JP2004086239A - 伝送データフォーマット変換装置およびデータフォーマット変換・伝送方式 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の顧客とVANシステム24との間に伝送データフォーマット変換装置25を設置し、銀行共通に定めた全銀フォーマットの銀行宛データを複数の顧客から受信し、受信した全銀フォーマットの銀行宛データをVANフォーマットの銀行宛データに変換してVANシステムに渡し、また、VANフォーマットで構成された一つ以上の銀行からの顧客宛データをVANシステムから受信し、受信したVANフォーマットの顧客宛データを全銀フォーマットの顧客宛データに変換して複数の顧客のそれぞれに振分けて送信する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は複数の顧客会社が中間にVAN(Value Added Network:付加価値通信網)を介して銀行とデータ交換を行う入出金システムに適用する伝送データフォーマット交換装置、およびこの装置の処理方法を適用したデータフォーマット変換・伝送方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図13は従来の入出金システムの構成を示すブロック図である。図において、典型的に分類される3つの取引方法によるa社、b社およびc社の例について説明する。
c社は、手作業による帳簿管理またはパソコンを使用した自社の経理システムc10を有し、自社の口座が設けられているC銀行に対して出金処理を行う場合、銀行振込依頼書を作成して持ち込むことで処理する。また、c社の口座に入金があった場合、電話またはファックスによりC銀行から入金通知をもらい、そのデータを手作業により経理システムc1に入力する。このc社のケースは、昔からある手作業の多い基本的な方法である。
【0003】
これに対しb社は、コンピュータを使用した自社の経理システムb11から振り込み(出金処理)のために対B銀行データb11と対C銀行データb12を生成する。この場合のデータb11,b12は、銀行側から提供されるデータ変換プログラムを使用するか、あるいは銀行指定の市販ソフトウェアを用いて得られるが、そのための方法はコンピュータに対して人手の操作により変換処理される。変換されたデータは記憶部に一時保存され、送受信部b13により公衆回線22を介してB銀行、C銀行にそれぞれ送信され、b社の口座から振込み処理される。また、b社の口座に入金があった場合には、各銀行から公衆回線22を介して送られて来る入金データを送受信部b13で受信し記憶部に保存する。保存された各対銀行データb11,b12は、データ変換プログラムを用いて人手の操作によりb社のデータに変換されて経理システムb10に渡される。b社のケースは、人手を伴うデータ変換について示したシステムである。
【0004】
さらに、a社の場合、自社の経理システムa10は、コンピュータにインストールされた変換プログラムa14が連動し、振り込みのための出金データをA銀行データa11とB銀行データa12に自動変換し、また各銀行からの入金データを自社の経理用データに自動変換する構成を持っている。送受信部a13は、変換後保存された出金データについて、専用線21を介してA銀行データa11をA銀行へ、B銀行データa12をB銀行へ自動的に送信する。また、専用線21を介して送られてくる各銀行からの入金データについては送受信部a13が受信し、一度保存される。保存された入金データであるA銀行データa11とB銀行データb12は、変換プログラムa13により自動的に自社のデータに変換され、a社の経理システムa11に渡され処理される。a社のケースは、独自開発による自動的なデータ連携について示したシステムである。
【0005】
上述の各方法は各企業に重点を置いたものであるが、これとは別に、効率を重視する共通した入出金システムとして、企業と銀行の間にVANシステムを介在させて行う方法がある。図14はVANシステムを介在させた従来の入出金システムの構成を示すブロック図で、図15は図14の入出金システムに係るデータ構成について示す説明図である。ここでは、銀行が扱う入出金データは全銀フォーマットで行う。この全銀フォーマットは、銀行が加盟する全国銀行協会で定めた銀行共通のフォーマットである。また、VANシステムが扱うデータはVANフォーマットを用いる。
【0006】
