JP2004089430A - X線ct装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】客観的なデータに基づいた最適な撮像条件で断層撮影を行うことができるX線CT装置を提供する。
【解決手段】被検者4が寝台15sに載ると、重量検出手段15aが被検者4の体重を検出して、その重量情報がガントリ・寝台制御装置20を介してホストCPU21に送信され、ホストCPU21は記憶手段21bに記憶された最適な撮像条件を検索して読み出し、ガントリ・寝台制御装置20に設定し、撮像条件表示装置5aに最適な撮像条件を表示する。放射線技師はこれを確認し、設定スイッチによって、その撮像条件に基づいてスキャン準備を行い、撮影が開始される。
【選択図】 図1
【解決手段】被検者4が寝台15sに載ると、重量検出手段15aが被検者4の体重を検出して、その重量情報がガントリ・寝台制御装置20を介してホストCPU21に送信され、ホストCPU21は記憶手段21bに記憶された最適な撮像条件を検索して読み出し、ガントリ・寝台制御装置20に設定し、撮像条件表示装置5aに最適な撮像条件を表示する。放射線技師はこれを確認し、設定スイッチによって、その撮像条件に基づいてスキャン準備を行い、撮影が開始される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被検者の断層像を得るX線CT装置に係わり、特に、被検者に応じた最適なX線撮像条件の設定に関する。
【0002】
【従来の技術】
X線CT装置は、被検者の体軸を中心にX線管とX線検出器が円周方向に回転しながらX線管からX線を放射し、それと対向した円形配置の複数個の検出器で被検者を透過したX線量を検知して、その信号をコンピュータ処理して画像を構成するものである。
図5に、従来のX線CT装置の側面図(a)と正面図(b)を示す。天板17上の被検者4を中心にして、回転軸25の回転中心26の周りに、X線管2と検出器12とが、ガントリ1内の回転部27のリング枠で、ホストCPU21からの指令でガントリ・寝台制御装置20の制御によって、回転しながらX線を放射する。その回転速度は、高級機クラスのフルスキャン(360度)で1秒以下である。このスキャン中に、例えば腹部スライスであれば、X線条件として120kV、200mAs程度のX線量が被検者4に照射される。このX線ビームはX線管2の射出口のコリメータで扇状に絞られ、被検者4に当たり一部は散乱し、透過したX線が検出器12に入射して画像診断情報として処理される。スパイラルスキャンモード(天板17を一定の速度でガントリ1内に移動し、X線管2と検出器12を連続回転して撮影するもので、ヘリカルスキャンモードともいう)による高速連続撮影は、天板17の移動を撮影中に行なうため広い範囲を短時間で撮影できるので、CTの主流として普及している。検出器12からの出力信号は、データ収集部22(DAS)の増幅器、サンプルホールド回路、マルチプレクサ、A/D変換器、インターフェース等の回路を経由してメモリに記憶される。そして、システム制御の中枢であるホストCPU21は、マイクロプロセッサ、及び、メモリ、ハードディスク、磁気ディスクなどの記憶手段21b、入力装置21aなどの周辺機器を備え、このホストCPU21と再構成装置23と画像表示装置24とスキャン制御部(図示せず)などにより、データ処理が行われ再構成装置23の高速演算処理により画像が再構成されて、画像データは磁気ディスクにファイルされると同時に、画像表示装置24でアナログ信号としてモニタに表示される。
最近、さらに画像再構成処理速度を従来の10倍以上に高速化できるようになり、スキャン中に並行してリアルタイムで画像を毎秒数コマの速度で、動画のように表示できる機能を有したCT透視法が実用化され、従来のX線透視のようにリアルタイムで連続的に観察できる。
【0003】
上記のように被検者4の診断部位をスライスしてその断層像を得るためには、寝台15は、被検者4が天板17上に載せられ、天板17の一端に取付けられたヘッドレストに、被検者4の頭部が載せられて固定され、被検者4を載せた天板17が寝台15により上下に昇降され、X線CT装置のガントリ1のスライス穴の回転軸25と、被検者4の診断部位との高さが合うように調整される。そして、スライド部16によって天板17上の被検者4の診断部位の撮影スタート位置が、ガントリ1内の回転中心26のスライス位置まで移動される。そして、放射線技師は被検者4の体格から経験に基づいて、入力装置21aを用いて撮像条件を入力する。そして、スパイラルスキャンモードによる高速連続撮影を行うときは、スライド部16が所定の速度で天板17をガントリ1のスライス穴の奥方向に移動させ、広い範囲のCT撮影が短時間に行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のX線CT装置は以上のように構成されているが、その回転速度は、高級機クラスのハーフスキャン(210〜240度)で0.6秒、フルスキャン(360度)で1秒程度であり、普及機で2〜5秒である。このスキャン中に、最適な撮像条件のX線量が被検者4に照射される。
