JP2004089241A - 電気掃除機 - Google Patents
電気掃除機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004089241A JP2004089241A JP2002250908A JP2002250908A JP2004089241A JP 2004089241 A JP2004089241 A JP 2004089241A JP 2002250908 A JP2002250908 A JP 2002250908A JP 2002250908 A JP2002250908 A JP 2002250908A JP 2004089241 A JP2004089241 A JP 2004089241A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vacuum cleaner
- main body
- dust
- cleaner main
- hollow tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Electric Vacuum Cleaner (AREA)
Abstract
【課題】2個の吸引機能を備えた掃除機本体を有する電気掃除機において、使用性を向上することを目的とするものである。
【解決手段】吸込部5と連通する吸引風を発する第1の電動送風機7と吸引した塵埃を集塵する第1の集塵室10を有する第1の掃除機本体1と、操作用の握り部15を有し第2の電動送風機17と第2の集塵室16からなる第2の掃除機本体14と、前記第1の掃除機本体1と前記第2の掃除機本体14を着脱自在に接続する中空管13を備え、前記中空管13は前記第1の集塵室10と前記第2の集塵室16を連通させる構成としたもので、許容量の少ない第2の集塵室16での塵埃の蓄積と処理工程を廃止させることが達成でき、使用者への手間と負担を低減させるものとなる。
【選択図】 図1
【解決手段】吸込部5と連通する吸引風を発する第1の電動送風機7と吸引した塵埃を集塵する第1の集塵室10を有する第1の掃除機本体1と、操作用の握り部15を有し第2の電動送風機17と第2の集塵室16からなる第2の掃除機本体14と、前記第1の掃除機本体1と前記第2の掃除機本体14を着脱自在に接続する中空管13を備え、前記中空管13は前記第1の集塵室10と前記第2の集塵室16を連通させる構成としたもので、許容量の少ない第2の集塵室16での塵埃の蓄積と処理工程を廃止させることが達成でき、使用者への手間と負担を低減させるものとなる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電気掃除機は特開昭62−142531号公報に示すような構成が一般的であった。以下、その構成について図面を参照して説明する。図12において、101は掃除面の塵埃をかき上げる回転ブラシ107を内蔵した吸込部、102は内部に第1の電動送風機108を内蔵した第1の掃除機本体102で、前記吸込部101の後部に回動自在に軸支されている。103は前記第1の掃除機本体102の上部に着脱自在に取り付けられた第2の掃除機本体、104は第2の掃除機本体103上端部に操作用握り部112を形成した第2の掃除機本体104で、その内部に第2の吸気口110、フィルター109、第2の電動送風機111を内蔵している。使用する際には、第2の掃除機本体104を持ち第2の掃除機本体103を第1の掃除機本体102より取り外してセカンド掃除機として使用もでき、また、第1の掃除機本体102に取り付けたまま従来構成の掃除機として掃除することも可能としたものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では、第2の掃除機本体103を第1の掃除機本体102より取り外してセカンド掃除機として使用した際、吸引した塵埃を第2の掃除機本体104内部の小スペースに蓄積収納することとなり、許容が少なく頻繁に塵埃処理をしなければならず、また第1の掃除機本体102の塵埃処理も加えることで、非常にその頻度が高くなり使用者の手間の増大となっていた。
【0004】
本発明は上記課題を解決するもので、2個の吸引機能を備えた掃除機本体を有する電気掃除機において、使用性を向上することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明では、吸込部と連通する吸引風を発する第1の電動送風機と吸引した塵埃を集塵する第1の集塵室を有する第1の掃除機本体と、操作用の握り部を有し第2の電動送風機と第2の集塵室からなる第2の掃除機本体と、前記第1の掃除機本体と前記第2の掃除機本体を着脱自在に接続する中空管を備え、前記中空管は前記第1の集塵室と前記第2の集塵室を連通させる構成としたものである。
【0006】
これによって、第2の掃除機本体を第1の掃除機本体より取り外してセカンド掃除機として使用した際、塵埃を第2の掃除機本体内部に一時的に収納させても、掃除終了後に第2の掃除機本体を第1の本体に取りつけ戻すことにより、前記第1の掃除機本体の集塵室と連通させている結果、第1の掃除機本体の運転動作により第2の掃除機本体の集塵室より吸引され、前記塵埃が移送され集約されるものとなる。その結果、許容量の少ない第2の掃除機本体部での塵埃の蓄積と処理工程を廃止させることが達成でき、使用者への手間と負担を低減させるものとなる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1記載の発明は、吸込部と連通する吸引風を発する第1の電動送風機と吸引した塵埃を集塵する第1の集塵室を有する第1の掃除機本体と、操作用の握り部を有し第2の電動送風機と第2の集塵室からなる第2の掃除機本体と、前記第1の掃除機本体と前記第2の掃除機本体を着脱自在に接続する中空管を備え、前記中空管は前記第1の集塵室と前記第2の集塵室を連通させる構成としたもので、第2の掃除機本体を第1の掃除機本体より取り外してセカンド掃除機として使用した際、塵埃を第2の集塵室に一時的に収納させても、掃除終了後に第2の掃除機本体を第1の掃除機本体に取りつけ戻すことにより、前記第1の集塵室と連通させている結果、第1の掃除機本体の運転動作により第2の集塵室より吸引され、前記塵埃が第1の集塵室へ移送され集約されるものとなる。その結果、許容量の少ない第2の集塵室での塵埃の蓄積と処理工程を廃止させることが達成でき、使用者への手間と負担を低減させるものとなる。
【0008】
本発明の請求項2記載の発明は、第1の掃除機本体内に第1の集塵室と中空管を連通する吸気通路を有し、前記吸気通路への中空管の取付けおよび取り外し動作により開閉動作する開閉弁を設けたもので、着脱自在に具備した第2の掃除機本体を取り外した状態での第1の掃除機本体単独状態において、前記吸気通路の開口が開閉弁により閉鎖され、第1の掃除機本体の集塵室の真空度が保たれるものとなり、第2の掃除機本体を取り外した状態での第1の掃除機本体単独使用も可能となることから、使用条件の拡大より使用性を向上させることができる。
