JP2004089412A - 連結送水管用送水口装置 - Google Patents

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三津山 慈晴
Yoshihisa Hamaguchi
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Abstract

【課題】連結送水管において、チャッキ弁装置の設置や交換等を容易に実施できるようにする。
【解決手段】建物1内に設置された消火用の連結送水管2に対し、消防ポンプからの給水管を通じて供給される消火用水を導入するための連結送水管用送水口装置10は、給水管を装着可能な送水口30と、連結送水管2の消火用水導入側端部5に接続可能に設定されたチャッキ弁装置40と、送水口30とチャッキ弁装置40とを一体的に接続する連結管20とを備えている。連結送水管用送水口装置10は、連結送水管2の消火用水導入側端部5にチャッキ弁装置40側を接続すると、連結送水管2側にチャッキ弁装置を設置するための工事を別途実施しなくても、法律で義務付けられているチャッキ弁装置を備えた連結送水管を容易に形成することができる。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、送水口装置、特に、建物内に設置された消火用の連結送水管に対し、給水管を通じて外部から供給される消火用水を導入するための送水口装置に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】
高層ビルなどの建物は、消火用の連結送水管を備えている。連結送水管は、建物の上下方向に延びる立管と、立管から各階において分岐して消火栓に連絡する分岐路と、立管に消火用水を導入するための送水口とを有している。送水口は、例えば、建物の1階部分の壁面に設けられており、消防ポンプからの給水管を接続可能に設定されている。ここで、消防ポンプから加圧されて送り出される消火用水は、給水管を通じて送水口内に導入され、立管内に連続的に供給される。立管に供給された消火用水は、分岐路を通じて各階の消火栓に対して供給される。
【0003】
ところで、連結送水管は、導入された消火用水が送水口方向に逆流するのを防止するために、チャッキ弁装置(逆止弁装置)を設置することが法律で義務付けられている。ところが、チャッキ弁装置は、通常、建物近傍の地下や建物内において、立管に対して設置されるものであるため、設置のための施工作業が複雑かつ煩雑であり、また、修理や交換等の保守作業も複雑かつ煩雑となる。また、連結送水管は、チャッキ弁装置よりも送水口側に充填されている消火用水を排水するための排水経路と、チャッキ弁装置以降の立管側に充填されている消火用水を排水するための排水経路とが必要となるが、連結送水管に対してこれらの排水経路を個別に設けるための施工作業も複雑かつ煩雑である。
【0004】
本発明の目的は、連結送水管において、チャッキ弁装置の設置や交換等を容易に実施できるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の連結送水管用送水口装置は、建物内に設置された消火用の連結送水管に対し、給水管を通じて外部から供給される消火用水を導入するためのものであり、給水管を装着可能な送水口と、連結送水管の消火用水導入側端部に接続可能に設定されたチャッキ弁装置と、送水口とチャッキ弁装置とを一体的に接続する連結管とを備えている。
【0006】
この連結送水管用送水口装置は、給水管を装着可能な送水口とチャッキ弁装置とが連結管により一体的に接続されているため、連結送水管の消火用水導入側端部にチャッキ弁装置側を接続すると、連結送水管に対してチャッキ弁装置を設置するための工事を別途実施しなくても、法律で義務付けられているチャッキ弁装置を備えた連結送水管を形成することができる。
【0007】
