JP2004086425A - 情報通信装置及び情報作成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】操作が簡単で、使用者による使い勝手が良好な情報通信機器及びその装置の情報作成方法を提供する。
【解決手段】ROM(記憶手段)5cは文書作成のための第1の選択肢と文書作成の中止を促す第2の選択肢とをカテゴリー毎に項目分け(グループ化)した状態にて記憶する。表示手段6はROM5cに記憶された各選択肢を表示する。操作手段4は前記各選択肢を選択する。制御手段5は操作手段4からの所定入力によって前記項目毎の選択肢をROM5cから順次読み出して表示手段6によって表示させるとともに、操作手段4からの所定入力によって前記各項目毎の前記選択肢を選択し、複数の前記第1の選択肢を合成させて第1の定型文書を作成する、もしくは前記第1の選択肢と前記前記第2の選択肢とを合成することで省略文書である第2の定型文書を作成する。
【選択図】 図1
【解決手段】ROM(記憶手段)5cは文書作成のための第1の選択肢と文書作成の中止を促す第2の選択肢とをカテゴリー毎に項目分け(グループ化)した状態にて記憶する。表示手段6はROM5cに記憶された各選択肢を表示する。操作手段4は前記各選択肢を選択する。制御手段5は操作手段4からの所定入力によって前記項目毎の選択肢をROM5cから順次読み出して表示手段6によって表示させるとともに、操作手段4からの所定入力によって前記各項目毎の前記選択肢を選択し、複数の前記第1の選択肢を合成させて第1の定型文書を作成する、もしくは前記第1の選択肢と前記前記第2の選択肢とを合成することで省略文書である第2の定型文書を作成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ナビゲーション装置や携帯電話,PHS等の情報通信装置に関し、メール文書を作成及び送信することが可能な情報通信装置及び情報作成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
情報通信装置としては、例えば、自車両の現在位置を把握し、目的地へのルートを案内するナビゲーション装置が知られている。このようなナビゲーション装置は、人工衛星位置決定システム(Global Positioning System(GPS))によって自車両の位置を把握するとともに、道路交通情報システム(Vehicle Information and Communication System(VICS))からの情報に基づいて自車両が走行するための走行ルート情報を車両の運転者に知らせるものである。また、最近では前記ナビゲーション装置に、高速道路等の有料道路における通行料金を人手を介することなく自動的に徴収する高速道路料金自動支払機能(Electronic
Toll Collection(ETC))を備えるものがある。
【0003】
また、これらの様々な情報を表示するナビゲーション装置としては、車両に搭載する専用のもので、7〜8インチの大型なTFT型液晶表示器を用いたものが普及しているが、最近では、ナビゲーション装置を自動車だけでなく、二輪車に取り付けたり、あるいは人が携帯できるサイズの携帯用のナビゲーション装置も開発されている。このような携帯できるナビゲーション装置にあっては、持ち運びの利便性を考慮し3〜5インチ程度の小さな表示器を備える小型化のものが主流である。
【0004】
前述のナビゲーション装置は、携帯電話や簡易携帯電話(PHS)等の携帯通信機器と接続し、電子メールの受信情報を表示器で表示させたり、あるいは電子メールの作成及び送信操作ができるものが提案されており、これについては、特開平11−337348号公報や特開平11−102198号公報等に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このようなナビゲーション装置の殆どは、文字入力専用のキーボードを備えておらず、電子メール(メール文書)を作成する際に、操作ボタン等の操作手段によって表示器の画面に表示される文字表上をカーソル移動させて文字を一文字ずつ選択して漢字への変換作業を行ったり、また必要に応じてカナ,数字,記号等の切換え作業を行うために、煩雑な操作が必要となるばかりでなく、文章を作成するために長い時間を要してしまうといった問題点があった。
【0006】
そこで、本発明は前記問題点に着目し、操作が簡単で、使用者による使い勝手が良好な情報通信装置及び情報作成方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するため、請求項1に記載したように、文書作成のための第1の選択肢と文書作成の中止を促す第2の選択肢とをカテゴリー毎にグループ化した状態にて記憶した記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記各選択肢を表示するための表示手段と、前記各選択肢を選択するための操作手段と、前記操作手段からの所定入力に基づいて、前記記憶手段に記憶されている第1,第2の選択肢を前記グループ毎に読み出すとともに前記表示手段に表示させ、複数の前記第1の選択肢を合成させて第1の定型文書を作成する、もしくは前記第1の選択肢と前記前記第2の選択肢とを合成することで省略文書である第2の定型文書を作成する制御手段と、を備えてなることを特徴とするものである。
【0008】
また、請求項2に記載したように、請求項1に記載の情報通信装置において、前記第2の選択肢は、「あいさつ」、「伺い」、「状況の指示」に関する少なくとも1つのグループの後に続くグループに含まれてなることを特徴とするものである。