【0009】
本発明の請求項3記載の発明は、第2の掃除機本体が中空管を介して第1の掃除機本体に接続されているとき、所定時間、第1の掃除機本体が有する第1の電動送風機が運転するもので、第2の集塵室から第1の集塵室への塵埃移送ができ、使用性を改善向上させることができる。
【0010】
本発明の請求項4記載の発明は、第2の掃除機本体の反中空管接続側の端部に傾斜部を有する握り部を設けたもので、第1の掃除機本体より第2の掃除機本体を取り外しセカンド掃除機として使用する際、掃除面へ直立させた状態で吸気口を向けなくとも、第2の掃除機本体を持って操作を行なう際、自然に生ずる傾斜において吸気口を掃除面に対し平行に近い状態にすることが容易にでき、単一径における中空管で形成した吸気口においては、容易に開口面積の拡大がはかれるものとなり、使用者にとっては楽な姿勢での掃除が提供でき、操作性を改善し向上させることができる。
【0011】
本発明の請求項5記載の発明は、中空管は伸縮自在としたもので、内外径の異なる中空パイプを重ねることにより、摺動動作が得られるものとなり、伸縮自在に構成させることができ、使用条件の拡大が図れ操作性を向上させることができる。
【0012】
本発明の請求項6記載の発明は、中空管内に前記中空管の側壁に支持部を有する逆止弁を設けたもので、前記中空管内の通路にて変化する気流方向に追従して開閉動作し、気流の流れが逆転する吸気通路に構成可能となり、このような作用を有した吸気通路においてもゴミもれ対策が実現でき商品性を向上させることができる。
【0013】
本発明の請求項7記載の発明は、握り部の体積中心より半径10cm範囲以内に、第2の電動送風機を駆動させる二次電池を搭載したもので、その重量重心を前記第2の掃除機本体の握り部に近づくものとなり、使用者の握りに対し、握り位置と重量重心で生ずる曲げモーメントを低減することにより使用者の手首等にかかる負担を軽減することができる。
【0014】
本発明の請求項8記載の発明は、吸込部と連通する吸引風を発する第1の電動送風機と吸引した塵埃を集塵する第1の集塵室を有する第1の掃除機本体と、操作用の握り部を有し第2の電動送風機と第2の集塵室からなる第2の掃除機本体と、第3の電動送風機と第3の集塵室からなり前記第1の掃除機本体を充電する充電器と、前記第2の掃除機本体と前記充電器を着脱自在に接続する中空管を備え、前記中空管は前記第2の集塵室と前記第3の集塵室を連通させる構成としたもので、第2の掃除機本体を第1の掃除機本体より取り外してセカンド掃除機として使用した際、塵埃を第2の集塵室内部に一時的に収納させても、掃除終了後、第2の掃除機本体を充電器に取りつけ戻すことにより、前記充電器に設けられた第3の集塵室と連通させている結果、前記第3の集塵室より吸引され、且つ前記塵埃が移送されて集約されるものとなり、その結果、許容量の少ない第2の集塵室での塵埃の蓄積と処理工程を廃止させることが達成でき、使用者への手間と負担を低減することができる。
【0015】
本発明の請求項9記載の発明は、充電器は電源トランスを有し、第3の電動送風機の排気を前記電源トランスにあてるようにしたもので、発熱作用をもたらす電源トランスに排気風を吹き当てるものとなり、冷却作用を向上させ同時に製品性能の品質的向上を達成させることができる。
【0016】
本発明の請求項10記載の発明は、充電器に形成した第3の集塵室に設けた第3の電動送風機の吸気通路を、同じく充電器に具備した電源トランス収納部に連結する構成とすることにより、発熱作用をもたらす電源トランスに吸気風を吹き当てるものとなり、冷却手段を向上させ、同時に製品性能の品質的向上を達成させることができる。
【0017】
【実施例】
(実施例1)
図1、図2は本発明の第1の実施例における電気掃除機の断面図である。1は上部に第2の掃除機本体ユニット2が着脱自在に設けられ、下方に床面の塵埃を掻き上げる回転ブラシ3と吸気口4を有する吸込部5を具備し、吸引風を発する電動送風機6が搭載された第1の掃除機本体1である。
【0018】
前記第1の掃除機本体1に設けた電動送風機6について説明すると、吸引の気流を発生させるためのファン部7と、電源電池8または電源より電力を供給するための電源電線9と、収集した塵埃を蓄積する第1の集塵室10とで構成されたものである。
【0019】
次に本発明の構成を実施する第1の掃除機本体1ならびに第2の掃除機本体ユニット2について、詳しく説明する。13は、第1の掃除機本体1の上方に設けられた係止部11と着脱自在に結合するための係止部12を有した中空管であり、その内部を吸引した塵埃が通過することを可能とさせている。14は使用者が使用時に握るための小径化させた略円筒形の握り部15を有する第2の掃除機本体である。また前記第2の掃除機本体14の内部には、前記第1の掃除機本体1と同様第2の掃除機本体14単体での塵埃吸引が可能となるように、中空管13先端および係止部12を塵埃の第2の吸気口となるように開口し、それに連通する順に第2の集塵室16と第1の電動送風機7と前記第1の電動送風機7の運転制御を行うスイッチ18と電源となる電池19を配設させている。
【0020】
また次に第1の掃除機本体において、前記第2の掃除機本体14を着脱自在に取り付けるため上方に係止部11を設け、この係止部11は前記第2の掃除機本体14の塵埃通過可能とさせた中空管13と同様に内部を中空に形成し、且つ前記第2の掃除機本体14取り付け時に連通するように構成させた。また前記係止部11は第1の掃除機本体に設けた第1の集塵室10とも吸気通路69により連結され塵埃の通過を可能とさせた構成としたものである。
【0021】
以上のように構成された電気掃除機において、第2の掃除機本体14を第1の掃除機本体1より取り外してセカンド掃除機として使用した際、塵埃を第2の集塵室16内部に一時的に収納させても、前記掃除終了後、第2の掃除機本体14を第1の掃除機本体1に取りつけ戻すことにより、前記第1の掃除機本体1の第1の集塵室10と連通させている結果、第1の掃除機本体1の運転動作により第2の集塵室16の塵埃は第1の集塵室10より吸引移送され、塵埃が移送されて集約されるものとなり、その結果、許容量の少ない第2の掃除機本体14での塵埃の蓄積と処理工程を廃止させることが達成でき、使用者への手間と負担を低減することができる。
【0022】
(実施例2)
図3は本発明の第2の実施例における電気掃除機の断面図である。第1の掃除機本体1の第2の掃除機本体14の係止部11および第2の集塵室(図示せず)と連通する吸気通路69内一端に、第2の掃除機本体14の装着により開閉し、バネ21に附勢させ回転軸22により設けた開閉弁23を構成することにより、着脱自在に具備した第2の掃除機本体14を取り外した状態での第1の掃除機本体1単独使用状態において、前記吸気通路24の開口が開閉弁23により閉鎖され、第1の掃除機本体1の第1の集塵室10の真空度が保たれるものとなり、第2の掃除機本体14を取り外した状態でも第1の掃除機本体の単独使用も可能となることから、使用条件の拡大より使用性を向上させることができる。