この連結送水管用送水口装置において、連結管は、例えば、建物の近傍の地上に起立可能に設定されている。或いは、この連結送水管用送水口装置において、送水口は、例えば、建物の壁面から一部が突出可能に設定されている。また、チャッキ弁装置は、例えば、連結管の接続側に第一排水路を有している。この場合、チャッキ弁装置は、例えば、連結送水管との接続側に第二排水路をさらに有している。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1を参照して、本発明の実施の一形態に係る連結送水管用送水口装置が採用された連結送水管を説明する。図において、高層ビルディングなどの建物1の内部に配置された連結送水管2は、建物1の主として上下方向に配置された立管3と、建物1の各階において立管3から分岐する複数の分岐路4とを有している。立管3の消火用水導入側端部5は、建物1近傍の地下内に埋設されており、地上Gに向けて開口している。そして、この消火用水導入側端部5には、連結送水管用送水口装置10が取付けられている。なお、消火用水導入側端部5には、連結送水管用送水口装置10を取付けるためのフランジ部(後述)が水平に設けられている。また、立管3の他端6は、建物1の屋上に延びており、連結送水管2が乾式の場合はテスト用の放水口(図示せず)が設けられており、また、連結送水管2が湿式の場合は屋上に配置された高架水槽(図示せず)に接続されている。一方、各分岐路4は、消火ホース(図示せず)が接続された消火栓7を末端に有している。
【0009】
次に、図2、図3(図2のIII部拡大断面図)および図4(図2のIV部拡大断面図)を参照して、連結送水管用送水口装置10の詳細を説明する。連結送水管用送水口装置10は、消防ポンプ等から供給される消火用水を連結送水管2の立管3内に導入するためのものであり、図2に示すように、地上Gから起立する連結管20と、連結管20の上端付近に上下方向に配置された一対の送水口30、30と、連結管20の下端に取り付けられたチャッキ弁装置40とを主に備えている。
【0010】
連結管20は、上端が閉鎖されかつ内部に消火用水の通路21を有する円管状の部材であり、下端にフランジ部22を有している。このフランジ部22には、図4に示すように、複数のボルト孔23が形成されている。
【0011】
各送水口30は、図3に示すように、連結管20から突出するように設けられており、本体部31、割り板32および保持部材33を主に備えている。
【0012】
本体部31は、消防ポンプからの給水管8(後述)を挿入するための開口部34を有する管状の部材であり、連結管20の通路21内に連絡している。また、本体部31は、先端部の外周に螺旋部35を有している。さらに、本体部31の内部には、通路21内に向けてチャッキ弁36が設けられている。このチャッキ弁36は、送水口30を通じて給水管8から連結管20内に導入された消火用水が給水管8方向に逆流するのを防止するためのものである。
【0013】
割り板32は、本体部31内にゴミ等の異物が入るのを防止することにより、連結管20の通路21および連結送水管2が閉塞するのを防止するためのものであり、本体部31の開口部34を閉鎖するように配置されている。この割り板32は、例えば、アクリル樹脂を用いて形成された円板状の薄板であり、開口部34から本体部31内に給水管8を挿入するときに容易に破壊されるように設定されている。
【0014】
保持部材33は、本体部31の螺旋部35に対応する螺旋部37を内周面に有する環状の部材であり、本体部31の螺旋部35に対して螺旋止めされている。これにより、保持部材33は、本体部31の開口部34との間に割り板32を挟んだ状態で保持している。
【0015】
チャッキ弁装置40は、図4に示すように、枠体41と弁体42とを主に備えている。枠体41は、連結管20を接続するための上部枠体43と、連結送水管2の立管3を接続するための下部枠体44とに2分割されている。
【0016】
上部枠体43は、上下方向に貫通する貫通孔45を有し、また、上端および下端にそれぞれフランジ部46、47を有している。ここで、貫通孔45は、連結管20の通路21に連絡可能であり、また、下側が半球状に拡大している。上端側のフランジ部46は、連結管20のフランジ部22に対応するように設けられており、フランジ部22に形成された複数のボルト孔23のそれぞれに対応する位置に、上方に突出する植込ボルト46aを有している。また、フランジ部46内には、貫通孔45に連絡する第一排水路48が形成されている。この第一排水路48は、フランジ部46の外周側に、開閉弁を備えた排水経路に接続するための接続部49を有している。下端側のフランジ部47は、下方に突出する複数の植込ボルト47aを有している。
