JP2004084818A - 直動装置 - Google Patents

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Nobuaki Fujimura
藤村 信明
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Abstract

【課題】合成樹脂製のエンドキャップと、このエンドキャップが直動方向両端に固定されるスライダ主要部とからなるスライダを、溶着により一体化する際に、溶融した溶着代が方向転換路内や潤滑溝内に入らないようにする。
【解決手段】エンドキャップ60の枠体50側の面60aに、溶着代をなす突起68を形成する。枠体50のエンドキャップ取り付け面50aに、潤滑溝52bと、溶融した溶着代を受ける受け溝59を形成する。受け溝59は、溶着代をなす突起68と潤滑溝52bの間となる位置に形成する。
【選択図】   図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、案内レールとスライダと複数個の転動体とで構成される直動装置(リニアガイド装置)に関する。
【0002】
【従来の技術】
リニアガイド装置の従来例を図10に示す。この図に示すように、リニアガイド装置は、案内レール1とスライダ(「ベアリング」とも称される。)2と複数個のボール(転動体)3とで構成される。
案内レール1は、長手方向に平行に延びる転動溝11を両側面に有する。スライダ2は、案内レール1の幅方向両側に配置される脚部2Aと、両脚部2Aを連結する水平部2Bとからなる。水平部2Bは、案内レール1の厚さ方向(長さ方向と幅方向の両方に垂直な方向)一端側(この図では、案内レール1の上面側)に配置されている。そして、スライダ2の両内側面が案内レール1の両側面に対向配置されている。
【0003】
スライダ2は、直動方向で本体21とエンドキャップ22とに分割され、エンドキャップ22が本体21の直動方向両端に配置されている。この本体21の両内側面に、案内レール1の転動溝11と対向する転動溝21aが形成されている。これらの転動溝11,21aでボール3の転動通路12が形成される。
スライダ2の本体21の転動溝21aより外側に、直線状の戻し通路21bが形成されている。エンドキャップ22の案内レール1の両側面に配置される部分(脚部2Aの外側部分)に、半円弧状の方向転換路22aが形成されている。この方向転換路22aで転動通路12と戻し通路21bとが連通され、これら各路でボール3を無限に循環させる循環経路25が構成される。
【0004】
このリニアガイド装置は循環経路を四本(二対四列)備えており、各循環経路25をボール3が転がることによって、スライダ2が案内レール1に沿ってスライドする。
従来のリニアガイド装置では、戻し通路21bを、金属製の本体21に穴あけ加工を施すことにより形成しているが、この作業には手間とコストがかかる。この問題を解決するために、特開平7−317762号公報には、脚部の幅方向外側部分(戻し通路が形成されている部分)を、合成樹脂からなる成形体として金属製のブロック体に一体成形することにより、合成樹脂からなる戻し通路を有するスライダを得ることが記載されている。また、このスライダでは、前記成形体に方向転換路の内側溝を戻し通路と連続させて設け、エンドキャップを前記成形体の直動方向両端部をなす端面形成部材にボルトで固定している。
【0005】
これに対して、特開平10−115316号公報には、前記端面形成部材に対するエンドキャップの固定を、ボルトを用いず溶着法で行うことにより、転動体の円滑な循環を確保することが記載されている。この公報に記載の例では、図11に示すように、エンドキャップ60の端面形成部材を取り付ける面に、グリースニップル取り付け穴67から方向転換路の外側溝63aに向けて延びる潤滑溝52bと、溶着代をなす突起68が形成されている。そして、溶着代をなす突起68は、潤滑溝52bと外側溝63aを取り囲むように連続的に設けてある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特開平10−115316号公報に記載されているように、前記端面形成部材に対するエンドキャップの固定を溶着法で行う場合には、溶融した溶着代が方向転換路内や潤滑溝内に入ることを防止する必要がある。この公報には、この点を考慮して、溶着代をなす突起を方向転換路や潤滑溝から所定距離離しておくことが好ましいと記載されている。しかしながら、特に小型のリニアガイド装置では取り付け面が小さいため、溶融した溶着代が方向転換路内や潤滑溝内に入らないために十分な距離を確保することは難しい。
