JP2004088021A - 高周波モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】積層した誘電体基板の面積を縮小するとともに、放熱性について影響の少ない高周波モジュールを提供する。
【解決手段】第1の誘電体基板101と、能動素子を含む第1の半導体チップ102と、リング形状の第2の誘電体基板104と、前記第2の誘電体基板104のリング内に配置された能動素子を含む第2の半導体チップ105と、前記第2の誘電体基板の第2の主面に形成された電極パッド107と、前記第1及び第2の半導体チップを覆うよう形成された第1及び第2の封止体108,110とを具備したことを特徴とし、前記第1の半導体チップ102の素子は、前記第2の半導体チップ105の素子よりも消費電力の大きい素子であることを特徴とする高周波モジュールである。
【選択図】 図2
【解決手段】第1の誘電体基板101と、能動素子を含む第1の半導体チップ102と、リング形状の第2の誘電体基板104と、前記第2の誘電体基板104のリング内に配置された能動素子を含む第2の半導体チップ105と、前記第2の誘電体基板の第2の主面に形成された電極パッド107と、前記第1及び第2の半導体チップを覆うよう形成された第1及び第2の封止体108,110とを具備したことを特徴とし、前記第1の半導体チップ102の素子は、前記第2の半導体チップ105の素子よりも消費電力の大きい素子であることを特徴とする高周波モジュールである。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アナログ集積回路などの半導体集積回路のチップを複数有するマイクロ波モジュールなどの高周波モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】
図9乃至図11に、誘電体基板を用いた従来の高周波モジュールの例としてマイクロ波モジュール900を示す。図9(a)及び(b)はマイクロ波モジュールの上面図及び同下面図である。図10は図9中のA−A’における断面図である。図11はマイクロ波モジュールの一部の斜視図である。
【0003】
図10に示すように、配線パターンを有する第1の誘電体基板901の第1の主面上に、トランジスタなどの能動素子を含むパワーアンプ902及び電源回路903をそれぞれ搭載した半導体チップがバンプ904によって半田で実装されている。前記パワーアンプ902は、GaAsの半導体基板を用いて形成され、一方、前記電源回路903は、Siの半導体基板を用いて形成されている。前記パワーアンプ902及び前記電源回路903は別々の半導体チップに形成されている。
【0004】
前記第1の誘電体基板901の第2の主面には、第1の主面が接するよう配線パターンを有する第2の誘電体基板905が形成されている。前記第1及び第2の誘電体基板901,905にはスルーホールが形成され、導電性材料を埋め込むことによってコンタクト906が形成されており、前記配線パターンと電気的に接続されている。図9(b)に示すように、前記第2の誘電体基板905の第2の主面には、電極パッド907が形成され、外部に接続可能になっている。
【0005】
また、図10に示すように、前記パワーアンプ902及び前記電源回路903は上部及び側部に樹脂などの封止体908を形成することによって封止されている。さらに前記封止体908を覆うように、プラスチックなどの蓋909が取り付けられている。この種の高周波モジュールは、例えば特許文献1に記載されている。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−124704号公報(図2)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
能動素子をそれぞれ含む、複数の半導体チップを、積層した誘電体基板の上面に並置して構成しているため、半導体チップの搭載面積が増大し、高周波モジュールの小型化をはかることができないという問題があった。また、能動素子をそれぞれ含む複数の半導体チップを誘電体基板上に並置する高周波モジュールの場合、放熱性を考慮して、ある程度の間隔をもって配置する必要があり、さらに搭載面積が増大するという問題があった。
【0008】
本発明は、上記した問題点を解決すべくなされたもので、能動素子を含む複数の半導体チップを、積層した誘電体基板に搭載する際、必要な誘電体基板の搭載面積を縮小し、モジュールの小型化をはかることが可能な高周波モジュールを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するための本発明の高周波モジュールは、第1の誘電体基板と、
前記第1の誘電体基板の第1の主面に搭載されている、能動素子を含む第1の半導体チップと、
前記第1の誘電体基板の第2の主面に、第1の主面が接するよう設けられた、リング形状の第2の誘電体基板と、
前記第2の誘電体基板のリング内に配置され、前記第1の誘電体基板の第2の主面に搭載されている、能動素子を含む第2の半導体チップと、
前記第2の誘電体基板の第2の主面に形成された電極パッドと、
前記第1及び第2の半導体チップを覆うようそれぞれ形成された第1及び第2の封止体とを具備したことを特徴とし、
前記第1の誘電体基板には、前記第1の半導体チップと第2の半導体チップを接続する第1の配線パターンが形成され、前記第2の誘電体基板には、前記第1の半導体チップと前記電極パッド、及び、前記第2の半導体チップと前記電極パッドをそれぞれ接続する第2の配線パターンが形成されており、