【0017】
下部枠体44は、上下方向に貫通する貫通孔51を有し、また、上端および下端にそれぞれフランジ部52、53を有している。ここで、貫通孔51は、立管3に連絡可能であり、また、上側が半球状に拡大している。上端側のフランジ部52は、上部枠体43の下端側のフランジ部47に対応するように設けられており、フランジ部47から突出する複数の植込ボルト47aのそれぞれに対応する位置に、ボルト孔54を有している。下端側のフランジ部53は、連結送水管2の立管3の消火用水導入側端部5に設けられたフランジ部9に対応しており、複数のボルト孔55を有している。各ボルト孔55は、フランジ部9から上方に突出する複数の植込ボルト9aのそれぞれに対応している。また、フランジ部53内には、貫通孔51に連絡する第二排水路56が形成されている。この第二排水路56は、フランジ部53の外周側に、開閉弁を備えた排水経路に接続するための接続部57を有している。
【0018】
上述の上部枠体43と下部枠体44とは、上部枠体43の下端側のフランジ部47と、下部枠体44の上端側のフランジ部52とが図示しないパッキンを挟んだ状態で一体化されている。ここで、両フランジ部47,52は、ボルト孔54を貫通する植込ボルト47aに装着されたナット58により液密に結合されている。このようにして上部枠体43と下部枠体44とを結合することにより形成される枠体41は、上部枠体43側の貫通孔45と下部枠体44側の貫通孔51とが一体化することにより形成される球状の弁室59を内部に有している。
【0019】
弁体42は、枠体41内の弁室59に配置されており、弁支持座60、弁座61、弁62およびバネ63を主に備えている。弁支持座60は、消火用水の通路64が設けられた環状の部材であり、弁室59の下部、すなわち、貫通孔51内に水平に固定されている。弁支持座60は、中心部に上下方向に開口する案内孔65が設けられており、また、案内孔65の周囲にバネ63を支持するためのバネ受け66を有している。弁座61は、消火用水の通路67が設けられた環状の部材であり、弁室59の上部、すなわち、貫通孔45内に水平に固定されている。弁座61は、中心部に上下方向に開口する案内孔68が設けられており、また、外周部の下面に当接面69を有している。
【0020】
弁62は、棒体70と閉鎖片71とを主に備えている。棒体70は、円柱状の部材であり、上部が弁座61の案内孔68内で移動可能なように挿入されており、下部が弁支持座60の案内孔65内で移動可能なように挿入されている。また、棒体70は、中央部よりも下方の位置に、案内孔65の周縁に当接可能な凸部72を有している。閉鎖片71は、棒体70の中央部よりも上方の位置に一体的に設けられた、棒体70と同心の円板状の部材であり、直径が弁座61の直径と概ね同じに設定されている。閉鎖片71の外周縁には、弁座61の当接面69に対して液密に当接可能な当接面73が形成されている。また、閉鎖片71の下面には、弁支持座60のバネ受け66と対向するバネ座74が形成されている。
【0021】
バネ63は、弁支持座60のバネ受け66と閉鎖片71のバネ座74との間に配置されており、閉鎖片71の当接面73が弁座61の当接面69と当接するよう弁62を上方に付勢している。
【0022】
上述のチャッキ弁装置40は、上部枠体43の上端側のフランジ部46と連結管20のフランジ部22とが図示しないパッキンを挟んで固定されることにより、連結管20に対して一体的に固定されている。ここで、両フランジ部46,22は、ボルト孔23を貫通する植込ボルト46aに装着されたナット76により液密に結合されている。
【0023】
