JP3410087B2 - 決済支援システム、決済支援サーバ、決済支援方法、及び決済支援機能をコンピュータに実現させるプログラム - Google Patents

決済支援システム、決済支援サーバ、決済支援方法、及び決済支援機能をコンピュータに実現させるプログラム

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JP3410087B2
JP3410087B2 JP2001328283A JP2001328283A JP3410087B2 JP 3410087 B2 JP3410087 B2 JP 3410087B2 JP 2001328283 A JP2001328283 A JP 2001328283A JP 2001328283 A JP2001328283 A JP 2001328283A JP 3410087 B2 JP3410087 B2 JP 3410087B2
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竜 村松
哲也 大橋
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株式会社ペイメント・ワン
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、決済支援技術に関
し、とくに、商品又は役務の購入に伴う決済を支援する
決済支援システム、決済支援サーバ、決済支援方法、及
び決済支援機能をコンピュータに実現させるプログラム
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータなどの端
末が広く普及するとともに、ネットワークインフラの整
備が急速に進み、インターネット、とくに、WWW(Wo
rld Wide Web)の利用者が激増している。対面、非対面
を問わず、会社でも、自宅でも、携帯端末や携帯電話な
どの移動端末を利用して移動中でもアクセスできるとい
うWWWの特徴を生かし、WWWを利用して商品又は役
務の提供、販売を行うオンラインショッピングサイトが
数多く開設されている。このような消費者向け(Bto
C)の電子商取引技術は、消費者には、自宅や会社にい
ながらにしてさまざまな商品を購入できるという利点を
もたらし、販売主体には、宣伝広告費や運営費などの経
費を削減でき、さらに、世界中の消費者をターゲットに
できるという利点をもたらした。
【0003】電子商取引が広く利用されるようになり、
クレジットカードなどを利用した電子決済技術も注目を
集めるようになっている。電子商取引においてクレジッ
トカードによる決済を行う場合、ユーザに対する与信の
可否の照会及び与信枠の確保の要求(以下、「オーソリ
要求」ともいう。)をリアルタイムに行おうとすると、
現実の店舗におけるCAT(Credit Authorization Ter
minal)端末の機能を、オンラインショッピングサイト
を提供するサーバに持たせる必要があるが、このような
機能を実現するシステムを導入し、決済業務の一部を代
行する業者の出現により、クレジットカードによる決済
を扱うオンラインショッピングサイトが増加し、電子決
済技術が広く浸透してきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】クレジットカードによ
る決済業務を実現する金融ネットワークでは、店舗から
クレジットカード会社に与信照会要求を送信するための
POS(Point-Of-Sale)端末、CAT(Credit Author
ization Terminal)端末、ATM(Automated Teller M
achine)端末などの照会端末のそれぞれに端末識別番号
を一意的に割り当て、端末識別番号を用いて与信照会の
送信元を識別している。このため、一つの端末から同時
に複数の与信照会要求を送信することは想定されておら
ず、ある端末識別番号の端末からの与信照会の処理中
に、それと同一の端末識別番号により与信照会を要求す
ることは許されない。電子商取引における仮想店舗の場
合、同時に複数のユーザがアクセスして決済を要求する
可能性があるが、与信照会は一度に一人ずつしか行えな
いため、ユーザを長時間待たせることになる恐れがあっ
た。従来は、オンラインショッピングサイトを提供する
サーバの処理能力の問題で、一度に多くのユーザを扱い
きれなかったが、サーバの処理能力の向上に伴い同時に
多くのユーザがオンラインショッピングサイトにアクセ
ス可能となった現在、与信照会の際の待ち時間の問題は
より顕著となり、迅速さが求められる電子商取引におい
ては致命的な問題となりかねない。
【0005】また、決済処理に関する情報を、ネットワ
ークを利用して送受信する以上、通信障害により生じる
処理結果の認識の不整合は、完全には排除しきれない問
題である。たとえば、店舗がクレジットカード会社にユ
ーザの与信枠の確保を要求したとき、クレジットカード
会社は与信枠の確保に成功して応答情報を送信したにも
関わらず、その応答情報が何らかの通信障害により店舗
側に届かなかった場合、クレジットカード会社側では与
信枠の確保に成功したと認識され、店舗側では与信枠の
確保に失敗したと認識されるため、両者に不整合が生じ
る。このような不整合の発生を最小限に抑えるととも
に、不整合が発生したときに的確に検知し、適切に対処
する技術が求められる。
【0006】さらに、クレジットカード会社と店舗との
契約上の制限により、店舗側に無用な負担を強いている
場合があった。たとえば、一度要求した決済の金額を変
更する場合、契約上は一部を返品する処理が認められて
いなかったため、いったん元の決済について返品処理を
要求したあと、つづいて、変更後の金額による新たな決
済を要求する必要がある。より多くの店舗にクレジット
カードを利用した電子決済サービスを導入させ、電子決
済サービスを一般に広く浸透させるためには、決済代行
業者がこのような店舗側の負担をできる限り吸収し、よ
り利便性の高い決済支援技術を提供していく必要があ
る。
【0007】そこで、本発明は、上記の課題を解決する
ことのできる決済支援システム、決済支援サーバ、決済
支援方法、及び決済支援機能をコンピュータに実現させ
るプログラムを提供することを目的とする。この目的は
特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組合せに
より達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具
体例を規定する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の形態に係る決済支援方法は、商品又
は役務の購入要求を受け付ける購入受付サーバが、ユー
ザから、購入に伴う決済要求を受け付ける工程と、購入
受付サーバが、そのユーザに対する与信の可否をクレジ
ットカード会社の決済処理サーバに照会するための照会
情報を生成する工程と、購入受付サーバが、照会情報に
付与するための端末識別番号を複数格納したテーブルか
ら、使用中でない端末識別番号を読み出して照会情報に
付与する工程と、購入受付サーバが、付与する工程で付
与された端末識別番号の使用状況を使用中に設定する工
程と、購入受付サーバが、決済を支援する決済支援サー
バに照会情報を送信する工程と、決済支援サーバが、購
入受付サーバから受け付けた照会情報を、決済処理を行
う決済処理サーバに送信する工程と、決済処理サーバ
が、決済支援サーバから受け付けた照会情報に基づいて
与信の可否を判断し、その判断結果を含む応答情報を生
成して、決済支援サーバに送信する工程と、決済支援サ
ーバが、決済処理サーバから受け付けた応答情報を、購
入受付サーバに送信する工程と、購入受付サーバが、応
答情報を決済支援サーバから取得する工程と、購入受付
サーバが、取得する工程で取得した応答情報に対応する
照会情報に付与されていた端末識別番号の使用状況を非
使用中に設定する工程とを含む。
【0009】端末識別番号は、POS端末、CAT端
末、ATM端末等、与信照会を要求するための端末を一
意に識別するための番号であってもよい。クレジットカ
ード会社の決済処理サーバは、この端末識別番号によ
り、与信照会元の加盟店を識別する。購入受付サーバ
が、WWWなどを利用してオンラインショッピングサイ
トを提供する場合、端末識別番号は、その仮想的な店舗
に設けられた仮想的な照会端末を一意に識別するための
番号であってもよい。店舗ごとに複数の端末識別番号を
割り当てることにより、複数の与信照会を同時に並列し
て処理することができる。
【0010】本発明の第2の形態に係る決済支援システ
ムは、ユーザから商品又は役務の購入要求を受け付ける
購入受付サーバと、購入に伴う決済を支援する決済支援
サーバと、決済処理を行う決済処理サーバとを備え、購
入受付サーバは、ユーザから購入に伴う決済要求を受け
付けたときに、そのユーザに対する与信の可否を照会す
るための照会情報を生成する生成部と、照会情報に付与
するための端末識別番号を複数格納する格納部と、格納
部に格納された複数の端末識別番号のうち、使用中でな
い端末識別番号を読み出して、照会情報に付与する付与
部と、照会情報を決済支援サーバに送信する第1の照会
情報送信部と、照会に対する応答情報を決済支援サーバ
から受信する応答情報受信部と、付与部が照会情報に端
末識別番号を付与したときに、その端末識別番号の使用
状況を使用中に設定し、応答情報受信部が応答情報を受
信したときに、その応答情報に対応する照会情報に付与
されていた端末識別番号の使用状況を非使用中に設定す
る管理部とを含み、決済支援サーバは、購入受付サーバ
から照会情報を受け付けて決済処理サーバへ送信する第
2の照会情報送信部と、決済処理サーバから応答情報を
受け付けて購入受付サーバへ送信する第1の応答情報送
信部とを含み、決済処理サーバは、決済支援サーバか
ら、照会情報を受け付ける照会情報受付部と、照会情報
に基づいて、与信の可否を判断する判断部と、判断部に
よる判断結果を含む応答情報を生成して決済支援サーバ
に送信する第2の応答情報送信部とを含む。
【0011】照会情報受付部は、照会情報に付与された
端末識別番号を参照して、ある端末識別番号が付与され
た照会情報の処理中に、それと同一の端末識別番号が付
与された照会情報の受け付けを拒否してもよい。このよ
うな場合であっても、購入受付サーバが、複数の端末識
別番号のうち、使用中でないものを順次照会情報に付与
するので、適切に与信照会を行うことができる。
【0012】本発明の第3の形態に係る決済支援システ
ムは、ユーザから商品又は役務の購入要求を受け付ける
購入受付サーバと、購入に伴う決済を支援する決済支援
サーバとを備え、購入受付サーバは、ユーザから購入に
伴う決済要求を受け付けたときに、そのユーザに対する
与信の可否を、決済処理を行う決済処理サーバに照会す
るための照会情報を生成する生成部と、照会情報に付与
するための符号情報を複数格納する格納部と、格納部に
格納された複数の符号情報のうち、使用中でない符号情
報を読み出して、照会情報に付与する付与部と、照会情
報を決済支援サーバに送信する第1の照会情報送信部
と、照会に対する応答情報を決済支援サーバから受信す
る応答情報受信部とを含み、決済支援サーバは、購入受
付サーバから照会情報を受け付けて決済処理サーバへ送
信する第2の照会情報送信部と、決済処理サーバから応
答情報を受け付けて購入受付サーバへ送信する応答情報
送信部とを含む。
【0013】購入受付サーバは、商品又は役務の複数の
提供主体に対する購入要求を受け付け、格納部は、提供
主体ごとに、その提供主体が利用可能な複数の符号情報
を格納し、付与部は、提供主体が利用可能な複数の符号
情報のうち、使用中でない符号情報を読み出して、照会
情報に付与してもよい。各提供主体が格納部に格納され
た全ての符号情報を利用可能とし、与信照会が要求され
るたびに、その時点で使用中でない符号情報を付与して
もよい。
【0014】購入受付サーバは、符号情報の使用状況を
管理する管理部をさらに含み、管理部は、符号情報が付
与部により照会情報に付与されたときに、その符号情報
の使用状況を使用中とし、応答情報受信部が応答情報を
受信したときに、その応答情報に対応する照会情報に付
与された符号情報の使用状況を非使用中としてもよい。
管理部は、所定の時間が経過しても応答情報受信部が応
答情報を受信しなかったときに、その応答情報に対応す
る照会情報に付与された符号情報の使用状況を非使用中
としてもよい。これにより、与信照会の終了とともに符
号情報を解放し、他の与信照会に利用可能とするので、
限られた符号情報を効率よく利用することができる。
【0015】格納部は、購入受付サーバまたは提供主体
による照会の頻度に応じて予め割り当てられた符号情報
を格納してもよい。または、照会の頻度の変動状況に応
じて、符号情報を動的に割り当ててもよい。付与部は、
ユーザが購入する商品又は役務の種類に基づいて、照会
情報に付与すべき符号情報を決定してもよい。付与部
は、ユーザの属性情報に基づいて、照会情報に付与すべ
き符号情報を決定してもよい。
【0016】本発明の第4の形態に係る決済支援システ
ムは、ユーザから商品又は役務の購入要求を受け付ける
購入受付サーバと、購入に伴う決済を支援する決済支援
サーバとを備え、購入受付サーバは、ユーザから購入に
伴う決済要求を受け付けたときに、そのユーザに対する
与信の可否を、決済処理を行う決済処理サーバに照会す
るための照会情報を生成する生成部と、商品又は役務の
提供主体或いは購入受付サーバの識別情報とともに照会
情報を決済支援サーバに送信する第1の照会情報送信部
と、照会に対する応答情報を決済支援サーバから受信す
る応答情報受信部とを含み、決済支援サーバは、購入受
付サーバから照会情報を受け付ける照会情報受付部と、
照会情報に付与するための符号情報を複数格納する格納
部と、格納部に格納された複数の符号情報のうち、使用
中でない符号情報を読み出して、照会情報に付与する付
与部と、照会情報を決済処理サーバへ送信する第2の照
会情報送信部と、決済処理サーバから応答情報を受け付
けて購入受付サーバへ送信する応答情報送信部とを含
む。
【0017】格納部は、提供主体ごとに、その提供主体
における照会の頻度に応じて予め割り当てられた符号情
報を格納し、付与部は、照会情報の送信元の提供主体に
割り当てられた符号情報のうち、使用中でない符号情報
を読み出して、その照会情報に付与してもよい。格納部
は、提供主体ごとに、その提供主体における照会の頻度
の変動状況に応じて動的に割り当てられた符号情報を格
納し、付与部は、照会情報の送信元の提供主体に割り当
てられた符号情報のうち、使用中でない符号情報を読み
出して、その照会情報に付与してもよい。決済支援サー
バは、提供主体における照会の頻度に応じて、その提供
主体に割り当てる符号情報を変更する変更部をさらに含
んでもよい。
【0018】本発明の第5の形態に係る決済支援システ
ムは、ユーザから商品又は役務の購入要求を受け付ける
購入受付サーバと、商品又は役務の複数の提供主体或い
は複数の購入受付サーバを統括的に管理する管理サーバ
と、購入に伴う決済を支援する決済支援サーバとを備
え、購入受付サーバは、ユーザから購入に伴う決済要求
を受け付けたときに、そのユーザに対する与信の可否
を、決済処理を行う決済処理サーバに照会するための照
会情報を生成する生成部と、提供主体又は購入受付サー
バの識別情報とともに、照会情報を管理サーバに送信す
る第1の照会情報送信部と、照会に対する応答情報を管
理サーバから受信する第1の応答情報受信部とを含み、
管理サーバは、購入受付サーバから照会情報を受け付け
る第1の照会情報受信部と、照会情報に付与するための
符号情報を複数格納する格納部と、格納部に格納された
複数の符号情報のうち、使用中でない符号情報を読み出
して、照会情報に付与する付与部と、照会情報を決済支
援サーバへ送信する第2の照会情報送信部と、決済支援
サーバから応答情報を受信する第2の応答情報受信部
と、応答情報を購入受付サーバへ送信する第1の応答情
報送信部とを含み、決済支援サーバは、管理サーバから
照会情報を受け付ける第2の照会情報受信部と、照会情
報を決済処理サーバへ送信する第3の照会情報送信部