【0023】
(実施例3)
図4は本発明の第3の実施例における電気掃除機の構成を示す断面図である。第2の掃除機本体14の着脱時に、前記第2の掃除機本体14の先端部25が吸気通路内24をバネ21に附勢させ、回転軸22により設けられた開閉弁23の後方一端部26に連動し、前記開閉弁23の開閉動作により第1の掃除機本体1の吸気装置6の運転制御を行なう導通切替え手段もしくは検知手段となる部品27を設け、第2の掃除機本体14の取付け時において、任意に設定した時間のみ第1の掃除機本体1の吸引運転を行なうものである。
【0024】
これにより、第1の掃除機本体1の運転動作を適宜に行なわなくても、第1の掃除機本体1への第2の掃除機本体ユニット2の取付きを自動認識し、セカンド掃除機として使用し、第2の集塵室16に一時的に収納させていた塵埃を、前記第1の掃除機本体1の第1の集塵室10に移送し集約されるものとなる。
【0025】
その結果、随時使用者がセカンド掃除で捕獲した塵埃量を確認し、また第1の掃除機本体1の第1の集塵室10への塵埃移送を目的とした運転操作することなく、排除するものとなり、操作性を改善向上させることができる。
【0026】
(実施例4)
図5は本発明の第4の実施例における第2の掃除機本体ユニットの構成を示す断面図である。第2の掃除機本体14の他端先端に傾斜部31を設けたものとすることにより、第1の掃除機本体1より第2の掃除機本体14を取り外しセカンド掃除機として使用する際、掃除面32へ直立させた状態で吸気口33を向けなくとも、第2の掃除機本体14を持って操作を行なう際、自然に生ずる傾斜において吸気口33を掃除面32に対し平行に近い状態にすることが容易にでき、また単一径における中空管13で形成した吸気口33においては、容易に開口面積の拡大がはかれるものとなり、使用者にとっては楽な姿勢での掃除が提供でき、操作性を改善し向上させることができる。
【0027】
(実施例5)
図6は本発明の第5の実施例における中空管構成を示す断面図である。大小径の中空パイプ13で第2の掃除機本体14を構成し、且つその中継には、中空管13外周に具備され回動する保持部品45が設けられている。この保持部品45は締まり部46と回転部47とネジ部48とで構成され、一方向に回すと内部のテーパーが圧接し、中空管13に密着して保持固定が確立されるものとなり、大小径の関係で摺動する中空管13を、任意の長さで調整させられ、最適長さに設定することができ、操作性を向上させることができる。
【0028】
(実施例6)
図7は本発明の第6の実施例における第2の掃除機本体の構成を示す断面図である。中空管13で形成した第2の掃除機本体14内部の吸気通路41において、片持ちの回動支持体42を有した逆止弁43を設けることにより、前記吸気通路41内の変化する気流方向に追従して開閉動作し、気流の流れが逆転する一般吸気通路に構成可能となり、このような作用を有した一般吸気通路においてもゴミもれ対策が実現でき商品性を向上させることができる。
【0029】
(実施例7)
図8、図9は本発明の第7の実施例における第2の掃除機本体の構成及びモーメント変化を示す断面図である。第2の掃除機本体14に形成した操作用握り部15において、前記握り部15の長手方向長さと厚み方向長さの寸法の1/2寸法より算出した中心51(容積中心)を設定し、前記中心51より半径10cm以内の範囲に吸気装置52等の重量部品(電動送風機や二次電池)を配設させたことにより、その重量重心を前記第2の掃除機本体14の握り部15に近づくものとなり、使用者の握りに対し、握り位置と重量重心で生ずる曲げモーメントを低減するものとなり使用者の手首等にかかる負担を軽減することができる。
【0030】
(実施例8)
図10は本発明の第8の実施例における電気掃除機の構成を示す断面図である。吸込部5を結合させ第1の電動送風機6及び第1の集塵室10以外に二次電池8と充電用端子61を持たせた第1の掃除機本体1と、前記充電用端子61に接続される端子部62を有した充電器63と、第2の吸気口及び第2の電動送風機17を配設した第2の掃除機本体14を有した第2の掃除機本体14を着脱自在に具備させた充電式掃除機において、前記充電器63に第1の掃除機本体1及び第2の掃除機本体14に設けた2つの集塵室並びに2つの電動送風機以外に、第3の電動送風機64となるものと第3の集塵室65となるものを形成させる。
【0031】
また、第1の掃除機本体1より取り外された第2の掃除機本体14が充電器63に収納固定できるとともに、第2の掃除機本体14に設けた第2の集塵室16と充電器63に設けた第3の集塵室65とが連通する構成とすることにより、第2の掃除機本体14を第1の掃除機本体1より取り外してセカンド掃除機として使用した際、塵埃を第2の集塵室16内部に一時的に収納させても、前記掃除終了後、第2の掃除機本体14を充電器63に取りつけ戻すことにより、前記第2の集塵室16と充電器63に設けられた第3の集塵室65とを連通させることで、前記第2の集塵室16内の塵埃が前記第3の集塵室65より吸引され、塵埃が移送されて集約されるものとなり、その結果、許容量の少ない第2の掃除機本体14での塵埃の蓄積と処理工程を廃止させることが達成でき、使用者への手間と負担を低減することができる。
【0032】
(実施例9)
図10は本発明の第9の実施例における電気掃除機の構成を示す断面図である。充電台63に形成した第3の集塵室65に設けた第3の電動送風機の排気通路66を、同じく充電器63に具備した電源トランス67収納部68に連通させたことにより、発熱作用をもたらす電源トランス67に、排気風を吹き当てるものとなり、冷却作用を向上させ、同時に製品性能の品質的向上を達成させることができる。
【0033】
(実施例10)
図11は本発明の第10の実施例における電気掃除機の構成を示す断面図である。充電器63に形成した第3の集塵室65に設けた第3の電動送風機の吸気通路69を、同じく充電器63に具備した電源トランス67収納部68に連通する構成とすることにより、発熱作用をもたらす電源トランス67に、吸気風を吹き当てるものとなり、冷却手段を向上させ、同時に製品性能の品質的向上を達成させることができる。
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、2個の吸引機能を備えた掃除機本体を有する電気掃除機において、使用性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電気掃除機の側断面図
【図2】同第2の掃除機本体ユニットの側断面図
【図3】本発明の第2の実施例を示す第1の掃除機本体の側断面図
【図4】本発明の第3の実施例を示す第1の掃除機本体の側断面図
【図5】本発明の第4の実施例を示す第2の掃除機本体ユニットの側断面図
【図6】本発明の第5の実施例を示す第2の掃除機本体ユニットの側断面図