最適な撮像条件は、被検者4の体格、肥満の状態、診断すべき断層部位、回転速度などにより異なるので、通常、撮像条件は標準的な体格に基づいてプリセットされており、放射線技師が設定内容を確認し、必要な場合は設定を変更していた。そのため、撮像条件の設定は、放射線技師の経験に基づいているため、主観的であり、入力をやり直す場合が生じ、作業が煩雑になり効率的でないという問題がある。また、必要以上の線量を被検者に被ばくさせる場合がある。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、客観的なデータに基づいた最適な撮像条件で断層撮影を行うことができるX線CT装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明のX線CT装置は、寝台に載せられた被検者の体軸を中心にX線管とX線検出器が円周方向に回転しながらX線管からX線を放射し、それと対向した円形配置の複数個の検出器で被検者を透過したX線量を検知し、その信号をコンピュータ処理して画像を再構成するX線CT装置において、前記寝台に被検者を載せたとき被検者の体重を測定する重量検出手段と、被検者の体重とそれに応じた最適な撮像条件のデータが収納された記憶手段と、前記重量検出手段からの検出データがホストCPUに送信され前記記憶手段から最適な撮像条件が読み出され表示される撮像条件表示装置とを設けて、被検者の体重に応じた最適な撮像条件で断層像を撮像することができるようにしたものである。
【0007】
また、本発明のX線CT装置は、寝台に載せられた被検者の体軸を中心にX線管とX線検出器が円周方向に回転しながらX線管からX線を放射し、それと対向した円形配置の複数個の検出器で被検者を透過したX線量を検知し、その信号をコンピュータ処理して画像を再構成するX線CT装置において、前記寝台に被検者を載せたとき被検者の体重を測定する重量検出手段と、被検者の少なくとも性別または年齢または身長を含む情報を入力する入力装置と、被検者の前記情報に応じた最適な撮像条件のデータが収納された記憶手段と、前記重量検出手段からの検出データがホストCPUに送信され前記入力装置から投入された情報により前記記憶手段から最適な撮像条件が読み出され表示される撮像条件表示装置とを設けて、被検者の前記情報に応じた最適な撮像条件で断層像を撮像することができるようにしたものである。
【0008】
本発明のX線CT装置は上記のように構成されており、寝台に重量検出手段を装備し、一方ホストCPUのハードディスクなどの記憶手段に、被検者の体重(および、性別、年齢、身長など)とそれに応じた最適な撮像条件の客観的なデータが収納されており、被検者が寝台に載ると重量検出手段で体重が計測され、(また、入力装置によって被検者の性別、年齢、身長などの情報が入力されて、)その重量データ(および、性別、年齢、身長などの情報)がホストCPUに送信され、ホストCPUは、重量情報(および、性別、年齢、身長などの情報)から記憶手段を検索し、最適な撮像条件が読み出され、撮像条件表示装置に表示され、制御部に設定される。そして、ガントリ・寝台制御装置は、その撮像条件に基づいてスキャン準備を開始する。このような検査の流れに沿って行うことで放射線技師の操作に無駄が無くなり、従来、放射線技師の経験に基づいていた被検者の撮像条件設定が簡便にできるため、検査時間を短縮することができ、さらに、必要以上の線量を被検者に被ばくさせることなく、最適な撮像条件で鮮明な断層画像を得ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明のX線CT装置の一実施例を、図1を参照しながら説明する。図1は本発明のX線CT装置の構成ブロックを示し、(a)は側面図、(b)は正面図を示す。
本X線CT装置は、被検者4を載せ体重を測定することができる重量検出手段15aを備えた寝台15sと、X線管2と被検者4を挟んで対向配置された検出器12とを回転軸25の周りにX線を放射しながら回転する回転部27を備えたガントリ1と、ガントリ1内の回転部27、X線管2及び寝台15sを制御するガントリ・寝台制御装置20と、ガントリ1内の検出器12からの信号を収集するデータ収集部22、再構成する再構成装置23、及び再構成された画像を表示する画像表示装置24からなる画像処理部と、被検者4の体重とそれに応じた最適な撮像条件のデータが収納された記憶手段21bと、重量検出手段15aからの検出データがホストCPU21に送信され記憶手段21bから最適な撮像条件が読み出され表示される撮像条件表示装置5aと、データ及び指令を入力する入力装置21aと、システム全体を統括するホストCPU21とから構成されている。
【0010】