a社、b社およびc社について示しているが、同様なので、a社の振込み処理方法について主に説明する。a1はX銀行向け振込みデータ、a2はY銀行向け振込みデータ、a3はZ銀行向け振込みデータである。これらの振込みデータa1,a2,a3は、自社の経理システムを用いて全銀フォーマットで作成され、図15(イ)に示されるように、振込み内容を示す全銀データの前に全銀ヘッダを、後に全銀トレーラを有する構成を持つ。p11,p12,p13は通信部で、データa1,a2,a3をそれぞれ送るときにVANフォーマットを適用したデータAd1,Ad2,Ad3に変換する。データAd1,Ad2,Ad3は、図15(ロ)のような構成を持ち、ネットワーク23を介してVANシステム24の各銀行向けのメールボックスR1,R2,R3に届けられる。VANシステム24は、受信した振込みデータについて、他のb社、c社からの受信分も考慮してX銀行、Y銀行、Z銀行に振分けた銀行別データXD,YD,ZDを生成し送信する。この銀行別データXD,YD,ZDは、図15(ハ)に示すように全銀フォーマットのデータ列である。各銀行は、これらの銀行別データを受信すると、a社、b社、c社それぞれの口座から指定の取引先に振込み処理を行う。一方、銀行から各社に対する入金データの通知処理方法は、反対の経路でフォーマット変換を伴い行われることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来のVANシステムを介在した入出金システムは、以上のように構成されているので、入出金データに対して全銀フォーマットとVANフォーマット相互の変換が必要である。顧客である会社は、これらフォーマット変換を行う変換プログラムを自社のコンピュータに組み込むことになるが、そのために銀行側は変換プログラムを膨大な数の顧客に配布しインストールさせることになる。また、バージョンアップ等が生じる場合も考えると、システムの運営は容易ではないという問題があった。
【0008】
この発明は上記のような問題を解決するためになされたもので、顧客にフォーマット変換プログラムを個別に配布せず、一括処理することによりシステムの運営を容易にする伝送データフォーマット変換装置を得ることを目的とする。
また、この発明は伝送データフォーマット変換装置の機能を応用して一般的にデータを扱うことのできるデータフォーマット変換・伝送方式を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る伝送データフォーマット変換装置は、複数の顧客の経理システムとVANシステムとの間に設置され、銀行共通に定めた全銀フォーマットの銀行宛データを複数の顧客の経理システムから受信し、VANシステムにより複数の銀行向けに銀行宛データを振分け送信するために、受信した当該全銀フォーマットの銀行宛データをVANフォーマットの銀行宛データに変換してVANシステムに渡すよう処理し、一つ以上の銀行からの顧客宛データをVANシステムからVANフォーマットの顧客宛データとして受信し、受信した当該VANフォーマットの顧客宛データを全銀フォーマットの顧客宛データに変換して複数の顧客の経理システムのそれぞれに振分けて送信するよう処理するものである。
【0010】
この発明に係るデータフォーマット変換・伝送方式は、複数の顧客と複数の相手企業がVANシステムを介して相互にデータ交換を行い、かつ所定の共通フォーマットに従って送受信データを処理するデータフォーマット変換・伝送方式において、複数の顧客とVANシステムとの間に伝送データフォーマット変換装置を備え、伝送データフォーマット変換装置が、前記複数の顧客から受信した共通フォーマットの相手企業宛データをVANフォーマットの相手企業宛データに変換してVANシステムに渡し、VANシステムが、当該VANフォーマットの相手企業宛データを受けて共通フォーマットの相手企業宛データに変換すると共に、複数の相手企業のそれぞれに振分けて送信し、また、VANシステムが、複数の相手企業から受信した共通フォーマットの顧客向けデータをVANフォーマットの顧客向けデータに変換して伝送データフォーマット変換装置に渡し、伝送データフォーマット変換装置が、当該VANフォーマットの顧客向けデータを共通フォーマットの顧客向けデータに変換して複数の顧客のそれぞれに振分けて送信するようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る入出金システムの構成を示すブロック図、図2はこの実施の形態1に係る入出金データの構成について示す説明図である。