JP2004089469A - 歯ブラシ - Google Patents

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Abstract

【課題】植毛高さとかたさを変化させて植毛されたブリッスルによる効率の良い歯間部の刷掃を可能にして、歯垢の除去効果を充分に発揮させることのできる歯ブラシを提供する。
【解決手段】植毛台の植毛面を歯ブラシの軸方向と平行な3mm幅の中央帯状領域16とこれの両側の一対の外側領域17とに区画して、中央帯状領域16上に先端が位置する中央主ブリッスルの平均植毛高さが、外側領域17上に先端が位置する外側主ブリッスルの平均植毛高さよりも高く、且つ、各中央主ブリッスルのかたさ理論値Tinを各中央主ブリッスルの断面積Ainで除した各々の値であるKinの総和ΣKinと、各外側主ブリッスルのかたさ理論値Toutを各外側主ブリッスルの断面積Aoutで除した各々の値であるKoutの総和ΣKoutとの比(ΣKin/ΣKout)が1よりも大きい歯ブラシ。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数本のブリッスルを束ねてなる毛束が植毛台に複数植設されている歯ブラシに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
歯ブラシは、複数本のブリッスルを束ねてなる毛束を、例えば植毛台に設けられた複数の植毛穴に平線を打ち込んだり熱で融着させる方法等によって植設固定することにより形成されるものである。また、歯ブラシは、歯間部、歯面部、歯頸部等の歯の部位に応じた適切な刷掃を効率良く行って歯垢等を効果的に除去できるように、毛束の配置やブリッスルの毛先の形状等に様々な工夫がなされている。
【0003】
一方、歯間部の刷掃を効率良く行える歯ブラシとしては、例えばブリッスルの植毛高さを変化させて毛丈の長いブリッスルの毛先が歯間部に入り込み易くなるようにしたものが考えられるが、毛丈の高低差を大きくし過ぎたり、毛丈の長いブリッスルの配置が適切でないと、毛丈の短い他のブリッスルとの関係で、コシが弱くなって撓みすぎることになり、歯垢の除去効果を充分に発揮できない場合がある。
【0004】
本発明は、植毛高さとかたさを変化させて植毛されたブリッスルによる効率の良い歯間部の刷掃を可能にして、歯垢の除去効果を充分に発揮させることのできる歯ブラシを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数本のブリッスルを束ねてなる毛束が植毛台に複数植設されている歯ブラシであって、前記植毛台に植設された前記複数本のブリッスルの先端を平坦な面に当接させて前記植毛台の後側から300gの荷重を垂直に負荷しつつ刷掃した際に前記平坦な面に先端が接触するブリッスルである主ブリッスルについて、前記植毛台の植毛面を歯ブラシの軸方向と平行な3mm幅の中央帯状領域とこれの両側の一対の外側領域とに区画して、ブリッスルの先端が前記中央帯状領域上に位置する主ブリッスルを中央主ブリッスル、前記外側領域上に位置する主ブリッスルを外側主ブリッスルとした場合に、前記中央主ブリッスルの平均植毛高さが、前記各外側領域における外側主ブリッスルの平均植毛高さよりも高く、且つ、下記(式2)で求められる各中央主ブリッスルのかたさ理論値Tinを各中央主ブリッスルの断面積Ainで除した各々の値であるKinの総和ΣKinと、下記(式2)で求められる各外側主ブリッスルのかたさ理論値Toutを各外側主ブリッスルの断面積Aoutで除した各々の値であるKoutの総和ΣKoutとの比(ΣKin/ΣKout)が1よりも大きい歯ブラシを提供することにより、上記目的を達成したものである。
【0006】
【数2】
Figure 2004089469
【0007】
また、本発明の歯ブラシは、前記中央主ブリッスルの平均植毛高さが、各々の前記外側領域における外側主ブリッスルの平均植毛高さよりも0.1〜4.0mm高く、前記総和ΣKinと総和ΣKoutとの比(ΣKin/ΣKout)が1.05〜4.0であることが好ましい。