【図7】本発明の第6の実施例を示す第2の掃除機本体の側断面図
【図8】本発明の第7の実施例を示す第2の掃除機本体の握り部近傍の側断面図
【図9】(a)同第2の掃除機本体の握り部を握ったときの説明図
(b)同第2の掃除機本体の握り部を握ったときの他の説明図
【図10】本発明の第9の実施例を示す電気掃除機の側断面図
【図11】本発明の第10の実施例を示す電気掃除機の側断面図
【図12】従来の電気掃除機の側断面図
【符号の説明】
1 第1の掃除機本体
5 吸込部
7 第1の電動送風機
10 第1の集塵室
13 中空管
14 第2の掃除機本体
15 握り部
16 第2の集塵室
17 第2の電動送風機
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電気掃除機は特開昭62−142531号公報に示すような構成が一般的であった。以下、その構成について図面を参照して説明する。図12において、101は掃除面の塵埃をかき上げる回転ブラシ107を内蔵した吸込部、102は内部に第1の電動送風機108を内蔵した第1の掃除機本体102で、前記吸込部101の後部に回動自在に軸支されている。103は前記第1の掃除機本体102の上部に着脱自在に取り付けられた第2の掃除機本体、104は第2の掃除機本体103上端部に操作用握り部112を形成した第2の掃除機本体104で、その内部に第2の吸気口110、フィルター109、第2の電動送風機111を内蔵している。使用する際には、第2の掃除機本体104を持ち第2の掃除機本体103を第1の掃除機本体102より取り外してセカンド掃除機として使用もでき、また、第1の掃除機本体102に取り付けたまま従来構成の掃除機として掃除することも可能としたものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では、第2の掃除機本体103を第1の掃除機本体102より取り外してセカンド掃除機として使用した際、吸引した塵埃を第2の掃除機本体104内部の小スペースに蓄積収納することとなり、許容が少なく頻繁に塵埃処理をしなければならず、また第1の掃除機本体102の塵埃処理も加えることで、非常にその頻度が高くなり使用者の手間の増大となっていた。
【0004】
本発明は上記課題を解決するもので、2個の吸引機能を備えた掃除機本体を有する電気掃除機において、使用性を向上することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明では、吸込部と連通する吸引風を発する第1の電動送風機と吸引した塵埃を集塵する第1の集塵室を有する第1の掃除機本体と、操作用の握り部を有し第2の電動送風機と第2の集塵室からなる第2の掃除機本体と、前記第1の掃除機本体と前記第2の掃除機本体を着脱自在に接続する中空管を備え、前記中空管は前記第1の集塵室と前記第2の集塵室を連通させる構成としたものである。
【0006】
これによって、第2の掃除機本体を第1の掃除機本体より取り外してセカンド掃除機として使用した際、塵埃を第2の掃除機本体内部に一時的に収納させても、掃除終了後に第2の掃除機本体を第1の本体に取りつけ戻すことにより、前記第1の掃除機本体の集塵室と連通させている結果、第1の掃除機本体の運転動作により第2の掃除機本体の集塵室より吸引され、前記塵埃が移送され集約されるものとなる。その結果、許容量の少ない第2の掃除機本体部での塵埃の蓄積と処理工程を廃止させることが達成でき、使用者への手間と負担を低減させるものとなる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1記載の発明は、吸込部と連通する吸引風を発する第1の電動送風機と吸引した塵埃を集塵する第1の集塵室を有する第1の掃除機本体と、操作用の握り部を有し第2の電動送風機と第2の集塵室からなる第2の掃除機本体と、前記第1の掃除機本体と前記第2の掃除機本体を着脱自在に接続する中空管を備え、前記中空管は前記第1の集塵室と前記第2の集塵室を連通させる構成としたもので、第2の掃除機本体を第1の掃除機本体より取り外してセカンド掃除機として使用した際、塵埃を第2の集塵室に一時的に収納させても、掃除終了後に第2の掃除機本体を第1の掃除機本体に取りつけ戻すことにより、前記第1の集塵室と連通させている結果、第1の掃除機本体の運転動作により第2の集塵室より吸引され、前記塵埃が第1の集塵室へ移送され集約されるものとなる。その結果、許容量の少ない第2の集塵室での塵埃の蓄積と処理工程を廃止させることが達成でき、使用者への手間と負担を低減させるものとなる。
【0008】
本発明の請求項2記載の発明は、第1の掃除機本体内に第1の集塵室と中空管を連通する吸気通路を有し、前記吸気通路への中空管の取付けおよび取り外し動作により開閉動作する開閉弁を設けたもので、着脱自在に具備した第2の掃除機本体を取り外した状態での第1の掃除機本体単独状態において、前記吸気通路の開口が開閉弁により閉鎖され、第1の掃除機本体の集塵室の真空度が保たれるものとなり、第2の掃除機本体を取り外した状態での第1の掃除機本体単独使用も可能となることから、使用条件の拡大より使用性を向上させることができる。
【0009】
本発明の請求項3記載の発明は、第2の掃除機本体が中空管を介して第1の掃除機本体に接続されているとき、所定時間、第1の掃除機本体が有する第1の電動送風機が運転するもので、第2の集塵室から第1の集塵室への塵埃移送ができ、使用性を改善向上させることができる。
【0010】
本発明の請求項4記載の発明は、第2の掃除機本体の反中空管接続側の端部に傾斜部を有する握り部を設けたもので、第1の掃除機本体より第2の掃除機本体を取り外しセカンド掃除機として使用する際、掃除面へ直立させた状態で吸気口を向けなくとも、第2の掃除機本体を持って操作を行なう際、自然に生ずる傾斜において吸気口を掃除面に対し平行に近い状態にすることが容易にでき、単一径における中空管で形成した吸気口においては、容易に開口面積の拡大がはかれるものとなり、使用者にとっては楽な姿勢での掃除が提供でき、操作性を改善し向上させることができる。
【0011】
本発明の請求項5記載の発明は、中空管は伸縮自在としたもので、内外径の異なる中空パイプを重ねることにより、摺動動作が得られるものとなり、伸縮自在に構成させることができ、使用条件の拡大が図れ操作性を向上させることができる。
【0012】
本発明の請求項6記載の発明は、中空管内に前記中空管の側壁に支持部を有する逆止弁を設けたもので、前記中空管内の通路にて変化する気流方向に追従して開閉動作し、気流の流れが逆転する吸気通路に構成可能となり、このような作用を有した吸気通路においてもゴミもれ対策が実現でき商品性を向上させることができる。
【0013】
本発明の請求項7記載の発明は、握り部の体積中心より半径10cm範囲以内に、第2の電動送風機を駆動させる二次電池を搭載したもので、その重量重心を前記第2の掃除機本体の握り部に近づくものとなり、使用者の握りに対し、握り位置と重量重心で生ずる曲げモーメントを低減することにより使用者の手首等にかかる負担を軽減することができる。