本X線CT装置は、図5に示す従来のX線CT装置の寝台15に、被検者4の体重を測定する重量検出手段15aを上部に付加し寝台15sとし、記憶手段21bに被検者4の体重とそれに応じた最適な撮像条件のデータを収納して、重量検出手段15aからの体重の検出データをホストCPU21に送信し、記憶手段21bから最適な撮像条件を検索して読み出し、撮像条件表示装置5aを新設して撮像条件を表示し、被検者4の体重に応じた最適な撮像条件で断層像を撮像することができるようにしたものである。
【0011】
本X線CT装置を構成する各部について説明する。
寝台15sは、被検者4を載せ体重を測定することができる重量検出手段15aが、天板17と一体となって上部に設けられ、被検者4が天板17に載せられると、被検者4の体重が検出され、その検出信号はガントリ・寝台制御装置20に入力され、ホストCPU21に送信される。また、寝台15sは、上下昇降機能を有し、被検者4をガントリ1の回転軸25の高さまで移動させることができる。そして、被検者4を載せた天板17がスライド部16によってガントリ1の回転中心26の方向に水平移動することができる。
ガントリ1は、内部にX線管2と対向配置された検出器12とが、回転軸25の周りに回転する回転部27に取り付けられ、X線を放射しながら回転し、被検者4の回転中心26の断面をX線が透過し、検出器12によって検出される。検出された出力信号はデータ収集部22に送られる。
ガントリ・寝台制御装置20は、ガントリ1内の回転部27、X線管2、及び寝台15sを制御するもので、回転部27の回転速度、X線管2に供給する撮像条件、及び寝台15sの重量検出手段15aからの信号、寝台の昇降機能、天板17の水平移動などの制御を行う。
画像処理部は、ガントリ1内の検出器12からの信号を収集するデータ収集部22と、データ収集部22からの信号により画像を再構成する再構成装置23と、再構成された画像を表示する画像表示装置24とから構成される。そして、検出器12からの出力信号は、データ収集部22(DAS)の増幅器、サンプルホールド回路、マルチプレクサ、A/D変換器、インターフェース等の回路を経由してメモリに記憶される。そして、システム制御の中枢であるホストCPU21は、マイクロプロセッサ、及び、メモリ、ハードディスク、磁気ディスクなどの記憶手段21b、入力装置21aなどの周辺機器を備え、このホストCPU21と再構成装置23と画像表示装置24とスキャン制御部(図示せず)などにより、データ処理が行われ再構成装置23の高速演算処理により画像が再構成されて、画像データは磁気ディスクにファイルされると同時に、画像表示装置24でアナログ信号としてモニタに表示される。
記憶手段21bは、被検者4の体重とそれに応じた最適な撮像条件のデータが収納されており、過去の実績による客観的な多くの最適な撮像データが被検者4の体重に応じて記憶されている。従来は、放射線技師の主観的な判断によって撮像条件が決定されていたが、この記憶手段21bのデータによって撮像条件が設定されるので、適正な断層撮影を行うことができる。
撮像条件表示装置5aは、操作室側に設けられ、ガントリ・寝台制御装置20と接続され、重量検出手段15aからの検出データが撮像条件表示装置5aに入力され、ホストCPU21に送信され、記憶手段21bから最適な撮像条件を検索し、読み出されて表示される。例えば、表示項目として、スキャンスピード、管電流、管電圧、スライス厚などの撮像条件及び線量情報(mGy)が撮像条件表示装置5aのパネルに表示される。
入力装置21aは、ホストCPU21にシステムの指令を入力するとき、または、撮像条件を変更したり、追加データを投入したりする入力装置である。
そして、ホストCPU21は、システム全体を統括するものである。
【0012】
図2に、本X線CT装置の撮像条件設定のフローチャートを示す。本X線CT装置は、寝台15sに装備した重量検出手段15aが被検者4の体重を検出し、測定する。その後、ガントリ・寝台制御装置20は重量検出手段15aの出力信号をホストCPU21に送信する。ホストCPU21は、その出力信号に基づいて記憶手段21bの重量と最適撮像条件のデータを検索し参照する。そして、最適な撮像条件が設定され、決定される。その撮像条件をガントリ・寝台制御装置20へ送信する。送信された撮像条件は撮像条件表示装置5aに表示され、放射線技師がその撮像条件を確認する。その条件に問題がない場合、ガントリ・寝台制御装置20は撮像条件に基づいてスキャン準備を開始し、ホストCPU21に設定情報を送る。次に、撮影開始ボタンを操作することで撮影が開始され、所定の時間後、撮影が終了し断層像が画像表示装置24に表示される。
【0013】
図3に、本X線CT装置の他の実施例を示し、図4に、本X線CT装置の撮像条件を表示するパネル5bのパネル面の配置を示す。
本X線CT装置は、撮像条件を表示するパネル5bがガントリ1または寝台15sに設けられている。重量測定開始スイッチ3(START)を押すことにより寝台15sの天板17に装備した重量検出手段15aが被検者4の体重を検出する。そして、ガントリ・寝台制御装置20は、ホストCPU21に重量検出手段15aの出力信号を送信する。ホストCPU21は、その出力信号に基づいて記憶手段21bを参照した後、被検者4の体重に基づいた撮像条件を決定し、その条件をガントリ・寝台制御装置20へ送信する。ガントリ・寝台制御装置20は、検査室のガントリ1または寝台15sに設けられたパネル5bの撮像条件表示装置5、及び操作室に設けられた撮影条件表示装置5aに、スキャンスピード、管電流、管電圧、スライス厚などの撮像条件、及び線量情報(mGy)を表示させる。
