JP2004087680A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Asuka Ogata
尾方 明日香
Yutaka Ito
伊藤 裕
Takuji Aoyama
青山 卓史
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Abstract

【課題】時間効率および製造プロセスの信頼性を考慮した半導体装置の製造制御システムを構築することにより、半導体装置の歩留まりを向上させる。
【解決手段】製造装置群の中から製造装置を1つ以上選択し、選択された各製造装置の装置状態(チャンバ、チャージ位置、モジュールなど)の情報を含めた情報を基に、各製造装置または各装置状態における対象ロットの歩留まりを予測し、前記対象ロットの歩留まりの予測値を含めた評価により前記各製造装置または前記各装置状態のランキングを行い、前記対象ロットを製造する製造装置または装置状態を選定する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置の製造技術に関し、特に、半導体装置の製造制御システムにより製造装置群の中から製造装置を選定し、この製造装置を用いて製造される半導体装置に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置の製造ラインでは、一日またはシフト単位の製造計画と進捗実績とを、たとえばMES(Manufacturing Execution System)から受け取り、製造装置の稼動状況に応じて製造計画を立て直し、半導体装置の製造手順をMESにフィードバックするディスパッチングシステムが採用されている。MESとは、製造ラインのスケジュールをリアルタイムに決定することのできるシステムである。
【0003】
このディスパッチングシステムは、時間的効率を最優先にロットと製造装置との割り付けを実施している。所定の製造工程で使用することが可能な製造装置群の中で、待ち時間が最小となる製造装置を割り付けることができて、TAT(Turn Around Time)の短縮に大きく寄与している。
【0004】
なお、従来のディスパッチングシステムには、たとえば米国Auto Simulations社のAPF(Auto Simulations Productivity Family)などがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、半導体装置の高集積化に伴い、半導体デバイスの微細化が進むと同時に、製造プロセスへの高信頼度化への要求はますます厳しくなっている。このため、半導体装置の製造装置では、その最大装置能力において半導体装置が製造されることが求められ、製造装置の機差、チャンバ差、チャージ位置差またはモジュール差などが半導体装置の出来栄えに大きく反映することとなる。
【0006】
しかしながら、従来のディスパッチングシステムでは、ロットの仕掛かり工程において製造装置群の中から使用する製造装置を選ぶ際、製造プロセスの信頼性に繋がる機差情報、装置状態(チャンバ差、チャージ差またはモジュール差など)情報は考慮されておらず、時間効率のみを重視している。従って、このディスパッチングシステムからの指示に加えて、作業者のノウハウまたは作業者によって計算、比較された稼動時間などを基にして、製造プロセスの信頼性を考慮した製造装置の選定が行われている。
【0007】
その結果、作業者による判定に時間を要するためTATが長くなり、また作業者に多大な労力を要してしまう。さらに、作業者による作業ミスまたは判断ミスに起因した半導体装置の信頼性の劣化が生じる場合もある。
【0008】
本発明の目的は、時間効率および製造プロセスの信頼性を考慮した半導体装置の製造制御システムを構築することにより、半導体装置の歩留まりを向上させることのできる技術を提供することにある。
【0009】
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
【0011】
本発明は、製造装置群の中から製造装置を1つ以上選択し、選択された各製造装置の装置状態の情報を含めた情報を基に、各々の製造装置または各々の装置状態における対象ロットの歩留まりを予測し、対象ロットの歩留まりの予測値を含めた評価により各々の製造装置または各々の装置状態のランキングを行い、対象ロットを製造する製造装置または装置状態を選定するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0013】