【0009】
また、本発明の情報作成方法は、請求項3に記載したように、文書作成のための第1の選択肢と文書作成の中止を促す第2の選択肢とをカテゴリー毎にグループ化した状態にて少なくとも記憶手段に記憶し、操作手段による所定操作に基づいて、前記グループ毎に選択肢を前記記憶手段から読み出すとともに表示手段によって表示させ、前記操作手段を用いて選択した複数の前記第1の選択肢を合成させて第1の定型文書を作成する、もしくは前記操作手段を用いて選択した前記第1の選択肢と前記第2の選択肢とを合成することで省略文書である第2の定型文書を作成することことを特徴とするものである。
【0010】
また、請求項4に記載したように、請求項3に記載の情報作成方法において、前記第2の選択肢は、「あいさつ」、「伺い」、「状況の指示」に関する少なくとも1つのグループの後に続くグループに含まれることを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づき説明する。尚、以下に示す情報通信装置としては、VICSや電子メール等の情報を送受信する機能を備えた複合機能を有するナビゲーション装置を例に挙げて説明する。
【0012】
図1から図3を用いてナビゲーション装置の全体構成について説明する。ナビゲーション装置Aは、GPS電波受信部1と、VICS電波受信部2と、送受信手段3と、操作手段4と、制御手段5と、表示手段6と、音声手段7とから主に構成されている。
【0013】
GPS電波受信部1は、GPS用受信アンテナを備え、前記受信アンテナで受信した人工衛星からの位置情報である送信電波を高周波信号として増幅して制御手段5に供給する。
【0014】
VICS電波受信部2は、VICS用の受信アンテナ及び受光部を備え、前記受信アンテナで受信したVICSセンターからの走行ルート情報である送信電波及び前記受光部で受信したVICSセンターからの走行ルート情報である送信電波を増幅して制御手段5に供給する。
【0015】
送受信手段3は、モデムを有し、前記モデムに携帯電話やPHS等の電気通信回線を介して交信する携帯通信機器(交信手段)が接続される。また送受信手段3は、メール処理部を有し、前記メール処理部によって受信したテキストデータやバイナリーデータ等からなる文字情報(文書データ)の復調処理(差出人のアドレスデータ,発信日時データ,タイトルデータ及び本文データ等の生成)を行って、復調した前記テキストデータを制御手段5に供給する。
【0016】
操作手段4は、ルート検索やルート検索情報等の各種情報を表示手段6によって表示させたり、表示手段6による文字情報である文書の表示、あるいは音声出力手段7bにより前記文書の音声出力の実行の際に用いられる。また、操作手段4は、後述する所定操作を行うために複数の押しボタンスイッチを備えた操作部を有し、ワイヤレスリモコンや有線式操作スイッチ群によって構成される。
【0017】
図2は、操作手段4の一例を示すものである。操作手段4は、文字情報であるメール文書(後で詳述する)の作成時において、後述する項目や選択肢に指示位置となるカーソルを移動させるための左スイッチ4a,右スイッチ4b,上スイッチ4c,下スイッチ4dと、前記カーソルが指示するカテゴリや選択肢を決定する決定スイッチ4eとが備えられている。
【0018】
制御手段5は、マイクロコンピュータから構成され、図3に示すようにCPU5a,RAM5b,ROM(記憶手段)5c,記憶部5d及び入出力(I/O)インターフェイス回路5eを有し、前記各部はバス5fによって接続されている。制御手段5におけるCPU5aは、GPS電波受信部1によって受信した位置データを入出力インターフェイス5eを介して入力し、この位置データと、CD−ROM,DVD−ROMあるいはハードディスク等からなる記憶部5dに記憶されている地図データ、あるいはメインサーバから随時ダウンロードされる地図データとをCPU5aによってマップマッチングして、表示手段6に表示する地図上に自車両の位置を表示させたり、またメール文書の作成,着信及び送信の際に表示手段6及び音声出力手段7を制御するものである。尚、ROM5cは、前記メール文書の作成用プログラム、後述する各項目,前記各項目に対応した選択肢、表示手段6によって表示される複数の表示画面等が記憶されている。
【0019】
表示手段6は、地図データを表示させたり、あるいは前記メール文書を表示させるためのグラフィックコントローラ等の駆動手段6aと、マトリクス型の液晶表示素子や有機EL素子からなる表示部6bを有し、制御手段5からの指示信号の基に後述する表示画面を表示する。
【0020】
音声手段7は、文字情報(文書)を音声データに変換する音声変換手段7aと、スピーカからなる音声出力手段7bとからなり、音声出力手段7bは専用に用意しても良いし、カーオーディオ等のスピーカ等と兼用することもできる。
【0021】
以上の各部によってナビゲーション装置Aが構成される。
【0022】
次に図4から図6を用いて、制御手段5におけるメール文書の作成の際の処理動作について詳述する。制御手段5におけるROM5cには、文書作成のための第1の選択肢と、文書作成の中止を促す第2の選択肢とがカテゴリー毎に項目(グループ)分けされた状態にて記憶されている。
【0023】
図4は、通常時の定型文書(メール文書)の一例を表すものである。ROM5cには、文書作成のための第1の選択肢10a〜10c,12a〜12c,13a〜13eからなる第1の項目10,第3の項目12,第4の項目13と、文書作成のための第1の選択肢11a〜11d及び文書作成の中止を促す第2の選択肢11eからなる第2の項目11とが、「あいさつ」、「待ち合わせ/日程」、「場所」、「どうする」といったカテゴリー毎の各項目に分かれた状態にて記憶されている。