放射線技師が撮像条件及び線量情報を確認し、撮像条件及び線量情報に問題のない場合は、天板17をスライド部16によってガントリ1側に移動させ、撮影部位を回転軸25の回転中心26に位置させる。そして、条件設定スイッチ(SET)6を押す。ガントリ・寝台制御装置20は撮像条件に基づいて、スキャン準備を開始し、ホストCPU21に設定情報を送る。スキャン準備とは、ガントリ1内の回転部27に取り付けられたX線管2と検出器12のローテーションを開始し、X線管2の陽極ターゲットを回転させる。そして、放射線技師が検査室から操作室に移動する間にスキャン準備が完了する。
次に、撮影開始のボタン(図示せず)を操作することによりX線が放射され撮影が開始され、検出器12からの出力信号は、データ収集部22(DAS)の回路を経由してメモリに記憶される。そして、システム制御の中枢であるホストCPU21は、記憶手段21b、入力装置21aなどを備え、このホストCPU21と再構成装置23と画像表示装置24とスキャン制御部(図示せず)などにより、データ処理が行われ再構成装置23の高速演算処理により画像が再構成されて、画像データは磁気ディスクにファイルされると同時に、画像表示装置24でアナログ信号としてモニタに表示される。
また、パネル5bの撮像条件表示装置5には、線量情報(mGy)、造影撮影時の造影剤注入量、手術時の重量変化量などを表示することもできる。
【0014】
上記の実施例では、被検者4の体重情報によってのみ、X線撮像条件を設定しているが、請求項2における本X線CT装置は、体重及び性別、年齢、身長などの情報によってX線撮像条件を設定する。請求項1に示す本X線CT装置では、記憶手段21bに被検者4の体重に応じたX線撮像条件が収納されているが、請求項2に示す本X線CT装置では、記憶手段21bに被検者4の体重、性別、年齢、身長などに応じたX線撮像条件が収納されている。そして、被検者4の体重が重量検出手段15aにより検出され、被検者4の性別、年齢、身長などはカードリーダやキーボードなどの入力装置21aから入力され、それらの情報によりホストCPU21が記憶手段21bから最適なX線撮像条件を読み出し、撮像条件表示装置5aに表示する。そして、放射線技師はその情報を確認して装置を操作する。
【0015】
【発明の効果】
本発明のX線CT装置は上記のように構成されており、被検者が寝台に載ると自動的に寝台に装着された重量検出手段で体重が計測され、その重量情報がホストCPUに送信され、その重量情報から最適な撮像条件がハードディスクなどの記憶手段から読み出され、撮像条件表示装置に表示され制御部に設定される。その撮像条件に基づいてスキャン準備を開始するので、従来、放射線技師の経験に基づいていた撮像条件設定が簡便にでき、検査時間を短縮することができ、最適な撮像条件で必要以上の被ばくを避けて、鮮明な断層画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のX線CT装置の一実施例を示す図である。
【図2】本発明のX線CT装置の重量測定フローチャートを示す図である。
【図3】本発明のX線CT装置の拡張・変形例を示す図である。
【図4】本発明のX線CT装置の撮像条件表示パネルのレイアウトの一例を示す図である。
【図5】従来のX線CT装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1…ガントリ
2…X線管
3…重量測定開始スイッチ
4…被検者
5、5a…撮像条件表示装置
5b…パネル
6…条件設定スイッチ
12…検出器
15、15s…寝台
15a…重量検出手段
16…スライド部
17…天板
20…ガントリ・寝台制御装置
21…ホストCPU
21a…入力装置
21b…記憶手段
22…データ収集部
23…再構成装置
24…画像表示装置
25…回転軸
26…回転中心
27…回転部
【発明の属する技術分野】
本発明は、被検者の断層像を得るX線CT装置に係わり、特に、被検者に応じた最適なX線撮像条件の設定に関する。
【0002】
【従来の技術】
X線CT装置は、被検者の体軸を中心にX線管とX線検出器が円周方向に回転しながらX線管からX線を放射し、それと対向した円形配置の複数個の検出器で被検者を透過したX線量を検知して、その信号をコンピュータ処理して画像を構成するものである。