上述の連結送水管用送水口装置10を連結送水管2の立管3の消火用水導入側端部5に対して取付ける場合は、図4に示すように、チャッキ弁装置40の下部枠体44のフランジ部53と、連結送水管2の立管3の消火用水導入側端部5に設けられたフランジ部9とを固定する。ここで、両フランジ部9,53は、図示しないパッキンを挟んだ状態で、ボルト孔55を貫通する植込ボルト9aにナット75を装着して締め付けると、液密に結合させることができる。このように、この連結送水管用送水口装置10は、立管3に対して容易に装着することができ、しかも、立管3に対して装着するだけで、チャッキ弁装置を備えた連結送水管2を容易に実現することができる。すなわち、この連結送水管用送水口装置10を用いれば、連結送水管2に対してチャッキ弁装置を設置するための工事を別途しなくても、法律で義務付けられたチャッキ弁装置を有する連結送水管2を容易に実現することができる。
【0024】
また、上述のようにして立管3に取付けられた連結送水管用送水口装置10は、第一排水路48および第二排水路56に対し、それぞれ開閉弁を有する排水経路を個別に接続することができる。すなわち、この連結送水管用送水口装置10を用いれば、連結送水管2内に導入された消火用水を排出するための排出経路を、施工が困難な立管3に対して別途設ける必要がなく、そのような排出経路を設けるための作業を連結送水管用送水口装置10側で実施することができる。
【0025】
次に、上述の連結送水管用送水口装置10の使用方法を説明する。
火災時等において、連結送水管2に消火用水を供給する場合は、図3に一点鎖線で示すように、一対の送水口30,30のうちの一方に消防ポンプからの給水管8の先端を接続する。ここでは、給水管8の先端を割り板32に押し当てて割り板32を破壊し、当該先端を本体部31の開口部34に挿入して固定する。なお、他方の送水口30は、一方の送水口30に不具合がある場合のバックアップ用である。
【0026】
この状態で消防ポンプを作動させると、給水管8に加圧された消火用水が供給され、この消火用水は送水口30から連結管20内に導入される。連結管20内に導入された消火用水は、チャッキ弁装置40において、上部枠体43の貫通孔45内に流入し、その圧力により弁体42の閉鎖片71をバネ63の付勢力に抗して下方に押圧する。この結果、閉鎖片71の当接面73が弁座61の当接面69から離れ、図5に矢印で示すように、消火用水は上部枠体43の貫通孔45から下部枠体44の貫通孔51に向けて流れ、さらに連結送水管2の立管3内に供給される。そして、立管3に供給された消火用水は、各分岐路4を通じて建物1の各階に配置された消火栓7に供給される。
【0027】
なお、弁体42の棒体70は、閉鎖片71と共に下方に移動するが、凸部72が案内孔65の周縁に当接したところで停止する。このため、閉鎖片71は、一定の距離以上に下方に押圧されるのが防止される。
【0028】
上述のような消火用水の供給作業の終了時に消防ポンプを停止すると、連結送水管用送水口装置10内には加圧された消火用水が供給されなくなるので、閉鎖体71は、バネ63の付勢力により上方に移動し、当接面73が弁座61の当接面69に当接する。この結果、立管3内に供給された消火用水は、閉鎖体71により連結管20内に流入するのが阻止される。
【0029】
また、消火活動の終了後において、給水管8を送水口30から取り外す場合は、チャッキ弁装置40のフランジ部46に設けられた第一排水路48に接続された排水経路の開閉弁を開放する。これにより、連結管20内に残留している消火用水は、第一排水路48および排水経路を通じて外部に排水されることになるので、給水管8は送水口30から容易に取り外すことができる。
【0030】
連結送水管2の保守、点検をする場合は、チャッキ弁装置40のフランジ部53に設けられた第二排水路56に接続された排水経路の開閉弁を開放する。これにより、連結送水管2の立管3および分岐路4は、内部に残留している消火用水が第二排水路56および排水経路を通じて排水されることになるので、保守、点検作業を容易に実施することができる。
【0031】
なお、上述の連結送水管用送水口装置10を用いた連結送水管2において、チャッキ弁装置40の修理や交換が必要な場合、このチャッキ弁装置40は、連結送水管2から連結送水管用送水口装置10の全体を取り外すと、容易に修理したり交換したりすることができる。
【0032】
[他の実施の形態]