本発明の一実施の形態である半導体装置の製造制御システムの一例を図1に示す工程図および図2〜図6に示すシステム構成図を用いて説明する。なお、図1に示す点線で囲まれた工程105〜工程110は、本実施の形態において従来の半導体装置の製造制御システムに加えられた工程である。
【0014】
本実施の形態である半導体装置の製造制御システムは第1〜第5のシステム構成図に分割して、その構成を図2〜図6に示しており、図2は、対象ロット情報および機差情報の取得工程を説明する第1構成図、図3は、仕掛かり情報の取得工程を説明する第2構成図、図4は、装置状態(チャンバ、チャージ位置、モジュール)情報の取得工程を説明する第3構成図、図5は、管理値情報の取得工程を説明する第4構成図、図6は、製造装置または装置状態(チャンバ、チャージ位置、モジュール)の選定工程を説明する第5構成図である。
【0015】
また、本実施の形態である半導体装置の製造制御システムにおいて行われる各種情報の取得、計算、管理値との比較、製造装置の選択または装置状態の選択などは、全てコンピュータによって自動処理されるものである。
【0016】
まず、図2に示す第1構成図を用いて対象ロット情報および機差情報の取得工程を説明する。
【0017】
対象ロットLTが所定の工程、たとえば工程Cに仕掛かると(図1の工程100)、対象ロットLTの情報、たとえばレシピ、規格、優先度情報(または納期情報)、前の工程での出来栄え情報(たとえば寸法、厚さ等)などを取得する(図1の工程101)。
【0018】
次いで、製造装置群の中から対象ロットLTの処理が可能な製造装置(装置01〜装置05)を選択する(図1の工程102)。それ以外の製造装置を対象ロットLTに対する着工禁止装置とする。
【0019】
さらに、前記工程102で選択された製造装置(装置01〜装置05)から対象ロットLTのレシピが存在する製造装置(装置01〜装置03)を選択する(図1の工程103)。それ以外の製造装置(装置04,05)を対象ロットLTに対する着工禁止装置とする。ここで選択される製造装置は、稼働中または待機中であることが望ましい。
【0020】
次に、図3に示す第2構成図を用いて仕掛かり情報の取得工程を説明する。
【0021】
前記工程103で選択された製造装置(装置01〜装置03)における対象ロットLTと仕掛かりロットとの優先度情報(または納期情報)を比較し、その結果を基に、対象ロットLTと仕掛かりロットとの着工順序を入れ替える(図1の工程104)。
【0022】
次に、図4に示す第3構成図を用いて装置状態(チャンバ、チャージ位置、モジュール)情報の取得工程を説明する。
【0023】
前記工程103で選択された製造装置(装置01〜装置03)において、それぞれの装置状態情報を取得する(図1の工程105)。
【0024】
次いで、前記工程105で取得した装置状態情報を基に、処理モジュール選択基準を用いて各製造装置(装置01〜装置03)の最新の装置状態から対象ロットLTの出来栄えを予測する(図1の工程106)。ここで処理モジュール選択基準として、優先順に▲1▼対象ロットのレシピの有無、▲2▼処理可能な製造装置の稼動状況(待機中(仕掛かりなし)または稼働中(仕掛かりロットの完成時間))、▲3▼全掃後のウエハの累積処理枚数、▲4▼最新QC(Quality Control)データ(たとえばエッチングレート、均一性、露光量、電圧など)、▲5▼状態変動要因モジュールの消耗度(モジュール交換後の累積処理時間)を挙げることができる。
【0025】
図4中に記載したグラフ図は、装置状態情報の一例であって、ドライエッチング工程における装置01,02,03のエッチングレートとモジュールの消耗時間との関係を示すグラフ図である。この図から、現状では装置02において相対的に高いエッチングレートが得られることがわかる。
【0026】
次に、図5に示す第4構成図を用いて管理値情報の取得工程を説明する。
【0027】
前記工程106で得られた結果を基に、対象ロットLTの完成予測時間を算出する(図1の工程107)。対象ロットLTの許容待機時間が管理値を上回った場合、製造装置、チャンバ、チャージ位置またはモジュールを対象ロットLTに対して着工禁止とする。
【0028】