図5に、従来のX線CT装置の側面図(a)と正面図(b)を示す。天板17上の被検者4を中心にして、回転軸25の回転中心26の周りに、X線管2と検出器12とが、ガントリ1内の回転部27のリング枠で、ホストCPU21からの指令でガントリ・寝台制御装置20の制御によって、回転しながらX線を放射する。その回転速度は、高級機クラスのフルスキャン(360度)で1秒以下である。このスキャン中に、例えば腹部スライスであれば、X線条件として120kV、200mAs程度のX線量が被検者4に照射される。このX線ビームはX線管2の射出口のコリメータで扇状に絞られ、被検者4に当たり一部は散乱し、透過したX線が検出器12に入射して画像診断情報として処理される。スパイラルスキャンモード(天板17を一定の速度でガントリ1内に移動し、X線管2と検出器12を連続回転して撮影するもので、ヘリカルスキャンモードともいう)による高速連続撮影は、天板17の移動を撮影中に行なうため広い範囲を短時間で撮影できるので、CTの主流として普及している。検出器12からの出力信号は、データ収集部22(DAS)の増幅器、サンプルホールド回路、マルチプレクサ、A/D変換器、インターフェース等の回路を経由してメモリに記憶される。そして、システム制御の中枢であるホストCPU21は、マイクロプロセッサ、及び、メモリ、ハードディスク、磁気ディスクなどの記憶手段21b、入力装置21aなどの周辺機器を備え、このホストCPU21と再構成装置23と画像表示装置24とスキャン制御部(図示せず)などにより、データ処理が行われ再構成装置23の高速演算処理により画像が再構成されて、画像データは磁気ディスクにファイルされると同時に、画像表示装置24でアナログ信号としてモニタに表示される。
最近、さらに画像再構成処理速度を従来の10倍以上に高速化できるようになり、スキャン中に並行してリアルタイムで画像を毎秒数コマの速度で、動画のように表示できる機能を有したCT透視法が実用化され、従来のX線透視のようにリアルタイムで連続的に観察できる。
【0003】
上記のように被検者4の診断部位をスライスしてその断層像を得るためには、寝台15は、被検者4が天板17上に載せられ、天板17の一端に取付けられたヘッドレストに、被検者4の頭部が載せられて固定され、被検者4を載せた天板17が寝台15により上下に昇降され、X線CT装置のガントリ1のスライス穴の回転軸25と、被検者4の診断部位との高さが合うように調整される。そして、スライド部16によって天板17上の被検者4の診断部位の撮影スタート位置が、ガントリ1内の回転中心26のスライス位置まで移動される。そして、放射線技師は被検者4の体格から経験に基づいて、入力装置21aを用いて撮像条件を入力する。そして、スパイラルスキャンモードによる高速連続撮影を行うときは、スライド部16が所定の速度で天板17をガントリ1のスライス穴の奥方向に移動させ、広い範囲のCT撮影が短時間に行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のX線CT装置は以上のように構成されているが、その回転速度は、高級機クラスのハーフスキャン(210〜240度)で0.6秒、フルスキャン(360度)で1秒程度であり、普及機で2〜5秒である。このスキャン中に、最適な撮像条件のX線量が被検者4に照射される。
最適な撮像条件は、被検者4の体格、肥満の状態、診断すべき断層部位、回転速度などにより異なるので、通常、撮像条件は標準的な体格に基づいてプリセットされており、放射線技師が設定内容を確認し、必要な場合は設定を変更していた。そのため、撮像条件の設定は、放射線技師の経験に基づいているため、主観的であり、入力をやり直す場合が生じ、作業が煩雑になり効率的でないという問題がある。また、必要以上の線量を被検者に被ばくさせる場合がある。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、客観的なデータに基づいた最適な撮像条件で断層撮影を行うことができるX線CT装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明のX線CT装置は、寝台に載せられた被検者の体軸を中心にX線管とX線検出器が円周方向に回転しながらX線管からX線を放射し、それと対向した円形配置の複数個の検出器で被検者を透過したX線量を検知し、その信号をコンピュータ処理して画像を再構成するX線CT装置において、前記寝台に被検者を載せたとき被検者の体重を測定する重量検出手段と、被検者の体重とそれに応じた最適な撮像条件のデータが収納された記憶手段と、前記重量検出手段からの検出データがホストCPUに送信され前記記憶手段から最適な撮像条件が読み出され表示される撮像条件表示装置とを設けて、被検者の体重に応じた最適な撮像条件で断層像を撮像することができるようにしたものである。
【0007】
また、本発明のX線CT装置は、寝台に載せられた被検者の体軸を中心にX線管とX線検出器が円周方向に回転しながらX線管からX線を放射し、それと対向した円形配置の複数個の検出器で被検者を透過したX線量を検知し、その信号をコンピュータ処理して画像を再構成するX線CT装置において、前記寝台に被検者を載せたとき被検者の体重を測定する重量検出手段と、被検者の少なくとも性別または年齢または身長を含む情報を入力する入力装置と、被検者の前記情報に応じた最適な撮像条件のデータが収納された記憶手段と、前記重量検出手段からの検出データがホストCPUに送信され前記入力装置から投入された情報により前記記憶手段から最適な撮像条件が読み出され表示される撮像条件表示装置とを設けて、被検者の前記情報に応じた最適な撮像条件で断層像を撮像することができるようにしたものである。