前記第1の半導体チップに搭載されている素子は、前記第2の半導体チップに搭載されている素子よりも消費電力の大きい素子であることを特徴とする。
【0010】
また、上記した目的を達成するための本発明の高周波モジュールは、第1の誘電体基板と、
前記第1の誘電体基板の第1の主面に搭載されている、能動素子を含む第1の半導体チップと、
前記第1の誘電体基板の第2の主面に、第1の主面が接するよう設けられた第3の誘電体基板と、
前記第3の誘電体基板の第2の主面に、第1の主面が接するよう設けられた、リング形状の第2の誘電体基板と、
前記第2の誘電体基板のリング内に配置され、前記第3の誘電体基板の第2の主面に搭載されている能動素子を含む第2の半導体チップと、
前記第2の誘電体基板の第2の主面に形成された電極パッドと、
前記第1及び第2の半導体チップを覆うようそれぞれ形成された第1及び第2の封止体とを具備したことを特徴とし、
前記第1及び第3の誘電体基板には、前記第1の半導体チップと第2の半導体チップを接続する第1及び第3の配線パターンが形成され、前記第2の誘電体基板には、前記第1の半導体チップと前記電極パッド、及び、前記第2の半導体チップと前記電極パッドをそれぞれ接続する第2の配線パターンが形成されており、前記第1の半導体チップに搭載されている素子は、前記第2の半導体チップに搭載されている素子よりも消費電力の大きい素子であることを特徴とする。
【0011】
本発明の高周波モジュールによれば、能動素子を含む半導体チップのうち、一方の、より消費電力の大きい第1の半導体チップを上面の第1の誘電体基板上に実装し、他方の第2の半導体チップを下面の第2の誘電体基板のリング内に実装することによって、積層誘電体基板の面積を縮小するとともに、放熱性について影響の少ないモジュールを実現することができる。また、誘電体基板を複数積層することによって、配線の自由度の高めることができるため周辺回路の大きなモジュールにも適用することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1乃至図3に、パワーアンプや電源回路などの複数の半導体チップがフリップチップ接続によって、誘電体基板に実装されているBGA(Ball Grid Array)基板構造を有したマイクロ波モジュール100を示す。
【0013】
図1(a)及び図1(b)はマイクロ波モジュールの上面図及び同下面図である。図2は図1中のA−A’における断面図である。図3はマイクロ波モジュールの一部を分かりやすく分離して示した斜視図である。
【0014】
図2に示すように、第1の誘電体基板101の第1の主面に、第1の半導体チップ102がフェイスダウン状態でバンプ103によって半田実装されている。前記第1の半導体チップ102は能動素子を含んでおり、例えば、GaAsの半導体基板に形成されたパワーアンプなどの半導体集積回路が形成されている。前記第1の誘電体基板101の第2の主面には、リング形状の第2の誘電体基板104の第1の主面が接するように、積層して設けられている。前記第2の誘電体基板104のリング形状の内側には、第2の半導体チップ105がフェイスダウン状態で、バンプ103によって前記第1の誘電体基板101の第2の主面に半田実装されている。前記第2の半導体チップ105は能動素子を含んでおり、例えば、Siの半導体基板に形成された電源回路などの半導体集積回路が形成されている。
【0015】
前記第1及び第2の半導体チップ102,105の前記第1の誘電体基板101への実装方法は、バンプによる半田実装に限定されず、ワイヤーボンディングによる実装、スタッドバンプに接続用の導電性ペーストを塗布することによる実装、バンプを用いない半田実装などでもかまわない。
【0016】
また、前記第1の誘電体基板101の第1の主面及び第2の主面と、前記第2の誘電体基板104の第1の主面には、配線パターンが形成されている(図示しない)。また、図2に示すように、前記第1及び第2の誘電体基板101,104の内部には、スルーホール(コンタクトホール)に金などの導電性材料を埋め込むことによって、コンタクト106が形成されている。これらの配線パターン及びコンタクト106によって、前記第1の半導体チップ102及び前記第2の半導体チップ105は相互に接続されている。基板上での配線の引き回しを少なくし、スルーホールによってコンタクトすることができるため、配線の自由度を向上することができるとともに、インダクタンス成分を小さくし、電気抵抗を低減することができる。
【0017】
また、図1(b)に示すように、リング形状の前記第2の誘電体基板104の第2の主面には、高周波モジュールの電極パッド107が形成されており、外部への接続が可能である。また、前記電極パッド107は、前記配線パターン及び前記コンタクト106と相互に電気的に接続されている。
【0018】
前記第1及び第2の半導体チップ102,105の実装基板である前記第1の誘電体基板101及び前記第2の誘電体基板104はセラミック基板、ガラスセラミック基板、ガラスエポキシ基板、アルミナ基板などを用いることができる。
【0019】
前記第1の半導体チップ102としてパワーアンプ、前記第2の半導体チップ105として電源回路を実装したマイクロ波モジュールにおいて、前記第1の誘電体基板101は振動などの影響を抑制する必要があるため、特に、ガラスセラミック基板などの誘電体基板がよく、加えてある程度硬度のある基板を用いることが好ましい。
