改変例に係るパチンコ機同士が接続されている状態を示す説明図である。
【図11】第1実施形態の第2改変例に係るパチンコ機同士が接続されている状態を示す説明図である。
【図12】第2実施形態に係るパチンコ機同士が接続されている状態を示す説明図である。
【図13】第2実施形態に係るパチンコ機の接続状態を裏面から見た説明図である。
【図14】第2実施形態のパチンコ機1の主な電気的構成をブロックで示す説明図である。
【図15】第2実施形態に係るパチンコ機の音声制御装置による処理を示すフローチャートである。
【図16】第2実施形態の第1改変例に係るパチンコ機の音声制御装置による処理を示すフローチャートである。
【図17】第2実施形態の第2改変例に係るパチンコ機の接続状態の説明図である。
【図18】第2実施形態の第3改変例に係るパチンコ機の接続状態を裏面から見た説明図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機(遊技機)
11 コーナー飾り
32 特別図柄制御装置
32e サブCPU
79 音声制御装置
79g サブCPU
79a スピーカ
98 通信端子
100 主基板
112 メインCPU
L1 通信ケーブル
Claims (5)
- 遊技の進行を司る主制御基板と、主制御基板からのコマンドにより遊技の演出を行う副制御基板とを備えてなる遊技機において、
前記主制御基板が、隣接配置された遊技機の副制御基板に対してコマンドを送信することを特徴とする遊技機。 - 遊技の進行を司る主制御基板と、主制御基板からのコマンドにより遊技の演出を行う副基板とを備えてなる遊技機において、
前記副制御基板が、隣接配置された遊技機の副制御基板と通信することを特徴とする遊技機。 - 前記副制御基板が、隣接配置された遊技機の副制御基板と双方向通信することを特徴とする請求項2の遊技機。
- 前記副制御基板は、自遊技機の稼働状況に応じて、送信されたコマンドにより遊技の演出を行うか否かを判断する判断手段を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2の遊技機。
- 前記副制御基板は音声を出力する音声制御装置であって、隣接配置された遊技機の稼働状況に応じて音声出力状況を調整することを特徴とする請求項2の遊技機。
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- 2002-09-04 JP JP2002258494A patent/JP2004089600A/ja not_active Withdrawn
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