これらの図において、図14並びに図15に相当する部分には同一符号を付して示す。図1において、図14と異なる部分は、VANシステム24のネットワーク23側に伝送データフォーマット変換装置25が設けられていることである。伝送データフォーマット変換装置25において、26は送受信サーバで、顧客各社の通信部Pa,Pb,Pcとデータを送受信し、送信元と送信先を管理する機能を持ち、そのために顧客マスタ、情報区分マスタおよび振分けマスタを備えている。27は入出金データについて全銀フォーマット/VANフォーマット変換を行う機能を持つフォーマット変換部である。
図3は顧客マスタの構成例を示し、図4は情報区分マスタの構成例を示し、また図5は振分けマスタの構成例を示す。
【0012】
次に動作について説明する。
図6はこの実施の形態1に係る振込み(出金)データのフォーマット変換処理の概略手順について示すフローチャートである。
以下、主にa社を例に説明する。a社の経理システムは、全銀フォーマットで各銀行宛に送信する振込みデータa1,a2,a3を作成し一時記憶部に保存する。通信部Paは、これら振込みデータa1,a2,a3をまとめて図2(イ)に例示する総合振込みデータAdを作成する(ステップST1)。通信部Paは、ネットワーク23を介して、作成した総合振込みデータAdを送受信サーバ25に送信する(ステップST2)。図2(イ)の全銀フォーマットの構成において、全銀ヘッダには会社情報等が設定されている。全銀データには、現在の説明では振込み明細書が設定されている。また、全銀トレーラには、データ件数と金額が設定されている。
【0013】
送受信サーバ25は、a社の総合振込みデータAdを受信し、顧客マスタ、情報区分マスタを用いて受信データとして予め決めた条件に従っているかを調べ(ステップST3)、その適格性を判定する(ステップST4)。
図7は送受信サーバで行う振込み処理用受信データの適格性の調査と判定の処理の詳細を示すフローチャートで、ここで、ステップST31〜ST34が総合的に図6のステップST3に相当し、またステップST41〜ST44がステップST4に相当することになる。
総合振込みデータAdを受信すると、まずフォーマットのチェックを行うが、全銀ヘッダと全銀トレーラ単位に実施し(ステップST31)、全銀ヘッダの有無を判定する(ステップST41)。全銀ヘッダが有る場合には、全銀ヘッダ内の仕向け銀行コードが顧客マスタ存在しているかを調べ(ステップST32)、仕向け銀行コードの存在を判定する(ステップST42)。仕向け銀行コードが存在した場合には、送信元毎の取引先コードを基に顧客マスタを検索し(ステップST33)、取引先コードの有無を判定する(ステップST43)。取引先コードが存在した場合、全銀ヘッダ内の種別コードが情報区分マスタに存在しているかを調べ(ステップST34)、種別コードの有無を判定する(ステップST44)。種別コードが存在している場合、適格性有りとなり、図6のステップST5に進む。なお、ステップST41〜ST44において、判定結果「NO」の場合、適格性無しとなり、図6のステップST11の処理を行う。
【0014】
次に、図6に戻り、ステップST4において適格性があった場合、振込みデータはVANフォーマットに変換される(ステップST5)。このステップST5のVANフォーマットへの変換処理の詳細は図8に示すフローチャート分解される。顧客マスタを参照して送信元の取引先のセンタコードを取得し(ステップST50)、VANフォーマットのヘッダ情報内の発信者側VANコードに編集する(ステップST51)。次に、受信ファイル、すなわち総合振込みデータAdを読み込み(ステップST52)、各銀行向けデータa1,a2,a3について1件づつVANフォーマットに変換し、図2(ロ)に示す送信元単位のVAN変換データadを得る(ステップST53)。VAN変換データadは、全銀データa1,a2,a3のそれぞれにVANヘッダとVANトレーラがつき、予め決められた順序で配列されている。
a社からの受信ファイルについてVANフォーマットへの変換処理が完了すると、VANシステム24へ伝送される(ステップST6)。また、他の送信元からの受信ファイルBd,Cdに関して、同様に行なわれたVANフォーマットの振込みデータbd,cdがあれば、それらもVANシステム24へ伝送される。
【0015】