【0020】
前記第1の半導体チップ102は周囲に樹脂などの第1の封止体108を形成することによって封止されている。さらに前記第1の封止体108を覆うように、プラスチックなどの第1の蓋109が取り付けられている。前記第2の半導体チップ105は周囲に樹脂などの前記第2の封止体110を形成することによって封止されている。さらに、前記第2の封止体110を覆うように、プラスチックなどの第2の蓋111が取り付けられている。ただし、前記第2の封止体110及び前記第2の蓋111は前記第2の誘電体基板104のリング内に形成されており、同一平面上に形成されていない。前記第2の誘電体基板104の第2の主面よりも内側にへこむように、前記第2の封止体110及び前記第2の蓋111が設置されている。
【0021】
前記第2の封止体110及び前記第2の蓋111を、前記第2の誘電体基板104のリング外に突出するように形成すると、前記第2の誘電体基板104の第2の主面に設けられた前記電極パッド107を外部に接続する際、うまく設置することができず、電気的接続の信頼性を低下させる可能性がある。具体的には、前記第2の誘電体基板のリングの内側領域に力が加わって変形したり、断線や高抵抗化が生じる可能性がある。
【0022】
したがって、前記第2の誘電体基板104の第2の主面よりも内側にへこむように、前記第2の封止体110及び前記第2の蓋111を設置して、前記電極パッド107と外部との電気的な接続の信頼性を向上させるよう形成することが好ましい。
【0023】
前記第1及び第2の蓋110,112は、衝撃などによる素子破壊を防ぐために形成されている。形状は角を有する断面コの字形状が好ましいが、高周波モジュールの設置場所に応じて、例えば角を有さないドーム形状であってもかまわない。前記第1の蓋109と前記第1の封止体108は同じ材料で形成してもよいし、高周波モジュールの設置場所に応じて前記第1の蓋109または第2の蓋111を設けなくてもかまわない。
【0024】
また、前記第1及び第2の蓋110,112は、導電性材料で形成されていてもよい。導電性材料で形成することによって、周囲への信号の漏れを低減することができる。特に、第2の蓋111を導電性材料で形成することによって、前記第2の誘電体基板104のリング内の前記第2の半導体チップ105から信号が漏れ、前記電極パッド107を外部に接続した際に、ノイズとなって悪影響を及ぼすことを抑止することができ、有効である。
【0025】
前記第1の誘電体基板101の第1の主面に実装される前記第1の半導体チップ102は、第2の主面に実装される前記第2の半導体チップ105よりも、放熱性がより必要とされる、発熱性の高い素子を搭載する。前記第1の誘電体基板101に実装された前記第1の半導体チップ102は、前記第2の誘電体基板104のリング内に実装された前記第2の半導体チップ105よりも外部に熱を放出しやすいためである。第1の半導体チップと第2の半導体チップの発熱性の大きさについては、半導体チップに搭載された素子の消費電力からその大小を見積もることが可能である。
【0026】
ここで、第1の半導体チップ102は、複数の半導体チップで構成されていても構わない。図4乃至図6に第1の半導体チップが複数の半導体チップである場合を示す。 図4(a)及び図4(b)はマイクロ波モジュールの上面図及び同下面図である。図5は図4中のA−A’における断面図である。図6はマイクロ波モジュールの一部を分かりやすく分離して示した斜視図である。前記第1の半導体チップ102は、パワーアンプ102a及び抵抗102bであり、前記第2の半導体チップは電源回路105であり、マイクロ波モジュールを構成している。この場合、第1及び第2の半導体チップの発熱性については、複数の第1の半導体チップ102a,102b及び第2の半導体チップ105それぞれの消費電力の総和を見積もり、大小を考慮して実装する。
【0027】
誘電体基板は、縦横の長さが5mm程度、厚さが0.2mm程度であり、半導体チップは、縦横の長さが1mm程度以下、厚さが150μm程度である。これらの寸法は一例であり、求められるモジュールの特性等によって決定される。
【0028】
また、図7及び図8に示すように、第1の誘電体基板と第2の誘電体基板の間に、さらに第3の誘電体基板が積層されていてもかまわない。図7はマイクロ波モジュール700の断面図であり、図8はマイクロ波モジュールの一部の斜視図である。マイクロ波モジュールの上面図及び同下面図は、図1と同様のため、省略する。
【0029】
図7において、第1の誘電体基板101の第1の主面に、第1の半導体チップ702がフェイスダウン状態でバンプ103によって半田実装されている。前記第1の半導体チップ102は能動素子を含んでおり、例えば、GaAsの半導体基板に形成されたパワーアンプなどの半導体集積回路が形成されている。
【0030】
前記第1の誘電体基板101の第2の主面には、第3の誘電体基板701が接して積層されている。前記第3の誘電体基板701の他の面には、リング形状の第2の誘電体基板104の第1の主面が接して積層されている。前記第2の誘電体基板104のリング形状の内側には、第2の半導体チップ105がフェイスダウン状態でバンプ103によって、前記第1の誘電体基板101の第2の主面に半田実装されている。
【0031】