【0014】
本発明の請求項8記載の発明は、吸込部と連通する吸引風を発する第1の電動送風機と吸引した塵埃を集塵する第1の集塵室を有する第1の掃除機本体と、操作用の握り部を有し第2の電動送風機と第2の集塵室からなる第2の掃除機本体と、第3の電動送風機と第3の集塵室からなり前記第1の掃除機本体を充電する充電器と、前記第2の掃除機本体と前記充電器を着脱自在に接続する中空管を備え、前記中空管は前記第2の集塵室と前記第3の集塵室を連通させる構成としたもので、第2の掃除機本体を第1の掃除機本体より取り外してセカンド掃除機として使用した際、塵埃を第2の集塵室内部に一時的に収納させても、掃除終了後、第2の掃除機本体を充電器に取りつけ戻すことにより、前記充電器に設けられた第3の集塵室と連通させている結果、前記第3の集塵室より吸引され、且つ前記塵埃が移送されて集約されるものとなり、その結果、許容量の少ない第2の集塵室での塵埃の蓄積と処理工程を廃止させることが達成でき、使用者への手間と負担を低減することができる。
【0015】
本発明の請求項9記載の発明は、充電器は電源トランスを有し、第3の電動送風機の排気を前記電源トランスにあてるようにしたもので、発熱作用をもたらす電源トランスに排気風を吹き当てるものとなり、冷却作用を向上させ同時に製品性能の品質的向上を達成させることができる。
【0016】
本発明の請求項10記載の発明は、充電器に形成した第3の集塵室に設けた第3の電動送風機の吸気通路を、同じく充電器に具備した電源トランス収納部に連結する構成とすることにより、発熱作用をもたらす電源トランスに吸気風を吹き当てるものとなり、冷却手段を向上させ、同時に製品性能の品質的向上を達成させることができる。
【0017】
【実施例】
(実施例1)
図1、図2は本発明の第1の実施例における電気掃除機の断面図である。1は上部に第2の掃除機本体ユニット2が着脱自在に設けられ、下方に床面の塵埃を掻き上げる回転ブラシ3と吸気口4を有する吸込部5を具備し、吸引風を発する電動送風機6が搭載された第1の掃除機本体1である。
【0018】
前記第1の掃除機本体1に設けた電動送風機6について説明すると、吸引の気流を発生させるためのファン部7と、電源電池8または電源より電力を供給するための電源電線9と、収集した塵埃を蓄積する第1の集塵室10とで構成されたものである。
【0019】
次に本発明の構成を実施する第1の掃除機本体1ならびに第2の掃除機本体ユニット2について、詳しく説明する。13は、第1の掃除機本体1の上方に設けられた係止部11と着脱自在に結合するための係止部12を有した中空管であり、その内部を吸引した塵埃が通過することを可能とさせている。14は使用者が使用時に握るための小径化させた略円筒形の握り部15を有する第2の掃除機本体である。また前記第2の掃除機本体14の内部には、前記第1の掃除機本体1と同様第2の掃除機本体14単体での塵埃吸引が可能となるように、中空管13先端および係止部12を塵埃の第2の吸気口となるように開口し、それに連通する順に第2の集塵室16と第1の電動送風機7と前記第1の電動送風機7の運転制御を行うスイッチ18と電源となる電池19を配設させている。
【0020】
また次に第1の掃除機本体において、前記第2の掃除機本体14を着脱自在に取り付けるため上方に係止部11を設け、この係止部11は前記第2の掃除機本体14の塵埃通過可能とさせた中空管13と同様に内部を中空に形成し、且つ前記第2の掃除機本体14取り付け時に連通するように構成させた。また前記係止部11は第1の掃除機本体に設けた第1の集塵室10とも吸気通路69により連結され塵埃の通過を可能とさせた構成としたものである。
【0021】
以上のように構成された電気掃除機において、第2の掃除機本体14を第1の掃除機本体1より取り外してセカンド掃除機として使用した際、塵埃を第2の集塵室16内部に一時的に収納させても、前記掃除終了後、第2の掃除機本体14を第1の掃除機本体1に取りつけ戻すことにより、前記第1の掃除機本体1の第1の集塵室10と連通させている結果、第1の掃除機本体1の運転動作により第2の集塵室16の塵埃は第1の集塵室10より吸引移送され、塵埃が移送されて集約されるものとなり、その結果、許容量の少ない第2の掃除機本体14での塵埃の蓄積と処理工程を廃止させることが達成でき、使用者への手間と負担を低減することができる。
【0022】
(実施例2)
図3は本発明の第2の実施例における電気掃除機の断面図である。第1の掃除機本体1の第2の掃除機本体14の係止部11および第2の集塵室(図示せず)と連通する吸気通路69内一端に、第2の掃除機本体14の装着により開閉し、バネ21に附勢させ回転軸22により設けた開閉弁23を構成することにより、着脱自在に具備した第2の掃除機本体14を取り外した状態での第1の掃除機本体1単独使用状態において、前記吸気通路24の開口が開閉弁23により閉鎖され、第1の掃除機本体1の第1の集塵室10の真空度が保たれるものとなり、第2の掃除機本体14を取り外した状態でも第1の掃除機本体の単独使用も可能となることから、使用条件の拡大より使用性を向上させることができる。
【0023】
(実施例3)
図4は本発明の第3の実施例における電気掃除機の構成を示す断面図である。第2の掃除機本体14の着脱時に、前記第2の掃除機本体14の先端部25が吸気通路内24をバネ21に附勢させ、回転軸22により設けられた開閉弁23の後方一端部26に連動し、前記開閉弁23の開閉動作により第1の掃除機本体1の吸気装置6の運転制御を行なう導通切替え手段もしくは検知手段となる部品27を設け、第2の掃除機本体14の取付け時において、任意に設定した時間のみ第1の掃除機本体1の吸引運転を行なうものである。
【0024】
これにより、第1の掃除機本体1の運転動作を適宜に行なわなくても、第1の掃除機本体1への第2の掃除機本体ユニット2の取付きを自動認識し、セカンド掃除機として使用し、第2の集塵室16に一時的に収納させていた塵埃を、前記第1の掃除機本体1の第1の集塵室10に移送し集約されるものとなる。
【0025】
その結果、随時使用者がセカンド掃除で捕獲した塵埃量を確認し、また第1の掃除機本体1の第1の集塵室10への塵埃移送を目的とした運転操作することなく、排除するものとなり、操作性を改善向上させることができる。
【0026】
(実施例4)
図5は本発明の第4の実施例における第2の掃除機本体ユニットの構成を示す断面図である。第2の掃除機本体14の他端先端に傾斜部31を設けたものとすることにより、第1の掃除機本体1より第2の掃除機本体14を取り外しセカンド掃除機として使用する際、掃除面32へ直立させた状態で吸気口33を向けなくとも、第2の掃除機本体14を持って操作を行なう際、自然に生ずる傾斜において吸気口33を掃除面32に対し平行に近い状態にすることが容易にでき、また単一径における中空管13で形成した吸気口33においては、容易に開口面積の拡大がはかれるものとなり、使用者にとっては楽な姿勢での掃除が提供でき、操作性を改善し向上させることができる。