VANシステム24は、受信したVANフォーマットの振込みデータad,bd,cdを銀行毎のメールボックスR1,R2,R3に仕分けする(ステップST7)。次に、メールボックスR1,R2,R3の各銀行向けデータをVANフォーマットから全銀フォーマットに変換し、図2(ハ)に示す各銀行向けにまとめて配列した全銀フォーマットの振込みデータXD,YD,ZDを生成する(ステップST8)。生成された全銀フォーマットの振込みデータXD,YD,ZDは、対応するX銀行、Y銀行、Z銀行にそれぞれ伝送される(ステップST9)。例えばX銀行では、受信した全銀フォーマットデータデータXdから送信元a社の振込みデータa1を抽出し、その振込みデータa1に基づいてa社の口座から取引先に振込み処理を行う(ステップST10)。
【0016】
一方、図6のステップST4において、顧客マスタを調べて送信元コードが不備などの理由により受信データの適格性が認められなかった場合、伝送データフォーマット変換装置25の運営会社では、顧客マスタに登録してある電話番号あるいはメールアドレスから送信元の担当者にエラー通知を連絡する(ステップST11)。これを受けて、送信元の会社ではエラー処理を行う(ステップST12)。
図9はステップST12のエラー処理の詳細を示すフローチャートである。運営会社から電話またはメールのエラー通知を受信すると(ステップST121)、通知を受けた顧客会社の担当者は、受信した電話またはメールを使って、あるいはメールにハイパーリンクされたWeb画面でエラー状況を確認する(ステップST122)。次に、確認したエラー状況に従って送信データの修正を行い(ステップST123)、再送手続き、再送信を行う(ステップST124)。
【0017】
図10はこの実施の形態1に係る入金データのフォーマット変換処理の概略手順について示すフローチャートである。なお、伝送されるデータの構成は、図2で、振込みデータを入金データと置き換えることで説明する。
各銀行において、入金があった顧客に対して全銀フォーマットで構成した入金データXD,YD,ZDを送信する(ステップST80)。VANシステム24はこれらのデータを各メールボックスR1,R2,R3に受信すると(ステップST81)、全銀フォーマットからVANフォーマットに変換する(ステップST82)。VANフォーマットに変換された各銀行からの入金データは、顧客別に統合されたVANフォーマットの入金データad,bd,cdに生成され伝送データフォーマット変換装置25に送られる(ステップST83)。
【0018】
伝送データフォーマット変換装置25では、VANフォーマットの入金データad,bd,cdを受信すると(ステップST84)、送受信サーバ26が受信データの適格性を調べ(ステップST85)、その判定を行う(ステップST86)。
図11は送受信サーバが行う受信データの適格性の調査と判定の処理の詳細を示すフローチャートで、ここで、ステップST841〜ST844が図10のステップST85に相当し、ステップST861〜ST864がステップST86に相当することになる。
VANフォーマットの入金データad,bd,cdについてVANヘッダとVANトレーラ単位にチェックを行い(ステップST841)、最初にVANヘッダがあるかを判定する(ステップST861)。ヘッダがあった場合、VANデータ内の情報区分コードが情報区分マスタに存在しているかを調べ(ステップST842)、その判定を行う(ステップST862)。情報区分コードが存在した場合、次に全銀ヘッダ内の銀行番号、支店番号、預金種目および口座番号が振分けマスタに存在するかを調査し(ステップST843)、判定する(ステップST863)。存在した場合、さらに振分けマスタに登録されている取引先コードが顧客マスタに登録されているかを調べ(ステップST844)、判定する(ステップST864)。登録されている場合には、次のステップST87の全銀フォーマットへの変換処理を行う。
【0019】
図12はステップST87の全銀フォーマットへの変換処理の詳細手順を示すフローチャートである。受信ファイルからVANフォーマットの入金データad,bd,cdを読み込み(ステップST871)、1件ずつ全銀フォーマットに変換してデータAd,Bd,Cdを得る(ステップST872)。変換された全銀フォーマットの入金データは、振分けマスタに登録されている伝送識別名、伝送ファイル名に従って顧客各社へ伝送される(ステップST88)。例えばa社では、通信部Paで、全銀フォーマットの入金データAdを受信し、各銀行別の全銀データa1,a2,a3を抽出して自社の経理システムに取り込み、入金処理を実施する(ステップST89)。