前記第2の半導体チップ105は能動素子を含んでおり、例えば、Siの半導体基板に形成された電源回路などの半導体集積回路が形成されている。その他の構造については、前記した構造と同じであるため説明を省略する。積層された全ての誘電体基板には、スルーホールによるコンタクト及び配線パターンが形成されており、相互に接続されている。積層する基板の枚数を増やすことによって、配線の自由度を増すことができ、周辺回路が大きい場合に適用することができる。
【0032】
能動素子を含む前記第1の半導体チップ102としてパワーアンプ、第2の半導体チップ105として電源回路を実装したマイクロ波モジュールの例を示したが、必要に応じて、さらに抵抗などの電子部品を形成することも可能である。
【0033】
本実施の形態によれば、能動素子を含む半導体チップのうち第1の半導体チップを上面の第1の誘電体基板上に実装し、第2の半導体チップを下面の第2の誘電体基板のリング内に実装し、半導体チップの電気的接続をコンタクトホールによって行っているため、配線の信頼性を保証するとともに、積層誘電体基板の面積を縮小して、高周波モジュールを小型化することができる。また、能動素子を含む半導体チップのうち、一方の、より発熱性の高い第1の半導体チップを上面の第1の誘電体基板上に実装し、他方の第2の半導体チップを下面の第2の誘電体基板のリング内に実装することによって、放熱性について影響の少ないモジュールを実現することができる。
【0034】
【発明の効果】
以上、詳述したように、本発明によれば、能動素子を含む半導体チップのうち、一方の、より消費電力の大きい第1の半導体チップを上面の第1の誘電体基板上に実装し、他方の第2の半導体チップを下面の第2の誘電体基板のリング内に実装することによって、積層誘電体基板の面積を縮小するとともに、放熱性について影響の少ないモジュールを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る高周波モジュールの上面図及び下面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る高周波モジュールの断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る高周波モジュールの一部を示す斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の他の例に係る高周波モジュールの上面図及び下面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の他の例に係る高周波モジュールの断面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態の他の例に係る高周波モジュールの一部を示す斜視図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態のさらに他の例に係る高周波モジュールの断面図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態のさらに他の例に係る高周波モジュールの一部を示す斜視図である。
【図9】従来の技術の高周波モジュールの上面図及び下面図である。
【図10】従来の技術の高周波モジュールの断面図である。
【図11】従来の技術の高周波モジュールの一部を示す斜視図である。
【符号の説明】
100,700,900 マイクロ波モジュール
101,901 第1の誘電体基板
102 第1の半導体チップ
102a,902 パワーアンプ
102b 抵抗
103,904 バンプ
104,905 第2の誘電体基板
105 第2の半導体チップ
106,906 コンタクト
107,907 電極パッド
108 第1の封止体
109 第1の蓋
110 第2の封止体
111 第2の蓋
701 第3の誘電体基板
903 電源回路
908 封止体
909 蓋
【発明の属する技術分野】
本発明は、アナログ集積回路などの半導体集積回路のチップを複数有するマイクロ波モジュールなどの高周波モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】
図9乃至図11に、誘電体基板を用いた従来の高周波モジュールの例としてマイクロ波モジュール900を示す。図9(a)及び(b)はマイクロ波モジュールの上面図及び同下面図である。図10は図9中のA−A’における断面図である。図11はマイクロ波モジュールの一部の斜視図である。
【0003】
図10に示すように、配線パターンを有する第1の誘電体基板901の第1の主面上に、トランジスタなどの能動素子を含むパワーアンプ902及び電源回路903をそれぞれ搭載した半導体チップがバンプ904によって半田で実装されている。前記パワーアンプ902は、GaAsの半導体基板を用いて形成され、一方、前記電源回路903は、Siの半導体基板を用いて形成されている。前記パワーアンプ902及び前記電源回路903は別々の半導体チップに形成されている。
【0004】
前記第1の誘電体基板901の第2の主面には、第1の主面が接するよう配線パターンを有する第2の誘電体基板905が形成されている。前記第1及び第2の誘電体基板901,905にはスルーホールが形成され、導電性材料を埋め込むことによってコンタクト906が形成されており、前記配線パターンと電気的に接続されている。図9(b)に示すように、前記第2の誘電体基板905の第2の主面には、電極パッド907が形成され、外部に接続可能になっている。
【0005】