【0007】
本発明は、このような従来技術の課題を解決するためになされたものであり、合成樹脂製のエンドキャップと、合成樹脂製の端面形成部材を備えたスライダ主要部と、からなり、これらが溶着により一体化されたスライダを有するリニアガイド装置において、小型のリニアガイド装置であっても、溶着工程で溶融した溶着代が方向転換路内や潤滑溝内に入らないようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、案内レールとスライダと複数個の転動体とで構成され、案内レールの幅方向両側面に、転動体の転動溝が形成され、スライダは、案内レールの幅方向両側に配置される脚部と、案内レールの厚さ方向一端側に配置されて両脚部を連結する水平部とからなるとともに、前記両脚部の内側面に、案内レールの転動溝に対向配置される転動溝を有し、この転動溝と案内レールの転動溝とにより転動体の転動通路が形成され、前記両脚部に転動体の戻し通路が形成され、前記両脚部にはまた、前記戻し通路と前記転動通路を連通させる方向転換路が形成され、前記転動通路、戻し通路、および方向転換路で構成された循環経路内を転動体が転動することにより、案内レールおよびスライダの一方が他方に対して相対的に直動する直動装置であって、前記スライダは、直動方向両端部を成す合成樹脂製のエンドキャップと、このエンドキャップが直動方向両端に固定されるスライダ主要部とからなり、スライダ主要部は、エンドキャップの取り付け面をなす合成樹脂製の端面形成部材を有し、方向転換路は、エンドキャップに設けた外側溝と前記端面形成部材に設けた内側溝で構成され、エンドキャップの端面形成部材側の面または端面形成部材のエンドキャップ取り付け面に、方向転換路に潤滑油を導入する潤滑溝および溶着代をなす突起が形成され、前記端面形成部材とエンドキャップとの溶着により、スライダ主要部とエンドキャップとが一体化されている直動装置において、下記の構成▲1▼または構成▲2▼を必須要件とする直動装置を提供する。
▲1▼エンドキャップの端面形成部材側の面または端面形成部材のエンドキャップ取り付け面の、前記突起と潤滑溝の間となる位置に、溶融した溶着代を受ける受け溝が形成されている。
▲2▼エンドキャップの端面形成部材側の面および端面形成部材のエンドキャップ取り付け面のいずれか一方の面の、前記突起と潤滑溝の間となる位置に、凹部が形成され、他方の面には、前記凹部に嵌まる凸部が形成されている。
【0009】
本発明はまた、本発明の直動装置において、前記スライダ主要部が前記方向転換路の内側溝に連続する合成樹脂製の戻し通路を備え、戻し通路の開口周囲の面またはこの面と対向するエンドキャップの面に、溶着代をなす突起が形成され、下記の構成▲3▼または構成▲4▼を有する直動装置を提供する。
▲3▼戻し通路の開口周囲の面またはこの面と対向するエンドキャップの面の、前記突起と戻し通路の間となる位置に、溶融した溶着代を受ける受け溝が形成されている。
▲4▼戻し通路の開口周囲の面およびこの面と対向するエンドキャップの面のいずれか一方の面の、前記突起と戻し通路の間となる位置に、凹部が形成され、他方の面には、前記凹部に嵌まる凸部が形成されている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に相当するリニアガイド装置(直動装置)を示す斜視図である。このリニアガイド装置は、案内レール1とスライダ2と複数個のボール(転動体)3とで構成されている。
【0011】
案内レール1は、長手方向に平行に延びる転動溝11を両側面に有する。スライダ2は、案内レール1の幅方向両側に配置される脚部2Aと、両脚部2Aを連結する水平部2Bとからなる。水平部2Bは、案内レール1の厚さ方向一端側(この図では、案内レール1の上面側)に配置されている。そして、スライダ2の両内側面が案内レール1の両側面に対向配置されている。
【0012】