【0024】
制御手段5は、操作手段4による所定入力によってメール文書の作成機能に移行し、操作手段4からの所定入力によって「あいさつ」なるカテゴリーの第1の項目10が選択されたと認識すると、第1の項目10の「おはよう」、「こんにちは。」、「こんばんは。」からなる各第1の選択肢10a,10b,10cをROM5cから読み出すとともに表示手段6によって表示させる。次に制御手段5は、操作手段4による所定入力によって「こんばんは。」なる第1の選択肢10cが選択されたと認識すると、「待ち合わせ/日程」なるカテゴリーの第2の項目11における「今」、「今日の」、「明日の」、「昨日は」からなる各第1の選択肢11a,11b,11c,11d、及び「END」からなる第2の選択肢11eをROM5cから読み出すとともに表示手段6によって表示させる。そして制御手段5は、操作手段4による所定入力によって、「今日の」なる第1の選択肢11bが選択されたと認識すると、「場所」なるカテゴリーの第3の項目12における「待ち合わせ」、「集合場所」、「あつまり」からなる各第1の選択肢12a,12b,12cをROM5cから読み出すとともに表示手段6によって表示させ、「待ち合わせ」なる第1の選択肢12aが操作手段4の所定入力によって選択されたと認識すると、「どうする」なるカテゴリーの第4の項目13における「おくれないで!」、「遅れます。」、「変更します。」、「OKです。」、「NGです。」からなる各第1の選択肢13a,13b,13c,13d,13eをROM5cから読み出すとともに表示手段6によって表示させ、「遅れます。」なる第1の選択肢13bが操作手段4の所定入力によって選択されたと認識すると、図6(a)で示すような「こんばんは。今日の待ち合わせ遅れます。」なる定型文書(第1の定型文書)m1を作成する。
【0025】
即ち、制御手段5は、第1の項目10〜第4の項目13における各選択肢をROM5cからそれぞれ読み出して表示手段6によって表示させ、操作手段4からの所定入力によって各項目10〜13における選択肢の内の何れか第1の選択肢10c,11b,12b,13bを合成することで定型文書m1を作成するものである。
【0026】
図5は省略された定型文書の一例を示すもので、ここで示す文書は、制御手段5に送受信手段3を介して単文からなるメール文書が受信され、この受信した電子メールに対して単文なる定型文書を返信する場合のものである。
【0027】
制御手段5は、送受信手段3を介して電子メールを受信し、その後に操作手段4による所定入力によって返信文書作成機能に移行し、操作手段4による所定入力によって「あいさつ」なる第1の項目10が選択されたと認識すると、第1の項目10の「おはよう」、「こんにちは。」、「こんばんは。」からなる各第1の選択肢10a,10b,10cをROM5cから読み出すとともに表示手段6によって表示させる。次に制御手段5は、操作手段4による所定入力によって「こんばんは。」なる第1の選択肢10cが選択されたと認識すると、「待ち合わせ/日程」なる第2の項目11における「今」、「今日の」、「明日の」、「昨日は」からなる各第1の選択肢11a,11b,11c,11d、及び「END」からなる第2の選択肢11eをROM5cから読み出すとともに表示手段6によって表示させる。そして制御手段5は、操作手段4による所定入力によって、「END」なる第2の選択肢11eが選択されたと認識すると、図6(b)で示すような「こんばんは。」なる省略文書である定型文書(第2の定型文書)m2を作成する。
【0028】
即ち、制御手段5は、操作手段4からの所定入力によって第1の項目10の第1の選択肢10bと第1の項目10の後に続く第2の項目11の第2の選択肢11eとを合成することで省略文書である定型文書m2を作成するものである。
【0029】
かかるナビゲーション装置Aは、文書作成のための第1の選択肢10a〜10c,11a〜11d,12a〜12c,13a〜13eと文書作成の中止を促す第2の選択肢11eとをカテゴリー毎に項目分けした状態にて記憶したROM5cと、ROM5cに記憶された各選択肢10a〜10c,11a〜11e,12a〜12c,13a〜13eを表示するための表示手段6と、各選択肢10a〜10c,11a〜11e,12a〜12c,13a〜13eを選択するための操作手段4と、操作手段4からの所定入力によって各選択肢10a〜10c,11a〜11e,12a〜12c,13a〜13eを第1〜第4の項目10,11,12,13毎に順次ROM5cから読み出して表示手段6によって表示させるとともに、操作手段4からの所定入力によって各項目10,11,12,13毎の選択肢10c,11b,12a,13bを選択し、複数の第1の選択肢10c,11b,12a,13bを合成させて定型文書m1を作成する、もしくは第1の選択肢10bと第2の選択肢11eとを合成することで省略文書である定型文書21を作成する制御手段5とを備えるものである。
【0030】
また、ナビゲーション装置Aの情報作成方法は、文書作成のための第1の選択肢10a〜10c,11a〜11d,12a〜12c,13a〜13eと文書作成の中止を促す第2の選択肢11eとをカテゴリー毎に項目分けした状態にてROM5cに記憶し、操作手段4による所定操作によってROM5cに記憶された各選択肢10a〜10c,11a〜11e,12a〜12c,13a〜13eを第1〜第4の項目10,11,12,13毎に順次読み出して表示手段6によって表示させるとともに、操作手段4からの所定入力によって前記各項目10,11,12,13毎の前記各選択肢10c,11b,12a,13bを選択し、複数の前記第1の選択肢10c,11b,12a,13bを合成させて定型文書20を作成する、もしくは第1の選択肢10bと第2の選択肢11eとを合成することで省略文書である定型文書m2を作成してなるものである。