また、図10に示すように、前記パワーアンプ902及び前記電源回路903は上部及び側部に樹脂などの封止体908を形成することによって封止されている。さらに前記封止体908を覆うように、プラスチックなどの蓋909が取り付けられている。この種の高周波モジュールは、例えば特許文献1に記載されている。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−124704号公報(図2)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
能動素子をそれぞれ含む、複数の半導体チップを、積層した誘電体基板の上面に並置して構成しているため、半導体チップの搭載面積が増大し、高周波モジュールの小型化をはかることができないという問題があった。また、能動素子をそれぞれ含む複数の半導体チップを誘電体基板上に並置する高周波モジュールの場合、放熱性を考慮して、ある程度の間隔をもって配置する必要があり、さらに搭載面積が増大するという問題があった。
【0008】
本発明は、上記した問題点を解決すべくなされたもので、能動素子を含む複数の半導体チップを、積層した誘電体基板に搭載する際、必要な誘電体基板の搭載面積を縮小し、モジュールの小型化をはかることが可能な高周波モジュールを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するための本発明の高周波モジュールは、第1の誘電体基板と、
前記第1の誘電体基板の第1の主面に搭載されている、能動素子を含む第1の半導体チップと、
前記第1の誘電体基板の第2の主面に、第1の主面が接するよう設けられた、リング形状の第2の誘電体基板と、
前記第2の誘電体基板のリング内に配置され、前記第1の誘電体基板の第2の主面に搭載されている、能動素子を含む第2の半導体チップと、
前記第2の誘電体基板の第2の主面に形成された電極パッドと、
前記第1及び第2の半導体チップを覆うようそれぞれ形成された第1及び第2の封止体とを具備したことを特徴とし、
前記第1の誘電体基板には、前記第1の半導体チップと第2の半導体チップを接続する第1の配線パターンが形成され、前記第2の誘電体基板には、前記第1の半導体チップと前記電極パッド、及び、前記第2の半導体チップと前記電極パッドをそれぞれ接続する第2の配線パターンが形成されており、
前記第1の半導体チップに搭載されている素子は、前記第2の半導体チップに搭載されている素子よりも消費電力の大きい素子であることを特徴とする。
【0010】
また、上記した目的を達成するための本発明の高周波モジュールは、第1の誘電体基板と、
前記第1の誘電体基板の第1の主面に搭載されている、能動素子を含む第1の半導体チップと、
前記第1の誘電体基板の第2の主面に、第1の主面が接するよう設けられた第3の誘電体基板と、
前記第3の誘電体基板の第2の主面に、第1の主面が接するよう設けられた、リング形状の第2の誘電体基板と、
前記第2の誘電体基板のリング内に配置され、前記第3の誘電体基板の第2の主面に搭載されている能動素子を含む第2の半導体チップと、
前記第2の誘電体基板の第2の主面に形成された電極パッドと、
前記第1及び第2の半導体チップを覆うようそれぞれ形成された第1及び第2の封止体とを具備したことを特徴とし、
前記第1及び第3の誘電体基板には、前記第1の半導体チップと第2の半導体チップを接続する第1及び第3の配線パターンが形成され、前記第2の誘電体基板には、前記第1の半導体チップと前記電極パッド、及び、前記第2の半導体チップと前記電極パッドをそれぞれ接続する第2の配線パターンが形成されており、前記第1の半導体チップに搭載されている素子は、前記第2の半導体チップに搭載されている素子よりも消費電力の大きい素子であることを特徴とする。
【0011】
本発明の高周波モジュールによれば、能動素子を含む半導体チップのうち、一方の、より消費電力の大きい第1の半導体チップを上面の第1の誘電体基板上に実装し、他方の第2の半導体チップを下面の第2の誘電体基板のリング内に実装することによって、積層誘電体基板の面積を縮小するとともに、放熱性について影響の少ないモジュールを実現することができる。また、誘電体基板を複数積層することによって、配線の自由度の高めることができるため周辺回路の大きなモジュールにも適用することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1乃至図3に、パワーアンプや電源回路などの複数の半導体チップがフリップチップ接続によって、誘電体基板に実装されているBGA(Ball Grid Array)基板構造を有したマイクロ波モジュール100を示す。
【0013】
図1(a)及び図1(b)はマイクロ波モジュールの上面図及び同下面図である。図2は図1中のA−A’における断面図である。図3はマイクロ波モジュールの一部を分かりやすく分離して示した斜視図である。
【0014】
図2に示すように、第1の誘電体基板101の第1の主面に、第1の半導体チップ102がフェイスダウン状態でバンプ103によって半田実装されている。前記第1の半導体チップ102は能動素子を含んでおり、例えば、GaAsの半導体基板に形成されたパワーアンプなどの半導体集積回路が形成されている。前記第1の誘電体基板101の第2の主面には、リング形状の第2の誘電体基板104の第1の主面が接するように、積層して設けられている。前記第2の誘電体基板104のリング形状の内側には、第2の半導体チップ105がフェイスダウン状態で、バンプ103によって前記第1の誘電体基板101の第2の主面に半田実装されている。前記第2の半導体チップ105は能動素子を含んでおり、例えば、Siの半導体基板に形成された電源回路などの半導体集積回路が形成されている。