と、決済処理サーバから応答情報を受信する第3の応答
情報受信部と、応答情報を管理サーバへ送信する第2の
応答情報送信部とを含む。
【0019】本発明の第6の形態に係る決済支援方法
は、ユーザから商品又は役務の購入に伴う決済要求を受
け付けたときに、そのユーザに対する与信の可否を、決
済処理を行うサーバに照会するための照会情報を生成す
る工程と、照会情報に付与するための符号情報を複数格
納するテーブルから、使用中でない符号情報を読み出し
て、照会情報に付与する工程と、照会情報を送信する工
程と、サーバによる照会に対する応答情報を受信する工
程とを含む。
【0020】本発明の第7の形態に係る決済支援システ
ムは、ユーザから商品又は役務の購入要求を受け付ける
購入受付サーバを備え、購入受付サーバは、ユーザから
購入に伴う決済要求を受け付けたときに、そのユーザに
対する与信の可否を、決済処理を行う決済処理サーバに
照会するための照会情報を生成する生成部と、照会情報
に付与するための符号情報を複数格納する格納部と、格
納部に格納された複数の符号情報のうち、使用中でない
符号情報を読み出して、照会情報に付与する付与部と、
照会情報を送信する照会情報送信部と、照会に対する応
答情報を受信する応答情報受信部とを含む。
【0021】本発明の第8の形態に係る決済支援システ
ムは、商品又は役務の購入に伴う決済を支援する決済支
援サーバを備え、決済支援サーバは、ユーザから商品又
は役務の購入に伴う決済要求を受け付けた購入受付サー
バから、そのユーザに対する与信の可否を照会するため
の照会情報を取得する照会情報受付部と、照会情報に付
与するための符号情報を複数格納する格納部と、格納部
に格納された複数の符号情報のうち、使用中でない符号
情報を読み出して、照会情報に付与する付与部と、照会
情報を、決済処理を行う決済処理サーバへ送信する照会
情報送信部と、決済処理サーバから照会に対する応答情
報を受け付けて購入受付サーバへ送信する応答情報送信
部とを含む。
【0022】本発明の第9の形態に係るプログラムは、
コンピュータに、ユーザから商品又は役務の購入に伴う
決済要求を受け付けたときに、そのユーザに対する与信
の可否をサーバに照会するための照会情報を生成する機
能と、照会情報に付与するための符号情報を複数格納す
るテーブルから、使用中でない符号情報を読み出して、
照会情報に付与する機能と、照会情報を送信する機能
と、サーバによる照会に対する応答情報を受信する機能
とを実現させる。
【0023】本発明の第10の形態に係るプログラム
は、コンピュータに、ユーザから商品又は役務の購入に
伴う決済要求を受け付けた購入受付サーバから、そのユ
ーザに対する与信の可否を照会するための照会情報を取
得する機能と、照会情報に付与するための符号情報を複
数格納するテーブルから、使用中でない符号情報を読み
出して、照会情報に付与する機能と、照会情報を、決済
処理を行う決済処理サーバに送信する機能と、照会に対
する応答情報を決済処理サーバから受信する機能と、応
答情報を購入受付サーバに送信する機能とを実現させ
る。
【0024】本発明の第11の形態に係る決済支援シス
テムは、ユーザから購入に伴う決済要求を受け付け、そ
のユーザに対する与信の可否を、決済処理を行う決済処
理サーバに照会するための照会情報を生成する生成部
と、照会情報を所定の時期が到来するまで保持する保持
部と、照会情報に付与するための符号情報を複数格納す
る格納部と、所定の時期が到来したときに、保持部から
照会情報を読み出すバッチ処理部と、格納部に格納され
た複数の符号情報のうち、使用中でない符号情報を読み
出して、照会情報に付与する付与部と、照会情報を送信
する照会情報送信部と、照会に対する応答情報を受信す
る応答情報受信部とを含む。これにより、与信照会をま
とめて大量に実行することができる。
【0025】本発明の第12の形態に係る決済支援シス
テムは、複数のユーザから商品又は役務の購入に伴う決
済要求を受け付けた店舗から、それぞれのユーザに対す
る与信の可否を照会するための複数の照会情報をまとめ
て取得する照会情報受付部と、複数の照会情報を保持す
る保持部と、照会情報に付与するための符号情報を複数
格納する格納部と、保持部から照会情報を読み出すバッ
チ処理部と、格納部に格納された複数の符号情報のう
ち、使用中でない符号情報を読み出して、照会情報に付
与する付与部と、照会情報を、決済処理を行う決済処理
サーバへ送信する照会情報送信部と、決済処理サーバか
ら応答情報を受信する応答情報受信部と、応答情報を所
定の出力形式に変換する変換部とを含む。
【0026】バッチ処理部は、保持部に保持された照会
情報を順次読み出して付与部に送り、付与部は、全ての
符号情報が使用中になったときに、いずれかの符号情報
が非使用中となるまで待機し、非使用中となった符号情
報を順次照会情報に付与してもよい。決済支援システム
は、照会を終了すべき日時を受け付け、照会情報の量と
日時とに基づいて、照会に使用可能な符号情報の数を決
定してもよい。たとえば、大量の与信照会を短時間で処
理しなければならない場合は、多くの符号情報を割り当
てる必要があるが、時間的に余裕がある場合は、割り当
てる符号情報の数を少なくしてもよい。
【0027】本発明の第13の形態に係る決済支援シス
テムは、ユーザから商品又は役務の購入要求を受け付け
る購入受付サーバを備え、購入受付サーバは、当該購入
受付サーバに割り当てられた複数の端末識別番号を格納
する格納部と、複数の端末識別番号のそれぞれにより識
別され、ユーザによる購入に伴う決済要求を受け付ける
複数の仮想的な照会端末とを含み、複数の照会端末は、
互いに独立してデータの送受信を可能とし、複数のユー
ザからの決済要求を並列に処理可能とする。
【0028】本発明の第14の形態に係る決済支援方法
は、商品又は役務の購入要求を受け付ける購入受付サー
バが、ユーザから、購入に伴う決済要求を受け付ける工
程と、購入受付サーバが、ユーザに対する与信枠を確保
するよう要求するための要求情報を生成する工程と、購
入受付サーバが、決済を支援する決済支援サーバに、要
求情報を送信する工程と、決済支援サーバが、購入受付
サーバから要求情報を受け付け、決済処理を行う決済処
理サーバに、購入受付サーバから受け付けた要求情報を
送信する工程と、決済処理サーバが、決済支援サーバか
ら要求情報を受け付け、要求情報に基づいてユーザに対
する与信の可否を判断し、ユーザに対する与信が可能と
判断したときに与信枠を確保する工程と、決済処理サー
バが、要求情報に対する応答情報を生成し、応答情報を
決済支援サーバに送信する工程と、決済支援サーバが、
決済処理サーバから応答情報を受信し、購入受付サーバ
に応答情報を送信する工程と、購入受付サーバが、応答
情報の受信状況を決済支援サーバへ通知する工程とを含
む。
【0029】従来のように、決済支援サーバが購入受付
サーバに応答情報を送信しただけでは、それを購入受付
サーバ側が受け取れたか否かは、決済支援サーバ側では
知ることができない。そこで、購入受付サーバが応答情
報を受け取れたか否かを決済支援サーバが把握するため
に、購入受付サーバに受信状況を送信させる。これによ
り、購入受付サーバの受信状況を、決済支援サーバ側で
的確に把握することができる。
【0030】本発明の第15の形態に係る決済支援シス
テムは、ユーザから商品又は役務の購入要求を受け付け
る購入受付サーバと、購入に伴う決済を支援する決済支
援サーバとを備え、購入受付サーバは、購入に伴う決済
を要求したユーザに対する与信枠を確保するよう要求す
るための要求情報を決済支援サーバに送信する第1の要
求送信部と、要求に対する応答情報を決済支援サーバか
ら受信する第1の応答受信部と、応答情報の受信状況を
決済支援サーバへ通知する受信状況通知部とを含み、決
済支援サーバは、購入受付サーバから要求情報を受け付
ける要求受付部と、要求情報を、決済処理を行う決済処
理サーバへ送信する第2の要求送信部と、要求に対する
応答情報を決済処理サーバから受信する第2の応答受信
部と、応答情報を購入受付サーバへ送信する応答送信部
と、受信状況を取得する購入受付サーバから受信状況取
得部とを含む。
【0031】受信状況通知部は、第1の応答受信部が応
答情報を受信したときに、その旨を決済支援サーバへ通
知してもよい。第1の応答受信部は、第1の時間が経過
しても応答情報を受信しなかったときに、応答送信部に
応答情報の送信を要求してもよい。受信状況通知部は、
第2の時間が経過しても第1の応答受信部が応答情報を
受信しなかったときに、その旨を決済支援サーバへ通知
してもよい。決済支援サーバは、受信状況通知部から、
応答情報を受信しなかった旨の通知を取得したときに、
決済処理サーバに、確保された与信枠を解放するよう要
求してもよい。購入受付サーバは、第2の時間が経過し
ても第1の応答受信部が応答情報を受信しなかったとき
に、その決済の要求を取り消すか否かを判断する第1の
判断部をさらに含み、受信状況通知部は、第1の判断部
が決済の要求を取り消すと判断したときに、その旨を決
済支援サーバへ通知してもよい。決済支援サーバは、受
信状況通知部から、決済の要求を取り消す旨の通知を取
得したときに、決済処理サーバに、確保された与信枠を
解放するよう要求してもよい。
【0032】決済支援サーバは、第3の時間が経過して
も受信状況取得部が受信状況を受信しなかったときに、
決済処理サーバに、確保された与信枠を解放するよう要
求してもよい。決済支援サーバは、第3の時間が経過し
ても受信状況取得部が受信状況を受信しなかったとき
に、決済処理サーバに確保された与信枠を解放するよう
要求するか否かを判断する第2の判断部をさらに含み、
第2の判断部が要求すると判断したときに、決済処理サ
ーバに、確保された与信枠を解放するよう要求してもよ
い。決済支援サーバは、第3の時間が経過しても受信状
況取得部が受信状況を受信しなかった決済の情報を出力
する出力部をさらに備えてもよい。出力された情報は、
購入受付サーバが保持している決済の情報と比較され、
不整合の有無を確認するために用いられてもよい。
【0033】決済支援サーバは、第3の時間が経過して
も受信状況取得部が受信状況を受信しなかった決済につ
いて、与信枠が確保されており、かつ、購入受付サーバ
が応答情報を受信していたことを示す確認情報を取得し
たときに、決済が成功したものとして処理してもよい。
決済支援サーバは、第3の時間が経過しても受信状況取
得部が受信状況を受信しなかった決済について、与信枠
を確保できたにも関わらず、購入受付サーバが応答情報
を受信していなかったことを示す確認情報を取得したと
きに、決済処理サーバに、確保された与信枠を解放する
よう要求してもよい。決済支援サーバは、第3の時間が
経過しても受信状況取得部が受信状況を受信しなかった
決済について、与信枠を確保できたにも関わらず、購入
受付サーバが応答情報を受信していなかったことを示す
確認情報を取得したときに、与信枠の確保を維持するか
否かを購入受付サーバに問い合わせてもよい。購入受付
サーバから与信枠の確保を維持すべき旨の回答を取得し
たときに、決済が成功したものとして処理してもよい。
購入受付サーバから与信枠を解放すべき旨の回答を取得
したときに、決済処理サーバに、確保された与信枠を解
放するよう要求してもよい。
【0034】本発明の第16の形態に係る決済支援シス
テムは、ユーザから商品又は役務の購入要求を受け付け
る購入受付サーバを備え、購入に伴う決済を要求したユ
ーザに対する与信枠を確保するよう要求するための要求
情報を生成して、決済を支援する決済支援サーバへ送信
する要求送信部と、要求に対する応答情報を決済支援サ
ーバから受信する応答受信部と、応答情報の受信状況を
決済支援サーバへ通知する受信状況通知部とを含む。
【0035】本発明の第17の形態に係る決済支援方法
は、ユーザから商品又は役務の購入に伴う決済要求を受
け付けたときに、そのユーザに対する与信枠を確保する
よう要求するための要求情報を生成して、決済を支援す
る決済支援サーバへ送信する工程と、要求に対する応答
情報を決済支援サーバから受信する工程と、応答情報の
受信状況を決済支援サーバへ通知する工程とを含む。
【0036】本発明の第18の形態に係るプログラム
は、コンピュータに、ユーザから商品又は役務の購入に
伴う決済要求を受け付けたときに、そのユーザに対する
与信枠を確保するよう要求するための要求情報を生成し
て、決済を支援する決済支援サーバへ送信する機能と、
要求に対する応答情報を決済支援サーバから受信する機
能と、応答情報の受信状況を決済支援サーバへ通知する
機能とを実現させる。
【0037】本発明の第19の形態に係る決済支援シス
テムは、商品または役務の購入に伴う決済を支援する決
済支援サーバを備え、商品または役務の購入要求を受け
付ける購入受付サーバから、決済を要求したユーザに対
する与信枠を確保するよう要求するための要求情報を受
け付ける要求受付部と、要求情報を、決済処理を行う決
済処理サーバへ送信する要求送信部と、要求に対する応
答情報を決済処理サーバから受信する応答受信部と、応
答情報を購入受付サーバへ送信する応答送信部と、購入
受付サーバから応答情報の受信状況を取得する受信状況
取得部とを含む。
【0038】本発明の第20の形態に係る決済支援方法
は、商品または役務の購入要求を受け付ける購入受付サ
ーバから、購入に伴う決済を要求したユーザに対する与
信枠を確保するよう要求するための要求情報を受け付け
る工程と、要求情報を、決済処理を行う決済処理サーバ
へ送信する工程と、要求に対する応答情報を決済処理サ
ーバから受信する工程と、応答情報を購入受付サーバへ
送信する工程と、購入受付サーバから応答情報の受信状
況を取得する工程とを含む。
【0039】本発明の第21の形態に係るプログラム
は、コンピュータに、商品または役務の購入要求を受け
付ける購入受付サーバから、購入に伴う決済を要求した
ユーザに対する与信枠を確保するよう要求するための要
求情報を受け付ける機能と、要求情報を、決済処理を行
う決済処理サーバへ送信する機能と、要求に対する応答
情報を決済処理サーバから受信する機能と、応答情報を
購入受付サーバへ送信する機能と、購入受付サーバから
応答情報の受信状況を取得する機能とを実現させる。
【0040】本発明の第22の形態に係る決済支援方法
は、商品又は役務の購入要求を受け付ける購入受付サー
バが、既に要求した決済の金額を変更するよう要求する
ための金額変更要求情報を生成して、決済を支援する決
済支援サーバへ送信する工程と、決済支援サーバが、購
入受付サーバから金額変更要求情報を受信し、金額変更
要求情報をもとに、既に要求した決済について返品処理
を行うよう、決済処理を行う決済処理サーバへ要求する
工程と、決済処理サーバが、返品処理を行い、その返品
処理に対する返品処理応答情報を生成して、決済支援サ
ーバに送信する工程と、決済支援サーバが、決済処理サ
ーバから返品処理応答情報を受信し、返品処理が成功し
ていたときに、つづいて、金額が変更された新たな決済
を決済処理サーバへ要求する工程と、決済処理サーバ
が、新たな決済処理を行い、その決済処理に対する再売
上応答情報を生成して、決済支援サーバへ送信する工程
と、決済支援サーバが、決済処理サーバから再売上応答
情報を受信し、返品処理応答情報および再売上応答情報
に基づいて、金額変更要求に対する金額変更応答情報を
生成して購入受付サーバへ送信する工程とを含む。
【0041】金額変更に必要な、返品処理及び再売上の
要求を、決済支援サーバが代行するので、購入受付サー
バは、金額変更を決済支援サーバに1回要求するだけで
よい。これにより、加盟店側の負担を軽減することがで
きる。
【0042】本発明の第23の形態に係る決済支援シス
テムは、ユーザから商品又は役務の購入要求を受け付け
る購入受付サーバと、購入に伴う決済を支援する決済支
援サーバとを備え、購入受付サーバは、既に要求した決
済の金額を変更するよう要求するための金額変更要求情
報を生成して決済支援サーバへ送信する金額変更要求送
信部と、金額変更要求情報に対する金額変更応答情報を
決済支援サーバから受信する金額変更応答受信部とを含
み、決済支援サーバは、購入受付サーバから金額変更要
求情報を受け付ける金額変更要求受部と、既に要求し
た決済について返品処理を行うよう、決済処理を行う決