【0008】
本発明のX線CT装置は上記のように構成されており、寝台に重量検出手段を装備し、一方ホストCPUのハードディスクなどの記憶手段に、被検者の体重(および、性別、年齢、身長など)とそれに応じた最適な撮像条件の客観的なデータが収納されており、被検者が寝台に載ると重量検出手段で体重が計測され、(また、入力装置によって被検者の性別、年齢、身長などの情報が入力されて、)その重量データ(および、性別、年齢、身長などの情報)がホストCPUに送信され、ホストCPUは、重量情報(および、性別、年齢、身長などの情報)から記憶手段を検索し、最適な撮像条件が読み出され、撮像条件表示装置に表示され、制御部に設定される。そして、ガントリ・寝台制御装置は、その撮像条件に基づいてスキャン準備を開始する。このような検査の流れに沿って行うことで放射線技師の操作に無駄が無くなり、従来、放射線技師の経験に基づいていた被検者の撮像条件設定が簡便にできるため、検査時間を短縮することができ、さらに、必要以上の線量を被検者に被ばくさせることなく、最適な撮像条件で鮮明な断層画像を得ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明のX線CT装置の一実施例を、図1を参照しながら説明する。図1は本発明のX線CT装置の構成ブロックを示し、(a)は側面図、(b)は正面図を示す。
本X線CT装置は、被検者4を載せ体重を測定することができる重量検出手段15aを備えた寝台15sと、X線管2と被検者4を挟んで対向配置された検出器12とを回転軸25の周りにX線を放射しながら回転する回転部27を備えたガントリ1と、ガントリ1内の回転部27、X線管2及び寝台15sを制御するガントリ・寝台制御装置20と、ガントリ1内の検出器12からの信号を収集するデータ収集部22、再構成する再構成装置23、及び再構成された画像を表示する画像表示装置24からなる画像処理部と、被検者4の体重とそれに応じた最適な撮像条件のデータが収納された記憶手段21bと、重量検出手段15aからの検出データがホストCPU21に送信され記憶手段21bから最適な撮像条件が読み出され表示される撮像条件表示装置5aと、データ及び指令を入力する入力装置21aと、システム全体を統括するホストCPU21とから構成されている。
【0010】
本X線CT装置は、図5に示す従来のX線CT装置の寝台15に、被検者4の体重を測定する重量検出手段15aを上部に付加し寝台15sとし、記憶手段21bに被検者4の体重とそれに応じた最適な撮像条件のデータを収納して、重量検出手段15aからの体重の検出データをホストCPU21に送信し、記憶手段21bから最適な撮像条件を検索して読み出し、撮像条件表示装置5aを新設して撮像条件を表示し、被検者4の体重に応じた最適な撮像条件で断層像を撮像することができるようにしたものである。
【0011】
本X線CT装置を構成する各部について説明する。
寝台15sは、被検者4を載せ体重を測定することができる重量検出手段15aが、天板17と一体となって上部に設けられ、被検者4が天板17に載せられると、被検者4の体重が検出され、その検出信号はガントリ・寝台制御装置20に入力され、ホストCPU21に送信される。また、寝台15sは、上下昇降機能を有し、被検者4をガントリ1の回転軸25の高さまで移動させることができる。そして、被検者4を載せた天板17がスライド部16によってガントリ1の回転中心26の方向に水平移動することができる。
ガントリ1は、内部にX線管2と対向配置された検出器12とが、回転軸25の周りに回転する回転部27に取り付けられ、X線を放射しながら回転し、被検者4の回転中心26の断面をX線が透過し、検出器12によって検出される。検出された出力信号はデータ収集部22に送られる。
ガントリ・寝台制御装置20は、ガントリ1内の回転部27、X線管2、及び寝台15sを制御するもので、回転部27の回転速度、X線管2に供給する撮像条件、及び寝台15sの重量検出手段15aからの信号、寝台の昇降機能、天板17の水平移動などの制御を行う。
画像処理部は、ガントリ1内の検出器12からの信号を収集するデータ収集部22と、データ収集部22からの信号により画像を再構成する再構成装置23と、再構成された画像を表示する画像表示装置24とから構成される。そして、検出器12からの出力信号は、データ収集部22(DAS)の増幅器、サンプルホールド回路、マルチプレクサ、A/D変換器、インターフェース等の回路を経由してメモリに記憶される。そして、システム制御の中枢であるホストCPU21は、マイクロプロセッサ、及び、メモリ、ハードディスク、磁気ディスクなどの記憶手段21b、入力装置21aなどの周辺機器を備え、このホストCPU21と再構成装置23と画像表示装置24とスキャン制御部(図示せず)などにより、データ処理が行われ再構成装置23の高速演算処理により画像が再構成されて、画像データは磁気ディスクにファイルされると同時に、画像表示装置24でアナログ信号としてモニタに表示される。