【0031】
従って、従来のように一文字ずつ入力するのではなく、操作手段4による少ない選択操作で素早くメール文書を作成できるため、使用者による使い勝手が良好な情報通信機器を提供することが可能となる。
【0032】
また、文書作成の中止を促す第2の選択肢11eと文書作成のための第1の選択肢10bとを合成することで省略文書である定型文書21を作成するものであり、単文からなるショートメールによってメールのやり取りを行う場合において、素早くメール文書を作成することが可能となる。
【0033】
次に、図7を用いて本発明の他の実施形態について説明する。図7は、文書作成の中止を促す第2の選択肢によって省略文書を作成する一例を示しており、図7は、「ご機嫌伺い(伺い)」なるカテゴリーの項目の後に続く項目に第2の選択肢が設けられるものである。
【0034】
具体的に説明すると、図7において、制御手段5は、操作手段4による所定入力によってメール文書の作成機能に移行し、操作手段4による所定入力によって「あいさつ」なるカテゴリーの第1の項目20が選択されたと認識すると、第1の項目20の「おはよう」、「こんにちは。」、「こんばんは。」からなる各第1の選択肢20a,20b,20cをROM5cから読み出すとともに表示手段6によって表示させ、操作手段4による所定入力によって「こんにちは。」なる第1の選択肢20bが選択されたと認識すると、「ご機嫌伺い」なるカテゴリーの第2の項目21における「調子はどう?」、「ご機嫌いかが?」、「どこにいるの?」、「なにしてるの?」からなる各第1の選択肢21a,21b,21c,11dをROM5cから読み出すとともに表示手段6によって表示させる。そして制御手段5は、操作手段4による所定入力によって、「なにしてるの?」なる第1の選択肢21dが選択されたと認識すると、「どうする」なるカテゴリーの第3の項目22における「合わない」、「遊ばない」、「映画みない」、「飲みに行かない」からなる各第1の選択肢22a,22b,22c,22dと、「END」からなる第2の選択肢11eとをROM5cから読み出すとともに表示手段6によって表示させ、操作手段4による所定入力によって「END」なる第2の選択肢22eが選択されたと認識すると、「こんにちは。何してるの。」なる省略文書である定型文書を得るものである。
【0035】
尚、文書作成の中止を促す第2の選択肢が含まれる項目としては、前述した以外に「状況の指示」なるカテゴリーの項目の後に続く項目に含まれるものであり、例えば「この先」→「工事中(状況の指示)」→「END」の第1,第2の選択肢が操作手段4によって選択されることによって、「この先、工事中」なる省略文書である定型文書が表示手段6によって表示される。
【0036】
かかるナビゲーション装置Aは、「あいさつ」、「伺い」、「状況の指示」に関する項目(10,21)の後に続く項目(11,22)に文書作成の中止を促す第2の選択肢を含むようにするものであり、文書が途中で終わっていても意味の通じる省略文書を素早く作成し、かつ送信することが可能となる。
【0037】
尚、本発明の実施の形態では、ナビゲーション装置Aを例に挙げて説明したが、携帯電話やPHS等の情報通信機器からなる情報通信装置にも有効であり、本発明の用途について前述した実施の形態に限定されるものではない。
【0038】
また、本発明の実施の形態では、操作手段4及び表示手段6とを別々に構成するものであったが、本発明にあっては、例えば、表示部と操作部とが一体に設けられたタッチパネルにて構成するものであっても良い。
【0039】
【発明の効果】
本発明は、ナビゲーション装置や携帯電話,PHS等の情報通信装置に関し、操作が簡単で、使用者による使い勝手が良好な情報通信装置及び情報作成方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のナビゲーション装置を示すブロック図。
【図2】同上ナビゲーション装置の操作手段を示す図。
【図3】同上ナビゲーション装置の制御手段を示すブロック図。
【図4】同上ナビゲーション装置の定型文書の作成方法を示す図。
【図5】同上ナビゲーション装置の定型文書の作成方法を示す図。
【図6】同上ナビゲーション装置の表示手段による定型文書が表示された状態を示す図。
【図7】本発明の他の実施形態の定型文書の作成方法を示す図。
【符号の説明】
A ナビゲーション装置(情報通信装置)
3 メール送受信部(送信手段)
4 操作手段
5 制御手段
6 表示手段
7 音声手段
10〜13 第1〜第4の項目(グループ)
20〜22 第1〜第3の項目(グループ)
10a〜10c 第1の選択肢
11a〜11d 第1の選択肢
12a〜12c 第1の選択肢
13a〜13e 第1の選択肢
11e 第2の選択肢
20a〜20c 第1の選択肢
21a〜21d 第1の選択肢
22a〜22d 第1の選択肢
22e 第2の選択肢
m1 定型文書(第1の定型文書)
m2 定型文書(第2の定型文書)
【発明の属する技術分野】
本発明は、ナビゲーション装置や携帯電話,PHS等の情報通信装置に関し、メール文書を作成及び送信することが可能な情報通信装置及び情報作成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