済処理サーバへ要求する返品処理要求部と、返品処理に
対する返品処理応答情報を決済処理サーバから受信する
返品処理応答受信部と、返品処理が成功したときに、つ
づいて、金額が変更された新たな決済を決済処理サーバ
へ要求する再売上要求部と、新たな決済の要求に対する
再売上応答情報を決済処理サーバから受信する再売上応
答受信部と、返品処理応答情報および再売上応答情報に
基づいて、金額変更応答情報を生成して購入受付サーバ
へ送信する金額変更応答送信部とを含む。
【0043】金額変更要求情報は、既に要求した決済の
識別情報と、新たな決済の識別情報と、変更後の金額と
を含んでもよい。決済支援サーバは、決済の履歴情報を
格納する履歴データベースをさらに含み、返品処理要求
部は、既に要求した決済の識別情報をもとに、履歴デー
タベースを参照し、既に要求した決済の金額を取得して
もよい。返品処理応答受信部が返品処理に失敗した旨の
返品処理応答情報を受信したときに、その旨を金額変更
応答送信部により購入受付サーバへ送信してもよい。再
売上応答受信部が再売上処理に失敗した旨の再売上応答
情報を受信したときに、その旨を金額変更応答送信部に
より購入受付サーバへ送信するとともに、返品処理を取
り消すよう決済処理サーバへ要求してもよい。
【0044】本発明の第24の形態に係る決済支援サー
バは、ユーザから商品又は役務の購入要求を受け付ける
購入受付サーバから、購入受付サーバが既に要求した決
済の金額を変更するよう要求するための金額変更要求情
報を受け付ける金額変更要求受部と、既に要求した決
済について返品処理を行うよう、決済処理を行う決済処
理サーバへ要求する返品処理要求部と、返品処理に対す
る返品処理応答情報を決済処理サーバから受信する返品
処理応答受信部と、返品処理が成功したときに、つづい
て、金額が変更された新たな決済を決済処理サーバへ要
求する再売上要求部と、新たな決済の要求に対する再売
上応答情報を決済処理サーバから受信する再売上応答受
信部と、返品処理応答情報および再売上応答情報に基づ
いて、金額変更要求情報に対する金額変更応答情報を生
成して購入受付サーバへ送信する金額変更応答送信部と
を含む。
【0045】本発明の第25の形態に係る決済支援方法
は、ユーザから商品又は役務の購入要求を受け付ける購
入受付サーバから、購入受付サーバが既に要求した決済
の金額を変更するよう要求するための金額変更要求情報
を受け付ける工程と、既に要求した決済について返品処
理を行うよう、決済処理を行う決済処理サーバへ要求す
る工程と、返品処理に対する返品処理応答情報を決済処
理サーバから受信する工程と、返品処理が成功したとき
に、つづいて、金額が変更された新たな決済を決済処理
サーバへ要求する工程と、新たな決済の要求に対する再
売上応答情報を決済処理サーバから受信する工程と、返
品処理応答情報および再売上応答情報に基づいて、金額
変更要求情報に対する金額変更応答情報を生成して購入
受付サーバへ送信する工程とを含む。
【0046】本発明の第26の形態に係るプログラム
は、コンピュータに、ユーザから商品又は役務の購入要
求を受け付ける購入受付サーバから、購入受付サーバが
既に要求した決済の金額を変更するよう要求するための
金額変更要求情報を受け付ける機能と、既に要求した決
済について返品処理を行うよう、決済処理を行う決済処
理サーバへ要求する機能と、返品処理に対する返品処理
応答情報を決済処理サーバから受信する機能と、返品処
理が成功したときに、つづいて、金額が変更された新た
な決済を決済処理サーバへ要求する機能と、新たな決済
の要求に対する再売上応答情報を決済処理サーバから受
信する機能と、返品処理応答情報および再売上応答情報
に基づいて、金額変更要求情報に対する金額変更応答情
報を生成して購入受付サーバへ送信する機能とを実現さ
せる。
【0047】なお、上記の発明の概要は、本発明の必要
な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴の
組合せも又発明となりうる。また、本発明の表現を装
置、方法、システム、コンピュータプログラムの間で置
換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施の形態は特許請求の範
囲に係る発明を限定するものではなく、又実施の形態の
中で説明されている特徴の組合せの全てが発明の解決手
段に必須であるとは限らない。
【0049】(第1の実施の形態)図1は、第1の実施
の形態に係る決済支援システム10の全体構成を示す。
決済支援システム10において、ユーザの端末20、購
入受付サーバ100、及び決済支援サーバ200は、そ
れぞれネットワークの一例としてのインターネット30
に接続されている。また、決済支援サーバ200及び決
済処理サーバ300は、ネットワークの一例としての専
用線40に接続されている。ネットワークとして、LA
N(Local Area Network)、WAN(Wide Area Networ
k)、その他、有線又は無線の任意の通信手段を利用し
てもよい。本実施の形態では、高い安全性及び機密性を
確保するために、決済支援サーバ200と決済処理サー
バ300とを専用線40により接続している。
【0050】購入受付サーバ100は、ユーザ端末20
から商品又は役務(以下、簡便のため「商品」で代表さ
せる。)の購入要求を受け付ける。本実施の形態では、
購入受付サーバ100はウェブサーバとしての機能を有
しており、インターネット30を介して、自身が提供す
る商品に関する情報を含むウェブページをユーザ端末2
0に配信し、ユーザ端末20から商品の購入要求及び購
入に伴う決済要求を受け付ける。すなわち、購入受付サ
ーバ100は、インターネット30を介した電子商取引
を実現する仮想的な店舗を提供する。
【0051】決済処理サーバ300は、商品の購入に伴
う代金の決済処理を行う。決済処理サーバ300は、ク
レジットカード会社などの消費者与信業者が運営しても
よいし、クレジットカード会社などから決済業務を委託
された業者が運営してもよいし、金融機関が運営しても
よい。本実施の形態では、簡便のため、決済処理サーバ
300をクレジットカード会社が運営しているものとし
て説明する。決済処理サーバ300は、決済支援サーバ
200を介して各購入受付サーバ100から決済要求を
受け付け、ユーザに対する与信が可能か否かの判断や、
ユーザの与信枠の確保、解放などの処理を行う。
【0052】決済支援サーバ200は、購入受付サーバ
100から与信照会や与信枠確保などの要求を受け付
け、決済処理サーバ300との間で必要な処理を代行
し、その結果を購入受付サーバ100に送信する。決済
処理サーバ300との間の通信は、上述のCAFISを
利用して行われてもよい。決済支援サーバ200は、購
入受付サーバ100と決済処理サーバ300との間で、
決済に関する処理を仲介するだけでなく、決済に付随す
るさまざまなサービスを購入受付サーバ100または店
舗の運営主体に提供する。
【0053】以下、「ユーザ」というとき、ユーザ自身
とユーザの端末をとくに区別しない。また、「店舗」と
いう語を用いるとき、現実の店舗を意味するときもあ
り、購入受付サーバ100が提供する仮想的な店舗を意
味するときもあり、双方を区別せずに用いるときもあ
る。また、「店舗」という語を、その店舗の運営主体と
同義に用いることもあり、その店舗で扱われる商品又は
役務の提供主体と同義に用いることもある。
【0054】図2は、本実施の形態の決済支援システム
10における一連の処理の流れを概略的に示す。ユーザ
が購入受付サーバ100に商品の購入を要求し(S10
0)、その商品の購入に伴う決済の方法として、クレジ
ットカードなど、与信照会が必要な決済を要求した場合
(S102)、購入受付サーバ100は、ユーザからク
レジットカードの番号や有効期限など、与信の照会に必
要な情報を受け付けて照会情報を生成する(S10
4)。つづいて、購入受付サーバ100は、照会情報に
付与すべき符号情報を複数格納したテーブルから、使用
中でない符号情報を読み出して照会情報に付与する(S
106)。このとき、付与した符号情報の使用状況を
「使用中」に設定しておき、以降、その符号情報を利用
できないようにロックする。購入受付サーバ100は、
符号情報を付与した照会情報を決済支援サーバ200に
送信する(S108)。決済支援サーバ200は、購入
受付サーバ100から受け付けた照会情報を決済処理サ
ーバ300へ送信する(S110)。
【0055】決済処理サーバ300は、決済支援サーバ
200から受け付けた照会情報に基づいて、ユーザに対
する与信の可否を判断し(S112)、その判断結果を
含む応答情報を生成し(S114)、決済支援サーバ2
00に送信する(S116)。決済支援サーバ200
は、決済処理サーバ300から受け付けた応答情報を購
入受付サーバ100へ送信する(S118)。このと
き、符号情報を参照して、どの購入受付サーバ100へ
送信すべきかを判断する。購入受付サーバ100は、決
済支援サーバ200から応答情報を受信すると、その応
答情報に対応する照会情報に付与されていた符号情報の
使用状況を「非使用中」に設定し、以降、その符号情報
を利用できるよう解放する(S120)。購入受付サー
バ100は、決済を要求したユーザに応答情報を提示す
る(S122)。以上の手順により、ユーザ及び購入受
付サーバ100は、クレジットカードによる決済の可否
を知ることができる。
【0056】図3は、購入受付サーバ100、決済支援
サーバ200、及び決済処理サーバ300の内部構成を
示す。これらの構成は、ハードウエアコンポーネントで
いえば、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリ
にロードされたプログラムなどによって実現されるが、
ここではそれらの連携によって実現される機能ブロック
を描いている。したがって、これらの機能ブロックがハ
ードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組
合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者
には理解されるところである。
【0057】購入受付サーバ100は、購入要求受付部
110、決済要求受付部112、応答情報提示部11
4、照会情報生成部130、符号情報付与部132、符
号情報格納部134、符号情報管理部136、照会情報
送信部150、及び応答情報受信部160を含む。購入
要求受付部110は、ユーザ端末20から商品の購入要
求を受け付ける。決済要求受付部112は、ユーザ端末
20から商品の購入に伴う決済の要求を受け付ける。購
入要求受付部110及び決済要求受付部112は、購入
又は決済の要求を受け付けるためのウェブページをユー
ザ端末20に提示し、CGI(Common Gateway Interfa
ce)、SSI(Server Side Include)などの機能によ
り要求を受け付けてもよい。このとき、ユーザのクレジ
ットカード番号、有効期限、連絡先など、必要な情報を
ユーザから取得する。照会情報生成部130は、決済要
求受付部112が受け付けた情報をもとに、ユーザに対
する与信の可否を決済処理サーバ300に照会するため
の照会情報を生成する。
【0058】符号情報格納部134は、照会情報に付与
するための符号情報を複数格納する。図4はその構成例
であり、符号情報欄500及び使用状況欄502が設け
られている。一例として、符号情報「0001」及び
「0002」は現在「使用中」であり、符号情報「00
03」及び「0004」は現在「非使用中」であること
が記録されている。符号情報は、照会情報の送信元を識
別するための端末識別番号であってもよい。符号情報格
納部134に格納される符号情報は、商品の提供主体が
契約したクレジットカード会社又は決済支援サーバの運
営主体により、予め割り当てられてもよい。割り当てら
れる符号情報の数は、その店舗から要求される与信照会
の頻度に応じて定められてもよい。
【0059】店舗が利用する符号情報を予めクレジット
カード会社に登録しておく必要がある場合は、登録した
符号情報を符号情報格納部134に格納する。登録の必
要がない場合は、照会要求の頻度などの状況に応じて、
割り当てる符号情報の数を動的に変更してもよい。たと
えば、1ヶ月ごとに照会要求の頻度を集計し、頻度の高
い店舗に多くの符号情報を割り当て、頻度の低い店舗に
少ない符号情報を割り当ててもよい。符号情報格納部1
34の更新は、購入受付サーバ100の図示しない入力
インターフェイスにより運営主体が行ってもよいし、ネ
ットワークを介して決済支援サーバ200又は決済処理
サーバ300が行ってもよい。更新の時間間隔を短くと
って、与信照会要求の発生状況をリアルタイムに反映さ
せてもよい。たとえば、タイムセールの実施などの要因
により、一時的に多くのユーザがアクセスして与信照会
処理が集中している店舗に、一時的に多くの符号情報を
割り当てて迅速に与信照会処理が実行できるようにして
もよい。
【0060】符号情報付与部132は、符号情報格納部
134に格納された符号情報のうち、使用中でない符号
情報を読み出して照会情報に付与する。符号情報付与部
132は、符号情報格納部134に格納された全ての符
号情報が使用中であった場合は、いずれかの符号情報が
非使用中になるまで待機し、非使用中となった符号情報
を順次読み出して照会情報に付与する。このとき、ユー
ザ端末20のウェブブラウザがタイムアウト処理を行う
前に、ユーザ端末20に応答情報を送信する必要がある
ので、ウェブブラウザのタイムアウト時間よりも短いタ
イムアウト時間を設定しておき、そのタイムアウト時間
が経過すると、他のユーザが与信照会中のため、与信照
会が行えなかった旨の応答情報を、応答情報提示部11
4を介してユーザ端末20に提示する。
【0061】照会情報送信部150は、符号情報が付与
された照会情報を決済支援サーバ200に送信する。応
答情報受信部160は、決済支援サーバ200から応答
情報を受信する。応答情報提示部114は、応答情報を
ユーザ端末20に提示する。応答情報受信部160は、
照会情報送信部150が照会情報を送信してから所定の
時間が経過しても応答情報を受信しなかったときに、決
済支援サーバ200に応答情報の送信を要求してもよ
い。それでも応答情報を受信できず、所定のタイムアウ
ト時間が経過したときは、応答情報が得られなかった旨
の応答情報を、応答情報提示部114を介してユーザ端
末20に提示する。
【0062】符号情報管理部136は、符号情報格納部
134に格納された符号情報の使用状況を管理する。符
号情報管理部136は、符号情報付与部132により照
会情報に付与された符号情報の使用状況を「使用中」に
設定し、他の与信照会に利用できないように制限する。
また、応答情報受信部160が受信した応答情報に対応
する照会情報に付与されていた符号情報の使用状況を
「非使用中」に設定し、新たな与信照会に利用できるよ
うに解放する。これにより、ある符号情報が付与された
照会情報の処理中に、それと同一の符号情報が付与され
た照会情報を送信することを防ぐことができる。上述の
ように、所定のタイムアウト時間が経過しても応答情報
が得られなかったときに、その応答情報に対応する照会
情報に付与されていた符号情報の使用状況を「非使用
中」に設定してもよい。これにより、応答情報が返って
こない照会情報に付与されていた符号情報の使用制限を
適切に解放することができ、限られた符合情報を効率よ
く使い回すことができる。
【0063】決済支援サーバ200は、照会情報受信部
210、照会情報送信部250、応答情報受信部26
0、及び応答情報送信部270を含む。照会情報受信部
210は、購入受付サーバ100から照会情報を受信す
る。照会情報送信部250は、照会情報受信部210が
受信した照会情報を、決済処理サーバ300へ送信す
る。応答情報受信部260は、決済処理サーバ300か
ら応答情報を受信する。応答情報送信部270は、応答
情報受信部260が受信した応答情報を購入受付サーバ
100へ送信する。このように、決済支援サーバ200
は、購入受付サーバ100から与信照会の依頼を受け付
け、決済処理サーバ300への与信照会処理を代行し、
その結果を購入受付サーバ100へ通知する。
