JP2004088214A - 2共振型ループアンテナ - Google Patents

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Hisamatsu Nakano
中野 久松
Junji Yamauchi
山内 潤治
Yusuke Obara
小原 祐介
Yoshiichi Wakao
若生 伊市
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

【課題】2重ループアンテナの結合を低減して1給電で直線偏波と円偏波の電波を効率良く放射することができる2共振型ループアンテナを提供する。
【解決手段】第1の絶縁基板11の上面に方形状の第1及び第2のループアンテナ13、14をほぼ45°ずらして形成する。第1のループアンテナ13は周波数がfの直線偏波用であり、第2のループアンテナ14は周波数がfの円偏波用で円偏波用の摂動素子15a、15bを備えている。一方、第2の絶縁基板12の下面には、金属箔により反射板16を形成し、給電用のコネクタ17を装着すると共に、このコネクタ17に給電線路18を接続する。給電線路18は、第2の絶縁基板12に設けた透孔内を挿通させ、上部に導出して分枝し、その分枝線19をループアンテナ13、14の各一辺に対向するように位置させる。すなわち、分枝線19をループアンテナ13、14に電磁結合させて給電する。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、分枝線給電形の2共振型ループアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、GHz帯の2周波に共振する分枝線給電形の2共振型ループアンテナが考えられている。この分枝線給電形の2共振型ループアンテナは、2重ループアンテナに分枝線を電磁結合させて給電することにより、2重ループアンテナが2周波共振するようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の分枝線給電形の2共振型ループアンテナは、非常に薄型に形成できるという利点があるが、2周波とも直線偏波であり、2周波を直線偏波と円偏波に利用するものは未だ考えられていない。
【0004】
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、2重ループアンテナに1給電して、直線偏波と円偏波の電波を放射することができる2共振型ループアンテナを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る2共振型ループアンテナは、方形状に形成した直線偏波用の第1のループアンテナと、前記第1のループアンテナに対して約45°ずらして方形状に形成された円偏波用の第2のループアンテナと、前記第1のループアンテナ及び第2のループアンテナと所定の間隔を保って設けられる反射板と、前記第1のループアンテナ及び第2のループアンテナと反射板との間で、給電線路の一端を分枝して形成した分枝線を前記第1のループアンテナ及び第2のループアンテナの1辺に所定間隔を保って対向配置し、電磁結合させて給電する給電手段とを具備し、前記第1のループアンテナの長さを第1の周波数に対応させて設定し、前記第2のループアンテナの長さを第2の周波数に対応させて設定し、前記第1及び第2のループアンテナを2周波共振させることを特徴とする。
【0006】
上記のように方形状に形成した直線偏波用の第1のループアンテナと円偏波用の第2のループアンテナとを約45°ずらして配置すると共に、1つの給電線路を分枝して上記第1及び第2のループアンテナに電磁結合させて給電することにより、第1のループアンテナと第2のループアンテナの結合を低減して1給電で直線偏波と円偏波の電波を効率良く放射することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る分枝線給電形の2共振型ループアンテナの構成を示す斜視図、図2は同実施形態の側面図である。また、図3は2共振型ループアンテナにおける分枝線による給電状態を上面から見た図、図4は同給電状態を側面から見た図である。
【0008】
本発明の一実施形態に係る分枝線給電形の2共振型ループアンテナ10は、図1及び図2に示すように誘電体からなる例えば方形状の第1の絶縁基板11及び第2の絶縁基板12を積層している。
【0009】
上記第1の絶縁基板11の上面には、例えば方形状の第1のループアンテナ13を形成すると共に、この第1のループアンテナ13の内側に第2のループアンテナ14を形成する。上記ループアンテナ13、14は例えばマイクロストリップ線路を使用し、第1のループアンテナ13に対し、第2のループアンテナ14の位置をほぼ45°ずらして形成する。
【0010】
上記第1のループアンテナ13は直線偏波用であり、周波数fに共振するループ長さC1に設定される。また、第2のループアンテナ14は円偏波用で、周波数fに共振するループ長さC2に設定され、対向する2つの対向する角部から内側方向に突出する長さがΔLの円偏波用の摂動素子15a、15bを備えている。
上記周波数fは例えば2GHz、周波数fは4GHzとし、上記第1のループアンテナ13及び第2のループアンテナ14により2周波オクターブ共振させる。