次いで、前記工程107で処理可能となった各製造装置または各装置状態に対して、前記工程106で得られた結果を基に、対象ロットLTの歩留まりを予測する(図1の工程108)。ここで、対象ロットLTの歩留まりとは、たとえば取得可能なチップの数を例示することができる。さらに、前記工程108で得られた結果を基に、対象ロットLTの歩留まりの予測値と管理値との比較を行う(図1の工程109)。対象ロットLTの歩留まりが管理値を下回った場合、製造装置、チャンバ、チャージ位置またはモジュールを対象ロットLTに対して着工禁止とする。
【0029】
次に、図6に示す第5構成図を用いて製造装置または装置状態の選定工程を説明する。
【0030】
各製造装置(装置01〜装置03)および各装置状態について、重み付けした歩留まり予測値と完成予測時間の加算でランキングする(図1の工程110)。図6では製造装置のみのランキングを示したが、装置状態であるチャンバ、チャージ位置またはモジュールについてランキングできることは言うまでもない。
【0031】
その後、選定された製造装置(装置01)または装置状態を用いて対象ロットを着工する(図1の工程111)。
【0032】
なお、本実施の形態である製造装置の製造制御システムは、図1に示す工程100〜工程103に対してはMESから製造計画または進捗実績などの情報が入力され、工程104,107,109に対してはEDS(Equipment Dispatching System)から管理値情報が入力され、工程105,106に対してはEES(Equipment Engineering System)から製造装置または装置状態の詳細な情報が入力されるシステムとしている。
【0033】
また、本実施の形態では、前記工程109における管理値との比較を歩留まりのみとしたが、図7に示すように、レシピまたはロット毎の制御パラメータ(レート、時間、温度または圧力などの制御目標値)を制御してもよく、さらなる歩留まりの向上を期待することができる。また、モジュールに管理値を設けて安全指示を行うことで、突発性のトラブルを防止することができる。
【0034】
このように、本実施の形態によれば、対象ロット情報、機差情報、装置状態情報、仕掛かり情報および管理値情報を把握した上で製造装置または装置状態を選定することができるので、時間効率のみならず、製造プロセスの信頼性を考慮した半導体装置の製造をすることができる。さらに、機差情報、装置状態情報を比較検討に要する人手による作業が軽減するので、作業者のミスまたは判断ミスを防止することができる。これにより、半導体装置の製造歩留まりを向上することができる。
【0035】
さらに、製造ラインの最高能力の指標となる実データを取得することができ、また要求される製造プロセスの精度が厳しいクリティカルロットにおいてもTATを短縮することができる。
【0036】
次に、本発明の半導体装置の製造制御システムを適用したCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)デバイスの製造方法を図8〜図10に示す半導体基板の要部断面図を用いて簡単に説明する。ここでは、本発明をMIS(Metal Insulator Semiconductor)トランジスタのゲート電極のドライエッチング工程に適用した場合を例に挙げて説明する。
【0037】
まず、図8に示すように、たとえばp型のシリコン単結晶からなる半導体基板(円形の薄い板状に加工したウエハ)1を用意し、その主面に溝型の素子分離部2を形成する。すなわち、半導体基板1の所定箇所に分離溝を形成し、続いて半導体基板1上にCVD(Chemical Vapor Deposition)法でシリコン酸化膜を堆積した後、そのシリコン酸化膜が分離溝内にのみ残るようにシリコン酸化膜をCMP(Chemical Vapor Deposition)法で除去することによって素子分離部2を形成する。
【0038】
次に、半導体基板1に不純物をイオン注入して、pウェル3およびnウェル4を形成する。pウェル3にはp型不純物、たとえばボロンをイオン注入し、nウェル4にはn型不純物、たとえばリンをイオン注入する。この後、各ウェルにMISトランジスタのしきい値を制御するための不純物をイオン注入してもよい。
【0039】
次に、シリコン酸化膜5a、シリコン多結晶膜6aおよびシリコン酸化膜7aを順次堆積して積層膜を形成した後、積層膜上にレジストパターンPRを形成する。
【0040】
次に、レジストパターンPRをマスクとして上記積層膜をドライエッチングして、ゲート絶縁膜、ゲート電極およびキャップ絶縁膜を形成する。このドライエッチング工程に、以下に示す本発明の半導体装置の製造制御システムを適用する。
【0041】