情報通信装置としては、例えば、自車両の現在位置を把握し、目的地へのルートを案内するナビゲーション装置が知られている。このようなナビゲーション装置は、人工衛星位置決定システム(Global Positioning System(GPS))によって自車両の位置を把握するとともに、道路交通情報システム(Vehicle Information and Communication System(VICS))からの情報に基づいて自車両が走行するための走行ルート情報を車両の運転者に知らせるものである。また、最近では前記ナビゲーション装置に、高速道路等の有料道路における通行料金を人手を介することなく自動的に徴収する高速道路料金自動支払機能(Electronic
Toll Collection(ETC))を備えるものがある。
【0003】
また、これらの様々な情報を表示するナビゲーション装置としては、車両に搭載する専用のもので、7〜8インチの大型なTFT型液晶表示器を用いたものが普及しているが、最近では、ナビゲーション装置を自動車だけでなく、二輪車に取り付けたり、あるいは人が携帯できるサイズの携帯用のナビゲーション装置も開発されている。このような携帯できるナビゲーション装置にあっては、持ち運びの利便性を考慮し3〜5インチ程度の小さな表示器を備える小型化のものが主流である。
【0004】
前述のナビゲーション装置は、携帯電話や簡易携帯電話(PHS)等の携帯通信機器と接続し、電子メールの受信情報を表示器で表示させたり、あるいは電子メールの作成及び送信操作ができるものが提案されており、これについては、特開平11−337348号公報や特開平11−102198号公報等に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このようなナビゲーション装置の殆どは、文字入力専用のキーボードを備えておらず、電子メール(メール文書)を作成する際に、操作ボタン等の操作手段によって表示器の画面に表示される文字表上をカーソル移動させて文字を一文字ずつ選択して漢字への変換作業を行ったり、また必要に応じてカナ,数字,記号等の切換え作業を行うために、煩雑な操作が必要となるばかりでなく、文章を作成するために長い時間を要してしまうといった問題点があった。
【0006】
そこで、本発明は前記問題点に着目し、操作が簡単で、使用者による使い勝手が良好な情報通信装置及び情報作成方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するため、請求項1に記載したように、文書作成のための第1の選択肢と文書作成の中止を促す第2の選択肢とをカテゴリー毎にグループ化した状態にて記憶した記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記各選択肢を表示するための表示手段と、前記各選択肢を選択するための操作手段と、前記操作手段からの所定入力に基づいて、前記記憶手段に記憶されている第1,第2の選択肢を前記グループ毎に読み出すとともに前記表示手段に表示させ、複数の前記第1の選択肢を合成させて第1の定型文書を作成する、もしくは前記第1の選択肢と前記前記第2の選択肢とを合成することで省略文書である第2の定型文書を作成する制御手段と、を備えてなることを特徴とするものである。
【0008】
また、請求項2に記載したように、請求項1に記載の情報通信装置において、前記第2の選択肢は、「あいさつ」、「伺い」、「状況の指示」に関する少なくとも1つのグループの後に続くグループに含まれてなることを特徴とするものである。
【0009】
また、本発明の情報作成方法は、請求項3に記載したように、文書作成のための第1の選択肢と文書作成の中止を促す第2の選択肢とをカテゴリー毎にグループ化した状態にて少なくとも記憶手段に記憶し、操作手段による所定操作に基づいて、前記グループ毎に選択肢を前記記憶手段から読み出すとともに表示手段によって表示させ、前記操作手段を用いて選択した複数の前記第1の選択肢を合成させて第1の定型文書を作成する、もしくは前記操作手段を用いて選択した前記第1の選択肢と前記第2の選択肢とを合成することで省略文書である第2の定型文書を作成することことを特徴とするものである。
【0010】
また、請求項4に記載したように、請求項3に記載の情報作成方法において、前記第2の選択肢は、「あいさつ」、「伺い」、「状況の指示」に関する少なくとも1つのグループの後に続くグループに含まれることを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づき説明する。尚、以下に示す情報通信装置としては、VICSや電子メール等の情報を送受信する機能を備えた複合機能を有するナビゲーション装置を例に挙げて説明する。
【0012】
図1から図3を用いてナビゲーション装置の全体構成について説明する。ナビゲーション装置Aは、GPS電波受信部1と、VICS電波受信部2と、送受信手段3と、操作手段4と、制御手段5と、表示手段6と、音声手段7とから主に構成されている。
【0013】
GPS電波受信部1は、GPS用受信アンテナを備え、前記受信アンテナで受信した人工衛星からの位置情報である送信電波を高周波信号として増幅して制御手段5に供給する。
【0014】
VICS電波受信部2は、VICS用の受信アンテナ及び受光部を備え、前記受信アンテナで受信したVICSセンターからの走行ルート情報である送信電波及び前記受光部で受信したVICSセンターからの走行ルート情報である送信電波を増幅して制御手段5に供給する。
【0015】
送受信手段3は、モデムを有し、前記モデムに携帯電話やPHS等の電気通信回線を介して交信する携帯通信機器(交信手段)が接続される。また送受信手段3は、メール処理部を有し、前記メール処理部によって受信したテキストデータやバイナリーデータ等からなる文字情報(文書データ)の復調処理(差出人のアドレスデータ,発信日時データ,タイトルデータ及び本文データ等の生成)を行って、復調した前記テキストデータを制御手段5に供給する。