【0008】
ここで、本願において、「主ブリッスル」は、図4(a),(b)にモデル化して示すように、植毛台50に植設された複数本のブリッスル51の先端を平坦な面52に当接させて植毛台50の後側から300gの荷重Pを垂直に負荷しつつ刷掃した際に、平坦な面52に先端が接触するブリッスル51aを意味するものであり、300gの荷重Pが垂直に負荷されて植毛台50が変位sだけ移動してもその先端が平坦な面52に当接しない、最も長いブリッスルと51aとの毛丈の段差が変位sよりも大きいブリッスル51bを除いて考える趣旨である。
【0009】
また、本願において、「ブリッスルのかたさ理論値T」は、図5に示す梁の撓み式に関する模式図において、梁を円形断面のものとして下記(式3)によって得られた撓み(v)の逆数(1/v)として求められる値であって、下記(式4)によって表されるものである。
【0010】
【数3】
Figure 2004089469
【0011】
【数4】
Figure 2004089469
【0012】
さらに、本願において、中央主ブリッスルは、歯ブラシの軸方向と平行な3mm幅の中央帯状領域に植設されてその先端が当該中央帯状領域の上方に位置する主ブリッスルであって、毛束が中央帯状領域と外側領域との間の区画線に跨って植設されている場合には、当該区画線で分けて中央帯状領域側に配置された主ブリッスルを中央主ブリッスルとし、外側領域側に配置された主ブリッスルを外側主ブリッスルとするものである。
【0013】
なお、中央帯状領域の幅を3mmとしたのは、後述する歯垢除去率のモデル試験により、中央帯状領域における中央主ブリッスルと各外側領域における外側主ブリッスルとの平均植毛高さの差である凸型の内外段差と、中央主ブリッスルと各外側主ブリッスルのかたさの内外比(ΣKin/ΣKout)とを統一した条件下で、中央帯状領域の幅を変化させつつ歯垢除去率に対するパラメータを調べた結果、中央帯状領域の幅を3mmとすることによって歯垢除去率の変化が特に顕著に現れたことによるものである。
【0014】
そして、本発明の歯ブラシによれば、中央主ブリッスルの平均植毛高さが、前記各外側領域における外側主ブリッスルの平均植毛高さよりも大きく、且つ各中央主ブリッスルのかたさ理論値Tinを断面積Ainで除した値であるKinの総和ΣKinと、各外側主ブリッスルのかたさ理論値Toutを断面積Aoutで除した値の総和ΣKoutとの比(ΣKin/ΣKout)(かたさの内外比)が1よりも大きくなっているので、外側主ブリッスルよりも毛丈の長い中央主ブリッスルの毛先が刷掃時に歯間部に容易且つスムーズに入り込んで効率良く歯間部の刷掃をおこなうことが可能になる。
【0015】
また中央主ブリッスルの植毛高さの方が外側主ブリッスルの植毛高さよりも大きくなっているにもかかわらず、中央主ブリッスルの全体のかたさが外側主ブリッスルの全体のかたさよりもかたくなっていることにより、中央主ブリッスルは、コシが弱くなったり撓みすぎることがなく、これによって歯垢の除去効果を充分に発揮することが可能になる。
【0016】
すなわち、中央帯状領域における中央主ブリッスルと外側領域における外側主ブリッスルとの平均植毛高さの差である内外段差を凸型にすると共に当該内外段差を大きくすることと、かたさの内外比(ΣKin/ΣKout)を大きくすることとは、いずれも歯間部の歯垢除去率を向上させる要因になるものと考えられるが、通常は内外段差を凸型にすると、かたさの内外比(ΣKin/ΣKout)は1以下になる。一方、本発明によれば、中央主ブリッスルと外側主ブリッスルとによる内外段差が凸型となっているにもかかわらず、かたさの内外比(ΣKin/ΣKout)が1よりも大きく保持されていることにより、これらの相乗効果によって、優れた歯間部の歯垢の除去効果が得られることになる。
【0017】