【0015】
前記第1及び第2の半導体チップ102,105の前記第1の誘電体基板101への実装方法は、バンプによる半田実装に限定されず、ワイヤーボンディングによる実装、スタッドバンプに接続用の導電性ペーストを塗布することによる実装、バンプを用いない半田実装などでもかまわない。
【0016】
また、前記第1の誘電体基板101の第1の主面及び第2の主面と、前記第2の誘電体基板104の第1の主面には、配線パターンが形成されている(図示しない)。また、図2に示すように、前記第1及び第2の誘電体基板101,104の内部には、スルーホール(コンタクトホール)に金などの導電性材料を埋め込むことによって、コンタクト106が形成されている。これらの配線パターン及びコンタクト106によって、前記第1の半導体チップ102及び前記第2の半導体チップ105は相互に接続されている。基板上での配線の引き回しを少なくし、スルーホールによってコンタクトすることができるため、配線の自由度を向上することができるとともに、インダクタンス成分を小さくし、電気抵抗を低減することができる。
【0017】
また、図1(b)に示すように、リング形状の前記第2の誘電体基板104の第2の主面には、高周波モジュールの電極パッド107が形成されており、外部への接続が可能である。また、前記電極パッド107は、前記配線パターン及び前記コンタクト106と相互に電気的に接続されている。
【0018】
前記第1及び第2の半導体チップ102,105の実装基板である前記第1の誘電体基板101及び前記第2の誘電体基板104はセラミック基板、ガラスセラミック基板、ガラスエポキシ基板、アルミナ基板などを用いることができる。
【0019】
前記第1の半導体チップ102としてパワーアンプ、前記第2の半導体チップ105として電源回路を実装したマイクロ波モジュールにおいて、前記第1の誘電体基板101は振動などの影響を抑制する必要があるため、特に、ガラスセラミック基板などの誘電体基板がよく、加えてある程度硬度のある基板を用いることが好ましい。
【0020】
前記第1の半導体チップ102は周囲に樹脂などの第1の封止体108を形成することによって封止されている。さらに前記第1の封止体108を覆うように、プラスチックなどの第1の蓋109が取り付けられている。前記第2の半導体チップ105は周囲に樹脂などの前記第2の封止体110を形成することによって封止されている。さらに、前記第2の封止体110を覆うように、プラスチックなどの第2の蓋111が取り付けられている。ただし、前記第2の封止体110及び前記第2の蓋111は前記第2の誘電体基板104のリング内に形成されており、同一平面上に形成されていない。前記第2の誘電体基板104の第2の主面よりも内側にへこむように、前記第2の封止体110及び前記第2の蓋111が設置されている。
【0021】
前記第2の封止体110及び前記第2の蓋111を、前記第2の誘電体基板104のリング外に突出するように形成すると、前記第2の誘電体基板104の第2の主面に設けられた前記電極パッド107を外部に接続する際、うまく設置することができず、電気的接続の信頼性を低下させる可能性がある。具体的には、前記第2の誘電体基板のリングの内側領域に力が加わって変形したり、断線や高抵抗化が生じる可能性がある。
【0022】
したがって、前記第2の誘電体基板104の第2の主面よりも内側にへこむように、前記第2の封止体110及び前記第2の蓋111を設置して、前記電極パッド107と外部との電気的な接続の信頼性を向上させるよう形成することが好ましい。
【0023】
前記第1及び第2の蓋110,112は、衝撃などによる素子破壊を防ぐために形成されている。形状は角を有する断面コの字形状が好ましいが、高周波モジュールの設置場所に応じて、例えば角を有さないドーム形状であってもかまわない。前記第1の蓋109と前記第1の封止体108は同じ材料で形成してもよいし、高周波モジュールの設置場所に応じて前記第1の蓋109または第2の蓋111を設けなくてもかまわない。
【0024】
また、前記第1及び第2の蓋110,112は、導電性材料で形成されていてもよい。導電性材料で形成することによって、周囲への信号の漏れを低減することができる。特に、第2の蓋111を導電性材料で形成することによって、前記第2の誘電体基板104のリング内の前記第2の半導体チップ105から信号が漏れ、前記電極パッド107を外部に接続した際に、ノイズとなって悪影響を及ぼすことを抑止することができ、有効である。
【0025】
前記第1の誘電体基板101の第1の主面に実装される前記第1の半導体チップ102は、第2の主面に実装される前記第2の半導体チップ105よりも、放熱性がより必要とされる、発熱性の高い素子を搭載する。前記第1の誘電体基板101に実装された前記第1の半導体チップ102は、前記第2の誘電体基板104のリング内に実装された前記第2の半導体チップ105よりも外部に熱を放出しやすいためである。第1の半導体チップと第2の半導体チップの発熱性の大きさについては、半導体チップに搭載された素子の消費電力からその大小を見積もることが可能である。
【0026】