【0016】
操作手段4は、ルート検索やルート検索情報等の各種情報を表示手段6によって表示させたり、表示手段6による文字情報である文書の表示、あるいは音声出力手段7bにより前記文書の音声出力の実行の際に用いられる。また、操作手段4は、後述する所定操作を行うために複数の押しボタンスイッチを備えた操作部を有し、ワイヤレスリモコンや有線式操作スイッチ群によって構成される。
【0017】
図2は、操作手段4の一例を示すものである。操作手段4は、文字情報であるメール文書(後で詳述する)の作成時において、後述する項目や選択肢に指示位置となるカーソルを移動させるための左スイッチ4a,右スイッチ4b,上スイッチ4c,下スイッチ4dと、前記カーソルが指示するカテゴリや選択肢を決定する決定スイッチ4eとが備えられている。
【0018】
制御手段5は、マイクロコンピュータから構成され、図3に示すようにCPU5a,RAM5b,ROM(記憶手段)5c,記憶部5d及び入出力(I/O)インターフェイス回路5eを有し、前記各部はバス5fによって接続されている。制御手段5におけるCPU5aは、GPS電波受信部1によって受信した位置データを入出力インターフェイス5eを介して入力し、この位置データと、CD−ROM,DVD−ROMあるいはハードディスク等からなる記憶部5dに記憶されている地図データ、あるいはメインサーバから随時ダウンロードされる地図データとをCPU5aによってマップマッチングして、表示手段6に表示する地図上に自車両の位置を表示させたり、またメール文書の作成,着信及び送信の際に表示手段6及び音声出力手段7を制御するものである。尚、ROM5cは、前記メール文書の作成用プログラム、後述する各項目,前記各項目に対応した選択肢、表示手段6によって表示される複数の表示画面等が記憶されている。
【0019】
表示手段6は、地図データを表示させたり、あるいは前記メール文書を表示させるためのグラフィックコントローラ等の駆動手段6aと、マトリクス型の液晶表示素子や有機EL素子からなる表示部6bを有し、制御手段5からの指示信号の基に後述する表示画面を表示する。
【0020】
音声手段7は、文字情報(文書)を音声データに変換する音声変換手段7aと、スピーカからなる音声出力手段7bとからなり、音声出力手段7bは専用に用意しても良いし、カーオーディオ等のスピーカ等と兼用することもできる。
【0021】
以上の各部によってナビゲーション装置Aが構成される。
【0022】
次に図4から図6を用いて、制御手段5におけるメール文書の作成の際の処理動作について詳述する。制御手段5におけるROM5cには、文書作成のための第1の選択肢と、文書作成の中止を促す第2の選択肢とがカテゴリー毎に項目(グループ)分けされた状態にて記憶されている。
【0023】
図4は、通常時の定型文書(メール文書)の一例を表すものである。ROM5cには、文書作成のための第1の選択肢10a〜10c,12a〜12c,13a〜13eからなる第1の項目10,第3の項目12,第4の項目13と、文書作成のための第1の選択肢11a〜11d及び文書作成の中止を促す第2の選択肢11eからなる第2の項目11とが、「あいさつ」、「待ち合わせ/日程」、「場所」、「どうする」といったカテゴリー毎の各項目に分かれた状態にて記憶されている。
【0024】
制御手段5は、操作手段4による所定入力によってメール文書の作成機能に移行し、操作手段4からの所定入力によって「あいさつ」なるカテゴリーの第1の項目10が選択されたと認識すると、第1の項目10の「おはよう」、「こんにちは。」、「こんばんは。」からなる各第1の選択肢10a,10b,10cをROM5cから読み出すとともに表示手段6によって表示させる。次に制御手段5は、操作手段4による所定入力によって「こんばんは。」なる第1の選択肢10cが選択されたと認識すると、「待ち合わせ/日程」なるカテゴリーの第2の項目11における「今」、「今日の」、「明日の」、「昨日は」からなる各第1の選択肢11a,11b,11c,11d、及び「END」からなる第2の選択肢11eをROM5cから読み出すとともに表示手段6によって表示させる。そして制御手段5は、操作手段4による所定入力によって、「今日の」なる第1の選択肢11bが選択されたと認識すると、「場所」なるカテゴリーの第3の項目12における「待ち合わせ」、「集合場所」、「あつまり」からなる各第1の選択肢12a,12b,12cをROM5cから読み出すとともに表示手段6によって表示させ、「待ち合わせ」なる第1の選択肢12aが操作手段4の所定入力によって選択されたと認識すると、「どうする」なるカテゴリーの第4の項目13における「おくれないで!」、「遅れます。」、「変更します。」、「OKです。」、「NGです。」からなる各第1の選択肢13a,13b,13c,13d,13eをROM5cから読み出すとともに表示手段6によって表示させ、「遅れます。」なる第1の選択肢13bが操作手段4の所定入力によって選択されたと認識すると、図6(a)で示すような「こんばんは。今日の待ち合わせ遅れます。」なる定型文書(第1の定型文書)m1を作成する。
【0025】
即ち、制御手段5は、第1の項目10〜第4の項目13における各選択肢をROM5cからそれぞれ読み出して表示手段6によって表示させ、操作手段4からの所定入力によって各項目10〜13における選択肢の内の何れか第1の選択肢10c,11b,12b,13bを合成することで定型文書m1を作成するものである。
【0026】