記憶手段21bは、被検者4の体重とそれに応じた最適な撮像条件のデータが収納されており、過去の実績による客観的な多くの最適な撮像データが被検者4の体重に応じて記憶されている。従来は、放射線技師の主観的な判断によって撮像条件が決定されていたが、この記憶手段21bのデータによって撮像条件が設定されるので、適正な断層撮影を行うことができる。
撮像条件表示装置5aは、操作室側に設けられ、ガントリ・寝台制御装置20と接続され、重量検出手段15aからの検出データが撮像条件表示装置5aに入力され、ホストCPU21に送信され、記憶手段21bから最適な撮像条件を検索し、読み出されて表示される。例えば、表示項目として、スキャンスピード、管電流、管電圧、スライス厚などの撮像条件及び線量情報(mGy)が撮像条件表示装置5aのパネルに表示される。
入力装置21aは、ホストCPU21にシステムの指令を入力するとき、または、撮像条件を変更したり、追加データを投入したりする入力装置である。
そして、ホストCPU21は、システム全体を統括するものである。
【0012】
図2に、本X線CT装置の撮像条件設定のフローチャートを示す。本X線CT装置は、寝台15sに装備した重量検出手段15aが被検者4の体重を検出し、測定する。その後、ガントリ・寝台制御装置20は重量検出手段15aの出力信号をホストCPU21に送信する。ホストCPU21は、その出力信号に基づいて記憶手段21bの重量と最適撮像条件のデータを検索し参照する。そして、最適な撮像条件が設定され、決定される。その撮像条件をガントリ・寝台制御装置20へ送信する。送信された撮像条件は撮像条件表示装置5aに表示され、放射線技師がその撮像条件を確認する。その条件に問題がない場合、ガントリ・寝台制御装置20は撮像条件に基づいてスキャン準備を開始し、ホストCPU21に設定情報を送る。次に、撮影開始ボタンを操作することで撮影が開始され、所定の時間後、撮影が終了し断層像が画像表示装置24に表示される。
【0013】
図3に、本X線CT装置の他の実施例を示し、図4に、本X線CT装置の撮像条件を表示するパネル5bのパネル面の配置を示す。
本X線CT装置は、撮像条件を表示するパネル5bがガントリ1または寝台15sに設けられている。重量測定開始スイッチ3(START)を押すことにより寝台15sの天板17に装備した重量検出手段15aが被検者4の体重を検出する。そして、ガントリ・寝台制御装置20は、ホストCPU21に重量検出手段15aの出力信号を送信する。ホストCPU21は、その出力信号に基づいて記憶手段21bを参照した後、被検者4の体重に基づいた撮像条件を決定し、その条件をガントリ・寝台制御装置20へ送信する。ガントリ・寝台制御装置20は、検査室のガントリ1または寝台15sに設けられたパネル5bの撮像条件表示装置5、及び操作室に設けられた撮影条件表示装置5aに、スキャンスピード、管電流、管電圧、スライス厚などの撮像条件、及び線量情報(mGy)を表示させる。
放射線技師が撮像条件及び線量情報を確認し、撮像条件及び線量情報に問題のない場合は、天板17をスライド部16によってガントリ1側に移動させ、撮影部位を回転軸25の回転中心26に位置させる。そして、条件設定スイッチ(SET)6を押す。ガントリ・寝台制御装置20は撮像条件に基づいて、スキャン準備を開始し、ホストCPU21に設定情報を送る。スキャン準備とは、ガントリ1内の回転部27に取り付けられたX線管2と検出器12のローテーションを開始し、X線管2の陽極ターゲットを回転させる。そして、放射線技師が検査室から操作室に移動する間にスキャン準備が完了する。
次に、撮影開始のボタン(図示せず)を操作することによりX線が放射され撮影が開始され、検出器12からの出力信号は、データ収集部22(DAS)の回路を経由してメモリに記憶される。そして、システム制御の中枢であるホストCPU21は、記憶手段21b、入力装置21aなどを備え、このホストCPU21と再構成装置23と画像表示装置24とスキャン制御部(図示せず)などにより、データ処理が行われ再構成装置23の高速演算処理により画像が再構成されて、画像データは磁気ディスクにファイルされると同時に、画像表示装置24でアナログ信号としてモニタに表示される。
また、パネル5bの撮像条件表示装置5には、線量情報(mGy)、造影撮影時の造影剤注入量、手術時の重量変化量などを表示することもできる。
【0014】