【0020】
なお、ステップST861〜ST864のいずれかの判定で、「NO」となった場合、すなわち図10のステップST86の判定結果が「NO」の場合、顧客マスタに登録されている電話番号またはメールアドレスに対して問題点を指摘した連絡を行い(ステップST90)、各社においてエラー処理を行う(ステップST91)。
以上のように説明してきたが、伝送データフォーマット変換装置25は、VANシステム24と一体化して管理、運営するようにしてもよい。
【0021】
以上のように、この実施の形態1によれば、顧客各社とVANシステムの間に伝送データフォーマット変換装置を設置したことにより、各社からの出金データ(銀行宛データ)は全銀フォーマットで構成したものを受信してVANフォーマットに変換処理してVANシステムに渡し、また、VANフォーマットにした各銀行からの入金データ(顧客宛データ)を全銀フォーマットに変換してから各社に振分けるようにしたものである。したがって、各社がそれぞれ全銀フォーマット/VANフォーマットの変換手段を個別に備える必要がなく、複数の顧客に関するデータのフォーマット変換を一括して処理することが可能となる。そのことによって銀行側は変換プログラムを膨大な数の顧客に配布しインストールさせる必要がなくなり、バージョンアップ等が生じた場合の顧客への対応を大幅に削減でき、システムの運営を容易にする効果が得られる。
【0022】
実施の形態2.
上記実施の形態1では、銀行に関するデータとして入出金データのフォーマット変換と伝送について述べてきた。用いた伝送データフォーマット変換装置は、VANシステムと複数の顧客の間に設けられ、全銀フォーマットとVANフォーマットの変換を行うものであった。ここで、銀行の代わりに複数の顧客と取引を行う大手製品メーカなどの複数の相手企業を考える。また、顧客として、複数の部品メーカを当てはめる。両者間には取引上のデータが存在するわけで、大手製品メーカ間で協力して取引を行うデータに共通したフォーマットを設定した場合、同様な方法でデータのフォーマット変換および伝送を行うことができる。すなわち、データの中身は入出金データと異なるが、同様なデータ伝送を行う取引環境があれば、この発明の基本的な構成は適用でき、実施の形態1と同じ効果が得られる。
【0023】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、複数の顧客の経理システムとVANシステムとの間に設置され、銀行共通に定めた全銀フォーマットの出金データを複数の顧客の経理システムから受信し、VANシステムにより複数の銀行向けに銀行宛データを振分け送信するために、受信した当該全銀フォーマットの銀行宛データをVANフォーマットの銀行宛データに変換してVANシステムに渡すよう処理し、また、一つ以上の銀行からの顧客宛データをVANシステムからVANフォーマットの顧客宛データとして受信し、受信した当該VANフォーマットの顧客宛データを全銀フォーマットの顧客宛データに変換して顧客の経理システムのそれぞれに振分けて送信するよう処理するように構成したので、各顧客がそれぞれ全銀フォーマット/VANフォーマットの変換手段を個別に備える必要がなく、複数の顧客に関するデータのフォーマット変換を一括して処理することが可能となり、銀行側は変換プログラムを膨大な数の顧客に配布しインストールさせる必要がなく、バージョンアップ等が生じ場合も顧客への対応を大幅に削減でき、システムの運営を容易にする効果がある。
【0024】
この発明によれば、複数の顧客と複数の相手企業がVANシステムを介して相互にデータ交換を行い、かつ所定の共通フォーマットに従って送受信データを処理するデータフォーマット変換・伝送方式において、複数の顧客とVANシステムとの間に伝送データフォーマット変換装置を備え、伝送データフォーマット変換装置が、前記複数の顧客から受信した共通フォーマットの相手企業宛データをVANフォーマットの相手企業宛データに変換してVANシステムに渡し、VANシステムが、当該VANフォーマットの相手企業宛データを受けて共通フォーマットの相手企業宛データに変換すると共に、複数の相手企業のそれぞれに振分けて送信し、また、VANシステムが、複数の相手企業から受信した共通フォーマットの顧客向けデータをVANフォーマットの