【0011】
一方、第2の絶縁基板12の下面には、金属箔により反射板16を形成する。この反射板16は、好ましくは無限反射板とする。上記反射板16から第1のループアンテナ13及び第2のループアンテナ14までの高さをhに設定する。
【0012】
また、第2の絶縁基板12の下面には、給電用のコネクタ17を装着すると共に、このコネクタ17の中心導体に給電線路18を接続する。上記コネクタ17の外部導体は、反射板16に接続して接地する。上記給電線路18は、反射板16及び第2の絶縁基板12に設けた透孔(図示せず)内を挿通させて図3、図4に示すように第2の絶縁基板12の上部に導出して分枝し、その分枝線19を第1のループアンテナ13及び第2のループアンテナ14の各一辺に対向するように位置させる。
【0013】
上記のように構成した2共振型ループアンテナ10において、コネクタ17より2GHzの直線偏波の信号及び4GHzの円偏波の信号を給電すると、分枝線19が第1のループアンテナ13及び第2のループアンテナ14に電磁結合し、第1のループアンテナ13が2GHz、第2のループアンテナ14が4GHzで動作する。この結果、第1のループアンテナ13からは直線偏波が放射され、第2のループアンテナ14からは長さΔLの摂動素子15a、15bにより円偏波が放射される。
【0014】
図5は、上記2共振型ループアンテナ10において、
 =2GHz
 =4GHz
C1=1.05λ(λ:周波数fの波長)
C2=0.88λ(λ:周波数fの波長)
h =0.067λ
ΔL=0.083λ
に設定した場合の2GHzでの直線偏波放射パターンを示したものである。
【0015】
図5(a)はz−x平面、同図(b)はz−y平面の直線偏波放射パターンを示している。上記放射パターンは、2共振型ループアンテナ10の中心(原点)から一方の側面に向かう方向(水平方向)をx軸、このx軸と直行する水平方向をy軸、上記x、y軸の原点から垂直に向かう方向をz軸として示した。また、図5(a)、(b)において、実線はz軸からx,y軸方向に向かう角度をθとする垂直面の放射パターンEθを示し、破線はx軸からy軸方向に向かう角度をφとする水平面の放射パターンEφを示している。
上記2GHzでの直線偏波の放射パターンは、正面方向での直交偏波が約−20dBであり、非常に低い値となっている。
【0016】
図6は、上記のように設定した2共振型ループアンテナ10における4GHzでの円偏波放射パターンを示している。図6(a)はz−x平面、同図(b)はz−y平面の円偏波放射パターンで、実線は右旋円偏波の放射パターンEを示し、破線は左旋円偏波の放射パターンEを示している。
上記4GHzでの円偏波放射パターンは、正面方向の軸比が0dBに近い値となっている。
【0017】
図7(a)、(b)は、上記2共振型ループアンテナ10のVSWRと軸比の周波数特性であり、図中aは第1のループアンテナ13による直線偏波の特性、bは第2のループアンテナ14の円偏波の特性を示している。
【0018】
図7(a)に示すように、VSWRが2.0以下における帯域は、第1のループアンテナ13の2GHz帯で1.0%、第2のループアンテナ14の4GHz帯で10.1%となっている。
また、図7(b)に示すように、第2のループアンテナ14の4GHz帯における軸比3.0dB以下の帯域は、2.7%となっている。
【0019】
上記実施形態で示した2共振型ループアンテナ10は、第1のループアンテナ13と第2のループアンテナ14とを約45°ずらして配置しているので、相互間の結合を低減でき、1給電で直線偏波と円偏波を効率良く放射できると共に、良好な放射特性とすることができた。
【0020】
なお、上記実施形態では、第1のループアンテナ13と第2のループアンテナ14を2周波オクターブ共振させた場合について説明したが、その他の周波数関係に設定しても良いことは勿論である。
【0021】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、方形状に形成した直線偏波用の第1のループアンテナと円偏波用の第2のループアンテナとを約45°ずらして配置すると共に、1つの給電線路を分枝して上記第1及び第2のループアンテナに電磁結合させて給電することにより、第1及び第2のループアンテナの結合を低減して1給電で直線偏波と円偏波の電波を効率良く放射することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る2共振型ループアンテナの構成を示す斜視図。
【図2】同実施形態における側面図。
【図3】同実施形態における分枝線による給電状態を上面から見た図。
【図4】同実施形態における分枝線による給電状態を側面から見た図。
【図5】同実施形態における第1のループアンテナによる直線偏波放射パターンを示す図。
【図6】同実施形態における第2のループアンテナによる円偏波放射パターンを示す図。
【図7】同実施形態におけるVSWRと軸比の周波数特性を示す図。
【符号の説明】
10…2共振型ループアンテナ
11…第1の絶縁基板
12…第2の絶縁基板
13…第1のループアンテナ
14…第2のループアンテナ
15a、15b…摂動素子
16…反射板
17…コネクタ
18…給電線路
19…分枝線