【0064】決済処理サーバ300は、照会情報受付部
310、与信可否判断部320、ユーザデータベース3
30、応答情報生成部340、及び応答情報送信部35
0を含む。照会情報受付部310は、決済支援サーバ2
00から照会情報を受け付ける。照会情報受付部310
は、購入受付サーバ100又は店舗の端末から直接照会
情報を受け付けてもよい。本実施の形態の照会情報受付
部310は、照会情報に付与された符号情報により照会
情報の送信元を識別し、ある符号情報が付与された照会
情報の処理中に、それと同一の符号情報が付与された照
会情報を受信したとき、後に受信した照会情報の受け付
けを拒否する。与信可否判断部320は、照会情報受付
部310にて受け付けた照会情報をもとに、ユーザデー
タベース330を参照して、ユーザに対する与信が可能
か否かを判断する。与信可否判断部320は、与信が可
能であったときに、そのユーザの与信枠を確保してもよ
い。ユーザデータベース330は、ユーザのクレジット
カードの番号、有効期限、与信枠、利用可否情報などを
格納する。応答情報生成部340は、与信可否判断部3
20による判断結果を含む応答情報を生成する。応答情
報送信部350は、応答情報生成部340にて生成され
た応答情報を決済支援サーバ200に送信する。
【0065】図5は、本実施の形態の決済支援システム
10の機能を現実の店舗にたとえて表現した図である。
購入受付サーバ100は、電子商取引を実現する仮想店
舗を提供する。購入要求受付部110は、商品の情報を
ウェブページによりユーザに提示し、商品の購入要求を
受け付ける仮想の売り場180に相当し、決済要求受付
部112は、決済要求を受け付ける仮想の決済受付窓口
182に相当する。さらに、符号情報格納部134に格
納された符号情報の数だけ、仮想のCAT端末184が
実現される。それぞれの仮想CAT端末184には、符
号情報の一例としての端末識別番号が割り当てられてお
り、現実のCAT端末と同様に、一度に一つの与信照会
要求を送信することができる。符号情報付与部132の
機能は、空いている仮想CAT端末184を選択して与
信照会を依頼することに相当する。与信照会を行うユー
ザの数が、仮想CAT端末184の数、すなわち符号情
報格納部134に格納された端末識別番号の数を超えた
ときは、仮想決済受付窓口182にてユーザを待機さ
せ、空いた仮想CAT端末184を順次使用して与信照
会を行う。
【0066】上記の通り、本実施の形態の決済支援シス
テム10では、符号情報格納部134に複数の符号情報
を格納しておき、それらのうち使用中でないものを順次
照会情報に付与して送信することで、同時に複数の与信
照会要求を並列に処理することができる。これにより、
与信照会を迅速に行うことができ、与信照会の際のユー
ザの待ち時間を減らすことができる。また、与信照会の
頻度に合わせて符号情報を割り当てることにより、限ら
れた数の符号情報を効率よく利用することができる。さ
らに、購入受付サーバ100側が符号情報の付与を担当
し、購入受付サーバ100ごとに同時並行処理を実現す
ることができるので、必要な処理を分散させ、決済支援
サーバ200側の負担を軽減することができる。
【0067】(第2の実施の形態)つづいて、第2の実
施の形態に係る決済支援システムについて説明する。本
実施の形態の決済支援システム10では、ユーザが購入
する商品の種類や、ユーザの属性情報に応じて定められ
た符号情報を照会情報に付与する。本実施の形態の決済
支援システム10の全体構成は、図1に示した第1の実
施の形態の決済支援システム10と同様である。また、
決済支援サーバ200及び決済処理サーバ300の内部
構成も、図3に示した第1の実施の形態の決済支援サー
バ200及び決済処理サーバ300と同様である。購入
受付サーバ100の内部構成のうち、図3に示した第1
の実施の形態の購入受付サーバ100と異なる点につい
て説明する。
【0068】図6は、本実施の形態の符号情報格納部1
34の構成例であり、符号情報欄500、使用状況欄5
02、商品種別欄504、及びユーザ属性欄506が設
けられている。一例として、符号情報「0001」は、
現在「使用中」であり、商品種別が「本」でユーザ属性
が「男性」である照会情報に付与されることが記録され
ている。
【0069】符号情報付与部132は、照会情報生成部
130が生成した照会情報を参照し、商品種別とユーザ
属性情報に基づいて、その照会情報に付与すべき符号情
報を決定する。たとえば、図6の例では、商品種別が
「家具」である照会情報には、符号情報「0004」を
付与するが、これは現在「非使用中」であるから、符号
情報付与部132は照会情報に符号情報「0004」を
付与して照会情報送信部150に送る。また、商品種別
が「本」であり、ユーザ属性情報が「女性」である照会
情報には、符号情報「0003」を付与するが、これは
現在「使用中」であるから、その照会が終了して符号情
報「0003」が「非使用中」になるまで待機する。そ
の他の構成及び動作は、第1の実施の形態と同様であ
る。
【0070】再び図5を用いて、本実施の形態の決済支
援システム10を現実の店舗と対比して説明すると、商
品種類ごとに付与する符号情報を変えることは、商品種
類により分別された売り場ごとにCAT端末を設けるこ
とに相当する。また、ユーザの属性情報ごとに付与する
符号情報を変えることは、ユーザの属性情報ごとに専用
のCAT端末を設けることに相当する。これにより、符
号情報、すなわち仮想端末ごとに売上を集計すること
で、商品別の売上状況や、ユーザ属性別の売上状況を把
握することができ、売上の管理が容易となる。また、こ
れらの情報をマーケティングに利用することもできる。
符号情報と、商品種類又はユーザ属性情報との対応は、
予め固定的に定められてもよいし、与信照会の頻度に応
じて動的に変更されてもよい。たとえば、「本」の購入
に伴う決済要求の頻度が高い場合は、商品種類「本」に
対応する符号情報の数を多くしてもよい。これは、現実
の店舗でいうと、「本」の売り場のCAT端末を増やす
ことに相当する。
【0071】上記の通り、本実施の形態の決済支援シス
テム10によれば、同時に複数の与信照会を並列に処理
できるとともに、主に店舗側における決済データの管理
の効率を向上させることができる。
【0072】(第3の実施の形態)つづいて、第3の実
施の形態に係る決済支援システムについて説明する。本
実施の形態の決済支援システム10では、一つの購入受
付サーバ100内に複数の仮想店舗が設けられている。
本実施の形態の決済支援システム10の全体構成は、図
1に示した第1の実施の形態の決済支援システム10と
同様である。
【0073】図7は、第3の実施の形態に係る購入受付
サーバ100、決済支援サーバ200、及び決済処理サ
ーバ300の内部構成を示す。本実施の形態の決済支援
サーバ200及び決済処理サーバ300の内部構成は、
図3に示した第1の実施の形態の決済支援サーバ200
及び決済処理サーバ300と同様である。購入受付サー
バ100の内部構成のうち、図3に示した第1の実施の
形態の購入受付サーバ100と異なる点について説明す
る。
【0074】本実施の形態では、購入要求受付部110
が複数設けられている。それぞれの購入要求受付部11
0は、独立した仮想店舗の売り場として機能する。たと
えば、購入要求受付部110aは、店舗Aの扱う商品の
情報を提示して、その商品の購入要求を受け付け、購入
要求受付部110bは、店舗Bの扱う商品の情報を提示
して、その商品の購入要求を受け付ける。それぞれの仮
想店舗においてクレジットカードによる決済を希望する
ユーザがいれば、決済要求受付部112にて必要な情報
を受け付ける。本実施の形態では、各仮想店舗が共通し
て利用する一つの決済要求受付部112を設けている
が、別の例においては、決済要求受付部112も仮想店
舗ごとに複数設けられてもよい。
【0075】図8は、符号情報格納部134の構成例で
あり、符号情報欄500、使用状況欄502、店舗識別
情報欄508、及びユーザ識別情報欄510が設けられ
ている。一例として、符号情報「0001」は、店舗
「A」のユーザ「a」が「使用中」であり、符号情報
「0002」は、店舗「B」のユーザ「c」が「使用
中」であることが記録されている。
【0076】符号情報付与部132は、各仮想店舗にお
いて生成された照会情報に、非使用中の符号情報を順次
付与する。これにより、購入受付サーバ100が予め確
保して符号情報格納部134に格納した符号情報を、各
仮想店舗に動的に割り当てて与信照会を行うことができ
る。符号情報管理部136は、符号情報付与部132が
照会情報に符号情報を付与したときに、その符号情報の
使用状況欄502を「使用中」に設定するとともに、店
舗識別情報欄508に照会情報の送信元の店舗の識別情
報を、ユーザ識別情報欄510に照会を要求したユーザ
の識別情報を格納する。応答情報受信部160は、店舗
識別情報欄508及びユーザ識別情報欄510を参照し
て、応答情報を提示すべき相手を判断する。符号情報格
納部134に、ユーザとのHTTP(Hyper Text Trans
fer Protocol)セッションのセッションIDを格納して
もよい。
【0077】図9は、本実施の形態の決済支援システム
10の機能を現実の店舗にたとえて表現した図である。
購入受付サーバ100は、電子商取引を実現する複数の
仮想店舗180を提供する。各仮想店舗は、仮想決済受
付窓口182を介して与信照会を依頼する。符号情報付
与部132は、依頼された与信照会を、依頼元の仮想店
舗に関係なく、空いている仮想CAT端末184に順次
処理させる。
【0078】本実施の形態の決済支援システム10で
は、各仮想店舗が送信する照会情報に付与される符号情
報は決まっておらず、随時、非使用中の符号情報が付与
される。そのため、クレジットカード会社からは照会情
報を実際に送信した販売主体を識別することができない
ので、購入受付サーバ100の運営主体が、自身のサー
バを利用して仮想店舗を出店している販売主体を統括し
て管理し、クレジットカード会社に対する取引の窓口と
なってもよい。すなわち、購入受付サーバ100の運営
主体がクレジットカード会社からの入金を一括して受け
入れ、各販売主体に分配するような仕組みであってもよ
い。
【0079】上記の通り、本実施の形態の決済支援シス
テム10によれば、同一のサーバ上に複数の仮想店舗が
出店している、いわゆるショッピングモール型の電子商
取引においても、同時に複数の与信照会を並列に処理す
ることができる。
【0080】(第4の実施の形態)つづいて、第4の実
施の形態に係る決済支援システムについて説明する。本
実施の形態の決済支援システム10においても、一つの
購入受付サーバ100内に複数の仮想店舗が設けられて
いるが、第3の実施の形態とは異なり、各仮想店舗が利
用可能な符号情報が予め定められている。本実施の形態
の決済支援システム10の全体構成は、図1に示した第
1の実施の形態の決済支援システム10と同様であり、
決済支援サーバ200及び決済処理サーバ300の内部
構成は、図7に示した第3の実施の形態の構成と同様で
ある。購入受付サーバ100の内部構成のうち、図7に
示した第3の実施の形態の購入受付サーバ100と異な
る点について説明する。
【0081】図10は、符号情報格納部134の構成例
であり、符号情報欄500、使用状況欄502、店舗識
別情報欄508、及びユーザ識別情報欄510が設けら
れている。本実施の形態では、店舗識別情報欄508の
内容は符号情報が照会情報に付与されるたびに格納され
るのではなく、予め格納されている。すなわち、それぞ
れの符号情報は、利用できる店舗が予め決まっており、
その店舗以外の店舗は利用できない。一例として、符号
情報「0001」から「0008」までは、店舗「A」
に割り当てられた符号情報であり、そのうち、符号情報
「0001」はユーザ「a」により「使用中」であり、
符号情報「0002」はユーザ「b」により「使用中」
であり、符号情報「0008」は「非使用中」であるこ
とが記録されている。符号情報付与部132は、各仮想
店舗において生成された照会情報に、その仮想店舗が利
用可能な符号情報のうち、非使用中のものを順次付与す
る。
【0082】図11は、本実施の形態の決済支援システ
ム10の機能を現実の店舗にたとえて表現した図であ
る。購入受付サーバ100は、電子商取引を実現する複
数の仮想店舗180を提供する。各仮想店舗は、仮想決
済受付窓口182を介して与信照会を依頼する。符号情
報付与部132は、依頼された与信照会を、その仮想店
舗が利用可能な仮想CAT端末184のうち、空いてい
る仮想CAT端末184に順次処理させる。
【0083】本実施の形態の決済支援システム10で
は、販売主体ごとに符号情報が予め決められているの
で、これをクレジットカード会社に登録しておくことも
できる。すなわち、販売主体が直接クレジットカード会
社と契約して取引することができる。所定の期間におけ
る与信照会の頻度を仮想店舗ごとに集計し、頻度に応じ
て符号情報の数を割り当て、符号情報格納部134を更
新してもよい。このとき、必要であれば、クレジットカ
ード会社に登録した符号情報も変更しておく。
【0084】(第5の実施の形態)つづいて、第5の実
施の形態に係る決済支援システムについて説明する。本
実施の形態の決済支援システム10では、購入受付サー
バ100ではなく、決済支援サーバ200が照会情報に
符号情報を付与する。本実施の形態の決済支援システム
10の全体構成は、図1に示した第1の実施の形態の決
済支援システム10と同様である。
【0085】図12は、本実施の形態の決済支援システ
ム10における一連の処理の流れを概略的に示す。ユー
ザが購入受付サーバ100に商品の購入を要求し(S1
30)、その商品の購入に伴う決済の方法として、クレ
ジットカードなど、与信照会が必要な決済を要求した場
合(S132)、購入受付サーバ100は、ユーザから
クレジットカードの番号や有効期限など、与信の照会に
必要な情報を受け付けて照会情報を生成する(S13
4)。つづいて、購入受付サーバ100は、商品の提供
主体又は購入受付サーバ100の識別情報とともに、照
会情報を決済支援サーバ200に送信する(S13
6)。決済支援サーバ200は、照会情報に付与すべき
符号情報を複数格納したテーブルから、使用中でない符
号情報を読み出して照会情報に付与する(S138)。
このとき、付与した符号情報の使用状況を「使用中」に
設定しておき、以降、その符号情報を利用できないよう
にロックする。決済支援サーバ200は、符号情報を付
与した照会情報を決済処理サーバ300に送信する(S
140)。
【0086】決済処理サーバ300は、決済支援サーバ
200から受け付けた照会情報に基づいて、ユーザに対
する与信の可否を判断し(S142)、その判断結果を
含む応答情報を生成し(S144)、決済支援サーバ2
00に送信する(S146)。決済支援サーバ200
は、決済処理サーバ300から応答情報を受信すると、
その応答情報に対応する照会情報に付与されていた符号
情報の使用状況を「非使用中」に設定し、以降、その符
号情報を利用できるよう解放する(S148)。決済支
援サーバ200は、応答情報を購入受付サーバ100に
送信する(S150)。購入受付サーバ100は、決済
を要求したユーザに応答情報を提示する(S152)。
【0087】図13は、本実施の形態に係る購入受付サ
ーバ100、決済支援サーバ200、及び決済処理サー
バ300の内部構成を示す。本実施の形態の決済処理サ
ーバ300の内部構成は、図3に示した第1の実施の形
態の構成と同様である。本実施の形態の購入受付サーバ
100では、図3に示した第1の実施の形態の購入受付
サーバ100から、符号情報付与部132、符号情報格
納部134、及び符号情報管理部136が除かれてい
る。また、本実施の形態の決済支援サーバ200には、
図3に示した第1の実施の形態の決済支援サーバ200
の構成に加えて、符号情報付与部232、符号情報格納
部234、及び符号情報管理部236が設けられてい
る。以下、第1の実施の形態と異なる点について説明す
る。
【0088】照会情報送信部150は、照会情報の送信
元である販売主体又は購入受付サーバ100の識別情報
とともに、照会情報を決済支援サーバ200に送信す