スライダ2の両脚部2Aの内側面に、案内レール1の転動溝11と対向する転動溝21aが形成されている。これらの転動溝11,21aでボール3の転動通路12が形成される。
両脚部2Aの外側部分に、ボールの戻し通路21bが直線状に形成され、さらに、この戻し通路21bと転動通路12を連通させる方向転換路22aが形成されている。そして、戻し通路21bと転動通路12と方向転換路22aとで、ボール3を無限に循環させる循環経路25が構成されている。このリニアガイド装置は循環経路を二本(一対二列)備えており、各循環経路をボール3が転がることによって、スライダ2が案内レール1に沿ってスライドする。
【0013】
この実施形態のスライダ2は、金属製の本体40と、合成樹脂製の枠体(端面形成部材)50と、合成樹脂製のエンドキャップ60と、合成樹脂製のトップカバー(板状部材)8とで構成されている。また、エンドキャップ60の外側にはサイドシール7が取り付けてある。
スライダ2の分解状態を、図2に斜視図で示す。また、本体40の正面図を図3に、枠体50の図2のA−A線断面図を図4に示す。
【0014】
図2に示すように、本体40は、両脚部2Aの幅方向内側部分をなす内脚41と、スライダ全体の水平部2Bの主要部分をなす本体水平部42とからなる。また、内脚41の内側に転動溝21aが形成され、内脚41の外側に転動溝21aと平行な凹部43が設けてある。本体40の幅方向両端面において、凹部43と本体水平部42との間は、凹部43側の寸法が小さいテーパ状面44に形成されている。
【0015】
また、水平部2Bの上面のスライダ幅方向中央部分に凹部46Aが形成され、この凹部46Aの両脇の外側部分47に、テーブル等の他部材取り付け用の二個の雌ねじ穴47aが、直動方向に所定間隔をおいて形成されている。この凹部46Aと両外側部分47との間に、縁部48と傾斜部49が、凹部46Aから外側部分に向けてこの順に形成されている。縁部48の面は凹部46Aより僅かに高い面となっており、両縁部48間の距離が、トップカバー8の幅より僅かに大きな寸法になっている。すなわち、本体40の水平部2Bの上面は、凹部46A内にトップカバー8が遊嵌されるように形成されている。
【0016】
なお、この本体4は、SUS440C等の金属からなる素材を、引き抜き加工後に切削加工すること等により製作される。
トップカバー8は、長方形の板状のカバー部81と、カバー部81の長さ方向(直動方向)両端に設けた足部(係合部)82および二対四個の突起(係合部)83とからなる。足部82は、カバー部81の板面から垂直に延びるように形成され、カバー部81の板幅方向中央に対応する足部82の位置に、円弧状の凹部84が形成されている。突起83は、円柱状であって、その基端が足部82の下面に配置され、その先端は、カバー部81の長さ方向両端から外側に向けて突出している。カバー部81の長さ(直動方向の寸法)は、枠体50の直動方向の寸法と同じである。
【0017】
このトップカバー8は、本体40の枠体50に対する上下方向の抜けを確実に防止するために使用される。
枠体50は、両脚部2Aの幅方向外側部分をなす外脚51と、スライダ全体の水平部2Bの直動方向端部分をなす枠体水平部52とからなる。
外脚51は、第一部分51aと第二部分51bとからなり、第一部分51aは両枠体水平部52を連結するように配置され、その内部に戻し通路21bが形成されている。第二部分51bは、第一部分51aから両枠体水平部52の外面方向に延びる半円弧状の突起であり、この突起に、戻し通路21bに連続する方向転換路22aの内側溝53が形成されている。
【0018】
また、第一部分51aと第二部分51bとの間には段差部51cが存在する。第一部分51aの上面(枠体水平部52側の面)は、本体4のテーパ状面44と嵌合するテーパ状面51dに形成されている。外脚51の第一部分51aの内側に、戻し通路21bと平行な凸部54が形成されている。
枠体水平部52には、本体40の凹部46Aに連続する凹部52aが形成され、さらに直動方向端部に、トップカバー8の直動方向両端部に設けた係合部(足部82、突起83、凹部84)が嵌合する凹部(嵌合部)58が形成されている。この凹部58には、トップカバー8の二つの突起83が嵌合する二つの円弧状凹部58aと、二つの円弧状凹部58aの間(幅方向中心部)に配置された、トップカバー8の凹部84が嵌合する円弧状凸部58bとが形成されている。