なお、本発明によれば、中央主ブリッスルと外側主ブリッスルとの内外段差を凸型にすると共に、かたさの内外比(ΣKin/ΣKout)が1よりも大きくなるように調整する手段としては、例えば各主ブリッスルの毛の太さを調整する方法、各主ブリッスルの毛の材質を調整する方法等を採用することができる。
【0018】
また、本発明によれば、中央主ブリッスルと各々の外側領域における外側主ブリッスルとの平均植毛高さの差である凸型の内外段差を0.1〜4.0mmとし、かたさの内外比(ΣKin/ΣKout)を1.05〜4.0とすることにより、さらに確実に歯垢の除去効果を向上させることが可能になると共に、使用時における歯間到達感の格段の向上と、外側領域に必然的にやわらかい毛を配置することによる歯肉為害性の低減が可能になる。
【0019】
そして、凸型の内外段差の範囲を0.1〜4.0mmとすれば、かたさの内外比が1.05〜4.0の範囲で、少しでも段差があれば歯垢除去効果が向上することになる。凸型の内外段差が4.0mm以上では、外側のブリッスルが短かすぎて内側のブリッスルの外側へのはみ出しの阻止効果が低減することになり、歯垢除去効果が低下ことになる。
【0020】
また、かたさの内外比の範囲を1.05〜4.0とすれば、凸型の内外段差が0.1〜4.0mmの範囲で、内側が外側より少しでもかくなって歯垢除去効果が向上することになる。かたさの内外比が4.0を超えると内側と外側のブリッスルのかたさの差が大きすぎて歯垢除去効果が低減することになる。かたさの内外比が4.0を超えた場合には、内側のブリッスルが適度なかたさとなるように、例えばTinの総和ΣTin=0.05〜0.20(Eはナイロンブリッスルの弾性率を180kg/mm、k=1として計算)としても、外側の毛がやわらかすぎて内側のブリッスルの外側へのはみ出しを阻止できなくなって歯垢除去効果が低下し、外側のブリッスルを適度なかたさとしても、内側の毛がかたすぎてブラッシングの際に歯ぐきを傷つけるという問題が生じることになる。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1に示す本発明の好ましい第1実施形態に係る歯ブラシ10は、把持部(図示せず)と植毛台11とこれらを連結する首部12とからなる歯ブラシ本体の植毛台11に形成した複数の植毛穴13に、複数本のブリッスル14a,14b,14c,14dを束ねてなる毛束(タフト)15a,15b,15c,15dを各々植毛(植設)することによって構成されている。
【0022】
本第1実施形態の歯ブラシ10によれば、歯ブラシ本体は、例えばポリプロピレン、ABS樹脂等の合成樹脂からなる公知のもので、その植毛台11の平坦な植毛面には、直径が1.2mmの円形断面の植毛穴13が千鳥状に整列されて、植毛面の略全域に亘って縦横40箇所に分散配置されていると共に、これらの植毛穴13には、図1において白丸で略示される第1毛束15aが12箇所に、黒丸で略示される第2毛束15bが2箇所に、丸に十字を描いて略示される第3毛束15cが8箇所に、二重丸で略示される第4毛束15dが18箇所に各々植毛されている。
【0023】
また、各毛束15a,15b,15c,15dを構成するブリッスル14a,14b,14c,14dは、ナイロン等の合成樹脂からなる例えば6〜9milの太さを有するフィラメント材であって、これを例えば十数本〜数十本束ねることによって各毛束15a,15b,15c,15dが形成される。
【0024】
本第1実施形態によれば、植毛台11の植毛面を歯ブラシ10の軸方向Xと平行な一対の区画線18によって3mm幅の中央帯状領域16とこれの両側の一対の外側領域17とに区画した際に、中央帯状領域16には12箇所の第1毛束15aと2箇所の第2毛束15bとが植毛され、各外側領域17には、各々4箇所の第3毛束15cと9箇所の第4毛束15dとが植毛されることになる。なお、本第1実施形態によれば、中央帯状領域16と外側領域17との間の区画線18に隣接して配置される第1毛束15a、第3毛束15c、第4毛束15dの周縁部に位置するブリッスル14a,14c,14dの一部が、中央帯状領域16側又は外側領域17側にはみ出して植毛されている。