る。符号情報付与部232、符号情報格納部234、及
び符号情報管理部236の構成及び動作は、それぞれ、
第3の実施の形態の符号情報付与部132、符号情報格
納部234、及び符号情報管理部236と同様である。
符号情報格納部234は、図8に示した第3の実施の形
態の符号情報格納部134と同様に、複数の符号情報を
格納する。符号情報付与部232は、複数の販売主体又
は購入受付サーバ100から与信照会要求を受け付け、
照会情報の送信元に関係なく、符号情報格納部234に
格納された複数の符号情報のうち、使用中でないものを
読み出して付与する。符号情報管理部236は、符号情
報付与部232が符号情報を照会情報に付与したとき
に、その符号情報の使用状況を「使用中」に設定し、応
答情報受信部260が応答情報を受信したとき、又は、
応答情報受信部260が応答情報を受信しないまま所定
のタイムアウト時間が経過したときに、その符号情報を
「非使用中」に設定する。なお、応答情報受信部260
のタイムアウト時間は、決済支援サーバ200と購入受
付サーバ100との間の通信に要する時間を考慮して、
応答情報受信部160のタイムアウト時間よりも短く設
定されるのが好ましい。
【0089】図14は、本実施の形態の決済支援システ
ム10の機能を現実の店舗にたとえて表現した図であ
る。購入受付サーバ100a及び100bは、それぞ
れ、電子商取引を実現する仮想店舗180a及び180
bを提供する。各仮想店舗は、決済支援サーバ200の
仮想決済受付窓口282を介して与信照会を依頼する。
符号情報付与部232は、依頼された与信照会を、依頼
元の仮想店舗に関係なく、空いている仮想CAT端末2
84に順次処理させる。購入受付サーバ100が複数の
仮想店舗を含む場合も同様である。
【0090】上記の通り、本実施の形態の決済支援シス
テム10によっても、複数の購入受付サーバ100から
送信された与信照会要求を、同時に並列処理することが
できる。本決済支援システム10では、決済代行業者の
決済支援サーバ200が一括して符号情報を管理するの
で、比較的大量の符号情報を扱うことができ、全ての符
号情報が使用中となってユーザが与信照会の順番を待た
なければならない機会を大幅に軽減することができる。
【0091】(第6の実施の形態)つづいて、第6の実
施の形態に係る決済支援システムについて説明する。本
実施の形態の決済支援システム10でも、決済支援サー
バ200が照会情報に符号情報を付与するが、第5の実
施の形態とは異なり、各仮想店舗が利用可能な符号情報
が定められている。本実施の形態の決済支援システム1
0の全体構成は、図1に示した第1の実施の形態の決済
支援システム10と同様である。
【0092】図15は、本実施の形態の購入受付サーバ
100、決済支援サーバ200、及び決済処理サーバ3
00の内部構成を示す。本実施の形態の購入受付サーバ
100及び決済処理サーバ300の内部構成は、図13
に示した第5の実施の形態の構成と同様である。本実施
の形態の決済支援サーバ200は、図13に示した第5
の実施の形態の決済支援サーバ200の構成に加えて、
符号情報変更部238が設けられている。
【0093】本実施の形態の符号情報付与部232、符
号情報格納部234、及び符号情報管理部236の構成
及び動作は、それぞれ、第4の実施の形態の符号情報付
与部132、符号情報格納部134、及び符号情報管理
部236と同様である。すなわち、符号情報格納部23
4に格納された符号情報は、利用可能な主体が予め定め
られており、符号情報付与部232は、照会情報ととも
に取得した識別情報を参照して照会情報の送信元を識別
し、その送信元が利用可能な符号情報のうち、使用中で
ないものを付与する。
【0094】図16は、本実施の形態の決済支援システ
ム10の機能を現実の店舗にたとえて表現した図であ
る。購入受付サーバ100a及び100bは、それぞ
れ、電子商取引を実現する仮想店舗180a及び180
bを提供する。各仮想店舗は、決済支援サーバ200の
仮想決済受付窓口282を介して与信照会を依頼する。
符号情報付与部232は、依頼された与信照会を、その
仮想店舗が利用可能な仮想CAT端末284のうち、空
いている仮想CAT端末284に順次処理させる。購入
受付サーバ100が複数の仮想店舗を含む場合も同様で
ある。
【0095】符号情報変更部238は、符号情報の利用
状況、すなわち、与信照会の頻度に応じて、それぞれの
主体に割り当てる符号情報を変更し、符号情報格納部2
34を更新する。図17は、符号情報変更部238によ
り、符号情報の割り当て状況が変更された様子を示す。
仮想店舗Aに割り当てられた符号情報は、図16では
「0001」から「0008」までであったが、図17
では「0001」から「0010」までに増加してい
る。また、仮想店舗Bに割り当てられた符号情報は、図
16では「0009」から「0018」までであった
が、図17では「0011」から「0015」までに減
少している。各店舗が利用する符号情報を予めクレジッ
トカード会社に登録している場合は、符号情報を変更し
たことをクレジットカード会社にも通知しておく。
【0096】上記の通り、本実施の形態の決済支援シス
テム10によれば、複数の購入受付サーバ100を介し
て、複数の販売主体から与信照会の依頼を受け付け、依
頼元の販売主体を明確に識別しつつ、同時に複数の与信
照会を並列に処理することができる。
【0097】(第7の実施の形態)つづいて、第7の実
施の形態に係る決済支援システムについて説明する。本
実施の形態の決済支援システム10では、複数の購入受
付サーバ100を統括的に管理する管理サーバ400が
新たに設けられている。本実施の形態の決済支援システ
ム10の全体構成は、図1に示した第1の実施の形態の
決済支援システム10に加えて、管理サーバ400がイ
ンターネット30に接続されている。
【0098】図18は、本実施の形態の購入受付サーバ
100、決済支援サーバ200、決済処理サーバ30
0、及び管理サーバ400の内部構成を示す。本実施の
形態の購入受付サーバ100及び決済処理サーバ300
の内部構成は、図13に示した第5の実施の形態の構成
と同様である。本実施の形態の決済支援サーバ200
は、図3に示した第1の実施の形態の決済支援サーバ2
00と同様である。本実施の形態の管理サーバ400の
内部構成は、図13に示した第5の実施の形態の決済支
援サーバ200の内部構成と同様である。
【0099】本実施の形態の決済支援システム10は、
大型店舗において複数の購入受付サーバ100を設けて
いる場合や、複数の購入受付サーバ100にわたるショ
ッピングモール型の電子商取引サイトなどに利用され
る。本決済支援システム10では、それぞれの購入受付
サーバ100から送信される照会情報に、管理サーバ4
00が符号情報を付与して決済支援サーバ200に送信
する。管理サーバ400の符号情報付与部432及び符
号情報格納部434の構成及び動作は、第5の実施の形
態と同様に、照会情報の送信元に関係なく符号情報を付
与するようになっていてもよいし、第6の実施の形態と
同様に、照会情報の送信元ごとに利用可能な符号情報が
定められていてもよい。
【0100】(第8の実施の形態)つづいて、第8の実
施の形態に係る決済支援システムについて説明する。本
実施の形態の決済支援システム10は、ユーザから決済
要求を受け付けたときに、ただちに与信照会を行ってそ
の結果をユーザに提示するのではなく、照会情報を蓄積
しておき、所定のタイミングでバッチ処理を行う。本実
施の形態の決済支援システム10の全体構成は、図1に
示した第1の実施の形態の決済支援システム10と同様
である。
【0101】図19は、本実施の形態の決済支援システ
ム10における一連の処理の流れを概略的に示す。ユー
ザが購入受付サーバ100に商品の購入を要求し(S1
60)、その商品の購入に伴う決済の方法として、クレ
ジットカードなど、与信照会が必要な決済を要求した場
合(S162)、購入受付サーバ100は、ユーザから
クレジットカードの番号や有効期限など、与信の照会に
必要な情報を受け付けて照会情報を生成する(S16
4)。生成された照会情報は、いったん保持され(S1
66)、バッチ処理開始の時期が到来するまで蓄積され
る。バッチ処理開始のタイミングが到来すると(S16
8のY)、与信照会の量と、バッチ処理を終了すべき日
時とを考慮して、必要な数だけ符号情報を割り当てる
(S170)。つづいて、購入受付サーバ100は、蓄
積された照会情報を順次読み出し(S172)、S17
0で割り当てられた複数の符号情報のうち、使用中でな
い符号情報を読み出して照会情報に付与する(S17
4)。このとき、付与した符号情報の使用状況を「使用
中」に設定しておき、以降、その符号情報を利用できな
いようにロックする。購入受付サーバ100は、符号情
報を付与した照会情報を決済支援サーバ200に送信す
る(S176)。決済支援サーバ200は、購入受付サ
ーバ100から受け付けた照会情報を決済処理サーバ3
00へ送信する(S178)。
【0102】決済処理サーバ300は、決済支援サーバ
200から受け付けた照会情報に基づいて、ユーザに対
する与信の可否を判断し(S180)、その判断結果を
含む応答情報を生成し(S182)、決済支援サーバ2
00に送信する(S184)。決済支援サーバ200
は、決済処理サーバ300から受け付けた応答情報を購
入受付サーバ100へ送信する(S186)。このと
き、符号情報を参照して、どの購入受付サーバ100へ
送信すべきかを判断する。購入受付サーバ100は、決
済支援サーバ200から応答情報を受信すると、その応
答情報に対応する照会情報に付与されていた符号情報の
使用状況を「非使用中」に設定し、以降、その符号情報
を利用できるよう解放する(S188)。バッチ処理が
終了していないときは(S190のN)、S172に戻
りバッチ処理を続行する。バッチ処理が終了すると(S
190のY)、購入受付サーバ100は、決済を要求し
たユーザに応答情報を提示する(S192)。ユーザに
対する応答情報の提示は、応答情報を受信するたびに随
時行ってもよいし、バッチ処理が終了してからまとめて
行ってもよい。
【0103】図20は、本実施の形態の購入受付サーバ
100、決済支援サーバ200、及び決済処理サーバ3
00の内部構成を示す。本実施の形態の決済支援サーバ
200及び決済処理サーバ300の内部構成は、図3に
示した第1の実施の形態の構成と同様である。本実施の
形態の購入受付サーバ100は、図3に示した第1の実
施の形態の購入受付サーバ100の構成に加えて、照会
情報保持部140、バッチ処理部142が設けられてい
る。
【0104】照会情報保持部140は、照会情報生成部
130にて生成された照会情報を、所定の時期が到来す
るまで蓄積する。バッチ処理部142は、所定の時期が
到来したときに、与信照会のためのバッチ処理を開始す
る。バッチ処理の開始に先立って、与信照会の量と、バ
ッチ処理を終了すべき日時とを考慮して、必要な数だけ
符号情報を割り当ててもよい。バッチ処理部142は、
照会情報保持部140から順次照会情報を読み出し、符
号情報付与部132に送る。符号情報付与部132は、
符号情報格納部134に格納された、バッチ処理用に割
り当てられた符号情報のうち、使用中でないものを読み
出して照会情報に付与する。符号情報付与部132は、
利用可能な全ての符号情報が使用中になると、いずれか
の符号情報が非使用中になるまで待機し、非使用中にな
った符号情報から順次、再び照会情報に付与する。その
他の構成及び動作は、第1の実施の形態と同様である。
【0105】本実施の形態の決済支援システム10は、
逐次与信照会を実行するのではなく、所定の量、または
所定の期間ごとに、まとめて与信照会を実行したい場合
に利用できる。商品又は役務の種類や、ユーザの属性情
報などに応じて、リアルタイムに与信照会を実行する場
合と、まとめて与信照会を実行する場合を使い分けても
よい。
【0106】上記の通り、本実施の形態の決済支援シス
テム10によれば、所定のタイミングで与信照会をまと
めて実行することができる。また、必要な数の符号情報
を割り当て、使い終わった符合情報を順次使い回すの
で、迅速かつ効率良く与信照会を実行することができ
る。
【0107】(第9の実施の形態)つづいて、第9の実
施の形態に係る決済支援システムについて説明する。本
実施の形態の決済支援システム10においても、与信照
会をまとめてバッチ処理するが、第8の実施の形態とは
異なり、購入受付サーバ100ではなく決済支援サーバ
200によりバッチ処理が実行される。本実施の形態の
決済支援システム10の全体構成は、図1に示した第1
の実施の形態の決済支援システム10と同様である。
【0108】図21は、本実施の形態の決済支援システ
ム10における一連の処理の流れを概略的に示す。決済
支援サーバ200は、商品を提供する店舗から、バッチ
処理の依頼を受け(S200)、照会情報をまとめて取
得する(S202)。決済支援サーバ200は、取得し
た照会情報をいったん格納し(S204)、与信照会の
量と、バッチ処理を終了すべき日時とを考慮して、必要
な数だけ符号情報を割り当てる(S206)。つづい
て、決済支援サーバ200は、保持された照会情報を順
次読み出し(S208)、S206で割り当てられた複
数の符号情報のうち、使用中でない符号情報を読み出し
て照会情報に付与する(S210)。このとき、付与し
た符号情報の使用状況を「使用中」に設定しておき、以
降、その符号情報を利用できないようにロックする。決
済支援サーバ200は、符号情報を付与した照会情報を
決済処理サーバ300に送信する(S212)。
【0109】決済処理サーバ300は、決済支援サーバ
200から受け付けた照会情報に基づいて、ユーザに対
する与信の可否を判断し(S214)、その判断結果を
含む応答情報を生成し(S216)、決済支援サーバ2
00に送信する(S218)。決済支援サーバ200
は、決済処理サーバ300から応答情報を受信すると、
その応答情報に対応する照会情報に付与されていた符号
情報の使用状況を「非使用中」に設定し、以降、その符
号情報を利用できるよう解放する(S220)。バッチ
処理が終了していないときは(S222のN)、S20
8に戻りバッチ処理を続行する。バッチ処理が終了する
と(S222のY)、決済支援サーバ200は、応答情
報を所定の出力形式に変換し(S224)、決済を要求
した店舗に応答情報を提示する(S226)。店舗に対
する応答情報の提示は、応答情報を受信するたびに随時
行ってもよいし、バッチ処理が終了してからまとめて行
ってもよい。
【0110】図22は、本実施の形態の決済支援サーバ
200及び決済処理サーバ300の内部構成を示す。本
実施の形態の決済処理サーバ300の内部構成は、図3
に示した第1の実施の形態の構成と同様である。本実施
の形態の決済支援サーバ200は、図13に示した第5
の実施の形態の決済支援サーバ200の構成に加えて、
照会情報保持部240、バッチ処理部242が設けられ
ており、照会情報受信部210に代えて照会情報受付部
220が、応答情報送信部270に代えて応答情報変換
部280が設けられている。
【0111】照会情報受付部220は、店舗から照会情
報をまとめて受け付ける。照会情報は、オンラインにて
受け付けてもよいし、オフラインにて受け付けてもよ
い。既に入力され所定のフォーマットに変換されたデー
タを受け付けてもよいし、店舗から電話、ファックス、
その他任意の手段で入手した情報を図示しない入力イン
ターフェイスを介して入力してもよい。照会情報保持部
240は、照会情報受付部220にて受け付けた照会情
報を、一時保持する。バッチ処理部242は、与信照会
のためのバッチ処理を実行する。バッチ処理の開始に先
立って、与信照会の量と、バッチ処理を終了すべき日時
とを考慮して、必要な数だけ符号情報を割り当ててもよ
い。バッチ処理部242は、照会情報保持部240から
順次照会情報を読み出し、符号情報付与部232に送
る。符号情報付与部232は、符号情報格納部234に
格納された、バッチ処理用に割り当てられた符号情報の
うち、使用中でないものを読み出して照会情報に付与す
る。符号情報付与部232は、利用可能な全ての符号情
報が使用中になると、いずれかの符号情報が非使用中に
なるまで待機し、非使用中になった符号情報から順次、