【0027】
(実施例5)
図6は本発明の第5の実施例における中空管構成を示す断面図である。大小径の中空パイプ13で第2の掃除機本体14を構成し、且つその中継には、中空管13外周に具備され回動する保持部品45が設けられている。この保持部品45は締まり部46と回転部47とネジ部48とで構成され、一方向に回すと内部のテーパーが圧接し、中空管13に密着して保持固定が確立されるものとなり、大小径の関係で摺動する中空管13を、任意の長さで調整させられ、最適長さに設定することができ、操作性を向上させることができる。
【0028】
(実施例6)
図7は本発明の第6の実施例における第2の掃除機本体の構成を示す断面図である。中空管13で形成した第2の掃除機本体14内部の吸気通路41において、片持ちの回動支持体42を有した逆止弁43を設けることにより、前記吸気通路41内の変化する気流方向に追従して開閉動作し、気流の流れが逆転する一般吸気通路に構成可能となり、このような作用を有した一般吸気通路においてもゴミもれ対策が実現でき商品性を向上させることができる。
【0029】
(実施例7)
図8、図9は本発明の第7の実施例における第2の掃除機本体の構成及びモーメント変化を示す断面図である。第2の掃除機本体14に形成した操作用握り部15において、前記握り部15の長手方向長さと厚み方向長さの寸法の1/2寸法より算出した中心51(容積中心)を設定し、前記中心51より半径10cm以内の範囲に吸気装置52等の重量部品(電動送風機や二次電池)を配設させたことにより、その重量重心を前記第2の掃除機本体14の握り部15に近づくものとなり、使用者の握りに対し、握り位置と重量重心で生ずる曲げモーメントを低減するものとなり使用者の手首等にかかる負担を軽減することができる。
【0030】
(実施例8)
図10は本発明の第8の実施例における電気掃除機の構成を示す断面図である。吸込部5を結合させ第1の電動送風機6及び第1の集塵室10以外に二次電池8と充電用端子61を持たせた第1の掃除機本体1と、前記充電用端子61に接続される端子部62を有した充電器63と、第2の吸気口及び第2の電動送風機17を配設した第2の掃除機本体14を有した第2の掃除機本体14を着脱自在に具備させた充電式掃除機において、前記充電器63に第1の掃除機本体1及び第2の掃除機本体14に設けた2つの集塵室並びに2つの電動送風機以外に、第3の電動送風機64となるものと第3の集塵室65となるものを形成させる。
【0031】
また、第1の掃除機本体1より取り外された第2の掃除機本体14が充電器63に収納固定できるとともに、第2の掃除機本体14に設けた第2の集塵室16と充電器63に設けた第3の集塵室65とが連通する構成とすることにより、第2の掃除機本体14を第1の掃除機本体1より取り外してセカンド掃除機として使用した際、塵埃を第2の集塵室16内部に一時的に収納させても、前記掃除終了後、第2の掃除機本体14を充電器63に取りつけ戻すことにより、前記第2の集塵室16と充電器63に設けられた第3の集塵室65とを連通させることで、前記第2の集塵室16内の塵埃が前記第3の集塵室65より吸引され、塵埃が移送されて集約されるものとなり、その結果、許容量の少ない第2の掃除機本体14での塵埃の蓄積と処理工程を廃止させることが達成でき、使用者への手間と負担を低減することができる。
【0032】
(実施例9)
図10は本発明の第9の実施例における電気掃除機の構成を示す断面図である。充電台63に形成した第3の集塵室65に設けた第3の電動送風機の排気通路66を、同じく充電器63に具備した電源トランス67収納部68に連通させたことにより、発熱作用をもたらす電源トランス67に、排気風を吹き当てるものとなり、冷却作用を向上させ、同時に製品性能の品質的向上を達成させることができる。
【0033】
(実施例10)
図11は本発明の第10の実施例における電気掃除機の構成を示す断面図である。充電器63に形成した第3の集塵室65に設けた第3の電動送風機の吸気通路69を、同じく充電器63に具備した電源トランス67収納部68に連通する構成とすることにより、発熱作用をもたらす電源トランス67に、吸気風を吹き当てるものとなり、冷却手段を向上させ、同時に製品性能の品質的向上を達成させることができる。
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、2個の吸引機能を備えた掃除機本体を有する電気掃除機において、使用性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電気掃除機の側断面図
【図2】同第2の掃除機本体ユニットの側断面図
【図3】本発明の第2の実施例を示す第1の掃除機本体の側断面図
【図4】本発明の第3の実施例を示す第1の掃除機本体の側断面図
【図5】本発明の第4の実施例を示す第2の掃除機本体ユニットの側断面図
【図6】本発明の第5の実施例を示す第2の掃除機本体ユニットの側断面図
【図7】本発明の第6の実施例を示す第2の掃除機本体の側断面図
【図8】本発明の第7の実施例を示す第2の掃除機本体の握り部近傍の側断面図
【図9】(a)同第2の掃除機本体の握り部を握ったときの説明図
(b)同第2の掃除機本体の握り部を握ったときの他の説明図
【図10】本発明の第9の実施例を示す電気掃除機の側断面図
【図11】本発明の第10の実施例を示す電気掃除機の側断面図
【図12】従来の電気掃除機の側断面図
【符号の説明】
1 第1の掃除機本体
5 吸込部
7 第1の電動送風機
10 第1の集塵室
13 中空管
14 第2の掃除機本体
15 握り部
16 第2の集塵室
17 第2の電動送風機
Claims (10)
- 吸込部と連通する吸引風を発する第1の電動送風機と吸引した塵埃を集塵する第1の集塵室を有する第1の掃除機本体と、操作用の握り部を有し第2の電動送風機と第2の集塵室からなる第2の掃除機本体と、前記第1の掃除機本体と前記第2の掃除機本体を着脱自在に接続する中空管を備え、前記中空管は前記第1の集塵室と前記第2の集塵室を連通させる構成とした電気掃除機。
- 第1の掃除機本体内に第1の集塵室と中空管を連通する吸気通路を有し、前記吸気通路への中空管の取付けおよび取り外し動作により開閉動作する開閉弁を設けた請求項1記載の電気掃除機。
- 第2の掃除機本体が中空管を介して第1の掃除機本体に接続されているとき、所定時間、第1の掃除機本体が有する第1の電動送風機が運転する請求項1または2記載の電気掃除機。
- 第2の掃除機本体の反中空管接続側の端部に傾斜部を有する握り部を設けた請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気掃除機。
- 中空管は伸縮自在とした請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気掃除機。