複数枚のウエハによって構成される対象ロットがドライエッチング工程に仕掛かると、まず、対象ロットの情報を取得する。この情報には、たとえばレシピ、寸法規格、優先度、積層膜を構成する各膜の厚さなどが含まれる。次に、ドライエッチング装置群の中から対象ロットのドライエッチングが可能であり、かつ対象ロットのレシピを有するドライエッチング装置を選択する(前記図2)。
【0042】
次に、選択された各ドライエッチング装置における仕掛かり情報を取得して、対象ロットと仕掛かりロットとの優先度情報(または納期情報)を比較し、その結果を基に、各ドライエッチング装置において対象ロットと仕掛かりロットとの着工順序を入れ替える(前記図3)。
【0043】
次に、各ドライエッチング装置の装置状態の情報を取得した後、処理モジュール選択基準を用いて各ドライエッチング装置の最新の装置状態の情報から対象ロットの出来栄えを予測する(前記図4)。
【0044】
次に、各ドライエッチング装置または各装置状態における対象ロットの完成予測時間を算出した後、対象ロットの許容待機時間を管理値と比較し、さらに対象ロットの歩留まりの予測値と管理値とを比較する(前記図5)。次に、重み付けした歩留まり予測値と完成予測時間とを加算して、各ドライエッチング装置または各装置状態をランキングする(前記図6)。
【0045】
その後、選定されたドライエッチング装置または装置状態を用いて対象ロットを着工する。これにより、シリコン酸化膜5aからなるゲート絶縁膜5、シリコン多結晶幕6aからなるゲート電極6、シリコン酸化膜7aからなるキャップ絶縁膜7が形成される。
【0046】
次に、図9に示すように、レジストパターンPRを除去した後、半導体基板1上にCVD法でシリコン酸化膜を堆積した後、このシリコン酸化膜を異方性エッチングすることにより、ゲート電極6の側壁にサイドウォール8を形成する。その後、pウェル3にn型不純物、たとえばヒ素をイオン注入し、ゲート電極6の両側のpウェル3にn型半導体領域9を形成する。n型半導体領域9は、ゲート電極6およびサイドウォール8に対して自己整合的に形成され、nチャネルMISFETQnのソース・ドレインとして機能する。
【0047】
同様に、nウェル4にp型不純物、たとえばフッ化ボロンをイオン注入し、ゲート電極6の両側のnウェル4にp型半導体領域10を形成する。p型半導体領域10は、ゲート電極6およびサイドウォール8に対して自己整合的に形成され、pチャネルMISFETQpのソース・ドレインとして機能する。
【0048】
次に、図10に示すように、半導体基板1上にシリコン酸化膜を堆積した後、シリコン酸化膜を、たとえばCMP法で研磨することにより、表面が平坦化された層間絶縁膜11を形成する。続いてレジストパターンをマスクとしたエッチングによって層間絶縁膜11に接続孔12を形成する。この接続孔12は、n型半導体領域9またはp型半導体領域10上などの必要部分に形成する。
【0049】
次に、接続孔12の内部を含む半導体基板1の全面にチタン窒化膜を形成し、さらに接続孔12を埋め込むタングステン膜を形成した後、接続孔12以外の領域のチタン窒化膜およびタングステン膜を、たとえばCMP法で除去して接続孔12の内部にプラグ13を形成する。次いで、半導体基板1上に、たとえばタングステン膜を形成した後、レジストパターンをマスクとしたエッチングによってタングステン膜を加工し、第1配線層の配線14を形成する。
【0050】
次に、配線14を覆う絶縁膜、たとえばシリコン酸化膜を堆積した後、シリコン酸化膜を、たとえばCMP法で研磨することにより、表面が平坦化された層間絶縁膜15を形成する。続いてレジストパターンをマスクとしたエッチングによって層間絶縁膜15の所定の領域に接続孔16を形成する。
【0051】
次に、接続孔16の内部を含む半導体基板1の全面にバリアメタル層を形成し、さらに接続孔16を埋め込む銅膜を形成する。バリアメタル層は、たとえばチタン窒化膜、タンタル膜、タンタル窒化膜などであり、また、銅膜は主導体層として機能し、たとえばメッキにより形成できる。メッキ法による銅膜の形成前に、たとえばCVDまたはスパッタ法によりシード層として薄い銅膜を形成できる。その後、接続孔16以外の領域の銅膜およびバリアメタル層を、たとえばCMP法で除去して接続孔16の内部にプラグ17を形成する。
【0052】