顧客向けデータに変換して伝送データフォーマット変換装置に渡し、伝送データフォーマット変換装置が、当該VANフォーマットの顧客向けデータを共通フォーマットの顧客向けデータに変換して複数の顧客のそれぞれに振分けて送信するように構成したので、各顧客がそれぞれ共通フォーマット/VANフォーマットの変換手段を個別に備える必要がなく、複数の顧客に関するデータのフォーマット変換を一括して処理することが可能となり、相手企業側は変換プログラムを膨大な数の顧客に配布しインストールさせる必要がなく、バージョンアップ等が生じる場合も顧客への対応を大幅に削減でき、システムの運営を容易にする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係る入出金システムの構成を示すブロック図である。
【図2】同実施の形態1に係る入出金データの構成を示す説明図である。
【図3】同実施の形態1に係る顧客マスタの構成例を示す説明図である。
【図4】同実施の形態1に係る情報区分マスタの構成例を示す説明図である。
【図5】同実施の形態1に係る振分けマスタの構成を示す説明図である。
【図6】同実施の形態1に係る振込みデータのフォーマット変換処理の概略手順について示すフローチャートである。
【図7】同実施の形態1に係る振込み処理用受信データの適格性の調査と判定の処理を示すフローチャートである。
【図8】同実施の形態1に係るVANフォーマットへの変換処理について示すフローチャートである。
【図9】同実施の形態1に係るエラー処理について示すフローチャートである。
【図10】同実施の形態1に係る入金データのフォーマット変換処理の概略手順について示すフローチャートである。
【図11】同実施の形態1に係る入金処理用受信データの適格性の調査と判定の処理の詳細を示すフローチャートである。
【図12】同実施の形態1に係る全銀フォーマットへの変換処理について示すフローチャートである。
【図13】従来の入出金システムの構成を示すブロック図である。
【図14】VANシステムを介在させた従来の入出金システムの構成を示すブロック図である。
【図15】従来の入出金システムに係るデータ構成について示す説明図である。
【符号の説明】
23 ネットワーク、24 VANシステム、25 伝送データフォーマット変換装置、26 送受信サーバ、27 フォーマット変換部、Pa,Pb,Pc通信部。
Claims (2)
- 複数の顧客の経理システムとVANシステムとの間に設置され、
銀行共通に定めた全銀フォーマットの銀行宛データを前記複数の顧客の経理システムそれぞれから受信し、
前記VANシステムにより複数の銀行向けに銀行宛データを振分け送信するために、受信した前記全銀フォーマット銀行宛データをVANフォーマットの銀行宛データに変換して前記VANシステムに渡すよう処理し、
一つ以上の銀行からの顧客宛データを前記VANシステムからVANフォーマットの顧客宛データとして受信し、
受信した前記VANフォーマットの顧客宛データを全銀フォーマットの顧客宛データに変換して前記複数の顧客の経理システムのそれぞれに振分けて送信するよう処理する伝送データフォーマット変換装置。 - 複数の顧客と複数の相手企業がVANシステムを介して相互にデータ交換を行い、かつ所定の共通フォーマットに従って送受信データを処理するデータフォーマット変換・伝送方式において、
前記複数の顧客と前記VANシステムとの間に伝送データフォーマット変換装置を備え、
前記伝送データフォーマット変換装置が、前記複数の顧客から受信した前記共通フォーマットの相手企業宛データをVANフォーマットの相手企業宛データに変換して前記VANシステムに渡し、
前記VANシステムが、当該VANフォーマットの相手企業宛データを受けて前記共通フォーマットの相手企業宛データに変換すると共に、前記複数の相手企業のそれぞれに振分けて送信し、
また、前記VANシステムが、前記複数の相手企業から受信した前記共通フォーマットの顧客向けデータをVANフォーマットの顧客向けデータに変換して前記伝送データフォーマット変換装置に渡し、
前記伝送データフォーマット変換装置が、当該VANフォーマットの顧客向けデータを前記共通フォーマットの顧客向けデータに変換して前記複数の顧客のそれぞれに振分けて送信するようにしたことを特徴とするデータフォーマット変換・伝送方式。
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