- 中空管内に前記中空管の側壁に支持部を有する逆止弁を設けた請求項1〜5のいずれか1項に記載の電気掃除機。
- 握り部の体積中心より半径10cm範囲以内に、第2の電動送風機を駆動させる二次電池を搭載した請求項4記載の電気掃除機。
- 吸込部と連通する吸引風を発する第1の電動送風機と吸引した塵埃を集塵する第1の集塵室を有する第1の掃除機本体と、操作用の握り部を有し第2の電動送風機と第2の集塵室からなる第2の掃除機本体と、第3の電動送風機と第3の集塵室からなり前記第1の掃除機本体を充電する充電器と、前記第2の掃除機本体と前記充電器を着脱自在に接続する中空管を備え、前記中空管は前記第2の集塵室と前記第3の集塵室を連通させる構成とした電気掃除機。
- 充電器は電源トランスを有し、第3の電動送風機の排気を前記電源トランスにあてるようにした請求項8記載の電気掃除機。
- 充電器は電源トランスを有し、中空管内を通過する空気流を前記電源トランスにあてるようにした請求項8記載の電気掃除機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002250908A JP2004089241A (ja) | 2002-08-29 | 2002-08-29 | 電気掃除機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002250908A JP2004089241A (ja) | 2002-08-29 | 2002-08-29 | 電気掃除機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004089241A true JP2004089241A (ja) | 2004-03-25 |
Family
ID=32057616
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002250908A Withdrawn JP2004089241A (ja) | 2002-08-29 | 2002-08-29 | 電気掃除機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004089241A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008073221A (ja) * | 2006-09-21 | 2008-04-03 | Toshiba Corp | 電気掃除装置 |
DE102012211248A1 (de) * | 2012-06-29 | 2014-01-02 | BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH | Kombination aus einem Kleinsauger und einem Stielsaugerrahmen sowie Kleinsauger und Stielsaugerrahmen |
GB2542385A (en) * | 2015-09-17 | 2017-03-22 | Dyson Technology Ltd | Vacuum Cleaner |
GB2542386A (en) * | 2015-09-17 | 2017-03-22 | Dyson Technology Ltd | Vacuum Cleaner |
CN106859485A (zh) * | 2015-09-17 | 2017-06-20 | 戴森技术有限公司 | 真空吸尘器 |
US10117551B2 (en) | 2014-10-22 | 2018-11-06 | Techtronic Industries Co. Ltd. | Handheld vacuum cleaner |
CN110996740A (zh) * | 2017-06-19 | 2020-04-10 | 创科(澳门离岸商业服务)有限公司 | 旋风分离器装置 |
WO2020090008A1 (ja) * | 2018-10-30 | 2020-05-07 | 三菱電機株式会社 | 充電台および電気掃除機システム |
JP2021104341A (ja) * | 2018-06-22 | 2021-07-26 | ビッセル インク. | 表面掃除機及びトレー |
US11666189B2 (en) | 2006-12-12 | 2023-06-06 | Omachron Intellectual Property Inc. | Surface cleaning apparatus with a variable inlet flow area |
US11793374B2 (en) * | 2006-12-12 | 2023-10-24 | Omachron Intellectual Property Inc. | Surface cleaning apparatus with a variable inlet flow area |
-
2002
- 2002-08-29 JP JP2002250908A patent/JP2004089241A/ja not_active Withdrawn
Cited By (29)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008073221A (ja) * | 2006-09-21 | 2008-04-03 | Toshiba Corp | 電気掃除装置 |
US11793374B2 (en) * | 2006-12-12 | 2023-10-24 | Omachron Intellectual Property Inc. | Surface cleaning apparatus with a variable inlet flow area |
US11666189B2 (en) | 2006-12-12 | 2023-06-06 | Omachron Intellectual Property Inc. | Surface cleaning apparatus with a variable inlet flow area |
DE102012211248A1 (de) * | 2012-06-29 | 2014-01-02 | BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH | Kombination aus einem Kleinsauger und einem Stielsaugerrahmen sowie Kleinsauger und Stielsaugerrahmen |
WO2014001502A1 (de) | 2012-06-29 | 2014-01-03 | BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH | Kombination aus einem kleinsauger und einem stielsaugerrahmen sowie kleinsauger und stielsaugerrahmen |