ここで、第1の半導体チップ102は、複数の半導体チップで構成されていても構わない。図4乃至図6に第1の半導体チップが複数の半導体チップである場合を示す。 図4(a)及び図4(b)はマイクロ波モジュールの上面図及び同下面図である。図5は図4中のA−A’における断面図である。図6はマイクロ波モジュールの一部を分かりやすく分離して示した斜視図である。前記第1の半導体チップ102は、パワーアンプ102a及び抵抗102bであり、前記第2の半導体チップは電源回路105であり、マイクロ波モジュールを構成している。この場合、第1及び第2の半導体チップの発熱性については、複数の第1の半導体チップ102a,102b及び第2の半導体チップ105それぞれの消費電力の総和を見積もり、大小を考慮して実装する。
【0027】
誘電体基板は、縦横の長さが5mm程度、厚さが0.2mm程度であり、半導体チップは、縦横の長さが1mm程度以下、厚さが150μm程度である。これらの寸法は一例であり、求められるモジュールの特性等によって決定される。
【0028】
また、図7及び図8に示すように、第1の誘電体基板と第2の誘電体基板の間に、さらに第3の誘電体基板が積層されていてもかまわない。図7はマイクロ波モジュール700の断面図であり、図8はマイクロ波モジュールの一部の斜視図である。マイクロ波モジュールの上面図及び同下面図は、図1と同様のため、省略する。
【0029】
図7において、第1の誘電体基板101の第1の主面に、第1の半導体チップ702がフェイスダウン状態でバンプ103によって半田実装されている。前記第1の半導体チップ102は能動素子を含んでおり、例えば、GaAsの半導体基板に形成されたパワーアンプなどの半導体集積回路が形成されている。
【0030】
前記第1の誘電体基板101の第2の主面には、第3の誘電体基板701が接して積層されている。前記第3の誘電体基板701の他の面には、リング形状の第2の誘電体基板104の第1の主面が接して積層されている。前記第2の誘電体基板104のリング形状の内側には、第2の半導体チップ105がフェイスダウン状態でバンプ103によって、前記第1の誘電体基板101の第2の主面に半田実装されている。
【0031】
前記第2の半導体チップ105は能動素子を含んでおり、例えば、Siの半導体基板に形成された電源回路などの半導体集積回路が形成されている。その他の構造については、前記した構造と同じであるため説明を省略する。積層された全ての誘電体基板には、スルーホールによるコンタクト及び配線パターンが形成されており、相互に接続されている。積層する基板の枚数を増やすことによって、配線の自由度を増すことができ、周辺回路が大きい場合に適用することができる。
【0032】
能動素子を含む前記第1の半導体チップ102としてパワーアンプ、第2の半導体チップ105として電源回路を実装したマイクロ波モジュールの例を示したが、必要に応じて、さらに抵抗などの電子部品を形成することも可能である。
【0033】
本実施の形態によれば、能動素子を含む半導体チップのうち第1の半導体チップを上面の第1の誘電体基板上に実装し、第2の半導体チップを下面の第2の誘電体基板のリング内に実装し、半導体チップの電気的接続をコンタクトホールによって行っているため、配線の信頼性を保証するとともに、積層誘電体基板の面積を縮小して、高周波モジュールを小型化することができる。また、能動素子を含む半導体チップのうち、一方の、より発熱性の高い第1の半導体チップを上面の第1の誘電体基板上に実装し、他方の第2の半導体チップを下面の第2の誘電体基板のリング内に実装することによって、放熱性について影響の少ないモジュールを実現することができる。
【0034】
【発明の効果】
以上、詳述したように、本発明によれば、能動素子を含む半導体チップのうち、一方の、より消費電力の大きい第1の半導体チップを上面の第1の誘電体基板上に実装し、他方の第2の半導体チップを下面の第2の誘電体基板のリング内に実装することによって、積層誘電体基板の面積を縮小するとともに、放熱性について影響の少ないモジュールを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る高周波モジュールの上面図及び下面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る高周波モジュールの断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る高周波モジュールの一部を示す斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の他の例に係る高周波モジュールの上面図及び下面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の他の例に係る高周波モジュールの断面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態の他の例に係る高周波モジュールの一部を示す斜視図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態のさらに他の例に係る高周波モジュールの断面図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態のさらに他の例に係る高周波モジュールの一部を示す斜視図である。
【図9】従来の技術の高周波モジュールの上面図及び下面図である。
【図10】従来の技術の高周波モジュールの断面図である。
【図11】従来の技術の高周波モジュールの一部を示す斜視図である。
【符号の説明】
100,700,900 マイクロ波モジュール