(1)上述の実施の形態では、建物1の近傍の地上Gに起立して設けられる連結送水管用送水口装置10を例に説明したが、本発明の連結送水管用送水口装置は、建物1の壁部に設置可能なように構成されていてもよい。このような連結送水管用送水口装置の一例を図6(平面図)および図7(側面図)に示す。図において、連結送水管用送水口装置100は、横方向に配列された一対の送水口30,30と、チャッキ弁装置40と、送水口30,30とチャッキ弁装置40との間に配置された連結管110とを主に備えている。
【0033】
各送水口30は、上述の実施の形態の場合と同様に構成されており、本体部31の保持部材33側端部が建物1の外壁面に設置可能な送水口の表示用プレート120より外部に突出している。連結管110は、側面形状がL字状に形成されており、送水口30,30側に二又の分岐路111,111を有している。各分岐路111には、送水口30の本体部31のチャッキ弁36側が挿入されて固定されている。チャッキ弁装置40は、上述の実施の形態の場合と同様に構成されており、連結管110の下端に取付けられている。
【0034】
上述のような連結送水管用送水口装置100は、建物1内に配置された連結送水管2の立管3の消火用水導入側端部5が建物1の1階の壁部に配置されている場合、当該立管3の消火用水導入側端部5に対して容易に装着することができる。
【0035】
なお、この連結送水管用送水口装置100では連結管110をL字状に形成しているが、壁部の厚さや構造に応じ、連結管110はS字状やその他の任意の形状に設定されていてもよい。
【0036】
(2)上述の実施の形態の連結送水管用送水口装置10では、チャッキ弁装置40において、立管3内に残留する消火用水を排水するための第二排水路56を設けたが、立管3が消火用水を排水するための排水経路を独自に備えている場合、この第二排水路56は省略することができる。
【0037】
(3)上述の実施の形態では、連結送水管2が仕切り弁を備えていない場合について説明したが、法律や条令により仕切り弁の設置が求められている場合は、立管3の消火用水導入側端部5近傍に仕切り弁を別途設置することができる。
【0038】
【発明の効果】
本発明の連結送水管用送水口装置は、給水管を装着可能な送水口と、連結送水管の消火用水導入側端部に接続可能に設定されたチャッキ弁装置と、送水口とチャッキ弁装置とを一体的に接続する連結管とを備えているため、連結送水管において、チャッキ弁装置の設置や交換等を容易に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る連結送水管用送水口装置が採用された連結送水管の一例の概略図。
【図2】前記連結送水管用送水口装置の外観図。
【図3】図2のIII部の拡大断面図。
【図4】図2のIV部の拡大断面図。
【図5】前記連結送水管用送水口装置に採用されたチャッキ弁装置が作動している場合の図4に相当する図。
【図6】本発明の連結送水管用送水口装置の他の実施の形態の平面図。
【図7】前記他の実施の形態の側面図。
【符号の説明】
1 建物
2 連結送水管
5 消火用水導入側端部
8 給水管
10 連結送水管用送水口装置
20 連結管
30 送水口
40 チャッキ弁装置
48 第一排水路
56 第二排水路

Claims (5)

  1. 建物内に設置された消火用の連結送水管に対し、給水管を通じて外部から供給される消火用水を導入するための送水口装置であって、
    前記給水管を装着可能な送水口と、
    前記連結送水管の消火用水導入側端部に接続可能に設定されたチャッキ弁装置と、
    前記送水口と前記チャッキ弁装置とを一体的に接続する連結管と、
    を備えた連結送水管用送水口装置。
  2. 前記連結管は、前記建物の近傍の地上に起立可能に設定されている、請求項1に記載の連結送水管用送水口装置。
  3. 前記送水口は、前記建物の壁面から一部が突出可能に設定されている、請求項1に記載の連結送水管用送水口装置。
  4. 前記チャッキ弁装置は、前記連結管の接続側に第一排水路を有している、請求項1、2または3に記載の連結送水管用送水口装置。
  5. 前記チャッキ弁装置は、前記連結送水管との接続側に第二排水路をさらに有している、請求項4に記載の連結送水管用送水口装置。
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