JP2004088557A - 無線基地局装置 - Google Patents

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transmission line
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Takeshi Itagaki
板垣 毅
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

【課題】無線網制御局とを結ぶ有線伝送路の種別変更に対して容易に対応可能な、インタフェース部を、小型・低コスト化した無線基地局を実現する。
【解決手段】有線伝送路種別ごとのインタフェース用ハードウェアデバイスを搭載したI/F部100A、100Bを設け、これらデバイスごとのソフトウェアドライバやその選択手段を有線伝送路部101に設ける。選択手段は、I/F部100A、100Bに設けた有線伝送路種別を示すビット信号、もしくは有線伝送路部101に設けたFPGA、ディップスイッチ等の設定手段の設定内容を読み込んで種別判定を行う。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は無線基地局装置に係り、とくに携帯電話システムなどの移動体通信システムで用いられる無線基地局装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
移動通信システムは、図2に示したように、移動局201、201…がそれぞれの使用位置をカバーする無線基地局202を介して無線網制御局203と接続され、無線網制御局203は交換局204経由でネットワーク205に接続されている。このようなシステムで、無線網制御局203と無線基地局202の各々とは、有線伝送路で接続されることが多く、有線伝送路としては、所要の通信容量や利用可能な概説回線等に応じて同軸ケーブルや光ケーブルが用いられる。
【0003】
上述した無線網制御局と無線基地局とを結ぶ有線伝送路は、所要の伝送容量の変化等に対する設備変更に伴って、例えば同軸ケーブルから光ケーブルへ変更されることがある。このためには、有線伝送路自体の取り換えや増設とともに、無線網制御局や無線基地局の有線伝送路とのインタフェースも変更しなければならない。図3は、このような有線伝送路変更に対応可能な無線基地局装置の従来の構成例を示したもので、有線伝送路部301A、301B、伝送路信号切替機能部302、無線信号分離処理部303、無線送受信部304、無線増幅器305、呼処理制御部306、保守監視処理部307、記憶部308を備えている。
【0004】
図3の構成で、ATMレイヤの信号(ATMセル、これは有線伝送路の種別には関係ない信号)を各機能部に振り分ける伝送路信号切替機能部302から無線増幅器305に至る経路の各部、及び呼処理制御部306、保守監視処理部307、記憶部308はすべて有線伝送路が異なっても同じ構成の機能部であり、有線伝送路部301A、301Bのみが有線伝送路の種別に対応した構成をもっていて、複数の有線伝送路に対応できるようになっている。ここで有線伝送路部301A、301Bの各々は、それぞれ1つの基板で構成されていて、該当する有線伝送路とのコネクタや増幅器、CPUなどのハードウェアデバイスが搭載され、このデバイス駆動用のドライバソフトがインストールされている。また、有線伝送路の故障検出や警報出力を行うソフトウェアも各基板に搭載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来技術では、有線伝送路の種別ごとに上記のような基板が1枚づつ設置されているが、そのためには用意する基板の枚数に応じたスペースとコストが必要となり、また予め用意した基板のみでシステム変更に対応できないときには、新たに基板を用意するとともに、その設置スペースを確保しなければならない。従って、有線伝送路ごとに必要とする装置を可能な限り小型・低コスト化し、かつシステム変更にも容易に対応できるようにすることが求められている。
【0006】
本発明の目的は、有線伝送路の種別対応で用意するユニットを可能な限り小型・低コスト化し、その所要設置スペースを容易に確保できるような構成の無線基地局装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、移動体通信システムの無線網制御局と有線伝送路を介して接続される無線基地局装置であって、
複数種の有線伝送路の各々に対応したインタフェース用ハードウェアとそのハードウェアがどの有線伝送路種別に対応しているかを示すビット信号出力端子を備えたインタフェースデバイスと、
このインタフェースデバイスの各々に対応したソフトウェアドライバと、前記ビット信号出力端子の信号を取り込んで接続されている有線伝送路の種別を判定しその判定結果に応じた前記ソフトウェアドライバを選択/起動する共通制御手段とを備えた有線伝送路部と、
を備えた無線基地局装置を開示する。
【0008】
また本発明は、移動体通信システムの無線網制御局と有線伝送路を介して接続される無線基地局装置であって、
複数種の有線伝送路の各々に対応したインタフェース用ハードウェアを搭載したインタフェースデバイスと、
このインタフェースデバイスの各々に対応したソフトウェアドライバ、接続されている有線伝送路の種別を設定するための種別設定手段、及びこの手段に設定された有線伝送路種別を取り込んで接続されている有線伝送路の種別を判定しその判定結果に応じた前記ソフトウェアドライバを選択/起動する共通制御手段を備えた有線伝送路部と、