【0019】
また、枠体水平部52には、円弧状凸部58bをなす円と同心の円からなる穴57aが形成されている。この穴57aは、エンドキャップ6に設けた貫通穴(グリースニップル取り付け穴)67と連通する潤滑油導入用の穴である。また、この枠体水平部52の外側面(エンドキャップ60の取り付け面)50aには、潤滑油導入用穴57aから方向転換路22aの内側溝53に向かう潤滑溝52bが形成されている。
【0020】
この枠体水平部52の外側面50aには、さらに、潤滑溝52bに沿って、潤滑溝52bよりも上側(凹部58側)となる位置に、枠体水平部52の幅方向全体に渡って、潤滑油導入用穴57aの部分ではこれより上側に、溶融した溶着代を受ける受け溝59が形成されている。この受け溝59は、外脚51の第一部分51aにも形成されている。その形成位置は、外脚51の直動方向端面(戻し通路21bの開口周囲の面)51eの幅方向外側と下側である。
【0021】
なお、この枠体50は、POM(ポリオキシメチレン、別名:ポリアセタール)、ポリアミド等の合成樹脂を射出成形することにより作製される。
エンドキャップ60は、枠体50の直動方向両端部に配置される部材であり、両脚部2Aの直動方向端部分をなす端脚61と、スライダ全体の水平部2Bの直動方向最端部分をなすエンドキャップ水平部62とからなる。端脚61の枠体側に、半円弧状の凹みを有する突起63が形成され、この突起63に方向転換路22aの外側溝63aが形成されている。この外側溝63aの幅方向内側の端部がタング63bとなっている。また、両突起63の間に、エンドキャップ水平部62の下面から延びる板状材64が、両突起63と同じ突出長さで形成されている。
【0022】
エンドキャップ水平部62の幅方向中央部には貫通穴67が形成されている。この貫通穴67はグリースニップル取り付け穴であり、枠体50の穴57aはこれに連通するように形成され、サイドシール7にもこれに連通する貫通穴71が形成されている。エンドキャップ水平部62の幅方向両端部には、サイドシール7を固定するためのタッピンネジ72(図1参照)を通す貫通穴66bが形成されている。
【0023】
エンドキャップ水平部62の直動方向内面(枠体側の面)60aには、溶着代をなす突起68が形成されている。この突起68は、枠体水平部52の潤滑溝52bに対応させて、これよりも少し外側となる位置に、グリースニップル取り付け穴67の部分ではこれより上側(図2の上下方向で)に形成されている。また、この突起68は、端脚61の突起63の枠体50側の面63cにも形成されている。その形成位置は、枠体50の外脚51の直動方向端面51eに設けた受け溝59よりも幅方向で外側であり、図2の上下方向でさらに下側である。なお、図2の上下方向とは、スライダの水平部側を上、脚部側を下とする方向である。
【0024】
ここで、この実施形態における、溶着代をなす突起68と、潤滑溝52bおよび戻し通路21bと、受け溝59との位置関係を図5に示す。潤滑溝52bが形成されている部分の断面図を図5(a)に、戻し通路21bが形成されている部分の断面図を図5(b)に示す。
図5(a)に示すように、この実施形態では、エンドキャップ60の枠体50側の面(端面形成部材側の面)60aに、溶着代をなす突起68が形成され、枠体(端面形成部材)50のエンドキャップ取り付け面50aに、潤滑溝52bと受け溝59とが形成されている。また、受け溝59は、溶着代をなす突起68と潤滑溝52bの間となる位置に形成されている。また、この例では、潤滑溝52bの断面はU字形であり、突起68の断面は三角形であり、受け溝59も三角形である。
【0025】
図5(b)に示すように、この実施形態では、枠体(端面形成部材)50の外脚51の直動方向端面(戻し通路21bの開口周囲の面)51eに、受け溝59が形成され、この面と対向するエンドキャップ60の突起63の面63cに、溶着代をなす突起68が形成されている。そして、受け溝59は、溶着代をなす突起68と戻し通路21bの間となる位置に形成されている。また、この例では、突起68の断面は三角形であり、受け溝59も三角形である。
【0026】