図5は省略された定型文書の一例を示すもので、ここで示す文書は、制御手段5に送受信手段3を介して単文からなるメール文書が受信され、この受信した電子メールに対して単文なる定型文書を返信する場合のものである。
【0027】
制御手段5は、送受信手段3を介して電子メールを受信し、その後に操作手段4による所定入力によって返信文書作成機能に移行し、操作手段4による所定入力によって「あいさつ」なる第1の項目10が選択されたと認識すると、第1の項目10の「おはよう」、「こんにちは。」、「こんばんは。」からなる各第1の選択肢10a,10b,10cをROM5cから読み出すとともに表示手段6によって表示させる。次に制御手段5は、操作手段4による所定入力によって「こんばんは。」なる第1の選択肢10cが選択されたと認識すると、「待ち合わせ/日程」なる第2の項目11における「今」、「今日の」、「明日の」、「昨日は」からなる各第1の選択肢11a,11b,11c,11d、及び「END」からなる第2の選択肢11eをROM5cから読み出すとともに表示手段6によって表示させる。そして制御手段5は、操作手段4による所定入力によって、「END」なる第2の選択肢11eが選択されたと認識すると、図6(b)で示すような「こんばんは。」なる省略文書である定型文書(第2の定型文書)m2を作成する。
【0028】
即ち、制御手段5は、操作手段4からの所定入力によって第1の項目10の第1の選択肢10bと第1の項目10の後に続く第2の項目11の第2の選択肢11eとを合成することで省略文書である定型文書m2を作成するものである。
【0029】
かかるナビゲーション装置Aは、文書作成のための第1の選択肢10a〜10c,11a〜11d,12a〜12c,13a〜13eと文書作成の中止を促す第2の選択肢11eとをカテゴリー毎に項目分けした状態にて記憶したROM5cと、ROM5cに記憶された各選択肢10a〜10c,11a〜11e,12a〜12c,13a〜13eを表示するための表示手段6と、各選択肢10a〜10c,11a〜11e,12a〜12c,13a〜13eを選択するための操作手段4と、操作手段4からの所定入力によって各選択肢10a〜10c,11a〜11e,12a〜12c,13a〜13eを第1〜第4の項目10,11,12,13毎に順次ROM5cから読み出して表示手段6によって表示させるとともに、操作手段4からの所定入力によって各項目10,11,12,13毎の選択肢10c,11b,12a,13bを選択し、複数の第1の選択肢10c,11b,12a,13bを合成させて定型文書m1を作成する、もしくは第1の選択肢10bと第2の選択肢11eとを合成することで省略文書である定型文書21を作成する制御手段5とを備えるものである。
【0030】
また、ナビゲーション装置Aの情報作成方法は、文書作成のための第1の選択肢10a〜10c,11a〜11d,12a〜12c,13a〜13eと文書作成の中止を促す第2の選択肢11eとをカテゴリー毎に項目分けした状態にてROM5cに記憶し、操作手段4による所定操作によってROM5cに記憶された各選択肢10a〜10c,11a〜11e,12a〜12c,13a〜13eを第1〜第4の項目10,11,12,13毎に順次読み出して表示手段6によって表示させるとともに、操作手段4からの所定入力によって前記各項目10,11,12,13毎の前記各選択肢10c,11b,12a,13bを選択し、複数の前記第1の選択肢10c,11b,12a,13bを合成させて定型文書20を作成する、もしくは第1の選択肢10bと第2の選択肢11eとを合成することで省略文書である定型文書m2を作成してなるものである。
【0031】
従って、従来のように一文字ずつ入力するのではなく、操作手段4による少ない選択操作で素早くメール文書を作成できるため、使用者による使い勝手が良好な情報通信機器を提供することが可能となる。
【0032】
また、文書作成の中止を促す第2の選択肢11eと文書作成のための第1の選択肢10bとを合成することで省略文書である定型文書21を作成するものであり、単文からなるショートメールによってメールのやり取りを行う場合において、素早くメール文書を作成することが可能となる。
【0033】
次に、図7を用いて本発明の他の実施形態について説明する。図7は、文書作成の中止を促す第2の選択肢によって省略文書を作成する一例を示しており、図7は、「ご機嫌伺い(伺い)」なるカテゴリーの項目の後に続く項目に第2の選択肢が設けられるものである。
【0034】
具体的に説明すると、図7において、制御手段5は、操作手段4による所定入力によってメール文書の作成機能に移行し、操作手段4による所定入力によって「あいさつ」なるカテゴリーの第1の項目20が選択されたと認識すると、第1の項目20の「おはよう」、「こんにちは。」、「こんばんは。」からなる各第1の選択肢20a,20b,20cをROM5cから読み出すとともに表示手段6によって表示させ、操作手段4による所定入力によって「こんにちは。」なる第1の選択肢20bが選択されたと認識すると、「ご機嫌伺い」なるカテゴリーの第2の項目21における「調子はどう?」、「ご機嫌いかが?」、「どこにいるの?」、「なにしてるの?」からなる各第1の選択肢21a,21b,21c,11dをROM5cから読み出すとともに表示手段6によって表示させる。そして制御手段5は、操作手段4による所定入力によって、「なにしてるの?」なる第1の選択肢21dが選択されたと認識すると、「どうする」なるカテゴリーの第3の項目22における「合わない」、「遊ばない」、「映画みない」、「飲みに行かない」からなる各第1の選択肢22a,22b,22c,22dと、「END」からなる第2の選択肢11eとをROM5cから読み出すとともに表示手段6によって表示させ、操作手段4による所定入力によって「END」なる第2の選択肢22eが選択されたと認識すると、「こんにちは。何してるの。」なる省略文書である定型文書を得るものである。