を備えた無線基地局装置を開示する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明になる無線基地局装置の構成例を示す機能ブロック図で、伝送路信号切替機能部102、無線信号分離処理部103、無線送受信部104、無線増幅器105、呼処理制御部106、保守監視処理部107、及び記憶部108は、図3の同名の各機能部と同じものである。従来の図3と異なっているのは、図3の有線伝送路部301A、301Bが、有線伝送路対応に設けられた有線伝送路I/F部100A、100Bと、各有線伝送路種別に共通の有線伝送路部101に置き換えられている点である。
【0010】
有線伝送路I/F部100A、100Bは、図3の従来の有線伝送路部301A、301B等のI/Fデバイス(ハードウェア)で構成される。例えば光ケーブル対応の有線伝送路I/F部であれば、光ケーブル用コネクタ、光/電、電/光変換器、増幅器や信号処理回路、有線伝送路部101とのコネクタ等である。一方、各有線伝送路種別に共通の有線伝送路部101には、有線伝送路I/F部100A、100Bの各々のI/Fデバイスを駆動するためのI/Fドライバ(ソフトウェア)の各々と、これらI/Fドライバを有線伝送路種別に応じて選択/起動するための共通制御手段、伝送路の監視、警報出力などを行うソフトウェアと、有線伝送路I/F部の各々との接続を行うコネクタを備えている。このように有線伝送路種別により異なる構成のI/Fデバイスのみを有線伝送路種別ごとに設置し、I/Fデバイスそれぞれのドライバソフトや有線伝送路種別に依存しない部分を1つの有線伝送路部101にまとめることで、有線伝送路種別ごとに設置するユニットの小型・低コスト化をはかっている。
【0011】
各I/Fデバイス用のドライバソフトを有線伝送路部101にまとめて搭載しているから、有線伝送路部101では、実際に接続されている有線伝送路の種別に応じて対応するドライバを選択し起動する共通制御手段が必要となる。このためには、接続されている有線伝送路の種別を判定する機構があればよいが、この有線伝送路種別判定機構としては、例えば各有線伝送路I/Fデバイスのユニットに数ビットの信号端子を設けてその各ビットの「High」「Low」レベルで有線伝送路種別を示すようにしておく。そして、あるI/Fデバイスが有線伝送路部101と接続されると、この信号端子を有線伝送路部101のCPUのI/Oポートへ取り込んで判定を行う。図4は3種の有線伝送路がありうる場合、3ビットの信号端子のH(High)、L(Low)をポート0〜2へ対応させたときの例で、この信号に応じたドライバが選択される。
【0012】
有線伝送路種別判定機構の別の例としては、有線伝送路部101にFPGA(Field Programmable Gate Array)又はディップスイッチを搭載しておき、その設定値をシステム新設時や更新時に有線伝送路種別対応の値としておく。そしてこの設定値をCPUが読み込むことで有線伝送路種別対応のドライバを選択するようにしてもよい。
【0013】
図5は、図1の無線基地局装置立ち上げ時の無線網制御局との接続確立までの動作を示すフローチャートで、無線基地局装置の電源がONされると、前記の共通制御手段が有線伝送路種別判別機構を用いて現在接続されている有線伝送路の種別を判定し(ステップ501)、対応するI/Fドライバを起動する(ステップ502)。次いでこのドライバによる対応I/Fデバイスの初期化、動作設定、割込み設定を行い(ステップ503〜505)、これらが正常に終了すると無線網制御局装置より無線基地局との接続を有効にする通知が行われ(ステップ506)、これをうけて無線基地局装置で接続設定が行われ(ステップ507)、接続が完了する。
【0014】
【発明の効果】
本発明によれば、システム変更に伴う有線伝送路種別の変更の際に、その有線伝送路に対応するインタフェースのハードウェアデバイスのみから成る小型・低コスト化されたユニットを準備しておくかそのユニット交換のみで対応でき、無線基地局有線伝送路種別変更に対する柔軟性が増大し、省スペース化・低コスト化に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる無線基地局装置の構成例を示す機能ブロック図である。
【図2】移動体通信システムの概略構成を示すブロック図である。
【図3】従来の無線基地局装置の構成例を示す機能ブロック図である。
【図4】有線伝送路種別判定に用いる信号の例である。
【図5】図1の無線基地局装置立ち上げ時の制御フローチャートである。
【符号の説明】
100A、100B 有線伝送路I/F部
101 有線伝送路部
202 無線基地局
203 無線網制御局

Claims (2)

  1. 移動体通信システムの無線網制御局と有線伝送路を介して接続される無線基地局装置であって、
    複数種の有線伝送路の各々に対応したインタフェース用ハードウェアとそのハードウェアがどの有線伝送路種別に対応しているかを示すビット信号出力端子を備えたインタフェースデバイスと、
    このインタフェースデバイスの各々に対応したソフトウェアドライバと、前記ビット信号出力端子の信号を取り込んで接続されている有線伝送路の種別を判定しその判定結果に応じた前記ソフトウェアドライバを選択/起動する共通制御手段とを備えた有線伝送路部と、
    を備えた無線基地局装置。
  2. 移動体通信システムの無線網制御局と有線伝送路を介して接続される無線基地局装置であって、
    複数種の有線伝送路の各々に対応したインタフェース用ハードウェアを搭載したインタフェースデバイスと、
    このインタフェースデバイスの各々に対応したソフトウェアドライバ、接続されている有線伝送路の種別を設定するための種別設定手段、及びこの手段に設定された有線伝送路種別を取り込んで接続されている有線伝送路の種別を判定しその判定結果に応じた前記ソフトウェアドライバを選択/起動する共通制御手段を備えた有線伝送路部と、
    を備えた無線基地局装置。
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