さらに、エンドキャップ水平部62の直動方向内面には、貫通穴67と貫通穴68aとの間の位置に、トップカバー8の突起83の先端を嵌合する円柱状の凹部(嵌合部)601が形成されている。さらに、エンドキャップ60の端脚61の外面には、サイドシール7との位置決め用の凸部69が形成されている。
なお、このエンドキャップ6は、POM等の合成樹脂を射出成形することにより製作される。
【0027】
このスライダ2は、本体40の内脚41の下端部(凹部43より本体水平部42から離れる側の端部)間のスライダ幅方向での最長外寸法W1(図3参照)が、枠体50の凸部54間のスライダ幅方向での最短寸法W2(図4参照)より大きく形成されている。
スライダ2の組み立ては、手作業あるいはプレス加工によって行われる。手作業の場合には、先ず、枠体水平部52側から枠体50内に本体40の内脚(本体の脚部側)41を入れ、例えば、本体水平部42の上面の外側部分47と、枠体50の外脚51の第一部分51aの下面とのいずれか一方に親指を当て、他方に人指し指と中指を当てて、両手により左右同時に、親指と人指し指および中指とを近づける方向の力を加える。
【0028】
これにより、枠体50が図6に示すように弾性変形して、本体40の凹部43に枠体50の凸部54が嵌合される。また、本体40の内脚41と枠体50の外脚51の第一部材51aとが嵌合され、本体40のテーパ状面44と枠体5のテーパ状面51dとが嵌合され、本体40の本体水平部42の外面と枠体50の枠体水平部52の内面とが嵌合される。
【0029】
このようにして、本体40と枠体50が容易に一体化され、幅方向および直動方向および上下方向(厚さ方向)の位置決めが精密になされる。
本体40を枠体50から外す際には、この一体化物の直動方向の一端を一方の手で持ち、他端を他方の手で持ち、それぞれの手において、例えば、本体40の本体水平部42の下面に親指を当て、枠体50の枠体水平部52の上面に人指し指と中指を当てて、親指で本体水平部42を上側に押す力と、人指し指と中指で枠体枠体水平部52の上面を下側に押す力を同時に加える。これにより、枠体50が図6に示すように弾性変形して、本体40と枠体50との各部の嵌合が解除される。
【0030】
次に、これらの凹部46A,52aにトップカバー8のカバー部81を入れ、枠体50の凹部58の各位置にトップカバー8の足部82、突起83、凹部84を嵌合する。この状態で、トップカバー8の突起83の先端は、枠体50の直動方向両端に突出している。
次に、枠体50の直動方向両端にエンドキャップ60を配置して、超音波プラスチック溶着機にかけ、エンドキャップの直動方向両端側から加圧しながら超音波振動を加え、溶着代をなす突起68を溶融させることにより、トップカバー8を挟んだ状態で枠体50とエンドキャップ60とを溶着する。
【0031】
この溶着により、トップカバー8の突起83の先端が、エンドキャップ60の凹部601内に入り、枠体50の段差部51cにエンドキャップ60の突起63が嵌め込まれる。また、エンドキャップ60の板状材64が枠体50の枠体水平部52の下面に嵌まり、トップカバー8は、枠体50およびエンドキャップ60に対して嵌合により係止される。また、枠体50の枠体水平部52の潤滑油導入用穴57aとエンドキャップ60の貫通穴67とが連通する。
【0032】
これにより、エンドキャップ60が枠体50に固定され、トップカバー8の直動方向両端がエンドキャップ60および枠体50に対して固定される。このトップカバー8の固定により、本体40は枠体50に対して上下方向で固定される。その結果、エンドキャップ60、枠体50と本体40とからなるスライダ主要部、およびトップカバー8が一体化され、スライダ2が組み立てられる。
【0033】
なお、前述の溶着時に、溶融した溶着代68は、エンドキャップ60と枠体50との間で押しつぶされて広がるが、潤滑溝52b側に広がった溶融物は、受け溝59に入って潤滑溝52bには入らない。また、戻し通路21b側に広がった溶融物は、受け溝59に入って戻し通路21b内に入らないため、外側溝63aと内側溝53とで構成される方向転換路にも入らない。
【0034】
このようにして組み立てられたスライダ2と、ボール3と、案内レール1と、サイドシール7と、保持ワイヤWとを用いて、図1に示すリニアガイド装置を組み立てる。その際には、先ず、スライダ2の戻し通路21bと方向転換路22aと転動溝21aにボール3を入れて、転動溝21aに入れたボール3を保持ワイヤWで保持した後、このスライダ2を案内レール1を組み込む。