次に、半導体基板1上にストッパ絶縁膜18を形成し、さらに配線形成用の絶縁膜19を形成する。ストッパ絶縁膜18は、たとえばシリコン窒化膜、絶縁膜19は、たとえばシリコン酸化膜とすることができる。次いで、レジストパターンをマスクとしたエッチングによってストッパ絶縁膜18および絶縁膜19の所定の領域に配線溝20を形成する。次いで、配線溝20の内部を含む半導体基板1の全面にバリアメタル層を形成し、さらに配線溝20を埋め込む銅膜を形成する。その後、配線溝20以外の領域の銅膜およびバリアメタル層を、たとえばCMP法で除去して配線溝20の内部に銅膜を主導体層とする第2配線層の配線21を形成する。
【0053】
この後、さらに上層の配線を形成した後、パッシベーション膜で半導体基板1の全面を覆うことにより、CMOSデバイスが略完成する。
【0054】
以上、本発明者によってなされた発明を発明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
【0055】
たとえば、前記実施の形態では、本発明をCMOSデバイスのゲート電極を形成するドライエッチング工程に適用した場合について説明したが、CMOSデバイスのその他の製造工程、さらには、いかなる半導体装置の製造工程にも適用することが可能である。
【0056】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
【0057】
対象ロット情報、機差情報、装置状態情報、仕掛かり情報および管理値情報を把握した上で製造装置群の中から製造装置または装置状態(チャンバ、チャージ位置、モジュール)を選定することにより、時間効率および製造プロセスの信頼性を考慮した半導体装置の製造が可能となり、半導体装置の製造歩留まりを向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造制御システムを示す工程図である。
【図2】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造制御システムの第1構成図である。
【図3】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造制御システムの第2構成図である。
【図4】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造制御システムの第3構成図である。
【図5】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造制御システムの第4構成図である。
【図6】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造制御システムの第5構成図である。
【図7】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造制御システムの第4構成図の変形例である。
【図8】本発明の一実施の形態を適用したCMOSデバイスの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図9】本発明の一実施の形態を適用したCMOSデバイスの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図10】本発明の一実施の形態を適用したCMOSデバイスの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板
2 素子分離部
3 pウェル
4 nウェル
5 ゲート絶縁膜
5a シリコン酸化膜
6 ゲート電極
6a シリコン多結晶幕
7 キャップ絶縁膜
7a シリコン酸化膜
8 サイドウォール
9 n型半導体領域
10 p型半導体領域
11 層間絶縁膜
12 接続孔
13 プラグ
14 配線
15 層間絶縁膜
16 接続孔
17 プラグ
18 ストッパ絶縁膜
19 絶縁膜
20 配線溝
21 配線
LT 対象ロット
PR レジストパターン
Qn nチャネルMISトランジスタ
Qp pチャネルMISトランジスタ

Claims (5)

  1. 製造装置群の中から製造装置を1つ以上選択し、選択された各製造装置の装置状態の情報を含めた情報を基に、各製造装置または各装置状態における対象ロットの歩留まりを予測し、前記対象ロットの歩留まりの予測値を含めた評価により前記各製造装置または前記各装置状態のランキングを行い、前記対象ロットを製造する製造装置または装置状態を選定することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 製造装置群の中から製造装置を1つ以上選択し、選択された各製造装置の装置状態の情報を含めた情報を基に、各製造装置または各装置状態における対象ロットの歩留まりを予測し、前記対象ロットの歩留まりの予測値を含めた評価により前記各製造装置または前記各装置状態のランキングを行い、前記対象ロットを製造する製造装置または装置状態を選定する半導体装置の製造方法であって、