US10117551B2 (en) | 2014-10-22 | 2018-11-06 | Techtronic Industries Co. Ltd. | Handheld vacuum cleaner |
US11653800B2 (en) | 2014-10-22 | 2023-05-23 | Techtronic Industries Co. Ltd. | Handheld vacuum cleaner |
US10980379B2 (en) | 2014-10-22 | 2021-04-20 | Techtronic Industries Co. Ltd. | Handheld vacuum cleaner |
AU2016321998B2 (en) * | 2015-09-17 | 2019-07-04 | Dyson Technology Limited | Vacuum cleaner |
KR102106482B1 (ko) | 2015-09-17 | 2020-05-04 | 다이슨 테크놀러지 리미티드 | 진공 청소기 |
KR20180039152A (ko) * | 2015-09-17 | 2018-04-17 | 다이슨 테크놀러지 리미티드 | 진공 청소기 |
GB2542385B (en) * | 2015-09-17 | 2018-10-10 | Dyson Technology Ltd | Vacuum Cleaner |
GB2542386B (en) * | 2015-09-17 | 2018-10-10 | Dyson Technology Ltd | Vacuum Cleaner |
CN106859484A (zh) * | 2015-09-17 | 2017-06-20 | 戴森技术有限公司 | 真空吸尘器 |
CN106821137A (zh) * | 2015-09-17 | 2017-06-13 | 戴森技术有限公司 | 真空吸尘器 |
US10405708B2 (en) | 2015-09-17 | 2019-09-10 | Dyson Technology Limited | Vacuum cleaner |
US10433687B2 (en) | 2015-09-17 | 2019-10-08 | Dyson Technology Limited | Vacuum cleaner |
US10470624B2 (en) | 2015-09-17 | 2019-11-12 | Dyson Technology Limited | Vacuum cleaner |
GB2542385A (en) * | 2015-09-17 | 2017-03-22 | Dyson Technology Ltd | Vacuum Cleaner |
CN106859485A (zh) * | 2015-09-17 | 2017-06-20 | 戴森技术有限公司 | 真空吸尘器 |
GB2542386A (en) * | 2015-09-17 | 2017-03-22 | Dyson Technology Ltd | Vacuum Cleaner |
CN106821137B (zh) * | 2015-09-17 | 2020-09-22 | 戴森技术有限公司 | 真空吸尘器 |
JP2017056202A (ja) * | 2015-09-17 | 2017-03-23 | ダイソン・テクノロジー・リミテッド | 真空掃除機 |
WO2017046558A1 (en) * | 2015-09-17 | 2017-03-23 | Dyson Technology Limited | Vacuum cleaner |
CN110996740B (zh) * | 2017-06-19 | 2021-12-28 | 创科(澳门离岸商业服务)有限公司 | 旋风分离器装置 |
CN110996740A (zh) * | 2017-06-19 | 2020-04-10 | 创科(澳门离岸商业服务)有限公司 | 旋风分离器装置 |
JP2021104341A (ja) * | 2018-06-22 | 2021-07-26 | ビッセル インク. | 表面掃除機及びトレー |
JPWO2020090008A1 (ja) * | 2018-10-30 | 2021-09-02 | 三菱電機株式会社 | 充電台および電気掃除機システム |
WO2020090008A1 (ja) * | 2018-10-30 | 2020-05-07 | 三菱電機株式会社 | 充電台および電気掃除機システム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007181652A (ja) | ロボット掃除システム | |
JP2004089241A (ja) | 電気掃除機 | |
CN112190174A (zh) | 手持吸尘器 | |
JPH03267032A (ja) | 電気掃除機 | |
CN216876163U (zh) | 一种表面清洁装置 | |
CN111481099B (zh) | 清洁设备 | |
CN202932856U (zh) | 吸尘器 | |
KR20020065832A (ko) | 전기청소기 | |
JP2008079920A (ja) | 電気掃除装置 | |
CN112617656A (zh) | 手持吸尘器 | |
CN111317397A (zh) | 手持式吸尘设备及尘筒组件 | |
CN210330460U (zh) | 手持清洁设备 | |
JP2020178884A (ja) | 電気掃除機 | |
JP2019154486A (ja) | 電気掃除機 | |
JP2008073221A (ja) | 電気掃除装置 | |
CN218186595U (zh) | 清洁设备 | |
CN214856352U (zh) | 手持吸尘器 | |
JP2002355196A (ja) | 電気掃除機 | |
CN216854552U (zh) | 一种手持式吸尘器主机结构及吸尘器 | |
CN218635901U (zh) | 一种吸尘扫把 | |
CN214804415U (zh) | 手持吸尘器 | |
CN214804417U (zh) | 手持吸尘器 | |
CN217338420U (zh) | 一种表面清洁装置 | |
CN115211754B (zh) | 一种清洁系统 | |
CN216876164U (zh) | 一种手持吸尘器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20050201 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20050707 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20070827 |