【0025】
そして、本第1実施形態によれば、第1毛束15aは、太さが9mil(0.229mm)の第1ブリッスル14aを16本束ねて構成されており、各第1ブリッスル14aは植毛面から11.5mmの毛丈で植毛されている。また第2毛束15bは、太さが8mil(0.203mm)の第2ブリッスル14bを20本束ねて構成されており、各第2ブリッスル14bは植毛面から11.5mmの毛丈で植毛されている。さらに、第3毛束15cは、太さが7mil(0.178mm)の第3ブリッスル14cを26本束ねて構成されており、各第3ブリッスル14cは植毛面から10.5mmの毛丈で植毛されている。さらにまた、第4毛束15dは、太さが6mil(0.152mm)の第4ブリッスル14dを34本束ねて構成されており、各第4ブリッスル14dは植毛面から10.5mmの毛丈で植毛されている。
【0026】
これらによって、本第1実施形態の歯ブラシ10によれば、各毛束15a,15b,15c,15dを構成するブリッスル14a,14b,14c,14dの全てが、植毛台11に植設された複数本のブリッスルの先端を平坦な面に当接させて植毛台11の後側から300gの荷重を垂直に負荷しつつ刷掃した際に平坦な面に先端が接触するブリッスルである主ブリッスルを構成することになる。
【0027】
また中央帯状領域16に植毛されてその先端が当該中央帯状領域16の上方に位置する第1ブリッスル14a,第2ブリッスル14b等による中央主ブリッスルの平均植毛高さが、各外側領域17に植毛されてその先端が当該外側領域17の上方に位置する第3ブリッスル14c,第4ブリッスル14d等による外側主ブリッスルの平均植毛高さよりも例えば1.0mm高くなると共に、各中央主ブリッスルのかたさ理論値Tinを各中央主ブリッスルの断面積Ainで除した各々の値であるKinの総和ΣKinと、各外側主ブリッスルのかたさ理論値Toutを各外側主ブリッスルの断面積Aoutで除した各々の値であるKoutの総和ΣKoutとの比(ΣKin/ΣKout)(かたさの内外比)が例えば1.5となる。
【0028】
そして、本第1実施形態の歯ブラシ10によれば、植毛高さを変化させて植毛されたブリッスル14a,14b,14c,14dによる効率の良い歯間部の刷掃を可能にして、歯垢の除去効果を充分に発揮させることが可能になる。すなわち、本第1実施形態によれば、中央帯状領域16における中央主ブリッスルと各外側領域17における外側主ブリッスルとの平均植毛高さの差である凸型の内外段差が例えば1.0mmとなっており、また中央主ブリッスルと外側主ブリッスルによるかたさの内外比(ΣKin/ΣKout)が1.5となっているので、外側主ブリッスルよりも毛丈の長い中央主ブリッスルの毛先が刷掃時に歯間部に容易且つスムーズに入り込んで効率良く歯間部の刷掃をおこなうことが可能になる。
【0029】
また中央主ブリッスルの植毛高さの方が外側主ブリッスルの植毛高さよりも大きくなっているにもかかわらず、中央主ブリッスルの全体のかたさが外側主ブリッスルの全体のかたさよりもかたくなっていることにより、中央主ブリッスルは、コシが弱くなったり撓みすぎることがなく、これによって歯垢の除去効果を充分に発揮することが可能になる。
【0030】
図2(a)及び(b)は、本発明の好ましい第2実施形態に係る歯ブラシ20を示すものであり、本第2実施形態に係る歯ブラシ20は、把持部(図示せず)と植毛台21とこれらを連結する首部22とからなる歯ブラシ本体の植毛台21に形成した複数の植毛穴23a,23b,23c,23dに、複数本のブリッスル24a,24b,24c,24dを束ねてなる毛束(タフト)25a,25b,25c,25dを各々植毛(植設)することによって構成されている。
【0031】