再び照会情報に付与する。応答情報変換部280は、応
答情報受信部260が受信した応答情報を、所定の出力
形式に変換する。変換された応答情報は、オンライン又
はオフラインにて店舗へ提供される。その他の構成及び
動作は、第5の実施の形態と同様である。
【0112】上記の通り、本実施の形態の決済支援シス
テム10によれば、第8の実施の形態と同様に、所定の
タイミングで与信照会をまとめて実行することができ
る。また、必要な数の符号情報を割り当て、使い終わっ
た符合情報を順次使い回すので、迅速かつ効率良く与信
照会を実行することができる。また、商品の提供主体
は、決済に必要なシステム等を自身の店舗に導入するこ
となく、決済業務をアウトソーシングすることができる
ので、費用の面からも有用性が高い。
【0113】(第10の実施の形態)つづいて、第10
の実施の形態に係る決済支援システムについて説明す
る。本実施の形態の決済支援システム10は、ユーザに
対する与信の可否の照会及び与信枠の確保の要求(以
下、「オーソリ要求」ともいう。)を行ったときに、通
信障害などに起因して発生する処理結果の認識の不整合
を的確に検知するために、購入受付サーバ100から決
済支援サーバ200へ、応答情報の受信状況を通知す
る。本実施の形態の決済支援システム10の全体構成
は、図1に示した第1の実施の形態の決済支援システム
10と同様である。
【0114】図23は、本実施の形態の決済支援システ
ム10における一連の処理の流れを概略的に示す。ユー
ザが購入受付サーバ100に商品の購入を要求し(S3
00)、その商品の購入に伴う決済の方法として、クレ
ジットカードなど、与信照会が必要な決済を要求した場
合(S302)、購入受付サーバ100は、ユーザから
クレジットカードの番号や有効期限など、与信の照会に
必要な情報を受け付けてオーソリ要求情報を生成し(S
304)、決済支援サーバ200に送信する(S30
6)。決済支援サーバ200は、購入受付サーバ100
から受け付けたオーソリ要求情報を決済処理サーバ30
0へ送信する(S308)。
【0115】決済処理サーバ300は、決済支援サーバ
200から受け付けたオーソリ要求情報に基づいて、ユ
ーザに対する与信の可否を判断し(S310)、与信が
可能であれば(S310のY)、与信枠を確保する(S
312)。与信が不可能であれば(S310のN)、S
312をスキップする。決済処理サーバ300は、オー
ソリ要求に対する応答情報を生成し(S314)、決済
支援サーバ200に送信する(S316)。決済支援サ
ーバ200は、決済処理サーバ300から受け付けた応
答情報を購入受付サーバ100へ送信する(S31
8)。このとき、決済支援サーバ200は、この決済の
受信確認フラグを「保留」に設定しておく。購入受付サ
ーバ100は、決済支援サーバ200から応答情報を受
信すると、決済を要求したユーザに応答情報を提示し
(S320)、決済支援サーバ200に応答情報を受信
した旨を通知する(S322)。決済支援サーバ200
がこの受信確認を受け取れた場合は、その決済の受信確
認フラグを「受信済み」に設定する。決済支援サーバ2
00から購入受付サーバ100への応答情報の送信(S
318)又は購入受付サーバ100から決済支援サーバ
200への受信状況の通知(S320)の際に通信障害
が発生した場合は、両者の間で処理結果の認識に不整合
が生じる恐れがある。本実施の形態では、購入受付サー
バ100が、応答情報を受信したときには受信確認を決
済支援サーバ200に送信し、応答情報を受信しなかっ
たときには何も送信しない。すなわち、受信確認フラグ
が「保留」のままである決済については、整合性が確認
されていないことが分かる。これにより、決済支援サー
バ200側で、不整合の生じた可能性のある決済を的確
に検知することができる。
【0116】図24は、決済支援サーバ200から購入
受付サーバ100への応答情報送信の際に通信障害が発
生したときの処理の手順を示す。購入受付サーバ100
は、決済支援サーバ200から応答情報を受信できなか
ったとき、第1の時間が経過するまで待機する(S35
0のN)。第1の時間は、購入受付サーバ100がオー
ソリ要求を送信してから応答情報を受信するまでに通常
要する時間よりも少し長めに設定されてもよく、たとえ
ば、数十秒程度であってもよい。第1の時間が経過する
と(S350のY)、購入受付サーバ100は、決済支
援サーバ200に応答情報の送信を要求する(S35
2)。これにより、通信障害などの理由で応答情報が受
信できなかった場合であっても、応答情報を受信するこ
とができる。決済支援サーバ200が応答情報送信要求
を受け取って、応答情報を購入受付サーバ100へ送信
したときに、通信障害などの理由で購入受付サーバ10
0が応答情報を受信できなかった場合、購入受付サーバ
100は第2の時間が経過するまで待機する(S356
のN)。第2の時間は、ユーザ端末20のウェブブラウ
ザがタイムアウト処理を行うまでの時間よりも短く設定
されるのが好ましく、たとえば、200秒から270秒
程度であってもよい。第2の時間が経過すると(S35
6のY)、購入受付サーバ100は、応答情報が受信で
きなかった旨をユーザ端末20に伝達する(S35
8)。上記の処理の過程で、購入受付サーバ100が応
答情報を受信できたときは、購入受付サーバ100は決
済支援サーバ200に受信確認を送信する。
【0117】図25は、購入受付サーバ100から決済
支援サーバ200への受信状況通知の際に通信障害が発
生したときの処理の手順を示す。購入受付サーバ100
は、決済支援サーバ200から応答情報を受信すると
(S318)、ユーザ端末20に応答情報を提示し(S
320)、決済支援サーバ200に受信確認を送信する
が(S322)、この受信確認が通信障害などの原因で
決済支援サーバ200に到着しなかったとする。このと
き、決済支援サーバ200は、第3の時間が経過するま
で待機する(S324のN)。第3の時間は、ユーザ端
末20のウェブブラウザのタイムアウト時間よりも少し
長めに設定されてもよく、たとえば、300秒程度であ
ってもよい。購入受付サーバ100は、ユーザ端末20
のウェブブラウザがタイムアウト処理を行う前に、ユー
ザ端末20に何らかの応答情報を送信しているはずであ
るから、それよりも少し長い時間待機しても受信状況が
通知されなかった場合は、購入受付サーバ100が受信
状況を通知していないか、通知していても通信障害によ
り決済支援サーバ200に到着しなかった可能性が高い
ので、ブラウザのタイムアウト時間よりも少し長い時間
待機すれば十分である。または、決済支援サーバ200
が処理結果の認識の整合性を購入受付サーバ100との
間で確認する時間間隔を第3の時間としてもよく、たと
えば、1日に1回整合性を確認したい場合には、第3の
時間は1日であってもよい。
【0118】第3の時間が経過すると(S324の
Y)、決済支援サーバ200は、決済処理サーバ300
から与信枠の確保に成功した旨の応答情報を受信してい
た決済について、所定の判断基準に基づいて、確保され
た与信枠を解放するか否かを判断する(S326)。与
信枠を解放すると判断したときには(S326のY)、
決済支援サーバ200が保持しているその決済の情報を
削除するとともに、与信枠の解放を決済処理サーバ30
0に要求する(S342)。与信枠を解放しないと判断
したときには(S326のN)、受信状況を取得できな
かった決済情報を出力する(S328)。決済支援サー
バ200は、出力された決済情報について、購入受付サ
ーバ100との間で整合性がとれているか否かを確認す
る(S330)。決済支援サーバ200は、購入受付サ
ーバ100からの回答を受けて(S332)、不整合が
生じているか否かを判断する(S334)。
【0119】購入受付サーバ100が応答情報を受信し
て受信確認を送信したにも関わらず、何らかの原因で決
済支援サーバ200に到着しなかったことが確認された
場合は、両者に処理結果の認識に不整合がないので(S
334のN)、処理を終了する。購入受付サーバ100
が応答情報を受信できず、受信状況を通知しなかったこ
とが確認された場合は、両者に不整合が生じている可能
性がある(S334のY)。与信枠の確保に失敗してい
た場合は、その旨を通知するだけでよいが、与信枠の確
保に成功していた場合は、その与信枠を解放すべきか否
かを購入受付サーバ100に問い合わせる(S33
6)。決済支援サーバ200は、購入受付サーバ100
からの回答を受けて(S338)、与信枠を解放する場
合は(S340のY)、決済支援サーバ200が保持し
ているその決済の情報を削除するとともに、与信枠の解
放を決済処理サーバ300に要求し(S342)、与信
枠を解放しない場合は(S340のN)、その決済が成
功していたものとして処理する。決済処理サーバ300
は、決済支援サーバ200から与信枠の解放を要求され
た場合は、与信枠を解放する(S344)。
【0120】図26は、本実施の形態の購入受付サーバ
100、決済支援サーバ200、及び決済処理サーバ3
00の内部構成を示す。図3に示した第1の実施の形態
の購入受付サーバ100、決済支援サーバ200、及び
決済処理サーバ300の構成と同様の構成には、同一の
符号を付している。以下、主に、第1の実施の形態の構
成及び動作と異なる点に重点をおいて説明する。
【0121】購入要求受付部110は、ユーザ端末20
から商品の購入要求を受け付ける。決済要求受付部11
2は、商品の購入に伴う決済要求を受け付ける。このと
き、クレジットカードの番号、有効期限など、必要な情
報を取得する。要求情報生成部131は、決済を要求し
たユーザの与信枠を確保するためのオーソリ要求情報を
生成する。要求情報送信部151は、要求情報生成部に
より生成されたオーソリ情報を決済支援サーバ200に
送信する。要求情報受信部211は、購入受付サーバ1
00からオーソリ要求を受信する。要求情報送信部25
1は、要求情報受信部211が受信したオーソリ要求を
決済処理サーバ300へ送信する。
【0122】要求情報受付部311は、決済支援サーバ
200からオーソリ要求を受け付ける。オーソリ処理部
321は、要求情報受付部311にて受け付けたオーソ
リ要求情報をもとに、ユーザデータベース330を参照
して、ユーザに対する与信の可否を判断し、与信が可能
であれば、与信枠を確保する。応答情報生成部340
は、オーソリ要求に対する応答情報を生成する。応答情
報送信部350は、応答情報生成部340にて生成され
た応答情報を決済支援サーバ200に送信する。応答情
報受信部260は、決済処理サーバ300から応答情報
を受信する。応答情報送信部270は、応答情報受信部
260が受信した応答情報を購入受付サーバ100に送
信する。応答情報受信部160は、決済支援サーバ20
0から応答情報を受信する。応答情報受信部160は、
第1の時間待機しても決済支援サーバ200から応答情
報を受信しなかったときには、決済支援サーバ200に
応答情報の送信を要求してもよい。応答情報提示部11
4は、応答情報をユーザに提示する。
【0123】受信状況通知部170は、応答情報の受信
状況を決済支援サーバ200に通知する。受信状況通知
部170は、応答情報受信部160が応答情報を受信し
たときには、その旨を決済支援サーバ200に通知す
る。受信状況通知部170は、応答情報受信部160が
第2の時間待機しても応答情報を受信しなかったときに
は、決済支援サーバ200に受信状況を通知しない。こ
れにより、決済支援サーバ200は、購入受付サーバ1
00からの受信状況の通知の有無で、購入受付サーバ1
00が応答情報を受信したか否かを把握することができ
る。判断部172は、応答情報受信部160が第2の時
間待機しても応答情報を受信しなかったとき、与信枠が
確保されていた場合にその解放を要求するか否かを判断
する。
【0124】受信状況取得部272は、受信状況通知部
170から受信状況を取得する。出力部276は、第3
の時間が経過しても受信状況取得部272が受信状況を
取得しなかった決済の情報を出力する。出力された決済
情報は、購入受付サーバ100に保持された決済情報と
比較され、不整合の有無が確認される。判断部274
は、第3の時間が経過しても受信状況取得部272が受
信状況を取得しなかったときに、与信枠の確保に成功し
ていた場合には、その与信枠を解放するよう要求するか
否かを判断する。判断部274は、所定の判断基準を保
持してもよい。判断基準は、たとえば、受信状況を取得
しなかったときには必ず与信枠を解放する、必ず与信枠
を解放しない、などであってもよい。ユーザの属性情報
や商品の種類に応じて与信枠の解放を要求するか否かを
判断してもよい。解放要求送信部278は、判断部27
4が与信枠の解放を要求すると判断したときに、決済処
理サーバ300に与信枠の解放を要求する。このとき、
決済支援サーバ200が保持している決済の履歴情報か
ら、その決済の情報を削除する。決済処理サーバ300
は、与信枠の解放を要求されたときは、確保していた与
信枠を解放する。
【0125】上記の通り、本実施の形態の決済支援シス
テム10によれば、通信障害などに起因する処理結果の
認識の不整合を的確に検知し、不整合が生じたときに適
切に処置することができる。従来は、購入受付サーバ1
00側と決済支援サーバ200側の整合性のチェックを
加盟店に任せるケースが多かったが、本システムによれ
ば、決済代行業者側で不整合の発生を検知して加盟店に
問い合わせるので、加盟店側の負担を大幅に軽減するこ
とができる。また、決済代行業者は、通信障害の発生確
率などシステムの保守に必要な情報を的確に把握するこ
とができる。
【0126】(第11の実施の形態)つづいて、第11
の実施の形態に係る決済支援システムについて説明す
る。第10の実施の形態の決済支援システム10では、
購入受付サーバ100が応答情報を受信しなかったとき
に受信状況を通知しなかったが、本実施の形態の決済支
援システム10では、購入受付サーバ100が応答情報
を受信しなかったときに、未受信確認を決済支援サーバ
200に通知する。本実施の形態の決済支援システム1
0の全体構成は、図1に示した第1の実施の形態の決済
支援システム10と同様であり、購入受付サーバ10
0、決済支援サーバ200、及び決済処理サーバ300
の内部構成は、図26に示した第10の実施の形態と同
様である。
【0127】応答情報受信部160が応答情報を受信し
たときは、図23の手順と同様に、受信状況通知部17
0は、受信確認を決済支援サーバ200に送信する。決
済支援サーバ200から購入受付サーバ100への応答
情報送信の際に通信障害が発生したときは、図24の手
順につづいて、図27の手順が実行される。購入受付サ
ーバ100は、第2の時間が経過しても応答情報受信部
160が応答情報を受信しなかったとき、未受信確認を
決済支援サーバ200に送信する(S360)。決済支
援サーバ200は、決済処理サーバ300から与信枠の
確保に成功した旨の応答情報を受信していた場合には、
所定の判断基準に基づいて、確保された与信枠を解放す
るか否かを判断する(S362)。与信枠を解放すると
判断したときには(S362のY)、決済支援サーバ2
00が保持しているその決済の情報を削除するととも
に、与信枠の解放を決済処理サーバ300に要求する
(S370)。与信枠を解放しないと判断したときには
(S362のN)、購入受付サーバ100との不整合を
解消すべく、与信枠を解放すべきか否かを購入受付サー
バ100に問い合わせる(S364)。決済支援サーバ
200は、購入受付サーバ100からの回答を受けて
(S366)、与信枠を解放する場合は(S368の
Y)、決済支援サーバ200が保持しているその決済の
情報を削除するとともに、与信枠の解放を決済処理サー
バ300に要求し(S370)、与信枠を解放しない場
合は(S368のN)、その決済が成功していたものと
して処理する。決済処理サーバ300は、決済支援サー
バ200から与信枠の解放を要求された場合は、与信枠
を解放する(S372)。
【0128】第3の時間が経過しても受信状況取得部2
72が受信状況を取得しなかったときは、受信状況通知
部170が受信確認を送信していたのか、未受信確認を
送信していたのか、決済支援サーバ200側では知るこ
とができない。このときの処理の手順は、図25に示し