【0035】
尚、文書作成の中止を促す第2の選択肢が含まれる項目としては、前述した以外に「状況の指示」なるカテゴリーの項目の後に続く項目に含まれるものであり、例えば「この先」→「工事中(状況の指示)」→「END」の第1,第2の選択肢が操作手段4によって選択されることによって、「この先、工事中」なる省略文書である定型文書が表示手段6によって表示される。
【0036】
かかるナビゲーション装置Aは、「あいさつ」、「伺い」、「状況の指示」に関する項目(10,21)の後に続く項目(11,22)に文書作成の中止を促す第2の選択肢を含むようにするものであり、文書が途中で終わっていても意味の通じる省略文書を素早く作成し、かつ送信することが可能となる。
【0037】
尚、本発明の実施の形態では、ナビゲーション装置Aを例に挙げて説明したが、携帯電話やPHS等の情報通信機器からなる情報通信装置にも有効であり、本発明の用途について前述した実施の形態に限定されるものではない。
【0038】
また、本発明の実施の形態では、操作手段4及び表示手段6とを別々に構成するものであったが、本発明にあっては、例えば、表示部と操作部とが一体に設けられたタッチパネルにて構成するものであっても良い。
【0039】
【発明の効果】
本発明は、ナビゲーション装置や携帯電話,PHS等の情報通信装置に関し、操作が簡単で、使用者による使い勝手が良好な情報通信装置及び情報作成方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のナビゲーション装置を示すブロック図。
【図2】同上ナビゲーション装置の操作手段を示す図。
【図3】同上ナビゲーション装置の制御手段を示すブロック図。
【図4】同上ナビゲーション装置の定型文書の作成方法を示す図。
【図5】同上ナビゲーション装置の定型文書の作成方法を示す図。
【図6】同上ナビゲーション装置の表示手段による定型文書が表示された状態を示す図。
【図7】本発明の他の実施形態の定型文書の作成方法を示す図。
【符号の説明】
A ナビゲーション装置(情報通信装置)
3 メール送受信部(送信手段)
4 操作手段
5 制御手段
6 表示手段
7 音声手段
10〜13 第1〜第4の項目(グループ)
20〜22 第1〜第3の項目(グループ)
10a〜10c 第1の選択肢
11a〜11d 第1の選択肢
12a〜12c 第1の選択肢
13a〜13e 第1の選択肢
11e 第2の選択肢
20a〜20c 第1の選択肢
21a〜21d 第1の選択肢
22a〜22d 第1の選択肢
22e 第2の選択肢
m1 定型文書(第1の定型文書)
m2 定型文書(第2の定型文書)
Claims (4)
- 文書作成のための第1の選択肢と文書作成の中止を促す第2の選択肢とをカテゴリー毎にグループ化した状態にて記憶した記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された前記各選択肢を表示するための表示手段と、
前記各選択肢を選択するための操作手段と、
前記操作手段からの所定入力に基づいて、前記記憶手段に記憶されている第1,第2の選択肢を前記グループ毎に読み出すとともに前記表示手段に表示させ、複数の前記第1の選択肢を合成させて第1の定型文書を作成する、もしくは前記第1の選択肢と前記前記第2の選択肢とを合成することで省略文書である第2の定型文書を作成する制御手段と、
を備えてなることを特徴とする情報通信装置。 - 前記第2の選択肢は、「あいさつ」、「伺い」、「状況の指示」に関する少なくとも1つのグループの後に続くグループに含まれてなることを特徴とする請求項1に記載の情報通信装置。
- 文書作成のための第1の選択肢と文書作成の中止を促す第2の選択肢とをカテゴリー毎にグループ化した状態にて少なくとも記憶手段に記憶し、
操作手段による所定操作に基づいて、前記グループ毎に選択肢を前記記憶手段から読み出すとともに表示手段によって表示させ、前記操作手段を用いて選択した複数の前記第1の選択肢を合成させて第1の定型文書を作成する、もしくは前記操作手段を用いて選択した前記第1の選択肢と前記第2の選択肢とを合成することで省略文書である第2の定型文書を作成することを特徴とする情報作成方法。 - 前記第2の選択肢は、「あいさつ」、「伺い」、「状況の指示」に関する少なくとも1つのグループの後に続くグループに含まれることを特徴とする請求項3に記載の情報作成方法。
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JP2002244887A JP2004086425A (ja) | 2002-08-26 | 2002-08-26 | 情報通信装置及び情報作成方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006196006A (ja) * | 2005-01-14 | 2006-07-27 | High Gain Antenna Co Ltd | 車両搭載端末機 |
JP2010020672A (ja) * | 2008-07-14 | 2010-01-28 | Hitachi Communication Technologies Ltd | チャットシステム、情報処理装置およびプログラム |
-
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