    前記装置状態は、チャンバ、チャージ位置またはモジュールであることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 製造装置群の中から製造装置を1つ以上選択し、選択された各製造装置の装置状態の情報を含めた情報を基に、各製造装置または各装置状態における対象ロットの歩留まりを予測し、前記対象ロットの歩留まりの予測値を含めた評価により前記各製造装置または前記各装置状態のランキングを行い、前記対象ロットを製造する製造装置または装置状態を選定する半導体装置の製造方法であって、
    前記評価に、さらに前記対象ロットの完成予測時間を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. (a)対象ロットの情報を取得する工程と、
    (b)製造装置群の中から前記対象ロットの処理が可能な製造装置を1つ以上一次選択し、さらに一次選択された各製造装置の中から前記対象ロットのレシピが存在する製造装置を1つ以上二次選択する工程と、
    (c)前記二次選択された各製造装置の装置状態の情報を取得する工程と、
    (d)前記二次選択された各製造装置の装置状態の情報から前記対象ロットの出来栄えを予測する工程と、
    (e)前記二次選択された各製造装置において前記対象ロットの許容待機時間と管理値とを比較し、前記二次選択された各製造装置の中から前記対象ロットの処理が可能な製造装置または装置状態を1つ以上三次選択する工程と、
    (f)前記三次選択された各製造装置または各装置状態において前記対象ロットの歩留まりを予測する工程と、
    (g)前記三次選択された各製造装置または各製造状態において前記対象ロットの歩留まりの予測値と管理値とを比較し、前記三次選択された各製造装置または各装置状態の中から前記対象ロットの処理が可能な製造装置または装置状態を1つ以上四次選択する工程と、
    (h)前記対象ロットの歩留まりの予測値を含めた評価により、前記四次選択された各製造装置または各装置状態をランキングする工程とを有する製造制御システムを用いて、前記対象ロットを製造する製造装置または装置状態を選定することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. (a)対象ロットの情報を取得する工程と、
    (b)製造装置群の中から前記対象ロットの処理が可能な製造装置を1つ以上一次選択し、さらに一次選択された各製造装置の中から前記対象ロットのレシピが存在する製造装置を1つ以上二次選択する工程と、
    (c)前記二次選択された各製造装置の装置状態の情報を取得する工程と、
    (d)処理モジュール選択基準を用いて、前記二次選択された各製造装置の装置状態の情報から前記対象ロットの出来栄えを予測する工程と、
    (e)前記二次選択された各製造装置において前記対象ロットの許容待機時間と管理値とを比較し、前記二次選択された各製造装置の中から前記対象ロットの処理が可能な製造装置または装置状態を1つ以上三次選択する工程と、
    (f)前記三次選択された各製造装置または各装置状態において前記対象ロットの歩留まりを予測する工程と、
    (g)前記三次選択された各製造装置または各製造状態において前記対象ロットの歩留まりの予測値と管理値とを比較し、前記三次選択された各製造装置または各装置状態の中から前記対象ロットの処理が可能な製造装置または装置状態を1つ以上四次選択する工程と、
    (h)前記対象ロットの歩留まりの予測値を含めた評価により、前記四次選択された各製造装置または各装置状態をランキングする工程とを有する製造制御システムを用いて、前記対象ロットを製造する製造装置または装置状態を選定する半導体装置の製造方法であって、
    前記処理モジュール選択基準として、前記対象ロットのレシピの有無、処理が可能な製造装置の稼動状況、全掃後のウエハの累積処理枚数、QCデータ、状態変動要因モジュールの消耗度のうち、少なくとも1つ以上を用いることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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