た第10の実施の形態と同様である。
【0129】上記の通り、本実施の形態の決済支援シス
テム10によっても、通信障害などに起因する処理結果
の認識の不整合を的確に検知することができる。本実施
の形態では、購入受付サーバ100が応答情報を受信し
なかったときに、未受信確認を送信するので、決済支援
サーバ200は、より的確に受信状況を把握することが
できる。
【0130】(第12の実施の形態)つづいて、第12
の実施の形態に係る決済支援システムについて説明す
る。第10の実施の形態の決済支援システム10では、
購入受付サーバ100が応答情報を受信しなかったとき
に受信状況を通知しなかったが、本実施の形態の決済支
援システム10では、購入受付サーバ100が応答情報
を受信しなかったときに、自動取消要求を決済支援サー
バ200に通知する。本実施の形態の決済支援システム
10の全体構成は、図1に示した第1の実施の形態の決
済支援システム10と同様であり、購入受付サーバ10
0、決済支援サーバ200、及び決済処理サーバ300
の内部構成は、図26に示した第10の実施の形態と同
様である。
【0131】応答情報受信部160が応答情報を受信し
たときは、図23の手順と同様に、受信状況通知部17
0は、受信確認を決済支援サーバ200に送信する。決
済支援サーバ200から購入受付サーバ100への応答
情報送信の際に通信障害が発生したときは、図24の手
順につづいて、図28の手順が実行される。購入受付サ
ーバ100の判断部172は、第2の時間が経過しても
応答情報受信部160が応答情報を受信しなかった決済
について、その決済を自動的に取り消すよう要求するか
否かを判断する(S380)。要求しないと判断された
ときは(S380のN)、処理を終了してもよいし、第
11の実施の形態と同様に、未受信確認を決済支援サー
バ200に送信してもよい。要求すると判断されたとき
は(S380のY)、受信状況通知部170は、決済支
援サーバ200に自動取消要求を送信する(S38
2)。受信状況取得部272が自動取消要求を受信する
と、解放要求送信部278は、決済支援サーバ200が
保持しているその決済の情報を削除するとともに、決済
処理サーバ300に確保された与信枠の解放を要求する
(S384)。決済処理サーバ300は、与信枠の解放
要求を受けて、そのユーザの与信枠を解放する(S38
6)。
【0132】第3の時間が経過しても受信状況取得部2
72が受信状況を取得しなかったときは、受信状況通知
部170が受信確認を送信していたのか、自動取消要求
を送信していたのか、何も送信しなかったのか、決済支
援サーバ200側では知ることができない。このときの
処理の手順は、図25に示した第10の実施の形態と同
様である。
【0133】上記の通り、本実施の形態の決済支援シス
テム10によっても、通信障害などに起因する処理結果
の認識の不整合を的確に検知することができる。本実施
の形態では、購入受付サーバ100が応答情報を受信し
なかったときに、その決済要求を取り消すか否かを判断
して、自動取消要求を送信するので、決済支援サーバ2
00はより的確に販売主体の意向に沿った処理を行うこ
とができる。
【0134】(第13の実施の形態)つづいて、第13
の実施の形態に係る決済支援システムについて説明す
る。第13の実施の形態の決済支援システム10では、
購入受付サーバ100が決済支援サーバ200に、既に
要求した決済の金額を変更するよう要求すると、決済支
援サーバ200は、決済処理サーバ300に元の決済の
返品処理を要求し、つづいて、新たな金額の決済を要求
する。本実施の形態の決済支援システム10の全体構成
は、図1に示した第1の実施の形態の決済支援システム
10と同様である。
【0135】図29は、本実施の形態に係る決済支援シ
ステム10における処理の流れを概略的に示す図であ
る。購入受付サーバ100は、ユーザから既に要求した
決済の金額を変更するよう要求されると(S400)、
既に要求した元の決済の伝票番号と、金額変更後の新た
な決済の伝票番号と、変更後の金額とを含む金額変更要
求情報を決済支援サーバ200に送信する(S40
2)。決済支援サーバ200は、金額変更要求情報を受
け付けると、元の決済の伝票番号をもとに、決済の履歴
を格納した決済履歴データベースを検索し、元の決済の
金額を取得する(S404)。決済支援サーバ200
は、決済処理サーバ300に、元の決済の金額を通知し
つつ返品処理要求を送信する(S406)。決済処理サ
ーバ300は、返品処理を行い(S408)、その返品
処理要求に対する返品処理応答情報を生成して(S41
0)、決済支援サーバ200に送信する(S412)。
決済支援サーバ200は、返品処理応答情報を参照し
て、返品処理に失敗していれば(S414のN)、その
旨を通知するための金額変更応答情報を生成する(S4
30)。
【0136】返品処理に成功していれば(S414の
Y)、つづいて、決済処理サーバ300に、金額が変更
された新たな決済を要求する(S416)。決済処理サ
ーバ300は、再売上処理を行い(S418)、その再
売上要求に対する再売上応答情報を生成して(S42
0)、決済支援サーバ200に送信する(S422)。
決済支援サーバ200は、再売上応答情報を参照して、
再売上に失敗していれば(S424のN)、決済処理サ
ーバ300に返品処理の取消を要求し(S426)、決
済処理サーバ300は返品処理を取り消す(S42
8)。決済支援サーバ200は、返品処理応答情報及び
再売上応答情報に基づいて、金額変更要求に対する金額
変更応答情報を生成して(S430)、購入受付サーバ
100に送信する(S432)。購入受付サーバ100
は、決済支援サーバ200から受信した金額変更応答情
報をユーザに提示する(S434)。
【0137】図30は、本実施の形態に係る購入受付サ
ーバ100、決済支援サーバ200、及び決済処理サー
バ300の内部構成を示す。金額変更要求受付部116
は、ユーザから金額変更要求を受け付ける。このとき、
既に要求した元の決済の識別情報、たとえば伝票番号を
取得してもよい。金額変更要求送信部118は、決済支
援サーバ200に金額変更要求情報を送信する。金額変
更要求情報は、元の決済及び新たな決済の識別情報と、
変更後の金額とを含む。決済の識別情報は、たとえば、
伝票番号であってもよい。金額変更応答受信部162
は、決済支援サーバ200から、金額変更要求に対する
応答情報を受信する。応答情報提示部114は、金額変
更応答受信部162が受信した応答情報をユーザに提示
する。
【0138】金額変更要求受部212は、購入受付サ
ーバ100から金額変更要求を受け付ける。決済履歴デ
ータベース222は、決済支援サーバ200が取り扱っ
た決済の履歴情報を格納する。金額変更要求受部21
2は、金額変更要求を受け付けると、元の決済の伝票番
号をもとに、決済履歴データベース222を検索して、
元の決済の金額を取得する。返品処理要求部214は、
決済処理サーバ300に元の決済についての返品処理要
求を送信する。返品処理応答受信部216は、決済処理
サーバ300から、返品処理要求に対する返品処理応答
情報を受信する。返品処理が失敗していたときは、応答
情報送信部270が、返品処理に失敗した旨を示す金額
変更応答情報を生成して、購入受付サーバ100へ送信
する。返品処理が成功していたときは、つづいて、再売
上要求部218が、決済処理サーバ300に金額が変更
された新たな決済を要求する。再売上応答受信部221
は、決済処理サーバ300から、再売上要求に対する再
売上応答情報を受信する。再売上が失敗していたとき
は、返品処理要求取消部224が、決済処理サーバ30
0に返品処理の取消を要求するとともに、応答情報送信
部270が、再売上に失敗した旨を示す金額変更応答情
報を生成して、購入受付サーバ100に送信する。返品
処理だけが成功した状態のままにしておくと、金額の変
更を要求されたにも関わらず、元の決済を取り消してし
まうことになるので、返品処理だけが成功して再売上に
失敗したときは、返品処理を取り消して、金額変更を要
求される前の状態に戻しておく。再売上に成功していた
ときは、応答情報送信部270が、金額変更に失敗した
旨を示す金額変更応答情報を生成して、購入受付サーバ
100に送信する。
【0139】要求情報受付部311は、決済支援サーバ
200から、決済の要求を受け付ける。オーソリ処理部
321は、決済要求の内容に応じて、ユーザの与信枠の
確保や解放などの処理を実行する。ユーザデータベース
330は、ユーザのクレジットカードの番号、有効期
限、暗証番号などの情報を格納する。応答情報生成部3
40は、決済要求に対する応答情報を生成する。応答情
報送信部350は、応答情報生成部340が生成した応
答情報を、決済支援サーバ200に送信する。
【0140】上記の通り、本実施の形態の決済支援シス
テム10によれば、既に要求した決済の金額を変更する
際に、購入受付サーバ100は、返品処理と再売上を要
求する必要はなく、1回だけ金額変更を要求すればよい
ので、店舗側の負担を軽減することができる。
【0141】図31は、購入受付サーバ100、決済支
援サーバ200、決済処理サーバ300、及び管理サー
バ400のハードウェアコンポーネントを示す。購入受
付サーバ100、決済支援サーバ200、決済処理サー
バ300、及び管理サーバ400は、それぞれ、CPU
620、入力装置622、表示装置624、RAM(ラ
ンダムアクセスメモリ)630、ハードディスク63
2、およびドライブ装置628を備える。これらの構成
は、バス626などの信号伝送路により電気的に接続さ
れている。
【0142】ハードディスク632は、大容量の磁気記
憶装置であり、各種データベースなどを記憶する。記録
媒体640は、実施の形態に関連して説明した購入受付
サーバ100、決済支援サーバ200、決済処理サーバ
300、及び管理サーバ400の機能を、CPU120
に実現させるためのプログラムを記録する。記録媒体6
40がドライブ装置628に挿入されると、そのプログ
ラムは、RAM630またはハードディスク632に読
み出され、CPU620は、読み出されたプログラムに
より決済支援処理を行う。この記録媒体640は、CD
−ROM、DVD、FDなどのコンピュータ読み取り可
能な媒体である。
【0143】ここでは、決済支援用のプログラムが記録
媒体640に記録されている例について説明したが、別
の例においては、このプログラムは、無線、有線を問わ
ず、外部のサーバから送信されてもよい。図31に示し
たハードウェア構成において、プログラムは、コンピュ
ータに決済支援機能を実現させればよいのであって、外
部から供給される場合だけでなく、予めハードディスク
632に格納されていてよいことも当業者には理解され
るところである。
【0144】以上、本発明を実施の形態をもとに説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範
囲には限定されない。上記実施の形態は例示であり、各
構成要素や各処理プロセスの組合せに、さらにいろいろ
な変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の
範囲にあることは当業者に理解されるところである。
【0145】そのような変形例の一例として、本実施の
形態の決済支援システム10は、購入受付サーバ10
0、決済支援サーバ200、決済処理サーバ300、及
び管理サーバ400を備えていたが、このような構成は
必須ではなく、これらが1つのサーバとして設けられて
いてもよいし、それぞれのサーバの構成部材の一部また
は全部が他のサーバに設けられていてもよく、その構成
の自由度が非常に高いことは当業者に理解されるところ
である。
【0146】各サーバの運営主体についても、実施の形
態では、購入受付サーバ100を商品の提供主体が、決
済支援サーバ200を決済代行業者が、決済処理サーバ
300をクレジットカード会社が運営する例を中心に説
明したが、これら全てを一つの運営主体が運営してもよ
いし、一つのサーバを複数の運営主体が共同して運営し
てもよい。
【0147】実施の形態では、購入受付サーバ100
は、インターネット30を介してユーザ端末20に仮想
的な店舗を提供するウェブサーバであったが、もちろ
ん、購入受付サーバ100は、現実の店舗に設けられて
購入及び決済の要求を受け付けてもよいし、通信販売な
どユーザと対面しない販売形態の店舗に設けられてユー
ザからの購入及び決済の要求を間接的に受け付けてもよ
い。また、購入受付サーバ100として、POS端末、
CAT端末、ATM端末などの端末を利用することもで
きる。
【0148】
【発明の効果】本発明によれば、利便性の高い決済支援
技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る決済支援システムの全
体構成を示す図である。
【図2】第1の実施の形態に係る決済支援システムにお
ける処理の流れを概略的に示す図である。
【図3】第1の実施の形態に係る購入受付サーバ、決済
支援サーバ、及び決済処理サーバの内部構成を示す図で
ある。
【図4】第1の実施の形態に係る購入受付サーバの符号
情報格納部の内部データを示す図である。
【図5】第1の実施の形態に係る決済支援システムの機
能を現実の店舗にたとえて表現した図である。
【図6】第2の実施の形態に係る購入受付サーバの符号
情報格納部の内部データを示す図である。
【図7】第3の実施の形態に係る購入受付サーバ、決済
支援サーバ、及び決済処理サーバの内部構成を示す図で
ある。
【図8】第3の実施の形態に係る購入受付サーバの符号
情報格納部の内部データを示す図である。
【図9】第3の実施の形態に係る決済支援システムの機
能を現実の店舗にたとえて表現した図である。
【図10】第4の実施の形態に係る購入受付サーバの符
号情報格納部の内部データを示す図である。
【図11】第4の実施の形態に係る決済支援システムの
機能を現実の店舗にたとえて表現した図である。
【図12】第5の実施の形態に係る決済支援システムに
おける処理の流れを概略的に示す図である。
【図13】第5の実施の形態に係る購入受付サーバ、決
済支援サーバ、及び決済処理サーバの内部構成を示す図
である。
【図14】第5の実施の形態に係る決済支援システムの
機能を現実の店舗にたとえて表現した図である。
【図15】第6の実施の形態に係る購入受付サーバ、決
済支援サーバ、及び決済処理サーバの内部構成を示す図
である。
【図16】第6の実施の形態に係る決済支援システムの
機能を現実の店舗にたとえて表現した図である。
【図17】第6の実施の形態に係る決済支援システムに
おいて、符号情報変更部により、符号情報の割り当て状
況が変更された様子を示す図である。
【図18】第7の実施の形態に係る購入受付サーバ、決
済支援サーバ、決済処理サーバ、及び管理サーバの内部
構成を示す図である。
【図19】第8の実施の形態に係る決済支援システムに
おける処理の流れを概略的に示す図である。
【図20】第8の実施の形態に係る購入受付サーバ、決
済支援サーバ、及び決済処理サーバの内部構成を示す図
である。
【図21】第9の実施の形態に係る決済支援システムに
おける処理の流れを概略的に示す図である。
【図22】第9の実施の形態に係る決済支援サーバ及び
決済処理サーバの内部構成を示す図である。
【図23】第10の実施の形態に係る決済支援システム
における処理の流れを概略的に示す図である。
【図24】第10の実施の形態に係る決済支援システム
において、決済支援サーバから購入受付サーバへの応答
情報送信の際に通信障害が発生したときの処理の手順を
示す図である。
【図25】第10の実施の形態に係る決済支援システム
において、購入受付サーバから決済支援サーバへの受信
状況通知の際に通信障害が発生したときの処理の手順を
示す図である。
【図26】第10の実施の形態に係る購入受付サーバ、
決済支援サーバ、及び決済処理サーバの内部構成を示す
図である。
【図27】第11の実施の形態に係る決済支援システム
において、決済支援サーバから購入受付サーバへの応答
情報送信の際に通信障害が発生したときの処理の手順を
示す図である。
【図28】第12の実施の形態に係る決済支援システム
において、決済支援サーバから購入受付サーバへの応答