Claims (3)

  1. 方形状に形成した直線偏波用の第1のループアンテナと、前記第1のループアンテナに対して約45°ずらして方形状に形成された円偏波用の第2のループアンテナと、前記第1のループアンテナ及び第2のループアンテナと所定の間隔を保って設けられる反射板と、前記第1のループアンテナ及び第2のループアンテナと反射板との間で、給電線路の一端を分枝して形成した分枝線を前記第1のループアンテナ及び第2のループアンテナの一辺に所定間隔を保って対向配置し、電磁結合させて給電する給電手段とを具備し、
    前記第1のループアンテナの長さを第1の周波数に対応させて設定し、前記第2のループアンテナの長さを第2の周波数に対応させて設定し、前記第1及び第2のループアンテナを2周波共振させることを特徴とする2共振型ループアンテナ。
  2. 第1の絶縁基板と、前記第1の絶縁基板上に方形状に形成した直線偏波用の第1のループアンテナと、前記第1のループアンテナに対して約45°ずらして方形状に形成された円偏波用の摂動素子を備えた第2のループアンテナと、前記第1の絶縁基板の下側に設けられる第2の絶縁基板と、前記第2の絶縁基板の下面に形成される反射板と、前記第2の絶縁基板及び反射板に形成した透孔内に設けられる給電線路と、前記給電線路の上端を前記第2の絶縁基板の上側で分枝して形成され、前記第1のループアンテナ及び第2のループアンテナの1辺に対向する位置に配置される分枝線とを具備し、
    前記第1のループアンテナの長さを第1の周波数に対応させて設定し、前記第2のループアンテナの長さを第2の周波数に対応させて設定し、前記第1及び第2のループアンテナを2周波共振させることを特徴とする2共振型ループアンテナ。
  3. 請求項2記載の2共振型ループアンテナにおいて、前記第1のループアンテナ及び第2のループアンテナをマイクロストリツプ線路により形成したことを特徴とする2共振型ループアンテナ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006311497A (ja) * 2005-03-29 2006-11-09 Fujitsu Ten Ltd ループアンテナ、該アンテナを使用したアンテナシステム及び該アンテナシステムを搭載した車両
JP2009171070A (ja) * 2008-01-11 2009-07-30 Sony Corp アンテナモジュール、通信装置及び通信システム
CN102386487A (zh) * 2010-08-31 2012-03-21 现代自动车株式会社 同时产生线偏振波和圆偏振波的贴片天线及其制造方法
JP2018182362A (ja) * 2017-04-03 2018-11-15 ミツミ電機株式会社 アンテナ装置

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