また、本第2実施形態の歯ブラシ20によれば、歯ブラシ本体は、上記第1実施形態の歯ブラシ10と同様に、例えばポリプロピレン、ABS樹脂等の合成樹脂からなる公知のもので、その植毛台21の平坦な植毛面には、これの略全域に亘って、歯ブラシ20の軸方向Xと平行な短軸が0.8mm、これと垂直な長軸が3.0mmのトラック円形状の第1植毛23a穴が5箇所に、歯ブラシ20の軸方向Xと平行な長軸が2.2mm、これと垂直な短軸が0.8mmのトラック円形状の第2植毛穴23bが16箇所に、長軸が1.5mm、短軸が0.8mmのトラック円形状の第3植毛穴23cが5箇所に、同じく長軸が1.5mm、短軸が0.8mmのトラック円形状の第4植毛穴23dが7箇所に形成されている。
【0032】
そして、5箇所の第1植毛23a穴には、図2(a)において陰線を描いて略示される第1毛束25aが、16箇所の第2植毛23b穴には、歯ブラシ20の軸方向Xに片寄せた丸を描いて略示される第2毛束25bが、5箇所の第3植毛穴23cには、黒塗りで略示される第3毛束25cが、7箇所の第4植毛穴23dには、白塗りで略示される第4毛束25dが、各々植毛されている。
【0033】
また、本第2実施形態によれば、植毛台21の植毛面を歯ブラシ20の軸方向Xと平行な一対の区画線28によって3mm幅の中央帯状領域26とこれの両側の一対の外側領域27とに区画した際に、中央帯状領域26には、5箇所の第1毛束25aと5箇所の第3毛束25cと1箇所の第4毛束25dとが植毛され、各外側領域27には、各々8箇所の第2毛束25bと3箇所の第4毛束25dとが植毛されることになる。なお、本第2実施形態によれば、中央帯状領域26と外側領域27との間の区画線28に隣接して配置される第3毛束25c、第4毛束25dは、その一部のブリッスル24c,24dが、中央帯状領域26側又は外側領域27側にはみ出して植毛されている。
【0034】
さらに、本第2実施形態によれば、第1毛束25aは、太さが9mil(0.229mm)の第1ブリッスル24aを38本束ねて構成されており、各第1ブリッスル24aは植毛面から11.5mmの毛丈で植毛されている。また第2毛束25bは、太さが7mil(0.178mm)の第2ブリッスル24bを48本束ねて構成されており、各第2ブリッスル24bは植毛面から9.0〜11.5mmの毛丈で植毛されている。さらに、第3毛束25cは、太さが9mil(0.229mm)の第3ブリッスル24cを15本束ねて構成されており、各第3ブリッスル24cは植毛面から11.0〜12.0mmの毛丈(植毛台21の先端側の第3毛束25cを構成する第3ブリッスル24cから順番に11.5mm、12.0mm、11.5mm、11.0mmの毛丈)で植毛されている。さらにまた、第4毛束25dは、太さが8mil(0.203mm)の第4ブリッスル24dを19本束ねて構成されており、各第4ブリッスル24dは植毛面から10.5〜11.5mmの毛丈(植毛台21の先端側の第4毛束25dを構成する第4ブリッスル24dから順番に11.5mm、11.0mm、10.5mmの毛丈)で植毛されている。
【0035】
したがって、本第2実施形態によれば、5箇所の第3毛束25cと7箇所の第4毛束25dとを合わせた毛束群全体の上端のブラシ面は、植毛台21の先端側から2列目の2つの第3毛束25c(毛丈12.0mm)が最も高くなった、歯ブラシ20の側方から視て山型の形状を形成している(図2(b)参照)。
【0036】
さらにまた、本第2実施形態によれば、上記第2毛束25bは、図2(a)のA部にその上面図及び側面図を拡大して示すように、最も高い毛丈(11.5mm)の8本の第2ブリッスル24bから、最も低い毛丈(9.0mm)の第2ブリッスル24bに亘って、先端形状が凹状の湾曲形状となるように第2ブリッスル24bの毛丈を順次低くした状態で植毛されるものであり、これによって、植毛台21の後側から300gの荷重を垂直に負荷しつつ刷掃した際に、毛丈の長い方の21本の第2ブリッスル24bのみの先端が平坦な面に当接して、当該21本の第2ブリッスル24bのみが主ブリッスルを構成することになる。
【0037】