情報送信の際に通信障害が発生したときの処理の手順を
示す図である。
【図29】第13の実施の形態に係る決済支援システム
における処理の流れを概略的に示す図である。
【図30】第13の実施の形態に係る購入受付サーバ、
決済支援サーバ、及び決済処理サーバの内部構成を示す
図である。
【図31】実施の形態に係る購入受付サーバ、決済支援
サーバ、決済処理サーバ、及び管理サーバのハードウェ
アコンポーネントを示す図である。
【符号の説明】 10・・・決済支援システム、100・・・購入受付サ
ーバ、114・・・応答情報提示部、116・・・金額
変更要求受付部、118・・・金額変更要求送信部、1
30・・・照会情報生成部、131・・・要求情報生成
部、132・・・符号情報付与部、134・・・符号情
報格納部、136・・・符号情報管理部、140・・・
照会情報保持部、142・・・バッチ処理部、150・
・・照会情報送信部、151・・・要求情報送信部、1
60・・・応答情報受信部、162・・・金額変更応答
受信部、170・・・受信状況通知部、172・・・判
断部、200・・・決済支援サーバ、210・・・照会
情報受信部、211・・・要求情報受信部、212・・
・金額変更要求受部、214・・・返品処理要求部、
216・・・返品処理応答受信部、218・・・再売上
要求部、220・・・照会情報受付部、221・・・再
売上応答受信部、222・・・決済履歴データベース、
224・・・返品処理要求取消部、232・・・符号情
報付与部、234・・・符号情報格納部、236・・・
符号情報管理部、238・・・符号情報変更部、240
・・・照会情報保持部、242・・・バッチ処理部、2
50・・・照会情報送信部、251・・・要求情報送信
部、260・・・応答情報受信部、270・・・応答情
報送信部、272・・・受信状況取得部、274・・・
判断部、276・・・出力部、278・・・解放要求送
信部、280・・・応答情報変換部、300・・・決済
処理サーバ、310・・・照会情報受付部、311・・
・要求情報受付部、320・・・与信可否判断部、32
1・・・オーソリ処理部、330・・・ユーザデータベ
ース、340・・・応答情報生成部、350・・・応答
情報送信部、400・・・管理サーバ、432・・・符
号情報付与部、434・・・符号情報格納部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−329144(JP,A) 特開 昭60−65376(JP,A) 特開2000−268097(JP,A) 特開 平9−252349(JP,A) 特開 平6−89263(JP,A) 特開2000−331095(JP,A) 特開2001−250058(JP,A) 特開2001−175737(JP,A) 特開 平11−282735(JP,A) 特開 平11−215205(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/60 JICSTファイル(JOIS)

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザから商品又は役務の購入要求を受
    け付ける購入受付サーバと、 購入に伴う決済を支援する決済支援サーバと、を備え、 複数の要求の並列処理機能と、金額変更処理機能とを有
    する決済支援システムにおいて、 前記購入受付サーバは、 前記並列処理機能を実現するために、 ユーザから購入に伴う決済要求を受け付けたときに、そ
    のユーザに対する与信の可否を照会するための照会情報
    を生成する生成部と、 前記照会情報に付与するための符号情報を複数格納する
    格納部と、 前記格納部に格納された複数の前記符号情報のうち、使
    用中でない符号情報を読み出して、前記照会情報に付与
    する付与部と、 前記照会情報を前記決済支援サーバに送信する第1の照
    会情報送信部と、 前記照会に対する応答情報を、決済を行う決済処理サー
    バから、前記決済支援サーバを介して受信する応答情報
    受信部と、を含み、 前記金額変更処理機能を実現するために、 既に要求した決済の金額を変更するよう要求するための
    金額変更要求情報を生成して前記決済支援サーバへ送信
    する金額変更要求送信部と、 前記金額変更要求情報に対する金額変更応答情報を前記
    決済支援サーバから受信する金額変更応答受信部と、を
    含み、 前記決済支援サーバは、 前記並列処理機能を実現するために、 前記購入受付サーバから前記照会情報を受け付けて前記
    決済処理サーバへ送信する第2の照会情報送信部と、 前記決済処理サーバから前記応答情報を受け付けて前記
    購入受付サーバへ送信する応答情報送信部と、を含み、 前記金額変更処理機能を実現するために、 前記購入受付サーバから、前記既に要求した決済の識別
    情報と、変更後の金額 とを含む前記金額変更要求情報を
    受け付ける金額変更要求受部と、 前記既に要求した決済について返品処理を行うよう前記
    決済処理サーバへ要求する返品処理要求部と、 前記返品処理に対する返品処理応答情報を前記決済処理
    サーバから受信する返品処理応答受信部と、 前記返品処理が成功したときに、つづいて、金額が変更
    された新たな決済を前記決済処理サーバへ要求する再売
    上要求部と、 前記新たな決済の要求に対する再売上応答情報を前記決
    済処理サーバから受信する再売上応答受信部と、を含
    み、 前記応答情報送信部は、前記金額変更処理機能を実現す
    るときには、前記返品処理応答情報および前記再売上応
    答情報に基づいて、前記金額変更応答情報を生成して前
    記購入受付サーバへ送信し、 前記購入受付サーバは、既に要求した決済の金額を変更
    する際に、返品処理と再売上を要求することなく、1回
    だけ金額変更を要求する ことを特徴とする決済支援シス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記購入受付サーバは、前記商品又は役
    務の複数の提供主体に対する購入要求を受け付け、 前記格納部は、前記提供主体ごとに、その提供主体が利
    用可能な複数の符号情報を格納し、 前記付与部は、提供主体が利用可能な複数の符号情報の
    うち、使用中でない符号情報を読み出して、前記照会情
    報に付与することを特徴とする請求項1に記載の決済支
    援システム。
  3. 【請求項3】 前記購入受付サーバは、前記符号情報の
    使用状況を管理する管理部をさらに含み、 前記管理部は、前記符号情報が前記付与部により前記照
    会情報に付与されたときに、その符号情報の使用状況を
    使用中とし、前記応答情報受信部が前記応答情報を受信
    したときに、その応答情報に対応する照会情報に付与さ
    れた符号情報の使用状況を非使用中とすることを特徴と
    する請求項1または2に記載の決済支援システム。
  4. 【請求項4】 前記管理部は、所定の時間が経過しても
    前記応答情報受信部が前記応答情報を受信しなかったと
    きに、その応答情報に対応する照会情報に付与された符
    号情報の使用状況を非使用中とすることを特徴とする請
    求項3に記載の決済支援システム。
  5. 【請求項5】 前記格納部は、前記購入受付サーバまた
    は前記提供主体による照会の頻度に応じて予め割り当て
    られた前記符号情報を格納することを特徴とする請求項
    1から4のいずれかに記載の決済支援システム。
  6. 【請求項6】 前記格納部は、前記提供主体ごとに、そ
    の提供主体における照会の頻度の変動状況に応じて動的
    に割り当てられた前記符号情報を格納することを特徴と
    する請求項2から4のいずれかに記載の決済支援システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記付与部は、前記ユーザが購入する商
    品又は役務の種類に基づいて、前記照会情報に付与すべ
    き前記符号情報を決定することを特徴とする請求項1か
    のいずれかに記載の決済支援システム。
  8. 【請求項8】 前記付与部は、前記ユーザの属性情報に
    基づいて、前記照会情報に付与すべき前記符号情報を決
    定することを特徴とする請求項1からのいずれかに記
    載の決済支援システム。
  9. 【請求項9】 前記決済支援サーバは、決済の履歴情報
    を格納する履歴データベースをさらに含み、 前記金額変更要求受信部は、前記既に要求した決済の識
    別情報をもとに、前記履歴データベースを参照し、前記
    既に要求した決済の金額を取得することを特徴とする請
    求項1から8のいずれかに記載の決済支援システム。
  10. 【請求項10】 前記返品処理応答受信部が返品処理に
    失敗した旨の返品処理応答情報を受信したときに、その
    旨を前記応答情報送信部により前記購入受付サーバへ送
    信することを特徴とする請求項1からのいずれかに記
    載の決済支援システム。
  11. 【請求項11】 前記再売上応答受信部が再売上処理に
    失敗した旨の再売上応答情報を受信したときに、その旨
    を前記応答情報送信部により前記購入受付サーバへ送信
    するとともに、返品処理要求取消部により前記返品処理
    を取り消すよう前記決済処理サーバへ要求することを特
    徴とする請求項1から10のいずれかに記載の決済支援
    システム。
  12. 【請求項12】 ユーザから商品又は役務の購入要求を
    受け付ける購入受付サーバと、 購入に伴う決済を支援する決済支援サーバと、を備え、 前記購入受付サーバは、 ユーザから購入に伴う決済要求を受け付けたときに、そ
    のユーザに対する与信の可否を照会し、与信枠を確保す
    るよう要求するための照会情報を生成する生成部と、 前記照会情報に付与するための符号情報を複数格納する
    格納部と、 前記格納部に格納された複数の前記符号情報のうち、使
    用中でない符号情報を読み出して、前記照会情報に付与
    する付与部と、 前記照会情報を前記決済支援サーバに送信する第1の照
    会情報送信部と、 前記照会に対する応答情報を前記決済支援サーバから受
    信する応答情報受信部と、 前記応答情報の受信状況を前記決済支援サーバへ通知す
    る受信状況通知部と、を含み、 前記決済支援サーバは、 前記購入受付サーバから前記照会情報を受け付けて、決
    済処理を行う決済処理サーバへ送信する第2の照会情報
    送信部と、 前記決済処理サーバから前記応答情報を受け付けて前記
    購入受付サーバへ送信する応答情報送信部と、 前記受信状況を前記購入受付サーバから取得する受信状
    況取得部と、を含み、 前記受信状況通知部は、ユーザの端末のウェブブラウザ
    のタイムアウト時間よりも短い第2の時間が経過しても
    前記応答情報受信部が前記応答情報を受信しなかったと
    きに、その旨を前記決済支援サーバへ通知し、 前記決済支援サーバは、前記受信状況通知部から、前記
    応答情報を受信しなかった旨の通知を取得したときに、
    前記決済処理サーバから与信枠の確保に成功した旨の応
    答情報を受信していた場合には、前記決済処理サーバ
    に、確保された与信枠を解放するよう要求する解放要求
    送信部をさらに含む ことを特徴とする決済支援システ
    ム。
  13. 【請求項13】 前記購入受付サーバは、前記第2の時
    間が経過しても前記応答情報受信部が前記応答情報を受
    信しなかったときに、その決済の要求を取り消すか否か
    を判断する第1の判断部をさらに含み、 前記受信状況通知部は、前記第1の判断部が前記決済の
    要求を取り消すと判断したときに、その旨を前記決済支
    援サーバへ通知し、 前記決済支援サーバは、前記受信状況通知部から、前記
    決済の要求を取り消す旨の通知を取得したときに、前記
    決済処理サーバに、確保された与信枠を解放するよう要
    求する解放要求送信部をさらに含む ことを特徴とする請
    求項12に記載の決済支援システム。
  14. 【請求項14】 前記解放要求送信部は、ユーザの端末
    のウェブブラウザのタイムアウト時間よりも長い第3の
    時間が経過しても前記受信状況取得部が前記受信状況を
    受信しなかったときに、前記決済処理サーバに、確保さ
    れた与信枠を解放するよう要求することを特徴とする請
    求項12または13に記載の決済支援システム。
  15. 【請求項15】 ユーザから商品又は役務の購入要求を
    受け付ける購入受付サーバと、 購入に伴う決済を支援する決済支援サーバと、を備え、 前記購入受付サーバは、 ユーザから購入に伴う決済要求を受け付けたときに、そ
    のユーザに対する与信の可否を照会し、与信枠を確保す
    るよう要求するための照会情報を生成する生成部と、 前記照会情報に付与するための符号情報を複数格納する
    格納部と、 前記格納部に格納された複数の前記符号情報のうち、使
    用中でない符号情報を読み出して、前記照会情報に付与
    する付与部と、 前記照会情報を前記決済支援サーバに送信する第1の照
    会情報送信部と、 前記照会に対する応答情報を前記決済支援サーバから受
    信する応答情報受信部と、 前記応答情報の受信状況を前記決済支援サーバへ通知す
    る受信状況通知部と、を含み、 前記決済支援サーバは、 前記購入受付サーバから前記照会情報を受け付けて、決
    済処理を行う決済処理サーバへ送信する第2の照会情報
    送信部と、 前記決済処理サーバから前記応答情報を受け付けて前記
    購入受付サーバへ送信する応答情報送信部と、 前記受信状況を前記購入受付サーバから取得する受信状
    況取得部と、を含み、 前記受信状況通知部は、前記応答情報受信部が前記応答
    情報を受信したときに、その旨を前記決済支援サーバへ
    通知し、 前記応答情報受信部は、第1の時間が経過しても前記応
    答情報を受信しなかったときに、前記決済支援サーバに
    前記応答情報の送信を要求し、 前記決済支援サーバは、ユーザの端末のウェブブラウザ
    のタイムアウト時間よりも長い第3の時間が経過しても
    前記受信状況取得部が前記受信状況を受信しなかったと
    きに、前記決済処理サーバから与信枠の確保に成功した
    旨の応答情報を受信していた場合には、前記決済処理サ
    ーバに、確保された与信枠を解放するよう要求する解放
    要求送信部をさらに含む ことを特徴とする決済支援シス
    テム。
  16. 【請求項16】 前記決済支援サーバは、前記第3の時
    間が経過しても前記受信状況取得部が前記受信状況を受
    信しなかったときに、前記決済処理サーバに確保された
    与信枠を解放するよう要求するか否かを判断する第2の
    判断部をさらに含み、前記解放要求送信部は、 前記第2の判断部が要求すると
    判断したときに、前記決済処理サーバに、確保された与
    信枠を解放するよう要求することを特徴とする請求項
    4または15に記載の決済支援システム。
  17. 【請求項17】 前記決済支援サーバは、前記第3の時
    間が経過しても前記受信状況取得部が前記受信状況を受
    信しなかった決済の情報を出力する出力部をさらに備え
    ることを特徴とする請求項14から16のいずれかに記
    載の決済支援システム。
  18. 【請求項18】 前記解放要求送信部は、前記第3の時
    間が経過しても前記受信状況取得部が前記受信状況を受
    信しなかった決済について、与信枠を確保できたにも関
    わらず、前記購入受付サーバが前記応答情報を受信して
    いなかったことを示す確認情報を取得したときに、前記
    決済処理サーバに、確保された与信枠を解放するよう要
    求することを特徴とする請求項17に記載の決済支援シ
    ステム。
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