【0035】
次に、エンドキャップ60の凸部69を利用して、サイドシール7をスライダ2に位置決めし、エンドキャップ60の貫通穴66bを使用して、タッピンネジ72によりサイドシール7をスライダ2に固定する。次に、サイドシール7の貫通穴71を介して、エンドキャップ60のグリースニップル取り付け穴67にグリースニップルを挿入する。
【0036】
上述のように、この実施形態のリニアガイド装置によれば、溶着代が溶融して潤滑溝52b側や戻し通路21bの開口側に広がった溶融物は、受け溝59に入って、潤滑溝52bや戻し通路21b(およびこれに連続する方向転換路)内には入らない。したがって、溶着代をなす突起を方向転換路や潤滑溝の近くに設けても、溶融した溶着代を方向転換路内や潤滑溝内に入らないようにすることができる。その結果、小型のリニアガイド装置であっても容易に、溶着工程で溶融した溶着代が方向転換路内や潤滑溝内に入らないようにすることができる。
【0037】
また、この実施形態のリニアガイド装置によれば、スライダ2を、転動溝21aを有する本体40と、戻し通路21bと方向転換路22aの内側溝53を有する枠体50と、方向転換路22aの外側溝63aを有するエンドキャップ60とに分割しているため、戻し通路部分を含む成形体(この実施形態の枠体50に相当する部分)を本体に一体成形するスライダ(特開平7−317762号公報等に記載のスライダ)と比較して、成形後に転動溝形状の修正を容易に行うことができる。
【0038】
また、枠体50を単体で成形しているため、一体成形の場合よりも成形性が良好であるとともに、金型の構造を単純なものにできる。また、枠体50の生産が本体40の生産とは独立して進められるため、成形の効率を追求した生産体制をとることができる。さらに、本体40と枠体50は、前述のように手作業でも簡単に着脱することができる。
【0039】
これに加えて、この実施形態のリニアガイド装置によれば、スライダ2の組み立てを超音波溶着で行っているため、金属に雌ねじを形成する必要がない。すなわち、この実施形態のスライダは、エンドキャップを本体にネジ止めで固定する場合と比較して、生産性の点で有利である。
なお、上記実施形態では、受け溝59を、溶着代をなす突起68と潤滑溝52bおよび戻し通路21bの間となる位置にだけ設けているが、この位置にだけではなく、例えば図7に示すように、溶着代をなす突起68の潤滑溝52b(および/または戻し通路21b)とは反対側となる位置にも設けてもよい。すなわち、突起68の両側に受け溝59が形成されていてもよい。
【0040】
また、上記実施形態では、受け溝59を、溶着代をなす突起68が形成されていない側の面に設けているが、図8に示すように、受け溝59を、溶着代をなす突起68が形成されている面と同じ面(ここでは、エンドキャップ60の枠体側の面60a)に設けてもよい。
また、受け溝59を設ける代わりに、図9に示すように、エンドキャップ60の枠体側の面60aであって、溶着代をなす突起68と潤滑溝52b(および/または戻し通路21b)の間となる位置に凹部91を設け、枠体50のエンドキャップ取り付け面50aにこの凹部91に嵌まる凸部92を設けても良い。この場合、凸部92の突出高さT1を、溶着代をなす突起68の突出高さT2よりも高くすることによって、潤滑溝52b(および/または戻し通路21b)への溶着代の溶融物の流入を確実に防止することができる。なお、前記凹部91を突起68が形成されていない面に、凸部92を突起68が形成されている面に設けても良い。
【0041】
また、上記実施形態では、受け溝59の断面形状を三角形にしているが、これに限定されず、長方形、半円形、台形等いずれの形状であってもよい。
また、上記実施形態では、スライダ2が、転動溝21aを有する本体40と、戻し通路21bと方向転換路22aの内側溝53を有する枠体50と、方向転換路22aの外側溝63aを有するエンドキャップ60とに分割されているが、本発明はこれに限定されない。例えば、上記実施形態の枠体50が本体40に一体成形されていて、エンドキャップ60のみが分割できるようになっている構造のスライダを備えたリニアガイド装置も、本発明の直動装置に含まれる。