上述のように各毛束25a,25b,25c,25dが植毛台21に植毛されることにより、本第2実施形態の歯ブラシ20によれば、毛丈の短い方の27本の第2ブリッスル24bを除いて、各毛束25a,25b,25c,25dを構成するブリッスル24a,24b,24c,24dが、植毛台11に植設された複数本のブリッスルの先端を平坦な面に当接させて植毛台11の後側から300gの荷重を垂直に負荷しつつ刷掃した際に平坦な面に先端が接触するブリッスルである主ブリッスルを構成することになる。
【0038】
また中央帯状領域26に植毛される第1ブリッスル24a,第3ブリッスル24c等による中央主ブリッスルの平均植毛高さが、各外側領域27に植毛された第2ブリッスル24b,第4ブリッスル24d等による外側主ブリッスルの平均植毛高さよりも0.65mm高くなると共に、各中央主ブリッスルのかたさ理論値Tinを各中央主ブリッスルの断面積Ainで除した各々の値であるKinの総和ΣKinと、各外側主ブリッスルのかたさ理論値Toutを各外側主ブリッスルの断面積Aoutで除した各々の値であるKoutの総和ΣKoutとの比(ΣKin/ΣKout)(かたさの内外比)が1.25となる。
【0039】
そして、本第2実施形態の歯ブラシ20によっても、中央帯状領域26における中央主ブリッスルと各外側領域27における外側主ブリッスルとの平均植毛高さの差である凸型の内外段差が0.65mmとなっており、また中央主ブリッスルと外側主ブリッスルによるかたさの内外比(ΣKin/ΣKout)が1.25となっているので、上記第1実施形態の歯ブラシ10と同様の作用効果を奏することになる。
【0040】
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、植毛台における植毛穴の形状や配置、各毛束を構成するブリッスルの太さ、本数等は上記各実施形態のものに限定されるものではない。
【0041】
【実施例】
以下、実施例及び比較例により、本発明の歯ブラシをさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0042】
〔実施例1,2〕
上記第1実施形態の歯ブラシ10と同様の構成を有する歯ブラシを実施例1の歯ブラシとし、上記第2実施形態の歯ブラシ20と同様の構成を有する歯ブラシを実施例2の歯ブラシとして、後述の歯垢除去率のモデル試験により、歯垢除去率の評価を行った。評価の結果を図6に示す。なお、上述のように、中央帯状領域における中央主ブリッスルと各外側領域における外側主ブリッスルとの平均植毛高さの差である凸型の内外段差は、実施例1では1.0mm、実施例2では0.65mmでありとなっており、また中央主ブリッスルと外側主ブリッスルによるかたさの内外比(ΣKin/ΣKout)は、実施例1では1.5、実施例2では1.25である。
【0043】
〔比較例1〜3〕
市販品A(商品名「Doマルチ〔ふつう〕」サンスター社製)を比較例1の歯ブラシとし、市販品B(商品名「Doクリア〔ふつう〕」サンスター社製)を比較例2の歯ブラシとし、市販品C(商品名「PCクリニカ歯根ケア〔ふつう〕」ライオン社製)を比較例3の歯ブラシとして、各歯ブラシについて、中央帯状領域における中央主ブリッスルと各外側領域における外側主ブリッスルとの平均植毛高さの差である内外段差と、中央主ブリッスルと外側主ブリッスルによるかたさの内外比(ΣKin/ΣKout)とを算出すると共に、後述の歯垢除去率のモデル試験により、歯垢除去率の評価を行った。評価の結果を図6に示す。なお、算出された内外段差は、比較例1では−0.3mm、比較例2では0mm、比較例3では0.78mmだった。また算出されたかたさの内外比(ΣKin/ΣKout)は、比較例1では1.4、比較例2では1.0、比較例3では0.98だった。
【0044】
〔歯垢除去率のモデル試験〕