101,901 第1の誘電体基板
102 第1の半導体チップ
102a,902 パワーアンプ
102b 抵抗
103,904 バンプ
104,905 第2の誘電体基板
105 第2の半導体チップ
106,906 コンタクト
107,907 電極パッド
108 第1の封止体
109 第1の蓋
110 第2の封止体
111 第2の蓋
701 第3の誘電体基板
903 電源回路
908 封止体
909 蓋
Claims (12)
- 第1の誘電体基板と、
前記第1の誘電体基板の第1の主面に搭載されている、能動素子を含む第1の半導体チップと、
前記第1の誘電体基板の第2の主面に、第1の主面が接するよう設けられた、リング形状の第2の誘電体基板と、
前記第2の誘電体基板のリング内に配置され、前記第1の誘電体基板の第2の主面に搭載されている、能動素子を含む第2の半導体チップと、
前記第2の誘電体基板の第2の主面に形成された電極パッドと、
前記第1及び第2の半導体チップを覆うようそれぞれ形成された第1及び第2の封止体とを具備したことを特徴とし、
前記第1の誘電体基板には、前記第1の半導体チップと第2の半導体チップを接続する第1の配線パターンが形成され、前記第2の誘電体基板には、前記第1の半導体チップと前記電極パッド、及び、前記第2の半導体チップと前記電極パッドをそれぞれ接続する第2の配線パターンが形成されており、
前記第1の半導体チップに搭載されている素子は、前記第2の半導体チップに搭載されている素子よりも消費電力の大きい素子であることを特徴とする高周波モジュール。 - 第1の誘電体基板と、
前記第1の誘電体基板の第1の主面に搭載されている、能動素子を含む第1の半導体チップと、
前記第1の誘電体基板の第2の主面に、第1の主面が接するよう設けられた第3の誘電体基板と、
前記第3の誘電体基板の第2の主面に、第1の主面が接するよう設けられた、リング形状の第2の誘電体基板と、
前記第2の誘電体基板のリング内に配置され、前記第3の誘電体基板の第2の主面に搭載されている能動素子を含む第2の半導体チップと、
前記第2の誘電体基板の第2の主面に形成された電極パッドと、
前記第1及び第2の半導体チップを覆うようそれぞれ形成された第1及び第2の封止体とを具備したことを特徴とし、
前記第1及び第3の誘電体基板には、前記第1の半導体チップと第2の半導体チップを接続する第1及び第3の配線パターンが形成され、前記第2の誘電体基板には、前記第1の半導体チップと前記電極パッド、及び、前記第2の半導体チップと前記電極パッドをそれぞれ接続する第2の配線パターンが形成されており、前記第1の半導体チップに搭載されている素子は、前記第2の半導体チップに搭載されている素子よりも消費電力の大きい素子であることを特徴とする高周波モジュール。 - 前記第3の誘電体基板は、複数の誘電体基板が積層されて構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の高周波モジュール。
- 前記第1の半導体チップは、複数の半導体チップであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の高周波モジュール。
- 前記第1の半導体チップと前記第2の半導体チップは、異なる種類の半導体基板を用いて構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の高周波モジュール。
- 前記異なる種類の半導体基板とは、GaAs基板及びSi基板であることを特徴とする請求項5に記載の高周波モジュール。
- 前記配線パターンは、前記第1及び第2の誘電体基板に形成されたコンタクトホールに第1の導電性材料を埋め込むことによって形成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の高周波モジュール。
- 前記第1の導電性材料は、金であることを特徴とする請求項7に記載の高周波モジュール。
- 前記第1及び第2の封止体を覆うように、それぞれ第1及び第2の蓋がさらに形成されており、
前記第2の誘電体基板の第2の主面と前記第2の蓋は、前記第2の誘電体基板のリング内に設置されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の高周波モジュール。 - 第1及び第2の蓋は、樹脂、或いは、プラスチックによって構成されていることを特徴とする請求項9に記載の高周波モジュール。
- 第1及び第2の蓋は、金属によって構成されていることを特徴とする請求項9に記載の高周波モジュール。
- 前記第1の半導体チップに搭載されている素子はパワーアンプ部を構成しており、前記第2の半導体チップに搭載されている素子は電源回路部を構成していることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の高周波モジュール。
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CN102610595A (zh) * | 2011-01-24 | 2012-07-25 | 国民技术股份有限公司 | 一种射频功率放大器多芯片模组及其生成方法 |
-
2002
- 2002-08-29 JP JP2002250065A patent/JP2004088021A/ja active Pending
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