【0042】
また、この実施形態では、循環経路を二本(一対二列)備えたリニアガイド装置(直動装置)について述べているが、本発明の直動装置は循環経路の本数に特徴があるものではなく、四本(二対四列)以上有するリニアガイド装置も本発明の直動装置に当然に含まれる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の直動装置によれば、合成樹脂製のエンドキャップと、合成樹脂製の端面形成部材を備えたスライダ主要部と、からなり、これらが溶着により一体化されたスライダを有するリニアガイド装置において、小型のリニアガイド装置であっても容易に、溶着工程で溶融した溶着代が方向転換路内や潤滑溝内に入らないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に相当するリニアガイド装置(直動装置)を示す斜視図である。
【図2】図1のリニアガイド装置を構成するスライダの実施形態を示す図であって、このスライダの分解状態を示す斜視図である。
【図3】図2のスライダを構成する本体を示す正面図である。
【図4】図2のスライダを構成する枠体を示す図であって、図2のA−A線断面図に相当する。
【図5】図2のスライダにおける、溶着代をなす突起と、潤滑溝および戻し通路と、受け溝との位置関係を示す断面図である。
【図6】図4の枠体の弾性変形状態を示す断面図である。
【図7】受け溝を、溶着代をなす突起と潤滑溝(および/または戻し通路)との間だけでなく、突起の潤滑溝(および/または戻し通路)とは反対側となる位置にも設けた例を示す断面図である。
【図8】受け溝を、溶着代をなす突起が形成されている面と同じ面(ここでは、エンドキャップの枠体側の面)に設けた例を示す断面図である。
【図9】受け溝を設ける代わりに、凹部とこの凹部に嵌まる凸部を設けた例を示す断面図である。
【図10】リニアガイド装置の従来例を示す斜視図である。
【図11】特開平10−115316号公報に記載されたスライダのエンドキャップを示す正面図である。
【符号の説明】
1 案内レール
11 転動溝
12 ボールの転動通路
2 スライダ
2A スライダの脚部
2B スライダの水平部
21a 転動溝
21b ボールの戻し通路
22a 方向転換路
25 循環経路
3 ボール(転動体)
40 本体
41 内脚
42 本体水平部
43 転動溝と平行な凹部
44 テーパ状面
46A 凹部
47 凹部の両脇の外側部分
47a 雌ねじ穴
48 縁部
49 傾斜部
50 枠体(端面形成部材)
50a 枠体水平部の外側面(エンドキャップの取り付け面)
51 外脚
51a 外脚の第一部分
51b 外脚の第二部分
51c 段差部
51d テーパ状面
51e 外脚の直動方向端面(戻し通路の開口周囲の面)
52 枠体水平部
52a 本体の凹部に連続する凹部
53 方向転換路の内側溝
54 戻し通路と平行な凸部
57a 潤滑油導入用穴
58 凹部
58a 円弧状凹部
58b 円弧状凸部
59 受け溝
60 エンドキャップ
60a エンドキャップ水平部の直動方向内面(枠体側の面)
61 端脚
62 エンドキャップ水平部
63 突起
63a 方向転換路の外側溝
63b タング
63c 突起の枠体側の面
64 板状材
66 枠体との位置決め用の突起
66b 貫通穴
67 貫通穴(グリースニップル取り付け穴)
68 溶着代をなす突起
69 サイドシールとの位置決め用の凸部
601 凹部
7 サイドシール
71 貫通穴
72 タッピンネジ
8 トップカバー
81 カバー部
82 足部
83 突起
84 円弧状の凹部
91 凹部
92 凸部
T1 凸部の突出高さ
T2 溶着代をなす突起の突出高さ
W 保持ワイヤ
W1 内脚の下端部間のスライダ幅方向での最長外寸法
W2 枠体の凸部間のスライダ幅方向での最短寸法

Claims (4)

  1. 案内レールとスライダと複数個の転動体とで構成され、
    案内レールの幅方向両側面に、転動体の転動溝が形成され、
    スライダは、案内レールの幅方向両側に配置される脚部と、案内レールの厚さ方向一端側に配置されて両脚部を連結する水平部とからなるとともに、