図3に示すように、R4の曲面同士を向き合わせたアルミブロックによる歯間部モデル30を作成し、この歯間部モデル30の表面に歯垢モデルとしてビデオテープ磁性層31を取り付けた。ビデオテープとして、西友プライベートブランドの「S‘RIBBON」スタンダードタイプ(120分、型番3T−120SR)」を使用した。作成した歯間部モデル30に対して、ブラッシングマシーンを用いて実施例1,2の歯ブラシ、及び比較例1〜3の歯ブラシの各々による刷掃を行った。刷掃条件は、荷重300g、速度120rpm、振幅30mm、回数120回とし、ハミガキとして研磨促進剤であるアパガードMプラス(商品名、サンギ社製)を使用した。2πR×幅5mmの領域を歯間部の評価領域32をとし、刷掃後にビデオテープ磁性層31を展開して、デジタルカメラで撮影すると共に画像解析した。画像解析によって、評価領域32において磁性層が剥がれて白くなった部分の面積の比率を計算し、歯間部における歯垢除去率とした。評価の結果を図3の各円の中の数値(%)で示す。
【0045】
図6に示す評価結果によれば、本発明に係る実施例1,2の歯ブラシは、歯間部の歯垢の除去効果について、市販の比較例1〜3の歯ブラシと比較して極めて高い評価が得られることが判明する。
【0046】
【発明の効果】
本発明の歯ブラシによれば、植毛高さとかたさを変化させて植毛されたブリッスルによる効率の良い歯間部の刷掃を可能にして、歯垢の除去効果を充分に発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る歯ブラシの要部を示す略示平面図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係る歯ブラシの要部を示す(a)は略示平面図及び部分拡大図、(b)は略示側面図である。
【図3】歯垢除去率のモデル試験の説明図である。
【図4】(a),(b)は、植毛台の後側から300gの荷重Pを垂直に負荷しつつ刷掃した際に、平坦な面に先端が接触する主ブリッスルの説明図である。
【図5】ブリッスルのかたさ理論値Tを求める際の梁の撓み式を説明する模式図である。
【図6】歯垢除去率のモデル試験の評価結果を示すチャートである。
【符号の説明】
10,20 歯ブラシ
11,21 植毛台
12,22 首部
13 植毛穴
14a,24a 第1ブリッスル
14b,24b 第2ブリッスル
14c,24c 第3ブリッスル
14d,24d 第4ブリッスル
15a,25a 第1毛束
15b,25b 第2毛束
15c,25c 第3毛束
15d,25d 第4毛束
16,26 中央帯状領域
17,27 外側領域
18,28 区画線
23a 第1植毛穴
23b 第2植毛穴
23c 第3植毛穴
23d 第4植毛穴
X 歯ブラシの軸方向

Claims (2)

  1. 複数本のブリッスルを束ねてなる毛束が植毛台に複数植設されている歯ブラシであって、
    前記植毛台に植設された前記複数本のブリッスルの先端を平坦な面に当接させて前記植毛台の後側から300gの荷重を垂直に負荷しつつ刷掃した際に前記平坦な面に先端が接触するブリッスルである主ブリッスルについて、前記植毛台の植毛面を歯ブラシの軸方向と平行な3mm幅の中央帯状領域とこれの両側の一対の外側領域とに区画して、ブリッスルの先端が前記中央帯状領域上に位置する主ブリッスルを中央主ブリッスル、前記外側領域上に位置する主ブリッスルを外側主ブリッスルとした場合に、
    前記中央主ブリッスルの平均植毛高さが、前記各外側領域における外側主ブリッスルの平均植毛高さよりも高く、
    且つ、下記(式1)で求められる各中央主ブリッスルのかたさ理論値Tinを各中央主ブリッスルの断面積Ainで除した各々の値であるKinの総和ΣKinと、下記(式1)で求められる各外側主ブリッスルのかたさ理論値Toutを各外側主ブリッスルの断面積Aoutで除した各々の値であるKoutの総和ΣKoutとの比(ΣKin/ΣKout)が1よりも大きい歯ブラシ。
    Figure 2004089469
  2. 前記中央主ブリッスルの平均植毛高さが、各々の前記外側領域における外側主ブリッスルの平均植毛高さよりも0.1〜4.0mm高く、前記総和ΣKinと総和ΣKoutとの比(ΣKin/ΣKout)が1.05〜3.0である請求項1記載の歯ブラシ。
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