上記の実施例では、被検者4の体重情報によってのみ、X線撮像条件を設定しているが、請求項2における本X線CT装置は、体重及び性別、年齢、身長などの情報によってX線撮像条件を設定する。請求項1に示す本X線CT装置では、記憶手段21bに被検者4の体重に応じたX線撮像条件が収納されているが、請求項2に示す本X線CT装置では、記憶手段21bに被検者4の体重、性別、年齢、身長などに応じたX線撮像条件が収納されている。そして、被検者4の体重が重量検出手段15aにより検出され、被検者4の性別、年齢、身長などはカードリーダやキーボードなどの入力装置21aから入力され、それらの情報によりホストCPU21が記憶手段21bから最適なX線撮像条件を読み出し、撮像条件表示装置5aに表示する。そして、放射線技師はその情報を確認して装置を操作する。
【0015】
【発明の効果】
本発明のX線CT装置は上記のように構成されており、被検者が寝台に載ると自動的に寝台に装着された重量検出手段で体重が計測され、その重量情報がホストCPUに送信され、その重量情報から最適な撮像条件がハードディスクなどの記憶手段から読み出され、撮像条件表示装置に表示され制御部に設定される。その撮像条件に基づいてスキャン準備を開始するので、従来、放射線技師の経験に基づいていた撮像条件設定が簡便にでき、検査時間を短縮することができ、最適な撮像条件で必要以上の被ばくを避けて、鮮明な断層画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のX線CT装置の一実施例を示す図である。
【図2】本発明のX線CT装置の重量測定フローチャートを示す図である。
【図3】本発明のX線CT装置の拡張・変形例を示す図である。
【図4】本発明のX線CT装置の撮像条件表示パネルのレイアウトの一例を示す図である。
【図5】従来のX線CT装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1…ガントリ
2…X線管
3…重量測定開始スイッチ
4…被検者
5、5a…撮像条件表示装置
5b…パネル
6…条件設定スイッチ
12…検出器
15、15s…寝台
15a…重量検出手段
16…スライド部
17…天板
20…ガントリ・寝台制御装置
21…ホストCPU
21a…入力装置
21b…記憶手段
22…データ収集部
23…再構成装置
24…画像表示装置
25…回転軸
26…回転中心
27…回転部
Claims (2)
- 寝台に載せられた被検者の体軸を中心にX線管とX線検出器が円周方向に回転しながらX線管からX線を放射し、それと対向した円形配置の複数個の検出器で被検者を透過したX線量を検知し、その信号をコンピュータ処理して画像を再構成するX線CT装置において、前記寝台に被検者を載せたとき被検者の体重を測定する重量検出手段と、被検者の体重とそれに応じた最適な撮像条件のデータが収納された記憶手段と、前記重量検出手段からの検出データがホストCPUに送信され前記記憶手段から最適な撮像条件が読み出され表示される撮像条件表示装置とを設けて、被検者の体重に応じた最適な撮像条件で断層像を撮像することができるようにしたことを特徴とするX線CT装置。
- 寝台に載せられた被検者の体軸を中心にX線管とX線検出器が円周方向に回転しながらX線管からX線を放射し、それと対向した円形配置の複数個の検出器で被検者を透過したX線量を検知し、その信号をコンピュータ処理して画像を再構成するX線CT装置において、前記寝台に被検者を載せたとき被検者の体重を測定する重量検出手段と、被検者の少なくとも性別または年齢または身長を含む情報を入力する入力装置と、被検者の前記情報に応じた最適な撮像条件のデータが収納された記憶手段と、前記重量検出手段からの検出データがホストCPUに送信され前記入力装置から投入された情報により前記記憶手段から最適な撮像条件が読み出され表示される撮像条件表示装置とを設けて、被検者の前記情報に応じた最適な撮像条件で断層像を撮像することができるようにしたことを特徴とするX線CT装置。
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Cited By (4)
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JP2006055635A (ja) * | 2004-07-23 | 2006-03-02 | Toshiba Corp | X線コンピュータ断層撮影装置 |
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US7336762B2 (en) | 2004-07-15 | 2008-02-26 | Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc | Scan program communication method and X-ray CT apparatus |
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2002
- 2002-08-30 JP JP2002254567A patent/JP2004089430A/ja active Pending
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