    前記両脚部の内側面に、案内レールの転動溝に対向配置される転動溝を有し、この転動溝と案内レールの転動溝とにより転動体の転動通路が形成され、前記両脚部に転動体の戻し通路が形成され、前記両脚部にはまた、前記戻し通路と前記転動通路を連通させる方向転換路が形成され、
    前記転動通路、戻し通路、および方向転換路で構成された循環経路内を転動体が転動することにより、案内レールおよびスライダの一方が他方に対して相対的に直動する直動装置において、
    前記スライダは、直動方向両端部を成す合成樹脂製のエンドキャップと、このエンドキャップが直動方向両端に固定されるスライダ主要部とからなり、
    スライダ主要部は、エンドキャップの取り付け面をなす合成樹脂製の端面形成部材を有し、
    方向転換路は、エンドキャップに設けた外側溝と前記端面形成部材に設けた内側溝で構成され、
    エンドキャップの端面形成部材側の面または端面形成部材のエンドキャップ取り付け面に、方向転換路に潤滑油を導入する潤滑溝および溶着代をなす突起が形成され、
    エンドキャップの端面形成部材側の面または端面形成部材のエンドキャップ取り付け面の、前記突起と潤滑溝の間となる位置に、溶融した溶着代を受ける受け溝が形成され、
    前記端面形成部材とエンドキャップとの溶着により、スライダ主要部とエンドキャップとが一体化されていることを特徴とする直動装置。
  2. 案内レールとスライダと複数個の転動体とで構成され、
    案内レールの幅方向両側面に、転動体の転動溝が形成され、
    スライダは、案内レールの幅方向両側に配置される脚部と、案内レールの厚さ方向一端側に配置されて両脚部を連結する水平部とからなるとともに、
    前記両脚部の内側面に、案内レールの転動溝に対向配置される転動溝を有し、この転動溝と案内レールの転動溝とにより転動体の転動通路が形成され、前記両脚部に転動体の戻し通路が形成され、前記両脚部にはまた、前記戻し通路と前記転動通路を連通させる方向転換路が形成され、
    前記転動通路、戻し通路、および方向転換路で構成された循環経路内を転動体が転動することにより、案内レールおよびスライダの一方が他方に対して相対的に直動する直動装置において、
    前記スライダは、直動方向両端部を成す合成樹脂製のエンドキャップと、このエンドキャップが直動方向両端に固定されるスライダ主要部とからなり、
    スライダ主要部は、エンドキャップの取り付け面をなす合成樹脂製の端面形成部材を有し、
    方向転換路は、エンドキャップに設けた外側溝と前記端面形成部材に設けた内側溝で構成され、
    エンドキャップの端面形成部材側の面または端面形成部材のエンドキャップ取り付け面に、方向転換路に潤滑油を導入する潤滑溝および溶着代をなす突起が形成され、
    エンドキャップの端面形成部材側の面と端面形成部材のエンドキャップ取り付け面とのいずれか一方の面の、前記突起と潤滑溝の間となる位置に、凹部が形成され、他方の面には、前記凹部に嵌まる凸部が形成され、
    前記端面形成部材とエンドキャップとの溶着により、スライダ主要部とエンドキャップとが一体化されていることを特徴とする直動装置。
  3. 前記スライダ主要部は、前記方向転換路の内側溝に連続する合成樹脂製の戻し通路を備え、
    戻し通路の開口周囲の面またはこの面と対向するエンドキャップの面に、溶着代をなす突起が形成され、
    戻し通路の開口周囲の面またはこの面と対向するエンドキャップの面の、前記突起と戻し通路の間となる位置に、溶融した溶着代を受ける受け溝が形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の直動装置。
  4. 前記スライダ主要部は、前記方向転換路の内側溝に連続する合成樹脂製の戻し通路を備え、
    戻し通路の開口周囲の面またはこの面と対向するエンドキャップの面に、溶着代をなす突起が形成され、
    戻し通路の開口周囲の面と、この面と対向するエンドキャップの面との、いずれか一方の面の、前記突起と戻し通路の間となる位置に、凹部が形成され、他方の面には、前記凹部に嵌まる凸部が形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の直動装置。
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